JP2019182298A - Steering device - Google Patents
Steering device Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019182298A JP2019182298A JP2018077709A JP2018077709A JP2019182298A JP 2019182298 A JP2019182298 A JP 2019182298A JP 2018077709 A JP2018077709 A JP 2018077709A JP 2018077709 A JP2018077709 A JP 2018077709A JP 2019182298 A JP2019182298 A JP 2019182298A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- axial direction
- plate
- tightening
- fastening
- center
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Steering Controls (AREA)
Abstract
Description
この発明は、ステアリング装置に関する。 The present invention relates to a steering device.
下記特許文献1に記載のステアリング装置は、ステアリングシャフトのコラム軸方向に相対摺動可能に嵌合されたアッパジャケットおよびロアジャケットと、車体に支持される第1ブラケットと、アッパジャケットに固定された第2ブラケットとを含む。第1ブラケットの一対の側板に設けられたチルト用長溝には、一対の側板を締め付ける締付部材のボス部が挿通されている。締付部材には、締付軸が挿通される締付軸挿通孔が形成されている。締付部材は、チルト用長溝に沿ってチルト方向に移動可能である。締付部材は、締付軸の回転に応じて締付軸方向に移動することによって一対の側板を締め付ける。
The steering device described in
締付軸の配置および側板の外郭形状は、周辺の部材によって制限を受ける。そのため、特許文献1のステアリング装置では、チルト用長溝が側板においてコラム軸方向の一方に偏った位置に形成されている。そのため、側板においてチルト用長溝よりもコラム軸方向の一方側から隣接する部分の板幅がコラム軸方向に関して比較的狭くなる。そのため、側板を締め付けるときの締付部材のチルト用長溝内での位置に応じて、当該隣接する部分の撓み易さが変動しやすくなる。したがって、側板を締め付けるときの締付部材のチルト用長溝内での位置によって支持剛性がばらつくおそれがある。
The arrangement of the fastening shaft and the outer shape of the side plate are limited by surrounding members. For this reason, in the steering device of
この発明は、かかる背景のもとでなされたものであり、一対の側板を締め付けるときの長孔内での締付部材の位置による支持剛性のばらつきを低減することができるステアリング装置を提供することを目的とする。 The present invention has been made under such a background, and provides a steering device that can reduce variation in support rigidity due to the position of a tightening member in a long hole when a pair of side plates is tightened. With the goal.
請求項1に記載の発明は、ステアリングシャフト(3)と、前記ステアリングシャフトの軸方向(X)に交差するチルト方向(Y)に前記ステアリングシャフトが回動可能なように前記ステアリングシャフトを支持するコラムジャケット(4)と、前記コラムジャケットを支持し、前記コラムジャケットを挟んで互いに対向する一対の側板(22A,22B)を有するブラケット(19)と、前記一対の側板を前記コラムジャケットに締め付ける締付部材(26,29)と、前記一対の側板を締め付ける締付力を前記締付部材に付与する締付軸(24)とを含み、前記側板が、前記チルト方向に延びる長孔(33)と、前記長孔に前記軸方向の一方側(XL,XU)から隣接する第1板部(71)と、前記長孔に前記軸方向の他方側(XU,XL)から隣接し前記第1板部よりも前記軸方向に関して板幅(W2)が狭い第2板部(72)とを有し、前記締付部材が、前記長孔に挿通され前記締付部材が前記一対の側板を締め付ける締付方向(J)から見て四角形状のボス部(51)と、前記ボス部に設けられ前記締付軸が挿通される挿通孔(52)とを有し、前記ボス部の対角中心(55)は、前記挿通孔の中心(56)よりも前記軸方向の他方側における前記第2板部の縁部(72a)から離れるように、前記挿通孔の中心に対してオフセットされている、ステアリング装置(1)である。
The invention according to
請求項2に記載の発明は、前記側板には、前記側板における前記軸方向の他方側の縁部(22c)を前記長孔に近接させる切り欠き(35)が形成されており、前記ボス部の対角中心が、前記切り欠きから離れるように前記挿通孔の中心に対してオフセットされている、請求項1に記載のステアリング装置である。
なお、上記において、括弧内の数字等は、後述する実施形態における対応構成要素の参照符号を表すものであるが、これらの参照符号により特許請求の範囲を限定する趣旨ではない。
According to a second aspect of the present invention, the side plate is formed with a notch (35) for bringing the edge (22c) on the other side in the axial direction of the side plate close to the elongated hole, and the boss portion 2. The steering device according to
In addition, in the above, the numbers in parentheses represent reference numerals of corresponding components in the embodiments described later, but the scope of the claims is not limited by these reference numerals.
請求項1に記載の発明によれば、締付部材のボス部の対角中心が、締付部材の挿通孔の中心に対してオフセットされている。挿通孔に挿通される締付軸と、ボス部が挿通される側板の長孔との位置関係は、挿通孔の中心に対するボス部の対角中心のオフセット量およびオフセット方向によって変化する。挿通孔の中心よりも軸方向の他方側における第2板部の縁部から離れるように挿通孔の中心に対してボス部の対角中心をオフセットさせることで、第1板部よりも軸方向に関して狭い第2板部の板幅を広げることができる。これにより、一対の側板を締め付けるときの長孔内での締付部材の位置による第2板部の撓み易さのばらつきを抑制することができる。その結果、締付軸の位置と側板の外郭形状とを変更することなく、一対の側板を締め付けるときの長孔内での締付部材の位置による支持剛性のばらつきを抑制することができる。 According to the first aspect of the present invention, the diagonal center of the boss portion of the fastening member is offset with respect to the center of the insertion hole of the fastening member. The positional relationship between the tightening shaft inserted through the insertion hole and the long hole of the side plate through which the boss part is inserted varies depending on the offset amount and the offset direction of the diagonal center of the boss part with respect to the center of the insertion hole. By offsetting the diagonal center of the boss portion with respect to the center of the insertion hole so as to be away from the edge of the second plate portion on the other side in the axial direction from the center of the insertion hole, it is more axial than the first plate portion. The width of the narrow second plate portion can be increased. Thereby, the dispersion | variation in the ease of bending of the 2nd board part by the position of the clamping member in a long hole when clamping a pair of side board can be suppressed. As a result, it is possible to suppress variation in support rigidity due to the position of the tightening member in the long hole when tightening the pair of side plates without changing the position of the tightening shaft and the outer shape of the side plates.
請求項2に記載の発明によれば、側板には、側板における軸方向の他方側の外縁部を長孔に近接させる切り欠きが形成されている。そのため、切り欠きの存在に起因して、軸方向の他方側から長孔に隣接する第2板部の板幅が狭くなるおそれがある。ボス部の対角中心を、挿通孔の中心よりも切り欠きから離れるように挿通孔の中心に対してオフセットさせることで、第2板部の板幅を広げることができる。 According to invention of Claim 2, the notch which makes the outer edge part of the other side of the other side of the axial direction in a side plate adjoin to a long hole is formed in the side plate. Therefore, due to the presence of the notch, the plate width of the second plate portion adjacent to the long hole from the other side in the axial direction may be reduced. By offsetting the diagonal center of the boss portion with respect to the center of the insertion hole so as to be farther from the notch than the center of the insertion hole, the plate width of the second plate portion can be increased.
以下では、本発明の実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の第1実施形態に係るステアリング装置1の概略構成を示す模式図である。図1を参照して、ステアリング装置1は、ステアリングシャフト3と、コラムジャケット4と、インターミディエイトシャフト5と、転舵機構6と、ロア側支持機構7と、アッパ側支持機構8とを備える。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
FIG. 1 is a schematic diagram showing a schematic configuration of a
ステアリングシャフト3の一端には、ステアリングホイール等の操舵部材2と連結されている。ステアリングシャフト3は、インターミディエイトシャフト5を介して転舵機構6に連結されている。転舵機構6は、転舵輪(図示せず)と連結されている。ステアリング装置1は、操舵部材2の操舵に連動して、転舵機構6を介して転舵輪を転舵する。
ステアリングシャフト3の中心軸線C2が延びる方向をコラム軸方向Xという。ステアリングシャフト3は、コラム軸方向Xの上側XUにおける端部に操舵部材2が連結されるアッパシャフト9と、アッパシャフト9とコラム軸方向Xに相対摺動可能に嵌合されたロアシャフト10とを含む。ステアリングシャフト3は、コラムジャケット4内に挿通されている。コラムジャケット4は、複数の軸受11,12を介してステアリングシャフト3を回転可能に支持する。
One end of the
A direction in which the central axis C2 of the
コラムジャケット4は、車体15に取り付けられる中空のアウタジャケット13と、アウタジャケット13に嵌合された筒状のインナジャケット14とを含む。
インナジャケット14におけるコラム軸方向Xの下側XLの端部に対して、アウタジャケット13におけるコラム軸方向Xの上側XUの端部が嵌合されている。すなわち、アウタジャケット13がロアジャケットであり、インナジャケット14がアッパジャケットである。アウタジャケット13に対してインナジャケット14がコラム軸方向Xに移動することにより、コラムジャケット4は、コラム軸方向Xに伸縮可能である。
The
The end portion of the upper side XU in the column axial direction X of the
インナジャケット14におけるコラム軸方向Xの上側XUの端部は、軸受11を介してアッパシャフト9に連結されている。そのため、インナジャケット14およびアッパシャフト9は、コラム軸方向Xに一体移動可能である。アウタジャケット13におけるコラム軸方向Xの下側XLの端部は、軸受12を介して、ロアシャフト10を回転可能に支持している。
An end portion of the
ロア側支持機構7は、略上下方向(チルト方向Y)に回動(チルト)可能なようにコラムジャケット4のアウタジャケット13を支持する。ロア側支持機構7は、車体15に固定される固定ブラケット16と、アウタジャケット13に固定されたコラムブラケット17と、固定ブラケット16とコラムブラケット17とを連結するチルト支軸18とを含む。
The lower
チルト支軸18の中心軸周りにステアリングシャフト3およびコラムジャケット4をチルトさせることで、操舵部材2の位置を上下方向に調整できるようになっている(いわゆるチルト調整)。また、ステアリングシャフト3およびコラムジャケット4をコラム軸方向Xに伸縮させることで、操舵部材2の位置を車両の前後方向に調整できるようになっている(いわゆるテレスコ調整)。
By tilting the
アッパ側支持機構8は、車体15に固定される固定ブラケット19と、締付機構20とを含む。
図2は、ステアリング装置の概略断面図であり、図1に示すII−II線に沿う断面図である。固定ブラケット19は、車体15に取り付けられる取付板21Aと、取付板21Aに固定された天板21と、天板21の両端から下方に延びる一対の側板22A,22Bとを含む。
The
FIG. 2 is a schematic cross-sectional view of the steering apparatus, and is a cross-sectional view taken along line II-II shown in FIG. The
締付機構20は、固定ブラケット19の一対の側板22A,22Bを介して、アウタジャケット13を両側から締め付けることにより、チルトロックおよびテレスコロックを達成する。締付機構20は、操作レバー23と、締付軸24と、回転カム25と、第1締付部材26(非回転カム)と、ナット28と、第2締付部材29と、ワッシャ30と、針状ころ軸受31とを備えている。
The
操作レバー23は、運転者が回転操作する操作部材として機能する。締付軸24は、操作レバー23と一体回転可能である。締付軸24の中心軸線C1が、操作レバー23の回転中心に相当する。
アウタジャケット13には、アウタジャケット13におけるコラム軸方向Xの上側XUの端部からコラム軸方向Xの下側XLに向けて延びるスリット40が形成されている。スリット40の幅を狭めることで、アウタジャケット13が弾性的に縮径する。
The
The
アウタジャケット13におけるコラム軸方向Xの上側XUの端部には、一対の側板状の被締付部41が設けられている。一対の被締付部41は、締付軸24の軸方向である締付軸方向Jに互いに対向している。被締付部41は、スリット40における締付軸方向Jの両側に1つずつ配置されている。
固定ブラケット19の一対の側板22A,22Bにそれぞれには、チルト方向Yに延びるチルト用長孔33が形成されている。一対の側板22A,22Bは、アウタジャケット13の一対の被締付部41を挟んで締付軸方向Jに互いに対向している。一対の被締付部41は、対応する側板22A,22Bの内側面22bにそれぞれ沿う板状をなしている。各側板22A,22Bの内側面22bが、対応する被締付部41の外側面41aに対向している。
A pair of side plate-
Each of the pair of
アウタジャケット13の各被締付部41には、締付軸24が挿通される円孔からなる締付軸挿通孔34が形成されている。締付軸24と、コラムジャケット4と、ステアリングシャフト3とは、チルト調整時に、チルト方向Yに一体に移動する。
締付軸24は、一対の側板22A,22Bのチルト用長孔33および一対の被締付部41の締付軸挿通孔34を挿通するボルトからなる。締付軸24の一端に設けられた大径の頭部24aは、操作レバー23と一体回転可能に固定されている。
Each tightened
The tightening
回転カム25および第1締付部材26は、締付軸24の頭部24aと一方の側板22Aの外側面22aとの間に介在している。回転カム25および第1締付部材26は、互いにカム係合することによって操作レバー23の回転力を締付軸24の軸力(一対の側板22A,22Bを締め付けるための締付力)に変換する力変換機構27を構成している。回転カム25には、カム突起25Aが形成されており、第1締付部材26には、カム突起25Aが乗り上げるカム突起26Aが形成されている。回転カム25は、操作レバー23と一体回転に連結され、締付軸24に対して締付軸方向Jの移動が規制されている。
The rotating
締付機構20のナット28は、締付軸24の他端のねじ部24bに、ねじ嵌合している。ナット28と固定ブラケット19の他方の側板22Bとの間に、第2締付部材29と、ワッシャ30と、針状ころ軸受31とが介在している。
ワッシャ30および針状ころ軸受31は、第2締付部材29とナット28との間に介在する。ワッシャ30は、ナット28と第2締付部材29との間に介在する。針状ころ軸受31は、ワッシャ30と第2締付部材29との間に介在する。
The
The
第1締付部材26は、対応する側板22Aの外側面22aに対向する付板部50と、対応するチルト用長孔33に嵌合されたボス部51とを有している。第1締付部材26には、締付軸24が挿通される挿通孔52が形成されている。挿通孔52は、締付軸24と同軸的に延びている。
第2締付部材29は、対応する側板22Bの外側面22aに対向する締付板部60と、対応するチルト用長孔33に嵌合されたボス部61とを有している。第2締付部材29には、締付軸24が挿通される挿通孔62が形成されている。挿通孔62は、締付軸24と同軸的に延びている。第1締付部材26および第2締付部材29が一対の側板22A,22Bを締め付ける締付方向は、締付軸方向Jに相当する。
The
The
一方の被締付部41には、第1締付部材26のボス部51が嵌合されるボス部嵌合穴42が形成されている。ボス部嵌合穴42は、一方の被締付部41の外側面41aを窪ませる有底の穴である。締付軸挿通孔34は、ボス部嵌合穴42と連通しており、ボス部嵌合穴42の底面を貫通している。
第1締付部材26のボス部51と対応するチルト用長孔33との嵌合、または、ボス部51とボス部嵌合穴42との嵌合によって、第1締付部材26の回転が規制されている。第2締付部材29のボス部61と、対応するチルト用長孔33との嵌合によって、第2締付部材29の回転が規制されている。
One tightened
The
回転カム25は、締付軸24に対して締付軸方向Jに移動しないように締付軸24によって支持されている。第1締付部材26および第2締付部材29は、締付軸24に対して締付軸方向Jに移動可能なように締付軸24に支持されている。チルト調整時には、第1締付部材26および第2締付部材29は、締付軸24とともにチルト用長孔33内でチルト方向Yに移動する。
The rotating
操作レバー23のロック方向への回転に伴って、締付軸24が回転し、第1締付部材26および第2締付部材29には、一対の側板22A,22Bを締め付ける締付力が締付軸24から付与される。詳しくは、操作レバー23のロック方向への回転に伴って、締付軸24とともに回転カム25が第1締付部材26(非回転カム)に対して回転することにより、回転カム25のカム突起25Aが第1締付部材26のカム突起26Aを乗り上げる。そのため、回転カム25と第1締付部材26とが締付軸方向Jに互いに離間し、第1締付部材26と第2締付部材29とが互いに近づく。これにより、第1締付部材26(の締付板部50)と第2締付部材29(の締付板部60)とによって、固定ブラケット19の一対の側板22A,22Bの外側面22aが押圧されて締め付けられる。
As the
これにより、固定ブラケット19の各側板22A,22Bの内側面22bが、アウタジャケット13の対応する被締付部41の外側面41aを締め付ける。その結果、アウタジャケット13のチルト方向Yの移動が規制されて、チルトロックが達成される。また、両被締付部41が締め付けられることによって、スリット40が狭められてアウタジャケット13が弾性的に縮径する。アウタジャケット13は、縮径することによって、インナジャケット14を締め付けて保持する。これにより、インナジャケット14のコラム軸方向Xの移動が規制されて、テレスコロックが達成される。その結果、操舵部材2の位置が、車体15に対して固定される。
Thereby, the
図3は、第1締付部材26の断面図である。図4は、第1締付部材26を締付軸方向Jから見たときの模式図である。図5は、ステアリング装置1の概略断面図であり、図3に示すV−V線に沿う断面図である。
図3に示すように、第1締付部材26の締付板部50は、カム突起53が形成された第1面50aと、第1面50aの反対側の第2面50bとを有する。第2面50bは、一方の被締付部41とは反対側から一方の側板22Aに対向する。第2面50bは、一方の側板22Aを押圧する。ボス部51は、第2面50bから締付軸方向Jに突出している。
FIG. 3 is a cross-sectional view of the
As shown in FIG. 3, the
図4に示すように、第1締付部材26のボス部51は、締付軸方向Jから見て平行四辺形状である。ボス部51の対角中心55は、締付軸方向Jから見たときのボス部51の対角線57同士の交点である。挿通孔52の中心56は、中心軸線C1上の点である。
図5を参照して、一方の側板22Aは、チルト用長孔33の軸方向両端縁33a,33b(軸方向下方端縁33aおよび軸方向上方端縁33b)間で延びる中央線33cの延長線33dとチルト用長孔33とによって、第1板部71と第2板部72とに区画されている。すなわち、第1板部71は、中央線33cおよび延長線33dよりもコラム軸方向Xの下側XLに広がっている。そして、第2板部72は、中央線33cおよび延長線33dよりもコラム軸方向Xの上側XUに広がっている。
As shown in FIG. 4, the
Referring to FIG. 5, one side plate 22 </ b> A is an extension line of a
第1板部71は、チルト用長孔33にコラム軸方向Xの下側XL(コラム軸方向Xの一方側)から隣接する。第2板部72は、チルト用長孔33にコラム軸方向Xの上側XU(コラム軸方向Xの他方側)から隣接する。コラム軸方向Xに関する第2板部72の板幅W2は、コラム軸方向Xに関する第1板部71の板幅W1よりも狭い。
側板22Aの外縁部22cは、第1板部71におけるコラム軸方向Xの下側XLの縁部71aと、第2板部72におけるコラム軸方向Xの上側XUの縁部72aとによって構成されている。
The
The
第2板部72においてコラム軸方向Xの上側XUからチルト用長孔33に隣接する隣接部分72Aは、チルト方向Yに長手である。そのため、隣接部分72Aにおけるチルト方向Yの中央部は、隣接部分72Aにおけるチルト方向Yの両端部よりも剛性が低く撓み易い。
側板22Aには、側板22Aをコラム軸方向Xの下側XLに切り欠く切り欠き35が形成されている。切り欠き35は、第1締付部材26および第2締付部材29による一対の側板22A、22Bの締め付け時に、側板22Aが撓みやすくするために設けられている。切り欠き35は、チルト用長孔33よりもコラム軸方向Xの上側XUで、かつ、チルト用長孔33よりもチルト方向Yの上側YUの部分に位置している。
In the
The
切り欠き35によって、側板22Aにおけるコラム軸方向Xの上側XUの外縁部22cがチルト用長孔33に近接されている。詳しくは、切り欠き35によって、第2板部72におけるコラム軸方向Xの上側XUの縁部72aがチルト用長孔33に近接されている。したがって、第2板部72におけるチルト方向Yの上側YUの端部には、第2板部72において最も板幅W2が狭い幅狭部75が形成されている。
The
締付軸24とチルト用長孔33との位置関係は、挿通孔52の中心56に対するボス部51の対角中心55のオフセット量およびオフセット方向によって変化する。この実施形態では、ボス部51の対角中心55は、挿通孔52の中心56に対してコラム軸方向Xの下側XLにオフセットされている。
そのため、この実施形態とは異なりボス部の対角中心と挿通孔の中心とが一致している構成と比較して、本実施形態では、チルト用長孔33をコラム軸方向Xの下側XLに形成することができる。そのため、コラム軸方向Xに関して第2板部72の板幅W2を増大させることができる。これにより、第2板部72の隣接部分72Aにおけるチルト方向Yの中央部の剛性を高めることができる。したがって、チルト用長孔33内での第1締付部材26の位置による第2板部72の撓み易さのばらつきを抑制することができる。
The positional relationship between the tightening
Therefore, unlike this embodiment, compared with the configuration in which the diagonal center of the boss portion and the center of the insertion hole coincide with each other, in the present embodiment, the long slot for
その結果、締付軸24の位置と側板22Aの外郭形状とを変更することなく、一対の側板22A,22Bを締め付けるときのチルト用長孔33内での第1締付部材26の位置による支持剛性のばらつきを抑制することができる。
また、チルト用長孔33内での第1締付部材26の位置による側板22Aの撓み易さのばらつきが抑制されるので、側板22Aを撓ませるのに必要な操作レバー23の操作力を安定化させることもできる。
As a result, without changing the position of the tightening
In addition, since the variation in ease of bending of the
また、本実施形態では、前述したように、側板22Aには、第2板部72におけるコラム軸方向Xの上側XUの縁部72aをチルト用長孔33に近接させる切り欠き35が形成されている。そのため、切り欠き35の存在に起因して第2板部72の板幅W2が狭くなるおそれがある。この実施形態では、挿通孔52の中心56に対してコラム軸方向Xの下側XLにボス部51の対角中心55がオフセットされているので、第2板部72の板幅W2を広げることができる。
In the present embodiment, as described above, the
特に、ボス部51の対角中心55は、挿通孔52の中心56よりも切り欠き35から離れるように挿通孔52の中心56に対してオフセットされていれば、切り欠き35に起因して生じる幅狭部75の板幅W2を増大させることができる。これにより、第2板部72の隣接部分72Aにおけるチルト方向Yの中央部の剛性を一層向上させることができる。
この発明は、以上に説明した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の範囲内において種々の変更が可能である。
In particular, if the
The present invention is not limited to the embodiment described above, and various modifications can be made within the scope of the claims.
たとえば、第1締付部材26のボス部51は、締付軸方向Jから見て、菱形形状であってもよい。また、ボス部51は、チルト用長孔33内でチルト方向Yに移動可能な四角形状であればよく、締付軸方向Jから見て、正方形状であってもよいし、長方形状であってもよい。また、四角形状には、締付軸方向Jから見て、各頂点が面取りされた略平行四辺形状、略菱形状、略正方形状、および略直方形状等も含まれる。
For example, the
また、上述した実施形態では、第1締付部材26のボス部51の対角中心55は、挿通孔52の中心56よりもコラム軸方向Xの下側XLにオフセットされているとした。しかしながら、ボス部51の対角中心55は、挿通孔52の中心56よりも、第2板部72におけるコラム軸方向Xの上側XUの縁部72aから離れるように(特に切り欠き35から離れるように)、挿通孔52の中心56に対してオフセットされていれば、上述した実施形態とは異なる方向(たとえば、チルト方向Y)にオフセットされていてもよい。
In the above-described embodiment, the
また、上述した実施形態では、第1板部71がコラム軸方向Xの下側XLからチルト用長孔33に隣接し、第2板部72がコラム軸方向Xの上側XUからチルト用長孔33に隣接するとした。しかしながら、上述した実施形態とは異なり、側板22Aは、第1板部71がコラム軸方向Xの上側XUからチルト用長孔33に隣接し、第2板部72がコラム軸方向Xの下側XLからチルト用長孔33に隣接する構成されていてもよい。
In the above-described embodiment, the
すなわち、チルト用長孔33にコラム軸方向Xの上側XUから隣接する部分の板幅よりも、チルト用長孔33にコラム軸方向Xの下側XLから隣接する部分の板幅の方が狭い側板22Aが用いられてもよい。この場合、ボス部51の対角中心55は、挿通孔52の中心56よりも第2板部72におけるコラム軸方向Xの下側XLの縁部72aから離れるように、たとえば、挿通孔52の中心56よりもコラム軸方向Xの上側XUにオフセットされる。
That is, the plate width of the portion adjacent to the tilt
第2締付部材29においても、第1締付部材26と同様の構成を適用することができる。すなわち、四角形状のボス部61(図2参照)の対角中心は、挿通孔62(図2参照)の中心よりも、第2板部72におけるコラム軸方向Xの上側XUの縁部72aから離れるように(切り欠き35から離れるように)、挿通孔62の中心に対してオフセットされていてもよい。この場合、第2締付部材29に対応する側板22Bは、第1締付部材26に対応する側板22Aと同様の構成を有する。
The same configuration as that of the first tightening
また、上述した実施形態とは異なり、ステアリング装置1において第2締付部材29、ワッシャ30等が省略されていてもよい。
また、上述した実施形態では、アウタジャケット13がロアジャケットであり、インナジャケット14がアッパジャケットであるとしたが、上述した実施形態とは異なり、アウタジャケット13がアッパジャケットであって、インナジャケット14がロアジャケットである点であってもよい。
Further, unlike the embodiment described above, the
In the embodiment described above, the
その他、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変更を行うことができる。 In addition, various changes can be made within the scope described in the claims.
1…ステアリング装置、3…ステアリングシャフト、4…コラムジャケット、19…固定ブラケット、22A,22B…側板、22c…外縁部、24…締付軸、26…第1締付部材、29…第2締付部材、33…チルト用長孔、35…切り欠き、51…ボス部、52…挿通孔、55…対角中心、56…中心、61…ボス部、62…挿通孔、71…第1板部、72…第2板部、72a…縁部、J…締付軸方向、X…コラム軸方向、XL…下側、XU…上側、Y…チルト方向
DESCRIPTION OF
Claims (2)
前記ステアリングシャフトの軸方向に交差するチルト方向に前記ステアリングシャフトが回動可能なように前記ステアリングシャフトを支持するコラムジャケットと、
前記コラムジャケットを支持し、前記コラムジャケットを挟んで互いに対向する一対の側板を有するブラケットと、
前記一対の側板を前記コラムジャケットに締め付ける締付部材と、
前記一対の側板を締め付ける締付力を前記締付部材に付与する締付軸とを含み、
前記側板が、前記チルト方向に延びる長孔と、前記長孔に前記軸方向の一方側から隣接する第1板部と、前記長孔に前記軸方向の他方側から隣接し前記第1板部よりも前記軸方向に関して板幅が狭い第2板部とを有し、
前記締付部材が、前記長孔に挿通され前記締付部材が前記一対の側板を締め付ける締付方向から見て四角形状のボス部と、前記ボス部に設けられ前記締付軸が挿通される挿通孔とを有し、
前記ボス部の対角中心は、前記挿通孔の中心よりも前記軸方向の他方側における前記第2板部の縁部から離れるように、前記挿通孔の中心に対してオフセットされている、ステアリング装置。 A steering shaft,
A column jacket that supports the steering shaft so that the steering shaft can rotate in a tilt direction that intersects the axial direction of the steering shaft;
A bracket that supports the column jacket and has a pair of side plates facing each other across the column jacket;
A fastening member for fastening the pair of side plates to the column jacket;
A clamping shaft for applying a clamping force for clamping the pair of side plates to the clamping member;
The side plate has a long hole extending in the tilt direction, a first plate portion adjacent to the long hole from one side in the axial direction, and the first plate portion adjacent to the long hole from the other side in the axial direction. A second plate portion having a narrower plate width with respect to the axial direction than
The fastening member is inserted into the elongated hole, and the fastening member is provided in the boss portion having a rectangular shape as viewed from the fastening direction in which the pair of side plates are fastened, and the fastening shaft is inserted through the fastening member. Having an insertion hole,
The diagonal center of the boss part is offset with respect to the center of the insertion hole so as to be farther from the edge of the second plate part on the other side in the axial direction than the center of the insertion hole. apparatus.
前記ボス部の対角中心が、前記切り欠きから離れるように前記挿通孔の中心に対してオフセットされている、請求項1に記載のステアリング装置。
The side plate is formed with a notch that causes the outer edge of the side plate on the other side in the axial direction to be close to the slot.
The steering device according to claim 1, wherein a diagonal center of the boss portion is offset with respect to a center of the insertion hole so as to be separated from the notch.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018077709A JP2019182298A (en) | 2018-04-13 | 2018-04-13 | Steering device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018077709A JP2019182298A (en) | 2018-04-13 | 2018-04-13 | Steering device |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019182298A true JP2019182298A (en) | 2019-10-24 |
Family
ID=68339126
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018077709A Pending JP2019182298A (en) | 2018-04-13 | 2018-04-13 | Steering device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019182298A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11084519B2 (en) * | 2018-08-30 | 2021-08-10 | Yamada Manufacturing Co., Ltd. | Steering device |
-
2018
- 2018-04-13 JP JP2018077709A patent/JP2019182298A/en active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11084519B2 (en) * | 2018-08-30 | 2021-08-10 | Yamada Manufacturing Co., Ltd. | Steering device |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4192891B2 (en) | Steering device | |
EP1125820B1 (en) | Steering device for car | |
JP6288424B2 (en) | Steering device | |
JP5227904B2 (en) | Steering column device | |
JP2018008581A (en) | Fastening device and steering device | |
EP3048030B1 (en) | Steering system | |
JP2009051353A (en) | Position adjusting type steering device | |
JP6403333B2 (en) | Steering device | |
JP2019182298A (en) | Steering device | |
JP6403336B2 (en) | Steering device | |
JP7104881B2 (en) | steering device | |
JP2013082373A (en) | Steering device | |
JP7121904B2 (en) | steering device | |
JP6403334B2 (en) | Steering device | |
JP2005280622A (en) | Steering device | |
JP2017132320A (en) | Steering device | |
WO2016114223A1 (en) | Steering device | |
JP2014180908A (en) | Steering column device | |
JP2019163030A (en) | Steering device | |
JP6387298B2 (en) | Steering device | |
JP2014237416A (en) | Steering column device | |
JP2004243957A (en) | Tilt steering device | |
JP6972760B2 (en) | Steering device | |
JP2019182238A (en) | Steering device | |
JP3950684B2 (en) | Tilt steering device |