JP2019194048A - ホームドア - Google Patents
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Abstract
【課題】利用客がホームから線路に転落したり、入線してきた列車と接触したりするのを防止するとことができ、かつ設置コストも安価であるホームドアを提供する。【解決手段】このホームドア1は、例えば鉄道のプラットホーム7に立設された左右1対の固定柱2,2と、固定柱2,2にそれぞれ支持された状態で昇降自在な可動柱3,3と、可動柱3,3をそれぞれ昇降動作させる駆動機構4,4と、上下方向に伸縮自在なドア本体5とを備え、ドア本体5の上端側が可動柱3の上部に固定されており、車両への通路閉鎖時は可動柱3が下降するとともに、ドア本体5の下端側が下方に移動してドア本体5が伸長状態となり、車両への通路開放時は可動柱3が上昇するとともに、ドア本体5の下端側が上方に移動してドア本体5が圧縮状態となるように構成されている。【選択図】図1
Description
本発明は、例えば鉄道のプラットホームに設置されるホームドアに関するものである。
鉄道のプラットホーム(以下、「ホーム」と略すことがある。)では、近年、利用客がホームから線路に転落したり、入線してきた列車と接触したりするのを防止するために、ホームドアが設けられつつある。ホームドアとしては、従来、種々の形式や構造がある。例えば特許文献1のように、ホームに停車した列車の乗降ドアに対応した位置に横開きのホームドアを設置し腰高の高さを有する防護壁タイプがある。この場合、ホームドアの横開き部分を収納する戸袋が必要であるため、ドアの開放幅が比較的小さく、利用客の乗り口を狭めてしまう。また、列車の乗降ドアの位置が異なるときに、ホームドアの位置を対応させることが困難であり、かつ設置コストが高価であることなどの課題があった。
また特許文献2のように、鉄道のプラットホームに到着した列車のドアに対向して該プラットホームの側端近傍個所に聳えるように立設される門形のゲート枠、該ゲート枠の内側に配置された溶接金網、金網入り強化ガラス板等の一定形状の仕切り材、該仕切り材を上下移動させるモータ駆動方式の昇降機構等を有するホームドアがある。この場合、ゲート枠に戸袋が不要であるため、ドアの開放幅が比較的大きくなり、利用客の乗り口が広がり、また、列車の乗降ドアの位置が異なるときでも、ホームドアの位置を対応させやすくなるものの、門形のゲート枠が邪魔になって、列車の運転手や車掌からの視認性が悪いという新たな課題が生じた。
さらに特許文献3のように、収納用内部空間と上端開口部とロープ挿通部を有する固定部と、前記固定部の前記収納用内部空間に収納され、前記ロープ挿通部を利用してホーム縁に沿って配置されたロープを支持しながら前記上端開口部を通して昇降する昇降部と、前記固定部内に設けられ、前記昇降部を昇降させる駆動部とから構成されるホームドアがある。この場合、特許文献2のごとき門形のゲート枠がないから、列車の運転手や車掌からの視認性が改善すると記載されている。
しかしながら、上記特許文献3では、上下ロープ間の隙間が大きく、しかも左右に広がっているため、見た目がなんとなく不安に感じることがあった。またロープが撓みやすいため、ロープとホームとの間隔やロープ同士の間隔が故意または過失で押し広げられ、利用客がホームから線路に転落したり、入線してきた列車と接触したりするのを防止するという当初の目的達成が困難となるおそれがあった。
本発明は、上記事情に鑑みたものであり、その目的とするところは、見た目での安心感が得られるとともに、利用客がホームから線路に転落したり、入線してきた列車と接触したりするのを確実に防止でき、かつ、設置コストも安価であるホームドアを提供することである。
本発明は、鉄道のプラットホームに立設された固定柱と、この固定柱に支持された状態で昇降自在な可動柱と、この可動柱を昇降動作させる駆動機構とを備えたホームドアであって、上下方向に伸縮自在のドア本体を備え、前記ドア本体の上端側が前記可動柱の上部に固定されており、車両への通路閉鎖時は前記可動柱が下降するとともに、前記ドア本体の下端側が下方に移動して該ドア本体が伸長状態となり、車両への通路開放時は前記可動柱が上昇するとともに、前記ドア本体の下端側が上方に移動して該ドア本体が圧縮状態となることを特徴とするものである。
本発明によれば、鉄道のプラットホームに立設された固定柱と、この固定柱に支持された状態で昇降自在な可動柱と、この可動柱を昇降動作させる駆動機構とを備えたホームドアであって、上下方向に伸縮自在のドア本体を備えているから、特許文献1のごとき戸袋が不要である。このため、ドアの開放幅が比較的大きくなって、利用客の乗り口が広がり、また、列車の乗降ドアの位置が異なるときでも、ホームドアの位置を対応させやすくなるとともに、設置コストも安価である。また、特許文献2のごとき門形のゲート枠がないから、列車の運転手や車掌からの視認性が改善する。
また、上下方向に伸縮自在のドア本体を備え、前記ドア本体の上端側が前記可動柱の上部に固定されており、車両への通路閉鎖時は前記可動柱が下降するとともに、前記ドア本体の下端側が下方に移動して該ドア本体が伸長状態となり、車両への通路開放時は前記可動柱が上昇するとともに、前記ドア本体の下端側が上方に移動して該ドア本体が圧縮状態となるから、特許文献3のごとき撓みやすいロープを使用していない。このため、ドア本体の隙間が小さくなり、見た目での安心感が得られるとともに、ロープとホームとの間隔やロープ同士の間隔が故意または過失で押し広げられるおそれがなり、利用客がホームから線路に転落したり、入線してきた列車と接触したりするのを確実に防止できる。
請求項2記載の発明のように、前記ドア本体は、複数の横枠をパンタグラフ機構で上下方向に伸縮自在に接続したものであることが好ましい。
請求項2記載の発明によれば、前記ドア本体は、複数の横枠をパンタグラフ機構で上下方向に伸縮自在に接続したものであるので、ドア本体を確実に伸縮させることができる。
請求項3記載の発明のように、前記駆動機構は、ボールネジ式の駆動機構であることが好ましい。
請求項3記載の発明によれば、前記駆動機構は、ボールネジ式の駆動機構であるので、それを内設する固定柱の幅を最小化することでドアの開放幅が大きくなるとともに、その固定柱に支持された状態で可動柱を確実に昇降させることができる。また、駆動源の停止時にあっても、昇降柱の昇降位置が保持できて、安全性が確保できる。
請求項4記載の発明のように、前記ドア本体の下端側の動作は動滑車の原理を利用したものであることが好ましい。
請求項4記載の発明によれば、前記ドア本体の下端側の動作は動滑車の原理を利用したものであるので、簡単な構造となる。その結果、メンテナンスが容易で、かつ故障しにくくなるとともに、大幅なコスト低減が可能となる。
請求項5記載の発明のように、前記固定柱に対する可動柱の傾斜を規制するガイドを備えることが好ましい。
請求項5記載の発明によれば、前記固定柱に対する可動柱の傾斜を規制するガイドを備えたので、可動柱の傾斜を少なくして、スムーズな動作を確保することができる。
請求項6記載の発明のように、前記駆動機構は前記ドア本体の左右に設けられたものであることが好ましい。
請求項6記載の発明によれば、前記駆動機構は前記ドア本体の左右に設けられたものであるので、万一の故障時にもその一方だけで対応することができ、信頼性が大幅に向上する。
本発明によれば、鉄道のプラットホームに立設された固定柱と、この固定柱に支持された状態で昇降自在な可動柱と、この可動柱を昇降動作させる駆動機構とを備えたホームドアであって、上下方向に伸縮自在のドア本体を備えているから、特許文献1のごとき戸袋が不要である。このため、ドアの開放幅が比較的大きくなって、利用客の乗り口が広がり、列車の乗降ドアの位置が異なるときでも、ホームドアの位置を対応させやすくなるとともに、設置コストも安価である。また、特許文献2のごとき門形のゲート枠がないから、列車の運転手や車掌からの視認性が改善する。
また、上下方向に伸縮自在のドア本体を備え、前記ドア本体の上端側が前記可動柱の上部に固定されており、車両への通路閉鎖時は前記可動柱が下降するとともに、前記ドア本体の下端側が下方に移動して該ドア本体が伸長状態となり、車両への通路開放時は前記可動柱が上昇するとともに、前記ドア本体の下端側が上方に移動して該ドア本体が圧縮状態となるから、特許文献3のごとき撓みやすいロープを使用していない。このため、ドア本体の隙間が小さくなり、見た目での安心感が得られるとともに、ロープとホームとの間隔やロープ同士の間隔が故意または過失で押し広げられるおそれがなり、利用客がホームから線路に転落したり、入線してきた列車と接触したりするのを確実に防止できる。
図1は本発明の一実施形態に係るホームドア1の全体構成図であって、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は(a)中のX矢視図である。以下、正面とはホームドア1の線路に面していない側をいい、背面とはホームドア1の線路に面している側をいう。また、複数の同一要素がある場合は、その1つで代表させて説明することがある。
図1(a)(b)に示すように、本ホームドア1は、例えば鉄道の駅のプラットホーム7に立設された左右1対の固定柱2,2と、固定柱2,2にそれぞれ支持された状態で昇降自在な可動柱3,3と、可動柱3,3をそれぞれ昇降動作させる駆動機構4,4と、上下方向に伸縮自在なドア本体5とを備えている。なお、ホームドア1の主要部の材料としては、固定柱2,2、可動柱3,3などには強度を有する鉄鋼材料が使用されており、ドア本体5などには軽量であるアルミニウム材料が使用されている。
ドア本体5は、図1(c)に示すように、複数の横枠(又は横桟)51,51,・・・を複数のパンタグラフ機構51a,50,・・・で上下方向に伸縮自在に接続したものである。パンタグラフ機構51aとは、正面視で左右方向に配列した複数の右上がり及び右下がりの各傾斜リンク52,52,・・・53,53,・・・を互いに交差状に組み合わせて伸縮自在となるように構成したものである。このために、リンク52,53の交点54は、ピン結合されて回転自在となっており、リンク52,53と横枠51との交点55,56は、ピン結合されるとともに、そのピンが横枠51の長孔内を移動することで、回転自在かつ横枠51の長手方向に摺動自在となっている。これにより、横枠51,51,・・・を同時にかつ上下方向に均等に振り分けることができる。
駆動機構4は、左右の固定柱2に内設されたボールネジ式の駆動機構であって、駆動源であるモータ41と、モータ41で駆動される縦向きのネジ軸42と、ネジ軸に螺合されたナット43などから構成されている。ここでは、図略のボールが、ネジ軸42とナット43との相互間に転がり、モータ41の回転運動をネジ軸42に螺合されたナット43の直線運動に変換するが、その際に、ナット43に固定された可動柱3の昇降速度は減速される。また、駆動機構4を内設する固定柱2の幅を最小化することでドアの開放幅が大きくなるとともに、その固定柱2に支持された状態で可動柱3を確実に昇降させることができる。さらに、モータ41の停止時にあっても、昇降柱3の昇降位置が保持できて、安全性が確保できる。
そして、ドア本体5の左右上端側が可動柱3,3の上部に固定されており、車両への通路閉鎖時は可動柱3,3が下降するとともに、ドア本体5の左右下端側が下方に移動してドア本体5が伸長状態となり、車両への通路開放時は可動柱3,3が上昇するとともに、ドア本体5の左右下端側が上方に移動してドア本体5が圧縮状態となるように構成されている。
図2は本実施形態に係るホームドア1の原理説明図であって、(a)は閉止時、(b)は開放時を示すものである。ドア本体5の伸縮動作のためには、スプロケット45と、チェーン46とを備えているが、ここでは、動滑車の動きに対するロープの動きは倍速になるという、動滑車の原理を利用したものである。説明の便宜上、チェーン46を太線で示している。すなわち、図2(a)(b)に示すように、ドア本体5の上端側Aは可動柱3の上部Aに固定しており、下端側Bはチェーン46の一端側Bに固定している。チェーン46の他端側Cは固定柱2の底部Cに固定している。そして、可動柱3が上昇すると、動滑車に見立てたスプロケット45は同速度で上昇するが、ロープに見立てたチェーン46の一端側Bは倍速で上昇する。これにより、簡単な構成となり、左右のチェーン46の一方が切れるなど、万一の故障時にも他方だけで対応できて、信頼性が大幅に向上する。
また、固定柱2から昇降する可動柱3の傾斜が大きくなると、昇降動作に支障をきたし、ひいては、ドア本体5の伸縮動作を阻害することにもなりかねない。そのために、ここでは、伸縮する固定柱2に対する可動柱3の傾斜を規制するガイド44を備えている。すなわち、図1(a)に示すように、固定柱2内に支柱44aを設けるとともに、支柱44aの適所に複数のパッド44b,44b,・・・を設けている。このパッド44b,44b,・・・に昇降する可動柱3が常に複数で当接していることで、昇降中のどの段階でも可動柱3の傾斜が規制されるようになっている。これにより、可動柱3の傾斜を少なくして、スムーズな動作を確保することができるようになっている。また、固定柱2の側面の適所には、可動柱3の昇降に伴い、上下方向に伸縮するドア本体5の横枠51,51,・・・の左右両端が通過可能なU字状の切り欠き部47が形成されている。
また、図1(b)に示すように、固定柱2の背面側には、例えばフォトインタラプタである、複数のセンサ6,6,・・・が設けられている。センサ6,6,・・・により、ホームドア1を通過中の人間を感知して、ドア本体5がその人間に干渉しないようにしている。また、センサ6,6,・・・により、ホームドア1の背面側に人間の閉じ込めが起きないようにしている。その他、図略のセンサなどで、列車の発着を感知して、ホームドア1の開閉動作を自動的に行うとともに、非常時には手動への切り替えができるようにもなっている。
図3は本実施形態に係るホームドア1の動作説明図であって、(a)は閉止時、(b)は開放時を示すものである。以下、本ホームドア1の動作例を説明する。最初は、図3(a)に示すように、可動柱3の全体が固定柱2の中に納まりきっており、ドア本体5が伸張した閉止時であるものとする。
列車の到着信号により、間もなく列車が到着するものとする。このとき、駆動機構4のモータ41が回転して、ネジ軸42を回転させる。すると、ネジ軸42に螺合したナット43が上昇し、このナット43に固定された可動柱3が固定柱2内のガイド44で支持されたまま上昇する。
すると、ドア本体5の上端側Aは可動柱3の上部Aに固定されているので、可動柱3とともに上昇する。ドア本体5の下端側Bはチェーン46の一端側Bに固定されており、そのチェーン46の他端側Cは、スプロケット45を経由して、固定柱2の底部Cに固定されている。したがって、可動柱3に固定されたスプロケット45の上昇により、ドア本体5の下端側Bは倍速で上昇する結果、ドア本体5は圧縮状態となっていく。具体的には、パンタグラフ機構51aの傾斜リンク52,53の中央部が交点54まわりに回転するとともに、左右両端部が交点55,56まわりに回転しながら互いに離間することで、その傾斜リンク52,53の傾斜が緩やかになるので、横枠51の間隔が同時にかつ均等に狭まる。そして、可動柱3が最高位置になったときに、ホームドア1は全開となる。
このときには、図3(a)に示すように、可動柱3が固定柱2から迫り出しており、ドア本体5が圧縮した開放時となっている。そして、センサ6が人間を感知する間は、ロックがかかった状態となっている。これにより、ホームドア1による人間との干渉や閉じ込めを防止する。
列車の発車信号により、間もなく列車が発車するものとする。このとき、駆動機構4のモータ41が逆回転して、ネジ軸42を逆回転させる。すると、ネジ軸42に螺合したナット43が下降し、このナット43に固定された可動柱3が固定柱2内のガイド44で支持されたまま下降する。
すると、ドア本体5の上端側Aは可動柱3の上部Aに固定されているので、可動柱3とともに下降する。ドア本体5の下端側Bはチェーン46の一端側Bに固定されており、そのチェーン46の他端側Cは、スプロケット45を経由して、固定柱2の底部Cに固定されている。したがって、可動柱3に固定されたスプロケット45の下降により、ドア本体5の下端側Bは倍速で下降する結果、ドア本体5は伸長状態となっていく。具体的には、パンタグラフ機構51aの傾斜リンク52,53の中央部が交点54まわりに回転するとともに、左右両端部が交点55,56まわりに回転しながら互いに近接することで、その傾斜リンク52,53の傾斜が急になるので、横枠51の間隔が同時にかつ均等に広がる。そして、可動柱3が最低位置になったときに、ホームドア1は全閉となる。このときには、図3(a)に示すような、もとの閉止時となる。以下、閉止時と開放時とを繰り返す。
以上説明したように、本ホームドア1は、鉄道のプラットホーム7に設置された固定柱2と、この固定柱2に支持された状態で昇降自在な可動柱3と、この可動柱3を昇降動作させる駆動機構4とを備えたものであって、上下方向に伸縮自在のドア本体5を備えているから、特許文献1のごとき戸袋が不要であるため、ドアの開放幅を比較的が大きくなって、利用客の乗り口が広がり、列車の乗降ドアの位置が異なるときでも、ホームドア1の位置を対応させやすくなるとともに、設置コストも安価である。また、特許文献2のごとき門形のゲート枠がないから、列車の運転手や車掌からの視認性が改善する。
また、上下方向に伸縮自在のドア本体5を備え、このドア本体5の上端側が可動柱3の上部に固定されており、車両への通路閉鎖時は可動柱3が下降するとともに、ドア本体5の下端側が下方に移動してドア本体5が伸長状態となり、車両への通路開放時は可動柱3が上昇するとともに、ドア本体5の下端側が上方に移動してドア本体5が圧縮状態となるから、特許文献3のごとき撓みやすいロープを使用していない。このため、ドア本体の隙間が小さくなり、見た目での安心感が得られるとともに、ロープとホームとの間隔やロープ同士の間隔が故意または過失で押し広げられるおそれがなり、利用客がホームから線路に転落したり、入線してきた列車と接触したりするのを確実に防止できる。
なお、上記実施形態では、ホームドア1の1セットについて説明したが、かかるホームドア1はプラットホーム7に複数セット設けて、列車のドア位置などに対応するように、その一部または全部を開閉動作するのが通常である。
また、上記実施形態では、ドア本体5は、複数の横枠51をパンタグラフ機構51aで上下方向に伸縮自在に接続したものであるとしたが、横枠51とパンタグラフ機構51aの数や、それらの配置関係などは図示したものに限定されない。さらに、ドア本体5は、上下方向に伸縮可能な蛇腹(アコーディオン)状のものであってもよい。
また、上記実施形態では、駆動機構4は、モータ41で駆動されるボールネジ式の駆動機構であるとしたが、このモータは電気式に限定されず、例えば空気圧式や油圧式のものであってもよい。さらには、モータに代えてシリンダなどであってもよく、ボールネジ式の駆動機構に代えてラックアンドピニオン機構などであってもよい。
また、上記実施形態では、ドア本体5の伸縮動作に、動滑車の原理を利用しているが、かかる構成は、特許文献3のロープ式、バー式のホームドアなどであっても同様に適用できることはいうまでもない。
また、上記実施形態では、ドア本体5の下端側の動作は、スプロケット45とチェーン46とからなる動滑車の原理を利用したものであるとしたが、ローラとロープとからなるものであってもよい。さらには、可動柱3の駆動機構4とは別個の駆動機構を設けてもよい。
また、本発明の適用範囲は、上記実施形態のホームドア1に限定されず、さらなる応用先としては、家庭用門扉、ガレージ扉、ごみステーションの扉なども考えられる。
1 ホームドア
2 固定柱
3 可動柱
4 駆動機構
41 モータ
42 ネジ軸
43 ナット
44 ガイド
44a 支持柱
44b パッド
45 スプロケット
46 チェーン
5 ドア本体
51 横枠
51a パンタグラフ機構
52,53 傾斜リンク
54,55,56 回転軸
6 センサ
7 プラットホーム
2 固定柱
3 可動柱
4 駆動機構
41 モータ
42 ネジ軸
43 ナット
44 ガイド
44a 支持柱
44b パッド
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46 チェーン
5 ドア本体
51 横枠
51a パンタグラフ機構
52,53 傾斜リンク
54,55,56 回転軸
6 センサ
7 プラットホーム
Claims (6)
- 鉄道のプラットホームに立設された固定柱と、この固定柱に支持された状態で昇降自在な可動柱と、この可動柱を昇降動作させる駆動機構とを備えたホームドアであって、
上下方向に伸縮自在のドア本体を備え、
前記ドア本体の上端側が前記可動柱の上部に固定されており、
車両への通路閉鎖時は前記可動柱が下降するとともに、前記ドア本体の下端側が下方に移動して該ドア本体が伸長状態となり、
車両への通路開放時は前記可動柱が上昇するとともに、前記ドア本体の下端側が上方に移動して該ドア本体が圧縮状態となることを特徴とするホームドア。 - 前記ドア本体は、複数の横枠をパンタグラフ機構で上下方向に伸縮自在に接続したものであることを特徴とする請求項1記載のホームドア。
- 前記駆動機構は、ボールネジ式の駆動機構であることを特徴とする請求項1又は2記載のホームドア。
- 前記ドア本体の下端側の動作は動滑車の原理を利用したものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のホームドア。
- 前記固定柱に対する可動柱の傾斜を規制するガイドを備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のホームドア。
- 前記駆動機構は前記ドア本体の左右に設けられたものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のホームドア。
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JP2018088806A JP2019194048A (ja) | 2018-05-02 | 2018-05-02 | ホームドア |
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JP2018088806A JP2019194048A (ja) | 2018-05-02 | 2018-05-02 | ホームドア |
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- 2018-05-02 JP JP2018088806A patent/JP2019194048A/ja active Pending
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