JP2019011149A - フォークリフト - Google Patents
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Abstract
Description
しかしながら、カウンターバランス式のフォークリフトの運転席前方のステアリングハンドルを廃止し、運転席前方以外の箇所にミニステアリングを設ける場合、運転席前方にステアリングハンドルを有する場合と同等以上の安全性を担保する必要がある。
(2)本発明の第2の態様によるフォークリフトは、第1の態様のフォークリフトにおいて、アームレスト検出部は、前記アームレストがオペレータの腕を支える第1位置を前記運転位置として検出し、前記第1位置と異なる第2位置を前記非運転位置として検出する。
(3)本発明の第3の態様によるフォークリフトは、第1または第2の態様のフォークリフトにおいて、前記制御部は、前記アームレスト検出部により前記アームレストが前記非運転位置にあることが検出されているときは、前記転舵装置が前記転舵角を変化しないように、前記転舵装置へ前記操作信号を伝達しない、または、前記操作信号を出力しないように前記操舵部材を制御する。
(4)本発明の第4の態様によるフォークリフトは、第1から第3の態様のフォークリフトにおいて、前記運転席にオペレータが着座しているか否かを検出する着座検出部をさらに備え、前記制御部は、前記着座検出部によりオペレータが着座していないことが検出されているときは、前記アームレスト検出部により前記アームレストが前記運転位置にあることが検出され、かつ、前記操舵部材が操作されても、前記転舵装置が前記転舵角を変化しないように、前記転舵装置へ前記操作信号を伝達しない、または、前記操作信号を出力しないように前記操舵部材を制御する。
(5)本発明の第5の態様によるフォークリフトは、第1から第4の態様のフォークリフトにおいて、荷役操作に応じて荷役操作情報を出力する荷役情報出力部と、前記荷役操作情報に基づいてフォークを駆動する荷役装置とをさらに備え、前記制御部は、前記荷役情報出力部からの前記荷役操作情報を前記荷役装置へ電気的に伝達し、前記荷役操作情報により前記フォークを駆動させるとともに、前記アームレスト検出部により前記アームレストが前記非運転位置にあることが検出されているときは、前記荷役操作が行われても前記荷役装置が前記フォークを駆動しないように、前記荷役装置または前記荷役情報出力部を制御する。
(6)本発明の第6の態様によるフォークリフトは、第5の態様のフォークリフトにおいて、前記荷役情報出力部は、リフト操作またはティルト操作に応じて前記荷役操作情報を出力する。
(7)本発明の第7の態様によるフォークリフトは、第5または第6の態様のフォークリフトにおいて、前記制御部は、前記荷役操作が行われても前記荷役装置が前記フォークを駆動しないように、前記荷役装置へ前記荷役操作情報を伝達しない、または、前記荷役操作情報を出力しないように前記荷役情報出力部を制御する。
(8)本発明の第8の態様によるフォークリフトは、第1から第7の態様のフォークリフトにおいて、走行操作に応じて走行操作情報を出力する走行情報出力部と、前記走行操作情報に基づいて前記車両の駆動輪を駆動する走行装置とをさらに備え、前記制御部は、前記制御部は、前記走行情報出力部からの前記走行操作情報を前記走行装置へ電気的に伝達し、前記走行操作情報により前記駆動輪を駆動させるとともに、前記アームレスト検出部により前記アームレストが前記非運転位置にあることが検出されているときは、前記走行操作が行われても前記走行装置が前記駆動輪を駆動しないように、前記走行装置または前記走行情報出力部を制御する。
(9)本発明の第9の態様によるフォークリフトは、第8の態様のフォークリフトにおいて、前記制御部は、前記走行操作が行われても前記走行装置が前記駆動輪を駆動しないように、前記走行装置へ前記走行操作情報を伝達しない、または、前記走行操作情報を出力しないように前記走行情報出力部を制御する。
(10)本発明の第10の態様によるフォークリフトは、第1から第9の態様のフォークリフトにおいて、前記運転席の前方に設けられ、前記運転席の方向にせり出している手すりが、前記運転席の座面よりも高い空間位置に配設されている。
(11)本発明の第11の態様によるフォークリフトは、第1から第10の態様のフォークリフトにおいて、前記アームレストは、前記車両が側方に転倒する時にオペレータの身体を支える。
(12)本発明の第12の態様によるフォークリフトは、車両の運転席に着座したオペレータの前方を除いた箇所に設けられ、舵取り操作に応じて操作信号を出力する操舵部材と、前記車両の転舵輪の転舵角を変化させる転舵装置と、前記操舵部材からの前記操作信号を前記転舵装置へ電気的に伝達し、前記転舵角を前記操作信号により変化させる制御部と、前記前方に設けられ、前記運転席の方向にせり出し、前記運転席の座面よりも高い空間位置に配設されている手すりとを備える。
(13)本発明の第13の態様によるフォークリフトは、第12の態様のフォークリフトにおいて、前記運転席に設けられ、可動機構により非運転位置と運転位置との間を可動するとともに前記操舵部材を備えるアームレストと、前記アームレストが前記非運転位置にあるかまたは前記運転位置にあるかを検出するアームレスト検出部とを備え、前記制御部は、前記アームレスト検出部により前記アームレストが前記非運転位置にあることが検出されているときは、前記操舵部材が操作されても前記転舵装置が前記転舵角を変化しないように、前記転舵装置または前記操舵部材を制御する。
(14)本発明の第14の態様によるフォークリフトは、第13の態様のフォークリフトにおいて、アームレスト検出部は、前記アームレストがオペレータの腕を支える第1位置を前記運転位置として検出し、前記第1位置と異なる第2位置を前記非運転位置として検出する。
(15)本発明の第15の態様によるフォークリフトは、第13または第14の態様のフォークリフトにおいて、前記制御部は、前記アームレスト検出部により前記アームレストが前記非運転位置にあることが検出されているときは、前記転舵装置が前記転舵角を変化しないように、前記転舵装置へ前記操作信号を伝達しない、または、前記操作信号を出力しないように前記操舵部材を制御する。
(16)本発明の第16の態様によるフォークリフトは、第13から第15の態様のフォークリフトにおいて、前記アームレストは、前記車両が側方に転倒する時にオペレータの身体を支える。
<全体構成>
図1は、カウンターバランス式のフォークリフト1を例示する側面図である。図1の左側がフォークリフト1の前部であり、図1の右側がフォークリフト1の後部である。フォークリフト1は、走行用車輪2および運転室3が設けられた車両本体4と、車両本体4の前部に設けられた荷役装置5とを有する。荷役装置5は、車両本体4の前部に固定される左右一対の外マスト6と、外マスト6に支持案内されて昇降自在な左右一対の内マスト7と、内マスト7に昇降可能に配置された昇降体であるキャリッジ8と、キャリッジ8の前面側に設けられて荷物を保持する左右一対のフォーク9とを備えている。
なお、本実施の形態では、走行中にオペレータによるアクセルペダル65の踏み込み量が減少した場合、および/またはブレーキペダル66の踏み込み量が増加した場合に回生ブレーキがかかるように、フォークリフト1は構成されている。
ミニステアリング14Aには、不図示のエンコーダが内蔵されている。エンコーダは、ミニステアリング14Aの回転方向および回転角度を検出し、検出信号をアームレスト内の配線を介して後述するVCM41へ伝達する。
なお、検出信号をミニステアリング14AからVCM41へ無線送信によって伝達してもよい。
なお、アームパッド14Cは、未使用時に図3に例示する中立位置に留まるように、不図示のスプリングによって付勢されている。
図4は、フォークリフト1の要部構成を例示するブロック図である。電気的な信号の伝達は実線で示し、油圧の伝達は破線で示す。電池40は、P線LpおよびN線Lnの間に、所定の電圧Vを印加する。VCM41は、CPU、ROM、およびRAMを含み、ROMに格納されたプログラムをRAMに展開して実行することにより、フォークリフト1の全体の動作を制御する。
また、VCM41は、オペレータによる設定操作に基づいて、その他の情報35を表示部61に表示させる。図5(a)の例では、その他の情報35として日時情報が表示されている。
本実施の形態では、前後進切替スイッチ62およびアクセルペダル65に対する操作を走行操作と称する。VCM41は、前後進切替スイッチ62の位置を検出する位置検出センサ62Aからの検出信号、および、アクセル操作量を検出するアクセルストロークセンサ65Aからの検出信号に基づき、第1の制御信号S1を第1の電力変換装置43に出力する。
VCM41は、後に詳述するインターロックを解除している状態において第1の制御信号S1を第1の電力変換装置43に出力し、インターロック状態では第1の制御信号S1を出力しない。
本実施の形態において、第1の電力変換装置43、走行モータM1、差動装置23および駆動輪は、走行装置を構成する。
本実施の形態では、リフトレバー63およびティルトレバー64に対する操作を荷役操作と称する。VCM41は、リフトレバー63の操作量を検出するリフト検出センサ63Aからの検出信号に基づき、第2の制御信号S2を第2の電力変換装置44に出力する。
VCM41は、後に詳述するインターロックを解除している状態において第2の制御信号S2を第2の電力変換装置44に出力し、インターロック状態では第2の制御信号S2を出力しない。
VCM41は、リフトレバー63の場合と同様に、後に詳述するインターロックを解除している状態において第3の制御信号S3を第3の電力変換装置45に出力し、インターロック状態では第3の制御信号S3を出力しない。
本実施の形態において、第2の電力変換装置44、リフトモータM2、油圧アクチュエータ51、リフトシリンダ12、第3の電力変換装置45、ティルトモータM3、油圧アクチュエータ52、およびティルトシリンダ13は、荷役装置5に含まれる。
本実施の形態では、ミニステアリング14Aに対する操作を操舵操作と称する。ミニステアリング14AからVCM41に入力される検出信号は、上述したように、ミニステアリング14Aの回転方向および回転角を示す。VCM41は、回転角に応じた第4の制御信号S4を第4の電力変換装置46に出力する。
VCM41は、後に詳述するインターロックを解除している状態において第4の制御信号S4を第4の電力変換装置46に出力し、インターロック状態では第4の制御信号S4を出力しない。
本実施の形態において、第4の電力変換装置46、ステアリングモータM4、ギアボックス24、アッカーマンリンク機構25および転舵輪は、転舵装置を構成する。
続いて、フォークリフト1のインターロック制御について説明する。本実施の形態のVCM41は、あらかじめ定めた条件が整わない場合に、上述した走行動作、荷役動作、転舵動作を禁止するインターロック制御を行う。
例えば、アームレスト14が使用位置にあり、運転席15に着座したオペレータがシートベルトを装着しないで前後進切替スイッチ62を前進Fの位置に操作した場合、VCM41は、(条件3)を満たさないことからインターロックを施錠する。
VCM41は、オペレータによって(条件1)、(条件2)および(条件3)の3条件が全て満たされ、かつ、前後進切替スイッチ62が中立Nの位置に操作され、かつ、アクセルペダル65の踏み込みが検出されなくなると、インターロックを解錠し、表示部61の警告表示37を消灯させる。
また、図5(b)において、前後進情報34Aは前後進切替スイッチ62の位置が前進Fであることを示す。
例えば、運転席15に着座したオペレータがシートベルトを装着し、アームレスト14を跳ね上げた状態(すなわち使用位置にない)で前後進切替スイッチ62を前進Fの位置に操作した場合、VCM41は、(条件1)を満たさないことからインターロックを施錠する。
VCM41は、オペレータによって(条件1)、(条件2)および(条件3)の3条件が全て満たされ、かつ、前後進切替スイッチ62が中立Nの位置に操作され、かつ、アクセルペダル65の踏み込みが検出されなくなると、インターロックを解錠し、表示部61の警告表示を消灯させる。
例えば、アームレスト14が使用位置にあり、オペレータがシートベルトを装着せず、運転席15に着座しないでリフトレバー63またはティルトレバー64を操作した場合、VCM41は、(条件2)、(条件3)を満たさないことからインターロックを施錠する。
VCM41は、オペレータによって(条件1)、(条件2)および(条件3)の3条件が全て満たされ、かつ、リフトレバー63およびティルトレバー64が中立の位置に操作されると、インターロックを解錠し、表示部61の警告表示38を消灯させる。
例えば、アームレスト14が使用位置にあり、運転席15に着座したオペレータがシートベルトを装着しないでミニステアリング14Aを操作した場合、VCM41は、(条件3)を満たさないことからインターロックを施錠する。
なお、本実施の形態では、操舵のインターロック状態であることをオペレータに知らせるための警告表示を行っていないが、表示部61に警告表示を表示させてもよい。
-- フラグセット処理 --
図6は、インターロック制御に用いるフラグをセットする処理の流れを説明するフローチャートである。VCM41は、図6による処理を所定時間ごとに実行する。ステップS10において、VCM41は、アームレスト14が使用位置にあるか否かを判定する。VCM41は、アームレスト14が使用位置にある場合はステップS10を肯定判定してステップS20へ進み、ステップS20においてアームレストフラグを0にセットしてステップS30へ進む。VCM41は、アームレスト14が使用位置にない場合はステップS10を否定判定してステップS15へ進み、ステップS15においてアームレストフラグを1にセットしてステップS30へ進む。
図7は、インターロック施錠制御処理の流れを説明するフローチャートである。VCM41は、インターロックが解除されている状態で走行、荷役、操舵の操作が行われるごとに、すなわちアクセルストロークセンサ65A、位置検出センサ62A、リフト検出センサ63A、ティルト検出センサ64A、ミニステアリング14Aから検出信号が入力されるごとに、図7による処理を起動させる。ステップS110において、VCM41は、荷役操作が行われたか否かを判定する。VCM41は、リフトレバー63またはティルトレバー64が操作された場合にステップS110を肯定判定してステップS120へ進む。VCM41は、リフトレバー63もティルトレバー64も操作されていない場合には、ステップS110を否定判定してステップS210へ進む。
図8は、インターロック解錠制御処理の流れを説明するフローチャートである。VCM41は、インターロックが施錠されている状態で走行、荷役、操舵の操作が行われるごとに、すなわちアクセルストロークセンサ65A、位置検出センサ62A、リフト検出センサ63A、ティルト検出センサ64A、ミニステアリング14Aから検出信号が入力されるごとに、図8による処理を起動させる。ステップS410において、VCM41は、図6のフラグセット処理によってアームレストフラグ、着座フラグ、およびベルトフラグの全てが0にセットされているか否かを判定する。VCM41は、全てのフラグが0である場合にステップS410を肯定判定してステップS420へ進む。VCM41は、少なくとも一つのフラグが1である場合にステップS410を否定判定し、インターロックを解錠することなく図8による処理を終了する。
(1)上述したフォークリフト1は、ステアバイワイヤ(ステアリングバイワイヤ)方式の転舵装置(第4の電力変換装置46、ステアリングモータM4、ギアボックス24、アッカーマンリンク機構25、後輪22Lおよび22R)を採用し、可動式のアームレスト14に設けたミニステアリング14Aによって操舵操作を行う。すなわち、フォークリフト1は、運転席15に設けられ、回動可能に軸支された可動機構により非運転位置と運転位置との間を移動するアームレスト14と、アームレスト14に設けられ、操舵操作に応じて操作信号を出力するミニステアリング14Aと、フォークリフト1の転舵輪の転舵角を変化させる転舵装置と、ミニステアリング14Aからの操作信号を転舵装置へ電気的に伝達し、転舵角を操作信号により変化させるVCM41と、アームレスト14が非運転位置にあるか運転位置にあるかを検出するリミットスイッチ14Gとを備える。VCM41は、リミットスイッチ14Gによりアームレスト14が非運転位置にあることが検出されているときは、ミニステアリング14Aが操作されても転舵装置が転舵角を変化しないように転舵装置を制御する。
上記のフォークリフト1によれば、運転席の前方にステアリングハンドルを有する従来タイプのカウンターバランス式フォークリフトで場合に比べて、オペレータの前方視界を向上させることができる。
また、上記のフォークリフト1によれば、例えば、オペレータがフォークリフト1のアームレスト14を跳ね上げて非運転位置にしたままミニステアリング14Aを操作した場合、転舵角を変えることができないので、安全性を高めることができる。
さらに、上記のフォークリフト1のアームレスト14に設けたミニステアリング14Aの位置は、従来タイプのカウンターバランス式フォークリフトで運転席の前方に配置されたステアリングハンドルと比べてオペレータの手元に近いので、オペレータによる操作性を高めることができる。
これにより、例えばオペレータがフォークリフト1のアームレスト14を跳ね上げて非運転位置にしたまま荷役操作をした場合にフォーク9を駆動することができないので、安全性を高めることができる。
これにより、例えばオペレータがフォークリフト1のアームレスト14を跳ね上げて非運転位置にしたまま走行操作をした場合にフォークリフト1を走行させることができないので、安全性を高めることができる。
なお、非駆動時に回生ブレーキがかかるように構成する場合には、走行中にアームレスト14が非運転位置に跳ね上げられると、フォークリフト1を適切に減速、停止させることができる。
上記実施の形態のフォークリフト1は、運転席15の前方にステアリングハンドルを有する場合に比べて、オペレータの前方視界が向上する。
一方で、運転席15の前方にステアリングハンドルが存在しないため、フォークリフト1が前方に転倒する際、オペレータは、ステアリングハンドルを掴んで自身の体を支えることできない。しかしながら、運転席15の前方にセーフティバー16を設けたことにより、オペレータがセーフティバー16を掴んで自身の体を支えることができ、安全性を高めることができる。
(変形例1)
上記実施の形態の説明では、(条件1)アームレスト14が使用位置に位置すること、(条件2)オペレータが運転席15に着座していること、(条件3)運転席15に設けられた不図示のシートベルトがロックされていること、の3条件が全て満たされている場合に上述した走行動作、荷役動作、および転舵動作をいずれも許可し、上記3条件のうちの少なくとも1つが満たされない場合にインターロックをかけて、走行動作、荷役動作、および転舵動作をいずれも禁止する例を説明した。インターロックにより禁止する動作は、走行、荷役、および転舵のうちの一部の動作に限定してもよい。
また、(条件1)アームレスト14が使用位置に位置すること、(条件2)オペレータが運転席15に着座していること、(条件3)運転席15に設けられた不図示のシートベルトがロックされていること、の3条件のうちの一部の条件、例えば、(条件1)と(条件2)の2条件が全て満たされている場合に上述した走行動作、荷役動作、転舵動作を許可し、上記2条件のうちの少なくとも1つが満たされない場合にインターロックをかけるようにしてもよい。このように、インターロックをかけるか否かの判定に用いる条件は、例えばフォークリフト1の使用状況によって変更可能に構成してもよい。
なお、インターロックをかけるか否かの判定に用いる条件は、上記3条件から減じるだけでなく、上記3条件の他に新たな条件を加えて、4条件や5条件へ増やしてもよい。
上述した実施の形態では、条件が満たされない状態での走行操作をきっかけにインターロックをかける走行のインターロックと、条件が満たされない状態での荷役操作をきっかけにインターロックをかける荷役のインターロックと、条件が満たされない状態での操舵操作をきっかけにインターロックをかける転舵のインターロックとを区別してインターロックをかける例を説明した。この代わりに、どの操作がきっかけとなったかを区別しないでインターロックをかけてもよい。変形例3において、VCM41は、条件が満たされない状態で、走行操作、荷役操作、または操舵操作のいずれかをきっかけに、インターロックをかける。VCM41は、インターロックをかけている間は、上述した走行動作、荷役動作、および転舵動作をいずれも禁止する。
上述した実施の形態では、VCM41が、インターロックを解除している状態で走行操作が行われた場合に第1の制御信号S1を第1の電力変換装置43に出力し、インターロック状態では走行操作が行われても第1の制御信号S1を出力しない例を説明した。
この代わりに、インターロック状態では走行操作が行われてもアクセルストロークセンサ65Aおよび位置検出センサ62Aが走行操作情報の検出信号を出力しないように、VCM41がアクセルストロークセンサ65Aおよび位置検出センサ62Aを制御してもよい。
上述した説明では、ステアバイワイヤ式の転舵装置として、フル電動式を例示したが、油圧シリンダを用いた構成を採用してもよい。変形例5において、例えば、第4の電力変換装置46は、第4の制御信号に応じた電力を不図示のステア用電動モータに供給し、その回転数を制御する。ステア用電動モータによる回転運動は、不図示の油圧アクチュエータによって直線運動に変換する。そして、転舵輪である左右の後輪22Lおよび22Rを、油圧アクチュエータと連結された油圧シリンダによって転舵させる。
上述した説明では、転舵輪を左右2輪で構成した4輪構成のフォークリフト1を例示したが、転舵輪を1輪で構成した3輪構成のフォークリフトとしてもよい。
また、上述したフォークリフト1は、走行動作、荷役動作の動力源としてモータを用いる構成を例示したが、走行動作や荷役動作の動力源としてエンジンを用いる構成であってもよい。
上述した説明では、フォークリフト1を例示して説明したが、ステアバイワイヤ式の産業車両であれば、フォークリフトに限らなくてもよい。
2…走行用車輪
3…運転室
5、(第2の電力変換装置44、リフトモータM2、油圧アクチュエータ51、リフトシリンダ12、第3の電力変換装置45、ティルトモータM3、油圧アクチュエータ52、およびティルトシリンダ13)…荷役装置
14…アームレスト
14A…ミニステアリング
14G…リミットスイッチ
15…運転席
15A…着座センサ
16…セーフティバー
41…VCM
(第1の電力変換装置43、走行モータM1、差動装置23、前輪21Lおよび21R)…走行装置
(第4の電力変換装置46、ステアリングモータM4、ギアボックス24、アッカーマンリンク機構25、後輪22Lおよび22R)…転舵装置
Claims (11)
- 車両の運転席に設けられ、可動機構により非運転位置と運転位置との間を移動するアームレストと、
前記アームレストに設けられ、舵取り操作に応じて操作信号を出力する操舵部材と、
前記車両の転舵輪の転舵角を変化させる転舵装置と、
前記操舵部材からの前記操作信号を前記転舵装置へ電気的に伝達し、前記転舵角を前記操作信号により変化させる制御部と、
前記アームレストが前記非運転位置にあるかまたは前記運転位置にあるかを検出するアームレスト検出部とを備え、
前記制御部は、前記アームレスト検出部により前記アームレストが前記非運転位置にあることが検出されているときは、前記操舵部材が操作されても前記転舵装置が前記転舵角を変化しないように、前記転舵装置または前記操舵部材を制御するフォークリフト。 - 請求項1に記載のフォークリフトにおいて、
アームレスト検出部は、前記アームレストがオペレータの腕を支える第1位置を前記運転位置として検出し、前記第1位置と異なる第2位置を前記非運転位置として検出するフォークリフト。 - 請求項1または2に記載のフォークリフトにおいて、
前記制御部は、前記アームレスト検出部により前記アームレストが前記非運転位置にあることが検出されているときは、前記転舵装置が前記転舵角を変化しないように、前記転舵装置へ前記操作信号を伝達しない、または、前記操作信号を出力しないように前記操舵部材を制御するフォークリフト。 - 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のフォークリフトにおいて、
前記運転席にオペレータが着座しているか否かを検出する着座検出部をさらに備え、
前記制御部は、前記着座検出部によりオペレータが着座していないことが検出されているときは、前記アームレスト検出部により前記アームレストが前記運転位置にあることが検出され、かつ、前記操舵部材が操作されても、前記転舵装置が前記転舵角を変化しないように、前記転舵装置へ前記操作信号を伝達しない、または、前記操作信号を出力しないように前記操舵部材を制御するフォークリフト。 - 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載のフォークリフトにおいて、
荷役操作に応じて荷役操作情報を出力する荷役情報出力部と、
前記荷役操作情報に基づいてフォークを駆動する荷役装置とをさらに備え、
前記制御部は、前記荷役情報出力部からの前記荷役操作情報を前記荷役装置へ電気的に伝達し、前記荷役操作情報により前記フォークを駆動させるとともに、前記アームレスト検出部により前記アームレストが前記非運転位置にあることが検出されているときは、前記荷役操作が行われても前記荷役装置が前記フォークを駆動しないように、前記荷役装置または前記荷役情報出力部を制御するフォークリフト。 - 請求項5に記載のフォークリフトにおいて、
前記荷役情報出力部は、リフト操作またはティルト操作に応じて前記荷役操作情報を出力するフォークリフト。 - 請求項5または6に記載のフォークリフトにおいて、
前記制御部は、前記荷役操作が行われても前記荷役装置が前記フォークを駆動しないように、前記荷役装置へ前記荷役操作情報を伝達しない、または、前記荷役操作情報を出力しないように前記荷役情報出力部を制御するフォークリフト。 - 請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載のフォークリフトにおいて、
走行操作に応じて走行操作情報を出力する走行情報出力部と、
前記走行操作情報に基づいて前記車両の駆動輪を駆動する走行装置とをさらに備え、
前記制御部は、前記走行情報出力部からの前記走行操作情報を前記走行装置へ電気的に伝達し、前記走行操作情報により前記駆動輪を駆動させるとともに、前記アームレスト検出部により前記アームレストが前記非運転位置にあることが検出されているときは、前記走行操作が行われても前記走行装置が前記駆動輪を駆動しないように、前記走行装置または前記走行情報出力部を制御するフォークリフト。 - 請求項8に記載のフォークリフトにおいて、
前記制御部は、前記走行操作が行われても前記走行装置が前記駆動輪を駆動しないように、前記走行装置へ前記走行操作情報を伝達しない、または、前記走行操作情報を出力しないように前記走行情報出力部を制御するフォークリフト。 - 請求項1から請求項9までのいずれか一項に記載のフォークリフトにおいて、
前記運転席の前方に設けられ、前記運転席の方向にせり出している手すりが、前記運転席の座面よりも高い空間位置に配設されているフォークリフト。 - 請求項1から請求項10までのいずれか一項に記載のフォークリフトにおいて、
前記アームレストは、前記車両が側方に転倒する時にオペレータの身体を支えるフォークリフト。
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