JP2018167904A - 包装用容器の蓋体 - Google Patents
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Abstract
【課題】容器本体内部を正面方向及び/及び側面方向から視認可能かつ上から容器本体の積み重ね可能な構造を有する包装用容器の蓋体の提供。【解決手段】包装用容器の蓋体1は、略矩形状の天面部11と、この天面部の周縁から下方に拡開して連接される側壁部12とを少なくとも有し、この側壁部は、複数の側面部121及び122と、隣接する側面部同士で構成される角部123とを有し、この隣接する側面部の少なくとも一方は、この天面部より低い位置から下端に渡って外方に張り出される張出部121aを有し、この張出部は、この角部よりこの側面部の中央寄りに設けられていてもよい。【選択図】図1
Description
本発明は、物流時や店頭販売時に複数個積み重ね可能な包装用容器の蓋体に関するものである。
従来から、スーパーマーケット・コンビニエンスストア・デパート等の小売店では、所定の食品を包装用容器に収納して店頭販売していた。このとき、包装用容器には、消費者が容器本体に収納される食品を蓋体越しに見えやすくしたり、容器本体及び/又は蓋体が物流時や販売時の衝撃や圧迫により破損しにくくしたり、全体的に陳列時の配置スペースを節約したりする工夫が施されていた。すなわち、商品価値の向上を図るためには、食品のみならず包装用容器の改善が求められていた。
例えば、包装用容器を上下に複数個積み重ね可能にする場合、荷崩れ防止のため下側の蓋体の天面部分に上側の容器本体の脚部分が納まる構造が採用されてきた。詳細には、天面部分の四つ角部分が突出された凸部分より内寄りに上側の容器本体の脚部分が納まる構造や、天面部分の四つ角部分が陥没された凹部分に上側の容器本体の脚部分が納まる構造である。しかしながら、前者では下側の蓋体の天面部分に上側の容器本体の全重量が加わるため、天面部分がつぶれてしまう恐れがあった。また、前者では天面部分の四つ角部分が突出しており、後者では天面部分の四つ角部分が陥没しているため、消費者が容器本体に収納される食品を天面部分越しに見え難くなる恐れがあった。
そこで、蓋体の天面部分を支持する側壁部分で構成される四つのコーナー部分を跨って膨出し、かつ天面部分より高さの低い脚支持部分に上側の容器本体の脚部分が納まる構造が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。すなわち、上側の容器本体の脚部分が下側の蓋体の天面部分を囲って脚支持部に納まるため、天面部分に容器本体の重量が加わらずつぶれる心配がなくなると共に、蓋体の天面部分の四つ角部分に凸部分又は凹部分がないため、消費者が容器本体に収納される食品を天面部分越しに見えやすくなるものである。
しかしながら、上述した特許文献1の包装用容器の蓋体では、蓋体の側壁部分越しに容器本体内部が見え難い恐れがある。すなわち、蓋体の脚支持部分が側壁部分のコーナー部分を跨っているため、側壁部分の側面の両端から天面部分と脚支持部分との段差を含む脚支持部分の一部が突出しており、包装用容器の正面視又は側面視にて容器本体内部を視認する消費者にとっての障害となり得る。
近年では、容器本体の形状に応じた食品の盛り付けや店頭販売に応じた商品の陳列も様々であり、蓋体の天面部分越しのみならず、側壁部分越しから容器本体の内部を視認する場合もある。例えば、容器本体内部の中央部分のみならず端部分に至って食品が盛り付けられる場合や端部分から中央部分に向かって食品が並べられる場合、蓋体の天面部分越しからでは容器内部の端部分に盛られた食品が見え難いため、側壁部分の側面の少なくとも一端側には、容器本体の脚支持部分を形成する凸部分又は凹部分のない構造にすべきである。
さらに、蓋体の上に積み重なる容器本体にとって、水平方向への位置ずれや蓋体方向(下方向)への沈み込みが生じなければ、蓋体の脚支持部分がコーナー部分を跨っている必要性は低い。すなわち、蓋体の脚支持部分が、上側の包装用容器の加重により破損等せず載置状態を維持できれば、蓋体の側壁部分の側面のみに脚支持部分が設けられてもよく、屈曲部分など成形上の問題が生じやすい部分を含むべきでない。
そこで、本発明の目的は、容器本体内部を正面方向及び/又は側面方向から視認可能かつ上から容器本体の積み重ね可能な構造を有する包装用容器の蓋体を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明による包装用容器の蓋体は、略矩形状の天面部と、上記天面部の周縁から下方に拡開して連接される側壁部とを少なくとも有し、上記側壁部は、複数の側面部と、隣接する側面部同士で構成される角部とを有し、上記隣接する側面部の少なくとも一方は、上記天面部より低い位置から下端に渡って外方に張り出される張出部を有し、上記張出部は、上記角部より上記側面部の中央寄りに設けられていることを特徴としてもよい。
また、上記天面部が、略長方形状で、上記側壁部が、一対の長尺側面部及び一対の短尺側面部を有し、上記張出部が、上記長尺側面部の各々又は上記短尺側面部の各々の両端部分に設けられていてもよい。
また、上記天面部が、略正方形状で、上記張出部が、対向する上記側面部の各々の点対称部分に設けられていてもよい。
また、上記張出部が、上部より下部の幅が広くかつ張出量が少ない形状であってもよい。
また、本発明による包装用容器は、上記蓋体が装着される容器本体をさらに備え、上記容器本体は、底部の裏面の四隅近傍から突出される略L字状の脚部を少なくとも有し、上記蓋体は、上記天面部の角部分に上記容器本体と同形状の容器本体の脚部を嵌め、かつ上記張出部に上記脚部を当接させて上記容器本体を積載可能とすることを特徴としてもよい。
本発明による包装用容器の蓋体は、隣接する側面部の少なくとも一方、かつ角部より中央寄りに張出部を有することにより、平面視で天面部に対して四方に張出部が配されるため、容器本体の脚部分を張出部に当接させて蓋体の上に積み重ねることができるのみならず、側面部越しから容器本体内部を視認しやすくすることができる。すなわち、張出部は側壁部の角部を跨っていないため、側面部から容器本体内部の視認を妨げる障害物を少なくしつつ、別の容器本体を安定して積み重ねられる効果が期待できる。
また、略長方形状の天面部に連接される側壁部が有する長尺側面部の各々及び短尺側面部の各々の両端部分に張出部が設けられていることにより、隣接する他方の側面部越しから容器本体内部を視認しやすくすることができる。すなわち、長尺側面部(又は短尺側面部)に張出部が配されれば、短尺側面部(又は長尺側面部)には容器本体内部の視認を妨げる障害物が存在しないため、長手方向(又は短手方向)に沿って並べられた食品を見えやすくする効果が期待できる。
また、略正方形状の天面部に連接される側壁部が有する対向する側面部の各々の点対称部分に張出部が設けられることにより、いずれの側面部越しから容器本体内部を視認しやすくすることができると共に、蓋体の向きに限定せず容器本体に装着することができる。すなわち、張出部以外に各側面部には容器本体内部の視認を妨げる障害物が存在しないため、四方から食品を見えやすくする効果が期待できる。
また、張出部が、上部より下部の幅が広くかつ張出量が少ない形状であることにより、簡易な構造で所望の剛性を有する上側の容器本体を指示する土台を形成することができる。すなわち、張出部のうち、側面部から突出した上端部分に上側の容器本体の脚部分が当接し、容器本体からの加重を側壁部より急勾配の正面部分かつ幅広な下部が支持するため、張出部の上端部分が狭くても容器本体を安定して積み重ねられる効果が期待できる。
また、本発明による包装用容器は、上述した蓋体が装着される容器本体の底部裏面の四隅近傍から突出される略L字状の脚部が、別の蓋体の天面部角部分に嵌り、かつ張出部に当接することにより、水平方向への位置ずれを予防することができるため、安定して積み重ねられる効果が期待できる。
以下、図1〜図11を参照しつつ、本発明の一実施形態における包装用容器の蓋体(以下、「本包装用容器の蓋体」ともいう。)の詳細を説明する。これらの図において、複数個存在する同一の部位については、一つの部位のみに符番しているものもある。また、図面上では確認できず見えない部位については、その部位の該当箇所や引き出し線を破線で示しているものもある。また、背面図が正面図と、左側面図が右側面図と、それぞれ同一又は対称に表れる場合は、背面図及び左側面図を省略するものとする。
なお、本包装用容器の向きは、消費者が本包装用容器と向き合う通常の向きを基準としてもよく、この通常の向きを本包装用容器の正面としてもよく、この正面に位置する消費者にとって近い方を手前側、遠い方を奥側、左手方向を左側、右手方向を右側、上方向を上側、下方向を下側と表現してもよい。
なお、本包装用容器の向きは、消費者が本包装用容器と向き合う通常の向きを基準としてもよく、この通常の向きを本包装用容器の正面としてもよく、この正面に位置する消費者にとって近い方を手前側、遠い方を奥側、左手方向を左側、右手方向を右側、上方向を上側、下方向を下側と表現してもよい。
本包装用容器は、平面視で略長方形状かつ平坦状の透明な蓋体1と、この蓋体に開口部分を閉蓋されて食品(例えば、精肉)を収納する略長方形状の容器本体2とを備えていてもよい。本包装用容器の通常の向きでの形状は、平面視で短手方向側が消費者の正面となる向きでの形状でもよい。
なお、本包装用容器の形状は、スーパーマーケットやコンビニエンスストアの店頭での陳列事情や収納する食品の内容に応じて決定してもよく、例えば、平面視で略正方形状、略円形状、又は略楕円形状でもよく、限定はない。本包装用容器の閉蓋構造は、蓋体1が容器本体2に外勘合して閉蓋する構造だが、内嵌合して閉蓋する構造でもよい。
なお、本包装用容器の形状は、スーパーマーケットやコンビニエンスストアの店頭での陳列事情や収納する食品の内容に応じて決定してもよく、例えば、平面視で略正方形状、略円形状、又は略楕円形状でもよく、限定はない。本包装用容器の閉蓋構造は、蓋体1が容器本体2に外勘合して閉蓋する構造だが、内嵌合して閉蓋する構造でもよい。
そして、図1に示すように、本包装用容器の蓋体1は、略矩形状の天面部11と、この天面部の周縁から下方に拡開して連接される側壁部12とを少なくとも有し、この側壁部は、複数の側面部121及び122と、隣接する側面部同士で構成される角部123とを有し、この隣接する側面部の少なくとも一方は、この天面部より低い位置から下端に渡って外方に張り出される張出部121aを有し、この張出部は、この角部よりこの側面部の中央寄りに設けられていてもよい。
また、天面部11が、略長方形状で、側壁部12が、一対の長尺側面部121及び一対の短尺側面部122を有し、張出部121aが、この長尺側面部の各々又はこの短尺側面部の各々の両端部分に設けられていてもよい。
また、天面部11が、略正方形状で、張出部121aが、対向する側面部121(又は122)の各々の点対称部分に設けられていてもよい。
また、張出部121aが、上部より下部の幅が広くかつ張出量が少ない形状であってもよい。
また、本発明による包装用容器は、蓋体1が装着される容器本体をさらに備え、この容器本体は、底部の裏面の四隅近傍から突出される略L字状の脚部を少なくとも有し、この蓋体は、天面部11の角部分にこの容器本体と同形状の容器本体の脚部を嵌め、かつ張出部121aに脚部を当接させて容器本体を積載可能とすることを特徴としてもよい。
次に、図1〜図5を参照しつつ、蓋体1の一例の詳細な構造を説明する。
蓋体1は、平面視で略長方形状かつ平坦状の天面部11と、この天面部の周縁から下方に拡開して連接される平坦状の蓋体側壁部12と、この蓋体側壁部の下端の周縁から外方に延出している蓋体フランジ部13とを有していてもよい。
なお、天面部11は、各辺が直線状又は外側に緩やかに湾曲した形状でもよく、平面視で略正方形状、略円形状、又は略楕円形状でもよく、限定はない。蓋体側壁部12は、各々の壁面部分が外側に緩やかに膨出していてもよい。蓋体フランジ部13には、容器本体2と外嵌合する嵌合部分が設けられてもよい。
なお、天面部11は、各辺が直線状又は外側に緩やかに湾曲した形状でもよく、平面視で略正方形状、略円形状、又は略楕円形状でもよく、限定はない。蓋体側壁部12は、各々の壁面部分が外側に緩やかに膨出していてもよい。蓋体フランジ部13には、容器本体2と外嵌合する嵌合部分が設けられてもよい。
蓋体側壁部12は、本包装用容器の通常の向きにおいて、長手方向に配される一対の長尺側面部121と、短手方向に配される一対の短尺側面部122と、隣接するこの長尺側面部と短尺側面部とで構成される四つの角部123とを有していてもよい。長尺側面部121は、天面部11より低い位置から下端に渡って外方に張り出される張出部121aをそれぞれ相対する位置に有していてもよい。この構造によれば、短尺側面部122に張出部121aがないため、消費者が容器本体2の手前側からこの短尺側面部越しに内部を視認しやすくなってもよい。
なお、長尺側面部121及び短尺側面部122の形状及び寸法、並びにこの長尺側面部とこの短尺側面部との長さの比率に限定はない。角部123の角度は、略直角でもよく、所定の面取り半径にて屈曲していてもよい。
なお、長尺側面部121及び短尺側面部122の形状及び寸法、並びにこの長尺側面部とこの短尺側面部との長さの比率に限定はない。角部123の角度は、略直角でもよく、所定の面取り半径にて屈曲していてもよい。
張出部121aは、角部123より長尺側面部121の中央寄りかつ両端に設けられていてもよい。換言すると、張出部121aは、角部123の頂上部分から屈曲している部分までの範囲内に差し掛かっておらず、かつこの角部と長尺側面部121との境界からこの長尺側面部の中央寄りかつ両端に設けられていてもよい。この構造によれば、張出部121aは角部123以外の長尺側面部121に設けられるため、成形しやすい上、所望の剛性を得ることができる。
張出部121aの形状は、上端より下端が幅広で、かつ上端側より下端側の膨出量が少ない形状でもよい。換言すると、張出部121aは、長尺側面部121の正面視方向から見て略台形状で、この長尺側面部の側面視方向(短尺側面部122の正面視方向)から見て、この長尺側面部より張出部分の傾斜が急な形状でもよい。この構造によれば、蓋体1の上に積み重ねた別の容器本体の脚部が張出部121aの上端部分に載りやすく、上側の包装用容器の沈み込みを防止してもよい。
なお、張出部121aの形状に限定はなく、長尺側面部121の正面視方向から見て略長方形状でも上端部分が平坦状の円弧形状でもよい。張出部121aの数は、長尺側面部121の両端のみならず、これらの中間部分に単数又は複数設けられてもよい。張出部121aの張出部分の傾斜は、長尺側面部121より緩やか又は同等でもよい。天面部11が略正方形状の場合、張出部121aが風車状(同寸法の側面部121及び122の同じ側の端部)に配されてもよい。
張出部121aの形状は、上端より下端が幅広で、かつ上端側より下端側の膨出量が少ない形状でもよい。換言すると、張出部121aは、長尺側面部121の正面視方向から見て略台形状で、この長尺側面部の側面視方向(短尺側面部122の正面視方向)から見て、この長尺側面部より張出部分の傾斜が急な形状でもよい。この構造によれば、蓋体1の上に積み重ねた別の容器本体の脚部が張出部121aの上端部分に載りやすく、上側の包装用容器の沈み込みを防止してもよい。
なお、張出部121aの形状に限定はなく、長尺側面部121の正面視方向から見て略長方形状でも上端部分が平坦状の円弧形状でもよい。張出部121aの数は、長尺側面部121の両端のみならず、これらの中間部分に単数又は複数設けられてもよい。張出部121aの張出部分の傾斜は、長尺側面部121より緩やか又は同等でもよい。天面部11が略正方形状の場合、張出部121aが風車状(同寸法の側面部121及び122の同じ側の端部)に配されてもよい。
次に、図6〜図10を参照しつつ、容器本体2の一例の詳細な構造を説明する。
容器本体2は、食品が載置される平面視で略長方形状の載置部21と、この底部の周縁を囲っている本体側壁部22と、この載置部とこの本体側壁部との間に一体的に形成される脚部23と、この本側壁部の上端から外方に延出している本体フランジ部24とを有していてもよい。
なお、載置部21は、平面視で略正方形状、略円形状、又は略楕円形状でもよく、限定はない。載置部21と本体側壁部22との間隔は、所定の幅の脚部23が設けられる程度でよく、限定はない。本体側壁部22は、下から上に向かって拡開している形状でもよい。本体フランジ部24には、蓋体1と外嵌合方式で嵌合する嵌合部分が設けてあってもよい。
なお、載置部21は、平面視で略正方形状、略円形状、又は略楕円形状でもよく、限定はない。載置部21と本体側壁部22との間隔は、所定の幅の脚部23が設けられる程度でよく、限定はない。本体側壁部22は、下から上に向かって拡開している形状でもよい。本体フランジ部24には、蓋体1と外嵌合方式で嵌合する嵌合部分が設けてあってもよい。
載置部21は、本包装用容器の通常の向きにて手前側から奥側に向かって斜め上方に緩やかに湾曲して膨出している略長方形状の載置面部211と、この載置面部の周縁から下方に拡開して設けられている載置面支持部212とを有していてもよい。この構造によれば、載置面部211が載置面支持部212により所定の高さ及び角度で支持されることで、消費者に対して食品を見せやすくしてもよい。
なお、載置面部211は、平面視で略長方形状、略円形状、又は略楕円形状でもよく、手前側から奥側に向かって平坦な斜面状でもよい。載置面部211の表面には、載置される食品の位置ずれ(滑り)を予防したり載置場所や載置量の目印にしたりする棒状のリブ(符番しない)が設けられていてもよい。
なお、載置面部211は、平面視で略長方形状、略円形状、又は略楕円形状でもよく、手前側から奥側に向かって平坦な斜面状でもよい。載置面部211の表面には、載置される食品の位置ずれ(滑り)を予防したり載置場所や載置量の目印にしたりする棒状のリブ(符番しない)が設けられていてもよい。
脚部23は、載置面支持部212と、この載置面支持部の下端から上方に拡開して設けられる本体側壁部22とで形成されていてもよい。脚部23の位置は、少なくとも容器本体2の四隅に配され、さらに四隅に配された脚部の各々の間に別の脚部が配されてもよい。脚部23の形状は、容器本体2の四隅の角部分に一致する略L字状や、この容器本体の長手方向又は短手方向に平行な略直線状でもよい。脚部23の端面形状は、本体フランジ部24に直交する方向の切断面において略V字状でもよい。この構造によれば、脚部23の内周の形状及び寸法と一致する蓋体1の上に、別の容器本体を安定的に積み重ねてもよい。
脚部23の各々の間には、容器本体2の剛性を高める補強部231が設けられてもよい。補強部231は、載置面部211より低く、かつ載置面支持部212の所定の高さから外方に延出して本体側壁部22と連接されてもよい。補強部231の端面形状は、本体フランジ部24と平行な切断面において下向きに凹んだ矩形状や円弧状でもよい。この構造によれば、容器本体2に加わるねじれ等の外力に対し、補強部231が載置面部211や本体側壁部22の破損を防止してもよい。
なお、脚部23の形状及び寸法に限定はなく、例えば、この脚部を形成する略L字状の一方が他方より長くても双方同等の長さでもよい。補強部231の形状及び寸法に限定はない。
脚部23の各々の間には、容器本体2の剛性を高める補強部231が設けられてもよい。補強部231は、載置面部211より低く、かつ載置面支持部212の所定の高さから外方に延出して本体側壁部22と連接されてもよい。補強部231の端面形状は、本体フランジ部24と平行な切断面において下向きに凹んだ矩形状や円弧状でもよい。この構造によれば、容器本体2に加わるねじれ等の外力に対し、補強部231が載置面部211や本体側壁部22の破損を防止してもよい。
なお、脚部23の形状及び寸法に限定はなく、例えば、この脚部を形成する略L字状の一方が他方より長くても双方同等の長さでもよい。補強部231の形状及び寸法に限定はない。
次に、図11を参照しつつ、2つの本包装用容器が上下に積み重なった状態における蓋体及び容器本体の関係について説明する。
下側となる蓋体1の天面部11の外周縁に上側となる容器本体2の底部21の四隅に配される脚部23の内周縁が着脱自在に嵌ってもよく、この脚部の底部分がこの蓋体の蓋体側壁部12を構成する一対の長尺側面部121に設けられる張出部121aの各々の上端部分に当接してもよい。すなわち、容器本体2は蓋体1の張出部121aに載置され、この蓋体の天面部11とこの容器本体の底部21との間に所定の隙間が生じるため、この天面部はこの容器本体からの加重を受けずに形状変形しない状態でもよい。
さらに、脚部23は略L字状であり、この脚部の内側の角部分と蓋体1の蓋体側壁部12で構成される各々の角部123とが略一致して引っ掛かるため、この容器本体が水平方向に位置ずれし難い状態でもよい。このとき、容器本体2の脚部23のうち、蓋体2の張出部121aの上端部分に当接していない部分が宙に浮いていても(この部分が所定の部位で支持されていなくても)、この張出部の各々は一対の長尺側面部121の両端かつ蓋体側壁部12で構成される各々の角部123より中央寄りに位置するため、容器本体2は安定した載置状態を維持してもよい。
このような蓋体1の構造は、複数の包装用容器の積み重ねを実現させるのみならず、容器本体2が積み重なっていない状態にて消費者の購買意欲の向上への寄与が期待できる。すなわち、蓋体1の天面部11には容器本体2の脚部23が載置するための凹凸部分がないばかりでなく、蓋体側壁部12の短尺側面部122には長尺側面部121の張出部121aなどこの脚部を支持する凸部分がないため、この天面部越し及び/又はこの短尺側面部越しから容器本体2の内部を消費者が視認しやすく購買欲求を高める効果が期待できる。
このように、本実施形態における包装用容器の蓋体1は、隣接する側面部121及び122の少なくとも一方、かつ角部123より中央寄りに張出部121aを有することにより、平面視で天面部11に対して四方にこの張出部が配されるため、容器本体2の脚部23をこの張出部に当接させてこの蓋体の上に積み重ねることができるのみならず、この側面部越しからこの容器本体内部を視認しやすくすることができる。すなわち、張出部121aは側壁部12の角部123を跨っていないため、側面部121及び122から容器本体2内部の視認を妨げる障害物を少なくしつつ、別の容器本体を安定して積み重ねられる効果が期待できる。
また、略長方形状の天面部11に連接される側壁部12が有する長尺側面部121の各々及び短尺側面部122の各々の両端部分に張出部121aが設けられていることにより、隣接する他方の側面部越しから容器本体2内部を視認しやすくすることができる。すなわち、長尺側面部121(又は短尺側面部122)に張出部121aが配されれば、短尺側面部122(又は長尺側面部121)には容器本体2内部の視認を妨げる障害物が存在しないため、長手方向(又は短手方向)に沿って並べられた食品を見えやすくする効果が期待できる。
また、略正方形状の天面部11に連接される側壁部12が有する対向する側面部121及び122の各々の点対称部分に張出部121aが設けられることにより、いずれの側面部越しから容器本体2内部を視認しやすくすることができると共に、蓋体1の向きに限定せずこの容器本体に装着することができる。すなわち、張出部121a以外に各側面部には容器本体2内部の視認を妨げる障害物が存在しないため、四方から食品を見えやすくする効果が期待できる。
また、張出部121aが、上部より下部の幅が広くかつ張出量が少ない形状であることにより、簡易な構造で所望の剛性を有する上側の容器本体2を指示する土台を形成することができる。すなわち、張出部121aのうち、側面部121及び/又は122から突出した上端部分に上側の容器本体2の脚部23が当接し、この容器本体からの加重をこの側壁部より急勾配の正面部分かつ幅広な下部が支持するため、この張出部の上端部分が狭くても容器本体を安定して積み重ねられる効果が期待できる。
本実施形態における包装用容器は、蓋体1が装着される容器本体2の載置部21の四隅近傍から突出される略L字状の脚部23が、別の蓋体の天面部11角部分に嵌り、かつ張出部121aに当接することにより、水平方向への位置ずれを予防することができるため、安定して積み重ねられる効果が期待できる。
なお、本実施形態による蓋体1や容器本体2は、例えば真空成形、圧空成形、真空圧空成形、両面真空成形、熱板成形等のシート成形で、合成樹脂シートを熱成形することにより形成されてもよい。合成樹脂シートとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリスチレン等のスチレン系樹脂、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂で、単層や多層のシートを使用してもよい。樹脂としては、例えば、発泡樹脂を使用すれば、軽量かつ断熱性があり好ましい。さらに、シートの表面または裏面を合成樹脂フィルムで覆ってもよく、表面を覆った場合は印刷を施してもよい。合成樹脂シートの厚みは特に制限はないが、0.15〜0.5mmであればよく、好ましくは0.18〜0.45mm、より好ましくは0.2〜0.35mmである。
1 蓋体
11 天面部
12 蓋体側壁部
121 長尺側面部
121a 張出部
122 短尺側面部
123 角部
13 蓋体フランジ部
2 容器本体
21 載置部
211 載置面部
212 載置面支持部
22 本体側壁部
23 脚部
231 補強部
24 本体フランジ部
11 天面部
12 蓋体側壁部
121 長尺側面部
121a 張出部
122 短尺側面部
123 角部
13 蓋体フランジ部
2 容器本体
21 載置部
211 載置面部
212 載置面支持部
22 本体側壁部
23 脚部
231 補強部
24 本体フランジ部
Claims (5)
- 略矩形状の天面部と、当該天面部の周縁から下方に拡開して連接される側壁部とを少なくとも有し、
前記側壁部は、複数の側面部と、隣接する側面部同士で構成される角部とを有し、
前記隣接する側面部の少なくとも一方は、前記天面部より低い位置から下端に渡って外方に張り出される張出部を有し、
前記張出部は、前記角部より前記側面部の中央寄りに設けられている
ことを特徴とする包装用容器の蓋体。 - 前記天面部が、略長方形状で、
前記側壁部が、一対の長尺側面部及び一対の短尺側面部を有し、
前記張出部が、前記長尺側面部の各々又は前記短尺側面部の各々の両端部分に設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の包装用容器の蓋体。 - 前記天面部が、略正方形状で、
前記張出部が、対向する前記側面部の各々の点対称部分に設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の包装用容器の蓋体。 - 前記張出部が、上部より下部の幅が広くかつ張出量が少ない形状である
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の包装用容器の蓋体。 - 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の包装用容器の蓋体が装着される容器本体をさらに備え、
前記容器本体は、底部の裏面の四隅近傍から突出される略L字状の脚部を少なくとも有し、
前記蓋体は、前記天面部の角部分に前記容器本体と同形状の容器本体の脚部を嵌め、かつ前記張出部に当該脚部を当接させて当該容器本体を積載可能とする
ことを特徴とする包装用容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017069270A JP2018167904A (ja) | 2017-03-30 | 2017-03-30 | 包装用容器の蓋体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017069270A JP2018167904A (ja) | 2017-03-30 | 2017-03-30 | 包装用容器の蓋体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2018167904A true JP2018167904A (ja) | 2018-11-01 |
Family
ID=64018268
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017069270A Pending JP2018167904A (ja) | 2017-03-30 | 2017-03-30 | 包装用容器の蓋体 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2018167904A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020179918A (ja) * | 2019-04-26 | 2020-11-05 | リスパック株式会社 | 容器 |
JP2022088615A (ja) * | 2019-07-03 | 2022-06-14 | 中央化学株式会社 | 包装用容器の蓋体及び包装用容器 |
JP2022136509A (ja) * | 2021-03-08 | 2022-09-21 | 福助工業株式会社 | 包装用容器 |
-
2017
- 2017-03-30 JP JP2017069270A patent/JP2018167904A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2022088615A (ja) * | 2019-07-03 | 2022-06-14 | 中央化学株式会社 | 包装用容器の蓋体及び包装用容器 |
JP7292624B2 (ja) | 2019-07-03 | 2023-06-19 | 中央化学株式会社 | 包装用容器の蓋体及び包装用容器 |
JP2022136509A (ja) * | 2021-03-08 | 2022-09-21 | 福助工業株式会社 | 包装用容器 |
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