JP2019177751A5 - - Google Patents

Description

上記カウルサイドパネルは、第１接合面の車幅方向外側の端部から車幅方向外側に向かうにしたがって下方に傾斜する傾斜壁を更に含み、ヒンジアームは、車両前後方向に延び前記フロントフードに固定される前側部と、前側部から後方に延び下方に凸に湾曲または屈曲していてヒンジブラケットに固定される後側部とを含み、上面視において、後側部の下端は傾斜壁に重なる位置にあるとよい。

更に上記構成では、図４に示す通り、ダッシュサイドパネル１０６とカウルサイドパネル１３０との接合箇所（第２接合面１３４）は、ヒンジブラケット１２０とカウルサイドパネル１３０との接合箇所（第１接合面１３２）よりも上方に位置する。これにより、フロントフード１０２の開閉時の荷重は、第２接合面１３４に対して確実にせん断方向の荷重として伝わるようになる。したがって、カウルサイドパネル１３０とダッシュサイドパネル１０６との接合強度が高まり、フロントフード１０２とダッシュサイドパネル１０６との見切りが安定し、外観品質の向上を図ることができる。

また図４および図５に示すように、本実施例の取付構造１００では、カウルサイドパネル１３０は更に傾斜壁１３６、第３接合面１３８および前壁１３９を有する。傾斜壁１３６は、第１接合面１３２の車幅方向外側の端部から車幅方向外側に向かうにしたがって下方に傾斜する部位である。第３接合面１３８は、傾斜壁１３６の車幅方向外側の端部から車外側に向かって延びる部位である。また、図３に示すように、前壁１３９はフェンダーエクステンションパネル１６６と接合される。

図６に示すように、本実施例では、ヒンジアーム１１０の後側部１１４の下端Ｐは傾斜壁１３６に上面視で重なる位置に配置されている。フロントフード１０２に衝突体が衝突すると、フロントフード１０２からヒンジアーム１１０に荷重が伝わる。この荷重によって、ヒンジアーム１１０の最下点である後側部１１４の下端Ｐがカウルサイドパネル１３０の傾斜壁１３６に当接する。このとき、カウルサイドパネル１３０の傾斜壁１３６が車幅方向外側の端部から車幅方向外側に向かうにしたがって下方に傾斜していることにより、ヒンジアーム１１０が下方に変位するストロークを確保することができる。したがって、衝突体の衝撃荷重を効果的に吸収することが可能となる。

Claims (4)

1. 車体前部のパワーユニット搭載ルームを覆うフロントフードを支持するヒンジアームと、
   前記ヒンジアームが回動可能に取り付けられるヒンジブラケットと、
   前記パワーユニット搭載ルームの側面を構成する車体側部パネルと、
   前記ヒンジブラケットと前記車体側部パネルとを連結するカウルサイドパネルとを備え、
   前記カウルサイドパネルは、
   
   前記ヒンジブラケットが接合される第１接合面と、
   前記第１接合面の車幅方向内側の端部から上方に向かって延び前記車体側部パネルと接合される第２接合面とを含むことを特徴とする車両フロントフード用ヒンジアーム取付構造。
2. 前記カウルサイドパネルは、
   前記第１接合面の車幅方向外側の端部から車幅方向外側に向かうにしたがって下方に傾斜する傾斜壁を更に含み、
   前記ヒンジアームは、
   車両前後方向に延び前記フロントフードに固定される前側部と、
   前記前側部から後方に延び下方に凸に湾曲または屈曲していて前記ヒンジブラケットに固定される後側部とを含み、
   上面視において、前記後側部の下端は前記傾斜壁に重なる位置にあることを特徴とする請求項１に記載の車両フロントフード用ヒンジアーム取付構造。
3. 前記ヒンジブラケットは、
   前記ヒンジアームよりも車両内側に接合されており、
   車両内側に曲がるフランジと、前記ヒンジブラケットの中央部に車両上方かつ車両後方に伸びるビードを有することを特徴とする請求項１または２に記載の車両フロントフード用ヒンジアーム取付構造。
4. 上面視において、前記後側部の下端と前記傾斜壁が重なる位置のカウルサイドパネルの裏側には、リンフォースが接合していることを特徴とする請求項１から３のいずれか１項に記載の車両フロントフード用ヒンジアーム取付構造。