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JP2018188838A - 車両ドアラッチ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】オーバーセンターバネの取付位置の改良および作動感を向上した車両ドアラッチ装置を提供する。【解決手段】オーバーセンターバネ11はバネ支軸16に遊挿されるコイル部13および当接ピン17を弾力的に狭持する一対の基端側バネ脚部14と先端側バネ脚部15を有するオーバーセンターバネ11とを備え、バネ支軸16にはコイル部13の基部側に当接することでコイル部13の基部側への移動を規制するバネ当接リブ21を設け、当接ピン17には先端側バネ脚部15の先端側方向へ移動するのを規制する抜止鍔23を設け、ロックレバー10にはバネ支軸16が貫通するスロット18を設けてバネ支軸16の軸芯方向においてロックレバー10に対してバネ支軸16を重合させる構成とした。【選択図】図7

Description

本発明は車両ドアラッチ装置に関するものであり、特に、ドアラッチ装置のロックレバーを付勢するオーバーセンターバネに関するものである。
従来周知の車両ドアラッチ装置は、ロック位置とアンロック位置とに切り替わるロックレバーを備えており、ロックレバーはオーバーセンターバネの弾力によりバネ死点を境にロック位置又はアンロック位置のいずれか一方側に弾力的に保持される。
従来のオーバーセンターバネには、ねじりコイルバネが使用されるが、オーバーセンターバネの機能的構造は、バネ形状により2種類に分類される。一つ目は、ねじりコイルバネのコイル部の両端に、コイル部の軸芯方向と並行に伸びる係合端部を形成し、一方の係合端部をロックレバーに係合させ、他方の屈曲端部をラッチボディ等のベース部材に係合させる構造である(特許文献1、図1、符号34、参照)。
二つ目は、ねじりコイルバネのコイル部の両端に、コイル部の接線方向(コイル部から離間する方向と言う点で半径方向と同意)に伸びるバネ脚部をそれぞれ形成し、一対のバネ脚部は共にロックレバーに当接させ、コイル部はラッチボディ等のベース部材のバネ支軸に遊嵌状に支持させる構成で(特許文献2、3)、ロックレバーがロック位置とアンロック位置の中間にあるとバネ弾力は最大となり、この位置(バネ死点)を境に、ロックレバーはロック位置又はアンロック位置のいずれか一方に弾力的に保持される。
特開2004−176415号公報 特開2008−014094号公報 特開2009−046908号公報 特開2011−190605号公報
特許文献1のバネ構造は、ロックレバーが回転変位する際のバネ弾力の強さが安定しないこと、バネの組み立て・組み付けに難点があること、ロックレバーにコイル部の軸芯方向に沿った不要なバネ圧力が強く作用してロックレバーの回転の円滑性が損なわれること、等の課題があった。
これに対して、特許文献2、3のバネ構造は、上記課題を良好に克服できるが、バネ脚部がコイル部の半径方向に長く延在するため、長いバネ脚部と他の部品との動作干渉を避ける必要があってデッドスペースが生じやすかった。また、コイル部はバネ支軸に対して単に遊嵌状に巻回されているだけであるため、車両振動等によりコイル部はバネ支軸に対して軸芯方向にずれてしまうことがあり、ロックレバーの安定した切替操作感(節動感)が損なわれることがある。
よって、本発明は、ハウジングケース24にロック軸12により軸止されるロックレバー10と;前記ロックレバー10に設けられた当接ピン17と;前記ハウジングケース24に設けられたバネ支軸16と;前記バネ支軸16に遊挿されるコイル部13および前記コイル部13から離れる方向に伸びて前記当接ピン17を弾力的に狭持する一対の基端側バネ脚部14と先端側バネ脚部15を有するオーバーセンターバネ11とを備え;前記ロックレバー10には前記バネ支軸16が貫通するスロット18を設けて前記バネ支軸16の軸芯方向において前記ロックレバー10に対して前記バネ支軸16を重合させた車両ドアラッチ装置としたものである。
また、本発明は、ハウジングケース24にロック軸12により軸止されるロックレバー10と;前記ロックレバー10に設けられた当接ピン17と;前記ハウジングケース24に設けられたバネ支軸16と;前記バネ支軸16に遊挿されるコイル部13および前記コイル部13から離れる方向に伸びて前記当接ピン17を弾力的に狭持する一対の基端側バネ脚部14と先端側バネ脚部15を有するオーバーセンターバネ11とを備え;前記バネ支軸16には前記コイル部13の基部側に当接することで前記コイル部13の基部側への移動を規制するバネ当接リブ21を設け;前記当接ピン17には前記コイル部13の先端側から伸びた前記先端側バネ脚部15と当接し前記先端側バネ脚部15が前記コイル部13の先端側方向へ移動するのを規制する抜止鍔23を設けた車両ドアラッチ装置としたものである。
本発明の請求項1および請求項4に係る発明によれば、ロックレバー10とバネ支軸16とを重合配置させることができるため、合理的な設計となって省スペース化を図れる。また、この重合配置により、オーバーセンターバネ11の一対のバネ脚部14、15も重合させることが可能となり、更なる省スペース化を図れる。
また、本発明の請求項2に係る発明によれば、オーバーセンターバネ11はコイル部13の軸芯方向における基端側をバネ当接リブ21により、先端側を抜止鍔23により位置決めしているため、コイル部13の軸芯方向におけるチャタリングや、ガタツキを良好に抑制できる。
また、本発明の請求項3に係る発明によれば、基端側バネ脚部14のコイル部13の軸芯方向における基端側への移動を支受して、基端側バネ脚部14がロックレバー10に当接場所を限定したため、オーバーセンターバネ11のバネ弾力の強度が不安定になることを抑制できる。
また、本発明の請求項5に係る発明によれば、ロックレバー10に形成するスロット18を小さくでき、ロックレバー10の強度維持を容易に期待できる。
また、本発明の請求項6に係る発明によれば、ロックレバー10とチャイルドレバー29の共通軸で支持できるので合理的になる。
本発明によるドアラッチ装置のロックレバーとオーバーセンターバネとの機能的関係を示す略図である。 ロックレバーの円弧スロットを示す略図である。 ロックレバーの詳細な側面図である。 ロックレバーの詳細な斜視図である。 ロックレバーとオーバーセンターバネとを示した部分拡大図である。 ロックレバーとオーバーセンターバネとを示した部分拡大斜視図である。 ロックレバーとオーバーセンターバネとを示した一部断面図である。 車両ドアラッチ装置の機構部の室内側側面図。 チャイルドレバーの側面図。 インナーレバーの側面図。 スライダー格納レバーの側面図。
本発明に係る車両ドアラッチ装置の実施形態について図面を参照して説明する。まず、図1、図2は、車両ドアラッチ装置のロックレバー10とオーバーセンターバネ11との関係を機能的に明示する略図であり、ロックレバー10はドアラッチ装置のベース部材等にロック軸12により軸止され、周知のように、ロック位置とアンロック位置とに切り替わる。
オーバーセンターバネ11は中心のコイル部13と、コイル部13の両端部からそれぞれ接線方向に伸びた一対のバネ脚部14、15とを備え、コイル部13にはベース部材等に設けたピン状のバネ支軸16を遊嵌状に挿通させている。なお、バネ脚部14、15はコイル部13の半径方向へ延在していればよく、コイル部13の接線方向からの離間に限定されない。
バネ脚部14、15の先端側はロックレバー10に設けた当接ピン17に両側から当接させ、当接ピン17をバネ弾力で狭持させる。ロック軸12とバネ支軸16と当接ピン17の各軸芯方向は並行にすることが望ましく、ロック軸12とバネ支軸16と当接ピン17とが直線上に並ぶと、オーバーセンターバネ11は最大に圧縮される。この位置がバネ死点となって、バネ死点を境にロック位置とアンロック位置のいずれか一方側にロックレバー10は弾力的に保持される。
このように配置されたロックレバー10とオーバーセンターバネ11との関係では、長いバネ脚部14、15はロックレバー10と重合配置されるからロック軸12の半径方向のデッドスペースの削減が図られる。
図1では、ロック軸12と当接ピン17との間にバネ支軸16が配置されているが、当接ピン17をロック軸12とバネ支軸16との間に配置しても、オーバーセンターバネ11の機能は成立する。
また、図1では、バネ支軸16はロックレバー10の回転軌跡上と重合する位置に配置させてあるため、ロック軸12の半径方向における省スペース化を図れる。なお、ベース部材に設けたバネ支軸16を短く形成できない場合には、バネ支軸16がロックレバー10の回転と干渉することがあるが、このような場合には、図2のように、ロックレバー10にバネ支軸16が貫通できるスロット18を設けることで回避でき、加えて、ロックレバー10の強度維持を容易に行え、また、ロックレバー10の軽量化も図れる。スロット18は好適にはロック軸12を中心とする円弧状を呈している。
ロックレバー10の具体的な形状は、図3、4に良好に示されており、同図のように、車両ドアラッチ装置の実施化においては、ロックレバー10は複雑な形状を呈しているが、これは、他の部材や他の機構との関係によるものである。ロックレバー10は、図4のように、全体としては適度な厚さを有しているが、これはロック軸12が挿通される軸筒19の長さによるものであり、レバー部は適宜の厚さを呈している。
バネ支軸16は、図5〜7のように、ロックレバー10のスロット18に挿通され、バネ支軸16の突出端20にはオーバーセンターバネ11のコイル部13を遊嵌状に巻回させ、この実施例では、オーバーセンターバネ11はロックレバー10のレバー部の片面側(バネ装着面側)に配置される。
バネ支軸16の基端部側には、半径方向に膨出させたバネ当接リブ21を形成し、コイル部13の基端部方向(装着方向)への移動は、バネ当接リブ21との当接により規制し、コイル部13の基端部方向(装着方向)に対する位置決めが行われる。
バネ当接リブ21は好適には、バネ支軸16やロック軸12が設けられるベース部材等と一体に形成されるが、バネ支軸16とバネ当接リブ21の合計直径がコイル部13に確実に当接する長さであればよい。このため、バネ支軸16の基端部の外周にフランジ状にバネ当接リブ21を形成することもできるが、この場合、重量が嵩む不利が生じる。また、バネ当接リブ21が大きくなると、バネ支軸16およびベース部材との一体樹脂成形後の冷却課程において外表面に歪みが生じやすくなる。そこで、本実施例では、一対のバネ当接リブ21を約55度の間隔を置いて形成する構成にしてある。これにより、バネ支軸16(突出端20)の軸芯方向において、バネ当接リブ21にコイル部13を確実に当接させることができると共に、軽量化とのバランスを良好に達成でき、また。冷却過程における歪みを抑制できる。
オーバーセンターバネ11の一方のバネ脚部14は、ロックレバー10のレバー部に近接する側となり、他方のバネ脚部15はレバー部から離間する側となる。コイル部13の軸芯に沿った装着方向(基端部方向)への移動は前述したように、コイル部13とバネ当接リブ21との当接により規制・位置決めされるため、バネ脚部14は、通常、ロックレバー10のレバー部のバネ装着面側に当接させる必要はなく(当接ピン17には当然当接させる)、バネ脚部14とレバー部のバネ装着面との間での不要な摩擦は回避すべきである。
しかし、バネ脚部14は比較的長く延在しており、車両振動等で装着方向(基端部方向)に揺れたり、ずれたりした場合に、レバー部のバネ装着面にバネ脚部14が直接当接するのは好ましくなく、このため、ロックレバー10のスロット18の縁に、装着方向(基端部方向)とは反対の離脱方向(先端部方向)に膨出させた細長い突条22を一体形成し、バネ脚部14が装着方向(基端部方向)に揺れたり、ずれたりした場合、これを突条22で受け止め、オーバーセンターバネ11の弾力強度の変化量を少なくし、安定させる。この目的のため、突条22はバネ当接リブ21より基端部側に短く、つまり、バネ当接リブ21は突条22より離脱方向(先端部方向)に突出させる。突条22は好適にはロック軸12を中心とする円弧である。
オーバーセンターバネ11の他方のバネ脚部15の先端は、当接ピン17に当接させると共に、当接ピン17に形成した抜止鍔23に係止させる。抜止鍔23は当接ピン17の先端から半径方向に突出させ、バネ脚部15との係合により、コイル部13の離脱方向(先端部方向)への動きを規制し、コイル部13の離脱方向(先端部方向)の位置決めを司る。また、抜止鍔23はバネ脚部15の外れ防止機能を兼ねている。
このように、オーバーセンターバネ11のコイル部13は、基端部側はバネ当接リブ21との当接で、また、先端部側は抜止鍔23との当接で位置決めされ、車両振動等によるガタツキは良好に抑制される。
オーバーセンターバネ11は、ベース部材等に形成したバネ支軸16にコイル部13を差込み、バネ脚部15を当接ピン17の抜止鍔23に弾力的に係合させるだけで組み立てることができるため、自動機による組立に適している。
図8は、車両ドアラッチ装置の機構部の室内側側面を示している。ドアラッチ装置の各種機構は複数のレバー等の集合であり、そのほとんどは本願要旨とは直接関係しないため、簡単に説明する。
図8において、ベース部材となるハウジングケース24の右側上部には、周知のラッチユニット25が配置され、ハウジングケース24の略中央には、ロックレバー10がロック軸12により軸止されている。ハウジングケース24の左方には、ロックレバー10をロック位置とアンロック位置とに切り替えるアクチュエータ部26が収納されている。
ロックレバー10のやや右側には上下の伸びるオープンリンク27が配置され、オープンリンク27の下端はアウターレバー28の先端に係止される。アウターレバー28が、その他端に接続されるアウターオープンハンドル(図示無し)の開扉操作で回転すると、オープンリンク27は上動しラッチユニット25を解放する。しかし、ロックレバー10がロック位置に移動すると、オープンリンク27は左方に傾斜してロック状態となり、ラッチユニット25は解放されない。
以上が、車両ドアラッチ装置の簡潔な説明となるが、本願実施例では、ロックレバー10を支持するロック軸12にチャイルドレバー29(図9)を軸止した点にも改良点があり、この点について付加的に説明する。
チャイルドレバー29は後部座席ドアをインナーオープンハンドル30の操作では開扉できないようにするチャイルドプルーフ機構の操作レバーとなるもので、チャイルドレバー29の回動端には、ドアパネルの開口部を介して外部に露出する操作ノブ31が設けられている。
チャイルドレバー29は、インナーオープンハンドル30の開扉操作力がオープンリンク27(アウターレバー28)に伝達される経路を遮断することでチャイルドプルーフを達成する。インナーオープンハンドル30にケーブル32で連結されたインナーレバー33(図10)は、ハウジングケース24の下方に軸34で支持される。
インナーレバー33の右方には、スライダー格納レバー35(図11)が軸36でハウジングケース24に軸止され、スライダー格納レバー35にはその長さ方向にスライド自在にスライド部材37が取り付けられている。スライド部材37の端部にはチャイルドレバー29の円弧孔38に臨むピン39が設けられ、チャイルドレバー29が回転すると、スライド部材37は軸36から離れるように長さ方向にスライドする。
チャイルドプルーフ機構がアンセットのときは、図11のようにスライド部材37はスライダー格納レバー35に格納された状態で、この状態で、インナーオープンハンドル30の操作でインナーレバー33が反時計回転すると、インナーレバー33のアーム40はスライド部材37の先端裏側に形成した凸部41に当接して、スライド部材37とスライダー格納レバー35とを一体的に軸36を中心に回転させる。すると、スライダー格納レバー35はアウターレバー28に当接してオープンリンク27を上方に移動させ、これによりロックレバー10がアンロックであれば、開扉が行われる。
これに対して、チャイルドレバー29をロック軸12を中心に時計回転させると、チャイルドプルーフ機構がセットされる。この状態では、チャイルドレバー29の時計回転により、スライド部材37はピン39と円弧孔38との当接により軸36から離間する方向に押し出される。このため、インナーレバー33が反時計回転しても、インナーレバー33のアーム40はスライド部材37の凸部41に係合できずに空振りとなり、スライド部材37およびスライダー格納レバー35は非回転となって、オープンリンク27も上動せず、開扉されない。
以上において、本願発明におけるチャイルドプルーフ機構は、チャイルドレバー29がロックレバー10と同一のロック軸12に支持されていることにより、合理的な設計となり、インナーオープンハンドル30と連動して回転するインナーレバー33の操作力は、スライド部材37を介してスライダー格納レバー35に伝達されると共に、スライド部材37をスライダー格納レバー35にスライド自在に取り付けたことで、スライダー格納レバー35とスライド部材37は共通の軸36を中心に回転する構造となり、更に合理的な設計となる。
10…ロックレバー、11…オーバーセンターバネ、12…ロック軸、13…コイル部、14…バネ脚部、15…バネ脚部、16…バネ支軸、17…当接ピン、18…スロット、19…軸筒、20…突出端、21…バネ当接リブ、22…突条、23…抜止鍔、24…ハウジングケース、25…ラッチユニット、26…アクチュエータ部、27…オープンリンク、28…アウターレバー、29…チャイルドレバー、30…インナーオープンハンドル、31…操作ノブ、32…ケーブル、33…インナーレバー、34…軸、35…スライダー格納レバー、36…軸、37…スライド部材、38…円弧孔、39…ピン、40…アーム、41…凸部。

Claims (6)

  1. ハウジングケース24にロック軸12により軸止されるロックレバー10と;
    前記ロックレバー10に設けられた当接ピン17と;
    前記ハウジングケース24に設けられたバネ支軸16と;
    前記バネ支軸16に遊挿されるコイル部13および前記コイル部13から離れる方向に伸びて前記当接ピン17を弾力的に狭持する一対の基端側バネ脚部14と先端側バネ脚部15を有するオーバーセンターバネ11とを備え;
    前記ロックレバー10には前記バネ支軸16が貫通するスロット18を設けて前記バネ支軸16の軸芯方向において前記ロックレバー10に対して前記バネ支軸16を重合させた車両ドアラッチ装置。
  2. ハウジングケース24にロック軸12により軸止されるロックレバー10と;
    前記ロックレバー10に設けられた当接ピン17と;
    前記ハウジングケース24に設けられたバネ支軸16と;
    前記バネ支軸16に遊挿されるコイル部13および前記コイル部13から離れる方向に伸びて前記当接ピン17を弾力的に狭持する一対の基端側バネ脚部14と先端側バネ脚部15を有するオーバーセンターバネ11とを備え;
    前記バネ支軸16には前記コイル部13の基部側に当接することで前記コイル部13の基部側への移動を規制するバネ当接リブ21を設け;
    前記当接ピン17には前記コイル部13の先端側から伸びた前記先端側バネ脚部15と当接し前記先端側バネ脚部15が前記コイル部13の先端側方向へ移動するのを規制する抜止鍔23を設けた車両ドアラッチ装置。
  3. 請求項2において、前記ロックレバー10には前記コイル部13の基端側から伸びた前記基端側バネ脚部14と対峙する突条22を設け、前記突条22の先端は前記バネ当接リブ21の先端より手前側に位置させた車両ドアラッチ装置。
  4. 請求項2又は3において、前記ロックレバー10には前記バネ支軸16が貫通するスロット18を設けて前記バネ支軸16の軸芯方向において前記ロックレバー10に対して前記バネ支軸16を重合させた車両ドアラッチ装置。
  5. 請求項1又は4において、前記スロット18は前記ロック軸12を中心とする円弧状に形成した車両ドアラッチ装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項において、前記ロック軸12には、チャイルドプルーフのセット位置とアンセット位置値に切り替わるチャイルドレバー29を軸止させた車両ドアラッチ装置。
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