JP2018111233A - 液体吐出装置、画像形成セット、インク及び画像形成方法 - Google Patents
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Abstract
Description
しかし、このような水溶性染料を含むインクにより形成された記録画像は耐水性や耐光性に劣ることが問題とされている。
しかし、インクジェット記録用インクに着色剤として顔料を用いた場合、通常の炭化水素系界面活性剤を使用すると、画像ベタ部の均一性、カラー画像の発色性などにおいて染料インクと同等レベルを達成することが困難である。このため、フッ素系界面活性剤を用いることで、インクの表面張力を下げ、画像ベタ部の均一性を上げ、発色性改善が図れることが既に知られている(特許文献1)。
しかし、このように画像濃度を向上させる方式は、顔料や樹脂粒子といった固形分を分散させたインクでは固形分の沈降によって、インクが不均一化して濃度ムラが生じることや、沈降して凝集した固形分がノズルの目詰まりによる吐出不安定性やメンテナンス性の悪化につながることがある。
しかし、高沸点溶剤を含むことで、画像濃度の低下や画像乾燥性の低下などの問題が発生している。
前記液体吐出部は、前記ノズルと連通する液室と、前記インクを前記液室に流入又は流出させるための第一の供給口及び第二の供給口と、を有し、
前記液体吐出装置は、前記第一の供給口又は前記第二の供給口の一方から流出する前記インクを、循環経路を介して他方の供給口に流入させる循環手段を有し、
前記有機溶剤は、沸点が230℃以下のジオール化合物を含み、かつ、沸点が230℃より大きい有機溶剤を含まないことを特徴とする。
以下、本実施形態の詳細を説明する。
まず、本発明のインクについて説明する。本発明のインクは、色材、有機溶剤及び水を含有し、必要に応じてその他の成分を含んでもいてもよい。また、前記有機溶剤は、沸点が230℃以下のジオール化合物を含み、かつ、沸点が230℃より大きい有機溶剤を含まない。
このように、乾燥性が高く良好な画像品質を満たすインクに組み合わせて、液体吐出装置に循環機構を備えることにより、液体吐出装置内でのインクの乾燥を抑制し、優れたメンテナンス性との両立が可能である。
本発明におけるインクには、沸点が230℃以下のジオール化合物を含み、かつ、沸点が230℃より大きい有機溶剤を含まないことにより、高い画像濃度と画像乾燥性の両立を可能としている。なお、インク中、沸点が230℃より大きい有機溶剤が含まれていたとしても、合計で3質量%以下である場合は本発明の効果が得られるため、この場合は本発明に含まれるものである。
−ジオール化合物のGC−MS測定方法−
プライマーを100倍のTHF溶液に薄め、遠心分離を行った後に、2マイクロの上澄み溶液を用いて以下の方法で測定する。熱分解温度600℃においてジオール化合物を有するピークから定量が可能である。
GC分析装置(Agilent社製7890B)
MS分析装置(JEOL社製Q1500)
熱分析装置(フロンティア・ラボ製Py−3030D)
加熱温度:180℃
熱分解温度:600℃
ファイロライザーとGCのIF温度:280℃
カラム:UltraALLOY+5 L=30.0m LD=0.25mm Film=0.25μm
GC注入口温度:280℃
カラム昇温:50℃(保持2分)〜20℃/min〜280℃(保持11.5分)
キャリアガス温度:49.38kpa一定
カラム流量:1.00ml/min
イオン化法:EI法(70eV)
質量範囲:m/z20〜800
データ解析ソフト(NIST社製)
その他の有機溶剤としては、例えば、多価アルコール類、多価アルコールアルキルエーテル類や多価アルコールアリールエーテル類などのエーテル類、含窒素複素環化合物、アミド類、アミン類、含硫黄化合物類が挙げられる。
水溶性有機溶剤の具体例としては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、2,3−ブタンジオール、3−メチル−1,3−ブタンジオール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,3−ペンタンジオール、1,4−ペンタンジオール、2,4−ペンタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,3−ヘキサンジオール、2,5−ヘキサンジオール、1,5−ヘキサンジオール、1,2,6−ヘキサントリオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、エチル−1,2,4−ブタントリオール、1,2,3−ブタントリオール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール、ペトリオール等の多価アルコール類、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、テトラエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル等の多価アルコールアルキルエーテル類、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノベンジルエーテル等の多価アルコールアリールエーテル類、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、ε−カプロラクタム、γ−ブチロラクトン等の含窒素複素環化合物、ホルムアミド、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、3−メトキシ−N,N-ジメチルプロピオンアミド、3−ブトキシ−N,N-ジメチルプロピオンアミド等のアミド類、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエチルアミン等のアミン類、ジメチルスルホキシド、スルホラン、チオジエタノール等の含硫黄化合物、プロピレンカーボネート、炭酸エチレン等が挙げられる。
グリコールエーテル化合物の具体例としては、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、テトラエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル等の多価アルコールアルキルエーテル類;エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノベンジルエーテル等の多価アルコールアリールエーテル類などが挙げられる。
−沸点230℃以上の有機溶剤の検出方法−
インク10mgに対して、以下の測定条件でTG−DTAによる重量変化を測定した際、以下の式が成り立つことで、230℃以上の溶剤を含んでいないことが確認できる。
TG−DTA熱分析装置(リガク社製Thermo plus EVO)
昇温速度10℃/minで250℃まで昇温
250℃で30分ホールド
インクにおける水の含有量は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、インクの乾燥性及び吐出信頼性の点から、10質量%以上90質量%以下が好ましく、20質量%〜60質量%がより好ましい。
色材としては特に限定されず、顔料、染料を使用可能である。
顔料としては、無機顔料又は有機顔料を使用することができる。これらは、1種単独で用いても良く、2種以上を併用しても良い。また、混晶を使用しても良い。
顔料としては、例えば、ブラック顔料、イエロー顔料、マゼンダ顔料、シアン顔料、白色顔料、緑色顔料、橙色顔料、金色や銀色などの光沢色顔料やメタリック顔料などを用いることができる。
無機顔料として、酸化チタン、酸化鉄、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、バリウムイエロー、カドミウムレッド、クロムイエローに加え、コンタクト法、ファーネス法、サーマル法などの公知の方法によって製造されたカーボンブラックを使用することができる。
また、有機顔料としては、アゾ顔料、多環式顔料(例えば、フタロシアニン顔料、ペリレン顔料、ペリノン顔料、アントラキノン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサジン顔料、インジゴ顔料、チオインジゴ顔料、イソインドリノン顔料、キノフラロン顔料など)、染料キレート(例えば、塩基性染料型キレート、酸性染料型キレートなど)、ニトロ顔料、ニトロソ顔料、アニリンブラックなどを使用できる。これらの顔料のうち、溶媒と親和性の良いものが好ましく用いられる。その他、樹脂中空粒子、無機中空粒子の使用も可能である。
顔料の具体例として、黒色用としては、ファーネスブラック、ランプブラック、アセチレンブラック、チャンネルブラック等のカーボンブラック(C.I.ピグメントブラック7)類、または銅、鉄(C.I.ピグメントブラック11)、酸化チタン等の金属類、アニリンブラック(C.I.ピグメントブラック1)等の有機顔料があげられる。
さらに、カラー用としては、C.I.ピグメントイエロー1、3、12、13、14、17、24、34、35、37、42(黄色酸化鉄)、53、55、74、81、83、95、97、98、100、101、104、108、109、110、117、120、138、150、153、155、180、185、213、C.I.ピグメントオレンジ5、13、16、17、36、43、51、C.I.ピグメントレッド1、2、3、5、17、22、23、31、38、48:2、48:2(パーマネントレッド2B(Ca))、48:3、48:4、49:1、52:2、53:1、57:1(ブリリアントカーミン6B)、60:1、63:1、63:2、64:1、81、83、88、101(べんがら)、104、105、106、108(カドミウムレッド)、112、114、122(キナクリドンマゼンタ)、123、146、149、166、168、170、172、177、178、179、184、185、190、193、202、207、208、209、213、219、224、254、264、C.I.ピグメントバイオレット1(ローダミンレーキ)、3、5:1、16、19、23、38、C.I.ピグメントブルー1、2、15(フタロシアニンブルー)、15:1、15:2、15:3、15:4(フタロシアニンブルー)、16、17:1、56、60、63、C.I.ピグメントグリーン1、4、7、8、10、17、18、36、等がある。
染料としては、特に限定されることなく、酸性染料、直接染料、反応性染料、及び塩基性染料が使用可能であり、1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
前記染料として、例えば、C.I.アシッドイエロー 17,23,42,44,79,142、C.I.アシッドレッド 52,80,82,249,254,289、C.I.アシッドブルー 9,45,249、C.I.アシッドブラック 1,2,24,94、C.I.フードブラック 1,2、C.I.ダイレクトイエロー 1,12,24,33,50,55,58,86,132,142,144,173、C.I.ダイレクトレッド 1,4,9,80,81,225,227、C.I.ダイレクトブルー 1,2,15,71,86,87,98,165,199,202、C.I.ダイレクドブラック 19,38,51,71,154,168,171,195、C.I.リアクティブレッド 14,32,55,79,249、C.I.リアクティブブラック 3,4,35が挙げられる。
顔料に親水性官能基を導入して自己分散性顔料とする方法としては、例えば、顔料(例えばカーボン)にスルホン基やカルボキシル基等の官能基を付加し水中に分散可能とした自己分散顔料等が使用できる。
顔料の表面を樹脂で被覆して分散させる方法としては、顔料をマイクロカプセルに包含させ、水中に分散可能なものを用いることができる。これは、樹脂被覆顔料と言い換えることができる。この場合、インクに配合される顔料はすべて樹脂に被覆されている必要はなく、本発明の効果が損なわれない範囲において、被覆されない顔料や、部分的に被覆された顔料がインク中に分散していてもよい。
分散剤を用いて分散させる方法としては、界面活性剤に代表される、公知の低分子型の分散剤、高分子型の分散剤を用いて分散する方法が挙げられる。
分散剤としては、顔料に応じて例えば、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン界面活性剤等を使用することが可能である。
竹本油脂社製RT−100(ノニオン系界面活性剤)や、ナフタレンスルホン酸Naホルマリン縮合物も、分散剤として好適に使用できる。
分散剤は1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
顔料に、水や有機溶剤などの材料を混合してインクを得ることが可能である。また、顔料と、その他水や分散剤などを混合して顔料分散体としたものに、水や有機溶剤などの材料を混合してインクを製造することも可能である。
前記顔料分散体は、水、顔料、顔料分散剤、必要に応じてその他の成分を分散し、粒径を調整して得られる。分散は分散機を用いると良い。
顔料分散体における顔料の粒径については特に制限はないが、顔料の分散安定性が良好となり、吐出安定性、画像濃度などの画像品質も高くなる点から、最大個数換算で最大頻度が20nm以上500nm以下が好ましく、20nm以上150nm以下がより好ましい。顔料の粒径は、粒度分析装置(ナノトラック Wave−UT151、マイクロトラック・ベル株式会社製)を用いて測定することができる。
前記顔料分散体における顔料の含有量は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、良好な吐出安定性が得られ、また、画像濃度を高める点から、0.1質量%以上50質量%以下が好ましく、0.1質量%以上30質量%以下がより好ましい。
前記顔料分散体は、必要に応じて、フィルター、遠心分離装置などで粗大粒子をろ過し、脱気することが好ましい。
インク中に含有する樹脂の種類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、スチレン系樹脂、ブタジエン系樹脂、スチレン−ブタジエン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、アクリルスチレン系樹脂、アクリルシリコーン系樹脂などが挙げられる。
これらの樹脂からなる樹脂粒子を用いても良い。樹脂粒子を、水を分散媒として分散した樹脂エマルションの状態で、色材や有機溶剤などの材料と混合してインクを得ることが可能である。前記樹脂粒子としては、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。また、これらは、1種を単独で用いても、2種類以上の樹脂粒子を組み合わせて用いてもよい。
前記体積平均粒径は、例えば、粒度分析装置(ナノトラック Wave−UT151、マイクロトラック・ベル株式会社製)を用いて測定することができる。
インクには、必要に応じて、浸透剤、界面活性剤、消泡剤、防腐防黴剤、防錆剤、pH調整剤等を加えても良い。
浸透剤としては、炭素数8〜11の非湿潤剤性ポリオール化合物又はグリコールエーテル化合物を少なくとも1種を含有することが好ましい。
ここで、非湿潤剤性とは、25℃の水中において0.2〜5.0質量%の間の溶解度を有することを意味する。これらの浸透剤の中でも、下記一般式(I)で表される1,3−ジオール化合物が好ましく、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール[溶解度:4.2%(25℃)]、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール[溶解度:2.0%(25℃)]が特に好ましい。
浸透剤のインク全体に含有する範囲量としては、0.5〜5質量%の範囲が好ましく、1〜3質量%の範囲がより好ましい。含有量0.5質量%未満と少ない場合、インクの浸透性効果が得られず、画像品質に効果が得られないことがある。5質量%を超えるとインクに溶解せずに分離したり、インク初期粘度が高くなる等の不具合が生じてしまうことがある。
界面活性剤としては、シリコーン系界面活性剤、フッ素系界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤のいずれも使用可能である。
シリコーン系界面活性剤には特に制限はなく目的に応じて適宜選択することができる。中でも高pHでも分解しないものが好ましく、例えば、側鎖変性ポリジメチルシロキサン、両末端変性ポリジメチルシロキサン、片末端変性ポリジメチルシロキサン、側鎖両末端変性ポリジメチルシロキサン等が挙げられ、変性基としてポリオキシエチレン基、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン基を有するものが、水系界面活性剤として良好な性質を示すので特に好ましい。また、前記シリコーン系界面活性剤として、ポリエーテル変性シリコーン系界面活性剤を用いることもでき、例えば、ポリアルキレンオキシド構造をジメチルシロキサンのSi部側鎖に導入した化合物等が挙げられる。
フッ素系界面活性剤としては、例えば、パーフルオロアルキルスルホン酸化合物、パーフルオロアルキルカルボン酸化合物、パーフルオロアルキルリン酸エステル化合物、パーフルオロアルキルエチレンオキサイド付加物及びパーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマー化合物が、起泡性が小さいので特に好ましい。前記パーフルオロアルキルスルホン酸化合物としては、例えば、パーフルオロアルキルスルホン酸、パーフルオロアルキルスルホン酸塩等が挙げられる。前記パーフルオロアルキルカルボン酸化合物としては、例えば、パーフルオロアルキルカルボン酸、パーフルオロアルキルカルボン酸塩等が挙げられる。前記パーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマー化合物としては、パーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマーの硫酸エステル塩、パーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマーの塩等が挙げられる。これらフッ素系界面活性剤における塩の対イオンとしては、Li、Na、K、NH4、NH3CH2CH2OH、NH2(CH2CH2OH)2、NH(CH2CH2OH)3等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、例えばラウリルアミノプロピオン酸塩、ラウリルジメチルベタイン、ステアリルジメチルベタイン、ラウリルジヒドロキシエチルベタインなどが挙げられる。
ノニオン系界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレンアルキルアミド、ポリオキシエチレンプロピレンブロックポリマー、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、アセチレンアルコールのエチレンオキサイド付加物などが挙げられる。
アニオン系界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩、ドデシルベンゼンスルホン酸塩、ラウリル酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートの塩、などが挙げられる。
これらは、1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
このような界面活性剤としては、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。市販品としては、例えば、ビックケミー株式会社、信越化学工業株式会社、東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社、日本エマルジョン株式会社、共栄社化学などから入手できる。
上記のポリエーテル変性シリコーン系界面活性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、一般式(S-1)式で表わされる、ポリアルキレンオキシド構造をジメチルポリシロキサンのSi部側鎖に導入したものなどが挙げられる。
上記のポリエーテル変性シリコーン系界面活性剤としては、市販品を用いることができ、例えば、KF−618、KF−642、KF−643(信越化学工業株式会社)、EMALEX−SS−5602、SS−1906EX(日本エマルジョン株式会社)、FZ−2105、FZ−2118、FZ−2154、FZ−2161、FZ−2162、FZ−2163、FZ−2164(東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社)、BYK−33、BYK−387(ビックケミー株式会社)、TSF4440、TSF4452、TSF4453(東芝シリコン株式会社)などが挙げられる。
フッ素系界面活性剤としては、パーフルオロアルキルリン酸エステル化合物、パーフルオロアルキルエチレンオキサイド付加物、及びパーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマー化合物などが挙げられる。 これらの中でも、パーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマー化合物は起泡性が少ないため好ましく、特に一般式(F−1)及び一般式(F−2)で表わされるフッ素系界面活性剤が好ましい。
CnF2n+1−CH2CH(OH)CH2−O−(CH2CH2O)a−Y 一般式(F−2)
上記一般式(F−2)で表される化合物において、YはH、又はCnF2n+1でnは1〜6の整数、又はCH2CH(OH)CH2−CnF2n+1でnは4〜6の整数、又はCpH2p+1でpは1〜19の整数である。aは4〜14の整数である。
上記のフッ素系界面活性剤としては市販品を使用してもよい。この市販品としては、例えば、サーフロンS−111、S−112、S−113、S−121、S−131、S−132、S−141、S−145(いずれも、旭硝子株式会社製);フルラードFC−93、FC−95、FC−98、FC−129、FC−135、FC−170C、FC−430、FC−431(いずれも、住友スリーエム株式会社製);メガファックF−470、F−1405、F−474(いずれも、大日本インキ化学工業株式会社製);ゾニール(Zonyl)TBS、FSP、FSA、FSN−100、FSN、FSO−100、FSO、FS−300、UR(いずれも、DuPont社製);FT−110、FT−250、FT−251、FT−400S、FT−150、FT−400SW(いずれも、株式会社ネオス社製)、ポリフォックスPF−136A,PF−156A、PF−151N、PF−154、PF−159(オムノバ社製)、ユニダインDSN-403N(ダイキン工業株式会社製)などが挙げられ、これらの中でも、良好な印字品質、特に発色性、紙に対する浸透性、濡れ性、均染性が著しく向上する点から、Du Pont社製のFS−300、株式会社ネオス製のFT−110、FT−250、FT−251、FT−400S、FT−150、FT−400SW、オムノバ社製のポリフォックスPF−151N及びダイキン工業株式会社製のユニダインDSN-403Nが特に好ましい。
消泡剤としては、特に制限はなく、例えば、シリコーン系消泡剤、ポリエーテル系消泡剤、脂肪酸エステル系消泡剤などが挙げられる。これらは、1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、破泡効果に優れる点から、シリコーン系消泡剤が好ましい。
防腐防黴剤としては、特に制限はなく、例えば、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンなどが挙げられる。
防錆剤としては、特に制限はなく、例えば、酸性亜硫酸塩、チオ硫酸ナトリウムなどが挙げられる。
pH調整剤としては、pHを7以上に調整することが可能であれば、特に制限はなく、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアミンなどが挙げられる。
インクの25℃での粘度は、印字濃度や文字品位が向上し、また、良好な吐出性が得られる点から、5mPa・s以上30mPa・s以下が好ましく、5mPa・s以上25mPa・s以下がより好ましい。ここで、粘度は、例えば回転式粘度計(東機産業社製RE−80L)を使用することができる。測定条件としては、25℃で、標準コーンローター(1°34’×R24)、サンプル液量1.2mL、回転数50rpm、3分間で測定可能である。
インクの表面張力としては、記録媒体上で好適にインクがレベリングされ、インクの乾燥時間が短縮される点から、25℃で、35mN/m以下が好ましく、32mN/m以下がより好ましい。
インクのpHとしては、接液する金属部材の腐食防止の観点から、7〜12が好ましく、8〜11がより好ましい。
前処理液は、凝集剤、有機溶剤、水を含有し、必要に応じて界面活性剤、消泡剤、pH調整剤、防腐防黴剤、防錆剤等を含有しても良い。
有機溶剤、界面活性剤、消泡剤、pH調整剤、防腐防黴剤、防錆剤は、インクに用いる材料と同様の材料を使用でき、その他、公知の処理液に用いられる材料を使用できる。
凝集剤の種類は特に限定されず、水溶性カチオンポリマー、酸、多価金属塩等が挙げられる。
後処理液は、透明な層を形成することが可能であれば、特に限定されない。後処理液は、有機溶剤、水、樹脂、界面活性剤、消泡剤、pH調整剤、防腐防黴剤、防錆剤等、必要に応じて選択し、混合して得られる。また、後処理液は、記録媒体に形成された記録領域の全域に塗布しても良いし、インク像が形成された領域のみに塗布しても良い。
本発明は、普通紙、専用紙、および低吸液性印刷用紙において良好な画像を実現することができるインクの提供をその目的としている。
そして、本発明によるインクは、低吸液性印刷用紙にも高画像品質で印字可能なインクである。
前記低吸液性印刷用紙にはトレーシングペーパ、パーチメント紙、硫酸紙、グラシン紙、パラフィン紙、またはろう紙の群から選択されるものがある。
本発明のインク記録物は、記録媒体上に、本発明のインクを用いて形成された画像を有してなる。
インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法により記録して記録物とすることができる。
本発明の液体吐出装置は、前記インクを吐出するノズルを有する液体吐出部を備え、前記液体吐出部は、前記ノズルと連通する液室と、前記インクを前記液室に流入又は流出させるための第一の供給口及び第二の供給口と、を有している。そして、液体吐出装置は、前記第一の供給口又は前記第二の供給口の一方から流出する前記インクを、循環経路を介して他方の供給口に流入させる循環手段を有している。
以下、さらに詳細を説明する。
インクタンク21は、ヘッド2のノズルから吐出するインクを蓄える容器である。
第1の加圧装置(第1の加圧手段)23、及び減圧装置(減圧手段)24が、インクタンク内の上部にある気相と通じている。
第1のインク供給経路100は、インクタンク21内から、バルブC、バルブAを通じて第1の供給口5へつながっている。
洗浄液タンク41は、ヘッド2、及びその周辺経路(第1のインク供給経路100、第2のインク供給経路110)を洗浄するための洗浄液42を蓄える密閉された容器である。第2の加圧装置(第2の加圧手段)43が、洗浄液タンク41内の上部にある気相と通じている。
第2の加圧装置43の内部構成は第1の加圧装置23と同様である。第2の加圧装置43を駆動すると、洗浄液タンク内の気相が加圧され、洗浄液が洗浄液供給経路130の方向に押し出される。
廃液タンク50は、ヘッドの液室内を洗浄した洗浄液42の一部を排出するための容器である。ヘッドから第2のインク供給経路110へ排出された液を、廃液タンク50で受け取る構造になっている。
廃液タンク50は、後述する洗浄工程において、ヘッド周辺経路を洗浄するために用いられる。
循環経路120は一端がバルブAにつながり、他端がバルブBにつながっている。循環流路上には脱気装置121aとポンプ122、フィルタ123が配置されている。
脱気装置121aはインク中の溶存気体を除去する装置である。脱気装置の内部は、インク室121a−1と気体室121a−2とに分かれた構造になっている。インク室と気体室の間は、液体を通さず気体を透過させる部材121a−3で仕切られている。インク室121a−1にインクを流し、気体室121a−2を減圧すると、インク室内のインクに溶け込んだ気体が、気体を透過する部材121a−3を経由して気体室に移動し、インク内を脱気できる。液体を通さず気体を透過する部材として、中空糸膜が挙げられる。
真空発生装置121bとして、真空ポンプなどが挙げられる。真空発生装置は、制御回路により任意に駆動と停止を制御できる。それにより、脱気装置による脱気と停止を任意に制御できる。
ポンプ122と脱気装置121a、フィルタ123を循環経路途中に配置する順序は、順不同で差し支えない。
まず、バルブAを操作し、インクタンク21から脱気装置121aへの流路(r1、r2、r8)が通じるようにセットする。一方、バルブAにより流路r3を遮断し、バルブCにより流路r4も遮断する。また、バルブBを操作し、循環経路内のポンプ122から廃液タンク50(大気)までが通じるようにセットする。ポンプ122を駆動し、インクタンク21から廃液タンク50の方向にインクを移動させる。つまり、バルブBにより流路r5を遮断して流路r11(流路r10、r9、r8)と流路r6とを連通させ、バルブDを開放して流路r6とr7とを連通させる。バルブAから脱気装置121a、ポンプ122、バルブBまでの循環経路120(r8、r9、r10、r11)がインクで満たされるまでポンプを駆動する。循環経路120がインクで満たされた時に、ポンプを停止させる。
これにより、バルブA〜脱気装置121〜ポンプ122〜フィルタ123〜バルブBの循環経路にインクが充填される。
バルブA、及びバルブCを操作して、インクタンク21から第1の供給口5への流路(r1、r2、r3)を連通状態にセットする。バルブAを操作して流路r8は開放しておく。また、バルブCを操作して流路r4を遮断する。更に、バルブBを操作して、流路r5、r6、r11を連通させ、第2の供給口6から廃液タンク50へ流路が通じるようにセットする。この際、バルブDを操作して流路r7を開放させる。
これにより、流路r1、r2、r3、ヘッド内の液室、流路r5、r6、r7が連通した状態となる。循環経路120も第1のインク供給経路100、バルブBと連通した状態となる。
これにより、インクタンク21〜脱気装置121a〜ポンプ122〜フィルタ123〜バルブBの循環経路と、ヘッド内にインクが充填される。この状態でヘッド2を駆動することにより、ノズル3からインク液滴を吐出することが可能となる。
また、後述するように、洗浄液42を空圧で加圧してノズル3から押し出すことによりヘッド2内を洗浄することが可能となり、ノズルの目詰まりによる吐出安定性を防ぐことができ、メンテナンス性を向上させることができる。
バルブA、及びバルブCを操作して、インクタンク21から第1の供給口5への第1のインク供給経路100が通じるようにセットする。バルブBを操作して流路r5、r6を連通させ、第2の供給口6から廃液タンク(大気)へ流路が通じるようにセットし、バルブDを操作して流路r7が開くようにセットする。
このとき、ヘッド2内の液室がインクで満たされ、かつ、インクタンク21からヘッド2への第1のインク供給経路100が開通している。
このとき、ノズル部のインク圧力P2は以下の式で与えられる。
P2=P1+ρ*h0*g (式1)
ここで、ρはインクの密度、gは重力加速度である。
P1’=P0−ρ*h0*g (式2)
ここで、P0は大気圧である。
一例として、液体吐出装置1において、循環経路(第3の経路)120内にインク(第1の液体)を循環させつつ脱気する脱気方法を提供する。
すなわち、本例では、バルブA〜第1の供給口5〜ヘッド2〜第2の供給口6〜バルブB、及び循環経路120内にインクが充填されている状態で循環、及び脱気を行う。
このとき、バルブAを第1の供給口5から脱気装置121aへ至る流路r3、r8が連通するようにセットする(流路r2は遮断)。バルブBはポンプ122から第2の供給口6へ至る流路r10、r11、r5が連通するようにセットする(流路r6は遮断)。
このとき、循環経路中のフィルタ123の中をインクが通過するため、インク中に混ざったゴミなどの微粒子を取り除くことができる。
ポンプ122により上記閉鎖経路内でインクを循環させる方向は、図1における時計まわり、及び反時計まわりのいずれによっても、循環及び脱気をすることができる。
次に、本発明に係る液体吐出装置の一実施形態としては、例えばインクジェットプリンタ(インクジェット記録装置)などの画像形成装置が挙げられる。その例を図2、図3を用いて説明する。図2は、インクジェット記録装置の斜視概略説明図、図3は同記録装置の側面概略説明図である。
<Bk自己分散型顔料分散液の調製>
Cabot Corporation製Black Pearls(登録商標)1000(BET表面積343m2/g及びDBPA105mL/100gを有するカーボンブラック)100gとスルファニル酸100ミリモル及びイオン交換高純水1Lを室温環境下Silversonミキサー(6000rpm)で混合した。得られたスラリーのpHが4より高い場合は、硝酸100ミリモルを添加する。30分後に、少量のイオン交換高純水に溶解された亜硝酸ナトリウム(100ミリモル)を上記混合物にゆっくりと添加した。更に、撹拌しながら60℃に加温し、1時間反応させた。カーボンブラックにスルファニル酸を付加した改質顔料が生成できた。次いで、10%テトラブチルアンモニウムヒドロキシド溶液(メタノール溶液)でpHを9に調整することにより、30分後に改質顔料分散体が得られた。少なくとも1つのスルファニル酸基、又は、スルファニル酸テトラブチルアンモニウム塩と結合した顔料を含んだ分散体とイオン交換高純水を用いて透析膜を用いた限外濾過を行い、更に超音波分散を行って顔料固形分を20%に濃縮した改質顔料分散体を得た。表面処理レベルは0.75mmol/gであり、粒度分布測定装置(日機装株式会社製、ナノトラックUPA−EX150)で測定された粒子径(D50)は120nmであった。
<Bk樹脂被覆型顔料分散液の調製>
−ポリマー溶液Aの調製−
機械式攪拌機、温度計、窒素ガス導入管、還流管、及び滴下ロートを備えた1Lのフラスコ内を充分に窒素ガス置換した後、スチレン11.2g、アクリル酸2.8g、ラウリルメタクリレート12.0g、ポリエチレングリコールメタクリレート4.0g、スチレンマクロマー4.0g、及びメルカプトエタノール0.4gを混合し、65℃に昇温した。次に、スチレン100.8g、アクリル酸25.2g、ラウリルメタクリレート108.0g、ポリエチレングリコールメタクリレート36.0g、ヒドロキシルエチルメタクリレート60.0g、スチレンマクロマー36.0g、メルカプトエタノール3.6g、アゾビスメチルバレロニトリル2.4g、及びメチルエチルケトン18gの混合溶液を2.5時間かけて、フラスコ内に滴下した。滴下後、アゾビスメチルバレロニトリル0.8g及びメチルエチルケトン18gの混合溶液を0.5時間かけて、フラスコ内に滴下した。65℃で1時間熟成した後、アゾビスメチルバレロニトリル0.8gを添加し、更に1時間熟成した。反応終了後、フラスコ内にメチルエチルケトン364gを添加し、濃度が50質量%のポリマー溶液Aを800g得た。
ポリマー溶液Aを28gと、C.I.カーボンブラック(デグサ社製、FW100)を42g、1mol/Lの水酸化カリウム水溶液13.6g、メチルエチルケトン20g、及びイオン交換水13.6gを十分に攪拌した後、ロールミルを用いて混練した。得られたペーストを純水200gに投入し、充分に攪拌した後、エバポレータ用いてメチルエチルケトン及び水を留去し、更に粗大粒子を除くためにこの分散液を平均孔径5.0μmのポリビニリデンフロライドメンブランフィルターにて加圧濾過し、顔料固形分15質量%、固形分濃度20質量%のカーボンブラック顔料含有ポリマー微粒子分散液が得られた。カーボンブラック顔料含有ポリマー微粒子分散液におけるポリマー微粒子について、粒子径(D50)を粒度分布測定装置(日機装株式会社製、ナノトラックUPA−EX150)により測定したところ104nmであった。
<Bk界面活性剤分散型顔料分散液の調製>
カーボンブラック 175質量部
(NIPEX160、degussa社製、BET比表面積150m2/g、
平均一次粒径20nm、pH4.0、DBP吸油量620g/100g)
ナフタレンスルホン酸ナトリウムホルマリン縮合物 175質量部
(竹本油脂株式会社製パイオニンA−45−PN、ナフタレンスルホン酸2量体、
3量体、及び4量体の合計含有量=50質量%)
蒸留水 650質量部
プのメディアミル(アシザワ・ファインテック株式会社製、DMR型)で0.05mmジルコニアビーズ、充填率55%を用いて周速10m/s、液温10℃で3分間循環分散し、遠心分離機(久保田商事株式会社製、Model−7700)で粗大粒子を遠心分離し、顔料濃度が13質量%となる界面活性剤分散型の顔料分散液を得た。
<樹脂水分散体1の調製>
撹拌機及び加熱器を備えた簡易加圧反応装置に、Mn2,000の結晶性ポリカーボネートジオール[デュラノールT6002、旭化成ケミカルズ株式会社製]287.9部、1,4ブタンジオール3.6部、DMPA(ジメチロールプロピオン酸)8.9部、水添MDI(ジフェニルメタンジイソシアネート)98.3部及びアセトン326.2部を、窒素を導入しながら仕込んだ。その後90℃に加熱し、8時間かけてウレタン化反応を行い、プレポリマーを製造した。
反応混合物を40℃に冷却後、トリエチルアミン7.9部を添加・混合し、更に水568.8部を加え回転子−固定子式方式の機械乳化機で乳化することで水性分散体を得た。得られた水性分散体に撹拌下、10%のエチレンジアミン水溶液を28.1部加え、50℃で5時間撹拌し、鎖伸長反応を行った。
その後、減圧下に65℃でアセトンを除去し、水分調節をして、固形分40質量%のポリウレタン樹脂の樹脂水分散体1を得た。ポリウレタン樹脂の樹脂水分散体1について、粒子径(D50)を粒度分布測定装置(日機装株式会社製、ナノトラックUPA−EX150)により測定したところ34nmであった。
<樹脂水分散体2の調製>
機械式攪拌機、温度計、窒素ガス導入管、還流管、及び滴下ロートを備えた1Lのフラスコ内を充分に窒素ガス置換した後、ラテムルS−180を17.5g、イオン交換水350gを加え混合し、65℃に昇温した。
昇温後、反応開始剤であるt−ブチルパーオキソベンゾエート3.0g、イソアスコルビン酸ナトリウム1.0gを加え、5分後にメタクリル酸メチル45g、メタクリル酸−2−エチルヘキシル160g、アクリル酸5g、メタクリル酸ブチル45g、メタクリル酸シクロヘキシル30g、ビニルトリエトキシシラン15g、ラテムルS−180を8.0g、及びイオン交換水340gを混合し、3時間かけて滴下を行った。その後、80℃で2時間加熱熟成を行った後、常温まで冷却し水酸化ナトリウムでpHを7〜8に調整した。エバポレータ用いてエタノールを留去し、水分調節をして、固形分40質量%のアクリルシリコーン樹脂の樹脂水分散体2溶液730gを作製した。アクリルシリコーン樹脂の樹脂水分散体2について、粒子径(D50)を粒度分布測定装置(日機装株式会社製、ナノトラックUPA−EX150)により測定したところ43nmであった。
次に、インクの作製について説明する。なお、以下に示す樹脂粒子の含有量は全て固形分のみとする。
攪拌機を備えた容器にプロピレングリコール20質量部と、1,3−ブタンジオール10質量部と、3−メチル−1,3−ブタンジオール5質量部と、浸透剤として2−エチル−1,3−ヘキサンジオール2部と、界面活性剤としてCapstoneFS−300(デュポン社製)0.5質量部を入れ、30分程度攪拌して均一にする。次いで、調製例1で得られた自己分散型顔料分散液を固形分換算で6質量部及び高純水を加え、60分程度攪拌して均一にする。さらに調製例4で得られた樹脂水分散体1を3質量部加え、30分攪拌してインクを均一にする。このインクを平均孔径1.2μmのポリビニリデンフロライドメンブランフィルターにて加圧濾過し、粗大粒子及びごみを除去して実施例1のインクを作製した。高純水は、全体の量が100質量部となるように加えた。
インク1と同様に、下記表1に示した水溶性有機溶剤、界面活性剤を混合攪拌し、水分散性着色剤(顔料分散体)、高純水を加えて混合攪拌し、さらには水分散性樹脂を混合攪拌しインクを均一にする。このインクを平均孔径1.2μmのポリビニリデンフロライドメンブランフィルターにて加圧濾過し、粗大粒子及びごみを除去してインク2〜15を作製した。
<インクの評価>
得られたインクについて、下記の評価を行った。評価結果を表2に示す。
インクの粘度は、粘度計(RE−550L、東機産業株式会社製)を使用して、25℃で測定した。
インクのpHは、pHメーター計(HM−30R型、TOA−DKK株式会社製)を使用して、25℃で測定した。
粒度分布測定装置(日機装株式会社製、ナノトラックUPA−EX150)を用いて、固形分濃度が0.01質量%になるように純水で希釈し、顔料粒子径(D50)を測定した。
各インクをポリエチレン容器に入れ密封し、70℃で2週間保存した後の、顔料粒子径(D50)、粘度を測定し、初期物性との変化率により下記のように評価した。
A:顔料粒子径及び粘度のどちらの変化率も5%以内
B:顔料粒子径及び粘度のどちらの変化率も10%未満
C:顔料粒子径及び粘度のどちらの変化率も10%以上
実施例及び比較例のインクを、33mm口径のガラス製シャーレに、小数点4桁まで測定可能な精密上皿電子天秤で2.5g秤量採取した。次いで、温度32±0.5℃、湿度30±5%のESPEC製恒温恒湿器(ModelPL−3KP)に常圧にて保管し、24時間後に個々のサンプルを取り出して質量を測定した。次に、シャーレ内のインクをシャーレの底が見えるようにスパチュラで引っかき、インクの流動性を確認した。
A:引っかき後、5秒以内にシャーレの底がインクで埋まり見えなくなる。
B:引っかき後、60秒以内にシャーレの底がインクで埋まり見えなくなる。
C:引っかき後、2分以上経過しても、シャーレの底が見えている。
次に、以下の画像形成工程を行い、以下の評価を行った。結果を表3に示す。
23±0.5℃、50±5%RHに調整された環境条件下、下記印字装置1(図1で示した循環型ヘッドを搭載したインクジェット記録装置)及び印字装置2(循環型ヘッドを搭載しないインクジェット記録装置)を用い、インクの吐出量が均しくなるようにピエゾ素子の駆動電圧を変動させ、記録用メディアに同じ付着量のインクが付くように設定した。次に、インクジェット記録装置の印字モードを「普通紙はやい」及び「光沢紙はやい」に設定し、画像を形成した。インクと記録装置の組み合わせ及び画像形成工程の評価結果を表3に示す。
印字装置2:循環型ヘッドを搭載しないインクジェット記録装置(株式会社リコー製IPSiO GXe−5500改造機)
下記のチャートで、ブラックのべた画像の濃度を反射分光濃度計(Xrite株式会社製 Model:939)でブラック濃度を測定した。
評価紙 : My Paper(株式会社リコー製) (普通紙)
チャート : ブラック単色 べたパッチ
印刷モード : きれいモード
A:1.3以上
B:1.1以上
C:1.1未満
下記のチャートで、印字1分後にブラックのベタ画像部を同評価紙で500gの荷重をかけて擦り、転写された汚れの濃度を反射分光濃度計(Xrite株式会社製 Model:939)でブラック濃度を測定した。
評価紙 : RJT(株式会社リコー製) (トレーシングペーパ)
チャート : ブラック単色 べたパッチ
印刷モード : きれいモード
A:0.1未満
B:0.3未満
C:0.3以上
下記の条件で印字及び吐出安定性評価を行った。
Microsoft Word2000にて作成した一色当りA4サイズ用紙の面積5%をベタ画像にて塗りつぶすチャートを連続200枚、My Paper(株式会社リコー製)に打ち出し、打ち出し後の各ノズルの吐出乱れから評価した。印字モードはプリンタ添付のドライバで普通紙のユーザー設定より「普通紙−標準はやい」モードを「色補正なし」と改変したモードを使用した。
A:吐出乱れなし
B:若干吐出乱れあり
C:吐出乱れあり、又は、吐出しない部分あり
下記の条件でメンテナンス性1の評価を行い、評価後にノズルチェックパターンを印刷し、ノズル抜け数のカウントを行った。
環境:32℃30%RH
メンテナンス:30分に1回ヘッドクリーニング
サイクル時間:200時間
A:ノズル面にインク付着なし、又は、若干あり
B:ノズル面にインク付着があるが、ノズル抜けは20ch以下
C:ノズル面にインク付着があり、ノズル抜けが20ch以上
下記の条件でメンテナンス性2の評価を行い、評価後にノズルチェックパターンを印刷し、画像部にかすれがないか評価を行った。
環境:32℃30%RH
メンテナンス:30分に1回ヘッドクリーニング
サイクル時間:200時間
A:ノズルカバーのインク付着物が0.5mm以下であり、画像部にかすれなし
B:ノズルカバーのインク付着物が0.5mm以上1mm未満であり、画像部にかすれなし
C:ノズルカバーのインク付着物が1mm以上、又は、画像部にかすれが発生
2 ヘッド(液体吐出部)
3 ノズル
5 第1の供給口
6 第2の供給口
20 第1の液体供給部
21 インクタンク(第1の液体貯留部)
22 インク(第1の液体)
23 第1の加圧装置(加圧手段)
24 減圧装置(減圧手段)
40 第2の液体供給部
41 洗浄液タンク
42 洗浄液(第2の液体)
43 第2の加圧装置(加圧手段)
50 廃液タンク
100 第1のインク供給経路(第1の経路)
101 第1の切り替え弁
102 第3の切り替え弁
110 第2のインク供給経路(第2の経路)
111 第2の切り替え弁
112 経路開閉手段
120 循環経路(第3の経路)
121 脱気手段
121a 脱気装置
121a−1 インク室
121a−2 気体室
121a−3 部材
121b 真空発生装置
121c チューブ
122 液体循環手段(ポンプ)
123 フィルタ
130 洗浄液供給経路(第4の経路)
201 記録装置本体
202 印字機構部
204 給紙カセット
205 トレイ
206 排紙トレイ
207 主ガイドロッド
208 従ガイドロッド
209 キャリッジ
210 ヘッド
211 インクカートリッジ
212 主走査モータ
213 駆動プーリ
214 従動プーリ
215 タイミングベルト
216 給紙ローラ
217 フリクションパッド
218 ガイド部材
219 搬送ローラ
220 搬送コロ
221 先端コロ
222 副走査モータ
223 印写受け部材
224 搬送コロ
225 拍車
226 排紙ローラ
227 拍車
228、229 ガイド部材
230 回復装置
Claims (9)
- 色材、有機溶剤及び水を含有するインクを吐出するノズルを有する液体吐出部を備えた液体吐出装置であって、
前記液体吐出部は、前記ノズルと連通する液室と、前記インクを前記液室に流入又は流出させるための第一の供給口及び第二の供給口と、を有し、
前記液体吐出装置は、前記第一の供給口又は前記第二の供給口の一方から流出する前記インクを、循環経路を介して他方の供給口に流入させる循環手段を有し、
前記有機溶剤は、沸点が230℃以下のジオール化合物を含み、かつ、沸点が230℃より大きい有機溶剤を含まないことを特徴とする液体吐出装置。 - 前記有機溶剤は、全て、沸点が230℃以下のジオール化合物であることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
- 前記有機溶剤は、前記有機溶剤の全質量に対して50質量%以上が沸点200℃以下のジオール化合物であることを特徴とする請求項1又は2に記載の液体吐出装置。
- 前記有機溶剤は、前記インクに対して30質量%以上50質量%以下であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の液体吐出装置。
- 前記色材は、官能基を有する自己分散型着色剤であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の液体吐出装置。
- 前記インクは、普通紙又は坪量50g/m2時におけるステキヒト・サイズ度が10秒以上の低吸液性印刷用紙に対して用いられることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の液体吐出装置。
- 色材、有機溶剤及び水を含有するインクを吐出するノズルを有する液体吐出部を備えた液体吐出装置及び前記インクを付着させる記録媒体を有する画像形成セットであって、
前記液体吐出部は、前記ノズルと連通する液室と、前記インクを前記液室に流入又は流出させるための第一の供給口及び第二の供給口と、を有し、
前記液体吐出装置は、前記第一の供給口又は前記第二の供給口の一方から流出する前記インクを、循環経路を介して他方の供給口に流入させる循環手段を有し、
前記有機溶剤は、沸点が230℃以下のジオール化合物を含み、かつ、沸点が230℃より大きい有機溶剤を含まず、
前記記録媒体が、普通紙又は坪量50g/m2時におけるステキヒト・サイズ度が10秒以上の低吸液性印刷用紙であることを特徴とする画像形成セット。 - 循環手段を有する液体吐出装置の液体吐出部に設けられたノズルから吐出されるインクであって、
前記液体吐出部は、前記ノズルと連通する液室と、前記インクを前記液室に流入又は流出させるための第一の供給口及び第二の供給口と、を有し、
前記液体吐出装置は、前記第一の供給口又は前記第二の供給口の一方から流出する前記インクを、循環経路を介して他方の供給口に流入させる循環手段を有し、
前記インクは、色材、有機溶剤及び水を含有し、
前記有機溶剤は、沸点が230℃以下のジオール化合物を含み、かつ、沸点が230℃より大きい有機溶剤を含まないことを特徴とするインク。 - 液体吐出装置の液体吐出部に設けられたノズルからインクを吐出する吐出工程と、
前記インクを前記液体吐出装置内で循環させる循環工程と、を有する画像形成方法であって、
前記循環工程は、前記ノズルと連通する液室と、前記インクを前記液室に流入又は流出させるための第一の供給口及び第二の供給口と、を有する前記液体吐出部により、前記インクを前記第一の供給口又は前記第二の供給口の一方から流出させ、循環経路を介して他方の供給口に流入させる循環を行い、
前記インクは色材、有機溶剤及び水を含有し、前記有機溶剤は沸点が230℃以下のジオール化合物を含み、かつ、沸点が230℃より大きい有機溶剤を含まないことを特徴とする画像形成方法。
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