JP2018201231A - オーバーサンプリングデルタ‐シグマ変調器用の超低電力デュアル量子化器構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】入力をデジタル化している第2の量子化器の量子化ノイズを打ち消すように、デュアル量子化器構造に対する改善を行い、第2の量子化器が、第1の量子化器よりもかなり遅いサンプリングレートで動作することを可能にする電力消費の改善と、変調器の全体的な面積を減少させたアナログ・デジタル変換器(ADC)を提供する。【解決手段】入力信号とフィードバック信号との間の誤差を処理するための、ループフィルタと、第1のサンプリングレートでデルタ‐シグマ変調器のループフィルタの出力をデジタル化するための、アナログ・デジタル変換器(ADC1)と、第1のサンプリングレートとは異なる第2のサンプリングレートでアナログ入力信号Xをデルタ‐シグマ変調器でデジタル化するための、ADC2とを備える。ADC2の量子化ノイズが、デルタ‐シグマ変調器のデジタル出力Yで打ち消すようにされる。【選択図】図1
Description
本発明は、集積回路の分野に関し、特に、オーバーサンプリングデルタ‐シグマ変調器用の低電力デュアル量子化器構造に関する。
多くの電子装置の用途で、アナログ入力信号がデジタル出力信号へ変換される(例えば、さらなるデジタル信号処理のために)。例えば、精度測定システムにおいて、測定するために1つ以上のセンサを備える電子装置が提供され、これらのセンサはアナログ信号を生成し得る。アナログ信号は、次に、入力としてアナログ・デジタル変換器(ADC)に提供され、さらなる処理のためのデジタル出力信号を生成する。別の事象では、アンテナは空気中で情報/信号を運ぶ電磁波に基づくアナログ信号を生成する。アンテナによって生成されたアナログ信号は、次に、入力としてADCに提供され、さらなる処理のためのデジタル出力信号を生成する。
ADCは、ブロードバンド通信システム、オーディオシステム、受信機システムなどのような多くの場所で見受けられる。ADCは通信、エネルギー、ヘルスケア、測定および計測、モータおよび電力の制御、産業オートメーション、ならびに航空/防衛などの広い範囲の用途で使用されている。ADCは、デジタル処理のために、例えば光、音、温度、または圧力などの現実世界の現象を表すアナログ電気信号を変換することができる。
ADCは、ブロードバンド通信システム、オーディオシステム、受信機システムなどのような多くの場所で見受けられる。ADCは通信、エネルギー、ヘルスケア、測定および計測、モータおよび電力の制御、産業オートメーション、ならびに航空/防衛などの広い範囲の用途で使用されている。ADCは、デジタル処理のために、例えば光、音、温度、または圧力などの現実世界の現象を表すアナログ電気信号を変換することができる。
Rex T. Baird, Terri S. Fiez,Linearity Enhancement of Multibit ΔΣ A/D and D/A Converters Using Data Weighted Averaging,IEEE TRANSACTIONS ON CIRCUITS AND SYSTEMS II:ANALOG AND DIGITAL SIGNAL PROCESSING,1995年12月,vol.42,no.12,pp.753-762
オーバーサンプリングデルタ‐シグマ変調器用の超低電力デュアル量子化器構造を提供すること。
概要
アナログ・デジタル変換器(ADC)の電力消費は、自動車装置や消費者装置に対する1つの重要な要件である。ADCの1つの特色は、オーバーサンプリングデルタ‐シグマ変調器用のデュアル量子化器構造である。デュアル量子化器デルタ‐シグマ変調器は、ループフィルタの出力をデジタル化するための第1の量子化器と、量子化器の入力をデジタル化するための第2の量子化器とを有する。しかしながら、第2の量子化器の量子化ノイズは、相関性の高い信号であり、デルタ‐シグマ変調器のスペクトルを著しく劣化させる。この問題に取り組むために、入力をデジタル化している第2の量子化器の量子化ノイズを打ち消すように、デュアル量子化器構造に対する改善がなされる。さらにこの改善は、第2の量子化器が、第1の量子化器よりもかなり遅いサンプリングレートで動作することを可能にする。有益に、この改善は電力消費と、変調器の全体的な面積の減少を提供する。
本開示とその特徴および利点のさらに完全な理解を提供するために、同様の参照番号が同様の部分を示す添付の図面と共に考慮される次の説明を参照する。
アナログ・デジタル変換器(ADC)の電力消費は、自動車装置や消費者装置に対する1つの重要な要件である。ADCの1つの特色は、オーバーサンプリングデルタ‐シグマ変調器用のデュアル量子化器構造である。デュアル量子化器デルタ‐シグマ変調器は、ループフィルタの出力をデジタル化するための第1の量子化器と、量子化器の入力をデジタル化するための第2の量子化器とを有する。しかしながら、第2の量子化器の量子化ノイズは、相関性の高い信号であり、デルタ‐シグマ変調器のスペクトルを著しく劣化させる。この問題に取り組むために、入力をデジタル化している第2の量子化器の量子化ノイズを打ち消すように、デュアル量子化器構造に対する改善がなされる。さらにこの改善は、第2の量子化器が、第1の量子化器よりもかなり遅いサンプリングレートで動作することを可能にする。有益に、この改善は電力消費と、変調器の全体的な面積の減少を提供する。
本開示とその特徴および利点のさらに完全な理解を提供するために、同様の参照番号が同様の部分を示す添付の図面と共に考慮される次の説明を参照する。
本開示の例示の実施形態の説明
アナログ・デジタル変換器(ADC)の基本
アナログ・デジタル変換器(ADC)は、アナログ信号によって運ばれる継続的な物理量を、量の振幅を表すデジタルビットに変換する電子装置である。
アナログ・デジタル変換器(ADC)の基本
アナログ・デジタル変換器(ADC)は、アナログ信号によって運ばれる継続的な物理量を、量の振幅を表すデジタルビットに変換する電子装置である。
変換はアナログ入力信号の量子化を含むため、変換は少量の誤差をもたらす。
典型的には、量子化はアナログ入力信号の周期的なサンプリングによって実行される。
この結果は、離散時間および離散振幅デジタル信号への変換された継続時間および継続振幅アナログ入力信号を有するデジタル値のシーケンス(すなわち、デジタル信号)である。
ADCは通常、次の用途要件によって定義される。それは、電力消費、寸法またはシリコン上での面積、帯域(デジタル信号へ適切に変換できるアナログ信号の周波数の範囲)、分解能(最大のアナログ信号が分割されることができ、デジタル信号で表される、離散レベルの数)、および信号対ノイズ比率(ADCが、ADCがもたらすノイズに対する信号をどれほど正確に測定できるか)である。
アナログ・デジタル変換器(ADC)は、多くの異なる設計を有し、それは用途要件に基づいて選択されることができる。各用途は、異なる要件を有してもよい。いくつかの用途は非常に低い電力消費を求める場合があり、低電力のための設計は、些細なことではない。
デルタ‐シグマのアナログ・デジタル変換器(DS ADC)の理解
デルタ‐シグマ(DS)変調に基づくアナログ・デジタル変換器(ADC)(本明細書では「DS ADC」またはいくつかの場合では「DS変調器」と呼ばれる)は、デジタルオーディオや高精度の測定システムで幅広く使用されている。DS ADCは通常、アナログ入力信号を、高分解能を有するデジタル信号に、低い費用で変換することができる利点を提供する。典型的には、DS ADCはデルタ‐シグマ変調器を使用してアナログ信号を符号化する。この目的で、例えば低分解能のADCを利用する、量子化器を使用することができる。適用可能であれば、DS ADCはデジタルフィルタをDS変調器の出力に適用し、さらに高い分解能のデジタル出力を形成することができる。
デルタ‐シグマ(DS)変調に基づくアナログ・デジタル変換器(ADC)(本明細書では「DS ADC」またはいくつかの場合では「DS変調器」と呼ばれる)は、デジタルオーディオや高精度の測定システムで幅広く使用されている。DS ADCは通常、アナログ入力信号を、高分解能を有するデジタル信号に、低い費用で変換することができる利点を提供する。典型的には、DS ADCはデルタ‐シグマ変調器を使用してアナログ信号を符号化する。この目的で、例えば低分解能のADCを利用する、量子化器を使用することができる。適用可能であれば、DS ADCはデジタルフィルタをDS変調器の出力に適用し、さらに高い分解能のデジタル出力を形成することができる。
図1は例示のデルタ‐シグマのアナログ・デジタル変換器(DS ADC)を示す。DS ADCはデルタ‐シグマ変調器部102を備える。DS ADCは、必要であれば、バイナリエンコーダ104に対するサーモメータ符号を含むこともできる。DS ADC
のデルタ‐シグマ変調器部102は、アナログ入力信号(「ANALOG IN」)を処理し、デルタ‐シグマ変調器部のデジタル出力(「O」)でアナログ入力信号を表すデジタル出力信号(例えば、サーモメータ符号)を生成することができる。バイナリエンコーダ104に対するサーモメータ符号は、デジタル出力信号に基づくNビット出力を生成することができる。そのため、DS ADC全体が、アナログ入力信号をNビット出力に変換することができる。
のデルタ‐シグマ変調器部102は、アナログ入力信号(「ANALOG IN」)を処理し、デルタ‐シグマ変調器部のデジタル出力(「O」)でアナログ入力信号を表すデジタル出力信号(例えば、サーモメータ符号)を生成することができる。バイナリエンコーダ104に対するサーモメータ符号は、デジタル出力信号に基づくNビット出力を生成することができる。そのため、DS ADC全体が、アナログ入力信号をNビット出力に変換することができる。
一般的に、デルタ‐シグマ変調器部102は、ループフィルタ106、量子化器108(例えば、粗いADC、マルチビットフラッシュADCなど)、フィードバックデジタル・アナログ変換器(DAC)110を含む。デルタ‐シグマ変調器の主な動作は、(1)高いオーバーサンプリング比率を有する量子化器を使用することと、(2)ノイズ整形のためのループフィルタで誤差のフィードバックを実行することとを含む。量子化器108が粗くても(例えば、それ自体、量子化器は実質的な量の量子化誤差をもたらすことができる)、十分に高いオーバーサンプリング比率でのオーバーサンプリングは、広い帯域にわたって量子化ノイズを分配でき、ノイズ整形は、量子化ノイズをさらに高い周波数へ上げることができる。図1で見られるように、ループフィルタ106は、デルタ‐シグマ変調器のための誤差のフィードバックを提供し、ベースバンドのうち量子化器108からのノイズをさらに高い周波数に整形するように含まれる。ループフィルタ106の一部であるのは、1つ以上のステージまたは積分器であり、ステージ/積分器の数は、ループフィルタ106の次数に応じる。さらに高い次数のループフィルタは、さらなるノイズ整形を提供できるが、複雑さ、電力、面積を犠牲とする。誤差のフィードバックを提供するために、誤差は通常、本来のアナログ入力信号と、フィードバックデジタル・アナログ変換器(DAC)110を使用して生成される、本来のアナログ入力信号の再構築版(例えば、フィードバック信号)との差分をとることで生成される。フィードバックDAC110は、デジタル出力Oでデジタル出力信号を変換して、フィードバック信号(すなわち、本来のアナログ入力信号の再構築版)としてアナログ信号内に戻す。ループフィルタの次数に応じて、さらなる積分器と対応するフィードバックパス(図示せず)がさらに高い次数のループフィルタのために提供され得る。
デュアル量子化器の構造
図1に示される基本的なデルタ‐シグマ変調器を変更する多くの設計が、様々な設計要件に取り組むために提案されている。このような設計の1つは、単一のチェーン内の入力信号量を減らすことを目的とするデュアル量子化器構造である。図2は、オーバーサンプリングデルタ‐シグマ変換器のためのデュアル量子化器構造を示す。デュアル量子化器構造では、その名前で述べられるとおり、ADC1 202およびADC2 204の2つの量子化器が使用される。ADC1 202は、ループフィルタ106の出力をデジタル化し、ADC2 204(追加の量子化器)はデルタ‐シグマ変調器へのアナログ入力信号(「ANALOG IN」)をデジタル化する。ADC2 204の出力が、ADC1 202の出力に追加され、ループフィルタ106は、ADC1 202の量子化ノイズを処理するだけでよい。追加の量子化器であるADC2 204を備えなければ、ループフィルタはADC1 202の量子化ノイズと入力信号を処理しなければならない。ループフィルタにおける入力信号の内容の減少または除去は、デルタ‐シグマ変調器内の信号揺れを減らすことができるため、ヘッドルームの要件が緩和される。したがって、デルタ‐シグマ変調器全体が、非常に少ない電力を消費する低電圧回路で実行されることができる。
図1に示される基本的なデルタ‐シグマ変調器を変更する多くの設計が、様々な設計要件に取り組むために提案されている。このような設計の1つは、単一のチェーン内の入力信号量を減らすことを目的とするデュアル量子化器構造である。図2は、オーバーサンプリングデルタ‐シグマ変換器のためのデュアル量子化器構造を示す。デュアル量子化器構造では、その名前で述べられるとおり、ADC1 202およびADC2 204の2つの量子化器が使用される。ADC1 202は、ループフィルタ106の出力をデジタル化し、ADC2 204(追加の量子化器)はデルタ‐シグマ変調器へのアナログ入力信号(「ANALOG IN」)をデジタル化する。ADC2 204の出力が、ADC1 202の出力に追加され、ループフィルタ106は、ADC1 202の量子化ノイズを処理するだけでよい。追加の量子化器であるADC2 204を備えなければ、ループフィルタはADC1 202の量子化ノイズと入力信号を処理しなければならない。ループフィルタにおける入力信号の内容の減少または除去は、デルタ‐シグマ変調器内の信号揺れを減らすことができるため、ヘッドルームの要件が緩和される。したがって、デルタ‐シグマ変調器全体が、非常に少ない電力を消費する低電圧回路で実行されることができる。
デュアル量子化器構造は、次のように理解されることができる。ループフィルタ106が、離散時間積分器を備える2次のループフィルタであると仮定すると、各積分器は
で表される。W=X+q2とすると、WはADC2 204の出力であり、Xはデルタ‐シグマ変調器へのアナログ入力信号であり、q2はADC2 204の量子化ノイズである。そして、デルタ‐シグマ変調器のデジタル出力(「Y」)は次のとおりである。Y=X+q1(1−z−1)2+q2(1−z−1)2、式中、q1はADC1 202の量子化ノイズである。図2に示されるこのデュアル量子化器構造の1つの重要事項は、ADC2 204の使用は、デルタ‐シグマ変調器内に追加の量子化ノイズq2をもたらすことである。ADC2 204の量子化ノイズq2は、量子化ノイズq2が2次ハイパスフィルタによって整形される場合でも、Yのスペクトル内容を著しく劣化させ得る相関性の高い信号である。
量子化ノイズの打ち消しを備える変更されたデュアル量子化器構造
デュアル量子化器構造内の追加のADCの量子化ノイズの事項を実現し、デュアル量子化器構造は、追加のADCの量子化ノイズが、デルタ‐シグマ変調器のデジタル出力で(実質的に)打ち消されるように変更される。図3は、本開示のいくつかの実施形態による、オーバーサンプリングデルタ‐シグマ変換器のための変更されたデュアル量子化器構造を示す。変換器のデルタ‐シグマ変調器部は、アナログ入力信号(「X」)を処理し、デジタル出力でアナログ入力信号を表すデジタル出力信号(「Z」)を生成できる、デュアル量子化器構造を有する(極めて)低い電力のデルタ‐シグマ変調器であり得る。デルタ‐シグマ変調器は、ループフィルタ302、デジタル出力信号(「A」)を有する第1のADC(ADC1)304、デジタル出力信号(「W」)を有する第2(ADC2)306、およびフィードバックDAC310を有する。
デュアル量子化器構造内の追加のADCの量子化ノイズの事項を実現し、デュアル量子化器構造は、追加のADCの量子化ノイズが、デルタ‐シグマ変調器のデジタル出力で(実質的に)打ち消されるように変更される。図3は、本開示のいくつかの実施形態による、オーバーサンプリングデルタ‐シグマ変換器のための変更されたデュアル量子化器構造を示す。変換器のデルタ‐シグマ変調器部は、アナログ入力信号(「X」)を処理し、デジタル出力でアナログ入力信号を表すデジタル出力信号(「Z」)を生成できる、デュアル量子化器構造を有する(極めて)低い電力のデルタ‐シグマ変調器であり得る。デルタ‐シグマ変調器は、ループフィルタ302、デジタル出力信号(「A」)を有する第1のADC(ADC1)304、デジタル出力信号(「W」)を有する第2(ADC2)306、およびフィードバックDAC310を有する。
デュアル量子化器構造への変更は、入力信号Xのデジタル表示と、ADC2 306(W=X+q2)の量子化ノイズq2とを有するADC2 306(「W」)の出力をとることと、Wを、ADC1 304のデジタル出力信号Aとともに、フィードバックパスのフィードバックDAC310の入力に注入することとを含む。WをフィードバックDAC310の入力に提供することで、デジタル出力信号(「A」)を推定するデルタ‐シグマ変調器のループが、次にADC2 306(「W」)の出力によって提供された推測によって補助される。言い換えると、入力信号の粗い推測Wを有するフィードバックDAC310を提供することで、入力信号XとフィードバックDAC310によって生成されるフィードバック信号との間の差分を処理する高精度のループは、さらに良く推測でき、デジタル出力信号Aを生成できる。この変更は、STF’(z)308が、z領域におけるループフィルタ302信号送信機能(STF)のデジタル再生である、ADC2 306の出力で、デジタル信号処理ブロックSTF’(z)308を追加することをさらに含む。この例では、ループフィルタ302は、2次離散時間ループフィルタ(2次離散時間ループフィルタである必要はないが)であり、STF(z)は次のように表されることができる。
STF(z)=−2z−1+z−2
STF(z)=−2z−1+z−2
ADC2 306のフィルタされた出力Bは、デジタル出力信号Aと組み合わせられる。したがって、デジタル出力Zは次のように表される。
Z=X+q1(1−z−1)−q2(STF(z))+q2(STF’(z))
Z=X+q1(1−z−1)−q2(STF(z))+q2(STF’(z))
STF(z)およびSTF’(z)は合致する場合、デジタル出力Zはちょうど入力XプラスADC1 304のスペクトル整形された量子化ノイズq1まで減少され、ADC
2 306の量子化ノイズq2は、デルタ‐シグマ変調器のデジタル出力Zで、効果的に打ち消される。有益に、ADC2 306の量子化ノイズq2の打ち消しは、ADC2 306の非直線性がデルタ‐シグマ変調器のスペクトル全体に影響を与えないことをさらに意味する。
2 306の量子化ノイズq2は、デルタ‐シグマ変調器のデジタル出力Zで、効果的に打ち消される。有益に、ADC2 306の量子化ノイズq2の打ち消しは、ADC2 306の非直線性がデルタ‐シグマ変調器のスペクトル全体に影響を与えないことをさらに意味する。
変更されたデュアル量子化器構造は、1つ以上の有利な特徴を有して実施されることができる。ADC2 306はデルタ‐シグマ変調器のループの外であるため、異なる比率でADC1 304およびADC2 306を動作することが可能である(これがADC2 302に対する設計要件を緩和できる)。例えば、(極めて)低い電力のデルタ‐シグマ変調器は、デルタ‐シグマ変調器へのアナログ入力信号XとフィードバックDAC310からのフィードバック信号との間の誤差を処理するために、ループフィルタ302を(適切な次数で、例えば2次、またはそれより高い次数で)、第1のサンプリングレート(サンプリングクロックSCLK1に基づく)でデルタ‐シグマ変調器のループフィルタ302の出力をデジタル化するために、第1のアナログ・デジタル変換器(ADC1 304)を、および第1のサンプリングレートとは異なる第2のサンプリングレート(サンプリングクロックSCLK2に基づく)でデルタ‐シグマ変調器へのアナログ入力信号をデジタル化するために、第2のADC(ADC2 306)を含むことができる。第2のADC(ADC2 306)の量子化ノイズq2が、デルタ‐シグマ変調器のデジタル出力Zで打ち消される。
次にフィードバックパスは、ADC2 306の出力Wと、ADC1 304の出力Aを処理し、第1のADC(ADC1 304)と第2のADC(ADC2 306)の出力Wとを組み合わせるために、デルタ‐シグマ変調器は第1の組み合わせ部302(例えば、加算器または加算部)を含み、組み合わせ信号を生成する。
第2のADC(ADC2 306)の量子化ノイズq2を打ち消すために、デルタ‐シグマ変調器は、第1のADC(ADC1 304)の出力Aと第2のADC(ADC2 306)のフィルタされた出力Bとを組み合わせるための第2の組み合わせ部312(例えば、加算器または加算部)を含み、デルタシグマ変調器のデジタル出力Zを生成する。
ループフィルタを表すデジタル信号処理ブロックSTF’(z)308は、第2のADC(ADC2 306)の出力を処理し、第2のADC(ADC2 306)のフィルタされた出力Bを生成できる。デジタル信号処理ブロックSTF’(z)308は、第2のADC2 306の出力をフィルタするための、ループフィルタに合致するデジタルフィルタを含むことができる。デルタ‐シグマ変調器(例えば、ループフィルタ302)が離散時間回路で実行される実施形態において、STF’(z)308とSTF(z)の両方が離散時間領域にあるため、STF’(z)308はSTF(z)に非常に良く合致することができる。
異なるサンプリングレートで動作するADC1 304とADC2 306に戻って参照すると、デルタ‐シグマ変調器は、ADC1 304の第1のサンプリングレートよりも、ADC2 306の第2のサンプリングレートが(著しく)遅い場合に、極めて低い電力を達成できる(速いサンプリングレートは、ADCがさらに大きな電力を消費することを通常意味する)。つまり、ADC2 306は、変調器クロックレート(例えば、ADC1 304の第1のサンプリングレート)で動作しなくてもよい。比較的低いオーバーサンプリング比率のみが、変調器全体の電力消費の実質的な減少につながるADC2 306に必要とされる。例えば、ADC2 306は、4または8のオーバーサンプリング比率で作動することができる。変調器クロックレートで動作する唯一のブロックは、STF’(z)308である。ADC2 306のサンプリングレートを緩和することは、さらに単純な(しかしさらに遅い)ADC構造が使用され得ることを意味する。例えば、
ADC2 306は、変調器のシリコン面積全体を大いに減らすことができる逐次比較レジスタ(SAR)ADC構造を使用して実行されることができる。
ADC2 306は、変調器のシリコン面積全体を大いに減らすことができる逐次比較レジスタ(SAR)ADC構造を使用して実行されることができる。
アナログ・デジタル変換のための低電力方法
図4は、本開示のいくつかの実施形態による、デュアル量子化器構造を有するデルタ‐シグマ変調器によって、アナログ入力信号を処理し、デルタ‐シグマ変調器のデジタル出力でアナログ入力信号を表すデジタル出力信号を生成するための低電力方法を例証するフロー図である。例証された方法は、図3、5、および6に示される回路によって実行されることができる。ループフィルタは、アナログ入力信号と、フィードバックデジタル・アナログ変換器(DAC)からのフィードバック信号との間の誤差を処理する(タスク602)。第1のアナログ・デジタル変換器(ADC)は、第1のサンプリングレートで、デルタ‐シグマ変調器のループフィルタの出力をデジタル化する(タスク604)。第2のADCは、第1のサンプリングレートとは異なる第2のサンプリングレートで、デルタ‐シグマ変調器へのアナログ入力信号をデジタル化する(タスク606)。フィードバックデジタル・アナログ変換器(DAC)は、第1のADCと第2のADCとの出力を組み合わせる組み合わせ信号を変換し、フィードバック信号を生成する(タスク608)。組み合わせ部は、第1のADCの出力と、第2のADCのフィルタされた出力とを組み合わせ、デルタ‐シグマ変調器のデジタル出力を生成する(タスク610)。ループフィルタを表すデジタル処理ブロックは、第2のADCの出力をフィルタし、第2のADCのフィルタされた出力を生成する。有益に、デルタ‐シグマ変調器は、デルタ‐シグマ変調器のデジタル出力で、第2のADCの量子化ノイズを打ち消すことができる。
図4は、本開示のいくつかの実施形態による、デュアル量子化器構造を有するデルタ‐シグマ変調器によって、アナログ入力信号を処理し、デルタ‐シグマ変調器のデジタル出力でアナログ入力信号を表すデジタル出力信号を生成するための低電力方法を例証するフロー図である。例証された方法は、図3、5、および6に示される回路によって実行されることができる。ループフィルタは、アナログ入力信号と、フィードバックデジタル・アナログ変換器(DAC)からのフィードバック信号との間の誤差を処理する(タスク602)。第1のアナログ・デジタル変換器(ADC)は、第1のサンプリングレートで、デルタ‐シグマ変調器のループフィルタの出力をデジタル化する(タスク604)。第2のADCは、第1のサンプリングレートとは異なる第2のサンプリングレートで、デルタ‐シグマ変調器へのアナログ入力信号をデジタル化する(タスク606)。フィードバックデジタル・アナログ変換器(DAC)は、第1のADCと第2のADCとの出力を組み合わせる組み合わせ信号を変換し、フィードバック信号を生成する(タスク608)。組み合わせ部は、第1のADCの出力と、第2のADCのフィルタされた出力とを組み合わせ、デルタ‐シグマ変調器のデジタル出力を生成する(タスク610)。ループフィルタを表すデジタル処理ブロックは、第2のADCの出力をフィルタし、第2のADCのフィルタされた出力を生成する。有益に、デルタ‐シグマ変調器は、デルタ‐シグマ変調器のデジタル出力で、第2のADCの量子化ノイズを打ち消すことができる。
ハイブリッドループフィルタ
図3に戻って参照すると、例は、純粋な離散時間回路を有する2次のループフィルタ302を示す(すなわち、スイッチキャパシタ回路を使用して実行される)。完全な離散時間の設計では、スイッチされたキャパシタ回路は、周波数の調整を可能にするという固有の利点を有し、変調器をクロックするためにマスタクロックを与える場合、これはループフィルタが、極めて低電力の変換器においてあらゆる周波数のクロックを受け入れられることを意味する。
図3に戻って参照すると、例は、純粋な離散時間回路を有する2次のループフィルタ302を示す(すなわち、スイッチキャパシタ回路を使用して実行される)。完全な離散時間の設計では、スイッチされたキャパシタ回路は、周波数の調整を可能にするという固有の利点を有し、変調器をクロックするためにマスタクロックを与える場合、これはループフィルタが、極めて低電力の変換器においてあらゆる周波数のクロックを受け入れられることを意味する。
詳細には、(純粋な離散時間の)ループフィルタ302のフロントエンドは、サンプリングネットワークを有する第1のステージ/積分器を有し、これは第1のステージ/積分器は大きなスイッチと大きなキャパシタ(そこでスイッチはサンプリングクロックによって駆動される)を有することを意味する。サンプリングクロックが離散時間フロントエンドのスイッチをクロックする場合、スイッチは高調波をデルタ‐シグマ変調器のアナログ入力ピンへ(そのためチップに)注入する。アナログ入力ピンはアンテナとして働く基板上にトレースを有し、チップは多量の発光を放射できる。いくつかの用途では、発光の放射は、チップを発光テストで失敗させる。純粋な離散時間回路を有する代わりに、ループフィルタは、継続時間フロントエンドを代わりに有することができ、ループフィルタを、フロントエンド継続時間回路を備えるハイブリッドループフィルタと、離散時間回路を備えたバックエンドとする。
図5は、本開示のいくつかの実施形態による、オーバーサンプリングデルタ‐シグマ変換器のための、変更されたデュアル量子化器構造の変形を例証する。ループフィルタ502、継続時間フロントエンドと離散時間バックエンド(本明細書では「CT−DTハイブリッドループフィルタ」と呼ばれる)。ループフィルタ502が2次ループフィルタであるこの例では、第1のステージ504が継続時間回路(例えば、伝達関数
によって表されるRC回路)とともに実行され、第2のステージ506が離散時間回路(例えば、伝達関数
によって表されるスイッチドキャパシタ回路)とともに実行される。したがって、アナログ入力信号と、フィードバックDAC310によるフィードバック信号との間の誤差を処理することは、継続時間フロントエンド(1つの積分器またはステージを有してもよい)と、離散時間バックエンド(1つ以上の積分器またはステージを有してもよい)を使用して誤差を処理することを含む。継続時間フロントエンドの利点は、オンチップ結合器と固有のアンチエイリアシングを含む。ループフィルタ502のための純粋なスイッチドキャパシタ回路を有する代わりに、フロントエンドが、継続時間回路とともに、つまり抵抗器、キャパシタ、演算増幅器を使用して、実行されることができる。このため、アナログ入力信号は、純粋な入力抵抗器を通り抜けて、あらゆるスイッチを有さずに、積分器(フィードバックキャパシタを使用する負のフィードバックを伴うオペアンプを有する)に入る。その結果は、アナログ入力を介してチップ内や外へ高周波の注入を伴わずに駆動され得る負荷を有する継続時間フロントエンドである。バックエンドは、システム全体に影響を与えない離散時間回路を有することができる。いくつかの場合では、双一次変換を使用することで、設計者は離散時間フロントエンドを継続時間フロントエンドに(さらに高い次数の離散時間ループフィルタであっても)、ハイブリッドCT‐DTループフィルタへ、変換できる。
所望される場合、フロントエンドとバックエンドの両方が、継続時間回路で実行されることができる。2次ループフィルタに関しては、第1のステージ504と第2のステージ506の両方が、継続時間回路で実行されることができる。
継続時間フロントエンド(またはループフィルタ内のいずれかの継続時間回路)を有することの1つの問題は、回路のRおよびC(抵抗器およびキャパシタ)が、フロントエンドのSTFに、処理、電圧、温度の変化の変更をさせ得るということである。そのため、STFデルタ‐シグマ変調器全体が、処理、電圧、温度の変化を変更する。STF’(z)308がループフィルタ502のSTFに合致するまたは追跡する場合、回路が、変更するSTFを追跡するのに必要とされてもよく、このような回路は、計算上要求が高いことがあり得る。
フロントエンドの継続時間回路を有することの利点を達成しながら、STFの追跡を必要としないために、継続時間フロントエンド(例えば、第1のステージ504)のRとCとを同調するために同調回路508が提供されることができる。同調回路508の1つの例は、米国特許第7,095,345号(Nguyenら)で説明されており、その全体が本明細書に参照により組み込まれる。例示の同調回路508は、継続時間の第1のステージのRC積を、処理、温度、供給、およびサンプリングレートのうちの1つ以上を含む条件にわたって実質的に一定に維持するための、デジタル有限状態機械と、アナログ同調回路とを有することができる。離散時間回路を有する第2のステージ506は、同調を全く必要としない。したがって、STF(z)とSTF’(z)との間のあらゆる不一致は
、デルタ‐シグマ変調器の全体的な性能とスペクトル内容に影響しないように、最小に維持されることができる。
、デルタ‐シグマ変調器の全体的な性能とスペクトル内容に影響しないように、最小に維持されることができる。
いくつかの実施形態では、同調回路が、継続時間フロントエンドと継続時間バックエンドとを有する継続時間ループフィルタを同調するために提供されることができる。
いくつかの実施形態では、継続時間フロントエンドは変更された継続時間積分器を含み、積分器は同調回路508によって制御される。変更された継続時間積分器504は、対のスイッチを直列に、および、および増幅器を有することができる。スイッチは同調回路508によって制御されることができる。プログラム可能なキャパシタ列が、変更された継続時間積分器のために提供される(列は、積分器のフィードバックキャパシタのように、多くのキャパシタを並列に備え、回路のスイッチを入れたり出したりするように個別に制御可能である)。プログラム可能なキャパシタ列は、同調回路508によって制御される。同調回路508は、デジタル有限状態機械とアナログ制御ブロックを含むことができる。有限ステージ機械は、アナログ同調回路内のプログラム可能なキャパシタ列と、さらに継続時間積分器内のキャパシタ列を制御するために、Dフリップフロップと組み合わせ論理を含むことができる。有限状態機械の実行は、ハードウェア記述言語でも、単純に手動の設計でも可能である。この結果は、継続時間フロントエンドのRとCとを制御できる同調回路508である。
主な量子化器とスクランブルの簡略化
図2に戻って参照すると、ADC1 202は、2Rのコンパレータを利用する、従来のマルチビットフラッシュADCであり、RはADC1 202の分解能である。1つの例では、ADC1は8のレベルを有し、これは、少なくとも8つのコンパレータがあることを意味する。多数のコンパレータを有することは、デルタ‐シグマ変調器を極めて低電力の設計環境で実行する場合、大きな欠点である。さらに、ループ設計によって決定される、これらのコンパレータを通した遅延要件は、非常に短い。速い応答時間の要件は、非常に電力を消費するコンパレータの設計にする。
図2に戻って参照すると、ADC1 202は、2Rのコンパレータを利用する、従来のマルチビットフラッシュADCであり、RはADC1 202の分解能である。1つの例では、ADC1は8のレベルを有し、これは、少なくとも8つのコンパレータがあることを意味する。多数のコンパレータを有することは、デルタ‐シグマ変調器を極めて低電力の設計環境で実行する場合、大きな欠点である。さらに、ループ設計によって決定される、これらのコンパレータを通した遅延要件は、非常に短い。速い応答時間の要件は、非常に電力を消費するコンパレータの設計にする。
図3(5および6)によって例証された変更されたデュアル量子化器構造では、ループフィルタは次に、主にADC2の量子化q2誤差の処理のみをし、ADC1は、完全なマルチビットフラッシュADC(従来のデルタ‐シグマ変調器に必要とされるような)でなくてもよい。代わりに、ADC1(例えば、図3、5、および6のADC1 304)は減少され、最大で3の出力レベルを有し、生成することができる。例えば、ADC1は、+1、−1、および0の出力レベルを有する減少されたフラッシュADCであることができる。減少されたフラッシュADCを使用することは、速い埋め込みフラッシュADCがもはや必要とされないため、変調器のシリコン面積を減少させることができる。有益に、減少された複雑さ、さらに少ない面積、さらに低い電力消費を有するADC1のために、速いADCが実行されることができる。その結果は、極めて低電力のマルチビットオーバーサンプリングデルタ‐シグマ変調器である。
図6は、本開示のいくつかの実施形態による、オーバーサンプリングデルタ‐シグマ変調器のための、変更されたデュアル量子化器構造の別の変形を例証する。複雑さの減少の他に、フィードバックDAC310の直線性が、ダイナミックエレメントマッチングを使用して組み合わせ信号(W+A)のデジタル出力信号をスクランブルするための、データスクランブラ602によって改善される。ダイナミックエレメントマッチングを使用して組み合わせ信号(W+A)をスクランブルすることで、フィードバックDAC310内のサブDACにおける不一致を平均化し、フィードバックDAC310によって生成されるフィードバック信号における歪みを減らすことができ、それで結果的にデルタ‐シグマ変調器の全体的な性能を改善できる。ダイナミックエレメントマッチングを向上させるため
に、データスクランブラ602は、組み合わせ信号(W+A)のデジタル出力信号をフィードバックDAC310のサブDACにルーティングするために、スイッチマトリックスを制御するランダム符号を使用することで、組み合わせ信号(W+A)のデジタル出力信号を、例えばランダム方式で、スクランブルできる。ランダム符号は、サブDACからのノイズが変調されるように、サブDACがランダムに選択または使用されるようにルーティングを制御できる。一部の設計者は、ループ設計の厳格な遅延タイミング要件のためにデータスクランブラ602によって引き起こされる遅延を考慮する一方、3レベルのダイナミックエレメントマッチングデータスクランブラは、実質的な量の回路または過剰な遅延を必要としない。そのため、データスクランブラ602は、最小の遅延と伴うフィードバックパスで実行されることができるため、デルタ‐シグマ変調器のループ遅延に最小限の影響を与える。
に、データスクランブラ602は、組み合わせ信号(W+A)のデジタル出力信号をフィードバックDAC310のサブDACにルーティングするために、スイッチマトリックスを制御するランダム符号を使用することで、組み合わせ信号(W+A)のデジタル出力信号を、例えばランダム方式で、スクランブルできる。ランダム符号は、サブDACからのノイズが変調されるように、サブDACがランダムに選択または使用されるようにルーティングを制御できる。一部の設計者は、ループ設計の厳格な遅延タイミング要件のためにデータスクランブラ602によって引き起こされる遅延を考慮する一方、3レベルのダイナミックエレメントマッチングデータスクランブラは、実質的な量の回路または過剰な遅延を必要としない。そのため、データスクランブラ602は、最小の遅延と伴うフィードバックパスで実行されることができるため、デルタ‐シグマ変調器のループ遅延に最小限の影響を与える。
ADC2の分解能対ADC1
変更されたデュアル量子化器構造で、ADC2はアナログ入力信号Xの粗い推定を提供する。一般的に言うと、ADC2は2Wの分解能を有し、Wは変調器出力のワード幅である。多くの場合、ADC2の分解能はADC1よりも高い。動作中、ADC2は、十分に高い分解能を有するアナログ入力信号Xを変換し、変調器の出力の分解能(例えば、4ビット分解能)に合致させ、ADC1は、主にADC2の量子化ノイズq2(例えば、1.5ビット分解能)をおよそ0および1LSBのADC1の変動への入力として変換する。ADC2は、さらに低いサンプリングレートで動作できるため、回路の複雑さ、電力消費、面積をそれほど追加せずに(例えば、SAR ADCのような単純な構造を使用して)、比較的高い分解能のADCを提供することが可能である。フラッシュADC、サイクリックADC、およびパイプラインADCを含むADC2の他の構造は、本開示によって想定される。
変更されたデュアル量子化器構造で、ADC2はアナログ入力信号Xの粗い推定を提供する。一般的に言うと、ADC2は2Wの分解能を有し、Wは変調器出力のワード幅である。多くの場合、ADC2の分解能はADC1よりも高い。動作中、ADC2は、十分に高い分解能を有するアナログ入力信号Xを変換し、変調器の出力の分解能(例えば、4ビット分解能)に合致させ、ADC1は、主にADC2の量子化ノイズq2(例えば、1.5ビット分解能)をおよそ0および1LSBのADC1の変動への入力として変換する。ADC2は、さらに低いサンプリングレートで動作できるため、回路の複雑さ、電力消費、面積をそれほど追加せずに(例えば、SAR ADCのような単純な構造を使用して)、比較的高い分解能のADCを提供することが可能である。フラッシュADC、サイクリックADC、およびパイプラインADCを含むADC2の他の構造は、本開示によって想定される。
変形および実行
本明細書で説明される実施形態は、消費者電化製品(例えば、携帯機器)、自動車電化製品などの、低電力で、低電圧の用途では、特に有益である。特定の文脈では、本明細書で述べられる特徴は、例えば、装着可能な装置、モノのインターネットで使用される配信された装置、感知装置、医療装置、無線および有線通信、産業用プロセス制御、オーディオおよびビデオ機器、および他のデジタル処理ベースのシステムなど、低電力のアナログ・デジタルデータ変換が所望されるあらゆる装置に適用可能である。
本明細書で説明される実施形態は、消費者電化製品(例えば、携帯機器)、自動車電化製品などの、低電力で、低電圧の用途では、特に有益である。特定の文脈では、本明細書で述べられる特徴は、例えば、装着可能な装置、モノのインターネットで使用される配信された装置、感知装置、医療装置、無線および有線通信、産業用プロセス制御、オーディオおよびビデオ機器、および他のデジタル処理ベースのシステムなど、低電力のアナログ・デジタルデータ変換が所望されるあらゆる装置に適用可能である。
上記の実施形態の記述において、キャパシタ、クロック、DFF、分割器、インダクタ、抵抗器、増幅器、スイッチ、デジタルコア、トランジスタ、および/または他の部品は、特定の回路の必要性に応えるために、容易に置き換えられ、代替され、またはそうでなければ変更される。さらに、補間の、電子装置、ハードウェア、ソフトウェアなどの使用は、本開示の教示を実行するための等しい選択肢を供することに留意されるべきである。
様々なデルタ‐シグマ変調器/変換器の一部は、本明細書で説明される機能を実行するために、電子回路を含むことができる。電子回路はアナログ領域で、または混合信号領域で動作できる。1つの実施形態では、図の任意の数の電子回路が、例えば、記憶またはさらなる処理のためにアナログ信号をデジタル信号に変換するためにアナログフロントエンドで実行されるかインターフェースする、関連する電子機器の基板上で実行されてもよい。基板は、電子装置の内部電子システムの様々な部品を保持でき、他の周辺機器にコネクタを提供することができる、一般的な回路であり得る。さらに詳細には、基板は、システムの他の部品がそれによって電子的に通信できる電気的接続を提供できる。あらゆる適するプロセッサ(デジタル信号プロセッサ、マイクロプロセッサ、支持チップセットなどを含む)、コンピュータ可読の非一時メモリ要素などが、特定の構成の必要性、処理要求、コンピュータ設計などに基づいて、基板に適切に接続されることができる。外部ストレー
ジ、追加のセンサ、オーディオ/ビジュアルディスプレイ用の制御装置、および周辺装置などの他の部品が、ケーブルを介して、または基板自体に組み込まれて、プラグインカードとして基板に取り付けられてもよい。
ジ、追加のセンサ、オーディオ/ビジュアルディスプレイ用の制御装置、および周辺装置などの他の部品が、ケーブルを介して、または基板自体に組み込まれて、プラグインカードとして基板に取り付けられてもよい。
別の例示の実施形態では、図の電子回路は、スタンドアローンモジュール(例えば、関連する部品を有する装置およびアプリケーションまたは機能を実行するように構成される回路)として実行されてもよく、または電子装置の特定のアプリケーション用のハードウェア内へのプラグインモジュールとして実行されてもよい。本開示の特定の実施形態は、システムオンチップ(SOC)パッケージに、一部または全体が容易に含まれてもよいことに留意されたい。SOCはコンピュータまたは他の電子システムの部品を単一のチップに組み込むICを表す。それはデジタル、アナログ、混合信号、およびしばしば無線周波数の機能を含んでもよく、これらすべてが単一のチップ基板上に提供されてもよい。他の実施形態は、単一の電子パッケージ内に位置し、電子パッケージを通して互いに密接に相互作用するように構成される複数の別個のICを備える、マルチチップモジュール(MCM)を含んでもよい。
本明細書で概説される仕様、寸法、および関係性のすべて(例えば、プロセッサの数、論理演算など)は、例示と教示のみを目的として供されることに留意することも極めて重要である。このような情報は本開示の精神から、または付属の請求の範囲から逸脱せずに、大幅に変えられてもよい。本明細書は、1つの制限されない例示のみに適用し、したがって、そのように解釈されるべきである。先の説明において、例示の実施形態は、特定のプロセッサおよび/または部品の配置を参照して説明される。付属の請求の範囲を逸脱せずに、このような実施形態に様々な変更および変化がなされてもよい。したがって、説明と図面は制限的な意味ではなく、例示としてみなされるべきである。本明細書で提供される数々の例で、相互作用は、2、3、4、またはそれ以上の電子機器に関して述べられることに留意されたい。しかしながら、これは明確さと例示のみの目的でなされる。本システムはあらゆる適切な方式で連結され得ることを理解されるべきである。同様の設計の代替とともに、図の、あらゆる例示の部品、モジュール、要素は、様々な可能性のある構成内で組み合わせられてもよく、これらのすべては明確に本明細書の広い範囲内にある。特定の場合では、限定された数の電子要素のみを参照して、任意のセットのフローの1つ以上の機能性を説明することはさらに簡単であり得る。図の電子回路およびその教示は、容易に測定可能であり、さらに複雑で/洗練された配置および構成も含めた多数の部品に応じることができることを、理解されるべきである。したがって、提供される例示は、範囲を制限するべきではなく、いくつもの他の構造に適用される可能性のある電子回路の広い教示を阻むべきではない。
本明細書において、「1つの実施形態」、「例示の実施形態」、「一実施形態」、「別の実施形態」、「いくつかの実施形態」、「様々な実施形態」、「他の実施形態」、「代替の実施形態」などに含まれる、様々な特徴(例えば、要素、構成、モジュール、部品、段階、動作、特徴など)への参照は、あらゆるこのような特徴は、本開示の1つ以上の実施形態に含まれるが、同じ実施形態において組み合わせられても、必ずしも組み合わせられなくてもよいことを意味するように意図されることに留意されたい。
データ変換に関連する機能は、図で例証されるシステムによってまたはシステム内で実行されてもよい、いくつかの可能性のある機能のみを例示することに留意することも重要である。これらの動作のいくつかは、適切な所で消去または除去されてもよく、またはこれらの動作は本開示の範囲から逸脱せずに、大きく変更または変化されてもよい。さらに、これらの動作のタイミングは、大きく変えられてもよい。先行する動作フローは、例示と説明の目的のみで供される。本明細書で説明される実施形態によって実質的な柔軟性が提供され、その中ではあらゆる適切な配置、時系列、構成、タイミング機構が、本開示の
教示から逸脱せずに提供されてもよい。
教示から逸脱せずに提供されてもよい。
数々の他の変化、代替、変形、改変、および変更が、当業者に確認されてもよく、本開示はすべてのこのような変更、代替、変形、改変、および変更を、付属の請求の範囲内であるとして包括することを意図される。上述される装置のすべての任意の特徴もまた、本明細書で説明される方法またはプロセスに関して実行されてもよいこと、および例示での詳細が1つ以上の実施形態のあらゆる所に使用されてもよいことに留意されたい。
302……ループフィルタ
Claims (20)
- アナログ入力信号を処理し、デジタル出力で前記アナログ入力信号を表すデジタル出力信号を生成するためのデュアル量子化器構造を有する低電力デルタ‐シグマ変調器であって、
前記デルタシグマ変調器への前記アナログ入力信号と、フィードバックデジタル・アナログ変換器(DAC)からのフィードバック信号との間の誤差を処理するためのループフィルタと、
第1のサンプリングレートで前記デルタ‐シグマ変調器の前記ループフィルタの出力をデジタル化するための、第1のアナログ・デジタル変換器(ADC)と、
前記第1のサンプリングレートとは異なる第2のサンプリングレートで前記アナログ入力信号を前記デルタ‐シグマ変調器にデジタル化するための、第2のADCとを備え、
前記第2のADCの量子化ノイズが、前記デルタ‐シグマ変調器の前記デジタル出力で打ち消される、低電力デルタ‐シグマ変調器。 - 前記第1のADCの出力と、前記第2のADCの出力とを合成して、合成信号を生成するための第1の合成部であって、前記フィードバックDACが前記合成信号を変換して、前記フィードバック信号を生成する、第1の合成部をさらに備える、請求項1に記載のデルタ‐シグマ変調器。
- 前記第1のADCの出力と前記第2のADCのフィルタされた出力とを合成して、前記デルタ‐シグマ変調器の前記デジタル出力を生成するための、第2の合成部をさらに備える、請求項1に記載のデルタ‐シグマ変調器。
- 前記第2のADCの出力を処理し、前記第2のADCの前記フィルタされた出力を生成するための前記ループフィルタを表すデジタル処理ブロックをさらに備える、請求項3に記載のデルタ‐シグマ変調器。
- 前記第2のサンプリングレートが前記第1のサンプリングレートよりも遅い、請求項1に記載のデルタ‐シグマ変調器。
- 前記ループフィルタが継続時間フロントエンドと離散時間バックエンドとを備える、請求項1に記載のデルタ‐シグマ変調器。
- 前記継続時間の第1ステージのRC積を、処理、温度、供給、およびサンプリングレートのうちの1つ以上を含む条件にわたって実質的に一定に維持するための、デジタル有限状態機械およびアナログ同調回路を有する同調回路をさらに備える、請求項5に記載のデルタ‐シグマ変調器。
- 前記第1のADCは最大で3つの出力レベルを有する、請求項1に記載のデルタ‐シグマ変調器。
- ダイナミックエレメントマッチングを使用して、前記合成信号のデジタル出力信号をスクランブルするデータスクランブラをさらに含む、請求項2に記載のデルタ‐シグマ変調器。
- デュアル量子化器構造を有するデルタ‐シグマ変調器によって、アナログ入力信号を処理し、前記デルタ‐シグマ変調器のデジタル出力で前記アナログ入力信号を表すデジタル出力信号を生成するための低電力方法であって、
前記アナログ入力信号と、フィードバックデジタル・アナログ変換器(DAC)からのフィードバック信号との間の誤差を、ループフィルタによって処理することと、
第1のサンプリングレートで前記デルタ‐シグマ変調器のループフィルタの出力を、第1のアナログ・デジタル変換器(ADC)によってデジタル化することと、
第1のサンプリングレートと異なる第2のサンプリングレートで、前記アナログ入力信号をデルタ‐シグマ変調器に、第2のADCによってデジタル化することと、
前記第1のADCおよび前記第2のADCの出力を合成し、前記フィードバック信号を生成する合成信号を、フィードバックデジタル・アナログ変換器(DAC)によって変換することと、
前記第1のADCの出力と、前記第2のADCのフィルタされた出力とを合成して、前記デルタ‐シグマ変調器の前記デジタル出力を生成することとを含む方法。 - 前記デルタ‐シグマ変調器の前記デジタル出力で前記第2のADCの量子化ノイズを、前記デルタ‐シグマ変調器によって打ち消すことをさらに含む、請求項10に記載の方法。
- 前記第2のADCの前記出力を、前記ループフィルタを表すデジタル処理ブロックによってフィルタし、前記フィルタされた出力を生成することをさらに含む、請求項10に記載の方法。
- 前記第2のサンプリングレートが前記第1のサンプリングレートよりも遅い、請求項10に記載の方法。
- 前記アナログ入力信号と前記フィードバック信号との間の前記誤差の処理が、継続時間フロントエンドと離散時間バックエンドとを使用して前記誤差を処理することを含む、請求項10に記載の方法。
- デジタル有限状態機械およびアナログ同調回路を有する同調回路を使用して、前記継続時間の第1ステージのRC積を、処理、温度、供給、およびサンプリングレートのうちの1つ以上を含む条件にわたって実質的に一定に同調することをさらに含む、請求項14に記載の方法。
- 前記第1のADCによってデジタル化することが、最大で3つの出力レベルを生成することを含む、請求項10に記載の方法。
- ダイナミックエレメントマッチングを使用して前記合成信号をスクランブルすることをさらに含む、請求項10に記載の方法。
- アナログ入力信号を変換し、デルタ‐シグマ変調器のデジタル出力で前記アナログ入力信号を表すデジタル出力信号を生成するためのデュアル量子化器構造を有する、低電力デルタ‐シグマ変調器であって、
前記アナログ入力信号と、フィードバックデジタル・アナログ変換器(DAC)からの前記フィードバック信号との間の誤差を処理するための手段と、
第1のサンプリングレートで前記デルタ‐シグマ変調器のループフィルタの出力をデジタル化するための、第1のアナログ‐デジタル変換手段と、
第1のサンプリングレートと異なる第2のサンプリングレートで前記アナログ入力信号を前記デルタ‐シグマ変調器にデジタル化するための、第2のアナログ‐デジタル変換手段と、
前記第1のアナログ‐デジタル変換手段と、前記第2のアナログ‐デジタル変換手段との出力を合成する合成信号を変換し、前記フィードバック信号を生成するためのデジタル‐アナログ変換手段と、 前記第1のADCの出力と、前記第2のADCのフィルタされた出力を合成し、前記デルタ‐シグマ変調器の前記デジタル出力を生成するための手段とを備える、低電力デルタ‐シグマ変調器。 - 前記第2のADCの出力をフィルタするための前記ループフィルタをマッチングし、前記フィルタされた出力を生成する、デジタルフィルタをさらに備える、請求項18に記載の変調器。
- 前記第2のサンプリングレートが前記第1のサンプリングレートよりも遅い、請求項10に記載の方法。
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