JP2019198973A - 化粧板の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
まず、前記化粧シート上に接着剤を塗布する。前記接着剤を塗布する方法としては、例えば、アプリケーター、ロールコーター、スプレーコーター、T−タイコーター、ナイフコーター、コンマコーター等を使用する方法が挙げられる。
前記接着剤を塗布した後には、化粧シートと前記基材の平面部とを貼り合わせる。この貼り合わせ工程では、前記化粧シートと前記基材の平面部とを押圧しながら貼り合わせることが、接着剤を固化して生産性を向上できる点で好ましい。また、この工程では、ロールプレス装置により押圧しながら貼り合わせを行うことが、表面が平滑な化粧板を得られる点から好ましい。
次に、基材の平面部に接着された化粧シートの余剰部分を、折り曲げ治具等を使用して側面部、及び必要により背面部に合わせて折り曲げ、接着する。
基材溝部への化粧シート接着方法としては、基材の平面部に接着された化粧シートにおいて基材の溝にあたる部分を局部加熱し、基材の溝部に圧着させる方法が挙げられる。具体的には、基材の平面部に接着された化粧シートにおいて基材の溝にあたる部分を、化粧シートが軟化する温度(例えば、40〜200℃)に加熱し軟化・伸長させながら、化粧シートを基材の溝部に追従するように、押し込み治具等を使用して基材の溝底面に押し付け、化粧シート裏面に塗布した接着剤を再溶融させるホットプレス工程を行い、その後、加熱されていない同形状の押し込み治具等で、溝部上の化粧シートを基材の溝底面に押し付け、接着剤を冷却固化させるコールドプレス工程を行う方法が挙げられる。以上の方法により基材の平面部、溝部、側面部、および必要により一部の背面部において化粧シートが連続して貼り合わされた化粧板を得ることができる。なお、前記化粧シートの局部加熱は、例えば、加熱した押し込み治具を使用する方法が挙げられる。
まず、化粧シートとして、木目模様のある塩化ビニル系化粧シート(厚さ130μm、軟化点50℃、以下「PVC」と略記する。)、接着剤として湿気硬化型ウレタンホットメルト接着剤(DIC株式会社製「タイフォースFH−3100」、以下「PUR」と略記する。)、基材として、縦1820cm、幅31cm、厚さ9mmのMDFであり、縦60cm、幅15cmの長方形をなすような三角溝(溝の幅1mm、深さ0.8mm)を、長手方向に順次半分ずつずれるように連続して形成されたものを用意した。
Tダイコーターを使用して化粧シートの裏面全面に接着剤を60μmの厚さで塗布し、その後ロールプレス機(庄内鉄工株式会社製)を使用して、接着剤層を基材上に押圧しながら貼り合わせた。次いで、化粧シートの余剰部分を基材の四方側面部に折り曲げ、圧着させた。
続いて、基材の溝部にあたる化粧シートを、80℃に加熱した押し込み治具を押し当て局部加熱し、軟化させながら伸長させ基材の溝底面に圧着させた。その後、加熱していない押し込み治具を押し当て冷却して圧着させることで、化粧板を得た。前記基材の溝部に貼り合わされた化粧シートの伸び率は120%であり、それ以外の部分の化粧シートの伸び率は1%であった。なお、表1において、本加工方法を「N1」と記載した。
化粧シートを、木目模様のあるポリオレフィン系化粧シート(厚さ100μm、軟化点70℃、以下「POF」と略記する。)に変更した以外は、実施例1と同様にして化粧板を得た。なお、表1において、本加工方法を「N2」と記載した。
接着剤を、溶剤系ウレタン接着剤(ノーテープ工業株式会社製「No.5250」、以下「PuPSA」と略記する。)に変更した以外は、実施例1と同様にして化粧板を得た。なお、表1において、本加工方法を「N3」と記載した。
化粧シートをPOFに、また、接着剤をPuPSAに変更した以外は、実施例1と同様にして化粧板を得た。なお、表1において、本加工方法を「N4」と記載した。
化粧シート、及び、接着剤は実施例1と同様のものを用意し、基材は、実施例1において溝の入っていない平坦なMDFを用意した。
Tダイコーターを使用して化粧シートの裏面全面に接着剤を55μmの厚さで塗布し、接着剤層を基材上に貼り合わせた。次いで、化粧シートの余剰部分を基材の四方側面部に折り曲げ、圧着させた。
次いで、ルーターを用いて、幅1mm、深さ0.8mmの溝を形成し、基材平面部の化粧シートの伸び率が0%、溝部には化粧シートのない化粧板を得た。以下、この加工方法を「フラットラミネーション+溝加工」と略記する。
化粧シート、接着剤、及び、基材は実施例1と同様のものを用意した。
Tダイコーターを使用して化粧シートの裏面全面に接着剤を55μmの厚さで塗布し、接着剤層を基材上に加圧しながら貼り合わせた。次いで、化粧シートの余剰部分を基材の四方側面部に折り曲げ、圧着させた。
次いで、この化粧板を、真空ラミネーター(株式会社エヌ・ピー・シー製「LM−50X50−S」)を使用して、120℃/0.1MPa/2分、15mbarの条件で真空ラミネートし、基材平面部の化粧シートの伸び率が6%、溝部における化粧シートの伸び率が120%の化粧板を得た。以下、この加工方法を「真空ラミネーション加工」と略記する。
実施例および比較例で得られた化粧板を、溝を含む75mm角にカットし、小口をアルミテープと2液型エポキシ接着剤でシールした。これを100℃の温水に4時間浸漬→60℃で20時間乾燥→100℃の温水に4時間浸漬→60℃で3時間乾燥を1サイクルとして、これを5サイクル実施した後、化粧シートの剥がれの有無を目視観察し、化粧シートの剥がれがないものを「○」、剥がれがあるものを「×」と評価した。
意匠性の評価は、木目模様の変化によって評価した。
(木目模様の変化の評価)
実施例および比較例で得られた化粧板の平面部の木目模様を目視観察し、以下のように評価した。
「○」:木目模様の変化が気にならない。
「×」:木目模様の変化が一見して確認される。
Claims (2)
- 基材に化粧シートをラミネートする化粧板の製造方法であって、
前記基材が、その平面部に、長手方向および長手方向以外の少なくとも1方向に溝を有するものであり、
化粧シートを基材に貼り合わせた後に、溝部にあたる化粧シートを加熱し、基材の溝部に圧着させることを特徴とする化粧板の製造方法。 - 前記化粧シートと基材との貼り合わせが、ロールプレス装置により押圧しながら行われるものである請求項1記載の化粧板の製造方法。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2020137937A1 (ja) | 2018-12-26 | 2020-07-02 | 三菱マテリアル株式会社 | クーラント穴付き回転工具 |
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