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JP2019209982A - 口栓付紙容器 - Google Patents

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JP2019209982A
JP2019209982A JP2018105079A JP2018105079A JP2019209982A JP 2019209982 A JP2019209982 A JP 2019209982A JP 2018105079 A JP2018105079 A JP 2018105079A JP 2018105079 A JP2018105079 A JP 2018105079A JP 2019209982 A JP2019209982 A JP 2019209982A
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JP2018105079A
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孝也 中村
Takaya Nakamura
孝也 中村
友幸 長見
Tomoyuki Osami
友幸 長見
芳貴 米田
Yoshitaka Yoneda
芳貴 米田
彩咲 大倉
Ayasa Okura
彩咲 大倉
芳弘 浦野
Yoshihiro Urano
芳弘 浦野
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Nippon Paper Industries Co Ltd
Jujo Paper Co Ltd
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Nippon Paper Industries Co Ltd
Jujo Paper Co Ltd
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Abstract

【課題】 頂部の傾斜角度を小さくしながらも、液状物注出時における口栓を流れる液状物の脈打ちを少なく抑え、液状物のスムーズな注出が得られるようにした口栓付紙容器を得る。【解決手段】 正面パネル2・右側面パネル3・背面パネル4・左側面パネル5からなる四角筒状の胴部6と、胴部6の下方開口を密封する底部7と、胴部6の上方開口を密封する平坦な四角形の頂部8とで構成される容器本体9と、頂部8に設けられた口栓10とからなり、頂部8は、正面パネル2側が低く背面パネル4側が高い傾斜面とし、口栓10は、頂部8における4つの頂部角部の内の、正面パネル2の頂辺2aと左右いずれか一方の側面パネル3(5)の頂辺3a(5a)とにより形成される第1頂部角部11(A)に近接した位置に設けた。【選択図】図2

Description

本発明は、牛乳やジュース等の液体飲料、液体洗剤、ゼリーやクリームなどの粘稠物、果実片等の固形物をミックスした液状物を収容するフラットトップ型頂部を有する口栓付紙容器に関する。
従来から、牛乳やジュース等の液体飲料、液体洗剤、ゼリーやクリームなどの粘稠物、果実片等の固形食物をミックスした液状物を収容する容器として、上下に開口する四角筒形状の筒状胴部と該筒状胴部の上方開口を密封する平坦な頂部と前記筒状胴部の下方開口を密封する底部とからなる容器本体と、前記頂部に設けられた口栓とからなる口栓付紙容器が広く使用されている。
このような、上面が平坦に形成された所謂フラットトップ型の頂部を有する口栓付容器は、近年種々の改良がなされており、例えば、口栓から液状物を注ぎ出しやすいようにするものとして、図7に示すように、4枚の側面パネルからなる胴部71と、底部72と傾斜した平坦な頂部73とからなる四角柱形状であり、頂部73が一対の水平で高さの違う平行な辺74,75と一対の傾斜した平行な辺76,77とからなる四角形であり、頂部73に口栓78を取り付けた口栓付紙容器70が知られている(例えば特許文献1参照。)。
特開2005−35580号公報
図7に示す口栓付紙容器70によれば、一対の水平で高さの違う平行な辺74,75と一対の傾斜した平行な辺76,77とからなる四角形の頂部73に口栓78を取り付けたので、口栓付紙容器70を立てた状態で、傾斜した頂部73に傾斜空間による空気溜まり79ができる(図8参照。)。この状態から、口栓付紙容器70を、傾斜した頂部73の低い方の辺74が下側に向くように傾斜させた状態にして液状物を注出すると(図9参照。)、容器本体80の内面で空気溜まり79が口栓78の開口の上部にかかり、口栓78の開口が液状物で塞がれず、液状物の注出に伴い口栓78の開口の上部より容器本体80に空気がよどみなく入り、空気溜まり79に直接抜けることになり、口栓78を流れる液状物の脈打ちが少なく抑えられ、液状物の注出が容易になる。
このような効果は、空気溜まり79にあって、液状物の液面Fと頂部73の内面との対面間隔が空いていることにより得られるものである。この対面間隔の距離が短いと、口栓78の開口に空気溜まり79がかかった状態で液状物を抽出することができる口栓付紙容器70の傾け角度が小さくなる。そうすると、液状物の注出が少しずつしか行えず、液状物を素早く注出することができない。また、口栓78の開口に空気溜まり79がかかった状態で液状物を注出することができる口栓付紙容器70の傾け角度の範囲も狭くなるため、口栓付紙容器70の傾け角度の調整が難しく、また誤って傾け角度を大きくしてしまうと液状物で口栓78の開口が塞がれて液状物の脈打ちが生じるので、液状物を容易に且つスムーズに注出することが難しくなる。このため、頂部73の傾斜角度は、口栓付紙容器70を大きく傾けても口栓78の開口に空気溜まり79がかかり、液状物を容易に且つ素早く抽出することができるように、液状物の液面Fと頂部73の内面との対面間隔が十分に空いた空気溜まり79を形成できる角度であることが望まれる。
しかし、反面、頂部73の傾斜を大きくすれば、傾斜の分だけ口栓付紙容器70の背が高くなるので、口栓付紙容器70の収納時や運搬時等に余計な場所を取ってしまったり、また、材料が余分に必要になるといった問題が生じる。
本発明者等は、このような問題点を解決すべく、試験研究を重ねた結果、本発明を為すに至った。
本発明の目的は、頂部の傾斜角度を小さくしながらも、液状物注出時における口栓を流れる液状物の脈打ちを抑え、液状物を容易に且つ素早くスムーズに注出することができる口栓付紙容器を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、正面パネル・右側面パネル・背面パネル・左側面パネルからなる四角筒状の胴部と、胴部の下方開口を密封する底部と、胴部の上方開口を密封する平坦な四角形の頂部とで構成される容器本体と、前記頂部に設けられた口栓とからなり、前記頂部は、正面パネル側が低く背面パネル側が高い傾斜面となっており、前記口栓は、前記頂部における4つの頂部角部の内の、正面パネルの頂辺と左右いずれか一方の側面パネルの頂辺とにより形成される第1頂部角部に近接した位置に設けられていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、前記頂部は、正面パネル側が低く背面パネル側が高い傾斜面となっており、前記口栓は、前記頂部における4つの頂部角部の内の、正面パネルの頂辺と左右いずれか一方の側面パネルの頂辺とにより形成される第1頂部角部に近接した位置に設けられているので、液状物の注出に際し、前記第1頂部角部を下側に向けた状態で傾けると、前記第1頂部角部の対角線上にある背面パネルの頂辺と側面パネルの頂辺とにより形成される角部(以下、第2頂部角部という。)が上側になり、傾けたときの前記容器本体の頂部に形成される空気溜まりの頂点は第2頂部角部となる。
これにより、前記第1頂部角部を下側に向けた状態で傾けたとき、液面と頂部内面との対面間隔が、頂部を同じ傾斜角度を有するように形成したときの図7に示す従来の口栓付紙容器に比べ大きくなる。この結果、液状物の注出に際し、前記口栓付紙容器を従来の口栓付紙容器よりも大きく傾けても、前記口栓の開口の上部と空気溜まりとの連通状態を維持することができ、液状物の脈打ちを抑えて液状物を注出することができるので、液状物Wの注出を容易に且つ素早くスムーズに行うことができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の、前記胴部は、前記正面パネル・前記右側面パネル・前記背面パネル・前記左側面パネル間に形成された4つの胴部角部の内、前記口栓が設けられた第1頂部角部を形成する前記正面パネルと前記左右いずれか一方の側面パネルとの間の第1胴部角部に、前記第1頂部角部又は前記第1頂部角部から僅かに離れた位置を起点とし、該起点から前記正面パネルと前記左右いずれか一方の側面パネルに分岐して底部方向に向かって延在し、前記正面パネルの底辺と前記左右いずれか一方の側面パネルの底辺とにより形成される第1底部角部に至るまでの間の位置で繋がり終点とする2本の凹部形成用折線部に囲まれた第1凹部が形成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、前記第1頂部角部を形成する前記正面パネルと前記左右いずれか一方の側面パネルとの間の前記第1胴部角部に、前記第1頂部角部又は前記第1頂部角部から僅かに離れた位置を起点とし、該起点からから前記正面パネルと前記左右いずれか一方の側面パネルに分岐して底部方向に向かって延在し、前記正面パネルの底辺と前記左右いずれか一方の側面パネルの底辺とにより形成される第1底部角部に至るまでの間の位置で繋がり終点とする前記2本の凹部形成用折線部に囲まれた第1凹部が形成されているので、前記第1胴部角部を内面側から見たとき、前記第1凹部によって前記第1胴部角部が穏やかな盛り上がりを形成することになる。
この盛り上がりにより前記第1凹部の前記第1頂部角部側の先端部分が前記口栓方向に向かって傾斜面となり、この傾斜面により液状物を注出する際の液状物の流速が増し、液状物注出時における口栓を流れる液状物の脈打ちを少なく抑えることと相俟って、液状物をスムーズに注出することができ、そして、液状物の流速が増すことにより残液を少なくすることができ、特に、固形物を含んだ液状物の場合の固形物残りを少なくすることができる。
また、前記第1凹部によって形成される前記第1胴部角部の盛り上がりにより、前記第1胴部角部に平滑面が形成され、この平滑面と前記2本の凹部形成用折線部を挟んだ前記正面パネルと前記側面パネルとの角度が大きくなるので、前記第1胴部角部に接する液状物の流れに対する抵抗は、略直角を呈する胴部角部より小さくなり、液状物の流速を速くするとともに、液状物に固形物が含まれているような場合でも固形物が前記第1胴部角部に挟まってしまうといったようなことを効果的に抑えることができる。
以上のように、本発明に係る口栓付紙容器によれば、頂部の傾斜角度を小さくしながらも、液状物注出時における口栓を流れる液状物の脈打ちを少なく抑え、液状物のスムーズな注出を得ることができる。また、頂部の傾斜角度を小さくできるので、従来の口栓付紙容器に比べ、背を低くすることができ、その分収納時等では余計な場所を取らず、また、背を低くできる分、材料を節約することができる。
本発明に係る口栓付紙容器の実施の形態の一例を示す右側面図である。 図1に示す口栓付紙容器を上方から見た斜視図である。 図1に示す口栓付紙容器を胴部対角線方向に見た斜視図である。 図3の概略縦断面説明図である。 液状物を注出する際に容器本体を傾けた状態を示す説明図である。 図1に示す口栓付容器の容器本体を成形するブランクスシートを示す平面図である。 従来の口栓付紙容器を上方から見た斜視図である。 図7の概略縦断面説明図である。 液状物を注出する際に容器本体を傾けた状態を示す説明図である。
以下、本発明に係る口栓付紙容器の実施の形態の一例を、図面を参照して詳細に説明する。
図1乃至図6は本発明に係る口栓付紙容器の実施の形態の一例を示すものであり、図1は本例の口栓付紙容器の右側面図、図2は図1に示す口栓付紙容器を上方から見た斜視図、図3は図1に示す口栓付紙容器を胴部対角線方向に見た斜視図、図4は図3の概略縦断面説明図、図5は液状物を注出する際に容器本体を傾けたときの液溜まりの形状を示す説明図、図6は図1に示す口栓付容器の容器本体を成形するブランクスシートを示す平面図である。
本例の口栓付紙容器1は、正面パネル2、右側面パネル3、背面パネル4、左側面パネル5からなる四角筒状の胴部6と、胴部6の下方開口部を密封する底部7と、胴部6の上方開口部を密封する平坦な四角形の頂部8とで構成される容器本体9と、頂部8に設けられた口栓10とからなり、本例では、容器本体9は、後述する一枚のブランクスシートにより成形されている。
頂部8は、図2に示すように、正面パネル2側が低く背面パネル4側が高い傾斜面となっている。頂部8の傾斜角θは10°以上30°以下であることが好ましい。10°以上であると、後述するところの、液状物を注出する際に容器本体9を傾けたときに、口栓10を流れる液状物の脈打ちを効果的に抑えることのできる、口栓からの空気の抜けの良い空気溜まりを形成することができる。30°以下であると、液状物が飲料である場合に、口栓に直接口をつけて飲んでも、鼻が頂面に当たることなく、容易に飲むことができる。
また、頂部8の傾斜角θの上限値は、頂部8の傾斜に沿って傾斜している口栓10の上面上側端と頂部8の上側端、即ち、背面パネル4の頂辺4aの高さが一致する角度であることが好ましい。
頂部8の傾斜角θが、頂部8の上側端、即ち、背面パネル4の頂辺4aが口栓10の上面上側端よりも高くなる大きな角度にしても、それにより形成される空気溜まりによる液状物の脈打ちを抑える効果に変化がなくなり、このような大きな角度にすると、その分口栓付紙容器1背が高くなり、また、材料も多く掛かることになる。
頂部8に設けられた口栓10は、頂部8における4つの頂部角部11の内の、正面パネル2の頂辺2aと右側面パネル3、左側面パネル5のいずれかの頂辺3a,5aとにより形成される第1頂部角部11(A)に近接した位置に設けられている。本例では、第1頂部角部11(A)は正面パネル2の頂辺2aと右側面パネル3の頂辺3aとにより形成されている。
ここでいう近接した位置とは、頂部8の中心位置から第1頂部角部11(A)側に寄った位置であり、近接した位置としては第1頂部角部11(A)に近いほど好ましい。
また、本例では、胴部6は、正面パネル2、右側面パネル3、背面パネル4、左側面パネル5間に形成された4つの胴部角部12の内、口栓10が設けられた第1頂部角部11(A)を形成する正面パネル2と右側面パネル3との間の第1胴部角部12(A)に、第1頂部角部11(A)を起点Sとし、起点Sから正面パネル2と右側面パネル3に分岐して底部7に向かって延在し、底部7における4つの底部角部13の内の、正面パネル2の底辺2bと右側面パネル3の底辺3bとにより形成される第1底部角部13(A)に至るまでの間の位置で繋がり終点Eとする2本の凹部形成用折線部14,15に囲まれた凹部16が形成されている。
凹部16を形成する2本の凹部形成用折線部14,15は、本例では、その起点Sを第1頂部角部11(A)としているが、第1頂部角部11(A)から僅かに離れた位置を起点Sとして設定してもよい。起点Sを、第1頂部角部11(A)から僅かに離れた位置に設定する場合、起点Sは第1頂部角部11(A)から35mm以内の位置に設定することが好ましい。
このように構成された口栓付紙容器1では、頂部8は、正面パネル2側が低く背面パネル4側が高い傾斜面となっており、口栓10は、頂部8における4つの頂部角部11の内の、正面パネル2の頂辺2aと右側面パネル3の頂辺3aとにより形成される第1頂部角部11(A)に近接した位置に設けられているので、液状物Wの注出に際し、第1頂部角部11(A)を下側に向けた状態で傾けると、第1頂部角部11(A)の対角線上にある背面パネル4の頂辺4aと左側面パネル5の頂辺5aとにより形成される第2頂部角部11(B)が上側になり、傾けたときの容器本体9の頂部8に形成される空気溜まり17の頂点は第2頂部角部11(B)となる(図5参照。)。
これにより、第1頂部角部11(A)を下側に向けた状態で傾けたとき、液状物Wの液面Fと頂部8の内面との対面間隔が、頂部73を同じ傾斜角度を有するように形成したときの図7に示す従来の口栓付紙容器70に比べ大きくなる。この結果、液状物Wの注出に際し、口栓付紙容器1を従来の口栓付紙容器70よりも大きく傾けても、口栓10の開口の上部と空気溜まり17との連通状態を維持することができ、液状物Wの脈打ちを抑えて液状物Wを注出することができるので、液状物Wの注出を容易に且つ素早くスムーズに行うことができる。
また、本例では、容器本体9の胴部6における第1胴部角部12(A)に、第1頂部角部11(A)又は第1頂部角部11(A)から僅かに離れた位置を起点Sとし、起点Sからから正面パネル2と右側面パネル3に分岐して底部7方向に向かって延在し、第1底部角部13(A)に至るまでの間の位置で繋がり終点Eとする2本の凹部形成用折線部14,15に囲まれた凹部16が形成されているので、第1胴部角部12(A)を内面側から見たとき、凹部16によって第1胴部角部12(A)に穏やかな盛り上がり18が形成され、凹部16における第1頂部角部11(A)側の先端部分が口栓10方向に向かって傾斜面19となる(図4参照。)。
これにより、内部に収容している液状物の注出に際しては、容器本体を第1頂部角部11(A)、第1胴部角部12(A)が下方となるように傾けて行うことにより、第1胴部角部12(A)が樋状となって容器本体9内の液状物を口栓10方向に誘導し、液状物をスムーズに注出させることができる。
そして、樋状となる第1胴部角部12(A)には、凹部16による盛り上がり18が形成される第1頂部角部12(A)側の先端部分が口栓10方向に向かって傾斜面19となっているので、容器本体9内を口栓10方向に向かって流れる液状物Wは、この傾斜面19により液状物Wの流速が増し、液状物Wの注出時に口栓10を流れる液状物Wの脈打ちを少なく抑えることと相俟って、液状物Wをスムーズに注出させることができる。
また、凹部16によって形成される第1胴部角部12(A)の盛り上がり18により、第1胴部角部12(A)に平滑面20が形成され、この平滑面20と2本の凹部形成用折線部14,15を挟んだ正面パネル2と右側面パネル5との角度が大きくなるので、第1胴部角部12(A)に接する液状物の流れに対する抵抗は、従来の口栓付紙容器における略直角を呈する胴部角部より小さくなり、液状物Wの流速を速くするとともに、液状物Wが固形物を含むような場合でも固形物が第1胴部角部12(A)に挟まったり、また、液状物Wが粘稠物である場合でも胴部6の内面に張り付いてしまうといったようなことを効果的に抑えることができることになる。
図6は、本例の口栓付紙容器1を成形するブランクスシート30の一例を示す。
本例のブランクスシート30は、板紙基材の少なくとも裏面側にシーラント層を積層した紙容器材料からなり、胴部縦折線31,32,33を介して胴部6を形成するところの正面パネル2、右側面パネル3、背面パネル4,左側面パネル5が連接している。
正面パネル2、背面パネル4の上端には、頂部横折線34,35を介して頂部8を形成するところの、互いに対向する一対の頂面パネル36,37が連接し、右側面パネル3、左側面パネル5の上端には頂部横折線38,39を介して頂部8を形成するところの、互いに対向する一対の折面パネル40,41が連接している。折面パネル40,41には、頂部斜折線42,43が付与されている。また、頂面パネル36,37と折面パネル40,41の上端には、封止部横折線44,45,46,47を介して封止パネル48,49,50,51が連接している。
正面パネル2,背面パネル4の下端には、底部横折線52,53を介して底部7を形成するところの、互いに対向する一対の底面パネル54,55が連接し、右側面パネル3、左側面パネル5の下端には、底部横折線56,57を介して底部7を形成するところの、互いに対向する一対の内面パネル58,59が連接している。
さらに、ブランクスシート30の一側開放端縁には、サイドシール縦折線60を介してブランクスシート30の他側開放端縁にシールされるサイドシールパネル61が連接している。
このように構成された、ブランクスシート30の正面パネル2の上端に連接している頂面パネル36には、第1頂部角部11(A)となる、正面パネル2の頂部横折線34と、頂面パネル36と折面パネル40との間に有する頂部縦折線62との交点63に近接した位置に口栓取付用開口部64が形成されている。なお、ブランクスシート30を、板紙素材とシーラント層との間にアルミシートを積層して形成している場合には、ブランクスシート30の板紙素材の部分をカットし、アルミシート部分を残した状態にして形成しても良い。
また、第1胴部角部12(A)を形成するところの、交点63に繋がる正面パネル2と側面パネル3の間の胴部縦折線31は、交点63又は交点63から僅かに離れた位置を起点Sとし、起点Sから正面パネル2と右側面パネル3に分岐して、正面パネル2の底部横折線52と右側面パネル3の底部横折線56に向かって延在し、正面パネル2の底部横折線52と右側面パネル3の底部横折線56との交点65に至るまでの間の位置で繋がり終点Eとする第1凹部16を形成するところの2本の凹部形成用折線部14,15を有している。
本例では、凹部16を形成するところの、2本の凹部形成用折線部14,15の起点Sにあっては、正面パネル2の頂部横折線34と、頂面パネル36と折面パネル40との間に有する頂部縦折線62との交点63を起点Sとしているが、交点63から僅かに離れた位置を起点Sとしてもよい。
また、2本の凹部形成用折線部14,15の終点Eにあっては、正面パネル2の底部横折線52と右側面パネル3の底部横折線56との交点65を終点Eとしているが、正面パネル2の底部横折線52と右側面パネル3の底部横折線56との交点65に至るまでの間の位置であればよい。
1 口栓付紙容器
2 正面パネル
2a 頂辺
2b 底辺
3 右側面パネル
3a 頂辺
3b 底辺
4 背面パネル
4a 頂辺
5 左側面パネル
5a 頂辺
6 胴部
7 底部
8 頂部
9 容器本体
10 口栓
11 頂部角部
11(A) 第1頂部角部
11(B) 第2頂部角部
12 胴部角部
12(A) 第1胴部角部
13 底部角部
13(A) 第1底部角部
14,15 凹部形成用折線部
16 凹部
17 空気溜まり
18 盛り上がり
19 傾斜面
20 平滑面
30 ブランクスシート
31,32,33 胴部縦折線
34,35 頂部横折線
36,37 頂面パネル
38,39 頂部横折線
40,41 折面パネル
42,43 頂部斜折線
44,45,46,47 封止部横折線
48,49,50,51 封止パネル
52,53 底部横折線
54,55 底面パネル
56,57 底部横折線
58,59 内面パネル
60 サイドシール縦折線
61 サイドシールパネル
62 頂部縦折線
63 交点
64 口栓取付用開口部
65 交点
70 口栓付紙容器
71 胴部
72 底部
73 頂部
74,75 水平な辺
76,77 傾斜した辺
78 口栓
79 空気溜まり
80 容器本体
S 起点
E 終点
W 液状物
F 液面

Claims (2)

  1. 正面パネル・右側面パネル・背面パネル・左側面パネルからなる四角筒状の胴部と、胴部の下方開口を密封する底部と、胴部の上方開口を密封する平坦な四角形の頂部とで構成される容器本体と、前記頂部に設けられた口栓とからなり、前記頂部は、正面パネル側が低く背面パネル側が高い傾斜面となっており、前記口栓は、前記頂部における4つの頂部角部の内の、正面パネルの頂辺と左右いずれか一方の側面パネルの頂辺とにより形成される第1頂部角部に近接した位置に設けられていることを特徴とする口栓付紙容器。
  2. 前記胴部は、前記正面パネル・前記右側面パネル・前記背面パネル・前記左側面パネル間に形成された4つの胴部角部の内、前記口栓が設けられた第1頂部角部を形成する前記正面パネルと前記左右いずれか一方の側面パネルとの間の第1胴部角部に、前記第1頂部角部又は前記第1頂部角部から僅かに離れた位置を起点とし、該起点から前記正面パネルと前記左右いずれか一方の側面パネルに分岐して底部方向に向かって延在し、前記正面パネルの低辺と前記左右いずれか一方の側面パネルの底辺とにより形成される第1底部角部に至るまでの間の位置で繋がり終点とする2本の凹部形成用折線部に囲まれた第1凹部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の口栓付紙容器。
JP2018105079A 2018-04-27 2018-05-31 口栓付紙容器 Pending JP2019209982A (ja)

Priority Applications (12)

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