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JP2018151179A - 分析装置および分析方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高い精度の定量分析を行うことができる分析装置を提供する。【解決手段】本発明に係る分析装置は、分光素子を用いた場合に発生する波長分散型X線分光器に由来するゴーストピークの位置にピークが存在する元素の情報が、分光素子と関連付けて登録されたリストを記憶する記憶部と、対象元素および対象元素のスペクトルを取得するために用いた分光素子の組み合わせが、リストに含まれるか否かを判定する判定部と、判定部がリストに含まれると判定した場合に、対象元素の強度に応じて、バックグラウンド位置を設定するバックグラウンド位置設定部と、設定されたバックグラウンド位置における信号強度に基づき対象元素のピークの位置でのバックグラウンドを決定して、定量分析を行う定量分析部と、を含む。【選択図】図5

Description

本発明は、分析装置および分析方法に関する。
電子プローブマイクロアナライザー(EPMA)では、定量分析を行うことができる。測定対象試料中のある元素について定量分析を行う場合には、一般的に、当該元素の濃度が既知の標準試料の当該元素のX線強度と、測定対象試料の当該元素のX線強度とに基づいて補正計算などを行って、測定対象試料中の当該元素の濃度を求める(例えば特許文献1参照)。
定量分析に用いられる元素のX線強度は、元素のピークの位置での見かけ上のX線強度からバックグラウンドのX線強度を減算することによって得られる。元素のピークの位置でのバックグラウンドは、元素のピークの低エネルギー側および高エネルギー側の両方にバックグラウンド位置を設定し、それぞれのバックグラウンド位置でのX線強度に基づいて決定することができる。
バックグラウンド位置は、ユーザーがスペクトルを見て指定した位置であってもよい。また、元素の特性X線の種類が特定されれば、どのような位置にバックグラウンド位置を設定すればよいか経験的に知られている。そのため、バックグラウンド位置を各元素の特性X線の種類に応じてあらかじめ設定しておき、自動でバックグラウンド位置を設定することもできる。
特開2007−285786号公報
ここで、電子プローブマイクロアナライザーにおいて、分光素子(分光結晶)およびX線検出器を含む波長分散型X線分光器を用いて測定を行った場合、分光素子およびX線検出器に用いられる素材やガスの影響により、ゴーストピーク(試料に由来しないピーク)が発生する場合がある。
図9は、B(ボロン)のピーク位置に存在するゴーストピークの一例を示す図である。図9には、波長分散型X線分光器を用いて測定された、B(ボロン)を1.25%含むアキシナイトにおけるBのスペクトルS1と、B(ボロン)を含まないSiOにおけるBのピーク位置でのスペクトルS2と、が示されている。
図9に示すように、波長分散型X線分光器に由来するゴーストピークの強度は、通常、質量濃度に換算して1%のピークの強度より十分小さく、質量濃度に換算して0.1%前後である場合が多い。したがって、波長分散型X線分光器に由来するゴーストピークは、通常の定量分析ではほとんど影響しないが、定量分析の対象となる元素が微量成分(例えば質量濃度が1%以下)である場合、その影響が無視できなくなる。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、本発明のいくつかの態様に係る目的の1つは、波長分散型X線分光器に由来するゴーストピークの影響を低減して、高い精度の定量分析を行うことができる分析装置および分析方法を提供することにある
(1)本発明に係る分析装置は、
複数の分光素子を有する波長分散型X線分光器を備えた分析装置であって、
前記分光素子を用いた場合に発生する前記波長分散型X線分光器に由来するゴーストピークの位置にピークが存在する元素の情報が、前記分光素子と関連付けて登録されたリストを記憶する記憶部と、
定量分析の対象となる対象元素の強度の情報を取得する強度情報取得部と、
前記対象元素および前記対象元素のスペクトルを取得するために用いた前記分光素子の組み合わせが、前記リストに含まれるか否かを判定する判定部と、
前記判定部が前記リストに含まれると判定した場合に、前記対象元素の強度に応じて、バックグラウンド位置を設定するバックグラウンド位置設定部と、
設定された前記バックグラウンド位置における信号強度に基づき前記対象元素のピークの位置でのバックグラウンドを決定して、定量分析を行う定量分析部と、
を含む。
このような分析装置では、ゴーストピークの影響が大きい微量成分の定量分析において、定量分析の対象となる元素のスペクトルに存在するゴーストピークをバックグラウンドに含めることができるため、ゴーストピークの影響が低減された定量分析を行うことができる。
(2)本発明に係る分析装置において、
前記リストは、前記ゴーストピークがバックグラウンドに含まれるように設定された前記バックグラウンド位置の情報を含み、
前記バックグラウンド位置設定部は、前記対象元素の強度が所定値以下の場合に、前記リストを参照して前記バックグラウンド位置を設定してもよい。
このような分析装置では、ゴーストピークの影響が大きい微量成分の定量分析において、定量分析の対象となる元素のスペクトルに存在するゴーストピークをバックグラウンドに含めることができるため、ゴーストピークの影響が低減された定量分析を行うことができる。
(3)本発明に係る分析装置において、
前記対象元素の強度は、標準試料の信号強度に対する前記対象元素の信号強度の比であってもよい。
(4)本発明に係る分析装置において、
複数の分光素子を有する波長分散型X線分光器を備えた分析装置を用いた分析方法であって、
前記分光素子を用いた場合に発生する前記波長分散型X線分光器に由来するゴーストピークの位置にピークが存在する元素の情報が、前記分光素子と関連付けて登録されたリストを準備する工程と、
定量分析の対象となる対象元素の強度の情報を取得する工程と、
前記対象元素および前記対象元素のスペクトルを取得するために用いた前記分光素子の組み合わせが、前記リストに含まれるか否かを判定する工程と、
前記リストに含まれると判定された場合に、前記対象元素の強度に応じて、バックグラウンド位置を設定する工程と、
設定された前記バックグラウンド位置における信号強度に基づき前記対象元素のピークの位置でのバックグラウンドを決定して、定量分析を行う工程と、
を含む。
このような分析方法では、ゴーストピークの影響が大きい微量成分の定量分析において、定量分析の対象となる元素のスペクトルに存在するゴーストピークをバックグラウンドに含めることができるため、ゴーストピークの影響が低減された定量分析を行うことができる。
本実施形態に係る分析装置の構成を示す図。 定量分析の対象となる元素のスペクトルを模式的に示す図。 ゴーストピークリストの一例を示す表。 ゴーストピークリストに登録されているバックグラウンド位置を説明するための図。 本実施形態に係る分析装置の第2定量分析部の処理を説明するための図。 本実施形態に係る処理部の処理の一例を示すフローチャート。 本実施形態の変形例に係る分析装置の構成を示す図。 本実施形態の変形例に係る処理部の処理の一例を示すフローチャート。 B(ボロン)のピーク位置に存在するゴーストピークの一例を示す図。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また、以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1. 分析装置
まず、本実施形態に係る分析装置について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る分析装置100の構成を示す図である。
分析装置100は、電子線EBを試料Sに照射して電子線EBの照射に応じて試料Sから発生する特性X線を検出して分析を行う。分析装置100は、例えば、電子プローブマイクロアナライザー(EPMA)である。
分析装置100は、電子銃11と、集束レンズ12と、偏向器13と、対物レンズ14と、試料ステージ15と、二次電子検出器17と、波長分散型X線分光器18と、信号処理部20と、処理部30と、操作部40と、表示部42と、記憶部44と、を含む。
電子銃11は、電子線EBを発生させる。電子銃11は、所定の加速電圧により加速された電子線EBを試料Sに向けて放出する。
集束レンズ12は、電子銃11の後段(電子線EBの下流側)に配置されている。集束レンズ12は、電子線EBを集束させるためのレンズである。
偏向器13は、集束レンズ12の後段に配置されている。偏向器13は、電子線EBを偏向させることができる。
対物レンズ14は、偏向器13の後段に配置されている。対物レンズ14は、電子線EBを集束させて試料Sに照射する。
試料ステージ15は、試料Sを支持することができる。試料ステージ15上には、試料Sが載置される。図示はしないが、モーター等の駆動源を備えるステージ移動機構によっ
て、試料ステージ15を移動させることができる。
二次電子検出器17は、試料Sから放出された二次電子を検出するための検出器である。二次電子検出器17の出力信号は、電子線EBの走査信号と同期して記憶部44に記憶される。これにより、二次電子像(SEM像)を得ることができる。
波長分散型X線分光器18は、複数の分光素子(分光結晶)18aと、X線検出器18bと、を含んで構成されている。波長分散型X線分光器18は、広い波長範囲の測定を可能とするために、結晶面間隔が異なる複数の分光素子18aを有している。
波長分散型X線分光器18は、試料Sから発生する特性X線を、分光素子18aでのブラッグ反射を利用して特定波長のX線に分離し、X線検出器18bで検出する。X線検出器18bの出力信号は、信号処理部20において波形成形、A/D変換などの所定の処理が行われ、処理部30に送られる。
分析装置100では、電子銃11から放出された電子線EBが、集束レンズ12および対物レンズ14で集束されて試料Sに照射される。このとき、偏向器13によって電子線EBを偏向することにより、試料S上の任意の位置に電子線EBを照射することができる。試料Sに電子線EBが照射されることによって、試料Sから特性X線が発生する。試料Sから発生した特性X線は、分光素子18aによって特定波長のX線に分離され、X線検出器18bで検出される。X線検出器18bの出力信号は信号処理部20で所定の処理が行われて処理部30に送られる。処理部30では、信号処理部20からのデータに基づき、試料S中の所望の元素のスペクトルが生成される。
操作部40は、ユーザーによる操作に応じた操作信号を取得し、処理部30に送る処理を行う。操作部40は、例えば、ボタン、キー、タッチパネル型ディスプレイ、マイクなどである。
表示部42は、処理部30によって生成された画像を表示するものであり、その機能は、LCD、CRTなどにより実現できる。
記憶部44は、処理部30が各種の計算処理を行うためのプログラムやデータ等を記憶している。また、記憶部44は、処理部30の作業領域として用いられ、処理部30が各種プログラムに従って実行した算出結果等を一時的に記憶するためにも使用される。記憶部44の機能は、ハードディスク、RAMなどにより実現できる。
記憶部44には、ゴーストピークリスト2が記憶されている。ゴーストピークリスト2については後述する。
処理部30は、信号処理部20からのデータに基づいて定量分析を行う処理を行う。処理部30の機能は、各種プロセッサ(CPU等)でプログラムを実行することにより実現することができる。処理部30は、第1定量分析部302と、強度情報取得部304と、判定部306と、バックグラウンド位置設定部308と、第2定量分析部310と、を含む。
第1定量分析部302は、信号処理部20の出力信号に基づき得られた分析対象となる元素(以下、「対象元素」ともいう)のスペクトルから、当該元素の相対強度を求める。
相対強度とは、いわゆるK−レシオであり、同一条件で測定した、標準試料のX線強度に対する対象試料のX線強度の比である。例えば、「X」元素の相対強度Kは、標準試
料のX線強度をI std、対象試料のX線強度をI unk、標準試料中の「X」元素の質量濃度をC stdとすると次式で表される。
ここで、第1定量分析部302における定量分析の手法について説明する。
図2は、対象元素のスペクトルSpを模式的に示す図である。なお、図2では、ゴーストピークSgを破線で示している。なお、ゴーストピークSgは、波長分散型X線分光器18に由来するゴーストピークである。すなわち、ゴーストピークSgは、試料Sに由来しないピークである。
図2に示すように、対象元素のスペクトルSpにおいて、当該対象元素のピークPの見かけ上のX線強度をIとし、ピークPの位置をEとする。
まず、ピークPの低エネルギー側にバックグラウンド位置Eを設定し、ピークPの高エネルギー側にバックグラウンド位置Eを設定する。バックグラウンド位置E,Eは、スペクトルSpにおいて、ピークPの位置でのバックグラウンドを決定するための基準となる位置である。バックグラウンド位置EおよびEは、ユーザーから指定された位置であってもよいし、各元素の特性X線の種類に応じてあらかじめ設定された位置であってもよい。
バックグラウンド位置Eは、例えば、X線強度が大きくなり始める位置に設定され、バックグラウンド位置Eは、例えば、X線強度の変化が小さくなって略一定になり始める位置に設定される。
次に、バックグラウンド位置EにおけるX線強度IE1、バックグラウンド位置EにおけるX線強度IE2に基づきバックグラウンドを決定する。図2に示す例では、バックグラウンドを、2つのバックグラウンド位置E,EにおけるX線強度を結ぶ直線で近似したが、曲線等で近似してもよい。
次に、元素のピークPの見かけ上のX線強度Iと、位置EでのバックグラウンドのX線強度Iとの差I−Iを計算する。この差I−Iが定量分析に用いられる元素のX線強度に対応する。
次に、同一条件で測定した、標準試料のX線強度に対する、対象元素のX線強度(すなわち差I−I)の比を計算し、当該元素の相対強度を求める。
上述した第1定量分析部302における定量分析の手法では、対象元素のX線強度(すなわち差I−I)には、ゴーストピークSgの強度が含まれている。したがって、対象元素が微量成分である場合、第1定量分析部302で得られた定量分析の結果は、このゴーストピークSgの影響が大きい。したがって、本実施形態では、以下で説明する、強度情報取得部304、判定部306、バックグラウンド位置設定部308、および第2定量分析部310の処理により、ゴーストピークSgの影響が低減された定量分析を行う。
まず、本実施形態における定量分析の手法について説明する。
ゴーストピークSgの強度は分析対象となる試料によって変化するが、ゴーストピークSgの位置は分析対象となる試料によってはほぼ変化しない。ただし、ゴーストピークSgの位置は分光素子18aの種類によって変化する。この性質を考慮して、ゴーストピークSgが発生する位置にピークが存在する元素の情報が、分光素子18aの種類の情報と関連付けて登録されたリスト(ゴーストピークリスト2)を作成する。ゴーストピークリスト2は、例えば、分析装置100で既知の試料を測定することで作成することができる。
図3は、ゴーストピークリスト2の一例を示す表である。
図3に示すように、ゴーストピークリスト2には、ゴーストピークSgが発生する位置にピークが存在する元素の情報、ゴーストピークSgが発生する分光素子18aの種類、バックグラウンド位置、および相対強度の閾値がそれぞれ関連づけられて登録されている。
ゴーストピークリスト2に登録されている、ゴーストピークSgが発生する位置にピークが存在する元素の情報とは、ピークの位置がゴーストピークSgのピークの位置と一致している元素の情報と、ピークの位置がゴーストピークSgのピークの位置の近傍にあり、定量分析においてその影響を受けると想定される元素の情報と、を含む。
また、ゴーストピークリスト2に登録されている元素の情報は、図3に示す例では、元素名である。なお、定量分析に用いられる特性X線の種類が複数存在する元素については、特性X線の種類ごとに、登録されていてもよい。
ゴーストピークリスト2に登録されている分光素子18aの種類の情報は、上記元素の情報と関連付けられて登録されている。分光素子18aの種類が異なると、ゴーストピークSgが発生する位置が異なるためである。
ゴーストピークリスト2に登録されているバックグラウンド位置は、元素の情報と分光素子18aの組み合わせごとに登録されている。バックグラウンド位置は、ゴーストピークSgが対応する元素のピーク位置でのバックグラウンドに含まれるように設定された位置である。ゴーストピークリスト2には、対応する元素のピークよりも低エネルギー側に設定されるバックグラウンド位置Eと、対応する元素のピークよりも高エネルギー側に設定されるバックグラウンド位置Eと、が登録されている。
図4は、ゴーストピークリスト2に登録されているバックグラウンド位置を説明するための図である。
ゴーストピークリスト2に登録されている低エネルギー側のバックグラウンド位置Eは、例えば、図2に示すバックグラウンド位置Eと同じ位置である。また、ゴーストピークリスト2に登録されている高エネルギー側のバックグラウンド位置Eは、ゴーストピークSgがバックグラウンドに含まれるように、バックグラウンド位置Eよりも低エネルギー側に位置している。
したがって、バックグラウンド位置EにおけるX線強度IE3、バックグラウンド位置EにおけるX線強度IE4に基づきバックグラウンドを決定することで、ゴーストピークSgをピークPの位置でのバックグラウンドに含めることができる。これにより、ゴーストピークSgの影響が低減された定量分析を行うことができる。
なお、低エネルギー側のバックグラウンド位置Eは、ゴーストピークSgをバックグラウンドに含めることができれば、バックグラウンド位置Eと同じでなくてもよい。
ゴーストピークリスト2に登録されている相対強度の閾値は、元素の情報と分光素子18aの組み合わせごとに登録されている。ゴーストピークリスト2に登録されている相対強度の閾値は、例えば、相対強度が当該閾値以下の場合、ゴーストピークSgの影響が大きく、相対強度が当該閾値よりも大きい場合、ゴーストピークSgの影響を無視できるという値である。なお、図3に示す例では、相対強度の閾値がすべて同じ値(1%)に登録されているが、元素と分光素子18aの組み合わせごとに、異なる値に設定してもよい。
次に、強度情報取得部304、判定部306、バックグラウンド位置設定部308、および第2定量分析部310の処理について説明する。
強度情報取得部304は、第1定量分析部302で求められた対象元素の相対強度の情報を取得する。また、強度情報取得部304は、対象元素のスペクトルを取得するために用いた分光素子18aの情報を取得する。強度情報取得部304は、波長分散型X線分光器18から出力された分光素子18aの情報を受け付けて当該分光素子18aの情報を取得してもよいし、操作部40を介して入力された分光素子18aの情報を受け付けて当該分光素子18aの情報を取得してもよい。
判定部306は、対象元素および対象元素のスペクトルを取得するために用いた分光素子18aの組み合わせが、ゴーストピークリスト2に含まれるか否かを判定する。例えば、対象元素が「B(ボロン)」であり、かつ、スペクトルを取得するために用いた分光素子18aが「A」である場合、図3に示すゴーストピークリスト2には、元素「B(ボロン)」と分光素子「A」の組み合わせが含まれているため、判定部306は、ゴーストピークリスト2に含まれると判断する。
バックグラウンド位置設定部308は、判定部306が対象元素と分光素子18aの組み合わせがゴーストピークリスト2に含まれると判断した場合に、強度情報取得部304で取得された対象元素の相対強度に応じてバックグラウンド位置を設定する。具体的には、バックグラウンド位置設定部308は、対象元素の相対強度がゴーストピークリスト2に登録された閾値以下か否かを判定し、対象元素の相対強度が閾値以下と判断した場合に、ゴーストピークリスト2を参照して、バックグラウンド位置を設定する。例えば、対象元素が「B(ボロン)」であり、かつ、スペクトルを取得するために用いた分光素子18aが「A」である場合であって、相対強度が0.5%である場合、バックグラウンド位置設定部308は、図3に示すゴーストピークリスト2を参照して、低エネルギー側のバックグラウンド位置Eを「a」eVに設定し、高エネルギー側のバックグラウンド位置Eを「e」eVに設定する。
第2定量分析部310は、バックグラウンド位置設定部308で設定されたバックグラウンド位置におけるX線強度に基づき対象元素のピーク位置でのバックグラウンドを決定して、定量分析を行う。
図5は、第2定量分析部310の処理を説明するための図である。
第2定量分析部310は、まず、バックグラウンド位置設定部308で設定されたバックグラウンド位置E,Eに基づきバックグラウンドを決定する。図5に示す例では、バックグラウンドを、2つのバックグラウンド位置E,EにおけるX線強度を結ぶ直線で近似したが、曲線等で近似してもよい。
次に、対象元素のピークPの見かけ上のX線強度Iと、位置EでのバックグラウンドのX線強度Iとの差I−Iを計算する。これにより、ゴーストピークSgの影響が低減された対象元素のX線強度を得ることができる。
次に、同一条件で測定した、標準試料のX線強度に対する、対象元素のX線強度の比を計算し、当該元素の相対強度を求めて、対象元素の定量値を求める。以上の処理により、定量分析を行うことができる。
次に、処理部30の処理の流れについて説明する。図6は、本実施形態に係る処理部30の処理の一例を示すフローチャートである。
まず、ゴーストピークリスト2を準備する(ステップS100)。ゴーストピークリスト2は、あらかじめ記憶部44に記憶させておく。
次に、第1定量分析部302が、信号処理部20の出力信号に基づき得られた対象元素のスペクトルを取得する(ステップS102)。そして、第1定量分析部302は、取得した対象元素のスペクトルに基づいて、元素の同定、および定量分析を行う(ステップS104)。第1定量分析部302は、例えば、同定された元素のうち、ユーザーによって指定された元素を対象元素に設定して、定量分析を行う。なお、対象元素は、複数であってもよい。
次に、強度情報取得部304が、第1定量分析部302で同定された元素(対象元素)の相対強度の情報を取得する(ステップS106)。このとき、強度情報取得部304は、対象元素の相対強度の情報とともに、対象元素のスペクトルを取得するために用いた分光素子18aの情報を取得する。
次に、判定部306が、対象元素および対象元素のスペクトルを取得するために用いた分光素子18aの組み合わせがゴーストピークリスト2に含まれるか否かを判定する(ステップS108)。
判定部306が対象元素と分光素子18aの組み合わせがゴーストピークリスト2に含まれると判断した場合(ステップS108でYesの場合)、バックグラウンド位置設定部308が、対象元素の相対強度がゴーストピークリスト2に登録された閾値以下か否かを判定する(ステップS110)。そして、バックグラウンド位置設定部308は、対象元素の相対強度が閾値以下と判断した場合(ステップS110でYesの場合)、ゴーストピークリスト2を参照して、バックグラウンド位置を設定する(ステップS112)。
次に、第2定量分析部310が、バックグラウンド位置設定部308で設定されたバックグラウンド位置におけるX線強度に基づき対象元素のピーク位置でのバックグラウンドを決定して、定量分析を行う(ステップS114)。
次に、処理部30が、第2定量分析部310で得られた対象元素の定量分析結果を、記憶部44に記憶させる処理および表示部42に表示させる処理を行う(ステップS116)。そして、処理部30は、処理を終了する。
一方、判定部306が対象元素と分光素子18aの組み合わせがゴーストピークリスト2に含まれていないと判断した場合(ステップS108でNoの場合)、およびバックグラウンド位置設定部308が対象元素の相対強度がゴーストピークリスト2に登録された閾値よりも大きいと判断した場合(ステップS110でNoの場合)、処理部30は第1
定量分析部302で得られた定量分析結果を、記憶部44に記憶させる処理および表示部42に表示させる処理を行う(ステップS116)。そして、処理部30は、処理を終了する。
なお、上記では、強度情報取得部304が取得する強度の情報が、対象元素の相対強度である例について説明したが、強度情報取得部304が取得する強度の情報は、相対強度に限定されない。例えば、強度情報取得部304が取得する強度の情報は、対象元素のX線強度(図2に示す差I−I、または図2に示す対象元素の見かけ上のX線強度I)であってもよい。この場合、ゴーストピークリスト2には相対強度の閾値にかえてX線強度の閾値が登録され、バックグラウンド位置設定部308は対象元素のX線強度が閾値以下と判断した場合に、ゴーストピークリスト2を参照してバックグラウンド位置を設定してもよい。また、例えば、強度情報取得部304が取得する強度の情報は、対象元素の質量濃度等であってもよい。この場合、ゴーストピークリスト2には相対強度の閾値にかえて質量濃度の閾値が登録され、バックグラウンド位置設定部308は対象元素の質量濃度が閾値以下と判断した場合に、ゴーストピークリスト2を参照してバックグラウンド位置を設定してもよい。
本実施形態に係る分析装置100は、例えば、以下の特徴を有する。
分析装置100によれば、上述したように、定量分析の対象となる元素のスペクトルに波長分散型X線分光器18に由来するゴーストピークSgが存在する場合であっても、自動で、ゴーストピークSgがバックグラウンドに含まれるようにバックグラウンドを決定できるため、容易に、ゴーストピークSgの影響が低減された定量分析を行うことができる。
例えば、従来、波長分散型X線分光器に由来するゴーストピークSgが存在する場合、ユーザーが試料ごとにバックグラウンドの引き方を工夫する必要があったが、本実施形態では、自動で、ゴーストピークの影響が低減された定量分析を行うことが可能である。
分析装置100は、判定部306が対象元素および対象元素のスペクトルを取得するために用いた分光素子18aの組み合わせがゴーストピークリスト2に含まれると判定した場合に、バックグラウンド位置設定部308が対象元素の相対強度に応じてバックグラウンド位置を設定し、第2定量分析部310がバックグラウンド位置設定部308によって設定されたバックグラウンド位置におけるX線強度に基づき対象元素のピークの位置でのバックグラウンドを決定して、定量分析を行う。具体的には、分析装置100では、ゴーストピークリスト2は、ゴーストピークSgがバックグラウンドに含まれるように設定されたバックグラウンド位置の情報を含み、バックグラウンド位置設定部308が対象元素の相対強度が所定値以下と判断した場合に、ゴーストピークリスト2を参照してバックグラウンド位置を設定する。そのため、分析装置100では、ゴーストピークSgの影響が大きい微量成分の定量分析において、対象元素のスペクトルに存在するゴーストピークSgをバックグラウンドに含めることができるため、ゴーストピークの影響が低減された定量分析を行うことができる。
本実施形態に係る分析方法は、例えば、以下の特徴を有する。
本実施形態に係る分析方法は、ある分光素子18aを用いた場合に発生する波長分散型X線分光器18に由来するゴーストピークの位置にピークが存在する元素の情報が、分光素子18aと関連付けて登録されたゴーストピークリスト2を準備する工程と、対象元素の相対強度の情報を取得する工程と、対象元素および対象元素のスペクトルを取得するために用いた分光素子18aの組み合わせが、ゴーストピークリスト2に含まれるか否かを
判定する工程と、ゴーストピークリスト2に含まれると判定された場合に、対象元素のX線強度に応じて、バックグラウンド位置を設定する工程と、設定されたバックグラウンド位置におけるX線強度に基づき対象元素のピークの位置でのバックグラウンドを決定して、定量分析を行う工程と、を含む。したがって、ゴーストピークSgの影響が大きい微量成分の定量分析において、対象元素のスペクトルに存在するゴーストピークSgをバックグラウンドに含めることができるため、ゴーストピークSgの影響が低減された定量分析を行うことができる。
2. 分析装置の変形例
次に、本実施形態の変形例に係る分析装置について、図面を参照しながら説明する。図7は、本実施形態の変形例に係る分析装置200の構成を示す図である。以下、本実施形態の変形例に係る分析装置200において、上述した分析装置100の構成部材と同様の機能を有する部材については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
上述した分析装置100では、強度情報取得部304は第1定量分析部302が求めた対象元素の相対強度の情報を取得した。
これに対して、分析装置200では、強度情報取得部304は、操作部40を介して入力された対象元素の相対強度の情報を受け付けて、当該情報を取得する。
測定対象となる試料Sに含まれる対象元素の量は、あらかじめどの程度含まれているかがわかっている場合が多い。そのため、分析装置200では、バックグラウンド位置設定部308は、ユーザーが入力した対象元素の相対強度の情報に基づいてバックグラウンド位置を設定する処理を行う。したがって、分析装置200は、第1定量分析部302を有していなくてもよい。
図8は、本実施形態の変形例に係る処理部30の処理の一例を示すフローチャートである。
まず、ゴーストピークリスト2を準備する(ステップS200)。ステップS200の処理は、上述したステップS100の処理と同様に行われる。
次に、処理部30が、信号処理部20の出力信号に基づき得られた対象元素のスペクトルを取得する(ステップS202)。
次に、強度情報取得部304が、操作部40を介して入力された対象元素の相対強度の情報、対象元素のスペクトルを取得するために用いた分光素子18aの情報、およびバックグラウンド位置の情報を取得する(ステップS204)。バックグラウンド位置は、例えば、ユーザーから指定された位置である。
次に、判定部306が、対象元素および対象元素のスペクトルを取得するために用いた分光素子18aの組み合わせが、ゴーストピークリスト2に含まれるか否かを判定する(ステップS206)。
判定部306が対象元素と分光素子18aの組み合わせがゴーストピークリスト2に含まれると判断した場合(ステップS206でYesの場合)、バックグラウンド位置設定部308が、対象元素の相対強度がゴーストピークリスト2に登録された閾値以下か否かを判定する(ステップS208)。そして、バックグラウンド位置設定部308は、対象元素の相対強度が閾値以下と判断した場合(ステップS208でYesの場合)、ゴーストピークリスト2を参照して、バックグラウンド位置を設定する(ステップS210)。
次に、第2定量分析部310が、バックグラウンド位置設定部308で設定されたバックグラウンド位置におけるX線強度に基づき対象元素のピーク位置でのバックグラウンドを決定して、定量分析を行う(ステップS212)。
次に、処理部30が、第2定量分析部310で得られた対象元素の定量分析結果を、記憶部44に記憶させる処理および表示部42に表示させる処理を行う(ステップS214)。そして、処理部30は、処理を終了する。
一方、判定部306が対象元素と分光素子18aの組み合わせがゴーストピークリスト2に含まれていないと判断した場合(ステップS206でNoの場合)、およびバックグラウンド位置設定部308が対象元素の相対強度がゴーストピークリスト2に登録された閾値よりも大きいと判断した場合(ステップS208でNoの場合)、第2定量分析部310は、バックグラウンド位置を操作部40を介して入力された位置(すなわち、ステップS204で強度情報取得部304が取得したバックグラウンド位置)として、定量分析を行う(ステップS212)。
次に、処理部30が、得られた定量分析結果を、記憶部44に記憶させる処理および表示部42に表示させる処理を行う(ステップS214)。そして、処理部30は、処理を終了する。
本変形例に係る分析装置200によれば、上述した分析装置100と同様の作用効果を奏することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
例えば、上述した実施形態では、分析装置100,200が電子プローブマイクロアナライザーである例について説明したが、本発明に係る分析装置は、波長分散型X線分光器を備えた分析装置であれば特に限定されない。例えば、本発明に係る分析装置は、波長分散型X線分光器が搭載された走査電子顕微鏡(SEM)であってもよいし、波長分散型X線分光器が搭載された蛍光X線分析装置(XRF)であってもよい。
なお、上述した実施形態及び変形例は一例であって、これらに限定されるわけではない。例えば各実施形態及び各変形例は、適宜組み合わせることが可能である。
本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法および結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
2…ゴーストピークリスト、11…電子銃、12…集束レンズ、13…偏向器、14…対物レンズ、15…試料ステージ、17…二次電子検出器、18…波長分散型X線分光器、18a…分光素子、18b…X線検出器、20…信号処理部、30…処理部、40…操作部、42…表示部、44…記憶部、100…分析装置、200…分析装置、302…第1定量分析部、304…強度情報取得部、306…判定部、308…バックグラウンド位置設定部、310…第2定量分析部

Claims (4)

  1. 複数の分光素子を有する波長分散型X線分光器を備えた分析装置であって、
    前記分光素子を用いた場合に発生する前記波長分散型X線分光器に由来するゴーストピークの位置にピークが存在する元素の情報が、前記分光素子と関連付けて登録されたリストを記憶する記憶部と、
    定量分析の対象となる対象元素の強度の情報を取得する強度情報取得部と、
    前記対象元素および前記対象元素のスペクトルを取得するために用いた前記分光素子の組み合わせが、前記リストに含まれるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部が前記リストに含まれると判定した場合に、前記対象元素の強度に応じて、バックグラウンド位置を設定するバックグラウンド位置設定部と、
    設定された前記バックグラウンド位置における信号強度に基づき前記対象元素のピークの位置でのバックグラウンドを決定して、定量分析を行う定量分析部と、
    を含む、分析装置。
  2. 請求項1において、
    前記リストは、前記ゴーストピークがバックグラウンドに含まれるように設定された前記バックグラウンド位置の情報を含み、
    前記バックグラウンド位置設定部は、前記対象元素の強度が所定値以下の場合に、前記リストを参照して前記バックグラウンド位置を設定する、分析装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記対象元素の強度は、標準試料の信号強度に対する前記対象元素の信号強度の比である、分析装置。
  4. 複数の分光素子を有する波長分散型X線分光器を備えた分析装置を用いた分析方法であって、
    前記分光素子を用いた場合に発生する前記波長分散型X線分光器に由来するゴーストピークの位置にピークが存在する元素の情報が、前記分光素子と関連付けて登録されたリストを準備する工程と、
    定量分析の対象となる対象元素の強度の情報を取得する工程と、
    前記対象元素および前記対象元素のスペクトルを取得するために用いた前記分光素子の組み合わせが、前記リストに含まれるか否かを判定する工程と、
    前記リストに含まれると判定された場合に、前記対象元素の強度に応じて、バックグラウンド位置を設定する工程と、
    設定された前記バックグラウンド位置における信号強度に基づき前記対象元素のピークの位置でのバックグラウンドを決定して、定量分析を行う工程と、
    を含む、分析方法。
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