JP2019182238A - Steering device - Google Patents
Steering device Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019182238A JP2019182238A JP2018076219A JP2018076219A JP2019182238A JP 2019182238 A JP2019182238 A JP 2019182238A JP 2018076219 A JP2018076219 A JP 2018076219A JP 2018076219 A JP2018076219 A JP 2018076219A JP 2019182238 A JP2019182238 A JP 2019182238A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tooth
- movement
- tooth member
- linear direction
- column
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Steering Controls (AREA)
Abstract
Description
この発明は、ステアリング装置に関する。 The present invention relates to a steering device.
下記特許文献1に開示されたステアリング装置では、アッパーブラケットに対してコラムジャケットをチルト方向に回動させることによって、チルト方向におけるコラムジャケットの位置を調整(チルト調整)することができる。歯列同士を噛み合わせることで、チルト方向におけるコラムジャケットの位置が固定(チルトロック)される。
コラムジャケットには、第1歯列を有する移動部材と、第2歯列を有するツース部材とが設けられている。ツース部材は、アッパーブラケットに設けられた一対の規制部によって、コラムジャケットの軸方向に直交する上下方向への移動が規制されており、コラムジャケットの軸方向へ移動可能である。移動部材は、ツース部材に形成された直線孔に挿通されており、ツース部材に対して上下方向に直線的に移動可能である。移動部材は、チルト調整時にコラムジャケットと一体にチルト方向に移動する。
In the steering apparatus disclosed in
The column jacket is provided with a moving member having a first tooth row and a tooth member having a second tooth row. The tooth member is restricted from moving in the vertical direction perpendicular to the axial direction of the column jacket by a pair of restricting portions provided on the upper bracket, and can move in the axial direction of the column jacket. The moving member is inserted into a straight hole formed in the tooth member, and can move linearly in the vertical direction with respect to the tooth member. The moving member moves in the tilt direction integrally with the column jacket at the time of tilt adjustment.
チルト調整時には、移動部材は、ツース部材に対して上下方向に直線的に移動しつつ、ツース部材とともにコラムジャケットの軸方向に移動する。チルトロック時には、移動部材の第1歯列とツース部材の第2歯列とが噛み合うことによって、チルト方向におけるコラムジャケットの位置がロックされる。 At the time of tilt adjustment, the moving member moves linearly in the vertical direction with respect to the tooth member, and moves in the axial direction of the column jacket together with the tooth member. At the time of tilt lock, the position of the column jacket in the tilt direction is locked by meshing the first tooth row of the moving member with the second tooth row of the tooth member.
特許文献1のステアリング装置において、一対の規制部の間でコラムジャケットの軸方向にツース部材を移動させるためには、一対の規制部とツース部材との間に僅かな遊びを設ける必要がある。ツース部材に予期しない力が作用した際には、この遊びに起因して、ツース部材が一対の規制部のうちの一方側に偏ったり、ツース部材が回転したりして、ツース部材の第2歯列と移動部材の第1歯列とがうまく噛み合わないおそれがある。
In the steering device of
この発明は、かかる背景のもとでなされたものであり、第1歯列と第2歯列との噛み合いによって、チルト方向におけるコラムジャケットの位置をロックするステアリング装置において、第1歯列と第2歯列との噛み合い精度の向上を図れるステアリング装置を提供することを目的とする。 The present invention has been made under such a background. In a steering device that locks the position of the column jacket in the tilt direction by meshing the first tooth row and the second tooth row, the first tooth row and the first tooth row are provided. An object of the present invention is to provide a steering device capable of improving the meshing accuracy with two tooth rows.
請求項1に記載の発明は、一端に操舵部材(2)が連結されるコラムシャフト(3)と、前記コラムシャフトを保持し、チルト方向(Y)に回動可能なコラムジャケット(4)と、前記コラムジャケットを支持し、車体(15)に固定されるブラケット(19)と、前記ブラケットに対する前記コラムジャケットの位置をロックするロック機構(20)とを含み、前記ロック機構が、前記チルト方向に対して直交して延び、前記ブラケットに設けられた挿通孔(37)に挿通され、前記コラムジャケットとともに前記チルト方向に移動する挿通軸(24)と、前記挿通軸の軸方向(J)に対して直交する第1直線方向(L1)に沿って並ぶ複数の第1歯(55)によって構成された第1歯列(51)を有する第1ツース部材(27,34)と、前記第1直線方向に沿って並ぶ複数の第2歯(74)で構成され前記第1歯列と噛み合う第2歯列(72)を有し、前記挿通軸によって支持された第2ツース部材(29,36)と、前記ブラケットに対する前記第1ツース部材の移動を規制する移動規制機構(60)とを含み、前記第1ツース部材は、前記軸方向および前記第1直線方向に対して直交する第2直線方向(L2)への前記第2ツース部材の移動を規制しつつ、前記第1ツース部材に対する前記第1直線方向への前記第2ツース部材の移動を案内する移動案内孔(54)を有し、前記第2ツース部材は、前記挿通軸が挿通され、前記第2ツース部材に対する前記挿通軸の前記第2直線方向への移動を許容する移動許容孔(75)を有する、ステアリング装置(1:;1P)である。
The invention according to
請求項2に記載の発明は、前記移動規制機構が、前記ブラケットに設けられ、前記第1ツース部材と凹凸係合することによって、前記第1ツース部材の移動を規制する規制部材(61)を含む、請求項1に記載のステアリング装置である。
請求項3に記載の発明は、前記移動規制機構が、前記第1ツース部材に設けられ、前記ブラケットに対する前記第1ツース部材の移動が規制されるように前記挿通孔に嵌め込まれる嵌合部材(90)を含む、請求項1または2に記載のステアリング装置である。
According to a second aspect of the present invention, the movement restricting mechanism is provided on the bracket, and is provided with a restricting member (61) for restricting movement of the first tooth member by engaging with the first tooth member. It is a steering device of
According to a third aspect of the present invention, the movement restricting mechanism is provided in the first tooth member, and is a fitting member (fitted in the insertion hole) so that the movement of the first tooth member relative to the bracket is restricted. 90). The steering apparatus according to
なお、上記において、括弧内の数字等は、後述する実施形態における対応構成要素の参照符号を表すものであるが、これらの参照符号により特許請求の範囲を限定する趣旨ではない。 In addition, in the above, the numbers in parentheses represent reference numerals of corresponding components in the embodiments described later, but the scope of the claims is not limited by these reference numerals.
請求項1に記載の発明によれば、移動規制機構によって、ブラケットに対する第1ツース部材の移動が規制される。移動案内孔によって、第2直線方向への第2ツース部材の移動が規制され、第1ツース部材に対する第2ツース部材の第1直線方向への移動が案内される。移動許容孔によって、第2ツース部材に対する挿通軸の第2直線方向への移動が許容される。 According to the first aspect of the invention, the movement of the first tooth member relative to the bracket is restricted by the movement restriction mechanism. The movement guide hole restricts the movement of the second tooth member in the second linear direction, and guides the movement of the second tooth member in the first linear direction relative to the first tooth member. The movement allowable hole allows the insertion shaft to move in the second linear direction with respect to the second tooth member.
また、チルト方向、第1直線方向および第2直線方向は、いずれも挿通軸の軸方向に対して直交する方向である。そのため、第1直線方向への移動と第2直線方向への移動とを組み合わせることによって、挿通軸をチルト方向へ移動させることができる。
したがって、挿通軸は、チルト調整において、移動許容孔内で第2直線方向に移動しながら、移動案内孔内で第2ツース部材とともに第1直線方向に移動することによって、固定ブラケットに対してコラムジャケットとともにチルト方向に移動することができる。つまり、ブラケットに対して第1ツース部材を移動させることなく、ブラケットに対してコラムジャケットとともに挿通軸をチルト方向に移動させることができる。
Further, the tilt direction, the first linear direction, and the second linear direction are all directions orthogonal to the axial direction of the insertion shaft. Therefore, the insertion shaft can be moved in the tilt direction by combining the movement in the first linear direction and the movement in the second linear direction.
Therefore, in the tilt adjustment, the insertion shaft moves in the first linear direction together with the second tooth member in the movement guide hole while moving in the second linear direction in the movement allowable hole, so that the column is fixed to the fixed bracket. It can move in the tilt direction together with the jacket. That is, the insertion shaft can be moved in the tilt direction together with the column jacket relative to the bracket without moving the first tooth member relative to the bracket.
その結果、ブラケットに対する第1ツース部材の位置ずれや回転を抑制できるので、第1ツース部材の第1歯列と第2ツース部材の第2歯列とを精度良く噛み合わせることができる。
請求項2に記載の発明によれば、規制部材と第1ツース部材との凹凸係合というシンプルな構成で、ブラケットに対する第1ツース部材の移動を規制することができる。
As a result, since the position shift and rotation of the first tooth member with respect to the bracket can be suppressed, the first tooth row of the first tooth member and the second tooth row of the second tooth member can be meshed with high accuracy.
According to the second aspect of the present invention, the movement of the first tooth member relative to the bracket can be restricted with a simple configuration of the concave-convex engagement between the restriction member and the first tooth member.
請求項3に記載の発明によれば、挿通孔と嵌合部材との嵌合というシンプルな構成で、ブラケットに対する第1ツース部材の移動を規制することができる。 According to the third aspect of the present invention, the movement of the first tooth member relative to the bracket can be restricted with a simple configuration of fitting between the insertion hole and the fitting member.
以下では、本発明の実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は本発明の第1実施形態に係るステアリング装置1の概略構成を示す模式図である。図1を参照して、ステアリング装置1は、コラムシャフト3と、コラムジャケット4と、インターミディエイトシャフト5と、転舵機構6と、ロア側支持機構7と、アッパ側支持機構8とを備える。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
<First Embodiment>
FIG. 1 is a schematic diagram showing a schematic configuration of a
コラムシャフト3には、ステアリングホイール等の操舵部材2と連結されている。コラムシャフト3は、インターミディエイトシャフト5を介して転舵機構6に連結されている。転舵機構6は、転舵輪(図示せず)と連結されている。ステアリング装置1は、操舵部材2の操舵に連動して、転舵機構6を介して転舵輪を転舵する。
コラムシャフト3は、一端に操舵部材2が連結されるアッパシャフト9と、アッパシャフト9と相対摺動可能に嵌合されたロアシャフト10とを含む。コラムシャフト3は、コラムジャケット4内に挿通されている。コラムジャケット4は、複数の軸受11,12を介してコラムシャフト3を回転可能に保持する。
The
The
コラムジャケット4は、車体15に取り付けられる中空のアウタジャケット13と、アウタジャケット13に嵌合された筒状のインナジャケット14とを含む。インナジャケット14は、円筒状の形態を有している。インナジャケット14の中心軸線C1が延びる方向をコラム軸方向Xという。
コラム軸方向Xの下側XLにおけるインナジャケット14の端部に対して、コラム軸方向Xの上側XUにおけるアウタジャケット13の端部が外嵌されている。すなわち、この実施形態では、アウタジャケット13がロアジャケットであり、インナジャケット14がアッパジャケットである。アウタジャケット13に対してインナジャケット14がコラム軸方向Xに移動することにより、コラムジャケット4がコラム軸方向Xに伸縮する。
The
The end portion of the
コラム軸方向Xの上側XUにおけるインナジャケット14の端部は、軸受11を介してコラム軸方向Xに一体移動可能にアッパシャフト9に連結されている。コラム軸方向Xの下側XLにおけるアウタジャケット13の端部は、軸受12を介してロアシャフト10を回転可能に支持している。
ロア側支持機構7は、ロア側のアウタジャケット13を回転可能に支持する。ロア側支持機構7は、車体15に固定される固定ブラケット16と、アウタジャケット13に固定されたコラムブラケット17と、固定ブラケット16とコラムブラケット17とを連結するチルト支軸18とを含む。
An end portion of the
The lower
チルト支軸18の中心軸であるチルト中心CCの回りにコラムシャフト3およびコラムジャケット4を回動(チルト)させることで、操舵部材2の位置を略上下方向(チルト方向Y)に調整できるようになっている(いわゆるチルト調整)。また、コラムシャフト3およびコラムジャケット4をコラム軸方向Xに伸縮させることで、操舵部材2の位置を車両の前後方向に調整できるようになっている(いわゆるテレスコ調整)。
By rotating (tilting) the
図2は、ステアリング装置1の概略斜視図である。図3は、図1に示すIII−III線に沿う断面図である。図1〜図3に示すように、アッパ側支持機構8は、車体15に固定される固定ブラケット19と、ロック機構20とを含む。
固定ブラケット19は、車体15に取り付けられる取付板(図示せず)と、当該取付板に固定された天板21と、天板21の両端から下方に延びる一対の側板22とを含む。ロック機構20は、チルト方向Yおよびコラム軸方向Xにおける操舵部材2およびコラムジャケット4の位置を固定する。
FIG. 2 is a schematic perspective view of the
The fixing
図3を参照して、ロック機構20は、操作レバー23、挿通軸24、回転カム25、一方の締付部材26(非回転カム)、一方の第1ツース部材27、一方の弾性部材28および一方の第2ツース部材29を備えている。操作レバー23、挿通軸24、回転カム25、一方の締付部材26、一方の第1ツース部材27、一方の弾性部材28および一方の第2ツース部材29は、一方の側板22の周辺に配置されている。
Referring to FIG. 3, the
ロック機構20は、ナット30、ワッシャ31、針状ころ軸受32、他方の締付部材33、他方の第1ツース部材34、他方の弾性部材35および他方の第2ツース部材36をさらに備えている。ナット30、ワッシャ31、針状ころ軸受32、他方の締付部材33、他方の第1ツース部材34、他方の弾性部材35および他方の第2ツース部材36は、他方の側板22の周辺に配置されている。
The
他方の締付部材33、他方の第1ツース部材34、他方の弾性部材35および他方の第2ツース部材36のそれぞれは、一方の締付部材26、一方の第1ツース部材27、一方の弾性部材28および一方の第2ツース部材29のそれぞれを挿通軸方向Jに関して反転させたものとほぼ同様の構成を有している。そのため、以下では、一方の締付部材26、一方の第1ツース部材27、一方の弾性部材28および一方の第2ツース部材29について説明し、他方の締付部材33、他方の第1ツース部材34、他方の弾性部材35および他方の第2ツース部材36についての詳細な説明については省略する。
The other tightening
操作レバー23は、運転者が回転操作する操作部材として機能する。挿通軸24は、操作レバー23と一体回転可能である。挿通軸24の中心軸線C2が、操作レバー23の回転中心に相当する。挿通軸24の軸方向(中心軸線C2が延びる方向)を挿通軸方向Jという。挿通軸方向Jは、チルト方向Yに対して直交している。挿通軸24は、固定ブラケット19の一対の側板22にそれぞれ設けられた挿通孔37に挿通されている。
The
アウタジャケット13には、コラム軸方向Xの上側XUにおけるアウタジャケット13の端部からコラム軸方向Xの下側XLに向けて延びるスリット13Aが形成されている。アウタジャケット13は、スリット13Aの幅を狭めることによって、弾性的に縮径可能である。
コラム軸方向Xの上側XUにおけるアウタジャケット13の端部には、一対の側板状の被締付部39が設けられている。一対の被締付部39は、挿通軸方向Jに対向している。被締付部39は、挿通軸方向Jにおけるスリット13Aの両側に1つずつ配置されている。
The
A pair of side plate-
アウタジャケット13の一対の被締付部39は、一対の側板22の内側面22b間に配置され、対応する側板22の内側面22bにそれぞれ沿う板状をなしている。各側板22の内側面22bが、それぞれ対応する被締付部39の外側面39aに対向している。
アウタジャケット13の各被締付部39には、挿通軸24が挿通される円孔38が形成されている。挿通軸24と、コラムジャケット4と、コラムシャフト3とは、チルト調整時に、チルト方向Yに一体に移動する。
The pair of to-
A
挿通軸24は、たとえば、ボルトである。挿通軸方向Jにおける挿通軸24の一端に設けられた大径の頭部24aは、操作レバー23と一体回転可能に固定されている。
回転カム25、一方の締付部材26、一方の第2ツース部材29、一方の弾性部材28および一方の第1ツース部材27は、挿通軸24の頭部24aと一方の側板22の外側面22aとの間に介在している。
The
The
ロック機構20のナット30は、挿通軸24の他端のねじ部24bに、ねじ嵌合している。ナット30と固定ブラケット19の他方の側板22との間には、他方の第1ツース部材34、他方の弾性部材35、他方の第2ツース部材36、他方の締付部材33、針状ころ軸受32およびワッシャ31が介在している。
回転カム25は、操作レバー23と一体回転に連結され挿通軸24に対して挿通軸方向Jの移動が規制されている。回転カム25には、カム突起25Aが形成されている。一方の締付部材26は、一方の側板22側から回転カム25に隣接している。
The
The
図4は、一方の側板22の周辺の部材の分解斜視図である。図5および図6は、ステアリング装置1の概略断面図である。図5は、図3に示すV−V線に沿う断面図であり、図6は、図3に示すVI−VI線に沿う断面図である。ただし、図6では、一方の第2ツース部材29が可動範囲の最も下側に位置するときの状態と、一方の第2ツース部材29が可動範囲の最も上側に位置するときの状態とを示している。
FIG. 4 is an exploded perspective view of members around one
図4を参照して、一方の締付部材26は、環状の締付板部40と、略直方体状の回転規制部41と、筒状のボス部42とを一体に有する。回転規制部41は、一方の側板22へ向けて締付板部40から突出している。ボス部42は、回転規制部41から一方の側板22へ向けて突出している。一方の締付部材26には、挿通軸24が挿通されている。そのため、一方の締付部材26は、挿通軸24によって支持されており、挿通軸24に対して回転可能である。
Referring to FIG. 4, one tightening
図5を参照して、締付板部40には、回転カム25のカム突起25Aと乗り上げ可能なカム突起26Aが形成されている。そのため、回転カム25および一方の締付部材26は、挿通軸24の軸力(一対の側板22を締め付けるための締付力)に変換する力変換機構を構成している。
一方の締付部材26が回転カム25に対してカム係合することによって、一方の締付部材26の締付板部40は、一方の第2ツース部材29、一方の弾性部材28および一方の第1ツース部材27を介して、一方の側板22の外側面22aを押圧して締め付ける。
Referring to FIG. 5, the
When one tightening
図4を参照して、一方の第1ツース部材27は、プレス加工等によって形成された金属製の平板である。一方の第1ツース部材27は、本体部50と、一対の第1歯列51とを一体に有する。本体部50は、挿通軸方向Jに対して直交する第1直線方向L1に長手の板状である。
本体部50は、第1直線方向L1に延びる一対の縦枠52と、縦枠52同士を連結する一対の横枠53とを含む。一対の縦枠52は、挿通軸方向Jおよび第1直線方向L1に対して直交する第2直線方向L2に互いに間隔を隔てて配置されている。一対の横枠53は、第1直線方向L1に互いに間隔を隔てて配置されている。本体部50には、第1直線方向L1に長手の移動案内孔54が形成されている。移動案内孔54は、一対の縦枠52と一対の横枠53とによって囲まれた空間である。
Referring to FIG. 4, one
The
第1歯列51は、本体部50の各縦枠52に1つずつ支持されている。一対の第1歯列51のそれぞれは、第1直線方向L1に沿って並ぶ略三角形状の複数の第1歯55で構成されている。一対の第1歯列51は、第2直線方向L2に互いに間隔を隔てて配置されている。各第1歯列51の第1歯55は、その歯先を、第2直線方向L2における第1ツース部材27の外側に向けて、対応する縦枠52から突出している。各第1歯55は、挿通軸方向Jに延びる歯筋55aを有する。
One
一方の側板22には、一方の側板22に対する第1ツース部材27の移動を規制(固定)する移動規制機構60が設けられている。移動規制機構60は、一方の第1ツース部材27と凹凸係合することによって一方の側板22に対する第1ツース部材27の移動を規制する一対の規制部材61を含む。規制部材61は、第1直線方向L1において挿通孔37の両外側のそれぞれに1つずつ配置されている。一方の第1ツース部材27は、規制部材61同士の間に配置されている。一対の規制部材61によって、一方の第1ツース部材27は、支持されている。
One
各規制部材61は、第2直線方向L2に延びる支持部62と、一方の第1ツース部材27に向けて支持部62から突出する複数の係合突起63とを含む。複数の係合突起63は、支持部62によって支持されている。この実施形態では、各支持部62には、第2直線方向L2に互いに間隔を隔てて係合突起63が一対ずつ設けられている。各係合突起63は、たとえば、挿通軸方向Jから見て半円弧状である。
Each restricting
一方の第1ツース部材27の本体部50の各横枠53には、対応する係合突起63が嵌め込まれる複数の係合凹部56が形成されている。この実施形態では、各横枠53には、第2直線方向L2に互いに間隔を隔てて係合凹部56が一対ずつ設けられている。各係合突起63が対応する係合凹部56に圧入状態で嵌め込まれることによって、第1ツース部材27の移動が規制される(図6参照)。
A plurality of engaging
各横枠53の係合凹部56は、対応する規制部材61の係合突起63と同数設けられていればよい。そのため、この実施形態とは異なり、各規制部材61に係合突起63が1つだけ設けられており、各横枠53にも係合凹部56が1つだけ設けられている構成であってもよい。
なお、他方の側板22にも同様の移動規制機構60(一対の規制部材61)が設けられている。
The number of the engagement recesses 56 of each
The
一方の第2ツース部材29は、本体部70、一対の支持部71、一対の第2歯列72およびボス部73を一体に有する。本体部70は、挿通軸方向Jから見て、略円弧状である。支持部71は、第2直線方向L2における本体部70の両端部のそれぞれに1つずつ連結されている。各支持部71は、第2直線方向L2における本体部70の対応する端部から、互いに離れるように第2直線方向L2に延びている。
One
第2歯列72は、第2直線方向L2における各支持部71の先端部に1つずつ支持されている。一対の第2歯列72のそれぞれは、対応する第1歯列51と噛み合い可能である。一対の第2歯列72のそれぞれは、第1直線方向L1に沿って並ぶ略三角形状の複数の第2歯74で構成されている。
一対の第2歯列72は、第2直線方向L2に互いに間隔を隔てて配置されている。各第2歯列72の第2歯74は、その歯先を、第2直線方向L2における第2ツース部材29の内側(中心側)に向けて、対応する支持部71から一方の側板22に向けて突出している。各第2歯74は、挿通軸方向Jに延びる歯筋74aを有する。ボス部73は、一方の側板22へ向けて本体部70から突出している。
The
A pair of 2nd tooth row | line |
図6を参照して、ボス部73は、一方の第1ツース部材27に形成された移動案内孔54に挿通されている。ボス部73が移動案内孔54に挿通されることによって、一方の第1ツース部材27に対する一方の第2ツース部材29の回転が規制される。また、ボス部73が移動案内孔54に挿通されることによって、一方の第1ツース部材27に対する一方の第2ツース部材29の第2直線方向L2への移動が規制される。また、ボス部73が移動案内孔54内で第1直線方向L1に移動することによって、一方の第1ツース部材27に対する一方の第2ツース部材29の第1直線方向L1への移動が案内される。
With reference to FIG. 6, the
図5を参照して、一方の第2ツース部材29には、本体部70およびボス部73を挿通軸方向Jに貫通する移動許容孔75が形成されている。移動許容孔75は、一方の締付部材26の回転規制部41および挿通軸24が挿通される第1孔76と、一方の締付部材26のボス部42および挿通軸24が挿通される第2孔77とによって構成されている。
第1孔76は、挿通軸方向Jから見て、第2直線方向L2に長手の矩形状である。一方の締付部材26の回転規制部41は、第1孔76内で第2ツース部材29に対して第2直線方向L2に移動できるように第1孔76に挿通されている。回転規制部41が第1孔76に挿通されることによって、一方の第2ツース部材29に対する一方の締付部材26の回転が規制されている。
With reference to FIG. 5, one
The
図6を参照して、第2孔77は、挿通軸方向Jから見て、第2直線方向L2に長手の略楕円形状である。一方の締付部材26のボス部42は、第2孔77内で第2ツース部材29に対して第2直線方向L2に移動できるように第2孔77に挿通されている。一方の第2ツース部材29は、一方の締付部材26を介して、挿通軸24によって支持されている。
Referring to FIG. 6, the
このように、一方の締付部材26の回転規制部41が第1孔76内で第2ツース部材29に対して第2直線方向L2に相対移動可能であり、一方の締付部材26のボス部42が第2孔77内で第2ツース部材29に対して第2直線方向L2に相対移動可能である。そのため、一方の第2ツース部材29に対する一方の締付部材26および挿通軸24の第2直線方向L2への移動が許容される。その一方で、一方の第2ツース部材29に対する一方の締付部材26および挿通軸24の第1直線方向L1への移動が規制される。
As described above, the
図4を参照して、一方の弾性部材28は、たとえば、一枚の金属板をプレス成形することにより形成された板ばねである。一方の弾性部材28は、一方の第1ツース部材27の本体部50と一方の第2ツース部材29の本体部70との間に配置されている(図5も参照)。
一方の弾性部材28は、第2直線方向L2に互いに間隔を隔てて配置された一対の変形部80と、第1直線方向L1に互いに間隔を隔てて配置された一対の連結部81とを一体に含む。
Referring to FIG. 4, one
One
変形部80は、第1直線方向L1に長手である。変形部80は、第1直線方向L1における中央部が一方の第2ツース部材29の本体部70に向けて膨出するように湾曲している。変形部80は、一方の第1ツース部材27の本体部50と一方の第2ツース部材29の本体部70との間で弾性変形する。
第1直線方向L1の一方側における連結部81は、第1直線方向L1における一対の変形部80の一端部間に架設されている。第1直線方向L1の他方側における連結部81は、第1直線方向L1における一対の変形部80の他端部間に架設されている。一対の変形部80と一対の連結部81とによって区画される空間82には、一方の第2ツース部材29のボス部73が挿通されている。
The
The connecting
図3を参照して、他方の締付部材33には、カム突起が設けられていない。他方の締付部材33とナット30との間には、ワッシャ31および針状ころ軸受32が介在する。ワッシャ31は、ナット30と他方の締付部材33との間に介在する。針状ころ軸受32は、ワッシャ31と他方の締付部材33との間に介在する。他方の締付部材33は、他方の第2ツース部材36、他方の弾性部材35および他方の第1ツース部材34を介して、他方の側板22の外側面22aを押圧して締め付ける。
Referring to FIG. 3, the
チルト調整後に操作レバー23をロック方向へ回転させることによって、回転カム25が一方の締付部材26(非回転カム)に対して回転する。これにより、一方の締付部材26が挿通軸方向Jに移動される。そのため、締付部材26,33(の締付板部40)によって、第2ツース部材29,36、弾性部材28,35および第1ツース部材27,34を介して、固定ブラケット19の一対の側板22の外側面22aが締め付けられる。
By rotating the
これにより、固定ブラケット19の各側板22の内側面22bが、アウタジャケット13の対応する被締付部39の外側面39aを締め付ける。その結果、アウタジャケット13のチルト方向Yの移動が規制されて、チルト方向Yにおけるコラムジャケット4の位置がロックされる。また、両被締付部39が締め付けられることによって、スリット13Aが狭められてアウタジャケット13が弾性的に縮径する。アウタジャケット13は、縮径することによって、インナジャケット14を締め付けて保持する。これにより、インナジャケット14のコラム軸方向Xの移動が規制されて、コラム軸方向Xにおけるインナジャケット14の位置がロックされる。
Thereby, the
また、操作レバー23のロック方向への回転により、一方の締付部材26が挿通軸方向Jに移動されることによって、第1歯列51と第2歯列72とが噛み合う。第1歯列51と第2歯列72とが噛み合うことによって、第1ツース部材27,34に対する第2ツース部材29,36の第1直線方向L1への移動が規制される。そのため、第2ツース部材29,36を支持する挿通軸24のチルト方向Yへの移動が規制される。したがって、第1歯列51と第2歯列72との噛み合いによって、チルト方向Yにおけるコラムジャケット4の位置が強固にロックされる。
In addition, the
一方、操作レバー23のロック解除方向への回転に伴って、回転カム25が一方の締付部材26に対して回転することにより、両締付部材26,33による一対の側板22の締め付けが解除される。その際、弾性部材28,35の反力によって、第1ツース部材27,34と第2ツース部材29,36とが挿通軸方向Jに互いに離間し、第1歯列51と第2歯列72との噛み合いが解除される。これにより、再びチルト調整が可能となる。
On the other hand, as the operating
第1実施形態によれば、移動規制機構60によって、固定ブラケット19に対する第1ツース部材27,34の移動が規制されている。図6を参照して、移動案内孔54によって、第2直線方向L2への第2ツース部材29,36の移動が規制され、第1ツース部材27,34に対する第2ツース部材29,36の第1直線方向L1への移動が案内される。移動許容孔75によって、第2ツース部材29,36に対する挿通軸24の第2直線方向L2への移動が許容される。
According to the first embodiment, the
また、チルト方向Y、第1直線方向L1および第2直線方向L2は、いずれも挿通軸方向Jに直交する方向である。そのため、第1直線方向L1への移動と第2直線方向L2への移動とを組み合わせることによって、挿通軸24をチルト方向Yへ移動させることができる。
したがって、挿通軸24は、チルト調整において、移動許容孔75内で第2直線方向L2に移動しながら、移動案内孔54内で第2ツース部材29,36とともに第1直線方向L1に移動することによって、コラムジャケット4とともに固定ブラケット19に対してチルト方向Yに移動することができる。つまり、固定ブラケット19(の一対の側板22)に対して第1ツース部材27,34を移動させることなく、固定ブラケット19に対してコラムジャケット4とともに挿通軸24をチルト方向Yに移動させることができる。
Further, the tilt direction Y, the first linear direction L1 and the second linear direction L2 are all directions orthogonal to the insertion axis direction J. Therefore, the
Therefore, the
その結果、第1ツース部材27,34が固定ブラケット19に対して第2直線方向L2に移動する構成と比較して、固定ブラケット19に対する第1ツース部材27,34の位置ずれや回転を抑制できる。よって、第1ツース部材27,34の第1歯列51と第2ツース部材29,36の第2歯列72とを精度良く噛み合わせることができる。
また、第1実施形態によれば、規制部材61と第1ツース部材27,34との凹凸係合というシンプルな構成で、固定ブラケット19に対する第1ツース部材27,34の移動を規制することができる。
As a result, as compared with the configuration in which the
Further, according to the first embodiment, the movement of the
<第2実施形態>
次に、第2実施形態に係るステアリング装置1Pについて説明する。図7は、ステアリング装置1Pに備えられたアッパ側支持機構8の固定ブラケット19の一方の側板22の周辺の部材の分解斜視図である。図8は、ステアリング装置1Pの概略断面図である。図7および図8に示す第2実施形態のステアリング装置1Pにおいて、第1実施形態で説明した部材と同じ部材には、同じ参照符号を付して、その説明を省略する。
Second Embodiment
Next, a
第2実施形態に係るステアリング装置1Pが第1実施形態に係るステアリング装置1と主に異なる点は、一方の第1ツース部材27に設けられた一対の嵌合部材90によって移動規制機構60が構成されている点である。一対の嵌合部材90は、金属板の曲げ加工によって、一方の第1ツース部材27と一体に形成されている。嵌合部材90は、一方の第1ツース部材27の本体部50の一対の縦枠52のそれぞれに1つずつ連結されている。各嵌合部材90は、対応する縦枠52から一方の側板22に向けて延びる板状である。一対の嵌合部材90は、第2直線方向L2に互いに対向している。一対の嵌合部材90は、第2直線方向L2における挿通孔37の周縁37aに外側面90aが接するように、一方の側板22に対して圧入されている。
The
ステアリング装置1Pにおいても、第1実施形態に係るステアリング装置1と同様に、一対の規制部材61が設けられているが、一対の規制部材61には係合突起63が設けられておらず、第1ツース部材27には係合凹部56が設けられていない。そのため、一対の規制部材61は、移動規制機構60を構成していない。
なお、図示しないが、他方の第1ツース部材34(図3参照)にも、一対の嵌合部材90によって構成される移動規制機構60が設けられている。
Similarly to the
Although not shown, the other first tooth member 34 (see FIG. 3) is also provided with a
第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏する。
さらに、第2実施形態によれば、挿通孔37と嵌合部材90との嵌合というシンプルな構成で、固定ブラケット19に対する第1ツース部材27,34の移動を規制することができる。さらに、一対の嵌合部材90が補強リブとして機能することによって、第1ツース部材27,34の強度の向上を図ることができる。
According to 2nd Embodiment, there exists an effect similar to 1st Embodiment.
Furthermore, according to the second embodiment, the movement of the
この発明は、以上に説明した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の範囲内において種々の変更が可能である。
たとえば、第1実施形態と第2実施形態を組み合わせてもよい。すなわち、移動規制機構60が、一対の規制部材61(の係合突起63)と一対の嵌合部材90との両方によって構成されていてもよい。この場合、第1ツース部材27,34の移動を一層精度良く規制することができる。
The present invention is not limited to the embodiment described above, and various modifications can be made within the scope of the claims.
For example, the first embodiment and the second embodiment may be combined. That is, the
また、上述の実施形態では、弾性部材28,35が設けられているとした。しかしながら、金属板を加工して形成される第1ツース部材27,34の本体部50の縦枠52に弾性を付与することで、弾性部材28,35を省略することも可能である。たとえば、第1ツース部材27,34の一対の縦枠52のそれぞれを、先端(第1歯列51)に向かうにしたがって第2ツース部材29,36に近づくように湾曲させることによって、縦枠52に弾性を付与することができる。
In the above-described embodiment, the
この場合、チルト調整後に操作レバー23をロック方向へ回転させることによって、第1ツース部材27,34の本体部50の縦枠52が、対応する側板22と対応する第2ツース部材29,36の間で弾性的に圧縮される。一方で、チルト調整後に操作レバー23をロック解除方向へ回転させることによって、第1ツース部材27,34の本体部50の縦枠52の反力によって、第1ツース部材27,34と第2ツース部材29,36とが挿通軸方向Jに互いに離間し、第1歯列51と第2歯列72との噛み合いが解除される。
In this case, by rotating the operating
また、第1実施形態では、規制部材61に設けられた各係合突起63が第1ツース部材27,34の対応する係合凹部56に嵌め込まれることによって、第1ツース部材27の移動が規制されるとした。しかしながら、第1実施形態とは異なり、規制部材61に係合凹部が設けられており、第1ツース部材27,34の横枠53に係合突起が設けられていてもよい。
In the first embodiment, the
その他、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変更を行うことができる。 In addition, various changes can be made within the scope described in the claims.
1;1P…ステアリング装置、2…操舵部材、3…コラムシャフト、4…コラムジャケット、15…車体、19…固定ブラケット、20…ロック機構、24…挿通軸、27,34…第1ツース部材、29,36…第2ツース部材、37…挿通孔、51…第1歯列、54…移動案内孔、55…第1歯、60…移動規制機構、61…規制部材、72…第2歯列、74…第2歯、75…移動許容孔、90…嵌合部材、J…挿通軸方向、L1…第1直線方向、L2…第2直線方向
DESCRIPTION OF
Claims (3)
前記コラムシャフトを保持し、チルト方向に回動可能なコラムジャケットと、
前記コラムジャケットを支持し、車体に固定されるブラケットと、
前記ブラケットに対する前記コラムジャケットの位置をロックするロック機構とを含み、
前記ロック機構が、
前記チルト方向に対して直交して延び、前記ブラケットに設けられた挿通孔に挿通され、前記コラムジャケットとともに前記チルト方向に移動する挿通軸と、
前記挿通軸の軸方向に対して直交する第1直線方向に沿って並ぶ複数の第1歯によって構成された第1歯列を有する第1ツース部材と、
前記第1直線方向に沿って並ぶ複数の第2歯で構成され前記第1歯列と噛み合う第2歯列を有し、前記挿通軸によって支持された第2ツース部材と、
前記ブラケットに対する前記第1ツース部材の移動を規制する移動規制機構とを含み、
前記第1ツース部材は、前記軸方向および前記第1直線方向に対して直交する第2直線方向への前記第2ツース部材の移動を規制しつつ、前記第1ツース部材に対する前記第1直線方向への前記第2ツース部材の移動を案内する移動案内孔を有し、
前記第2ツース部材は、前記挿通軸が挿通され、前記第2ツース部材に対する前記挿通軸の前記第2直線方向への移動を許容する移動許容孔を有する、ステアリング装置。 A column shaft having a steering member connected to one end;
A column jacket that holds the column shaft and is rotatable in a tilt direction;
A bracket that supports the column jacket and is fixed to the vehicle body;
A locking mechanism for locking the position of the column jacket with respect to the bracket;
The locking mechanism is
An insertion shaft extending perpendicularly to the tilt direction, inserted through an insertion hole provided in the bracket, and moved in the tilt direction together with the column jacket;
A first tooth member having a first tooth row constituted by a plurality of first teeth arranged along a first linear direction orthogonal to the axial direction of the insertion shaft;
A second tooth member having a second tooth row constituted by a plurality of second teeth arranged along the first linear direction and meshing with the first tooth row, and supported by the insertion shaft;
A movement restricting mechanism for restricting movement of the first tooth member with respect to the bracket;
The first tooth member restricts movement of the second tooth member in a second linear direction orthogonal to the axial direction and the first linear direction, and the first linear direction relative to the first tooth member. A movement guide hole for guiding the movement of the second tooth member to
The steering device, wherein the second tooth member has a movement allowing hole through which the insertion shaft is inserted and allows the insertion shaft relative to the second tooth member to move in the second linear direction.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018076219A JP2019182238A (en) | 2018-04-11 | 2018-04-11 | Steering device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018076219A JP2019182238A (en) | 2018-04-11 | 2018-04-11 | Steering device |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019182238A true JP2019182238A (en) | 2019-10-24 |
Family
ID=68339113
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018076219A Pending JP2019182238A (en) | 2018-04-11 | 2018-04-11 | Steering device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019182238A (en) |
-
2018
- 2018-04-11 JP JP2018076219A patent/JP2019182238A/en active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9840269B2 (en) | Steering system | |
US10611397B2 (en) | Steering device | |
US8997602B2 (en) | Position adjustable steering device | |
JP6080008B2 (en) | Steering device | |
CN107150714B (en) | Steering device | |
JP6351007B2 (en) | Steering device | |
JP2017047826A (en) | Steering device | |
JP4882127B2 (en) | Position adjustment type steering device | |
JP6288424B2 (en) | Steering device | |
JP2018008581A (en) | Fastening device and steering device | |
JP2020109002A (en) | Tooth material | |
JP2017197141A (en) | Steering device | |
JP2019182238A (en) | Steering device | |
JP6440580B2 (en) | Steering device | |
JP7104881B2 (en) | steering device | |
JP6757493B2 (en) | Steering device | |
JP2019182298A (en) | Steering device | |
JP6476083B2 (en) | Steering device | |
JP2019163030A (en) | Steering device | |
JP2013129302A (en) | Position adjustable steering device | |
JP6738529B2 (en) | Steering device | |
JP2016000550A (en) | Steering device | |
JP2017035957A (en) | Steering device | |
JP2022159579A (en) | steering column device | |
JP2014201268A (en) | Steering device |