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JP2019023132A - 搬送装置および記録装置 - Google Patents

搬送装置および記録装置 Download PDF

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JP2019023132A JP2017143029A JP2017143029A JP2019023132A JP 2019023132 A JP2019023132 A JP 2019023132A JP 2017143029 A JP2017143029 A JP 2017143029A JP 2017143029 A JP2017143029 A JP 2017143029A JP 2019023132 A JP2019023132 A JP 2019023132A
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知宏 石津
Tomohiro Ishizu
知宏 石津
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Abstract

【課題】記録媒体P2の残量に応じて巻き癖矯正の強弱を変化させつつ、成果物の品位の低下を抑制することができる給送装置および記録装置を提供すること。【解決手段】ロールメディアP1の外径に基づいて、アーム部材54を回動することで、デカールローラ53で記録媒体P2を矯正する。【選択図】図7

Description

本発明は、ロール状に巻かれた記録媒体を引き出しつつ搬送する搬送装置および記録装置に関する。
ロール状に巻かれた記録媒体は、引き出されても巻き癖が残ることによって、搬送、記録や積載時に障害が発生することがある。そこで、引き出された記録媒体の巻き癖を緩和するデカール機構を備えた記録装置が知られている。
通常、ロール状に巻かれた記録媒体は、芯部材に巻きつけられており、巻き始め部と巻き外周部とで、巻き癖の強弱に差が生じる。また、引き出し量に応じて、引き出し位置(記録媒体の出所)にも変化が生じる。そのためデカール機構は、引き出し位置の変化に対応しつつ、巻き癖を適正に緩和することが求められる。
特許文献1では、カール矯正部材をロール状の記録媒体外周部に付勢させて、記録媒体の残量に応じて巻き癖の矯正力を変化させることが記載されている。
特開平04−189573号公報
しかし、特許文献1の構成では、カール矯正部材がロール状の記録媒体外周部に常に押圧されているため、記録媒体に押圧による跡が生じてしまうという懸念があり、成果物の品位が低下する恐れがあった。
よって本発明は、記録媒体のカールを矯正しつつ、成果物の品位の低下を抑制することができる搬送装置および記録装置を提供することを目的とする。
そのため本発明の搬送装置は、シートがロール状に巻かれた状態のロール媒体を回転可能に保持する保持手段と、前記ロール媒体から前記シートを引き出して搬送する搬送手段と、前記搬送手段の搬送方向において、前記保持手段よりも下流側かつ前記搬送手段よりも上流側に設けられ、前記ロール媒体を押圧することなく、引き出された前記シートの湾曲を矯正するように、引き出された前記シートに接触して矯正作用を作用させる矯正手段と、前記ロール媒体の残量を検出する残量検出手段と、前記矯正手段による矯正作用を、前記残量検出手段が検出した前記ロール媒体の残量に基づいて可変させる可変手段と、
を有することを特徴とする。
本発明によれば、記録媒体のカールを矯正しつつ、成果物の品位の低下を抑制することができる搬送装置および記録装置を実現することができる。
記録装置を模式的に示した側面図である。 記録装置の制御系を示すブロック図である。 ヘッドユニット、搬送機構部を示した斜視図である。 ヘッドユニット、搬送機構部を示した側面図である。 記録装置のロールホルダ、ガイドユニット、搬送機構を示した側面図である。 記録装置のロールホルダ、ガイドユニット、搬送機構を示した側面図である。 記録装置のロールホルダ、ガイドユニット、搬送機構を示した側面図である。 検知板のスリットを検知した際に出力する波形を示した図である。 ロールホルダ、ガイドユニット、搬送機構を示した側面図である。 巻き癖矯正制御のフローを示すフローチャートである。 ロールホルダ、ガイドユニット、搬送機構を示した側面図である。 ロールホルダ、ガイドユニット、搬送機構を示した側面図である。
以下、図面を参照して本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態を適用可能な、液体(インクともいう)を吐出して記録を行う記録装置10を模式的に示した側面図である。記録装置10はホストPC12とケーブルを介して接続されており、ホストPC12から送信される記録情報に基づいて、4つのヘッドユニット22K、22C、22M、22Yから記録媒体Pにインクを吐出して記録を行う。4つのヘッドユニット22K、22C、22M、22Yが、記録媒体Pの搬送方向(矢印A方向)に沿って配置されている。各ヘッドユニットは搬送方向に黒インク用ヘッドユニット22K、シアンインク用ヘッドユニット22C、マゼンタインク用ヘッドユニット22M、イエローインク用ヘッドユニット22Yの順で配置されている。
ヘッドユニット22K、22C、22M、22Yは所謂ラインヘッドであり、記録媒体Pの搬送方向に対して記録幅全域に亘ってそれぞれを平行に並べた状態で設けられている。記録装置10が記録を行う際は、各ヘッドユニットを移動させることなく、ヘッドユニットに設けられたヒータを駆動することによって吐出口からインクを吐出して記録を行う。
記録媒体Pは記録装置10本体に対し回動可能に軸支されたスプール24にセットされており記録媒体Pの先端部が記録媒体の搬送方向と直交する方向の規制をするガイド部25を介して搬送機構30によって矢印A方向に搬送される。
更に記録装置10には、各ヘッドユニットに供給されるインクを貯めておくインクタンクや、各ヘッドユニットにインクを補充可能なポンプや、クリーニング動作をするためのポンプや、排出された記録媒体Pを切断する排出カッタ28などが備えられている。
図2は、記録装置10の制御系を示すブロック図である。ホストPC12から送信された記録情報やコマンドは、インターフェイスコントローラ102を介してCPU100に受信される。CPU100は、記録装置10の記録情報の受信、記録動作、記録媒体Pの搬送等全般の制御を掌る演算処理装置である。CPU100では、受信したコマンドを解析した後に、記録データの各色成分のイメージデータをイメージメモリ106にビットマップ展開して描画する。記録前に行う動作処理では、出力ポート114およびモータ駆動部116を介してキャッピングモータ122とヘッドアップダウンモータ118を駆動し、各ヘッドユニット22K、22C、22M、22Yをキャップ50から離して記録位置に移動させる。またCPU100は、出力ポート114およびモータ駆動部116を介して各モータと接続されており、記録媒体Pを搬送する搬送モータ120等を駆動して記録媒体Pを記録位置に搬送する制御を行う。
記録を行う際は、一定速度で搬送される記録媒体Pにインクを吐出するタイミング(記録タイミング)を決定するため、先端検知センサ109で記録媒体Pの先端位置を検出する。その後、記録媒体Pの搬送に同期して、CPU100はイメージメモリ106から記録情報を順次読み出し、この読み出した記録情報を各ヘッドユニット22K、22C、22M、22Yに、ヘッドユニット制御回路112を経由して転送する。
CPU100の動作はプログラムROM104に記憶された処理プログラムに基づいて実行される。プログラムROM104には、制御フローに対応する処理プログラムおよびテーブルなどが記憶されている。また、CPU100は作業用のメモリとしてワークRAM108を使用する。さらにCPU100は、各ヘッドユニット22K、22C、22M、22Yのクリーニングや回復動作時に、出力ポート114、モータ駆動部116を介してポンプモータ124を駆動し、インクの加圧および吸引等の制御を行う。
図3は、記録装置10におけるヘッドユニット、搬送機構部を示した斜視図であり、図4は同側面図である。搬送機構30には、記録媒体Pを載置して搬送する3本の搬送ベルト31が給送側軸33と排出側軸32と端部にエンコーダ34Aを備えたエンコーダ軸34によって張力をもって架けられている。搬送機構30は、駆動ベルト37を介し排出側軸32に駆動を伝える駆動モータ36によって搬送ベルト31を回転させ、搬送ベルト31に対し記録媒体Pを加圧する3個のピンチローラ35によって記録媒体を搬送する様に構成されている。さらに搬送機構30には、エンコーダ軸34に設けられたエンコーダ34Aの回転を読み取るエンコーダセンサ34B、記録媒体Pの先端位置を検知する先端検知センサ109が搭載されている。
各ヘッドユニット22は、搬送方向に黒インク用ヘッドユニット22K、シアンインク用ヘッドユニット22C、マゼンタインク用ヘッドユニット22M、イエローインク用ヘッドユニット22Yの順で並列に並んでいる。そして、各ヘッドユニット22は、搬送機構の搬送ベルト31面に対し垂直(矢印B方向)に上下動するキャリッジ20に搭載されている。各ヘッドユニット22は、本体に搭載されたコントロール基板(不図示)とフレキシブルケーブル(不図示)によって接続されておりインク吐出に関する信号を受信する。また本体に搭載されている電源ユニットと電源ケーブル(不図示)によって接続されており電源が供給される。吐出されるインクは、インク供給チューブ21よってインクタンク(不図示)と接続されておりインク吐出に伴って随時各ヘッドユニット22に供給される。
フレキシブルケーブル、電源ケーブル、インク供給チューブはキャリッジ20に搭載されているレバー20Aを解放することで各ヘッドユニット22から解放される。更にキャリッジ20に搭載されているレバー20Bを解除することで各記録ヘッド22を取り外すことができ、必要に応じて交換可能となっている。
記録装置10がホストPC12から記録を行う信号を受信した際には、キャリッジ20が記録ポジションまで下降し搭載された各ヘッドユニット22が記録媒体P2に対し所定の距離を保った位置に移動する。その後、記録媒体P2の搬送が開始され先端検知センサ109の信号で搬送中の記録媒体P2がブラックのヘッドユニット22Kの下に到達したことを検知し、ホストPC12から送られた記録情報に基づいて、ヘッドユニット22Kからブラックインクが吐出される。
同様にヘッドユニット22C、ヘッドユニット22M、ヘッドユニット22Yの順に、各色のインクが吐出される。この際にエンコーダ検知センサ34Bの信号に基づいて搬送ベルト31の搬送スピードを制御すると同時にインクの吐出タイミングを制御している。記録の終了した記録媒体P2はそのまま搬送、排出され排出スタッカ上に積載される。記録終了後はキャリッジ20が上昇して搬送機構30から離れた位置に移動して記録ヘッド22と搬送機構30の間にキャップユニット(不図示)が移動し、その上にキャリッジ20が下降することで各記録ヘッド22の吐出口部をキャッピングする。
図5から図7は、記録装置10のロールホルダ50、ガイドユニット56、搬送機構30を示した側面図である。ロールメディアP1(以下、巻かれた状態のロールメディアP1と、引き出された記録媒体P2とを区別して記載する)は、ロールホルダ50に保持され、ロールホルダ50と共に回転可能に軸支される。ロールメディアP1から引き出された記録媒体P2の端部は、ガイドユニット56を介して搬送機構30に給送される。ロールホルダ50には不図示のトルクリミッタが設けられており、ロールホルダ50の回転に所定の負荷を与えている。ガイドユニット56は、搬送機構30に対して、記録媒体P2の搬送方向上流側に設けられており、ガイドユニット56には、一端をモータ57を介して回動可能に軸支され、他端に回動可能に軸支されたデカールローラ53を備えたアーム部材54が設けられている。アーム部材54は、モータ57によって回動可能に構成されており、更にアーム部材54には、トルクリミッタが設けられており、所定の力以上では回動しないように構成されている。ロールメディアP1から引き出された記録媒体P2の先端を搬送機構30へ導く際には、デカールローラ53は上部へ退避(図6参照)しており、搬送駆動時には、記録媒体P2表面上の給送を規制する位置まで移動する。
搬送機構30による記録媒体P2の搬送力とロールホルダ50のトルクリミッタ(不図示)による回転の規制とによって、記録媒体P2に対してテンションが生じる。そして、ロールメディアP1から記録媒体P2が引き出された位置で、巻かれていた際の巻き中心側の面と反対側の面(矯正面)にデカールローラ53が当接し、付勢して記録媒体P2を曲げる。このときデカールローラ53は、巻かれていた際の巻き中心側の面と反対側の面が内側となって曲げるため、記録媒体P2の巻き癖が矯正される。ロールホルダ50に設けられたトルクリミッタと、アーム部材54に設けられたトルクリミッタとで、ロールメディアP1から引き出された記録媒体P2には、必要以上にテンションがかからないように構成されている。
ロールメディアP1が使用開始直後で、外径が十分に大きい場合(図5参照)、記録媒体P2の巻き癖は比較的弱いものとなっており、それに応じてデカールローラ53による矯正も弱いものとなるように、アーム部材54は比較的、姿勢を立てた状態となる。また、ロールメディアP1が使用開始から十分に時間が経過して、記録媒体P2の引き出し量が多くなり、外径が小さくなった場合(図7参照)、記録媒体P2の巻き癖は強いものとなっている。その強くなった巻き癖に応じて、デカールローラ53による矯正も強くなるように、アーム部材54は傾きが大きくなり寝た姿勢となる。このように、記録媒体P2の巻き癖の強弱に応じて、アーム部材54の傾斜角度を調整することで、デカールローラ53による記録媒体P2への矯正の強弱を制御している。
ロールホルダ50には中心にシャフト51が設けられておりシャフト51にロールメディアP1の回転と同期して回動する検知板52が設けられている。検知板52は外周近傍部に等間隔にスリット52A(検知板を貫通する穴)が設けられており、検知板外周部にはスリット52Aを検知可能なフォトインタラプタ55が設けられている。給送が始まり搬送機構30が記録媒体P2の搬送を開始すると、ロールメディアP1は回転し検知板52も同時に回転するためフォトインタラプタ55が検知板52の透過、遮光を検知する。
図8(a)、(b)は、フォトインタラプタ55が検知板52のスリット52Aを検知した際に出力する波形を示した図であり、図9は、ロールホルダ50、ガイドユニット56、搬送機構30を示した側面図である。図8(a)は、ロールメディアP1の外径が大きい使用開始直後の波形であり、図8(b)は、ロールメディアP1の外径が小さくなった時点での波形である。波形における周期は矢印C、C’表される。記録中の記録媒体P2の搬送速度は一定であるため、記録時のロールメディアP1の回動速度は外径が大きい時ほど遅くなり、ロールメディアP1の外径が小さくなるにしたがって速くなる。そのため、ロールメディアP1の外径が小さいと、フォトインタラプタ55が検知板52のスリット52Aを検知する周期も短くなる。
このように、フォトインタラプタ55によって検知板52のスリット52Aを検知する周期からロールメディアP1の外径を認識することができる。図9に示すように、ロールメディアP1の外径が最も小さくなった状態で引き出される記録媒体P2は、最も巻き癖が強いものとなっている。そのためアーム部材54は、垂直方向に対して最も傾斜角が大きく傾いた状態となり、記録媒体P2に対して最も強く矯正が行われる。
なお、上記の通り記録媒体P2の引き出し量に基づいて、アーム部材54は略立った姿勢から、最も傾斜角が大きく傾いた状態まで回動するが、その間、デカールローラ53がロールメディアP1の外周に当接することはない。従って、ロールメディアP1の記録媒体P2にデカールローラ53の押圧による跡が生じることはなく、成果物である記録結果の品位を低下させることはない。
このように、フォトインタラプタ55で検知することによって得たロールメディアP1の外径に基づいて、アーム部材54の傾きを制御することで、巻き癖の強弱に応じた、デカールローラ53による記録媒体P2の巻き癖の矯正を行うことができる。
図10を用いて、本実施形態におけるCPU100の動作を説明する。図10は本実施形態における巻き癖矯正制御のフローを示すフローチャートである。
ユーザーからの印刷指示をインターフェース102によって受けると、CPU100は、S101において、搬送モータ120によって、搬送機構30を駆動し、記録媒体P2の搬送を開始する。搬送を開始すると、CPU100は、S102において、フォトインタラプタ55によってロールメディアP1の外径を検出する。そして、S102において検出したロールメディアP1の外径から、CPU100は、S103において、テーブルを用いてアーム部材54の傾斜角度を決定する。
次に、CPU100は、S104において、アーム部材54の傾斜角度がS103において決定した傾斜角度になるようにモータ57を用いてアーム部材54を回動させる。
そして、CPU100は、S105において、印字動作が終了したかどうかを判定し、終了していない場合(S105:No)は、S102以降のフローを繰り返す。
CPU100は、S105において印字動作が終了したと判定した場合(S105:Yes)は、S106において、図11のように、搬送モータ120によって搬送機構30を、記録媒体P2を搬送する方向とは逆方向に所定量(本実施形態では50mm)だけバックフィードさせ、記録媒体P2とデカールローラ53とを離間させ、S107において搬送を停止して巻き癖矯正制御を終了する。
図11はロールホルダ50、ガイドユニット56、搬送機構30を示した側面図である。このように、記録媒体P2とデカールローラ53とを離間させることで待機時に記録媒体P2に逆巻き癖をつけることを防止することができる。なお、記録媒体P2とデカールローラ53との離間は、アーム部材54を回動させることでも同様の効果を得ることができる。なお、本実施形態ではラインヘッドの記録装置を例に説明したがこれに限定するものでなく、シリアルタイプの記録装置等にも適用することができる。
また、本実施形態では、フォトインタラプタ55によって検知板52のスリット52Aを検知する周期からロールメディアP1の外径を認識したが、これに限定するものではなく、センサ等で外径を検出してもよい。また、記録媒体P2の引き出し量から外径を取得してもよい。また、記録装置がセンサ等を備えることなく、ロールメディアP1の外径に関する情報を外部から取得してもよい。
このように、ロールメディアP1の外径に基づいて、アーム部材54を回動することで、デカールローラ53で記録媒体P2を矯正する。これによって、記録媒体P2の残量に応じて巻き癖矯正の強弱を変化させつつ、成果物の品位の低下を抑制することができる搬送装置および記録装置を実現することができた。
(第2の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第2の実施形態を説明する。なお、本実施形態の基本的な構成は第1の実施形態と同様であるため、以下では特徴的な構成についてのみ説明する。
図11は、本実施形態の記録装置10におけるロールホルダ50、ガイドユニット56、搬送機構30を示した側面図である。本実施形態の記録装置10におけるロールホルダ60の外周部には、円周方向に沿って等間隔に磁石58Aが12個埋め込まれており、対向する位置には磁気センサ58が設けられている。第1の実施形態と同様に、ロールメディアP1が給送され搬送機構30によって搬送が開始されると、ロールメディアP1と同時にロールホルダ60も回動し、磁気センサ58によって波形が検出される。検出された波形の周期がロールホルダ60の回転速度に比例し、ロールメディアP1の外径を認識可能となる。これによってデカールローラ53が回動して、記録媒体P2の巻き癖の強さに応じた矯正が可能となる。
このように、ロールメディアP1の外径に基づいて、アーム部材54を回動することで、デカールローラ53で記録媒体P2を矯正する。これによって、記録媒体P2の残量に応じて巻き癖矯正の強弱を変化させつつ、成果物の品位の低下を抑制することができる搬送装置および記録装置を実現することができた。
上述した実施形態では、ロールメディアの外径を検出して、その外径に応じた矯正を引き出された記録媒体に行なう構成としたが、本発明の適用はこれに限らず、ロールメディアの外径を検出せずに、ロールメディアの回転数に連動してアーム部材が回動する角度が変化するような構成(例えば、回転数を検出したり、所定回転数だけロールメディアが回転するごとに所定角度だけアーム部材が回動するようにギアで連動させたりする等)としても、本発明を適用することができる。
10 記録装置
30 搬送機構
53 デカールローラ
54 アーム部材
50 ロールホルダ
P ロールメディア

Claims (15)

  1. シートがロール状に巻かれた状態のロール媒体を回転可能に保持する保持手段と、
    前記ロール媒体から前記シートを引き出して搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段の搬送方向において、前記保持手段よりも下流側かつ前記搬送手段よりも上流側に設けられ、前記ロール媒体を押圧することなく、引き出された前記シートの湾曲を矯正するように、引き出された前記シートに接触して矯正作用を作用させる矯正手段と、
    前記ロール媒体の残量を検出する残量検出手段と、
    前記矯正手段による矯正作用を、前記残量検出手段が検出した前記ロール媒体の残量に基づいて可変させる可変手段と、
    を有することを特徴とする搬送装置。
  2. 前記矯正手段は、前記保持手段と前記搬送手段との間に設けられ、前記残量検出手段が検出した前記ロール媒体の残量が第1残量である場合には、前記ロール媒体の残量が前記第1残量よりも多い第2残量である場合よりも、前記矯正作用が大きくなるように前記可変手段によって前記矯正作用を可変することを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記残量検出手段は、前記保持手段が保持する前記シートの外径に基づいて前記ロール媒体の残量を検出することを特徴とする請求項1又は2に記載の搬送装置。
  4. 前記残量検出手段は、前記保持手段の回転速度に基づいて、前記保持手段に保持された前記ロール媒体の残量を検出することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の搬送装置。
  5. 前記保持手段は、前記残量検出手段が前記回転速度を検出するためのスリットが設けられた検出部材を有し、前記残量検出手段は、前記検知部材のスリットの検出間隔から前記ロール媒体の残量を検出するフォトインタラプタであることを特徴とする請求項4に記載の搬送装置。
  6. 前記保持手段は、前記残量検出手段が前記回転速度を検出するための磁石が設けられており、前記残量検出手段は、前記保持手段が有する磁石の検出間隔から前記ロール媒体の残量を検出する磁気センサであることを特徴とする請求項4に記載の搬送装置。
  7. 前記矯正手段は、前記シートと接触する一端とは異なる他端を中心として、駆動手段によって回動可能に軸支され、前記駆動手段によって回動位置を変更することで前記矯正作用を可変可能であることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の搬送装置。
  8. 前記シートと接触する一端に、回転可能なローラを有することを特徴とする請求項7に記載の搬送装置。
  9. 前記矯正手段は、所定の力以上での回動を防ぐトルクリミッタを有していることを特徴とする請求項7又は8に記載の搬送装置。
  10. 前記矯正手段は、前記ロール媒体の残量に応じて、前記ロール媒体の残量が減少することによって生じた領域で前記シートに矯正作用を作用させるように前記回動位置を変更することを特徴とする請求項7ないし請求項9のいずれか1項に記載の搬送装置。
  11. 前記矯正手段の回動位置に応じて、鉛直方向に対する前記ロール媒体からの前記シートの引き出し角度が変更されることを特徴とする請求項7ないし請求項10のいずれか1項に記載の搬送装置。
  12. 前記保持手段は、前記保持手段の回転に所定の負荷を与えるトルクリミッタを有していることを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の搬送装置。
  13. シートがロール状に巻かれた状態のロール媒体を回転可能に保持する保持手段と、
    前記ロール媒体から前記シートを引き出して搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段の搬送方向において、前記保持手段よりも下流側かつ前記搬送手段よりも上流側に設けられ、前記ロール媒体を押圧することなく、引き出された前記シートを重力方向に押圧する押圧作用を作用させる押圧手段と、
    前記ロール媒体の残量を検出する残量検出手段と、
    前記押圧手段による押圧作用を、前記残量検出手段が検出した前記ロール媒体の残量に基づいて可変させる可変手段と、
    を有することを特徴とする搬送装置。
  14. 前記搬送手段で搬送される前記記録媒体に記録を行う記録手段と、
    請求項1ないし請求項13のいずれか1項に記載の搬送装置と、
    を有することを特徴とする記録装置。
  15. 前記記録手段は、記録媒体に液体を吐出して記録を行うことを特徴とする請求項14に記載の記録装置。
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