JP2018098042A - 同軸コネクタ - Google Patents
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Abstract
Description
例えば、従来の同軸コネクタの多くは相手コネクタとの嵌合後に接点が可動(回転)しないが、そのようなタイプの同軸コネクタでは、嵌合状態で同軸ケーブルが固定されてしまうため、例えば狭小スペースへ配置した場合に同軸ケーブルへの負荷が過剰になってしまい、その結果として同軸コネクタを介した接続の作業性や電気的信頼性等が損なわれるおそれがある。
また、嵌合後に接点が可動(回転)するタイプの同軸コネクタであっても、振動等の外的要因によってガタツキや抜け等が生じてしまう可能性があるものでは、同軸コネクタを介した接続の機械的信頼性が損なわれるおそれがある。
さらに、端子部やシールド部等が露出するタイプの同軸コネクタでは、接点が雨水や埃等といった異物の影響を受けてしまう可能性が高く、そのために同軸コネクタを介した接続の機械的・電気的信頼性等が損なわれるおそれがある。
同軸ケーブルの一端に配され、前記同軸ケーブルの中心導体と接続する第一端子部および前記同軸ケーブルの外部導体と接続する第一シールド部を保持する第一ハウジングと、
前記第一ハウジングが着脱可能に嵌合するように構成され、嵌合状態で前記第一端子部と導通する第二端子部および前記第一シールド部と導通する第二シールド部を保持する第二ハウジングと、を備え、
前記第一ハウジングと前記第二ハウジングとのいずれか一方には、着脱方向を軸方向とする円柱状の外周面を有する嵌合凸部が形成されており、
前記第一ハウジングと前記第二ハウジングとのいずれか他方には、前記嵌合凸部における前記外周面に対応する円筒状の内壁面を有する嵌合凹部が形成されており、
前記第一ハウジングと前記第二ハウジングとの嵌合状態で前記嵌合凸部における前記外周面と前記嵌合凹部における前記内壁面とが回転可能に接するように構成され、
前記第一ハウジングと前記第二ハウジングとの少なくとも一方には、前記嵌合凸部と前記嵌合凹部との係止により前記第一ハウジングと前記第二ハウジングとの嵌合状態を維持する係止機構部が形成されている
同軸コネクタが提供される。
先ず、本実施形態に係る同軸コネクタの構成について説明する。
図1は、本実施形態に係る同軸コネクタの概略構成例を示す外観斜視図である。
本実施形態で説明する同軸コネクタ1は、同軸ケーブル2を電子機器(ただし不図示)や他の同軸ケーブル(ただし不図示)等に対して着脱可能に接続するために用いられるものである。
同軸ケーブル2は、例えば高周波信号伝送用ケーブルや給電用ケーブル等として使用されるものであり、銅線等からなる中心導体2aの周囲を絶縁体2bが覆うとともに、その外周を金属編組等からなる外部導体2cが取り囲み、さらにその外周に外部導体2cを覆う外皮(シース)2dを有する構造となっている。具体的には、同軸ケーブル2として、例えば「1.5D−2V」と呼ばれる型式のポリエチレン充実絶縁形のものが挙げられるが、これに限定されることはなく、他の型式のもの(例えば、多重編組のもの等)であってもよい。
このような同軸ケーブル2が接続される電子機器としては、例えばテレビ受像機やオーディオ機器等が広く知られているが、これらに限定されることはなく、同軸ケーブル2が接続される電子機器であれば様々なものが該当し得る。本実施形態では、電子機器が車載用カメラである場合を例に挙げて、以下の説明を行う。
同軸ケーブル2と車載用カメラ(ただし不図示)とを接続する同軸コネクタ1は、大別すると、同軸ケーブル2の一端に配されて用いられる「第一ハウジング」としてのハウジング10と、車載用カメラに装着されて用いられる「第二ハウジング」としてのケースハウジング20とを備えており、ハウジング10とケースハウジング20とが着脱可能に嵌合するように構成されている(図中矢印参照)。つまり、同軸コネクタ1は、同軸ケーブル2の一端において「プラグ」として機能するハウジング10と、車載用カメラに装着されて「レセプタクル」として機能するケースハウジング20と、を備えて構成されている。
ここで、「第一ハウジング」としてのハウジング10について、詳しく説明する。
図2は、本実施形態に係るハウジング10の構成例を示す側断面図である。
続いて、「第二ハウジング」としてのケースハウジング20について、詳しく説明する。
図3は、本実施形態に係るケースハウジング20の構成例を示す側断面図である。
嵌合凹部23には、防水シール30を内包している。防水シール30は、例えばシリコンゴム等の弾性材料の成型加工によって形成することが考えられる。
次に、上述した構成の同軸コネクタ1を使用する場合の具体的な態様について説明する。
図4は、本実施形態に係る同軸コネクタの嵌合時における構成例を示す側断面図である。
同軸コネクタ1を利用して同軸ケーブル2と車載用カメラ(ただし不図示)とを接続する際には、先ず、同軸ケーブル2の一端に配されたハウジング10を、その円筒軸方向に沿って移動させて、車載用カメラに装着されたケースハウジング20における嵌合凹部23の筒内に挿入する。そして、ハウジング10の移動を、その筒端面12がケースハウジング20における嵌合凹部23の筒底面23aに突き当たるまで行う。
また、嵌合状態では、ケースハウジング20における係止機構部28のラッチ爪28aが、ハウジング10における係止面19と係止する。つまり、嵌合凹部23と嵌合凸部17とが接した状態で、これらが互いに係止した状態となる。これにより、ハウジング10は、ケースハウジング20からの抜去方向への移動が制限され、ケースハウジング20との嵌合状態が維持されることになる。
さらに、嵌合状態では、ハウジング10の嵌合凸部17における外周面と、ケースハウジング20の嵌合凹部23における内壁面とが、互いに接した状態となる。その状態では、嵌合凸部17の外周面と嵌合凹部23の内壁面とが互いに対応する径であることから、ハウジング10またはケースハウジング20に回転方向の力が加わると、嵌合凸部17の外周面と嵌合凹部23の内壁面との間に摺動が生じる。つまり、嵌合状態では、嵌合凸部17の外周面と嵌合凹部23の内壁面とが回転可能に接しており、これにより嵌合凸部17が嵌合凹部23によって支持されるのである。
また、嵌合状態では、ハウジング10の被シール部16における外周面と、防水シール30の円環状内周面である凹凸形状面31とが、互いに接した状態となる。これにより、ハウジング10の筒端面12と嵌合凹部23の筒底面23aとの間が封止される。したがって、例えば嵌合凸部17の外周面と嵌合凹部23の内壁面との間に浸水が生じた場合であっても、筒端面12と筒底面23aとの間への浸水を防止できる。つまり、防水シール30を介在させることで、ハウジング10とケースハウジング20とが着脱可能であっても、同軸コネクタ1は、防水機能を有することになる。
さらには、溝部27を利用することで、同軸コネクタ1の小型化を図る上でも好適なものとなる。防水シール30は、確実な封止機能を確保するために、ある程度の軸方向長さが必要である。また、ケースハウジング20においては、ピン24やシールド25等を保持するために、ある程度の保持長さが軸方向に必要である。この点、溝部27を利用すれば、これらを軸方向にオーバーラップさせて配することになるので、防水シール30による封止機能等を損なうことなく、オーバーラップさせない場合に比べると、同軸コネクタ1の小型化が図れるようになる。
ハウジング10との嵌合状態にあるケースハウジング20の嵌合凹部23からそのハウジング10を抜去する際には、先ず、ケースハウジング20における係止機構部28のラッチ爪28aとハウジング10における係止面19との係合を解除する。係止機構部28が複数箇所に分散配置されている場合には、それぞれの箇所におけるラッチ爪28aの係合解除を同時に行うような専用の抜去治具を形成し、その抜去治具を用いて各ラッチ爪28aの係合解除を行うことが考えられる。なお、抜去治具は、ラッチ爪28aを外方側に移動させて係止面19との係合を解除させ得るように構成されたものであれば、その具体的な形状が特に限定されるものではない。
本実施形態によれば、以下に示す一つまたは複数の効果が得られる。
以上、本発明の一実施形態を具体的に説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
Claims (5)
- 同軸ケーブルの一端に配され、前記同軸ケーブルの中心導体と接続する第一端子部および前記同軸ケーブルの外部導体と接続する第一シールド部を保持する第一ハウジングと、
前記第一ハウジングが着脱可能に嵌合するように構成され、嵌合状態で前記第一端子部と導通する第二端子部および前記第一シールド部と導通する第二シールド部を保持する第二ハウジングと、を備え、
前記第一ハウジングと前記第二ハウジングとのいずれか一方には、着脱方向を軸方向とする円柱状の外周面を有する嵌合凸部が形成されており、
前記第一ハウジングと前記第二ハウジングとのいずれか他方には、前記嵌合凸部における前記外周面に対応する円筒状の内壁面を有する嵌合凹部が形成されており、
前記第一ハウジングと前記第二ハウジングとの嵌合状態で前記嵌合凸部における前記外周面と前記嵌合凹部における前記内壁面とが回転可能に接するように構成され、
前記第一ハウジングと前記第二ハウジングとの少なくとも一方には、前記嵌合凸部と前記嵌合凹部との係止により前記第一ハウジングと前記第二ハウジングとの嵌合状態を維持する係止機構部が形成されている
同軸コネクタ。 - 前記嵌合凸部と前記嵌合凹部との間を封止する防水シールを内包している
請求項1に記載の同軸コネクタ。 - 前記防水シールは、内周または外周の少なくとも一方に凹凸形状面を有する円環状に形成されている
請求項2に記載の同軸コネクタ。 - 前記係止機構部は、前記嵌合凸部または前記嵌合凹部の回転方向に沿った複数箇所に分散して配置されている
請求項1から3のいずれか1項に記載の同軸コネクタ。 - 前記係止機構部の外方側を覆う保護カバー部を有している
請求項1から4のいずれか1項に記載の同軸コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016241539A JP2018098042A (ja) | 2016-12-13 | 2016-12-13 | 同軸コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016241539A JP2018098042A (ja) | 2016-12-13 | 2016-12-13 | 同軸コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2018098042A true JP2018098042A (ja) | 2018-06-21 |
Family
ID=62633733
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016241539A Pending JP2018098042A (ja) | 2016-12-13 | 2016-12-13 | 同軸コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2018098042A (ja) |
-
2016
- 2016-12-13 JP JP2016241539A patent/JP2018098042A/ja active Pending
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Legal Events
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A80 | Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200514 |
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