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JP2019003089A - 現像剤補給装置及び画像形成装置 - Google Patents

現像剤補給装置及び画像形成装置 Download PDF

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JP2019003089A JP2017118413A JP2017118413A JP2019003089A JP 2019003089 A JP2019003089 A JP 2019003089A JP 2017118413 A JP2017118413 A JP 2017118413A JP 2017118413 A JP2017118413 A JP 2017118413A JP 2019003089 A JP2019003089 A JP 2019003089A
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Abstract

【課題】現像剤の供給動作の不良原因に関して、現像剤の詰まりによるものか、現像剤収容容器の装着不良によるものかを簡易な構成で判定することができる現像剤補給装置を提供する。【解決手段】現像剤補給装置において、トナーを収容する着脱自在なトナーボトル50内のトナーを現像器3に供給するためのポンプ51と、ポンプ51の駆動状態を検出する位相検出センサ58と、ポンプ51にトナー供給動作を実行させると共に、トナー供給動作が所定の動作とならない場合、内容を変更した動作を実行させ、該内容を変更した動作の状態に基づいて、トナー供給動作の状態を判定する制御部70と、を有する。【選択図】図9

Description

本発明は、画像形成装置に搭載される現像器に現像剤を補給する現像剤補給装置に関する。また現像剤補給装置を備える電子写真複写機、レーザビームプリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置においては、感光体ドラム表面に静電潜像を形成し、静電潜像に対して現像器により微粉末の現像剤を供給して現像する。その後、現像された現像剤像をシートに転写し、定着装置により定着させる。
ここで画像形成装置は、画像形成に伴って現像剤が消費されるため、現像器に現像剤を補給する必要がある。そこで現像剤補給装置によって、現像剤を収容する現像剤収容容器から現像器に対して現像剤を効率的に供給する構成が従来から提案されている。
例えば特許文献1では、現像剤収容容器と共にポンプ部を駆動させ、ポンプ部の容積変化によって現像剤を排出して現像器に補給する構成において、位置検出部の検出結果から予め設定した伸縮状態でポンプ部が停止するように制御する構成が記載されている。
また特許文献2では、現像剤収容容器が正常に駆動しない場合、現像剤収容容器の装着不良が発生したか否かを判定し、装着不良の場合にはユーザに現像剤収容容器の再装着を促す通知を行う構成が記載されている。
特開2014−174386号公報 特開2009−151180号公報
現像剤収容容器の輸送状態や保管状態によっては、現像剤が凝集して詰まることで現像剤収容容器が正常に駆動しないことがある。特に、特許文献1に記載の構成のようにポンプ部の容積変化によって現像剤を補給する構成ではポンプ部に現像剤が詰まりやすい。この場合、現像剤収容容器を一度取り外して振動を与えた後に再装着することで、現像剤の詰まりを解消させることができる。
ここで特許文献2に記載の構成では、現像剤収容容器の装着不良は検出できるものの、現像剤の詰まりを原因とする現像剤収容容器の駆動不良を検出することができない。このため、現像剤が詰まることによる現像剤の供給動作の不良に迅速に対処できない懸念がある。
そこで本発明はこのような現状に鑑みてなされたものであり、現像剤の供給動作の不良原因に関して、現像剤の詰まりによるものか、現像剤収容容器の装着不良によるものかを簡易な構成で判定することができる現像剤補給装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明に係る現像剤補給装置は、現像剤を現像器に供給するための供給手段と、前記供給手段の駆動状態を検出する検出手段と、前記供給手段に第1の動作を実行させると共に、該第1の動作が所定の動作とならない場合、前記第1の動作とは異なる第2の動作を実行させ、該第2の動作の状態に基づいて前記第1の動作の状態を判定する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、現像剤の供給動作の不良原因に関して、現像剤の詰まりによるものか、現像剤収容容器の装着不良によるものかを簡易な構成で判定することができる。
画像形成装置の断面概略図である。 画像形成部の拡大図である。 トナー補給装置と現像器の側面図と平面図である。 ポンプが伸縮したときのトナー補給装置の断面概略図と平面概略図である。 搬送路の断面図と側面図である。 位相検出センサの構成と検出動作を説明するための模式図である。 位相検出センサの光の透過率とポンプの伸縮状態との関係を説明するための説明図である。 画像形成装置のシステム構成を示すブロック図である。 不良原因報知シーケンスを示すフローチャートである。 不良原因報知シーケンスを示すフローチャートである。
(第1実施形態)
<画像形成装置>
以下、まず本発明の第1実施形態に係る現像剤補給装置を備える画像形成装置Aの全体構成を画像形成時の動作とともに図面を参照しながら説明する。なお、部材の種類、形状、配置、個数等は以下の実施形態にものに限定されず、その構成要素を同等の作用効果を奏するものに適宜置換する等、発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
図1に示す様に、画像形成装置Aはシートにトナー像を転写する画像形成部45と、原稿の画像を読み取る画像読取部40と、画像形成部45へシートを供給するシート給送部と、シートにトナー像を定着させる定着部5と、を備える。
図2は、画像形成部45の拡大図である。図2に示す様に、画像形成部45は、有機感光体からなる感光体ドラム1(像担持体)、帯電ローラ2、現像器3、転写ローラ4、レーザスキャナユニット41、クリーニングブレード47などを備える。また、トナーボトル50(現像剤収容容器)に収容されたトナー(現像剤)を、搬送路60を介して現像器3に補給するトナー補給装置100(現像剤補給装置)を備える。
画像形成に際しては、図1に示す様に、制御部70(図8参照)が画像形成ジョブ信号を受信すると、不図示の給送ローラや搬送ローラによってシート積載部43に積載収納されたシートSが画像形成部45に送り出される。
一方、画像形成部45においては、図2に示す様に、まず帯電ローラ2に帯電バイアスが印加されることにより、帯電ローラ2と接触する感光体ドラム1の表面が帯電させられる。
その後、レーザスキャナユニット41が、内部に備える光源(不図示)からレーザ光を出射し、画像読取部40で読み取った画像情報等に応じてレーザ光を感光体ドラム1に照射する。これにより、感光体ドラム1表面の電位が部分的に低下して画像情報に応じた静電潜像が感光体ドラム1の表面上に形成される。
その後、現像器3が備える現像スリーブ8に現像バイアスが印加されることにより、現像スリーブ8から感光体ドラム1表面に形成された静電潜像にトナーを付着させてトナー像が形成される。なお、本実施形態では不図示の高圧印加基板から交流電圧と直流電圧を重畳させた現像バイアスを印加する。また、本実施形態のトナーは、粉砕方式による磁性一成分トナーあり、トナー粒径は5〜10μm程度、帯電量は−5〜−20uC/g程度である。しかし本発明の構成はこれに限らず、非磁性一成分トナーや非磁性二成分トナーを使用してもよい。
感光体ドラム1表面に形成されたトナー像は、感光体ドラム1と転写ローラ4との間に形成された転写ニップ部に送り込まれる。トナー像が転写ニップ部に到着すると、転写ローラ4にトナーと逆極性の転写バイアスが印加されてトナー像がシートSに転写される。
その後、トナー像が転写されたシートSは定着部5(図1)に送られ、定着部5の加熱部と加圧部との間に形成された定着ニップ部において加熱・加圧され、トナー像がシートに定着される。その後、シートは不図示の排出ローラに搬送されて排出部42(図1)に排出される。
<現像剤補給装置>
次に、現像器3にトナーを補給する現像剤補給装置としてのトナー補給装置100の構成について詳しく説明する。図3はトナー補給装置100と現像器3の側面図と平面図である。なお、図3(a)は図2の右視図であり、図3(b)は図2の上視図である。
図3に示す様に、トナー補給装置100は現像器3の近傍に設けられている。トナー補給装置100は、トナーボトル50と、トナーボトル50を回転可能に支持するボトル装着部9を備える。またボトル駆動モータ74(図8参照)から駆動力を受けてトナーボトル50を回転駆動させる回転駆動機構10を備える。またトナーボトル50から現像器3にトナーを搬送するための搬送路60を備える。
ボトル装着部9の内部には、往復動に伴い容積が可変な樹脂製で蛇腹状の容積可変型ポンプであるポンプ51(ポンプ部)が設けられている。ポンプ51は、山折り部と谷折り部が周期的に交互に複数形成されている。そして、回転駆動機構10から受けた駆動力がポンプ51の往復動力に変換されることで圧縮、伸張を交互に繰り返し行う(伸縮する)ことができる。なお、本実施形態では、ポンプ51の伸縮時の容積変化量は17cm(cc)に設定されている。またポンプ51を駆動させる駆動系については後述する。
また、トナーボトル50は円筒状の部材であり、内周面には螺旋状の突起50aがトナーボトル50の内方側に突出して形成されている。そして回転駆動機構10により回転駆動することで、トナーが突起50aによってボトル装着部9側へと搬送され、その後にトナーはポンプ51内に搬送される。なお、トナーボトル50はボトル装着部9(現像剤補給装置の装置本体)に着脱自在な構成となっており、トナーボトル50を取り外す場合にはポンプ51部分も一体として取り外される。またトナーボトル50着脱時には不図示のボトルカバーを開閉させて着脱を行う。ボトルカバーの開閉は、不図示のカバー開閉検出部により検出される。
図4は、ポンプ51が伸縮したときのトナー補給装置100の断面概略図と平面概略図である。ここで図4(a)はポンプ51が使用上最大限伸張された状態の断面概略図である。また図4(b)は、ポンプ51が使用上最大限収縮された状態の断面概略図である。また図4(c)は図4(a)を上方向から見た図であり、図4(d)は図4(b)を上方向から見た図である。
図4に示す様に、ポンプ51は搬送路60にトナーを排出するための排出口52を備える。そして所定の周期で繰り返し伸縮してトナーボトル50を含む空間の容積を変化させ、排出口52を介して吸気動作と排気動作を繰り返し、排出口52から搬送路60にトナーを排出する。
つまり、ポンプ51は一番伸びて容積が最大の状態となり(図4(a)、(c)の状態)、一番縮んで容積が最小の状態となり(図4(b)、(d)の状態)、この動作を所定の周期で繰り返す。これにより排出口52を通してトナーボトル50の内部に向かう気流とトナーボトル50から外部に向かう気流を交互に繰り返し発生させ、小径(直径が約2mm)の排出口52から搬送路60にトナーを効率良く排出させる。また排出されたトナーは搬送路60を介して現像器3に供給される。つまりポンプ51とポンプ51を駆動させるボトル駆動モータ74は、トナーボトル50内のトナーを現像器3に供給するための供給手段であり、ポンプ51の駆動(伸縮)は、搬送路60を介して現像器3にトナーを供給する供給動作といえる。なお、ポンプ51は、円筒部57の回転方向へ自らが回転することがないように設けられている。
次に、トナーボトル50とポンプ51の駆動系について説明する。
図4に示す様に、トナーボトル50はギア部53を備え、ギア部53が回転駆動を受けることでトナーボトル50が回転する。またギア部53には、全周に溝が設けられたカム溝55がギア部53と一体に設けられている。そして、このカム溝55を含むカム機構により、トナーボトル50を回転させるための回転駆動力を、ポンプ51を往復動させる方向の力へ変換する。このようにトナーボトル50の回転とポンプ51の往復動するための駆動力を1つのギア部53で受ける構成とすることで、駆動受入れ部を2つ別々に設ける場合に比べてトナーボトル50の駆動入力機構の構成を簡易化できる。
具体的には、回転駆動力をポンプ51の往復動力に変換するために介する部材として往復動部材54(駆動伝達部材)を用いている。まず回転駆動機構10からギア部53が回転駆動を受けると、ギア部53と一体となっているカム溝55が回転する。このカム溝55には往復動部材54から一部が突出した係合突起56が係合している。また往復動部材54は円筒部57の回転方向へ自らが回転することがないように(ガタ程度は許容する)に固定されている。このため、カム溝55の回転によりカム溝55の形状に沿って係合突起56が往復動し、これにより往復動部材54が往復動し、ポンプ51が伸張した状態と収縮した状態を交互に繰り返す。
なお、本実施形態では、係合突起56はカム溝55に複数係合するように設けられている。具体的には、円筒部57の外周面に2つの係合突起56が約180°対向するように設けられている。しかし、係合突起56の配置個数については、少なくとも1つ設けられていればよい。但し、ポンプ51の伸縮時の抗力により駆動変換機構等にモーメントが発生し、スムーズな往復動が行われないおそれがあるため、カム溝55形状との関係が破綻しないよう複数個設ける構成が好ましい。
次に、搬送路60の構成について説明する。図5は、搬送路60の構成を示す図である。ここで図5(a)は搬送路60の断面図であり、図5(b)は搬送路60の側面図である。
図5に示す様に、搬送路60は、排出口52(図3参照)と連結する搬送路供給口61を備える。また現像器3にトナーを搬送するための搬送スクリュー13を備える。また搬送スクリュー13の近傍であり、搬送路供給口61のほぼ真下に搬送路内センサ14を備える。また現像器3にトナーを補給するための補給口62を備える。
搬送路60から現像器3へのトナー搬送に関しては、まず搬送路供給口61から搬送路60内にトナーが供給される。その後、搬送路モータ75(図8参照)から駆動力を受けて搬送スクリュー13が回転することでトナーが補給口62側に搬送される。そして、トナーが補給口62まで搬送されると、補給口62から現像器3にトナーが補給される。
なお、本実施形態の搬送路60で使用されるトナーは温度が20〜25℃、湿度が30〜60%の環境で嵩密度0.5〜0.8g/cm程度である。また搬送スクリュー13の駆動は180rpmで行う。なお、トナーの種類や搬送路内へのトナー供給量が大きく変更となった場合には、搬送スクリュー13の駆動条件も適宜変更する。
<位相検出センサ>
ここでポンプ51の伸縮動作によってトナーを補給する際に、ポンプ51が吸気動作の途中で止まった場合と、排気動作の途中で止まった場合では、その後のポンプ51の伸縮動作による容積可変量が異なり、トナーの排出性が不安定になるおそれがある。
そこでポンプ51駆動時の容積変化量を均一化させてトナーの補給量を安定させるために、トナー補給装置100はトナーボトル50の位相を検出する位相検出センサ58を備える。以下、位相検出センサ58の構成について説明する。
図6は、位相検出センサ58の構成と検出動作を説明するための模式図である。図6に示す様に、位相検出センサ58は、光学式のフォトセンサであり、受光素子と発光素子から構成される検出部58aと、検出部58aの受光素子と発光素子の間に介在して発光素子から受光素子に照射される光を遮るレバー58bを有する。検出部58aは、発光素子から照射される光の透過率に応じた電気信号を出力する。またトナーボトル50の円周面上には、位相検出用の凹部50bが形成されている。
ここで図6(a)に示す様に、トナーボトル50の凹部50bがレバー58bの位置にない場合、レバー58bは検出部58aの受光素子と発光素子の間に介在しないため、検出部58aの光の透過率が大きくなる。これに対し、図6(b)に示す様に、トナーボトル50の回転により凹部50bがレバー58bの位置にきてレバー58bが検出部58aの受光素子と発光素子の間に介在すると、検出部58aの光の透過率が小さくなる。
なお、本実施形態では、検出部58aにおける光の透過率の割合が90%以上の場合にデジタル出力値を1(ON)とし、90%未満の場合にデジタル出力値を0(OFF)とする。
図7は、位相検出センサ58の光の透過率とポンプ51の伸縮状態との関係を説明するための説明図である。ここで図7(a)は、図6(a)に示すX地点を基準に、トナーボトル50が回転したときの位相検出センサ58の検出部58aの光の透過率の出力変化とデジタル出力値の変化を示すグラフである。また図7(b)は、位相検出センサ58の検出部58aの光の透過率に対応したポンプ51の伸縮状態を示す図である。
図7(a)に示す様に、トナーボトル50が回転することで検出部58aの光がレバー58bにより遮られる割合が変化して光の透過率の割合やデジタル出力値が変化する。本実施形態では、位相検出センサ58の検出部58aの光の透過率が低くなるにつれてポンプ51が拡張していき、光の透過率が高くなるにつれてポンプ51が収縮していくように位相検出センサ58や凹部50bの形状が設定されている。また位相検出センサ58のデジタル出力値が1の場合、ポンプ51が最も収縮して容積が最小の状態に近い状態となるように設定されている。
制御部70は、トナーを供給する際は、検出部58aのデジタル出力値が0(OFF)から1(ON)に切り替えられるまでボトル駆動モータ74を回転させ続け、切り替わった時にトナーボトル50の回転を停止させる。このため、トナー供給動作が終了したボトル駆動モータ74停止時において、ポンプ51の容積は最小付近の状態となっている。
このように位相検出センサ58の検出結果に基づいてトナーボトル50とポンプ51の駆動を制御することで、駆動停止時におけるポンプ51の伸縮状態がほぼ一定となり、ポンプ51駆動時の容積変化量を均一化させることができる。
<トナーの補給タイミング>
次に、トナー補給装置100によるトナーの補給タイミングについて説明する。
現像器3内のトナーが少なくなると、トナーボトル50に収容されたトナーが搬送路60を介して現像器3に補給される。搬送路60と現像器3には、トナー量を検出する検出手段としての搬送路内センサ14と現像器内センサ16が設けられている(図2)。これらのセンサによりトナーの有無を検出し、この検出結果に基づいてトナー補給タイミングが決定される。
具体的には、搬送路内センサ14は、トナーボトル50の駆動時に搬送路60内のトナーの有無検出を100msec周期で行う。制御部70は、搬送路内センサ14がトナー無を3回連続で検出した場合に搬送路60内のトナー無と判定し、ボトル駆動モータ74を1サイクル動作させる。これによりトナーボトル50から搬送路60にトナーが補給される。
また現像器内センサ16は、現像スリーブ8の駆動時に現像器3内のトナーの有無検出を100msec周期で行う。制御部70は現像器内センサ16による15回のトナー有無検出のうちトナー有を3回以上検出した場合は現像器3内のトナー有と判定し、トナー有検出が2回以下の場合は現像器3内のトナー無と判定する。また制御部70は、現像器3内のトナー無を判定した場合、現像器3内のトナー有を判定するまで搬送路モータ75を駆動させる。
なお、搬送路内センサ14、現像器内センサ16としては、センサの検出面近傍のトナー量に応じて出力が変化する種々のセンサを使用することができる。例えば検出面近傍に磁性体であるトナーが多い場合には高い出力電圧を示し、少ない場合には低い出力電圧を示す透磁率センサを用いることができる。
<制御部>
次に、画像形成装置Aのシステム構成の概要を、特に現像器3の制御に関わる部分を中心に説明する。
図8は、画像形成装置Aのシステム構成の一部を示すブロック図である。図8に示す様に、画像形成装置Aは、CPU、ROM、RAMから構成される制御部70(制御手段)を備える。
制御部70において、ROMには、各種の制御プログラムやデータ等が記録されている。CPUは、ROMに格納された制御プログラムやデータに基づいて各種の演算処理を行う。RAMは、プログラムロード領域、作業領域、各種データの格納領域等を備える。つまり制御部70は、CPUが、ROMに格納された制御プログラムに基づいてRAMを作業領域に用いながら画像形成装置Aの各デバイスを制御する。
また制御部70には、トナー検出部71を介して、搬送路内センサ14と現像器内センサ16が接続されている。また駆動制御部72を介してボトル駆動モータ74、搬送路モータ75、現像器クラッチ76が接続されている。制御部70は、搬送路内センサ14、現像器内センサ16によるトナー有無の検出結果に基づいて、上述したトナー補給装置100や現像器3の駆動を制御する。
また制御部70には、位相検出センサ58が接続されている。制御部70は、位相検出センサ58によるトナーボトル50の位相の検出結果からトナーボトル50やポンプ51が正常に駆動しているか否かを判定することができる。つまり位相検出センサ58は、トナーボトル50やポンプ51の駆動状態を検出する検出手段である。
また制御部70には、表示部78が接続されている。制御部70は、表示部78に各種の情報を表示させることができる。
<不良原因報知シーケンス>
次に、トナー補給装置100によるトナー供給動作の不良が検出された場合に、不良原因を判定して報知する不良原因報知シーケンスについて、図9に示すフローチャートを用いてついて説明する。
図9に示す様に、まず制御部70は、ボトルカバーの開閉動作を検出し(S1)、搬送路内センサ14により搬送路60のトナー無を検出すると(S2)、ボトル駆動モータ74の駆動信号をONして、トナーボトル50とポンプ51の駆動を開始させる(S3)。このようにしてトナー供給動作(第1の動作)が開始される。
次に制御部70は、トナー供給動作中の位相検出センサ58のデジタル出力値が変化するか否かを監視する(S4)。なお、本実施形態では、デジタル出力値が変化するか否かを10秒間監視する。ここでデジタル出力値が変化した場合、制御部70はトナーの供給動作が正常に行われていると判定してシーケンスを終了する。
一方、位相検出センサ58のデジタル出力値が10秒間変化しない場合、制御部70は、ナー供給動作の不良と判定する。そして、その10秒間に位相検出センサ58の検出部58aの光の透過率が変化したか否かを判定する(S5)。
ここで光の透過率が変化した場合、トナーボトル50は回転途中にトナー詰まりにより停止したと考えられるため、制御部70はトナー供給動作の不良原因がトナー詰まりと判定する。そしてトナー詰まりが発生している旨、及び、トナーボトル50を取り外して振った上で再装着することを促す旨を表示部78に表示させシーケンスを終了する(S6)。
一方、光の透過率が変化していない場合、トナーボトル50は回転していないことを意味する。ここでポンプ51において、トナーボトル50の装着初期状態からトナー詰まりが発生している場合、ポンプ51は収縮する方向には駆動しないものの、拡張する方向には駆動する。一方、トナーボトル50の装着不良が起きている場合、ポンプ51にボトル駆動モータ74の駆動力が伝達されないため、ポンプ51は収縮方向にも拡張方向にも駆動しない。なお、この段階ではトナーボトル50装着初期状態であるため、上述したトナーボトル50の位相制御は行われていない。
そこで光の透過率が変化していない場合、次に制御部70は、ボトル駆動モータ74を逆回転させ(S7)、位相検出センサ58の検出部58aの光の透過率の変化を再度検出する(S8)。そして光の透過率が変化してポンプ51の駆動(トナーボトル50の回転)が検出された場合、ポンプ51が拡張したと考えられるため、制御部70はトナー供給動作の不良原因をトナー詰まりと判定する。つまり制御部70は、トナー供給動作が所定の動作とならない場合、ボトル駆動モータ74を逆回転させ(第2の動作を実行)、このときの状態に基づいて、トナー供給動作の状態を判定する。そしてトナー詰まりが発生している旨、及び、トナーボトル50を取り外して振った上で再装着することを促す旨を表示部78に表示させ(S6)、シーケンスを終了する。
一方、位相検出センサ58の検出部58aの光の透過率が変化せず、ポンプ51の駆動(トナーボトル50の回転)が検出されない場合、制御部70はトナー供給動作の不良原因をトナーボトル50の装着不良と判定する。そしてトナーボトル50の装着不良の旨、及びトナーボトル50再装着を促す旨を表示部78に表示させ(S9)、シーケンスを終了する。
このようにトナー供給動作の不良が検出された場合に、内容を変更した供給動作を実行させ、そのときのポンプ51の駆動状態に基づいて、トナー供給動作の不良原因がトナー詰まりかトナーボトル50の装着不良かを判定して報知する。これにより、簡易な構成でトナー供給動作の不良原因がトナー詰まりによるものかトナーボトル50の装着不良によるものかをユーザが判定することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る現像剤補給装置を備える画像形成装置の第2実施形態について図を用いて説明する。上記第1実施形態と説明の重複する部分については、同一の図面、同一の符号を付して説明を省略する。
第1実施形態では、不良原因報知シーケンスにおいて、ポンプ51の容積が最大状態の場合、ボトル駆動モータ74を逆回転させてもポンプ51が駆動せず、検出部58aの光の透過率が変化しないため、トナーボトル50の装着不良と誤判定されるおそれがある。
そこで本実施形態では、ボトルカバーが開閉された後、位相検出センサ58によってポンプ51の容積が最大の状態か否かを判定する。以下、図10に示すフローチャートを用いて本実施形態に係る不良原因報知シーケンスを説明する。なお、図10において、第1実施形態で図9を用いて説明した工程と同じ処理を行う工程については、同じ符号を付してその説明を簡略化する。
まず制御部70は、ボトルカバーの開閉動作を検出すると(S1)、トナーボトル50装着初期状態の位相検出センサ58の検出部58aの光の透過率を取得する(S100)。
次に制御部70は、搬送路内センサ14により搬送路60のトナー無を検出すると(S2)、ボトル駆動モータ74の駆動信号をONして、トナーボトル50とポンプ51の駆動を開始させる(S3)。
次に制御部70は、トナー供給動作中の位相検出センサ58のデジタル出力値が変化するか否かを10秒間監視し、デジタル出力値が変化した場合、制御部70はトナーの供給動作が正常に行われていると判定してシーケンスを終了する(S4)。
一方、位相検出センサ58のデジタル出力値が10秒間変化しない場合、次に制御部70は、その10秒間に位相検出センサ58の検出部58aの光の透過率が変化したか否かを判定する(S5)。
ここで光の透過率が変化した場合、制御部70はトナー供給動作の不良原因がトナー詰まりと判定し、トナー詰まりが発生している旨とトナーボトル50を取り外して振った上で再装着することを促す旨を表示部78に表示させシーケンスを終了する(S6)。一方、そして位相検出センサ58の検出部58aの光の透過率が変化していない場合、ボトル駆動モータ74を逆回転させる(S7)。
次に制御部70は、位相検出センサ58の検出部58aの光の透過率の変化を再度検出する(S8)。ここで光の透過率の変化からポンプ51の駆動が検出された場合、トナー供給動作の不良原因をトナー詰まりと判定する。そしてトナー詰まりが発生している旨、及び、トナーボトル50を取り外して振った上で再装着することを促す旨を表示部78に表示させ(S6)、シーケンスを終了する。
一方、ボトル駆動モータ74を逆回転させたときに光の透過率が変化せず、ポンプ51の駆動が検出されない場合、次に制御部70は、ステップS100で取得した検出部58aの光の透過率が10%以上か否かを判定する(S200)。
ここで光の透過率が10%以上の場合、ポンプ51の容積が最大の状態ではないため、制御部70はトナー供給動作の不良原因をトナーボトル50の装着不良と判定する。そしてトナーボトル50の装着不良の旨と再装着を促す旨を表示部78に表示させ(S9)、シーケンスを終了する。
一方、光の透過率が10%未満の場合、ポンプ51の容積が最大状態の可能性があるため、トナーボトル50を取り外して振った上で再装着することを促す旨を表示部78に表示させ、シーケンスを終了する(S300)。
これによりポンプ51の容積が最大の状態であっても、トナーボトル50の装着不良を誤判定することがなくなる。このため、トナー供給動作の不良原因の判定精度を向上させることができる。
なお、トナーボトル50の装着不良が繰り返し判定される場合、モータ不良の可能性がある。そこで制御部70は、トナーボトル50の装着不良が所定回数以上繰り返し判定される場合、トナー供給動作の不良原因をモータ不良と判定して、その旨を表示部78に表示させる構成としてもよい。
また第1実施形態、第2実施形態では、トナー補給装置100のトナー供給動作の不良原因を表示部78に表示して報知したものの、本発明はこれに限られない。すなわち、例えば外部機器との通信を行う通信ネットワーク(通信手段)を用いて、パーソナルコンピュータ等の外部機器にナー供給動作の不良原因に関する情報を送信して報知する構成としてもよい。
1…感光体ドラム(像担持体)
3…現像器
50…トナーボトル(現像剤収容容器)
51…ポンプ(供給手段、ポンプ部)
58…位相検出センサ(検出手段)
74…ボトル駆動モータ(供給手段、モータ)
78…表示部
100…トナー補給装置(現像剤補給装置)
A…画像形成装置

Claims (7)

  1. 現像剤を現像器に供給するための供給手段と、
    前記供給手段の駆動状態を検出する検出手段と、
    前記供給手段に第1の動作を実行させると共に、該第1の動作が所定の動作とならない場合、前記第1の動作とは異なる第2の動作を実行させ、該第2の動作の状態に基づいて前記第1の動作の状態を判定する制御手段と、
    を有することを特徴とする現像剤補給装置。
  2. 前記供給手段は、容積が可変であり、容積を変化させることで現像剤の供給動作を行うポンプ部と、前記ポンプ部の容積を変化させるモータと、を有し、
    前記制御手段は、前記第1の動作の不良が検出された場合に、前記第2の動作として前記第1の動作とは前記モータを逆回転させ、そのときに前記ポンプ部が駆動する場合、現像剤の詰まりを報知することを特徴とする請求項1に記載の現像剤補給装置。
  3. 現像剤を収容する着脱自在な現像剤収容容器を装着する装着部を更に有し、
    前記制御手段は、前記第2の動作を実行したときに前記ポンプ部が駆動せず、且つ、前記ポンプ部の容積が最大の状態でない場合、前記現像剤収容容器の前記装着部への装着不良を報知することを特徴とする請求項2に記載の現像剤補給装置。
  4. 表示部を備え、
    前記制御手段は、前記表示部に前記第1の動作の不良の原因を表示させることで、前記報知を行うことを特徴とする請求項2又は3に記載の現像剤補給装置。
  5. 外部機器との通信を行う通信手段を備え、
    前記制御手段は、前記通信手段を用いて前記外部機器に前記第1の動作の不良の原因を送信することで、前記報知を行うことを特徴とする請求項2又は3に記載の現像剤補給装置。
  6. 現像剤を現像器に供給するための供給手段と、
    前記供給手段の駆動状態を検出する検出手段と、
    前記供給手段に第1の動作を実行させると共に、該第1の動作が所定の動作とならない場合、前記第1の動作とは異なる第2の動作を実行させ、該第2の動作の状態に基づいて前記第1の動作に係る報知を行う報知手段と、
    を有することを特徴とする現像剤補給装置。
  7. 像担持体と、
    前記像担持体に現像剤を供給する現像器と、
    請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の現像剤補給装置と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
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