本発明は、通信分野に関し、より詳細には、無線通信方法、ネットワークデバイス、ユーザ装置、及びシステムに関する。
ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、略して“LTE”)プロトコルにおいて、フレーム構造は、図1及び図2において示されるように、周波数分割複信(Frequency Division Dual、略して“FDD”)フレーム構造、及び時分割複信(Time Division Duplexing、略して“TDD”)フレーム構造に分類される。2つのタイプのフレーム構造について、基本単位は2つのタイムスロット(slot)を含む1msのサブフレームである。各タイムスロットは0.5msの時間を占有する。無線フレームは10msの時間を占有する。伝送中、データを伝送するために使用される最小時間単位は1msサブフレームである。すなわち、伝送処理において、特定のユーザ装置(User Equipment、略して“UE”)の送受信対象データは、1msの時間単位でリソースにマッピングされる必要があり、1msのサブフレームへのマッピングが完了した後に生成されたデータが伝送される。さらに、LTEシステム全体の設計においては、1msの最大データパケットの受信及び処理の時間遅延に関するUE側の制限を考慮すると、サブフレームnでデータを受信した後に、UEは、サブフレームn+kの位置、ただしk≧4においてのみ、対応する送信を実行することができる。したがって、1回のアップリンク伝送の間、基地局がアップリンクデータをスケジューリングする時から、ダウンリンクでデータが伝送される時まで、そして基地局が対応するフィードバックを提供する時までに必要とされる一往復時間(Round Trip Time、略して“RTT”)は、8msより短くない。
TDDシステムでは、異なるサブフレームがアップリンク及びダウンリンクで占有される。したがって、RTTは一般に8msより長い。例えば、いくつかのTDD構成では、RTTは13ms又は16msに達する。8msは、単一伝送のRTTに必要とされる最小エアインタフェース時間遅延である。伝送処理におけるサービスのシグナリング対話手順が考慮される場合、例えば、M個の対話が実行され、サービスが開始される時からサービスが正式に伝送され始める時までには、8M(ms)の最小時間遅延が存在する。M=10の場合、80msの時間遅延が必要になる。これは、ユーザエクスペリエンスと無線ネットワークの性能に大きく影響を及ぼす。
本発明は、無線通信方法、ネットワークデバイス、ユーザ装置、及びシステムを提供し、その結果、伝送遅延時間が短縮されることができ、ユーザエクスペリエンスと無線ネットワーク性能が改善されることができる。
第1の態様によれば、無線通信方法であって、ネットワークデバイスによって、制御情報を生成するステップであって、前記制御情報が、ユーザ装置と前記ネットワークデバイスとの間の第1の伝送のための時間領域リソースを指示するために使用される第1の指示情報を含み、前記第1の伝送の1回の伝送によってリソースを占有する持続時間が1ミリ秒未満である、ステップと、前記ネットワークデバイスによって、前記制御情報を前記ユーザ装置に送信するステップとを含む、方法が提供される。
第1の態様に関連して、第1の態様の第1の可能な実装例において、前記制御情報は、前記第1の伝送に関連する無線ネットワーク一時識別子RNTIを搬送する。
第1の態様、又は第1の態様の第1の可能な実装例に関連して、第1の態様の第2の可能な実装例において、前記制御情報を前記ユーザ装置に送信する前記ステップは、第1のサブフレームにおける最初のM個の時間領域シンボルを使用することにより物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH情報を前記ユーザ装置に送信するステップであって、前記PDCCH情報が前記制御情報を含み、Mが正の整数であり、前記第1のサブフレームに含まれる時間領域シンボル内の最初のM個の時間領域シンボルを除く他の時間領域シンボルが複数のユーザ装置に割り当てられる、ステップを含む。
第1の態様、又は第1の態様の第1の可能な実装例に関連して、第1の態様の第3の可能な実装例において、前記制御情報を前記ユーザ装置に送信する前記ステップは、第2のサブフレームにおけるN個の時間領域シンボルを使用することにより物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHを前記ユーザ装置に送信するステップであって、前記N個の時間領域シンボルの最初のK個の時間領域シンボルが前記制御情報を搬送し、N及びKが正の整数である、ステップを含む。
第1の態様の第2の可能な実装例に関連して、第1の態様の第4の可能な実装例において、前記第1の指示情報は、前記第1のサブフレーム内にあって、かつ前記時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルを指示するとともに、前記第1の指示情報によって指示される前記時間領域シンボルは、前記PDCCH情報によって占有される前記時間領域シンボルを含まない。
第1の態様の第3の可能な実装例に関連して、第1の態様の第5の可能な実装例において、前記第1の指示情報は、前記第2のサブフレーム内にあって、かつ前記時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルを指示するとともに、前記第1の指示情報によって指示される前記時間領域シンボルは、PDCCHによって占有される時間領域シンボル又は前記最初のK個の時間領域シンボルを含まない。
第1の態様、又は第1の態様の第1の可能な実装例に関連して、第1の態様の第6の可能な実装例において、前記第1の指示情報は、サブフレーム内にあって、かつ前記時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルに対応する時間領域シンボルセットを指示する。
第1の態様、又は第1の態様の第1から第6の可能な実装例のうちのいずれか1つに関連して、第1の態様の第7の可能な実装例において、前記制御情報は、下記の情報、すなわち、前記第1の伝送に対応する自動再送要求HARQの処理番号を指示するために使用される識別情報か、又は、前記第1の伝送に対応する再伝送冗長バージョンを指示するために使用される第2の指示情報のうちの少なくとも1つを更に含む。
第2の態様によれば、無線通信方法であって、ユーザ装置によって、ネットワークデバイスによって送信された制御情報を受信するステップであって、前記制御情報が、前記ユーザ装置と前記ネットワークデバイスとの間の第1の伝送のための時間領域リソースを指示するために使用される第1の指示情報を含み、前記第1の伝送の1回の伝送によってリソースを占有する持続時間が1ミリ秒未満である、ステップと、前記ユーザ装置によって、前記制御情報に従って前記ネットワークデバイスと通信するステップとを含む、方法が提供される。
第2の態様に関連して、第2の態様の第1の可能な実装例において、前記制御情報は、前記第1の伝送に関連する無線ネットワーク一時識別子RNTIを搬送する。
第2の態様、又は第2の態様の第1の可能な実装例に関連して、第2の態様の第2の可能な実装例において、ネットワークデバイスによって送信された制御情報を受信する前記ステップは、第1のサブフレームにおける最初のM個の時間領域シンボル上で、前記ネットワークデバイスによって送信された物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH情報を受信するステップであって、前記PDCCH情報が前記制御情報を含み、Mが正の整数であり、前記第1のサブフレームに含まれる時間領域シンボル内の最初のM個の時間領域シンボルを除く他の時間領域シンボルが複数のユーザ装置に割り当てられる、ステップを含む。
第2の態様、又は第2の態様の第1の可能な実装例に関連して、第2の態様の第3の可能な実装例において、ネットワークデバイスによって送信された制御情報を受信する前記ステップは、第2のサブフレームにおけるN個の時間領域シンボル上で、前記ネットワークデバイスによって送信された物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHを受信するステップであって、前記N個の時間領域シンボルの最初のK個の時間領域シンボルが前記制御情報を搬送し、N及びKが正の整数である、ステップを含む。
第2の態様の第2の可能な実装例に関連して、第2の態様の第4の可能な実装例において、前記第1の指示情報は、前記第1のサブフレーム内にあって、かつ前記時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルを指示するとともに、前記第1の指示情報によって指示される前記時間領域シンボルは、前記PDCCH情報によって占有される前記時間領域シンボルを含まない。
第2の態様の第3の可能な実装例に関連して、第2の態様の第5の可能な実装例において、前記第1の指示情報は、前記第2のサブフレーム内にあって、かつ前記時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルを指示するとともに、前記第1の指示情報によって指示される前記時間領域シンボルは、PDCCHによって占有される時間領域シンボル又は前記最初のK個の時間領域シンボルを含まない。
第2の態様、又は第2の態様の第1の可能な実装例に関連して、第2の態様の第6の可能な実装例において、前記第1の指示情報は、サブフレーム内にあって、かつ前記時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルに対応する時間領域シンボルセットを指示する。
第2の態様、又は第2の態様の第1から第6の可能な実装例のうちのいずれか1つに関連して、第2の態様の第7の可能な実装例において、前記制御情報は、下記の情報、すなわち、前記第1の伝送に対応する自動再送要求HARQの処理番号を指示するために使用される識別情報か、又は、前記第1の伝送に対応する再伝送冗長バージョンを指示するために使用される第2の指示情報のうちの少なくとも1つを更に含む。
第3の態様によれば、無線通信方法であって、ネットワークデバイスによって、アップリンク伝送リソース指示情報をユーザ装置に送信するステップと、前記ネットワークデバイスによって、アップリンク伝送リソースに含まれる少なくとも2つの独立したサブ伝送リソース上で、前記ユーザ装置によって送信されたデータパケットを受信するステップであって、前記アップリンク伝送リソースが、前記アップリンク伝送リソース指示情報に従って前記ユーザ装置によって判定され、前記少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々の時間領域における粒度が、事前に設定されたシンボル量である、ステップとを含む、方法が提供される。
第3の態様に関連して、第3の態様の第1の可能な実装例において、前記アップリンクリソース指示情報は、下記の情報、すなわち、前記少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの割り当てタイプ情報か、前記少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々に対応するサブフレーム番号情報か、又は、サブフレーム内にあって、かつ前記少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々に対応する時間領域シンボル及び周波数領域位置情報のうちの少なくとも1つを含む。
第3の態様に関連して、第3の態様の第2の可能な実装例において、前記アップリンク伝送リソース指示情報は、前記アップリンク伝送リソースが、第1のサブフレームにおける、物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソースの全部又は一部であることを指示する。
第3の態様に関連して、第3の態様の第3の可能な実装例において、前記アップリンク伝送リソース指示情報は、前記アップリンク伝送リソースが、M個の連続するサブフレームの各サブフレームにおける、PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソースの一部を含み、Mが2以上の整数であることを指示するか、又は、前記アップリンク伝送リソース指示情報は、前記アップリンク伝送リソースが、N個の連続するサブフレームのうちの最初のK個のサブフレームの各サブフレームにおける、PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソース、及び、前記N個の連続するサブフレームのうちの最後のN−K個のサブフレームの各サブフレームにおける、前記PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソースの一部を含み、N及びKが1以上の整数であることを指示する。
第4の態様によれば、無線通信方法であって、ユーザ装置によって、ネットワークデバイスによって送信されたアップリンク伝送リソース指示情報を受信するステップと、前記ユーザ装置によって、前記アップリンク伝送リソース指示情報に従ってアップリンク伝送リソースを判定するステップであって、前記アップリンク伝送リソースが、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースを含み、前記少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々の時間領域における粒度が、事前に設定されたシンボル量である、ステップと、前記ユーザ装置によって、前記少なくとも2つの独立したサブ伝送リソース上でデータパケットを前記ネットワークデバイスに送信するステップとを含む、方法が提供される。
第4の態様に関連して、第4の態様の第1の可能な実装例において、前記アップリンクリソース指示情報は、下記の情報、すなわち、前記少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの割り当てタイプ情報か、前記少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々に対応するサブフレーム番号情報か、又は、サブフレーム内にあって、かつ前記少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々に対応する時間領域シンボル及び周波数領域位置情報のうちの少なくとも1つを含む。
第4の態様に関連して、第4の態様の第2の可能な実装例において、前記アップリンク伝送リソース指示情報は、前記アップリンク伝送リソースが、第1のサブフレームにおける、物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソースの全部又は一部であることを指示する。
第4の態様に関連して、第4の態様の第3の可能な実装例において、前記アップリンク伝送リソース指示情報は、前記アップリンク伝送リソースが、M個の連続するサブフレームの各サブフレームにおける、PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソースの一部を含み、Mが2以上の整数であることを指示するか、又は、前記アップリンク伝送リソース指示情報は、前記アップリンク伝送リソースが、N個の連続するサブフレームのうちの最初のK個のサブフレームの各サブフレームにおける、PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソース、及び、前記N個の連続するサブフレームのうちの最後のN−K個のサブフレームの各サブフレームにおける、前記PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソースの一部を含み、N及びKが1以上の整数であることを指示する。
第5の態様によれば、ネットワークデバイスであって、制御情報を生成するように構成された情報生成モジュールであって、前記制御情報が、ユーザ装置と前記ネットワークデバイスとの間の第1の伝送のための時間領域リソースを指示するために使用される第1の指示情報を含み、前記第1の伝送の1回の伝送によってリソースを占有する持続時間が1ミリ秒未満である、情報生成モジュールと、前記制御情報を前記ユーザ装置に送信するように構成された送信モジュールとを含む、ネットワークデバイスが提供される。
第5の態様に関連して、第5の態様の第1の可能な実装例において、前記制御情報は、前記第1の伝送に関連する無線ネットワーク一時識別子RNTIを搬送する。
第5の態様、又は第5の態様の第1の可能な実装例に関連して、第5の態様の第2の可能な実装例において、前記送信モジュールが前記制御情報を前記ユーザ装置に送信することは、第1のサブフレームにおける最初のM個の時間領域シンボルを使用することにより物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH情報を前記ユーザ装置に送信することであって、前記PDCCH情報が前記制御情報を含み、Mが正の整数であり、前記第1のサブフレームに含まれる時間領域シンボル内の最初のM個の時間領域シンボルを除く他の時間領域シンボルが複数のユーザ装置に割り当てられる、送信することを含む。
第5の態様、又は第5の態様の第1の可能な実装例に関連して、第5の態様の第3の可能な実装例において、前記送信モジュールが前記制御情報を前記ユーザ装置に送信することは、第2のサブフレームにおけるN個の時間領域シンボルを使用することにより物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHを前記ユーザ装置に送信することであって、前記N個の時間領域シンボルの最初のK個の時間領域シンボルが前記制御情報を搬送し、N及びKが正の整数である、送信することを含む。
第5の態様の第2の可能な実装例に関連して、第5の態様の第4の可能な実装例において、前記第1の指示情報は、前記第1のサブフレーム内にあって、かつ前記時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルを指示するとともに、前記第1の指示情報によって指示される前記時間領域シンボルは、前記PDCCH情報によって占有される前記時間領域シンボルを含まない。
第5の態様の第3の可能な実装例に関連して、第5の態様の第5の可能な実装例において、前記第1の指示情報は、前記第2のサブフレーム内にあって、かつ前記時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルを指示するとともに、前記第1の指示情報によって指示される前記時間領域シンボルは、PDCCHによって占有される時間領域シンボル又は前記最初のK個の時間領域シンボルを含まない。
第5の態様、又は第5の態様の第1の可能な実装例に関連して、第5の態様の第6の可能な実装例において、前記第1の指示情報は、サブフレーム内にあって、かつ前記時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルに対応する時間領域シンボルセットを指示する。
第5の態様、又は第5の態様の第1から第6の可能な実装例のうちのいずれか1つに関連して、第5の態様の第7の可能な実装例において、前記制御情報は、下記の情報、すなわち、前記第1の伝送に対応する自動再送要求HARQの処理番号を指示するために使用される識別情報か、又は、前記第1の伝送に対応する再伝送冗長バージョンを指示するために使用される第2の指示情報のうちの少なくとも1つを更に含む。
第6の態様によれば、ユーザ装置であって、ネットワークデバイスによって送信された制御情報を受信するように構成されたトランシーバモジュールであって、前記制御情報が、前記ユーザ装置と前記ネットワークデバイスとの間の第1の伝送のための時間領域リソースを指示するために使用される第1の指示情報を含み、前記第1の伝送の1回の伝送によってリソースを占有する持続時間が1ミリ秒未満である、トランシーバモジュールと、前記制御情報に従って前記ネットワークデバイスと通信するように前記トランシーバモジュールを制御するように構成された処理モジュールとを含む、ユーザ装置が提供される。
第6の態様に関連して、第6の態様の第1の可能な実装例において、前記制御情報は、前記第1の伝送に関連する無線ネットワーク一時識別子RNTIを搬送する。
第6の態様、又は第6の態様の第1の可能な実装例に関連して、第6の態様の第2の可能な実装例において、前記トランシーバモジュールが前記ネットワークデバイスによって送信された前記制御情報を受信することは、第1のサブフレームにおける最初のM個の時間領域シンボル上で、前記ネットワークデバイスによって送信された物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH情報を受信することであって、前記PDCCH情報が前記制御情報を含み、Mが正の整数であり、前記第1のサブフレームに含まれる時間領域シンボル内の最初のM個の時間領域シンボルを除く他の時間領域シンボルが複数のユーザ装置に割り当てられる、受信することを含む。
第6の態様、又は第6の態様の第1の可能な実装例に関連して、第6の態様の第3の可能な実装例において、前記トランシーバモジュールが前記ネットワークデバイスによって送信された前記制御情報を受信することは、第2のサブフレームにおけるN個の時間領域シンボル上で、前記ネットワークデバイスによって送信された物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHを受信することであって、前記N個の時間領域シンボルの最初のK個の時間領域シンボルが前記制御情報を搬送し、N及びKが正の整数である、受信することを含む。
第6の態様の第2の可能な実装例に関連して、第6の態様の第4の可能な実装例において、前記第1の指示情報は、前記第1のサブフレーム内にあって、かつ前記時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルを指示するとともに、前記第1の指示情報によって指示される前記時間領域シンボルは、前記PDCCH情報によって占有される前記時間領域シンボルを含まない。
第6の態様の第3の可能な実装例に関連して、第6の態様の第5の可能な実装例において、前記第1の指示情報は、前記第2のサブフレーム内にあって、かつ前記時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルを指示するとともに、前記第1の指示情報によって指示される前記時間領域シンボルは、PDCCHによって占有される時間領域シンボル又は前記最初のK個の時間領域シンボルを含まない。
第6の態様、又は第6の態様の第1の可能な実装例に関連して、第6の態様の第6の可能な実装例において、前記第1の指示情報は、サブフレーム内にあって、かつ前記時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルに対応する時間領域シンボルセットを指示する。
第6の態様、又は第6の態様の第1から第6の可能な実装例のうちのいずれか1つに関連して、第6の態様の第7の可能な実装例において、前記制御情報は、下記の情報、すなわち、前記第1の伝送に対応する自動再送要求HARQの処理番号を指示するために使用される識別情報か、又は、前記第1の伝送に対応する再伝送冗長バージョンを指示するために使用される第2の指示情報のうちの少なくとも1つを更に含む。
第7の態様によれば、ネットワークデバイスであって、アップリンク伝送リソース指示情報をユーザ装置に送信するように構成された送信モジュールと、アップリンク伝送リソースに含まれる少なくとも2つの独立したサブ伝送リソース上で、前記ユーザ装置によって送信されたデータパケットを受信するように構成された受信モジュールであって、前記アップリンク伝送リソースが、前記アップリンク伝送リソース指示情報に従って前記ユーザ装置によって判定され、前記少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々の時間領域における粒度が、事前に設定されたシンボル量である、受信モジュールとを含む、ネットワークデバイスが提供される。
第7の態様に関連して、第7の態様の第1の可能な実装例において、前記アップリンクリソース指示情報は、下記の情報、すなわち、前記少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの割り当てタイプ情報か、前記少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々に対応するサブフレーム番号情報か、又は、サブフレーム内にあって、かつ前記少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々に対応する時間領域シンボル及び周波数領域位置情報のうちの少なくとも1つを含む。
第7の態様に関連して、第7の態様の第2の可能な実装例において、前記アップリンク伝送リソース指示情報は、前記アップリンク伝送リソースが、第1のサブフレームにおける、物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソースの全部又は一部であることを指示する。
第7の態様に関連して、第7の態様の第3の可能な実装例において、前記アップリンク伝送リソース指示情報は、前記アップリンク伝送リソースが、M個の連続するサブフレームの各サブフレームにおける、PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソースの一部を含み、Mが2以上の整数であることを指示するか、又は、前記アップリンク伝送リソース指示情報は、前記アップリンク伝送リソースが、N個の連続するサブフレームのうちの最初のK個のサブフレームの各サブフレームにおける、PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソース、及び、前記N個の連続するサブフレームのうちの最後のN−K個のサブフレームの各サブフレームにおける、前記PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソースの一部を含み、N及びKが1以上の整数であることを指示する。
第8の態様によれば、ユーザ装置であって、ネットワークデバイスによって送信されたアップリンク伝送リソース指示情報を受信するように構成されたトランシーバモジュールと、前記アップリンク伝送リソース指示情報に従ってアップリンク伝送リソースを判定するように構成された判定モジュールであって、前記アップリンク伝送リソースが、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースを含み、前記少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々の時間領域における粒度が、事前に設定されたシンボル量である、判定モジュールとを含み、前記トランシーバモジュールが、前記少なくとも2つの独立したサブ伝送リソース上でデータパケットを前記ネットワークデバイスに送信するように更に構成される、ユーザ装置が提供される。
第8の態様に関連して、第8の態様の第1の可能な実装例において、前記アップリンクリソース指示情報は、下記の情報、すなわち、前記少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの割り当てタイプ情報か、前記少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々に対応するサブフレーム番号情報か、又は、サブフレーム内にあって、かつ前記少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々に対応する時間領域シンボル及び周波数領域位置情報のうちの少なくとも1つを含む。
第8の態様に関連して、第8の態様の第2の可能な実装例において、前記アップリンク伝送リソース指示情報は、前記アップリンク伝送リソースが、第1のサブフレームにおける、物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソースの全部又は一部であることを指示する。
第8の態様に関連して、第8の態様の第3の可能な実装例において、前記アップリンク伝送リソース指示情報は、前記アップリンク伝送リソースが、M個の連続するサブフレームの各サブフレームにおける、PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソースの一部を含み、Mが2以上の整数であることを指示するか、又は、前記アップリンク伝送リソース指示情報は、前記アップリンク伝送リソースが、N個の連続するサブフレームのうちの最初のK個のサブフレームの各サブフレームにおける、PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソース、及び、前記N個の連続するサブフレームのうちの最後のN−K個のサブフレームの各サブフレームにおける、前記PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソースの一部を含み、N及びKが1以上の整数であることを指示する。
第9の態様によれば、無線通信システムであって、第5の態様、又は第5の態様の第1から第7の可能な実装例のうちのいずれか1つによるネットワークデバイスと、第6の態様、又は第6の態様の第1から第7の可能な実装例のうちのいずれか1つによるユーザ装置とを含む、無線通信システムが提供される。
第10の態様によれば、無線通信システムであって、第7の態様、又は第7の態様の第1から第3の可能な実装例のうちのいずれか1つによるネットワークデバイスと、第8の態様、又は第8の態様の第1から第3の可能な実装例のうちのいずれか1つによるユーザ装置とを含む、無線通信システムが提供される。
上述の技術的特徴に基づくと、本発明の実施例において提供される無線通信方法、ネットワークデバイス、ユーザ装置、及びシステムによれば、ネットワークデバイスは、ユーザ装置とネットワークデバイスとの間の第1の伝送のための時間領域リソースを指示するために使用される第1の指示情報を含む制御情報をユーザ装置に送信する。ユーザ装置は、制御情報に従って、第1の伝送を使用することによりネットワークデバイスと通信するための時間領域リソースを取得し、取得された時間領域リソース上でネットワークデバイスと通信することができる。第1の伝送の1回の伝送によってリソースを占有する時間は1ms未満である。これは、通信処理における伝送時間遅延を低減し、ユーザエクスペリエンス及び無線ネットワーク性能を改善することができる。
本発明の実施例における技術的解決法をより明確に説明するために、下記は、実施例又は従来技術を説明するために必要とされる添付図面を簡単に説明する。明らかに、下記の説明における添付図面は本発明の単にいくつかの実施例を表すとともに、当業者は、創造的な努力なしでこれらの添付図面から更に他の図面を導き出し得る。
従来技術における周波数分割複信無線フレームのフレーム構造の概略図である。
従来技術における時分割複信無線フレームのフレーム構造の概略図である。
本発明の実施例が適用される通信システムの概略構成図である。
本発明の一実施例による無線通信方法の概略フローチャートである。
本発明の一実施例による制御情報が搬送される位置の概略図である。
本発明の別の実施例による制御情報が搬送される位置の概略図である。
本発明の別の実施例による無線通信方法の概略フローチャートである。
本発明の更に別の実施例による無線通信方法の概略フローチャートである。
本発明の一実施例による独立したサブ伝送リソースの位置の概略図である。
本発明の一実施例による独立したサブ伝送リソースの位置の概略図である。
本発明の別の実施例による独立したサブ伝送リソースの位置の概略図である。
本発明の別の実施例による独立したサブ伝送リソースの位置の概略図である。
本発明の更に別の実施例による無線通信方法の概略フローチャートである。
本発明の一実施例によるネットワークデバイスの概略ブロック図である。
本発明の一実施例によるユーザ装置の概略ブロック図である。
本発明の別の実施例によるネットワークデバイスの概略ブロック図である。
本発明の別の実施例によるユーザ装置の概略ブロック図である。
本発明の更に別の実施例によるネットワークデバイスの概略ブロック図である。
本発明の更に別の実施例によるユーザ装置の概略ブロック図である。
本発明の更に別の実施例によるネットワークデバイスの概略ブロック図である。
本発明の更に別の実施例によるユーザ装置の概略ブロック図である。
下記は、本発明の実施例における添付図面を参照して、本発明の実施例における技術的解決法を明確かつ十分に説明する。明らかに、説明される実施例は本発明の実施例の全てではなく一部である。創作的な努力なしで本発明の実施例に基づいて当業者により獲得される他の全ての実施例は、本発明の保護範囲に含まれるものとする。
本発明の実施例の技術的解決法は、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(Global System of Mobile Communication、略して“GSM”)システム、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、略して“CDMA”)システム、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、略して“WCDMA”)システム、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、略して“LTE”)システム、LTE周波数分割複信(Frequency Division Duplex、略して“FDD”)システム、LTE時分割複信(Time Division Duplex、略して“TDD”)システム、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(Universal Mobile Telecommunication System、略して“UMTS”)、及び将来の5G通信システムなどの様々な通信システムに適用されることができる、ということが理解されるべきである。
本発明の実施例では、ユーザ装置は、同様に、端末装置(Terminal Equipment)、移動局(Mobile Station、略して“MS”)、移動端末(Mobile Terminal)、又は同様のものと呼ばれ得る、ということが理解されるべきである。ユーザ装置は、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、略して“RAN”)を使用することにより、1つ又は複数のコアネットワークと通信し得る。例えば、ユーザ装置は、携帯電話(若しくは“セルラ”電話と呼ばれる)、又は移動端末を備えたコンピュータであり得る。例えば、ユーザ装置は、携帯型、ポケット型、ハンドヘルド型、コンピュータ内蔵型、若しくは車載型の移動体装置、将来の5Gネットワークにおける端末装置、又は将来の進化したPLMNネットワークにおける端末装置であり得る。
本発明の実施例では、ネットワークデバイスは、ユーザ装置と通信するように構成されたデバイスであり得る、ということが更に理解されるべきである。ネットワークデバイスは、GSMシステム又はCDMAシステムにおけるベーストランシーバ基地局(Base Transceiver Station、略して“BTS”)であり得るか、WCDMAシステムにおけるノードB(NodeB、略して“NB”)であり得るか、又はLTEシステムにおける進化型ノードB(Evolutional Node B、略して“eNB”又は“eNodeB”)であり得る。その代わりに、ネットワークデバイスは、中継局、アクセスポイント、車載型装置、ウェアラブルデバイス、将来の5Gネットワークにおけるネットワーク側デバイス、将来の進化したPLMNネットワークにおけるネットワークデバイス、又は同様のものであり得る。
図3は、本発明の一実施例によるアプリケーションシナリオの概略図である。図1において示されるように、基地局eNBの範囲内に複数のユーザ装置UEが存在する。基地局は、複数のUEと無線通信を行う。eNBは、サービス要求、リソース、及びスケジューリング状態に従って、UE1及びUE2のための異なる伝送モードをスケジューリングして、伝送性能及び効率を改善することができる。
図3において示されるシナリオには、1つの基地局(隔離された基地局)しかない場合が示されている、ということに注意が必要である。しかしながら、本発明はこれに限定されない。基地局は、同じ時間−周波数リソース上でサービスを伝送する隣接基地局及びユーザ装置を更に有し得る。
時間−周波数リソースは、一般的に、通信リソースであり得る、ということに注意が必要である。例えば、時間−周波数リソースは、時間次元及び周波数次元を有する通信リソースであり得る。本発明の実施例では、時間−周波数リソースの最小単位は限定されない。例えば、時間−周波数リソースの最小単位は、時間の観点から見たサブフレーム、フレーム、若しくはタイムスロットであり得るか、又は周波数の観点から見たサブバンド、全動作帯域、若しくはサブキャリアであり得る。時間−周波数次元は、リソースブロック(Resource Block、略して“RB”)、リソース要素(Resource Element、“RE”)、又は同様のものであり得る。
説明を容易にするために、本発明の実施例では、既存のLTEシステムにおける1回の伝送により伝送リソースを占有する時間の伝送は、短縮されない時間遅延を有する伝送と呼ばれ、1msのサブフレームの全てのリソースが短縮されない時間遅延を有する伝送に使用されるサブフレームは、短縮されない時間遅延を有するサブフレームと呼ばれる、ということに注意が必要である。本発明の実施例では、第1の伝送は、LTEシステムにおける短縮されない時間遅延を有する伝送に関連する。本発明の実施例では、第1の伝送の1回の伝送により伝送リソースを占有する時間は1ms未満である。本発明の実施例における第1の伝送は、短縮された時間遅延を有する伝送(Shorten Time Delay Transmission)と呼ばれ得る。1回の伝送(又は“単一伝送”と呼ばれる)は、ネットワークデバイス又はユーザ装置が、第1の伝送中に、1msのサブフレームにおいて実際に占有されたリソースで1回送信又は受信を実行することを意味する。1msサブフレーム全体の全てのリソースが短縮された時間遅延を有する伝送に使用されるサブフレーム、又は1msのサブフレーム全体の全ての物理ダウンリンク共有チャネル(Physical Downlink Shared Channel、略して“PDSCH”)リスースが短縮された時間遅延を有する伝送に使用されるサブフレームは、短縮された時間遅延を有するサブフレームと呼ばれ得る。しかしながら、本発明の保護範囲は、その名称に限定されない。
本発明の実施例における短縮された時間遅延を有するサブフレームは、既存のLTEシステムにおける全てのサブフレームであり得る。好ましくは、本発明の実施例におけるサブフレームは、は、単一周波数ネットワークを介したマルチキャスト/ブロードキャスト(Multicast/Broadcast over Single Frequency Network、略して“MBSFN”)サブフレームセット内の1つ又は複数のサブフレームである。周波数分割複信FDDモードでは、MBSFNに含まれるサブフレームの番号は1、2、3、6、7、及び8であり、時分割複信TDDモードでは、MBSFNサブフレームセットに含まれるサブフレームの番号は3、4、7、8、及び9である。これは、短縮された時間遅延を有する伝送を実行しないユーザ装置が、短縮された時間遅延を有するサブフレーム上でデータを送信しないことを保証することができる。
本発明の実施例において、短縮された時間遅延を有するサブフレームが実際に使用される場合、2つのケースが含まれる。ケース1では、サブフレームにおいて、周波数領域にあって、かつ物理ダウンリンク制御チャネル(Physical downlink Control Channel、略して“PDCCH”)が配置される制御チャネルのシンボルを除いた別のシンボル上にある全てのリソースが、短縮された時間遅延を有する伝送に使用される。ケース2では、サブフレームにおいて、周波数領域にあって、かつPDCCHが配置される制御チャネルのシンボルを除いた別のシンボル上にあるサブバンド又は帯域幅の一部が、短縮された時間遅延を有する伝送に使用される。ケース1では、サブフレームは、短縮された時間遅延を有する専用サブフレームと呼ばれ得る。ケース2では、サブフレームは、時間遅延が短縮されたサブバンドを有するサブフレームと呼ばれ得る。本発明の実施例における伝送の間に、いわゆる短縮された時間遅延を有するサブフレームのタイプは、上述のサブフレームのうちのいずれか1つであってもよいし、上述の2つのサブフレームの組み合わせであってもよい(すなわち、構成されたサブフレームでは、一部のサブフレームは、短縮された時間遅延を有する専用サブフレームであり、一部は、時間遅延が短縮されたサブバンドを有するサブフレームである)。
図4は、本発明の一実施例による無線通信方法の概略フローチャートである。方法は、ネットワークデバイスにより実行され得る。図4において示されるように、方法1000は下記のステップを含む。
S1100.ネットワークデバイスが、制御情報を生成し、ここで、制御情報は、ユーザ装置とネットワークデバイスとの間の第1の伝送のための時間領域リソースを指示するために使用される第1の指示情報を含み、第1の伝送の1回の伝送によってリソースを占有する持続時間は1ミリ秒未満である。
S1200.ネットワークデバイスが、制御情報をユーザ装置に送信する。
具体的には、ネットワークデバイスは、ユーザ装置とネットワークデバイスとの間の第1の伝送のための時間領域リソースを指示するために使用される第1の指示情報を含む制御情報を生成するとともに、制御情報をユーザ装置に送信する。第1の伝送の1回の伝送によってリソースを占有する持続時間は1ms未満である。
したがって、本発明のこの実施例における無線通信方法によれば、ネットワークデバイスは、ユーザ装置とネットワークデバイスとの間の第1の伝送のための時間領域リソースを指示するために使用される第1の指示情報を含む制御情報をユーザ装置に送信する。ユーザ装置は、制御情報に従って、第1の伝送を使用することによりネットワークデバイスと通信するための時間領域リソースを取得し、取得された時間領域リソース上でネットワークデバイスと通信することができる。第1の伝送の1回の伝送によってリソースを占有する時間は1ms未満である。これは、通信処理における伝送時間遅延を低減し、ユーザエクスペリエンスを改善することができる。
任意に、S1100において、制御情報は、下記の情報、すなわち、第1の伝送に対応する自動再送要求HARQの処理番号を指示するために使用される識別情報か、又は、第1の伝送に対応する再伝送冗長バージョンを指示するために使用される第2の指示情報のうちの少なくとも1つを更に含む。
任意に、S1100において、制御情報は、第1の伝送に関連する無線ネットワーク一時識別子(Radio Network Tempory Identity、略して“RNTI”)を搬送する。ユーザ装置は、第1の送信に関連する無線ネットワーク一時識別子RNTIに従って、制御情報によって指示された時間領域リソースが第1の伝送に使用されるリソースであると判定し得る。
任意に、S1200は、具体的には、第1のサブフレームにおける最初のM個の時間領域シンボルを使用することにより物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH情報をユーザ装置に送信するステップであって、PDCCH情報が制御情報を含み、Mが正の整数であり、第1のサブフレームに含まれる時間領域シンボル内の最初のM個の時間領域シンボルを除く他の時間領域シンボルが複数のユーザ装置に割り当てられる、ステップである。
すなわち、図5において示されるように、ネットワークデバイスは、制御情報をPDCCHチャネルに追加し得る。各1msのサブフレームには、制御情報を搬送するPDCCHシグナリングにより占有されるシンボルが含まれるとともに、残りのシンボルは、少なくとも2つのユーザ装置UEに割り当てられ、短縮された時間遅延を有する伝送を実行する。例えば、図5において、斜線で塗りつぶされた部分はUE1に割り当てられ、垂直線で塗りつぶされた部分はUE2に割り当てられ、そしてドットで塗りつぶされた部分はUE3に割り当てられ得る。しかし、本発明はこれに限定されない。
従来技術では、時間領域リソースを割り当てる場合、ネットワークデバイスは、1msサブフレーム全体に含まれる全ての非PDCCHシンボルをユーザ装置に割り当て、時間領域におけるリソース占有時間が長すぎる。その結果、データ受信時に、ユーザ装置は、データ受信を完了することに1msの対応する時間を費やす必要があり、その結果、ユーザ装置の処理時間に影響を及ぼす。本発明のこの実施例では、サブフレーム内の全ての非PDCCHシンボルは、複数のユーザ装置に割り当てられ得るとともに、複数のユーザ装置は、割り当てられたシンボルのシステム帯域幅の全てを占有し得るか、又はシステム帯域幅全体(サブキャリア又はサブバンド)の一部を占有し得る。これは、ユーザ装置によるデータ受信時間を短縮し、ユーザ装置の処理速度を増加させる。
任意に、S1200は、具体的には、第2のサブフレームにおけるN個の時間領域シンボルを使用することにより物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHをユーザ装置に送信するステップであって、N個の時間領域シンボルの最初のK個の時間領域シンボルが制御情報を搬送し、N及びKが正の整数である、ステップである。
すなわち、図6において示されるように、制御情報は、1msのサブフレーム内のPDSCH領域において、PDCCHシンボルを除いたいくつかのシンボルの帯域幅の全部又は一部を占有し得る。ユーザ装置が検出を実行するときの複雑さを低減するために、制御情報により占有されるシンボルと、制御情報により占有されるサブバンドの周波数領域内の位置は、事前に定義されているか、又はシグナリングを使用することにより、ネットワークデバイスによってユーザ装置に指示される。これは、本発明においては限定されない。
任意に、S1100において、第1の指示情報は、第1のサブフレーム内にあって、かつ時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルを指示するとともに、第1の指示情報によって指示される時間領域シンボルは、PDCCH情報によって占有される時間領域シンボルを含まない。
例えば、PDCCH情報により占有されるシンボルは、一般に、サブフレーム内の最初の1〜4個のダウンリンクシンボルである。したがって、実際にPDCCH情報により占有されるシンボルの数をLDCIと仮定すると、異なるUEにより占有されるシンボルの位置は、LDCI個のシンボルを除いたシンボルにより指示される。例えば、サブフレームが合計でL個のダウンリンクOFDMシンボルを有する場合(LTEシステムでは、通常の(normal)サブフレームでL=14、拡張(extended)サブフレームでL=12である)、短縮された時間遅延を指示する位置は、L−LDCI個のシンボルで指示される。指示のためにビットマップ方式が使用され得る。例えば、LDCIは3つのシンボルを占有する(すなわち、シンボル0、シンボル1、及びシンボル2の合計3つのOFDMシンボルを占有する)。短縮された時間遅延を有する合計3つの異なるユーザ装置がサブフレームにおいてサポートされ、3つのUEがそれぞれUE1からUE3まで番号付けされていると仮定すると、サブフレーム内の3つのUEに対する指示シグナリングは下記の通りである。
UE1:11110000000、PDCCHシンボルの後に3つの連続するシンボルがUE1に割り当てられ、すなわち、サブフレームにおいて3から6まで番号が付けられた4つのシンボルがUE1に割り当てられることを示す(サブフレーム内のシンボルの番号は0から始まる)。
UE2:00001111000、サブフレームにおいて7から10まで番号が付けられた4つのシンボルがUE2に割り当てられることを示す(サブフレーム内のシンボルの番号は0から始まる)。
UE3:00000000111、サブフレームにおいて11から13まで番号が付けられた3つのシンボルがUE2に割り当てられることを示す(サブフレーム内のシンボルの番号は0から始まる)。
任意に、S4100において、第1の指示情報は、第2のサブフレーム内にあって、かつ時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルを指示するとともに、第1の指示情報によって指示される時間領域シンボルは、PDCCHによって占有される複数の時間領域シンボル又は最初のK個の時間領域シンボルを含まない。
すなわち、異なるUEに対して短縮された時間遅延を有する伝送を指示するシグナリングが、短縮された時間遅延を有する伝送のために占有されたダウンリンクOFDMシンボルが更に除外された後に取得される位置において指示され、すなわち、L−LDCI−LsDCIにおいて指示される。LDCIは、従来技術においてダウンリンク制御情報(Downlink Control Information、略して“DCI”)を伝送するために使用されるシンボルの数である。すなわち、短縮された時間遅延を有する伝送のためのリソースを指示する位置は、DCIにより占有されるシンボルの数及び/又は制御情報により占有される時間領域シンボルの数に従って判定される。
任意に、S1100において、第1の指示情報は、サブフレーム内にあって、かつ時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルに対応する時間領域シンボルセットを指示する。
具体的には、アップリンク及びダウンリンクにおいて短縮された時間遅延を有するサブフレームを分割する解決法は、シグナリングを使用することにより事前に通知され得るか、又は事前に定義され得る。次に、制御情報内の第1の指示情報を使用して、時間領域リソースがどの部分に属するかを指示する。例えば、アップリンクの場合、アップリンクトラフィックチャネル上の伝送に使用されるシンボルは、事前に定義され得るか、又はシグナリングを使用することにより通知され得る。例えば、サブフレーム内のシンボルは、表1又は表2において示される分割方法に従って分割され得る。第1の指示情報は、シンボルに対応するセットの番号を直接的に指示し得る。本発明では、セットの分割方法は限定されない。
要約すると、L個のシンボルの全て又は一部は、K個の部分に分割され得るとともに、このような分割は、事前に定義されるか、又はシグナリングを使用することにより通知される。次に、第1の指示情報は、より小さいシグナリングを使用することにより、短縮された時間遅延を有する伝送のために、現在のUEのリソースが属する部分を指示することだけを必要とする。このようにして、シグナリングが節約されることができる。
ダウンリンクについては、分割がシグナリングを使用することにより指示されるか、又は事前に定義されている場合に、DCIにより占有されるシンボル及び/又は制御情報により占有され得るシンボルは除外される必要があるとともに、その場合に、残りのシンボルの分割は、シグナリングを使用することにより指示されるか、又は事前に定義される。
本発明のこの実施例では、任意に、ネットワークデバイスは、短縮された時間遅延を有する伝送のために各UEのリソースにより占有されるとともに、ダウンリンクサブフレーム及び/又はアップリンクサブフレームにあるリソース位置を、暗黙のうちに指示することができる。例えば、時間領域及び/又は周波数領域における位置は、短縮された時間遅延を有するデータを、対応する受信UEにより受信及び/又は送信するサブフレーム内の位置を指示するために使用され得る。例えば、周波数領域帯域幅は3つの部分に分割され、制御情報が周波数帯域iにある場合、短縮された時間遅延を有する対応するデータの受信/送信はi番目の部分にある。さらに、必要に応じて、占有されたシンボルの数のみが制御情報において指示される必要がある。短縮された時間遅延に基づくとともに、サブフレームにおいてサポートされることができる時間領域分割が、定義されているか、又は上位レイヤシグナリングを使用して通知されている場合は、占有されたシンボルの数が指示される必要はない。
したがって、本発明のこの実施例における無線通信方法によれば、ネットワークデバイスは、ユーザ装置とネットワークデバイスとの間の第1の伝送のための時間領域リソースを指示するために使用される第1の指示情報を含む制御情報をユーザ装置に送信する。ユーザ装置は、制御情報に従って、第1の伝送を使用することによりネットワークデバイスと通信するための時間領域リソースを取得し、取得された時間領域リソース上でネットワークデバイスと通信することができる。第1の伝送の1回の伝送によってリソースを占有する時間は1ms未満である。これは、通信処理における伝送時間遅延を低減し、ユーザエクスペリエンスを改善することができる。
上記は、本発明の実施例における無線通信方法を、図4〜図6を参照して、ネットワークデバイス側から詳細に説明する。下記は、本発明の別の実施例における無線通信方法を、図7を参照して、ユーザ装置側から詳細に説明する。ネットワークデバイス側から説明されたユーザ装置とネットワークデバイスとの間の対話、関連する特性や機能などは、ユーザ装置側からの説明に対応する、ということが理解されるべきである。簡潔にするために、繰り返しの説明は適切に省略される。
図7は、本発明の別の実施例による無線通信方法の概略フローチャートである。方法は、ユーザ装置により実行され得る。図7において示されるように、方法2000は下記のステップを含む。
S2100.ユーザ装置が、ネットワークデバイスによって送信された制御情報を受信し、ここで、制御情報は、ユーザ装置とネットワークデバイスとの間の第1の伝送のための時間領域リソースを指示するために使用される第1の指示情報を含み、第1の伝送の1回の伝送によってリソースを占有する持続時間は1ミリ秒未満である。
S2200.ユーザ装置が、制御情報に従ってネットワークデバイスと通信する。
具体的には、ユーザ装置は、ネットワークデバイスによって送信された制御情報を受信し、制御情報に従ってネットワークデバイスと通信する。制御情報は、ユーザ装置とネットワークデバイスとの間の第1の伝送のための時間領域リソースを指示するために使用される第1の指示情報を含む。したがって、ユーザ装置は、制御情報に従って、ネットワークデバイスによって送信されたダウンリンクデータを、第1の伝送を使用することにより受信し得るとともに、ユーザ装置は、同様に、制御情報に従って、アップリンクデータを、第1の伝送を使用することによりネットワークデバイスに送信し得る。第1の伝送の1回の伝送によってリソースを占有する持続時間は1ms未満である。
したがって、本発明のこの実施例における無線通信方法によれば、ユーザ装置は、ネットワークデバイスによって送信された制御情報を受信する。制御情報は、ユーザ装置とネットワークデバイスとの間の第1の伝送のための時間領域リソースを指示するために使用される第1の指示情報を含む。したがって、ユーザ装置は、第1の伝送を使用することによりネットワークデバイスと通信することができる。これは、通信処理における伝送時間遅延を低減し、ユーザエクスペリエンスを改善することができる。
任意に、S2100において、制御情報は、第1の伝送に関連する無線ネットワーク一時識別子RNTIを搬送する。
任意に、S2100は、具体的には、第1のサブフレームにおける最初のM個の時間領域シンボル上で、ネットワークデバイスによって送信された物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH情報を受信するステップであって、PDCCH情報が制御情報を含み、Mが正の整数であり、第1のサブフレームに含まれる時間領域シンボル内の最初のM個の時間領域シンボルを除く他の時間領域シンボルが複数のユーザ装置に割り当てられる、ステップである。
任意に、S2100は、具体的には、第2のサブフレームにおけるN個の時間領域シンボル上で、ネットワークデバイスによって送信された物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHを受信するステップであって、N個の時間領域シンボルの最初のK個の時間領域シンボルが制御情報を搬送し、N及びKが正の整数である、ステップである。
任意に、S2100において、第1の指示情報は、第1のサブフレーム内にあって、かつ時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルを指示するとともに、第1の指示情報によって指示される時間領域シンボルは、PDCCH情報によって占有される時間領域シンボルを含まない。
任意に、S2100において、第1の指示情報は、第2のサブフレーム内にあって、かつ時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルを指示するとともに、第1の指示情報によって指示される時間領域シンボルは、PDCCHによって占有される時間領域シンボル又は最初のK個の時間領域シンボルを含まない。
任意に、S2100において、第1の指示情報は、サブフレーム内にあって、かつ時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルに対応する時間領域シンボルセットを指示する。
任意に、S2100において、制御情報は、下記の情報、すなわち、第1の伝送に対応する自動再送要求HARQの処理番号を指示するために使用される識別情報か、又は、第1の伝送に対応する再伝送冗長バージョンを指示するために使用される第2の指示情報のうちの少なくとも1つを更に含む。
したがって、本発明のこの実施例における無線通信方法によれば、ユーザ装置は、ネットワークデバイスによって送信された制御情報を受信する。制御情報は、ユーザ装置とネットワークデバイスとの間の第1の伝送のための時間領域リソースを指示するために使用される第1の指示情報を含む。したがって、ユーザ装置は、第1の伝送を使用することによりネットワークデバイスと通信することができる。これは、通信処理における伝送時間遅延を低減し、ユーザエクスペリエンスを改善することができる。
下記は、図8を参照して、本発明の更に他の実施例における無線通信方法を詳細に説明する。方法は、ネットワークデバイスにより実行され得る。図8において示されるように、方法3000は下記のステップを含む。
S3100.ネットワークデバイスが、アップリンク伝送リソース指示情報をユーザ装置に送信する。
S3200.ネットワークデバイスが、アップリンク伝送リソースに含まれる少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースでユーザ装置によって送信されたデータパケットを受信し、ここで、アップリンク伝送リソースは、アップリンク伝送リソース指示情報に従ってユーザ装置によって判定され、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々の時間領域における粒度は、事前に設定されたシンボル量である。
具体的には、アップリンク伝送リソース指示情報をユーザ装置に送信した後に、ネットワークデバイスは、アップリンク伝送リソース指示情報に従って判定されたアップリンク伝送リソースに含まれる少なくとも2つの独立したサブ伝送リソース上で、ユーザ装置によって送信されたデータパケットを受信する。独立したサブ伝送リソースの各々の時間領域における粒度は、事前に設定されたシンボル量である。
したがって、本発明のこの実施例における無線通信方法によれば、ネットワークデバイスは、アップリンク伝送リソース指示情報をユーザ装置に送信するとともに、アップリンク伝送リソース指示情報に従って判定されたアップリンク伝送リソースに含まれる少なくとも2つの独立したサブ伝送リソース上で、ユーザ装置によって送信されたデータパケットを受信する。これは、短縮された時間遅延を有する伝送をサポートするユーザ装置のアップリンクカバレッジが制限される場合のリソース使用の問題を解決することができ、伝送時間遅延を大幅に増加させない。
任意に、従来技術における送信時間間隔(Transmission Time Interval、略して“TTI”)バインディング技術では、各独立したサブ伝送リソースの粒度はサブフレームである。並べて見ると、本発明において、各独立したサブ伝送リソースの時間領域における粒度は、1シンボル、2シンボル、3シンボル、4シンボル、又は同様のものであり得る。したがって、本発明のこの実施例における方法によれば、リソース割り当て方法がより柔軟であり、処理時間遅延がより短くなり、それによって伝送時間遅延を削減し、ユーザエクスペリエンスとネットワーク性能を改善する。
本発明のこの実施例における方法は、同様に、ダウンリンク伝送に適用されることができる、ということが理解されるべきである。この場合には、ネットワークデバイスは、ユーザ装置のダウンリンク伝送リソースを指示するダウンリンク伝送リソース指示情報をユーザ装置に送信する。ユーザ装置は、ダウンリンク伝送リソース指示情報に従って、ダウンリンクデータを受信するための伝送リソースを判定し、ダウンリンクデータを受信するための伝送リソースは、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースを含み、少なくとも独立したサブ伝送リソースの時間領域における粒度は、事前に設定されたシンボル量であり、ユーザ装置は、それぞれの独立したサブ伝送リソースを使用することによりネットワークデバイスによって送信されたダウンリンクデータを受信するとともに、ネットワークデバイスによって送信された全てのダウンリンクデータを受信した後に、ユーザ装置はフィードバック情報をネットワークデバイスに送信する。
S3200において、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソース上で送信されたデータパケットは、同じデータパケットの異なる再伝送RV(既存のLTEプロトコルにおけるIR(Incremental Redundancy、インクリメンタルリダンダンシ、略して“IR”)再伝送に対応する)であり得るか、又は同じデータパケットの同じコピーであり得る(すなわち、各再伝送されたパケットで送信されるコンテンツは、既存のLTEプロトコルにおけるCC(Chase Combining、チェイス合成法、略して“CC”)再伝送に対応し、完全に同一である)、ということが理解されるべきである。本発明のこの実施例では、任意に、時間領域において、アップリンク伝送リソースを占有する時間は1msより大きい。この場合、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースは、複数の連続するサブフレームに分散され得る。
任意に、S3100において、アップリンクリソース指示情報は、下記の情報、すなわち、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの割り当てタイプ情報か、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々に対応するサブフレーム番号情報か、又は、サブフレーム内にあって、かつ少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々に対応する時間領域シンボル及び周波数領域位置情報のうちの少なくとも1つを含む。本明細書において、割り当てタイプ情報は、連続的なリソース割り当て又は不連続なリソース割り当てを指示する。連続的なリソース割り当ては、全ての送信対象データ及びデータの再伝送RVが完全に送信されるまで、PDCCHにより占有されるリソースを除いた複数の連続するサブフレームの全ての非PDCCHリソースが割り当てられることを意味する。図9(a)は、連続的なリソース割り当ての実施例である。送信対象データの場合、第1のサブフレームのいくらかの非PDCCHリソースが最初に割り当てられ、次に、次のサブフレームの短縮された時間遅延を有するリソースが占有される。不連続なリソース割り当ては、全ての送信対象データ及びデータの再伝送RVが完全に送信されるまで、PDCCHにより占有されるリソースを除いた複数の連続するサブフレームの一部の非PDCCHリソースが割り当てられることを意味する。図9(b)は、不連続なリソース割り当ての実施例である。送信対象データは、毎回一部の非PDCCHリソースのみを占有するとともに、3つのサブフレームが連続して占有される。
任意に、S3100において、アップリンク伝送リソース指示情報は、アップリンク伝送リソースが、第1のサブフレームにおける、物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソースの全部又は一部であることを指示する。
例えば、図10(a)において示されるように、ネットワークデバイスは、サブフレームにおいて、使用するべき短縮されたアップリンク時間遅延を有するUEに対して、制御シグナリングDCIを除く短縮された時間遅延を有する複数のリソースを、バインディングとして割り当て得る。同様に、再伝送に使用されるRVのバージョン番号は、例えば、[0、2、3、1]のように事前に定義され得る。再伝送のための時間領域リソースが4回を超える場合、事前に定義されたテンプレートが反復のために使用され得る。再伝送の回数が6回の場合、6回に対応するRVのバージョンは[0、2、3、1、0、2]となる。後続のフィードバックは、1つのバインドされた伝送に対するフィードバックである。
さらに、バインドされる必要がある時間領域伝送リソースが1msサブフレーム内で提供される最大リソースよりも小さい場合、時間領域伝送リソースの一部のみが使用され得る。図10(b)において示されるように、短縮された時間遅延を有する伝送用の2つのリソースのみが使用される。残りの1つのリソースは、短縮された時間遅延を有する伝送のためにUE2に割り当てられてもよい。
任意に、S3100において、アップリンク伝送リソース指示情報は、アップリンク伝送リソースが、M個の連続するサブフレームの各サブフレームにおける、PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソースの一部を含み、Mが2以上の整数であることを指示する。
その代わりに、アップリンク伝送リソース指示情報は、アップリンク伝送リソースが、N個の連続するサブフレームのうちの最初のK個のサブフレームの各サブフレームにおける、PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソース、及び、N個の連続するサブフレームのうちの最後のN−K個のサブフレームの各サブフレームにおける、PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソースの一部を含み、N及びKが1以上の整数であることを指示する。例えば、図9(a)において、Nの値は2であり、Kの値は1である。Nの値は、データパケットを最初に伝送し、データパケットを再伝送するために占有された時間領域シンボルの総数に対応するサブフレーム量である、ということに注意が必要である。
例えば、バインドされる必要がある時間領域の伝送リソースが1msのサブフレームにおいて提供される最大のリソースより大きい場合、複数の連続するサブフレームのうちの1つより多いサブフレームにおいて提供されるリソースが、使用するべきUEに割り当てられ得る。図9(a)において示されるように、第1のサブフレームにおける、短縮された時間遅延を有する伝送のための全ての3つのリソース、及び次の隣接するサブフレーム(短縮された時間遅延を有する伝送に使用され得るサブフレーム)における、短縮された時間遅延を有する伝送のための1つのリソースが使用される。
したがって、本発明のこの実施例における無線通信方法によれば、使用するべき短縮されたアップリンク時間遅延を有するUEに、短縮された時間遅延を有する少なくとも2つの独立した時間−周波数リソースを連続的に割り当てる上述の方法において、リソース割り当てはより柔軟であり、制限されたカバレッジを有するUEのリソース使用が、好ましくは保証されることができる。さらに、従来技術のリソース割り当て方法と比較して、この方法は、より柔軟であり、より短い処理時間遅延を有する。
さらに、短縮された時間遅延を有する伝送のためのリソースバインディング方法は、分散され得る。図10(b)において示されるように、リソースは、短縮された時間遅延を有する複数の連続した利用可能なサブフレームに割り当てられ得る。例えば、1つの利用可能なリソースがサブフレーム0に割り当てられ、第2のリソースがサブフレーム2に割り当てられ、第3のリソースがサブフレーム3に割り当てられる。さらに、サブフレームに割り当てられるリソースの量は、同じであり得るか、又は異なり得るとともに、1つ又は複数のリソースがあり得る。
したがって、本発明のこの実施例における無線通信方法によれば、バインドされた伝送が、短縮された時間遅延を有するサブフレームとともに実行される必要がある、UEのアップリンク送信時間遅延は適切に増加するが、しかし、短縮された時間遅延を有する伝送のために、1つのサブフレームにおける全てのリソースが占有されているわけではないので、短縮された時間遅延を有する別のUEの送信に対する影響が低減され、その結果、短縮された時間遅延を有する別のUEのHARQ処理への影響が低減される。
上記は、本発明の更に別の実施例における無線通信方法を、図8〜図10を参照して、ネットワークデバイス側から詳細に説明する。下記は、本発明の更に別の実施例における無線通信方法を、図11を参照して、ユーザ装置側から詳細に説明する。ネットワークデバイス側から説明されたユーザ装置とネットワークデバイスとの間の対話、関連する特性や機能などは、ユーザ装置側からの説明に対応する、ということが理解されるべきである。簡潔にするために、繰り返しの説明は適切に省略される。
図11は、本発明の更に別の実施例による無線通信方法を示す。方法は、ユーザ装置により実行され得る。図11において示されるように、方法4000は下記のステップを含む。
S4100.ユーザ装置が、ネットワークデバイスによって送信されたアップリンク伝送リソース指示情報を受信する。
S4200.ユーザ装置が、アップリンク伝送リソース指示情報に従ってアップリンク伝送リソースを判定し、ここで、アップリンク伝送リソースは、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースを含み、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々の時間領域における粒度は、事前に設定されたシンボル量である。
S4300.ユーザ装置は、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソース上でネットワークデバイスにデータパケットを送信する。
具体的には、ネットワークデバイスによって送信されたアップリンク伝送リソース指示情報を受信した後に、ユーザ装置は、アップリンク伝送リソース指示情報に従って判定されたアップリンク伝送リソースに含まれる少なくとも2つの独立したサブ伝送リソース上でネットワークデバイスにデータパケットを送信する。独立したサブ伝送リソースの各々の時間領域における粒度は、事前に設定されたシンボル量である。
したがって、本発明のこの実施例における無線通信方法によれば、ユーザ装置は、ネットワークデバイスによって送信されたアップリンク伝送リソース指示情報を受信するとともに、アップリンク伝送リソース指示情報に従って判定されたアップリンク伝送リソースに含まれる少なくとも2つの独立したサブ伝送リソース上でネットワークデバイスにデータパケットを送信する。これは、短縮された時間遅延を有する伝送をサポートするユーザ装置のアップリンクカバレッジが制限される場合のリソース使用の問題を解決することができ、伝送時間遅延を大幅に増加させない。
任意に、S4100において、アップリンクリソース指示情報は、下記の情報、すなわち、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの割り当てタイプ情報か、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々に対応するサブフレーム番号情報か、又は、サブフレーム内にあって、かつ少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々に対応する時間領域シンボル及び周波数領域位置情報のうちの少なくとも1つを含む。
任意に、S4100において、アップリンク伝送リソース指示情報は、アップリンク伝送リソースが、第1のサブフレームにおける、物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソースの全部又は一部であることを指示する。
任意に、S4100において、アップリンク伝送リソース指示情報は、アップリンク伝送リソースが、M個の連続するサブフレームの各サブフレームにおける、PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソースの一部を含み、Mが2以上の整数であることを指示する。
その代わりに、アップリンク伝送リソース指示情報は、アップリンク伝送リソースが、N個の連続するサブフレームのうちの最初のK個のサブフレームの各サブフレームにおける、PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソース、及び、N個の連続するサブフレームのうちの最後のN−K個のサブフレームの各サブフレームにおける、PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソースの一部を含み、N及びKが1以上の整数であることを指示する。Nの値は、最初にデータパケットを伝送するとともに、データパケットを再伝送するために占有された時間領域シンボルの総数に対応するサブフレーム量である、ということに注意が必要である。
任意に、S4300において、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースにより時間領域において占有されるシンボルの数は、1、2、又は同様のものであり得る。これは、本発明においては限定されない。さらに、各独立したサブリソースにより占有されるシンボルは、同じサブフレームにおける連続するシンボルであり得るか、同じサブフレームにおける非連続のシンボルであり得るか、又は異なるサブフレームにおけるシンボルであり得る。これは、本発明においては限定されない。
したがって、本発明のこの実施例における無線通信方法によれば、ユーザ装置は、ネットワークデバイスによって送信されたアップリンク伝送リソース指示情報を受信するとともに、アップリンク伝送リソース指示情報に従って判定されたアップリンク伝送リソースに含まれる少なくとも2つの独立したサブ伝送リソース上でネットワークデバイスにデータパケットを送信する。これは、短縮された時間遅延を有する伝送をサポートするユーザ装置のアップリンクカバレッジが制限される場合のリソース使用の問題を解決することができ、伝送時間遅延を大幅に増加させない。
下記は、図12を参照して、本発明の実施例におけるネットワークデバイスを具体的に説明する。図12において示されるように、ネットワークデバイス10は、制御情報を生成するように構成された情報生成モジュール11であって、制御情報が、ユーザ装置とネットワークデバイスとの間の第1の伝送のための時間領域リソースを指示するために使用される第1の指示情報を含み、第1の伝送の1回の伝送によってリソースを占有する持続時間が1ミリ秒未満である、情報生成モジュール11と、制御情報をユーザ装置に送信するように構成された送信モジュール12とを含む。
具体的には、ネットワークデバイスは、ユーザ装置とネットワークデバイスとの間の第1の伝送のための時間領域リソースを指示するために使用される第1の指示情報を含む制御情報を生成するとともに、制御情報をユーザ装置に送信する。第1の伝送の1回の伝送によってリソースを占有する持続時間は1ms未満である。
したがって、本発明のこの実施例によるネットワークデバイスは、ユーザ装置に、ユーザ装置とネットワークデバイスとの間の第1の伝送のための時間領域リソースを指示するために使用される第1の指示情報を含む制御情報を送信する。ユーザ装置は、制御情報に従って、第1の伝送を使用することによりネットワークデバイスと通信するための時間領域リソースを取得し、取得された時間領域リソース上でネットワークデバイスと通信することができる。第1の伝送の1回の伝送によってリソースを占有する時間は1ms未満である。これは、通信処理における伝送時間遅延を低減し、ユーザエクスペリエンスを改善することができる。
本発明のこの実施例では、送信モジュール12により実行される送信動作は、送信機能を有するトランシーバモジュールにより実行され得る、ということが理解されるべきである。
本発明のこの実施例では、任意に、制御情報は、第1の伝送に関連する無線ネットワーク一時識別子RNTIを搬送する。
本発明のこの実施例では、任意に、送信モジュール12が制御情報をユーザ装置に送信することは、第1のサブフレームにおける最初のM個の時間領域シンボルを使用することにより物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH情報をユーザ装置に送信することであって、PDCCH情報が制御情報を含み、Mが正の整数であり、第1のサブフレームに含まれる時間領域シンボル内の最初のM個の時間領域シンボルを除く他の時間領域シンボルが複数のユーザ装置に割り当てられる、送信することを含む。
本発明のこの実施例では、任意に、送信モジュール12が制御情報をユーザ装置に送信することは、第2のサブフレームにおけるN個の時間領域シンボルを使用することにより物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHをユーザ装置に送信することであって、N個の時間領域シンボルの最初のK個の時間領域シンボルが制御情報を搬送し、N及びKが正の整数である、送信することを含む。
本発明のこの実施例では、任意に、第1の指示情報は、第1のサブフレーム内にあって、かつ時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルを指示するとともに、第1の指示情報によって指示される時間領域シンボルは、PDCCH情報によって占有される時間領域シンボルを含まない。
本発明のこの実施例では、任意に、第1の指示情報は、第2のサブフレーム内にあって、かつ時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルを指示するとともに、第1の指示情報によって指示される時間領域シンボルは、PDCCHによって占有される時間領域シンボル又は最初のK個の時間領域シンボルを含まない。
本発明のこの実施例では、任意に、第1の指示情報は、サブフレーム内にあって、かつ時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルに対応する時間領域シンボルセットを指示する。
本発明のこの実施例では、任意に、制御情報は、下記の情報、すなわち、第1の伝送に対応する自動再送要求HARQの処理番号を指示するために使用される識別情報か、又は、第1の伝送に対応する再伝送冗長バージョンを指示するために使用される第2の指示情報のうちの少なくとも1つを更に含む。
本発明のこの実施例によるネットワークデバイス10は、本発明の実施例における無線通信方法1000を対応して実行し得る、ということが理解されるべきである。さらに、ネットワークデバイス10におけるモジュールの上述の並びに他の動作及び/又は機能は、図4における対応する処理を実現することを目的とする。簡潔にするために、詳細はここでは再度説明されない。
したがって、本発明のこの実施例によるネットワークデバイスは、ユーザ装置に、ユーザ装置とネットワークデバイスとの間の第1の伝送のための時間領域リソースを指示するために使用される第1の指示情報を含む制御情報を送信する。ユーザ装置は、制御情報に従って、第1の伝送を使用することによりネットワークデバイスと通信するための時間領域リソースを取得し、取得された時間領域リソース上でネットワークデバイスと通信することができる。第1の伝送の1回の伝送によってリソースを占有する時間は1ms未満である。これは、通信処理における伝送時間遅延を低減し、ユーザエクスペリエンスを改善することができる。
下記は、図13を参照して、本発明の一実施例におけるユーザ装置を詳細に説明する。図13において示されるように、ユーザ装置20は、ネットワークデバイスによって送信された制御情報を受信するように構成されたトランシーバモジュール21であって、制御情報が、ユーザ装置とネットワークデバイスとの間の第1の伝送のための時間領域リソースを指示するために使用される第1の指示情報を含み、第1の伝送の1回の伝送によってリソースを占有する持続時間が1ミリ秒未満である、トランシーバモジュール21と、制御情報に従ってネットワークデバイスと通信するようにトランシーバモジュール21を制御するように構成された処理モジュール22とを含む。
具体的には、ユーザ装置は、ネットワークデバイスによって送信された制御情報を受信し、制御情報に従ってネットワークデバイスと通信する。制御情報は、ユーザ装置とネットワークデバイスとの間の第1の伝送のための時間領域リソースを指示するために使用される第1の指示情報を含む。したがって、ユーザ装置は、制御情報に従って、ネットワークデバイスによって送信されたダウンリンクデータを、第1の伝送を使用することにより受信し得るとともに、ユーザ装置は、同様に、制御情報に従って、アップリンクデータを、第1の伝送を使用することによりネットワークデバイスに送信し得る。第1の伝送の1回の伝送によってリソースを占有する持続時間は1ms未満である。
したがって、本発明のこの実施例によるユーザ装置は、ネットワークデバイスによって送信された制御情報を受信する。制御情報は、ユーザ装置とネットワークデバイスとの間の第1の伝送のための時間領域リソースを指示するために使用される第1の指示情報を含む。したがって、ユーザ装置は、第1の伝送を使用することによりネットワークデバイスと通信することができる。これは、通信処理における伝送時間遅延を低減し、ユーザエクスペリエンスを改善することができる。
本発明のこの実施例では、トランシーバモジュール21により実行される受信動作は、受信機能を有する受信モジュールにより実行され得るとともに、トランシーバモジュール21により実行される送信動作は、送信機能を有する送信モジュールにより実行され得る
、ということが理解されるべきである。
本発明のこの実施例では、任意に、制御情報は、第1の伝送に関連する無線ネットワーク一時識別子RNTIを搬送する。
本発明のこの実施例では、任意に、受信モジュール21がネットワークデバイスによって送信された制御情報を受信することは、第1のサブフレームにおける最初のM個の時間領域シンボル上で、ネットワークデバイスによって送信された物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH情報を受信することであって、PDCCH情報が制御情報を含み、Mが正の整数であり、第1のサブフレームに含まれる時間領域シンボル内の最初のM個の時間領域シンボルを除く他の時間領域シンボルが複数のユーザ装置に割り当てられる、受信することを含む。
本発明のこの実施例では、任意に、受信モジュール21がネットワークデバイスによって送信された制御情報を受信することは、第2のサブフレームにおけるN個の時間領域シンボル上で、ネットワークデバイスによって送信された物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHを受信することであって、N個の時間領域シンボルの最初のK個の時間領域シンボルが制御情報を搬送し、N及びKが正の整数である、受信することを含む。
本発明のこの実施例では、任意に、第1の指示情報は、第1のサブフレーム内にあって、かつ時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルを指示するとともに、
第1の指示情報によって指示される時間領域シンボルは、PDCCH情報によって占有される時間領域シンボルを含まない。
本発明のこの実施例では、任意に、第1の指示情報は、第2のサブフレーム内にあって、かつ時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルを指示するとともに、第1の指示情報によって指示される時間領域シンボルは、PDCCHによって占有される時間領域シンボル又は最初のK個の時間領域シンボルを含まない。
本発明のこの実施例では、任意に、第1の指示情報は、サブフレーム内にあって、かつ時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルに対応する時間領域シンボルセットを指示する。
本発明のこの実施例では、任意に、制御情報は、下記の情報、すなわち、第1の伝送に対応する自動再送要求HARQの処理番号を指示するために使用される識別情報か、又は、第1の伝送に対応する再伝送冗長バージョンを指示するために使用される第2の指示情報のうちの少なくとも1つを更に含む。
本発明のこの実施例によるユーザ装置20は、本発明の実施例における無線通信方法2000を対応して実行し得る、ということが理解されるべきである。さらに、ユーザ装置20におけるモジュールの上述の並びに他の動作及び/又は機能は、図7における対応する処理を実現することを目的とする。簡潔にするために、詳細はここでは再度説明されない。
したがって、本発明のこの実施例によるユーザ装置は、ネットワークデバイスによって送信された制御情報を受信する。制御情報は、ユーザ装置とネットワークデバイスとの間の第1の伝送のための時間領域リソースを指示するために使用される第1の指示情報を含む。したがって、ユーザ装置は、第1の伝送を使用することによりネットワークデバイスと通信することができる。これは、通信処理における伝送時間遅延を低減し、ユーザエクスペリエンスを改善することができる。
下記は、図14を参照して、本発明の他の実施例におけるネットワークデバイスを詳細に説明する。図14において示されるように、ネットワークデバイス30は、アップリンク伝送リソース指示情報をユーザ装置に送信するように構成された送信モジュール31と、アップリンク伝送リソースに含まれる少なくとも2つの独立したサブ伝送リソース上で、ユーザ装置によって送信されたデータパケットを受信するように構成された受信モジュール32であって、アップリンク伝送リソースが、アップリンク伝送リソース指示情報に従ってユーザ装置によって判定され、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々の時間領域における粒度が、事前に設定されたシンボル量である、受信モジュール32とを含む。
具体的には、アップリンク伝送リソース指示情報をユーザ装置に送信した後に、ネットワークデバイスは、アップリンク伝送リソース指示情報に従って判定されたアップリンク伝送リソースに含まれる少なくとも2つの独立したサブ伝送リソース上で、ユーザ装置によって送信されたデータパケットを受信する。独立したサブ伝送リソースの各々の時間領域における粒度は、事前に設定されたシンボル量である。
したがって、本発明のこの実施例におけるネットワークデバイスは、アップリンク伝送リソース指示情報をユーザ装置に送信するとともに、アップリンク伝送リソース指示情報に従って判定されたアップリンク伝送リソースに含まれる少なくとも2つの独立したサブ伝送リソース上で、ユーザ装置によって送信されたデータパケットを受信する。これは、短縮された時間遅延を有する伝送をサポートするユーザ装置のアップリンクカバレッジが制限される場合のリソース使用の問題を解決することができ、伝送時間遅延を大幅に増加させない。
本発明のこの実施例では、送信モジュール31により実行される送信動作及び受信モジュール32により実行される受信動作は、受信及び送信機能を有するトランシーバモジュールにより実行され得る、ということが理解されるべきである。
本発明のこの実施例では、任意に、アップリンクリソース指示情報は、下記の情報、すなわち、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの割り当てタイプ情報か、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々に対応するサブフレーム番号情報か、又は、サブフレーム内にあって、かつ少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々に対応する時間領域シンボル及び周波数領域位置情報のうちの少なくとも1つを含む。
本発明のこの実施例では、任意に、アップリンク伝送リソース指示情報は、アップリンク伝送リソースが、第1のサブフレームにおける、物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソースの全部又は一部であることを指示する。
本発明のこの実施例では、任意に、アップリンク伝送リソース指示情報は、アップリンク伝送リソースが、M個の連続するサブフレームの各サブフレームにおける、PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソースの一部を含み、Mが2以上の整数であることを指示するか、又は、アップリンク伝送リソース指示情報は、アップリンク伝送リソースが、N個の連続するサブフレームのうちの最初のK個のサブフレームの各サブフレームにおける、PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソース、及び、N個の連続するサブフレームのうちの最後のN−K個のサブフレームの各サブフレームにおける、PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソースの一部を含み、N及びKが1以上の整数であることを指示する。
本発明のこの実施例によるネットワークデバイス30は、本発明の実施例における無線通信方法3000を対応して実行し得る、ということが理解されるべきである。さらに、ネットワークデバイス30におけるモジュールの上述の並びに他の動作及び/又は機能は、図8における対応する処理を実現することを目的とする。簡潔にするために、詳細はここでは再度説明されない。
したがって、本発明のこの実施例におけるネットワークデバイスは、アップリンク伝送リソース指示情報をユーザ装置に送信するとともに、アップリンク伝送リソース指示情報に従って判定されたアップリンク伝送リソースに含まれる少なくとも2つの独立したサブ伝送リソース上で、ユーザ装置によって送信されたデータパケットを受信する。これは、短縮された時間遅延を有する伝送をサポートするユーザ装置のアップリンクカバレッジが制限される場合のリソース使用の問題を解決することができ、伝送時間遅延を大幅に増加させない。
下記は、図15を参照して、本発明の別の実施例におけるユーザ装置を詳細に説明する。図15において示されるように、ユーザ装置40は、ネットワークデバイスによって送信されたアップリンク伝送リソース指示情報を受信するように構成されたトランシーバモジュール41と、アップリンク伝送リソース指示情報に従ってアップリンク伝送リソースを判定するように構成された判定モジュール42であって、アップリンク伝送リソースが、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースを含み、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々の時間領域における粒度が、事前に設定されたシンボル量である、判定モジュール42とを含む。
トランシーバモジュール41は、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソース上でデータパケットをネットワークデバイスに送信するように更に構成される。
具体的には、ネットワークデバイスによって送信されたアップリンク伝送リソース指示情報を受信した後に、ユーザ装置は、アップリンク伝送リソース指示情報に従って判定されたアップリンク伝送リソースに含まれる少なくとも2つの独立したサブ伝送リソース上でネットワークデバイスにデータパケットを送信する。独立したサブ伝送リソースの各々の時間領域における粒度は、事前に設定されたシンボル量である。
したがって、本発明のこの実施例におけるユーザ装置は、ネットワークデバイスによって送信されたアップリンク伝送リソース指示情報を受信するとともに、アップリンク伝送リソース指示情報に従って判定されたアップリンク伝送リソースに含まれる少なくとも2つの独立したサブ伝送リソース上でネットワークデバイスにデータパケットを送信する。これは、短縮された時間遅延を有する伝送をサポートするユーザ装置のアップリンクカバレッジが制限される場合のリソース使用の問題を解決することができ、伝送時間遅延を大幅に増加させない。
本発明のこの実施例では、トランシーバモジュール41により実行される受信動作は、受信機能を有する受信モジュールにより実行され得るとともに、トランシーバモジュール41により実行される送信動作は、送信機能を有する送信モジュールにより実行され得る
、ということが理解されるべきである。
本発明のこの実施例では、任意に、アップリンクリソース指示情報は、下記の情報、すなわち、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの割り当てタイプ情報か、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々に対応するサブフレーム番号情報か、又は、サブフレーム内にあって、かつ少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々に対応する時間領域シンボル及び周波数領域位置情報のうちの少なくとも1つを含む。
本発明のこの実施例では、任意に、アップリンク伝送リソース指示情報は、アップリンク伝送リソースが、第1のサブフレームにおける、物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソースの全部又は一部であることを指示する。
本発明のこの実施例では、任意に、アップリンク伝送リソース指示情報は、アップリンク伝送リソースが、M個の連続するサブフレームの各サブフレームにおける、PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソースの一部を含み、Mが2以上の整数であることを指示するか、又は、アップリンク伝送リソース指示情報は、アップリンク伝送リソースが、N個の連続するサブフレームのうちの最初のK個のサブフレームの各サブフレームにおける、PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソース、及び、N個の連続するサブフレームのうちの最後のN−K個のサブフレームの各サブフレームにおける、PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソースの一部を含み、N及びKが1以上の整数であることを指示する。
本発明のこの実施例によるユーザ装置40は、本発明の実施例における無線通信方法4000を対応して実行し得る、ということが理解されるべきである。さらに、ユーザ装置40におけるモジュールの上述の並びに他の動作及び/又は機能は、図11における対応する処理を実現することを目的とする。簡潔にするために、詳細はここでは再度説明されない。
したがって、本発明のこの実施例におけるネットワークデバイスは、アップリンク伝送リソース指示情報をユーザ装置に送信するとともに、アップリンク伝送リソース指示情報に従って判定されたアップリンク伝送リソースに含まれる少なくとも2つの独立したサブ伝送リソース上で、ユーザ装置によって送信されたデータパケットを受信する。これは、短縮された時間遅延を有する伝送をサポートするユーザ装置のアップリンクカバレッジが制限される場合のリソース使用の問題を解決することができ、伝送時間遅延を大幅に増加させない。
本発明の実施例は、図12において示されるネットワークデバイス10及び図13において示されるユーザ装置20を含む無線通信システムを更に提供する。ネットワークデバイス10は、本発明の実施例における無線通信方法1000を対応して実行し得るとともに、ネットワークデバイス10内のモジュールの上記並びに他の動作及び/又は機能は、図4における対応する処理を実現することを目的とする。ユーザ装置20は、本発明の実施例における無線通信方法2000を対応して実行し得るとともに、ユーザ装置20内のモジュールの上記並びに他の動作及び/又は機能は、図7における対応する処理を実現することを目的とする。簡潔にするために、詳細はここでは再度説明されない。
本発明は、図14において示されるネットワークデバイス30及び図15において示されるユーザ装置40を含む無線通信システムを更に提供する。ネットワークデバイス30は、本発明の実施例における無線通信方法3000を対応して実行し得るとともに、ネットワークデバイス30内のモジュールの上記並びに他の動作及び/又は機能は、図8における対応する処理を実現することを目的とする。ユーザ装置40は、本発明の実施例における無線通信方法4000を対応して実行し得るとともに、ユーザ装置40内のモジュールの上記並びに他の動作及び/又は機能は、図11における対応する処理を実現することを目的とする。簡潔にするために、詳細はここでは再度説明されない。
図16において示されるように、本発明の実施例は、ネットワークデバイス100を更に提供する。ネットワークデバイス100は、プロセッサ101、メモリ102、受信機103、送信機104、及びバスシステム105を含む。バスシステム105は任意である。プロセッサ101、メモリ102、受信機103、及び送信機104は、バスシステム105を使用することにより接続され得る。メモリ102は、命令を記憶するように構成される。プロセッサ101は、メモリ102に記憶された命令を実行し、受信機103を制御して信号を受信し、送信機104を制御して信号を送信するように構成される。プロセッサ101は、制御情報を生成するように構成され、制御情報は、ユーザ装置とネットワークデバイスとの間の第1の伝送のための時間領域リソースを指示するために使用される第1の指示情報を含み、第1の伝送の1回の伝送によってリソースを占有する持続時間は1ミリ秒未満である。送信機104は、制御情報をユーザ装置に送信するように構成される。
したがって、本発明のこの実施例によるネットワークデバイスは、ユーザ装置に、ユーザ装置とネットワークデバイスとの間の第1の伝送のための時間領域リソースを指示するために使用される第1の指示情報を含む制御情報を送信する。ユーザ装置は、制御情報に従って、第1の伝送を使用することによりネットワークデバイスと通信するための時間領域リソースを取得し、取得された時間領域リソース上でネットワークデバイスと通信することができる。第1の伝送の1回の伝送によってリソースを占有する時間は1ms未満である。これは、通信処理における伝送時間遅延を低減し、ユーザエクスペリエンスを改善することができる。
本発明のこの実施例では、プロセッサ101は、中央処理装置(Central Processing Unit、略して“CPU”)であり得るか、又は、他の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)若しくは他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート若しくはトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネント、若しくは同様のものであり得る、ということが理解されるべきである。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るか、又は、プロセッサはあらゆる従来のプロセッサ若しくは同様のものであり得る。
メモリ102は、読み出し専用メモリ及びランダムアクセスメモリを含み得るとともに、プロセッサ101に命令及びデータを提供し得る。メモリ102の一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリを更に含み得る。例えば、メモリ102は、デバイスタイプ情報を更に記憶し得る。
データバスに加えて、バスシステム105は、電力バス、制御バス、ステータス信号バスなどを更に含むことができる。しかしながら、説明を分かりやすくするために、図においては、全てのバスがバスシステム105として表現される。
一実装プロセスにおいて、上述した方法のステップは、プロセッサ101内のハードウェアの集積論理回路、又はソフトウェア形式の命令を使用することにより実行され得る。本発明の実施例を参照して開示された方法のステップは、ハードウェアプロセッサにより直接実行され得るか、又は、プロセッサ内のハードウェア及びソフトウェアモジュールにより実行され得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムメモリ、フラッシュメモリ、読出し専用メモリ、プログラマブル読出し専用メモリ若しくは電気的消去可能プログラマブル読出し専用メモリ、又はレジスタのような、当該技術における完成された記憶媒体に配置され得る。記憶媒体はメモリ102内に配置される。プロセッサ101は、メモリ102から情報を読み取り、プロセッサ101のハードウェアを使用することにより上述の方法のステップを実行する。繰り返しを避けるために、詳細はここでは説明されない。
任意に、一実施例において、制御情報は、第1の伝送に関連する無線ネットワーク一時識別子RNTIを搬送する。
任意に、一実施例において、送信機104が制御情報をユーザ装置に送信することは、
第1のサブフレームにおける最初のM個の時間領域シンボルを使用することにより物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH情報をユーザ装置に送信することであって、PDCCH情報が制御情報を含み、Mが正の整数であり、第1のサブフレームに含まれる時間領域シンボル内の最初のM個の時間領域シンボルを除く他の時間領域シンボルが複数のユーザ装置に割り当てられる、送信することを含む。
任意に、一実施例において、送信機104が制御情報をユーザ装置に送信することは、第2のサブフレームにおけるN個の時間領域シンボルを使用することにより物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHをユーザ装置に送信することであって、N個の時間領域シンボルの最初のK個の時間領域シンボルが制御情報を搬送し、N及びKが正の整数である、送信することを含む。
任意に、一実施例において、第1の指示情報は、第1のサブフレーム内にあって、かつ時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルを指示するとともに、第1の指示情報によって指示される時間領域シンボルは、PDCCH情報によって占有される時間領域シンボルを含まない。
任意に、一実施例において、第1の指示情報は、第2のサブフレーム内にあって、かつ時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルを指示するとともに、第1の指示情報によって指示される時間領域シンボルは、PDCCHによって占有される時間領域シンボル又は最初のK個の時間領域シンボルを含まない。
任意に、一実施例において、第1の指示情報は、サブフレーム内にあって、かつ時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルに対応する時間領域シンボルセットを指示する。
任意に、一実施例において、制御情報は、下記の情報、すなわち、第1の伝送に対応する自動再送要求HARQの処理番号を指示するために使用される識別情報か、又は、第1の伝送に対応する再伝送冗長バージョンを指示するために使用される第2の指示情報のうちの少なくとも1つを更に含む。
本発明のこの実施例によるネットワークデバイス100は、本発明の実施例におけるネットワークデバイス10に対応し得るとともに、本発明の実施例における方法を実行する対応する主体に対応し得る、ということが理解されるべきである。さらに、ネットワークデバイス100におけるモジュールの上述の並びに他の動作及び/又は機能は、図4における各方法の対応する処理を実現することを目的とする。簡潔にするために、詳細はここでは再度説明されない。
したがって、本発明のこの実施例によるネットワークデバイスは、ユーザ装置に、ユーザ装置とネットワークデバイスとの間の第1の伝送のための時間領域リソースを指示するために使用される第1の指示情報を含む制御情報を送信する。ユーザ装置は、制御情報に従って、第1の伝送を使用することによりネットワークデバイスと通信するための時間領域リソースを取得し、取得された時間領域リソース上でネットワークデバイスと通信することができる。第1の伝送の1回の伝送によってリソースを占有する時間は1ms未満である。これは、通信処理における伝送時間遅延を低減し、ユーザエクスペリエンスを改善することができる。
図17において示されるように、本発明の実施例は、ユーザ装置200を更に提供する。ユーザ装置200は、プロセッサ201、メモリ202、受信機203、送信機204、及びバスシステム205を含む。バスシステム205は任意である。プロセッサ201、メモリ202、受信機203、及び送信機204は、バスシステム205を使用することにより接続され得る。メモリ202は、命令を記憶するように構成される。プロセッサ201は、メモリ202に記憶された命令を実行し、受信機203を制御して信号を受信し、送信機204を制御して信号を送信するように構成される。受信機203は、ネットワークデバイスによって送信された制御情報を受信するように構成され、制御情報は、ユーザ装置とネットワークデバイスとの間の第1の伝送のための時間領域リソースを指示するために使用される第1の指示情報を含み、第1の伝送の1回の伝送によってリソースを占有する持続時間は1ミリ秒未満である。プロセッサ201は、受信機203及び送信機204を制御して、制御情報に従ってネットワークデバイスと通信するように構成される。
したがって、本発明のこの実施例によるユーザ装置は、ネットワークデバイスによって送信された制御情報を受信する。制御情報は、ユーザ装置とネットワークデバイスとの間の第1の伝送のための時間領域リソースを指示するために使用される第1の指示情報を含む。したがって、ユーザ装置は、第1の伝送を使用することによりネットワークデバイスと通信することができる。これは、通信処理における伝送時間遅延を低減し、ユーザエクスペリエンスを改善することができる。
本発明のこの実施例では、プロセッサ201は、中央処理装置(Central Processing Unit、略して“CPU”)であり得るか、又は、他の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)若しくは他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート若しくはトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネント、若しくは同様のものであり得る、ということが理解されるべきである。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るか、又は、プロセッサはあらゆる従来のプロセッサ若しくは同様のものであり得る。
メモリ202は、読み出し専用メモリ及びランダムアクセスメモリを含み得るとともに、プロセッサ201に命令及びデータを提供し得る。メモリ202の一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリを更に含み得る。例えば、メモリ202は、デバイスタイプ情報を更に記憶し得る。
データバスに加えて、バスシステム205は、電力バス、制御バス、ステータス信号バスなどを更に含むことができる。しかしながら、説明を分かりやすくするために、図においては、全てのバスがバスシステム205として表現される。
一実装プロセスにおいて、上述した方法のステップは、プロセッサ201内のハードウェアの集積論理回路又はソフトウェア形式の命令を使用することにより実行され得る。本発明の実施例を参照して開示された方法のステップは、ハードウェアプロセッサにより直接実行され得るか、又は、プロセッサ内のハードウェア及びソフトウェアモジュールにより実行され得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムメモリ、フラッシュメモリ、読出し専用メモリ、プログラマブル読出し専用メモリ若しくは電気的消去可能プログラマブル読出し専用メモリ、又はレジスタのような、当該技術における完成された記憶媒体に配置され得る。記憶媒体はメモリ202内に配置される。プロセッサ201は、メモリ202から情報を読み取り、プロセッサ201のハードウェアを使用することにより上述の方法のステップを実行する。繰り返しを避けるために、詳細はここでは説明されない。
任意に、一実施例において、制御情報は、第1の伝送に関連する無線ネットワーク一時識別子RNTIを搬送する。
任意に、一実施例において、受信機203がネットワークデバイスによって送信された制御情報を受信することは、第1のサブフレームにおける最初のM個の時間領域シンボル上で、ネットワークデバイスによって送信された物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH情報を受信することであって、PDCCH情報が制御情報を含み、Mが正の整数であり、第1のサブフレームに含まれる時間領域シンボル内の最初のM個の時間領域シンボルを除く他の時間領域シンボルが複数のユーザ装置に割り当てられる、受信することを含む。
任意に、一実施例において、受信機203がネットワークデバイスによって送信された制御情報を受信することは、第2のサブフレームにおけるN個の時間領域シンボル上で、ネットワークデバイスによって送信された物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHを受信することであって、N個の時間領域シンボルの最初のK個の時間領域シンボルが制御情報を搬送し、N及びKが正の整数である、受信することを含む。
任意に、一実施例において、第1の指示情報は、第1のサブフレーム内にあって、かつ時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルを指示するとともに、第1の指示情報によって指示される時間領域シンボルは、PDCCH情報によって占有される時間領域シンボルを含まない。
任意に、一実施例において、第1の指示情報は、第2のサブフレーム内にあって、かつ時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルを指示するとともに、第1の指示情報によって指示される時間領域シンボルは、PDCCHによって占有される時間領域シンボル又は最初のK個の時間領域シンボルを含まない。
任意に、一実施例において、第1の指示情報は、サブフレーム内にあって、かつ時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルに対応する時間領域シンボルセットを指示する。
任意に、一実施例において、制御情報は、下記の情報、すなわち、第1の伝送に対応する自動再送要求HARQの処理番号を指示するために使用される識別情報か、又は、第1の伝送に対応する再伝送冗長バージョンを指示するために使用される第2の指示情報のうちの少なくとも1つを更に含む。
本発明のこの実施例によるユーザ装置200は、本発明の実施例におけるユーザ装置20に対応し得るとともに、本発明の実施例における方法の対応する主体に対応し得る、ということが理解されるべきである。さらに、ユーザ装置200におけるモジュールの上述の並びに他の動作及び/又は機能は、図7における方法の対応する処理を実現することを目的とする。簡潔にするために、詳細はここでは再度説明されない。
したがって、本発明のこの実施例によるユーザ装置は、ネットワークデバイスによって送信された制御情報を受信する。制御情報は、ユーザ装置とネットワークデバイスとの間の第1の伝送のための時間領域リソースを指示するために使用される第1の指示情報を含む。したがって、ユーザ装置は、第1の伝送を使用することによりネットワークデバイスと通信することができる。これは、通信処理における伝送時間遅延を低減し、ユーザエクスペリエンスを改善することができる。
図18において示されるように、本発明の実施例は、ネットワークデバイス300を更に提供する。ネットワークデバイス300は、プロセッサ301、メモリ302、受信機303、送信機304、及びバスシステム305を含む。バスシステム305は任意である。プロセッサ301、メモリ302、受信機303、及び送信機304は、バスシステム305を使用することにより接続され得る。メモリ302は、命令を記憶するように構成される。プロセッサ301は、メモリ302に記憶された命令を実行し、受信機303を制御して信号を受信し、送信機304を制御して信号を送信するように構成される。送信機304は、アップリンク伝送リソース指示情報をユーザ装置に送信するように構成される。受信機303は、アップリンク伝送リソースに含まれる少なくとも2つの独立したサブ伝送リソース上で、ユーザ装置によって送信されたデータパケットを受信するように構成され、アップリンク伝送リソースは、アップリンク伝送リソース指示情報に従ってユーザ装置によって判定され、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々の時間領域における粒度は、事前に設定されたシンボル量である。
したがって、本発明のこの実施例におけるネットワークデバイスは、アップリンク伝送リソース指示情報をユーザ装置に送信するとともに、アップリンク伝送リソース指示情報に従って判定されたアップリンク伝送リソースに含まれる少なくとも2つの独立したサブ伝送リソース上で、ユーザ装置によって送信されたデータパケットを受信する。これは、短縮された時間遅延を有する伝送をサポートするユーザ装置のアップリンクカバレッジが制限される場合のリソース使用の問題を解決することができ、伝送時間遅延を大幅に増加させない。
本発明のこの実施例では、プロセッサ301は、中央処理装置(Central Processing Unit、略して“CPU”)であり得るか、又は、他の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)若しくは他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート若しくはトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネント、又は同様のものであり得る、ということが理解されるべきである。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るか、又は、プロセッサはあらゆる従来のプロセッサ若しくは同様のものであり得る。
メモリ302は、読み出し専用メモリ及びランダムアクセスメモリを含み得るとともに、プロセッサ301に命令及びデータを提供し得る。メモリ302の一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリを更に含み得る。例えば、メモリ302は、デバイスタイプ情報を更に記憶し得る。
データバスに加えて、バスシステム305は、電力バス、制御バス、ステータス信号バスなどを更に含むことができる。しかしながら、説明を分かりやすくするために、図においては、全てのバスがバスシステム305として表現される。
一実装プロセスにおいて、上述した方法のステップは、プロセッサ301内のハードウェアの集積論理回路又はソフトウェア形式の命令を使用することにより実行され得る。本発明の実施例を参照して開示された方法のステップは、ハードウェアプロセッサにより直接実行され得るか、又は、プロセッサ内のハードウェア及びソフトウェアモジュールにより実行され得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムメモリ、フラッシュメモリ、読出し専用メモリ、プログラマブル読出し専用メモリ若しくは電気的消去可能プログラマブル読出し専用メモリ、又はレジスタのような、当該技術における完成された記憶媒体に配置され得る。記憶媒体はメモリ302内に配置される。プロセッサ301は、メモリ302から情報を読み取り、プロセッサ301のハードウェアを使用することにより上述の方法のステップを実行する。繰り返しを避けるために、詳細はここでは説明されない。
任意に、一実施例において、アップリンクリソース指示情報は、下記の情報、すなわち、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの割り当てタイプ情報か、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々に対応するサブフレーム番号情報か、又は、サブフレーム内にあって、かつ少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々に対応する時間領域シンボル及び周波数領域位置情報のうちの少なくとも1つを含む。
任意に、一実施例において、アップリンク伝送リソース指示情報は、アップリンク伝送リソースが、第1のサブフレームにおける、物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソースの全部又は一部であることを指示する。
任意に、一実施例において、アップリンク伝送リソース指示情報は、アップリンク伝送リソースが、M個の連続するサブフレームの各サブフレームにおける、PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソースの一部を含み、Mが2以上の整数であることを指示するか、又は、アップリンク伝送リソース指示情報は、アップリンク伝送リソースが、N個の連続するサブフレームのうちの最初のK個のサブフレームの各サブフレームにおける、PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソース、及び、N個の連続するサブフレームのうちの最後のN−K個のサブフレームの各サブフレームにおける、PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソースの一部を含み、N及びKが1以上の整数であることを指示する。
本発明のこの実施例によるネットワークデバイス300は、本発明の実施例におけるネットワークデバイス30に対応し得るとともに、本発明の実施例における方法の対応する主体に対応し得る、ということが理解されるべきである。さらに、ネットワークデバイス300におけるモジュールの上述の並びに他の動作及び/又は機能は、図8における方法の対応する処理を実現することを目的とする。簡潔にするために、詳細はここでは再度説明されない。
したがって、本発明のこの実施例におけるネットワークデバイスは、アップリンク伝送リソース指示情報をユーザ装置に送信するとともに、アップリンク伝送リソース指示情報に従って判定されたアップリンク伝送リソースに含まれる少なくとも2つの独立したサブ伝送リソース上で、ユーザ装置によって送信されたデータパケットを受信する。これは、短縮された時間遅延を有する伝送をサポートするユーザ装置のアップリンクカバレッジが制限される場合のリソース使用の問題を解決することができ、伝送時間遅延を大幅に増加させない。
図19において示されるように、本発明の実施例は、ユーザ装置400を更に提供する。ユーザ装置400は、プロセッサ401、メモリ402、受信機403、送信機404、及びバスシステム405を含む。バスシステム405は任意である。プロセッサ401、メモリ402、受信機403、及び送信機404は、バスシステム405を使用することにより接続され得る。メモリ402は、命令を記憶するように構成される。プロセッサ401は、メモリ402に記憶された命令を実行し、受信機403を制御して信号を受信し、送信機404を制御して信号を送信するように構成される。受信機403は、ネットワークデバイスによって送信されたアップリンク伝送リソース指示情報を受信するように構成される。プロセッサ401は、アップリンク伝送リソース指示情報に従ってアップリンク伝送リソースを判定するように構成され、アップリンク伝送リソースは、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースを含み、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々の時間領域における粒度は、事前に設定されたシンボル量である。送信機404は、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソース上でネットワークデバイスにデータパケットを送信するように構成される。
したがって、本発明のこの実施例におけるユーザ装置は、ネットワークデバイスによって送信されたアップリンク伝送リソース指示情報を受信するとともに、アップリンク伝送リソース指示情報に従って判定されたアップリンク伝送リソースに含まれる少なくとも2つの独立したサブ伝送リソース上でネットワークデバイスにデータパケットを送信する。これは、短縮された時間遅延を有する伝送をサポートするユーザ装置のアップリンクカバレッジが制限される場合のリソース使用の問題を解決することができ、伝送時間遅延を大幅に増加させない。
本発明のこの実施例では、プロセッサ401は、中央処理装置(Central Processing Unit、略して“CPU”)であり得るか、又は、他の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)若しくは他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート若しくはトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネント、又は同様のものであり得る、ということが理解されるべきである。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るか、又は、プロセッサはあらゆる従来のプロセッサ若しくは同様のものであり得る。
メモリ402は、読み出し専用メモリ及びランダムアクセスメモリを含み得るとともに、プロセッサ401に命令及びデータを提供し得る。メモリ402の一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリを更に含み得る。例えば、メモリ402は、デバイスタイプ情報を更に記憶し得る。
データバスに加えて、バスシステム405は、電力バス、制御バス、ステータス信号バスなどを更に含むことができる。しかしながら、説明を分かりやすくするために、図においては、全てのバスがバスシステム405として表現される。
一実装プロセスにおいて、上述した方法のステップは、プロセッサ401内のハードウェアの集積論理回路又はソフトウェア形式の命令を使用することにより実行され得る。本発明の実施例を参照して開示された方法のステップは、ハードウェアプロセッサにより直接実行され得るか、又は、プロセッサ内のハードウェア及びソフトウェアモジュールにより実行され得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムメモリ、フラッシュメモリ、読出し専用メモリ、プログラマブル読出し専用メモリ若しくは電気的消去可能プログラマブル読出し専用メモリ、又はレジスタのような、当該技術における完成された記憶媒体に配置され得る。記憶媒体はメモリ402内に配置される。プロセッサ401は、メモリ402から情報を読み取り、プロセッサ401のハードウェアを使用することにより上述の方法のステップを実行する。繰り返しを避けるために、詳細はここでは説明されない。
任意に、一実施例において、アップリンクリソース指示情報は、下記の情報、すなわち、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの割り当てタイプ情報か、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々に対応するサブフレーム番号情報か、又は、サブフレーム内にあって、かつ少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々に対応する時間領域シンボル及び周波数領域位置情報のうちの少なくとも1つを含む。
任意に、一実施例において、アップリンク伝送リソース指示情報は、アップリンク伝送リソースが、第1のサブフレームにおける、物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソースの全部又は一部であることを指示する。
任意に、一実施例において、アップリンク伝送リソース指示情報は、アップリンク伝送リソースが、M個の連続するサブフレームの各サブフレームにおける、PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソースの一部を含み、Mが2以上の整数であることを指示するか、又は、アップリンク伝送リソース指示情報は、アップリンク伝送リソースが、N個の連続するサブフレームのうちの最初のK個のサブフレームの各サブフレームにおける、PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソース、及び、N個の連続するサブフレームのうちの最後のN−K個のサブフレームの各サブフレームにおける、PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソースの一部を含み、N及びKが1以上の整数であることを指示する。
本発明のこの実施例によるユーザ装置400は、本発明の実施例におけるユーザ装置40に対応し得るとともに、本発明の実施例における方法の対応する主体に対応し得る、ということが理解されるべきである。さらに、ユーザ装置400におけるモジュールの上述の並びに他の動作及び/又は機能は、図7における方法の対応する処理を実現することを目的とする。簡潔にするために、詳細はここでは再度説明されない。
したがって、本発明のこの実施例におけるユーザ装置は、ネットワークデバイスによって送信されたアップリンク伝送リソース指示情報を受信するとともに、アップリンク伝送リソース指示情報に従って判定されたアップリンク伝送リソースに含まれる少なくとも2つの独立したサブ伝送リソース上でネットワークデバイスにデータパケットを送信する。これは、短縮された時間遅延を有する伝送をサポートするユーザ装置のアップリンクカバレッジが制限される場合のリソース使用の問題を解決することができ、伝送時間遅延を大幅に増加させない。
本明細書全体において言及された“1つの実施例”又は“一実施例”は、実施例に関連する特定の特徴、構造、又は特性が本発明の少なくとも1つの実施例に含まれることを意味する、ということが理解されるべきである。したがって、本明細書全体を通して出現する“1つの実施例において”又は“一実施例において”は、必ずしも同じ実施例を意味するものではない。さらに、これら特定の特徴、構造、又は特性は、1つ又は複数の実施例において、任意の適切な方法を使用することにより組み合わされ得る。
上述の処理のシーケンス番号は、本発明の実施例における実行シーケンスを意味するものではない、ということが理解されるべきである。処理の実行順序は、処理の機能や内部ロジックに応じて決定されるべきであり、本発明の実施例の実装プロセスの限定として解釈されるべきではない。
さらに、本明細書では、用語“システム”及び“ネットワーク”は、交換可能に使用され得る。本明細書における用語“及び/又は”は、関連するオブジェクトを説明するための対応関係のみを説明するとともに、3つの関係が存在し得ることを表す、ということが理解されるべきである。例えば、A及び/又はBは、下記の3つの場合、すなわち、Aのみが存在する、AとBの両方が存在する、そしてBのみが存在する、を表し得る。
さらに、この明細書における記号“/”は、一般に、関連するオブジェクトの間の“又は”の関係を指示する。
本出願で提供される実施例では、“BはAに対応する”は、BがAに関連付けられ、BがAに従って決定され得ることを指示する、ということが理解されるべきである。しかしながら、Aに従ってBを決定することは、Aのみに従ってBが決定されることを意味するものではなく、Bは、同様に、A及び/又は他の情報に従って決定され得る、ということが更に理解されるべきである。
当業者は、本明細書中で開示される実施例において説明される実例と組み合わせて、ユニット及びアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、又はそれらの組み合わせにより実施され得ることに、気付くかもしれない。ハードウェアとソフトウェアとの間の互換性を明確に説明するために、上記は、各実例の構成物及びステップを、機能に従って一般的に説明する。機能がハードウェアにより実行されるか又はソフトウェアにより実行されるかは、技術的解決法の特定のアプリケーション及び設計制約条件に依存する。当業者は、各特定のアプリケーションに関して、説明された機能を実装するために異なる方法を使用し得るが、しかし、実装例は本発明の範囲を超えるものと考えられるべきではない。
都合が良くそして簡潔な記述のために、上述のシステム、装置、及びユニットの詳細な作業処理については、上述の方法の実施例の対応する処理に対して参照が行われ得るとともに、詳細は再度ここでは説明されない、ということが当業者によって明らかに理解され得る。
本出願において提供されるいくらかの実施例において、開示されたシステム、装置、及び方法は他の様式で実施され得る、ということが理解されるべきである。例えば、説明された装置の実施例は、単に代表的である。例えば、ユニットの分割は、単に論理的な機能の分割であるとともに、実際の実装例では他の分割であるかもしれない。例えば、複数のユニット又はコンポーネントは、他のシステムに結合され得るか若しくは統合され得るか、又は、いくつかの特徴は、無視され得るか若しくは実行されないかもしれない。さらに、表示されたか若しくは論じられた相互の結合又は直接的な結合又は通信接続は、いくつかインタフェースを使用することにより実施され得る。装置若しくはユニットの間の間接的な結合又は通信接続は、電子的方式、機械的方式、又は他の方式において実施され得る。
別個の部品として説明されるユニットは、物理的に分離されているかもしれないし、又は物理的に分離されていないかもしれないとともに、ユニットとして表示される部品は、物理的なユニットであるかもしれないし、又は物理的なユニットではないかもしれず、1つの位置に位置付けられるかもしれないし、又は複数のネットワークユニットに対して分散されるかもしれない。いくつか又は全てのユニットは、実施例の解決法の目的を達成するために、実際の要求に従って選択され得る。
さらに、本発明の実施例における機能ユニットは1つの演算処理装置に統合され得るか、又は、それぞれのユニットは物理的に単独で存在し得るか、又は、2つ以上のユニットが1つのユニットに統合される。
統合されたユニットがソフトウェア機能ユニットの形式で実施されるとともに、独立した製品として販売されるか又は使用される場合に、統合されたユニットはコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶され得る。そのような理解に基づくと、本発明の技術的解決法は本質的に、又は、従来技術に貢献する部分は、又は、技術的解決法の一部分は、ソフトウェア製品の形式で実施され得る。ソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶されるとともに、コンピュータデバイス(それはパーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワークデバイス、又は同様のものであり得る)に、本発明の実施例において説明された方法のステップの全て又は一部分を実行するように指示するためのいくらかの命令を含む。上述の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、読出し専用メモリ(Read-Only Memory、略して“ROM”)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、略して“RAM”)、磁気ディスク又は光ディスクのような、プログラムコードを記憶することができるあらゆる媒体を含む。
上述の説明は、単に本発明の特定の実装例に過ぎず、本発明の保護範囲を限定することを意図していない。本発明において開示された技術的な範囲内の当業者により容易に判断されるあらゆる変形又は置換は、本発明の保護範囲に含まれるものとする。したがって、本発明の保護範囲は、請求項の保護範囲に支配されるものとする。
本発明は、通信分野に関し、より詳細には、無線通信方法、ネットワークデバイス、ユーザ装置、及びシステムに関する。
ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、略して“LTE”)プロトコルにおいて、フレーム構造は、図1及び図2において示されるように、周波数分割複信(Frequency Division Duplex、略して“FDD”)フレーム構造、及び時分割複信(Time Division Duplex、略して“TDD”)フレーム構造に分類される。2つのタイプのフレーム構造について、基本単位は2つのタイムスロット(slot)を含む1msのサブフレームである。各タイムスロットは0.5msの時間を占有する。無線フレームは10msの時間を占有する。伝送中、データを伝送するために使用される最小時間単位は1msサブフレームである。すなわち、伝送処理において、特定のユーザ装置(User Equipment、略して“UE”)の送受信対象データは、1msの時間単位でリソースにマッピングされる必要があり、1msのサブフレームへのマッピングが完了した後に生成されたデータが伝送される。さらに、LTEシステム全体の設計においては、1msの最大データパケットの受信及び処理の時間遅延に関するUE側の制限を考慮すると、サブフレームnでデータを受信した後に、UEは、サブフレームn+kの位置、ただしk≧4においてのみ、対応する送信を実行することができる。したがって、1回のアップリンク伝送の間、基地局がアップリンクデータをスケジューリングする時から、ダウンリンクでデータが伝送される時まで、そして基地局が対応するフィードバックを提供する時までに必要とされる一往復時間(Round Trip Time、略して“RTT”)は、8msより短くない。
TDDシステムでは、異なるサブフレームがアップリンク及びダウンリンクで占有される。したがって、RTTは一般に8msより長い。例えば、いくつかのTDD構成では、RTTは13ms又は16msに達する。8msは、単一伝送のRTTに必要とされる最小エアインタフェース時間遅延である。伝送処理におけるサービスのシグナリング対話手順が考慮される場合、例えば、M個の対話が実行され、サービスが開始される時からサービスが正式に伝送され始める時までには、8M(ms)の最小時間遅延が存在する。M=10の場合、80msの時間遅延が必要になる。これは、ユーザエクスペリエンスと無線ネットワークの性能に大きく影響を及ぼす。
本発明は、無線通信方法、ネットワークデバイス、ユーザ装置、及びシステムを提供し、その結果、伝送遅延時間が短縮されることができ、ユーザエクスペリエンスと無線ネットワーク性能が改善されることができる。
第1の態様によれば、無線通信方法であって、ネットワークデバイスによって、制御情報を生成するステップであって、前記制御情報が、ユーザ装置と前記ネットワークデバイスとの間の第1の伝送のための時間領域リソースを指示するために使用される第1の指示情報を含み、前記第1の伝送の1回の伝送によってリソースを占有する持続時間が1ミリ秒未満である、ステップと、前記ネットワークデバイスによって、前記制御情報を前記ユーザ装置に送信するステップとを含む、方法が提供される。
第1の態様に関連して、第1の態様の第1の可能な実装例において、前記制御情報は、前記第1の伝送に関連する無線ネットワーク一時識別子(RNTI)を搬送する。
第1の態様、又は第1の態様の第1の可能な実装例に関連して、第1の態様の第2の可能な実装例において、前記制御情報を前記ユーザ装置に送信する前記ステップは、第1のサブフレームにおける最初のM個の時間領域シンボルを使用することにより物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)情報を前記ユーザ装置に送信するステップであって、前記PDCCH情報が前記制御情報を含み、Mが正の整数であり、前記第1のサブフレームに含まれる時間領域シンボル内の最初のM個の時間領域シンボルを除く他の時間領域シンボルが複数のユーザ装置に割り当てられる、ステップを含む。
第1の態様、又は第1の態様の第1の可能な実装例に関連して、第1の態様の第3の可能な実装例において、前記制御情報を前記ユーザ装置に送信する前記ステップは、第2のサブフレームにおけるN個の時間領域シンボルを使用することにより物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を前記ユーザ装置に送信するステップであって、前記N個の時間領域シンボルの最初のK個の時間領域シンボルが前記制御情報を搬送し、N及びKが正の整数である、ステップを含む。
第1の態様の第2の可能な実装例に関連して、第1の態様の第4の可能な実装例において、前記第1の指示情報は、前記第1のサブフレーム内にあって、かつ前記時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルを指示するとともに、前記第1の指示情報によって指示される前記時間領域シンボルは、前記PDCCH情報によって占有される前記時間領域シンボルを含まない。
第1の態様の第3の可能な実装例に関連して、第1の態様の第5の可能な実装例において、前記第1の指示情報は、前記第2のサブフレーム内にあって、かつ前記時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルを指示するとともに、前記第1の指示情報によって指示される前記時間領域シンボルは、PDCCHによって占有される時間領域シンボル又は前記最初のK個の時間領域シンボルを含まない。
第1の態様、又は第1の態様の第1の可能な実装例に関連して、第1の態様の第6の可能な実装例において、前記第1の指示情報は、サブフレーム内にあって、かつ前記時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルに対応する時間領域シンボルセットを指示する。
第1の態様、又は第1の態様の第1から第6の可能な実装例のうちのいずれか1つに関連して、第1の態様の第7の可能な実装例において、前記制御情報は、下記の情報、すなわち、前記第1の伝送に対応するハイブリッド自動再送要求(HARQ)の処理番号を指示するために使用される識別情報か、又は、前記第1の伝送に対応する再伝送冗長バージョンを指示するために使用される第2の指示情報のうちの少なくとも1つを更に含む。
第2の態様によれば、無線通信方法であって、ユーザ装置によって、ネットワークデバイスによって送信された制御情報を受信するステップであって、前記制御情報が、前記ユーザ装置と前記ネットワークデバイスとの間の第1の伝送のための時間領域リソースを指示するために使用される第1の指示情報を含み、前記第1の伝送の1回の伝送によってリソースを占有する持続時間が1ミリ秒未満である、ステップと、前記ユーザ装置によって、前記制御情報に従って前記ネットワークデバイスと通信するステップとを含む、方法が提供される。
第2の態様に関連して、第2の態様の第1の可能な実装例において、前記制御情報は、前記第1の伝送に関連する無線ネットワーク一時識別子(RNTI)を搬送する。
第2の態様、又は第2の態様の第1の可能な実装例に関連して、第2の態様の第2の可能な実装例において、ネットワークデバイスによって送信された制御情報を受信する前記ステップは、第1のサブフレームにおける最初のM個の時間領域シンボル上で、前記ネットワークデバイスによって送信された物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)情報を受信するステップであって、前記PDCCH情報が前記制御情報を含み、Mが正の整数であり、前記第1のサブフレームに含まれる時間領域シンボル内の最初のM個の時間領域シンボルを除く他の時間領域シンボルが複数のユーザ装置に割り当てられる、ステップを含む。
第2の態様、又は第2の態様の第1の可能な実装例に関連して、第2の態様の第3の可能な実装例において、ネットワークデバイスによって送信された制御情報を受信する前記ステップは、第2のサブフレームにおけるN個の時間領域シンボル上で、前記ネットワークデバイスによって送信された物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を受信するステップであって、前記N個の時間領域シンボルの最初のK個の時間領域シンボルが前記制御情報を搬送し、N及びKが正の整数である、ステップを含む。
第2の態様の第2の可能な実装例に関連して、第2の態様の第4の可能な実装例において、前記第1の指示情報は、前記第1のサブフレーム内にあって、かつ前記時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルを指示するとともに、前記第1の指示情報によって指示される前記時間領域シンボルは、前記PDCCH情報によって占有される前記時間領域シンボルを含まない。
第2の態様の第3の可能な実装例に関連して、第2の態様の第5の可能な実装例において、前記第1の指示情報は、前記第2のサブフレーム内にあって、かつ前記時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルを指示するとともに、前記第1の指示情報によって指示される前記時間領域シンボルは、PDCCHによって占有される時間領域シンボル又は前記最初のK個の時間領域シンボルを含まない。
第2の態様、又は第2の態様の第1の可能な実装例に関連して、第2の態様の第6の可能な実装例において、前記第1の指示情報は、サブフレーム内にあって、かつ前記時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルに対応する時間領域シンボルセットを指示する。
第2の態様、又は第2の態様の第1から第6の可能な実装例のうちのいずれか1つに関連して、第2の態様の第7の可能な実装例において、前記制御情報は、下記の情報、すなわち、前記第1の伝送に対応するハイブリッド自動再送要求(HARQ)の処理番号を指示するために使用される識別情報か、又は、前記第1の伝送に対応する再伝送冗長バージョンを指示するために使用される第2の指示情報のうちの少なくとも1つを更に含む。
第3の態様によれば、無線通信方法であって、ネットワークデバイスによって、アップリンク伝送リソース指示情報をユーザ装置に送信するステップと、前記ネットワークデバイスによって、アップリンク伝送リソースに含まれる少なくとも2つの独立したサブ伝送リソース上で、前記ユーザ装置によって送信されたデータパケットを受信するステップであって、前記アップリンク伝送リソースが、前記アップリンク伝送リソース指示情報に従って前記ユーザ装置によって判定され、前記少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々の時間領域における粒度が、事前に設定されたシンボル量である、ステップとを含む、方法が提供される。
第3の態様に関連して、第3の態様の第1の可能な実装例において、前記アップリンク伝送リソース指示情報は、下記の情報、すなわち、前記少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの割り当てタイプ情報か、前記少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々に対応するサブフレーム番号情報か、又は、サブフレーム内にあって、かつ前記少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々に対応する時間領域シンボル及び周波数領域位置情報のうちの少なくとも1つを含む。
第3の態様に関連して、第3の態様の第2の可能な実装例において、前記アップリンク伝送リソース指示情報は、前記アップリンク伝送リソースが、第1のサブフレームにおける、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)によって占有されるリソースを除く残りのリソースの全部又は一部であることを指示する。
第3の態様に関連して、第3の態様の第3の可能な実装例において、前記アップリンク伝送リソース指示情報は、前記アップリンク伝送リソースが、M個の連続するサブフレームの各サブフレームにおける、PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソースの一部を含み、Mが2以上の整数であることを指示するか、又は、前記アップリンク伝送リソース指示情報は、前記アップリンク伝送リソースが、N個の連続するサブフレームのうちの最初のK個のサブフレームの各サブフレームにおける、PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソース、及び、前記N個の連続するサブフレームのうちの最後のN−K個のサブフレームの各サブフレームにおける、前記PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソースの一部を含み、N及びKが1以上の整数であることを指示する。
第4の態様によれば、無線通信方法であって、ユーザ装置によって、ネットワークデバイスによって送信されたアップリンク伝送リソース指示情報を受信するステップと、前記ユーザ装置によって、前記アップリンク伝送リソース指示情報に従ってアップリンク伝送リソースを判定するステップであって、前記アップリンク伝送リソースが、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースを含み、前記少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々の時間領域における粒度が、事前に設定されたシンボル量である、ステップと、前記ユーザ装置によって、前記少なくとも2つの独立したサブ伝送リソース上でデータパケットを前記ネットワークデバイスに送信するステップとを含む、方法が提供される。
第4の態様に関連して、第4の態様の第1の可能な実装例において、前記アップリンク伝送リソース指示情報は、下記の情報、すなわち、前記少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの割り当てタイプ情報か、前記少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々に対応するサブフレーム番号情報か、又は、サブフレーム内にあって、かつ前記少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々に対応する時間領域シンボル及び周波数領域位置情報のうちの少なくとも1つを含む。
第4の態様に関連して、第4の態様の第2の可能な実装例において、前記アップリンク伝送リソース指示情報は、前記アップリンク伝送リソースが、第1のサブフレームにおける、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)によって占有されるリソースを除く残りのリソースの全部又は一部であることを指示する。
第4の態様に関連して、第4の態様の第3の可能な実装例において、前記アップリンク伝送リソース指示情報は、前記アップリンク伝送リソースが、M個の連続するサブフレームの各サブフレームにおける、PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソースの一部を含み、Mが2以上の整数であることを指示するか、又は、前記アップリンク伝送リソース指示情報は、前記アップリンク伝送リソースが、N個の連続するサブフレームのうちの最初のK個のサブフレームの各サブフレームにおける、PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソース、及び、前記N個の連続するサブフレームのうちの最後のN−K個のサブフレームの各サブフレームにおける、前記PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソースの一部を含み、N及びKが1以上の整数であることを指示する。
第5の態様によれば、ネットワークデバイスであって、制御情報を生成するように構成された情報生成モジュールであって、前記制御情報が、ユーザ装置と前記ネットワークデバイスとの間の第1の伝送のための時間領域リソースを指示するために使用される第1の指示情報を含み、前記第1の伝送の1回の伝送によってリソースを占有する持続時間が1ミリ秒未満である、情報生成モジュールと、前記制御情報を前記ユーザ装置に送信するように構成された送信モジュールとを含む、ネットワークデバイスが提供される。
第5の態様に関連して、第5の態様の第1の可能な実装例において、前記制御情報は、前記第1の伝送に関連する無線ネットワーク一時識別子(RNTI)を搬送する。
第5の態様、又は第5の態様の第1の可能な実装例に関連して、第5の態様の第2の可能な実装例において、前記送信モジュールが前記制御情報を前記ユーザ装置に送信することは、第1のサブフレームにおける最初のM個の時間領域シンボルを使用することにより物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)情報を前記ユーザ装置に送信することであって、前記PDCCH情報が前記制御情報を含み、Mが正の整数であり、前記第1のサブフレームに含まれる時間領域シンボル内の最初のM個の時間領域シンボルを除く他の時間領域シンボルが複数のユーザ装置に割り当てられる、送信することを含む。
第5の態様、又は第5の態様の第1の可能な実装例に関連して、第5の態様の第3の可能な実装例において、前記送信モジュールが前記制御情報を前記ユーザ装置に送信することは、第2のサブフレームにおけるN個の時間領域シンボルを使用することにより物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を前記ユーザ装置に送信することであって、前記N個の時間領域シンボルの最初のK個の時間領域シンボルが前記制御情報を搬送し、N及びKが正の整数である、送信することを含む。
第5の態様の第2の可能な実装例に関連して、第5の態様の第4の可能な実装例において、前記第1の指示情報は、前記第1のサブフレーム内にあって、かつ前記時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルを指示するとともに、前記第1の指示情報によって指示される前記時間領域シンボルは、前記PDCCH情報によって占有される前記時間領域シンボルを含まない。
第5の態様の第3の可能な実装例に関連して、第5の態様の第5の可能な実装例において、前記第1の指示情報は、前記第2のサブフレーム内にあって、かつ前記時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルを指示するとともに、前記第1の指示情報によって指示される前記時間領域シンボルは、PDCCHによって占有される時間領域シンボル又は前記最初のK個の時間領域シンボルを含まない。
第5の態様、又は第5の態様の第1の可能な実装例に関連して、第5の態様の第6の可能な実装例において、前記第1の指示情報は、サブフレーム内にあって、かつ前記時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルに対応する時間領域シンボルセットを指示する。
第5の態様、又は第5の態様の第1から第6の可能な実装例のうちのいずれか1つに関連して、第5の態様の第7の可能な実装例において、前記制御情報は、下記の情報、すなわち、前記第1の伝送に対応するハイブリッド自動再送要求(HARQ)の処理番号を指示するために使用される識別情報か、又は、前記第1の伝送に対応する再伝送冗長バージョンを指示するために使用される第2の指示情報のうちの少なくとも1つを更に含む。
第6の態様によれば、ユーザ装置であって、ネットワークデバイスによって送信された制御情報を受信するように構成されたトランシーバモジュールであって、前記制御情報が、前記ユーザ装置と前記ネットワークデバイスとの間の第1の伝送のための時間領域リソースを指示するために使用される第1の指示情報を含み、前記第1の伝送の1回の伝送によってリソースを占有する持続時間が1ミリ秒未満である、トランシーバモジュールと、前記制御情報に従って前記ネットワークデバイスと通信するように前記トランシーバモジュールを制御するように構成された処理モジュールとを含む、ユーザ装置が提供される。
第6の態様に関連して、第6の態様の第1の可能な実装例において、前記制御情報は、前記第1の伝送に関連する無線ネットワーク一時識別子(RNTI)を搬送する。
第6の態様、又は第6の態様の第1の可能な実装例に関連して、第6の態様の第2の可能な実装例において、前記トランシーバモジュールが前記ネットワークデバイスによって送信された前記制御情報を受信することは、第1のサブフレームにおける最初のM個の時間領域シンボル上で、前記ネットワークデバイスによって送信された物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)情報を受信することであって、前記PDCCH情報が前記制御情報を含み、Mが正の整数であり、前記第1のサブフレームに含まれる時間領域シンボル内の最初のM個の時間領域シンボルを除く他の時間領域シンボルが複数のユーザ装置に割り当てられる、受信することを含む。
第6の態様、又は第6の態様の第1の可能な実装例に関連して、第6の態様の第3の可能な実装例において、前記トランシーバモジュールが前記ネットワークデバイスによって送信された前記制御情報を受信することは、第2のサブフレームにおけるN個の時間領域シンボル上で、前記ネットワークデバイスによって送信された物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を受信することであって、前記N個の時間領域シンボルの最初のK個の時間領域シンボルが前記制御情報を搬送し、N及びKが正の整数である、受信することを含む。
第6の態様の第2の可能な実装例に関連して、第6の態様の第4の可能な実装例において、前記第1の指示情報は、前記第1のサブフレーム内にあって、かつ前記時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルを指示するとともに、前記第1の指示情報によって指示される前記時間領域シンボルは、前記PDCCH情報によって占有される前記時間領域シンボルを含まない。
第6の態様の第3の可能な実装例に関連して、第6の態様の第5の可能な実装例において、前記第1の指示情報は、前記第2のサブフレーム内にあって、かつ前記時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルを指示するとともに、前記第1の指示情報によって指示される前記時間領域シンボルは、PDCCHによって占有される時間領域シンボル又は前記最初のK個の時間領域シンボルを含まない。
第6の態様、又は第6の態様の第1の可能な実装例に関連して、第6の態様の第6の可能な実装例において、前記第1の指示情報は、サブフレーム内にあって、かつ前記時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルに対応する時間領域シンボルセットを指示する。
第6の態様、又は第6の態様の第1から第6の可能な実装例のうちのいずれか1つに関連して、第6の態様の第7の可能な実装例において、前記制御情報は、下記の情報、すなわち、前記第1の伝送に対応するハイブリッド自動再送要求(HARQ)の処理番号を指示するために使用される識別情報か、又は、前記第1の伝送に対応する再伝送冗長バージョンを指示するために使用される第2の指示情報のうちの少なくとも1つを更に含む。
第7の態様によれば、ネットワークデバイスであって、アップリンク伝送リソース指示情報をユーザ装置に送信するように構成された送信モジュールと、アップリンク伝送リソースに含まれる少なくとも2つの独立したサブ伝送リソース上で、前記ユーザ装置によって送信されたデータパケットを受信するように構成された受信モジュールであって、前記アップリンク伝送リソースが、前記アップリンク伝送リソース指示情報に従って前記ユーザ装置によって判定され、前記少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々の時間領域における粒度が、事前に設定されたシンボル量である、受信モジュールとを含む、ネットワークデバイスが提供される。
第7の態様に関連して、第7の態様の第1の可能な実装例において、前記アップリンク伝送リソース指示情報は、下記の情報、すなわち、前記少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの割り当てタイプ情報か、前記少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々に対応するサブフレーム番号情報か、又は、サブフレーム内にあって、かつ前記少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々に対応する時間領域シンボル及び周波数領域位置情報のうちの少なくとも1つを含む。
第7の態様に関連して、第7の態様の第2の可能な実装例において、前記アップリンク伝送リソース指示情報は、前記アップリンク伝送リソースが、第1のサブフレームにおける、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)によって占有されるリソースを除く残りのリソースの全部又は一部であることを指示する。
第7の態様に関連して、第7の態様の第3の可能な実装例において、前記アップリンク伝送リソース指示情報は、前記アップリンク伝送リソースが、M個の連続するサブフレームの各サブフレームにおける、PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソースの一部を含み、Mが2以上の整数であることを指示するか、又は、前記アップリンク伝送リソース指示情報は、前記アップリンク伝送リソースが、N個の連続するサブフレームのうちの最初のK個のサブフレームの各サブフレームにおける、PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソース、及び、前記N個の連続するサブフレームのうちの最後のN−K個のサブフレームの各サブフレームにおける、前記PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソースの一部を含み、N及びKが1以上の整数であることを指示する。
第8の態様によれば、ユーザ装置であって、ネットワークデバイスによって送信されたアップリンク伝送リソース指示情報を受信するように構成されたトランシーバモジュールと、前記アップリンク伝送リソース指示情報に従ってアップリンク伝送リソースを判定するように構成された判定モジュールであって、前記アップリンク伝送リソースが、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースを含み、前記少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々の時間領域における粒度が、事前に設定されたシンボル量である、判定モジュールとを含み、前記トランシーバモジュールが、前記少なくとも2つの独立したサブ伝送リソース上でデータパケットを前記ネットワークデバイスに送信するように更に構成される、ユーザ装置が提供される。
第8の態様に関連して、第8の態様の第1の可能な実装例において、前記アップリンク伝送リソース指示情報は、下記の情報、すなわち、前記少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの割り当てタイプ情報か、前記少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々に対応するサブフレーム番号情報か、又は、サブフレーム内にあって、かつ前記少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々に対応する時間領域シンボル及び周波数領域位置情報のうちの少なくとも1つを含む。
第8の態様に関連して、第8の態様の第2の可能な実装例において、前記アップリンク伝送リソース指示情報は、前記アップリンク伝送リソースが、第1のサブフレームにおける、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)によって占有されるリソースを除く残りのリソースの全部又は一部であることを指示する。
第8の態様に関連して、第8の態様の第3の可能な実装例において、前記アップリンク伝送リソース指示情報は、前記アップリンク伝送リソースが、M個の連続するサブフレームの各サブフレームにおける、PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソースの一部を含み、Mが2以上の整数であることを指示するか、又は、前記アップリンク伝送リソース指示情報は、前記アップリンク伝送リソースが、N個の連続するサブフレームのうちの最初のK個のサブフレームの各サブフレームにおける、PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソース、及び、前記N個の連続するサブフレームのうちの最後のN−K個のサブフレームの各サブフレームにおける、前記PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソースの一部を含み、N及びKが1以上の整数であることを指示する。
第9の態様によれば、無線通信システムであって、第5の態様、又は第5の態様の第1から第7の可能な実装例のうちのいずれか1つによるネットワークデバイスと、第6の態様、又は第6の態様の第1から第7の可能な実装例のうちのいずれか1つによるユーザ装置とを含む、無線通信システムが提供される。
第10の態様によれば、無線通信システムであって、第7の態様、又は第7の態様の第1から第3の可能な実装例のうちのいずれか1つによるネットワークデバイスと、第8の態様、又は第8の態様の第1から第3の可能な実装例のうちのいずれか1つによるユーザ装置とを含む、無線通信システムが提供される。
上述の技術的特徴に基づくと、本発明の実施例において提供される無線通信方法、ネットワークデバイス、ユーザ装置、及びシステムによれば、ネットワークデバイスは、ユーザ装置とネットワークデバイスとの間の第1の伝送のための時間領域リソースを指示するために使用される第1の指示情報を含む制御情報をユーザ装置に送信する。ユーザ装置は、制御情報に従って、第1の伝送を使用することによりネットワークデバイスと通信するための時間領域リソースを取得し、取得された時間領域リソース上でネットワークデバイスと通信することができる。第1の伝送の1回の伝送によってリソースを占有する持続時間は1ms未満である。これは、通信処理における伝送時間遅延を低減し、ユーザエクスペリエンス及び無線ネットワーク性能を改善することができる。
本発明の実施例における技術的解決法をより明確に説明するために、下記は、実施例又は従来技術を説明するために必要とされる添付図面を簡単に説明する。明らかに、下記の説明における添付図面は本発明の単にいくつかの実施例を表すとともに、当業者は、創造的な努力なしでこれらの添付図面から更に他の図面を導き出し得る。
従来技術における周波数分割複信無線フレームのフレーム構造の概略図である。
従来技術における時分割複信無線フレームのフレーム構造の概略図である。
本発明の実施例が適用される通信システムの概略構成図である。
本発明の一実施例による無線通信方法の概略フローチャートである。
本発明の一実施例による制御情報が搬送される位置の概略図である。
本発明の別の実施例による制御情報が搬送される位置の概略図である。
本発明の別の実施例による無線通信方法の概略フローチャートである。
本発明の更に別の実施例による無線通信方法の概略フローチャートである。
本発明の一実施例による独立したサブ伝送リソースの位置の概略図である。
本発明の一実施例による独立したサブ伝送リソースの位置の概略図である。
本発明の別の実施例による独立したサブ伝送リソースの位置の概略図である。
本発明の別の実施例による独立したサブ伝送リソースの位置の概略図である。
本発明の更に別の実施例による無線通信方法の概略フローチャートである。
本発明の一実施例によるネットワークデバイスの概略ブロック図である。
本発明の一実施例によるユーザ装置の概略ブロック図である。
本発明の別の実施例によるネットワークデバイスの概略ブロック図である。
本発明の別の実施例によるユーザ装置の概略ブロック図である。
本発明の更に別の実施例によるネットワークデバイスの概略ブロック図である。
本発明の更に別の実施例によるユーザ装置の概略ブロック図である。
本発明の更に別の実施例によるネットワークデバイスの概略ブロック図である。
本発明の更に別の実施例によるユーザ装置の概略ブロック図である。
下記は、本発明の実施例における添付図面を参照して、本発明の実施例における技術的解決法を明確かつ十分に説明する。明らかに、説明される実施例は本発明の実施例の全てではなく一部である。創作的な努力なしで本発明の実施例に基づいて当業者により獲得される他の全ての実施例は、本発明の保護範囲に含まれるものとする。
本発明の実施例の技術的解決法は、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(Global System for Mobile Communications、略して“GSM”)システム、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、略して“CDMA”)システム、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、略して“WCDMA”)システム、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、略して“LTE”)システム、LTE周波数分割複信(Frequency Division Duplex、略して“FDD”)システム、LTE時分割複信(Time Division Duplex、略して“TDD”)システム、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(Universal Mobile Telecommunications System、略して“UMTS”)、及び将来の5G通信システムなどの様々な通信システムに適用されることができる、ということが理解されるべきである。
本発明の実施例では、ユーザ装置は、同様に、端末装置(Terminal Equipment)、移動局(Mobile Station、略して“MS”)、移動端末(Mobile Terminal)、又は同様のものと呼ばれ得る、ということが理解されるべきである。ユーザ装置は、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、略して“RAN”)を使用することにより、1つ又は複数のコアネットワークと通信し得る。例えば、ユーザ装置は、携帯電話(若しくは“セルラ”電話と呼ばれる)、又は移動端末を備えたコンピュータであり得る。例えば、ユーザ装置は、携帯型、ポケット型、ハンドヘルド型、コンピュータ内蔵型、若しくは車載型の移動体装置、将来の5Gネットワークにおける端末装置、又は将来の進化したPLMNネットワークにおける端末装置であり得る。
本発明の実施例では、ネットワークデバイスは、ユーザ装置と通信するように構成されたデバイスであり得る、ということが更に理解されるべきである。ネットワークデバイスは、GSMシステム又はCDMAシステムにおけるベーストランシーバ基地局(Base Transceiver Station、略して“BTS”)であり得るか、WCDMAシステムにおけるノードB(NodeB、略して“NB”)であり得るか、又はLTEシステムにおける進化型ノードB(Evolved Node B、略して“eNB”又は“eNodeB”)であり得る。その代わりに、ネットワークデバイスは、中継局、アクセスポイント、車載型装置、ウェアラブルデバイス、将来の5Gネットワークにおけるネットワーク側デバイス、将来の進化したPLMNネットワークにおけるネットワークデバイス、又は同様のものであり得る。
図3は、本発明の一実施例によるアプリケーションシナリオの概略図である。図3において示されるように、基地局eNBの範囲内に複数のユーザ装置UEが存在する。基地局は、複数のUEと無線通信を行う。eNBは、サービス要求、リソース、及びスケジューリング状態に従って、UE1及びUE2のための異なる伝送モードをスケジューリングして、伝送性能及び効率を改善することができる。
図3において示されるシナリオには、1つの基地局(隔離された基地局)しかない場合が示されている、ということに注意が必要である。しかしながら、本発明はこれに限定されない。基地局は、同じ時間−周波数リソース上でサービスを伝送する隣接基地局及びユーザ装置を更に有し得る。
時間−周波数リソースは、一般的に、通信リソースであり得る、ということに注意が必要である。例えば、時間−周波数リソースは、時間次元及び周波数次元を有する通信リソースであり得る。本発明の実施例では、時間−周波数リソースの最小単位は限定されない。例えば、時間−周波数リソースの最小単位は、時間の観点から見たサブフレーム、フレーム、若しくはタイムスロットであり得るか、又は周波数の観点から見たサブバンド、全動作帯域、若しくはサブキャリアであり得る。時間−周波数次元は、リソースブロック(Resource Block、略して“RB”)、リソース要素(Resource Element、“RE”)、又は同様のものであり得る。
説明を容易にするために、本発明の実施例では、既存のLTEシステムにおける1回の伝送により伝送リソースを占有する時間の伝送は、短縮されない時間遅延を有する伝送と呼ばれ、1msのサブフレームの全てのリソースが短縮されない時間遅延を有する伝送に使用されるサブフレームは、短縮されない時間遅延を有するサブフレームと呼ばれる、ということに注意が必要である。本発明の実施例では、第1の伝送は、LTEシステムにおける短縮されない時間遅延を有する伝送に関連する。本発明の実施例では、第1の伝送の1回の伝送により伝送リソースを占有する時間は1ms未満である。本発明の実施例における第1の伝送は、短縮された時間遅延を有する伝送(Shortened Time Delay Transmission)と呼ばれ得る。1回の伝送(又は“単一伝送”と呼ばれる)は、ネットワークデバイス又はユーザ装置が、第1の伝送中に、1msのサブフレームにおいて実際に占有されたリソースで1回送信又は受信を実行することを意味する。1msサブフレーム全体の全てのリソースが短縮された時間遅延を有する伝送に使用されるサブフレーム、又は1msのサブフレーム全体の全ての物理ダウンリンク共有チャネル(Physical Downlink Shared Channel、略して“PDSCH”)リスースが短縮された時間遅延を有する伝送に使用されるサブフレームは、短縮された時間遅延を有するサブフレームと呼ばれ得る。しかしながら、本発明の保護範囲は、その名称に限定されない。
本発明の実施例における短縮された時間遅延を有するサブフレームは、既存のLTEシステムにおける全てのサブフレームであり得る。好ましくは、本発明の実施例におけるサブフレームは、は、単一周波数ネットワークを介したマルチキャスト/ブロードキャスト(Multicast/Broadcast over Single Frequency Network、略して“MBSFN”)サブフレームセット内の1つ又は複数のサブフレームである。周波数分割複信FDDモードでは、MBSFNサブフレームセットに含まれるサブフレームの番号は1、2、3、6、7、及び8であり、時分割複信TDDモードでは、MBSFNサブフレームセットに含まれるサブフレームの番号は3、4、7、8、及び9である。これは、短縮された時間遅延を有する伝送を実行しないユーザ装置が、短縮された時間遅延を有するサブフレーム上でデータを送信しないことを保証することができる。
本発明の実施例において、短縮された時間遅延を有するサブフレームが実際に使用される場合、2つのケースが含まれる。ケース1では、サブフレームにおいて、周波数領域にあって、かつ物理ダウンリンク制御チャネル(Physical downlink Control Channel、略して“PDCCH”)が配置される制御チャネルのシンボルを除いた別のシンボル上にある全てのリソースが、短縮された時間遅延を有する伝送に使用される。ケース2では、サブフレームにおいて、周波数領域にあって、かつPDCCHが配置される制御チャネルのシンボルを除いた別のシンボル上にあるサブバンド又は帯域幅の一部が、短縮された時間遅延を有する伝送に使用される。ケース1では、サブフレームは、短縮された時間遅延を有する専用サブフレームと呼ばれ得る。ケース2では、サブフレームは、時間遅延が短縮されたサブバンドを有するサブフレームと呼ばれ得る。本発明の実施例における伝送の間に、いわゆる短縮された時間遅延を有するサブフレームのタイプは、上述のサブフレームのうちのいずれか1つであってもよいし、上述の2つのサブフレームの組み合わせであってもよい(すなわち、構成されたサブフレームでは、一部のサブフレームは、短縮された時間遅延を有する専用サブフレームであり、一部は、時間遅延が短縮されたサブバンドを有するサブフレームである)。
図4は、本発明の一実施例による無線通信方法の概略フローチャートである。方法は、ネットワークデバイスにより実行され得る。図4において示されるように、方法1000は下記のステップを含む。
S1100.ネットワークデバイスが、制御情報を生成し、ここで、制御情報は、ユーザ装置とネットワークデバイスとの間の第1の伝送のための時間領域リソースを指示するために使用される第1の指示情報を含み、第1の伝送の1回の伝送によってリソースを占有する持続時間は1ミリ秒未満である。
S1200.ネットワークデバイスが、制御情報をユーザ装置に送信する。
具体的には、ネットワークデバイスは、ユーザ装置とネットワークデバイスとの間の第1の伝送のための時間領域リソースを指示するために使用される第1の指示情報を含む制御情報を生成するとともに、制御情報をユーザ装置に送信する。第1の伝送の1回の伝送によってリソースを占有する持続時間は1ms未満である。
したがって、本発明のこの実施例における無線通信方法によれば、ネットワークデバイスは、ユーザ装置とネットワークデバイスとの間の第1の伝送のための時間領域リソースを指示するために使用される第1の指示情報を含む制御情報をユーザ装置に送信する。ユーザ装置は、制御情報に従って、第1の伝送を使用することによりネットワークデバイスと通信するための時間領域リソースを取得し、取得された時間領域リソース上でネットワークデバイスと通信することができる。第1の伝送の1回の伝送によってリソースを占有する持続時間は1ms未満である。これは、通信処理における伝送時間遅延を低減し、ユーザエクスペリエンスを改善することができる。
任意に、S1100において、制御情報は、下記の情報、すなわち、第1の伝送に対応するハイブリッド自動再送要求(HARQ)の処理番号を指示するために使用される識別情報か、又は、第1の伝送に対応する再伝送冗長バージョンを指示するために使用される第2の指示情報のうちの少なくとも1つを更に含む。
任意に、S1100において、制御情報は、第1の伝送に関連する無線ネットワーク一時識別子(Radio Network Temporary Identity、略して“RNTI”)を搬送する。ユーザ装置は、第1の送信に関連する無線ネットワーク一時識別子(RNTI)に従って、制御情報によって指示された時間領域リソースが第1の伝送に使用されるリソースであると判定し得る。
任意に、S1200は、具体的には、第1のサブフレームにおける最初のM個の時間領域シンボルを使用することにより物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)情報をユーザ装置に送信するステップであって、PDCCH情報が制御情報を含み、Mが正の整数であり、第1のサブフレームに含まれる時間領域シンボル内の最初のM個の時間領域シンボルを除く他の時間領域シンボルが複数のユーザ装置に割り当てられる、ステップである。
すなわち、図5において示されるように、ネットワークデバイスは、制御情報をPDCCHチャネルに追加し得る。各1msのサブフレームには、制御情報を搬送するPDCCHシグナリングにより占有されるシンボルが含まれるとともに、残りのシンボルは、少なくとも2つのユーザ装置UEに割り当てられ、短縮された時間遅延を有する伝送を実行する。例えば、図5において、斜線で塗りつぶされた部分はUE1に割り当てられ、垂直線で塗りつぶされた部分はUE2に割り当てられ、そしてドットで塗りつぶされた部分はUE3に割り当てられ得る。しかし、本発明はこれに限定されない。
従来技術では、時間領域リソースを割り当てる場合、ネットワークデバイスは、1msサブフレーム全体に含まれる全ての非PDCCHシンボルをユーザ装置に割り当て、時間領域におけるリソース占有時間が長すぎる。その結果、データ受信時に、ユーザ装置は、データ受信を完了することに1msの対応する時間を費やす必要があり、その結果、ユーザ装置の処理時間に影響を及ぼす。本発明のこの実施例では、サブフレーム内の全ての非PDCCHシンボルは、複数のユーザ装置に割り当てられ得るとともに、複数のユーザ装置は、割り当てられたシンボルのシステム帯域幅の全てを占有し得るか、又はシステム帯域幅全体(サブキャリア又はサブバンド)の一部を占有し得る。これは、ユーザ装置によるデータ受信時間を短縮し、ユーザ装置の処理速度を増加させる。
任意に、S1200は、具体的には、第2のサブフレームにおけるN個の時間領域シンボルを使用することにより物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)をユーザ装置に送信するステップであって、N個の時間領域シンボルの最初のK個の時間領域シンボルが制御情報を搬送し、N及びKが正の整数である、ステップである。
すなわち、図6において示されるように、制御情報は、1msのサブフレーム内のPDSCH領域において、PDCCHシンボルを除いたいくつかのシンボルの帯域幅の全部又は一部を占有し得る。ユーザ装置が検出を実行するときの複雑さを低減するために、制御情報により占有されるシンボルと、制御情報により占有されるサブバンドの周波数領域内の位置は、事前に定義されているか、又はシグナリングを使用することにより、ネットワークデバイスによってユーザ装置に指示される。これは、本発明においては限定されない。
任意に、S1100において、第1の指示情報は、第1のサブフレーム内にあって、かつ時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルを指示するとともに、第1の指示情報によって指示される時間領域シンボルは、PDCCH情報によって占有される時間領域シンボルを含まない。
例えば、PDCCH情報により占有されるシンボルは、一般に、サブフレーム内の最初の1〜4個のダウンリンクシンボルである。したがって、実際にPDCCH情報により占有されるシンボルの数をLDCIと仮定すると、異なるUEにより占有されるシンボルの位置は、LDCI個のシンボルを除いたシンボルにより指示される。例えば、サブフレームが合計でL個のダウンリンクOFDMシンボルを有する場合(LTEシステムでは、通常の(normal)サブフレームでL=14、拡張(extended)サブフレームでL=12である)、短縮された時間遅延を指示する位置は、L−LDCI個のシンボルで指示される。指示のためにビットマップ方式が使用され得る。例えば、LDCIは3つのシンボルを占有する(すなわち、シンボル0、シンボル1、及びシンボル2の合計3つのOFDMシンボルを占有する)。短縮された時間遅延を有する合計3つの異なるユーザ装置がサブフレームにおいてサポートされ、3つのUEがそれぞれUE1からUE3まで番号付けされていると仮定すると、サブフレーム内の3つのUEに対する指示シグナリングは下記の通りである。
UE1:11110000000、PDCCHシンボルの後に4つの連続するシンボルがUE1に割り当てられ、すなわち、サブフレームにおいて3から6まで番号が付けられた4つのシンボルがUE1に割り当てられることを示す(サブフレーム内のシンボルの番号は0から始まる)。
UE2:00001111000、サブフレームにおいて7から10まで番号が付けられた4つのシンボルがUE2に割り当てられることを示す(サブフレーム内のシンボルの番号は0から始まる)。
UE3:00000000111、サブフレームにおいて11から13まで番号が付けられた3つのシンボルがUE3に割り当てられることを示す(サブフレーム内のシンボルの番号は0から始まる)。
任意に、S1100において、第1の指示情報は、第2のサブフレーム内にあって、かつ時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルを指示するとともに、第1の指示情報によって指示される時間領域シンボルは、PDCCHによって占有される複数の時間領域シンボル又は最初のK個の時間領域シンボルを含まない。
すなわち、異なるUEに対して短縮された時間遅延を有する伝送を指示するシグナリングが、短縮された時間遅延を有する伝送のために占有されたダウンリンクOFDMシンボルが更に除外された後に取得される位置において指示され、すなわち、L−LDCI−LsDCIにおいて指示される。LDCIは、従来技術においてダウンリンク制御情報(Downlink Control Information、略して“DCI”)を伝送するために使用されるシンボルの数である。すなわち、短縮された時間遅延を有する伝送のためのリソースを指示する位置は、DCIにより占有されるシンボルの数及び/又は制御情報により占有される時間領域シンボルの数に従って判定される。
任意に、S1100において、第1の指示情報は、サブフレーム内にあって、かつ時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルに対応する時間領域シンボルセットを指示する。
具体的には、アップリンク及びダウンリンクにおいて短縮された時間遅延を有するサブフレームを分割する解決法は、シグナリングを使用することにより事前に通知され得るか、又は事前に定義され得る。次に、制御情報内の第1の指示情報を使用して、時間領域リソースがどの部分に属するかを指示する。例えば、アップリンクの場合、アップリンクトラフィックチャネル上の伝送に使用されるシンボルは、事前に定義され得るか、又はシグナリングを使用することにより通知され得る。例えば、サブフレーム内のシンボルは、表1又は表2において示される分割方法に従って分割され得る。第1の指示情報は、シンボルに対応するセットの番号を直接的に指示し得る。本発明では、セットの分割方法は限定されない。
要約すると、L個のシンボルの全て又は一部は、K個の部分に分割され得るとともに、このような分割は、事前に定義されるか、又はシグナリングを使用することにより通知される。次に、第1の指示情報は、より小さいシグナリングを使用することにより、短縮された時間遅延を有する伝送のために、現在のUEのリソースが属する部分を指示することだけを必要とする。このようにして、シグナリングが節約されることができる。
ダウンリンクについては、分割がシグナリングを使用することにより指示されるか、又は事前に定義されている場合に、DCIにより占有されるシンボル及び/又は制御情報により占有され得るシンボルは除外される必要があるとともに、その場合に、残りのシンボルの分割は、シグナリングを使用することにより指示されるか、又は事前に定義される。
本発明のこの実施例では、任意に、ネットワークデバイスは、短縮された時間遅延を有する伝送のために各UEのリソースにより占有されるとともに、ダウンリンクサブフレーム及び/又はアップリンクサブフレームにあるリソース位置を、暗黙のうちに指示することができる。例えば、時間領域及び/又は周波数領域における位置は、短縮された時間遅延を有するデータを、対応する受信UEにより受信及び/又は送信するサブフレーム内の位置を指示するために使用され得る。例えば、周波数領域帯域幅は3つの部分に分割され、制御情報が周波数帯域iにある場合、短縮された時間遅延を有する対応するデータの受信/送信はi番目の部分にある。さらに、必要に応じて、占有されたシンボルの数のみが制御情報において指示される必要がある。短縮された時間遅延に基づくとともに、サブフレームにおいてサポートされることができる時間領域分割が、定義されているか、又は上位レイヤシグナリングを使用して通知されている場合は、占有されたシンボルの数が指示される必要はない。
したがって、本発明のこの実施例における無線通信方法によれば、ネットワークデバイスは、ユーザ装置とネットワークデバイスとの間の第1の伝送のための時間領域リソースを指示するために使用される第1の指示情報を含む制御情報をユーザ装置に送信する。ユーザ装置は、制御情報に従って、第1の伝送を使用することによりネットワークデバイスと通信するための時間領域リソースを取得し、取得された時間領域リソース上でネットワークデバイスと通信することができる。第1の伝送の1回の伝送によってリソースを占有する持続時間は1ms未満である。これは、通信処理における伝送時間遅延を低減し、ユーザエクスペリエンスを改善することができる。
上記は、本発明の実施例における無線通信方法を、図4〜図6を参照して、ネットワークデバイス側から詳細に説明する。下記は、本発明の別の実施例における無線通信方法を、図7を参照して、ユーザ装置側から詳細に説明する。ネットワークデバイス側から説明されたユーザ装置とネットワークデバイスとの間の対話、関連する特性や機能などは、ユーザ装置側からの説明に対応する、ということが理解されるべきである。簡潔にするために、繰り返しの説明は適切に省略される。
図7は、本発明の別の実施例による無線通信方法の概略フローチャートである。方法は、ユーザ装置により実行され得る。図7において示されるように、方法2000は下記のステップを含む。
S2100.ユーザ装置が、ネットワークデバイスによって送信された制御情報を受信し、ここで、制御情報は、ユーザ装置とネットワークデバイスとの間の第1の伝送のための時間領域リソースを指示するために使用される第1の指示情報を含み、第1の伝送の1回の伝送によってリソースを占有する持続時間は1ミリ秒未満である。
S2200.ユーザ装置が、制御情報に従ってネットワークデバイスと通信する。
具体的には、ユーザ装置は、ネットワークデバイスによって送信された制御情報を受信し、制御情報に従ってネットワークデバイスと通信する。制御情報は、ユーザ装置とネットワークデバイスとの間の第1の伝送のための時間領域リソースを指示するために使用される第1の指示情報を含む。したがって、ユーザ装置は、制御情報に従って、ネットワークデバイスによって送信されたダウンリンクデータを、第1の伝送を使用することにより受信し得るとともに、ユーザ装置は、同様に、制御情報に従って、アップリンクデータを、第1の伝送を使用することによりネットワークデバイスに送信し得る。第1の伝送の1回の伝送によってリソースを占有する持続時間は1ms未満である。
したがって、本発明のこの実施例における無線通信方法によれば、ユーザ装置は、ネットワークデバイスによって送信された制御情報を受信する。制御情報は、ユーザ装置とネットワークデバイスとの間の第1の伝送のための時間領域リソースを指示するために使用される第1の指示情報を含む。したがって、ユーザ装置は、第1の伝送を使用することによりネットワークデバイスと通信することができる。これは、通信処理における伝送時間遅延を低減し、ユーザエクスペリエンスを改善することができる。
任意に、S2100において、制御情報は、第1の伝送に関連する無線ネットワーク一時識別子(RNTI)を搬送する。
任意に、S2100は、具体的には、第1のサブフレームにおける最初のM個の時間領域シンボル上で、ネットワークデバイスによって送信された物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)情報を受信するステップであって、PDCCH情報が制御情報を含み、Mが正の整数であり、第1のサブフレームに含まれる時間領域シンボル内の最初のM個の時間領域シンボルを除く他の時間領域シンボルが複数のユーザ装置に割り当てられる、ステップである。
任意に、S2100は、具体的には、第2のサブフレームにおけるN個の時間領域シンボル上で、ネットワークデバイスによって送信された物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を受信するステップであって、N個の時間領域シンボルの最初のK個の時間領域シンボルが制御情報を搬送し、N及びKが正の整数である、ステップである。
任意に、S2100において、第1の指示情報は、第1のサブフレーム内にあって、かつ時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルを指示するとともに、第1の指示情報によって指示される時間領域シンボルは、PDCCH情報によって占有される時間領域シンボルを含まない。
任意に、S2100において、第1の指示情報は、第2のサブフレーム内にあって、かつ時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルを指示するとともに、第1の指示情報によって指示される時間領域シンボルは、PDCCHによって占有される時間領域シンボル又は最初のK個の時間領域シンボルを含まない。
任意に、S2100において、第1の指示情報は、サブフレーム内にあって、かつ時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルに対応する時間領域シンボルセットを指示する。
任意に、S2100において、制御情報は、下記の情報、すなわち、第1の伝送に対応するハイブリッド自動再送要求(HARQ)の処理番号を指示するために使用される識別情報か、又は、第1の伝送に対応する再伝送冗長バージョンを指示するために使用される第2の指示情報のうちの少なくとも1つを更に含む。
したがって、本発明のこの実施例における無線通信方法によれば、ユーザ装置は、ネットワークデバイスによって送信された制御情報を受信する。制御情報は、ユーザ装置とネットワークデバイスとの間の第1の伝送のための時間領域リソースを指示するために使用される第1の指示情報を含む。したがって、ユーザ装置は、第1の伝送を使用することによりネットワークデバイスと通信することができる。これは、通信処理における伝送時間遅延を低減し、ユーザエクスペリエンスを改善することができる。
下記は、図8を参照して、本発明の更に他の実施例における無線通信方法を詳細に説明する。方法は、ネットワークデバイスにより実行され得る。図8において示されるように、方法3000は下記のステップを含む。
S3100.ネットワークデバイスが、アップリンク伝送リソース指示情報をユーザ装置に送信する。
S3200.ネットワークデバイスが、アップリンク伝送リソースに含まれる少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースでユーザ装置によって送信されたデータパケットを受信し、ここで、アップリンク伝送リソースは、アップリンク伝送リソース指示情報に従ってユーザ装置によって判定され、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々の時間領域における粒度は、事前に設定されたシンボル量である。
具体的には、アップリンク伝送リソース指示情報をユーザ装置に送信した後に、ネットワークデバイスは、アップリンク伝送リソース指示情報に従って判定されたアップリンク伝送リソースに含まれる少なくとも2つの独立したサブ伝送リソース上で、ユーザ装置によって送信されたデータパケットを受信する。独立したサブ伝送リソースの各々の時間領域における粒度は、事前に設定されたシンボル量である。
したがって、本発明のこの実施例における無線通信方法によれば、ネットワークデバイスは、アップリンク伝送リソース指示情報をユーザ装置に送信するとともに、アップリンク伝送リソース指示情報に従って判定されたアップリンク伝送リソースに含まれる少なくとも2つの独立したサブ伝送リソース上で、ユーザ装置によって送信されたデータパケットを受信する。これは、短縮された時間遅延を有する伝送をサポートするユーザ装置のアップリンクカバレッジが制限される場合のリソース使用の問題を解決することができ、伝送時間遅延を大幅に増加させない。
任意に、従来技術における送信時間間隔(Transmission Time Interval、略して“TTI”)バインディング技術では、各独立したサブ伝送リソースの粒度はサブフレームである。並べて見ると、本発明において、各独立したサブ伝送リソースの時間領域における粒度は、1シンボル、2シンボル、3シンボル、4シンボル、又は同様のものであり得る。したがって、本発明のこの実施例における方法によれば、リソース割り当て方法がより柔軟であり、処理時間遅延がより短くなり、それによって伝送時間遅延を削減し、ユーザエクスペリエンスとネットワーク性能を改善する。
本発明のこの実施例における方法は、同様に、ダウンリンク伝送に適用されることができる、ということが理解されるべきである。この場合には、ネットワークデバイスは、ユーザ装置のダウンリンク伝送リソースを指示するダウンリンク伝送リソース指示情報をユーザ装置に送信する。ユーザ装置は、ダウンリンク伝送リソース指示情報に従って、ダウンリンクデータを受信するための伝送リソースを判定し、ダウンリンクデータを受信するための伝送リソースは、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースを含み、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの時間領域における粒度は、事前に設定されたシンボル量であり、ユーザ装置は、それぞれの独立したサブ伝送リソースを使用することによりネットワークデバイスによって送信されたダウンリンクデータを受信するとともに、ネットワークデバイスによって送信された全てのダウンリンクデータを受信した後に、ユーザ装置はフィードバック情報をネットワークデバイスに送信する。
S3200において、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソース上で送信されたデータパケットは、同じデータパケットの異なる再伝送RV(既存のLTEプロトコルにおけるIR(Incremental Redundancy、インクリメンタルリダンダンシ、略して“IR”)再伝送に対応する)であり得るか、又は同じデータパケットの同じコピーであり得る(すなわち、各再伝送されたパケットで送信されるコンテンツは、既存のLTEプロトコルにおけるCC(Chase Combining、チェイス合成法、略して“CC”)再伝送に対応し、完全に同一である)、ということが理解されるべきである。本発明のこの実施例では、任意に、時間領域において、アップリンク伝送リソースを占有する時間は1msより大きい。この場合、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースは、複数の連続するサブフレームに分散され得る。
任意に、S3100において、アップリンク伝送リソース指示情報は、下記の情報、すなわち、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの割り当てタイプ情報か、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々に対応するサブフレーム番号情報か、又は、サブフレーム内にあって、かつ少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々に対応する時間領域シンボル及び周波数領域位置情報のうちの少なくとも1つを含む。本明細書において、割り当てタイプ情報は、連続的なリソース割り当て又は不連続なリソース割り当てを指示する。連続的なリソース割り当ては、全ての送信対象データ及びデータの再伝送RVが完全に送信されるまで、PDCCHにより占有されるリソースを除いた複数の連続するサブフレームの全ての非PDCCHリソースが割り当てられることを意味する。図9(a)は、連続的なリソース割り当ての実施例である。送信対象データの場合、第1のサブフレームのいくらかの非PDCCHリソースが最初に割り当てられ、次に、次のサブフレームの短縮された時間遅延を有するリソースが占有される。不連続なリソース割り当ては、全ての送信対象データ及びデータの再伝送RVが完全に送信されるまで、PDCCHにより占有されるリソースを除いた複数の連続するサブフレームの一部の非PDCCHリソースが割り当てられることを意味する。図9(b)は、不連続なリソース割り当ての実施例である。送信対象データは、毎回一部の非PDCCHリソースのみを占有するとともに、3つのサブフレームが連続して占有される。
任意に、S3100において、アップリンク伝送リソース指示情報は、アップリンク伝送リソースが、第1のサブフレームにおける、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)によって占有されるリソースを除く残りのリソースの全部又は一部であることを指示する。
例えば、図10(a)において示されるように、ネットワークデバイスは、サブフレームにおいて、使用するべき短縮されたアップリンク時間遅延を有するUEに対して、制御シグナリングDCIを除く短縮された時間遅延を有する複数のリソースを、バインディングとして割り当て得る。同様に、再伝送に使用されるRVのバージョン番号は、例えば、[0、2、3、1]のように事前に定義され得る。再伝送のための時間領域リソースが4回を超える場合、事前に定義されたテンプレートが反復のために使用され得る。再伝送の回数が6回の場合、6回に対応するRVのバージョンは[0、2、3、1、0、2]となる。後続のフィードバックは、1つのバインドされた伝送に対するフィードバックである。
さらに、バインドされる必要がある時間領域伝送リソースが1msサブフレーム内で提供される最大リソースよりも小さい場合、時間領域伝送リソースの一部のみが使用され得る。図10(b)において示されるように、短縮された時間遅延を有する伝送用の2つのリソースのみが使用される。残りの1つのリソースは、短縮された時間遅延を有する伝送のためにUE2に割り当てられてもよい。
任意に、S3100において、アップリンク伝送リソース指示情報は、アップリンク伝送リソースが、M個の連続するサブフレームの各サブフレームにおける、PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソースの一部を含み、Mが2以上の整数であることを指示する。
その代わりに、アップリンク伝送リソース指示情報は、アップリンク伝送リソースが、N個の連続するサブフレームのうちの最初のK個のサブフレームの各サブフレームにおける、PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソース、及び、N個の連続するサブフレームのうちの最後のN−K個のサブフレームの各サブフレームにおける、PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソースの一部を含み、N及びKが1以上の整数であることを指示する。例えば、図9(a)において、Nの値は2であり、Kの値は1である。Nの値は、データパケットを最初に伝送し、データパケットを再伝送するために占有された時間領域シンボルの総数に対応するサブフレーム量である、ということに注意が必要である。
例えば、バインドされる必要がある時間領域の伝送リソースが1msのサブフレームにおいて提供される最大のリソースより大きい場合、複数の連続するサブフレームのうちの1つより多いサブフレームにおいて提供されるリソースが、使用するべきUEに割り当てられ得る。図9(a)において示されるように、第1のサブフレームにおける、短縮された時間遅延を有する伝送のための全ての3つのリソース、及び次の隣接するサブフレーム(短縮された時間遅延を有する伝送に使用され得るサブフレーム)における、短縮された時間遅延を有する伝送のための1つのリソースが使用される。
したがって、本発明のこの実施例における無線通信方法によれば、使用するべき短縮されたアップリンク時間遅延を有するUEに、短縮された時間遅延を有する少なくとも2つの独立した時間−周波数リソースを連続的に割り当てる上述の方法において、リソース割り当てはより柔軟であり、制限されたカバレッジを有するUEのリソース使用が、好ましくは保証されることができる。さらに、従来技術のリソース割り当て方法と比較して、この方法は、より柔軟であり、より短い処理時間遅延を有する。
さらに、短縮された時間遅延を有する伝送のためのリソースバインディング方法は、分散され得る。図10(b)において示されるように、リソースは、短縮された時間遅延を有する複数の連続した利用可能なサブフレームに割り当てられ得る。例えば、1つの利用可能なリソースがサブフレーム0に割り当てられ、第2のリソースがサブフレーム2に割り当てられ、第3のリソースがサブフレーム3に割り当てられる。さらに、サブフレームに割り当てられるリソースの量は、同じであり得るか、又は異なり得るとともに、1つ又は複数のリソースがあり得る。
したがって、本発明のこの実施例における無線通信方法によれば、バインドされた伝送が、短縮された時間遅延を有するサブフレームとともに実行される必要がある、UEのアップリンク送信時間遅延は適切に増加するが、しかし、短縮された時間遅延を有する伝送のために、1つのサブフレームにおける全てのリソースが占有されているわけではないので、短縮された時間遅延を有する別のUEの送信に対する影響が低減され、その結果、短縮された時間遅延を有する別のUEのHARQ処理への影響が低減される。
上記は、本発明の更に別の実施例における無線通信方法を、図8〜図10を参照して、ネットワークデバイス側から詳細に説明する。下記は、本発明の更に別の実施例における無線通信方法を、図11を参照して、ユーザ装置側から詳細に説明する。ネットワークデバイス側から説明されたユーザ装置とネットワークデバイスとの間の対話、関連する特性や機能などは、ユーザ装置側からの説明に対応する、ということが理解されるべきである。簡潔にするために、繰り返しの説明は適切に省略される。
図11は、本発明の更に別の実施例による無線通信方法を示す。方法は、ユーザ装置により実行され得る。図11において示されるように、方法4000は下記のステップを含む。
S4100.ユーザ装置が、ネットワークデバイスによって送信されたアップリンク伝送リソース指示情報を受信する。
S4200.ユーザ装置が、アップリンク伝送リソース指示情報に従ってアップリンク伝送リソースを判定し、ここで、アップリンク伝送リソースは、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースを含み、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々の時間領域における粒度は、事前に設定されたシンボル量である。
S4300.ユーザ装置は、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソース上でネットワークデバイスにデータパケットを送信する。
具体的には、ネットワークデバイスによって送信されたアップリンク伝送リソース指示情報を受信した後に、ユーザ装置は、アップリンク伝送リソース指示情報に従って判定されたアップリンク伝送リソースに含まれる少なくとも2つの独立したサブ伝送リソース上でネットワークデバイスにデータパケットを送信する。独立したサブ伝送リソースの各々の時間領域における粒度は、事前に設定されたシンボル量である。
したがって、本発明のこの実施例における無線通信方法によれば、ユーザ装置は、ネットワークデバイスによって送信されたアップリンク伝送リソース指示情報を受信するとともに、アップリンク伝送リソース指示情報に従って判定されたアップリンク伝送リソースに含まれる少なくとも2つの独立したサブ伝送リソース上でネットワークデバイスにデータパケットを送信する。これは、短縮された時間遅延を有する伝送をサポートするユーザ装置のアップリンクカバレッジが制限される場合のリソース使用の問題を解決することができ、伝送時間遅延を大幅に増加させない。
任意に、S4100において、アップリンク伝送リソース指示情報は、下記の情報、すなわち、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの割り当てタイプ情報か、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々に対応するサブフレーム番号情報か、又は、サブフレーム内にあって、かつ少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々に対応する時間領域シンボル及び周波数領域位置情報のうちの少なくとも1つを含む。
任意に、S4100において、アップリンク伝送リソース指示情報は、アップリンク伝送リソースが、第1のサブフレームにおける、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)によって占有されるリソースを除く残りのリソースの全部又は一部であることを指示する。
任意に、S4100において、アップリンク伝送リソース指示情報は、アップリンク伝送リソースが、M個の連続するサブフレームの各サブフレームにおける、PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソースの一部を含み、Mが2以上の整数であることを指示する。
その代わりに、アップリンク伝送リソース指示情報は、アップリンク伝送リソースが、N個の連続するサブフレームのうちの最初のK個のサブフレームの各サブフレームにおける、PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソース、及び、N個の連続するサブフレームのうちの最後のN−K個のサブフレームの各サブフレームにおける、PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソースの一部を含み、N及びKが1以上の整数であることを指示する。Nの値は、最初にデータパケットを伝送するとともに、データパケットを再伝送するために占有された時間領域シンボルの総数に対応するサブフレーム量である、ということに注意が必要である。
任意に、S4300において、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースにより時間領域において占有されるシンボルの数は、1、2、又は同様のものであり得る。これは、本発明においては限定されない。さらに、各独立したサブ伝送リソースにより占有されるシンボルは、同じサブフレームにおける連続するシンボルであり得るか、同じサブフレームにおける非連続のシンボルであり得るか、又は異なるサブフレームにおけるシンボルであり得る。これは、本発明においては限定されない。
したがって、本発明のこの実施例における無線通信方法によれば、ユーザ装置は、ネットワークデバイスによって送信されたアップリンク伝送リソース指示情報を受信するとともに、アップリンク伝送リソース指示情報に従って判定されたアップリンク伝送リソースに含まれる少なくとも2つの独立したサブ伝送リソース上でネットワークデバイスにデータパケットを送信する。これは、短縮された時間遅延を有する伝送をサポートするユーザ装置のアップリンクカバレッジが制限される場合のリソース使用の問題を解決することができ、伝送時間遅延を大幅に増加させない。
下記は、図12を参照して、本発明の実施例におけるネットワークデバイスを具体的に説明する。図12において示されるように、ネットワークデバイス10は、制御情報を生成するように構成された情報生成モジュール11であって、制御情報が、ユーザ装置とネットワークデバイスとの間の第1の伝送のための時間領域リソースを指示するために使用される第1の指示情報を含み、第1の伝送の1回の伝送によってリソースを占有する持続時間が1ミリ秒未満である、情報生成モジュール11と、制御情報をユーザ装置に送信するように構成された送信モジュール12とを含む。
具体的には、ネットワークデバイスは、ユーザ装置とネットワークデバイスとの間の第1の伝送のための時間領域リソースを指示するために使用される第1の指示情報を含む制御情報を生成するとともに、制御情報をユーザ装置に送信する。第1の伝送の1回の伝送によってリソースを占有する持続時間は1ms未満である。
したがって、本発明のこの実施例によるネットワークデバイスは、ユーザ装置に、ユーザ装置とネットワークデバイスとの間の第1の伝送のための時間領域リソースを指示するために使用される第1の指示情報を含む制御情報を送信する。ユーザ装置は、制御情報に従って、第1の伝送を使用することによりネットワークデバイスと通信するための時間領域リソースを取得し、取得された時間領域リソース上でネットワークデバイスと通信することができる。第1の伝送の1回の伝送によってリソースを占有する持続時間は1ms未満である。これは、通信処理における伝送時間遅延を低減し、ユーザエクスペリエンスを改善することができる。
本発明のこの実施例では、送信モジュール12により実行される送信動作は、送信機能を有するトランシーバモジュールにより実行され得る、ということが理解されるべきである。
本発明のこの実施例では、任意に、制御情報は、第1の伝送に関連する無線ネットワーク一時識別子(RNTI)を搬送する。
本発明のこの実施例では、任意に、送信モジュール12が制御情報をユーザ装置に送信することは、第1のサブフレームにおける最初のM個の時間領域シンボルを使用することにより物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)情報をユーザ装置に送信することであって、PDCCH情報が制御情報を含み、Mが正の整数であり、第1のサブフレームに含まれる時間領域シンボル内の最初のM個の時間領域シンボルを除く他の時間領域シンボルが複数のユーザ装置に割り当てられる、送信することを含む。
本発明のこの実施例では、任意に、送信モジュール12が制御情報をユーザ装置に送信することは、第2のサブフレームにおけるN個の時間領域シンボルを使用することにより物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)をユーザ装置に送信することであって、N個の時間領域シンボルの最初のK個の時間領域シンボルが制御情報を搬送し、N及びKが正の整数である、送信することを含む。
本発明のこの実施例では、任意に、第1の指示情報は、第1のサブフレーム内にあって、かつ時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルを指示するとともに、第1の指示情報によって指示される時間領域シンボルは、PDCCH情報によって占有される時間領域シンボルを含まない。
本発明のこの実施例では、任意に、第1の指示情報は、第2のサブフレーム内にあって、かつ時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルを指示するとともに、第1の指示情報によって指示される時間領域シンボルは、PDCCHによって占有される時間領域シンボル又は最初のK個の時間領域シンボルを含まない。
本発明のこの実施例では、任意に、第1の指示情報は、サブフレーム内にあって、かつ時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルに対応する時間領域シンボルセットを指示する。
本発明のこの実施例では、任意に、制御情報は、下記の情報、すなわち、第1の伝送に対応するハイブリッド自動再送要求(HARQ)の処理番号を指示するために使用される識別情報か、又は、第1の伝送に対応する再伝送冗長バージョンを指示するために使用される第2の指示情報のうちの少なくとも1つを更に含む。
本発明のこの実施例によるネットワークデバイス10は、本発明の実施例における無線通信方法1000を対応して実行し得る、ということが理解されるべきである。さらに、ネットワークデバイス10におけるモジュールの上述の並びに他の動作及び/又は機能は、図4における対応する処理を実現することを目的とする。簡潔にするために、詳細はここでは再度説明されない。
したがって、本発明のこの実施例によるネットワークデバイスは、ユーザ装置に、ユーザ装置とネットワークデバイスとの間の第1の伝送のための時間領域リソースを指示するために使用される第1の指示情報を含む制御情報を送信する。ユーザ装置は、制御情報に従って、第1の伝送を使用することによりネットワークデバイスと通信するための時間領域リソースを取得し、取得された時間領域リソース上でネットワークデバイスと通信することができる。第1の伝送の1回の伝送によってリソースを占有する持続時間は1ms未満である。これは、通信処理における伝送時間遅延を低減し、ユーザエクスペリエンスを改善することができる。
下記は、図13を参照して、本発明の一実施例におけるユーザ装置を詳細に説明する。図13において示されるように、ユーザ装置20は、ネットワークデバイスによって送信された制御情報を受信するように構成されたトランシーバモジュール21であって、制御情報が、ユーザ装置とネットワークデバイスとの間の第1の伝送のための時間領域リソースを指示するために使用される第1の指示情報を含み、第1の伝送の1回の伝送によってリソースを占有する持続時間が1ミリ秒未満である、トランシーバモジュール21と、制御情報に従ってネットワークデバイスと通信するようにトランシーバモジュール21を制御するように構成された処理モジュール22とを含む。
具体的には、ユーザ装置は、ネットワークデバイスによって送信された制御情報を受信し、制御情報に従ってネットワークデバイスと通信する。制御情報は、ユーザ装置とネットワークデバイスとの間の第1の伝送のための時間領域リソースを指示するために使用される第1の指示情報を含む。したがって、ユーザ装置は、制御情報に従って、ネットワークデバイスによって送信されたダウンリンクデータを、第1の伝送を使用することにより受信し得るとともに、ユーザ装置は、同様に、制御情報に従って、アップリンクデータを、第1の伝送を使用することによりネットワークデバイスに送信し得る。第1の伝送の1回の伝送によってリソースを占有する持続時間は1ms未満である。
したがって、本発明のこの実施例によるユーザ装置は、ネットワークデバイスによって送信された制御情報を受信する。制御情報は、ユーザ装置とネットワークデバイスとの間の第1の伝送のための時間領域リソースを指示するために使用される第1の指示情報を含む。したがって、ユーザ装置は、第1の伝送を使用することによりネットワークデバイスと通信することができる。これは、通信処理における伝送時間遅延を低減し、ユーザエクスペリエンスを改善することができる。
本発明のこの実施例では、トランシーバモジュール21により実行される受信動作は、受信機能を有する受信モジュールにより実行され得るとともに、トランシーバモジュール21により実行される送信動作は、送信機能を有する送信モジュールにより実行され得る
、ということが理解されるべきである。
本発明のこの実施例では、任意に、制御情報は、第1の伝送に関連する無線ネットワーク一時識別子(RNTI)を搬送する。
本発明のこの実施例では、任意に、トランシーバモジュール21がネットワークデバイスによって送信された制御情報を受信することは、第1のサブフレームにおける最初のM個の時間領域シンボル上で、ネットワークデバイスによって送信された物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)情報を受信することであって、PDCCH情報が制御情報を含み、Mが正の整数であり、第1のサブフレームに含まれる時間領域シンボル内の最初のM個の時間領域シンボルを除く他の時間領域シンボルが複数のユーザ装置に割り当てられる、受信することを含む。
本発明のこの実施例では、任意に、トランシーバモジュール21がネットワークデバイスによって送信された制御情報を受信することは、第2のサブフレームにおけるN個の時間領域シンボル上で、ネットワークデバイスによって送信された物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を受信することであって、N個の時間領域シンボルの最初のK個の時間領域シンボルが制御情報を搬送し、N及びKが正の整数である、受信することを含む。
本発明のこの実施例では、任意に、第1の指示情報は、第1のサブフレーム内にあって、かつ時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルを指示するとともに、
第1の指示情報によって指示される時間領域シンボルは、PDCCH情報によって占有される時間領域シンボルを含まない。
本発明のこの実施例では、任意に、第1の指示情報は、第2のサブフレーム内にあって、かつ時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルを指示するとともに、第1の指示情報によって指示される時間領域シンボルは、PDCCHによって占有される時間領域シンボル又は最初のK個の時間領域シンボルを含まない。
本発明のこの実施例では、任意に、第1の指示情報は、サブフレーム内にあって、かつ時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルに対応する時間領域シンボルセットを指示する。
本発明のこの実施例では、任意に、制御情報は、下記の情報、すなわち、第1の伝送に対応するハイブリッド自動再送要求(HARQ)の処理番号を指示するために使用される識別情報か、又は、第1の伝送に対応する再伝送冗長バージョンを指示するために使用される第2の指示情報のうちの少なくとも1つを更に含む。
本発明のこの実施例によるユーザ装置20は、本発明の実施例における無線通信方法2000を対応して実行し得る、ということが理解されるべきである。さらに、ユーザ装置20におけるモジュールの上述の並びに他の動作及び/又は機能は、図7における対応する処理を実現することを目的とする。簡潔にするために、詳細はここでは再度説明されない。
したがって、本発明のこの実施例によるユーザ装置は、ネットワークデバイスによって送信された制御情報を受信する。制御情報は、ユーザ装置とネットワークデバイスとの間の第1の伝送のための時間領域リソースを指示するために使用される第1の指示情報を含む。したがって、ユーザ装置は、第1の伝送を使用することによりネットワークデバイスと通信することができる。これは、通信処理における伝送時間遅延を低減し、ユーザエクスペリエンスを改善することができる。
下記は、図14を参照して、本発明の他の実施例におけるネットワークデバイスを詳細に説明する。図14において示されるように、ネットワークデバイス30は、アップリンク伝送リソース指示情報をユーザ装置に送信するように構成された送信モジュール31と、アップリンク伝送リソースに含まれる少なくとも2つの独立したサブ伝送リソース上で、ユーザ装置によって送信されたデータパケットを受信するように構成された受信モジュール32であって、アップリンク伝送リソースが、アップリンク伝送リソース指示情報に従ってユーザ装置によって判定され、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々の時間領域における粒度が、事前に設定されたシンボル量である、受信モジュール32とを含む。
具体的には、アップリンク伝送リソース指示情報をユーザ装置に送信した後に、ネットワークデバイスは、アップリンク伝送リソース指示情報に従って判定されたアップリンク伝送リソースに含まれる少なくとも2つの独立したサブ伝送リソース上で、ユーザ装置によって送信されたデータパケットを受信する。独立したサブ伝送リソースの各々の時間領域における粒度は、事前に設定されたシンボル量である。
したがって、本発明のこの実施例におけるネットワークデバイスは、アップリンク伝送リソース指示情報をユーザ装置に送信するとともに、アップリンク伝送リソース指示情報に従って判定されたアップリンク伝送リソースに含まれる少なくとも2つの独立したサブ伝送リソース上で、ユーザ装置によって送信されたデータパケットを受信する。これは、短縮された時間遅延を有する伝送をサポートするユーザ装置のアップリンクカバレッジが制限される場合のリソース使用の問題を解決することができ、伝送時間遅延を大幅に増加させない。
本発明のこの実施例では、送信モジュール31により実行される送信動作及び受信モジュール32により実行される受信動作は、受信及び送信機能を有するトランシーバモジュールにより実行され得る、ということが理解されるべきである。
本発明のこの実施例では、任意に、アップリンク伝送リソース指示情報は、下記の情報、すなわち、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの割り当てタイプ情報か、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々に対応するサブフレーム番号情報か、又は、サブフレーム内にあって、かつ少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々に対応する時間領域シンボル及び周波数領域位置情報のうちの少なくとも1つを含む。
本発明のこの実施例では、任意に、アップリンク伝送リソース指示情報は、アップリンク伝送リソースが、第1のサブフレームにおける、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)によって占有されるリソースを除く残りのリソースの全部又は一部であることを指示する。
本発明のこの実施例では、任意に、アップリンク伝送リソース指示情報は、アップリンク伝送リソースが、M個の連続するサブフレームの各サブフレームにおける、PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソースの一部を含み、Mが2以上の整数であることを指示するか、又は、アップリンク伝送リソース指示情報は、アップリンク伝送リソースが、N個の連続するサブフレームのうちの最初のK個のサブフレームの各サブフレームにおける、PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソース、及び、N個の連続するサブフレームのうちの最後のN−K個のサブフレームの各サブフレームにおける、PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソースの一部を含み、N及びKが1以上の整数であることを指示する。
本発明のこの実施例によるネットワークデバイス30は、本発明の実施例における無線通信方法3000を対応して実行し得る、ということが理解されるべきである。さらに、ネットワークデバイス30におけるモジュールの上述の並びに他の動作及び/又は機能は、図8における対応する処理を実現することを目的とする。簡潔にするために、詳細はここでは再度説明されない。
したがって、本発明のこの実施例におけるネットワークデバイスは、アップリンク伝送リソース指示情報をユーザ装置に送信するとともに、アップリンク伝送リソース指示情報に従って判定されたアップリンク伝送リソースに含まれる少なくとも2つの独立したサブ伝送リソース上で、ユーザ装置によって送信されたデータパケットを受信する。これは、短縮された時間遅延を有する伝送をサポートするユーザ装置のアップリンクカバレッジが制限される場合のリソース使用の問題を解決することができ、伝送時間遅延を大幅に増加させない。
下記は、図15を参照して、本発明の別の実施例におけるユーザ装置を詳細に説明する。図15において示されるように、ユーザ装置40は、ネットワークデバイスによって送信されたアップリンク伝送リソース指示情報を受信するように構成されたトランシーバモジュール41と、アップリンク伝送リソース指示情報に従ってアップリンク伝送リソースを判定するように構成された判定モジュール42であって、アップリンク伝送リソースが、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースを含み、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々の時間領域における粒度が、事前に設定されたシンボル量である、判定モジュール42とを含む。
トランシーバモジュール41は、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソース上でデータパケットをネットワークデバイスに送信するように更に構成される。
具体的には、ネットワークデバイスによって送信されたアップリンク伝送リソース指示情報を受信した後に、ユーザ装置は、アップリンク伝送リソース指示情報に従って判定されたアップリンク伝送リソースに含まれる少なくとも2つの独立したサブ伝送リソース上でネットワークデバイスにデータパケットを送信する。独立したサブ伝送リソースの各々の時間領域における粒度は、事前に設定されたシンボル量である。
したがって、本発明のこの実施例におけるユーザ装置は、ネットワークデバイスによって送信されたアップリンク伝送リソース指示情報を受信するとともに、アップリンク伝送リソース指示情報に従って判定されたアップリンク伝送リソースに含まれる少なくとも2つの独立したサブ伝送リソース上でネットワークデバイスにデータパケットを送信する。これは、短縮された時間遅延を有する伝送をサポートするユーザ装置のアップリンクカバレッジが制限される場合のリソース使用の問題を解決することができ、伝送時間遅延を大幅に増加させない。
本発明のこの実施例では、トランシーバモジュール41により実行される受信動作は、受信機能を有する受信モジュールにより実行され得るとともに、トランシーバモジュール41により実行される送信動作は、送信機能を有する送信モジュールにより実行され得る
、ということが理解されるべきである。
本発明のこの実施例では、任意に、アップリンク伝送リソース指示情報は、下記の情報、すなわち、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの割り当てタイプ情報か、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々に対応するサブフレーム番号情報か、又は、サブフレーム内にあって、かつ少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々に対応する時間領域シンボル及び周波数領域位置情報のうちの少なくとも1つを含む。
本発明のこの実施例では、任意に、アップリンク伝送リソース指示情報は、アップリンク伝送リソースが、第1のサブフレームにおける、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)によって占有されるリソースを除く残りのリソースの全部又は一部であることを指示する。
本発明のこの実施例では、任意に、アップリンク伝送リソース指示情報は、アップリンク伝送リソースが、M個の連続するサブフレームの各サブフレームにおける、PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソースの一部を含み、Mが2以上の整数であることを指示するか、又は、アップリンク伝送リソース指示情報は、アップリンク伝送リソースが、N個の連続するサブフレームのうちの最初のK個のサブフレームの各サブフレームにおける、PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソース、及び、N個の連続するサブフレームのうちの最後のN−K個のサブフレームの各サブフレームにおける、PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソースの一部を含み、N及びKが1以上の整数であることを指示する。
本発明のこの実施例によるユーザ装置40は、本発明の実施例における無線通信方法4000を対応して実行し得る、ということが理解されるべきである。さらに、ユーザ装置40におけるモジュールの上述の並びに他の動作及び/又は機能は、図11における対応する処理を実現することを目的とする。簡潔にするために、詳細はここでは再度説明されない。
したがって、本発明のこの実施例におけるユーザ装置は、ネットワークデバイスにより送信されたアップリンク伝送リソース指示情報を受信するとともに、アップリンク伝送リソース指示情報に従って判定されたアップリンク伝送リソースに含まれる少なくとも2つの独立したサブ伝送リソース上で、ネットワークデバイスにデータパケットを送信する。これは、短縮された時間遅延を有する伝送をサポートするユーザ装置のアップリンクカバレッジが制限される場合のリソース使用の問題を解決することができ、伝送時間遅延を大幅に増加させない。
本発明の実施例は、図12において示されるネットワークデバイス10及び図13において示されるユーザ装置20を含む無線通信システムを更に提供する。ネットワークデバイス10は、本発明の実施例における無線通信方法1000を対応して実行し得るとともに、ネットワークデバイス10内のモジュールの上記並びに他の動作及び/又は機能は、図4における対応する処理を実現することを目的とする。ユーザ装置20は、本発明の実施例における無線通信方法2000を対応して実行し得るとともに、ユーザ装置20内のモジュールの上記並びに他の動作及び/又は機能は、図7における対応する処理を実現することを目的とする。簡潔にするために、詳細はここでは再度説明されない。
本発明は、図14において示されるネットワークデバイス30及び図15において示されるユーザ装置40を含む無線通信システムを更に提供する。ネットワークデバイス30は、本発明の実施例における無線通信方法3000を対応して実行し得るとともに、ネットワークデバイス30内のモジュールの上記並びに他の動作及び/又は機能は、図8における対応する処理を実現することを目的とする。ユーザ装置40は、本発明の実施例における無線通信方法4000を対応して実行し得るとともに、ユーザ装置40内のモジュールの上記並びに他の動作及び/又は機能は、図11における対応する処理を実現することを目的とする。簡潔にするために、詳細はここでは再度説明されない。
図16において示されるように、本発明の実施例は、ネットワークデバイス100を更に提供する。ネットワークデバイス100は、プロセッサ101、メモリ102、受信機103、送信機104、及びバスシステム105を含む。バスシステム105は任意である。プロセッサ101、メモリ102、受信機103、及び送信機104は、バスシステム105を使用することにより接続され得る。メモリ102は、命令を記憶するように構成される。プロセッサ101は、メモリ102に記憶された命令を実行し、受信機103を制御して信号を受信し、送信機104を制御して信号を送信するように構成される。プロセッサ101は、制御情報を生成するように構成され、制御情報は、ユーザ装置とネットワークデバイスとの間の第1の伝送のための時間領域リソースを指示するために使用される第1の指示情報を含み、第1の伝送の1回の伝送によってリソースを占有する持続時間は1ミリ秒未満である。送信機104は、制御情報をユーザ装置に送信するように構成される。
したがって、本発明のこの実施例によるネットワークデバイスは、ユーザ装置に、ユーザ装置とネットワークデバイスとの間の第1の伝送のための時間領域リソースを指示するために使用される第1の指示情報を含む制御情報を送信する。ユーザ装置は、制御情報に従って、第1の伝送を使用することによりネットワークデバイスと通信するための時間領域リソースを取得し、取得された時間領域リソース上でネットワークデバイスと通信することができる。第1の伝送の1回の伝送によってリソースを占有する持続時間は1ms未満である。これは、通信処理における伝送時間遅延を低減し、ユーザエクスペリエンスを改善することができる。
本発明のこの実施例では、プロセッサ101は、中央処理装置(Central Processing Unit、略して“CPU”)であり得るか、又は、他の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)若しくは他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート若しくはトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネント、若しくは同様のものであり得る、ということが理解されるべきである。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るか、又は、プロセッサはあらゆる従来のプロセッサ若しくは同様のものであり得る。
メモリ102は、読み出し専用メモリ及びランダムアクセスメモリを含み得るとともに、プロセッサ101に命令及びデータを提供し得る。メモリ102の一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリを更に含み得る。例えば、メモリ102は、デバイスタイプ情報を更に記憶し得る。
データバスに加えて、バスシステム105は、電力バス、制御バス、ステータス信号バスなどを更に含むことができる。しかしながら、説明を分かりやすくするために、図においては、全てのバスがバスシステム105として表現される。
一実装プロセスにおいて、上述した方法のステップは、プロセッサ101内のハードウェアの集積論理回路、又はソフトウェア形式の命令を使用することにより実行され得る。本発明の実施例を参照して開示された方法のステップは、ハードウェアプロセッサにより直接実行され得るか、又は、プロセッサ内のハードウェア及びソフトウェアモジュールにより実行され得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読出し専用メモリ、プログラマブル読出し専用メモリ若しくは電気的消去可能プログラマブル読出し専用メモリ、又はレジスタのような、当該技術における完成された記憶媒体に配置され得る。記憶媒体はメモリ102内に配置される。プロセッサ101は、メモリ102から情報を読み取り、プロセッサ101のハードウェアを使用することにより上述の方法のステップを実行する。繰り返しを避けるために、詳細はここでは説明されない。
任意に、一実施例において、制御情報は、第1の伝送に関連する無線ネットワーク一時識別子(RNTI)を搬送する。
任意に、一実施例において、送信機104が制御情報をユーザ装置に送信することは、
第1のサブフレームにおける最初のM個の時間領域シンボルを使用することにより物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)情報をユーザ装置に送信することであって、PDCCH情報が制御情報を含み、Mが正の整数であり、第1のサブフレームに含まれる時間領域シンボル内の最初のM個の時間領域シンボルを除く他の時間領域シンボルが複数のユーザ装置に割り当てられる、送信することを含む。
任意に、一実施例において、送信機104が制御情報をユーザ装置に送信することは、第2のサブフレームにおけるN個の時間領域シンボルを使用することにより物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)をユーザ装置に送信することであって、N個の時間領域シンボルの最初のK個の時間領域シンボルが制御情報を搬送し、N及びKが正の整数である、送信することを含む。
任意に、一実施例において、第1の指示情報は、第1のサブフレーム内にあって、かつ時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルを指示するとともに、第1の指示情報によって指示される時間領域シンボルは、PDCCH情報によって占有される時間領域シンボルを含まない。
任意に、一実施例において、第1の指示情報は、第2のサブフレーム内にあって、かつ時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルを指示するとともに、第1の指示情報によって指示される時間領域シンボルは、PDCCHによって占有される時間領域シンボル又は最初のK個の時間領域シンボルを含まない。
任意に、一実施例において、第1の指示情報は、サブフレーム内にあって、かつ時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルに対応する時間領域シンボルセットを指示する。
任意に、一実施例において、制御情報は、下記の情報、すなわち、第1の伝送に対応するハイブリッド自動再送要求(HARQ)の処理番号を指示するために使用される識別情報か、又は、第1の伝送に対応する再伝送冗長バージョンを指示するために使用される第2の指示情報のうちの少なくとも1つを更に含む。
本発明のこの実施例によるネットワークデバイス100は、本発明の実施例におけるネットワークデバイス10に対応し得るとともに、本発明の実施例における方法を実行する対応する主体に対応し得る、ということが理解されるべきである。さらに、ネットワークデバイス100におけるモジュールの上述の並びに他の動作及び/又は機能は、図4における各方法の対応する処理を実現することを目的とする。簡潔にするために、詳細はここでは再度説明されない。
したがって、本発明のこの実施例によるネットワークデバイスは、ユーザ装置に、ユーザ装置とネットワークデバイスとの間の第1の伝送のための時間領域リソースを指示するために使用される第1の指示情報を含む制御情報を送信する。ユーザ装置は、制御情報に従って、第1の伝送を使用することによりネットワークデバイスと通信するための時間領域リソースを取得し、取得された時間領域リソース上でネットワークデバイスと通信することができる。第1の伝送の1回の伝送によってリソースを占有する持続時間は1ms未満である。これは、通信処理における伝送時間遅延を低減し、ユーザエクスペリエンスを改善することができる。
図17において示されるように、本発明の実施例は、ユーザ装置200を更に提供する。ユーザ装置200は、プロセッサ201、メモリ202、受信機203、送信機204、及びバスシステム205を含む。バスシステム205は任意である。プロセッサ201、メモリ202、受信機203、及び送信機204は、バスシステム205を使用することにより接続され得る。メモリ202は、命令を記憶するように構成される。プロセッサ201は、メモリ202に記憶された命令を実行し、受信機203を制御して信号を受信し、送信機204を制御して信号を送信するように構成される。受信機203は、ネットワークデバイスによって送信された制御情報を受信するように構成され、制御情報は、ユーザ装置とネットワークデバイスとの間の第1の伝送のための時間領域リソースを指示するために使用される第1の指示情報を含み、第1の伝送の1回の伝送によってリソースを占有する持続時間は1ミリ秒未満である。プロセッサ201は、受信機203及び送信機204を制御して、制御情報に従ってネットワークデバイスと通信するように構成される。
したがって、本発明のこの実施例によるユーザ装置は、ネットワークデバイスによって送信された制御情報を受信する。制御情報は、ユーザ装置とネットワークデバイスとの間の第1の伝送のための時間領域リソースを指示するために使用される第1の指示情報を含む。したがって、ユーザ装置は、第1の伝送を使用することによりネットワークデバイスと通信することができる。これは、通信処理における伝送時間遅延を低減し、ユーザエクスペリエンスを改善することができる。
本発明のこの実施例では、プロセッサ201は、中央処理装置(Central Processing Unit、略して“CPU”)であり得るか、又は、他の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)若しくは他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート若しくはトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネント、若しくは同様のものであり得る、ということが理解されるべきである。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るか、又は、プロセッサはあらゆる従来のプロセッサ若しくは同様のものであり得る。
メモリ202は、読み出し専用メモリ及びランダムアクセスメモリを含み得るとともに、プロセッサ201に命令及びデータを提供し得る。メモリ202の一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリを更に含み得る。例えば、メモリ202は、デバイスタイプ情報を更に記憶し得る。
データバスに加えて、バスシステム205は、電力バス、制御バス、ステータス信号バスなどを更に含むことができる。しかしながら、説明を分かりやすくするために、図においては、全てのバスがバスシステム205として表現される。
一実装プロセスにおいて、上述した方法のステップは、プロセッサ201内のハードウェアの集積論理回路又はソフトウェア形式の命令を使用することにより実行され得る。本発明の実施例を参照して開示された方法のステップは、ハードウェアプロセッサにより直接実行され得るか、又は、プロセッサ内のハードウェア及びソフトウェアモジュールにより実行され得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読出し専用メモリ、プログラマブル読出し専用メモリ若しくは電気的消去可能プログラマブル読出し専用メモリ、又はレジスタのような、当該技術における完成された記憶媒体に配置され得る。記憶媒体はメモリ202内に配置される。プロセッサ201は、メモリ202から情報を読み取り、プロセッサ201のハードウェアを使用することにより上述の方法のステップを実行する。繰り返しを避けるために、詳細はここでは説明されない。
任意に、一実施例において、制御情報は、第1の伝送に関連する無線ネットワーク一時識別子(RNTI)を搬送する。
任意に、一実施例において、受信機203がネットワークデバイスによって送信された制御情報を受信することは、第1のサブフレームにおける最初のM個の時間領域シンボル上で、ネットワークデバイスによって送信された物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)情報を受信することであって、PDCCH情報が制御情報を含み、Mが正の整数であり、第1のサブフレームに含まれる時間領域シンボル内の最初のM個の時間領域シンボルを除く他の時間領域シンボルが複数のユーザ装置に割り当てられる、受信することを含む。
任意に、一実施例において、受信機203がネットワークデバイスによって送信された制御情報を受信することは、第2のサブフレームにおけるN個の時間領域シンボル上で、ネットワークデバイスによって送信された物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を受信することであって、N個の時間領域シンボルの最初のK個の時間領域シンボルが制御情報を搬送し、N及びKが正の整数である、受信することを含む。
任意に、一実施例において、第1の指示情報は、第1のサブフレーム内にあって、かつ時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルを指示するとともに、第1の指示情報によって指示される時間領域シンボルは、PDCCH情報によって占有される時間領域シンボルを含まない。
任意に、一実施例において、第1の指示情報は、第2のサブフレーム内にあって、かつ時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルを指示するとともに、第1の指示情報によって指示される時間領域シンボルは、PDCCHによって占有される時間領域シンボル又は最初のK個の時間領域シンボルを含まない。
任意に、一実施例において、第1の指示情報は、サブフレーム内にあって、かつ時間領域リソースによって占有される時間領域シンボルに対応する時間領域シンボルセットを指示する。
任意に、一実施例において、制御情報は、下記の情報、すなわち、第1の伝送に対応するハイブリッド自動再送要求(HARQ)の処理番号を指示するために使用される識別情報か、又は、第1の伝送に対応する再伝送冗長バージョンを指示するために使用される第2の指示情報のうちの少なくとも1つを更に含む。
本発明のこの実施例によるユーザ装置200は、本発明の実施例におけるユーザ装置20に対応し得るとともに、本発明の実施例における方法の対応する主体に対応し得る、ということが理解されるべきである。さらに、ユーザ装置200におけるモジュールの上述の並びに他の動作及び/又は機能は、図7における方法の対応する処理を実現することを目的とする。簡潔にするために、詳細はここでは再度説明されない。
したがって、本発明のこの実施例によるユーザ装置は、ネットワークデバイスによって送信された制御情報を受信する。制御情報は、ユーザ装置とネットワークデバイスとの間の第1の伝送のための時間領域リソースを指示するために使用される第1の指示情報を含む。したがって、ユーザ装置は、第1の伝送を使用することによりネットワークデバイスと通信することができる。これは、通信処理における伝送時間遅延を低減し、ユーザエクスペリエンスを改善することができる。
図18において示されるように、本発明の実施例は、ネットワークデバイス300を更に提供する。ネットワークデバイス300は、プロセッサ301、メモリ302、受信機303、送信機304、及びバスシステム305を含む。バスシステム305は任意である。プロセッサ301、メモリ302、受信機303、及び送信機304は、バスシステム305を使用することにより接続され得る。メモリ302は、命令を記憶するように構成される。プロセッサ301は、メモリ302に記憶された命令を実行し、受信機303を制御して信号を受信し、送信機304を制御して信号を送信するように構成される。送信機304は、アップリンク伝送リソース指示情報をユーザ装置に送信するように構成される。受信機303は、アップリンク伝送リソースに含まれる少なくとも2つの独立したサブ伝送リソース上で、ユーザ装置によって送信されたデータパケットを受信するように構成され、アップリンク伝送リソースは、アップリンク伝送リソース指示情報に従ってユーザ装置によって判定され、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々の時間領域における粒度は、事前に設定されたシンボル量である。
したがって、本発明のこの実施例におけるネットワークデバイスは、アップリンク伝送リソース指示情報をユーザ装置に送信するとともに、アップリンク伝送リソース指示情報に従って判定されたアップリンク伝送リソースに含まれる少なくとも2つの独立したサブ伝送リソース上で、ユーザ装置によって送信されたデータパケットを受信する。これは、短縮された時間遅延を有する伝送をサポートするユーザ装置のアップリンクカバレッジが制限される場合のリソース使用の問題を解決することができ、伝送時間遅延を大幅に増加させない。
本発明のこの実施例では、プロセッサ301は、中央処理装置(Central Processing Unit、略して“CPU”)であり得るか、又は、他の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)若しくは他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート若しくはトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネント、又は同様のものであり得る、ということが理解されるべきである。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るか、又は、プロセッサはあらゆる従来のプロセッサ若しくは同様のものであり得る。
メモリ302は、読み出し専用メモリ及びランダムアクセスメモリを含み得るとともに、プロセッサ301に命令及びデータを提供し得る。メモリ302の一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリを更に含み得る。例えば、メモリ302は、デバイスタイプ情報を更に記憶し得る。
データバスに加えて、バスシステム305は、電力バス、制御バス、ステータス信号バスなどを更に含むことができる。しかしながら、説明を分かりやすくするために、図においては、全てのバスがバスシステム305として表現される。
一実装プロセスにおいて、上述した方法のステップは、プロセッサ301内のハードウェアの集積論理回路又はソフトウェア形式の命令を使用することにより実行され得る。本発明の実施例を参照して開示された方法のステップは、ハードウェアプロセッサにより直接実行され得るか、又は、プロセッサ内のハードウェア及びソフトウェアモジュールにより実行され得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読出し専用メモリ、プログラマブル読出し専用メモリ若しくは電気的消去可能プログラマブル読出し専用メモリ、又はレジスタのような、当該技術における完成された記憶媒体に配置され得る。記憶媒体はメモリ302内に配置される。プロセッサ301は、メモリ302から情報を読み取り、プロセッサ301のハードウェアを使用することにより上述の方法のステップを実行する。繰り返しを避けるために、詳細はここでは説明されない。
任意に、一実施例において、アップリンク伝送リソース指示情報は、下記の情報、すなわち、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの割り当てタイプ情報か、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々に対応するサブフレーム番号情報か、又は、サブフレーム内にあって、かつ少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々に対応する時間領域シンボル及び周波数領域位置情報のうちの少なくとも1つを含む。
任意に、一実施例において、アップリンク伝送リソース指示情報は、アップリンク伝送リソースが、第1のサブフレームにおける、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)によって占有されるリソースを除く残りのリソースの全部又は一部であることを指示する。
任意に、一実施例において、アップリンク伝送リソース指示情報は、アップリンク伝送リソースが、M個の連続するサブフレームの各サブフレームにおける、PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソースの一部を含み、Mが2以上の整数であることを指示するか、又は、アップリンク伝送リソース指示情報は、アップリンク伝送リソースが、N個の連続するサブフレームのうちの最初のK個のサブフレームの各サブフレームにおける、PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソース、及び、N個の連続するサブフレームのうちの最後のN−K個のサブフレームの各サブフレームにおける、PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソースの一部を含み、N及びKが1以上の整数であることを指示する。
本発明のこの実施例によるネットワークデバイス300は、本発明の実施例におけるネットワークデバイス30に対応し得るとともに、本発明の実施例における方法の対応する主体に対応し得る、ということが理解されるべきである。さらに、ネットワークデバイス300におけるモジュールの上述の並びに他の動作及び/又は機能は、図8における方法の対応する処理を実現することを目的とする。簡潔にするために、詳細はここでは再度説明されない。
したがって、本発明のこの実施例におけるネットワークデバイスは、アップリンク伝送リソース指示情報をユーザ装置に送信するとともに、アップリンク伝送リソース指示情報に従って判定されたアップリンク伝送リソースに含まれる少なくとも2つの独立したサブ伝送リソース上で、ユーザ装置によって送信されたデータパケットを受信する。これは、短縮された時間遅延を有する伝送をサポートするユーザ装置のアップリンクカバレッジが制限される場合のリソース使用の問題を解決することができ、伝送時間遅延を大幅に増加させない。
図19において示されるように、本発明の実施例は、ユーザ装置400を更に提供する。ユーザ装置400は、プロセッサ401、メモリ402、受信機403、送信機404、及びバスシステム405を含む。バスシステム405は任意である。プロセッサ401、メモリ402、受信機403、及び送信機404は、バスシステム405を使用することにより接続され得る。メモリ402は、命令を記憶するように構成される。プロセッサ401は、メモリ402に記憶された命令を実行し、受信機403を制御して信号を受信し、送信機404を制御して信号を送信するように構成される。受信機403は、ネットワークデバイスによって送信されたアップリンク伝送リソース指示情報を受信するように構成される。プロセッサ401は、アップリンク伝送リソース指示情報に従ってアップリンク伝送リソースを判定するように構成され、アップリンク伝送リソースは、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースを含み、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々の時間領域における粒度は、事前に設定されたシンボル量である。送信機404は、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソース上でネットワークデバイスにデータパケットを送信するように構成される。
したがって、本発明のこの実施例におけるユーザ装置は、ネットワークデバイスによって送信されたアップリンク伝送リソース指示情報を受信するとともに、アップリンク伝送リソース指示情報に従って判定されたアップリンク伝送リソースに含まれる少なくとも2つの独立したサブ伝送リソース上でネットワークデバイスにデータパケットを送信する。これは、短縮された時間遅延を有する伝送をサポートするユーザ装置のアップリンクカバレッジが制限される場合のリソース使用の問題を解決することができ、伝送時間遅延を大幅に増加させない。
本発明のこの実施例では、プロセッサ401は、中央処理装置(Central Processing Unit、略して“CPU”)であり得るか、又は、他の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)若しくは他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート若しくはトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネント、又は同様のものであり得る、ということが理解されるべきである。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るか、又は、プロセッサはあらゆる従来のプロセッサ若しくは同様のものであり得る。
メモリ402は、読み出し専用メモリ及びランダムアクセスメモリを含み得るとともに、プロセッサ401に命令及びデータを提供し得る。メモリ402の一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリを更に含み得る。例えば、メモリ402は、デバイスタイプ情報を更に記憶し得る。
データバスに加えて、バスシステム405は、電力バス、制御バス、ステータス信号バスなどを更に含むことができる。しかしながら、説明を分かりやすくするために、図においては、全てのバスがバスシステム405として表現される。
一実装プロセスにおいて、上述した方法のステップは、プロセッサ401内のハードウェアの集積論理回路又はソフトウェア形式の命令を使用することにより実行され得る。本発明の実施例を参照して開示された方法のステップは、ハードウェアプロセッサにより直接実行され得るか、又は、プロセッサ内のハードウェア及びソフトウェアモジュールにより実行され得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読出し専用メモリ、プログラマブル読出し専用メモリ若しくは電気的消去可能プログラマブル読出し専用メモリ、又はレジスタのような、当該技術における完成された記憶媒体に配置され得る。記憶媒体はメモリ402内に配置される。プロセッサ401は、メモリ402から情報を読み取り、プロセッサ401のハードウェアを使用することにより上述の方法のステップを実行する。繰り返しを避けるために、詳細はここでは説明されない。
任意に、一実施例において、アップリンク伝送リソース指示情報は、下記の情報、すなわち、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの割り当てタイプ情報か、少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々に対応するサブフレーム番号情報か、又は、サブフレーム内にあって、かつ少なくとも2つの独立したサブ伝送リソースの各々に対応する時間領域シンボル及び周波数領域位置情報のうちの少なくとも1つを含む。
任意に、一実施例において、アップリンク伝送リソース指示情報は、アップリンク伝送リソースが、第1のサブフレームにおける、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)によって占有されるリソースを除く残りのリソースの全部又は一部であることを指示する。
任意に、一実施例において、アップリンク伝送リソース指示情報は、アップリンク伝送リソースが、M個の連続するサブフレームの各サブフレームにおける、PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソースの一部を含み、Mが2以上の整数であることを指示するか、又は、アップリンク伝送リソース指示情報は、アップリンク伝送リソースが、N個の連続するサブフレームのうちの最初のK個のサブフレームの各サブフレームにおける、PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソース、及び、N個の連続するサブフレームのうちの最後のN−K個のサブフレームの各サブフレームにおける、PDCCHによって占有されるリソースを除く残りのリソースの一部を含み、N及びKが1以上の整数であることを指示する。
本発明のこの実施例によるユーザ装置400は、本発明の実施例におけるユーザ装置40に対応し得るとともに、本発明の実施例における方法の対応する主体に対応し得る、ということが理解されるべきである。さらに、ユーザ装置400におけるモジュールの上述の並びに他の動作及び/又は機能は、図7における方法の対応する処理を実現することを目的とする。簡潔にするために、詳細はここでは再度説明されない。
したがって、本発明のこの実施例におけるユーザ装置は、ネットワークデバイスによって送信されたアップリンク伝送リソース指示情報を受信するとともに、アップリンク伝送リソース指示情報に従って判定されたアップリンク伝送リソースに含まれる少なくとも2つの独立したサブ伝送リソース上でネットワークデバイスにデータパケットを送信する。これは、短縮された時間遅延を有する伝送をサポートするユーザ装置のアップリンクカバレッジが制限される場合のリソース使用の問題を解決することができ、伝送時間遅延を大幅に増加させない。
本明細書全体において言及された“1つの実施例”又は“一実施例”は、実施例に関連する特定の特徴、構造、又は特性が本発明の少なくとも1つの実施例に含まれることを意味する、ということが理解されるべきである。したがって、本明細書全体を通して出現する“1つの実施例において”又は“一実施例において”は、必ずしも同じ実施例を意味するものではない。さらに、これら特定の特徴、構造、又は特性は、1つ又は複数の実施例において、任意の適切な方法を使用することにより組み合わされ得る。
上述の処理のシーケンス番号は、本発明の実施例における実行シーケンスを意味するものではない、ということが理解されるべきである。処理の実行順序は、処理の機能や内部ロジックに応じて決定されるべきであり、本発明の実施例の実装プロセスの限定として解釈されるべきではない。
さらに、本明細書では、用語“システム”及び“ネットワーク”は、交換可能に使用され得る。本明細書における用語“及び/又は”は、関連するオブジェクトを説明するための対応関係のみを説明するとともに、3つの関係が存在し得ることを表す、ということが理解されるべきである。例えば、A及び/又はBは、下記の3つの場合、すなわち、Aのみが存在する、AとBの両方が存在する、そしてBのみが存在する、を表し得る。
さらに、この明細書における記号“/”は、一般に、関連するオブジェクトの間の“又は”の関係を指示する。
本出願で提供される実施例では、“BはAに対応する”は、BがAに関連付けられ、BがAに従って決定され得ることを指示する、ということが理解されるべきである。しかしながら、Aに従ってBを決定することは、Aのみに従ってBが決定されることを意味するものではなく、Bは、同様に、A及び/又は他の情報に従って決定され得る、ということが更に理解されるべきである。
当業者は、本明細書中で開示される実施例において説明される実例と組み合わせて、ユニット及びアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、又はそれらの組み合わせにより実施され得ることに、気付くかもしれない。ハードウェアとソフトウェアとの間の互換性を明確に説明するために、上記は、各実例の構成物及びステップを、機能に従って一般的に説明する。機能がハードウェアにより実行されるか又はソフトウェアにより実行されるかは、技術的解決法の特定のアプリケーション及び設計制約条件に依存する。当業者は、各特定のアプリケーションに関して、説明された機能を実装するために異なる方法を使用し得るが、しかし、実装例は本発明の範囲を超えるものと考えられるべきではない。
都合が良くそして簡潔な記述のために、上述のシステム、装置、及びユニットの詳細な作業処理については、上述の方法の実施例の対応する処理に対して参照が行われ得るとともに、詳細は再度ここでは説明されない、ということが当業者によって明らかに理解され得る。
本出願において提供されるいくらかの実施例において、開示されたシステム、装置、及び方法は他の様式で実施され得る、ということが理解されるべきである。例えば、説明された装置の実施例は、単に代表的である。例えば、ユニットの分割は、単に論理的な機能の分割であるとともに、実際の実装例では他の分割であるかもしれない。例えば、複数のユニット又はコンポーネントは、他のシステムに結合され得るか若しくは統合され得るか、又は、いくつかの特徴は、無視され得るか若しくは実行されないかもしれない。さらに、表示されたか若しくは論じられた相互の結合又は直接的な結合又は通信接続は、いくつかインタフェースを使用することにより実施され得る。装置若しくはユニットの間の間接的な結合又は通信接続は、電子的方式、機械的方式、又は他の方式において実施され得る。
別個の部品として説明されるユニットは、物理的に分離されているかもしれないし、又は物理的に分離されていないかもしれないとともに、ユニットとして表示される部品は、物理的なユニットであるかもしれないし、又は物理的なユニットではないかもしれず、1つの位置に位置付けられるかもしれないし、又は複数のネットワークユニットに対して分散されるかもしれない。いくつか又は全てのユニットは、実施例の解決法の目的を達成するために、実際の要求に従って選択され得る。
さらに、本発明の実施例における機能ユニットは1つの演算処理装置に統合され得るか、又は、それぞれのユニットは物理的に単独で存在し得るか、又は、2つ以上のユニットが1つのユニットに統合される。
統合されたユニットがソフトウェア機能ユニットの形式で実施されるとともに、独立した製品として販売されるか又は使用される場合に、統合されたユニットはコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶され得る。そのような理解に基づくと、本発明の技術的解決法は本質的に、又は、従来技術に貢献する部分は、又は、技術的解決法の一部分は、ソフトウェア製品の形式で実施され得る。ソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶されるとともに、コンピュータデバイス(それはパーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワークデバイス、又は同様のものであり得る)に、本発明の実施例において説明された方法のステップの全て又は一部分を実行するように指示するためのいくらかの命令を含む。上述の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、読出し専用メモリ(Read-Only Memory、略して“ROM”)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、略して“RAM”)、磁気ディスク又は光ディスクのような、プログラムコードを記憶することができるあらゆる媒体を含む。
上述の説明は、単に本発明の特定の実装例に過ぎず、本発明の保護範囲を限定することを意図していない。本発明において開示された技術的な範囲内の当業者により容易に判断されるあらゆる変形又は置換は、本発明の保護範囲に含まれるものとする。したがって、本発明の保護範囲は、請求項の保護範囲に支配されるものとする。