JP2019066410A - 計測器及び加工装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】管路に流れる液体の温度及び濃度を算出する。【解決手段】管路に配設される計測器であって、該管路に配設された2つの超音波振動子と、制御部と、を有し、該制御部は、超音波伝播時間算出部と、平均伝播時間算出部と、関係登録部と、を備え、該関係登録部には、該液体の濃度及び温度と、該液体中を伝播する超音波の伝播時間及び振幅と、の関係が登録されており、該超音波伝播時間算出部は、該2つの超音波振動子の一方で発生し該管路に流れる液体中を伝播する該超音波の伝播時間を第1の伝播時間として算出し、該2つの超音波振動子の他方で発生する該超音波の伝播時間を第2の伝播時間として算出し、該平均伝播時間算出部は、該第1の伝播時間と、該第2の伝播時間と、の平均を平均伝播時間として算出し、該制御部は、該平均伝播時間と、超音波の振幅と、該関係と、から該管路に流れる液体の濃度及び温度を導出する機能を有する。【選択図】図3
Description
本発明は、超音波を利用して管路に流れる液体を計測する計測器と、該計測器を備える加工装置に関する。
被加工物を加工する加工ユニットを備える加工装置では、該被加工物や該加工ユニットに各種の液体や液状混合物が供給される。該加工装置は、該液体等の供給源と、該液体等を噴出する噴出口と、該供給源及び該噴出口を接続する管路と、を備える。該加工装置では、該加工装置を適切に稼働させるために、所定の温度及び濃度の該液体等が所定の流量及び流速で該管路に流される。
該管路に流れる液体等の流量及び流速を測定する計測器として、該管路に配設される超音波流量計が知られている(特許文献1及び特許文献2参照)。該超音波流量計は、管路内を流れる測定対象となる液体等の中に超音波を伝播させ、上流側から下流側に伝播する超音波の速度と、下流側から上流側に伝播する超音波の速度と、を比較することで該液体等の流量及び流速を測定する。
ところで、該加工装置で使用される液体等は、例えば、純水、または、酸性溶液、アルカリ溶液、その他の溶液等の液体であり、または、スラリー(懸濁液)等の固体粒子を分散させた液状混合物である。以下、該液体及び該液状混合物を単に液体とする。また例えば、該液体は、該被加工物をレーザ加工する際に該被加工物の表面の汚染防止のために該表面に塗布される水溶性樹脂である。このような各種の液体を使用する加工装置が知られている(特許文献3及び特許文献4参照)。
各種の液体は温度により性質が変化するため、該加工装置では該液体の温度が該液体の作用に影響する場合がある。したがって、該加工装置では該液体の温度が厳密に管理される必要がある。しかし、例えば、該加工装置が備える該液体の供給源にて該液体の温度が管理されても、該液体が所定の箇所に供給されるまでの間に該液体の温度が変化する場合があり、所定の温度の該液体を該被加工物等に供給できない場合がある。そのため、被加工物等に液体が供給される直前に液体の温度を確認したい、との需要がある。
また、各種の液体は濃度により性質が変化する。ここで、濃度とは、液体に溶解している溶質の割合や、液体に分散されている物質の割合等を指す。該液体の供給源には所定の濃度の液体が収容されるが、該供給源に所定の濃度ではない液体が誤って準備される場合や、該液体中に均一に物質が分散せず濃度に偏りが生じる場合等、所定の濃度の液体が該被加工物等に供給されないおそれがある。そのため、被加工物に液体が供給される直前に液体の濃度を確認したい、との需要がある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、管路に流れる液体の温度及び濃度を算出できる計測器を提供することである。
本発明の一態様によると、物質が溶解又は分散された液体の流路となる管路に配設される計測器であって、該管路の上流側と、下流側と、にそれぞれ配設された2つの超音波振動子と、該2つの超音波振動子に電気的に接続された制御部と、を有し、該制御部は、超音波伝播時間算出部と、平均伝播時間算出部と、振幅算出部と、第1の関係登録部と、を備え、該第1の関係登録部には、該液体の濃度及び温度と、該液体中を伝播する超音波の伝播時間及び振幅と、の第1の関係が登録されており、該超音波伝播時間算出部は、該2つの超音波振動子の一方で発生し該管路に流れる液体中を伝播する該超音波を該2つの超音波振動子の他方で観測することで得られた波形情報から、該管路に流れる液体中を伝播する該超音波の伝播時間を第1の伝播時間として算出し、該2つの超音波振動子の該他方で発生し該管路に流れる液体中を伝播する該超音波を該2つの超音波振動子の該一方で観測することで得られた波形情報から、該管路に流れる液体中を伝播する該超音波の伝播時間を第2の伝播時間として算出し、該平均伝播時間算出部は、該第1の伝播時間と、該第2の伝播時間と、の平均を平均伝播時間として算出し、該振幅算出部は、該2つの超音波振動子の該一方で発生し該管路に流れる液体中を伝播する該超音波を該2つの超音波振動子の該他方で観測することで得られた該波形情報から該超音波の振幅を算出し、該制御部は、該超音波伝播時間算出部が算出した該平均伝播時間と、該振幅算出部が算出した該振幅と、該第1の関係登録部に登録された該第1の関係と、から該管路に流れる液体の濃度及び温度を導出する機能を有することを特徴とする計測器が提供される。
また、本発明の一態様において、該制御部は、さらに第2の関係登録部を有し、該第2の関係登録部は、該液体の濃度及び温度と、該管路に流れる液体中を伝播する超音波の伝播時間と、の第2の関係が登録され、該制御部は、該超音波伝播時間算出部が算出した該平均伝播時間と、該振幅算出部が算出した該振幅と、該第1の関係登録部に登録された該第1の関係と、から該管路に流れる液体の温度を算出し、その後、該超音波伝播時間算出部が算出した該平均伝播時間と、算出された該温度と、該第2の関係登録部に登録された該第2の関係と、から該管路に流れる液体の濃度を導出する機能を有していてもよい。
さらに、チャックテーブルと、加工ユニットと、該チャックテーブルで保持された被加工物に液体を供給する供給路となる管路と、該管路に配設された該計測器と、を備え、該加工ユニットで該被加工物を加工する加工装置であって、該計測器は、該管路に流れる液体の濃度又は温度を導出する機能を有することを特徴とする加工装置もまた本発明の一態様である。
本発明の一態様に係る計測器は、計測対象となる液体が流れる管路に配設される。該計測器は、該管路の上流側及び下流側にそれぞれ設けられた超音波振動子と、2つの該超音波振動子に電気的に接続された制御部と、を有する。制御部が備える第1の関係登録部には、該液体の濃度及び温度と、該液体中を伝播する超音波の伝播時間及び振幅と、の第1の関係が登録されている。
該計測器では、一方の超音波振動子が超音波を発生させ、他方の超音波振動子が管路に流れる液体中を伝播する該超音波を観測する。そして、超音波の伝播時間及び振幅を算出し、該第1の関係登録部に登録された第1の関係を用いて、該管路に流れる液体の濃度及び温度を算出する。該計測器は、液体が流れる管路に配設される超音波流量計に代えて該管路に配設することができるため、該計測器を配設するための新たな空間を加工装置内部に用意する必要もない。
したがって、本発明の一態様によると、管路に流れる液体の温度及び濃度を算出できる計測器が提供される。
添付図面を参照して、本発明の一態様に係る実施形態について説明する。本実施形態に係る計測器は、液体や液状混合物が流れる管路に配設される計測器である。該液体等は、例えば、半導体ウェーハ等の被加工物を加工する加工装置において、該加工装置が備える加工ユニットや該被加工物に供給される。
該液体等は、例えば、純水、酸性溶液、アルカリ溶液、その他の溶液等の液体であり、または、スラリー(懸濁液)等の固体粒子を分散させた液状混合物である。以下、該液体及び該液状混合物を単に液体とする。アルカリ溶液は、例えば、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化テトラメチルアンモニウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、又は、炭酸水素カリウムのいずれか一または複数が溶解した溶液である。
また該液体は、例えば、該被加工物をレーザ加工する際に該被加工物の表面に塗布される水溶性樹脂である。該水溶性樹脂は、レーザ加工により飛散する該被加工物の溶融物が該被加工物の該表面に付着するのを防止し、レーザ加工後に純水等により該表面から洗い流される。
該加工装置において該加工ユニットや該被加工物に供給される液体は、該液体の用途に応じた適切な濃度及び温度に調整される。本実施形態に係る計測器によると、管路に流れる該液体の濃度及び温度を算出できる。該液体の濃度は、例えば、質量パーセント濃度であり、該液体の単位質量当たりの該物質の質量の割合の百分率である。
次に、液体を所定の箇所に供給するための管路と、該計測器と、加工ユニットと、が備えられた加工装置の一例について、図1を用いて説明する。図1は、半導体ウェーハ等の被加工物を研磨加工する研磨装置2を模式的に示す斜視図である。
研磨装置2の装置基台4の上面には、開口4aが設けられている。該開口4a内には、被加工物を吸引保持するチャックテーブル6が上面に載るX軸移動テーブル8が備えられている。該X軸移動テーブル8は、図示しないX軸方向移動機構によりX軸方向に移動可能である。該X軸移動テーブル8は、X軸方向移動機構によりチャックテーブル6上で被加工物が着脱される搬入出領域10と、該チャックテーブル6上に吸引保持される被加工物が研磨加工される加工領域12と、に位置付けられる。
該チャックテーブル6の上面は、該被加工物を保持する保持面6aとなる。該チャックテーブル6は、一端が該チャックテーブル6の保持面6aに通じ、他端が図示しない吸引源に接続された吸引路(不図示)を内部に備える。該吸引源を作動させると、該保持面6a上に載せられた被加工物に負圧が作用して、該被加工物はチャックテーブル6に吸引保持される。また、該チャックテーブル6は該保持面6aに垂直な軸の周りに回転できる。
該加工領域12の上方には、該被加工物を加工する研磨ユニット(加工ユニット)14が配設される。装置基台4の後方側には支持部16が立設されており、この支持部16により研磨ユニット14が支持されている。支持部16の前面には、Z軸方向に伸長する一対のZ軸ガイドレール18が設けられ、それぞれのZ軸ガイドレール18には、Z軸移動プレート20がスライド可能に取り付けられている。
Z軸移動プレート20の裏面側(後面側)には、ナット部(不図示)が設けられており、このナット部には、Z軸ガイドレール18に平行なZ軸ボールねじ22が螺合されている。Z軸ボールねじ22の一端部には、Z軸パルスモータ24が連結されている。Z軸パルスモータ24でZ軸ボールねじ22を回転させれば、Z軸移動プレート20は、Z軸ガイドレール18に沿ってZ軸方向に移動する。
Z軸移動プレート20の前面側下部には、被加工物の研磨加工を実施する研磨ユニット14が固定されている。Z軸移動プレート20をZ軸方向に移動させれば、研磨ユニット14はZ軸方向(加工送り方向)に移動できる。
研磨ユニット14は、基端側に連結されたモータにより回転するスピンドル28と、該スピンドル28の先端側に装着され該スピンドル28の回転に従って回転する研磨ホイール30と、該研磨ホイール30の下面に備えられた研磨パッド32と、を備える。該モータはスピンドルハウジング26内に備えられている。
研磨ユニット14についてさらに詳述する。図2は、研磨ユニット(加工ユニット)14による被加工物の研磨(加工)を模式的に示す部分断面図である。図2に示す通り、チャックテーブル6の保持面6a上に吸引保持された被加工物1を研磨する際、該チャックテーブル6を回転させるとともに、該研磨ホイール30を回転させながら研磨ホイール30を下降させる。すると、被加工物1の被研磨面に該研磨パッド32が押し当てられて、該被加工物1が研磨される。
スピンドル28及び研削ホイール30の内部には、研削ホイール30の下面に設けられた噴出口34に一端が接続された送液路36が配設される。該送液路36の他端側には液体の供給源40が接続されており、該供給源40には液体が貯留されている。該管路38には、該供給源40からの該液体の供給の開始と、停止と、を制御する切り替え部44と、該管路38に流れる該液体を計測する計測器42と、が配設される。該被加工物1の研磨時には、該切り替え部44を作動させて、被加工物1に該液体を供給させる。
該液体は、例えば、固体粒子を分散させたスラリーである。該スラリーは、予定されている研磨の内容や被加工物の種別等により、分散媒の種別や、固体粒子の種別、該固体粒子の形状及び大きさ等が選択される。該供給源40には、被加工物1の研磨に適した液体が準備される。
該液体の温度により該液体の作用の程度が変化する場合がある。被加工物1に供給される該液体の温度が所定の温度となっていなければ、所望の研磨加工を実施できない可能性がある。しかし、該液体の供給源40にて該液体の温度が管理されても、該被加工物1に供給されるまでの間に温度が変化する場合がある。
また、各種の液体は濃度により性質や作用が変化する。ここで、濃度とは、液体に溶解している溶質の割合や、液体に分散されている物質等の割合等を指す。該液体の供給源には所定の濃度の液体が収容されるが、該供給源に誤った種類や濃度の液体が供給される場合や、該液体中に均一に物質が分散しておらず濃度に部分的な偏りが生じる場合に、適切な加工を実施できなくなるため問題となる。
そのため、該液体が流れる管路38に温度を計測する温度計や、濃度を計測する濃度計を配設して、液体の温度や濃度を適切に管理するのが好ましい。しかし、管路38には液体の流量を計測する流量計が配設される場合があり、研磨装置(加工装置)内の限られた空間の中で、該管路38にそれらの計測機器をすべて個別に取り付けるのは容易ではない。また、計測機器の数が増える程、費用がかさむ。そこで、本実施形態に係る計測器42を該管路38に配設する。
該計測器42について説明する。図3は、管路38に配設された計測器42の一例を模式的に示す図である。該計測器42は、管路38の上流側38aと、下流側38bと、にそれぞれ配設された2つの超音波振動子46を有する。2つの該超音波振動子46は、超音波を発生させることができる。また、該超音波振動子46は、該超音波振動子46に伝播した超音波を観測することができる。
例えば、該2つの超音波振動子46の一方から超音波を発生させると、管路38を流れる液体に該超音波が伝播する。該液体中に伝播する超音波を該2つの超音波振動子46の他方で観測することができる。同様に、該2つの超音波振動子46の該他方から超音波を発生させることができ、該超音波を該2つの超音波振動子46の該一方で観測できる。
該計測器42は、さらに、該2つの超音波振動子46に電気的に接続された制御部52を有する。該制御部52は計測器42による超音波の計測を制御する。該制御部52は、該2つの該超音波振動子46に電気的に接続された切り替え部54を有する。該切り替え部54は、超音波を発生させる超音波振動子46と、該超音波を観測させる超音波振動子46と、を切り替える機能を有する。
該切り替え部54は、電源56に電気的に接続されており、該電源56を一方の超音波振動子46に接続して該超音波振動子46に超音波を発生させることができる。また、該切り替え部54は、増幅器58に電気的に接続されており、他方の超音波振動子46を該増幅器58に接続する。該他方の超音波振動子46に到達した該超音波は波形情報を含む電気信号に変換され、該電気信号は該増幅器58に送られる。該電気信号には、例えば、該超音波が電圧値に変換された波形情報が含まれる。
該増幅器58は、該計測器42の算出部60に電気的に接続されており、該波形情報を含む電気信号を増幅して、該算出部60に送る。該算出部60は、超音波伝播時間算出部62と、振幅算出部64と、第1の関係登録部66と、第2の関係登録部68と、流速算出部70と、流量算出部72と、平均伝播時間算出部74と、温度濃度算出部76と、を備える。該算出部60では、該波形情報を基に、該管路38を流れる液体の温度、流速、流量、濃度等が算出される。
該増幅器58で増幅された波形情報を含む電気信号は、算出部60の該超音波伝播時間算出部62と、振幅算出部64と、に送られる。該超音波伝播時間算出部62は、該電気信号を解析し、該電気信号に含まれる該超音波の波形情報を得て、2つの超音波振動子46間を伝播した超音波の伝播時間を算出する。
該超音波伝播時間算出部62は、該2つの超音波振動子46の一方で発生し該管路38に流れる液体中を伝播する超音波を該2つの超音波振動子46の他方で観測することで得られた波形情報から、該超音波の伝播時間を第1の伝播時間として算出する。さらに、超音波伝播時間算出部62は、該2つの超音波振動子46の該他方で発生し該管路38に流れる液体中を伝播する超音波を該2つの超音波振動子46の該一方で観測することで得られた波形情報から、該超音波の伝播時間を第2の伝播時間として算出する。
図4(A)は、超音波振動子46で観測される超音波の波形の一例を模式的に示すチャートである。図4(A)には、上流側の超音波振動子46で発生し下流側の超音波振動子46で観測される超音波の波形78と、下流側の超音波振動子46で発生し上流側の超音波振動子46で観測される超音波の波形80と、の一例が模式的に示されている。
該超音波振動子46は、例えば、圧電素子を含み、該超音波振動子46に到達した超音波は該圧電素子により電圧に変換される。該チャートの横軸は超音波の伝播時間を表し、該チャートの縦軸は超音波の強度を表す。
管路38に流れる液体は上流側38aから下流側38bに所定の流速で流れているため、管路38に流れる液体中を伝播する超音波の速度は該液体の流れの影響を受ける。例えば、上流側38aから下流側38bに伝播する超音波の速度は、静止する該液体中を伝播する超音波の速度よりも速く、下流側38bから上流側38aに伝播する超音波の速度は、静止する該液体中を伝播する超音波の速度よりも遅い。
そのため、第1の伝播時間82は、第2の伝播時間84よりも小さい。管路に流れる液体の流速が速くなる程該液体中を伝播する超音波伝播時間差88が大きくなる。
該超音波伝播時間算出部62は、平均伝播時間算出部74に接続されており、算出した該第1の伝播時間82と、該第2の伝播時間84と、を該平均伝播時間算出部74に伝達する。該平均伝播時間算出部74は、該第1の伝播時間82と、該第2の伝播時間84と、の平均を平均伝播時間86として算出する。該平均伝播時間算出部74は、該温度濃度算出部76に接続されており、算出した該平均伝播時間86を該温度濃度算出部76に伝達する。
振幅算出部64は、該2つの超音波振動子46の該一方で発生し該管路38に流れる液体中を伝播する該超音波を該2つの超音波振動子46の該他方で観測することで得られた該波形情報から該超音波の振幅を算出する。該振幅算出部64は、該温度濃度算出部76に接続されており、算出した該超音波の振幅を該温度濃度算出部76に伝達する。
なお、振幅算出部64は、該2つの超音波振動子46の該他方で発生し該管路38に流れる液体中を伝播する該超音波を該2つの超音波振動子46の該一方で観測することで得られた該波形情報から該超音波の振幅を算出してもよい。また、該振幅算出部64は、観測された2つの該超音波の振幅の平均を超音波の振幅として算出してもよい。
図4(B)は、振幅の異なる2つの超音波の波形を模式的に示すチャートである。ここで、該超音波の振幅は、観測された該超音波の強度(電圧値)の絶対値の最大値とする。例えば、該図4(B)では、上側に示す超音波の波形90における振幅94aは、下側に示す超音波の波形92における振幅94bよりも大きい。
第1の関係登録部66には、該液体の濃度及び温度と、該液体中を伝播する超音波の伝播時間及び振幅(電圧値)と、の第1の関係が予め登録されている。一般に、液体の濃度や温度が変化すると該液体の粘性が変化するため、液体中を所定の距離伝播する超音波の伝播時間及び振幅は、該液体の濃度及び温度により決まる。図5(A)に、上述のアルカリ溶液の一種における該第1の関係66aの一例を示す。該第1の関係66aは、予め該第1の関係登録部66に登録される。
図5(A)に例示された第1の関係66aは、特定の温度及び濃度に調整された上述のアルカリ溶液に超音波を伝播させる実験により得られた関係である。該実験では、0wt%、5wt%、及び、50wt%の3種類の濃度の異なるアルカリ溶液を使用した。それぞれの溶液を15℃、18℃、21℃、24℃、27℃、及び、30℃の温度にして、該液体中を伝播する超音波を観測して、伝播時間(μsec)と、振幅が反映された観測電圧値(V)と、を得た。該実験の結果は、図5(A)にプロットされている。
図5(A)に示される通り、各温度条件で該伝播時間(μsec)と、該振幅が反映された観測電圧値(V)と、が一次関数上に並ぶ傾向にあることが示された。該観測電圧値(V)と、伝播時間(μsec)と、は該液体の濃度を媒介変数とした媒介変数表示が可能である。すなわち、該液体中を所定の距離伝播する超音波の伝播時間(μsec)と、該観測電圧値(V)と、が測定により得られると、図5(A)に例示する第1の関係66aを用いることで該溶液の濃度を算出できる。
また、測定により得られた伝播時間(μsec)と、振幅が反映された観測電圧値(V)と、がいずれの一次関数上にプロットされるかを判別できると、該液体の温度を算出できる。
第1の関係登録部66には、様々な種類の液体について第1の関係66aが登録される。該第1の関係66aは、複数の濃度条件及び複数の温度条件で超音波を該液体中に所定の距離伝播させて該超音波を観測し、振幅が反映された観測電圧値(V)と、伝播時間(μsec)と、を得て作成される。該第1の関係は、例えば、濃度既知の液体を管路38に供給し、該管路38を所定の温度に加熱し、2つの超音波振動子46を用いた超音波の測定により作成される。
第1の関係66aを作成する際の測定点数が多くなるほど、得られる第1の関係66aの精度が高くなる。該管路38を流れる液体中を伝播する超音波を観測し、精度の高い該第1の関係66aを用いて該液体の濃度及び温度を算出すると、実際の該液体の濃度及び温度からのずれの小さい算出結果が得られる。
ただし、様々な種類の液体について、複数の濃度の異なる液体を準備し、管路38に該液体を供給し、該液体が所定の温度で安定するまで待機し、超音波を該液体中に伝播させて観測を繰り返して精度の高い第1の関係66aを作成するのは、手間と時間がかかる。また、周辺環境の影響を排除して管路38中の液体を所定の温度に正確に維持するのは容易ではない。そのため、測定点数を少なくして該第1の関係66aを得る手間等を軽減させる場合がある。この場合、得られた該第1の関係66aの精度が低くなる。
さらに、液体の種類次第では、各種の条件で超音波を測定してプロットをグラフ上に並べ、所定の方法で該プロットを貫くような一次関数を求めようとしても、各プロットの該一次関数からのずれが大きくなる場合がある。これらの理由により、作成される第1の関係66aの精度がやむを得ず低くなる場合がある。
精度の低い第1の関係66aを利用して管路38を流れる液体の濃度及び温度を算出しようとするとき、温度よりも濃度が比較的正確に算出されにくい傾向にある。そこで、第1の関係登録部66に登録された第1の関係66aの精度が低い場合等においても該液体の濃度を比較的正確に算出できるように、第1の関係66aに加えて次に説明する第2の関係を用いてもよい。
第2の関係登録部68には、該液体の濃度及び温度と、該液体中を伝播する超音波の伝播時間と、の第2の関係が予め登録されている。図5(B)に、上述のアルカリ溶液の一種における該第2の関係68aの一例を示す。該第2の関係68aは、予め該第2の関係登録部68に登録される。
図5(B)で例示された第2の関係68aは、上述の第1の関係68aを作成する際に実施される実験の結果から作成される。図5(B)に示す通り、該第2の関係68bにおいては、実験の結果から得られた該液体の濃度(wt%)と、伝播時間(μsec)と、をグラフ上にプロットすると、各プロットが二次関数上に並ぶ傾向にある。該液体の温度により、各プロットがいずれの二次関数上に並ぶかが決定される。
上述の第1の関係68aを用いて管路38に流れる液体の温度を算出できると、算出された該温度と、液体中を伝播する超音波の伝播時間と、該第2の関係登録部68に登録された該第2の関係68aと、から該管路38に流れる液体の濃度を導出できる。該第1の関係68aの精度が低い場合でも、該第2の関係68aを用いて該濃度を算出すると、該第1の関係66aのみを用いて濃度を算出する場合よりも正確に濃度を算出できる。
該算出部60が備える温度濃度算出部76は、該超音波伝播時間算出部62と、該振幅算出部64と、該第1の関係登録部66と、該第2の関係登録部68と、に接続されている。該温度濃度算出部76は、該超音波伝播時間算出部62が算出した該平均伝播時間と、該振幅算出部64が算出した該振幅と、該第1の関係登録部66に登録された該第1の関係66aと、から該管路38に流れる液体の濃度及び温度を導出する機能を有する。
例えば、該温度濃度算出部76は、該第1の関係登録部66から読み出した該第1の関係66a上に該振幅算出部64が算出した振幅が反映された観測電圧値と、該超音波伝播時間算出部62が算出した該平均伝播時間と、をプロットする。ここで、該超音波の伝播速度は、該管路38に流れる液体の流速に比べて非常に大きいため、該平均伝播時間は、静止する該液体中を伝播する超音波の伝播時間に近似できる。
該第1の関係66aに含まれるいずれの一次関数に該プロットが載るかを判別することで該液体の温度を算出できる。また、該一次関数上では振幅が反映された観測電圧値(V)と、伝播時間(μsec)と、は該液体の濃度を媒介変数とした媒介変数表示がされるため、該振幅が反映された観測電圧値(V)と、伝播時間(μsec)と、のいずれかから該濃度を算出できる。
また、温度濃度算出部76は、該第1の関係66aから該管路38に流れる液体の温度を算出し、その後、該平均伝播時間と、算出された該温度と、該第2の関係登録部68に登録された該第2の関係68aと、から該液体の濃度を導出する機能を有する。
例えば、まず、該上述と同様に第1の関係66aから該管路38に流れる液体の温度を算出する。次に、該第2の関係登録部68から該第2の関係68aを読み出す。そして、該第2の関係68aに含まれる該温度に対応する二次関数と、該平均伝播時間(伝播時間)と、から該管路38に流れる液体の濃度を導出する。該第2の関係68aを利用すれば、該第1の関係登録部66に登録された該第1の関係66aの精度が低い場合でも、より正確に該管路38に流れる液体の濃度を導出できる。
以上に示す通り、管路38に配設される本実施形態に係る計測器により、該管路38に流れる液体中に伝播する超音波を観測することにより、該液体38の温度及び濃度を算出できる。
さらに、該算出部60が有する該超音波伝播時間算出部62は、流速算出部70に接続されており、該第1の伝播時間82と、該第2の伝播時間84と、を該流速算出部70に伝達する。該流速算出部70は、該第1の伝播時間82と、該第2の伝播時間84と、該2つの超音波振動子46間の距離と、から、上流側38aから下流側38bに伝播する超音波の速度と、下流側38bから上流側38aに伝播する超音波の速度と、を算出する。
図6(A)は、管路38に流れる液体の流速が比較的速い場合に観測される上下流両方向の超音波の波形の重ね合わせを模式的に示すチャートである。図6(B)は、管路38に流れる液体の流速が比較的遅い場合に観測される上下流両方向の超音波の波形の重ね合わせを模式的に示すチャートである。
図6(A)と、図6(B)と、を比較すると、重ね合わせた超音波の波形96a,96bの、下流から上流に向けて伝播する超音波の伝播時間と、上流から下流に向けて伝播する超音波の伝播時間と、の伝播時間差88a,88bの大きさが異なる。すなわち、該液体の流速が速い場合、伝播時間差88aが比較的大きくなり、該液体の流速が遅い場合、伝播時間差88bが比較的小さくなる。
管路38に流れる液体中を下流側から上流側に伝播する超音波は、該液体の流れにより該液体の流速の分だけ伝播速度が遅くなる。その一方で、管路38に流れる液体中を上流側から下流側に伝播する超音波は、該液体の流れにより該液体の流速の分だけ伝播速度が速くなる。そこで、該流速算出部70は、該液体中を上流方向に伝播する超音波の伝播速度と、該液体中を下流方向に伝播する超音波の伝播速度と、の差の半分を該管路38に流れる該液体の流速として算出する。
該下流方向に伝播する超音波の伝播速度は、該2つの超音波振動子46間の距離を第1の伝播時間82(図4(A)参照)で除することで算出される。また、該上流方向に伝播する超音波の伝播速度は、該2つの超音波振動子46間の距離を第2の伝播時間84(図4(A)参照)で除することで算出される。
また、該流速算出部70は、双方向の該超音波の速度の平均から静止する該液体中を伝播する超音波の速度を算出する。該超音波の速度は、該液体の流速と比較して大幅に大きいため、平均伝播時間算出部74で算出された該第1の伝播時間82と、該第2の伝播時間84と、の平均伝播時間86で該2つの超音波振動子46間の距離を除することで近似的に算出されてもよい。
該流速算出部70は、流量算出部72に接続されており、算出した該液体の流速を該流量算出部72に送信する。該流量算出部72は、該液体が流れる方向に垂直な面で該管路38を切断したときの該管路38の内側の断面積に該液体の流速を乗じる。すると、該管路38を流れる液体の流量が算出される。
なお、本発明は、上記の実施形態の記載に限定されず、種々変更して実施可能である。本発明の一態様は、加工装置に備えられた液体が流れる管路に配設される計測器であるが、該計測器を備える加工装置もまた本発明の一態様である。
上記の実施形態では、研磨装置に備えられる管路に該計測器を配設する場合について説明したが、該計測器が配設される加工装置は研磨装置に限られない。例えば、被加工物を研削加工する研削装置や、被加工物を切削加工する切削装置にも被加工物や加工ユニットに供給される各種の液体が流れる管路が備えられる。そのため、該計測器は、研削装置や切削装置に備えられた管路にも配設できる。
また、上記の実施形態では、該第1の関係66aでは各プロットが一次関数上に並び、該第2の関係68aでは各プロットが二次関数上に並ぶ場合について説明したが、本発明一態様はこれに限定されない。液体の種類次第では実験で得られる各プロットがこのように並ばない場合があるが、そのような場合においても該第1の関係66aと、該第2の関係66bと、を利用して管路38に流れる液体の温度及び濃度を算出できる。
その他、上記実施形態に係る構造、方法等は、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施できる。
2 研摩装置
4 装置基台
4a 開口
6 チャックテーブル
6a 保持面
8 X軸移動テーブル
10 搬入出領域
12 加工領域
14 研磨ユニット
16 支持部
18 Z軸ガイドレール
20 Z軸移動プレート
22 Z軸ボールねじ
24 Z軸パルスモータ
26 スピンドルハウジング
28 スピンドル
30 研磨ホイール
32 研磨パッド
34 噴出口
36 送液路
38 管路
38a 上流側
38b 下流側
40 供給源
42 計測器
44 切り替え部
46 超音波振動子
52 制御部
54 切り替え部
56 電源
58 増幅器
60 算出部
62 超音波伝播時間算出部
64 振幅算出部
66 第1の関係登録部
66a 第1の関係
68 第2の関係登録部
68a 第2の関係
70 流速算出部
72 流量算出部
74 平均伝播時間算出部
76 温度濃度算出部
78,80,90,92 超音波の波形
82 第1の伝播時間
84 第2の伝播時間
86,86a,86b 平均伝播時間
88,88a,88b 伝播時間差
94a,94b 超音波の振幅
96a,96b 重ね合わせた超音波の波形
4 装置基台
4a 開口
6 チャックテーブル
6a 保持面
8 X軸移動テーブル
10 搬入出領域
12 加工領域
14 研磨ユニット
16 支持部
18 Z軸ガイドレール
20 Z軸移動プレート
22 Z軸ボールねじ
24 Z軸パルスモータ
26 スピンドルハウジング
28 スピンドル
30 研磨ホイール
32 研磨パッド
34 噴出口
36 送液路
38 管路
38a 上流側
38b 下流側
40 供給源
42 計測器
44 切り替え部
46 超音波振動子
52 制御部
54 切り替え部
56 電源
58 増幅器
60 算出部
62 超音波伝播時間算出部
64 振幅算出部
66 第1の関係登録部
66a 第1の関係
68 第2の関係登録部
68a 第2の関係
70 流速算出部
72 流量算出部
74 平均伝播時間算出部
76 温度濃度算出部
78,80,90,92 超音波の波形
82 第1の伝播時間
84 第2の伝播時間
86,86a,86b 平均伝播時間
88,88a,88b 伝播時間差
94a,94b 超音波の振幅
96a,96b 重ね合わせた超音波の波形
Claims (3)
- 物質が溶解又は分散された液体の流路となる管路に配設される計測器であって、
該管路の上流側と、下流側と、にそれぞれ配設された2つの超音波振動子と、該2つの超音波振動子に電気的に接続された制御部と、を備え、
該制御部は、超音波伝播時間算出部と、平均伝播時間算出部と、振幅算出部と、第1の関係登録部と、を有し、
該第1の関係登録部には、該液体の濃度及び温度と、該液体中を伝播する超音波の伝播時間及び振幅と、の第1の関係が登録されており、
該超音波伝播時間算出部は、
該2つの超音波振動子の一方で発生し該管路に流れる液体中を伝播する該超音波を該2つの超音波振動子の他方で観測することで得られた波形情報から、該管路に流れる液体中を伝播する該超音波の伝播時間を第1の伝播時間として算出し、
該2つの超音波振動子の該他方で発生し該管路に流れる液体中を伝播する該超音波を該2つの超音波振動子の該一方で観測することで得られた波形情報から、該管路に流れる液体中を伝播する該超音波の伝播時間を第2の伝播時間として算出し、
該平均伝播時間算出部は、該第1の伝播時間と、該第2の伝播時間と、の平均を平均伝播時間として算出し、
振幅算出部は、該2つの超音波振動子の該一方で発生し該管路に流れる液体中を伝播する該超音波を該2つの超音波振動子の該他方で観測することで得られた該波形情報から該超音波の振幅を算出し、
該制御部は、該超音波伝播時間算出部が算出した該平均伝播時間と、該振幅算出部が算出した該振幅と、該第1の関係登録部に登録された該第1の関係と、から該管路に流れる液体の濃度及び温度を導出する機能を有することを特徴とする計測器。 - 該制御部は、さらに第2の関係登録部を有し、
該第2の関係登録部は、該液体の濃度及び温度と、該管路に流れる液体中を伝播する超音波の伝播時間と、の第2の関係が登録され、
該制御部は、該超音波伝播時間算出部が算出した該平均伝播時間と、該振幅算出部が算出した該振幅と、該第1の関係登録部に登録された該第1の関係と、から該管路に流れる液体の温度を算出し、その後、該超音波伝播時間算出部が算出した該平均伝播時間と、算出された該温度と、該第2の関係登録部に登録された該第2の関係と、から該管路に流れる液体の濃度を導出する機能を有することを特徴とする請求項1に記載の計測器。 - チャックテーブルと、加工ユニットと、該チャックテーブルで保持された被加工物に液体を供給する供給路となる管路と、該管路に配設された請求項1又は請求項2に記載の該計測器と、を備え、該加工ユニットで該被加工物を加工する加工装置であって、
該計測器は、該管路に流れる液体の濃度又は温度を導出する機能を有することを特徴とする加工装置。
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- 2017-10-04 JP JP2017194160A patent/JP2019066410A/ja active Pending
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