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JP2019123284A - 車両用空調装置 - Google Patents

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JP2019123284A JP2018003729A JP2018003729A JP2019123284A JP 2019123284 A JP2019123284 A JP 2019123284A JP 2018003729 A JP2018003729 A JP 2018003729A JP 2018003729 A JP2018003729 A JP 2018003729A JP 2019123284 A JP2019123284 A JP 2019123284A
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Yosuke Shirai
洋輔 白井
義治 遠藤
Yoshiharu Endo
義治 遠藤
哲也 武知
Tetsuya Takechi
哲也 武知
樋口 輝一
Terukazu Higuchi
輝一 樋口
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Abstract

【課題】電動圧縮機の作動音が騒音として認知され難い車両用空調装置を提供する。【解決手段】車両用空調装置1は、熱媒体を圧縮する電動圧縮機11と、空調ダクト31内の空気を車室内に吹き出す送風機32と、電動圧縮機11の目標回転速度を設定する空調制御装置と、を備える。空調制御装置は、車両の走行速度が所定速度未満であって、且つ送風機32の回転速度が所定回転速度未満であるとき、電動圧縮機11の作動音が共振により増幅される可能性があると判定することに基づいて、電動圧縮機11の目標回転速度を補正するとともに、電動圧縮機11の回転加速度を通常値よりも大きい値に設定する。【選択図】図1

Description

本開示は、車両用空調装置に関する。
車両用空調装置は、車室内に送風される空調用空気を冷却するための冷凍サイクルを備えるものがある。冷凍サイクルは、基本的には、電動圧縮機が作動することにより、電動圧縮機、凝縮器、減圧弁、蒸発器の順で冷媒が流れる。車両用空調装置では、蒸発器を流れる冷媒と、空調用空気との間で熱交換が行われることにより、空調用空気が冷却される。
一方、電動圧縮機が作動する際、電動圧縮機から作動音が発生する。この作動音は、車両が中速度又は高速度で走行している場合には、ロードノイズ等の暗騒音によりマスキングされるため、車両乗員にとって耳障りな騒音になり難い。しかしながら、車両が低速度で走行している場合には、暗騒音が小さくなるため、結果的に電動圧縮機の作動音が騒音として認知され易くなる。
そこで、特許文献1に記載の車両用空調装置では、電動圧縮機の回転速度の上限値として、第1上限値と第2上限値とが設けられている。第2上限値は、第1上限値よりも小さい値に設定されている。特許文献1に記載の車両用空調装置は、車両の走行速度が所定速度以上の場合には電動圧縮機の回転速度の上限値を第1上限値に設定し、車両の走行速度が所定速度未満の場合には電動圧縮機の回転速度の上限値を第2上限値に設定している。
特許第4048968号公報
ところで、特許文献1に記載の車両用空調装置のように電動圧縮機の回転速度に上限値を設けただけでは、電動圧縮機の作動音が騒音となることを回避できない状況がある。具体的には、電動圧縮機が所定の回転速度域で作動したときに車両部品との共振により電動圧縮機の作動音が増幅される場合がある。そのため、暗騒音が小さいときに電動圧縮機が共振発生領域の回転速度で作動すると、電動圧縮機の作動音が車両乗員にとって耳障りな騒音となるおそれがある。
本開示は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、電動圧縮機の作動音が騒音として認知され難い車両用空調装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、空調ダクト(31)内に配置された室内熱交換器(12,20)を流れる熱媒体と、空調ダクト内を流れる空気との間で熱交換を行うことにより空調用空気を生成するとともに、当該空調用空気を車室内に吹き出すことにより車室内の空調を行う車両用空調装置(1)は、熱媒体を圧縮する電動圧縮機(11)と、空調ダクト内の空気を車室内に吹き出す送風機(32)と、電動圧縮機の目標回転速度を設定する制御部(40)と、を備える。制御部は、車両の走行速度が所定速度未満であって、且つ送風機の回転速度が所定回転速度未満であるとき、電動圧縮機の作動音が共振により増幅される可能性があると判定することに基づいて、目標回転速度を補正するとともに、電動圧縮機の回転加速度を通常値よりも大きい値に設定する。
また、車両用空調装置(1)は、熱媒体を圧縮する電動圧縮機(11)と、車室外空気と熱媒体との間で熱交換を行う室外熱交換器(16)と、室外熱交換器に空気を送風する送風機(16a)と、電動圧縮機の回転速度を目標回転速度に制御する制御部(40)と、を備える。制御部は、車両の走行速度が所定速度未満であって、且つ送風機の回転速度が所定回転速度未満であるとき、電動圧縮機の作動音が共振により増幅される可能性があると判定することに基づいて、目標回転速度を補正するとともに、電動圧縮機の回転加速度を通常値よりも大きい値に設定する。
これらの構成のように、電動圧縮機の目標回転速度が補正されるとともに、電動圧縮機の回転加速度が通常値よりも大きい値に設定されることにより、電動圧縮機の回転速度が共振発生領域になる時間を短くすることができる。すなわち、電動圧縮機の作動音が増幅される時間を短くすることができるため、結果的に電動圧縮機の作動音が騒音として認知され難くなる。
なお、上記手段、特許請求の範囲に記載の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
本開示によれば、電動圧縮機の作動音が騒音として認知され難い車両用空調装置を提供できる。
図1は、実施形態の車両用空調装置の概略構成を示すブロック図である。 図2は、実施形態の車両用空調装置の電気的な構成を示すブロック図である。 図3は、実施形態の空調制御装置により実行される処理の手順を示すフローチャートである。 図4は、実施形態の電動圧縮機の補正前の目標回転速度と補正後の目標回転速度との対応関係を示すグラフである。
以下、車両用空調装置の一実施形態について図面を参照しながら説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
図1に示されるように、本実施形態の車両用空調装置1は、ヒートポンプサイクル10を有している。ヒートポンプサイクル10は、車両用空調装置1において、空調対象空間である車両の室内へ送風される空気を冷却あるいは加熱する機能を果たす。以下では、車室内に吹き出される空気を空調用空気と称する。
車両用空調装置1は、例えば車両走行用の駆動力を走行用電動モータから得る電気自動車に適用される。図1及び図2に示されるように、車両用空調装置1は、ヒートポンプサイクル10、空調ユニット30、及び空調制御装置40を備えている。空調ユニット30は、ヒートポンプサイクル10によって得られる温熱や冷熱を用いて空調用空気の温度を調整するとともに、この温度の調整された空調用空気を車室内に吹き出すことにより車室内の空調を行う。空調制御装置40は、車両用空調装置1の各種機器の作動を制御する。本実施形態では、空調制御装置40が制御部に相当する。
ヒートポンプサイクル10は、例えば3つの空調運転モードの熱媒体回路に切り替え可能に構成されている。3つの空調運転モードは、冷却された空調用空気を車室内に吹き出すことにより車室内を冷房する冷房運転モード、加熱された空調用空気を車室内に吹き出すことにより車室内を暖房する暖房運転モード、及び冷却後に加熱された空調用空気を車室内に吹き出すことにより車室内を除湿暖房する除湿暖房運転モードである。
図1に示されるように、ヒートポンプサイクル10は、電動圧縮機11、室内凝縮器12、室外熱交換器16、室内蒸発器20、暖房用固定絞り13、冷房用固定絞り18、電磁弁15、及び三方弁17を備えている。電動圧縮機11は、熱媒体を圧縮して吐出する。本実施形態では、室内凝縮器12及び室内蒸発器20は、空調用空気を加熱あるいは冷却する室内熱交換器に相当する。暖房用固定絞り13及び冷房用固定絞り18は、熱媒体を減圧して膨張させる。電磁弁15及び三方弁17は、熱媒体流路を切り替える。
電動圧縮機11は、例えば車両ボンネット内に配置されている。電動圧縮機11は、ヒートポンプサイクル10において熱媒体を吸入して圧縮するとともに、圧縮された熱媒体を吐出する。電動圧縮機11は、例えば吐出容量が固定された固定容量型の圧縮機構11aと、圧縮機構11aを駆動する電動モータ11bとにより構成される。なお、圧縮機構11aとしては、スクロール型圧縮機構やベーン型圧縮機構等の各種圧縮機構を採用することもできる。
電動モータ11bは、図示しない車両のインバータから出力される交流電圧によって、その作動が制御される交流モータである。電動モータ11bでは、交流モータの回転速度、すなわち単位時間当たりの回転数が制御される。電動圧縮機11のインバータは、空調制御装置40から出力される制御信号に応じた周波数の交流電圧を出力する。この周波数制御によって、電動圧縮機11の熱媒体吐出能力が変更される。
電動圧縮機11の吐出口には、室内凝縮器12の熱媒体入口が接続されている。室内凝縮器12は空調ユニット30の空調ダクト31内に配置されている。空調ダクト31は、空調ユニット30において車室内へ送風される空調用空気の空気通路を形成している。室内凝縮器12は、その内部を流通する熱媒体と空調用空気とを熱交換させることにより空調用空気を加熱する加熱用熱交換器である。
室内凝縮器12の熱媒体出口には、暖房用固定絞り13を介して室外熱交換器16の熱媒体入口が接続されている。暖房用固定絞り13は、暖房運転モード時及び除湿暖房運転モード時に室内凝縮器12から流出した熱媒体を減圧させる減圧手段である。
ヒートポンプサイクル10には、室内凝縮器12から流出した熱媒体を、暖房用固定絞り13を迂回させて室外熱交換器16の熱媒体入口へ導くバイパス通路14が設けられている。バイパス通路14には、バイパス通路14を開閉する電磁弁15が配置されている。
電磁弁15は、ヒートポンプサイクル10の各運転モードに応じて熱媒体回路を切り替える。図2に示されるように、電磁弁15は、空調制御装置40から出力される制御信号によって、その作動が制御される。電磁弁15は、冷房運転モード時に開状態になり、暖房運転モード時及び除湿暖房運転モード時に閉状態になる。電磁弁15が開状態のときに熱媒体がバイパス通路14を通過する際に熱媒体に生じる圧力損失は、電磁弁15が閉状態のときに熱媒体が暖房用固定絞り13を通過する際に熱媒体に生じる圧力損失に対して極めて小さい。したがって、電磁弁15が開状態であるとき、室内凝縮器12から流出した熱媒体のほぼ全部がバイパス通路14を介して室外熱交換器16へ流れる。
図1に示される室外熱交換器16は、例えば車両ボンネット内に配置されて、内部を流通する熱媒体と、送風機16aにより送風される車室外空気とを熱交換させる。図2に示されるように、送風機16aは、空調制御装置40から出力される制御信号により回転速度が制御されることにより、その送風能力が調整される電動式送風機である。
図1に示されるように、室外熱交換器16の熱媒体出口には、三方弁17が接続されている。三方弁17は、電磁弁15とともに、ヒートポンプサイクル10の各運転モードにおける熱媒体回路を切り替える。図2に示されるように、三方弁17は、空調制御装置40から出力される制御信号によって、その作動が制御される電気式の三方弁である。三方弁17は、冷房運転モード時及び除湿暖房運転モード時に、室外熱交換器16の熱媒体出口と冷房用固定絞り18とを接続する熱媒体回路に切り替える。三方弁17は、暖房運転モード時に、室外熱交換器16の熱媒体出口とアキュムレータ19の熱媒体入口とを接続する熱媒体回路に切り替える。図1に示されるように、アキュムレータ19は、電動圧縮機11の吸入口側に配置されている。
冷房用固定絞り18の基本的な構成は暖房用固定絞り13と同様である。冷房用固定絞り18の熱媒体出口には、室内蒸発器20の熱媒体入口が接続されている。室内蒸発器20は、空調ダクト31内において、室内凝縮器12よりも空気流れ方向の上流側に配置されている。室内蒸発器20は、その内部を流通する熱媒体と空調用空気とを熱交換させて空調用空気を冷却する冷却用熱交換器である。
室内蒸発器20の熱媒体出口には、アキュムレータ19の入口が接続されている。アキュムレータ19は、内部に流入した気相状の熱媒体と液相状の熱媒体とを分離することによりサイクル内の余剰熱媒体を蓄える気液分離器である。さらに、アキュムレータ19の出口には、電動圧縮機11の吸入口が接続されている。
次に、空調用空気を生成する空調ユニット30について説明する。図1に示されるように、空調ユニット30は、空調ダクト31内に送風機32、室内蒸発器20、室内凝縮器12、エアミックスドア34等を収容して構成されている。
空調ダクト31内の空気流れ方向の最上流部には、空調ダクト31内へ車室内空気である内気と車室外空気である外気とを選択的に導入する内外気切替装置33が配置されている。内外気切替ドアは、図2に示される内外気切替ドア用の電動アクチュエータ51によって駆動される。電動アクチュエータ51は、空調制御装置40から出力される制御信号によって、その作動が制御される。
図1に示されるように、内外気切替装置33の空気流れ方向の下流側には、送風機32が配置されている。送風機32は、内外気切替装置33を介して吸入した空気を車室内へ向けて送風する。送風機32は、例えば遠心多翼ファンを電動モータにて駆動する電動送風機である。送風機32は、空調制御装置40から出力される制御信号によって回転速度が制御されることにより、その送風能力が調整される。
送風機32の空気流れ方向の下流側には、室内蒸発器20及び室内凝縮器12が順に配置されている。室内蒸発器20の空気流れ方向の下流側であって、且つ室内凝縮器12の空気流れ方向の上流側には、エアミックスドア34が配置されている。エアミックスドア34は、室内蒸発器20を通過した空気のうち、室内凝縮器12を通過する空気の流量と室内凝縮器12をバイパスする空気の流量との割合を調整する。エアミックスドア34は、図2に示されるエアミックスドア駆動用の電動アクチュエータ52によって駆動される。電動アクチュエータ52は、空調制御装置40から出力される制御信号によって、その作動が制御される。図1に示されるように、室内凝縮器12の空気流れ方向の下流側には、室内凝縮器12により加熱された温風と室内凝縮器12をバイパスした冷風とを混合させる混合空間35が設けられている。
空調ダクト31の空気流れ方向の最下流部には、室内凝縮器12を通過した空調用空気あるいは室内凝縮器12をバイパスした空調用空気を、空調対象空間である車室内へ吹き出すための、図示しない開口部が設けられている。この開口部としては、車両前面窓ガラス内側面に向けて空調風を吹き出すデフロスタ開口部、車室内の乗員の上半身に向けて空調風を吹き出すフェイス開口部、乗員の足元に向けて空調風を吹き出すフット開口部が設けられている。これらの開口部の空気流れ方向の下流側は、それぞれ空気通路を形成するダクトを介して、車室内に設けられたセンターフェイス吹出口、サイドフェイス吹出口等からなるフェイス吹出口、フット吹出口及びデフロスタ吹出口に接続されている。よって、エアミックスドア34が室内凝縮器12を通過させる風量の割合を調整することにより、混合空間35にて混合される空調風の温度が調整されて、各吹出口から車室内へ吹き出される空調用空気の温度が調整される。
図2に示される空調制御装置40は、CPUやROM、RAM等を含むマイクロコンピュータとその周辺回路から構成され、そのROM内に記憶されたプログラムに基づいて各種演算、処理を行い、出力側に接続された機器の作動を制御する。出力側に接続された機器としては、送風機32、電動圧縮機11、送風機16a、電磁弁15、三方弁17、内外気切替ドア用の電動アクチュエータ51、エアミックスドア用の電動アクチュエータ52等が挙げられる。
また、空調制御装置40の入力側には、各センサから出力される検出信号が入力される。このセンサとしては、内気温センサ41、外気温センサ42、日射センサ43、吐出温度センサ44、吐出圧力センサ45、蒸発器温度センサ46、流出温度センサ47、吹出温度センサ48、及び車速センサ49等が挙げられる。
内気温センサ41は、車室内温度を検出する。外気温センサ42は、外気の温度を検出する。日射センサ43は、車室内の日射量を検出する。吐出温度センサ44は、電動圧縮機11から吐出される熱媒体の温度を検出する。吐出圧力センサ45は、ヒートポンプサイクル10における熱媒体の高圧側圧力として、電動圧縮機11の吐出側の熱媒体圧力を検出する。蒸発器温度センサ46は、室内蒸発器20から吹き出される空気温度として蒸発器温度を検出する。流出温度センサ47は、室外熱交換器16の出口における熱媒体温度を検出する。吹出温度センサ48は、室内凝縮器12を通過した直後の空気の温度を検出する。なお、吐出温度センサ44、吐出圧力センサ45、蒸発器温度センサ46、流出温度センサ47、及び吹出温度センサ48は、例えば図1に示されるように配置することができる。車速センサ49は、車両の走行速度Vcを検出する。
図2に示されるように、空調制御装置40の入力側には、操作パネル50に設けられた各種操作スイッチからの操作信号が入力される。操作パネル50は、例えば車室内前部のインストルメントパネル付近に配置されている。操作パネル50の各種操作スイッチとしては、車両用空調装置1の作動スイッチ、電動圧縮機11の作動及び停止を選択する圧縮機の作動スイッチ、ヒートポンプサイクル10の運転モードの切替スイッチが挙げられる。また、各種空調操作スイッチとしては、吹出口モードの切替スイッチ、送風機32の風量設定スイッチ、車室内温度設定スイッチ等も挙げられる。
空調制御装置40は、空調負荷に基づいて各種機器の制御目標値、例えば送風機32の送風量、吸込口モード、エアミックスドア34の開度、ヒートポンプサイクル10の運転モード等を決定する。その決定内容に応じた制御信号を空調制御装置40が各種機器に出力することにより、各種機器が作動する。
具体的には、空調制御装置40は、空調制御を行なうときには、まず、上述のセンサ群の検出信号や、操作パネル50の操作信号を読み込む。そして、空調制御装置40は、車室内温度設定スイッチにより設定された車室内設定温度、内気温センサ41により検出された車室内温度、外気温センサ42により検出された外気温度、日射センサ43により検出された日射量に基づいて、車室内に吹き出される空調用空気の目標吹出温度を演算する。また、空調制御装置40は、空調用空気の目標吹出温度、センサ群の検出信号、及び操作パネル50の操作信号等に基づいて、ヒートポンプサイクル10の空調運転モードを冷房運転モード、除湿暖房運転モード、及び暖房運転モードのいずれか一つのモードに決定する。続いて、空調制御装置40は、決定された運転モードを実行するための制御信号を電磁弁15及び三方弁17に出力することにより、ヒートポンプサイクル10の熱媒体回路を、運転モードに対応した回路に切り替える。さらに、空調制御装置40は、空調用空気の目標吹出温度、センサ群の検出信号、及び操作パネル50の操作信号等に基づいて電動圧縮機11の目標回転速度、エアミックスドア34の目標開度、送風機16a,32のそれぞれの目標回転速度を決定するとともに、それらを制御信号として電動圧縮機11、電動アクチュエータ52、及び送風機16a,32にそれぞれ出力する。これにより、例えば電動圧縮機11は、その実際の回転速度が目標回転速度となるように駆動する。
ところで、このような車両用空調装置1では、車両が中速度又は高速度で走行している場合、ロードノイズ等より電動圧縮機11の作動音がマスキングされるため、電動圧縮機11の作動音が車両乗員にとって騒音になり難い。また、送風機32が高速度で回転している場合にも、同様に送風機32の作動音により電動圧縮機11の作動音がマスキングされるため、電動圧縮機11の作動音が車両乗員にとって騒音になり難い。しかしながら、車両が低速度で走行している場合、あるいは送風機32が低速度で回転している場合には、ロードノイズや送風機32の作動音等が小さくなるため、結果的に電動圧縮機11の作動音が車両乗員にとって騒音となり易くなる。
そこで、本実施形態の空調制御装置40は、車両の走行速度及び送風機32の回転速度に基づいて電動圧縮機11の目標回転速度に上限値を設けることにより、電動圧縮機11の作動音が騒音になり難くなるようにする。
一方、電動圧縮機11の目標回転速度に上限値を設けただけでは、電動圧縮機11が所定の回転速度域で作動したときに、車両の部品との共振により車室内の騒音が増幅される場合がある。以下、実際に電動圧縮機11の作動音が増幅される電動圧縮機11の回転速度領域を共振発生領域と称する。このような電動圧縮機11の騒音を抑制するために、本実施形態の空調制御装置40は、電動圧縮機11の作動音が共振により増幅される可能性があると判定することに基づいて、電動圧縮機11の実際の回転速度が共振発生領域に設定されている時間が短くなるように、電動圧縮機11の目標回転速度及び回転加速度を変化させる。
次に、図3を参照して、空調制御装置40による電動圧縮機11の目標回転速度及び回転加速度の設定手順について具体的に説明する。なお、空調制御装置40は、図3に示される処理を所定の周期で繰り返し実行する。
図3に示されるように、空調制御装置40は、まず、ステップS10の処理として、車両が低速度で走行又は停車しているか否かを判断する。具体的には、空調制御装置40は、車速センサ49により検出される車両の走行速度Vcが所定速度Vth1以下である場合には、車両が低速度で走行又は停車していると判断する。また、空調制御装置40は、車両の走行速度Vcが所定速度Vth1を超えている場合には、車両が中速度又は高速度で走行していると判断する。所定速度Vth1は、車両が低速度で走行しているか否かを判断することができるように予め実験等により求められており、空調制御装置40のROMに記憶されている。
空調制御装置40は、ステップS10の処理で否定判断した場合には、すなわち車両が中速度又は高速度で走行している場合には、ステップS15の処理として、電動圧縮機11の目標回転速度Nc*の上限値Nmaxを第1上限値Nmax1に設定する。第1上限値Nmax1は、車両が中速度又は高速度で走行している際に電動圧縮機11の作動音が車室内の乗員に騒音と認知され難い電動圧縮機11の回転速度の最大値に設定されている。第1上限値Nmax1は、予め実験等により求められており、空調制御装置40のROMに記憶されている。
空調制御装置40は、ステップS15に続くステップS18の処理として、電動圧縮機11の回転加速度αを通常値α1に設定する。回転加速度αは、電動圧縮機11の回転速度を上昇又は減少させる際に設定される電動圧縮機11の回転加速度の目標値である。通常値α1は、予め定められた値であって、空調制御装置40のROMに記憶されている。
空調制御装置40は、ステップS10の処理で肯定判断した場合には、すなわち車両が低速度で走行又は停車している場合には、ステップS11の処理として、送風機32の回転速度が所定回転速度以上であるか否かを判断する。所定回転速度は、送風機32の作動音により電動圧縮機11の作動音をマスキングすることの可能な送風機32の回転速度である。所定回転速度は、予め実験等により求められており、空調制御装置40のROMに記憶されている。
空調制御装置40は、ステップS11の処理で否定判断した場合には、すなわち送風機32の回転速度が所定回転速度以上である場合には、ステップS16の処理として、電動圧縮機11の目標回転速度Nc*の上限値Nmaxを第2上限値Nmax2に設定する。第2上限値Nmax2は、送風機32の作動音によりマスキングされることにより電動圧縮機11の作動音を車室内の乗員が騒音と感じ難い電動圧縮機11の回転速度の最大値に設定されている。第2上限値Nmax2は、第1上限値Nmax1よりも小さい値である。第2上限値Nmax2は、予め実験等により求められており、空調制御装置40のROMに記憶されている。
空調制御装置40は、ステップS16に続くステップS18の処理として、電動圧縮機11の回転加速度αを通常値α1に設定する。
空調制御装置40は、ステップS11の処理で肯定判断した場合には、すなわち送風機32の回転速度が所定の回転速度未満である場合には、ステップS12の処理として、電動圧縮機11の目標回転速度Nc*が「Nc1−a≦Nc*≦Nc2+a」を満たしているか否かを判断する。所定値Nc1は、電動圧縮機11の共振発生領域の回転速度の最小値である。所定値Nc2は、電動圧縮機11の共振発生領域の回転速度の最大値である。所定値Nc1,Nc2は、予め実験等により求められており、空調制御装置40のROMに記憶されている。本実施形態の空調制御装置40は、これらの所定値Nc1,Nc2に対して、電動圧縮機11の目標回転速度Nc*が「Nc1−a≦Nc*≦Nc2+a」を満たすことに基づいて、電動圧縮機11の作動音が共振により増幅される可能性があると判定する。なお、所定値aは、予め定められた値であって、空調制御装置40のROMに記憶されている。以下では、所定値「Nc1−a」から所定値「Nc2+a」までの範囲を共振判定領域とも称する。
空調制御装置40は、ステップS12の処理で否定判断した場合、すなわち電動圧縮機11の作動音が共振により増幅される可能性がないと判定した場合には、ステップS17の処理として、電動圧縮機11の目標回転速度Nc*の上限値Nmaxを第3上限値Nmax3に設定する。第3上限値Nmax3は、車両が停車している場合、あるいは車両が低速度で走行している場合に電動圧縮機11の作動音を車室内の乗員が騒音と感じ難い電動圧縮機11の回転速度の最大値に設定されている。第3上限値Nmax3は、第1上限値Nmax1及び第2上限値Nmax2よりも小さい値である。第3上限値Nmax3は、予め実験等により求められており、空調制御装置40のROMに記憶されている。
空調制御装置40は、ステップS17に続くステップS18の処理として、電動圧縮機11の回転加速度αを通常値α1に設定する。
空調制御装置40は、ステップS12の処理で肯定判断した場合、すなわち電動圧縮機11の作動音が共振により増幅される可能性があると判定した場合には、ステップS13の処理として、共振発生領域から外れるように目標回転速度Nc*を補正する補正制御を実行する。
具体的には、空調制御装置40は、現在から所定時間前までの目標回転速度Nc*の単位時間t当たりの変化量を「dNc*/dt」とするとき、「dNc*/dt」が零以上である場合、以下の式f1に基づいて目標回転速度Nc*を補正する。
Nc*←Nc2+a (f1)
すなわち、空調制御装置40は、目標回転速度Nc*が増加傾向である場合には、目標回転速度Nc*を共振判定領域の最大値「Nc2+a」に補正する。
また、空調制御装置40は、「dNc*/dt」が零未満である場合には、以下の式f2に基づいて目標回転速度Nc*を補正する。
Nc*←Nc1−a (f2)
すなわち、空調制御装置40は、目標回転速度Nc*が減少傾向である場合には、目標回転速度Nc*を共振判定領域の最小値「Nc1−a」に補正する。
空調制御装置40は、ステップS13に続くステップS14の処理として、電動圧縮機11の回転加速度αを、通常値α1よりも大きい所定値α2に設定する。所定値α2は、例えば電動圧縮機11の回転加速度の最大値である。
次に、本実施形態の車両用空調装置1の動作例について説明する。
例えば空調ユニット30の負荷が高負荷状態になることにより、図4に示されるように、電動圧縮機11の目標回転速度Nc*が所定値Nc1よりも小さい値から増加したとする。この場合、電動圧縮機11の目標回転速度Nc*が所定値「Nc1−a」から所定値「Nc2+a」の範囲に達すると、電動圧縮機11の目標回転速度Nc*が補正値「Nc2+a」に設定される。またこの際、電動圧縮機11の回転加速度αが所定値α2に設定される。これにより、電動圧縮機11の実際の回転速度が補正値「Nc2+a」まで即座に上昇するため、電動圧縮機11の回転速度が共振発生領域となっている時間を短くすることができる。よって、共振により電動圧縮機11の作動音が増幅されることを抑制できる。
その後に空調ユニット30の負荷が低負荷状態になることにより、電動圧縮機11の目標回転速度Nc*が所定値Nc2よりも大きい値から減少したとする。この場合、電動圧縮機11の目標回転速度Nc*が所定値「Nc1−a」から所定値「Nc2+a」の範囲に達すると、電動圧縮機11の目標回転速度Nc*が補正値「Nc1−a」に設定される。またこの際、電動圧縮機11の回転加速度αが所定値α2に設定される。これにより、電動圧縮機11の実際の回転速度が補正値「Nc1−a」まで即座に減少するため、電動圧縮機11の回転速度が共振発生領域となっている時間を短くすることができる。よって、この場合にも、同様に、共振により電動圧縮機11の作動音が増幅されることを抑制できる。
以上説明した本実施形態の車両用空調装置1によれば、以下の(1)〜(3)に示される作用及び効果を得ることができる。
(1)空調制御装置40は、車両の走行速度Vcが所定速度未満であって、且つ送風機32の回転速度が所定回転速度未満であるとき、電動圧縮機11の作動音が共振により増幅される可能性があると判定することに基づいて、電動圧縮機11の目標回転速度Nc*を補正するとともに、電動圧縮機11の回転加速度αを通常値α1よりも大きい所定値α2に設定する。これにより、電動圧縮機11の回転速度が共振発生領域になる時間を短くすることができる。すなわち、電動圧縮機11の作動音が増幅される時間を短くすることができるため、結果的に電動圧縮機11の作動音が騒音として認知され難くなる。よって、例えば電動圧縮機11の作動音を小さくさせるために電動圧縮機11の質量を増加させる必要がなくなるため、電動圧縮機11を軽量化することができる。また、車両の静音性を向上させるための別途の遮音機構等が不要となるため、車両の構造の複雑化を回避することもできる。
(2)空調制御装置40は、電動圧縮機11の目標回転速度Nc*が所定値「Nc1−a」から所定値「Nc2+a」の範囲に設定されることをもって、電動圧縮機11の作動音が共振により増幅される可能性があると判定することとした。これにより、電動圧縮機11の作動音が共振により増幅される可能性があるか否かを容易に判定することができる。
(3)空調制御装置40は、電動圧縮機11の目標回転速度Nc*が「Nc1−a≦Nc*≦Nc2+a」を満たしたとき、目標回転速度Nc*が増加傾向にあると判断した場合には、目標回転速度Nc*を所定値「Nc2+a」に設定する。また、空調制御装置40は、電動圧縮機11の目標回転速度Nc*が「Nc1−a≦Nc*≦Nc2+a」を満たしたとき、目標回転速度Nc*が減少傾向にあると判断した場合には、目標回転速度Nc*を所定値「Nc1−a」に設定する。これにより、電動圧縮機11の回転速度が共振発生領域になることを更に回避し易くなる。
なお、上記実施形態は、以下の形態にて実施することもできる。
・空調制御装置40は、ステップS13の処理において、目標回転速度Nc*が増加傾向である場合に、目標回転速度Nc*を共振判定領域の最大値「Nc2+a」よりも大きい値に設定してもよい。また、空調制御装置40は、目標回転速度Nc*が減少傾向である場合に、目標回転速度Nc*を共振判定領域の最小値「Nc2−a」よりも小さい値に設定してもよい。
・空調制御装置40は、ステップS13の処理において、「dNc*/dt」の値にかかわらず、電動圧縮機11の目標回転速度Nc*を所定値「Nc2+a」又は所定値「Nc2−a」に設定してもよい。
・空調制御装置40は、ステップS12の処理において、電動圧縮機11の目標回転速度Nc*が「Nc1≦Nc*≦Nc2」を満たすか否かを判断してもよい。すなわち、空調制御装置40は、ステップS12の処理として、電動圧縮機11の目標回転速度Nc*が共振発生領域であるか否かを判断してもよい。
・空調制御装置40は、ステップS11の処理において、空調ユニット30の送風機32の回転速度に代えて、室外熱交換器16の送風機16aの回転速度を用いてもよい。
・上記の車両用空調装置1の構成は、冷凍サイクルを有する車両用空調装置にも適用可能である。
・空調制御装置40が提供する手段及び/又は機能は、実体的な記憶装置に記憶されたソフトウェア及びそれを実行するコンピュータ、ソフトウェアのみ、ハードウェアのみ、あるいはそれらの組み合わせにより提供することができる。例えば空調制御装置40がハードウェアである電子回路により提供される場合、それは多数の論理回路を含むデジタル回路、又はアナログ回路により提供することができる。
・本開示は上記の具体例に限定されるものではない。上記の具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備えている限り、本開示の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素、及びその配置、条件、形状等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。
1:車両用空調装置
11:電動圧縮機
12:室内凝縮器(室内熱交換器)
16:室外熱交換器
16a:送風機
20:室内蒸発器(室内熱交換器)
31:空調ダクト
32:送風機
40:空調制御装置(制御部)

Claims (7)

  1. 空調ダクト(31)内に配置された室内熱交換器(12,20)を流れる熱媒体と、前記空調ダクト内を流れる空気との間で熱交換を行うことにより空調用空気を生成するとともに、当該空調用空気を車室内に吹き出すことにより車室内の空調を行う車両用空調装置(1)であって、
    前記熱媒体を圧縮する電動圧縮機(11)と、
    前記空調ダクト内の空気を車室内に吹き出す送風機(32)と、
    前記電動圧縮機の目標回転速度を設定する制御部(40)と、を備え、
    前記制御部は、車両の走行速度が所定速度未満であって、且つ前記送風機の回転速度が所定回転速度未満であるとき、前記電動圧縮機の作動音が共振により増幅される可能性があると判定することに基づいて、前記目標回転速度を補正するとともに、前記電動圧縮機の回転加速度を通常値よりも大きい値に設定する
    車両用空調装置。
  2. 空調ダクト(31)内に配置された室内熱交換器(12,20)を流れる熱媒体と、前記空調ダクト内を流れる空気との間で熱交換を行うことにより空調用空気を生成するとともに、当該空調用空気を車室内に吹き出すことにより車室内の空調を行う車両用空調装置(1)であって、
    前記熱媒体を圧縮する電動圧縮機(11)と、
    車室外空気と前記熱媒体との間で熱交換を行う室外熱交換器(16)と、
    前記室外熱交換器に空気を送風する送風機(16a)と、
    前記電動圧縮機の回転速度を目標回転速度に制御する制御部(40)と、を備え、
    前記制御部は、車両の走行速度が所定速度未満であって、且つ前記送風機の回転速度が所定回転速度未満であるとき、前記電動圧縮機の作動音が共振により増幅される可能性があると判定することに基づいて、前記目標回転速度を補正するとともに、前記電動圧縮機の回転加速度を通常値よりも大きい値に設定する
    車両用空調装置。
  3. 前記制御部は、前記目標回転速度が所定の共振判定領域に設定されることをもって、前記電動圧縮機の作動音が共振により増幅される可能性があると判定する
    請求項1又は2に記載の車両用空調装置。
  4. 前記制御部は、前記目標回転速度が前記共振判定領域に設定されたとき、前記目標回転速度が増加傾向にあると判断した場合には、前記目標回転速度を前記共振判定領域の最大値に設定する
    請求項3に記載の車両用空調装置。
  5. 前記制御部は、前記目標回転速度が前記共振判定領域に設定されたとき、前記目標回転速度が増加傾向にあると判断した場合には、前記目標回転速度を前記共振判定領域の最大値以上の値に設定する
    請求項3に記載の車両用空調装置。
  6. 前記制御部は、前記目標回転速度が前記共振判定領域に設定されたとき、前記目標回転速度が減少傾向にあると判断した場合には、前記目標回転速度を前記共振判定領域の最小値に設定する
    請求項3に記載の車両用空調装置。
  7. 前記制御部は、前記目標回転速度が前記共振判定領域に設定されたとき、前記目標回転速度が減少傾向にあると判断した場合には、前記目標回転速度を前記共振判定領域の最小値以下の値に設定する
    請求項3に記載の車両用空調装置。
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