JP2019215753A - 印刷システム、印刷装置と情報処理装置及びその制御方法、並びにプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザが複数のホットフォルダを使用する場合、フォルダ間の移動の手間を要するという課題がある。【解決手段】ウェブブラウザを利用可能な情報処理装置と、前記情報処理装置から前記ウェブブラウザを介してアクセス可能なフォルダを提供する印刷装置とを有する印刷システムであって、印刷装置は、ホットフォルダに対応する印刷設定を前記情報処理装置から受信して記憶し、ホットフォルダ画面で当該ホットフォルダに対する印刷対象ファイルの投入を前記情報処理装置から受け付けると、前記印刷対象ファイルを前記記憶手段に記憶されている前記印刷設定に従って印刷する。情報処理装置は、ホットフォルダ画面への前記印刷対象ファイルの投入に応じて、当該印刷対象ファイルを前記印刷装置に送信し、またホットフォルダ画面を介して、ユーザのホットフォルダを1つの画面に集めて表示する機能に関連する指示がなされると、当該指示を印刷装置に送信する。【選択図】 図3
Description
本発明は、印刷システム、印刷装置と情報処理装置及びその制御方法、並びにプログラムに関する。
従来、プリンタ等の画像形成装置に対して印刷処理を実行させるために、クライアント装置にホットフォルダを用意し、そのホットフォルダに印刷対象ファイルが格納すると、自動的にプリンタに印刷ジョブを送信して印刷させることが知られている。これにより、クライアント装置のユーザは、印刷対象ファイルを格納するという操作という比較的簡易な操作によって印刷を指示することができる。従って、例えば大量の印刷データ(ファイル)を同一の印刷設定で印刷するように指示する場合、プリンタドライバ等のアプリケーションを用いて個別のファイルをオープンして印刷指示するといった煩雑さからユーザを解放できる。
更に、近年では上述したホットフォルダがクライアント装置で動作するアプリケーションとしてではなく、プリンタ等の画像形成装置の機能として、同等の機能を供する仕組み、即ち、機器内蔵ホットフォルダも知られている。機器内蔵ホットフォルダは、画像形成装置が備えるファイルシステム並びにファイルサーバが、外部のクライアント装置に対して共有フォルダを公開し、その共有フォルダに対してクライアント装置が印刷対象ファイルを格納することにより印刷を実行する仕組みである。機器内蔵ホットフォルダは、クライアント装置で動作するホットフォルダと同等の操作性、利便性を享受しつつ、更なる利便性をユーザに提供することができる。第一に、クライアント装置に対してホットフォルダ機能を実現するためのアプリケーションをインストールする必要がない。第二に、画像形成装置が所有するファイルシステムにアクセスする仕組みさえ備えていれば、オペレーティングシステムに依存しない印刷環境を実現できる。第三に、ホットフォルダの印刷設定は画像形成装置に保持されるため、個々のクライアント装置で個別に保持もしくは管理する必要がない。
このように機器内蔵ホットフォルダには上述したメリットがある一方、ユーザに利便性を提供する上で更なる課題が存在する。具体的には以下のような課題である。
従来技術における機器内蔵ホットフォルダの仕組みでは、管理者等が設定したホットフォルダを複数のユーザで使用したり、複数のユーザが1つの機器に対し、それぞれの都合によってホットフォルダを作成したりする場合が想定される。そのため、複数のホットフォルダを使用する場合、フォルダ間の移動の手間を要するという課題が考えられる。また、ファイル送信のプロトコルとして、Server Message Block(SMB)、File Transfer Protocol(FTP)、Web−based Distributed Authoring and Versioning(WebDAV)などが挙げられる。しかし、プロトコルによっては、フォルダのショートカット機能などをユーザごとに自由に設定するのが困難なものもある。また、クライアント装置のオペレーティングシステム(OS)によって、ユーザごとのカスタマイズ性が制限される場合もある。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点の少なくとも一つを解決することにある。
本発明の目的は、機器内蔵ホットフォルダの表示方法をユーザごとにカスタマイズできる技術を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る印刷システムは以下のような構成を備える。即ち、
ウェブブラウザを利用可能な情報処理装置と、前記情報処理装置から前記ウェブブラウザを介してアクセス可能なフォルダを提供する印刷装置とを有する印刷システムであって、
前記印刷装置は、機器内蔵ホットフォルダ機能を有する印刷装置であって、
ホットフォルダに対応する印刷設定を前記情報処理装置から受信して記憶する記憶手段と、
前記ホットフォルダに対する印刷対象ファイルの投入を前記情報処理装置から受け付けると、前記印刷対象ファイルを前記記憶手段に記憶されている前記印刷設定に従って印刷する印刷制御手段と、を有し、
前記情報処理装置は、
前記印刷装置からの画面情報に基づいて画面を表示する表示手段と、
ホットフォルダ画面への前記印刷対象ファイルの投入に応じて、当該印刷対象ファイルを前記印刷装置に送信する第1送信手段と、
前記ホットフォルダ画面を介して、ユーザのホットフォルダを1つの画面に集めて表示する機能に関連する指示がなされると、当該指示を前記印刷装置に送信する第2送信手段と、を有し、
前記印刷装置は、前記第2送信手段により送信される前記指示に応じて、前記表示手段により表示される画面情報を前記情報処理装置に送信することを特徴とする。
ウェブブラウザを利用可能な情報処理装置と、前記情報処理装置から前記ウェブブラウザを介してアクセス可能なフォルダを提供する印刷装置とを有する印刷システムであって、
前記印刷装置は、機器内蔵ホットフォルダ機能を有する印刷装置であって、
ホットフォルダに対応する印刷設定を前記情報処理装置から受信して記憶する記憶手段と、
前記ホットフォルダに対する印刷対象ファイルの投入を前記情報処理装置から受け付けると、前記印刷対象ファイルを前記記憶手段に記憶されている前記印刷設定に従って印刷する印刷制御手段と、を有し、
前記情報処理装置は、
前記印刷装置からの画面情報に基づいて画面を表示する表示手段と、
ホットフォルダ画面への前記印刷対象ファイルの投入に応じて、当該印刷対象ファイルを前記印刷装置に送信する第1送信手段と、
前記ホットフォルダ画面を介して、ユーザのホットフォルダを1つの画面に集めて表示する機能に関連する指示がなされると、当該指示を前記印刷装置に送信する第2送信手段と、を有し、
前記印刷装置は、前記第2送信手段により送信される前記指示に応じて、前記表示手段により表示される画面情報を前記情報処理装置に送信することを特徴とする。
本発明によれば、ユーザが所望するホットフォルダを容易に選択して印刷を指示できるので、ホットフォルダの利便性を高めることが可能となる。
本発明のその他の特徴及び利点は、添付図面を参照とした以下の説明により明らかになるであろう。尚、添付図面においては、同じ若しくは同様の構成には、同じ参照番号を付す。
添付図面は明細書に含まれ、その一部を構成し、本発明の実施形態を示し、その記述と共に本発明の原理を説明するために用いられる。
実施形態に係る印刷システムを説明する図。
実施形態に係る機器内蔵ホットフォルダ機能を利用するクライアント装置、並びにそのユーザ、機器内蔵ホットフォルダ機能を提供する複合機との間の処理の流れを示すシーケンス図。
実施形態に係るホットフォルダ印刷システムの機能構成を示す図。
実施形態に係る複合機のハードウェア構成を説明するブロック図(A)と、実施形態に係る複合機のプログラムを説明する図(B)。
実施形態に係るクライアント装置のハードウェア構成を説明するブロック図(A)、実施形態に係るクライアント装置が有するプログラムの構成を例示する図(B)。
図10Aの操作によって作成された印刷設定が、クライアント装置から複合機に送信されるときの情報の一例を示す図。
実施形態に係るクライアント装置から複合機に送信されるMyPageにホットフォルダを追加することを要求するリクエストデータの一例を示す図(A)と、複合機から返却されたMyPageの表示に関するhtmlデータの一例を示す図(B)。
実施形態に係る複合機が管理しているMyPage管理テーブルの一例を示す図。
実施形態に係るクライアント装置のウェブブラウザ画面に表示される機器内蔵ホットフォルダ機能画面の一例を示す図。
実施形態に係るクライアント装置のウェブブラウザ画面に表示される機器内蔵ホットフォルダ機能画面の一例を示す図。
図9B(B)の画面でジョブ設定作成ボタンが指示された後に表示され、かつ複合機の機器内蔵ホットフォルダを利用するための画面を表示するまでのウェブブラウザ画面の遷移を説明する図。
図9B(B)の画面でジョブ設定作成ボタンが指示された後に表示され、かつ複合機の機器内蔵ホットフォルダを利用するための画面を表示するまでのウェブブラウザ画面の遷移を説明する図。
実施形態に係る複合機で作成された機器内蔵ホットフォルダのファイル構成の一例を示す図。
機器内蔵ホットフォルダのファイルの階層を説明する図。
実施形態に係るクライアント装置で動作するウェブブラウザが図10B(A)の画面を表示しているときに、印刷対象ファイルをフォルダ種識別領域にドラッグアンドドロップ等の操作によって配置した直後に遷移する画面の一例を示す図。
ウェブブラウザ画面の遷移を説明する図。
実施形態に係るクライアント装置で動作するウェブブラウザが表示する、所望のホットフォルダを1つのページに集めて表示するMyPage機能における画面例を示す図。
実施形態に係るクライアント装置で動作するウェブブラウザが表示する、所望のホットフォルダを1つのページに集めて表示するMyPage機能における画面例を示す図。
実施形態に係るクライアント装置で動作するウェブブラウザが表示する、所望のホットフォルダを1つのページに集めて表示するMyPage機能における画面例を示す図。
実施形態に係るクライアント装置で動作するウェブブラウザが表示する、所望のホットフォルダを1つのページに集めて表示するMyPage機能における画面例を示す図。
実施形態に係るクライアント装置でユーザが機器内蔵ホットフォルダの機能の利用を指示したときのクライアント装置の処理を説明するフローチャート。
実施形態に係るクライアント装置でユーザが機器内蔵ホットフォルダの機能の利用を指示したときのクライアント装置の処理を説明するフローチャート。
実施形態に係る複合機の処理を説明するフローチャート。
実施形態に係る複合機の処理を説明するフローチャート。
図15AのS1510の印刷ジョブの生成処理の詳細を説明するフローチャート。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
図1は、実施形態に係る印刷システムを説明する図である。
実施形態では画像形成装置の一例として複合機101(MFP:Multifunction Peripheral)を、情報処理装置であるクライアント装置の一例としてPC、携帯端末を例に説明する。複合機101とPC102,103は、ネットワーク100を介して通信可能に接続されている。PC102及びPC103は、異なるオペレーティングシステムによって動作するシステムであっても構わない。或いは、同一オペレーティングシステムの異なるバージョンによるシステムであっても構わない。実施形態では、このような、クライアント装置のアプリケーション実行環境の種別が混在した印刷システム環境を想定している。
更に、ネットワーク100には、無線LANアクセスポイント105が接続されている。この無線LANアクセスポイント105には、携帯端末104や、図示しないその他様々な種類の機器と無線LANによって通信可能なよう構成される。換言すれば、実施形態では、携帯端末104等のような種類のデバイスも、PC102,PC103と同列にクライアント装置として、以下に説明する印刷環境が提供される。このような携帯端末104は、急速に普及が進み、かつ製品の多様化も著しい。また、このような携帯性の高い端末の普及に伴い、例えば同図に示すネットワーク100上に配置された複合機101に対して印刷を要望するユーザのクライアント装置は、パブリック環境から持ちこまれた装置である場合なども想定されうる。
次にクライアント装置であるPC102,PC103、携帯端末104について説明する。以下、PC102,PC103、携帯端末104を総称するときはクライアント装置とする。
PC102,103は、印刷ジョブを投入するアプリケーションプログラム等の各種のプログラムを実行できる。しかしながら実施形態においては、これら印刷用アプリケーションプログラムがインストールされていないことを前提としている。換言すれば実施形態では、クライアント装置は、各々の環境上に供される印刷用アプリケーションプログラムを有していない。但し、近代的なオペレーティングシステムが通常有しているネットワークファイル共有手段及び、ウェブブラウザ等のウェブ情報アクセス手段は有していることを前提としている。クライアント装置は、上述のウェブ情報アクセス手段を利用することにより、ネットワーク100上に接続された機器との間で相互にウェブ経由での情報の送受信、共有機能を利用することができる。従って、クライアント装置は複合機101に対してウェブ情報アクセス手段を利用して、印刷対象ファイルを含む各種データを送受信することが可能である。
図2は、実施形態に係る機器内蔵ホットフォルダの機能を利用するクライアント装置、並びにそのユーザ、機器内蔵ホットフォルダ機能を提供する複合機101間の処理の流れを示すシーケンス図である。
ユーザ201は、クライアント装置のユーザ、即ち、実施形態に係る機器内蔵ホットフォルダ機能の利用者である。以下、ユーザ201、クライアント装置、複合機101の各々のシステム内で、ホットフォルダ機能をユーザ201に提供する際に、これらシステム間で送受信される制御のフローを示す。但し、各システム内において複数のサブシステムが相互に作用しながら処理する必要がある場合には、それらのサブシステムのレベルでフローを説明する。
ユーザ201のサブシステムは、ユーザ操作202である。これはユーザが、図2に示す一連のフローを実現するために、操作部203であるウェブラウザ555(図5)が供する画面を介して指示した操作の内容、並びにその操作の結果、発生するフローの関連を示す。操作部203は、クライアント装置が備えるウェブラウザ555が供する画面の操作によって実行される、ウェブブラウザの画面遷移、並びに複合機101とのデータ送受信、JAVA(登録商標)スクリプト等のプログラムの実行処理を行うサブシステムである。
複合機101は、3つのサブシステムに分解される。即ち、ウェブサーバ204、ファイルシステム205、プリント制御206の3つのサブシステムである。ウェブサーバ204は、機器内蔵ホットフォルダに関するウェブページ情報を提供する。ウェブサーバ204は、ウェブサーバプログラム455(図4)をCPU405(図4)が実行することで実現される。ファイルシステム205は、複合機101が有するHDD409(図4)に格納される共有フォルダやファイルを外部装置に公開するための処理を実行する。ファイルシステム205は、ファイルシステムサーバ454(図4)をCPU405が実行することで実現される。
ユーザはS201において、操作部203であるウェブブラウザ555に対し、操作の開始を指示する。具体的には、特定のウェブアドレスを入力し、開始ボタンを押下して、指定された画面に遷移する指示を行う。S202では、S201の指示を受けて、操作部203は複合機101が備えるウェブサーバ204にアクセスする。このアクセスを受けて、ウェブサーバ204は、そのアクセスを行ったユーザ201のユーザ認証処理を実行する。この認証処理には、ユーザ201から、操作部203に対する認証情報の入力処理等のフローが厳密には発生するが、同図では省略しており、認証処理が正しく行われた状態を想定し、更に次のフローを説明する。
S203で、操作部203に表示するための、特定フォルダのディレクトリ情報を取得するために、ウェブサーバ204がファイルシステム205に問い合わせを行う。S204で、その結果としてディレクトリ情報が、ファイルシステム205からウェブサーバ204に返却される。ウェブサーバ204は、このディレクトリ情報に基づいて、操作部203に、ユーザ201が視認できる画像を表示するための画像情報(ページ情報)を作成する。そして、S205で、そのページ情報を操作部203に送信する。操作部203は、そのページ情報に基づき、画面の生成及び表示を行い、S206で、ユーザ201に画像として提示する。尚、継続するフローで、ホットフォルダの作成、即ち、印刷設定ファイルの作成並びに格納の処理を説明する都合上、S203で問い合わせた対象ディレクトリは、ホットフォルダではない、通常のフォルダに対して行われた場合を想定し、以下フローの説明を継続する。
ユーザがその後実行する処理として、ホットフォルダの作成処理を指示した場合、S207で、そのホットフォルダに紐づける印刷機能の設定を行う。この印刷処理の設定は、その設定用に設けられたウェブ画面情報を操作部203がウェブサーバ204から読み込んだ状態でユーザ201が操作する。この設定画面に対応するウェブ画面情報の取得、並びに作成・画像情報の生成処理は、S201からS206で示したユーザ201、操作部203、ウェブサーバ204との間のフローと基本的には同等であるため、その説明を割愛する。
こうしてS207でユーザが行った操作指示を操作部203が受信するとS208で、操作部203はウェブサーバ204に対して、ユーザ201が選択したホットフォルダに紐づける印刷設定情報を送信する。これによりウェブサーバS204は、受信した印刷設定情報を、印刷設定ファイルとしてファイル形式で格納する。このときフォーマット変換を実施した後、S209で、指定されたディレクトリに対して、その印刷設定ファイルを格納する。図2のフローがこの段階まで実行された結果、S203で問い合わせのあった特定フォルダが、印刷用途としての機能を提供するホットフォルダに変更されたことになる。
このようにS209までの処理が実行された状態で、S210で、ユーザ201が、印刷対象ファイルを投入する操作を操作部203に対して実行する。これにより操作部203は、ユーザ201が印刷ファイルの投入指示を行ったことを検知し、更に後続のフローを実行する。即ち、S211で操作部203は、印刷対象ファイルと、印刷指示が行われた際のフォルダパス情報を、ウェブサーバ204に送信する。これによりウェブサーバ204は、S211で受信した印刷対象ファイルと、印刷指示が行われた際のフォルダパス情報に基づき、更なる処理フローを実行する。具体的には、まずS212で、印刷対象ファイルをファイルシステム205の所定フォルダに格納する。これと同時にS213で、プリント制御206に対して、印刷対象ファイルの着信、即ち、印刷要求があったことを通知する。これによりプリント制御206は、S213の通知をトリガとして、複合機101が備える、図4に示した各部を制御することによって印刷処理を実行する。このときS214で、プリント制御206は、印刷対象ファイルと、S209でホットフォルダに対応付けて格納した印刷設定ファイルを要求する。次にS215でプリント制御206は、これらを取得する。この段階で印刷対象ファイル並びに、そのファイルをプリント制御206が印刷処理する際に適用する印刷設定の双方が揃ったことになる。従ってS216で、印刷処理を実行する。こうして印刷処理が完了するとS217でユーザは、S210で投入した印刷対象ファイルを、S207で作成した印刷設定条件に基づいて印刷した印刷物を得ることができる。
上記に示した処理の内、S201〜S206において、ユーザごとにカスタマイズ可能な表示方法を提供することで、S210においてユーザが印刷対象ファイルを投入する操作での一連の処理の利便性を高めることができる。これにより、課題で述べた従来技術における機器内蔵ホットフォルダが有していた課題を解消することができる。
即ち、従来技術では、印刷対象ファイルの検知を、ファイルシステムに対する一定間隔周期による検査により実行した。そのために、印刷対象ファイルの配置から、印刷データの検出、並びに印刷処理の実行までに遅延を生じるか、もしくは過度なシステム負荷の増大を招く恐れがあった。
これに対して実施形態では、印刷対象ファイルの配置は、操作部であるウェブブラウザ並びにウェブサーバとの間のリクエスト送受信処理、即ち、イベント駆動により、ファイルの配置を検出している。これにより従来技術が有する課題を解消し、更に利便性の高い機器内蔵ホットフォルダ機能を提供できる。
以上が、実施形態におけるホットフォルダ機能の使用に伴うシステムフローに関する説明である。
次に、印刷システムのシステム構成について説明する。
図3は、実施形態に係るホットフォルダ印刷システムの機能構成を示す図である。図3に示すように印刷システムは、複数の機能モジュールの集合で表すことができる。各モジュールはハードウェアで実現してもよいし、ソフトウェアで実現してもよい。また、一部の機能モジュールを外部サーバ(不図示)に配置し、この外部サーバと通信することで機能を実現してもよい。尚、図2と共通する箇所は同じ参照番号を使用して、それらの説明を省略する。
印刷システムは、前述した操作部203、ウェブサーバ204、ファイルシステム205、プリント制御206、印刷部314、認証部304等を備える。
操作部203は、UI部301、ブラウザアプリ部302、リモートファイルシステム部303を含む。
UI部301は、画像情報の表示ならびにデータの入出力指示、操作指示を受け付ける手段を提供するために設けられた機能部である。ユーザの操作内容は、ブラウザアプリ部302やリモートファイルシステム部303に反映される。
ブラウザアプリ部302は、UI部301上のウィンドウ画面にウェブコンテンツを表示することによって画面情報を提示する機能部である。ブラウザアプリ部302は、後述するウェブサーバ204と情報の送受信処理を行う。ブラウザアプリ部302からUI部301には主に画面情報が提供される。
リモートファイルシステム部303は、クライアント装置が備えるファイルシステム機能を用いて複合機101内のフォルダおよびファイルを操作するための機能部である。リモートファイルシステム部303は、共有設定部310の設定情報に基づくアクセス権限のもと、ファイル管理部311にアクセスし各種操作を行う。リモートファイルシステム部303と共有設定部310の間では共有設定情報のやり取りが行われる。なお、リモートファイルシステム機能を利用すると具体的には次のような操作が可能である。フォルダの階層の情報、パスの情報、フォルダ配下のサブフォルダやファイルのリスト情報取得、フォルダ作成/削除処理、ファイルの作成/削除処理等のファイルシステム由来の処理の実行。
また、リモートファイルシステム部303の機能を用いて、ファイル管理部311の管理下にあるフォルダにファイルを投入してもよい。例えば、PDF形式のファイル等の印刷ファイルをホットフォルダに投入してもよい。また、共有フォルダ内にJDF形式のファイルを投入し、ホットフォルダとして利用可能にしてもよい。但し、実施形態では、ウェブページを用いたホットフォルダの利用方法について着目して説明する。そのため、ファイルシステムを用いたホットフォルダ機能の利用方法については詳細な説明を省略する。
ファイルシステム部205は、複合機101が提供する共有フォルダならびにファイルを外部装置に公開するための処理を実行する機能部である。即ち、シェアフォルダ、共有フォルダの管理を行う機能部である。ファイルシステム部205は、共有設定部310、ファイル管理部311を備える。ファイル管理部311は、複合機101内の記憶領域に設けられたフォルダやファイルを管理する機能部である。ファイル管理部311は記憶領域に対してファイルの読み書きを行う。共有設定部310は、ファイル管理部311で管理されるフォルダ・ファイルに対してのアクセス権限設定を取り扱う機能部である。なお、アクセス権限はユーザ毎に設定することができる。
ウェブサーバ204は、複合機101のウェブサービスを外部装置に対して提供する機能部である。ウェブサーバ204は、外部装置からの各種要求(リクエスト)を受信し、かつその内容に応じた処理を実行した結果をページ情報という形で外部装置に返却する一連の処理を実行する。ウェブサーバ204は、レスポンス生成部306、データ転送部307、通知部309を含む。
レスポンス生成部306は、クライアント装置(外部装置)のブラウザアプリ部302からページ更新に関わるリクエストを受信した場合に処理を実行する機能部である。レスポンス生成部306は、リクエスト内容に基づいて送信するページ情報を決定し、ブラウザアプリ203に送信する。
データ転送部307は、ブラウザアプリ部302を経由して送信されてきたデータの処理を実行する機能部である。データ転送部307は、ブラウザアプリ部302からPDFファイル312を取得し、データ取得部327に転送する。データ転送部307は、ブラウザアプリ部302から印刷設定情報を取得し、データ取得部327に転送する。
通知部309は、リクエストの受信をトリガとして、ホットフォルダ機能部321と情報のやり取りを行う機能部である。例えば、ブラウザアプリ部302を経由して印刷ファイル(PDFファイル312)が送信されてきた場合、即ち、ホットフォルダ印刷のリクエストが来た場合、ホットフォルダ印刷のリクエストをホットフォルダ機能部321に通知する。また通知部309は、印刷処理やフォルダ階層移動処理、ならびにそれらに付随する描画情報の生成、返信処理等の一連の処理の実行タイミングを制御する。通知部324から画像更新のレスポンスが来ると、通知部309は、ページ生成部にページ生成を要求する。
また、ウェブサーバ204は、認証部304と連動することで、ウェブサービス利用の許可・不許可を切り替えることができる。即ち、ウェブサービスに対するユーザのアクセス制御を実現することができる。
認証部304は、ウェブサーバ204から認証情報が送信されてきた場合に処理を行う機能部である。認証部304は、ブラウザアプリ部302から認証情報(ユーザ名、パスワード)が送信されてくると、この認証情報をユーザDB305で照合する。ユーザDB305は、複合機101の記憶領域に格納されている。ユーザDB305には複数のユーザ名が管理されており、ユーザ名に紐づけてパスワードが設定されている。認証部304は、取得したユーザ名と一致するユーザ名がユーザDBにあるか否かを検索する。そして、一致するユーザ名があった場合は、取得したパスワードとユーザDBに記憶されたパスワードが一致するか否かを判定する。ユーザ名とパスワードの両方が一致すれば認証成功の通知をウェブサーバ204に通知する。いずれか一方でも一致しなければ認証失敗の通知をウェブサーバ204に通知する。そして、ウェブサーバ204は、認証成功を受信すると、ウェブサーバ204により提供されるウェブサービスの利用をユーザに許可する。即ち、ウェブサーバ204は、ユーザにホットフォルダ機能の利用を許可する。
印刷部314は、シートに画像を形成する画像形成処理(印刷処理)に関する制御を行う機能部である。印刷部314により出力された成果物はユーザ201に提供される。
プリント制御206は、印刷部314を制御し、印刷対象データに基づきシート上に画像形成し、かつシートを加工処理するための一連の制御を司る機能部である。ここでは、印刷データに基づき実行される一連の画像形成を印刷ジョブと呼ぶ。プリント制御206は、印刷ジョブ単位で管理をおこなう。プリント制御206は、ジョブ実行部316、ジョブ管理部326、ホットフォルダ機能部321を含む。
ホットフォルダ機能部321は、機器内蔵ホットフォルダ機能を複合機101において実現するための中核となる機能部である。ホットフォルダ機能部321が提供する機能群としては、ホットフォルダの作成関連処理、投入された印刷ジョブの実行関連処理、機器内蔵ホットフォルダ機能自体の設定処理、これら各機能を指示するための操作部203に対する操作画面の提示処理等が含まれる。ホットフォルダ機能部321は、ディレクトリ監視部322、ジョブ登録依頼部323、データ取得部327、JDF生成部325、通知部324を備える。
通知部324は、通知部309と通信する機能部である。通知部324は、印刷処理実行トリガを通知部309から受信した場合、ジョブ登録依頼部323にジョブの登録を依頼する。また、通知部324は、画面更新トリガを通知部309から受信した場合、操作部203における操作画面の表示に用いる情報を返却する。例えば、通知部309からフォルダ操作に関するリクエストを受信した場合、ディレクトリ監視部322から取得したディレクトリ情報に基づく情報を通知部309に返却する。
データ取得部327は、データ転送部307から転送されてくるデータを取得する機能部である。データ取得部327は、データ転送部307からPDFファイル312を取得すると、複合機101の記憶領域に格納するための格納処理を行う。詳細には、データ取得部327は、PDFファイル312を記憶領域に格納すべくファイル管理部311にPDFファイル312の格納を要求する。データ取得部327は、データ転送部307から印刷設定情報に基づく印刷設定ファイルを複合機101の記憶領域に格納するための格納処理を行う。詳細には、データ取得部327は、JDF生成部325を利用して印刷設定情報をJDFファイル313に変換する。そして、JDFファイル313を記憶領域に格納すべくファイル管理部311にJDFファイル313の格納を要求する。
JDF生成部325は、設定情報の変換処理を行う機能部である。JDF生成部325は、データ取得部327から印刷設定情報を取得すると、JDF形式のコマンドに置き換えてデータ取得部327に返却する。
ジョブ登録依頼部323、PDFファイル312及びJDFファイル313に基づく印刷ジョブの登録を印刷ジョブ管理部に依頼する機能部である。印刷ジョブの登録に用いる情報には、PDFファイル312の格納先情報、JDFファイル313の格納先情報が含まれる。
一方で、実施形態に係る複合機101は、従来の機器内蔵ホットフォルダ機能を利用することができる。ディレクトリ監視部322は、ファイルシステム部205で管理されるディレクトリの情報を取得する機能部である。ディレクトリ監視部322は、ディレクトリ情報を要するリクエストを受信したことに従って、ファイルシステム部205で管理されるディレクトリの情報を取得する。例えばフォルダ操作処理が行われる場合にフォルダの階層構造等のディレクトリ情報が取得され、通知部324を経由してウェブサーバ204に送信される。尚、ディレクトリ情報は、ファイルシステム部205とウェブサーバ204との間で直接的に交換してもよい。
また、ディレクトリ監視部322は、印刷対象ファイルの格納を検知するための機能部である。ディレクトリ監視部322は、ファイルシステム部205で管理される特定のフォルダにおいて、PDFファイル312等の印刷対象データが新たに追加されているか否かを定常的に監視している。この定常的な監視処理により印刷対象ファイルの格納が検知された場合、ジョブ登録依頼部320に対して印刷ジョブの登録を依頼する。尚、機器内蔵ホットフォルダ機能をウェブページでのみ利用する場合はこの監視を停止してもよい。監視を停止すると、記憶領域へのアクセスが低減するため、複合機101の省エネ化につながる。
ジョブ管理部326は、印刷ジョブに関する情報を管理する機能部である。ジョブ管理部326は、印刷キュー管理部319、ジョブ登録部320を備える。ジョブ登録部320は、登録リクエストに従って印刷データの書誌情報を登録する機能部である。登録される書誌情報には、印刷データの格納先アドレス、ユーザ情報、印刷設定情報、あるいは印刷設定ファイルの格納先アドレス、ステータス情報等が含まれる。印刷キュー管理部319は、個別の印刷ジョブに順序を付けて実行順番を管理する機能部である。印刷キュー管理部319は、ジョブ登録部320でジョブが登録されると、登録されたジョブを印刷キュー(順番待ちリスト)に配置する。そして、印刷キューの先頭ジョブについて、ジョブ実行部316に実行指示を与える。印刷処理が完了した印刷ジョブは印刷キューから取り除かれる。印刷キュー管理部319は、印刷キューから印刷ジョブがなくなるまで、次に並ぶ印刷ジョブについても同様に処理する。
ジョブ実行部316は、印刷処理の実行に伴う各種制御を行う機能部である。ジョブ実行部316は、画像生成部317と印刷設定部318を含む。画像生成部317は、印刷データに基づいてページ単位の画像を生成する機能部である。画像生成部317は、PDFファイル312を取得し、PDFファイル312のPDLコマンドに基づき画像データを生成する。生成された画像データは印刷部314に送信される。印刷設定部318は、画像生成部317で生成される画像データに印刷設定を反映させる機能部である。印刷設定部318は、ジョブ登録部320を介してJDFファイル313から印刷設定を抽出し、抽出した印刷設定を画像生成部317の画像生成に反映させる。また印刷設定部318は、抽出された印刷設定に基づいて印刷部314に送信する印刷制御コマンドを決定する。
このように、実施形態に係る機器内蔵ホットフォルダ機能は、ウェブサーバ204を経由して印刷対象データを受理することを特徴としている。従って、ウェブサーバ204が管理する通知部309からの印刷処理実行トリガを通知部324が受けて、ジョブ登録依頼部323が、ジョブ登録部320に登録を要求することで、印刷ジョブが実行される状態となる。
一方で、従来技術に相当する機器内蔵ホットフォルダ機能をも、このホットフォルダ機能部321は実現することを想定している。具体的には、ディレクトリ監視部322が、ファイルシステム205に対し、PDFファイル312等の印刷対象ファイルが特定フォルダに配置されているか否かを、定常的に監視する。この定常的な監視処理によって、印刷対象ファイルの配置を検知すると、ジョブ登録依頼部323に対して印刷ジョブをジョブ登録部320に登録させる。このように実施形態では、従来技術並びに、実施形態の双方の仕組みによる機器内蔵ホットフォルダ機能が共に実現可能である。
図4(A)は、実施形態に係る複合機101のハードウェア構成を説明するブロック図である。同図に示す通り、複合機101は、複数の異なる役割を持つ部分やデバイスが相互に連結され、複雑なシート処理が可能なよう構成されている。以下、複合機101構成する各部位に関して説明する。
複合機101は、展開された画像データを給紙デバイス412に格納されたメディア(シート)を搬送し、そのメディア上にトナーを用いて画像形成するプリントデバイス403を有している。プリントデバイス403の構成及び動作原理は下記のとおりである。
回転多面鏡(ポリゴンミラー等)が、画像データに応じて変調された、例えばレーザ光等の光線を反射し、反射走査光として感光ドラムを照射する。これにより感光ドラム上に形成された潜像はトナーによって現像され、転写ドラム上に貼り付けられたシート材、即ちメディアにトナー像を転写する。この一連の画像形成プロセスをイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナーに対して順次実行することによりフルカラー画像が形成される。また、これら4色に加え、特色と呼ぶトナーや、透明トナーなどを転写可能とする構成としても良い。フルカラー画像が形成された転写ドラム上のシート材は定着器へ搬送される。定着器は、ローラやベルトの組み合わせによって構成され、ハロゲンヒータ等の熱源を内蔵し、転写されたシート材上のトナーを、熱と圧力によって溶解、定着させる。
尚、実施形態に係る複合機101には、スキャンデバイス401、及び操作デバイス404が備え付けられている。操作デバイス404は、複合機101の各種設定や操作などをオペレータが行う場合の各種インタフェースを提供する。また複合機101は、各種付随装置が装着可能なよう構成されている。これら付随装置の一例としてシート処理デバイス410を示している。シート処理デバイス410は、プリントデバイス403によって画像が形成されたメディアに対して各種加工を施した成果物を得るための装置である。ここにおける各種加工とは、シート処理デバイス410に搬送されてきたメディアの束の端部を針で閉じる針綴じ処理等が含まれる。また同様に、シート処理デバイス410に搬送されてきたメディアの束の中央部を針で綴じ、針に沿って折り曲げる製本処理が含まれる。また更に、シート処理デバイス410に搬送されてきたメディアの束の端部を歯型で圧力を加えて閉じる針無綴じ処理等が含まれる。更に、シート処理デバイス410に搬送されてきたメディアの端部に穴あけ処理を行うパンチ処理が含まれる。こうしてシート処理デバイス410によって処理された出力物は出力トレイ(不図示)に排出される。
次に、実施形態に係る複合機101の内部構成(主に、ソフト構成)について説明する。
複合機101は、自装置内部に複数の処理対象となるジョブのデータを記憶可能なハードディスク409(以下、HDDとも呼ぶ)等の不揮発性メモリを具備する。尚、実施形態では、ハードディスクを用いた複合機101の例を示すが、同様の大容量かつ不揮発性を備えた記憶装置であれば、ハードディスクに限定されなくてもよい。複合機101が具備するスキャンデバイス401から受付けたジョブデータを、HDD409を介してプリントデバイス403で印刷するコピー機能を具備する。また外部装置から通信部の一例に該当するNIC402ユニットを介して受付けたジョブデータを、HDD409を介してプリントデバイス403で印刷する印刷機能等を具備する。複合機101は、このような複数の機能を具備したMFPタイプの印刷装置である。尚、換言すると、複合機101は、カラープリント可能な印刷装置でも、モノクロプリント可能な印刷装置でも、本形態で述べる各種制御を実行可能であるならば如何なる構成でも良い。またHDD409には、複合機101によって永続的に記憶及び変更、管理される各種管理情報なども格納される。また複合機101は、ユーザインタフェース部の一例に該当する、表示部等を有する操作デバイス404も具備する。
複合機101が具備する制御部の一例に該当するCPU405(制御部、或いは、CPUとも呼ぶ)は、複合機101が具備する各種ユニットの処理や動作等を統括的に制御する。ROM407には、後述するフローチャートの各種処理等を実行する為のプログラムを含む各種の制御プログラムが記憶されている。又、ROM407には、図示しているユーザインタフェース画面(以下、UI画面と呼ぶ)を含む、操作デバイス404の表示部に各種のUI画面を表示させるための表示制御プログラムも記憶されている。CPU405は、ROM407のプログラムをRAM408に展開して実行することで、実施形態に係る各種の動作を複合機101により実行させる。NIC402を介して外部装置から受信したPDL(ページ記述言語)データを解釈し、ラスタイメージデータ(ビットマップデータ)に展開する動作を実行するプログラム等もROM407に記憶されている。同様に、NIC402を介して、外部装置から受信した印刷ジョブを解釈し処理するためのプログラム等もROM407に記憶されている。これらは、主にソフトウェアによって処理される。ROM407は更に、ブートシーケンスやフォント情報等のプログラムや上記のプログラム等各種プログラムを予め記憶している。またクライアント装置に対して、複合機101が備えるファイルシステムを公開し、アクセス可能とするためのファイルサーバ機能プログラム、ウェブブラウザを使用し複合機101が備えるウェブサーバを経由してウェブページによる機能を提供するウェブプログラム等も記憶している。更には、実施形態に係るウェブアクセス手段によって機器内蔵ホットフォルダ機能をクライアント装置に提供する機器内蔵ホットフォルダプログラムも記憶している。これらROM407に格納される各種プログラムの詳細については後述する。RAM408は読み出し及び書き込み可能なメモリで、スキャンデバイス401やNIC402より送られてきた画像データや、各種プログラムや設定情報を記憶する。
HDD409は、圧縮展開回路406によって圧縮された画像データを記憶する大容量の記憶装置である。HDD409は、処理対象となるジョブのプリントデータ等の複数のデータを保持可能に構成されている。CPU405は、スキャンデバイス401やNIC402等の各種入力ユニットを介して入力された処理対象となるジョブのデータを、HDD409を介して、プリントデバイス403でプリント可能に制御する。又、NIC402を介して外部装置へ送信できるようにも制御する。このようにCPU405は、HDD409に格納した処理対象ジョブのデータの各種出力処理を実行できる。更に、HDD409内に構築されたファイルシステムを、外部の装置に対してファイル共有や送受信する機能を、CPU405がRAM408に展開されたプログラムを実行することによって実現できる。
圧縮展開回路406は、JBIGやJPEG等といった各種圧縮方式によってRAM408或いはHDD409に記憶されている画像データ等を圧縮・伸張動作を行う。またRIP回路413は、PDLデータをラスタ展開したイメージデータを出力する。以上のような構成の下で、この複合機101が具備する制御部の1例としてのCPU405が、各シート処理デバイス410の動作も制御する。メディア管理デバイス411は、複合機101が処理可能なメディア種に関する情報を管理するためのモジュールである。上述した、各ハードウェアモジュールは、インタフェース414を介して互いに接続可能に構成されている。また、上述した各ハードウェアモジュールのうち、CPU405、ROM407、RAM408、HDD409、RIP回路413、圧縮展開回路406、NIC402、インタフェース414、これらは複合機101の制御を司るコントローラ部400を形成している。
図4(B)は、実施形態に係る複合機101のプログラムを説明する図である。これらプログラムはROM407に格納され、CPU405がそのプログラムをRAM408に展開して実行する。
ブートローダ451は、複合機101の電源投入直後に実行されるプログラムである。このプログラムには、システムの起動に必要となる各種起動シーケンスを実行するためのプログラムが含まれる。オペレーティングシステム452は、複合機101の機能を実現する各種プログラムの実行環境を提供することを目的としたプログラムである。これは、主に複合機101のメモリ、即ちROM407やRAM408,HDD409等の資源管理、及び図4(A)に示すその他各部の基本的な入出力制御等の機能を提供する。ネットワーク制御プログラム453は、ネットワークを介して接続される機器に対してデータを送受信する際に実行されるプログラムである。このプログラムは、印刷するファイルの受信処理や、外部装置からのデータ送信、コマンドの送受信等の各種処理の実行時に利用される。ネットワーク制御プログラム453には、NIC402を制御するためのドライバプログラムも含まれる。ファイルシステムサーバ454は、複合機101が備えるHDD409のファイルをネットワーク経由で接続された外部装置に対して、ファイル作成、送信、受信等のリクエストを提供するためのサーバプログラムである。このプログラムが有効化されて作動することによって、HDD409のファイルやファイルシステムが提供するサービスを、ネットワークに接続されたクライアント装置がネットワーク経由で利用することが可能となる。
ウェブサーバ455は、複合機101が備えるウェブコンテンツ並びにウェブプログラムによって提供されるウェブサービスをネットワーク経由で接続されたクライアント装置が利用可能とするためのサーバ機能提供プログラムである。このプログラムが有効化されて作動することによって、複合機101が提供するウェブコンテンツ、ウェブプログラム等のウェブサービスを、ネットワークに接続されたクライアント装置がネットワーク経由で利用できる。ホットフォルダ機能プログラム456は、複合機101が備える特徴的なプログラムである。即ち、このホットフォルダ機能プログラム456は、ネットワークに接続されるクライアント装置からのウェブサービスに対するリクエストの受信を検知する。そして、検知した受信リクエストに応じて機器内蔵ホットフォルダ機能として供される一連の機能を実行する。換言すれば、ホットフォルダ機能プログラム456は、外部機器からのリクエスト送信操作を、印刷操作に置き換えることを可能とする。ホットフォルダ機能プログラム456は、ウェブサーバ455を介し、クライアント装置とhttpプロトコルによる通信により、htmlデータやJAVAスクリプト等のプログラムを送信する。そして、そのプログラムをクライアント装置のウェブブラウザ505が実行することによって、印刷対象ファイルの送受信処理をはじめとするホットフォルダ機能を実現することができる。尚、以下のクライアント装置と複合機101との間の印刷対象ファイルの送受信処理の説明では、説明を簡略化するためにウェブサーバ455、ウェブブラウザ505、JAVAスクリプトなどによる実行される機能の説明を略して説明する場合がある。
従来技術では、印刷処理を実行するプログラムは、ファイルシステムサーバに対してクライアント(後述)がファイルを送信することを、複合機101内部のプログラムが検知することによって印刷処理を実行していた。その際に複合機101のファイルシステムのポーリング処理を利用しファイル配置を検知していた。
一方、実施形態に係る複合機101では、ウェブサーバ455が受信したウェブ処理リクエストをホットフォルダ機能プログラム456が検知することによって、複合機101に対する機器内蔵ホットフォルダによる印刷処理の指示を識別する。これにより、課題で説明したような、ファイルシステムに対するポーリング処理に由来する問題を根本的に解消できる。これにより、機器内蔵ホットフォルダが従来課題としていた問題を解消し、機器内蔵ホットフォルダのメリットを最大限に享受できる。同プログラムの処理の詳細については後述する。
JDF機能プログラム457は、JDFジョブデータをNIC402経由で複合機101が受信した場合に、NIC402の指示でCPU405によって実行されるJDFプリント機能を実行する。このJDFプリント機能では、このプログラムに記述された処理順序、処理条件に基づいて、CPU405が適切な順序で図2の各デバイスの動作を順次指示する。その結果、最終的にJDFプリント処理が実行されるように制御される。各デバイスには、シート処理デバイス410、プリントデバイス403、HDD409、圧縮伸張部406、RAM408等が含まれる。またNIC402経由で受信したJDFジョブデータの解析処理及び、解析処理の結果、JDFに正しくない設定が含まれるか否かの判別処理、及び正しくない設定を解消するための設定変更等を行うプログラム処理も含まれる。
PDLプリントプログラム458は、PDLデータ(印刷ジョブデータ)がNIC402経由で複合機101によって受信された場合に、CPU405によって実行されるPDLプリント機能を実行する。CPU405によって行われるPDLプリント機能では、このプログラムに記述された処理順序、処理条件に基づいてCPU405によって適切な順序で図2の各デバイスの動作を順次指示する。その結果、PDLプリント処理が実行されるように制御される。これら各デバイスには、シート処理デバイス410、プリントデバイス403、HDD409、圧縮伸張部406、RAM408等が含まれる。
メディア管理プログラム459は、複合機101が利用可能なシートに関連する管理機能を実行する。このプログラムによって管理されるシート関連情報は、HDD409に格納される。ユーザ認証プログラム460は、複合機101を利用するユーザの利用権限の設定、及びそのユーザに設定された権限情報に基づいて、複合機101が提供する機能の利用可否、利用制限を実行する。ユーザ認証プログラム460は、第一に認証処理を実行し、その認証処理の結果に基づいて、上述した機能の利用可否、利用制限などを実行する。認証処理は、複合機101が備える操作デバイス404、もしくはクライアント装置などが備えるウェブブラウザを経由したウェブ画面を経由して実行できる。上述したJDF機能プログラム457、PDLプリントプログラム458、もしくはホットフォルダ機能プログラム456等に対して印刷要求がクライアント装置から発行されると、印刷ジョブが複合機101に生成される。これにより印刷ジョブキュー管理プログラム461は、その生成された印刷ジョブの実行処理のライフサイクルを管理する。即ち、印刷ジョブの生成から印刷処理、印刷後処理、その過程におけるジョブ状況の確認を含むジョブ管理情報の生成等を司る。また複合機101で生成されたジョブデータを逐次処理するために、一時的にHDD409等の領域に対してジョブ実行要求の順序に従って実行順序を管理する処理をも含んでいる。その他のプログラム462は、複合機101が実行し得るROM407或いはHDD409に格納されたプログラムのうち、上述した何れにも含まれないプログラムの総称である。これらは実施形態を説明する上で重要ではないため、その説明を割愛する。
図5(A)は、実施形態に係るクライアント装置のハードウェア構成を説明するブロック図である。
同図において、CPU501は、ROM503のプログラム用ROM、或いはHDD511からRAM502に展開されたOSや一般アプリケーションのプログラムを実行する。ROM503はまたフォントROMやデータROMを含んでいる。RAM502は、CPU501の主メモリ、ワークエリア等として機能する。キーボードコントローラ(KBC)505は、キーボード509やポインティングデバイス(不図示)からの入力を制御する。表示制御部506は、表示部510への表示を制御する。ディスクコントローラ(DKC)507は、ブートプログラム、種々のアプリケーション、フォントデータ等を記憶するHDD511等へのアクセスを制御する。ネットワークコントローラ(NIC)512は、ネットワークに接続されて、そのネットワークに接続された他の機器との通信制御処理を実行する。バス504は、CPU501とRAM502、ROM503及び各種コントローラ等を接続して、データ信号や制御信号を搬送している。
尚、携帯端末104の場合は、キーボードコントローラ(KBC)505の代わりにタッチパネルコントローラ等を構成に含む場合がある。またHDD511の代わりとなる、例えばSDメモリなどの大容量記憶装置を備える場合もある。更に、ネットワークコントローラ(NIC)512は、備える装置が有線LAN、無線LAN其々の場合、或いは双方を備える場合とで、内部構成が異なる。但し、これらの内部構成による差異は、ネットワークコントローラ(NIC)512内部に隠蔽され、同図に示す他のモジュールには等価なものとしてシステムを制御可能な様、構成される。
図5(B)は、実施形態に係るクライアント装置が有するプログラムの構成を例示する図である。
ブートローダ551は、クライアント装置の電源投入直後に実行される。このプログラムには、システムの起動に必要となる各種起動シーケンスを実行する。オペレーティングシステム552は、クライアント装置の機能を実現する各種プログラムの実行環境を提供する。これは、クライアント装置のメモリ、即ちROM503やRAM502,HDD511等の資源管理等の機能を提供する。ネットワーク制御プログラム553は、ネットワークを介して接続される機器に対してデータを送受信する。このプログラムは、印刷するファイルの送信をファイルシステムが実行する際に利用される。また、後述するリモートファイルシステムクライアント554やウェブブラウザ555が、ネットワークを介して接続された複合機101が有するファイルシステムサーバ454やウェブサーバ455が提供する機能を利用する際に副次的に利用される。
リモートファイルシステムクライアント554は、ネットワーク制御プログラム553を利用して、ネットワーク経由で接続された複合機101等の外部機器との間で、ファイルの送受信処理を実行する際に、クライアント装置で動作する。このプログラムは、ネットワーク経由で接続された外部機器が提供するファイルサーバの機能にアクセスして、そのファイルサーバ機能を利用する際のクライアントの処理を実行する。リモートファイルシステムクライアント554は、ネットワークコントローラ512を介して、ネットワークに接続される外部機器が供するファイルサーバにアクセスし、ファイルの送受信やコピー等を可能にする。
ウェブブラウザ555は、ネットワーク経由で接続された外部機器のウェブサーバ455が提供するウェブサービスを利用する際のクライアントプログラムである。汎用的なオペレーティングシステムであれば、予めオペレーティングシステムの機能の一部として装置に備えられていることもある一方で、ウェブブラウザは汎用的なクライアント装置上で動作するアプリケーションプログラムでもある。よって、クライアント装置のユーザが任意のウェブブラウザアプリケーションをインストールした上で利用することも考えられる。実施形態においては、ウェブブラウザ555がクライアント装置に対して提供される形態は問わない。ローカルファイルシステム556は、HDD511に格納された各種ファイルの作成、編集、削除等のファイル管理を実行するファイル管理機能プログラムである。前述したリモートファイルシステムクライアント554と併用することで、ネットワーク経由で接続された外部装置のファイルシステムサーバ454にアクセスし、ファイルシステムが管理するファイルを外部装置にコピーする。また、その逆に、外部装置のファイルをローカルファイルシステム556にコピーする等のネットワークファイル管理機能を実現できる。その他のプログラム557は、上記のいずれにも該当しないプログラム群が含まれるが、それらの詳細な説明は省略する。
尚、上述したローカルファイルシステム556、リモートファイルシステムクライアント554、ネットワーク制御プログラム553、ウェブブラウザ555等の各種プログラムがオペレーティングシステム552の一部として提供される形態などもあり得る。しかしながら、その様な場合であっても、上述した各種プログラムが備える機能と等価な手段を代替して、オペレーティングシステム552が結果的に備えるに過ぎない。換言すれば、上述した各種手段をオペレーティングシステム552がそれ自身の機能として内包するか否かに依らず、クライアント装置がこれら機能を有する限り、本発明は適用されることは言うまでもない。
上述した、図3〜図5で示したシステム、並びにクライアント装置と複合機101の其々が備えるソフトウェア、ハードウェア構成の対応関係は次に示す通りである。
図3の操作部203は、機器内蔵ホットフォルダに関する各種操作をウェブブラウザ555が有する表示手段によってユーザ201に提供するための機能部である。操作部203は、ウェブブラウザ555を、CPU501が、KB509、表示部510、表示制御部506、KBC505等の入出力装置の制御と共に実行することによって実現される。ウェブサーバ204は、機器内蔵ホットフォルダに関するウェブページ情報を提供する機能部である。ウェブサーバ204は、ウェブサーバプログラム455をCPU501が実行することで実現される。
ファイルシステム205は、複合機101が有するHDD409が保持しオペレーティングシステム452が管理して動作するネットワークファイルシステム機能部である。ファイルシステム205は、ファイルシステムサーバ454及びネットワーク制御プログラム453をCPU405が実行することで実現される。印刷部314は、シートに画像を形成してユーザに成果物を提供する。印刷部314は、JDF機能プログラム457を複合機101のCPU405が実行し、かつCPU405が各種プリントデバイス、即ちプリントデバイス403、圧縮展開回路406、シート処理デバイス410を制御することで実現される。メディア管理部315は、印刷部314で実行する印刷処理に好適な態様でシートを制御する。メディア管理部315は、メディア管理プログラム459をCPU405が実行し、給紙デバイス412、メディア管理デバイス411、出力トレイ413を制御することで実現される。プリント制御206は、更にジョブ実行部316、ジョブ登録部320、印刷ジョブキュー管理部319、ホットフォルダ機能部321を有する。ホットフォルダ機能部321は、機器内蔵ホットフォルダ機能を提供するための機能部である。ホットフォルダ機能部321は、ホットフォルダ機能プログラム456をCPU405が実行することによって実現される。
ジョブ実行部316は、印刷部314、メディア管理部315と連動し、複合機101において、成果物作成処理を実行する際に、処理対象データの単位、即ちジョブ単位で機器の制御を行うための機能部である。ジョブ実行部316は、JDF機能プログラム457をCPU405が実行することによって実現される。印刷キュー管理部319並びにジョブ登録部320は、ジョブ実行部316が実行する印刷処理の順序を印刷ジョブデータの登録順に従って制御並びに処理するための機能部である。印刷キュー管理部319並びにジョブ登録部320は、印刷ジョブキュー管理プログラム461をCPU405が実行することによって実現される。
図9A,9Bは、実施形態に係るクライアント装置のウェブブラウザ画面に表示される機器内蔵ホットフォルダ機能画面の一例を示す図である。
図9A(A)は、機器内蔵ホットフォルダ機能のウェブブラウザ画面の初期状態を示す。同図を用いて、ウェブブラウザ画面に表示される画面構成要素について、以下説明する。但し、ウェブブラウザ画面のアドレス表示部や各ウェブページのタイトルタブ等、ウェブブラウザ機能自身が一般的に提供する画面構成要素であって、実施形態が供する機器内蔵ホットフォルダ機能とは関係ないものについては説明を割愛する。
フォルダ表示領域901は、クライアント装置のウェブブラウザ555によって提供されるウェブブラウザ画面を経由して、複合機101が備えるファイルシステムサーバ454が管理する、ファイルシステム上の階層の移動や表示、並びに新規フォルダ作成等の階層管理機能領域を示す。プリント機能選択ボタン902は、機器内蔵ホットフォルダ機能が提供する各種機能の内、印刷機能を選択する際に使用するボタンである。
ジョブリスト表示ボタン903は、機器内蔵ホットフォルダ機能を経由して複合機101に投入された印刷ジョブの一覧表示に遷移する際に使用するボタンである。ジョブリスト画面については後述する。
カレントパス表示領域904は、ウェブブラウザ555によって複合機101のファイルシステムサーバ454にアクセスした際に、処理対象、即ちカレントパスをルートフォルダからの絶対パス形式によって表示する領域である。図9A(A)では、カレントパスは「/share」であることを示している。これは実施形態に係る複合機101のファイルシステムサーバ454が管理する、公開フォルダの最上位階層の状態を表示した状態であることを示している。また、公開可能フォルダの最上位階層である「/share」よりも上位層の階層には移動することが出来ず、また「/share」の直下にフォルダを作成することは、複合機101のファイルシステムサーバ454は許可していない。図では、後述する上階層移動ボタン並びにフォルダ作成ボタン909は、フォルダ表示領域には表示されていない。またフォルダ表示領域901には、カレントパスである「/share」配下のサブフォルダが表示されている。図9A(A)に示した例では、「folder」905というサブフォルダが「/share」の配下に存在している。
また、フォルダ表示領域901に表示されるフォルダ情報は、ウェブブラウザ555が提供するウェブ画面において、ボタン機能を兼ねている。換言すれば、フォルダ情報が表示されている部位をクリック等の操作によって押下すれば、押下されたフォルダに表示階層を移動する処理を、ウェブブラウザ画面を経由でホットフォルダ機能プログラム456に対して指示する。具体的には、図9A(A)の画面において、「folder」905を押下すれば、カレントパスを「/share/folder」に移動し、移動したフォルダの情報にウェブブラウザ画面の表示情報を更新もしくは遷移する処理を指示することが可能である。
ログインユーザ表示領域906は、認証時に入力したユーザ名が表示される領域である。ユーザ固有機能選択ボタン907は、ログインユーザ表示領域906に表示されたログインユーザ毎にカスタマイズされる各種機能提供画面への遷移を指示するボタンである。フォルダ種識別領域908は、ホットフォルダ機能において、中核的な役割を果たす画面領域である。フォルダ種識別領域908は、カレントパス表示領域904に表示される、ウェブブラウザ555を経由してファイルシステムサーバ454にアクセスした際の、ファイルシステムサーバ454上のカレントパスが、ホットフォルダであるか否かを判別可能な情報を提供する領域である。図9A(A)の例では、カレントパス、即ち「/share」はホットフォルダではないことを示している。換言すれば、この状態で後述する印刷ジョブ生成処理を行うための操作を、このウェブブラウザ画面に対して実行したとしても、印刷ジョブは生成されることはない。
図9A(B)は、図9A(A)に示した画面の状態において、「folder」905を選択した直後に遷移する画面状態の一例を示す図である。
図示の通り、カレントパス表示領域904が「/share/folder」となっており、図9A(A)に示した「/share」からその直下にある「folder」にカレントパスが変更されたことを示している。また、「/share」よりも下位層のフォルダについては、複合機101が保持するファイルシステムサーバ454は、任意のフォルダもしくはファイルの作成、コピー等のファイル操作を許容可能な様構成されている。従って、フォルダ表示領域901には、カレントパスが「/share」の状態には存在しなかったボタン909,910が配置される。即ち、フォルダ作成ボタン909、及び上階層移動ボタン910が配置されている。フォルダ作成ボタン909は、現在のウェブブラウザ画面状態に表示されている、複合機101のファイルシステムサーバ454上の階層直下に新規フォルダを作成する際に選択するボタンである。上階層移動ボタン910は、現在ウェブブラウザ画面に表示されている、複合機101のファイルシステムサーバ454の階層から、その上位階層に表示情報の階層を移動するためのボタンである。
また、カレントパスをホットフォルダとして利用可能とするために、後述する設定ファイルの配置を指示するための、ジョブ設定作成ボタン911も、表示されている。
図9A(C)は、図9A(B)の画面で、フォルダ作成ボタン909が指示された直後に表示されるウェブブラウザの画面の一例を示す図である。ここでは、作成するフォルダの名称入力欄912が表示される。そこに所望のフォルダ名の文字列を入力した状態でOKボタン914が押下されると、前述した名称と同じ名称のフォルダがカレントパス直下に作成される。一方、キャンセルボタン913が押下された場合は、フォルダ作成処理は実行されず、図9A(B)の画面状態に戻る。
図9B(A)は、図9A(C)の画面で、フォルダ名称を入力した上でOKボタン914が押下された直後に表示されるウェブブラウザの画面の一例を示す図である。図示の通り、図9A(C)の画面で入力されたフォルダ名称「folder01」のフォルダが新規作成されていることが、フォルダ表示領域に「folder01」915が追加されていることによって確認される。
図9B(B)は、図9B(A)の画面で「folder01」915を選択した直後に表示されるウェブブラウザの画面の一例を示す図である。図示の通り、カレントパス表示領域904が「/share/folder/folder01」となっており、図9A(C)並びに図9B(A)の画面に提示されるフォルダ作成に関連した画面構成要素の操作によって作成されたフォルダにカレントパスが移動していることが確認される。
こうしてクライアント装置は、自身のウェブブラウザ555によって表示された画面を介して複合機101が備えるファイルシステムに新規にフォルダを作成することができる。
図10Aは、図9B(B)の画面でジョブ設定作成ボタン911が指示された直後に表示される、ウェブブラウザの画面の一例を示す図である。
ここでは、複合機101の機器内蔵ホットフォルダ機能として成果物作成時に適用可能な各種設定を選択するための機能選択ボタンやセレクトボックス等が配置されている。尚、図10Aは、ウェブブラウザ画面の表示領域に制限があるためにスクロール表示した状態の画面の一部を表示したものであるが、実際には単一の画面として表示することも可能である。具体的にはウェブブラウザ画面の表示ウィンドウサイズを変更し、若しくは表示文字サイズを小さくする等の変更によって単一の画面として表示させることも可能である。これら機能並びに操作はウェブブラウザ機能にとって一般的な画面制御方法であるため、詳細な説明は省略する。
尚、図10Aに示す通り、ウェブブラウザ画面を経由して機器内蔵ホットフォルダに対応付ける印刷設定項目は各種存在する。具体的には、基本機能として、部数、印刷時に使用するシートサイズ、シート種、印刷面(片面、もしくは両面)等である。また製本関連設定として、製本面付の有無、製本印刷時の開き方向、製本面付時に実施する中綴じ処理の有無がある。更に、出力モード指定として、ソートモード、複数部排出時の仕分け(シフト排紙)、シフト排紙時の部数単位指定等が指定可能である。また、フィニッシング処理の指定として、パンチ、綴じ処理、折り処理等が指定可能である例を、複合機101のホットフォルダに対応付け可能な設定項目として例を示した。しかしながら、図10Aで示した以外の各種機能であって、複合機101が備える機能を指定可能な様構成することも当然のことながら可能である。
例えば、各種画像処理、図10Aには示していないフィニッシング処理等である。これらは、ホットフォルダを利用するユーザが要望する際に、指定可能な項目として追加し、かつ後述するJDF形式のフォーマットに格納され、印刷時に適用可能な様構成されればよい。換言すれば、複合機101が処理可能な設定であれば如何様な項目を図10A相当の画面によって、ホットフォルダの設定に対応付けるよう、構成可能である。
図10B(A)は、図10A(A)〜(B)において適宜な印刷設定を選択した状態で、ジョブ設定作成決定ボタン1001を選択した直後に表示される、ウェブブラウザ画面の表示状態の一例を示す図である。
図示の通り、カレントパス表示領域904の表示情報は、「/share/folder/folder01」である。そしてフォルダ種識別領域908には、印刷機能を利用可能な「ホットフォルダ」であることを示す、「ここに印刷ファイルをドラッグアンドドロップする」ように指示する情報が表示されている。これは、図9A(A)を参照して説明したフォルダ種識別領域908の状態とは明らかに異なり、図10Aの画面で操作を実行した後、ジョブ設定作成決定ボタン1001によるジョブ設定作成指示によって、カレントパスが機器内蔵ホットフォルダに変更されている。この状態で、クライアント装置に保持されている印刷対象ファイルを選択し、その選択したファイルをフォルダ種別識別領域908に対してドラッグアンドドロップすることによって、後述する印刷処理の実行指示のトリガを与えることができる。フォルダ種別識別領域908にファイルがドラッグアンドドロップされたことを検知し、かつ検知したファイルを複合機101が備えるウェブサーバ455経由でホットフォルダ機能プログラム456に送信する処理は、同図に示す画面を描画するためのhtmlファイルの取得と同時になされるJAVAスクリプトプログラムをウェブブラウザ555が実行した効果として得られる。また上述のとおり、カレントパス「/share/folder/folder01」が機器内蔵ホットフォルダに変更されたことに伴い、ウェブブラウザの画面には新規の機能選択ボタンが配置される。
図10B(A)のジョブ設定確認ボタン1002は、図10A等のジョブ設定の選択処理でカレントパスのフォルダ「/share/folder/folder01」に対応づけた印刷設定の内容を確認する画面への遷移を指示する。一時設定ボタン1003は、図10A等のジョブ設定の選択処理でカレントパスのフォルダ「/share/folder/folder01」に対応づけた印刷設定と暫定的に異なる設定を適用して印刷ジョブを実行するための機能選択画面への遷移を指示するボタンである。
図10B(B)は、ウェブサーバ455を経由してホットフォルダ機能プログラム456に対してフォルダ移動操作を実施した際に、不測の事態により所望の処理を実施できなかった際のエラー情報提示画面の一例を示す図である。
ここでは、指定したフォルダが存在しない旨のエラー情報並びに、エラーであるために上述したような正常なフォルダ操作を実施できない旨の情報がフォルダ種識別領域908に提示される。このようなエラー状態は、以下のような操作によって生じうる。即ち、第一のユーザがある階層のフォルダをウェブブラウザ画面で閲覧している際に、別ユーザが同一フォルダを消去もしくはフォルダ名称を変更し、その状態で第一のユーザが当該フォルダに対してアクセスした場合である。この場合、指定された名称のフォルダは既に存在しないため、同図に示すようなエラーを示す画面情報を提示しユーザにその旨通知することが可能である。
第二に、ウェブブラウザ555が、ウェブサーバ455を経由しホットフォルダ機能プログラム456にアクセスする際のウェブリクエスト情報に含まれるフォルダパス情報の箇所を故意にユーザがウェブブラウザのアクセスアドレス表示欄を変更してアクセスした場合である。
このようにしてクライアント装置のブラウザ画面を介して、複合機101の機器内蔵ホットフォルダ機能に対して印刷設定を行うことができ、且つ、その機器内蔵ホットフォルダ機能の対象となるファイルを容易に指定できる。更に、対象のファイルをフォルダ種別識別領域にドラッグアンドドロップすることによって、複合機101に対して印刷処理の実行指示のトリガを与えることができる。
図6は、図10Aの操作によって作成された印刷設定が、クライアント装置から複合機101に送信されるときの情報の一例を示す図である。実施形態では、印刷設定情報がXML形式で記述された例を示しているが、印刷設定項目の内容を格納可能な形式であれば任意の形式であってもよい。
XMLデータ602は複数のパートから構成されており、XML宣言部603、メタデータ部604、一般印刷設定部605、面付設定部606を有している。これらの説明は後述する。
図10Aでジョブ設定作成決定ボタン1001が指示されると、一連の印刷設定作成画面でなされた印刷設定が、ウェブページを構成する描画情報とともにクライアント装置で動作するウェブブラウザ555によって、図6に示すXML形式のデータ602に変換される。
このXMLデータ602には、印刷設定情報の他に、印刷設定を作成する対象となるフォルダのパスに対応するアドレス情報601を示す付随情報等も含まれる。実施形態では、ウェブプログラムの一例としてJAVAスクリプトを使用するものとする。このXMLデータは、前述のウェブブラウザ555によって複合機101に非同期通信で送信される。
複合機101のウェブサーバ455は、受信したXMLデータをホットフォルダ機能プログラム456に送信し、ホットフォルダ機能プログラム456は、そのデータを解析し、XMLデータに含まれる印刷指定を実現するための内部印刷設定ファイルを作成する。またホットフォルダプ機能ログラム456は、作成した内部印刷設定ファイルをアドレス情報601で指定されたフォルダパスに相応するフォルダに印刷設定ファイルを配置するよう制御する。
実施形態では、内部印刷設定ファイルとしてJDF形式のファイルを用いる場合の例を示している。換言すれば、ホットフォルダ機能プログラム456を経由して投入された印刷対象ファイルを印刷処理する際に、JDF機能プログラム457を利用する形式を前提とし、その際の効率性を考慮した一例を示したものである。しかしながら、内部印刷設定ファイルの形式はJDF形式に限定される必要はなく、また印刷ジョブの実行手段としてJDF機能プログラム457の利用に制限する必要も存在しない。印刷設定ファイルの形式として手動編集可能な形式、かつ業界標準の印刷設定フォーマットとして普及している利便性、JDF関連技術の有識者が印刷機器ベンダ並びにインテグレータに多く存在している点の優位性を考慮した結果、実施形態では、JDF形式並びにJDF機能プログラム457をホットフォルダ機能の実現手段として採用した例を示しているに過ぎない。
このXMLデータを受信したときのウェブブラウザ555並びにウェブサーバ455との間の通信のレスポンスとして、内部印刷設定ファイルの配置処理の成否をクライアント装置に対して送信する。内部印刷設定ファイルの配置処理の失敗は、アドレス情報601が示すフォルダが存在しない、もしくは複合機101のHDD409の容量不足などによって発生しうる。
クライアント装置が備えるウェブブラウザ555は、上述した受信したレスポンスに含まれる処理結果に応じたウェブページの遷移を行う。即ち、処理が成功した場合は、図10B(A)相当の画面に遷移し、失敗した場合は不図示のエラーダイヤログを表示し、図10B(B)相当の画面に遷移する。
図6に示されるXMLデータ602が送信され、該データをホットフォルダ機能プログラム456が受信し、かつ正しく処理された場合、処理結果として図11A(B)に示すJDFファイルが作成される。
また図9Aから図11Bまでで示した各図の操作を行った結果、複合機101のHDD409に構成される、ファイルシステム状態を示した階層図を図11Bに示す。ず11Bで、前述の図9A,9Bと共通するフォルダを同じ番号で示す。ルートフォルダからのパスとしてホットフォルダである「share/folder/folderp1」915までの階層の上下関係が図示されている。同図における左方向がフォルダ階層の上階層、右方向が下階層である。ホットフォルダである「share/folder/folderp1」915の配下には、印刷仕様ファイルであるJDFファイル916が配置されていることも確認できる。
図9A,9Bで、フォルダ表示領域901の上階層移動ボタン910を選択すると、同図に示す階層図の左方向、即ち上位階層のフォルダの情報の表示を指示することを意味し、同フォルダ表示領域901の特定フォルダ階層、例えば図9B(A)の「folder01」915等を選択すれば、同図における右方向、即ち下位階層のフォルダの情報の表示を指示することを意味する。また、図9Aから図11Bまでの操作では示さなかったが、フォルダ作成ボタン909を使用すれば図11Bの「folderAA」917のように、更なるサブフォルダを作成し、かつ上述した手順に従って同フォルダをホットフォルダとすることも可能である。
また、この状態において、クライアント装置から、ウェブブラウザ555ではなく、ファイルブラウザ等の図5(B)に示したリモートファイルシステムクライアント554を経由し、複合機101のファイルシステムサーバ454経由で図6に示したXMLデータ602をホットフォルダ機能プログラム456が処理し、ホットフォルダの作成並びに図11A(B)に示すJDFファイルを作成した状態を示した状態を図11A(A)に示す。
図11A(A)では、複合機101のフォルダパス表示領域に対応するネットワーク共有された複合機101のフォルダパス「/share/folder/folder01」に「jobsettings.jdf」という名称のJDF形式のファイルが配置されていることが確認できる。
図6のXMLデータ602において、XML宣言部603は、データ形式がXMLであることを示すために必ず記載しなくてはならない記述である。メタデータ部604は、対象のフォルダに関する情報を記載する部分であり、図6の例では印刷設定を適用するフォルダのアドレス情報またはパス情報が記述されている。一般印刷設定部605は、印刷に使用する用紙の情報や部数、排紙方法などを記述する部分である。面付設定部606は、印刷面や印刷面の順番、面数などを記述する部分である。一般印刷設定部605の内容は、指定された印刷設定に応じて増減する。例えばホチキス設定や折り設定を指定した場合には、ホチキス設定部と折り設定部に相応する情報が付加される。
図12A,12Bは、実施形態に係るクライアント装置で動作するウェブブラウザが図10B(A)の画面を表示しているときに、印刷対象ファイルをフォルダ種識別領域908にドラッグアンドドロップ等の操作によって配置した直後に遷移する画面の一例を示す図である。
図9B(B)の説明で述べたとおり、カレントパスが「/share/folder/folder01」であるフォルダはホットフォルダであり、単なる共有フォルダではない。換言すれば、図10Aに示した一連の操作によって行った印刷設定が紐づいたフォルダであり、そのフォルダに対してユーザは、ウェブブラウザを経由して上述の操作を実施する。これにより、そのファイルに対する印刷処理がホットフォルダ機能プログラム456によって実行されるよう、ウェブブラウザ555からウェブサーバ455に対する処理要求、並びに印刷対象ファイルの送信処理が実行される。この処理は図4(B)のホットフォルダ機能プログラム456の説明で述べたとおり、JAVAスクリプトをウェブブラウザ555が実行することによって処理される。
図12A(A)は、フォルダ種識別領域908に印刷対象ファイル1201のドラッグアンドドロップ操作を実行しているときの画面の一例を示す図である。同図に示すファイルのドラッグアンドドロップ操作が完了すると、図12A(B)に示す画像に遷移する。図12A(B)は、クライアント装置方複合機101にファイルを送信中に表示される画面の一例を示した図である。図示の通り、ファイルの送信中であることが情報(sending)が表示されている。図12A(C)は、図12A(B)で、印刷対象ファイルの送信処理が完了した直後に表示される画面例を示す図である。図示の通り、ファイルの送信処理が完了したことが判別可能な情報(complete)が表示されている。
図12B(A)は、図12A(C)の画面から一定時間が経過した後に表示される画面の一例を示す図である。この画面は図9B(B)と同等である。即ち、カレントパスである「/share/folder/folder01」に対する印刷処理の指示を、再び受け付け可能であることを示す情報が表示されている。
図12B(B)は、クライアント装置からの印刷指示の処理を実行し、ウェブブラウザの画面が、図12A(B)〜図12B(A)を遷移した後、複合機101の操作デバイス404に表示される画面例を示す図である。ここでは、ステータス表示部1202に、印刷処理が実行中であることが判別可能な情報(printing)が表示されている。ステータス表示部1202が、図12B(B)に示す状態になると、複合機101は、CPU405制御の下で印刷処理を実行し、成果物の作成処理が行われる。こうして成果物作成処理が完了すると、ステータス表示部1202の情報は消去され印刷処理前の状態に遷移する。
尚、クライアント装置で、印刷対象ファイルをドラッグアンドドロップ等の操作によって配置した直後に、この操作をJAVAスクリプトによる、ウェブブラウザ用プログラムが実行することによって直ちに送信が実行される。即ち、課題で述べたような、ファイルシステムを一定間隔の周期で監視することでファイル送信処理依頼を認識するのではなく、ファイルのドラッグアンドドロップ等の処理イベントを、ウェブブラウザ用プログラムが検出することを契機に実行される。これにより複合機101は、ユーザによる、印刷ファイルのドラッグアンドドロップ操作に応じて、ホットフォルダの機能をユーザに提供することができる。
従って、実施形態に係る複合機101では、定常的にHDD409に印刷対象ファイルが配置されたかどうかを確認するための処理は不要となる。なぜならば上述の通り、印刷対象ファイルをフォルダ種識別領域908にドラッグアンドドロップ等の操作によって配置を指示したことは、ウェブブラウザ用プログラムが配置イベントを補足することによって伝達されるためである。換言すれば、定常的な監視処理の代わりにイベントを契機とした実行のトリガにファイル検知方法を置き換えることがウェブブラウザを利用することにより可能となる。
図13A〜図13Dは、実施形態に係るクライアント装置で動作するウェブブラウザが表示する、所望のホットフォルダを1つの画面に集めて表示するMyPage機能における画面例を示す図である。
図13A(A)のユーザ固有機能選択ボタン907が押下されると、MyPageボタン1301とDisconnectボタン1302が表示される。ここでMyPageボタン1301が押下されると、図13A(B)〜図13D(B)に示すMyPageへ画面遷移する。図13A(B)は、MyPageに何も追加されていない場合の表示例を示す。図13A(A)のMyPage追加ボタン1303が押下されると、その時点でフォルダ種識別領域908に存在しているフォルダがMyPageに追加される。
図13A(C)は、図13A(A)でMyPage追加ボタン1303が押下されて、MyPageに追加された例を示す図で、追加されたフォルダ1304が表示されている。同様に、順次フォルダを追加していった場合の例を図13B(A)に示す。MyPageには、戻るボタン1305、及び、表示項目追加ボタン1306が含まれている。戻るボタン1305が押下されると、図13A(A)に示すような元の階層表示に戻る。尚、実施形態では、このとき戻るページは、MyPageボタンを押下したページであるが、トップページなどとしても良い。
表示項目追加ボタン1306が押下されると図13B(B)のような表示項目追加ダイアログ1307が表示される。この表項目追加ダイアログ1307には、ジョブ履歴表示チェックボックス1308、デバイス情報表示チェックボックス1309、個人用設定チェックボックス1310及び、キャンセルボタン1311、OKボタン1312が含まれている。ここで各チェックボックス1308、1309、1310にチェックを入れてOKボタン1312が押下されると、チェックされた項目がMyPageに表示される。キャンセルボタン1311が押下された場合は、何もせずに表示項目追加ダイアログ1307が閉じられる。
図13B(C)は、ユーザが、ジョブ履歴表示チェックボックス1308、デバイス情報表示チェックボックス1309、個人用設定チェックボックス1310にチェックを入れた状態を示す。
図13C(A)は、図13B(C)の状態でOKボタン1312が押下された場合の表示例を示す。ここでは、ジョブ履歴表示チェックボックス1308、デバイス情報表示チェックボックス1309、個人用設定チェックボックス1310のチェックに対応した表示がなされている。即ち、ジョブ履歴表示チェックボックス1308に対応してジョブ履歴表示領域1313が表示され、デバイス情報表示チェックボックス1309に対応してデバイス情報対応領域1314が表示されている。更に、個人用設定チェックボックス1310に対応して個人用設定領域1315が表示されている。個人用設定領域1315には更に、一時設定ダイアログを表示するか否かの一時設定チェックボックス1316が含まれている。
図13C(B)は、一時設定チェックボックス1316にチェックを入れた状態を示す図である。このように、一時設定チェックボックス1316にチェックを入れた状態で、ホットフォルダにファイルをドラッグアンドドロップした場合、印刷ファイルの送信前に図13C(C)の一時設定ダイアログ1317が表示される。この一時設定ダイアログ1317には、印刷ページ設定欄1318、部数設定欄1319、用紙サイズ設定欄1320、キャンセルボタン1321、OKボタン1322が含まれている。印刷ページ設定欄1318は、印刷ファイルのうちの印刷するページを指定する。部数設定欄1319は、印刷する部数を設定する。用紙サイズ設定欄1320は、印刷に使用するシートのサイズをプルダウンメニューから選択する。キャンセルボタン1321は、この画面の設定を取り消すボタンで、OKボタン1322は、この画面の設定と共に印刷ジョブを投入するように指示するボタンである。尚、実施形態では、印刷ページ設定欄1318、部数設定欄1319、用紙サイズ設定欄1320の3項目のみ一時設定可能としたが、例えば、図10A,10Bに示すような印刷設定項目を更に設定できるようにしてもよい。また、図13D(A)のように、ホットフォルダ上にマウスカーソル1323を移動した場合、フォルダの説明のポップアップ1324が表示されるようにしてもよい。これは一例であり、例えば図13D(B)のように、ジョブの詳細ダイアログ1325を表示するようにしても良い。一時設定に関しては前述したものと同様のため省略する。
以上説明した実施形態では、MyPageに複数のホットフォルダを配置することで、ページを移動せずに複数の設定で印刷ジョブを複合機101に送信できるため、ユーザの利便性が向上する。
図14A及び図14Bは、実施形態に係るクライアント装置において、機器内蔵ホットフォルダの機能の利用をユーザが指示した際の、クライアント装置の処理を説明するフローチャートである。尚、このフローチャートで示す処理は、CPU501が、上述のRAM502に展開したプログラムを実行することによって達成される。
まずS1401でCPU501は、ユーザがウェブブラウザ555が供する画面操作を実施するまで、待機した状態にとどまる。S1401でCPU501は、ユーザがウェブブラウザ555に対し何らかの操作を指示したと判定するとS1402に進む。S1402でCPU501は、ウェブブラウザ555によって供される画面の特定箇所がクリック等の操作によって選択されたか否かを判定し、選択されたと判定するとS1404に進み、その操作によって選択された画面の領域が何れの領域であるかを判定する。S1404でCPU501は、ユーザ操作によって選択された領域が、図9A(B)のジョブ設定作成ボタン911か否かを判定する。そうであればS1409に進みCPU501は、ウェブブラウザ555の画面を、図10A,10Bに示すような、一連の印刷設定を行うための画面に遷移させてS1401に進む。一方、S1404でジョブ設定作成ボタン911でないときはS1405に進む。S1405でCPU501は、ユーザ操作によって選択された領域が、図10B(A)のジョブ設定確認ボタン1002か否か判定する。そうであればS1410に進み、ホットフォルダに対応づけられた印刷設定の内容確認画面に遷移するための処理を実行してS1401に進む。一方、S1405でジョブ設定確認ボタン1002が選択されていないときはS1406に進み、ユーザ操作によって選択された領域が、図9A,9Bのフォルダ表示領域901に対する操作か否かを判定する。そうであればS1411に進み、図9A(A)〜図9B(B)を参照して説明した、各種フォルダ操作をウェブブラウザ555が供する画面を用いて実行指示するための処理を実行してS1401に進む。またS1406でフォルダ表示領域901に対する操作でないときは図14BのS1412に進む。
図14Bのフローチャートは、クライアント装置上のMyPage機能に関するものであり、実施形態に係る特徴的なフローチャートである。S1412でCPU501は、ユーザ操作によって選択された領域が、図13A(A)のMyPage追加ボタン1303であるか否かを判定する。そうであればS1413へ進み、そうでないときはS1415へ進む。S1413〜S1414は、MyPageにホットフォルダを追加する場合の処理を示す。S1413でCPU501は、図13A(C)の1304に示すような、MyPageにホットフォルダを追加するためのhtmlデータを、複合機101のウェブサーバ455に要求するためのリクエストデータを複合機101に送信する。このときのhtmlデータには、例えば、図7に示すようなホットフォルダを追加するためのXMLデータが含まれる。
図7(A)は、実施形態に係るクライアント装置から複合機101に送信されるMyPageにホットフォルダを追加することを要求するリクエストデータの一例を示す図である。
図7(A)では、ホットフォルダを追加することを示すタグ701と、追加するフォルダを示すタグ702が含まれている。
次にS1414に進みCPU501は、リクエストデータに応答して複合機101から返却されたhtmlデータを受信し、そのhtmlデータの内容に従った描画処理を実行して画面を表示する。このS1414の処理が実行された結果、複合機101のMyPage追加処理が成功すると、図13A(A)のMyPage追加ボタン1303の表示が消える。一方、複合機101でのMyPage追加処理が失敗した場合は、失敗した旨を示す不図示のエラーダイアログを表示する。このときはMyPageに登録されていないため、MyPage追加ボタン1303は表示されたままとなる。
S1415でCPU501は、ユーザ操作によって選択された領域が、図13A(A)のMyPage表示ボタン1301か否かを判定する。そうであればS1416へ進み、そうでないときはS1401に進む。S1416〜S1428の処理は、MyPageの表示に関する処理である。S1416でCPU501は、ウェブブラウザ555がMyPageを表示するためのhtmlデータを要求するためのリクエストデータを複合機101に送信する。このリクエストデータが複合機101によって受理された結果、複合機101から返却されたhtmlデータを受信する。そのS1417でCPU501は、htmlデータの内容に従った描画処理を実行する。ここで受信するhtmlデータの内、MyPage表示に関わる部分のデータの例を図7(B)に示す。
711には、後述する個人設定用の情報が含まれる。実施形態では、個人設定用の情報を複合機101のウェブサーバ455で管理しているが、クライアント装置で記憶しておいても良い。MyPageに表示するフォルダ情報712には、folder1の情報713、folder2の情報714、folder3の情報715が含まれている。このhtmlデータによって表示される画面例を図13B(A)に示す。図13B(A)では、folder1の情報713、folder2の情報714、folder3の情報715に応じて、3つのフォルダが表示されている。
次にS1418に進みCPU501は、ユーザの操作を待つ。そして、画面のいずれかが操作されたかによりS1419、S1421、S1423以降の処理が行われる。S1419でCPU501は、図13B(A)の表示項目追加ボタン1306が押下されたかを判定する。表示項目追加ボタン1306が押下されたときはS1420へ進み、そうでないときはS1421へ進む。S1420でCPU501は、図13B(B)に示す表示項目ダイアログ1307を表示する。このダイアログ1307を表示するためのデータは、S1417で受信したhtmlデータが含んでも良いし、ボタン押下時に、複合機101から取得するようにしても良い。そしてS1425に進む。S1425〜S1428の処理は、表示項目追加ダイアログ1307の操作に関わる処理を示す。S1425でCPU501は、OKボタン1312が押下されたかを判定し、OKボタン1312が押下されたときはS1426へ進み、そうでないときはS1427へ進む。S1426でCPU501は、前述したジョブ履歴表示チェックボックス1308、デバイス情報表示チェックボックス1309、個人用設定チェックボックス1310のチェックに応じ、ジョブ履歴表示領域1313、デバイス情報対応領域1314、個人用設定領域1315を表示してS1401に進む。S1427でCPU501は、キャンセルボタン1311が押下されたかを判定し、そうであればS1428へ進み、キャンセルボタン1311が押下されないときはS1425へ戻る。S1428でCPU501は、表示項目追加ダイアログ1307を閉じてS1401に進む。
またS1421でCPU501は、図13B(A)の戻るボタン1305が押下されたかを判定し、そうであればS1422へ進み、戻るボタン1305が押下されないときはS1423へ進む。S1422でCPU501は、MyPageから元のホットフォルダの表示へ遷移させてS1401に進む。具体的には、MyPage表示ボタン1301が押下されたホットフォルダが表示される。S1423でCPU501は、図13A(C)或いは図13B(A)の1304に示すようなフォルダ情報が表示されている領域が押下されたかを判定する。そうであればS1424へ進み、そうでないときはS1418へ戻る。S1424でCPU501は、押下されたフォルダに対応するホットフォルダ画面へ遷移する。例えば図13A(C)の1304が押下された場合は、folder01へ移動する。このフォルダの移動に関しては、前述したS1411と同様のため、その説明を省略する。
またS1415でCPU501は、ユーザ操作によって選択された領域がMyPage表示ボタン1301でないときは、ウェブブラウザ555によって供される画面の構成要素に対するユーザの指示が、画面の特定領域に対する、クリック等の選択操作ではない場合であるとしてS1401に処理を進める。
またS1402でCPU501は、画面の特定箇所がクリック等の操作によって選択されていないときはS1403に進む。ここでは、クリック若しくは選択操作以外の操作、即ち、図10B(A)の場合に、印刷対象ファイルをフォルダ種識別領域908にマウス等の指示装置を用い、ドラッグアンドドロップ等の操作によって配置したかどうか判定する。そうであればS1407に進みCPU501は、フォルダの種別領域が指示されたと判定するとS1408に進み、その印刷対象ファイルの印刷処理を複合機101に対して指示するための処理を実行する。
尚、S1403における判定処理の結果が偽、若しくはS1407における判定処理の結果が偽である場合には、実施形態において説明しようとしているホットフォルダ機能とは無関係の操作が、画面に対してなされた場合である。この場合の処理内容は実施形態の特徴ではないため、それらの処理の説明を省略し、再びS1401における処理要求待ちに遷移するにとどめる。
図15A及び図15Bは、実施形態に係る複合機101の処理を説明するフローチャートである。ここでは、図9A〜図12Bを参照して説明した機器内蔵ホットフォルダをユーザが利用する際の処理を例に説明する。尚、このフローチャートで示す処理は、CPU405がHDD409等からRAM408に展開したプログラムを実行することによって達成される。このフローチャートで示す処理は、図14A,14Bに示すようなクライアント装置における操作に応じて実行される。また、複合機101における処理は、ウェブサーバ455並びにホットフォルダ機能プログラム456の双方を用いて為されるが、これらは同一のソフトウェアモジュールとして構成し実行するような構成を取ってもよい。よって、ここではCPU405による処理として説明する。
S1501でCPU405は、クライアント装置から何らかの処理要求を受信するのを待つ。そしてクライアント装置から要求を受信するとS1502に進みCPU405は、その要求の種別を判定する。次にS1503に進みCPU450は、その要求がフォルダ階層の関連処理か否かを判定する。これは図9A,9Bに示すような、フォルダの上階層、下階層移動、並びにフォルダ作成等の操作を実行した結果、発行されたhttpリクエストデータに基づき指定されたものである。そうであればS1507に進み、フォルダ階層関連処理に相応する、複合機101が受理した結果をレスポンスとしてクライアント装置に返却するレスポンスデータの作成処理を実行する。そしてS1514に進みCPU405は、そのレスポンスデータをクライアント装置に送信してS1501に進む。
一方、S1503でフォルダ階層関連処理のリクエストでないときはS1504に進みCPU405は、その処理要求がホットフォルダの作成処理であるか否かを判定する。これは、図10A,10Bを参照して説明したような、ホットフォルダに紐づける設定を、クライアント装置のユーザの選択内容に応じて画面操作した結果として、図6に示したXMLデータ602の作成並びに送信処理を実行することに相当する。S1504の判定の結果が真であればS1508に進み、図6に示したXMLデータ602を受理し、例えば図11A(B)に示すようなJDF形式のデータを作成し、所定のフォルダ階層に配置する。そしてS1509に進みCPU405は、S1508で処理した実行結果をレスポンスとしてクライアント装置に返却するレスポンスデータの作成処理を実行してS1514に進む。
またS1504でホットフォルダの作成処理でないときはS1505に進みCPU405は、受信した処理要求が、ホットフォルダの印刷リクエストかどうか判定する。そうであればS1510に進みCPU405は、印刷ジョブの生成処理を実行してS1511に進む。S1511でCPU405は、S1510で処理した実行結果をジョブ投入レスポンスとしてクライアント装置に返却するレスポンスデータの作成処理を実行してS1514に進む。S1510の処理の詳細は、図16のフローチャートを参照して後述する。
またS1505でホットフォルダの印刷リクエストでないときはS1506に進みCPU405は、ホットフォルダの印刷設定確認リクエストか否か判定する。そうであればS1512に進みCPU405は、図11A(B)に示すようなJDF形式の印刷設定ファイルの内容を解析し、設定情報の取得した後に更にS1513に進む。S1513でCPU405は、クライアント装置でユーザが内容を確認するための表示情報を作成してS1514に進む。
S1506で判定が偽であれば図15BのS1515へ進む。S1515でCPU405は、受信した処理要求がMyPageの追加処理であるか否か判定する。そうであればS1516へ進むが、そうでないときはS1523へ進む。S1516〜S1522の処理は、クライアント装置からのMyPageへのホットフォルダの追加要求に対する処理である。
S1516でCPU501は、クライアント装置から受信したリクエストデータのhtmlのヘッダ部に含まれる情報を解析する。次にS1517に進みCPU405は、その受信したホットフォルダの情報、具体的には、図8のMyPageフォルダ802からMyPageに追加するフォルダパスを取得する。
図8は、実施形態に係る複合機101が管理しているMyPage管理テーブルの一例を示す図である。
MyPage管理テーブルには、ユーザ名801、MyPageフォルダ802、ジョブ履歴803、装置情報804、個人設定805が記録されている。
そしてS1518に進みCPU405は、S1517で取得したフォルダパスに該当するフォルダが存在するかを判定する。具体的には、ホットフォルダ機能プログラム456がファイルシステムサーバ454に問い合わせをすることにより判定する。この判定結果が真であればS1519へ進み、そうでないときはS1522へ進む。S1519でCPU405は、S1517で取得したパス情報に相当するフォルダがホットフォルダであるか否かを判定する。換言すれば、そのフォルダに、図11A(A)(B)で示したようなJDFファイルが配置されているか否かにより、ホットフォルダかどうか判定される。S1519の判定結果が真であればS1520へ進み、そうでないときはS1522へ進む。S1520でCPU405は、S1516で取得したhtmlヘッダより、リクエストしたユーザ情報、及びS1517で取得したフォルダパスの情報を図8に示すようなMyPage管理テーブルに記録する。このMyPage管理テーブルへの記録は、ホットフォルダ機能プログラム456がファイルシステムサーバ454を介して実行される。そしてS1520に進みCPU405は、MyPage管理テーブルにユーザ名801、MyPageフォルダ802を記録する。
尚、実施形態では、MyPage管理テーブルは複合機101に保存しているが、クライアント装置で閉じた形で管理するような形態でもよい。そしてS1521に進みCPU405は、MyPageへの追加に成功したことを示す、クライアント装置に返信するためのhtmlデータを作成してS1514に進む。
またS1522でCPU405は、MyPageの追加に失敗したことを示すことを返信するためのhtmlデータを作成する。このhtmlデータは、失敗したことを表すだけでも良いし、例えば、フォルダが削除されています等の詳細な理由を含んでも良い。
またS1515で、受信した処理要求がMyPageの追加でないときはS1523に進みCPU405は、受信した処理要求の内容がMyPage表示処理かどうか判定する。そうであればS1524へ進み、そうでないときはS1514へ進む。S1524〜S1531の処理は、クライアント装置からのMyPage表示要求に対する処理である。S1524でCPU405は、クライアント装置から送信されたリクエストデータのうちhtmlのヘッダ部に含まれる情報を解析する。そしてS1525に進みCPU405は、S1524で解析したhtmlヘッダのユーザ名に対応するMyPage情報をファイルシステムサーバ454に問い合わせる。具体的には図8に示すMyPage管理テーブルから該当するユーザの情報を取得する。
S1526〜S1531の処理でCPU405は、例えば図7(B)に示すようなクライアント装置へ返信するhtmlデータを生成する。S1526でCPU405は、S1525で取得したユーザ情報からMyPageフォルダ802に対応する全てのフォルダに対する処理を実行するまでS1527〜S1530の処理を繰り返す。S1527でCPU405は、フォルダ情報を取得し、S1528で、そのフォルダが存在するかどうか判定する。フォルダが存在するときはS1529に進みCPU405は、そのフォルダがホットフォルダであるか否か判定する。そしてホットフォルダであればS1530に進みCPU405は、例えば図7の713、714、715に示すようなホットフォルダ情報を返信用htmlデータに追加してS1526に進む。こうしてS1526でCPU405は、MyPageフォルダ802に対応する全てのフォルダに対する処理を実行するとS1531に進み、MyPage表示用の情報であることを示すヘッダ等を追加して返信用htmlデータを生成してS1514に進む。S1514でCPU405は、S1507、S1509、S1511、S1513のいずれかで作成されたレスポンスデータであるhtmlデータを、クライアント装置に送信して、この処理を終了する。
図16は、図15AのS1510の印刷ジョブの生成処理を説明するフローチャートである。
S1601でCPU405は、クライアント装置から受信したリクエストデータのうち、htmlのヘッダ部に含まれる情報を解析する。次にS1602に進みCPU405は、その情報の解析に基づいて、そのリクエストデータに含まれる、ホットフォルダのフォルダ情報、具体的にはフォルダのパスに関する情報を取得する。これはクライアント装置のユーザが、実施形態に係るホットフォルダ機能を用いて印刷指示を行った際に、どのフォルダに紐づいた印刷設定を採用して印刷対象ファイルの処理を要求したか判定するのに必要である。換言すれば、S1601で取得したフォルダパスに格納されている、図11A(B)に示したようなJDFファイルを特定するための処理を実行する。
次にS1603に進みCPU405は、そのフォルダパス情報に相応するフォルダがそもそも存在するか否か判定する。フォルダが存在すればS1604に進むが、そうでないときはS1611に進んでエラー処理を実行してS1610に進む。具体的には図10B(B)に示すようなエラー画面を表示するためのhtml描画情報をクライアント装置に送信する。S1604でCPU405は、リクエストで指定されたフォルダにJDFファイルが存在するか否かを判定する。JDFファイルが存在するときはS1605に進むが、そうでないときはS1611に進む。これは、クライアント装置が印刷ジョブを投入した直後に、JDFファイルを故意若しくは何らかの操作により削除した場合などが具体的な例となる。これは例えば、クライアント装置のユーザが、印刷対象ファイルを、図10B(A)の画面におけるフォルダ種識別領域908に投入したとき、フォルダパス「/share/folder/folder01」からJDFファイルが削除されている状態である。この場合は、ホットフォルダに対応する印刷設定が存在しないため、印刷処理を実行することはできない。よって、この場合もS1611に進む。
S1605でCPU405は、印刷対象ファイルとして、クライアント装置からネットワーク100を経由して受信したデータを、HDD409に格納する。また、複数の印刷対象ファイルがホットフォルダ機能406に対して投入された場合には、これら印刷対象ファイルはリクエストの順序に従って管理され、逐次印刷される。即ち、S1605の処理は印刷対象ファイルのキューイング処理に相当する。
次にS1606に進みCPU405は、存在すると判定されたJDFファイルを読み出し、その解析処理を実行する。このJDF解析処理は、例えば図11A(B)に示すようなXML形式で表現されるテキストデータに、JDFが定める文法に従って記載されている印刷設定仕様をXML解析、構文解析によって取得する処理に相当する。XML解析処理、構文解析処理の詳細なアルゴリズムに関する説明は省略する。そしてS1607に進みCPU405は、JDF機能プログラム457を実行して、印刷成果物の作成処理を開始する。ここでは、解析された結果、取得される印刷設定仕様をHDD409に記憶する。JDF機能プログラム457を実行する際に、JDF機能プログラム457に対し印刷設定内容をセットする処理までを含む。ここでセットされた印刷設定に基づき、その設定に即した印刷成果物作成の制御がプリントデバイス403、シート処理デバイス410、給紙デバイス412、出力トレイ413等を適正に制御することによって実行される。そしてS1608に進みCPU405は、受信した印刷対象ファイルのフォーマットを解析し、複合機101のプリントデバイス403で印刷可能な画像情報に変換する。その際に、S1606で取得したJDFファイルに含まれていた印刷設定情報が反映される。そしてS1609に進みCPU405は、S1608で変換した画像情報に基づき、プリントデバイス403、シート処理デバイス410等を制御して印刷処理、成果物作成処理を実行する。この際の、操作デバイス404の表示状態は図12B(B)に示したような状態となる。こうして印刷対象ファイルの成果物作成処理が終了するとS1610に進みCPU405は、成果物作成処理の実行結果を判定して、この処理を終了する。S1610で判定された結果は、複合機101が通常備える印刷処理の実行履歴や、印刷処理の実行結果として、クライアント装置にレスポンスやイベントとして通知してユーザに伝えられてもよい。
以上説明したように実施形態によれば、クライアント装置に表示されたホットフォルダ画面に印刷対象のファイルをドラッグアンドドロップするだけで、その印刷対象のファイルを印刷装置で印刷させることができる。
またユーザが複数のホットフォルダを登録していて、それらから所望のフォルダを使用して印刷させたい場合、それら複数のホットフォルダを1つの画面にまとめて表示できる。これにより、一々画面を切り替えることなく、所望のフォルダを使用して印刷させることができる。
またユーザごとに、フォルダの表示方法をカスタマイズすることができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は上記実施形態に制限されるものではなく、本発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、本発明の範囲を公にするために、以下の請求項を添付する。
101…複合機(MFP)、102,103…PC、104…携帯端末、405…CPU(MFP)、455…ウェブサーバ、456…ホットフォルダ機能プログラム、501…CPU(クライアント装置)、555…ウェブブラウザ
Claims (16)
- ウェブブラウザを利用可能な情報処理装置と、前記情報処理装置から前記ウェブブラウザを介してアクセス可能なフォルダを提供する印刷装置とを有する印刷システムであって、
前記印刷装置は、機器内蔵ホットフォルダ機能を有する印刷装置であって、
ホットフォルダに対応する印刷設定を前記情報処理装置から受信して記憶する記憶手段と、
前記ホットフォルダに対する印刷対象ファイルの投入を前記情報処理装置から受け付けると、前記印刷対象ファイルを前記記憶手段に記憶されている前記印刷設定に従って印刷する印刷制御手段と、を有し、
前記情報処理装置は、
前記印刷装置からの画面情報に基づいて画面を表示する表示手段と、
ホットフォルダ画面への前記印刷対象ファイルの投入に応じて、当該印刷対象ファイルを前記印刷装置に送信する第1送信手段と、
前記ホットフォルダ画面を介して、ユーザのホットフォルダを1つの画面に集めて表示する機能に関連する指示がなされると、当該指示を前記印刷装置に送信する第2送信手段と、を有し、
前記印刷装置は、前記第2送信手段により送信される前記指示に応じて、前記表示手段により表示される画面情報を前記情報処理装置に送信することを特徴とする印刷システム。 - 前記印刷装置は、更に、
前記情報処理装置のユーザを認証する認証手段を有し、
前記ユーザの認証に成功した情報処理装置からのリクエストに応じて前記画面情報を供給することを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。 - 前記印刷装置は、更に、
前記ユーザごとに、前記機能に関連するフォルダの情報を管理する管理テーブルを有し、
前記機能に関連する指示が前記ホットフォルダの表示である場合、前記管理テーブルで管理されている当該ユーザのホットフォルダを1つのホットフォルダ画面に集めて表示するための画面情報を前記情報処理装置に送信することを特徴とする請求項2に記載の印刷システム。 - 前記機能に関連する指示が前記ホットフォルダの追加である場合、前記ユーザのホットフォルダを追加するための画面情報を前記情報処理装置に送信することを特徴とする請求項3に記載の印刷システム。
- 前記機能に関連する指示が、前記ホットフォルダ画面に表示されているホットフォルダへの指示の場合、当該ホットフォルダに対応するホットフォルダ画面に遷移するための画面情報を前記情報処理装置に送信することを特徴とする請求項3に記載の印刷システム。
- 前記ホットフォルダはJDF形式であり、前記印刷対象ファイルはPDF形式のファイルであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の印刷システム。
- 情報処理装置からウェブブラウザを介してアクセス可能なフォルダを提供する、機器内蔵ホットフォルダ機能を有する印刷装置であって、
ホットフォルダに対応する印刷設定を前記情報処理装置から受信して記憶する記憶手段と、
ホットフォルダ画面で当該ホットフォルダに対する印刷対象ファイルの投入を前記情報処理装置から受け付けると、前記印刷対象ファイルを前記記憶手段に記憶されている前記印刷設定に従って印刷する印刷制御手段と、
前記情報処理装置から、前記ホットフォルダ画面を介して、ユーザのホットフォルダを1つの画面に集めて表示する機能に関連する指示がなされると、当該指示に応じて、前記情報処理装置で表示される画面情報を前記情報処理装置に送信する送信手段と、
を有することを特徴とする印刷装置。 - 前記印刷装置は、更に、
前記情報処理装置のユーザを認証する認証手段を有し、
前記ユーザの認証に成功した情報処理装置からのリクエストに応じて画面情報を供給することを特徴とする請求項7に記載の印刷装置。 - 前記印刷装置は、更に、
前記ユーザごとに、前記機能に関連するフォルダの情報を管理する管理テーブルを有し、
前記機能に関連する指示が前記ホットフォルダの表示である場合、前記管理テーブルで管理されている当該ユーザのホットフォルダを1つのホットフォルダ画面に集めて表示するための画面情報を前記情報処理装置に送信することを特徴とする請求項8に記載の印刷装置。 - 前記機能に関連する指示が前記ホットフォルダの追加である場合、前記ユーザのホットフォルダを追加するための画面情報を前記情報処理装置に送信することを特徴とする請求項9に記載の印刷装置。
- 前記機能に関連する指示が、前記ホットフォルダ画面に表示されているホットフォルダへの指示の場合、当該ホットフォルダに対応するホットフォルダ画面に遷移するための画面情報を前記情報処理装置に送信することを特徴とする請求項9に記載の印刷装置。
- 前記ホットフォルダはJDF形式であり、前記印刷対象ファイルはPDF形式のファイルであることを特徴とする請求項7乃至11のいずれか1項に記載の印刷装置。
- ウェブブラウザを利用可能な情報処理装置であって、
機器内蔵ホットフォルダ機能を有する印刷装置に要求して、前記情報処理装置の前記ウェブブラウザにより表示される画面情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得した前記画面情報に基づいて画面を表示する表示手段と、
前記印刷装置からの画面情報に基づいて表示される画面を介してホットフォルダに対応する印刷設定を前記印刷装置に送信する第1送信手段と、
前記ホットフォルダを表示するホットフォルダ画面で当該ホットフォルダに対する印刷対象ファイルの投入を受け付けると、当該印刷対象ファイルを前記印刷装置に送信する第2送信手段と、
前記ホットフォルダ画面を介して、ユーザのホットフォルダを1つの画面に集めて表示する機能に関連する指示がなされると、当該指示を前記印刷装置に送信する第3送信手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置。 - 情報処理装置からウェブブラウザを介してアクセス可能なフォルダを提供する、機器内蔵ホットフォルダ機能を有する印刷装置を制御する制御方法であって、
ホットフォルダに対応する印刷設定を前記情報処理装置から受信して記憶する記憶工程と、
ホットフォルダ画面で当該ホットフォルダに対する印刷対象ファイルの投入を前記情報処理装置から受け付けると、前記印刷対象ファイルを前記記憶工程で記憶されている前記印刷設定に従って印刷する印刷制御工程と、
前記情報処理装置から、前記ホットフォルダ画面を介して、ユーザのホットフォルダを1つの画面に集めて表示する機能に関連する指示がなされると、当該指示に応じて、前記情報処理装置で表示される画面情報を前記情報処理装置に送信する送信工程と、
を有することを特徴とする制御方法。 - ウェブブラウザを利用可能な情報処理装置を制御する制御方法であって、
機器内蔵ホットフォルダ機能を有する印刷装置に要求して、前記情報処理装置の前記ウェブブラウザにより表示される画面情報を取得する取得工程と、
前記取得工程で取得した画面情報に基づいて画面を表示する表示工程と、
前記画面情報に基づいて表示される画面を介してホットフォルダに対応する印刷設定を前記印刷装置に送信する第1送信工程と、
前記ホットフォルダを表示するホットフォルダ画面で当該ホットフォルダに対する印刷対象ファイルの投入を受け付けると、当該印刷対象ファイルを前記印刷装置に送信する第2送信工程と、
前記ホットフォルダ画面を介して、ユーザのホットフォルダを1つの画面に集めて表示する機能に関連する指示がなされると、当該指示を前記印刷装置に送信する第3送信工程と、
を有することを特徴とする制御方法。 - コンピュータに、請求項14又は15に記載の制御方法の各工程を実行させるためのプログラム。
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JP2021114204A (ja) * | 2020-01-20 | 2021-08-05 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 印刷処理システム |
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