JP2019090182A - 衛生機器装置、ルームユニット、衛生機器装置の施工方法及びルームユニットの施工方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ルームユニットの壁パネルの裏側にデッドスペースを生じさせることなく衛生機器を床から浮かした状態で支持できるとともに壁パネル設置後も位置調整を行うことができる衛生機器装置及び施工方法を提供すること。【解決手段】便器装置(衛生機器装置)100は、床スラブ10に固定される架台固定部60と、浴室パネル91の室内側で架台固定部60から上方に延出する架台スタンド70と、架台スタンド70によって床部20の上方で支持される壁掛け便器(衛生機器)7と、を備える。【選択図】図9
Description
本発明は、床から浮かした状態で衛生機器を支持する衛生機器装置に関する。
従来、床から浮かした状態で支持される壁掛け便器等の衛生機器が知られている。この種の技術を開示するものとして特許文献1がある。特許文献1には、床から浮かして設置される大便器を支持する架台と、架台と大便器の下方に位置し架台を立設する取付けプレートとを備え、取付けプレートの下面には取付けプレートの高さを変えられる高さ調整手段を備える設置構造について記載されている。
浴室ユニット等のルームユニットにおいて、壁パネルに大便器等の衛生機器を支持する強度がない場合でも、床スラブに大便器を支持する架台をアンカー固定することで、浴室ユニットの外側から便器を支持することができる。しかし、浴室ユニットの外側から便器を支持する場合、壁パネルの裏側に架台を配置するためのスペースが必要となったり、架台をコンクリートに埋め込む工程が生じたりしてしまう。また、壁パネルの裏側で便器を支持する構造では、浴室ユニットの施工工程において架台の設置後、床部(床パン)や壁パネルを組み立てる順番となるが、この方法では壁パネルを設置した後に架台の位置調整を行うことができないため、架台の取付工程を厳密に行う必要があった。
本発明は、ルームユニットの壁パネルの裏側にデッドスペースを生じさせることなく衛生機器を床から浮かした状態で支持できるとともに壁パネル設置後も位置調整を行うことができる衛生機器装置及び施工方法を提供することを目的とする。
本発明は、床スラブ(例えば、後述の床スラブ10)に固定される床部(例えば、後述の床部20)及び前記床スラブの上方に設置される壁パネル(例えば、後述の浴室パネル91)を有するルームユニット(例えば、後述の浴室ユニット1)に配置される衛生機器装置(例えば、後述の便器装置100)であって、前記床部の下方で前記床スラブに固定される架台固定部(例えば、後述の架台固定部60)と、前記壁パネルの室内側で前記架台固定部から上方に延出する架台スタンド(例えば、後述の架台スタンド70)と、前記架台スタンドによって前記床部の上方で支持される衛生機器(例えば、後述の壁掛け便器7)と、を備える衛生機器装置に関する。
前記床部には開口部(例えば、後述の開口部25)が形成され、前記架台固定部は、前記開口部の下側に配置され、前記架台スタンドは、前記架台固定部から前記開口部を挿通して前記床部の上方に突出することが好ましい。
前記架台固定部と前記架台スタンドは別体として構成され、前記架台固定部によって前記架台スタンドが支持されることが好ましい。
前記架台スタンドの底部には、前記衛生機器が前記架台スタンドに接続される方向と同じ方向に延びる締結孔(例えば、後述の締結孔75)が形成され、前記架台スタンドは、前記締結孔に締結される締結部材(例えば、後述の締結部材51)によって前記架台固定部に固定されることが好ましい。
前記衛生機器装置は、前記架台スタンドの上方に位置する天板(例えば、後述の天板93)及び前記架台スタンドの前側を覆う前板(例えば、後述の前板92)を少なくとも有するカウンター(例えば、後述のカウンター9)と、前記架台スタンドに固定され、前記前板を貫通して前記カウンターの外側で前記衛生機器を支持する支持部材(例えば、後述の支持部材80)と、を備えることが好ましい。
また、本発明は、床スラブ(例えば、後述の床スラブ10)に固定される床部(例えば、後述の床部20)と、前記床スラブの上方に設置される壁パネル(例えば、後述の浴室パネル91)と、前記床部の下方で前記床スラブに固定される架台固定部(例えば、後述の架台固定部60)と、前記壁パネルの室内側で前記架台固定部から上方に延出する架台スタンド(例えば、後述の架台スタンド70)と、前記架台スタンドによって前記床部の上方で支持される衛生機器(例えば、後述の壁掛け便器7)と、を備えるルームユニット(例えば、後述の浴室ユニット1)に関する。
また、本発明は、床スラブ(例えば、後述の床スラブ10)に固定される床部(例えば、後述の床部20)及び前記床スラブの上方に設置される壁パネル(例えば、後述の浴室パネル91)を有するルームユニット(例えば、後述の浴室ユニット1)に配置される衛生機器装置(例えば、後述の便器装置100)の施工方法であって、前記床スラブに架台固定部(例えば、後述の架台固定部60)を設置する工程と、前記床スラブに前記床部を設置する工程と、前記床部における前記架台固定部の背面側に前記壁パネルを設置する工程と、前記壁パネルの室内側で上方に延出するように前記架台固定部に架台スタンド(例えば、後述の架台スタンド70)を固定する工程と、前記架台スタンドによって前記床部の上方で衛生機器(例えば、後述の壁掛け便器7)を支持させる工程と、を含む衛生機器の施工方法に関する。
前記衛生機器装置の施工方法は、前記壁パネルを設置する工程の後に、前記架台固定部に対する前記架台スタンドの位置調整を行う工程を含んでもよい。
床スラブ(例えば、後述の床スラブ10)に固定される床部(例えば、後述の床部20)、前記床スラブの上方に設置される壁パネル(例えば、後述の浴室パネル91)及び前記壁パネルの室内側で前記床スラブに固定される衛生機器装置(例えば、後述の便器装置100)を有するルームユニット(例えば、後述の浴室ユニット1)の施工方法であって、前記床スラブに架台固定部(例えば、後述の架台固定部60)を設置する工程と、前記床スラブに前記床部を設置する工程と、前記床部における前記架台固定部の背面側に前記壁パネルを設置する工程と、前記壁パネルの室内側で上方に延出するように前記架台固定部に架台スタンド(例えば、後述の架台スタンド70)を固定する工程と、前記架台スタンドによって前記床部の上方で衛生機器(例えば、後述の壁掛け便器7)を支持させる工程と、を含むルームユニットの施工方法に関する。
本発明によれば、壁パネルの裏側にデッドスペースを生じさせることなく衛生機器を床から浮かした状態で支持できるとともに壁パネル設置後も位置調整を行うことができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る便器装置100が適用される浴室ユニット1の構成を示す図である。便器装置100は、衛生機器の一例であり、浴室ユニット1は、ルームユニットの一例である。
図1に示すように、浴室ユニット1は、床部20及び浴室パネル91によって建物内で個別の空間を形成する。本実施形態の浴室ユニット1の内部は、仕切板4によってシャワーエリア2とトイレエリア3が区画されている。シャワーエリア2にはシャワーノズル5や排水構造6が設けられる。トイレエリア3には、便器装置100、洗面装置8、カウンター9等が配置される。なお、図1において給水管の図示は省略している。
図2は、本実施形態の便器装置100が適用される浴室ユニットの断面図である。図3は本実施形態の壁掛け便器7を支持する架台50をカウンター9の内側から見た状態を示す図であり、図2のA−A線断面図である。なお、本実施形態では、床から浮いている状態で支持されている便器のことを便宜上、壁掛け便器7と称して説明する。
図2及び図3に示すように、浴室ユニット1の床面は、床部20によって形成されている。本実施形態の床部20は、FRP(Fiber-Reinforced Plastics)を成形して製造される。床部20は、床スラブ10との間に空間が形成されるように設置される。床スラブ10には、壁掛け便器7に接続される排水管12を通すための開口部101が形成される。排水管12は該開口部101を通じてカウンター9内部を通り、壁掛け便器7に接続される。
壁掛け便器7は、カウンター9の内側に配置される架台50によって床部20から浮いた状態で支持される大便器(腰掛け便器)である。次に、架台50の構成について説明する。図4は、本実施形態の壁掛け便器7の架台50の平面図であり、図5は、架台50の正面図であり、図6は、架台50の側面図である。図7は、本実施形態の壁掛け便器7の架台50の分解斜視図である。本実施形態の架台50が備える架台スタンド70の平面図である。なお、以下の説明において前後方向及び左右方向は、図5の正面視を基準とした前後方向及び左右方向である。
図4から図7に示すように、架台50は、床部20の下方に固定される架台固定部60と、架台固定部60に固定される架台スタンド70と、を備える。
架台固定部60の構成について説明する。架台固定部60は、左右一対の脚部61と、左右の脚部61を接続する接続板62と、から構成される。
左右一対の脚部61は、前後方向に延びる金属部材である。脚部61は、上部に位置する支持面63及び下部に位置する設置面65を有し、その断面形状がH字状になっている。なお、脚部61の断面形状がH字状に限定されるわけではなく、他の形状に変更することもできる。脚部61の支持面63には締結孔64が前後方向に2箇所形成される。設置面65の前後には床スラブ10に架台固定部60を固定するための締結孔66が形成される。締結孔66は、左右方向に細長く形成される。
接続板62は、左右方向に延びる細長の板状部材であり、左右の脚部61を連結する。本実施形態では、架台固定部60の前後二箇所に接続板62が配置される。
架台スタンド70の構成について説明する。架台スタンド70は、左右一対の支持部71と、底板72と、接続板73と、を備える。
左右一対の支持部71は、上下方向に延びる金属部材である。支持部71も、その断面形状がH字状に形成される。支持部71の前面には、壁掛け便器7を固定するための支持部材80(図9参照)を固定するための固定孔76が形成される。
底板72は、左右一対の支持部71の下端面のそれぞれに固定される。図8に示すように、底板72には、架台スタンド70を架台固定部60に固定するための締結孔75が前後方向で2箇所形成される。本実施形態の締結孔75は、何れも前後方向に細長い長孔となっている。
接続板73は、左右一対の支持部71を左右方向で接続する補強板である。本実施形態では、接続板73は、架台スタンド70上部前側、上部後側、下部前側の3箇所のそれぞれで支持部71を左右方向に接続している。
図9は、本実施形態の架台50が床部20に設置された状態を示す斜視図である。なお、図9は、カウンター9及び排水管12の図示が省略されている。図9に示すように、床部20の壁11側の端部には段差部21が形成されており、この段差部21の上面に開口部25が形成される。床部20は排水性の観点から勾配を有する場合があるが、後述する浴室パネル91が設置される段差部21は、その上面が水平方向に沿う面となっている。この段差部21は、水が外側に漏れ出さないような堰としても機能する。また、架台固定部60の脚部61は、この床部20の段差部21の形状に応じた形状となっており、側面視でT字を上下逆にしたような形状となっている(図6参照)。
架台50は、床部20の開口部25から架台スタンド70が上方に突出した状態となる。架台スタンド70の固定孔76には、支持部材80が固定されている。支持部材80は、水平方向に延びる軸状の部材である。後述するカウンター9の前板92を貫通した状態で壁掛け便器7を支持する。本実施形態の支持部材80の周面には、ネジ溝が形成されており、壁掛け便器7の締結箇所(図示省略)に締結固定可能になっている。
また、本実施形態のカウンター9の内部には、洗面装置8の排水管14等の配管が通過する配置となっている。図10は、本実施形態の架台50を覆うカウンター9内部の排水管13,14の様子を浴室ユニット1の裏側から見た図である。なお、図10においても給水管の図示は省略している。
図10に示すように、シャワーエリア2の排水構造6に接続される排水管13は浴室パネル91の裏側を通過する一方、洗面装置8の排水を外部に運ぶ排水管14は、壁掛け便器7の排水管12と同様にカウンター9内部を通過して床スラブ10の下側に導出される。
また、壁掛け便器7に接続される排水管12は、床スラブ10、床部20、カウンター9の内部を通ってカウンター9の外側で壁掛け便器7に接続される。カウンター9の内部では、床部20から左右の脚部61の間を通過した後、左右の支持部71の間を通過するように前方に屈曲し、カウンター9の外側の壁掛け便器7に接続される。即ち、排水管12は、架台50の内部を通って壁掛け便器7に接続される。
次に、図11A〜図11Jを参照して架台50によって壁掛け便器7を支持する手順について説明する。図11A〜図11Jには、浴室ユニット1の施工方法が段階的に示される。
図11Aに示すように、床スラブ10の開口部101から上方に突出する排水管12の位置に合わせて架台50の架台固定部60を設置する。そして、図11Bに示すように、架台固定部60を床スラブ10にネジやビスからなる締結部材やアンカー等を用いて固定する。
図11C及び図11Dに示すように、開口部25の位置を架台固定部60の位置に合わして床部20を床スラブ10に設置・固定する。床部20の床スラブ10への固定は、コンクリート等を用いる湿式工法や機械的な固定を行う乾式工法等、適宜の方法を用いることができる。
図11Eに示すように、架台固定部60の壁11側に浴室ユニット1の浴室パネル91を配置する。なお、浴室パネル91は、図11Eに示す以外の場所にも配置され、浴室ユニット1の室内と室外を区画するように組立てられる。本実施形態の浴室パネル91は床部20の段差部21の上面に固定される。
図11Fに示すように、架台スタンド70を架台固定部60に載置する。次に、図11Gに示すように、ネジやビスからなる締結部材51によって架台固定部60に架台スタンド70を固定する。架台スタンド70は、床部20の開口部25から上方に突出した状態となる(図9参照)。架台スタンド70の締結孔75を通じて締結される締結部材51とナット52によって架台固定部60に架台スタンド70が固定される。上述の通り、架台スタンド70は、排水管12が内部を通るように固定されている。本実施形態では、排水管12と架台スタンド70の干渉を避けるため、架台スタンド70の下部後側には接続板73が配置されない構造となっている。
図11Hに示すように、架台50の前方にカウンター9の前板92を配置するとともに上方に天板93を配置する。天板93は浴室パネル91に固定される。本実施形態では、架台スタンド70に支持部材80が固定された状態で前板92が設置される。前板92には、支持部材80に対応する貫通孔(図示省略)が形成されており、カウンター9を組み立てた状態では該貫通孔を支持部材80が挿通した状態で前板92が固定される。この工程で、前板92と壁掛け便器7の間に隙間が生じた場合は、架台固定部60に対する架台スタンド70の前後方向の位置調整を行う。以上の工程により、カウンター9が浴室ユニット1の室内側に組み立てられる。前板92及び天板93が設置されることにより、カウンター9の内部が外部から隔離された状態となる。なお、側面に板を配置する構成としてもよい。
図11Iに示すように、前後方向に延びる支持部材80の位置にあわせて壁掛け便器7が架台50の架台スタンド70に設置される。図11Jに示すように、支持部材80を介して架台スタンド70によって壁掛け便器7が床部20から浮いた状態で固定される。
上記実施形態によれば、以下のような効果を奏する。
即ち、便器装置(衛生機器装置)100は、床スラブ10に固定される架台固定部60と、浴室パネル91の室内側で架台固定部60から上方に延出する架台スタンド70と、架台スタンド70によって床部20の上方で支持される壁掛け便器(衛生機器)7と、を備える。
即ち、便器装置(衛生機器装置)100は、床スラブ10に固定される架台固定部60と、浴室パネル91の室内側で架台固定部60から上方に延出する架台スタンド70と、架台スタンド70によって床部20の上方で支持される壁掛け便器(衛生機器)7と、を備える。
また、本実施形態の便器装置100及び浴室ユニット1の施工方法は、床スラブ10に架台固定部60を設置する工程と、床スラブ10に床部20を設置する工程と、床部20における架台固定部60の背面側に浴室パネル91を設置する工程と、浴室パネル91の室内側で上方に延出するように架台固定部60に架台スタンド70を固定する工程と、架台スタンド70によって床部20の上方で壁掛け便器7を支持させる工程と、を含む。また、浴室パネル91を設置する工程の後に、架台固定部60に対する架台スタンド70の位置調整を行う工程を含んでもよい。
これにより、浴室パネル91の裏側にデッドスペースを形成することなく、壁掛け便器7を床部20から浮かした状態で支持するための構造を実現できる。また、浴室パネル91が壁掛け便器7を保持する強度を持っていなくもよく、既存の浴室パネル91を用いることができる。また、浴室パネル91の内側で架台50が壁掛け便器7を保持しているので、浴室パネル91等を設置して浴室ユニット1の箱組を行った後、壁掛け便器7の内装工事に取り掛かることができる。
また、本実施形態では、床部20には開口部25が形成され、架台固定部60は、開口部25の下側に配置され、架台スタンド70は、架台固定部60から開口部25を挿通して床部20の上方に突出する。
これにより、床部20に干渉することなく、開口部25を通じて床部20の下方から床部20の上方に架台スタンド70を延出させることができる。
また、本実施形態では、架台固定部60と架台スタンド70は別体として構成され、架台固定部60によって架台スタンド70が支持される。
これにより、架台50が2ピースの分割式となり、架台固定部60を床スラブ10に固定して床部20を設置した後に架台スタンド70を架台固定部60に固定することができる。これによって、架台50の位置調整や設置作業を容易に行うことができる。
また、本実施形態では、架台スタンド70の底部には、壁掛け便器7が架台スタンド70に接続される方向(前後方向)と同じ方向に延びる締結孔75が形成され、架台スタンド70は、締結孔75に締結される締結部材51によって架台固定部60に固定される。
壁掛け便器7が架台スタンド70に接続される方向(前後方向)で、架台固定部60に対する架台スタンド70の取付位置の調整を締結孔75の長手方向の範囲で容易に行うことができる。上述の通り、浴室ユニット1の浴室パネル91の内側に架台スタンド70が配置されているので、浴室パネル91の設置後も架台スタンド70の位置調整を行うことができ、設置作業をより一層容易化することができる。
また、本実施形態の便器装置100は、架台スタンド70の上方に位置する天板93及び架台スタンド70の前側を覆う前板92を少なくとも有するカウンター9と、架台スタンド70に固定され、前板92を貫通してカウンター9の外側で壁掛け便器7を支持する支持部材80と、を備える。
これにより、浴室ユニット1における架台50が配置されるスペースを使用者が物を置く等するカウンター9として機能させつつ、カウンター9の上方の空間を浴室空間として活用できる。また、本実施形態のように、カウンター9の内部の空間に、壁掛け便器7の排水管12だけでなく洗面装置8の排水管14を取り回すこともでき、レイアウトの自由度を向上させることができる。従来のカウンター方式においても、架台が壁パネルの外側に有る場合、位置調整を行うことができず、浴室ユニット1の壁パネル等からなる箱体及び架台を後で調整する必要がないように厳密に設置する必要があったが、本実施形態の構成によれば、浴室パネル91の設置後も位置調整を行うことができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。例えば、上記実施形態では、浴室ユニット1がシャワーエリア2を有する構成であったが、シャワーエリア2を省略したり、シャワーエリアに接続される給水管がカウンターの内部を通過したりする等、便器装置100や浴室ユニット1の構成を適宜変更することができる。
上記実施形態では、衛生機器の一例として壁掛け便器を説明し、ルームユニットの一例として浴室ユニットを説明したが、この構成に限定されない。衛生機器は、大便器や洗面器等を含む概念であり、これらの衛生機器にも本発明を当然適用できる。また、浴室ユニット以外のルームユニット、例えば洗面所等の衛星機器を備えるルームユニットにも本発明を適用できる。このように、本発明は、種々の衛星機器及びルームユニットに適用可能である。
1 浴室ユニット(ルームユニット)
7 壁掛け便器(衛生機器)
9 カウンター
10 床スラブ
20 床部
25 開口部
51 締結部材
60 架台固定部
70 架台スタンド
75 締結孔
80 支持部材
91 浴室パネル(壁パネル)
92 前板
93 天板
100 便器装置(衛生機器装置)
7 壁掛け便器(衛生機器)
9 カウンター
10 床スラブ
20 床部
25 開口部
51 締結部材
60 架台固定部
70 架台スタンド
75 締結孔
80 支持部材
91 浴室パネル(壁パネル)
92 前板
93 天板
100 便器装置(衛生機器装置)
Claims (9)
- 床スラブに固定される床部及び前記床スラブの上方に設置される壁パネルを有するルームユニットに配置される衛生機器装置であって、
前記床部の下方で前記床スラブに固定される架台固定部と、
前記壁パネルの室内側で前記架台固定部から上方に延出する架台スタンドと、
前記架台スタンドによって前記床部の上方で支持される衛生機器と、
を備える衛生機器装置。 - 前記床部には開口部が形成され、
前記架台固定部は、前記開口部の下側に配置され、
前記架台スタンドは、前記架台固定部から前記開口部を挿通して前記床部の上方に突出する請求項1に記載の衛生機器装置。 - 前記架台固定部と前記架台スタンドは別体として構成され、
前記架台固定部によって前記架台スタンドが支持される請求項1又は2に記載の衛生機器装置。 - 前記架台スタンドの底部には、前記衛生機器が前記架台スタンドに接続される方向と同じ方向に延びる締結孔が形成され、
前記架台スタンドは、前記締結孔に締結される締結部材によって前記架台固定部に固定される請求項3に記載の衛生機器装置。 - 前記架台スタンドの上方に位置する天板及び前記架台スタンドの前側を覆う前板を少なくとも有するカウンターと、
前記架台スタンドに固定され、前記前板を貫通して前記カウンターの外側で前記衛生機器を支持する支持部材と、
を備える請求項1から4の何れかに記載の衛生機器装置。 - 床スラブに固定される床部と、
前記床スラブの上方に設置される壁パネルと、
前記床部の下方で前記床スラブに固定される架台固定部と、
前記壁パネルの室内側で前記架台固定部から上方に延出する架台スタンドと、
前記架台スタンドによって前記床部の上方で支持される衛生機器と、
を備えるルームユニット。 - 床スラブに固定される床部及び前記床スラブの上方に設置される壁パネルを有するルームユニットに配置される衛生機器装置の施工方法であって、
前記床スラブに架台固定部を設置する工程と、
前記床スラブに前記床部を設置する工程と、
前記床部における前記架台固定部の背面側に前記壁パネルを設置する工程と、
前記壁パネルの室内側で上方に延出するように前記架台固定部に架台スタンドを固定する工程と、
前記架台スタンドによって前記床部の上方で衛生機器を支持させる工程と、
を含む衛生機器装置の施工方法。 - 前記壁パネルを設置する工程の後に、前記架台固定部に対する前記架台スタンドの位置調整を行う工程を含む請求項7に記載の衛生機器装置の施工方法。
- 床スラブの上方に設置される壁パネル、前記壁パネルの室内側で前記床スラブに固定される床部及び衛生機器装置を有するルームユニットの施工方法であって、
前記床スラブに架台固定部を設置する工程と、
前記床スラブに前記床部を設置する工程と、
前記床部における前記架台固定部の背面側に前記壁パネルを設置する工程と、
前記壁パネルの室内側で上方に延出するように前記架台固定部に架台スタンドを固定する工程と、
前記架台スタンドによって前記床部の上方で衛生機器を支持させる工程と、
を含むルームユニットの施工方法。
Priority Applications (3)
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