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JP2018532909A - 絶縁グレージングユニットのためのコーナー連結具 - Google Patents

絶縁グレージングユニットのためのコーナー連結具 Download PDF

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JP2018532909A JP2018510375A JP2018510375A JP2018532909A JP 2018532909 A JP2018532909 A JP 2018532909A JP 2018510375 A JP2018510375 A JP 2018510375A JP 2018510375 A JP2018510375 A JP 2018510375A JP 2018532909 A JP2018532909 A JP 2018532909A
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Abstract

コーナー領域(9)を介して連結されている第1脚部(2.1)及び第二脚部(2.2)、少なくとも2つの脚部内側面(3)、少なくとも2つの脚部外側面(4)、少なくとも2つの端面(5)、並びに複数の側面(6)を少なくとも有している、絶縁グレージングユニットの中空プロファイル材スペーサーのためのコーナー連結具(1)であって:
− 脚部内側面(3)、脚部外側面(4)、及び/又は側面(6)が、少なくとも1個の保持要素(7)を有しており、
− 脚部内側面(3)が、それぞれ、内側支持面(10)を提供し、
− 内側支持面(10)が、コーナー領域(9)に隣接している内側領域(11)を有しており、
− 内側支持面(10)が、内側領域(11)及び端面(5)に隣接している外側領域(12)を有しており、かつ
少なくとも1個の脚部内側面(3)の内側支持面(10)が、内側領域(11)において、コーナー領域(9)から出発して端面(5)の方向に正の勾配を有している、
コーナー連結具(1)。
【選択図】図1

Description

本発明は、絶縁グレージングユニットのためのコーナー連結具、そのようなコーナー連結具を有している絶縁グレージングユニット、その製造方法、及びその使用に関する。
絶縁グレージングユニットは、少なくとも1個の周縁スペーサーを介して互いに接着されている少なくとも2個のペインから作られる。側面がペインに押し付けられており、一方で内側面がペイン間空間の方向に向いている中空体プロファイル材として、これらのスペーサーは、原則として実施される。グレージング内部として言及されるこのペイン間空間は、空気又は気体によって充填されているが、どのような場合でも、湿分を含んでいない。グレージングのペイン間空間に含まれる湿分が過度に高いと、特には冷たい外部温度と相まって、ペイン間空間に水滴が凝縮する結果となる。これは、絶対的に回避される必要がある。組み立て後にシステムに残っている残留湿分を吸収するために、例えば、乾燥材で充填された中空体スペーサーを使用することができる。
従来技術において、ポリマーの又は金属性の材料でできている種々の中空体スペーサーが知られている。例えば、国際公開第2013/104507号は、改善された耐漏出性及び絶縁効果を有している、ポリマーの中空体スペーサーを記載している。
絶縁グレージングユニットの組み立てにおいては、生産されることとなっている絶縁グレージングユニットの長さに従ってその長さが変化する、個別のプロファイル材の形態の中空体スペーサーが使用される。後続の組み立て工程において、これらを、差し込み式の連結具を用いて一緒に結合して、中空プロファイル枠を形成する。そのようなモジュール構造は、生産されることとなっているグレージングのサイズに関して、高い適応性を可能にする。差し込み式連結具は、グレージング端部における直線的な連結具の形状での使用、及びコーナー連結具としての使用の両方が可能である。そのような差し込み式の連結具について、差し込み連結の安定性の観点、及び高速生産ワークフローの観点から、多様な要求がなされている。一方では、差し込み式の連結具が、生産プロセスにおいて、簡便に適用されうることが確保される必要がある;他方では、力の影響下でさえも、差し込み式の連結具が中空プロファイル材内にとどまり、かつ滑り落ちないことが、プロファイル枠のさらなる取り扱いにおいて保証される必要がある。
独国特許出願公開第19850491号明細書は、差し込み式の連結具がスペーサープロファイル材から滑り出すことを防ぐ固定要素を有している、スペーサーのための金属連結具を開示している。
差し込み式の連結具の分野における比較的最近の発展は、むしろ、射出成形によって簡便かつ経済的に製造可能な、ポリマーの差し込み式連結具の方向に向いている。この背景においては、欧州特許出願公開第2281994号明細書、欧州特許第2066861号明細書、及び独国実用新案第202012103899号明細書への言及がされるべきである。この分野での多様な技術的な向上は、主に、種々の保持要素によってスペーサー内で差し込み式連結具をしっかりと固定すること、及び差し込み式連結具によってスペーサーの製造許容誤差を補償することに関する。
独国特許出願公開第3822117号明細書は、向上した耐漏出性を有する、絶縁グレージングユニットの中空プロファイル材スペーサーを連結するためのコーナー連結具を開示している。
独国実用新案第8419558号明細書は、互いに旋回することができる2個の脚部を有しており、それによって脚部によって形成される角度を自由に調整できるようになっている、中空プロファイル材スペーサーのためのコーナーアングルを記載している。
国際公開第2012/139908号は、絶縁グレージングユニットの中空プロファイル材スペーサーのためのコーナーアングルを開示している。このアングルは、2個の脚部を有しており、2個の脚部が、それぞれ、脚部の内側面上において、固着用羽根を有している内側領域、及び封止用羽根を有している外側領域を有している。内側領域は、コーナーアングルの角領域に隣接している。内側領域内での固着用羽根の高さは一定であり、一方で、外側領域内での封止用羽根の高さが同様に一定であり、かつ、封止用羽根が、固着用羽根よりも大きい高さを有している。
絶縁グレージングユニットを製造するために、第一に、複数のスペーサー及び差し込み式の連結具から枠が事前に組み立てられ、さらなるプロセスにおいて、この枠に、複数のペインが適用される。群を抜いて頻度の高い幾何学的形状である矩形の、その後のグレージングユニットが所望される場合には、4個のスペーサープロファイル材を4個のコーナー連結具と結合させて、枠を形成する。方法のさらなる工程において、枠を輸送する間であってもコーナー連結具がスペーサー内に留まり、かつ滑り出さないことを、コーナー連結具の適切な設計によって保証する必要がある。それにもかかわらず、コーナー連結具の固定が十分であっても、輸送に起因して、スペーサーへの損傷が起こりうる。枠を手動で取り扱う場合には、製造作業員が、2つの対向する端部で枠をつかんで、製造ラインの適切な場所に枠を配置する。慎重に取り扱ったとしても、枠の対向辺が一緒に押し付けられて、互いに近づけられる。枠内で作り出される応力は、スペーサーのプロファイル材底面の内側端部に作用する力をもたらし、結果としてスペーサーが破損しうる。スペーサーのそのような損傷は、そのような損傷が明らかではないときには、絶縁グレージングユニットの不具合をもたらし、したがって、絶対的に回避される必要がある。
本発明の目的は、事前に組み立てられたスペーサープロファイル枠の輸送の間にスペーサーが損傷することを防ぐ、絶縁グレージングユニットの中空プロファイル材スペーサーのためのコーナー連結具、そのようなコーナー連結具を有する絶縁グレージングユニット、及びそれを製造するための方法を提供することである。
本発明の目的は、独立請求項1,12,13及び15に係る、コーナー連結具、絶縁グレージングユニット、その製造のための方法、並びにコーナー連結具の使用によって、達成される。本発明の好ましい実施態様が、下位の請求項において示されている。
本発明に係るコーナー連結具は、少なくとも、コーナー領域を介して連結されている第1脚部及び第2脚部を有しており、これらの脚部を用いて、コーナー連結具を、絶縁グレージングユニットの中空プロファイル材スペーサーに差し込むことができる。コーナー連結具の第1及び第2脚部は、それぞれ、少なくとも1つの脚部内側面を有しており、これは、絶縁グレージングユニットにおけるコーナー連結具の取り付けの後に、スペーサーのプロファイル材底面及びグレージング内部の方向を向いており、かつ、コーナー連結具の第1及び第2脚部は、それぞれ、少なくとも1つの脚部外側面を有しており、これは、組み立てられた状態において、スペーサーのプロファイル材上面に向けられており、かつ、外側ペイン間空間に向けられている。さらには、コーナー連結具は、脚部が中空プロファイル材スペーサーに差し込まれた後にその中空空間に向けられる、少なくとも2個の端面を有しており、この中空空間において、コーナー連結具の側面が、スペーサーの側壁に押し付けられている。コーナー連結具の脚部内側面、脚部外側面、及び/又は側面は、中空体スペーサーに差し込まれた後のコーナー連結具の滑り出しを防ぐ1又は複数の保持要素を有している。保持要素の数及び位置は、その設計及び保持力によって決まる。コーナー連結具の脚部内側面は、それぞれ、内側支持面を有しており、これが、スペーサーへの挿入後に、スペーサーのプロファイル材底面を引き受ける。支持面は、脚部内側面によって直接に形成されてもよく、脚部内側面上に設置される要素によって間接的に形成されてもよい。したがって、内側支持面は、差し込みを受けた中空プロファイル材スペーサーのプロファイル材底面と、少なくとも部分的に接触することができる脚部内側面の面として規定される。内側支持面は、連続的な連結されている表面によって形成されていてよく、又はさらには複数の隣接している別個の部分からなる非連続的な表面によって形成されていてもよい。内側支持面は、コーナー領域に隣接している内側領域、及び外側領域を有している。外側領域は、内側領域に接続しており、かつ、コーナー連結具の内側領域と端面との間に位置している。コーナー連結具の内側領域は、コーナー領域から出発して、関連する脚部の端面の方向に向かって正の傾きを有している。したがって、支持面は、脚部内側面の内側領域において、コーナー領域から外側領域及び端面の方向に向かって、上昇している。外側領域は、同様に傾きを有していてよく、又は、脚部外側面と平行であってよい。
図1は、本発明に係るコーナー連結具の第1の実施態様に係る、コーナー連結具の側面図である。 図2は、本発明に係るコーナー連結具の第1の実施態様に係る、別のコーナー連結具の側面図である。 図3aは、本発明に係るコーナー連結具の第1の好ましい実施態様に係る、別のコーナー連結具の側面図である。 図3bは、本発明に係るコーナー連結具の第1の好ましい実施態様に係る、別のコーナー連結具の斜視図である。 図4aは、本発明に係るコーナー連結具の第1の実施態様に係る、二重コーナー連結具の斜視図である。 図4bは、本発明に係るコーナー連結具の第1の実施態様に係る、二重コーナー連結具の背面図である。 図5は、本発明に係るコーナー連結具の第2の好ましい実施態様に係る、コーナー連結具の側面図である。 図6は、本発明に係るコーナー連結具の第2の好ましい実施態様に係る、別のコーナー連結具の斜視図である。 図7は、図5に係る4個のコーナー連結具及び4個の中空プロファイル材スペーサーから形成されているプロファイル枠の断面図である。 図8は、図7に係るプロファイル枠を有する絶縁グレージングユニットの断面図である。
コーナー連結具の内側領域が、コーナー領域から出発して、関連する脚部の端面の方向に正の傾きを有しており、したがって、支持面が、脚部内側面のこの内側領域において、コーナー領域から外側領域及び端面の方向に上昇しているという事実があるために、コーナー連結具が差し込まれた中空プロファイル材スペーサーは、コーナー連結具の内側領域においては、コーナー連結具に直接押し付けられていない。スペーサーは、脚部外側面を介して、脚部内側面の外側領域を介して、及び側面を介して、差し込みを受けたプロファイル材に接触している。脚部内側面の内側領域は、本発明に係る脚部内側面の勾配の進行を理由として、力がかかっていない状態では、スペーサーのプロファイル材底面に触れていない。
これは、特に有利である。なぜならば、このようにして、スペーサーの開いた端部への負荷の影響が回避され、かつ、力が、中空プロファイル材スペーサーの内部に向けられるからである。複数の中空プロファイル材スペーサー及びコーナー連結具でできているプロファイル枠の輸送の間に、力が、コーナー領域に隣接しているスペーサーのプロファイル材底面に作用し、特には容易にプロファイル材底面の破損につながる。事前に組み立てられるプロファイル枠の可撓性が高いと、信頼性のある輸送が困難となる。枠を手動で取り扱う場合には、対向する端部が容易に一緒に押圧され、内側に向かって曲げられる。てこの効果が高いために、最小限の変形でも、スペーサーに損傷を起こすのに十分である。本発明に係るコーナー連結具は、プロファイル枠へのそのような損傷を防止する。なぜならば、本発明によれば、力の導入は、1つの面を介して起こるからである。力の影響下であってさえも、スペーサーの内側支持面は、内側領域において、スペーサーのプロファイル材底面に押し付けられてない。スペーサーの開いた端部には、もはや力が導入されないので、中空プロファイル材スペーサーの破損が、特に有利に回避される。
コーナー連結具の脚部は、互いに対して、任意の所望の角度を形成することができる。好ましくは、脚部は、互いに対して90°の角度を形成しており、そのようにして、基本的な矩形形状を有する慣用的なグレージングユニットでこれを使用することができるようになっている。好ましくは、本発明に係るコーナー連結具は、固定された不変のコーナー角度を有している。このようにして、相互に旋回できる脚部を有しているコーナー連結具の典型的な不利益、例えば安定性がなくなること及び耐漏出性に欠けることなどが、回避される。
脚部内側面の外側領域では、内側支持面は、実施態様に応じて、勾配を有していてもよく、又は関連する脚部底部と平行であってもよい。
本発明に係るコーナー連結具の第1の実施態様では、脚部内側面が、保持要素を有している。これらの保持要素は、中空プロファイル材スペーサーのプロファイル材底面を引き受けるための内側支持面を提供する。プロファイル材底面は、脚部内側面に対して直接押し付けられてはおらず、そうではなくむしろ、脚部内側面から距離を置いて存在している保持要素によって形成されている内側支持面に押し付けられている。内側支持面は、この場合には、非連続的であり、かつ、保持要素の個別的な表面からできている。
脚部内側面上の保持要素は、フィンを有しており、その長さLが、脚部の端面からコーナー領域の方向に向かって減少している。このようにして、本発明に係る内側支持面の進行が形成されており、脚部内側面の内側領域において、端面の方向に向かって上昇している。したがって、内側領域では、脚部内側面は、差し込みを受けたスペーサーのプロファイル材底面に押し付けられていない、比較的短いフィンを有している。内側領域における、コーナー領域から出発して端面の方向への、既に議論した内側支持面の正の勾配が、この内側領域におけるフィンの長さの進行にわたって、形成されている。
フィンの長さが、このようにして、内側支持面の内側領域内において、コーナー領域から出発して局所的に増加している。これは、連続的な支持面を提供するために有利である。フィンの長さの変化が、内側支持面の内側領域から外側領域への遷移部分でのみ起こる場合には、支持エッジがこの場所に形成され、このことは、差し込みを受けたスペーサーが、力の影響下で破損する方向に働く。内側領域における内側支持面の正の勾配は、そのような支持エッジの形成を防止する。
4個のコーナー連結具及び4個の中空プロファイル材スペーサーからなる、事前に組み立てられたプロファイル枠が、今、プロファイル枠の対向端部において、力の影響によって応力を受けているとした場合には、負荷が、脚部内側面の外側領域における内側支持面上にわたって面状に分布する。力のこの面状の導入は、スペーサーの損傷を防ぐ。従来技術のコーナー連結具は、この場所において、スペーサーのプロファイル材底面の破損を示す。なぜならば、負荷がかかったときに、線状の負荷が、中空プロファイル材スペーサーの開いた端部に作用するからである。
第1の実施態様に従ったコーナー連結具の脚部内側面上のフィンは、記載された効果を超えて、保持要素として機能し、それにより、さらには、側面上又は脚部外側面上において追加的な保持要素が必要とされないようになる。さらに改善された固着が所望される場合には、追加的な保持要素を、例えば側面上に取り付けてもよい。
さらには、フィンの使用が有利であり、なぜならば、それらは、中空プロファイル材スペーサーの製造許容誤差を、特に有利には補うからである。中空プロファイル材スペーサーが、本発明に係る第1の実施態様に係るコーナー連結具の差し込みを受ける場合には、脚部内側面の外側領域のフィンが変形し、プロファイル材底面に押し付けられる。フィンの変形によって、一方では、コーナー連結具が滑り出すことを防ぐことができ、他方では、スペーサーの中空体から乾燥剤が失われることを防ぐことができる。
本発明の範囲で、「フィン」は、1つの面において固着された1つの端部でコーナー連結具の脚部に取り付けられている、バネ要素に言及している。これらのバネ要素は、接着されていないそれらの端部で自由に揺れることができ、かつ変形可能であり、そのようにして、中空プロファイル材に差し込まれることによってもたらされる力が、フィンの変形をもたらすようになっている。フィンのこの必要な可動性を可能にするために、コーナー連結具の脚部上への上述の片面接着以外には、可動性のさらなる制限は存在しない。互いの間でのフィンの相互連結はなく、存在しうる任意の補強肋材又は他の要素への連結はない。本発明に係るフィンは、さらには、コーナー連結具のコーナー領域の方向に傾いている。この配向によって、一方では、フィンが傾いている向きの方向での中空プロファイル材の差し込みが促進されるが、フィンが傾いている向きに逆らって中空プロファイル材を抜くことが困難となる。好ましくは、フィンは、フィンがそこから出ている脚部の表面に対して、10°から70°、特に好ましくは20°から50°の角度を形成する。
脚部内側面の内側領域に関して記述した内側支持面の勾配の進行は、連続的であってもよく、又は非連続的であってもよい。好ましい実施態様では、脚部内側面の内側領域の支持面の正の勾配が、連続的な進行を示している。これは、差し込みを受けた中空プロファイル材のために可能な限り平坦な支持面を提供するために有利である。勾配は、コーナー領域と、内側支持面の内側領域から外側領域への遷移領域との間で、一定の進行を有していてもよく、又は漸近的な進行を有していてもよい。漸近的な進行は、中空プロファイル材の剛性又は引き起こされる変形への適応が可能で、かつ、内側支持面の内側領域と外側領域との間の遷移領域での負荷先端が回避されるという利点を有する。
好ましくは、本発明に係るコーナー連結具の内側支持面は、内側領域において、同じ脚部の脚部外側面に対して、0.5°〜15°、好ましくは1°〜10°、特に好ましくは2°〜7°の角度αを形成している。コーナー領域の方向への内側支持面のわずかな勾配でさえも、結果的に、プロファイル枠への力の影響を通じたスペーサーの破損を回避するために、十分である。
好ましくは、外側領域の最長フィンの長さL及び内側領域の最短フィンの長さLに、以下が適用される:
I=L/Lであるときに、4≧I≧1.5。
フィンのこのような長さ比は、中空プロファイル材スペーサーへの損傷を回避するために特に有利であることが証明されている。
フィンは、通常は、0.5mm〜10mm、好ましくは、1mm〜7mm、特に好ましくは1mm〜5mmの長さを有する。
可能的な実施態様では、脚部内側面上のフィンの長さLが、端面から出発してコーナー領域の方向に連続的に減少している。その結果、内側支持面が、脚部内側面の外側領域及び内側領域において、同一の勾配を有している。中空プロファイル材スペーサーのプロファイル材底面における固定は、端面に隣接して位置している、脚部内側面の最長フィンを介して行われる。したがって、点での力の導入が、脚部内側面の最長フィンを介して起こる。しかしながら、力が導入される場所は、中空プロファイル材スペーサーの開いた端部から可能な限り最大の距離に位置しており、そのようにして、この開いた端部における破損のおそれが低減される。さらには、負荷が増加すると、有利には接触表面が増加する。なぜならば、支持面に押し付けられるプロファイル材底面の割合が増加するからである。
随意に、補強的な肋材(rib)が、脚部内側面及び/又は脚部外側面上に適用されている。これらは、有利には、コーナー連結具の機械的な安定性を増加させる。さらには、それらは、スペーサーの中空空間から乾燥剤が失われることを防ぐ追加的なバリアを形成する。
本発明の別の可能的な実施態様では、内側支持面の勾配が、内側領域から外側領域へと変化する。例えば、内側支持面が、まず内側領域で増加し、そして、外側領域では脚部の脚部外側面と平行になっている。外側領域でのこの広域平坦支持面は、理想的な面状の力分布及びコーナー連結具のしっかりとした固着の観点で特に有利である。
本発明に係るコーナー連結具の第2の別の実施態様では、脚部内側面が、保持要素を有していない。したがって、内側支持面が、脚部内側面それ自体によって形成されており、かつ、連続的な表面を構成している。脚部内側面は、フィン又は他の保持要素を有せずに平坦な表面を形成しており、この結果として、第2の実施態様に係るコーナー連結具を、射出成形によって簡便に製造することができる。この実施態様でも同様に、内側支持面は、関連する脚部の端面の方向に向かって正の勾配を有している。このようにして形成される、コーナー領域の方向に下がってゆく斜面によって、負荷に起因するスペーサー枠の破損が防がれている。内側支持面の勾配は、内側領域から外側領域へと変化してもよく、又は一定のままであってもよい。好ましくは、外側領域における内側支持面が、脚部外側面と平行になっている。外側領域におけるこの広い範囲の平坦支持面は、理想的な面状の力分布及びコーナー連結具のしっかりとした固着の観点で特に有利である。
本発明の第2の別の実施態様によると、複数の脚部が、一体構造の材料から好ましくは形成されており、かつ、それぞれ、コーナー領域に近接している負の勾配を有している。側面の高さに対応している、脚部の厚みが、コーナー連結具の端面からコーナー領域の方向へと減少しており、このようにして、上述の負の勾配が形成されている。一体構造の成形は、コーナー連結具の安定性及び簡便な製造可能性に貢献する。負の勾配は、コーナー領域から出発してかつ端面の方向に上昇する斜面を形成しており、本発明によれば、これが、スペーサーの開いた端部での破損を防止する。
第2の実施態様に係るコーナー連結具は、随意に、脚部に沿って延在している少なくとも1個の中空室を有している。この中空室は、脚部の可撓性を増大させ、それによって、中空プロファイル材スペーサーの製造許容誤差に対する認容性が向上するようになっている。中空室は、脚部内側面の外側領域の下方に延在しており、好ましくは、内側領域の全長に基づいて、内側領域の最大50%にまで突き出している。対照的に、内側領域の少なくとも50%の長さを有する、コーナー領域に直接隣接している脚部の領域は、中空室を有していない。1個の中空室の代わりに任意の数の中空室を導入してもよいが、しかしながら、それによって、複雑性が増大し、そのようにして、構成要素の製造コストが増大する。
コーナー連結具の第1及び第2の好ましい実施態様の両方では、脚部内側面の全長に対する内側領域の割合が、好ましくは、10%と70%の間であり、特に好ましくは、20%と50%の間である。
好ましくは、本発明に係るコーナー連結具の脚部外側面及び/又は側面が、フィンの形状の及び/又はワイヤーの形状の、少なくとも1個の保持要素を有している。追加的な保持要素によって、中空プロファイル材スペーサーにおけるコーナー連結具の固定が、向上する。保持要素としてのフィンの使用は、有利であり、なぜならば、それらは変形可能であり、したがって、スペーサーの製造許容誤差を補うからである。ワイヤーの形状の保持要素は、例えば、コーナー連結具の製造の時点で、射出型にワイヤーを挿入することによって得ることができる。ワイヤーの端部が、コーナー連結具の本体を超えて延在しており、かつ、中空プロファイル材スペーサーの差し込み後は、その本体に突き出ている。このようにして、ワイヤー形状の保持要素は、スペーサーにおけるコーナー連結具の非常に良好な固定を可能とし、そのようにして、ワイヤー形状の単一の保持要素のみが、コーナー連結具の十分な固着のために必要とされるようになっている。
第2の好ましい実施態様とともに、ワイヤー形態の単一の保持要素の使用が、特に好ましく、なぜならば、そのようにして、コーナー連結具の本体が、射出成形によって容易に実現可能な、単純な形状を獲得するからである。同時に、コーナー連結具の非常に良好な固定が、ワイヤー形態の保持要素によって確保されうる。あるいは、脚部内側面が既に本発明の第1の好ましい実施態様に従ったフィンを有しているならば、脚部外側面及び側面が、追加的な保持要素を有していないことも可能である。
本発明に係るコーナー連結具の第1の好ましい実施態様及び第2の好ましい実施態様の両方においては、脚部外側面上に位置する支持面が、0°〜15°、好ましくは1°〜10°、特に好ましくは2°〜7°の勾配を有している。コーナー連結具と中空プロファイル材スペーサーとの間の接触面積を向上させるためには、したがって、コーナー連結具の固定を向上させるためには、0°の勾配が有利である。しかしながら、製造プロセスにおける中空プロファイル材スペーサーの破損のおそれをさらに低減する観点では、脚部外側面の支持面での上り勾配が合理的である。すでに詳細に議論したように、スペーサーの破損は、主に、プロファイル材底面で起こる。しかしながら、時々、プロファイル材上面でも損傷が見られ、これは、脚部外側面の支持面の、コーナー領域から端面の方向への正の勾配によって回避される。製造プロセスでは、2個のスペーサーが、まずコーナー連結具を介して組み立てられて、結果として、プロファイル枠のL形状断片となる。さらなるコーナー連結具及びスペーサーの組み立ての間に、L形状断片の2個の脚部の外向きの湾曲が起こる。製造プロセスのこの時点で、プロファイル材底面への損傷も起こりうる。これは、脚部外側面の支持面の、コーナー領域から端面の方向への正の勾配によって回避される。
コーナー領域とコーナー連結具の端面との間の脚部内側面の長さは、20mmと40mmの間、好ましくは、25mmと35mmの間である。脚部内側面の幅は、大幅に変化することができる。なぜならば、これは、使用される中空プロファイル材スペーサーの幅に直接に関係しており、かつ、これらは、幅広い種類の寸法で入手可能だからである。一方の側面から反対側の側面までで計測される、脚部内側面の幅は、1mm〜60mm、好ましくは2mm〜50mm、特に好ましくは4mm〜4.5mmである。例示として言及することができる、脚部内側面の可能的な幅は、4mm、6mm、8mm、10mm、12mm、13mm、14mm、16mm、18mm、20mm、22mm、25mm、30mm、及び34mmである。コーナー連結具の全幅に同様に貢献する、側面に可能的には取り付けられている保持要素は、このリストでは考慮されていない。使用されるコーナー連結具の脚部内側面の長さ及び幅は、使用される中空プロファイル材スペーサーの寸法に依存する。原則として、スペーサーのプロファイル材上面とプロファイル材底面との間の中空空間の高さは、種々の幅の実施態様であっても、一定である。使用されるスペーサーの幅におけるわずかな変化は、コーナー連結具の側面上のフィンによって補うことができる。フィンは可撓性であって、かつ、比較的強いまたは比較的弱い変形によって中空空間の異なる幅に適合する。
本発明に係るコーナー連結具は、好ましくは、バイオ複合材、ポリエチレン(PE)、ポリカーボネート(PC)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン、ポリブタジエン、ポリニトリル、ポリエステル、ポリウレタン、ポリメチルメタクリレート、ポリアクリレート、ポリアミド(PA)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリ塩化ビニル(PVC)、特に好ましくはアクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、アクリロニトリルスチレンアクリルエステル(ASA)、アクリロニトリルブタジエンスチレン/ポリカーボネート(ABS/PC)、スチレンアクリロニトリル(SAN)、PET/PC,PBT/PC及び/又はそれらのコポリマー若しくは混合物を有している。これらのポリマーは、射出成形で非常に良好に加工することができ、コーナー連結具の簡便な製造可能性をもたらす。さらには、ポリマーの材料は、低い熱伝導性を有しており、結果として、コーナー連結具及びスペーサーから組み立てられるプロファイル枠の断熱特性が向上する。可能的な実施態様では、ポリマーのコーナー連結具が、繊維強化されている。コーナー連結具の繊維含有量は、好ましくは、5%〜60%であり、特に好ましくは20%〜50%である。本発明に係るコーナー連結具における繊維含有は、強度及び安定性を向上させる。繊維含有量の選択を通じて、コーナー連結具の熱膨張率を変化させることができ、かつ、中空プロファイル材スペーサーに適合させることができる。好ましくは、天然繊維又はガラス繊維、特に好ましくはガラス繊維を、コーナー連結具の補強のために使用する。
本発明に係るコーナー連結具は、単一のコーナー連結具としても実施でき、複合コーナー連結具としても実施できる。単一のコーナー連結具は、2個の脚部を有しており、それぞれが1個の中空プロファイル材スペーサーを引き受ける。複合コーナー連結具は、対照的に、少なくとも4個の脚部を有しており、それらのうちの半分が、互いに対して平行になっている。複合コーナー連結具は、コーナー領域において、ウェブ(web)を有しており、そこから、コーナー連結具のすべての脚部が出ている。好ましい実施態様では、本発明に係るコーナー連結具が、二重コーナー連結具として実施されている。それは4個の脚部を有しており、そのうちの2個が、それぞれ、互いに対して平行に配置されている。そのような二重コーナー連結具は、第1の好ましい実施態様及び第2の好ましい実施態様の両方において実現可能である。
本発明は、さらに、本発明に係るコーナー連結具を有している絶縁グレージングユニットを含む。絶縁グレージングユニットは、少なくとも2個のペイン、少なくとも1個の中空プロファイル材スペーサー、及び少なくとも1つの二次封止材を有しており、ここで、中空プロファイル材スペーサーの終末部(開いた端部)が、コーナー連結具を介して連結されて、プロファイル枠が形成されている。ペインが、このプロファイル枠上に取り付けられており、かつ、ペイン及び中空プロファイル材スペーサーによって形成される外側ペイン間空間が、二次封止材によって少なくとも部分的に充填されている。
第1側壁、これに平行に配置されている第2側壁、プロファイル材底面、プロファイル材上面、及び中空空間を有している少なくとも1個の中空プロファイル材を、中空プロファイル材スペーサーが、有している。中空空間は、側壁、プロファイル材上面、及びプロファイル材底面によって囲まれている。プロファイル材底面は、絶縁グレージングユニットの内側ペイン間空間の方向を向いている、スペーサーのグレージング内壁を形成している。側壁は、中空プロファイル材スペーサーの壁であり、これに、絶縁グレージングユニットのペインが取り付けられている。第1側壁及び第2側壁は、互いに平行になっている。プロファイル材上面は、プロファイル材底面に対して少なくとも部分的に平行になっており、かつ、絶縁グレージングユニットの組み立て後には、外側ペイン間空間の方向を向いている。しかしながら、側壁に最も近接しているプロファイル材上面の部分が、側壁の方向に好ましくは30°〜60°の角度で傾いていてよい。角度を持ったこの形状によって、中空プロファイル材スペーサーの安定性が向上する。
本発明に係るスペーサーの中空空間は、堅固に成形されたスペーサーと比較して重量の低減をもたらし、かつ、プロファイル枠の組み立ての間に、本発明に係るコーナー連結具を引き受けるために使用される。
中空プロファイル材スペーサーは、好ましくは、剛性中空プロファイル材として実施される。多様な材料が適しており、例えば金属、ポリマー、繊維強化ポリマー、又は木などである。金属は、気体及び蒸気の気密性の高さによって特徴づけられるが、しかしながら熱伝導性が高い。このことは、端部封止領域でサーマルブリッジ(熱橋)の形成をもたらし、それによって、寒冷な屋外温度と相まって、建物内部に面するガラスペイン上での凝結の蓄積をもたらす。この問題は、熱伝導性が低い材料の使用によって回避しうる。そのようなスペーサーは、「温暖端部」スペーサーとして言及される。しかしながら、熱伝導性が低いこれらの材料は、気体及び蒸気の気密性に関して、しばしば、劣った特性を有している。
好ましい実施態様では、気体気密バリア及び蒸気気密バリアが、プロファイル材上面及び側壁の一部に適用されている。気体気密バリア及び蒸気気密バリアは、気体の損失及び湿分の侵入に対するスペーサーの耐漏出性を向上させる。好ましくは、バリアは、膜として実施される。このバリア膜には、少なくとも1層のポリマー層、及び1層の金属性層又はセラミック層が含まれている。ポリマー層の層厚は、5μmと80μmの間であり、一方で、10nm〜200nmの厚みを有する金属性層及び/又はセラミック層が使用される。言及された層厚の範囲において、バリア膜の特に良好な耐漏出性が得られる。
特に好ましくは、バリア膜が、少なくとも2層の金属性層及び/又はセラミック層を有しており、それらが、少なくとも1層のポリマー層と交互に配置されている。好ましくは、外側向きに存在する層が、ポリマー層によって形成されている。バリア膜が交互になった層は、従来技術で知られる多様な方法で、互いに対して接着され、又は互いに対して適用される。金属性層又はセラミック層を堆積するための方法は、当業者に良く知られている。一連の交互の層を有しているバリア膜の使用は、システムの耐漏出性の観点から、特に有利である。層のうちの1層における欠損によっては、バリア膜の機能の損失はもたらされない。比較して、単一層の場合には、1つの小さな欠損によって、すでに完全な障害が生じうる。さらに、複数の薄層の適用は、厚みのある層と比較して有利であり、なぜならば、層厚が増加すると、内部接着の問題のおそれが増加するからである。また、比較的厚い層は、比較的高い伝導性を有しており、それによって、そのような膜は、熱力学的に適性が比較的低いということになる。
膜のポリマー層は、好ましくは、ポリエチレンテレフタレート、エチレンビニルアルコール、塩化ポリビニリデン、ポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレン、シリコーン、アクリロニトリル、ポリアクリレート、ポリメチルアクリレート、及び/又は、それらのコポリマー若しくは混合物を含んでいる。金属性層は、好ましくは、鉄、アルミニウム、銀、銅、金、クロム、及び/又はそれらの合金若しくは酸化物を含んでいる。膜のセラミック層は、好ましくは、酸化ケイ素、及び/又は窒化ケイ素を含有している。
膜は、好ましくは、0.001g/(mh)よりも低い気体透過性を有している。
別の好ましい実施態様では、気体気密バリア及び蒸気気密バリアが、被覆として実施されている。このバリア被覆は、アルミニウム、酸化アルミニウム、及び/又は酸化ケイ素を含んでおり、PVD法(物理気相成長)によって好ましくは適用される。アルミニウム、酸化アルミニウム、及び/又は酸化ケイ素を含有している被覆は、耐漏出性の点で特に良好な結果をもたらし、さらには、絶縁グレージングユニットで使用される二次封止材に対して優れた接着特性を示す。
好ましくは、中空プロファイル材スペーサーは、ポリマーでできている。なぜならば、これらは、熱伝導性が低く、端部封止の断熱特性を向上させる結果となるからである。特に好ましくは、スペーサーは、バイオ複合材、ポリエチレン(PE)、ポリカーボネート(PC)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン、ポリブタジエン、ポリニトリル、ポリエステル、ポリウレタン、ポリメチルメタクリレート、ポリアクリレート、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブタジエンテレフタレート(PBT)、ポリ塩化ビニル(PVC)、特に好ましくはアクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、アクリロニトリルスチレンアクリルエステル(ASA)、アクリロニトリルブタジエンスチレン/ポリカーボネート(ABS/PC)、スチレンアクリロニトリル(SAN)、PET/PC,PBT/PC、及び/又はそれらのコポリマー若しくは混合物を有している。
好ましくは、中空プロファイル材スペーサーは、ポリマーを含有しており、かつガラス繊維強化を受けている。スペーサーは、好ましくは20%〜50%、特に好ましくは30%〜40%のガラス繊維含有量を有している。ポリマースペーサーにおけるガラス繊維の含有によって、強度及び安定性が向上する。スペーサーにおけるガラス繊維含有量を選択することによって、熱膨張率を変化させ、かつ適合させることができる。スペーサーとバリア膜又はバリア被覆との熱膨張率を適合させることによって、異なる材料間での温度に関係する応力、及び、バリア膜又はバリア被覆の剥離を回避することができる。中空プロファイル材スペーサーは、好ましくは、プロファイル材底面に沿って、5mm〜45mm、好ましくは10mm〜20mmの幅を有している。本発明の範囲で、幅は、側壁の間に広がる寸法である。幅は、互いに背を向けて対面している2個の側壁の表面の間の距離である。絶縁グレージングユニットのペインの間の距離は、プロファイル材底面の幅の選択によって決まる。
中空プロファイル材スペーサーは、好ましくは、側壁に沿って、5mm〜15mmの高さ、特に好ましくは、5mm〜10mmの高さを有している。この範囲では、スペーサーは、有利な安定性を有しているが、他方では、絶縁グレージングユニットにおいて、有利には目立たつことがない。さらには、スペーサーの中空空間は、適切な量の乾燥剤を収容するために有利なサイズを有している。高さは、互いに背を向けて対面している、プロファイル材底面の表面とプロファイル材上面の表面との間の距離である。
中空プロファイル材スペーサーの壁の厚みdは、0.5mm〜15mm、好ましくは0.5mm〜10mm、特に好ましくは0.7mm〜1.2mmである。
好ましくは、中空空間は、乾燥剤で充填されている。乾燥剤として好ましくは使用されるのは、シリカゲル、分子ふるい(モレキュラーシーブ)、CaCl、NaSO、活性炭、シリケート、ベントナイト、ゼオライト、及び/又はそれらの混合物である。本発明に係るコーナー連結具は、スペーサーの開いた端部において、中空空間を確実に閉じて、そのようにして、乾燥剤の損失を防止する。この点で、フィンを有するコーナー連結具の使用が有利であり、なぜならば、それらは、中空空間の非常に良好な封止をもたらすからである。
好ましい実施態様では、プロファイル材底面が、少なくとも1つの開口部を有している。好ましくは、複数の開口部が、プロファイル材底面に作られている。開口部の合計数は、絶縁グレージングユニットのサイズに依存する。開口部は、中空空間を内側ペイン間空間に接続して、それらの間での気体の交換を可能にする。したがって、中空室の中に配置されている乾燥材による大気湿分の吸収が可能となり、それによって、ペインが曇ることが防止される。開口部は、好ましくは、切込みとして実施され、特に好ましくは、0.2mmの幅及び2mmの長さを有する切込みとして実施される。切込みによって、乾燥剤が中空室からペイン間空間に侵入することを可能とすることなく、最適な空気の交換が確実なものとされる。
原則として、絶縁グレージングユニットの多様な形状が可能であり、例えば、矩形、台形、及び丸みを帯びた形状が可能である。丸みを帯びた形状を作り出すために、中空プロファイル材スペーサーを曲げてよく、例えば加熱された状態で曲げてよい。
絶縁グレージングユニットのペインは、一次封止材を介して、スペーサーの側壁に取り付けられている。第1ペイン及び第2ペインは、平行にかつ一致して配置されている。結果として、2個のペインの端部が、端部領域において、平らにそろって配置されている。内側ペイン間空間が、第1及び第2ペイン並びにプロファイル材底面によって画定されている。外側ペイン間空間は、2個のペイン及びスペーサーのプロファイル材上面によって画定される空間として規定される。外側ペイン間空間は、二次封止材によって充填されている。例えば、プラスチック封止化合物が、二次封止材として使用される。二次封止材は、絶縁グレージングユニットの機械的な安定性に貢献し、かつ、端部封止に作用する気候的な負荷の一部を吸収する。
好ましくは、二次封止材は、ポリマー若しくはシラン修飾ポリマーを含有しており、特に好ましくは、有機ポリスルフィド、シリコーン、室温加硫(RTV)シリコーンゴム、過酸化水素加硫シリコーンゴム、及び/若しくは付加加硫シリコーンゴム、ポリウレタン、並びに/又はブチルゴムを含有している。これらの封止材は、特に良好な安定化効果を有している。
一次封止材は、好ましくは、ポリイソブチレンを有している。ポリイソブチレンは、架橋又は無架橋ポリイソブチレンであってよい。
絶縁グレージングユニットの第1ペイン及び第2ペインは、好ましくは、ガラス及び/又はポリマーを有しており、特に好ましくは、石英ガラス、ホウケイ酸ガラス、ソーダ石灰ガラス、ポリメチルメタクリレート、及び/又はそれらの混合物を含んでいる。
第1ペイン及び第2ペインは、2mm〜50mmの厚み、好ましくは3mm〜16mmの厚みを有しており、2個のペインは、可能的には、異なる厚みを有していてもよい。
本発明に係る絶縁グレージングユニットは、好ましくは、保護ガスによって充填されており、特に好ましくは、希ガス、好ましくはアルゴン又はクリプトンによって充填されており、これらは、絶縁グレージングユニットの中間空間における熱伝達値を低減する。
別の実施態様では、絶縁グレージングユニットが、2個よりも多くのペインを有している。その場合には、スペーサーは、例えば、溝を有しており、この溝に、少なくとも1個の追加的なペインが配置されている。溝によって、スペーサーの中空空間が複数の中空空間に分割されている。したがって、三重絶縁グレージングユニットのためのスペーサーは、例えば、スペーサーの対面する側壁上にそれぞれ存在しているペイン、及び、初めの2個のペインの間の溝に存在している別のペインを有している。溝によって、スペーサーの2つの中空空間が、それぞれから分離されている。この場合には、中空空間のうちの1つにそれぞれ挿入されうる2個の別個のコーナー連結具を使用して、プロファイル枠を組み立てることができる。しかしながら、好ましくは、複合コーナー連結具が使用される。なぜならば、両方の中空空間内に、一回の方法の工程でこれを挿入することができ、したがって、効率的な製造方法が可能となるからである。
本発明は、さらには、本発明に係る絶縁グレージングユニットを製造するための方法を含む。第1の工程では、プロファイル枠を、少なくとも1個のコーナー連結具及び少なくとも1個の中空プロファイル材スペーサーから作成し、ここでは、本発明に係るコーナー連結具を、中空プロファイル材スペーサーの開いた端部に差し込む。本発明に係るコーナー連結具は、これに続くペインの組み立ての間に、事前に組み立てられたプロファイル枠が損傷することを防止する。大きなプロファイル枠を手動で輸送する場合でも、本発明に係るコーナー連結具は、スペーサーの開いた端部のプロファイル材底面の破損を防止する。本方法の第2工程では、事前に組み立てられたこのプロファイル枠を、2個のペインの間に取り付け、中空プロファイル材スペーサーの側壁を、一次封止材を介してペインに接着する。続いて、方法の第3工程で、第2封止材を、ペイン及びスペーサーのプロファイル材上面によって画定される外側ペイン間空間に導入する。随意に、方法の第2工程の後に、追加的なプロファイル枠及び追加的なペインを取り付け、それによって、例えば、三重又は四重絶縁グレージングユニットを得ることができる。
随意に、使用される中空プロファイル材スペーサーは、追加的なペインを引き受けるための1又は複数の溝を有している複合スペーサーである。これらを、好ましくは、方法の第1工程で、複合コーナー連結具を介して接続する。方法の第1工程、又は方法の第2工程で、追加的なペインを、スペーサーの溝に挿入する。
本発明は、さらには、射出成形によって本発明に係るコーナー連結具を製造するための方法に関する。第1工程で、コーナー連結具のために所望される原料を、例えば、プラスチック粒状材の形状で準備する。コーナー連結具の繊維強化を提供する場合には、これらの繊維を、好ましくは、既に粒状材の中に含有させる。あるいは、それらを、方法の第2工程で加えてよい。方法の第2工程で、原料を、プラスチック射出成形機械において可塑化し、方法の第3工程で、これを、加圧下で、射出型に注入する。射出型の空洞部が、生産されることとなる構成要素の形状に対応している。方法の第4工程は、射出型において構成要素を硬化及び冷却することを含んでおり、その後に、方法の第5工程で、構成要素を、射出型から取り出す。
随意に、方法の第3工程の前に、オーバーモールドされることとなる追加的な構成要素、例えばワイヤー形態の保持要素を、射出型に挿入してもよい。
本発明は、さらには、本発明に係るコーナー連結具の、絶縁グレージングユニットのコーナーアングルとしての使用に関する。これには、絶縁グレージングユニットのすべてのコーナーアングルが含まれ、例えば、グレージングバー(桟)を有する窓の内側コーナーでさえも含まれる。
本発明を、図面を参照して、以下において詳細に説明する。図面は、純粋に概略的な図であり、縮尺どおりではない。図面は、決して、本発明を制限しない。
図1は、第1の好ましい実施態様に係る、コーナー連結具の側面図を描写している。コーナー連結具は、ガラス繊維含有量が25%であるポリアミド製である。コーナー領域(9)を介して連結されており、かつ互いに対して90°の角度を形成している第1脚部(2.1)及び第2脚部(2.2)を、コーナー連結具が、有している。各脚部(2.1、2.2)が、それぞれ、脚部外側面(4)、脚部内側面(3)、端面(5)、及び2つの側面(6)を有している。脚部内側面は、コーナー領域(9)と端面(5)との間で計測される長さ30mm、及び幅14mmを有している。脚部内側面(3)は、コーナー領域に隣接している内側領域(11)、及び、内側領域(11)と端面(5)との間に位置している外側領域(12)に分割されている。内側領域(11)は、10mmの長さを有しており、かつ、外側領域(12)は、20mmの長さを有している。脚部内側面(3)が、フィンの形状の保持要素(7)を備えており、内側領域(11)のフィンは、脚部内側面(3)の外側領域(12)のフィンよりも短い。フィンの表面は、中空プロファイル材スペーサーの組み立ての間に、中空プロファイル材のプロファイル材底面を引き受ける、内側支持面(10)を形成している。内側領域(11)のフィンは、0.7mm〜1.5mmの長さを有しており、最も短いフィンが、コーナー領域(9)に近接して配置されており、かつ、フィンの長さが、外側領域(12)の方向に向かって増加している。外側領域(12)のフィンは、一定の長さ2mmを有している。脚部外側面(4)もまた、フィンを保持要素(7)として備えており、フィンが、一定の長さ2mmを有している。脚部内側面(3)及び脚部外側面(4)上それぞれに、2列のフィンが取り付けられており、描かれている側面図では、フィンの後ろ側の列は、手前の列によって隠されている。側面(6)は、いかなる保持要素も保持していない。
図1の本発明に係るコーナー連結具を有するプロファイル枠を組み立てる間には、驚くべきことに、コーナー領域(9)に隣接する内側領域(11)での、スペーサーのプロファイル材底面の応力破損が、起こらない。
本発明に係るコーナー連結具と類似の態様で作られているが対照的に脚部内側面(3)上に一定の長さ2mmのフィンを有している従来技術のコーナー連結具と比較して、図1のコーナー連結具を使用して、応力破損が発生する割合をおよそ30%低減することができる。
図2は、本発明に係るコーナー連結具の第1の好ましい実施態様に従った、別のコーナー連結具の側面図を描写している。構造は、図1で描写されているコーナー連結具に対応している。それとは対照的に、フィン(7)が、脚部外側面(4)の内側領域において、0.7mm〜1.5mmの長さを有しており、最も短いフィンが、コーナー領域(9)に近接して配置されており、かつ、フィンの長さが、外側領域(12)の方向に向かって増加している。したがって、脚部内側面(3)上のフィンが、脚部外側面(4)上に取り付けられているフィンと対称となっている。このようにして、既に完成したプロファイル枠のL形状断片に、追加的なスペーサーを組み立てる間の、プロファイル材上面への損傷が回避されうる。
図3a及び図3bは、本発明に係るコーナー連結具の第1の好ましい実施態様に従った、別のコーナー連結具の側面図及び斜視図を描写している。基本的な構造は、図2で描写されている構造に対応しており、脚部内側面(3)及び脚部外側面(4)上のフィンが、外側領域(12)では2mmの長さを有しており、かつ、内側領域(11)では、1.2mm〜1.8mmの種々の長さを有している。内側領域(11)は、0.6cmの長さを有しており、かつ、外側領域(12)は、2.4cmの長さを有している。このようにして、フィンの表面によって形成される内側支持面(10)が、内側領域(11)において、コーナー領域から出発して外側領域(12)の方向に向かって、正の勾配を有している。ここでも同様に、内側支持面(10)の進行に起因して、コーナー領域(9)の方向に下がってゆく傾斜が形成されており、これによって、コーナー連結具が差し込まれている中空プロファイル材スペーサーの、応力破損が回避される。コーナー連結具の側面(6)も同様に、フィンを有しており、これらは、追加的な保持要素(7)としての役割を果たし、かつ、有利には、スペーサーの製造の許容誤差を補う。側面(6)のフィンは、4mmの長さを有している。さらには、比較的高い剛性を構成要素に付与し、かつスペーサー内に配置されている乾燥剤のための追加的なバリアを形成する補強肋材(14)を、図3a及び3bのコーナー連結具が、有している。
図4a及び4bは、本発明に係るコーナー連結具の第1の実施態様に従った二重コーナー連結具の斜視図及び背面図を描写している。構造は、実質的に、図3a及び3bで描写されている単一のコーナー連結具に対応しており、2個の個別のコーナー連結具のコーナー領域(9)が、それらを連結する共有のウェブ(28)を有している。図4a及び4bの二重コーナー連結具は、三重絶縁グレージングユニットのための二重スペーサーを組み立てるために特に適している。したがって、これらを一緒に差し込んで、製造の観点から、経済的に、かつ同時に、正確に、プロファイル枠を形成する。
図5は、本発明に係るコーナー連結具の第2の好ましい実施態様に従ったコーナー連結具の側面図を描写している。コーナー連結具は、ガラス繊維含有量が25%であるポリアミドを含有している。コーナー領域(9)を介して連結されており、かつ互いに対して90°の角度を形成している第1脚部(2.1)及び第2脚部(2.2)を、コーナー連結具が、有している。各脚部(2.1、2.2)が、それぞれ、脚部外側面(4)、脚部内側面(3)、端面(5)、及び2つの側面(6)を有している。脚部内側面(3)は、コーナー領域(9)と端面(5)との間で計測される長さ25mm、及び幅8mmを有している。脚部内側面(3)は、コーナー領域に隣接している内側領域(11)、及び内側領域(11)と端面(5)との間に位置している外側領域(12)に分割されている。内側領域(11)は、9mmの長さであり、かつ、外側領域(12)は、16mmの長さである。脚部外側面(4)及び脚部内側面(3)は、保持要素を全く有していない。ワイヤー形態の保持要素(7)のみが、コーナー連結具の4つの側面(6)にそれぞれ取り付けられている。ワイヤーは、0.5mmの直径を有しており、かつ、それぞれの場合に、関連する側面(6)を1mmだけ超えて突き出している。ワイヤー形態の保持要素は、差し込みを受けたスペーサー内でのコーナー連結具の非常に良好な固定をもたらすので、追加的な保持要素は不要である。脚部(2.1、2.2)は、一体構造の材料で成形され、かつ、それぞれ、コーナー領域に隣接している負の勾配(8)を有している。内側支持面(10)は、この実施態様では、脚部内側面(3)に直接的に対応している。一体構造での成型は、コーナー連結具の安定性及び簡便な製造可能性に貢献する。負の勾配(8)は、コーナー領域(9)から出発してかつ端面の方向に上昇する斜面を形成している。勾配は、脚部内側面(3)の内側領域(11)において、α=4°であり、それによって、ここで再び、コーナー領域の方向に下がってゆく内側支持面(10)が形成されている。
内側支持面(11)の本発明に係る進行は、驚くべきことに、図5の本発明に係るコーナー連結具を有するプロファイル枠の組み立ての間に、プロファイル材底面の応力破損が起こらないという事実をもたらす。
比較して、内側領域に負の勾配を有しておらず、かつそれ以外は同一の構造である、従来技術のコーナー連結具を有しているプロファイル枠は、図5に従ったコーナー連結具と比較して、プロファイル材底面において、およそ30%よりも多い数の応力破損を示す。
図6は、本発明に係るコーナー連結具の第2の好ましい実施態様に従った別のコーナー連結具の斜視図を描写している。構造は、図5に記載のものに実質的に対応しており、脚部外側面(4)もまた、内側領域(11)において負の勾配(8)を有している。したがって、脚部内側面(3)及び脚部外側面(4)が、互いに対して対称的になっている。差し込みを受けたスペーサーのプロファイル材底面における破損のおそれを低減することに関して、追加的に、同等の保護が、プロファイル材上面の場合にも提供される。2個のスペーサー及びコーナー連結具を組み立てる間に、プロファイル枠のL形状断片が得られる。製造作業者によって追加的なスペーサー及びコーナー連結具が手作業で差し込まれると、作業員によって、プロファイル材底面に作用する力が生み出されて、このL形状構造の湾曲が引き起こされうる。従来技術のコーナー連結具では、これによって、プロファイル材上面の損傷が引き起こされる可能性があり、この損傷は、図6に従ったコーナー連結具を用いて回避することができる。
図7は、4個の図5に従ったコーナー連結具及び4個の中空プロファイル材スペーサーを有しているプロファイル枠を、断面図で描写している。コーナー連結具(1)の脚部(2.1,2.2)が、中空プロファイル材スペーサー(17)の開かれた端部(15)においてその中空空間(21)に差し込まれており、矩形のプロファイル枠(22)がもたらされている。ところで、コーナー連結具(1)のコーナー領域(9)は、プロファイル枠(22)のコーナー領域を形成しており、一方で、脚部(2.1,2.2)は、完全にスペーサーに差し込まれており、かつ、もはや外側からは見えていない。中空プロファイル材スペーサー(17)のプロファイル材上面(20)は、矩形の外側境界を形成しており、一方で、プロファイル材底面(19)が、矩形の内側境界を規定している。中空プロファイル材スペーサー(17)の中空空間が、乾燥剤(27)で充填されている。プロファイル枠(22)を手作業で取り扱う間に、枠の相対する端部が、図7において矢印によって象徴されるように、力Fで一緒に押圧される。中空プロファイル材スペーサー(17)が、枠の中心部の方向への曲げを受け、それによって、コーナー連結具のコーナー領域に隣接しているスペーサーのプロファイル材底面に、力が作用する。従来技術のコーナー連結具を使用すると、これによって、開いた端部(15)におけるプロファイル材底面(19)の破損が頻繁に引き起こされる。図7の本発明に係るコーナー連結具の実施態様では、そのような損傷が、この領域におけるコーナー連結具(1)の負の勾配(8)によって防止される。
図8は、図7に係るプロファイル枠(22)を有している絶縁グレージングユニット(16)の断面図を描写している。中空プロファイル材スペーサー(17)が、2個のガラスペイン(23)の間で、一次封止材(28)によって、接着的に結合されている。一次封止材(28)が、中空プロファイル材スペーサー(17)の側壁(18)上に適用されている。ペイン(23)及び中空プロファイル材スペーサー(17)のプロファイル材底面(19)が、絶縁グレージングユニット(16)の内側ペイン間空間(26)を画定している。ペイン(23)及びプロファイル材上面(20)が、外側ペイン間空間(25)を形成しており、この空間が、二次封止材(29)によって充填されている。中空プロファイル材スペーサー(17)は、ガラス繊維強化されたポリマー本体を有しており、これには、スチレンアクリロニトリル(SAN)及びおよそ35wt%のガラス繊維が含有されている。スペーサーは、中空空間(21)を有している。乾燥剤(27)、例えば分子ふるいが、中空空間(21)内に配置されている。この乾燥剤(27)は、絶縁グレージングユニットの組み立ての前に、スペーサーの中空空間(21)に充填されうる。プロファイル材底面(19)は、比較的小さい開口部(24)又は孔を有しており、これは、内側ペイン間空間(26)との気体交換を可能にする。中空プロファイル材スペーサー(17)の壁厚は、1mmであり、一方で、中空プロファイル材スペーサー(17)の高さは、6.5mmである。プロファイル材底面(19)に沿った幅は、ペイン(23)の間の距離を規定し、それは、12mmである。
本発明に係るコーナー連結具の使用によって、絶縁グレージングユニット(16)の組み立て操作の間における、プロファイル枠のコーナー領域のプロファイル材底面(19)の損傷が回避される。結果として得られる絶縁グレージングユニット(16)は、このようにして、コーナー領域においてさえも、完全に無傷のスペーサーを有しており、そのようにして、グレージングユニットのより良好な耐漏出性が取得される。
(1) コーナー連結具
(2) 脚部
(2.1) 第1脚部
(2.2) 第2脚部
(3) 脚部内側面
(4) 脚部外側面
(5) 端面
(6) 側面
(7) 保持要素
(8) 負の勾配
(9) コーナー領域
(10) 内側支持面
(11) 内側領域
(12) 外側領域
(13) ウェブ
(14) 補強肋材
(15) 中空プロファイル材スペーサーの開かれた端部
(16) 絶縁グレージングユニット
(17) 中空プロファイル材スペーサー
(18) 中空プロファイル材スペーサーの側壁
(19) プロファイル材底面
(20) プロファイル材上面
(21) 中空空間
(22) プロファイル枠
(23) ペイン
(24) 開口部
(25) 外側ペイン間空間
(26) 内側ペイン間空間
(27) 乾燥剤
(28) 一次封止材
(29) 二次封止材
(30) 中空室
本発明に係るコーナー連結具の使用によって、絶縁グレージングユニット(16)の組み立て操作の間における、プロファイル枠のコーナー領域のプロファイル材底面(19)の損傷が回避される。結果として得られる絶縁グレージングユニット(16)は、このようにして、コーナー領域においてさえも、完全に無傷のスペーサーを有しており、そのようにして、グレージングユニットのより良好な耐漏出性が取得される。
本発明の態様は、以下のとおりである:
〈態様1〉
コーナー領域(9)を介して連結している第1脚部(2.1)及び第二脚部(2.2)、少なくとも2つの脚部内側面(3)、少なくとも2つの脚部外側面(4)、少なくとも2つの端面(5)、並びに複数の側面(6)を少なくとも有している、絶縁グレージングユニットの中空プロファイル材スペーサーのためのコーナー連結具(1)であって:
− 前記脚部内側面(3)、前記脚部外側面(4)、及び/又は前記側面(6)が、少なくとも1個の保持要素(7)を有しており、
− 前記脚部内側面(3)が、それぞれ、内側支持面(10)を提供しており、
− 前記内側支持面(10)が、前記コーナー領域(9)に隣接している内側領域(11)を有しており、
− 前記内側支持面(10)が、前記内側領域(11)及び前記端面(5)に隣接している外側領域(12)を有しており、
− 少なくとも1つの前記脚部内側面(3)の前記内側支持面(10)が、前記内側領域(11)において、前記コーナー領域(9)から出発して前記端面(5)の方向に正の勾配を有しており、
− 前記脚部内側面(3)が、前記内側支持面(10)を形成している保持要素(7)を有しており、かつ
− 前記脚部内側面(3)上の前記保持要素(7)が、フィンを有しており、このフィンの長さLが、前記端面(5)から前記コーナー領域(9)の方向に減少している、
コーナー連結具(1)。
〈態様2〉
少なくとも1個の前記内側支持面(10)が、前記内側領域(11)において、同一の脚部(2.1,2.2)の前記脚部外側面(4)に対して、0.5°〜15°、好ましくは1°〜10°、特に好ましくは2°〜7°の角度αを形成している、態様1に記載のコーナー連結具(1)。
〈態様3〉
前記脚部内側面(3)の前記外側領域(12)の最長のフィンの長さL 、及び前記脚部内側面(3)の前記内側領域(11)の最短のフィンの長さL に関して、l=L /L であるときに、4≧l≧1.5が、適用される、態様1又は2に記載のコーナー連結具(1)。
〈態様4〉
前記内側領域(11)の、前記脚部内側面(3)の全長に対する割合が、15%と70%の間、好ましくは20%と50%の間である、態様1〜3のいずれか一項に記載のコーナー連結具(1)。
〈態様5〉
前記脚部外側面(4)及び/又は前記側面(6)が、フィンの形状及び/又はワイヤー形状の少なくとも1個の前記保持要素(7)を有している、態様1〜4のいずれか一項に記載のコーナー連結具(1)。
〈態様6〉
前記コーナー連結具(1)が、バイオ複合材、ポリエチレン(PE)、ポリカーボネート(PC)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン、ポリブタジエン、ポリニトリル、ポリエステル、ポリウレタン、ポリメチルメタクリレート、ポリアクリレート、ポリアミド(PA)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリ塩化ビニル(PVC)、好ましくは、ポリアミド(PA)、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、アクリロニトリルスチレンアクリルエステル(ASA)、アクリロニトリルブタジエンスチレン/ポリカーボネート(ABS/PC)、スチレンアクリロニトリル(SAN)、PET/PC,PBT/PC、特に好ましくはポリアミド、及び/又はそれらのコポリマー若しくは混合物を有している、態様1〜5のいずれか一項に記載のコーナー連結具(1)。
〈態様7〉
態様1〜6のいずれか一項に記載の少なくとも1個のコーナー連結具(1)、少なくとも2個のペイン(23)、少なくとも1個の中空プロファイル材スペーサー(17)、及び少なくとも1個の二次封止材(29)を有している、絶縁グレージングユニット(20)であって:
− 少なくとも1個の前記中空プロファイル材スペーサー(17)の端部が、前記コーナー連結具(1)を介して連結されて、プロファイル枠(22)が形成されており、
− 前記ペイン(23)が、前記プロファイル枠(22)上に取り付けられており、かつ、
− 前記中空プロファイル材スペーサー(17)に隣接している前記ペイン(23)の間の、外側ペイン間空間(25)に、前記二次封止材(29)が、導入されている、
絶縁グレージングユニット(20)。
〈態様8〉
態様7に係る絶縁グレージングユニットを製造するための方法であって、少なくとも:
(a)1個のプロファイル枠(22)を、少なくとも1個のコーナー連結具(1)及び少なくとも1個の中空プロファイル材スペーサー(17)から作成し、
(b)前記プロファイル枠(22)を、2個のペイン(23)の間に取り付け、かつ、
(c)少なくとも1個の二次封止材(29)を、前記外側ペイン間空間(25)に導入する、
絶縁グレージングユニットを製造するための方法。
〈態様9〉
態様1〜6のいずれか一項に記載のコーナー連結具を製造するための方法であって、少なくとも:
(a)1つのプラスチック原料を準備し、
(b)前記原料を、プラスチック射出成形機械において可塑化し、
(c)可塑化された材料を、加圧下で、射出型に射出し、
(d)前記材料を、前記射出型内において硬化させ、
(e)前記コーナー連結具を、前記射出型から取り出す、
コーナー連結具を製造するための方法。
〈態様10〉
態様1〜6のいずれか一項に記載のコーナー連結具の、絶縁グレージングユニットのコーナー連結具としての使用。

Claims (10)

  1. コーナー領域(9)を介して連結している第1脚部(2.1)及び第二脚部(2.2)、少なくとも2つの脚部内側面(3)、少なくとも2つの脚部外側面(4)、少なくとも2つの端面(5)、並びに複数の側面(6)を少なくとも有している、絶縁グレージングユニットの中空プロファイル材スペーサーのためのコーナー連結具(1)であって:
    − 前記脚部内側面(3)、前記脚部外側面(4)、及び/又は前記側面(6)が、少なくとも1個の保持要素(7)を有しており、
    − 前記脚部内側面(3)が、それぞれ、内側支持面(10)を提供しており、
    − 前記内側支持面(10)が、前記コーナー領域(9)に隣接している内側領域(11)を有しており、
    − 前記内側支持面(10)が、前記内側領域(11)及び前記端面(5)に隣接している外側領域(12)を有しており、
    − 少なくとも1つの前記脚部内側面(3)の前記内側支持面(10)が、前記内側領域(11)において、前記コーナー領域(9)から出発して前記端面(5)の方向に正の勾配を有しており、
    − 前記脚部内側面(3)が、前記内側支持面(10)を形成している保持要素(7)を有しており、かつ
    − 前記脚部内側面(3)上の前記保持要素(7)が、フィンを有しており、このフィンの長さLが、前記端面(5)から前記コーナー領域(9)の方向に減少している、
    コーナー連結具(1)。
  2. 少なくとも1個の前記内側支持面(10)が、前記内側領域(11)において、同一の脚部(2.1,2.2)の前記脚部外側面(4)に対して、0.5°〜15°、好ましくは1°〜10°、特に好ましくは2°〜7°の角度αを形成している、請求項1に記載のコーナー連結具(1)。
  3. 前記脚部内側面(3)の前記外側領域(12)の最長のフィンの長さL、及び前記脚部内側面(3)の前記内側領域(11)の最短のフィンの長さLに関して、l=L/Lであるときに、4≧l≧1.5が、適用される、請求項1又は2に記載のコーナー連結具(1)。
  4. 前記内側領域(11)の、前記脚部内側面(3)の全長に対する割合が、15%と70%の間、好ましくは20%と50%の間である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のコーナー連結具(1)。
  5. 前記脚部外側面(4)及び/又は前記側面(6)が、フィンの形状及び/又はワイヤー形状の少なくとも1個の前記保持要素(7)を有している、請求項1〜4のいずれか一項に記載のコーナー連結具(1)。
  6. 前記コーナー連結具(1)が、バイオ複合材、ポリエチレン(PE)、ポリカーボネート(PC)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン、ポリブタジエン、ポリニトリル、ポリエステル、ポリウレタン、ポリメチルメタクリレート、ポリアクリレート、ポリアミド(PA)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリ塩化ビニル(PVC)、好ましくは、ポリアミド(PA)、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、アクリロニトリルスチレンアクリルエステル(ASA)、アクリロニトリルブタジエンスチレン/ポリカーボネート(ABS/PC)、スチレンアクリロニトリル(SAN)、PET/PC,PBT/PC、特に好ましくはポリアミド、及び/又はそれらのコポリマー若しくは混合物を有している、請求項1〜5のいずれか一項に記載のコーナー連結具(1)。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の少なくとも1個のコーナー連結具(1)、少なくとも2個のペイン(23)、少なくとも1個の中空プロファイル材スペーサー(17)、及び少なくとも1個の二次封止材(29)を有している、絶縁グレージングユニット(20)であって:
    − 少なくとも1個の前記中空プロファイル材スペーサー(17)の端部が、前記コーナー連結具(1)を介して連結されて、プロファイル枠(22)が形成されており、
    − 前記ペイン(23)が、前記プロファイル枠(22)上に取り付けられており、かつ、
    − 前記中空プロファイル材スペーサー(17)に隣接している前記ペイン(23)の間の、外側ペイン間空間(25)に、前記二次封止材(29)が、導入されている、
    絶縁グレージングユニット(20)。
  8. 請求項7に係る絶縁グレージングユニットを製造するための方法であって、少なくとも:
    (a)1個のプロファイル枠(22)を、少なくとも1個のコーナー連結具(1)及び少なくとも1個の中空プロファイル材スペーサー(17)から作成し、
    (b)前記プロファイル枠(22)を、2個のペイン(23)の間に取り付け、かつ、
    (c)少なくとも1個の二次封止材(29)を、前記外側ペイン間空間(25)に導入する、
    絶縁グレージングユニットを製造するための方法。
  9. 請求項1〜6のいずれか一項に記載のコーナー連結具を製造するための方法であって、少なくとも:
    (a)1つのプラスチック原料を準備し、
    (b)前記原料を、プラスチック射出成形機械において可塑化し、
    (c)可塑化された材料を、加圧下で、射出型に射出し、
    (d)前記材料を、前記射出型内において硬化させ、
    (e)前記コーナー連結具を、前記射出型から取り出す、
    コーナー連結具を製造するための方法。
  10. 請求項1〜6のいずれか一項に記載のコーナー連結具の、絶縁グレージングユニットのコーナー連結具としての使用。
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