JP2019208087A - ユーザ装置、基地局及び信号送信方法 - Google Patents
ユーザ装置、基地局及び信号送信方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019208087A JP2019208087A JP2016192359A JP2016192359A JP2019208087A JP 2019208087 A JP2019208087 A JP 2019208087A JP 2016192359 A JP2016192359 A JP 2016192359A JP 2016192359 A JP2016192359 A JP 2016192359A JP 2019208087 A JP2019208087 A JP 2019208087A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resource
- base station
- tti
- resources
- user apparatus
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L5/00—Arrangements affording multiple use of the transmission path
- H04L5/003—Arrangements for allocating sub-channels of the transmission path
- H04L5/0053—Allocation of signalling, i.e. of overhead other than pilot signals
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W72/00—Local resource management
- H04W72/02—Selection of wireless resources by user or terminal
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W72/00—Local resource management
- H04W72/04—Wireless resource allocation
- H04W72/044—Wireless resource allocation based on the type of the allocated resource
- H04W72/0446—Resources in time domain, e.g. slots or frames
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W72/00—Local resource management
- H04W72/20—Control channels or signalling for resource management
- H04W72/21—Control channels or signalling for resource management in the uplink direction of a wireless link, i.e. towards the network
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
【課題】TTI長が異なる無線フレーム構成が混在する無線通信システムにおいて、適切なタイミングで無線リソースの割当てを行うこと。【解決手段】複数の長さのTTIをサポートし、基地局とユーザ装置とを有する無線通信システムにおけるユーザ装置であって、所定の長さのTTIに含まれる複数のシンボルに割当てられた、スケジューリングリクエストを送信可能な複数のULリソースを示す情報を基地局から取得する取得部と、前記複数のULリソースからULリソースを選択し、選択したULリソースでスケジューリングリクエストを前記基地局に送信する送信部と、を有するユーザ装置を提供する。【選択図】図2
Description
本発明は、ユーザ装置、基地局及び信号送信方法に関する。
LTE(Long Term Evolution)では、システム容量の更なる大容量化、データ伝送速度の更なる高速化、無線区間における更なる低遅延化などを実現するために、5Gと呼ばれる無線通信方式の検討が進んでいる。5Gでは、10Gbps以上のスループットを実現しつつ無線区間の遅延を1ms以下にするという要求条件を満たすために、様々な無線技術の検討が行われている。また、5Gでは、超低遅延(例えば0.5ms)及び高信頼(例えば受信確率99.999%)の通信を実現するURLLC(Ultra-Reliable and Low Latency Communications)、高速データ通信であるeMBB(enhanced Mobile Broad Band)など、様々なユースケースが提案されており、これらのユースケースに適した無線フレーム構成及び無線リソース割当て方式が検討されている。例えば、URLLCでは、超低遅延を実現するために、eMBBよりもTTI長が短い無線フレーム構成を用いるといった検討がなされている。
株式会社NTTドコモ、NTT DOCOMOテクニカルジャーナル"5G無線アクセス技術"、2016年1月
5Gでは、eMBB及びURLLCの両方のユースケースをサポートしつつ、無線リソースを効率的に利用するために、同一キャリア内において、eMBBの通信に用いる無線リソース及びURLLCの通信に用いる無線リソースを、準静的又はダイナミックに共有する方法が検討されている。
ここで、要求条件が異なるトラフィックを同一キャリア内で混在させる場合、低遅延であることがそれほど要求されないトラフィック(eMBBのトラフィック)が割当てられることで、低遅延であることが要求されるトラフィック(URLLCのトラフィック)の品質が劣化してしまうことは避けるべきである。上述のようにURLLCでは、超低遅延を実現するために、eMBBよりもTTI長が短い無線フレーム構成を用いることが検討されていることから、TTI長が異なる無線フレーム構成が混在する場合に、各トラフィックについて適切なタイミングで無線リソースの割当てを行うことが可能な仕組を提供する必要がある。
開示の技術は上記に鑑みてなされたものであって、TTI長が異なる無線フレーム構成が混在する無線通信システムにおいて、適切なタイミングで無線リソースの割当てを行うことが可能な技術を提供することを目的とする。
開示の技術のユーザ装置は、複数の長さのTTIをサポートし、基地局とユーザ装置とを有する無線通信システムにおけるユーザ装置であって、所定の長さのTTIに含まれる複数のシンボルに割当てられた、スケジューリングリクエストを送信可能な複数のULリソースを示す情報を基地局から取得する取得部と、前記複数のULリソースからULリソースを選択し、選択したULリソースでスケジューリングリクエストを前記基地局に送信する送信部と、を有する。
開示の技術によれば、TTI長が異なる無線フレーム構成が混在する無線通信システムにおいて、適切なタイミングで無線リソースの割当てを行うことが可能な技術が提供される。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。例えば、本実施の形態に係る無線通信システムはLTE及び5Gに準拠した方式のシステムを想定しているが、本発明はLTE及び5Gに限定されるわけではなく、他の方式にも適用可能である。なお、本明細書及び特許請求の範囲において、「LTE」は、3GPPのリリース8、又は9に対応する通信方式のみならず、3GPPのリリース10、11、12、13、又はリリース14以降に対応する第5世代の通信方式も含む広い意味で使用する。また、「リソース」は、無線リソースを意味する。
以下の説明において、低遅延であることがそれほど要求されないトラフィック/パケット/データを「eMBBのトラフィック/パケット/データ」と称し、低遅延であることが要求されるトラフィック/パケット/データを「URLLCのトラフィック/パケット/データ」と称する。
<システム構成>
図1は、実施の形態に係る無線通信システムの構成例を示す図である。図1に示すように、本実施の形態に係る無線通信システムは、基地局10とユーザ装置UEとを有する。図1の例では、基地局10及びユーザ装置UEが1つずつ図示されているが、複数の基地局10を有していてもよいし、複数のユーザ装置UEを有していてもよい。
図1は、実施の形態に係る無線通信システムの構成例を示す図である。図1に示すように、本実施の形態に係る無線通信システムは、基地局10とユーザ装置UEとを有する。図1の例では、基地局10及びユーザ装置UEが1つずつ図示されているが、複数の基地局10を有していてもよいし、複数のユーザ装置UEを有していてもよい。
基地局10は、キャリア内(セル内)の無線フレームにおいて、所定のTTI長でスケジューリングを行う機能と、当該所定のTTI長よりも短いTTI長でスケジューリングを行う機能を有する。所定のTTI長は、eMBBのトラフィックに対してリソースを割当てる(スケジューリングと称してもよい)際に用いられ、所定のTTI長よりも短いTTI長は、URLLCのトラフィックに対してリソースを割当てる際に用いられることを想定している。
ユーザ装置UEは、所定のTTI長で割当てられたリソースを用いて通信を行う機能と、当該所定のTTI長よりも短いTTI長で割当てられたリソースで通信を行う機能を有する。なお、ユーザ装置UEは、所定のTTI長で割当てられたリソースを用いて通信を行う機能と、当該所定のTTI長よりも短いTTI長で割当てられたリソースで通信を行う機能とのうち、いずれか一方のみを有していてもよいが、本実施の形態に係るユーザ装置UEは、特に断りが無い限り、少なくとも所定のTTI長で割当てられたリソースを用いて通信を行う機能を有している前提とする。また、ユーザ装置UEは、送信すべきULパケットが生じた場合、基地局10に対してSR(Scheduling Request、スケジューリングリクエスト)を送信することで、ULリソースの割当てを基地局10に要求する。
以下の説明において、所定のTTI長を、便宜上「ノーマルTTI」と称し、所定のTTI長よりも短いTTI長を、便宜上「ショートTTI」と称する。本実施の形態では、1つのノーマルTTIは、1スロットの時間長と同一である前提で説明するが、1つのノーマルTTIは、複数のスロット(例えば従来のLTEのように2スロットなど)の時間長と同一であってもよい。また、1つのノーマルTTIは、1サブフレームの時間長と同一であってもよい。1つのノーマルTTIを構成するシンボル数は、従来のLTEにおけるシンボル数(例えば12シンボル又は14シンボル)と同一のシンボル数であってもよいし、これに限定されず、従来のLTEとは異なるシンボル数(例えば7シンボル)であってもよい。
ショートTTIは、ノーマルTTIを構成する複数のシンボルのうち任意の一部のシンボルに該当する。具体的には、ノーマルTTIが14シンボルから構成されていると仮定した場合、基地局10は、これらの14シンボルのうち、例えば4番目と5番目のシンボルをショートTTIとしてスケジューリングするといった動作を行う。なお、ショートTTIの時間長は、ミニスロット(Mini-slot)と称してもよい。
<処理手順>
続いて、本実施の形態に係る無線通信システムが行う処理手順について説明する。基地局10は、ユーザ装置UEからSRを送信可能なリソース(以下、SRを送信可能なリソースを、便宜上「SRリソース」と呼ぶ)を、予めユーザ装置UEに設定しておき、ユーザ装置UEは、送信すべきULパケットが生じた場合、予め設定されたSRリソースでSRを送信することで、ULのリソースの割当てを基地局10に要求する。
続いて、本実施の形態に係る無線通信システムが行う処理手順について説明する。基地局10は、ユーザ装置UEからSRを送信可能なリソース(以下、SRを送信可能なリソースを、便宜上「SRリソース」と呼ぶ)を、予めユーザ装置UEに設定しておき、ユーザ装置UEは、送信すべきULパケットが生じた場合、予め設定されたSRリソースでSRを送信することで、ULのリソースの割当てを基地局10に要求する。
(SRリソースの設定について)
図2は、SRリソースの設定例(ULのスロット)を示す図である。図3は、SRリソースの設定例(DL/UL共用スロット)を示す図である。図2及び図3は、それぞれFDD方式及びTDD方式を想定しているが、図2については、TDD方式において全シンボルがULに設定されるスロットを含む。図2(a)及び図3(a)に示すように、基地局10は、1TTI内のうち複数の異なるシンボルの各々に、周波数方向に1又は複数のSRリソースを設定する。また、図2(b)及び図3(b)に示すように、システム帯域内の所定の帯域にUL制御信号を送信するための帯域が設定されている場合、基地局10は、当該所定の帯域内において、1TTI内のうち複数の異なるシンボルの各々に、周波数方向に1又は複数のSRリソースを設定するようにしてもよい。これにより、ユーザ装置UEは、送信すべきULパケットが生じた場合に、ULパケットが生じたタイミングに近いSRリソースでSRを送信することができるため、迅速に、ULリソースの割当てを基地局10に要求することが可能になる。なお、図3に示すDLリソースの位置は一例であり、図示される位置に限定されることを意図しているのではない。
図2は、SRリソースの設定例(ULのスロット)を示す図である。図3は、SRリソースの設定例(DL/UL共用スロット)を示す図である。図2及び図3は、それぞれFDD方式及びTDD方式を想定しているが、図2については、TDD方式において全シンボルがULに設定されるスロットを含む。図2(a)及び図3(a)に示すように、基地局10は、1TTI内のうち複数の異なるシンボルの各々に、周波数方向に1又は複数のSRリソースを設定する。また、図2(b)及び図3(b)に示すように、システム帯域内の所定の帯域にUL制御信号を送信するための帯域が設定されている場合、基地局10は、当該所定の帯域内において、1TTI内のうち複数の異なるシンボルの各々に、周波数方向に1又は複数のSRリソースを設定するようにしてもよい。これにより、ユーザ装置UEは、送信すべきULパケットが生じた場合に、ULパケットが生じたタイミングに近いSRリソースでSRを送信することができるため、迅速に、ULリソースの割当てを基地局10に要求することが可能になる。なお、図3に示すDLリソースの位置は一例であり、図示される位置に限定されることを意図しているのではない。
SRは、所定の信号系列であってもよいし、所定のデータ長を有するデータ(以下、「データ型SR」と呼ぶ)であってもよい。また、複数のユーザ装置UE間で同一のSRリソースを用いることを可能にするため、SRは符号多重されていてもよい。SRの送信とULデータの送信とが同時に行われる場合、データ型SRの復調に用いられる参照信号と、ULデータの復調に用いられる参照信号は共通であってもよいし、独立していてもよい。後者の場合、ユーザ装置UEは、SRリソースで、データ型SR及び参照信号の両方を送信するようにしてもよい。データ型SRでは、BSR(Buffer Status Report、バッファ状態報告)などの制御情報のみを送信してもよいし、一定長以下の短いデータも送信できてもよい。
SRリソースの位置は、報知情報(ブロードキャスト情報)、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、レイヤ2の制御情報又はレイヤ1の制御情報を用いて基地局10からユーザ装置UEに設定(通知)される。なお、基地局10は、報知情報(ブロードキャスト情報)又はRRCシグナリングを用いて複数のSRリソース候補をユーザ装置UEに通知しておき、実際にユーザ装置UEに設定するSRリソースについては、レイヤ2の制御情報又はレイヤ1の制御情報を用いて通知するようにしてもよい。これにより、ユーザ装置UEにショートTTIのリソースを割当てる可能性の有無、及び、スケジューリングの状況等に応じて、適切なSRリソースをユーザ装置UEにダイナミックに設定することが可能になる。
[割当てを要求するULリソースの種別の通知について]
ユーザ装置UEが割当てを要求するULリソースの種別(ノーマルTTIのULリソース、又は、ショートTTIのULリソース)を、ULリソースの種別に対応づけられるSRの送信方法に従ってSRが送信されることで、暗黙的に基地局10に通知可能にしてもよい。ULリソースの種別に対応づけられるSRの送信方法とは、例えば、SRが送信される時間リソース、SRが送信される周波数リソース、送信されるSRの系列、送信されるSRが占有するシンボル数、及び/又は、送信されるSRが占有するサブキャリア数などである。SRの送信方法とULリソースの種別との対応づけは、標準仕様で定められていてもよいし、ユーザ装置UEに事前設定(pre-configured)されていてもよいし、RRCシグナリング又は報知情報(ブロードキャスト情報)を用いてユーザ装置UEに設定されるようにしてもよい。また、SRの送信方法と上り論理チャネル及び/又はパケット優先度とが対応づけられていてもよい。
ユーザ装置UEが割当てを要求するULリソースの種別(ノーマルTTIのULリソース、又は、ショートTTIのULリソース)を、ULリソースの種別に対応づけられるSRの送信方法に従ってSRが送信されることで、暗黙的に基地局10に通知可能にしてもよい。ULリソースの種別に対応づけられるSRの送信方法とは、例えば、SRが送信される時間リソース、SRが送信される周波数リソース、送信されるSRの系列、送信されるSRが占有するシンボル数、及び/又は、送信されるSRが占有するサブキャリア数などである。SRの送信方法とULリソースの種別との対応づけは、標準仕様で定められていてもよいし、ユーザ装置UEに事前設定(pre-configured)されていてもよいし、RRCシグナリング又は報知情報(ブロードキャスト情報)を用いてユーザ装置UEに設定されるようにしてもよい。また、SRの送信方法と上り論理チャネル及び/又はパケット優先度とが対応づけられていてもよい。
ユーザ装置UEが割当てを要求するULリソースの種別を、SRを送信する時間リソースで通知する場合の具体例を図4に示す。例えば、図4(a)及び図4(b)の例では、前半の領域(図において"ショートTTIのスケジューリング要求"で示す領域)に含まれるSRリソースでSRを受信した場合、基地局10は、ユーザ装置UEがショートTTIのULリソースを要求していると認識し、後半の領域(図において"ノーマルTTIのスケジューリング要求"で示す領域)に含まれるSRリソースでSRを受信した場合、基地局10は、ユーザ装置UEがノーマルTTIのULリソースを要求していると認識する。
なお、ショートTTIのスケジューリング要求に対応するSRリソースの領域と、ノーマルTTIのスケジューリング要求に対応するSRリソースの領域とはオーバーラップしていてもよい。例えば、図4(a)及び図4(b)の例において、後半の領域に含まれるSRリソースでSRを受信した場合、基地局10は、ユーザ装置UEがノーマルTTI又はショートTTIのうちいずれか一方のULリソースを要求していると認識するようにしてもよい。この場合、基地局10は、ユーザ装置UEがノーマルTTI又はショートTTIのうちどちらのULリソースを要求しているのかを、ユーザ装置UEの能力(UE Capability)、ユーザ装置UEと基地局10間に確立されている無線ベアラの種別等に応じて判断するようにしてもよい。例えば、ユーザ装置UEの能力で判断する場合、基地局10は、ユーザ装置UEがショートTTIに対応する能力を有している場合はショートTTIのULリソースを割当て、ショートTTIに対応する能力を有していない場合はノーマルTTIのULリソースを割当てることが考えられる。また、無線ベアラの種別で判断する場合、基地局10は、URLLCの無線ベアラが確立されている場合はショートTTIのULリソースを割当て、eMBBの無線ベアラが確立されている場合はノーマルTTIのULリソースを割当てることが考えられる。
(SRの送信方法について)
1つのSRが所定のデータサイズを意味するように予め標準仕様又は上位レイヤ(報知情報又はRRCシグナリング)で規定しておき、ユーザ装置UEは、ULリソースの割当てを要求する際、ユーザ装置UEが送信予定のULパケットのデータサイズ(ユーザ装置UEの送信バッファに蓄積されているデータサイズ)に応じた数のSRを送信するようにしてもよい。具体例として、1つのSRが200byteを意味するように予め規定されており、ユーザ装置UE内の送信バッファに550byteのデータが蓄積されている場合、ユーザ装置UEは、1ノーマルTTI内に存在する3つのSRリソースを用いて3つのSRを送信するようにしてもよい。基地局10は、1ノーマルTTI内で受信したSRの数に応じてユーザ装置UEが送信予定のデータのサイズを認識することができ、スケジューリング処理に反映させることが可能になる。
1つのSRが所定のデータサイズを意味するように予め標準仕様又は上位レイヤ(報知情報又はRRCシグナリング)で規定しておき、ユーザ装置UEは、ULリソースの割当てを要求する際、ユーザ装置UEが送信予定のULパケットのデータサイズ(ユーザ装置UEの送信バッファに蓄積されているデータサイズ)に応じた数のSRを送信するようにしてもよい。具体例として、1つのSRが200byteを意味するように予め規定されており、ユーザ装置UE内の送信バッファに550byteのデータが蓄積されている場合、ユーザ装置UEは、1ノーマルTTI内に存在する3つのSRリソースを用いて3つのSRを送信するようにしてもよい。基地局10は、1ノーマルTTI内で受信したSRの数に応じてユーザ装置UEが送信予定のデータのサイズを認識することができ、スケジューリング処理に反映させることが可能になる。
また、前述したように、SRリソースの領域(位置)に基づいて、割当てを要求するULリソース種別を暗黙的に基地局10に通知する場合、ユーザ装置UEは、割当てを要求するULリソース種別に対応する領域内で複数のSRを送信することで、割当てを要求するULリソース種別に対応する送信バッファ内のデータサイズを基地局10に通知するといった動作を実現することが可能になる。
また、他の例として、ユーザ装置UEは、1つのノーマルTTI内の複数(又は全部)のSRリソースでSRを送信することで、基地局10側でのSRの検出精度を向上させるようにしてもよい。SRを送信する複数(又は全て)のSRリソースは、上述した領域内のSRリソースに限定されてもよい。また、ユーザ装置UEは、無線品質(DLの受信品質など)に応じて、1つのノーマルTTI内の所定の割合(例えば少なくとも50%以上など)のSRリソースでSRを送信するようにしてもよい。無線品質が良好である場合は送信するSRの数を減らし、無線品質が劣化している場合は多くのSRを送信することで、ユーザ装置UEの消費電力を削減しつつ、基地局10側でのSRの検出精度を向上させることが可能になる。
また、複数のSRを送信する場合、ユーザ装置UEは、SRリソースが設定される領域に応じて、送信電力パラメータを変更するようにしてもよい。例えば、SRリソースがULデータチャネルに割当てられるリソース領域内に設定されている場合、ユーザ装置UEは、SRをULデータチャネルに対応する送信電力で送信することが考えられる。また、例えば、SRリソースがUL制御チャネルに割当てられるリソース領域内に設定されている場合、ユーザ装置UEは、SRをUL制御チャネルに対応する送信電力で送信することが考えられる。これにより、SRと他のチャネルで送信される信号との干渉を抑制することが可能になる。
(ULデータ送信中のSR送信について)
ULにOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)を適用することで、ユーザ装置UEは、同一シンボルでSRの送信とULデータの送信を同時に行うようにしてもよい。
ULにOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)を適用することで、ユーザ装置UEは、同一シンボルでSRの送信とULデータの送信を同時に行うようにしてもよい。
ULデータ送信中にSRを送信可能な能力を有するユーザ装置UEは、ノーマルTTIのULリソースでULデータを送信中であっても、並行してSRを送信するようにしてもよい。例えば図5に示すように、割当てられたULリソースでULデータの送信を開始した後に、上位レイヤで(アプリケーションレイヤ等で)URLLCのパケットが発生した場合、ユーザ装置UEは、URLLCのパケットが発生した次のタイミングのSRリソースでSRを送信するようにしてもよい。これにより、例えば、ユーザ装置UEは、eMBBのデータを送信中であっても、URLLCのデータ送信のためのULリソースの割当てを基地局10に要求することができ、低遅延が求められるデータの送信を迅速に行うことが可能になる。
なお、ユーザ装置UEは、ノーマルTTIでのULデータの送信後にSRを送信した場合、URLLCのパケットに要求される遅延条件(例えば1ノーマルTTI未満等)を満たせないと判断した場合に限り、当該パケットに対応するULリソースがないとみなしてULデータの送信と並行してSRを送信するようにしてもよい。ユーザ装置UEは、遅延条件を満たせると判断した場合は、ULデータの送信が完了した後で(例えば次のノーマルTTIで)SRを送信するようにしてもよい。
また、ULデータ送信中にSRを送信可能な能力を有しないユーザ装置UE、又は、ULデータ送信中にSRを送信しないように基地局10から指示されたユーザ装置UEは、割当てられたULリソースでのULデータの送信をドロップ(中止)又はパンクチャ(無送信)した後でSRを送信するようにしてもよい。
(ULデータ送信に関する動作について)
従来のLTEでは、ユーザ装置UE内の送信バッファに、複数の論理チャネルのデータが蓄積されている場合、優先度が高いデータ順にULリソースにマッピングされて送信されるように規定されている。しかしながら、5Gでは、優先度が高いデータであっても、URLLCのように更に低遅延及び高信頼性が要求されるデータと、eMBBのように遅延及び信頼性の要求がそれほど高くないデータとが存在することが想定される。そのため、仮に優先度が高いデータであっても、URLLCのように更に低遅延及び高信頼性が要求されるデータについては、要求条件を満たすULリソースで送信されるのが望ましい。
従来のLTEでは、ユーザ装置UE内の送信バッファに、複数の論理チャネルのデータが蓄積されている場合、優先度が高いデータ順にULリソースにマッピングされて送信されるように規定されている。しかしながら、5Gでは、優先度が高いデータであっても、URLLCのように更に低遅延及び高信頼性が要求されるデータと、eMBBのように遅延及び信頼性の要求がそれほど高くないデータとが存在することが想定される。そのため、仮に優先度が高いデータであっても、URLLCのように更に低遅延及び高信頼性が要求されるデータについては、要求条件を満たすULリソースで送信されるのが望ましい。
そこで、特定のULデータ(例えば、優先度が高いパケット、特定の論理チャネル又は特定の論理接続に属するデータなど)であってかつ低遅延及び高信頼性が要求される特定のULデータについて、ノーマルTTIで割当てられたULリソースで送信すると要求条件を満たせないと判断される場合、ユーザ装置UEは、ノーマルTTIで割当てられたULリソースで特定のULデータを送信しないようにしてもよい。これにより、低遅延及び高信頼性が要求される特定のULデータが、要求条件が満たされないULリソースで送信されることを回避することができる。
また、ユーザ装置UEは、当該特定のULデータ以外に送信予定の他のULデータが存在しない場合、ユーザ装置UEは、割当てられたULリソースでパディングデータを送信するようにしてもよい。基地局10がULデータの受信に失敗したと誤認識し、再度ULリソースの割当てが行われてしまうことを抑止することが可能になる。
なお、要求条件を満たせないと判断される場合であっても、SRリソースが設定されていない場合、ユーザ装置UEは他のULリソースの割当てを基地局10に要求することができなくなる。従って、ユーザ装置UEは、要求条件を満たせないと判断される場合であっても、ノーマルTTIで割当てられたULリソースの期間内にSRリソースが設定されていない場合、ノーマルTTIで割当てられたULリソースでULデータを送信するようにしてもよい。一方、ノーマルTTIで割当てられたULリソースの期間内にSRリソースが設定されている場合、ユーザ装置UEは、設定されているSRリソースを用いてSRを送信することで、他のULリソース(ショートTTIのULリソース)の割当てを基地局10に要求するようにしてもよい。
また、基地局10は、割当てられたULリソースにおける遅延及び信頼性の条件をユーザ装置UEが容易に認識できるようにするため、ULリソースのスケジューリング制御情報(ULグラント)に、送信可能なULデータの種別(URLLCのデータ、eMBBのデータなど)を示す識別子、又は、リソースの品質(遅延及び信頼性の程度など)を示す識別子を含めるようにしてもよい。ユーザ装置UEは、当該識別子に基づいて、ULデータを送信すべきか否かを容易に判断することが可能になる。ULデータの種別を示す識別子は論理チャネル番号であってもよいし、優先度識別子であってもよい。また、ULデータの種別を示す識別子は、当該識別子を含むスケジューリング制御情報のCRCマスク(RNTI)であってもよいし、当該識別子を含むスケジューリング制御情報の参照信号位置・系列であってもよい。シグナリングオーバヘッドが削減できる。また、ULデータの種別は、スケジューリング制御情報が通知されるリソース(時間・周波数・符号)に基づいて識別されるようにしてもよい。スケジューリング制御情報が通知されるリソースに対応付けられるULデータの種別などはあらかじめ定められていてもよいし、基地局10が上位レイヤシグナリングで設定できてもよい。
(TTI内におけるリソースの割当てについて)
基地局10は、ノーマルTTIのULリソースを割当てる際、1TTI内で時間方向に複数の領域に区切られたULリソースであって、該ULリソースの各々でTB(Transport Block)を送信可能なULリソースを割当てるようにしてもよい。また、ユーザ装置UEは、複数の領域に区切られたULリソースのうち、いずれか1つの領域に対応するULリソースで、BSRを基地局10に送信するようにしてもよい。
基地局10は、ノーマルTTIのULリソースを割当てる際、1TTI内で時間方向に複数の領域に区切られたULリソースであって、該ULリソースの各々でTB(Transport Block)を送信可能なULリソースを割当てるようにしてもよい。また、ユーザ装置UEは、複数の領域に区切られたULリソースのうち、いずれか1つの領域に対応するULリソースで、BSRを基地局10に送信するようにしてもよい。
図を用いて具体的に説明する。1つのノーマルTTI内に、各々でTBを送信可能な4つの領域が時間方向に割当てられている前提とする。例えば、図6(a)に示すように、例えば、左から2つ目の領域の時点で、ユーザ装置UE内でURLLCのパケットが発生した場合、ユーザ装置UEは、左から3つ目の領域で送信するTBに、ショートTTIのULリソース割当てを要求することを明示的又は暗黙的に示すBSRを含めて送信する。なお、当該BSRは、SRと同様、ULリソース割当てを要求するものであるため、ユーザ装置UEは、BSRを"SR"として送信すると表現することもできる。これにより、ショートTTIのULリソースの割当てを要求するためにSRを送信する必要がなくなり、ユーザ装置UE及び基地局10間で送受信されるシグナリングのオーバーヘッドを削減することが可能になる。
また、ユーザ装置UEは、図6(b)に示すように、BSRに代えてURLLCのパケットをTBに含めて送信するようにしてもよい。ユーザ装置UEは、URLLCのパケットの送信が可能であるか否かを、割当てられたULリソースに適用されるMCS(Modulation and Coding Scheme)等に基づいて判断するようにしてもよい。また、基地局10は、URLLCのパケットの送信が可能であるか否かをユーザ装置UE側で容易に判断可能にするため、ULリソースのスケジューリング制御情報(ULグラント)に、各領域で送信可能なULデータの種別(URLLCのデータ、eMBBのデータなど)を示す識別子、又は、各領域のリソースの品質(遅延及び信頼性のレベルなど)を示す識別子を含めるようにしてもよい。ULデータの種別を示す識別子は論理チャネル番号であってもよいし、優先度識別子であってもよい。また、ULデータの種別を示す識別子は、当該識別子を含むスケジューリング制御情報のCRCマスク(RNTI)であってもよいし、当該識別子を含むスケジューリング制御情報の参照信号位置・系列であってもよい。シグナリングオーバヘッドが削減できる。また、ULデータの種別は、スケジューリング制御情報が通知されるリソース(時間・周波数・符号)に基づいて識別されるようにしてもよい。スケジューリング制御情報が通知されるリソースに対応付けられるULデータの種別などはあらかじめ定められていてもよいし、基地局10が上位レイヤシグナリングで設定できてもよい。
[HARQプロセスIDについて]
基地局10は、前述したように、各々でTBを送信可能な複数の領域に区切られたULリソースを割当てる際、図7に示すスケジューリング制御情報(ULグラント)に、TBごとのHARQプロセスIDを含めるようにしてもよい。また、基地局10は、TBごとにHARQプロセスIDを含めるのではなく、予め上位レイヤ(RRCシグナリングなど)を用いてグループ化されたHARQプロセスIDのうち、先頭のHARQプロセスIDのみを含めるようにしてもよい。例えば、HARQプロセスID#1、#2、#3、#4がグループ化されている場合、基地局10は、HARQプロセスID#1のみをスケジューリング制御情報(ULグラント)に含めるようにしてもよい。ユーザ装置UEは、各TBに対応するHARQプロセスIDを把握することができ、TBごとにHARQによる再送制御を行うことが可能になる。
基地局10は、前述したように、各々でTBを送信可能な複数の領域に区切られたULリソースを割当てる際、図7に示すスケジューリング制御情報(ULグラント)に、TBごとのHARQプロセスIDを含めるようにしてもよい。また、基地局10は、TBごとにHARQプロセスIDを含めるのではなく、予め上位レイヤ(RRCシグナリングなど)を用いてグループ化されたHARQプロセスIDのうち、先頭のHARQプロセスIDのみを含めるようにしてもよい。例えば、HARQプロセスID#1、#2、#3、#4がグループ化されている場合、基地局10は、HARQプロセスID#1のみをスケジューリング制御情報(ULグラント)に含めるようにしてもよい。ユーザ装置UEは、各TBに対応するHARQプロセスIDを把握することができ、TBごとにHARQによる再送制御を行うことが可能になる。
ユーザ装置UEは、TBを再送する際、他のタイミングで割当てられたノーマルTTIのULリソースで再送TBを送信するようにしてもよいし、ショートTTIのULリソースで再送TBを送信するようにしてもよい。後者の場合は、複数のTBを送信可能な複数の領域の各々と、ショートTTIとが同一の長さになるように設定されることで実現可能であり、再送遅延を短くすることが可能になる。
以上、「(TTI内におけるリソースの割当てについて)」で説明した動作は、DL(Downlink)に適用することも可能である。この場合、ユーザ装置UEは、ACK/NACKを送信するためのリソースとしてTBごとに指示されたリソースを用いて、TBごとにACK/NACKを基地局10に送信するようにしてもよい。
また、ユーザ装置UEは、ACK/NACKを送信するための1つのリソースを用いて、HARQプロセスIDごとのACK/NACKを示すビットマップ情報を基地局10に送信するようにしてもよい。また、ユーザ装置UEは、ACK/NACKを送信するための1つのリソースを用いて、HARQプロセスIDごとのACK/NACKをマージして基地局10に送信するようにしてもよい。例えば、ユーザ装置UEは、HARQプロセスIDごとのACK/NACKのうち、全てがACKである場合にのみACKを送信し、1つでもNACKである場合はNACKを送信するようにしてもよい。これにより、DLにおいて、1つのリソースで複数TB分のACK/NACKをまとめて送信することが可能になるため、シグナリングオーバヘッドを削減することができる。
[スケジューリングが重複した場合の動作について]
ユーザ装置UEは、基地局10から、ノーマルTTIに関するスケジューリング制御情報(ULグラント)と、ショートTTIに関するスケジューリング制御情報(ULグラント)の両方を受信した場合で、かつ、ノーマルTTIとして割当てられたリソースとショートTTIとして割当てられたリソースとが重複する場合、重複したリソースについては、ショートTTIに関するスケジューリング制御情報で更新(上書き)するようにしてもよいし、ショートTTIに関するスケジューリング制御情報を破棄(無視)するようにしてもよい。前者の場合、ユーザ装置UEは、例えば、重複しないリソース(図8(a)のA、B、D)でeMBBのデータを含むTBを送信し、重複したリソース(図8(a)のC)で、URLLCのデータを含むTBを送信するといった動作を行うことが考えられる。また、後者の場合、ユーザ装置UEは、例えば、各リソース(図8(a)のA、B、C、D)でeMBBのデータを含むTBを送信するといった動作を行うことが考えられる。
ユーザ装置UEは、基地局10から、ノーマルTTIに関するスケジューリング制御情報(ULグラント)と、ショートTTIに関するスケジューリング制御情報(ULグラント)の両方を受信した場合で、かつ、ノーマルTTIとして割当てられたリソースとショートTTIとして割当てられたリソースとが重複する場合、重複したリソースについては、ショートTTIに関するスケジューリング制御情報で更新(上書き)するようにしてもよいし、ショートTTIに関するスケジューリング制御情報を破棄(無視)するようにしてもよい。前者の場合、ユーザ装置UEは、例えば、重複しないリソース(図8(a)のA、B、D)でeMBBのデータを含むTBを送信し、重複したリソース(図8(a)のC)で、URLLCのデータを含むTBを送信するといった動作を行うことが考えられる。また、後者の場合、ユーザ装置UEは、例えば、各リソース(図8(a)のA、B、C、D)でeMBBのデータを含むTBを送信するといった動作を行うことが考えられる。
ユーザ装置UEが、複数の領域に区切られたULリソースの一部を更新(上書き)してショートTTIのULデータを送信する場合、ノーマルTTIのULデータについてはBLER(Block Error Rate)の劣化が生じないことから、単純に、ノーマルTTIのULリソースの一部をパンクチャすることでショートTTIのデータを送信する場合と比較し、周波数利用効率を高めることが可能になる。
なお、ユーザ装置UEは、ノーマルTTIに関するスケジューリング制御情報とショートTTIに関するスケジューリング制御情報のうち、どちらを優先するのかを、スケジューリング制御情報を受信した時間に基づいて判断する(例えば、後から受信した方を優先する等)ようにしてもよい。また、ユーザ装置UEは、どちらを優先するのかを、スケジューリング制御情報に含まれる種別/フラグ等に基づいて判断する(例えば、データ送信時の遅延が短い方を優先する等)ようにしてもよい。
また、他の方法として、ユーザ装置UEは、基地局10から、ノーマルTTIに関するスケジューリング制御情報と、ショートTTIに関するスケジューリング制御情報の両方を受信した場合で、かつ、ノーマルTTIとして割当てられたリソースとショートTTIとして割当てられたリソースとが重複する場合、重複したリソース(図8(b)のC)では何も送信しない(データをドロップする)ようにしてもよい。
<機能構成>
(ユーザ装置)
図9は、実施の形態に係るユーザ装置の機能構成の一例を示す図である。図9に示すように、ユーザ装置UEは、信号送信部101と、信号受信部102と、取得部103とを有する。なお、図9は、ユーザ装置UEにおいて本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものである。また、図9に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。
(ユーザ装置)
図9は、実施の形態に係るユーザ装置の機能構成の一例を示す図である。図9に示すように、ユーザ装置UEは、信号送信部101と、信号受信部102と、取得部103とを有する。なお、図9は、ユーザ装置UEにおいて本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものである。また、図9に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。
信号送信部101は、基地局10に送信すべき信号から物理レイヤの各種信号を生成し、無線送信する機能を有する。信号受信部102は、基地局10から各種の信号を無線受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの信号を取得する機能を有する。
また、信号送信部101は、複数のSRリソースからSRリソースを選択し、選択したSRリソースでSRを基地局10に送信する機能を有する。また、信号送信部101は、ショートTTIでデータ送信可能なULリソースのスケジューリングを要求する場合、ショートTTIでデータ送信可能なULリソースのスケジューリングを要求することを示すSRの送信方法に従って、SRを送信するようにしてもよい。また、1つのSRは、所定の単位のデータサイズを意味し、信号送信部101は、所定の単位のデータサイズとユーザ装置UEの送信バッファに格納されているULデータのデータサイズとに基づいて基地局10に送信すべきSRの数を算出し、算出した数と同一の数のSRリソースを選択し、選択した複数のSRリソースの各々でSRを送信するようにしてもよい。また、信号送信部101は、複数の領域に区切られたULリソースのうち、いずれか1つの領域に対応するULリソースで、BSRを送信するようにしてもよい。
取得部103は、ノーマルTTIに含まれる複数のシンボルに割当てられた、SRを送信可能な複数のSRリソースを示す情報を基地局10から取得する機能を有する。また、取得部103は、ノーマルTTI内で時間方向に複数の領域に区切られたULリソースであって、該ULリソースの各々でトランスポートブロックを送信可能なULリソースを示すスケジューリング情報を基地局10から取得するようにしてもよい。
(基地局)
図10は、実施の形態に係る基地局の機能構成の一例を示す図である。図10に示すように、基地局10は、信号送信部201と、信号受信部202と、スケジューリング部203と、通知部204とを有する。なお、図10は、基地局10において本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものである。
図10は、実施の形態に係る基地局の機能構成の一例を示す図である。図10に示すように、基地局10は、信号送信部201と、信号受信部202と、スケジューリング部203と、通知部204とを有する。なお、図10は、基地局10において本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものである。
信号送信部201は、基地局10から送信されるべき上位のレイヤの信号から、物理レイヤの各種信号を生成し、無線送信する機能を有する。信号受信部202は、ユーザ装置UEから各種の信号を無線受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの信号を取得する機能を有する。また、信号受信部202は、複数のSRリソースから選択された1以上のSRリソースでSRを受信する機能を有する。
スケジューリング部203は、ユーザ装置UEに対してULリソースの割当てを行う機能を有する。通知部204は、ノーマルTTI内の複数のシンボルに割当てられた、SRを送信可能な複数のSRリソースを示す情報をユーザ装置UEに通知する機能を有する。
<ハードウェア構成>
上記実施の形態の説明に用いたブロック図(図9及び図10)は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的及び/又は論理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的及び/又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的及び/又は間接的に(例えば、有線及び/又は無線)で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
上記実施の形態の説明に用いたブロック図(図9及び図10)は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的及び/又は論理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的及び/又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的及び/又は間接的に(例えば、有線及び/又は無線)で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
例えば、本発明の一実施の形態における基地局10、ユーザ装置UEは、本発明の信号送信方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図11は、実施の形態に係る基地局10及びユーザ装置UEのハードウェア構成の一例を示す図である。上述の基地局10及びユーザ装置UEは、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。基地局10及びユーザ装置UEのハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
基地局10及びユーザ装置UEにおける各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることで、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び/又は書き込みを制御することで実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成されてもよい。例えば、ユーザ装置UEの信号送信部101、信号受信部102及び取得部103、基地局10の信号送信部201、信号受信部202、スケジューリング部203及び通知部204は、プロセッサ1001で実現されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール又はデータを、ストレージ1003及び/又は通信装置1004からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態で説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、ユーザ装置UEの信号送信部101、信号受信部102及び取得部103、基地局10の信号送信部201、信号受信部202、スケジューリング部203及び通知部204は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよく、他の機能ブロックについても同様に実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001で実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップで実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されても良い。
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)などの少なくとも1つで構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本発明の一実施の形態に係る信号送信方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD−ROM(Compact Disc ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu−ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つで構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、メモリ1002及び/又はストレージ1003を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線及び/又は無線ネットワークを介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。例えば、ユーザ装置UEの信号送信部101、信号受信部102、基地局10の信号送信部201、及び、信号受信部202は、通信装置1004で実現されてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001及びメモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007で接続される。バス1007は、単一のバスで構成されてもよいし、装置間で異なるバスで構成されてもよい。
また、基地局10及びユーザ装置UEは、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つで実装されてもよい。
<まとめ>
以上、実施の形態によれば、複数の長さのTTIをサポートし、基地局とユーザ装置とを有する無線通信システムにおけるユーザ装置であって、所定の長さのTTIに含まれる複数のシンボルに割当てられた、スケジューリングリクエストを送信可能な複数のULリソースを示す情報を基地局から取得する取得部と、前記複数のULリソースからULリソースを選択し、選択したULリソースでスケジューリングリクエストを前記基地局に送信する送信部と、を有するユーザ装置が提供される。このユーザ装置UEによれば、TTI長が異なる無線フレーム構成が混在する無線通信システムにおいて、適切なタイミングで無線リソースの割当てを行うことが可能な技術が提供される。
以上、実施の形態によれば、複数の長さのTTIをサポートし、基地局とユーザ装置とを有する無線通信システムにおけるユーザ装置であって、所定の長さのTTIに含まれる複数のシンボルに割当てられた、スケジューリングリクエストを送信可能な複数のULリソースを示す情報を基地局から取得する取得部と、前記複数のULリソースからULリソースを選択し、選択したULリソースでスケジューリングリクエストを前記基地局に送信する送信部と、を有するユーザ装置が提供される。このユーザ装置UEによれば、TTI長が異なる無線フレーム構成が混在する無線通信システムにおいて、適切なタイミングで無線リソースの割当てを行うことが可能な技術が提供される。
また、前記送信部は、前記所定の長さのTTIより時間長が短いTTIでデータ送信可能なULリソースの割当てを要求する場合、前記所定の長さのTTIより時間長が短いTTIでデータ送信可能なULリソースの割当てを要求することを示すスケジューリングリクエストの送信方法に従って、前記スケジューリングリクエストを送信するようにしてもよい。これにより、ユーザ装置UEは、ショートTTIのULリソースの割当てを明示的に基地局10に要求することが可能になる。
また、1つのスケジューリングリクエストは、所定の単位のデータサイズを意味し、前記送信部は、前記所定の単位のデータサイズと当該ユーザ装置の送信バッファに格納されているULデータのデータサイズとに基づいて前記基地局に送信すべきスケジューリングリクエストの数を算出し、算出した数と同一の数のULリソースを前記複数のULリソースから選択し、選択した複数のULリソースの各々でスケジューリングリクエストを送信するようにしてもよい。これにより、ユーザ装置UEは、送信するSRの数に応じて、送信を予定しているデータのデータサイズを基地局10に通知することが可能になる。
また、前記取得部は、前記所定の長さのTTI内で時間方向に複数の領域に区切られたULリソースであって、該ULリソースの各々でトランスポートブロックを送信可能なULリソースを示すスケジューリング情報を前記基地局から取得し、前記送信部は、前記複数の領域に区切られたULリソースのうち、いずれか1つの領域に対応するULリソースで、バッファ状態報告を前記スケジューリングリクエストとして送信するようにしてもよい。これにより、ユーザ装置UEは、ノーマルTTI内で複数のトランスポートブロックを送信することが可能になる。また、ユーザ装置UEは、ノーマルTTI内の任意の領域でBSRを送信することができるため、ULリソースの割当てを迅速に基地局10に要求することが可能になる。
また、実施の形態によれば、複数の長さのTTIをサポートし、基地局とユーザ装置とを有する無線通信システムにおける基地局であって、1TTI内の複数のシンボルに割当てられた、スケジューリングリクエストを送信可能な複数のULリソースを示す情報を前記ユーザ装置に通知する通知部と、前記複数のULリソースから選択された1以上のULリソースでスケジューリングリクエストを受信する受信部と、を有する基地局が提供される。この基地局10によれば、TTI長が異なる無線フレーム構成が混在する無線通信システムにおいて、適切なタイミングで無線リソースの割当てを行うことが可能な技術が提供される。
また、実施の形態によれば、複数の長さのTTIをサポートし、基地局とユーザ装置とを有する無線通信システムにおけるユーザ装置が実行する信号送信方法であって、所定の長さのTTIに含まれる複数のシンボルに割当てられた、スケジューリングリクエストを送信可能な複数のULリソースを示す情報を基地局から取得するステップと、前記複数のULリソースからULリソースを選択し、選択したULリソースでスケジューリングリクエストを前記基地局に送信するステップと、を有する信号送信方法が提供される。この信号送信方法によれば、TTI長が異なる無線フレーム構成が混在する無線通信システムにおいて、適切なタイミングで無線リソースの割当てを行うことが可能な技術が提供される。
<実施形態の補足>
参照信号は、RS(Reference Signal)と略称することもでき、適用される標準によってパイロット(Pilot)と呼ばれてもよい。
参照信号は、RS(Reference Signal)と略称することもでき、適用される標準によってパイロット(Pilot)と呼ばれてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE−A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT−Advanced、4G、5G、FRA(Future Radio Access)、W−CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及び/又はこれらに基づいて拡張された次世代システムに適用されてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
本明細書において基地局によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局を有する1つまたは複数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて、端末との通信のために行われる様々な動作は、基地局および/または基地局以外の他のネットワークノード(例えば、MMEまたはS-GWなどが考えられるが、これらに限られない)によって行われ得ることは明らかである。上記において基地局以外の他のネットワークノードが1つである場合を例示したが、複数の他のネットワークノードの組み合わせ(例えば、MMEおよびS-GW)であってもよい。
情報等は、上位レイヤ(または下位レイヤ)から下位レイヤ(または上位レイヤ)へ出力され得る。複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。
入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルで管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、または追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
本明細書で説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
なお、本明細書で説明した用語及び/又は本明細書の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及び/又はシンボルは信号(シグナル)であってもよい。
本明細書で使用する「トラフィック」、「パケット」および「データ」という用語は、互換的に使用されてもよい。
ユーザ装置UEは、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、またはいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
基地局10は、当業者によって、NB(NodeB)、基地局、ベースステーション(Base Station)、アクセスポイント(access point)、フェムトセル、スモールセルまたはいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
本明細書で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up)(例えば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。
本明細書で説明した処理手順(その1〜その3)は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
本明細書で使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
本明細書で使用する「第1の」、「第2の」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量または順序を全般的に限定するものではない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本明細書で使用され得る。したがって、第1および第2の要素への参照は、2つの要素のみがそこで採用され得ること、または何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
「含む(include)」、「含んでいる(including)」、およびそれらの変形が、本明細書あるいは特許請求の範囲で使用されている限り、これら用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本明細書あるいは特許請求の範囲において使用されている用語「または(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
無線フレームは時間領域において1つまたは複数のフレームで構成されてもよい。時間領域において1つまたは複数の各フレームはサブフレームと呼ばれてもよい。サブフレームは更に時間領域において1つまたは複数のスロットで構成されてもよい。スロットはさらに時間領域において1つまたは複数のシンボル(OFDMシンボル、SC-FDMAシンボル等)で構成されてもよい。無線フレーム、サブフレーム、スロット、およびシンボルは、いずれも信号を伝送する際の時間単位を表す。無線フレーム、サブフレーム、スロット、およびシンボルは、それぞれに対応する別の呼び方であってもよい。例えば、LTEシステムでは、基地局が各移動局に無線リソース(各移動局において使用することが可能な周波数帯域幅又は送信電力等)を割り当てるスケジューリングを行う。スケジューリングの最小時間単位をTTIと呼んでもよい。例えば、1サブフレームをTTIと呼んでもよいし、複数の連続したサブフレームをTTIと呼んでもよいし、1スロットをTTIと呼んでもよい。リソースブロック(RB)は、時間領域および周波数領域のリソース割当単位であり、周波数領域では1つまたは複数個の連続した副搬送波(subcarrier)を含んでもよい。また、リソースブロックの時間領域では、1つまたは複数個のシンボルを含んでもよく、1スロット、1サブフレーム、または1TTIの長さであってもよい。1TTI、1サブフレームは、それぞれ1つまたは複数のリソースブロックで構成されてもよい。上述した無線フレームの構造は例示に過ぎず、無線フレームに含まれるサブフレームの数、サブフレームに含まれるスロットの数、スロットに含まれるシンボルおよびリソースブロックの数、および、リソースブロックに含まれるサブキャリアの数は様々に変更することができる。
本開示の全体において、例えば、英語でのa, an, 及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、これらの冠詞は、文脈から明らかにそうではないことが示されていなければ、複数のものを含むものとする。
以上、本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
実施の形態において、ノーマルTTIは、所定の長さのTTIの一例である。ショートTTIは、所定の長さのTTIより時間長が短いTTIの一例である。
UE ユーザ装置
10 基地局
101 信号送信部
102 信号受信部
103 取得部
201 信号送信部
202 信号受信部
203 スケジューリング部
204 通知部
1001 プロセッサ
1002 メモリ
1003 ストレージ
1004 通信装置
1005 入力装置
1006 出力装置
10 基地局
101 信号送信部
102 信号受信部
103 取得部
201 信号送信部
202 信号受信部
203 スケジューリング部
204 通知部
1001 プロセッサ
1002 メモリ
1003 ストレージ
1004 通信装置
1005 入力装置
1006 出力装置
Claims (6)
- 複数の長さのTTIをサポートし、基地局とユーザ装置とを有する無線通信システムにおけるユーザ装置であって、
所定の長さのTTIに含まれる複数のシンボルに割当てられた、スケジューリングリクエストを送信可能な複数のULリソースを示す情報を基地局から取得する取得部と、
前記複数のULリソースからULリソースを選択し、選択したULリソースでスケジューリングリクエストを前記基地局に送信する送信部と、
を有するユーザ装置。 - 前記送信部は、前記所定の長さのTTIより時間長が短いTTIでデータ送信可能なULリソースの割当てを要求する場合、前記所定の長さのTTIより時間長が短いTTIでデータ送信可能なULリソースの割当てを要求することを示すスケジューリングリクエストの送信方法に従って、前記スケジューリングリクエストを送信する、
請求項1に記載のユーザ装置。 - 1つのスケジューリングリクエストは、所定の単位のデータサイズを意味し、
前記送信部は、前記所定の単位のデータサイズと当該ユーザ装置の送信バッファに格納されているULデータのデータサイズとに基づいて前記基地局に送信すべきスケジューリングリクエストの数を算出し、算出した数と同一の数のULリソースを前記複数のULリソースから選択し、選択した複数のULリソースの各々でスケジューリングリクエストを送信する、請求項1又は2に記載のユーザ装置。 - 前記取得部は、前記所定の長さのTTI内で時間方向に複数の領域に区切られたULリソースであって、該ULリソースの各々でトランスポートブロックを送信可能なULリソースを示すスケジューリング情報を前記基地局から取得し、
前記送信部は、前記複数の領域に区切られたULリソースのうち、いずれか1つの領域に対応するULリソースで、バッファ状態報告を送信する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のユーザ装置。 - 複数の長さのTTIをサポートし、基地局とユーザ装置とを有する無線通信システムにおける基地局であって、
1TTI内の複数のシンボルに割当てられた、スケジューリングリクエストを送信可能な複数のULリソースを示す情報を前記ユーザ装置に通知する通知部と、
前記複数のULリソースから選択された1以上のULリソースでスケジューリングリクエストを受信する受信部と、
を有する基地局。 - 複数の長さのTTIをサポートし、基地局とユーザ装置とを有する無線通信システムにおけるユーザ装置が実行する信号送信方法であって、
所定の長さのTTIに含まれる複数のシンボルに割当てられた、スケジューリングリクエストを送信可能な複数のULリソースを示す情報を基地局から取得するステップと、
前記複数のULリソースからULリソースを選択し、選択したULリソースでスケジューリングリクエストを前記基地局に送信するステップと、
を有する信号送信方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016192359A JP2019208087A (ja) | 2016-09-29 | 2016-09-29 | ユーザ装置、基地局及び信号送信方法 |
PCT/JP2017/035196 WO2018062377A1 (ja) | 2016-09-29 | 2017-09-28 | ユーザ装置、基地局及び信号送信方法 |
US16/335,440 US11963135B2 (en) | 2016-09-29 | 2017-09-28 | User equipment, base station, and method of transmitting a scheduling request |
CN201780059680.6A CN109792759B (zh) | 2016-09-29 | 2017-09-28 | 用户装置、基站以及信号发送方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016192359A JP2019208087A (ja) | 2016-09-29 | 2016-09-29 | ユーザ装置、基地局及び信号送信方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019208087A true JP2019208087A (ja) | 2019-12-05 |
Family
ID=61759835
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016192359A Pending JP2019208087A (ja) | 2016-09-29 | 2016-09-29 | ユーザ装置、基地局及び信号送信方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US11963135B2 (ja) |
JP (1) | JP2019208087A (ja) |
CN (1) | CN109792759B (ja) |
WO (1) | WO2018062377A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019534639A (ja) * | 2016-11-11 | 2019-11-28 | クアルコム,インコーポレイテッド | 混合送信時間区間を伴うワイヤレス通信用のアップリンクデータ転送 |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108282289B (zh) * | 2017-01-06 | 2022-10-04 | 北京三星通信技术研究有限公司 | 一种数据接收方法和设备 |
CN108337733B (zh) * | 2017-01-20 | 2021-01-29 | 华为技术有限公司 | 一种数据传输方法及相关装置 |
CN110603872B (zh) * | 2017-05-05 | 2022-08-16 | 中兴通讯股份有限公司 | 用于配置调度请求的方法和装置 |
CN109089317B (zh) * | 2017-06-14 | 2022-05-17 | 华为技术有限公司 | 参数配置方法、终端设备、网络侧设备和通信系统 |
EP3815442B1 (en) * | 2018-06-28 | 2023-10-18 | Sony Group Corporation | Ultra reliable and low latency communications multi-level pre-emption indication |
US11943774B2 (en) | 2018-07-25 | 2024-03-26 | Sony Corporation | System and method for indicating a first set and a second set of uplink channel transmission parameters |
CN112640341B (zh) * | 2018-08-09 | 2024-04-19 | 皇家飞利浦有限公司 | 在覆盖范围内场景下和覆盖范围外场景下的侧链中的harq |
CN110971357B (zh) * | 2018-09-28 | 2021-04-27 | 维沃移动通信有限公司 | 信息指示方法、指示接收方法、终端及网络侧设备 |
Family Cites Families (26)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4472713B2 (ja) * | 2006-06-19 | 2010-06-02 | 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ | 移動局装置、送信方法及び移動通信システム |
US7778151B2 (en) * | 2006-10-03 | 2010-08-17 | Texas Instruments Incorporated | Efficient scheduling request channel for wireless networks |
CN104158640B (zh) * | 2007-03-19 | 2018-06-05 | Lm爱立信电话有限公司 | 用于半持久性调度的(h)arq方法和基站 |
KR101441147B1 (ko) * | 2008-08-12 | 2014-09-18 | 엘지전자 주식회사 | 무선 통신 시스템에서 sr 전송 방법 |
KR101784189B1 (ko) * | 2009-10-28 | 2017-10-12 | 엘지전자 주식회사 | 다중 반송파 시스템에서 상향링크 제어정보 전송 방법 및 장치 |
CN102724705B (zh) * | 2009-12-25 | 2015-04-29 | 华为技术有限公司 | 一种报告缓存数据量的方法及装置 |
WO2011129582A2 (en) * | 2010-04-12 | 2011-10-20 | Lg Electronics Inc. | Method and apparatus for transmitting and receiving scheduling request using shared resource based filtering in radio communication system |
WO2011129537A2 (ko) * | 2010-04-14 | 2011-10-20 | 엘지전자 주식회사 | 무선 통신 시스템에서 릴레이 노드를 위한 검색 영역 설정 방법 및 이를 위한 장치 |
US9699779B2 (en) * | 2012-08-23 | 2017-07-04 | Interdigital Patent Holdings, Inc. | Physical layer operation for multi-layer operation in a wireless system |
EP2824971A1 (en) * | 2013-07-09 | 2015-01-14 | Fujitsu Limited | Scheduling requests in small cell networks |
KR101913607B1 (ko) * | 2014-07-17 | 2018-10-31 | 엘지전자 주식회사 | 무선 통신 시스템에서 스케줄링 요청 방법 및 이를 위한 장치 |
US20160050686A1 (en) * | 2014-08-13 | 2016-02-18 | Qualcomm Incorporated | Managing Transmitter Collisions |
KR101999810B1 (ko) * | 2014-08-25 | 2019-07-12 | 엘지전자 주식회사 | 무선 통신 시스템에서 스케줄링 요청 방법 및 이를 위한 장치 |
CN104468030B (zh) * | 2014-08-26 | 2018-06-05 | 上海华为技术有限公司 | 一种数据传输方法、用户设备及基站 |
US10827491B2 (en) * | 2014-10-07 | 2020-11-03 | Qualcomm Incorporated | Techniques for transmitting a sounding reference signal or scheduling request over an unlicensed radio frequency spectrum band |
US10764912B2 (en) * | 2014-10-13 | 2020-09-01 | Qualcomm Incorporated | Scheduling request modes for enhanced component carriers |
US9918302B2 (en) * | 2014-12-12 | 2018-03-13 | Qualcomm Incorporated | Techniques for managing transmissions in an unlicensed radio frequency spectrum band |
CN104601309B (zh) * | 2014-12-30 | 2018-04-27 | 同济大学 | 基于tdm方式发送多个上行调度请求的传输方法和系统 |
US20180007625A1 (en) * | 2015-01-16 | 2018-01-04 | Nokia Solutions And Networks Oy | Selective scheduling grant rejection for spectrum sharing in a wireless network |
EP3285534B1 (en) * | 2015-05-15 | 2022-01-26 | Huawei Technologies Co., Ltd. | Terminal, base station and scheduling request transmission method |
US10575334B2 (en) * | 2015-08-13 | 2020-02-25 | Electronics And Telecommunications Research Institute | Method and apparatus for fast access and method of supporting fast access in communication system |
US20170290031A1 (en) * | 2016-03-29 | 2017-10-05 | Lg Electronics Inc. | Method of transmitting scheduling request signal in next generation wireless communication system and apparatus therefor |
US10277367B2 (en) * | 2016-04-01 | 2019-04-30 | Motorola Mobility Llc | Method and apparatus for scheduling uplink transmissions with reduced latency |
CN109156020B (zh) * | 2016-05-20 | 2021-04-20 | 华为技术有限公司 | 调度请求触发方法、装置和系统 |
US10420132B2 (en) * | 2016-08-09 | 2019-09-17 | Battelle Energy Alliance, Llc | Devices, base stations, and methods for communicating scheduling requests via an underlay control channel in a wireless communication system |
US10880885B2 (en) * | 2016-08-10 | 2020-12-29 | Panasonic Intellectual Property Corporation Of America | Terminal and communication method |
-
2016
- 2016-09-29 JP JP2016192359A patent/JP2019208087A/ja active Pending
-
2017
- 2017-09-28 WO PCT/JP2017/035196 patent/WO2018062377A1/ja active Application Filing
- 2017-09-28 CN CN201780059680.6A patent/CN109792759B/zh active Active
- 2017-09-28 US US16/335,440 patent/US11963135B2/en active Active
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019534639A (ja) * | 2016-11-11 | 2019-11-28 | クアルコム,インコーポレイテッド | 混合送信時間区間を伴うワイヤレス通信用のアップリンクデータ転送 |
JP7028870B2 (ja) | 2016-11-11 | 2022-03-02 | クアルコム,インコーポレイテッド | 混合送信時間区間を伴うワイヤレス通信用のアップリンクデータ転送 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US11963135B2 (en) | 2024-04-16 |
CN109792759B (zh) | 2022-09-23 |
WO2018062377A1 (ja) | 2018-04-05 |
US20200022112A1 (en) | 2020-01-16 |
CN109792759A (zh) | 2019-05-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11395261B2 (en) | User equipment and data transmission method | |
CN109792759B (zh) | 用户装置、基站以及信号发送方法 | |
JP7043395B2 (ja) | 端末、無線通信方法及びシステム | |
JP7057749B2 (ja) | 端末 | |
CN109565792B (zh) | 终端、基站、系统及通信方法 | |
JP7075344B2 (ja) | 端末、システム、及び送信方法 | |
US11356207B2 (en) | HARQ-ACK feedback method, a HARQ-ACK extraction method, a base station, and a user equipment | |
JP2018064253A (ja) | ユーザ装置及び信号受信方法 | |
WO2020222265A1 (ja) | ユーザ装置、及び通信方法 | |
JPWO2017170117A1 (ja) | ユーザ装置 | |
JP6917376B2 (ja) | 端末及び無線通信方法 | |
WO2021064972A1 (ja) | 端末および通信方法 | |
WO2020217366A1 (ja) | ユーザ装置 | |
WO2021171594A1 (ja) | 端末 | |
WO2018030473A1 (ja) | ユーザ装置、及び通信方法 | |
WO2021064973A1 (ja) | 端末及び基地局 | |
JP2018064252A (ja) | ユーザ装置及び信号受信方法 | |
EP4366417A1 (en) | Terminal and communication method | |
JP7711881B2 (ja) | 端末及び通信方法 | |
EP4366418A1 (en) | Terminal and communication method | |
WO2023276164A1 (ja) | 端末及び通信方法 | |
WO2021157039A1 (ja) | 端末及び通信方法 | |
WO2021157040A1 (ja) | 端末及び通信方法 | |
WO2021157038A1 (ja) | 端末及び通信方法 | |
WO2022130517A1 (ja) | 通信装置及び通信方法 |