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JP2020016619A - 圧力センサ - Google Patents

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JP2020016619A
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博史 東條
智久 徳田
Tomohisa Tokuda
智久 徳田
のぞみ 木田
Nozomi Kida
のぞみ 木田
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Abstract

【課題】出力値のヒステリシスが小さくなるとともに表面を保護膜で確実に覆って保護することが可能な高感度の圧力センサを提供する。
【解決手段】感圧部11を有するダイアフラム3を備える。感圧部11は、下面11a(表面と裏面とのうち一方の面)に凹部13が形成されることにより厚みが厚い領域Bと薄い領域とに分けられている。感圧部11の厚みが厚い領域Bであって、凹部13が形成されていない上面11bにピエゾ抵抗素子を含むセンサゲージ21が設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ピエゾ抵抗素子を有する圧力センサに関する。
ピエゾ抵抗式圧力センサは、圧力室の壁の一部を構成するダイアフラムと、このダイアフラムに設けられたピエゾ抵抗素子からなるセンサゲージとを備えている。この圧力センサにおいては、ダイアフラムの周辺部に発生する応力の変化をセンサゲージの抵抗値の変化として検知する。この圧力センサにおいて、感度を向上させるためには、ダイアフラムのアスペクト比(直径/厚み)を大きくして発生する応力の大きさを大きくすることが有効である。このように感度向上を図るにあたっては、ダイアフラムの全体のアスペクト比を大きくすることが好ましい。しかし、例えば特許文献1に記載されているように、ダイアフラムの一部を他の部分より薄く形成することにより部分的にアスペクト比を大きくしても実現可能である。
特許文献1に開示された圧力センサは、圧力室となる凹陥部を有するシリコン基板と、このシリコン基板に接合されて凹陥部の開口部分を閉塞するダイアフラムとを有している。このダイアフラムの感圧部には、感度向上を図るために凹部が設けられている。この凹部は、感圧部の表面と裏面とのうちシリコン基板とは反対側となる表面に段差が生じる形状に形成されている。このように凹部が形成されることによって、感圧部に部分的に厚みが薄い領域が形成されて感度向上が図られる。
この圧力センサのピエゾ抵抗素子は、上述した凹部とともに感圧部の上記表面に設けられている。
一般的に、ダイアフラムのピエゾ抵抗素子が設けられている表面は、酸化膜で覆われていることが多い。
特開平10−142086号公報
特許文献1に開示された圧力センサでは、ピエゾ抵抗素子と同一の表面上に凹部が形成されていることが原因で問題が生じる。すなわち、ダイアフラムが外力で押されて撓むときと、自らのばね力で戻るときとにおいて、ダイアフラムの表面に生じる応力が異なるようになり、圧力センサの出力値のヒステリシスが大きくなるおそれがあった。
また、この圧力センサにおいては、ダイアフラムの凹部の開口部分を覆う酸化膜に角が形成されることがあり、ダイアフラムが変形することによってこの角に応力が集中して酸化膜にクラックが生じるおそれがある。酸化膜にクラックが生じると、外来の例えばナトリウムイオンやカリウムイオンなどから圧力センサを保護することができなくなる。
さらに、特許文献1に示す圧力センサでは、感度を高くするためにダイアフラムが撓み易くなるから、過大な圧力がダイアフラムに作用したときにダイアフラムが破損するおそれがあった。
本発明の第1の目的は、出力値のヒステリシスが小さくなるとともに表面を保護膜で確実に覆って保護することが可能な高感度の圧力センサを提供することである。第2の目的は、感度が高くなる構成を採りながら、ダイアフラムが破損することを防ぐことが可能な圧力センサを提供することである。
この目的を達成するために、本発明に係る圧力センサは、感圧部を有するダイアフラムを備え、前記感圧部は、表面と裏面とのうち一方の面に凹部が形成されることにより厚みが厚い領域と薄い領域とに分けられ、前記感圧部の厚みが厚い領域であって、表面と裏面とのうち前記凹部が形成されていない面にピエゾ抵抗素子を含むセンサゲージが設けられているものである。
本発明は、前記圧力センサにおいて、前記厚みが厚い領域は、前記ダイアフラムの厚み方向から見て前記感圧部の中心と、前記中心から離間した複数の端部とを結ぶ形状に形成され、前記複数の端部は、前記ダイアフラムの厚み方向から見て前記センサゲージの形成範囲より大きく形成され、前記センサゲージは、前記複数の端部にそれぞれ設けられていてもよい。
本発明は、前記圧力センサにおいて、前記厚みが厚い領域における前記センサゲージが設けられていない部分は、前記ダイアフラムの厚み方向から見て、前記センサゲージが設けられている部分に較べて細く形成されていてもよい。
本発明は、前記圧力センサにおいて、さらに、前記ダイアフラムの前記凹部が形成されていない面に接合されたストッパ部材を備え、前記ストッパ部材は、前記感圧部と対向する部位に凹曲面によって形成された凹部を有し、前記凹部は、変形した前記感圧部に倣う形状に形成されていてもよい。
本発明は、前記圧力センサにおいて、前記ストッパ部材は、前記凹部の内外を連通する連通孔を有し、前記感圧部は、変形することにより前記厚みが厚い領域が前記連通孔と重なるように形成されていてもよい。
本発明によれば、ダイアフラムに厚みが薄い領域を形成するための凹部とセンサゲージとがダイアフラムの一方の面と他方の面とに振り分けて形成されており、センサゲージが設けられている面が平坦面になる。このため、ダイアフラムが外力で押されて撓むときと、自らのばね力で戻るときとにおいて、ダイアフラムのセンサゲージが設けられている面に生じる応力に違いが生じ難くなる。
センサゲージが設けられている面を保護膜で覆うにあたって、保護膜に角部が形成されることがなく、応力が集中することがない。このため、圧力センサの保護を十分に行うことが可能になる。
したがって、本発明によれば、出力値のヒステリシスが小さくなるとともに、表面を保護膜で確実に覆って保護することが可能な高感度の圧力センサを提供することができる。
本発明に係る圧力センサの第1の実施の形態による断面図である。 ダイアフラムの凹部側の平面図である。 第1の実施の形態による圧力センサの製造方法を説明するための断面図である。 第2の実施の形態による圧力センサの断面図である。 第2の実施の形態による圧力センサの製造方法を説明するための断面図である。 ダイアフラムの凹部側の平面図である。 厚みが厚い領域の一部を拡大して示す平面図である。 厚みが厚い領域の幅が狭い部分の位置と出力との関係を示すグラフである。 厚みが厚い領域の幅が狭い部分の位置と出力との関係を示すグラフである。 厚みが厚い領域の幅が狭い部分の幅と出力との関係を示すグラフである。 厚みが厚い領域の変形例を示すダイアフラムの平面図である。 厚みが厚い領域の変形例を示すダイアフラムの平面図である。 厚みが厚い領域の変形例を示すダイアフラムの平面図である。
(第1の実施の形態)
以下、本発明に係る圧力センサの一実施の形態を図1〜図3を参照して詳細に説明する。図1の破断位置は、図2中にI−I線によって示した位置である。
図1に示す圧力センサ1は、図1において下側に位置するベース部材2と、このベース部材2に接合されたダイアフラム3と、このダイアフラム3に接合されたストッパ部材4とを備えている。図1は、圧力センサ1の中心線Cから一側方に位置する半分のみを図示している。この圧力センサ1の構成部品を説明するにあたっては、便宜上、図1の上側に位置する面を上面といい、図1において下側に位置する面を下面という。
ベース部材2は、例えばシリコンによって板状に形成され、幅方向の中央部に凹陥部5が形成されている。ベース部材2の形状は、厚み方向から見て四角形である。
凹陥部5は、圧力センサ1内に圧力室6を形成するためにベース部材2に設けられており、ベース部材2の上面に開口している。凹陥部5の形状は、ベース部材2の厚み方向から見て円形である。このベース部材2の幅方向の中央部には、圧力室6内に被測定圧力を導入するための貫通孔7が穿設されている。
ダイアフラム3は、例えばシリコンによって板状に形成され、ベース部材2の上面2aに接合されている。このダイアフラム3は、圧力室6の壁の一部となる感圧部11と、ベース部材2に接合される接合部12とによって構成されている。感圧部11は、ダイアフラム3の厚み方向から見て、凹陥部5と同一軸線上に位置する円形に形成されている。
ダイアフラム3の感圧部11は、表面と裏面とのうち一方の面(図1においては凹陥部5と対向する下面11a)に複数の凹部13が形成されている。この実施の形態による凹部13は、図2に示すように、感圧部11の中心Pの周囲の4箇所に設けられている。
このように凹部13が感圧部11に形成されていることにより、感圧部11は、図2に示すように、凹部13と一致する領域である厚みが薄い領域Aと、凹部13が形成されていない領域である厚みが厚い領域Bとに分けられている。以下においては、厚みが薄い領域を単に薄い領域Aといい、厚みが厚い領域を単に厚い領域Bという。
凹部13は、感圧部11の下面に例えばドライエッチングを施すことによって、所定の形状、深さに形成することができる。
感圧部11の厚い領域Bは、ダイアフラム3の厚み方向から見て感圧部11の中心Pと、この中心Pから離間した複数の端部とを結ぶ形状に形成されている。この実施の形態による複数の端部は、図2において上下方向の両端部E1,E2と、左右方向の両端部E3,E4である。このため、感圧部11の厚い領域Bは、ダイアフラム3の厚み方向から見て十字状に形成されている。この実施の形態による厚い領域Bは、中心に位置する円形部14と、この円形部14から上下方向と左右方向とに延びる4本の帯状部15とによって構成されている。
帯状部15の幅(長手方向とは直交する方向であって下面11aに沿う方向の幅)は、円形部14から離れるにしたがって次第に広くなっている。
図1に示すように、感圧部11の厚い領域Bであって、表面と裏面とのうち凹部13が形成されていない面(図1においては上面11b)には、ピエゾ抵抗素子を含むセンサゲージ21が設けられている。このセンサゲージ21は、図2に示すように、上述した4箇所の端部E1〜E4にそれぞれ設けられている。4箇所の端部E1〜E4は、ダイアフラム3の厚み方向から見てセンサゲージ21の形成範囲より大きく形成されている。
センサゲージ21が形成されている部分を含めてダイアフラム3の上面3aには、図示してはいないが、酸化膜などの保護膜が設けられている。
ストッパ部材4は、例えばシリコンによって板状に形成され、ダイアフラム3の上面3aに接合されている。
このストッパ部材4は、ダイアフラム3の感圧部11と対向する部位に凹曲面によって形成された凹部22を有している。
凹部22は、ストッパ部材4の厚み方向から見て円形に形成されている。また、凹部22を構成する凹曲面は、いわゆる非球面で、ダイアフラム3の感圧部11が圧力室6内の圧力によって押されて変形したときの感圧部11に倣う形状に形成されている。このため、感圧部11は、圧力室6内の圧力で押されて変形することによって、その上面11bの全域が凹部22の凹曲面に密着するようになる。このような凹部22は、例えばドライエッチングによって形成することができる。
ストッパ部材4の幅方向の中央部には、凹部22の内外を連通する連通孔23が穿設されている。この圧力センサ1を使用するときに凹部22内に気体や流体が入る場合には、この気体や液体が凹部22の容積変化に伴って連通孔23を通るようになる。
感圧部11が凹部22の凹曲面に密着する状態においては、感圧部11の中央部、すなわち厚い領域Bの円形部14が連通孔23と重なる。円形部14は、ダイアフラム3の厚み方向において、連通孔23より大きいから、上述したように感圧部11が凹曲面に密着するときには連通孔23の開口部分を覆うようになる。
次に、この実施の形態による圧力センサ1の製造方法を図3(A)〜(D)を用いて詳細に説明する。
圧力センサ1を製造するためは、先ず、図3(A)に示すように、ダイアフラム3の母材であるシリコンウェハ31の上面31aにセンサゲージ21を形成し、このシリコンウェハ31の上面31aにストッパ部材4を接合する。なお、図示してはいないが、センサゲージ21に接続する配線は、ストッパ部材4がシリコンウェハ31に接合される以前にシリコンウェハ31の上面31aに形成される。シリコンウェハ31の上面31aには、センサゲージ21や配線が設けられた後に酸化膜などの保護膜が設けられる。
次に、シリコンウェハ31の下面31bを研削し、図3(B)に示すように、シリコンウェハ31から薄いダイアフラム3を形成する。この研削加工は、ストッパ部材4を介してシリコンウェハ31を支持した状態で行うことができる。その後、図3(C)に示すように、ダイアフラム3の下面3bに複数の凹部13を形成する。このように凹部13が形成された後、図3(D)に示すように、ダイアフラム3の下面3bにベース部材2を接合することによって、圧力センサ1が完成する。
このように構成された圧力センサ1においては、ダイアフラム3に複数の薄い領域Aが設けられているために感度が高くなる。また、ダイアフラム3に薄い領域Aを形成するための凹部13とセンサゲージ21とがダイアフラム3の一方の面(感圧部11の下面11a)と他方の面(感圧部11の上面11b)とに振り分けて形成されている。このため、ダイアフラム3が外力で押されて撓むときと、自らのばね力で戻るときとにおいて、センサゲージ21が設けられている感圧部11の上面11bに生じる応力に違いが生じ難くなる。
センサゲージ21が設けられている感圧部11の上面11bは、平坦面によって形成されているから、この上面11bを保護膜で覆うにあたって、保護膜に角部が形成されることがなく、応力が集中することがない。このため、圧力センサ1の保護を十分に行うことが可能になる。
したがって、この実施の形態によれば、出力値のヒステリシスが小さくなるとともに、表面を保護膜で確実に覆って保護することが可能な高感度の圧力センサを提供することができる。
この実施の形態によるダイアフラム3の厚みが厚い領域Bは、ダイアフラム3の厚み方向から見て感圧部11の中心Pと、この中心Pから離間した複数の端部E1〜E4とを結ぶ形状に形成されている。複数の端部E1〜E4は、ダイアフラム3の厚み方向から見てセンサゲージ21の形成範囲より大きく形成されている。センサゲージ21は、複数の端部E1〜E4にそれぞれ設けられている。
このため、複数のピエゾ抵抗素子を使用して圧力を高い精度で検出可能な圧力センサを提供することができる。
この実施の形態による圧力センサ1は、ダイアフラム3の上面3a(凹部13が形成されていない面)に接合されたストッパ部材4を備えている。ストッパ部材4は、感圧部11と対向する部位に凹曲面によって形成された凹部22を有している。凹部22は、変形した感圧部11に倣う形状に形成されている。
このため、ダイアフラム3の感圧部11に圧力室6側から過大な圧力が加えられた場合は、感圧部11がストッパ部材4の凹部22に密着し、それ以上の感圧部11の変形が規制される。したがって、感度が高くなる構成を採りながら、ダイアフラム3が破損することを防ぐことが可能な圧力センサを提供することができる。
この実施の形態によるストッパ部材4は、凹部13の内外を連通する連通孔23を有している。ダイアフラム3の感圧部11は、この感圧部11が変形することにより厚い領域B(円形部14)が連通孔23と重なるように形成されている。感圧部11が変形して凹部22の凹曲面に密着する状態においては、感圧部11における連通孔23と重なる部分がストッパ部材4によって支えられない状態となる。しかし、感圧部11において連通孔23と重なる部分は、厚い領域Bであるから、連通孔23内に不必要に入り込むようなことはない。したがって、連通孔23を有しているにもかかわらず、感圧部11の過度の変形を阻止することができる。
(第2の実施の形態)
本発明に係る圧力センサは、図4および図5に示すように、第1の実施の形態で示したストッパ部材を使用することなく実現することができる。図4および図5において、図1〜図3によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。
図4に示す圧力センサ41は、ベース部材2と、このベース部材2の上面2aに接合されたダイアフラム3とによって構成されている。ダイアフラム3は、第1の実施の形態を採るときと較べて上下方向を逆にした状態でベース部材2に接合されている。
この実施の形態による凹部13は、ダイアフラム3の上面3aに形成されている。ピエゾ抵抗素子を含むセンサゲージ21は、ダイアフラム3の下面3bに設けられている。凹部13と同一位置にある厚みが薄い領域Aの構成と、凹部13が形成されていない厚みが厚い領域Bの構成は、第1の実施の形態を採るときと同一である。
この圧力センサ41を製造するためには、先ず、図5(A)に示すように、シリコンウェハ31の下面31bにセンサゲージ21と図示していない配線および保護膜などを形成し、このシリコンウェハ31の下面31bにベース部材2を接合する。そして、シリコンウェハ31の上面31aを研削し、図5(B)に示すようにダイアフラム3を形成する。しかる後、図5(C)に示すように、ダイアフラム3の上面3aに凹部13を形成する。このように凹部13が形成されることによって圧力センサ41が完成する。
この実施の形態においても、ダイアフラム3の感圧部11の一方の面(上面11b)に凹部13が形成されて他方の面(下面11a)にセンサゲージ21が設けられているから、第1の実施の形態を採る場合と同様に、出力値のヒステリシスが小さくなるとともに、表面を保護膜で確実に覆って保護することが可能な高感度の圧力センサを提供することができる。
(第3の実施の形態)
ダイアフラムの感圧部の厚い領域は、図6および図7に示すように形成することができる。図6および図7において、図1〜図3によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。
図6に示すダイアフラム3の感圧部11には、ダイアフラム3の厚み方向から見て十字状に厚い領域Bが形成されている。この厚い領域Bの4本の帯状部15は、センサゲージ21が設けられている外側部分15aと、センサゲージ21が設けられていない内側部分15bとで幅が異なっている。すなわち、センサゲージ21が設けられていない内側部分15bは、ダイアフラム3の厚み方向から見て、センサゲージ21が設けられている外側部分15aに較べて細く形成されている。外側部分15aと内側部分15bとの境界部分は、傾斜面によって形成されている。
このように帯状部15の内側部分15bを外側部分15aより細く形成して圧力センサ1の出力を測定する実験を行ったところ、内側部分15bの形状や大きさに応じて出力が変わることが判った。
この実験は、図7に示すように、長さL1,L2、幅H1,H2を定めて行った。長さL1は、感圧部11の中心Pからの内側部分15bの長さである。長さL2は、感圧部11の中心Pから外側部分15aの最も内側となる位置までの長さである。内側部分15bの幅H1は、内側部分15bの幅の1/2である。幅H2は、外側部分15aの幅の1/2である。この実験は、幅H2を一定として行った。
出力が最大になるときの長さL1は、図8に示すように、0に近いことが判った。長さL1が0である場合(内側部分15bが形成されていない場合)は、出力が増大することはない。
出力が最大になるときの長さL2は、図9に示すように、0に近く、出力が最大になる長さL1より僅かに長いことが判った。
出力が最大になるときの幅H1は、図10に示すように、最大幅と最小幅との間に存在することが判った。
したがって、帯状部15のセンサゲージ21が設けられていない内側部分15bをセンサゲージ21が設けられている外側部分15aに較べて細く形成することにより、ダイアフラム3で発生する応力を最大化することができ、圧力センサ1の出力を最大にすることができる。
(ダイアフラムの変形例)
ダイアフラム3の感圧部11の厚い領域Bの形状は、適宜変更することが可能である。帯状部15は、例えば図11〜図13に示すように形成することができる。
図11に示す厚い領域Bは、ダイアフラム3の厚み方向から見て十字状に形成されている。この厚い領域Bを構成する4本の帯状部15は、形成範囲の全域にわたって幅が一定になるように形成されている。
図12に示す厚い領域Bは、ダイアフラム3の厚み方向から見てI字状に形成されている。
図13に示す厚い領域Bは、ダイアフラム3の厚み方向から見てL字状に形成されている。
厚い領域Bを図11〜図13に示すように形成したとしても、上述した各実施の形態を採る場合と同様に、出力値のヒステリシスが小さくなるとともに、表面を保護膜で確実に覆って保護することが可能な高感度の圧力センサが得られる。
1…圧力センサ、3…ダイアフラム、4…ストッパ部材、11…感圧部、11a…下面(一方の面)、11b…上面(凹部が形成されていない面)、13…凹部、15a…外側部分(センサゲージが設けられている部分)、15b…内側部分(センサゲージが設けられていない部分)、21…センサゲージ、23…連通孔、A…厚みが薄い領域、B…厚みが厚い領域、E1〜E4…端部。

Claims (5)

  1. 感圧部を有するダイアフラムを備え、
    前記感圧部は、表面と裏面とのうち一方の面に凹部が形成されることにより厚みが厚い領域と薄い領域とに分けられ、
    前記感圧部の厚みが厚い領域であって、表面と裏面とのうち前記凹部が形成されていない面にピエゾ抵抗素子を含むセンサゲージが設けられていることを特徴とする圧力センサ。
  2. 請求項1記載の圧力センサにおいて、
    前記厚みが厚い領域は、前記ダイアフラムの厚み方向から見て前記感圧部の中心と、前記中心から離間した複数の端部とを結ぶ形状に形成され、
    前記複数の端部は、前記ダイアフラムの厚み方向から見て前記センサゲージの形成範囲より大きく形成され、
    前記センサゲージは、前記複数の端部にそれぞれ設けられていることを特徴とする圧力センサ。
  3. 請求項2記載の圧力センサにおいて、
    前記厚みが厚い領域における前記センサゲージが設けられていない部分は、前記ダイアフラムの厚み方向から見て、前記センサゲージが設けられている部分に較べて細く形成されていることを特徴とする圧力センサ。
  4. 請求項1ないし請求項3のうちいずれか一つに記載の圧力センサにおいて、
    さらに、前記ダイアフラムの前記凹部が形成されていない面に接合されたストッパ部材を備え、
    前記ストッパ部材は、前記感圧部と対向する部位に凹曲面によって形成された凹部を有し、
    前記凹部は、変形した前記感圧部に倣う形状に形成されていることを特徴とする圧力センサ。
  5. 請求項4記載の圧力センサにおいて、
    前記ストッパ部材は、前記凹部の内外を連通する連通孔を有し、
    前記感圧部は、変形することにより前記厚みが厚い領域が前記連通孔と重なるように形成されていることを特徴とする圧力センサ。
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