JP2018154367A - 金属製容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 金属製の容器本体の製造者側において容器本体の表面に疑似的なラベルを形成しておき、金属製容器のユーザー側では前記疑似的なラベルにレーザー照射による印字で商品情報を表示する作業のみとすることにより、当該ユーザー側での作業の効率化及び大幅なコスト削減を実現することができ、且つ、商品情報が消えず衛生的にも優れた金属製容器を提供する。【解決手段】 金属製の容器本体2と、レーザー照射で印字可能な顔料を含有する金属面密着性塗料を前記容器本体2の表面に薄膜状に塗布して疑似的なラベルとする塗膜層3とからなり、前記塗膜層3の容器本体2表面からの厚みが5μm〜30μmであり、且つ、前記金属面密着性塗料がレーザー照射で印字可能な顔料が5%〜40%の割合で含有しているほか、白色又は淡色の顔料も含有している。【選択図】図1
Description
本発明は、金属製の容器本体の表面に金属面密着性塗料を塗布し、当該塗布面に容器本体の内容物の商品情報をレーザー印字できる金属製容器に関する。
従来、食品又は食油等を充填する一斗缶等の金属製容器において、その容器本体の内容物の情報、例えば、商品名、原材料、製造年月日、製造者等の商品情報を消費者又は需要者に表示する方法としては、その容器本体の表面に当該商品情報が印字された紙製のラベルを貼付するのが一般的である。
また一方で、例えば、プラスティックフィルムに印刷インキ層を設けたラベルを表面に加熱押圧して接着した金属缶が開示されている。(特許文献1)。
一般的に、一斗缶等の金属製容器のユーザー、例えば、食品又は食油メーカー等は、前記金属製の容器本体の製造者から当該容器本体を納入して内容物を充填するとともに、ラベルの製造及び印字業者から紙製ラベルを納入した上で、その内容物の商品情報が印字された紙製ラベルを、ラベル貼付機を用いて容器本体の表面に貼付する、或いは、印字前の紙製ラベルを、印字機能付きのラベル貼付機を用いて容器本体の表面に貼付するとともに商品情報を印字することにより、金属製容器に充填された内容物の商品情報を表示している。
そのため、金属製容器の前記ユーザーは、内容物を充填する金属製の容器本体をその製造者に発注し、且つ、管理する作業に加え、さらに別途、商品情報を表示するための紙製ラベルを紙製ラベルの製造及び印字業者に発注及び検収する作業とともに、当該紙製ラベルの在庫管理に係る作業を要していた。また、これら金属製の容器本体及び紙製ラベルを納入したのち、ラベル貼付機を用いて金属製の容器本体に紙製ラベルを貼付する、或いは、前記印字機能付きラベル貼付機を用いる場合であれば、さらに商品情報を印字する必要もあった。そのため、金属製容器のユーザーは、前記紙製ラベルの発注及び検収作業並びに在庫管理に多大なコストを掛ける必要があり、さらには、前記ラベル貼付機の導入コストのほか、そのメンテナンス及び電気代等の運転コストの負担、または、前記印字機能付きラベル貼付機を用いる場合であれば、インク等のメンテナンスにも大きな負担が掛かり、また、インクジェットによる印字では商品情報の表示が粗くなるという問題があった。
また、前記紙製ラベルは、裏面のシール部によって金属製の容器本体の表面に貼付されるが、容器本体の運搬中に障害物に当たって紙製ラベルの一部が剥がれたり、または、雨水等に濡れて溶けたりするおそれがあるため、当該紙製ラベルの商品情報の表示が消えて読み取れなくなったり、剥離等した紙製ラベルの一部が異物として容器本体の内部に混入したりするという問題もあった。
また、内容物を充填した金属製容器を前記金属製容器のユーザーから納入した内容物の利用者は、内容物を販売する等の利用目的で内容物が充填されたままの金属製容器を湯煎又は蒸気噴射を行う場合、例えば、チョコレート等の固形の内容物を溶かして液体化するために湯煎等する場合があり、その際にも、紙製ラベルの商品情報の表示が消えて読み取れなくなったり、剥離等した紙製ラベルの一部が異物として容器本体の内部に混入したりするという問題があった。
また、金属製の容器本体の表面に商品情報を表示する方法としては、レーザーマーキングにより容器本体の表面を彫り、内容物の商品情報を刻印することもあり得るが、容器本体の表面を削った際にでる削りカスが容器本体の内部に混入するおそれがあり、さらに、当該刻印箇所が錆付き、錆びが容器本体の内部に混入したり、商品情報の表示の読み取りが困難になるおそれもあった。
また、特許文献1に記載の技術では、プラスティックフィルムを金属製容器の表面に接着しているが、前記紙製ラベルと同様にラベルへの印字と金属製容器への接着及び管理の作業を要し、また、そのコストが掛かるため、作業の効率化及びコスト削減に寄与することはできない。また、接着したラベルは金属製容器から剥がれるおそれもある。
このように、特に、食品又は食油等を充填する一斗缶等の金属製容器においては、前記紙製ラベルが内容物の充填中に剥がれる、または、金属製の容器本体の表面に刻印して削りカスが出る等のように、容器本体の内部に異物が混入するおそれが多々あり、かかる容器本体に商品情報を表示する方法としては、衛生的に大きな問題となっていた。
そこで、本発明は、金属製の容器本体の製造者側において容器本体の表面に疑似的なラベルを形成しておき、金属製容器のユーザー側では前記疑似的なラベルにレーザー照射による印字で商品情報を表示する作業のみとすることにより、当該ユーザー側での作業の効率化及び大幅なコスト削減を実現することができ、且つ、商品情報が消えず衛生的にも優れた金属製容器を提供することを課題とした。
上記課題を解決するために、本発明は次のように構成した。すなわち、本発明に係る請求項1に記載の金属製容器は、金属製の容器本体と、レーザー照射で印字可能な顔料を含有する金属面密着性塗料を前記容器本体の表面に薄膜状に塗布して疑似的ラベルとする塗膜層とからなることを特徴としている。
また、請求項2に記載の金属製容器は、前記金属製容器において、前記塗膜層の容器本体表面からの厚みが5μm〜30μmであることを特徴としている。
また、請求項3に記載の金属製容器は、前記金属製容器において、金属面密着性塗料がレーザー照射で印字可能な顔料を5%〜40%の割合で含有してなることを特徴としている。
また、請求項4に記載の金属製容器は、前記金属製容器において、前記金属面密着塗料が白色又は淡色の顔料を含有してなることを特徴としている。
また、請求項5に記載の金属製容器の製造装置は、薄鋼板から金属製の容器本体を成形する成形手段と、レーザー照射で印字可能な顔料を含有する金属面密着性塗料を前記成形後の容器本体の表面に薄膜状にシルクスクリーン印刷にて塗布する塗布手段と、前記塗布した薄膜状の塗膜層を乾燥させて疑似的なラベルとする乾燥手段とを備えてなることを特徴としている。
また、請求項6に記載の商品情報を印字した金属製容器の製造方法は、金属製の容器本体の製造者において、薄鋼板から金属製の容器本体を成形する工程と、レーザー照射で印字可能な顔料を含有する金属製密着性塗料を前記成形後の容器本体の表面にシルクスクリーン印刷により薄膜状に塗布する工程と、前記塗布した金属製密着性塗料を所定の温度及び時間にて乾燥させて塗膜層を疑似的ラベルとする工程と、金属製の容器本体のユーザーにおいて、前記疑似的なラベルとした塗膜層の表面に内容物の商品情報をレーザー印字する工程とを含んでなることを特徴としている。
本発明に係る請求項1に記載の金属製容器によれば、レーザー印字可能な金属面密着性塗料を薄膜状に塗布した塗膜層を疑似的なラベルとしたことにより、金属製容器のユーザー側において、前記インクジェットによる印字に比して印字精度の高いレーザーマーカー機等のレーザー印字装置を用い、当該塗膜層の表面にレーザー印字して商品情報を表示すれば足り、従来の紙製ラベルの発注、検収及び在庫管理に掛かる作業及びコスト並びにラベル貼付機に掛かる導入及び運転コストを大幅に削減することができる。また、前記金属面密着性塗料を塗布した塗膜層は、容易に剥がれるものではないため、印字された商品情報の表示が容易には消えず、容器本体の内部への異物の混入を抑制でき、特に食品又は食油等を充填する金属製容器として衛生的に優れている。
また、請求項2に記載の金属製容器によれば、塗膜層の厚みの前記範囲としたことにより、塗膜層の表面にレーザー照射して印字した際の視認性が向上する。すなわち、一斗缶等の金属製容器は、一般的にその表面に金属光沢があり、当該金属面に直接レーザー印字で商品情報を表示した場合に、その金属光沢とのコントラストが弱く視認性が悪化するが、塗膜層を前記範囲の厚さで形成することにより、レーザー印字された商品情報の視認性を確保でき、当該塗膜層を疑似的なラベルとして機能させることができる。
また、請求項3に記載の金属製容器によれば、レーザー照射により印字可能な顔料を前記範囲の割合で金属密着性塗料に含有させたことにより、または、塗膜層の厚みの前記範囲とし、且つ、レーザー照射により印字可能な顔料を前記範囲の割合で金属密着性塗料に含有させたことにより、金属製容器表面の金属光沢に対してコントラストを強くし、また、商品情報を十分に視認可能な濃さで商品情報を印字することができ、前記塗膜層を疑似的なラベルとしてより機能させることができる。
また、請求項4に記載の金属製容器によれば、レーザー照射で印字可能な顔料に加え、前記金属面密着性塗料に白色又は淡色の顔料を含有させたことにより、塗膜層の表面にレーザー照射して黒色変化による印字をした際の商品情報の視認性を確保でき、金属製容器表面の金属光沢に対して十分に強いコントラストで当該塗膜層を疑似的なラベルとしてより機能させることができる。
ここで、前記請求項2乃至4に記載の金属製容器の塗膜層の厚みは、過度に薄くすると背面の金属光沢する容器本体の表面が透けて見えるため、レーザー印字により表示された商品情報とのコントラストが弱くなり、また、その薄さに応じて前記塗膜層のレーザー照射面におけるレーザー照射で印字可能な顔料の絶対量も減少することからレーザー印字が薄くなるため視認性が悪化し、一方で、過度に厚くすると、塗膜層に使用する金属面密着性塗料の量が増加し、且つ、乾燥にも時間を要するためコスト負担が増大してしまうため、前記範囲とすることにより、商品情報の視認性及びコストの観点から前記塗膜層を疑似的なラベルとして適切に機能させることができる。
また、請求項5に記載の金属製容器の製造装置によれば、シルクスリーン印刷によって成形後の容器本体の表面に対して適切に塗膜層を形成することができる。すなわち、食品又は食油等を充填する金属製容器は、その容器本体を形成する以前の薄鋼板のままでは、通常、保管時に積み重ねた状態にあり、薄鋼板のままその表面に塗膜層を形成して積み重ねると容器本体の内側となる表面にも金属面密着性塗料が付着するため、食品等衛生上の観点からすると好ましくない。そのため、前記塗膜層を形成するのは、容器本体を成形後にその外側表面に形成するのが肝要である。この際、シルクスクリーン印刷によれば、スクリーン版の目の粗さによって塗膜層の厚みを調整でき、且つ、スクリーン版がスキージの押圧によって湾曲するため、容器本体の表面の撓みに対しても、或いは、容器本体の表面に凹凸が形成されていても、スクリーン版と容器本体の表面を密着させて塗膜層を形成することができる。
さらに、請求項6に記載の商品情報を印字した金属製容器の製造方法によれば、金属製容器のユーザー側で、前記塗膜層の表面にレーザー照射すれば商品情報を印字することができ、従来の紙製ラベルのように、紙製ラベルの発注、検収及び在庫管理にかかる作業及びコスト負担、並びに、ラベル貼付機又は印字機能付きラベル貼付機での貼付又は印字作業及びそのメンテナンスに係る作業及びランニングコストに負担を掛けることなく、作業の効率化及びコスト負担の削減を実現することができる。また、当該ユーザーは、塗膜層は紙製ラベルのように容易に剥がれたり溶けたりして商品情報の表示が消えるのを懸念することなく、また、剥離等した紙製ラベルの一部が異物として容器本体の内部に混入することなく衛生的に安心して金属製容器に内容物を充填、保管及び販売等することができる。
以下、図面に基づいて本発明を具体的に説明する。まず、図1は、本発明に係る金属製容器1の構造を示す斜視図である。なお、本実施例では、金属製容器1の容器本体2として一斗缶を用いて説明する。
当該金属製容器1は、金属製の容器本体2と、当該容器本体2の表面に金属面密着性塗料を塗布して疑似的なラベルとする塗膜層3とから構成されている。なお、図示の理解を容易にするために、通常、金属製容器1のユーザー側でレーザー印字する内容物の商品情報を図中の塗膜層3の表面に表示している。
前記金属製の容器本体2は、薄鋼板を屈曲して四角筒状の胴部2aを成形し、その下方に底板2bを固設するとともに、その上部に天板2cを固設することにより形成され、当該天板2cには、貫通孔に蓋を取付けた蓋部2dが設けられている。なお、金属製の容器本体2は、一斗缶に限られず、その他、金属製の缶類等の金属製の容器を含むものであり、本実施例の一斗缶のように容器本体2の全体を金属製で構成するものに限られず、天板2cを合成樹脂製で構成した容器本体2、または、胴部2aの一部で、且つ、前記塗膜層3を形成する表面のみを金属製とする容器本体2等のように、その一部を金属製とする容器本体2も含むものである(以下同じ。)。
前記塗膜層3は、レーザー印字可能な顔料を所定の割合で含有した金属面密着性塗料を、前記胴部2aの表面に所定の厚さで、また、内容物の商品情報を表示する範囲で適宜塗布したのち、乾燥することにより胴部2aの表面に疑似的なラベルとして形成される。
金属面密着性塗料に含有するレーザー照射により印字可能な顔料は、商品情報の視認性を確保する印字の濃さ及び金属面への密着性を考慮して、本実施例では、金属面密着性塗料に20%の割合で含有されている。なお、当該視認性及び金属面への密着性という観点から、当該レーザー照射で印字可能な顔料の含有割合は、5%〜40%であるのが好ましく、最適には15%〜20%の割合で含有させるのが良い。
また、塗膜層3は、金属光沢する胴部2aの表面とのコントラストを強くして視認性を向上させるという観点及びコスト負担の観点から、胴部2aの表面から10μmの厚みで形成されている。すなわち、当該塗膜層3を過度に薄く形成すると、背面の金属光沢する胴部2aが透けて見えるため、レーザー印字により黒色変化して表示された商品情報とのコントラストが弱くなり、さらには、前記塗膜層3のレーザー照射面におけるレーザー照射で印字可能な顔料の絶対量も減ることからレーザー印字が薄くなるため視認性が悪化し、一方で、過度に厚く形成すると、塗膜層3に使用する金属面密着性塗料の量が増加し、且つ、乾燥にも時間を要するため、コスト負担が増大してしまう。このような観点から、当該塗膜層3の厚みは、5μm〜30μmの範囲で形成するのが好ましく、最適には、8μm〜13μmの範囲で形成するのが良い。
このように、当該塗膜層3の厚み及びレーザー照射で印字可能な顔料の含有割合は、金属光沢する金属面に対する視認性の向上、金属面への密着性及びコスト負担を考慮すると前記範囲とするのがよく、当該範囲にて塗膜層3を形成することにより、金属製容器1において内容物の商品情報を表示する疑似的なラベルとして機能させることができる。
また、一般的に、従来の一斗缶等の金属製容器に貼付される紙製ラベルは白色で、その表面に黒色の文字等で商品情報が印字されているため、本発明の塗膜層3も同様に白色又は淡色に形成して商品情報を黒色印字することにより、従来からの金属製容器のユーザーでも違和感なく当該疑似的なラベルに表示された商品情報を視認できる。さらに、レーザー印字装置としてCO2レーザーを用いて黒色変化させることにより、種々あるレーザー印字装置と比して基本的に低コストで商品情報を印字することができる。そのため、当該疑似的なレベルとしての塗膜層3は、前記金属面密着性塗料にレーザー照射で印字可能な顔料のほかに白色又は淡色の顔料を含有させて白色又は淡色に形成し、且つ、CO2レーザー印字により塗膜層3の表面を黒色変化させて商品情報を印字することにより、商品情報の視認容易性及びその印字の低コスト化に貢献することができる。また、疑似的ラベルとしての塗膜層3を純白色に形成することによって内容物の新しさや清潔感を感じさせることもできる。
以上の通り形成した金属製容器1は、当該金属製容器1を納入した食品又は食油メーカー等のユーザー側で、食品又は食油等の内容物の商品情報を前記塗膜層3の表面に容易に印字精度の高いレーザー照射による印字をすることができる。当該レーザー印字により表示される情報は、例えば、商品名、品番、内容物、原材料、製造年月日、消費期限又は製造者等の文字情報のほか、インターネットを介してアクセスするための二次元コードやユーザーが使用するロゴマークやキャラクター等の図形情報等も含むものである。
これにより、従来の紙製ラベルの発注、検収及び在庫管理等の作業及びコスト負担を大幅に削減することができるとともに、従来のように紙製ラベル等が何らかの理由により剥がれる等して、商品情報が消えることなく、また、容器本体2の内部に異物が混入することを抑制することができ、金属製容器1のユーザーは、安心して金属製容器1に内容物を充填、保管及び販売等することができる。
本実施例では、レーザー照射による印字によって塗膜層3の表面を黒色に変化させて商品情報を表示したため、前記金属面密着性塗料にレーザー照射で印字可能な顔料のほかに白色又は淡色の顔料を含有させたが、レーザー照射によって黒色以外で発色印字する場合は、白色又は淡色に限られず黒色又は濃色の顔料を金属面密着性塗料に含有させてもよい。ただ、前記の通り、一般的に、従来の商品情報は白色の紙製ラベルに黒色の印字が施されているものが多く、また、白色又は淡色の塗膜層3の表面にCO2レーザーを用いて黒色印字するのが基本的に低コストであるため、塗膜層3をより疑似的なラベルとして機能させるには白色又は淡色の顔料を金属面密着性塗料に含有させて、塗膜層3を白色又は淡色に形成するのがよい。
また、本実施例では、容器本体2の表面として胴部2aに塗膜層3を設け、その表面に商品情報を印字したが、当該容器本体2の表面であれば、胴部2a、底板2b、底板2c又は蓋部2dのいずれか又は複数の金属表面に塗膜層3を設け、レーザー照射により商品情報を印字してもよい。
次に、当該金属製容器1を製造する製造装置10について説明する。図3は、製造装置10を示す構成図である。金属製容器1の製造装置10は、基本的に、薄鋼板から金属製の容器本体2を成形する成形手段11と、レーザー照射で印字可能な顔料を含有する金属面密着性塗料を前記容器本体2の表面に薄膜状にシルクスクリーン印刷にて塗布する塗布手段12と、前記塗布した薄膜状の塗膜層を乾燥させて疑似的なラベルとする乾燥手段13とから構成され、これら各構成要素がベルトコンベアで連結されている。なお、ここでも金属製容器1として一斗缶を用いてその製造装置10を説明する。
成形手段11は、特に具体的な図示はしないが、金属製の容器本体2を成形する成形機であって、薄鋼板を屈曲して四角筒状の胴部2aを成形し、その下方に底板2bを巻き締めして固設するとともに、その上方に天板2cを巻き締めして固設して容器本体2を形成する。当該天板2cには、食品又は食油等を注排出するための貫通孔に蓋をした蓋部2dが設けられている。なお、当該成形手段11は、本実施例では、一斗缶の成形機であるが、これに限らず、その他金属製の容器本体2を成形するものであればどのような成形手段11であってもよい。
塗布手段12は、図4の概略図に示すように、容器本体2の胴部2aの表面に前記金属面密着性塗料を塗布して塗膜層3を形成するためのシルクスクリーン印刷機であって、スクリーン部12a及び枠部12bからなるスクリーン版12cと、スクリーン部12aの上面を押圧しながら図中左右に移動し、当該上面の金属面密着性塗料のインキIを印刷対象に塗布するスキージ12d及びインキ返し12eとによって構成されている。
前記成形手段11からベルトコンベアにより運搬された容器本体2は、図示の通り、胴部2aの表面の上方に向けて寝かせた状態にあり、順次、塗布手段12の下方へと運搬され、塗布手段12において塗膜層3を塗布したのち、乾燥手段14へと搬出される。当該塗布手段12は、具体的には、スクリーン版12cのスクリーン部12aの上面に載せられたインキIをスキージ12dの移動によって図中右方向に移動させながら、下方のスクリーン部12a及び容器本体2の胴部2a表面を押圧することにより、インキIを胴部2aの表面に押出して塗布する。この際、スクリーン部12aがスキージ12dの押圧によって湾曲するため、容器本体2の胴部2a表面の撓みに対しても、或いは、当該胴部2aの表面に凹凸が形成されていても、スクリーン部12aと胴部2aの表面を密着させて塗膜層3を形成することができる。また、スクリーン部12aの目の粗さによって塗膜層3の厚みを調節することができる。
さらに、容器本体2を立てた状態で胴部2aの表面にインクIを塗布すると、インクIが垂れてしまうおそれがあるが、前述の通り、容器本体2を寝かせた状態で胴部2aの表面を上方に向けてシルクスクリーン印刷することにより、インクIの垂れを防止でき、所望の厚み及び範囲で適切に塗膜層3を塗布することができる。
このように容器本体2の胴部2a表面にインキIを塗布すると、スキージ12d及びインキ返し12eが図中左方向の初期位置に戻り、それに伴いインキ返し12eが図中右側に移動したインキIを図中左方向へ移動させ、次の容器本体2が塗布手段12の下方に運搬されると、前記の通り、胴部2aの表面に塗膜層3を塗布する。
乾燥手段13は、特に具体的に図示しないが、乾燥炉であって、容器本体2の胴部2aのインキIを塗布した面を上方に向けてベルトコンベア上で移動させながら乾燥炉内を通過させて乾燥を行う。当該乾燥炉は、前記インキIの塗膜層3の厚みに応じて、所定の温度及び時間間隔で乾燥させる。したがって、前記塗膜層3の厚みに応じて温度や時間間隔を適宜変更すればよい。
このように、金属製容器1の製造装置10によれば、塗布手段12をシルクスクリーン印刷とすることにより、容器本体2の内側面にインキIが付着することがないよう成形後の容器本体2に対して衛生的で且つ適切に塗膜層3を疑似的なラベルとして形成することができる。
次に、商品情報を印字した金属製容器1の製造方法について説明する。図5は、金属製容器1の製造方法を示すフローチャート図である。
<成形工程(S1)>
まず、金属製容器1の製造者において、薄鋼板から金属製の容器本体2を形成する。具体的には、金属製の薄鋼板を屈曲させて容器本体2の胴部2aを形成し、その下方に底板2bを固設するとともに、その上方に蓋部2dを形成した天板2cを固設して、金属製の容器本体2を成形する。
まず、金属製容器1の製造者において、薄鋼板から金属製の容器本体2を形成する。具体的には、金属製の薄鋼板を屈曲させて容器本体2の胴部2aを形成し、その下方に底板2bを固設するとともに、その上方に蓋部2dを形成した天板2cを固設して、金属製の容器本体2を成形する。
<塗布工程(S2)>
次に、前記製造者において、前記レーザー照射により印字可能な顔料と、必要に応じて白色又は淡色の顔料とを含有した金属面密着性塗料を、前記容器本体2の胴部2aの表面にシルクスクリーン印刷によって薄膜状に塗布する。当該薄膜状に塗布された塗膜層3は、胴部2aの表面から前記範囲の厚みで形成され、また、金属面密着性塗料には、レーザー照射で印字可能な顔料が前記範囲の割合で含有されている。
次に、前記製造者において、前記レーザー照射により印字可能な顔料と、必要に応じて白色又は淡色の顔料とを含有した金属面密着性塗料を、前記容器本体2の胴部2aの表面にシルクスクリーン印刷によって薄膜状に塗布する。当該薄膜状に塗布された塗膜層3は、胴部2aの表面から前記範囲の厚みで形成され、また、金属面密着性塗料には、レーザー照射で印字可能な顔料が前記範囲の割合で含有されている。
<乾燥工程(S3)>
次に、前記製造者において、前記塗布工程において塗布した塗膜層3を乾燥炉に所定の温度及び時間間隔で乾燥させる。当該温度及び時間間隔は、塗膜層3の厚みに応じて適宜変更可能である。
次に、前記製造者において、前記塗布工程において塗布した塗膜層3を乾燥炉に所定の温度及び時間間隔で乾燥させる。当該温度及び時間間隔は、塗膜層3の厚みに応じて適宜変更可能である。
このようにして製造された金属製容器1は、金属製容器1のユーザーからの発注により、当該製造者からそのユーザーへと納入される。
<印字工程(S4)>
そして、前記ユーザーにおいて、前記塗膜層3の表面に内容物の商品情報がCO2レーザーの照射によって印字される。なお、当該レーザーは、CO2レーザーに限られず、塗膜層3の表面にレーザー照射による印字が可能であればその他レーザー印字装置であってもよい。また、当該レーザーの出力は、金属面密着性塗料に含有されるレーザー照射で印字可能な顔料の量に応じ、顔料の割合が少なければ高出力で印字を濃くし、或いは、当該割合が多ければ低出力で印字を薄くする等、出力の高低によって印字の濃薄を適宜変更可能である。
そして、前記ユーザーにおいて、前記塗膜層3の表面に内容物の商品情報がCO2レーザーの照射によって印字される。なお、当該レーザーは、CO2レーザーに限られず、塗膜層3の表面にレーザー照射による印字が可能であればその他レーザー印字装置であってもよい。また、当該レーザーの出力は、金属面密着性塗料に含有されるレーザー照射で印字可能な顔料の量に応じ、顔料の割合が少なければ高出力で印字を濃くし、或いは、当該割合が多ければ低出力で印字を薄くする等、出力の高低によって印字の濃薄を適宜変更可能である。
なお、前記ユーザー側において、前記印字工程(S4)の前に、容器本体2に食品又は食油等の内容物を充填してもよく、塗膜層3の表面に商品情報を印字したのち、容器本体2に食品又は食油等を充填してもよく、ユーザー側で適宜選択すればよい。
図6は、前記ユーザー側において、前記図5で図示した印字工程(S4)後に金属製容器1に内容物を充填し、その金属製容器1を内容物の利用者に納入した流れを示すフローチャート図である。前記金属製容器1のユーザーから内容物が充填された金属製容器1を納入した内容物の利用者は、内容物の利用を目的として、当該金属製容器1を湯煎又は蒸気噴射する場合がある。例えば、金属製容器1の内容物が固形のチョコレートである場合には、その利用者は、当該チョコレートを用いてチョコレート菓子を製造したり、一般消費者に提供したりする等、内容物を利用するために、固形のチョコレートを湯煎等して溶かしたのち、金属製容器1の蓋部2dを開封して内容物のチョコレートを利用又は提供する。このように、当該内容物の利用者は、金属製容器1を湯煎等した場合であっても、塗膜層3が従来の紙製ラベルのように容易に溶け剥がれず疑似的なラベルとして機能するため、商品情報の表示が消えるのを懸念することなく、また、従来のように紙製ラベルが剥離してその一部が異物として内容物に混入することがないため、衛生的にも安心して金属製容器1の内容物を利用することができる。
このように、金属製容器1のユーザー側では、塗膜層3の表面にレーザー照射すれば商品情報を印字することができ、従来の紙製ラベルの貼付に比べ、作業の効率化及びコスト負担の削減を実現することができる。具体的には、当該ユーザー側においては、比較的簡便で印字精度の高いレーザー照射による印字及びレーザー印字装置の簡単なメンテナンスをすれば足り、紙製ラベルの発注、検収及び在庫管理にかかる作業及びコスト負担、並びに、ラベル貼付機又は印字機能付きラベル貼付機での貼付又は印字作業及びそのメンテナンスに係る作業及びランニングコストの負担の大幅な削減を実現することができる。
また、当該塗膜層3は、紙製ラベル又はフィルムのように容易に剥がれたり、または、水に濡れて溶けたりするものではないため、塗膜層3の表面に表示された商品情報は消えずに読み取り可能で、また、容器本体2の内部に異物が混入するリスクを抑制でき、金属製容器1のユーザー及びその内容物の利用者は衛生的にも安心して金属製容器1に内容物を充填、保管、販売及び利用等することができる。
上記実施例の金属製容器1では、一斗缶を用いて説明したが、その他金属製の容器であって内容物の商品情報等を表示するものであれば何でも利用可能である。
1 金属製容器
2 容器本体
2a 胴部
2b 底板
2c 天板
2d 蓋部
3 塗膜層
10 製造装置
11 成形手段
12 塗布手段
12a スクリーン部
12b 枠部
12c スクリーン版
12d スキージ
12e インキ返し
13 乾燥手段
I インキ(金属面密着性塗料)
2 容器本体
2a 胴部
2b 底板
2c 天板
2d 蓋部
3 塗膜層
10 製造装置
11 成形手段
12 塗布手段
12a スクリーン部
12b 枠部
12c スクリーン版
12d スキージ
12e インキ返し
13 乾燥手段
I インキ(金属面密着性塗料)
Claims (6)
- 金属製の容器本体と、レーザー照射で印字可能な顔料を含有する金属面密着性塗料を前記容器本体の表面に薄膜状に塗布して疑似的なラベルとする塗膜層とからなることを特徴とする金属製容器。
- 前記塗膜層の容器本体表面からの厚みが5μm〜30μmであることを特徴とする請求項1に記載の金属製容器。
- 前記金属面密着性塗料は、レーザー照射で印字可能な顔料を5%〜40%の割合で含有してなることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の金属製容器。
- 前記金属面密着塗料は、白色又は淡色の顔料を含有してなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の金属製容器。
- 薄鋼板から金属製の容器本体を成形する成形手段と、レーザー照射で印字可能な顔料を含有する金属面密着性塗料を前記成形後の容器本体の表面に薄膜状にシルクスクリーン印刷にて塗布する塗布手段と、前記塗布した薄膜状の塗膜層を乾燥させて疑似的なラベルとする乾燥手段とを備えてなることを特徴とする金属製容器の製造装置。
- 金属製容器の製造者において、薄鋼板から金属製の容器本体を成形する工程と、
レーザー照射で印字可能な顔料を含有する金属製密着性塗料を前記成形後の容器本体の表面にシルクスクリーン印刷により薄膜状に塗布する工程と、
前記塗布した金属製密着性塗料を所定の温度及び時間にて乾燥させて塗膜層を疑似的ラベルとする工程と、
金属製容器のユーザーにおいて、前記疑似的なラベルとした塗膜層の表面に内容物の商品情報をレーザー印字する工程と、を含んでなることを特徴とする商品情報を印字した金属製容器の製造方法。
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