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JP2019079169A - 車両経路生成装置、車両経路生成方法及び車両経路生成プログラム - Google Patents

車両経路生成装置、車両経路生成方法及び車両経路生成プログラム Download PDF

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JP2019079169A
JP2019079169A JP2017204263A JP2017204263A JP2019079169A JP 2019079169 A JP2019079169 A JP 2019079169A JP 2017204263 A JP2017204263 A JP 2017204263A JP 2017204263 A JP2017204263 A JP 2017204263A JP 2019079169 A JP2019079169 A JP 2019079169A
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JP2017204263A
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貴克 吉村
Takakatsu Yoshimura
貴克 吉村
智樹 西
Tomoki Nishi
智樹 西
啓介 大滝
Keisuke Otaki
啓介 大滝
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Toyota Central R&D Labs Inc
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Abstract

【課題】一般車両と共に道路を走行して道路に関連する状況を調査する場合に、調査の実施に関係する調査負荷を抑制する。【解決手段】車両経路生成システム(10)は、過去の交通データ(121、122、123)と、調査結果の調査データ(125)とを用いて、調査対象エリアを調査箇所を含む領域に分割し調査車両毎に分類して調査車両が調査箇所へ向かう調査走行経路を決定する(126)車両経路生成装置(12)を含み、複数台の調査車両で調査箇所を調査する際の各調査車両の調査走行経路を生成して、各調査車両へ送信することで、道路に関連する状況を、複数台の調査車両で効率的に調査する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両経路生成装置、車両経路生成方法及び車両経路生成プログラムに関する。
車両が走行する道路は、車両の交通量、及び環境の作用によって劣化するので、車両の走行への悪影響を抑制するように補修することによって、道路の状態を維持している。道路の補修は、車両の走行への悪影響を及ぼす以前に実施することが好ましいが、道路の劣化度合いは車両の交通量、及び環境の作用に応じて異なるので、道路の劣化を早期の検出が要求される。道路の劣化を早期に検出する技術として、効率的に路面劣化の再調査を指示する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。この技術では、道路を撮影した画像から路面の舗装の異常が検出された位置、および道路の走行時に計測された加速度の変化から路面の舗装の異常が検出された位置の何れかの異常が検出された位置を特定する。そして、特定した位置で検出されなかった異常を検出できる条件を導出し、導出された条件にて、特定した位置の再調査を指示する。
特開2013−139671号公報
ところで、道路の劣化度合い等の路面状況及び道路の周辺の構造物状況等の道路に関連する状況を調査する場合、道路に関連する状況を検出する装置を備えた調査車両により道路を走行しながら調査する。この調査車両による調査では、調査する道路を一般車両が走行する場合があり、一般車両の走行状況(例えば、混雑等の交通状況)が調査車両の調査に影響する場合がある。例えば、一般車両が道路に滞留する所謂渋滞等の走行状況では、調査車両が通常走行する場合と比較して調査時間の延長等の調査負荷が増大する。
本発明は、一般車両と共に道路を走行して道路に関連する状況を調査する場合に、調査の実施に関係する調査負荷を抑制することができる車両経路生成装置、車両経路生成方法及び車両経路生成プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の車両経路生成装置は、
調査エリア内の道路の路面状況及び前記道路の周辺の構造物状況の少なくとも一方を含む前記道路に関係する状況を調査する複数の調査箇所の各々を示す調査箇所情報、及び前記調査エリア内の交通状況を示す交通状況情報を取得する取得部と、
前記取得部で取得した調査箇所情報に基づいて、前記複数の調査箇所を、異なる複数の調査車両毎に、前記複数の調査箇所のうち少なくとも1つの調査箇所を分類する分類部と、
前記取得部で取得した前記調査箇所情報、及び前記交通状況情報に基づいて、前記複数の調査車両毎に、分類された少なくとも1つの調査箇所における調査走行経路の各々を決定する決定部と、
を備える。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の車両経路生成装置において、
前記決定部で決定された前記調査走行経路の各々を、前記分類部で分類された前記複数の調査車両の各々に送信する送信部を含む。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の車両経路生成装置において、
前記取得部は、前記調査エリア内の過去の交通状況を示す交通状況情報を蓄積した蓄積部から前記交通状況情報を取得する。
請求項4記載の発明は、請求項1から請求項3の何れか1項に記載の車両経路生成装置において、
前記決定部は、前記交通状況情報に特定の道路の渋滞を示す渋滞情報が含まれ、かつ前記特定の道路が前記調査走行経路に含まれている場合、前記特定の道路が前記調査走行経路に含まれている調査車両の前記特定の道路の前記調査走行経路に従った先の調査箇所を除外して該調査車両の調査走行経路を再決定すると共に、前記特定の道路の前記調査走行経路に従った先の調査箇所を他の調査車両の調査箇所に追加して他の調査車両の調査走行経路を再決定する。
請求項5記載の発明は、請求項1から請求項4の何れか1項に記載の車両経路生成装置において、
前記取得部は、前記複数の調査車両の各々の調査完了状況、及び現在位置を示す車両情報をさらに取得し、
各々残存する調査箇所が閾値以下の個数になるように、複数の調査車両各々の調査走行経路を再決定する。
請求項6記載の発明は、請求項1から請求項4の何れか1項に記載の車両経路生成装置において、
前記複数の調査車両の各々は、前記複数の調査車両の各々の調査完了状況を示す調査完了情報、及び現在位置を示す車両情報を車車間通信する通信部と、前記決定部で決定された前記調査走行経路の各々を格納する格納部と、前記格納部に格納された調査情報、及び前記通信部で車車間通信された前記車両情報に基づいて、自調査車両の調査走行経路を導出する導出部とを備える。
請求項7記載の発明は、請求項6に記載の車両経路生成装置において、
前記通信部は、前記調査エリア内の交通状況を示す交通状況情報をさらに取得し、
前記導出部は、前記交通状況情報、及び前記調査完了情報に基づいて、残存する調査箇所のうち現在位置周辺の調査箇所を含む自調査車両の調査走行経路を導出する。
請求項8に記載の発明の車両経路生成方法は、
コンピュータに、
請求項1から請求項7の何れか1項に記載された車両経路生成装置の各部の処理を実行させることを含む。
請求項9に記載の発明の車両経路生成プログラムは、
コンピュータを、請求項1から請求項7の何れか1項に記載された車両経路生成装置の各部として機能させる。
請求項1、8、9に記載の発明によれば、一般車両と共に道路を走行して道路に関連する状況を調査する場合に、調査の実施に関係する調査負荷を抑制することができる、という効果を有する。
請求項2に記載の発明によれば、調査車両側で調査走行経路を導出する場合と比べて、調査車両側で調査走行経路を導出する演算負荷を抑制できる、という効果を有する。
請求項3に記載の発明によれば、実時間の交通状況で調査走行経路を導出する場合と比べて、過去の交通状況に基づく交通状況の傾向を反映して調査走行経路を導出できる、という効果を有する。
請求項4に記載の発明によれば、調査車両の調査走行経路について、渋滞が生じた道路を迂回する調査走行経路を導出する場合と比べて、複数の調査車両における調査負荷を総合的に抑制できる、という効果を有する。
請求項5に記載の発明によれば、複数の調査車両各々に与えられた調査箇所の調査を実行する場合と比べて、複数の調査車両における調査負荷を総合的に抑制できる、という効果を有する。
請求項6、7に記載の発明によれば、複数の調査車両の調査走行経路を一括して導出する場合と比べて、車車間通信した調査車両で調査走行経路を導出でき、調査走行経路を導出する演算負荷を軽減できる、という効果を有する。
第1実施形態に係る車両経路生成装置の構成の一例を示すにブロック図である。 第1実施形態に係る調査対象エリア内の調査箇所、統合センタ、及び調査車両の一例を示す模式図である。 第1実施形態に係る調査対象エリアを分割した一例を示すイメージ図である。 第1実施形態に係り、調査車両毎に決定された調査走行経路の一例を示すイメージ図である。 第1実施形態に係る車両経路生成装置を、コンピュータを含む構成で実現した一例を示すブロック図である。 第1実施形態に係る車両経路生成装置として動作するコンピュータで実行される交通データ蓄積プロセスによる処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る車両経路生成装置として動作するコンピュータで実行される調査データ蓄積プロセスによる処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る車両経路生成装置として動作するコンピュータで実行される情報抽出プロセスによる処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る車両経路生成装置として動作するコンピュータで実行される経路決定プロセスによる処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る車載器を、コンピュータを含む構成で実現した一例を示すブロック図である。 第1実施形態に係る車載器として動作するコンピュータで実行される調査プログラムによる処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る車両経路生成装置の構成の一例を示すにブロック図である。 第2実施形態に係る渋滞予測領域を含む調査対象エリアの一例を示すイメージ図である。 第2実施形態に係る再決定した調査領域及び調査走行経路の一例を示すイメージ図である。 第2実施形態に係る情報処理プログラムに含まれる経路決定プロセスによる処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る車両経路生成システムにおける調査車両に搭載された車載器の構成の一例を示すブロック図である。 第3実施形態に係る調査プログラムに含まれる更新プロセスによる処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第4実施形態に係る車両経路生成システムにおける調査車両に搭載された車載器の構成の一例を示すブロック図である。。
以下、図面を参照して本実施形態に係る車両経路生成システムの一例を詳細に説明する。なお、作用、機能が同じ働きを担う構成要素及び処理には、全図面を通して同じ符合を付与し、重複する説明を適宜省略する場合がある。
(第1実施形態)
図1に、第1実施形態に係る車両経路生成システム10の構成の一例を示す。車両経路生成システム10は、予め定めた調査対象エリアARに含まれる道路に関係する状況を、複数台の調査車両で効率的に調査する。道路に関係する状況の一例には、道路の劣化度合い等を示す道路の路面状況及び道路の周辺に設置された構造物の位置及び形状等を示す構造物状況が挙げられる。なお、道路の路面状況を示す情報は、道路の保守を必要性を判定するための情報として有効に利用することができる。また、道路周辺の構造物状況を示す情報は、道路周辺の構造物を含む地図生成のための情報として有効に利用することができる。第1実施形態では、道路に関係する状況として、路面状況及び構造物状況の少なくとも一方の状況を調査する場合を説明する。
また、第1実施形態では、複数の調査車両による道路に関係する状況の調査及び管理を、統合センタCTRにおいて実施する場合の一例を説明する。図1に示すように、車両経路生成システム10は、統合センタCTRに設置された車両経路生成装置12、及び複数の調査車両C1〜CN(N>1)の各々に搭載された車載器14−C1〜14−CN(N>1)を含んでいる。
なお、複数の調査車両C1〜CNの各々は略同様の構成であるので、各々の区別が不要な場合には、調査車両Cと総称して説明する。一方、複数の調査車両Cの各々を区別して説明する場合には、調査車両C1〜CNの何れかの符号を付す。また、複数の調査車両Cの各々に搭載された車載器14−C1〜14−CNの各々は略同様の構成であるので、各々の区別が不要な場合には、車載器14と総称して説明する。一方、複数の車載器14の各々を区別して説明する場合には、車載器14−1〜14−CNの何れかの符号を付す。
車両経路生成装置12は、調査車両Cによって調査箇所SPを調査する場合における調査車両Cの調査走行経路を生成する機能部である。詳細には、車両経路生成装置12は、車両情報収集部121と、路側情報収集部122と、交通データ蓄積部123と、情報抽出部124と、調査データ蓄積部125と、調査領域分担・経路決定部126と、の各機能部を備えている。車両経路生成装置12は、調査対象エリアAR内の交通に関係する交通データ、及び調査対象エリアAR内における調査箇所の調査データを用いて、複数の調査車両Cの各々の調査領域の分担を決定し、複数の調査車両の各々に送信する。次に、車両経路生成装置12に含まれる各機能部を詳細に説明する。
交通データ蓄積部123は、過去の交通データを蓄積する機能部である。交通データの一例には、第1地点から第2地点までの交通量変化を示す情報、及び走行時間を示す情報が挙げられる。第1地点から第2地点までの区間は、少なくとも道路の一部の区間を含む。なお、交通量変化を示す情報は、時々刻々と変化する道路の混雑度合いに対応する交通量に関する情報である。従って、交通量に関する情報は、例えば、第1地点から第2地点までの交通量を示す情報に、その情報を得た年月日時等の時刻情報を対応付けられる。また、走行時間を示す情報も、時々刻々と変化する道路の混雑度合いに対応して変化する情報である。従って、走行時間を示す情報に、その情報を得た年月日時等の時刻情報を対応付けられる。
この交通データ蓄積部123は、交通データを取得し、取得した交通データを、データベースに格納する。すなわち、時々刻々と変化する交通量変化を示す情報、及び走行時間を示す情報の各々について、その情報を得た年月日時等の時刻情報を対応付けたデータセットがデータベースのレコードとして格納される。
第1実施形態では、交通データ蓄積部123に蓄積する交通データを得るために、交通データ蓄積部123には、車両情報収集部121、及び路側情報収集部122が接続されている。すなわち、交通データ蓄積部123は、車両情報収集部121で収集された車両情報及び路側情報収集部122で収集された路側情報を含む情報を交通データとして蓄積する。
車両情報収集部121は、車両情報を収集する機能部である。車両情報の一例には、異なる複数の第1地点から第2地点までの所定区間を車両が走行した際の通過時間、所定区間の距離、及び時刻を含む情報が挙げられる。第1地点から第2地点までの所定区間は、車両の走行開始位置から走行終了位置までの所定区間、例えば、道路における一部の区間を対象としてもよく、車両が走行した走行開始位置から走行終了位置までの区間を対象とすることができる。
具体的には、車両情報は、調査車両Cの走行に関係する情報を含むことができる。例えば、通過時間は、第1地点を統合センタCTRとし、第2地点を調査箇所とした場合の到達時間、及び第1地点を第1の調査箇所とし、第2地点を第2の調査箇所とした場合の到達時間とすることができる。また、所定区間の距離は、第1地点を統合センタCTRとし、第2地点を調査箇所とした場合の走行距離、及び第1地点を第1の調査箇所とし、第2地点を第2の調査箇所とした場合の走行距離とすることができる。すなわち、車両情報は、調査車両Cが統合センタCTRを出発し、調査箇所を経由して帰還するまでの所要時間、及び走行距離を含む。従って、交通データ蓄積部123には、調査箇所への走行距離、及び所要時間が蓄積される。
この車両情報収集部121は、車両側から送信される情報を受信することにより、車両情報を取得してもよく、入力装置により入力された情報を受け取ることで、車両情報を取得してもよい。
路側情報収集部122は、路側情報を収集する機能部である。路側情報の一例には、道路インフラに設置されたセンサによる検出結果を用いた所定時間内に道路の所定位置を通過する車両の台数、及び時刻を含む交通量に関する情報が挙げられる。従って、交通データ蓄積部123には、時々刻々と変化する道路の混雑度合いに対応する交通量に関する情報が蓄積される。また、本実施形態では、路側情報に、調査対象エリアARの地図情報が含まれる。
この路側情報収集部122は、路側から送信される情報を受信することにより、路側情報を取得してもよく、入力装置により入力された情報を受け取ることで、路側情報を取得してもよい。
情報抽出部124は、交通データ蓄積部123、調査データ蓄積部125、及び調査領域分担・経路決定部126に接続されている。情報抽出部124は、設定された調査目的に応じた情報を抽出し、調査領域分担・経路決定部126へ出力する機能部である。すなわち、情報抽出部124は、設定された調査目的に基づいて、交通データ蓄積部123に蓄積されている交通データのうち該当する交通データを抽出する。また、情報抽出部124は、設定された調査目的に基づいて、調査データ蓄積部125に蓄積されている調査データのうち該当する調査データを抽出する。調査目的の設定は、予め定めた調査目的を設定してもよく、入力装置により入力された情報を受け取ることで、設定してもよい。
調査データ蓄積部125は、調査車両Cが調査走行経路を走行して調査箇所を調査した調査結果の情報である調査データを蓄積する機能部である。本実施形態では、調査データの一例として、道路の或る地点が設定された調査箇所SPを撮影した撮影画像を示す画像情報及び撮影画像に関連する関連情報を含む場合を説明する。調査データの一例には、撮影画像を示す画像情報として調査箇所SPを撮影した撮影画像Iを示す画像データに、撮影画像に関連する関連情報として撮影位置P、撮影情報J、及び撮影時刻tの各データを対応付けたデータセットが挙げられる。
例えば、調査対象エリアAR内の或る調査箇所SPiを撮影した場合、調査データ蓄積部125には、撮影された撮影画像Iを示す画像データに、撮影位置P(x,y)、撮影範囲及び撮影の向き等の撮影情報J、並びに撮影時刻t等のデータが対応付けて記録される。撮影画像Iは、本実施形態に係る車両経路生成システム10及び他のシステムで利用された回数、並びに重要度等の観点により、評価値Rが付与されている。
評価値Rは、撮影画像Iに対する評価を示す情報である。例えば、道路を撮影した道路画像を示す画像情報及び道路画像に関連する関連情報を調査データとして収集する場合、これまでに撮影された道路画像を示す画像情報及び撮影時にセンサにより検出された関連情報が撮影時間と共に記録される。例えば、道路画像は、道路及びその道路の周辺の構造物を含んで撮影された画像である。この道路画像によって、道路の劣化度合い等を示す道路の路面状況、及び道路の周辺に設置された構造物の位置及び形状等を示す構造物状況を確認することが可能である。また、この道路画像は、交通量が多い道路では、交通量が少ない道路と比べて路面状況及び周辺の構造物状況の変化が大きくなることが予測され、道路画像が重要になるため、評価値が高く設定されるようになっている。また、これまでに頻繁に撮影されていない調査箇所SPの撮影画像は、道路の路面状況及び周辺の構造物状況を確認する上で有効であり、調査箇所として調査することが望ましいため、高い評価値が設定されるようになっている。なお、車両経路生成システム10及び他のシステムにおける利用、及び交通状況は時々刻々と変化するため、評価値Rは時々刻々と変化する。
ところで、調査対象エリアARに含まれる道路の路面状況及び周辺の構造物状況の少なくとも一方を調査することを計画する場合、調査目的が予め定められる。調査目的の一例には、調査データが所定期間更新されていない調査箇所SPの調査を調査目的とすることが挙げられる。この調査目的による調査箇所の調査では、直近に調査が完了した調査箇所SPの調査データを除外することが可能である。従って、この調査目的の場合、情報抽出部124は、例えば特定の日付より以前の調査データを抽出すればよい。
一方、調査データ蓄積部125には、調査車両Cが撮影した撮影画像に関連する関連情報として撮影位置P、及び撮影情報J等の各データが記録されている。このため、調査データ蓄積部125に蓄積されているデータは、調査車両Cがどの調査箇所、すなわち、どの地点(x,y)に到達した際に評価値Rを報酬として得ることができたかを示す対応関係が蓄積されていると見なすことができる。そこで、この対応関係を、例えば、データベースDB{=(x,y,R)}(i=1,・・・,M:調査箇所SPの総数)として表すことで、このデータベースDBは、或る調査目的に該当する調査データと見なすことができる。すなわち、例えば、調査データが所定期間更新されていない調査箇所SPの調査を調査目的とする場合、特定の日付より以前の調査データによるデータベースDBを生成することで、該当する調査データを抽出したことに対応する。従って、情報抽出部124で実行される調査目的に応じた調査データの抽出は、前記データベースDBを生成する処理を行えばよい。
情報抽出部124から出力された調査目的に応じた情報は、調査領域分担・経路決定部126に入力されるようになっている。すなわち、情報抽出部124の出力側と、調査領域分担・経路決定部126の入力側とが接続される。調査領域分担・経路決定部126は、複数の調査車両Cの各々の調査領域の分担、及び複数の調査車両Cの各々の調査走行経路を決定する機能部である。
調査領域分担・経路決定部126は、個別の調査車両Ci(1≦i≦N)が調査対象エリアAR内のM個の調査箇所SPのどこに向かうべきかを示す調査走行経路を決定する。ここでは、説明を簡単にするため、3台の調査車両C1〜C3が16個の調査箇所SP01〜SP16を調査のために走行する調査走行経路を決定する場合を説明する。
図2は、調査対象エリア内の調査箇所、統合センタ、及び調査車両の一例を示す模式図である。図2に示す例では、調査対象エリアAR内の16個の調査箇所SP01〜SP16、統合センタCTR、及び統合センタCTRが管理する3台の調査車両C1〜C3が示されている。また、16個の調査箇所SP01〜SP16の各々には、評価値R01〜R16の各々が対応づけられている。
調査領域分担・経路決定部126は、まず、調査対象エリアARを、各々調査箇所SPを含む分割領域に、調査箇所SPに対応付けた評価値Rによって重み付け分割する。分割領域に重み付け分割することの一例には、評価値Rによる重み付けボロノイ分割することが挙げられる。この調査対象エリアARの分割は、交通データ蓄積部123に蓄積された交通データのうち情報抽出部で抽出された路側情報を用いている。なお、分割領域への重み付け分割は、評価値Rによる重み付けボロノイ分割に限定されるものではない。例えば、評価値Rに対応する大きさになるように調査対象エリアARを分割してもよい。
図3に、調査対象エリアARを、評価値Rによる重み付けボロノイ分割した一例を示す。図3に示す例では、調査対象エリアARがボロノイ分割された調査箇所SP01を含む分割領域AR01を一例として示している。図3では、分割領域AR02〜AR16の表記を省略したが、分割領域AR02〜AR16の各々は、調査箇所SP02〜SP16の各々を含む分割領域に対応する。
次に、調査領域分担・経路決定部126は、調査対象エリアARを分割した分割領域AR01〜AR16を、調査車両C毎に分類する。すなわち、16個の調査箇所SPを、3台の調査車両C1〜C3毎に、分類する。この分類では、分類された調査車両対応の調査領域内の調査箇所SPの各々を、該当する調査車両Cが調査する場合に、3台の調査車両C1〜C3の各々に、調査負荷が均等になるように、分類する。調査負荷の一例には、走行距離、及び走行時間等の調査時の走行に関係する情報が挙げられる。また、調査負荷に評価値Rを含めてもよい。これによって、3台の調査車両C1〜C3の各々が担当する調査領域が定まる。
図3に示す例では、調査車両C1の担当として、調査箇所SP01〜SP06の各々を含む分割領域の各々が分類された調査領域AR−C1が示されている。同様に、調査車両C2の担当として調査箇所SP07〜SP11の各々を含む分割領域の各々が分類された調査領域AR−C2、調査車両C3の担当として調査箇所SP12〜SP16の各々を含む分割領域の各々が分類された調査領域AR−C3が示されている。
次に、調査領域分担・経路決定部126は、3台の調査車両C1〜C3の各々がどのように調査箇所SPを巡回するか、すなわち調査走行経路を導出する。3台の調査車両C1〜C3の各々が走行して調査する調査箇所SPは、比較的に少数であるため、例えば、巡回セールスマン問題、評価値Rを用いたGreedy順、及び最短距離を用いたGreedy順などの演算により調査走行経路を決定する。そして、調査領域分担・経路決定部126は、決定した調査走行経路の各々を3台の調査車両C1〜C3の各々へ送信する。
図4に、調査領域分担・経路決定部126で決定された3台の調査車両C1〜C3の各々の調査走行経路の一例を示す。図4に示す例では、3台の調査車両C1〜C3の各々が統合センタCTRから出発し、担当する調査箇所SPを調査して、統合センタCTRへ戻る調査走行経路が示されている。
一方、3台の調査車両C1〜C3の各々は、道路の路面状況及び周辺の構造物状況の少なくとも一方を調査する車両であり、調査領域分担・経路決定部126からの調査走行経路に従って走行して、自調査車両Cが担当する調査箇所SPを調査する。
図1に示すように、複数の調査車両Cの各々に搭載された車載器14−C1〜14C−CNは、経路計画部141−C1〜141−CN、及び道路情報調査部142−C1〜142−CNを備えている。
なお、複数の調査車両C1〜CNの各々に搭載された車載器14−C1〜14−CNに含まれる経路計画部141−C1〜141−CN、及び道路情報調査部142−C1〜142−CNの各々は同様の構成である。このため、各々の区別が不要な場合には、経路計画部141及び道路情報調査部142と総称して説明する。一方、各々を区別して説明する場合には、調査車両を示す符号を付して区別して説明する。また、ここでは、複数の調査車両C1〜CNのの一例として3台の調査車両C1〜C3について説明する。
経路計画部141は、自調査車両Cが担当する調査箇所SPを調査する調査走行経路を計画する機能部である。
例えば、乗員が運転して調査車両Cを走行させる場合、経路計画部141は、担当する調査箇所SPを調査する調査走行経路を計画し、計画した調査走行経路に従って走行することを、調査車両Cを運転する乗員に促す処理を実行する。詳細には、調査領域分担・経路決定部126からの調査走行経路を示す情報を受け取り、調査走行経路に従って走行することを、調査車両Cを運転する乗員に促す処理を実行する。この調査領域分担・経路決定部126には、GPS(Global Positioning System)を用いて自調査車両Cの現在位置及び周辺地図を表示して乗員に提示するナビゲーションシステムを含むことが好ましい。このナビゲーションシステムで調査走行経路を共に表示させることで、調査車両Cを運転する乗員は自調査車両Cの現在位置、走行中の周辺環境、及び調査走行経路を確認することができる。
また、調査車両Cの運転を支援する図示しない支援装置を備えて自動的に調査車両Cを走行させる場合、経路計画部141は、担当する調査箇所SPを調査する調査走行経路を計画し、計画した調査走行経路に従って走行することを、図示しない支援装置に実行させる。詳細には、調査領域分担・経路決定部126からの調査走行経路を示す情報を受け取り、調査走行経路に従って走行することを、図示しない支援装置に出力する処理を実行する。
道路情報調査部142は、自調査車両Cが担当する調査箇所SPを調査する機能部である。すなわち、道路情報調査部142は、自調査車両Cが担当する調査箇所SPに自調査車両Cが到達した場合に、調査箇所SPを撮影し、撮影した撮影画像を示す画像情報及び撮影画像に関連する関連情報を調査データとして取得する。そして、道路情報調査部142は、取得した調査データを車両経路生成装置12に含まれる調査データ蓄積部125へ出力する。例えば、道路情報調査部142は、調査箇所SPを撮影した撮影画像Iを示す画像データである画像情報に、撮影画像に関連する関連情報として撮影位置P、撮影情報J、及び撮影時刻tの各データを対応付けたデータセットを、調査データとして出力する。
図1に示す車両経路生成装置12は、調査箇所SPを調査する調査車両Cの調査走行経路を生成する処理を実行するコンピュータを含む構成で実現できる。
図5に、車両経路生成装置12を、コンピュータ12Xを含む構成で実現した一例を示す。
図5に示すように、コンピュータ12Xは、CPU(Central Processing Unit)12A、RAM(Random Access Memory)12B、ROM(Read Only Memory)12C、及び入出力インターフェース(I/O)12Dがバス12Eを介して各々接続された構成であり、I/O12Dには通信部12F、及びハードディスク装置等の記憶部12Gが接続されている。
ROM12Cには、コンピュータ12Xに実行させる調査車両Cの調査走行経路を生成する処理に関する情報処理プログラム12Pが格納されている。CPU12Aが情報処理プログラム12PをROM12Cから読み取りRAM12Bに展開し、情報処理プログラム12Pによる処理を実行する。CPU12Aが情報処理プログラム12Pによる処理を実行することで、コンピュータ12Xは車両経路生成装置12において処理を実行する実行装置として動作する。情報処理プログラム12Pは、調査車両Cの調査走行経路を生成する各種機能を実現するためのプロセスを含む(詳細は後述)。なお、情報処理プログラム12Pは、CD−ROM等の記録媒体により提供するようにしても良い。
次に、車両経路生成装置12として動作するコンピュータ12Xの動作について説明する。コンピュータ12Xでは、情報処理プログラム12Pに含まれる図6から図9に示すプロセスの各々が実行される。
図6には、コンピュータ12Xで実行される情報処理プログラム12Pに含まれる交通データ蓄積プロセスによる処理の流れの一例が示されている。コンピュータ12Xでは、情報処理プログラム12Pに含まれる図6に示す交通データ蓄積プロセスがROM12Cから読み出されてRAM12Bに展開され、RAM12Bに展開された交通データ蓄積プロセスをCPU12Aが実行する。
ステップS100では、交通データの取得処理を実行する。ステップS100では、車両情報及び路側情報を含む情報を交通データとして取得する。このステップS100の処理は、図1に示す車両情報収集部121で収集された車両情報及び路側情報収集部122で収集された路側情報を含む情報を取得する処理の一例である。次のステップS102では、ステップS100で取得した交通データをデータベースに格納する処理を実行する。
なお、図6に示す処理は、図1に示す交通データ蓄積部123の動作の一例である。すなわち、図6に示す処理をコンピュータ12Xが実行することにより、コンピュータ12Xは、図1に示す交通データ蓄積部123として動作する。
図7には、コンピュータ12Xで実行される情報処理プログラム12Pに含まれる調査データ蓄積プロセスによる処理の流れの一例が示されている。コンピュータ12Xでは、情報処理プログラム12Pに含まれる図7に示す調査データ蓄積プロセスがROM12Cから読み出されてRAM12Bに展開され、RAM12Bに展開された調査データ蓄積プロセスをCPU12Aが実行する。
ステップS110では、道路画像データの取得処理を実行する。ステップS110では、調査車両Cが調査走行経路を走行して調査箇所を調査した調査結果の情報である調査データを取得する。このステップS110では、例えば、道路の撮影画像を示す画像情報として調査箇所SPを撮影した道路の撮影画像Iを示す道路画像データに、道路の撮影画像に関連する関連情報として撮影位置P、撮影情報J、及び撮影時刻tの各データを対応付けたデータセットを調査車両Cに搭載された車載器14から取得する。
次のステップS112では、ステップS110で取得した道路画像データに対する重要度を示す評価値Rを演算する。次のステップS114では、道路の撮影画像と重要度とを関連付けた対応関係を記憶部12Gのデータベースに格納する処理を実行する。すなわち、道路画像データに重要度を関連付けてデータベースのレコードとして記憶部12Gに格納する。図7に示す処理は、図1に示す調査データ蓄積部125の動作の一例である。すなわち、図7に示す処理をコンピュータ12Xが実行することにより、コンピュータ12Xは、図1に示す調査データ蓄積部125として動作する。
図8には、コンピュータ12Xで実行される情報処理プログラム12Pに含まれる情報抽出プロセスによる処理の流れの一例が示されている。コンピュータ12Xでは、情報処理プログラム12Pに含まれる図8に示す情報抽出プロセスがROM12Cから読み出されてRAM12Bに展開され、RAM12Bに展開された情報抽出プロセスをCPU12Aが実行する。
ステップS120では、予め設定されている調査目的を示す情報の取得処理を実行する。次のステップS122では、ステップS120で取得した情報の調査目的に応じた情報を抽出し、出力する処理を実行する。このステップS122では、交通データ蓄積プロセスで蓄積した交通データのうちステップS120で取得した情報の調査目的に該当する交通データを抽出する。また、調査データ蓄積プロセスで蓄積した調査データのうち該当する調査データを抽出する。そして、抽出した交通データ及び調査データを出力する。抽出した交通データ及び調査データを出力する処理は、調査目的に該当する交通データ及び調査データによるレコードを記憶部12Gのデータベースに格納することに対応する。
なお、図8に示す処理は、図1に示す情報抽出部124の動作の一例である。すなわち、図8に示す処理をコンピュータ12Xが実行することにより、コンピュータ12Xは、図1に示す情報抽出部124として動作する。
図9には、コンピュータ12Xで実行される情報処理プログラム12Pに含まれる経路決定プロセスによる処理の流れの一例が示されている。コンピュータ12Xでは、図9に示す経路決定プロセスがROM12Cから読み出されてRAM12Bに展開され、RAM12Bに展開された経路決定プロセスをCPU12Aが実行する。
ステップS130では、調査目的に該当する調査箇所SPの各々に重み付けする処理を実行する。すなわち、調査対象エリアAR内のM個(図2に示す例では16個)の調査箇所SPに対応された評価値Rによって調査箇所SPの各々を重み付けする。次のステップS132では、調査対象エリアARを、各々調査箇所SPを含む分割領域に分割し、調査車両C毎に分類する処理を実行する(図3参照)。ステップS132では、まず、調査対象エリアARを、各々調査箇所SPを含む分割領域AR01〜AR16に、各調査箇所SPに対応付けた評価値Rによって重み付きボロノイ分割する。次に、分割した分割領域AR01〜AR16を、調査車両C毎に分類する。これによって、3台の調査車両C1〜C3の各々が担当する調査領域AR−C1〜AR−C3が定まる(図3参照)。
次のステップS134では、調査車両C毎の調査走行経路を決定する処理を実行する。すなわち、3台の調査車両C1〜C3の各々がどのように調査箇所SPを巡回するかを定める調査走行経路の各々を導出することで、調査車両C毎の調査走行経路を決定する(図4参照)。このステップS134では、決定した調査走行経路の各々を、3台の調査車両C1〜C3の各々へ送信する処理を含む。すなわち、ステップS134では、決定した調査走行経路を示す情報の各々を通信部12Fへ出力することによって、3台の調査車両C1〜C3の各々へ調査走行経路を示す情報を送信させる。
なお、図9に示す処理は、図1に示す調査領域分担・経路決定部126の動作の一例である。すなわち、図9に示す処理をコンピュータ12Xが実行することにより、コンピュータ12Xは、図1に示す調査領域分担・経路決定部126として動作する。
一方、図1に示す調査車両Cに搭載された車載器14も、車両経路生成装置12と同様に、自調査車両Cが担当する調査箇所SPの調査データを取得し、出力する処理を実行するコンピュータを含む構成で実現できる。
図10に、車載器14を、コンピュータ14Xを含む構成で実現した一例を示す。
図10に示すように、コンピュータ14Xは、CPU(Central Processing Unit)14A、RAM(Random Access Memory)14B、ROM(Read Only Memory)14C、及び入出力インターフェース(I/O)14Dがバス14Eを介して各々接続された構成である。また、I/O14Dには通信部14F、道路の路面状況及び周辺の構造物状況を調査するセンサ14G、及びナビゲーションシステム14Hが接続されている。なお、センサ14Gは、路面状況または周辺の構造物状況の各々を単独で調査する調査車両の場合は、路面状況及び周辺の構造物状況の何れか一方を調査するセンサを用いることができる。センサ14Gの一例には、調査箇所SPを撮影し画像データを出力するカメラ、撮影時の自調査車両Cの位置を出力するGPS、撮影範囲及び撮影の向き等の撮影時のカメラの状態を出力するセンサ、及び撮影時の時刻を出力するタイマが挙げられる。
ROM14Cには、コンピュータ14Xに実行させる調査車両Cで調査した結果を示す調査データを出力する処理に関する調査プログラム14Pが格納されている。CPU14Aが調査プログラム14PをROM14Cから読み取りRAM14Bに展開し、調査プログラム14Pによる処理を実行する。CPU14Aが調査プログラム14Pによる処理を実行することで、コンピュータ14Xは車載器14において処理を実行する実行装置として動作する。なお、調査プログラム14Pは、CD−ROM等の記録媒体により提供するようにしても良い。
次に、車載器14として動作するコンピュータ14Xの動作について説明する。コンピュータ14Xでは、調査プログラム14Pの処理の流れに従って調査処理が実行される。
図11には、コンピュータ14Xで実行される調査プログラム14Pによる処理の流れの一例が示されている。コンピュータ14Xでは、調査プログラム14PがROM14Cから読み出されてRAM14Bに展開され、RAM14Bに展開された調査プログラム14PをCPU14Aが実行する。
ステップS200では、自調査車両Cが担当する調査箇所SPを調査する調査走行経路を示す情報を取得する。このステップS200では、車両経路生成装置12から出力された調査走行経路を示す情報を通信部14Fを介して取得する。次のステップS202では、ステップS200で取得した情報による調査走行経路を自調査車両Cに設定する。これにより、調査車両Cは、調査走行経路に従った走行が開始される。
例えば、乗員が運転して調査車両Cを走行させる場合、ナビゲーションシステム14Hの表示部に調査走行経路が表示されるように、ナビゲーションシステム14Hへ調査走行経路を示す情報を出力する。なお、調査車両Cがナビゲーションシステム14Hに代えて調査車両Cの運転を支援する支援装置を備え、支援装置により自動的に調査車両Cを走行させる場合は、調査走行経路を示す情報を支援装置へ出力すればよい。これらのステップS200及びステップS202の処理は、自調査車両Cが担当する調査箇所SPを調査する調査走行経路を計画する処理の一例である。
なお、図11に示すステップS200及びステップS202の処理は、図1に示す経路計画部141の動作の一例である。すなわち、図11に示すステップS200及びステップS202の処理をコンピュータ14Xが実行することにより、コンピュータ14Xは、図1に示す経路計画部141として動作する。
次のステップS204では、調査走行経路に従った走行中に、調査車両Cの位置が調査箇所SPに到達したか否かを判断する。ステップS204は、調査車両Cの位置が調査箇所SPに到達するまで否定判断を繰り返し、肯定判断した場合にステップS206へ処理を移行する。
ステップS206では、自調査車両Cが担当する調査箇所SPを撮影する撮影処理を実行した後に、ステップS208へ処理を移行する。ステップS206では、調査箇所SPを撮影し、撮影した撮影画像を示す画像情報及び撮影画像に関連する関連情報を取得し、画像情報及び関連情報を関連付けた調査データを生成する。このステップS206では、生成した調査データを一時的に記憶しておく。
次のステップS208では、自調査車両Cが担当する調査箇所SPのうち撮影処理が未完の調査箇所SPが残存するか否かを判別することにより、調査が終了したか否かを判断する。ステップS208で否定判断した場合は、ステップS204へ処理を戻し、撮影処理が未完の調査箇所SPの撮影処理を実行する。一方、ステップS208で肯定判断した場合は、ステップS210へ処理を移行する。
ステップS210では、ステップS206で一時的に記憶した調査データを車両経路生成装置12へ通信部14Fを介して送信する。
なお、前記では、生成した調査データを一時的に記憶しておき、調査が終了した場合に、一時的に記憶した調査データを車両経路生成装置12へ送信する処理の一例を説明したが、この処理に限定されるものではない。例えば、生成した調査データを、車両経路生成装置12へ通信部14Fを介して逐次送信してもよい。
また、第1実施形態では、道路に関係する状況として路面状況及び構造物状況の少なくとも一方の状況を調査する場合を説明したが、道路に関係する状況は、道路の路面状況及び構造物状況の少なくとも一方に限定されるものではない。
以上説明したように第1実施形態によれば、一般車両と共に道路を走行して道路に関係する状況を調査する場合に、調査の実施に関係する調査負荷が抑制される
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。なお、第2実施形態は第1実施形態と略同様の構成のため、同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
第2実施形態は、調査対象エリアARにおいて時々刻々と変化する交通状況に応じて調査走行経路の変更、及び各調査車両Cが担当する調査箇所SPの変更の少なくとも一方を行うものである。
例えば、調査対象エリアAR内における道路の少なくとも一部に車両が滞留する所謂渋滞が生じる場合がある。この渋滞が生じている道路が或る調査車両Ciの調査走行経路に含まれる場合、或る調査車両Ciの調査走行経路を決定したときの調査負荷に比べて、調査負荷が著しく増大する。すなわち、或る調査車両Ciの担当として分類された調査領域AR−Ciに含まれる調査箇所SPの全ての調査に要する時間は、調査走行経路を決定したときに計画された調査時間に比べて、増大することが予測される。調査に要する時間の増大によって、或る調査車両Ciの担当として分類された調査領域AR−Ciに含まれる調査箇所SPの調査の完了が困難になる虞がある。
そこで、第2実施形態では、渋滞が発生する可能性が高い渋滞予測領域を予測し、渋滞予測領域を迂回する調査走行経路を再決定する。
図12に、第2実施形態に係る車両経路生成装置13の構成の一例を示す。
図12に示すように、第2実施形態に係る車両経路生成装置13は、図1に示す車両経路生成装置12の構成に、渋滞発生マップ生成部127、及び迂回経路生成部128を追加して構成する。
渋滞発生マップ生成部127、及び迂回経路生成部128は、交通データ蓄積部123に接続されており、各々交通データが入力されるようになっている。
渋滞発生マップ生成部127は、入力された交通データを用いて、渋滞が発生する可能性が高い渋滞予測領域を予測し、予測した渋滞予測領域を含む渋滞発生マップを生成する機能部である。渋滞発生マップ生成部127は、生成した渋滞発生マップを示す情報を、調査領域分担・経路決定部126、及び迂回経路生成部128の各々に出力するように接続されている。
迂回経路生成部128は、渋滞発生マップ生成部127で予測した渋滞予測領域を迂回する迂回経路を生成する機能部である。迂回経路生成部128は、生成した迂回経路を示す情報を、調査領域分担・経路決定部126に出力するように接続されている。
調査領域分担・経路決定部126は、渋滞発生マップ生成部127からの渋滞発生マップを示す情報、及び迂回経路生成部128からの迂回経路を考慮して、複数の調査車両Cの各々の調査領域の分担を再決定すると共に、複数の調査車両Cの各々の調査走行経路を再決定する。
図13に、渋滞が発生する可能性が高い渋滞予測領域ARxを含む調査対象エリアARの一例を示す。
図13に示す例では、調査車両C2の担当として分類された調査領域AR−C2、及び調査車両C3の担当として分類された調査領域AR−C3が示されている。また、図13に示す例では、渋滞発生マップ生成部127により生成された渋滞発生マップとして、調査箇所SP13と調査箇所SP14との間に渋滞予測領域ARxが存在している。
迂回経路生成部128は、渋滞予測領域ARxを迂回する迂回経路を生成する。すなわち、迂回経路生成部128は、渋滞予測領域ARxを調査走行経路から除外した迂回経路を生成する。そして、調査領域分担・経路決定部126は、渋滞発生マップ生成部127による渋滞発生マップ、及び迂回経路生成部128による迂回経路を考慮して、複数の調査車両Cの各々の調査領域の分担を再決定すると共に、複数の調査車両Cの各々の調査走行経路を再決定する。
なお、第2実施形態に係る調査領域分担・経路決定部126では、渋滞予測領域ARxに関係性が高い他の調査車両C、例えば、渋滞予測領域ARxに最も近い他の調査車両Cのみを追加して、再決定することが好ましい。このようにすることで、調査領域分担・経路決定部126における演算負荷が抑制される。例えば、図13に示す例では、渋滞予測領域ARxを含む調査領域を担当する調査車両C3と、渋滞予測領域ARxに最も近い調査車両C2との各々が担当する調査領域、及び調査走行経路を演算対象とする。
図14に、調査領域分担・経路決定部126で再決定した調査領域、及び調査走行経路の一例を示す。
図14に示す例では、調査箇所SP14を含む分割領域AR14は、当初決定された調査車両C3の担当として分類された調査領域AR−C3から、調査車両C2の担当である調査領域AR−C2に分類が変更されている。また、調査車両C3の調査走行経路は、調査箇所SP14に関係する経路(図14で調査箇所SP13とSP14を結ぶ点線、及び調査箇所SP14とSP15を結ぶ点線)が除外され、新たな経路(図14で調査箇所SP13とSP15を結ぶ一点鎖線)が決定されている。調査車両C2の調査走行経路は、当初決定された経路(図14で調査箇所SP11と統合センタCTRを結ぶ点線)が除外され、新たな経路(図14で調査箇所SP11とSP14を結ぶ一点鎖線、及び調査箇所SP14と統合センタCTRを結ぶ一点鎖線)が決定されている。
第2実施形態に係る調査領域分担・経路決定部126で実行される再決定処理は、図15に示す経路決定プロセスの実行により実現できる。
図15に、第2実施形態に係るコンピュータ12Xで実行される情報処理プログラム12Pに含まれる経路決定プロセスによる処理の流れの一例を示す。コンピュータ12Xでは、図15に示す経路決定プロセスがROM12Cから読み出されてRAM12Bに展開され、RAM12Bに展開された経路決定プロセスをCPU12Aが実行する。すなわち、図15に示す処理は、第2実施形態に係る調査領域分担・経路決定部126の動作の一例であり、図15に示す再決定処理をコンピュータ12Xが実行することにより、コンピュータ12Xは、第2実施形態に係る調査領域分担・経路決定部126として動作する。CPU12Aは、図15に示す再決定処理を定期的に実行する
ステップS130Aでは、渋滞発生マップ及び迂回経路の各々を示す情報を取得し、次のステップS130Bで、調査領域の分担の再決定、及び調査走行経路の再決定の少なくとも一方の再設定を行うか否かを判断する。ステップS130Aで、渋滞発生マップを示す情報を取得する処理は、渋滞発生マップ生成部127で生成された渋滞発生マップを示す情報を取得する処理の一例である。また、ステップS130Aで、迂回経路を示す情報を取得する処理は、迂回経路生成部128で生成された迂回経路を示す情報を取得する処理の一例である。ステップS130Bは、渋滞が発生する可能性が高い渋滞予測領域ARxが予め定めた閾値の大きさを超えた場合に、肯定判断する。すなわち、渋滞予測領域ARxが予め定めた閾値の大きさを超えた場合、渋滞が発生する可能性が高い領域が存在することとして、渋滞予測領域ARxを迂回する調査領域の分担の再決定、及び調査走行経路の再決定する処理へ移行する。一方、ステップS130Bで否定判断した場合は、本処理ルーチンを終了する。
ステップS130Bで肯定判断した場合、ステップS130で、調査箇所SPの重み付けを行い、次のステップS132で、調査対象エリアARを、各々調査箇所SPを含む分割領域に分割し、調査車両C毎に再分類する処理を実行する(図13参照)。次のステップS134では、調査車両C毎の調査走行経路を再決定する処理を実行した後に、本処理ルーチンを終了する。
以上説明したように第2実施形態によれば、調査車両Cの調査走行経路について、渋滞が生じた道路を迂回する調査走行経路を導出して実行する場合と比べて、複数の調査車両における調査負荷を総合的に抑制できる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について説明する。なお、第3実施形態は第1実施形態と略同様の構成のため、同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
例えば、時々刻々と変化する交通状況に応じて調査走行経路の変更、及び各調査車両Cが担当する調査箇所SPの変更について、調査対象エリアARの全域を対象として実施すると車両経路生成装置12で実施される演算の演算量は膨大になる。そこで、第3実施形態では、複数の調査車両Cで相互に情報授受を行い、各々が担当する調査領域の分類の更新、及び決定された調査走行経路の更新の処理を、複数の調査車両Cにおいて実行する。これによって、車両経路生成システム10における演算は効率的に行うことができる。
図16に、第3実施形態に係る車両経路生成システム10における複数の調査車両C1〜CNの各々に搭載された車載器14−C1〜14−CNの各々の構成の一例を示す。
図16に示すように、第3実施形態に係る調査車両Cに搭載された車載器14に含まれる経路計画部141は、自車両状況検出部141A、計画更新部141B、及び通信部141Cを備えている。
自車両状況検出部141Aは、自調査車両Cの調査状況を検出する機能部である。自調査車両Cの調査状況を示す情報の一例として、自調査車両Cで実行した調査の完了領域、及び自調査車両Cの現在位置を示す情報が挙げられる。自車両状況検出部141Aにおける自調査車両Cで実行した調査の完了領域の検出は、例えば、撮影等の調査が完了した調査箇所SPを計数し、計数した調査箇所SPを含む分割領域を特定することで、検出することができる。また、自調査車両Cの現在位置の検出は、ナビゲーションシステム等の自車両位置検出装置からの検出結果を用いて検出することができる。
通信部141Cは、自調査車両Cの調査状況を示す情報を他の調査車両Cとの間で通信する機能部である。この通信部141Cによって、自調査車両Cと他の調査車両Cとの間で、互いに調査状況を示す情報を授受することができる。
計画更新部141Bは、調査領域分担・経路決定部126(図1)と同様の構成であり、調査車両Cが担当する調査領域、及び調査走行経路について当初の計画を更新する機能部である。すなわち、計画更新部141Bは、自車両状況検出部141Aで検出した自調査車両Cの調査状況を示す情報と、通信部141Cで授受した他の調査車両Cの調査状況を示す情報と、を用いて、調査車両Cが担当する調査領域、及び調査走行経路を再決定する。この再決定により変更された他の調査車両が担当する調査領域、及び調査走行経路を通知する。これによって、他の調査車両Cでは、他の調査車両が担当する調査領域、及び調査走行経路を容易に変更し、更新することができる。
第3実施形態に係る車載器14で実行される処理は、図17に示す更新プロセスの実行により実現できる。
図17に、第3実施形態に係るコンピュータ14Xで実行される調査プログラム14Pに含まれる更新プロセスによる処理の流れの一例を示す。コンピュータ14Xでは、図17に示す更新プロセスがROM14Cから読み出されてRAM14Bに展開され、RAM14Bに展開された更新プロセスをCPU14Aが実行する。すなわち、図17に示す処理は、第3実施形態に係る経路計画部141の動作の一例であり、図17に示す更新処理をコンピュータ14Xが実行することにより、コンピュータ14Xは、第3実施形態に係る経路計画部141として動作する。CPU14Aは、図17に示す更新処理を定期的に実行する。
ステップS220では、自調査車両Cの調査状況を示す情報を取得し、次のステップS222で、調査領域の分担の再決定、及び調査走行経路の再決定の少なくとも一方の再設定を行うか否かを判断する。ステップS220で、自調査車両Cの調査状況を示す情報を取得する処理は、自車両状況検出部141Aで検出された自調査車両Cで実行した調査の完了領域、及び自調査車両Cの現在位置を示す情報を取得する処理の一例である。
また、ステップS222では、予め定めた再決定条件に適合するか否かを判別することで、再設定を行うか否かを判断する。予め定めた再決定条件の一例には、ステップS220で取得した情報が示す自調査車両Cの調査状況と、車両経路生成装置12から受け取った自調査車両Cの調査計画とを比較し、その差が予め定めた閾値を超えた場合を再決定を行うとする条件が挙げられる。また、再決定条件の他例には、他の調査車両Cから再決定が要求された場合に再決定を行うとする条件が挙げられる。ステップS222で否定判断した場合は、本処理ルーチンを終了し、肯定判断した場合はステップS224へ処理を移行する。
ステップS224では、相互に再決定を行う他の調査車両Cを協調車両として探索する。このステップS224では、通信部141Cにより、例えば、調査領域が隣接する他の調査車両Cを探索することで、協調車両を探索する。
次のステップS226では、ステップS224の探索結果の他の調査車両の調査領域と自調査車両の調査領域とを合成した領域について、調査箇所SPの重み付けを行う。このステップS226では、図15に示すステップS130と同様の処理が行われる。次のステップS228では、ステップS226で合成した調査領域を、各々調査箇所SPを含む分割領域に分割し、自調査車両Cと他の調査車両Cに再分類する処理を実行する。このステップS228では、図15に示すステップS132と同様の処理が行われる。
次のステップS230では、自調査車両Cと他の調査車両Cとの各々の調査走行経路を再決定する処理を実行する。このステップS230では、図15に示すステップS134と同様の処理が行われる。なお、ステップS230では、自調査車両Cのみの調査走行経路を再決定する処理を実行してもよい。この場合、他の調査車両Cの調査走行経路を再決定する処理を他の調査車両Cの車載器14で実行させるため、他の調査車両Cに再分類した調査領域を示す情報を他の調査車両Cへ送信する。次のステップS232では、現在の調査走行経路を、ステップS230で再決定した調査走行経路で更新する。
このように、第3実施形態では、複数の調査車両の調査走行経路を一括して導出する場合と比べて、車車間通信した調査車両で調査走行経路を導出でき、調査走行経路を導出する演算負荷を軽減できる。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態について説明する。第4実施形態は、調査車両における演算負荷を軽減する場合の一例である。なお、第4実施形態は第3実施形態と略同様の構成のため、同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図18に、第4実施形態に係る車両経路生成システム10における複数の調査車両C1〜CNの各々に搭載された車載器14−C1〜14−CNの各々の構成の一例として、調査車両C1に搭載された車載器14−C1の構成の一例を示す。
図18に示すように、第4実施形態に係る調査車両C1に搭載された車載器14−C1に含まれる経路計画部141−C1は、差分照合部141D−C1を備えている。
第4実施形態では、通信部141Cは、車両経路生成装置12の交通データ蓄積部123と通信する。すなわち、時々刻々と変化する交通状況に応じた交通データが通信される。
差分照合部141D−C1は、交通データ蓄積部123からの交通データと、自車両情報検出部141A−C1で検出した自調査車両Cの調査状況ととの差分情報を導出する機能部である。この差分情報の一例として、自調査車両Cが担当する調査領域のうち、自調査車両Cで実行した調査の完了領域を差し引いた残存領域を示す情報が挙げられる。
計画更新部141Bは、差分照合部141D−C1で導出された残存領域について、調査車両C1が担当する調査領域、及び調査走行経路を再決定する。この再決定により残存領域の調査を時々刻々と変化する交通状況に応じて実施することができる。また、差分情報を用いることで、車載器14−C1における演算負荷が抑制される。
このように、第4実施形態では、差分情報を用いることによって、車載器14における演算負荷を抑制することができる。
以上、各実施の形態を用いて説明したが、開示の技術の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に多様な変更または改良を加えることができ、当該変更または改良を加えた形態も開示の技術の技術的範囲に含まれる。
10 車両経路生成システム
12 車両経路生成装置
12P 情報処理プログラム
14 車載器
14P 調査プログラム
121 車両情報収集部
122 路側情報収集部
123 交通データ蓄積部
124 情報抽出部
125 調査データ蓄積部
126 調査領域分担・経路決定部
127 渋滞発生マップ生成部
128 迂回経路生成部
141 経路計画部
142 道路情報調査部
AR 調査対象エリア
ARx 渋滞予測領域
C 調査車両
CTR 統合センタ
SP 調査箇所

Claims (9)

  1. 調査エリア内の道路の路面状況及び前記道路の周辺の構造物状況の少なくとも一方を含む前記道路に関係する状況を調査する複数の調査箇所の各々を示す調査箇所情報、及び前記調査エリア内の交通状況を示す交通状況情報を取得する取得部と、
    前記取得部で取得した調査箇所情報に基づいて、前記複数の調査箇所を、異なる複数の調査車両毎に、前記複数の調査箇所のうち少なくとも1つの調査箇所を分類する分類部と、
    前記取得部で取得した前記調査箇所情報、及び前記交通状況情報に基づいて、前記複数の調査車両毎に、分類された少なくとも1つの調査箇所における調査走行経路の各々を決定する決定部と、
    を備えた車両経路生成装置。
  2. 前記決定部で決定された前記調査走行経路の各々を、前記分類部で分類された前記複数の調査車両の各々に送信する送信部を含む
    請求項1に記載の車両経路生成装置。
  3. 前記取得部は、前記調査エリア内の過去の交通状況を示す交通状況情報を蓄積した蓄積部から前記交通状況情報を取得する
    請求項1又は請求項2に記載の車両経路生成装置。
  4. 前記決定部は、前記交通状況情報に特定の道路の渋滞を示す渋滞情報が含まれ、かつ前記特定の道路が前記調査走行経路に含まれている場合、前記特定の道路が前記調査走行経路に含まれている調査車両の前記特定の道路の前記調査走行経路に従った先の調査箇所を除外して該調査車両の調査走行経路を再決定すると共に、前記特定の道路の前記調査走行経路に従った先の調査箇所を他の調査車両の調査箇所に追加して他の調査車両の調査走行経路を再決定する
    請求項1から請求項3の何れか1項に記載の車両経路生成装置。
  5. 前記取得部は、前記複数の調査車両の各々の調査完了状況、及び現在位置を示す車両情報をさらに取得し、
    各々残存する調査箇所が閾値以下の個数になるように、複数の調査車両各々の調査走行経路を再決定する
    請求項1から請求項4の何れか1項に記載の車両経路生成装置。
  6. 前記複数の調査車両の各々は、前記複数の調査車両の各々の調査完了状況を示す調査完了情報、及び現在位置を示す車両情報を車車間通信する通信部と、前記決定部で決定された前記調査走行経路の各々を格納する格納部と、前記格納部に格納された調査情報、及び前記通信部で車車間通信された前記車両情報に基づいて、自調査車両の調査走行経路を導出する導出部とを備える
    請求項1から請求項4の何れか1項に記載の車両経路生成装置。
  7. 前記通信部は、前記調査エリア内の交通状況を示す交通状況情報をさらに取得し、
    前記導出部は、前記交通状況情報、及び前記調査完了情報に基づいて、残存する調査箇所のうち現在位置周辺の調査箇所を含む自調査車両の調査走行経路を導出する
    請求項6に記載の車両経路生成装置。
  8. コンピュータに、
    請求項1から請求項7の何れか1項に記載された車両経路生成装置の各部の処理を実行させる
    ことを含む車両経路生成方法。
  9. コンピュータを、請求項1から請求項7の何れか1項に記載された車両経路生成装置の各部として機能させるための車両経路生成プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112729316A (zh) * 2019-10-14 2021-04-30 北京图森智途科技有限公司 自动驾驶车辆的定位方法、装置、车载设备、系统及车辆
WO2024075836A1 (ja) * 2022-10-07 2024-04-11 株式会社Jvcケンウッド 経路設定装置および経路設定方法

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