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JP2019092320A - 電源システム - Google Patents

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JP2019092320A JP2017220265A JP2017220265A JP2019092320A JP 2019092320 A JP2019092320 A JP 2019092320A JP 2017220265 A JP2017220265 A JP 2017220265A JP 2017220265 A JP2017220265 A JP 2017220265A JP 2019092320 A JP2019092320 A JP 2019092320A
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Naohisa Okamoto
直久 岡本
正浩 永田
Masahiro Nagata
正浩 永田
三千彦 寺山
Michihiko Terayama
三千彦 寺山
健 水口
Takeshi Mizuguchi
健 水口
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Abstract

【課題】バッテリーブレーカーを不要とする電源システムを提供する。【解決手段】蓄電池2と、第1電圧を出力する制御電源9を含むパワーコンディショナ10と、蓄電池2とパワーコンディショナ10とを接続する第1電線L1に介装された第1スイッチ21を含むジャンクションボックス20と、第1電圧が出力されるパワーコンディショナの電源出力端子T3とジャンクションボックス20とを接続する第2電線L2に介装された第2スイッチ30とを備える。第1スイッチ21は、第1電圧がジャンクションボックス20に供給されるとオン状態になる一方、供給されないとオフ状態になる。第2スイッチ30は、オン状態のときに電源出力端子T3とジャンクションボックス20とを電気的に接続する一方、オフ状態のときに電源出力端子T3とジャンクションボックス20とを電気的に切り離す。【選択図】図1

Description

本発明は、電源システムに関し、特に、ジャンクションボックスを備えた電源システムに関する。
ジャンクションボックスを備えた従来の電源システムとしては、例えば、特許文献1に記載のものや、図6に示す蓄電システム1Eが知られている。蓄電システム1Eは、直流電源として蓄電池2と、パワーコンディショナ(PCS)10と、ジャンクションボックス20とを備える。
ジャンクションボックス20は、蓄電池2とパワーコンディショナ10とを接続する第1電線L1に介装されたリレー21と、制御部22とを備える。
リレー21は、通常、パワーコンディショナ10の制御電源9から出力される12Vの電源電圧VCCで動作してオン状態になる。蓄電池2に異常が発生した場合、リレー21は、制御部22の制御下でオフ状態になる。
制御部22は、蓄電池2の各電池ユニットに取り付けられたバッテリーマネージメントシステム(BMS)から電池情報を取得し、取得した電池情報を統括してパワーコンディショナ10の制御回路8に送信する。
図6には示していないが、パワーコンディショナ10は、系統電圧が入力される系統入力端子と、系統停電時でも電力供給を要する重要負荷(例えば、冷蔵庫)が接続される自立出力端子とを有する。
パワーコンディショナ10を停止させる場合、作業者が系統側のブレーカーをオフにしても、パワーコンディショナ10は蓄電池2を使用した停電動作に移行する。このため、蓄電システム1Eは、リレー21とパワーコンディショナ10との間にバッテリーブレーカー3を有する。作業者が系統側のブレーカーをオフにした後にバッテリーブレーカー3をオフにすることで、パワーコンディショナ10は完全に停止する。
特開2017−143633号公報
しかしながら、従来の蓄電システム1Eは、バッテリーブレーカー3がコストアップにつながるという問題がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その課題とするところは、バッテリーブレーカーを不要とする電源システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る電源システムは、
直流電源と、
第1電圧を出力する制御電源を含むパワーコンディショナと、
前記直流電源と前記パワーコンディショナとを接続する第1電線と、
前記第1電線に介装された第1スイッチを含むジャンクションボックスと、
前記第1電圧が出力される前記パワーコンディショナの電源出力端子と前記ジャンクションボックスとを接続する第2電線と、
前記第2電線に介装された第2スイッチと、
を備え、
前記第1スイッチは、前記第1電圧が前記ジャンクションボックスに供給されるとオン状態になる一方、前記第1電圧が前記ジャンクションボックスに供給されないとオフ状態になり、
前記第2スイッチは、オン状態のときに前記電源出力端子と前記ジャンクションボックスとを電気的に接続する一方、オフ状態のときに前記電源出力端子と前記ジャンクションボックスとを電気的に切り離すことを特徴とする。
この構成によれば、制御電源とジャンクションボックスとを電気的に切り離す第2スイッチを使用することで、バッテリーブレーカーを削減できる。一般に、バッテリーブレーカーは比較的高価であるのに対して、第2スイッチは小型で安価なものを使用することができる。したがって、この構成によれば、コストを削減することができる。
上記電源システムにおいて、
前記第2スイッチは、押しボタンを有する第1ボタンスイッチであり、
前記第1ボタンスイッチは、前記押しボタンが押されているときにオフ状態となる一方、前記押しボタンが押されていないときにオン状態となる構成にすることができる。
上記電源システムにおいて、
前記制御電源は、前記第1電圧よりも電圧値の低い第2電圧を出力し、
前記第2スイッチは、リレーであり、
前記パワーコンディショナは、
前記第1電圧が供給されているときに、前記リレーをオン状態にする駆動コイルと、
前記第2電圧が供給されているときに、前記駆動コイルに前記第1電圧が供給される状態にする第1回路と、
押しボタンを有する第2ボタンスイッチと
前記第2ボタンスイッチの前記押しボタンが押されると、所定時間、前記第1回路に前記第2電圧が供給されない状態にする第2回路と、を含む構成にすることができる。
上記電源システムにおいて、
前記パワーコンディショナは、
前記直流電源を電気的に切り離すための、前記第1電線に接続された第3スイッチと、
前記第1電圧が入力される入力端子を有し、前記第1電圧が入力されているときに前記第3スイッチをオン状態にする一方、前記第1電圧が入力されていないときに前記第3スイッチをオフ状態にするスイッチ制御回路と、
を含み、
前記入力端子は、前記第2電線の前記ジャンクションボックスと前記第2スイッチとの間に接続される構成にすることができる。
上記電源システムにおいて、
前記パワーコンディショナは、
前記入力端子に入力される電圧を検出する電圧センサと、
前記電源出力端子と前記制御電源とを接続する電線に介装された第4スイッチと、
前記電圧センサの検出値が所定値以下のときに、前記第4スイッチをオフ状態にする制御回路と、を含むことが好ましい。
本発明によれば、コストを削減することが可能な電源システムを提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る蓄電システムを示す図である。 第1実施形態に係るパワーコンディショナを示す図である。 本発明の第2実施形態に係る蓄電システムを示す図である。 本発明の第3実施形態に係る蓄電システムを示す図である。 本発明の第4実施形態に係る蓄電システムを示す図である。 従来の蓄電システムを示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る電源システムの好適な例として蓄電システムの実施形態について説明する。
[第1実施形態]
図1に、本発明の第1実施形態に係る蓄電システム1Aを示す。蓄電システム1Aは、本発明の「直流電源」に相当する蓄電池2と、パワーコンディショナ(PCS)10と、ジャンクションボックス20と、本発明の「第2スイッチ」に相当する第1ボタンスイッチ30とを備える。
蓄電池2は、少なくとも1個の電池ユニットと、電池ユニットに取り付けられたバッテリーマネージメントシステム(BMS)とを含む。例えば、電池ユニットが6個の場合、バッテリーマネージメントシステムも6個になる。バッテリーマネージメントシステムは、電池ユニットの電池情報(例えば、蓄電量)を取得し、ジャンクションボックス20に送信する。
図2に、パワーコンディショナ10の回路図を示す。パワーコンディショナ10は、双方向DC/DCコンバータ4と、双方向インバータ5と、ノイズフィルタ6と、リレーS1〜S6を含むリレー回路7とを備える。以下では、これらの構成をまとめて「電力変換部」という。また、パワーコンディショナ10は、制御回路8(例えば、マイコン)と、制御電源9と、端子T1〜T7とを備える。
双方向DC/DCコンバータ4は、一端側(端子T1,T2側)に蓄電池2が接続され、他端側に双方向インバータ5が接続される。双方向DC/DCコンバータ4は、制御回路8の制御下で、双方向インバータ5から供給された直流電力を昇圧または降圧して充電電力として蓄電池2に供給したり、蓄電池2から供給された直流電力(放電電力)を昇圧または降圧して双方向インバータ5に供給したりする。
双方向インバータ5は、一端側に双方向DC/DCコンバータ4が接続され、他端側にノイズフィルタ6が接続される。双方向インバータ5は、制御回路8の制御下で、ノイズフィルタ6側から供給された交流電力を直流化して双方向DC/DCコンバータ4に供給したり、双方向DC/DCコンバータ4から供給された直流電力を交流化してノイズフィルタ6側に供給したりする。
ノイズフィルタ6は、リレーS1,S2を介して系統入力端子T4,T5に接続される。また、ノイズフィルタ6は、リレーS1〜S4を介する経路とリレーS5,S6を介する経路とで自立出力端子T6,T7に接続される。系統入力端子T4,T5には、系統や負荷が接続され、自立出力端子T6,T7には、系統停電時でも電力供給を要する重要負荷(例えば、冷蔵庫)が接続される。
リレー回路7のリレーS1〜S6は、制御回路8の制御下で、オン状態とオフ状態とが切り替わる。例えば、系統通電時、リレーS1〜S4はオン状態になり、リレーS5,S6はオフ状態になる。一方、系統停電時、リレーS1〜S4はオフ状態になり、リレーS5,S6はオン状態になる。
制御電源9は、電源出力端子T3に12Vの電源電圧VCC(本発明の「第1電圧」に相当」)を出力する。また、制御電源9は、制御回路8にも電源電圧を出力する。電源出力端子T3に出力された電源電圧VCCは、第1ボタンスイッチ30を介してジャンクションボックス20に供給される。
再び図1を参照して、ジャンクションボックス20は、本発明の「第1スイッチ」に相当するリレー21と、制御部22(例えば、マイコン)とを備える。
より詳しくは、ジャンクションボックス20は、絶縁型DC/DCコンバータを備える。ジャンクションボックス20内の大部分の回路は、絶縁型DC/DCコンバータの1次側に配置され、リレー21は2次側に配置される。なお、蓄電池2のバッテリーマネージメントシステムは、1次側回路になる。
リレー21は、蓄電池2とパワーコンディショナ10の端子T1とを接続する第1電線L1に介装される。リレー21は、通常、パワーコンディショナ10の制御電源9から出力される12Vの電源電圧VCCで動作してオン状態になる。電源電圧VCCがジャンクションボックス20に供給されないと、リレー21はオフ状態になる。また、蓄電池2に異常が発生した場合も、リレー21は、制御部22の制御下でオフ状態になる。
制御部22は、蓄電池2のバッテリーマネージメントシステムから電池情報を取得し、取得した電池情報を統括してパワーコンディショナ10の制御回路8に送信する。また、制御部22は、電池情報から蓄電池2の異常の有無を判定し、異常有りと判定した場合は、上記のとおりリレー21をオフ状態にする。
第1ボタンスイッチ30は、ジャンクションボックス20とパワーコンディショナ10の電源出力端子T3とを接続する第2電線L2に介装される。第1ボタンスイッチ30は、押しボタンを有し、押しボタンが押されているときにオフ状態となる一方、押しボタンが押されていないときにオン状態となる。
第1ボタンスイッチ30として押しボタンが押されていないときにオン状態となるボタンスイッチを使用することで、パワーコンディショナ10を起動させる際に、押しボタンを押す手間が省け、押しボタンの押し忘れによるエラー(ジャンクションボックス20に電源電圧VCCが供給されないことによるエラー)を回避することができる。
パワーコンディショナ10を停止させる場合、作業者が系統側のブレーカーをオフにした後に第1ボタンスイッチ30の押しボタンを押すことで、第1ボタンスイッチ30はオフ状態になり、制御電源9とジャンクションボックス20とが電気的に切り離される。その結果、リレー21もオフ状態になり、パワーコンディショナ10と蓄電池2とが電気的に切り離され、パワーコンディショナ10が停止する。
なお、パワーコンディショナ10は、パワーコンディショナ10が動作中であることを示すLEDを備える。このLEDは、パワーコンディショナ10の動作中に点灯し、パワーコンディショナ10内部のコンデンサに充電されている電荷が放電されると(パワーコンディショナ10が完全に停止すると)消える。作業者は、このLEDが消えるまで、第1ボタンスイッチ30の押しボタンを押し続ける必要がある。
蓄電システム1Aでは、従来の蓄電システム1Eで使用するバッテリーブレーカー3の代わりに、第1ボタンスイッチ30を使用している。第1ボタンスイッチ30は、バッテリーブレーカー3と比較して、小型で安価である。したがって、蓄電システム1Aによれば、コストを削減することができる。
[第2実施形態]
図3に、本発明の第2実施形態に係る蓄電システム1Bを示す。蓄電システム1Bは、第1ボタンスイッチ30の代わりにリレー31を備えていること、リレー31の駆動回路を有するパワーコンディショナ10Bを備えていること、を除いて第1実施形態の蓄電システム1Aと共通している。
リレー31は、本発明の「第2スイッチ」に相当し、ジャンクションボックス20とパワーコンディショナ10Bの電源出力端子T3とを接続する第2電線L2に介装される。リレー31は、バッテリーブレーカー3と比較して、小型で安価である。
リレー31の駆動回路は、駆動コイル32と、第1回路11と、第2ボタンスイッチ33と、第2回路12とを含む。
駆動コイル32の一端は、制御電源9の電源電圧VCCの出力端子に接続される。駆動コイル32の他端は、第1回路11のトランジスタQのコレクタに接続される。駆動コイル32にはダイオードが並列接続される。
第1回路11は、ツェナーダイオードZDと、トランジスタQと、抵抗R2とを含む。ツェナーダイオードZDのカソードは、抵抗R1を介して制御電源9の5V(本発明の「第2電圧」に相当)の出力端子に接続される。ツェナーダイオードZDのアノードは、トランジスタQのベースに接続される。トランジスタQのベース・エミッタ間に、抵抗R2が接続される。ツェナーダイオードZDは、5Vよりも小さい(例えば、2.2Vの)ツェナー電圧を有する。
第2ボタンスイッチ33は、一端が抵抗R3を介して制御電源9の5Vの出力端子に接続され、他端が第2回路12のサイリスタSCRのゲートに接続される。第2ボタンスイッチ33は、押しボタンを有し、押しボタンが押されているときにオン状態となる一方、押しボタンが押されていないときにオフ状態となる。
第2回路12は、サイリスタSCRと、抵抗R4およびコンデンサCの並列回路とを含む。サイリスタSCRのアノードは、ツェナーダイオードZDのカソードに接続される。サイリスタSCRのゲート・カソード間に、抵抗R4およびコンデンサCの並列回路が接続される。
パワーコンディショナ10Bを起動させる場合、制御電源9を起動させると、制御電源9の5Vは、制御電源9の12V(電源電圧VCC)よりも先に立ち上がる。このため、12Vの電圧が駆動コイル32に供給されるよりも先に、5Vの電圧が第1回路11に供給される。
第1回路11では、5Vの電圧によりツェナーダイオードZDがオン状態となり、トランジスタQのベースに5Vの電圧が印加されて、トランジスタQがオン状態となる。次いで、遅れて立ち上がった12Vが駆動コイル32に供給され、リレー31がオン状態になる。
リレー31がオン状態になると、12Vの電源電圧VCCが、リレー31を介してジャンクションボックス20に供給される。その結果、リレー21がオン状態となり、蓄電池2とパワーコンディショナ10Bとの電気的接続が確保される。
パワーコンディショナ10Bを停止させる場合、作業者が系統側のブレーカーをオフにすると、パワーコンディショナ10Bは、蓄電池2を使用した停電動作に移行する。次いで、第2ボタンスイッチ33の押しボタンが押されると、第2ボタンスイッチ33がオン状態になる。
第2ボタンスイッチ33がオン状態になると、サイリスタSCRのゲートに5Vの電圧が印加され、サイリスタSCRがオンしてラッチ状態になる。これにより、トランジスタQに流れていたベース電流がサイリスタSCR側に流れるため、トランジスタQはオフ状態になる。すなわち、第2ボタンスイッチ33の押しボタンが押されることで、所定時間、第1回路11に5Vの電圧が供給されない状態になる。
トランジスタQがオフ状態になると、12Vの電圧が駆動コイル32に供給されないため、リレー31がオフ状態になる。リレー31がオフ状態になると、制御電源9とジャンクションボックス20とが電気的に切り離される。その結果、リレー21もオフ状態になり、パワーコンディショナ10Bと蓄電池2とが電気的に切り離され、パワーコンディショナ10Bが停止する。
パワーコンディショナ10B内のコンデンサに蓄積された電荷により、リレー31がオフ状態になってからパワーコンディショナ10Bが停止するまで、ある程度の時間を要する。この点、本実施形態では、一旦第2ボタンスイッチ33の押しボタンが押されるとサイリスタSCRがオンしてラッチ状態になるため、作業者は第2ボタンスイッチ33の押しボタンを押し続ける必要がない。
なお、制御電源9の12V(電源電圧VCC)は、制御電源9の5Vよりも先に立ち下がる。このため、制御電源9の停止時に、リレー31が一瞬オン状態になることはない。
[第3実施形態]
図4に、本発明の第3実施形態に係る蓄電システム1Cを示す。蓄電システム1Cは、スイッチ回路13(本発明の「第3スイッチ」に相当)、第1電圧センサ14およびスイッチ制御回路15を有するパワーコンディショナ10Cを備えていること以外、第1実施形態の蓄電システム1Aと共通している。
スイッチ回路13は、リレー13a,13bと、リレー13aに直列接続された抵抗Rを含む。スイッチ回路13の一端は、ジャンクションボックス20のリレー21に接続され、スイッチ回路13の他端は、双方向DC/DCコンバータ4に接続される。
第1電圧センサ14は、パワーコンディショナ10Cの端子T1,T2間に接続され、蓄電池2の充放電電圧(スイッチ回路13の入出力電圧)の電圧値を検出する。第1電圧センサ14は、検出した電圧値をパワーコンディショナ10Cの制御回路8に送信する。
スイッチ制御回路15は、リレー13a,13bを駆動する駆動コイル15a,15bと、各駆動コイル15a,15bに直列接続されたトランジスタQa,Qbと、第2電圧センサ16を含む。スイッチ制御回路15の高電位側の入力端子T8は、第2電線L2のジャンクションボックス20と第1ボタンスイッチ30との間に接続される。スイッチ制御回路15の低電位側は、端子T2に接続される。
トランジスタQa,Qbは、制御回路8の制御下で、オンとオフが切り替わる。駆動コイル15aは、電源電圧VCCが供給されるとリレー13aをオン状態にする。駆動コイル15bは、電源電圧VCCが供給されるとリレー13bをオン状態にする。第2電圧センサ16は、端子T8,T2間の電圧値を検出し、制御回路8に送信する。
パワーコンディショナ10Cを停止させる場合、作業者が系統側のブレーカーをオフにした後に第1ボタンスイッチ30の押しボタンを押すことで、制御電源9とジャンクションボックス20とが電気的に切り離される。また、スイッチ制御回路15も制御電源9から電気的に切り離されるので、駆動コイル15a,15bに電源電圧VCCが供給されなくなり、スイッチ回路13のリレー13a,13bがオフ状態になる。
仮にジャンクションボックス20内のリレー21が溶着(オン)していても、スイッチ回路13のリレー13a,13bがオフ状態になると、パワーコンディショナ10Cと蓄電池2とが電気的に切り離されるため、パワーコンディショナ10Cが停止する。
なお、リレー21が溶着している場合、第2電圧センサ16が0Vを検出し、第1電圧センサ14が0Vではない電圧値を検出して、制御回路8に送信する。制御回路8は、パワーコンディショナ10Cが停止する前に、第1ボタンスイッチ30の押しボタンを押している作業者へ、視覚的および/または聴覚的な手段(例えば、LEDを点滅させる、ブザーを鳴らす、等)でリレー21の溶着を伝える。
[第4実施形態]
図5に、本発明の第4実施形態に係る蓄電システム1Dを示す。蓄電システム1Dは、オン/オフ回路17(本発明の「第4スイッチ」に相当)を有するパワーコンディショナ10Dを備えていること以外、第3実施形態の蓄電システム1Cと共通している。
オン/オフ回路17のスイッチは、制御電源9と電源出力端子T3とを接続する電線に介装されている。オン/オフ回路17のスイッチは、制御回路8の制御下でオンとオフが切り替わる。制御回路8は、第2電圧センサ16の検出値が所定値以下のとき(例えば、0Vになったとき)に、オン/オフ回路17のスイッチをオフ状態にする。
パワーコンディショナ10Dを停止させる場合、作業者が系統側のブレーカーをオフにした後に第1ボタンスイッチ30の押しボタンを押すことで、制御電源9とジャンクションボックス20とが電気的に切り離される。また、スイッチ制御回路15も制御電源9から電気的に切り離されるので、スイッチ回路13のリレー13a,13bがオフ状態になる。さらに、第2電圧センサ16の検出値が12Vから0Vになるので、オン/オフ回路17のスイッチがオフ状態になる。
制御回路8は、少なくともパワーコンディショナ10Dが停止するまでの間、オン/オフ回路17のスイッチをオフ状態に維持する。このため、作業者は、パワーコンディショナ10Dが停止するまで第1ボタンスイッチ30の押しボタンを押し続ける必要はない。よって、蓄電システム1Dは、第3実施形態の蓄電システム1Cよりも信頼性を向上させることができる。
また、制御回路8は、ジャンクションボックス20の制御部22が暴走した場合に、オン/オフ回路17のスイッチをオフ状態にして、ジャンクションボックス20の制御部22を制御電源9から電気的に切り離す。これにより、暴走した制御部22をリセットすることができる。
蓄電システム1Dにおいて、第1電圧センサ14およびオン/オフ回路17は他の用途でも使用可能であるため、従来の蓄電システム1Eで使用するバッテリーブレーカー3の代わりとして追加するのは、実質的に第1ボタンスイッチ30と第2電圧センサ16だけである。第1ボタンスイッチ30および第2電圧センサ16は、両方合わせてもバッテリーブレーカー3より安価である。したがって、蓄電システム1Dによれば、コストを削減することができる。
以上、本発明に係る電源システム(蓄電システム)の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、本発明のパワーコンディショナの電力変換部は、蓄電池2を充放電できるのであれば、適宜構成を変更できる。パワーコンディショナの制御電源9は、ジャンクションボックス20に電源電圧VCCを出力するのであれば、適宜構成を変更できる。
本発明の第1スイッチは、電源電圧VCCがジャンクションボックス20に供給されるとオン状態になる一方、電源電圧VCCがジャンクションボックス20に供給されないとオフ状態になるのであれば、リレー21以外のものを使用できる。
本発明の第2スイッチは、オン状態のときに制御電源9とジャンクションボックス20とを電気的に接続する一方、オフ状態のときに制御電源9とジャンクションボックス20とを電気的に切り離すのであれば、第1ボタンスイッチ30やリレー31以外のものを使用できる。
本発明の第3スイッチ(上記実施形態では、スイッチ回路13)は、本発明のパワーコンディショナ内において第1電線L1に接続され、オフ状態のときに蓄電池2を電気的に切り離すことができるのであれば、適宜構成を変更できる。
本発明のスイッチ制御回路(上記実施形態では、スイッチ制御回路15)は、電源電圧VCCが入力されているときに本発明の第3スイッチをオン状態にする一方、電源電圧VCCが入力されていないときに本発明の第3スイッチをオフ状態にするのであれば、本発明の第3スイッチの構成に応じて適宜構成を変更できる。
本発明の第4スイッチ(上記実施形態では、オン/オフ回路17)は、電源出力端子T3と制御電源9とを接続する電線に介装され、制御回路8の制御下でオンとオフが切り替わるのであれば、適宜構成を変更できる。
本発明の電源システムの好適な例として、上記実施形態では蓄電池を直流電源とした蓄電システムについて説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、太陽電池、燃料電池または交流電力を所定の直流電力に変換して出力する直流電源を有する電源システムにも適用することができる。
1A〜1E 蓄電システム(電源システム)
2 蓄電池(直流電源)
3 バッテリーブレーカー
4 双方向DC/DCコンバータ
5 双方向インバータ
6 ノイズフィルタ
7 リレー回路
8 制御回路
9 制御電源
10、10B、10C、10D パワーコンディショナ
11 第1回路
12 第2回路
13 スイッチ回路(第3スイッチ)
14 第1電圧センサ
15 スイッチ制御回路
16 第2電圧センサ
17 オン/オフ回路(第4スイッチ)
20 ジャンクションボックス
21 リレー(第1スイッチ)
22 制御部
30 第1ボタンスイッチ(第2スイッチ)
31 リレー(第2スイッチ)
32 駆動コイル
33 第2ボタンスイッチ

Claims (5)

  1. 直流電源と、
    第1電圧を出力する制御電源を含むパワーコンディショナと、
    前記直流電源と前記パワーコンディショナとを接続する第1電線と、
    前記第1電線に介装された第1スイッチを含むジャンクションボックスと、
    前記第1電圧が出力される前記パワーコンディショナの電源出力端子と前記ジャンクションボックスとを接続する第2電線と、
    前記第2電線に介装された第2スイッチと、
    を備え、
    前記第1スイッチは、前記第1電圧が前記ジャンクションボックスに供給されるとオン状態になる一方、前記第1電圧が前記ジャンクションボックスに供給されないとオフ状態になり、
    前記第2スイッチは、オン状態のときに前記電源出力端子と前記ジャンクションボックスとを電気的に接続する一方、オフ状態のときに前記電源出力端子と前記ジャンクションボックスとを電気的に切り離す
    ことを特徴とする電源システム。
  2. 前記第2スイッチは、押しボタンを有する第1ボタンスイッチであり、
    前記第1ボタンスイッチは、前記押しボタンが押されているときにオフ状態となる一方、前記押しボタンが押されていないときにオン状態となる
    ことを特徴とする請求項1に記載の電源システム。
  3. 前記制御電源は、前記第1電圧よりも電圧値の低い第2電圧を出力し、
    前記第2スイッチは、リレーであり、
    前記パワーコンディショナは、
    前記第1電圧が供給されているときに、前記リレーをオン状態にする駆動コイルと、
    前記第2電圧が供給されているときに、前記駆動コイルに前記第1電圧が供給される状態にする第1回路と、
    押しボタンを有する第2ボタンスイッチと、
    前記第2ボタンスイッチの前記押しボタンが押されると、所定時間、前記第1回路に前記第2電圧が供給されない状態にする第2回路と、を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の電源システム。
  4. 前記パワーコンディショナは、
    前記直流電源を電気的に切り離すための、前記第1電線に接続された第3スイッチと、
    前記第1電圧が入力される入力端子を有し、前記第1電圧が入力されているときに前記第3スイッチをオン状態にする一方、前記第1電圧が入力されていないときに前記第3スイッチをオフ状態にするスイッチ制御回路と、
    を含み、
    前記入力端子は、前記第2電線の前記ジャンクションボックスと前記第2スイッチとの間に接続される
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の電源システム。
  5. 前記パワーコンディショナは、
    前記入力端子に入力される電圧を検出する電圧センサと、
    前記電源出力端子と前記制御電源とを接続する電線に介装された第4スイッチと、
    前記電圧センサの検出値が所定値以下のときに、前記第4スイッチをオフ状態にする制御回路と、を含む
    ことを特徴とする請求項4に記載の電源システム。
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