[go: up one dir, main page]

JP2018140657A - 車両用表示装置 - Google Patents

車両用表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018140657A
JP2018140657A JP2017034347A JP2017034347A JP2018140657A JP 2018140657 A JP2018140657 A JP 2018140657A JP 2017034347 A JP2017034347 A JP 2017034347A JP 2017034347 A JP2017034347 A JP 2017034347A JP 2018140657 A JP2018140657 A JP 2018140657A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
light
light source
output
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017034347A
Other languages
English (en)
Inventor
中村 崇
Takashi Nakamura
崇 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Seiki Co Ltd filed Critical Nippon Seiki Co Ltd
Priority to JP2017034347A priority Critical patent/JP2018140657A/ja
Publication of JP2018140657A publication Critical patent/JP2018140657A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Projection Apparatus (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Instrument Panels (AREA)

Abstract

【課題】高温時においても視認性の良好な表示出力を行う車両用表示装置を提供する。【解決手段】3原色の光を発するため、各色出力する発光ダイオードからなる光源11a〜11cと、この光源11a〜11cからの光出力を利用して投影するための画像を生成する表示器14と、光源11a〜11cの温度を検出し温度情報として出力する温度センサ112と、光源11a〜11cを駆動する光源駆動回路110cと、表示器14を駆動する表示器制御回路110dと、前記温度情報に基づいて光源駆動回路110cを制御して調光する制御部110bと、を備え、制御部110bは、前記温度情報が所定値以上である場合に、表示器制御回路110dによる制御によって前記画像の色数を低減するように促す制御信号を発する。【選択図】図5

Description

本発明は、車両用表示装置に関し、例えば、3原色の光を画像情報により変調して合成することにより表示光を生成する車両用表示装置として好適である。
従来の車両用表示装置の照明構造は、3原色の光を生成するための光源(RGB光源)に、メタルハライドランプや超高圧水銀ランプなどの放電型ランプが採用され、いわゆる3板式による場合は、放電型ランプが発する白色光をダイクロイックミラーにより赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の3原色に分離し、この3原色を画像情報により変調して合成プリズム(ダイクロイックプリズム)で合成した後、出力することで、例えば、映像をスクリーンに表示するための光源出力を行うものがあり、例えば、特許文献1に開示されている。
特開2009−86269号公報
これら車両用表示装置の光源として発光ダイオードを適用する場合には、RGB光源のうち赤色光源が、温度上昇に伴い色味が変化したり、光出力が低下したりしてしまう特性を有しており、例えば、白色を表現する際には、良好なホワイトバランスに調整できない。
さらには、赤色のみで表示する警報マークにあっては、高温時に所望の輝度が得られず車両利用者が認識できないおそれがあり、改善の余地があった。
そこで本源発明の目的は、上述した課題に着目し、高温時においても視認性の良好な表示出力を行う車両用表示装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の車両用表示装置は、
3原色の光を発するため、各色出力する発光ダイオードからなる光源と、
この光源からの光出力を利用して投影するための画像を生成する表示器と、
前記光源の温度を検出し温度情報として出力する温度センサと、
前記光源を駆動する光源駆動回路と、
前記表示器を駆動する表示器制御回路と、
前記温度情報に基づいて前記光源駆動回路を制御して調光する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記温度情報が所定値以上である場合に、前記表示器制御回路による制御によって前記画像の色数を低減するように促す制御信号を発することを特徴とする。
前記制御部は、通常モードにおいて、所定時間毎に3原色の光を順に光輝させるように前記光源駆動回路を駆動し、
前記温度情報が所定値以上である高温モードにおいて、2色または1色の光を所定の時間毎に光輝させるように前記光源駆動回路を駆動することを特徴とする。
本発明によれば、高温時においても視認性の良好な表示出力を行う車両用表示装置を提供できる。
本発明の実施形態を示す概観図。 同上実施形態の表示装置の断面図。 同上実施形態の第1ユニットの断面図。 同上実施形態の光源部の断面図。 同上実施形態の光源や表示器の駆動制御に関するブロック図。 同上実施形態の制御部による処理手順を示すフロー図。
以下、本発明に係る車両用表示装置について、ヘッドアップディスプレイに実装した実施形態を添付図面に基づいて説明する。
ヘッドアップディスプレイは、車両のダッシュボード1に設けられた表示装置(車両用表示装置)2が投射する表示光Lをフロントウインドシールド(フロントガラス)3によって車両運転者4側に反射させ、虚像Vを表示する。車両運転者4は、虚像Vを風景と重畳させて視認できる。表示装置2は、第1ユニットA1及び第2ユニットB1を備えている。
第1ユニットA1は、プロジェクタ10,平面鏡21,透過型スクリーン26,ヒートシンク31,ハウジング41等から構成されている。第2ユニットB1は、反射器50,60,ハウジング71等から構成されている。
プロジェクタ10は、フィールドシーケンシャル方式によって、透過型スクリーン26に画像を表示させる。プロジェクタ10は、光源部11,ミラー部12,プリズム13,表示器14,投射レンズ部材15を有しており、ヒートシンク31に固定されている。
プロジェクタ10の光源部11は、青色発光ダイオード11a,赤色発光ダイオード11b,緑色発光ダイオード11c,レンズ部材11d,11e,11f,反射ミラー11g,ダイクロイックミラー11h,11i,回路基板11kを有する。レンズ部材11d,11e,11f,反射ミラー11g,ダイクロイックミラー11h,11iは、フレーム部材11mの保持部11vで保持されている。
青色発光ダイオード11a,赤色発光ダイオード11b,緑色発光ダイオード11cを有する光源は、トップビュー型LEDからなるものであり、夫々、青色光B,赤色光R,緑色光Gを発する。青色発光ダイオード11a,赤色発光ダイオード11b,緑色発光ダイオード11cは回路基板11kに搭載されている。青色発光ダイオード11a,赤色発光ダイオード11b,緑色発光ダイオード11cが搭載された回路基板11kは、図示しないボルトによってヒートシンク31に固定されている。回路基板11kはヒートシンク31に接しており、青色発光ダイオード11a,赤色発光ダイオード11b,緑色発光ダイオード11cが発した熱は、回路基板11kを介して、ヒートシンク31によって放散される。
レンズ部材11d,11e,11fは、夫々、青色発光ダイオード11a,赤色発光ダイオード11b,緑色発光ダイオード11cが発した青色光B,赤色光R,緑色光Gを集光させる。反射ミラー11gは、青色発光ダイオード11aが発してレンズ部材11dで集光された青色光Bを反射させる。ダイクロイックミラー11hは、赤色発光ダイオード11bが発してレンズ部材11eで集光された赤色光Rを反射させると共に、反射ミラー11gで反射された青色光Bを透過させる。ダイクロイックミラー11iは、緑色発光ダイオード11cが発してレンズ部材11fで集光された緑色光Gを反射させると共に、反射ミラー11gやダイクロイックミラー11hで透過または反射された青色光B,赤色光Rを透過させる。
表示ユニット19は、ミラー部12,プリズム13,表示器14,投射レンズ部材15をケース体18に収容している。表示ユニット19は、光源部11とは直接的には接触していない。プリズム13は、ミラー部12からの光を透過させて表示器14に照射させる。表示器14によって生成された表示光Lは、プリズム13の傾斜面13aによって、投射レンズ部材15に向けて反射される。投射レンズ部材15は、表示光Lを拡大し、平面鏡21に投射する。投射レンズ部材15は、1枚のレンズ部材で構成しても良いし、複数のレンズ部材で構成しても良い。
平面鏡21は、保持部材23に保持されており、プロジェクタ10からの表示光Lを透過型スクリーン26に反射させる。透過型スクリーン26は保持部材24に保持されており、プロジェクタ10からの表示光Lが透過型スクリーン26に結像される。ヒートシンク31は、アルミニウム等の金属からなるものであり、複数の放熱フィン31aを有している。平面鏡21及び透過型スクリーン26は、保持部材23,24を介して、ヒートシンク31に固定されている。ハウジング41は、不透明な樹脂(例えばポリプロピレン)や金属を組み合わせてなるものであり、プロジェクタ10,平面鏡21,透過型スクリーン26等を収容する。ハウジング41には、表示光Lが出射する窓部41aが形成されている。
反射器50は、平面鏡51及び支持部材52を有している。平面鏡51は、第1ユニットA1からの表示光Lを凹面鏡61に反射させる。支持部材52は、ハウジング71に固定されており、平面鏡35を保持する。反射器60は、凹面鏡61,ミラーホルダー62,ステッピングモータ63,支持部材64を有している。凹面鏡61は、樹脂(例えばポリカーボネート)に金属(例えばアルミニウム)を蒸着させ反射面61aを形成している。反射面61aは凹面となっており、平面鏡51にて反射された表示光Lが拡大されて虚像Vが表示される。凹面鏡61はミラーホルダー62に両面粘着テープにより接着されている。ミラーホルダー62は樹脂(例えばABS)からなるものであり、歯車部65及び軸部66が一体に形成されている。
ステッピングモータ63の回動軸には歯車67が取付けられており、この歯車67は、ミラーホルダー62の歯車部65と噛合されている。凹面鏡61はミラーホルダー62と共に回動可能な状態で支持されており、ステッピングモータ63により凹面鏡61を回動させ、表示光Lの投射方向を調整できる。車両運転者4は、押しボタンスイッチ(図示しない)を操作し表示光Lが目の位置に反射されるように(即ち、虚像Vを視認できるように)凹面鏡61の角度を調整する。
ハウジング71は、不透明な樹脂(例えばポリプロピレン)からなり、反射器50,60が収容される。ハウジング71には遮光壁71aが設けられており、太陽光等の外光が透過型スクリーン26に入射し虚像Vが見えにくくなる現象(ウォッシュアウト)を防止している。遮光壁71aは平板形状になっており、ハウジング71の上部から斜めに垂下するように形成されている。ハウジング71の上面には、表示光Lが出射する開口部71bが形成されており、この開口部71bには、透光性カバー72が貼着されている。透光性カバー72は、ポリカーボネート等の透明樹脂からなるものであり、湾曲形状になっている。
次に、図5に基づいて、光源11a〜11cや表示器14の駆動制御に関する構成について説明する。
第1ユニットA1には、図示しない回路基板を備え、マイクロコンピュータ110を実装している。マイクロコンピュータ110は、光源11a〜11cと表示器14を駆動制御する他、照度センサ111や温度センサ112に接続されている。また、マイクロコンピュータ110は、通信線を介して、他の電子制御ユニット(ECU)と接続されており、この通信線を介した通信によって、表示装置2による表示出力内容を決めることができる。
マイクロコンピュータ110は、所定のプログラムデータや各種テーブルデータやパラメータなどの情報を格納するメモリ110aと、これら情報に基づいて演算処理し、プログラムに基づく制御信号を生成し出力する制御部110bを設けている。また、マイクロコンピュータ110には、制御部110bの制御信号に基づいて作動する光源駆動回路110cと、表示器制御回路110dとを設けている。また、制御部110bは、図示しない入出力インターフェースを介して、車載ECU(電子制御ユニット)200に接続される。この場合、ECU200は、表示装置2によって、出力する表示画像を生成し、マイクロコンピュータ110を用いて、所望のタイミングで該表示画像が出力されるように画像情報を含む通信信号を出力している。
光源駆動回路110cは、制御部110bからの制御信号に基づいて各光源11a〜11cへの駆動信号を出力する回路であり、トランジスタなどのスイッチ回路が適用される。この場合、光源駆動回路110cは、制御部110bからの制御信号に基づく駆動電流値やデューティ比にて駆動信号を生成し、光源11a〜11cの光出力を調整できる。また、光源駆動回路110cは、照度センサ111からの検出信号に基づいて、光源11a〜11cへの駆動電流値を調整できるようにしており、各光源11a〜11cに対して所望の光出力がなされるようにそれぞれ調整する回路を有している。なお、光源駆動回路110cは、光源11a〜11cを順に点灯させるフィールドシーケンシャル方式にて、出力調整している。
表示器制御回路110dは、表示器14を駆動するための駆動回路を設けており、ECU200からの画像情報や制御部110bからの制御信号に基づいて、表示器14から所望の画像が出力されるように駆動制御できる。この表示器制御回路110dは、制御部110bのように演算処理回路を設け、各種テーブルデータなどを格納するメモリ110eを有している。
照度センサ111は、光源11a〜11cが発する光出力の強弱を検出するもので、フォトダイオードを用いたセンサを適用できる。照度センサ111は、光源11a〜11cが発する表示光Lの光路上で、フロントウインドシールド3への投影に用いない光を入力できるように配置されている。照度センサ111が検出した光出力値に応じた検出信号(照度情報)は、光源駆動回路110cへ出力される。この場合、照度センサ111は、制御部110b及び光源駆動回路110cの駆動制御によって、RGB光源11a〜11cを一種類ずつ点灯させるとともに、この点灯タイミングに合わせて照度センサ111の検出信号を読み取ることで、RGB光源11a〜11cそれぞれの出力値を検出する。なお、これら出力値の読み取りは、表示出力中、常に行っているが、照度センサ111の配置や構成によっては、表示に関係ないタイミングで検出させることもできる。
温度センサ112は、光源11a〜11cの雰囲気温度(環境温度)、または光源11a〜11c自体の温度を検出するためのもので、この場合、回路基板11kに実装される。温度センサ112は、温度に応じた検出信号(温度情報)を制御部110bに出力している。この場合、赤色に発光する赤色発光ダイオード11bの雰囲気温度値を代表値として検出するようにしているが、3原色の光源11a〜11cにそれぞれ対応するように設けることもできる。
光源11a〜11cは、上述したように発光ダイオードを適用できる。光源11a〜11cは、それぞれ、制御部110bからの制御信号に基づいて駆動する光源駆動回路110cの作用によって、点消灯が切替えられる。
表示器14は、表示器制御回路110dからの駆動信号に基づいて、所望の表示画像を生成するためのもので、DMD(Digital Micromirror Device)などの反射型表示素子を適用できる。
表示器14は、多数の微小な鏡面を平面に配列したものであり、可動式のミラー素子を複数備え、このミラー素子の下部に設けた電極を非常に短い時間で駆動することにより、各ミラー素子の鏡面を、ヒンジを支点に傾斜させる。例えば、ミラー素子がオンのときは、ヒンジを支点に+12度傾斜し、表示ユニット19から出射された表示光Lを反射し、プリズム13等を介してスクリーン26へ届ける。オフのときは、ヒンジを支点に−12度傾斜し、表示光Lはプリズム13方向に反射しない。このように、表示画像を表す表示画像データに基づき各ミラー素子を個別に駆動することにより、表示光Lを選択的にスクリーン26へ投射することで、所望の輝度、所望の色の表示画像を後述するスクリーン26に生成する。
次に、図6を用いて、出力調整に関する制御処理について説明する。
制御部110b及び、ECU200から発せられる表示装置2の表示出力に関する情報を入力し、このうち表示輝度値に関する情報を読み取る(ステップS1)。この表示輝度値は、利用者の操作や、車両の外部環境の照度(明るさ)、昼夜判定などに応じて決定され、虚像Vの輝度を調整する値である。
次に、制御部110bは、温度センサ112からの検出信号を入力する(ステップS2)。この検出信号の入力は、アナログ/デジタル変換を含み、制御部110bは、光源11a〜11cの雰囲気温度値(温度値)を測定する。この場合、赤色発光ダイオード11bの雰囲気温度値に基づいて以下の処理を行う。
制御部110bは、ステップS2の処理で測定された温度値が、所定値(しきい値)以上であるか否かを判定処理する(ステップS3)。この所定値は、赤色発光ダイオード11bの許容される温度上限値が設定される。なお、赤色発光ダイオード11bは、他の光源11a,11cに比べて、該温度上限値が低く、この所定値を超えた場合に、同じ駆動電流値が付与された場合であっても、輝度が減少したり、所望の色味が出せないなどの不具合が発生してしまう虞がある。
制御部110bは、ステップS3の判定処理によって、測定された温度値が、所定値未満である場合には、光源11bが許容される通常温度内である旨の出力を行う(ステップS4)。この出力は、ECU200が読み取り可能に行われる。
次に制御部110bは、3色の表示制御を行う旨の制御信号を表示器制御回路110dに出力する(ステップS5)。表示器制御回路110dは、これを受けて、3色を時分割(3等分した周期)にてフィールドシーケンシャル制御することでカラー画像を生成するように、表示器14を所望の駆動タイミングで駆動する。
次に制御部110bは、メモリ110aに格納されたデータテーブルに基づいて、ECU200から発せられた情報に基づく所望の表示色を得るための混色比率を読み出し(ステップS6)、この混色比率に応じて各光源11a,11b,11cを点消灯制御する(ステップS7)。この場合、3等分に時分割された区間内での各色点灯時間を調整することで、出力画像の調光を行う。これにより、所望の輝度や表示色にて虚像Vを表示出力できる。なお、この際、制御部110bは、温度センサ112の検出信号を用いて、光源11a,11b,11cの温度特性に応じた補正処理や、照度センサ111によるフィードバック制御による補正処理を行うことで、より正確な色味にて出力できるように調光処理できる。
また、制御部110bは、ステップS3の判定処理において、測定された温度値が、所定値以上である場合には、光源11bが許容される通常温度を超えて高温である旨の出力を行う(ステップS8)。この場合、ECU200は、この出力を受けて、通常表示にて行う画像情報に対して、赤色光源を用いない画像情報を表示器制御回路110dへ出力するように切り替える。即ち、赤色系の画像を他の色の画像に代替し、表現できる色数(階調数)を通常時よりも低減した画像情報とする。この場合、赤色は、警報などの注意喚起画像に用いられることが多いため、例えば、ECU200は、通常時に赤色で示した箇所を緑色で表現するように画像情報を置き換え、さらに、この箇所を太くしたり、点滅させたり、他の画像よりも明度を高くするなどして、強調表示させるように画像情報を生成することもできる。
次に制御部110bは、2色の表示制御を行う旨の制御信号を表示器制御回路110dに出力する(ステップS9)。表示器制御回路110dは、これを受けて、2色を時分割(2等分した周期)にてフィールドシーケンシャル制御することでカラー画像を生成するように、表示器14を所望の駆動タイミングで駆動する。
次に制御部110bは、メモリ110aに格納されたデータテーブルに基づいて、ECU200から発せられた情報に基づく所望の表示色を得るための混色比率を読み出し(ステップS10)、この混色比率に応じて各光源11a,11cを点消灯制御する(ステップS11)。この場合、2等分に時分割された区間内での各色点灯時間を調整することで、出力画像の調光を行う。これにより、赤色を他の色で代替した虚像Vが得られるように光源制御できる。なお、ステップS8乃至ステップS11の処理において、緑色と青色との出力可能周期を2つに等分するのではなく、通常時の3等分のまま赤色出力区分を消灯させるのみにしたり、赤色出力区分を緑色出力区分に置き換える駆動制御を行うことで、表示色を代替することもできる。
以上、ステップS1乃至S11の処理を繰り返すことによって、許容温度範囲内におけるステップS4乃至S7の通常処理から、許容温度範囲を超えた際のステップS8乃至S11の減色表示処理とを自動で切り替えて表示出力できる。従って、利用者は、高温時において不定な表示色(赤色)を用いた画像出力ではなく、視認性が確保された出力を視認することが可能となる。また、通常処理と減色表示処理とを切り替える際には、制御部110bによる別途処理によって、ヒステリシスを設けたり、徐々に輝度や明度,色味を変更させることも可能である。
斯かる表示装置2は、3原色の光を発するため、各色出力する発光ダイオードからなる光源11a〜11cと、この光源11a〜11cからの光出力を利用して投影するための画像を生成する表示器14と、光源11a〜11cの温度を検出し温度情報として出力する温度センサ112と、光源11a〜11cを駆動する光源駆動回路110cと、表示器14を駆動する表示器制御回路110dと、前記温度情報に基づいて光源駆動回路110cを制御して調光する制御部110bと、を備え、制御部110bは、前記温度情報が所定値以上である場合に、表示器制御回路110dによる制御によって前記画像の色数を低減するように促す制御信号を発する。
従って、表示装置2からの出力に基づいて、例えば、ECU200が、通常表示にて行う画像情報に対して、赤色光源を用いない画像情報を代替して表示器制御回路110dへ出力するように切り替えることができるなど、高温時に対応して視認性を低下しないような対応を取ることができる。
また制御部110bは、通常処理(通常モード)において、所定時間毎に3原色の光を順に光輝させるように光源駆動回路110cを駆動し、前記温度情報が所定値以上である減色表示処理(高温モード)において、2色(または1色)の光を光輝させるように光源駆動回路110cを駆動することによって、表示色を代替して視認性を確保した表示出力を行うことができる。
なお、本発明を上述した実施の形態の構成にて例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の構成においても、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良、並びに表示の変更が可能なことは勿論である。例えば、上述実施の形態にあっては、DMDからなる表示器14を例にあげて説明したが、表示器として液晶ディスプレイを適用したり、MEMSスキャナでレーザービームをラスタースキャンし、映像信号に同期してレーザー光を変調することで描画する走査型レーザーディスプレイの表示構造として適用することもでき、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
本発明は、車両用表示装置に関して、例えば、自動車やオートバイ、あるいは農業機械や建設機械を備えた移動体に搭載され、車両情報やターンバイターン表示等の道路情報などを投影表示する車載ヘッドアップディスプレイとして好適である。
2 表示装置(車両用表示装置)
11a〜11c 光源
110b 制御部
110c 光源駆動回路
110d 表示器制御回路
111 照度センサ
112 温度センサ
14 表示器
200 ECU

Claims (2)

  1. 3原色の光を発するため、各色出力する発光ダイオードからなる光源と、
    この光源からの光出力を利用して投影するための画像を生成する表示器と、
    前記光源の温度を検出し、温度情報として出力する温度センサと、
    前記光源を駆動する光源駆動回路と、
    前記表示器を駆動する表示器制御回路と、
    前記温度情報に基づいて前記光源駆動回路を制御して調光する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記温度情報が所定値以上である場合に、前記表示器制御回路による制御によって前記画像の色数を低減するように促す制御信号を発することを特徴とする車両用表示装置。
  2. 前記制御部は、通常モードにおいて、所定時間毎に3原色の光を順に光輝させるように前記光源駆動回路を駆動し、
    前記温度情報が所定値以上である高温モードにおいて、2色または1色の光を所定の時間毎に光輝させるように前記光源駆動回路を駆動することを特徴とする請求項1に記載の車両用表示装置。
JP2017034347A 2017-02-27 2017-02-27 車両用表示装置 Pending JP2018140657A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017034347A JP2018140657A (ja) 2017-02-27 2017-02-27 車両用表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017034347A JP2018140657A (ja) 2017-02-27 2017-02-27 車両用表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018140657A true JP2018140657A (ja) 2018-09-13

Family

ID=63527475

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017034347A Pending JP2018140657A (ja) 2017-02-27 2017-02-27 車両用表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018140657A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020195404A1 (ja) * 2019-03-28 2020-10-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 映像表示システム、映像表示方法、プログラムおよび移動体
JP2020166076A (ja) * 2019-03-28 2020-10-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 映像表示システム、映像表示方法、プログラムおよび移動体

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020195404A1 (ja) * 2019-03-28 2020-10-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 映像表示システム、映像表示方法、プログラムおよび移動体
JP2020166076A (ja) * 2019-03-28 2020-10-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 映像表示システム、映像表示方法、プログラムおよび移動体
JP7281657B2 (ja) 2019-03-28 2023-05-26 パナソニックIpマネジメント株式会社 映像表示システム、映像表示方法、プログラムおよび移動体
US11892628B2 (en) 2019-03-28 2024-02-06 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Video display system, video display method, and moving body

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9830864B2 (en) Field sequential image display device
JP6074964B2 (ja) 車両用表示装置
JP6670021B2 (ja) レーザー光源駆動装置及び表示装置
JP6390893B2 (ja) Dmd表示装置、ヘッドアップディスプレイ装置
JP2001201712A (ja) 車両用ヘッドアップディスプレイ
JP2016505163A (ja) 運転者の視野内に仮想画像を表示するディスプレイ、および前記ディスプレイ用の画像を生成する装置
JP2010276893A (ja) 液晶表示装置
JP2018091994A (ja) 車両用表示装置
JP2018140657A (ja) 車両用表示装置
JP2005338325A (ja) 表示装置
CN108713160B (zh) 投影型显示装置及投影控制方法
JP2004351943A (ja) 表示装置
JP2004299506A (ja) 表示装置
US11688355B2 (en) Lighting control data generation method and lighting control data generation device
JP5283325B2 (ja) 発光装置
JP6160078B2 (ja) 車両用画像投影装置
JP2007114743A (ja) 表示装置
JP6729327B2 (ja) ヘッドアップディスプレイ装置、表示方法およびプログラム
WO2018043040A1 (ja) 投写型表示装置
JP7435152B2 (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
JP7639445B2 (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
JP2001117071A (ja) 車両用表示装置
WO2022270343A1 (ja) ヘッドアップディスプレイ
US20250233967A1 (en) Head-up display device
JP2019101197A (ja) 車両用表示装置