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JP2018502730A - 切削ツール - Google Patents

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JP2018502730A
JP2018502730A JP2017532616A JP2017532616A JP2018502730A JP 2018502730 A JP2018502730 A JP 2018502730A JP 2017532616 A JP2017532616 A JP 2017532616A JP 2017532616 A JP2017532616 A JP 2017532616A JP 2018502730 A JP2018502730 A JP 2018502730A
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マティアス ルイク,
マティアス ルイク,
ダニエル ヘルマン,
ダニエル ヘルマン,
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ハルトメタル−ウェルクゾーグファブリック ポール ホーン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
ハルトメタル−ウェルクゾーグファブリック ポール ホーン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
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Abstract

本発明はワークを機械加工するためのツール(10)に関するものである。ツール(10)は少なくとも1つの刃先(26)を有する切削インサート(14)を備えている。さらに、ツール(10)はツールホルダ(12)を備えている。ツールホルダ(12)は、実質的にホルダの長手方向の軸線(18)に沿って延びており、また、ワーク側端部に、切削インサート(14)を受け入れるための切削インサート収容部(20)を有している。切削インサート収容部(20)は上側締付指部(22)及び下側締付顎部(24)を有している。さらに、ツール(10)は実質的にくさび形状の締付部材(16)を備えている。締付部材(16)は、ツールホルダ(12)内に切削インサート(14)をくさび留めするように切削インサート収容部(20)内に固定可能となっている。さらに、ツール(10)は、切削インサート収容部(20)内に締付部材(16)を固定するとともにツールホルダ(12)内に切削インサート(14)をくさび留めする固定部材を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、ホルダとこのホルダ内に交換可能に配置される切削インサートとを備える切削ツールに関するものである。
このタイプの切削ツールは、ほとんど金属加工用途、とくにフライス加工またはターニング加工の用途において用いられている。本発明にかかる切削ツールは、とくにプランジ切削ターニング加工または長手方向ターニング加工に用いられる。
最適な金属切削特性を確保するためには、機械的な視点から見て安定していると考えられるインサート座、すなわち切削インサートをツールホルダ内に機械的に安定して収容する収容部が非常に重要なものである。この目的を達成するために、使用される切削インサートはほとんどがツールホルダ内に設けられる切削インサート収容部内において上側締付指部と下側締付顎部との間に狭持されるようにまたはくさび留めされるようになっている。さらに確保することが重要な特徴として、摩耗により切削インサートを頻繁に交換しなければならないので切削インサートを簡単かつ迅速に交換することができることが挙げられる。
切削インサートをツールホルダ内に狭持するタイプの場合、多種多様な解決策が当該従来技術分野において既に存在している。
ドイツ特許公開公報10 2006 059 717 A1には、切削インサートが締付ねじを用いて切削インサート収容部内に狭持されているツールが開示されている。この目的のために、切離スロットが上側締付指部に設けられている。切離スロットは、締付ねじがねじ込まれる時に上側締付指部が少なくとも部分的に変形して上側締付指部が上から切削インサートを押すことを可能にするようになっている。
ヨーロッパ特許公報0 095 062 B1には、さらなる締付ねじを必要とすることなく切削インサートを上側締付指部と下側締付顎部との間で締め付けるようになっているツールが開示されている。ヨーロッパ特許公報0 095 062 B1に開示されているタイプの締め付けは自動ロックの原理を利用したものである。この自動ロックでは、前もって上側締付指部にテンションが掛けられているため、上側締付指部が上方から切削インサートをばねのように押すようになっている。締め付けるために追加の締付ねじを必要としないものの、このようなツールは様々な点において不利である。この自動ロックによる締め付けは、比較的高い機械加工力が存在するとその限界に達してしまう。上側締付指部の弾力性、すなわち自動ロック特性を確保するためには、ツールホルダ内にある種の締め付け用のスロットを設けなければならない。幾何学形状によっては、このような締め付けスロットは生産用語の意味で非常に複雑なものとなってしまう恐れがある。さらにいえば、切削インサートを迅速かつ容易に交換できる可能性を確保することはできない。はっきりいえば、切削インサートを交換する場合、切削インサートをツールホルダから取り外すために上側締付指部を広げる際に特殊なツールキーを用いなければならない。
ドイツ公開公報10 2012 111 240 A1には、切削インサートをツールホルダ内に固定するためのさらなる固定手法の変形例が開示されている。この文献には、アーク形状の切削インサート収容部内に狭持される実質的にアーク形状の切削インサートを備えるツールが開示されている。ここでは、切削インサートのアーク形状のシャンク及びアーク形状の切削インサート収容部は、切削インサートが切削インサート収容部の中に押し込まれる時または回転移動する時に回転の増加とともに切削インサートをツールホルダ内でしっかりと狭持するように構成されている。このタイプの狭持により比較的安定なインサート座が可能となるものの、このような切削インサートまたはこのような切削インサート収容部はアーク状の幾何学形状を有しているので生産工学用語で比較的複雑なものとなる。
従って特に、重金属切削(heavy-duty metal cutting)の技術分野において、ツールホルダ上に切削インサートを挟持する他のタイプに対する要求があり、挟持によって非常に安定なインサート座が可能となる。重金属切削という用語は、機械加工許容誤差が大きくかつ変動し、機械加工奥行きが25mmを超え、及び/または、機械加工幅が<8mmを超えるワークを切削するような場合に用いられる。また、重金属切削とは、チタンまたはニッケル系合金の如き切削の困難な材料を機械加工するような場合にも用いられる。
従って、本発明の目的は、切削インサートをツールホルダ内に狭持する他のタイプを提供する切削ツールを提供することにある。このタイプの狭持は、とくに高機械加工力が存在する場合にて使用するのに適している。さらに、このタイプの狭持を用いることにより、切削インサートの交換が容易なものとなるとともに、生産工学的見地から考えて生産が簡単なものとなる。
上述の目的を達成するために、ワークを機械加工するためのツールは、少なくとも1つの刃先を有する切削インサートと、実質的にホルダの長手方向の軸線に沿って延びて、切削インサートを受け入れるために上側締付指部及び下側締付顎部を有する切削インサート収容部をワーク側端部に有しているツールホルダと、ツールホルダ内に切削インサートをくさび留めするために切削インサート収容部内に固定可能な実質的にくさび形状の締付部材と、切削インサート収容部内に締付部材を固定すると同時にツールホルダ内に切削インサートをくさび留めする固定部材とを備えている。
上述の目的は完全に達成されている。
以前から知られている従来技術による解決策とは対照的に、本発明によれば、ツールホルダの切削インサート収容部内に固定部材により固定可能なくさび形状の締付部材が用いられている。このくさび形状の締付部材は切削インサートをツールホルダ内にくさび留めする役目をする。くさび形状の締付部材は、別体のコンポーネントであり、ツールホルダの切削インサート収容部内に切削インサートと一緒に固定可能となっている。切削インサートそれ自体はくさび形状の締付部材に堅牢に固定されるようにはなっていない。切削インサートを交換する場合、固定手段を外すことにより締付部材をツールホルダから分離させることができ、それにより、締付部材とツールホルダとの間における切削インサートの締め付けが解除され、締付部材を手動によりまたは機械的手段により取り除くことができるようになる。
ここでは、本発明に従ったツールの締付部材に関しては、側面視におけるとくに幾何学的な構造に関連付けて「実質的にくさび形状」であると説明されている。また、当該部材は、その全体的な幾何学形状ではプリズム形状の構造であり、また、側面視においては台形状あることが好ましい。
くさび形状の締付部材を用いて切削インサートをツールホルダ内にくさび留めするという発明思想はとくに次のような理由で有利である。1つの理由は、このタイプのくさび留めを用いることより非常に安定したインサート座の実現が可能となることである。従って、本発明にかかるツールはヘビーデューティーメタルカッティングに適したものである。他の理由は、ツールホルダ、切削インサート及びくさび形状の締付部材を備えたツールを生産工学用語の意味において比較的安く容易に生産することができることである。さらに、摩耗または他の理由で、ツールホルダから切削インサートをいくつかの簡単な操作により比較的容易に取り外すことができる。また、上側締付指部及び下側締付顎部の両方は機械的安定性に有利な効果を有する高剛性の構造となっている。
ある好ましい実施形態によれば、締付部材は、当該締付部材の前方端部から長手方向の軸線に沿って後方端部まで延びており、ツールの装着状態で、長手方向の軸線はホルダの長手方向の軸線に対して平行であり、後方端部は切削インサート収容部の底面に面しており、締付部材の長手方向の軸線に対して垂直な高さは後方端部に向けてくさび形状に先細りとなっている。
好ましくは、締付部材の長手方向の軸線に対して垂直に測定される締付部材の幅は、締付部材の長手方向の軸線全体に沿って一定となっている。好ましくは、締付部材の長手方向の軸線に対して垂直にかつ締付部材の幅方向に対して垂直に測定される締付部材の高さは、締付部材の前方端部から後方端部に向けて徐々に小さくなっていく。このことにより、締付部材を切削インサート収容部内に固定する際に切削インサートが一種のくさび効果を受けて切削インサートがツールホルダ内にくさび留めされるようになる。締付部材を固定する際、締付部材が切削インサート収容部内の奥にまでだんだんと引き込まれて行き、切削インサートに及ぼされる締付力がますます高められて行く。
指摘すべき点は、締付部材の高さが締付部材の前方端部から後方端部に向けて必ずしも徐々に小さくなっていく必要はないということである。原理的には、締付部材の長手方向の軸線に沿ったいくつかのセクションにおいてのみ締付部材を先細りになっていくようにすることも考えられる。
本発明の好ましい他の実施形態によれば、ツールの装着状態で、締付部材は切削インサートとツールホルダの下側締付顎部との間に配置されるようになっている。
従って、好ましくは、締付部材は切削インサート収容部内の切削インサートの下に配置される。このことは、切削インサートの上に配置することに比べ、上側締付指部よりも通常安定している下側締付顎部に締付部材が配置されるという利点を有している。このような設計とすることにより、切削インサート収容部の上側領域にスペースを取っておけるため上側締付指部を大きくかつ安定な構成とすることができるようになる。このことは非常に有利なことである。というのは、従来から知られているほとんどのツールとは対照的に、本発明にかかる上側締付指部は、高剛性構造を有すること、すなわち曲がりもしなければ広がりもしないことが好ましいからである。分離スロットが存在しないという理由だけでも、切削インサート収容部及び上側締付指部は広がらないようになっている。
さらなる実施形態によれば、締付部材は、その上側に、実質的に第1の支持軸線に沿って延びて切削インサートに対接する第1の支持部を有している。また、締付部材は実質的に第2の支持軸線に沿って延びて下側締付顎部に対接する第2の支持部をさらに有している。好ましくは、これら2つの支持軸線がなす角度は15°未満の角度であるように構成されている。
このように、くさび形状の締付部材は好ましくは15°未満の角度で次第に先細りとなるようになっている。このことは、とくに、いわゆる自動ロックという利点を有している。この自動ロックにより、ツールの完全な装着状態では、すなわち締付部材が切削インサート収容部の中に完全に押し込まれている場合には、固定部材を外した場合であっても切削インサートをツールホルダから容易に取り出すことができなくなる。従って換言すれば、ツールの装着状態で、固定部材を外した時でさえ切削インサートは上側締付指部とくさび形状の締付部材との間でくさび留めされたままになっている。このことにより、たとえば切削インサートを交換する際に切削インサートが偶然に外れてしまうことを防止することができる。具体的にいえば、自動ロックを実現するためには第1の対接軸線と第2の対接軸線との間の角度が5°〜10°の範囲内にあることが望ましい。
さらなる実施形態によれば、ツールの装着状態では、第2の支持部はホルダの長手方向の軸線に対して平行に延びるようになっている。
従って、締付部材とツールホルダの下側締付顎部との間の接触面はホルダの長手方向の軸線と平行に延びるようになっていることが好ましい。締付部材に設けられている第2の支持部に対応しかつ下側締付顎部に設けられている支持部は、生産工学的な意味で安価にかつ容易に製造することができる。というのは、下側締付顎部に設けられている支持部を傾斜させる必要がないからである。さらに、締付部材のうちの下側締付顎部に面する対接面が直線的または水平であるので、ツールホルダに力を効果的かつ良好に分布、伝達させることができるようになる。
さらなる実施形態によれば、第1の支持部が溝形状の凹部を有し、この溝形状の凹部が第1の支持軸線に対して横断方向に延びて第1の支持部を2つのセグメントに分割するように構成されている。
このように第1の支持部を2つのセグメントに分割すると、くさび形状の締付部材が上側締付指部に接触、支持(bearing contact)する際の安定性という点においてとくに有利となる。はっきりいえば、2つの小領域において、すなわち締付部材の前方端部領域と締付部材の後方端部領域という範囲を定めて接触、支持を行うので、生産時の許容誤差を補償することができるようになる。
さらなる実施形態によれば、第1の支持部及び第2の支持部の各々は、締付部材の長手方向の軸線に対して垂直方向に沿って見た場合にプリズム断面を有している。
好ましくは、第1の支持部及び第2の支持部の各々は、プリズム断面を形成する少なくとも3つの面から形成されている。好ましくは、得られる2つの支持部のプリズム断面は対称的な構造を有している。
第1の代替例によれば、プリズム断面は、締付部材においていわゆる内側向きプリズムとして、すなわち溝形状のプリズム状の凹部として形成することができる。第2の選択肢によれば、プリズム断面は、締付部材においていわゆる外側向きプリズムとして構成すること、すなわちプリズム状の凸部(隆起部)として形成することができる。それに相応して、切削インサート及び下側締付顎部の支持部は、それに対応するプリズム状の構造体(外側向きプリズムまたは内側向きプリズム)として構成される。
このタイプの断面により、機械加工時、切削インサート収容部から締付部材及び/または切削インサートが不必要に外れてしまうことなく、とくに横断方向及び剪断方向の力を効率的に吸収することができるようになる。このことは、インサート座を安定なものとするための助けとなる。
ある好ましい実施形態によれば、固定部材はねじであり、ツールホルダはツールの装着状態でこのねじが噛み合うようになっている第1の雌ねじ山を有している。ツールの装着状態では、ねじはホルダの長手方向の軸線に対して平行な向きとなっていることが好ましい。
従って、ねじを締付部材の中を通してツールホルダの中へ比較的容易に挿入してねじ止めすることにより切削インサートをツールホルダ内に締付部材を用いてくさび留めすることができるようになっている。この目的を達成するために、締付部材は孔を有している。孔の軸線はツールの装着状態でホルダの長手方向の軸線に対して平行になっていることが好ましい。締付部材の孔は貫通孔としてまたは段部を有する孔として構成することができる。貫通孔として構成することは生産工学用語の意味で実現が容易である。
他の好ましい実施形態によれば、ねじは第1の雄ねじ山及び第2の雄ねじ山を有し、ツールホルダに配置される第1の雌ねじ山は第1の雄ねじと噛み合い、締付部材は第2の雄ねじ山にと噛み合う第2の雌ねじ山を有するようになっている。好ましくは、締付部材に配置される第2の雌ねじ山は締付部材の中に設けられている孔に形成される。
ツールホルダ及び締付部材の中に雌ねじ山を設けることにより、ねじを用いた高締付力の伝達ができるようになる。このようにして、高機械加工力が生じる場合であっても、締付部材及び切削インサートをその装着位置に確実に留めることができる。
1つの実施形態によれば、第1の雄ねじ山が第2の雄ねじ山とは反対向きであることがとくに好ましい。
この実施形態によれば、ねじは当該ねじの中間領域において好ましくは周縁溝により分離される2つの反対向きに進む雄ねじ山を有している。このようなねじは差動ねじと呼ばれことも多い。この実施形態によれば、ツールホルダ内に設けられている第1の雌ねじ山及び締付部材内に設けられている第2の雌ねじ山がねじの2つの雄ねじ山と噛み合うように互いに反対向きに構成されることは明白である。
このように雌ねじ山及び雄ねじ山を反対向きに構成することにより、差動ねじを外す際に切削インサート収容部から締付部材を積極的に押し出すようになっているという利点を有している。このようにして、切削インサートの交換時、締付部材及び切削インサートを容易に取り外すことができるようになっている。それと同時に、このタイプの構造は、差動ねじを締め付ける際ならびに締付部材及び切削インサートを装着する際、差動ねじを僅かび回転させるだけで締付部材を切削インサート収容部の中へと引き入れることができるという利点をさらに有している。
第1の雄ねじ山及び第2の雄ねじ山ならびに第1の雌ねじ山及び第2の雌ねじ山は異なるリードを有していてもよい。原理的には、このことと雄ねじ山及び雌ねじ山を反対向きとなるように構成することとを組み合わすことができる。さらなる選択肢によれば、2つの雌ねじ山及び雄ねじ山を同じ向きに設計することも可能である。
さらなる実施形態によれば、締付部材を鋼から形成し、切削インサートを超硬合金から形成することが可能である。好ましくは、ツールホルダも鋼から形成するようになっている。このようにすることにより、ツールホルダ、切削インサート及び締付部材の間の接続の安定性を向上させることができる。
さらなる実施形態によれば、ツールの装着状態で、締付部材の前方端部に配置されている端面は下側締付顎部のワーク側端部に配置されている端面と一直線になっている。
好ましくは、ツールの装着状態で、通常少なくとも1つの刃先が配置される切削インサートの前方端部は上述の2つの端面から突出するようになっている。このようにすることにより、機械加工時に、ワークと締付くさびまたはツールホルダとの間の不必要な衝突を回避することができる。
本発明の技術範囲から逸脱することなく上述の特徴及び後述の特徴を指定の組み合わせだけでなく他の組み合わせでもまたは別々にでも用いることができることは明白である。
本発明の例示的な実施形態については、図面に記載されており、また、後述の説明により非常に詳細に説明されている。
本発明の例示的な実施形態にかかるツールを示す斜視図である。 本発明の例示的な実施形態にかかるツールを示す側面図である。 本発明の例示的な実施形態にかかるツールを示す断面図である。 本発明の例示的な実施形態にかかるツールのツールホルダを示す斜視図である。 本発明の例示的な実施形態にかかるツールの切削インサートを示す斜視図である。 本発明の例示的な実施形態にかかるツールの締付部材を示す斜視図である。 本発明の例示的な実施形態にかかるツールの固定部材を示す斜視図である。
図1〜図3は、それぞれ、本発明の例示的な実施形態かかるツールを示す斜視図、側面図及び断面図である。図1〜図3に記載の本発明にかかるツールは、その全体が参照数字10により表されている。図1〜図3には、装着状態にある本発明にかかるツール10が示されている。
ツール10はツールホルダ12と交換可能な切削インサート14とを備えている。切削インサート14は、実質的にくさび形状の締付部材16によりツールホルダ12内にまたはツールホルダへ固定可能となっている。
ツールホルダ12は、実質的にホルダの長手方向の軸線18に沿って延び、その前面、すなわちワーク側端部の領域に切削インサート収容部20を有している(図4を参照)。話を分かりやすくするために、この収容部を切削インサート収容部20と呼んでいるが、本発明によれば、この収容部は切削インサート14を受け入れるだけでなく締付部材16を受け入れるようにも機能する。
切削インサート収容部20は、上側締付指部22及び下側締付顎部24により画定されている。上側締付指部22及び下側締付顎部24は、互いに対向するように配置されているので、両方で一緒に実質的に口形状の収容部を形成している。好ましくは、上側締付指部22及び下側締付顎部24の両方は高剛性構造を有している。従って、従来から知られているこのようなタイプのほとんどのツールとは対照的に、上側締付指部22は切削インサート14をマウントするために上方に向けて広がる(曲がる)ことはできないようになっている。それにもかかわらず、上側締付指部にはとくに非常に高い加工力が存在する場合には微少な弾性変形が生じてしまうことは明白である。この微少な弾性変形は、意図されたものでもなければマウントするのに必要なものでもない。いずれにしても、この上側締付指部の微少な弾性変形は、切離スロットが存在していないので無視してもよいほど小さいものであり、切削インサートの狭持に必要なものでもない。好ましくは、上側締付指部22は下側締付顎部24よりも小さくなるように構成されている。というのは、下側締付顎部24は機械加工時の加工力の大部分を吸収しなければならないからである。
切削インサート14は少なくとも1つの刃先26を有している(図5を参照)。この刃先26により、ツール10は機械加工時にワーク(図示せず)と接触して機械加工する。原則として、切削インサート14は複数の刃先(主刃先及び副刃先)を有する場合もあることは明白である。切削インサート14は、その上側に、刃先26に隣接するすくい面28を有している。すくい面28はチップの排出及びチップの形成を行う機能を有している。原則として、このすくい面28は意図する用途に応じてさまざまなチップ破断幾何学形状を有することができる。好ましくは、チップ排出段部30がすくい面28のうちの刃先26とは反対側の後側端部に配置されている。チップ排出段部30はすくい面28に対して傾斜してまたは横断方向に沿って延びている(図5を参照)。機械加工時、チップは、刃先26から、すくい面28を経由し、最後にチップ排出段部30を経由して上方に向かい、締付指部22の前側端部を越えて流れる(排出される)ようになっている。
本発明にかかるツール10は、ツールホルダ12内に切削インサート14を狭持するための特有な構成を実質的特徴とするものである。本発明によれば、切削インサート14を狭持するために締付部材16が用いられている。図6には締付部材16の例示的な実施形態の詳細が示されている。本発明にかかる切削インサート14及び締付部材16は別個の交換可能なコンポーネントとして設けられている。
ツールホルダ12の切削インサート収容部20内に実質的にくさび形状の締付部材16を固定部材32を用いて取り付けるまたは固定することができる。好ましくは、固定部材32はねじとして構成される。図7には固定部材32の例示的な実施形態が示されている。
ツール10の装着状態では、締付部材16は、切削インサート14の真下に配置され、切削インサート14と下側締付顎部24との間に締め付けられている(図1〜図3を参照)。切削インサート14は、上側締付指部22と締付部材16との間にくさび留めされている。より正確にいえば、切削インサート14のシャンク34が上側締付指部22とくさび形状の締付部材16との間の適所に狭持されている。この目的を達成するために、上側締付指部22は、その下側に1つ以上の支持面を有している。この1つ以上の支持面はまとめて上側締付指部22の支持部36と呼ばれる(図4を参照)。この支持部36は、切削インサート14のシャンク34の上側に配置される上側支持部38と嵌め合わせられるようになっている。上側支持部38の場合も1つ以上の面により形成されている。
好ましくは、互いに嵌合関係にある2つの支持部36、38は、ツールホルダの長手方向の軸線18に対して実質的に対称的であるまたは切削インサート14の長手方向の軸線に対して実質的に対称的であるプリズム断面を有している。本発明の例示的な実施形態では、上側締付指部22の支持部36はプリズム断面を有する溝状の凹部として構成されている(図4を参照)。他方で、それに対応する切削インサート14の上側支持部38はプリズム断面を有する隆起部として構成されている。しかしながら原理的にはその反対の場合もある。すなわち、支持部36が隆起部として構成され、それに対応する支持部38が溝部として構成されてもよい。
切削インサート14のシャンク34の下側には、下側支持部40が配置されている(図5を参照)。先の場合と同様に、下側支持部40もプリズム断面を有している。切削インサート14の下側支持部40は締付部材16に対接する働きを有している。締付部材16はそれに対応する上側支持部42を有している。上側支持部42は締付部材16の上側44に配置されている(図6を参照)。締付部材16の支持部42も、先の場合と同様に、プリズム断面を有し、互いに傾斜させて配置される1つ以上の面により形成されている。図示されている例示的な実施形態によれば、切削インサート14の下側支持部40は外側に向かうプリズム断面、すなわち隆起部として構成され、締付部材16の上側支持部42は、内側に向かうプリズム断面、すなわち溝部として構成されている。しかしながらそれに代えて、切削インサート14の下側支持部40を内側に向かうプリズム断面として設計し、締付部材16の上側支持部44を外側に向うプリズム断面として設計することも可能である。
締付部材16は、その上側44とは反対側に位置する下側46に下側支持部48を有している。下側支持部48は下側締付顎部24に対接するようになっている。下側締付顎部24は下側支持部48に対応する支持部50を有している(図4を参照)。好ましくは、支持部48、50は、互いに傾斜させて設けられる1つ以上の面により形成されるプリズム断面を有している。ここでもまた、支持部48、50をそれぞれプリズム断面を有する溝(内側向きのプリズム断面)としてまたはプリズム断面を有する隆起部(外側向きのプリズム断面)として構成することができる。
くさび形状の締付部材16を用いてツールホルダ12内に切削インサート14をくさび留めするという発明思想により非常に安定したインサート座を確保することができるようになる。従って、ツール10は高い機械力が生じるヘビーデューティーメタルカッティングにも非常に適している。図6に示されているように、切削インサート14を締付部材16と良好に対接させるため、上側支持部42には溝形状の凹部52が形成されている。この溝形状の凹部は、締付部材16の上側支持部42を第1のセグメント42’と第2のセグメント42”とに分割している。このようにして、切削インサート14は、締付部材16の前領域と後領域とにおいてしっかりと支えられるようになっている。
とくに図2及び図3には、締付部材16のくさび形状の幾何学形状が分かりやすく図示されている。たとえば図2から分かるように、締付部材16の上側支持部42は締付部材16の下側支持部48の方に向けて傾斜している。上側支持部42は、実質的に第1の支持軸線54に沿って延びている。ツール10の装着状態では、第1の支持軸線54はツールホルダ12のホルダの長手方向の軸線18に対して横断方向、すなわち非平行に延びている。締付部材16の下側支持部48は実質的に第2の支持軸線56に沿って延びている。ツール10の装着状態では、第2の支持軸線56はツールホルダ12のホルダの長手方向の軸線18に対して水平、すなわち平行に延びている。
好ましくは、2つの支持軸線54、56がなす角度αは15°未満である。また、角度αは5〜10の範囲内であることがとくに好ましい。このように締付部材16のくさび形状のテーパを角度αとすることにより、締付部材16または切削インサート14を自動的にロックさせるという利点がもたらされる。従って、いったん固定部材32が外されたとしても、切削インサート14が切削インサート収容部20から簡単に抜け出てしまうというようなことはない。
上述のように、締付部材16は固定部材32により固定されるようになっている。好ましくは、固定部材32はねじとして構成されている。とくに好ましくは、固定部材32は図7に1例として示されているような差動ねじ32として構成されている。図7に示されている差動ねじ32は第1の雄ねじ山58を第1の側に有し、第2の雄ねじ山60を第2の側に有している。好ましくは、これらの2つの雄ねじ山58、60は、互い同軸上にまたは差動ねじ32の長手方向の軸線62に対して同軸に延びている。しかしながら好ましくは、第1の雄ねじ山58は第2の雄ねじ山60に対して反対向きとなるように構成されている。原理的には、これら2つの雄ねじ山は異なる直径を有していてもよい。
ツール10の装着状態では、とくに図3から分かるように、ねじ32は締付部材16を通ってツールホルダ12の中に止められるようになっている。この目的のために、締付部材16は孔64を有している。図示されている例示的な実施形態によれば、孔64は貫通孔として構成されている。好ましくは、ツール10の装着状態では、孔64の長手方向の軸線66はホルダの長手方向の軸線18に対して平行に延びている。
ツール10の装着状態では、締付部材16内に設けられている孔64はツールホルダ12内に設けられている止まり孔68と一直線になっている。この止まり孔68内には、ねじ32に形成されている第1の雄ねじ山58と噛み合う第1の雌ねじ山70が設けられている。図示されている例示的な実施形態によれば、くさび形状の締付部材16の貫通孔64内にも雌ねじ山72が設けられている。ここでは、雌ねじ山72を第2の雌ねじ山72と呼ぶ。第2の雌ねじ山72は、ねじ32に設けられている第2の雄ねじ山60と噛み合う。2つの雄ねじ山58、60と同様に、例示的な本実施形態にかかる2つの雌ねじ山70、72も相互に反対向きとなるように構成されている。
反対向きとなるように構成されたねじ山58、60及び70、72にはいくつかの利点がある。一方では、ねじ32を少ない数回転させるだけで締付部材16をツールホルダ12に固定することができる。他方では、このことにより締付部材16とツールホルダ12との間の接続が比較的安定なものとなり、比較的大きな締付力を切削インサート14へ伝達することができるようになる。原理的には、差動ねじ32を用いることによる利点としては、差動ねじ32を外すと締付部材16が切削インサート収容部20から自動的に押し出されるようになるという点が挙げられる。このことにより、切削インサート14の交換が容易になる。
しかしながら、本発明によればこのような差動ねじ32の使用が原理的には好ましいとされているが、従来のねじが固定部材32として用いられてもよい。この場合、2つの雌ねじ山70、72はリード(1回転で進む距離)が異なりかつ向きが反対となるように構成される。原理的には、ツールホルダ12内にただ1つの雌ねじ山70を設けるようにしてもよいし、締付部材16の孔64に必ずしも雌ねじ山を設けなければならないということもない。後者の場合、原理的には孔64を段部を有する孔という構造とし、従来のねじを用いてそのフランジ部または頭部を段部を有する孔の段部に作用させるようにしても十分である。
最後に指摘すべき点としては、ツール10の装着状態では、くさび形状の締付部材16の前方端部74に配置されている端面が下側締付顎部24の前方端部76に配置されている端面、(図2を参照)と一直線になっていることが好ましく、また、くさび形状の締付部材16の後方端部78に設けられるとともに、前方の端面とは反対側に設けられている後方の端面が、切削インサート収容部20の底面80に面しているもののそれにはまだ対接していないということが挙げられる。

Claims (15)

  1. ワークを機械加工するためのツール(10)であって、
    − 少なくとも1つの刃先(26)を有する切削インサート(14)と、
    − 実質的にホルダの長手方向の軸線(18)を延び、前記切削インサート(14)を受け入れるために上側締付指部(22)及び下側締付顎部(24)を有する切削インサート収容部(20)をワーク側端部に有するツールホルダ(12)と、
    − 前記ツールホルダ(12)内に前記切削インサート(14)をくさび留めするために前記切削インサート収容部(20)内に固定可能な実質的にくさび形状の締付部材(16)と、
    − 前記切削インサート収容部(20)内に前記締付部材(16)を固定すると同時に前記ツールホルダ(12)内に前記切削インサート(14)をくさび留めする固定部材(32)と
    を備えてなる、ツール。
  2. 前記締付部材(16)が前方端部(74)から前記締付部材(16)の長手方向の軸線(66)に沿って後方端部(78)まで延びており、前記ツール(10)の装着状態では、前記長手方向の軸線(66)が前記ホルダの長手方向の軸線(18)に対して平行となっており、前記後方端部(78)が前記切削インサート収容部(20)の底面(80)に面し、前記締付部材(16)が前記後方端部(78)に向けてくさび形状に先細りになっており、前記締付部材(16)の高さが前記長手方向の軸線(66)に対して垂直となっている、請求項1に記載のツール。
  3. 前記ツール(10)の装着状態では、前記締付部材(16)が前記切削インサート(14)と前記ツールホルダ(12)の前記下側締付顎部(24)との間に配置されてなる、請求項1または2に記載のツール。
  4. 前記締付部材(16)が上側(44)に実質的に第1の支持軸線(54)に沿って延びて前記切削インサート(14)に対接する第1の支持部(42)を有し、前記締付部材(16)が実質的に第2の支持軸線(56)に沿って延びて前記下側締付顎部(24)に対接する第2の支持部(48)を有し、これら2つの支持軸線(54、56)がなす角度が15°未満の角度(α)である、請求項1乃至3のうちのいずれか1項に記載のツール。
  5. 前記ツール(10)の装着状態では、前記第2の支持部(42)が前記ホルダの長手方向の軸線(18)に対して平行となっている、請求項4に記載のツール。
  6. 前記第1の支持部(42)が溝形状の凹部(52)を有し、該溝形状の凹部(52)が前記第1の支持軸線(54)に対して横断方向に延びるとともに前記第1の支持部(42)を2つのセグメント(42’、42”)に分割するように構成されてなる、請求項4または5に記載のツール。
  7. 前記締付部材(16)の長手方向の軸線(66)に対して垂直に見た場合、前記第1の支持部及び前記第2の支持部(42、48)の各々がプリズム断面を有してなる、請求項4乃至6のうちのいずれか1項に記載のツール。
  8. 前記固定部材(32)がねじであり、前記ツール(10)の装着状態では、前記ツールホルダ(12)が、前記ねじ(32)と噛み合う第1の雌ねじ山(70)を有してなる、請求項1乃至7のうちのいずれか1項に記載のツール。
  9. 前記ツール(10)の装着状態では、前記ねじ(32)が前記ホルダの長手方向の軸線(18)に対して平行な向きとなっている、請求項8に記載のツール。
  10. 前記ねじ(32)が第1の雄ねじ山及び第2の雄ねじ山(58、60)を有し、前記ツールホルダ(12)に配置される前記第1の雌ねじ山(70)が前記第1の雄ねじ山(58)と噛み合い、前記締付部材(16)が前記第2の雄ねじ山(60)と噛み合う第2の雌ねじ山(72)を有してなる、請求項8または9に記載のツール。
  11. 前記第1の雄ねじ山(58)が前記第2の雄ねじ山(60)とは反対向きとなるように構成されてなる、請求項10に記載のツール。
  12. 前記第1の雄ねじ山及び前記第2の雄ねじ山(58、60)が相互に異なるリードを有してなる、請求項10または11に記載のツール。
  13. 前記締付部材(16)が鋼から形成され、前記切削インサート(14)が超硬合金から形成されてなる、請求項1乃至12のうちのいずれか1項に記載のツール。
  14. 前記上側締付指部(22)及び前記下側締付顎部(24)が実質的に剛体である、請求項1乃至13のうちのいずれか1項に記載のツール。
  15. 前記ツール(10)の装着状態では、前記締付部材(16)の前記前方端部(74)に配置されている端面が前記下側締付顎部(24)の前記ワーク側端部に配置されている端面(76)と一直線になっている、請求項2に記載のツール。
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