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JP2019067950A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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JP2019067950A JP2017192730A JP2017192730A JP2019067950A JP 2019067950 A JP2019067950 A JP 2019067950A JP 2017192730 A JP2017192730 A JP 2017192730A JP 2017192730 A JP2017192730 A JP 2017192730A JP 2019067950 A JP2019067950 A JP 2019067950A
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真悟 土持
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Abstract

【課題】絶縁基板を有する半導体装置の製造工程において、外部接続端子の位置精度が悪化することを抑制する。【解決手段】本明細書で開示される半導体装置の製造方法は、絶縁層の両面に金属層がそれぞれ設けられた絶縁基板を用意する工程と、複数の外部接続端子が設けられたリードフレームを用意する工程と、絶縁基板の一方の金属層とリードフレームとを接合する工程と、絶縁基板の前記一方の金属層上に半導体素子を配置する工程とを備える。【選択図】図7

Description

本明細書が開示する技術は、絶縁基板を有する半導体装置の製造方法に関する。
近年、パワー半導体分野において、炭化ケイ素等の採用による半導体素子の許容電力の向上により、半導体装置内部での発熱量が増大することが予想される。そのため、半導体装置において更なる耐熱性能の向上が求められており、その手法のひとつとして、絶縁基板を採用することが考えられる。ここでいう絶縁基板とは、絶縁層の両面にそれぞれ金属層が設けられた基板を意味する。特許文献1には、このような絶縁基板を有する半導体装置が開示されている。
特開2012−146760号公報
上記した半導体装置の製造工程では、半導体素子を外部へ電気的に接続するための複数の外部接続端子を、絶縁基板の金属層や半導体素子へそれぞれ接合する必要がある。こうした場合、複数の外部接続端子は各々接合されるため、外部接続端子同士の位置精度にばらつきが生じ、半導体装置の組付性が悪くなることがある。一方で、先ず、外部接続端子と絶縁基板を構成する金属層とが一体化したリードフレームを作製した後、その金属層上に絶縁層を接合するといった製造方法も考えられる。しかしながら、このような製造方法によると、絶縁層を接合する際に高温処理をする必要があるが、その高温により外部接続端子が軟化することがあり、結果として外部接続端子同士の位置精度は悪くなるおそれがある。本明細書は、絶縁基板を有する半導体装置の製造工程において、外部接続端子の位置精度が悪化することを抑制し得る技術を提供する。
本明細書が開示する半導体装置の製造方法は、絶縁層の両面に金属層がそれぞれ設けられた絶縁基板を用意する工程と、複数の外部接続端子が設けられたリードフレームを用意する工程と、絶縁基板の一方の金属層とリードフレームとを接合する工程と、絶縁基板の前記一方の金属層上に半導体素子を配置する工程とを備える。
この製造方法では、先ず、絶縁層の両面に金属層がそれぞれ設けられた絶縁基板と、複数の外部接続端子が設けられたリードフレームとをそれぞれ用意する。次いで、絶縁基板の一方の金属層とリードフレームとを互いに接合することによって、それらを一体化する。このような製造方法によると、リードフレームに設けられた複数の外部接続端子が、絶縁基板に対して同時に位置決めされることから、外部接続端子同士の位置精度をそのまま維持することができる。また、絶縁基板とリードフレームとを個別に用意することができるので、絶縁基板を用意する過程で高温処理が必要になるとしても、それによって外部接続端子の位置精度が悪化することもない。
実施例の半導体装置10の平面図を示す。 実施例の半導体装置10の内部構造を示す。 図1中のIII−III線における断面図を示す。 図1中のIV−IV線における断面図を示す。 半導体装置10の一製造工程を説明する図であって、用意される第1下側絶縁基板26及び第2下側絶縁基板46を示す。 半導体装置10の一製造工程を説明する図であって、用意されるリードフレーム4を示す。 半導体装置10の一製造工程を説明する図であって、第1下側絶縁基板26及び第2下側絶縁基板46に接合されたリードフレーム4を示す。 半導体装置10の一製造工程を説明する図であって、第1下側絶縁基板26及び第2下側絶縁基板46上に、第1半導体素子20及び第2半導体素子40等が組み付けられた様子を示す。 半導体装置10の一製造工程を説明する図であって、第1上側絶縁基板22及び第2上側絶縁基板42が組み付けられた様子を示す。 半導体装置10の一製造工程を説明する図であって、成形された封止体12及びリードフレーム4の不要部分が除去された様子を示す。 継手60をさらに含む変形例のリードフレーム4aを示す。 変形例のリードフレーム4aを採用した半導体装置10aを示す。
図面を参照して、実施例の半導体装置10について説明する。本実施例の半導体装置10は、例えば電気自動車、ハイブリッド車、燃料電池車といった電動自動車において、コンバータやインバータといった電力変換回路に用いることができる。但し、半導体装置10の用途は特に限定されない。半導体装置10は、様々な装置や回路に広く採用することができる。
図1、図2、図3、図4に示すように、半導体装置10は、第1半導体素子20と、第2半導体素子40と、封止体12と、複数の外部接続端子14、15、16、18、19を備える。第1半導体素子20と第2半導体素子40は、封止体12の内部に封止されている。封止体12は、特に限定されないが、例えばエポキシ樹脂といった熱硬化性樹脂で構成されている。各々の外部接続端子14、15、16、18、19は、封止体12の外部から内部に亘って延びており、封止体12の内部で第1半導体素子20及び第2半導体素子40の少なくとも一方に電気的に接続されている。一例ではあるが、複数の外部接続端子14、15、16、18、19には、電力用であるP端子14、N端子15及びO端子16と、信号用である複数の第1信号端子18及び複数の第2信号端子19が含まれる。
第1半導体素子20は、上面電極20aと下面電極20bとを有する。上面電極20aは第1半導体素子20の上面に位置しており、下面電極20bは第1半導体素子20の下面に位置している。第1半導体素子20は、上下一対の電極20a、20bを有する縦型の半導体素子である。同様に、第2半導体素子40は、上面電極40aと下面電極40bとを有する。上面電極40aは第2半導体素子40の上面に位置しており、下面電極40bは第2半導体素子40の下面に位置する。即ち、第2半導体素子40についても、上下一対の電極40a、40bを有する縦型の半導体素子である。本実施例における第1半導体素子20と第2半導体素子40は、互いに同種の半導体素子であり、詳しくはIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)とダイオードとを内蔵するRC−IGBT(Reverse Conducting IGBT)素子である。
但し、第1半導体素子20と第2半導体素子40の各々は、RC−IGBT素子に限定されず、例えばMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)素子といった他のパワー半導体素子であってもよい。あるいは、第1半導体素子20と第2半導体素子40の各々は、ダイオード素子とIGBT素子(又はMOSFET素子)といった二以上の半導体素子に置き換えられてもよい。第1半導体素子20と第2半導体素子40の具体的な構成は特に限定されず、各種の半導体素子を採用することができる。この場合、第1半導体素子20と第2半導体素子40は、互いに異種の半導体素子であってもよい。また、第1半導体素子20と第2半導体素子40の各々は、例えばシリコン(Si)、炭化ケイ素(SiC)、又は窒化ガリウム(GaN)といった各種の半導体材料を用いて構成されることができる。
半導体装置10は、第1上側絶縁基板22と第1導体スペーサ24と第1下側絶縁基板26とをさらに備える。第1上側絶縁基板22は、絶縁層28と、絶縁層28の一方側に設けられた内側金属層30と、絶縁層28の他方側に設けられた外側金属層32とを有する。内側金属層30と外側金属層32は、絶縁層28によって互いに絶縁されている。第1上側絶縁基板22の内側金属層30は、第1導体スペーサ24を介して、第1半導体素子20の上面電極20aに電気的に接続されている。特に限定されないが、本実施例ではこの接続にはんだ付けが採用されており、第1上側絶縁基板22と第1導体スペーサ24との間、及び、第1導体スペーサ24と第1半導体素子20との間に、それぞれはんだ層23、25が形成されている。
一例ではあるが、本実施例における第1上側絶縁基板22は、DBC基板である。絶縁層28は、例えば酸化アルミニウム、窒化シリコン、窒化アルミニウム等といったセラミックで構成されており、内側金属層30と外側金属層32とのそれぞれは、銅で構成されている。但し、第1上側絶縁基板22はDBC基板に限定されない。絶縁層28については、セラミックに限定されず、他の絶縁体で構成されてもよい。内側金属層30と外側金属層32とについては、銅に限定されず、他の金属で構成されてもよい。そして、絶縁層28と各金属層30、32との間の接合構造についても、特に限定されない。また、本実施例における第1導体スペーサ24は、銅−モリブデン合金によって構成されている。但し、第1導体スペーサ24についても、銅−モリブデン合金に限定されず、例えば純銅又はその他の銅合金といった他の導体で構成されてもよい。
第1下側絶縁基板26は、絶縁層34と、絶縁層34の一方側に設けられた内側金属層36と、絶縁層34の他方側に設けられた外側金属層38とを有する。内側金属層36と外側金属層38は、絶縁層34によって互いに絶縁されている。第1下側絶縁基板26の内側金属層36は、第1半導体素子20の下面電極20bに電気的に接続されている。特に限定されないが、本実施例ではこの接続にはんだ付けが採用されており、第1半導体素子20と第1下側絶縁基板26との間に、はんだ層27が形成されている。
一例ではあるが、本実施例における第1下側絶縁基板26は、DBC基板である。絶縁層34は、例えば酸化アルミニウム、窒化シリコン、窒化アルミニウム等といったセラミックで構成されており、内側金属層36と外側金属層38とのそれぞれは、銅で構成されている。但し、第1下側絶縁基板26はDBC基板に限定されない。絶縁層34については、セラミックに限定されず、他の絶縁体で構成されてもよい。内側金属層36と外側金属層38とについては、銅に限定されず、他の金属で構成されてもよい。そして、絶縁層34と各金属層36、38との間の接合構造についても、特に限定されない。
第1上側絶縁基板22の外側金属層32は、封止体12の上面12aに露出している。これにより、第1上側絶縁基板22は、半導体装置10の電気回路の一部を構成するだけでなく、主に第1半導体素子20の熱を外部に放出する放熱板としても機能する。同様に、第1下側絶縁基板26の外側金属層38は、封止体12の下面12bに露出している。これにより、第1下側絶縁基板26についても、半導体装置10の電気回路の一部を構成するだけでなく、主に第1半導体素子20の熱を外部に放出する放熱板としても機能する。このように、本実施例の半導体装置10は、封止体12の上下の両面12a、12bに外側金属層32、38が露出する両面冷却構造を有する。
半導体装置10は、第2上側絶縁基板42と第2導体スペーサ44と第2下側絶縁基板46とをさらに備える。第2上側絶縁基板42は、絶縁層48と、絶縁層48の一方側に設けられた内側金属層50と、絶縁層48の他方側に設けられた外側金属層52とを有する。内側金属層50と外側金属層52は、絶縁層48によって互いに絶縁されている。第2上側絶縁基板42の内側金属層50は、第2導体スペーサ44を介して、第2半導体素子40の上面電極40aに電気的に接続されている。特に限定されないが、本実施例ではこの接続にはんだ付けが採用されており、第2上側絶縁基板42と第2導体スペーサ44との間、及び、第2導体スペーサ44と第2半導体素子40との間に、それぞれはんだ層43、45が形成されている。
一例ではあるが、本実施例における第2上側絶縁基板42は、DBC基板である。絶縁層48は、例えば酸化アルミニウム、窒化シリコン、窒化アルミニウム等といったセラミックで構成されており、内側金属層50と外側金属層52とのそれぞれは、銅で構成されている。但し、第2上側絶縁基板42はDBC基板に限定されない。絶縁層48については、セラミックに限定されず、他の絶縁体で構成されてもよい。内側金属層50と外側金属層52とについては、銅に限定されず、他の金属で構成されてもよい。そして、絶縁層48と各金属層50、52との間の接合構造についても、特に限定されない。また、本実施例における第2導体スペーサ44は、銅−モリブデン合金によって構成されている。但し、第2導体スペーサ44についても、銅−モリブデン合金に限定されず、例えば純銅又はその他の銅合金といった他の導体で構成されてもよい。
第2下側絶縁基板46は、絶縁層54と、絶縁層54の一方側に設けられた内側金属層56と、絶縁層54の他方側に設けられた外側金属層58とを有する。内側金属層56と外側金属層58は、絶縁層54によって互いに絶縁されている。第2下側絶縁基板46の内側金属層56は、第2半導体素子40の下面電極40bに電気的に接続されている。特に限定されないが、本実施例ではこの接続にはんだ付けが採用されており、第2半導体素子40と第1下側絶縁基板46との間に、はんだ層47が形成されている。
一例ではあるが、本実施例における第2下側絶縁基板46は、DBC基板である。絶縁層54は、例えば酸化アルミニウム、窒化シリコン、窒化アルミニウム等といったセラミックで構成されており、内側金属層56と外側金属層58とのそれぞれは、銅で構成されている。但し、第2下側絶縁基板46はDBC基板に限定されない。絶縁層54については、セラミックに限定されず、他の絶縁体で構成されてもよい。内側金属層56と外側金属層58とについては、銅に限定されず、他の金属で構成されてもよい。そして、絶縁層54と各金属層56、58との間の接合構造についても、特に限定されない。
第2上側絶縁基板42の外側金属層52は、封止体12の上面12aに露出している。これにより、第2上側絶縁基板42は、半導体装置10の電気回路の一部を構成するだけでなく、主に第2半導体素子40の熱を外部に放出する放熱板としても機能する。同様に、第2下側絶縁基板46の外側金属層58は、封止体12の下面12bに露出している。これにより、第2下側絶縁基板46は、半導体装置10の電気回路の一部を構成するだけでなく、主に第2半導体素子40の熱を外部に放出する放熱板としても機能する。このように、本実施例の半導体装置10は、第2半導体素子40に関しても、封止体12の上下の両面12a、12bに外側金属層32、38が露出する両面冷却構造を有する。
半導体装置10はさらに、導体で構成された継手60を有する。継手60は、封止体12の内部に位置しており、第1上側絶縁基板22の内側金属層30と第2下側絶縁基板46の内側金属層56との間を電気的に接続している。これにより、第1半導体素子20と第2半導体素子40は、継手60を介して直列に接続されている。一例ではあるが、本実施例の継手60は銅で構成されており、第1上側絶縁基板22の内側金属層30にはんだ層62を介して接合されているとともに、第2下側絶縁基板46の内側金属層56には溶接によって接合されている。
前述したように、半導体装置10は、外部接続端子として、P端子14、N端子15及びO端子16を備える。本実施例におけるP端子14、N端子15及びO端子16は、銅で構成されている。但し、P端子14、N端子15及びO端子16は、銅に限定されず、他の導体で構成されてもよい。P端子14は、封止体12の内部において、第1下側絶縁基板26の内側金属層36に接合されている。N端子15は、封止体12の内部において、第2上側絶縁基板42の内側金属層50に接合されている。そして、O端子16は、第2下側絶縁基板46の内側金属層56に接合されている。一例ではあるが、P端子14及びO端子16は、それぞれ第1下側絶縁基板26の内側金属層36及び第2下側絶縁基板46の内側金属層56に、溶接によって接合されている。なお、本明細書の図中に示す範囲WLは、溶接による接合箇所を示す。
複数の第1信号端子18は、ボンディングワイヤ18aを介して第1半導体素子20に接続されており、複数の第2信号端子19は、ボンディングワイヤ19aを介して第2半導体素子40に接続されている。なお、第1信号端子18及び第2信号端子19の数や具体的な構成は特に限定されない。また、半導体装置10は、第1信号端子18及び第2信号端子19を必ずしも備える必要はない。
次に、図5−図10を参照して、半導体装置10の製造方法について説明する。先ず、図5に示すように、第1下側絶縁基板26と第2下側絶縁基板46とを用意する。また、図6に示すように、リードフレーム4を用意する。リードフレーム4には、P端子14、N端子15及びO端子16と、複数の第1信号端子18及び複数の第2信号端子19が設けられている。前述したように、これらの端子14、15、16、18、19は、半導体装置10の外部接続端子である。リードフレーム4は、銅又はその他の導体で構成されることができる。
次に、図7に示すように、第1下側絶縁基板26と第2下側絶縁基板46に、リードフレーム4を接合する。この接合は、例えばレーザ溶接によって行うことができる。この工程により、第1下側絶縁基板26及び第2下側絶縁基板46は、リードフレーム4に一体化される。一例ではあるが、本実施例では、四箇所をレーザ溶接することによって、二つの下側絶縁基板26とリードフレーム4とを一体化する。しかしながら、接合箇所の数、面積、形状については、適宜変更することができる。リードフレーム4の接合に加えて、継手60を構成する部材を用意し、それを第2下側絶縁基板46の内側金属層56に接合する。なお、継手60は、第2下側絶縁基板46の内側金属層56に予め設けられていてもよい。
上記した工程では、リードフレーム4に設けられた複数の外部接続端子14、15、16、18、19が、絶縁基板26、46に対して同時に位置決めされる。即ち、リードフレーム4における外部接続端子14、15、16、18、19の位置精度が、絶縁基板26、46に対してもそのまま維持される。従って、複数の外部接続端子14、15、16、18、19を、絶縁基板26、46に対して精度よく配置することができる。また、絶縁基板26、46とリードフレーム4とを個別に用意することができるので、絶縁基板26、46を用意する過程で高温処理が必要になるとしても、それによって外部接続端子14、15、16、18、19の位置精度が悪化することもない。
次に、図8に示すように、第1半導体素子20及び第2半導体素子40の組み付けが行われる。具体的には、第1半導体素子20は、第1下側絶縁基板26の内側金属層36上にはんだ付けされ、第2半導体素子40は、第2下側絶縁基板46の内側金属層56上にはんだ付けされる。また、第1半導体素子20の上には、第1導体スペーサ24がはんだ付けされ、第2半導体素子40の上には、第2導体スペーサ44がはんだ付けされる。これら複数個所のはんだ付けは、単一のリフロー処理によって同時に行われてもよいし、二以上の工程に分けて行われてもよい。次いで、複数の第1信号端子18を第1半導体素子20へボンディングワイヤ18aによって接続し、複数の第2信号端子19を第2半導体素子40へボンディングワイヤ19aによって接続する。
次に、図9に示すように、第1上側絶縁基板22及び第2上側絶縁基板42の組み付けが行われる。具体的には、第1上側絶縁基板22は、第1導体スペーサ24上にはんだ付けされ、第2上側絶縁基板42は、第2導体スペーサ44上にはんだ付けされる。このとき、第1上側絶縁基板22は継手60にもはんだ付けされる。第2上側絶縁基板42は、N端子15にもはんだ付けされる。これら複数個所のはんだ付けは、単一のリフロー処理によって同時に行われてもよいし、二以上の工程に分けて行われてもよい。
最後に、図10に示すように、封止体12の成形が行われる。一例ではあるが、封止体12の成形は、エポキシ樹脂を用いたインサート成形によって行うことができる。封止体12の成形後、必要に応じて封止体12の表面を切削加工することにより、上側絶縁基板22、42の各外側金属層32、52や、下側絶縁基板26、46の各外側金属層38、58を露出させる。次いで、リードフレーム4の不要な部分(破線部分)を除去することによって、半導体装置10は完成する。
上述したように、本明細書で開示される製造方法は、絶縁層(34、54)の両面に金属層(36、38、56、58)がそれぞれ設けられた絶縁基板(26、46)を用意する工程と、複数の外部接続端子(14、15、16、18、19)が設けられたリードフレーム(4)を用意する工程と、絶縁基板の一方の金属層(36、56)とリードフレーム(4)とを接合する工程と、絶縁基板の前記一方の金属層上に半導体素子(20、40)を配置する工程とを備える。このような製造方法によると、リードフレームに設けられた複数の外部接続端子が、絶縁基板に対して同時に位置決めされることから、リードフレームにおける外部接続端子同士の位置精度を、そのまま維持することができる。また、絶縁基板とリードフレームとを個別に用意することができるので、絶縁基板を用意する過程で高温処理が必要になるとしても、それによって外部接続端子の位置精度が悪化することもない。
他の実施形態として、リードフレーム4に継手60をさらに設けてもよい。この場合、例えば図11に示すように、継手60をさらに有するリードフレーム4aを用いることができる。このリードフレーム4aでは、継手60がタイバー60aを介してリードフレーム4aの他の部分に接続されている。継手60の位置や姿勢は、タイバー60aの形状によって適宜調整することができる。ここで、このようなリードフレーム4aを利用した場合、図12に示すように、完成した半導体装置10aでは、残存するタイバー60aの一部が封止体12の表面に露出する。このタイバー60aは、電力用のO端子16と電気的に接続されているので、隣接する信号用の第1信号端子18及び第2信号端子19とは、電気的に絶縁されている必要がある。この点に関して、図12に示す半導体装置10aでは、タイバー60aと第1信号端子18との間、及び、タイバー60aと第2信号端子19との間に、沿面距離を延長するための溝13が形成されている。溝13の位置、数、形状などの設計事項については、必要とされる絶縁性に応じて適宜設定することができる。
以上、いくつかの具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書又は図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものである。
4、4a:リードフレーム
10、10a:半導体装置
12:封止体
13:封止体の溝
14:P端子
15:N端子
16:O端子
18:第1信号端子
19:第2信号端子
20、40:第1半導体素子
22、42:上側絶縁基板
24、44:導体スペーサ
26、46:下側絶縁基板
28、48:上側絶縁基板の絶縁層
30:上側絶縁基板の内側金属層
32:上側絶縁基板の外側金属層
34:下側絶縁基板の絶縁層
36:下側絶縁基板の内側金属層
38:下側絶縁基板の外側金属層
60:継手
60a:タイバー
WL:溶接による接合箇所

Claims (1)

  1. 絶縁層の両面に金属層がそれぞれ設けられた絶縁基板を用意する工程と、
    複数の外部接続端子が設けられたリードフレームを用意する工程と、
    前記絶縁基板の一方の金属層と前記リードフレームとを接合する工程と、
    前記絶縁基板の前記一方の金属層上に半導体素子を配置する工程と、
    を備える半導体装置の製造方法。
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