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JP2019201625A - 黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実を原料とした飲食物 - Google Patents

黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実を原料とした飲食物 Download PDF

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JP2019201625A JP2018135206A JP2018135206A JP2019201625A JP 2019201625 A JP2019201625 A JP 2019201625A JP 2018135206 A JP2018135206 A JP 2018135206A JP 2018135206 A JP2018135206 A JP 2018135206A JP 2019201625 A JP2019201625 A JP 2019201625A
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Abstract

【課題】黒檀や車輪梅やタブノキの実を原料とし、ヒラミレモンの果実を搾汁した後の粕と混ぜて飲食物を実現し、産業化する。【解決手段】黒檀や車輪梅やタブノキの実の果肉を醗酵させて食用に供したり、ジャムなどの加工食品とする。また、黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実の種子を取り出して乾燥させ、焙煎・粉砕して熱湯で抽出して飲む。また、ヒラミレモンの果実を搾汁した後の粕を乾燥させて前記の黒檀や車輪梅やタブノキの実の乾燥・焙煎加工品と混ぜて、茶やコーヒーのように湯で抽出して飲む。また、ヒラミレモンの果実の粕には、ヒラミレモン特有のノビレチンやタンゲレチンの効能が含まれており、またヒラミレモンの果実特有のレモン様の香りがするので、癒し効果などが期待できる。【選択図】図3

Description

本発明は、黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実を原料とした飲食物例えばジャムや飲料(茶やジュースのように液体に抽出して呑む)に関し、他と混ぜて使用する場合を含むものとする。
特許文献1に記載のように、苦瓜の種子を乾燥させてから、殻から内部の種子を取り出し、さらに乾燥させてから粉砕し、次いで焙煎してから粉末化する苦瓜種子加工食品の製造方法が提案されている。
また、特許文献2のように、タブノキ属植物の木皮チップや木芯材チップを焼酎に2〜7日間浸漬させる雑酒の製法が知られている。
特願2006−346842 特願2006−50957
しかし、前記特許文献1に記載の方法は、苦瓜を熟させる必要があるので青い実を野菜として利用できず、無駄になる欠点がある。これに対し、黒檀や車輪梅やタブノキの実は利用されておらず、特許文献1の苦瓜の種子のように、犠牲にする部分は発生しない。しかも、黒檀や車輪梅やタブノキの実を有効利用して産業化することは行われていない。
また、特許文献2のように、タブノキ属植物の木皮チップや木芯材チップを焼酎に浸漬させる製法は、タブノキの木材を犠牲にせざるを得ず、森林資源や緑を枯渇させ、洪水を招く等の問題も起こり、環境保護に反する。
そこで本発明は、黒檀や車輪梅やタブノキの実を収穫し、実の果肉の部分は、フルーツとして食べたり、ジャムや醗酵品に加工して販売する。また、果肉を食用として採取した後の種子は、乾燥焙煎してから粉砕し粉末化して茶やコーヒーのように湯で抽出して飲用とする。酒やウイスキーなどのアルコールに漬けて飲んでもよい。この場合、他の果実例えば車輪梅やタブノキの実やヒラミレモンの果実粕と混ぜて使用してもよい。
本発明の技術的課題は、このような問題に着目し、黒檀や車輪梅やタブノキの実を原料とし、ヒラミレモンの果実を搾汁した後の粕と混ぜて飲食物を実現し、産業化することにある。
請求項1は、黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実を採取して果肉の部分を果実として利用し若しくは醗酵させて食用に供し、又はジャムなどの加工食品とすることを特徴とする黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実の加工食品である。
請求項2は、黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実の種子を取り出して乾燥させ、そのまま又は焙煎・粉砕して熱湯で抽出し易くしたことを特徴とする黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実の加工品である。
請求項3は、ヒラミレモンの果実を搾汁した後の粕を乾燥させた後に前記の黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実の加工品と混ぜて製品化したことを特徴とする請求項2記載の黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実の加工品である。
請求項4は、黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実の種子を取り出して乾燥させ、そのまま又は焙煎し粉砕して熱湯で抽出し易くした黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実の加工品を得ると共に、
ヒラミレモンの果実を搾汁した後の粕を乾燥させた後に前記の黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実の加工品と混ぜて製品化したことを特徴とする黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実の加工方法である。
請求項5は、黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実を果肉と共に又は果肉を除いた種子のみを酒やウイスキーなどのアルコールに漬けて飲めるようにしたことを特徴とする黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実の加工品である。
請求項6は、多数の孔をプレス加工で開けた多孔板を丸めて成る筒体又は網製の筒体の中に前記の黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実を入れて前記の筒体を回転させて遠心力で果肉部分が筒体を通過し、硬い種子は前記筒体の中に残す方法で果肉部分と種子とを分離することを特徴とする黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実の分離方法である。
請求項7は、網体から成る柔軟な袋に黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実を収納した後に出し入れ口を閉じた状態で前記袋を揉み、果肉部分は前記袋の網目から押し出し、種子は袋内に残すことを特徴とする黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実の分離方法である。
請求項1のように、黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実を採取して果肉の部分を果実として利用し若しくは醗酵させて食用に供するので、果実や醗酵食品として利用できる。また、ジャムなどの加工食品とするので、これまで利用されずに自然に廃棄していた資源を有効に活用できる。また黒檀や車輪梅やタブノキの実の特有の効能を活用でき、特にタブノキの実は、各種の薬効が期待でき、美白効果も期待できる。
請求項2のように、黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実の種子を取り出して乾燥させ、そのまま又は焙煎・粉砕して熱湯で抽出して飲むと、黒檀や車輪梅やタブノキの実の種子を茶やコーヒーのように湯で抽出して飲用とすることができる。
請求項3のように、ヒラミレモンの果実を搾汁した後の粕を乾燥させた後に前記の黒檀や車輪梅やタブノキの実の乾燥・焙煎加工品と混ぜて製品化したので、熱湯に漬けて抽出して飲むと、黒檀や車輪梅やタブノキの実の種子を茶やコーヒーのように湯で抽出して飲むことができる。また、ヒラミレモンの果実の粕には、ヒラミレモン特有のノビレチンなどの効能が含まれており、またヒラミレモンの果実特有のレモン様の香りがするので、癒し効果などが期待できる。
請求項4のように、黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実の種子を取り出して乾燥させ、そのまま又は焙煎・粉砕して熱湯で抽出し易くした黒檀や車輪梅やタブノキの実の加工品を得ると共に、ヒラミレモンの果実を搾汁した後の粕を乾燥させた後に前記の黒檀や車輪梅やタブノキの実の加工品と混ぜて製品化するので、熱湯に漬けて抽出して飲むと、黒檀や車輪梅やタブノキの実の種子を茶やコーヒーのように湯で抽出して飲むことができる。また、ヒラミレモンの果実の粕には、ヒラミレモン特有のノビレチンなどの効能が有り、またヒラミレモンの果実特有のレモン様の香りがするので、癒し効果なども期待できる。
請求項5のように、黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実を果肉と共に又は果肉を除いた種子のみを酒やウイスキーなどのアルコールに漬けて飲めるようにしたので、これまで利用されずに廃棄していた資源を有効利用可能となる。また、黒檀やタブノキの実の特有な効能を利用でき、特にタブノキの実は、各種の薬効が期待でき、美白効果も期待できる。
請求項6のように、多数の孔をプレス加工で開けた多孔板を丸めて成る筒体又は網製の筒体の中に前記の黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実を入れて前記の筒体を回転させて遠心力で果肉部分が筒体を通過し、硬い種子は前記筒体の中に残し、筒体内に残る硬い種子部分と軟らかい果肉部分とを分離できるので、小形の果実であっても、効果的に分離して別々に処理できる。
請求項7のように、網体から成る柔軟な袋に黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実を収納した後に出し入れ口を閉じた状態で前記袋を揉み、果肉部分は前記袋の網目から押し出し、硬い種子は袋内に残すので、硬い種子と軟らかい果肉とを分離して、別々に処理できる。しかも、機械設備を用意しないで、手仕事だけで分離作業ができる。
黒檀の実の外観を示す正面図である。 黒檀の実の中を示す断面図である。 黒檀(車輪梅又はタブノキ)の実の加工食品の製造方法を示すフローチャートである。
次に本発明による黒檀や車輪梅やタブノキの実を原料とした飲食物が実際上どのように具体化されるか実施形態で説明する。図1は黒檀の実の外観を示す正面図であり、富有柿を小さくしたような外観をしており、直径約2cm程度である。
完熟すると、図2のように、軟質の果肉1の中央に種子2が3個前後入っている。形状は、朝顔の種子のように、中心側は鋭角に角張っており、外側は球を割ったような球面状をしている。
黒檀の実の果肉1の部分は軟質であり、そのままフルーツとして食べたり、ジャムなどに加工して販売できる。あるいは、種子付きの果肉を又は種子を除いた果肉のみを酒やウイスキーなどのアルコールに漬けて飲んだり、果肉部を取り出して食べることもできる。また種子付きの果肉又は果肉のみを醗酵させて、果肉の部分を食用に提供できる。
車輪梅は害虫や日陰に強く、痩せた土地など、環境の悪い道路沿いでも成育でき、丈夫である。梅同様に、花には香りがある。秋になるとブルーベリーに似た直径1cm程度の車輪梅の実ができる。
タブノキは、高さが20mほど、太さも1mに達する場合もある。葉は丸くふくらみ、倒卵形で長さ8〜15cmである。花期4〜6月で、8〜10月頃に球形で黒い果実が熟す。沖縄では、4〜6月にも果実が採取できる種類やある。果実は硬い種子を果肉部分が覆っている。果実は径が1cmほどで、同じクスノキ科のアボカドに近い味がする。東北地方から九州・沖縄の森林に分布し、沖縄では西表島に多い。
また、34回日本微量栄養素学会学術集会の講演要旨集の第15頁には、タブノキ種子に含まれる成分の抗腫瘍活性と題して、タブノキ種子の特性が紹介されている。すなわち、「タブノキ種子抽出物はアボカド種子抽出物と同程度の抗腫瘍活性を持っており、アポトーシスを誘導し肺がん細胞の増殖を抑制することが示された。これらの種子の有効利用とともに、それに含まれる成分とその生理活性について詳細な研究がなされることが望まれる。」
黒檀や車輪梅やタブノキの実は、硬い種子の部分を軟らかい果肉で覆った形状をしており、大きさは1、2cm程度と小さいので、多数の果実を纏めて種子と果肉とを分離してから、別々に後処理した方が能率的である。分離方法は、機械式と手作業式とに大別される。
機械式は遠心分離式が適しており、多数の孔をプレス加工で開けた多孔板を丸めた多孔板製の筒体を形成する。又は、網製の筒体を形成して、その中に前記の黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実を入れて、前記の筒体を回転させ、遠心力で果肉部分が筒体を通過し、硬い種子は前記筒体の孔を通過できずに中に残る。
手作業式は、網体から成る袋に、黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実を収納した後に、出し入れ口を閉じる。この状態で手揉みすると、果肉部分が前記袋の網目から押し出される。袋の内部には、硬い種子だけが残り、果肉部分とは分離される。
前記のようにして分離された黒檀の種子2…や車輪梅及び/又はタブノキの種子の部分は、図3に示すフローチャートのように、乾燥工程S1で乾燥・焙煎させる。黒檀の種子けをフローチャートで説明するが、車輪梅やタブノキの実の種子も併用でき、車輪梅やタブノキの種子のみを代用してもよい。乾燥は天日乾燥でも機械乾燥でもよい。充分に乾燥させた後、粉砕工程S2で破砕して、粉末にする。
この粉末を湯に入れて成分を抽出し、茶やコーヒーのようにして飲むことができる。黒檀や車輪梅やタブノキの種子を乾燥させた状態で、粉末にすることなしに、湯で抽出して飲んでもよい。
この黒檀の種子の粉末をヒラミレモンの絞り粕と混ぜて製品化してもよい。ヒラミレモンは搾汁してジュースなどを製造した後に残る絞り粕を乾燥させ、前記黒檀や車輪梅やタブノキの実の粉末と混ぜる。この乾燥した絞り粕も工程S2で粉砕して粉末化してから、黒檀や車輪梅やタブノキの種子の粉末と混ぜてもよい。このように、黒檀の実と共に又は黒檀の実に代えて車輪梅やタブノキの実も使用してもよい。なお、種子だけを粉末にするが、種子と果肉から成る実を乾燥して、粉砕し粉末化してもよい。又は、果肉だけを乾燥し粉末化することも可能である。
混合した粉末は、そのまま又はパックなどに入れて製品化してもよい。この粉末やパックを湯に入れて抽出し、飲用にする。ヒラミレモンのノビレチンは、血糖値の上昇や高血圧を抑える効能が有ると言われている。また、最近は、タンゲレチンも発見され、脂肪燃焼や肝機能改善、抗炎症などの作用も分かっているという。特に、ノビレチンやタンゲレチンは皮の部分に多く含まれている。従って、搾汁後に残る粕と黒檀や車輪梅やタブノキの実の粉末を混ぜると、ヒラミレモンのノビレチンやタンゲレチンの効能を期待でき、またヒラミレモンの香りで癒される効果も有る。
黒檀は、強靱な材質の高級木材であるため、黒檀の実を原料として用いた飲食品は、人体の骨格を強化したり、強靱な精神を涵養する上で有効である。車輪梅の木も硬く槌などに利用されていて、丈夫な材質が好まれる。
タブノキの実の試験データ
Figure 2019201625
表1のように、タブノキの実は、タンニンやポリフェノールを含むため、健康食品としての効能が有り、美白効果も期待できる。
以上のように、資源として活用されていない黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実を原料にして飲食物を製造でき、しかも植物資源を犠牲にすることはない。なお、黒檀は高級木材として利用されるだけでなく、本発明のように、黒檀の実の種子を分離して乾燥させ、そのまま又は焙煎・粉砕して熱湯で抽出すると、茶やコーヒーのようにして飲むことができる。また、ヒラミレモンの果実を搾汁した後の粕を乾燥させた後に前記の黒檀や車輪梅やタブノキの実の乾燥品と混ぜて、茶やコーヒーのようにして飲むことがてき、ヒラミレモンの効能や香りも期待できる。
1 果肉
2 種子
本発明は、黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実を原料とした飲食物例えばジャムや飲料(茶やジュースのように液体に抽出して呑む)に関し、他と混ぜて使用する場合を含むものとする。
特許文献1に記載のように、苦瓜の種子を乾燥させてから、殻から内部の種子を取り出し、さらに乾燥させてから粉砕し、次いで焙煎してから粉末化する苦瓜種子加工食品の製造方法が提案されている。
また、特許文献2のように、タブノキ属植物の木皮チップや木芯材チップを焼酎に2〜7日間浸漬させる雑酒の製法が知られている。
特願2006−346842 特願2006−50957
しかし、前記特許文献1に記載の方法は、苦瓜を熟させる必要があるので青い実を野菜として利用できず、無駄になる欠点がある。これに対し、黒檀や車輪梅やタブノキの実は利用されておらず、特許文献1の苦瓜の種子のように、犠牲にする部分は発生しない。しかも、黒檀や車輪梅やタブノキの実を有効利用して産業化することは行われていない。
また、特許文献2のように、タブノキ属植物の木皮チップや木芯材チップを焼酎に浸漬させる製法は、タブノキの木材を犠牲にせざるを得ず、森林資源や緑を枯渇させ、洪水を招く等の問題も起こり、環境保護に反する。
そこで本発明は、黒檀や車輪梅やタブノキの実を収穫して種子を、乾燥焙煎してから粉砕し粉末化して茶やコーヒーのように湯で抽出して飲用とする。
本発明の技術的課題は、このような問題に着目し、黒檀や車輪梅やタブノキの種子を原料とし、ヒラミレモンの果実を搾汁した後の粕と混ぜて飲食物を実現し、産業化することにある。
請求項1は、黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実又は種子を乾燥させ、そのまま又は焙煎・粉砕して熱湯で抽出し易くしたことを特徴とする黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実の加工品である。
請求項2は、黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実又は種子を乾燥させ、そのまま又は焙煎・粉砕して熱湯で抽出し易くすることを特徴とする黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実の加工方法である。
請求項3は、ヒラミレモンの果実を搾汁した後の粕を乾燥させた後に前記の黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実又は種子の乾燥及び/又は焙煎した加工品と混ぜて製品化したことを特徴とする請求項1に記載の黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実の加工品である。
請求項4は、黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実又は種子を乾燥させ、そのまま又は粉砕及び/又は焙煎して熱湯で抽出し易くした黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実又は種子の加工品を得ると共に、
ヒラミレモンの果実を搾汁した後の粕を乾燥させた後に前記の黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実又は種子の加工品と混ぜて製品化することを特徴とする請求項2に記載の黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実又は種子の加工方法である。
請求項5は、網体から成る柔軟な袋に黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実を収納した後に出し入れ口を閉じた状態で前記袋を揉み、果肉部分は前記袋の網目から押し出し、種子は袋内に残すことを特徴とする黒檀及び/又は輪梅及び/又はタブノキの実の分離方法である。
請求項1のように、黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実又は種子を乾燥させ、そのまま又は焙煎・粉砕して熱湯で抽出し易くしたので、黒檀や車輪梅やタブノキの実の種子を茶やコーヒーのように湯で抽出して飲用とすることができる。
請求項2のように、黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実の種子を取り出して乾燥させ、そのまま又は焙煎・粉砕して熱湯で抽出して飲むと、黒檀や車輪梅やタブノキの実の種子を茶やコーヒーのように湯で抽出して飲用とすることができる。
請求項3のように、ヒラミレモンの果実を搾汁した後の粕を乾燥させた後に前記の黒檀や車輪梅やタブノキの実の乾燥・焙煎加工品と混ぜて製品化したので、熱湯抽出して飲むと、黒檀や車輪梅やタブノキの実の種子を茶やコーヒーのように湯で抽出して飲むことができる。また、ヒラミレモンの果実の粕には、ヒラミレモン特有のノビレチンなどの効能が含まれており、またヒラミレモンの果実特有のレモン様の香りがするので、癒し効果などが期待できる。
請求項4のように、黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実の種子を取り出して乾燥させ、そのまま又は焙煎・粉砕して熱湯で抽出し易くした黒檀や車輪梅やタブノキの実の加工品を得ると共に、ヒラミレモンの果実を搾汁した後の粕を乾燥させた後に前記の黒檀や車輪梅やタブノキの実の加工品と混ぜて製品化するので、熱湯抽出して飲むと、黒檀や車輪梅やタブノキの実の種子を茶やコーヒーのように湯で抽出して飲むことができる。また、ヒラミレモンの果実の粕には、ヒラミレモン特有のノビレチンなどの効能が有り、またヒラミレモンの果実特有のレモン様の香りがするので、癒し効果なども期待できる。
請求項5のように、網体から成る柔軟な袋に黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実を収納した後に出し入れ口を閉じた状態で前記袋を揉み、果肉部分は前記袋の網目から押し出し、硬い種子は袋内に残すので、硬い種子と軟らかい果肉とを分離して、別々に処理できる。しかも、機械設備を用意しないで、手仕事だけで分離作業ができる。
黒檀の実の外観を示す正面図である。 黒檀の実の中を示す断面図である。 黒檀(車輪梅又はタブノキ)の実の加工食品の製造方法を示すフローチャートである。
次に本発明による黒檀や車輪梅やタブノキの実を原料とした飲食物が実際上どのように具体化されるか実施形態で説明する。図1は黒檀の実の外観を示す正面図であり、富有柿を小さくしたような外観をしており、直径約2cm程度である。
完熟すると、図2のように、軟質の果肉1の中央に種子2が3個前後入っている。形状は、朝顔の種子のように、中心側は鋭角に角張っており、外側は球を割ったような球面状をしている。
黒檀の実の果肉1の部分は軟質であり、そのままフルーツとして食べたり、ジャムなどに加工して販売できる。あるいは、種子付きの果肉を又は種子を除いた果肉のみを酒やウイスキーなどのアルコールに漬けて飲んだり、果肉部を取り出して食べることもできる。また種子付きの果肉又は果肉のみを醗酵させて、果肉の部分を食用に提供できる。
車輪梅は害虫や日陰に強く、痩せた土地など、環境の悪い道路沿いでも成育でき、丈夫である。梅同様に、花には香りがある。秋になるとブルーベリーに似た直径1cm程度の車輪梅の実ができる。
タブノキは、高さが20mほど、太さも1mに達する場合もある。葉は丸くふくらみ、倒卵形で長さ8〜15cmである。花期4〜6月で、8〜10月頃に球形で黒い果実が熟す。沖縄では、4〜6月にも果実が採取できる種類やある。果実は硬い種子を果肉部分が覆っている。果実は径が1cmほどで、同じクスノキ科のアボカドに近い味がする。東北地方から九州・沖縄の森林に分布し、沖縄では西表島に多い。
また、34回日本微量栄養素学会学術集会の講演要旨集の第15頁には、タブノキ種子に含まれる成分の抗腫瘍活性と題して、タブノキ種子の特性が紹介されている。すなわち、「タブノキ種子抽出物はアボカド種子抽出物と同程度の抗腫瘍活性を持っており、アポトーシスを誘導し肺がん細胞の増殖を抑制することが示された。これらの種子の有効利用とともに、それに含まれる成分とその生理活性について詳細な研究がなされることが望まれる。」
黒檀や車輪梅やタブノキの実は、硬い種子の部分を軟らかい果肉で覆った形状をしており、大きさは1、2cm程度と小さいので、多数の果実を纏めて種子と果肉とを分離してから、別々に後処理した方が能率的である。分離方法は、機械式と手作業式とに大別される。
機械式は遠心分離式が適しており、多数の孔をプレス加工で開けた多孔板を丸めた多孔板製の筒体を形成する。又は、網製の筒体を形成して、その中に前記の黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実を入れて、前記の筒体を回転させ、遠心力で果肉部分が筒体を通過し、硬い種子は前記筒体の孔を通過できずに中に残る。
手作業式は、網体から成る袋に、黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実を収納した後に、出し入れ口を閉じる。この状態で手揉みすると、果肉部分が前記袋の網目から押し出される。袋の内部には、硬い種子だけが残り、果肉部分とは分離される。
前記のようにして分離された黒檀の種子2…や車輪梅及び/又はタブノキの種子の部分は、図3に示すフローチャートのように、乾燥工程S1で乾燥・焙煎させる。黒檀の種子けをフローチャートで説明するが、車輪梅やタブノキの実の種子も併用でき、車輪梅やタブノキの種子のみを代用してもよい。乾燥は天日乾燥でも機械乾燥でもよい。充分に乾燥させた後、粉砕工程S2で破砕して、粉末にする。
この粉末を湯に入れて成分を抽出し、茶やコーヒーのようにして飲むことができる。黒檀や車輪梅やタブノキの種子を乾燥させた状態で、粉末にすることなしに、湯で抽出して飲んでもよい。
この黒檀の種子の粉末をヒラミレモンの絞り粕と混ぜて製品化してもよい。ヒラミレモンは搾汁してジュースなどを製造した後に残る絞り粕を乾燥させ、前記黒檀や車輪梅やタブノキの実の粉末と混ぜる。この乾燥した絞り粕も工程S2で粉砕して粉末化してから、黒檀や車輪梅やタブノキの種子の粉末と混ぜてもよい。このように、黒檀の実と共に又は黒檀の実に代えて車輪梅やタブノキの実も使用してもよい。なお、種子だけを粉末にするが、種子と果肉から成る実を乾燥して、粉砕し粉末化してもよい。又は、果肉だけを乾燥し粉末化することも可能である。
混合した粉末は、そのまま又はパックなどに入れて製品化してもよい。この粉末やパックを湯に入れて抽出し、飲用にする。ヒラミレモンのノビレチンは、血糖値の上昇や高血圧を抑える効能が有ると言われている。また、最近は、タンゲレチンも発見され、脂肪燃焼や肝機能改善、抗炎症などの作用も分かっているという。特に、ノビレチンやタンゲレチンは皮の部分に多く含まれている。従って、搾汁後に残る粕と黒檀や車輪梅やタブノキの実の粉末を混ぜると、ヒラミレモンのノビレチンやタンゲレチンの効能を期待でき、またヒラミレモンの香りで癒される効果も有る。
黒檀は、強靱な材質の高級木材であるため、黒檀の実を原料として用いた飲食品は、人体の骨格を強化したり、強靱な精神を涵養する上で有効である。車輪梅の木も硬く槌などに利用されていて、丈夫な材質が好まれる。
タブノキの実の試験データ
Figure 2019201625
表1のように、タブノキの実は、タンニンやポリフェノールを含むため、健康食品としての効能が有り、美白効果も期待できる。
以上のように、資源として活用されていない黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実を原料にして飲食物を製造でき、しかも植物資源を犠牲にすることはない。なお、黒檀は高級木材として利用されるだけでなく、本発明のように、黒檀の実の種子を分離して乾燥させ、そのまま又は焙煎・粉砕して熱湯で抽出すると、茶やコーヒーのようにして飲むことができる。また、ヒラミレモンの果実を搾汁した後の粕を乾燥させた後に前記の黒檀や車輪梅やタブノキの実の乾燥品と混ぜて、茶やコーヒーのようにして飲むことがてき、ヒラミレモンの効能や香りも期待できる。
1 果肉
2 種子

本発明は、黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実を原料とした飲食物例えばジャムや飲料(茶やジュースのように液体に抽出して呑む)に関し、他と混ぜて使用する場合を含むものとする。
特許文献1に記載のように、苦瓜の種子を乾燥させてから、殻から内部の種子を取り出し、さらに乾燥させてから粉砕し、次いで焙煎してから粉末化する苦瓜種子加工食品の製造方法が提案されている。
また、特許文献2のように、タブノキ属植物の木皮チップや木芯材チップを焼酎に2〜7日間浸漬させる雑酒の製法が知られている。
特願2006−346842 特願2006−50957
しかし、前記特許文献1に記載の方法は、苦瓜を熟させる必要があるので青い実を野菜として利用できず、無駄になる欠点がある。これに対し、黒檀や車輪梅やタブノキの実は利用されておらず、特許文献1の苦瓜の種子のように、犠牲にする部分は発生しない。しかも、黒檀や車輪梅やタブノキの実を有効利用して産業化することは行われていない。
また、特許文献2のように、タブノキ属植物の木皮チップや木芯材チップを焼酎に浸漬させる製法は、タブノキの木材を犠牲にせざるを得ず、森林資源や緑を枯渇させ、洪水を招く等の問題も起こり、環境保護に反する。
そこで本発明は、黒檀や車輪梅やタブノキの実を収穫し、実の果肉の部分は、フルーツとして食べたり、ジャムや醗酵品に加工して販売する。また、果肉を食用として採取した後の種子は、乾燥焙煎してから粉砕し粉末化して茶やコーヒーのように湯で抽出して飲用とする。酒やウイスキーなどのアルコールに漬けて飲んでもよい。この場合、他の果実例えば車輪梅やタブノキの実やヒラミレモンの果実粕と混ぜて使用してもよい。
本発明の技術的課題は、このような問題に着目し、黒檀や車輪梅やタブノキの実を原料とし、ヒラミレモンの果実を搾汁した後の粕と混ぜて飲食物を実現し、産業化することにある。
請求項1は、黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実を乾燥させ、そのまま又は焙煎・粉砕して熱湯で抽出し易くしたことを特徴とする黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実の加工品である。
請求項2は、黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実を乾燥させ、そのまま又は焙煎・粉砕して熱湯で抽出し易くすることを特徴とする黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実の加工方法である。
請求項1のように、黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実を乾燥させ、そのまま又は焙煎・粉砕して熱湯で抽出して飲むと、黒檀や車輪梅やタブノキの実を茶やコーヒーのように湯で抽出して飲用とすることができる。
請求項2のように、黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実を乾燥させ、そのまま又は焙煎・粉砕して熱湯で抽出し易くする加工方法によると、黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実の成分を熱湯で抽出して飲むと、黒檀や車輪梅やタブノキの実を茶やコーヒーのように湯で抽出して飲むことができる。
黒檀の実の外観を示す正面図である。 黒檀の実の中を示す断面図である。 黒檀(車輪梅又はタブノキ)の実の加工食品の製造方法を示すフローチャートである。
次に本発明による黒檀や車輪梅やタブノキの実を原料とした飲食物が実際上どのように具体化されるか実施形態で説明する。図1は黒檀の実の外観を示す正面図であり、富有柿を小さくしたような外観をしており、直径約2cm程度である。
完熟すると、図2のように、軟質の果肉1の中央に種子2が3個前後入っている。形状は、朝顔の種子のように、中心側は鋭角に角張っており、外側は球を割ったような球面状をしている。
黒檀の実の果肉1の部分は軟質であり、そのままフルーツとして食べたり、ジャムなどに加工して販売できる。あるいは、種子付きの果肉を又は種子を除いた果肉のみを酒やウイスキーなどのアルコールに漬けて飲んだり、果肉部を取り出して食べることもできる。また種子付きの果肉又は果肉のみを醗酵させて、果肉の部分を食用に提供できる。
車輪梅は害虫や日陰に強く、痩せた土地など、環境の悪い道路沿いでも成育でき、丈夫である。梅同様に、花には香りがある。秋になるとブルーベリーに似た直径1cm程度の車輪梅の実ができる。
タブノキは、高さが20mほど、太さも1mに達する場合もある。葉は丸くふくらみ、倒卵形で長さ8〜15cmである。花期4〜6月で、8〜10月頃に球形で黒い果実が熟す。沖縄では、4〜6月にも果実が採取できる種類やある。果実は硬い種子を果肉部分が覆っている。果実は径が1cmほどで、同じクスノキ科のアボカドに近い味がする。東北地方から九州・沖縄の森林に分布し、沖縄では西表島に多い。
また、34回日本微量栄養素学会学術集会の講演要旨集の第15頁には、タブノキ種子に含まれる成分の抗腫瘍活性と題して、タブノキ種子の特性が紹介されている。すなわち、「タブノキ種子抽出物はアボカド種子抽出物と同程度の抗腫瘍活性を持っており、アポトーシスを誘導し肺がん細胞の増殖を抑制することが示された。これらの種子の有効利用とともに、それに含まれる成分とその生理活性について詳細な研究がなされることが望まれる。」
黒檀や車輪梅やタブノキの実は、硬い種子の部分を軟らかい果肉で覆った形状をしており、大きさは1、2cm程度と小さいので、多数の果実を纏めて種子と果肉とを分離してから、別々に後処理した方が能率的である。分離方法は、機械式と手作業式とに大別される。
機械式は遠心分離式が適しており、多数の孔をプレス加工で開けた多孔板を丸めた多孔板製の筒体を形成する。又は、網製の筒体を形成して、その中に前記の黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実を入れて、前記の筒体を回転させ、遠心力で果肉部分が筒体を通過し、硬い種子は前記筒体の孔を通過できずに中に残る。
手作業式は、網体から成る袋に、黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実を収納した後に、出し入れ口を閉じる。この状態で手揉みすると、果肉部分が前記袋の網目から押し出される。袋の内部には、硬い種子だけが残り、果肉部分とは分離される。
前記のようにして分離された黒檀の種子2…や車輪梅及び/又はタブノキの種子の部分は、図3に示すフローチャートのように、乾燥工程S1で乾燥・焙煎させる。黒檀の種子をフローチャートで説明するが、車輪梅やタブノキの実の種子も併用でき、車輪梅やタブノキの種子のみを代用してもよい。乾燥は天日乾燥でも機械乾燥でもよい。充分に乾燥させた後、粉砕工程S2で破砕して、粉末にする。
この粉末を湯に入れて成分を抽出し、茶やコーヒーのようにして飲むことができる。黒檀や車輪梅やタブノキの種子を乾燥させた状態で、粉末にすることなしに、湯で抽出して飲んでもよい。
この黒檀の種子の粉末をヒラミレモンの絞り粕と混ぜて製品化してもよい。ヒラミレモンは搾汁してジュースなどを製造した後に残る絞り粕を乾燥させ、前記黒檀や車輪梅やタブノキの実の粉末と混ぜる。この乾燥した絞り粕も工程S2で粉砕して粉末化してから、黒檀や車輪梅やタブノキの種子の粉末と混ぜてもよい。このように、黒檀の実と共に又は黒檀の実に代えて車輪梅やタブノキの実も使用してもよい。なお、種子だけを粉末にするが、種子と果肉から成る実を乾燥して、粉砕し粉末化してもよい。又は、果肉だけを乾燥し粉末化することも可能である。
混合した粉末は、そのまま又はパックなどに入れて製品化してもよい。この粉末やパックを湯に入れて抽出し、飲用にする。ヒラミレモンのノビレチンは、血糖値の上昇や高血圧を抑える効能が有ると言われている。また、最近は、タンゲレチンも発見され、脂肪燃焼や肝機能改善、抗炎症などの作用も分かっているという。特に、ノビレチンやタンゲレチンは皮の部分に多く含まれている。従って、搾汁後に残る粕と黒檀や車輪梅やタブノキの実の粉末を混ぜると、ヒラミレモンのノビレチンやタンゲレチンの効能を期待でき、またヒラミレモンの香りで癒される効果も有る。
黒檀は、強靱な材質の高級木材であるため、黒檀の実を原料として用いた飲食品は、人体の骨格を強化したり、強靱な精神を涵養する上で有効である。車輪梅の木も硬く槌などに利用されていて、丈夫な材質が好まれる。
タブノキの実の試験データ
Figure 2019201625
表1のように、タブノキの実は、タンニンやポリフェノールを含むため、健康食品としての効能が有り、美白効果も期待できる。
以上のように、資源として活用されていない黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実を原料にして飲食物を製造でき、しかも植物資源を犠牲にすることはない。なお、黒檀は高級木材として利用されるだけでなく、本発明のように、黒檀の実の種子を分離して乾燥させ、そのまま又は焙煎・粉砕して熱湯で抽出すると、茶やコーヒーのようにして飲むことができる。また、ヒラミレモンの果実を搾汁した後の粕を乾燥させた後に前記の黒檀や車輪梅やタブノキの実の乾燥品と混ぜて、茶やコーヒーのようにして飲むことがてき、ヒラミレモンの効能や香りも期待できる。
1 果肉
2 種子
請求項1は、黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実を乾燥させ、焙煎・粉砕して熱湯で抽出し易くしたことを特徴とする黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実の加工品である。
請求項2は、黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実を乾燥させ、焙煎・粉砕して熱湯で抽出し易くしたことを特徴とする黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実の加工方法である。
請求項1のように、黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実を乾燥させ、焙煎・粉砕して熱湯で抽出して飲むと、黒檀や車輪梅やタブノキの実を茶やコーヒーのように湯で抽出して飲用とすることができる。
請求項2のように、黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実を乾燥させ、焙煎・粉砕して熱湯で抽出し易くしたことを特徴とする黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実の加工方法によると、黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実の成分を熱湯で抽出して飲むと、黒檀や車輪梅やタブノキの実を茶やコーヒーのように湯で抽出して飲むことができる。

Claims (7)

  1. 黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実を採取して果肉の部分を果実として利用し若しくは醗酵させて食用に供し、又はジャムなどの加工食品とすることを特徴とする黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実の加工食品。
  2. 黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実又は種子を乾燥させ、そのまま又は焙煎・粉砕して熱湯で抽出し易くしたことを特徴とする黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実の加工品。
  3. ヒラミレモンの果実を搾汁した後の粕を乾燥させた後に前記の黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実又は種子の乾燥及び/又は焙煎した加工品と混ぜて製品化したことを特徴とする請求項2記載の黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実の加工品。
  4. 黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実を乾燥させ、そのまま又は粉砕及び/又は焙煎して熱湯で抽出し易くした黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実の加工品を得ると共に、
    ヒラミレモンの果実を搾汁した後の粕を乾燥させた後に前記の黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実の加工品と混ぜて製品化することを特徴とする黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実の加工方法。
  5. 黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実を果肉と共に又は種子を除いた果肉のみを酒やウイスキーなどのアルコールに漬けて飲めるようにした黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実の加工品。
  6. 多数の孔をプレス加工で開けた多孔板を丸めて成る筒体又は網製の筒体の中に前記の黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実を入れて前記の筒体を回転させて遠心力で果肉部分が筒体を通過し、硬い種子は前記筒体の中に残す方法で果肉部分と種子とを分離することを特徴とする黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実の分離方法。
  7. 網体から成る柔軟な袋に黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実を収納した後に出し入れ口を閉じた状態で前記袋を揉み、果肉部分は前記袋の網目から押し出し、種子は袋内に残すことを特徴とする黒檀及び/又は車輪梅及び/又はタブノキの実の分離方法。
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