JP2018095152A - スライドレール支持構造体 - Google Patents
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Abstract
【課題】スライドレール支持構造体において、アッパーレールのロワーレールに対するロック時におけるがたつきをなくしつつ、シートをスライドさせる際に要する力を低減する。
【解決手段】アッパーレールの側板23上にアッパーブレーキ50およびロワーブレーキ60を含むブレーキ機構を支持し、アッパーレール20に揺動軸34を中心に内側板14に接近および離反する方向に揺動するロックアーム30を付属させる。ロックアーム30の先端の爪31は、ロワーレール10の内側板14への接近時にアッパーブレーキ50とロワーブレーキ60の対向するテーパ面51a、61a間に差し込まれて、アッパーブレーキ50を上昇させロワーブレーキ60を下降させて、そのブレーキシュー52、62をロワーレール10の天板11および底板12にそれぞれ押し付けて、ロック時におけるがたつきを無くす。別途アッパーレール20に摺動部材を付属させる必要がないため、アンロック時のスライド操作はスムーズに行われる。
【選択図】図3
【解決手段】アッパーレールの側板23上にアッパーブレーキ50およびロワーブレーキ60を含むブレーキ機構を支持し、アッパーレール20に揺動軸34を中心に内側板14に接近および離反する方向に揺動するロックアーム30を付属させる。ロックアーム30の先端の爪31は、ロワーレール10の内側板14への接近時にアッパーブレーキ50とロワーブレーキ60の対向するテーパ面51a、61a間に差し込まれて、アッパーブレーキ50を上昇させロワーブレーキ60を下降させて、そのブレーキシュー52、62をロワーレール10の天板11および底板12にそれぞれ押し付けて、ロック時におけるがたつきを無くす。別途アッパーレール20に摺動部材を付属させる必要がないため、アンロック時のスライド操作はスムーズに行われる。
【選択図】図3
Description
本発明は、スライドレール支持構造体に関する。
特許文献1および2のように、車両の床側に支持されるロワーレールと、車両のシート側に支持され、前記ロワーレールに対してその長手方向にスライド自在なアッパーレールと、を備え、車体の前後方向に対して、シートをスライド可能としたスライドレール支持構造体が知られている。
かかるスライドレール支持構造体では、シートのスライドをスムーズにするために、アッパーレールに転がり軸受などからなるローラが付属しており、そのローラがロワーレール内に挿入されロワーレール内を転動することで、アッパーレールをガイドするようになっている。
この場合、ロワーレールとアッパーレールとの間に隙間が生じていると、シートをスライドさせてロワーレール内をローラが転動する際に、ローラがロワーレールの壁面と衝突を繰り返し、衝突音が発生して耳障りである。
また、シートを前後方向に位置決めする際には、アッパーレールに付属するロックアームと、ロワーレールに設けられて前記ロックアームの先端の爪が差し込まれるロック孔とを用いて(特許文献1のロック機構4c)、アッパーレールをロックアームに対してロックするが、ロックアームの爪とロック孔との間に隙間が生じていると、シートに着席する場合に、シートががたつくため乗り心地が悪い。
このため、特許文献1および2のように、アッパーレールに樹脂製の摺動部材(特許文献1のシュー14、特許文献2の樹脂製スライドシュー50)を取り付け、この摺動部材によってロワーレールとアッパーレールの間の隙間を埋め、がたつきをなくす試みがなされている。
しかしながら、摺動部材によりアッパーレールとロワーレールの隙間を埋めると、摺動部材の摺動性がいくら優れたものであっても、摺動部材がない場合と比較して、摩擦抵抗が生じる分だけ、シートをスライドさせる際に大きな力を要する。
特に、近年では、ミニバンやSUV(Sport Utility Vehicle)等の車両において、多彩なシートアレンジを実現しつつ車内空間の快適性を向上させるために、ロワーレールを長尺化することでシートをロングスライド可能とすることが普及しており、このようなシートのロングスライド機能を有する車両に対して、アッパーレールとロワーレールの隙間を埋める摺動部材を用いると、ロワーレールが長尺となっている分だけ、シートをスライドさせる際に必要な力が一層大きくなる。
特に、近年では、ミニバンやSUV(Sport Utility Vehicle)等の車両において、多彩なシートアレンジを実現しつつ車内空間の快適性を向上させるために、ロワーレールを長尺化することでシートをロングスライド可能とすることが普及しており、このようなシートのロングスライド機能を有する車両に対して、アッパーレールとロワーレールの隙間を埋める摺動部材を用いると、ロワーレールが長尺となっている分だけ、シートをスライドさせる際に必要な力が一層大きくなる。
そこで本発明の解決すべき課題は、スライドレール支持構造体において、アッパーレールのロワーレールに対するロック時におけるがたつきをなくしつつ、シートをスライドさせる際に要する力を低減することである。
上記した課題を解決するため、発明にかかるスライドレール支持構造体を、車両の床側に支持され、上下に対向する天板および底板を有するロワーレールと、車両のシート側に支持され、前記ロワーレールに対してその長手方向にスライド可能なアッパーレールと、前記ロワーレールの天板と底板の間において前記アッパーレール上に支持されるブレーキ機構と、前記アッパーレールに付属し、その先端部の爪が前記ブレーキ機構に接近するロック位置と、その先端部の爪が前記ブレーキ機構から離反するアンロック位置との間で切り替え可能なロックアームと、を備えるものとしたのである。
また、前記ブレーキ機構は、上下に対向し互いに接近および離反する向きにスライド可能なアッパーブレーキおよびロワーブレーキを有するものとしたのである。
さらに、前記ロックアームは、前記ロック位置において、その先端部の爪が前記アッパーブレーキとロワーブレーキの対向面間に差し込まれることで、前記アッパーブレーキを前記ロワーレールの天板に、前記ロワーブレーキを前記ロワーレールの底板にそれぞれ押し付け、前記アンロック位置において、その先端部の爪が前記アッパーブレーキとロワーブレーキの対向面から抜き取られることとしたのである。
また、前記ブレーキ機構は、上下に対向し互いに接近および離反する向きにスライド可能なアッパーブレーキおよびロワーブレーキを有するものとしたのである。
さらに、前記ロックアームは、前記ロック位置において、その先端部の爪が前記アッパーブレーキとロワーブレーキの対向面間に差し込まれることで、前記アッパーブレーキを前記ロワーレールの天板に、前記ロワーブレーキを前記ロワーレールの底板にそれぞれ押し付け、前記アンロック位置において、その先端部の爪が前記アッパーブレーキとロワーブレーキの対向面から抜き取られることとしたのである。
このように構成すると、ロックアームのロック位置において、アッパーレールの側板上に支持されたブレーキ機構のアッパーブレーキとロワーブレーキとがそれぞれロワーレールの天板および底板に押し付けられることで、ブレーキ機構を介してアッパーレールとロワーレールの隙間がなくなるため、アッパーレールのロワーレールに対するがたつきが防止される。
アッパーレールにがたつき防止のための摺動部材を設けていないため、アッパーレールをスライドさせる際に大きな力を要しない。
アッパーレールにがたつき防止のための摺動部材を設けていないため、アッパーレールをスライドさせる際に大きな力を要しない。
さらに前記ブレーキ機構は、前記アッパーブレーキとロワーブレーキが接近する向きに付勢するばねを有することで、前記ばねの付勢により前記アッパーブレーキを前記ロワーレールの天板から、前記ロワーブレーキを前記ロワーレールの底板から、それぞれ離反させることをより好適に行うことができる。
同様に、発明にかかるスライドレール支持構造体において、前記ブレーキ機構は、上下に対向する、前記アッパーレールに対して移動不能に固定されたステータと、前記ステータに接近および離反する向きにスライド可能なステータよりも上側に位置するアッパーブレーキと、を有するものとしたのである。
そして、前記ロックアームは、前記ロック位置において、その先端部の爪が前記ステータとアッパーブレーキの対向面間に差し込まれることで、前記アッパーブレーキを前記ロワーレールの天板に押し付け、前記アンロック位置において、その先端部の爪が前記ステータとアッパーブレーキの対向面から抜き取られることとしたのである。
このように構成しても、アッパーブレーキがロワーレールの天板に押し付けられることで、アッパーレールとロワーレールの隙間がなくなるため、アッパーレールのロワーレールに対するがたつきが防止される。
そして、前記ロックアームは、前記ロック位置において、その先端部の爪が前記ステータとアッパーブレーキの対向面間に差し込まれることで、前記アッパーブレーキを前記ロワーレールの天板に押し付け、前記アンロック位置において、その先端部の爪が前記ステータとアッパーブレーキの対向面から抜き取られることとしたのである。
このように構成しても、アッパーブレーキがロワーレールの天板に押し付けられることで、アッパーレールとロワーレールの隙間がなくなるため、アッパーレールのロワーレールに対するがたつきが防止される。
さらに前記ブレーキ機構は、前記アッパーブレーキが前記ステータに接近する向きに付勢するばねを有することで、前記ばねの付勢により、前記アッパーブレーキを前記ロワーレールの天板から離反させることをより好適に行うことができる。
あるいは、発明にかかるスライドレール支持構造体において、前記ブレーキ機構は、前記アッパーレールに対して移動不能に固定されたステータと、前記ステータに接近および離反する向きにスライド可能なステータよりも下側に位置するロワーブレーキと、を有するものとしたのである。
そして、前記ロックアームは、前記ロック位置において、その先端部の爪が前記ステータとロワーブレーキの対向面間に差し込まれることで、前記ロワーブレーキを前記ロワーレールの底板に押し付け、前記アンロック位置において、その先端部の爪が前記ステータとロワーブレーキの対向面から抜き取られることとしたのである。
このように構成しても、ロワーブレーキがロワーレールの底板に押し付けられることで、アッパーレールとロワーレールの隙間がなくなるため、アッパーレールのロワーレールに対するがたつきが防止される。
そして、前記ロックアームは、前記ロック位置において、その先端部の爪が前記ステータとロワーブレーキの対向面間に差し込まれることで、前記ロワーブレーキを前記ロワーレールの底板に押し付け、前記アンロック位置において、その先端部の爪が前記ステータとロワーブレーキの対向面から抜き取られることとしたのである。
このように構成しても、ロワーブレーキがロワーレールの底板に押し付けられることで、アッパーレールとロワーレールの隙間がなくなるため、アッパーレールのロワーレールに対するがたつきが防止される。
さらに前記ブレーキ機構は、前記ロワーブレーキが前記ステータに接近する向きに付勢するばねを有することで、前記ばねの付勢により前記ロワーブレーキを前記ロワーレールの底板から離反させることをより好適に行うことができる。
本発明のスライドレール支持構造体において、さらに前記アッパーブレーキおよびロワーブレーキの対向面のうち少なくとも一方、または前記ステータとアッパーブレーキまたはロワーブレーキの対向面のうち少なくとも一方は、前記ロックアームの爪の差込方向に向けて間隔が窄まるテーパ面であるのが好ましい。
このようにすると、ブレーキ機構の対向面間にロックアームの爪を差し込みやすくなり、また対向面間にロックアームの爪を差し込んだ際に、楔作用でアッパーブレーキの押し上げ、ロワーブレーキの押し下げがスムーズに行われる。
このようにすると、ブレーキ機構の対向面間にロックアームの爪を差し込みやすくなり、また対向面間にロックアームの爪を差し込んだ際に、楔作用でアッパーブレーキの押し上げ、ロワーブレーキの押し下げがスムーズに行われる。
本発明のスライドレール支持構造体において、前記ロワーレールは前記天板と底板とを連結する側板を有して、この側板上に長手方向に並列するロック孔が形成されており、前記ロックアームは、前記アッパーレールの長手方向と軸心の向きが一致する揺動軸を中心に前記側板に対して接近および離反する方向に揺動可能であり、前記ロック位置においてその先端部の爪が前記ロワーレールのロック孔に差し込まれており、前記アンロック位置においてその先端部の爪が前記ロワーレールのロック孔から抜き取られているのが好ましい。
このようにすると、ロック時におけるアッパーレールとロワーレールの固定がより強固なものとなる。
このようにすると、ロック時におけるアッパーレールとロワーレールの固定がより強固なものとなる。
本発明のスライドレール支持構造体において、前記ロックアームは、その爪が先端に向けて厚みが減少するテーパ形であるのが好ましい。
このようにすると、ブレーキ機構の対向面間にロックアームの爪を差し込みやすくなり、また対向面間にロックアームの爪を差し込んだ際に、楔作用でアッパーブレーキの押し上げ、ロワーブレーキの押し下げがスムーズに行われる。
このようにすると、ブレーキ機構の対向面間にロックアームの爪を差し込みやすくなり、また対向面間にロックアームの爪を差し込んだ際に、楔作用でアッパーブレーキの押し上げ、ロワーブレーキの押し下げがスムーズに行われる。
発明にかかるスライドレール支持構造体を以上のように構成したので、アッパーレールのロワーレールに対するロック時におけるがたつきをなくしつつ、シートをスライドさせる際に要する力を低減することが可能となった。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。
図1のように、実施形態のスライドレール支持構造体1は、車両の床面Fに取り付けられるロワーレール10と、シートSに取り付けられロワーレール10の長手方向に沿ってスライド可能なアッパーレール20と、シートSをスライド可能な状態とシートSをスライド不能な状態とに切り替え可能なロックアーム30およびブレーキ機構40〜70、と備えるものである。
このロックアーム30およびブレーキ機構40〜70の作用により、シートSの静止状態、すなわちアッパーレール20をロワーレール10に対してロックした状態におけるシートSのがたつきが抑制されている。
図1のように、実施形態のスライドレール支持構造体1は、車両の床面Fに取り付けられるロワーレール10と、シートSに取り付けられロワーレール10の長手方向に沿ってスライド可能なアッパーレール20と、シートSをスライド可能な状態とシートSをスライド不能な状態とに切り替え可能なロックアーム30およびブレーキ機構40〜70、と備えるものである。
このロックアーム30およびブレーキ機構40〜70の作用により、シートSの静止状態、すなわちアッパーレール20をロワーレール10に対してロックした状態におけるシートSのがたつきが抑制されている。
図1から図3のように、ロワーレール10は、上下に板面同士が対向する天板11および底板12と、それぞれ左右一対の外側に位置する外側板13と内側に位置する内側板14とからなる。一対の外側板13は、天板11の左右の縁と底板12の左右の縁とをそれぞれ連結している。
天板11には、その幅方向の中央部に、ロワーレール10の長手方向に沿って延びる開口11aが形成されている。一対の内側板14は、天板11の前記開口11aの左右の縁から、それぞれ下方に垂下している。
ロワーレール10は、その底板12が、ボルト止め等の適宜手段により、車両の床面Fに取り付けられている。この取り付け状態において、ロワーレール10の長手方向と車両の前後方向とは一致している。
図3から図5のように、ロワーレール10の一方の内側板14には、矩形の貫通孔であるロック孔14aがロワーレール10の長手方向に並列して設けられている。
また、ロワーレール10の天板11は、外側板13との境界が規制斜面11bとなっている。
天板11には、その幅方向の中央部に、ロワーレール10の長手方向に沿って延びる開口11aが形成されている。一対の内側板14は、天板11の前記開口11aの左右の縁から、それぞれ下方に垂下している。
ロワーレール10は、その底板12が、ボルト止め等の適宜手段により、車両の床面Fに取り付けられている。この取り付け状態において、ロワーレール10の長手方向と車両の前後方向とは一致している。
図3から図5のように、ロワーレール10の一方の内側板14には、矩形の貫通孔であるロック孔14aがロワーレール10の長手方向に並列して設けられている。
また、ロワーレール10の天板11は、外側板13との境界が規制斜面11bとなっている。
図1から図3、図5のように、アッパーレール20は、略角筒形の基部21と、基部21の下端から垂下し二股に分岐する分岐部22と、分岐部22の両下端から上方に折り返された左右一対の側板23とからなる。
アッパーレール20は、その基部21がボルト止め等の適宜手段により、シートSの底面に取り付けられている。この取り付け状態において、アッパーレール20の長手方向とシートSの前後方向とは一致している。
図3のように、アッパーレール20の分岐部22および側板23は、ロワーレール10の開口11aを通じて内部へと挿入されている。
この状態において、アッパーレール20の左右一対の側板23は、ロワーレール10の左側の外側板13と左側の内側板14の間、および右側の外側板13と右側の内側板14の間にそれぞれ位置している。
またアッパーレール20の左右の側板23の前端部と後端部のそれぞれには、ローラ24が取り付けられている。アッパーレール20をスライドさせると、各ローラ24は、アッパーレール20の長手方向に対して垂直な回転軸24aを中心に転動し、アッパーレール20を案内する。ローラ24の種類は特に限定されないが、内輪と、外輪と、内輪と外輪の対向する転走面間を転動する転動体とからなる転がり軸受が例示できる。
アッパーレール20は、その基部21がボルト止め等の適宜手段により、シートSの底面に取り付けられている。この取り付け状態において、アッパーレール20の長手方向とシートSの前後方向とは一致している。
図3のように、アッパーレール20の分岐部22および側板23は、ロワーレール10の開口11aを通じて内部へと挿入されている。
この状態において、アッパーレール20の左右一対の側板23は、ロワーレール10の左側の外側板13と左側の内側板14の間、および右側の外側板13と右側の内側板14の間にそれぞれ位置している。
またアッパーレール20の左右の側板23の前端部と後端部のそれぞれには、ローラ24が取り付けられている。アッパーレール20をスライドさせると、各ローラ24は、アッパーレール20の長手方向に対して垂直な回転軸24aを中心に転動し、アッパーレール20を案内する。ローラ24の種類は特に限定されないが、内輪と、外輪と、内輪と外輪の対向する転走面間を転動する転動体とからなる転がり軸受が例示できる。
図1から図3、図5のように、アッパーレール20の一方の側板23には、アッパーレールの長手方向に並列する矩形の窓23aが複数設けられている。窓23aの数は特に限定されないが、図では3つである。ここで、アッパーレール20の窓23aと、ロワーレール10のロック孔14aとは対向している。
アッパーレール20の左右の一側であって、前後のローラ24の間の所定範囲は、基部21から分岐部22にかけて切り欠かれて切欠き部25が形成されており、この切欠き部25の前縁および後縁には、アッパーレール20の長手方向に対して垂直に張り出す前後一対のフランジ25aが形成されている。
この基部21から分岐部22にかけて形成された切欠き部25と、側板23に形成された窓23aとは、アッパーレール20の左右方向に対向している。
アッパーレール20の左右の一側であって、前後のローラ24の間の所定範囲は、基部21から分岐部22にかけて切り欠かれて切欠き部25が形成されており、この切欠き部25の前縁および後縁には、アッパーレール20の長手方向に対して垂直に張り出す前後一対のフランジ25aが形成されている。
この基部21から分岐部22にかけて形成された切欠き部25と、側板23に形成された窓23aとは、アッパーレール20の左右方向に対向している。
図1から図3、図5のように、ロックアーム30はアッパーレール20の切欠き部25に収容されている。
図6のように、ロックアーム30は、全体が角ばりながらも上下方向に対して略弧状に湾曲している。ロックアーム30の下端に位置する先端部には、爪31が複数設けられており、上端に位置する後端部には、図示省略の操作レバーに直接的または間接的に連結される連結部32が設けられている。
ロックアーム30の爪31は、先端に向けて厚みが漸減するテーパ形をなしている。
ロックアーム30の爪31の数は特に限定されないが、図では3つである。
ここで、ロックアーム30における爪31の間隔と、ロワーレール10の長手方向に沿って並列するロック孔14aの間隔とはほぼ等しくなっている。
図6のように、ロックアーム30は、全体が角ばりながらも上下方向に対して略弧状に湾曲している。ロックアーム30の下端に位置する先端部には、爪31が複数設けられており、上端に位置する後端部には、図示省略の操作レバーに直接的または間接的に連結される連結部32が設けられている。
ロックアーム30の爪31は、先端に向けて厚みが漸減するテーパ形をなしている。
ロックアーム30の爪31の数は特に限定されないが、図では3つである。
ここで、ロックアーム30における爪31の間隔と、ロワーレール10の長手方向に沿って並列するロック孔14aの間隔とはほぼ等しくなっている。
図6のように、ロックアーム30の両側部には、一対のフランジ33が設けられている。図2および図6のように、このフランジ33は、アッパーレール20の切欠き部25の縁に設けられた前後一対のフランジ25aとそれぞれ重ね合わされ、両フランジ33、25aは、その板面を貫通する前後一対の揺動軸34により結合されている。
ここで揺動軸34の軸心の向きは、アッパーレール20およびロワーレール10の長手方向と一致している。
このため、図示省略の操作レバーを操作することで、ロックアーム30は揺動軸34を中心に爪31が下降する図3のようなロック位置と、爪31が上昇する図7のようなアンロック位置との間で上下方向に揺動可能となっている。
ここで揺動軸34の軸心の向きは、アッパーレール20およびロワーレール10の長手方向と一致している。
このため、図示省略の操作レバーを操作することで、ロックアーム30は揺動軸34を中心に爪31が下降する図3のようなロック位置と、爪31が上昇する図7のようなアンロック位置との間で上下方向に揺動可能となっている。
図3のように、アッパーレール20の略各筒形の基部21には、揺動ばね35が内蔵されており、その一方の脚部35aが基部21の内面に設けられた突起21aに、他方の脚部35aがロックアーム30の切り起こし36にそれぞれ係止されている。
このように係止された状態で、揺動ばね35は両端の脚部35aが接近する向きに捻じられた状態にあるため、両端の脚部35aが離反する向きの復元力が生じており、これによりロックアーム30はロック位置に向けて付勢されている。
すわなち、外力が加えられない通常の状態においては、ロックアーム30はロック位置にある。
このように係止された状態で、揺動ばね35は両端の脚部35aが接近する向きに捻じられた状態にあるため、両端の脚部35aが離反する向きの復元力が生じており、これによりロックアーム30はロック位置に向けて付勢されている。
すわなち、外力が加えられない通常の状態においては、ロックアーム30はロック位置にある。
図2から図5のように、ブレーキ機構はアッパーレール20の側板23の外側面上に位置するケーシング40と、ケーシング40内で上側に収容されたアッパーブレーキ50および下側に収容されたロワーブレーキ60と、スライドばね70からなる。
ケーシング40は、上下に対向する天板41および底板42と、天板41および底板42の左右の一方の側縁を連結する側板43とからなるコの字型の形状をしている。ケーシング40は、天板41および底板42の側板43と連結されていない側の側縁がアッパーレール20の側板23の外側面に当接され、溶接等の適宜手段により固定されている。
ケーシング40の側板43には、その長手方向に並列する窓43aが形成されており、各窓43aは、アッパーレール20の側板23に設けられた各窓23aと一対一に対向している。
ケーシング40の天板41および底板42には、挿通孔41a、42aがそれぞれ設けられている。
ケーシング40の側板43には、その長手方向に並列する窓43aが形成されており、各窓43aは、アッパーレール20の側板23に設けられた各窓23aと一対一に対向している。
ケーシング40の天板41および底板42には、挿通孔41a、42aがそれぞれ設けられている。
アッパーブレーキ50およびロワーブレーキ60は、アッパーレール20の長手方向に延びるブレーキ本体51、61と、ブレーキ本体51、61の中間部からブレーキ本体51、62に対して垂直に伸びるブレーキシュー52、62とからなるT字型の形状をなしている。
アッパーブレーキ50およびロワーブレーキ60は、そのブレーキ本体51、61がそれぞれケーシング40内に収容され、そのブレーキシュー52、62の一部が挿通孔41a、42aを通じてケーシング40外へと突出している。
ブレーキシュー52、62のケーシング40外の箇所には、前後方向に突出するピン状のストッパ53、63が連設されている。
このストッパ53、63とケーシング40内のブレーキ本体51、52により、アッパーブレーキ50とロワーブレーキ60はケーシング40の挿通孔41a、42aから抜け止めされているとともに、上下のスライド量が規制されている。
アッパーブレーキ50およびロワーブレーキ60は、そのブレーキ本体51、61がそれぞれケーシング40内に収容され、そのブレーキシュー52、62の一部が挿通孔41a、42aを通じてケーシング40外へと突出している。
ブレーキシュー52、62のケーシング40外の箇所には、前後方向に突出するピン状のストッパ53、63が連設されている。
このストッパ53、63とケーシング40内のブレーキ本体51、52により、アッパーブレーキ50とロワーブレーキ60はケーシング40の挿通孔41a、42aから抜け止めされているとともに、上下のスライド量が規制されている。
アッパーブレーキ50のブレーキ本体51の底面とロワーブレーキ60のブレーキ本体61の天面とは上下に対向しており、アッパーレール20の側板23から離れるにしたがって間隔が窄まるテーパ面51a、61aとなっている。
これらテーパ面51a、61aの傾斜角度は特に限定されないが、水平面に対して10〜15度であることが例示できる。
これらテーパ面51a、61aの傾斜角度は特に限定されないが、水平面に対して10〜15度であることが例示できる。
アッパーブレーキ50のブレーキ本体51とロワーブレーキ60のブレーキ本体61には、前後方向に突出する係止ピン54、64が連設されており、スライドばね70は引き延ばされた状態でその両端部がそれぞれ係止ピン54、64に係止されている。
このスライドばね70の復元力により、アッパーブレーキ50とロワーブレーキ60は、互いのテーパ面51a、52aが接近する向きに付勢されている。
このスライドばね70の復元力により、アッパーブレーキ50とロワーブレーキ60は、互いのテーパ面51a、52aが接近する向きに付勢されている。
アッパーブレーキ50のブレーキ本体51は、テーパ面51aの傾斜下端側(アッパーレール20の側板23に近接する側)が斜めに切り欠かれて、テーパ面51aに連続するガイド面51bが形成されている。ガイド面51bの水平面に対する傾斜角度は、テーパ面51aの水平面に対する傾斜角度よりも大きくなっている。
またアッパーブレーキ50のブレーキシュー52は、その天面の外側が斜めに切り欠かれて面取り部52aが形成されている。この面取り部52aの水平面に対する傾斜角度は、ロワーレール10の天板11の規制斜面11bの水平面に対する傾斜角度とほぼ等しくなっている。
アッパーブレーキ50およびロワーブレーキ60の材質、製造方法は特に限定されないが、材質においては、摩擦効果の高い材質が好ましく、製造方法としては、焼結、鍛造、プレス加工が例示できる。
またアッパーブレーキ50のブレーキシュー52は、その天面の外側が斜めに切り欠かれて面取り部52aが形成されている。この面取り部52aの水平面に対する傾斜角度は、ロワーレール10の天板11の規制斜面11bの水平面に対する傾斜角度とほぼ等しくなっている。
アッパーブレーキ50およびロワーブレーキ60の材質、製造方法は特に限定されないが、材質においては、摩擦効果の高い材質が好ましく、製造方法としては、焼結、鍛造、プレス加工が例示できる。
実施形態のスライドレール支持構造体の構成は以上のようであり、次にその作用について説明する。
図3および図4のように、ロックアーム30のロック位置において、その爪31がロワーレール10のロック孔14a、アッパーレール20の窓23a、およびケーシング40の窓43aを通じてアッパーブレーキ50およびロワーブレーキ60の対向するテーパ面51a、61a間へと差し込まれる。
また、図7および図8のように、ロックアーム30のアンロック位置において、爪31がアッパーブレーキ50およびロワーブレーキ60の対向するテーパ面51a、61a間から抜き取られ、さらにケーシング40の窓43a、アッパーレール20の窓23a、ロワーレール10のロック孔14aからも抜き取られる。
図3および図4のように、ロックアーム30のロック位置において、その爪31がロワーレール10のロック孔14a、アッパーレール20の窓23a、およびケーシング40の窓43aを通じてアッパーブレーキ50およびロワーブレーキ60の対向するテーパ面51a、61a間へと差し込まれる。
また、図7および図8のように、ロックアーム30のアンロック位置において、爪31がアッパーブレーキ50およびロワーブレーキ60の対向するテーパ面51a、61a間から抜き取られ、さらにケーシング40の窓43a、アッパーレール20の窓23a、ロワーレール10のロック孔14aからも抜き取られる。
図3および図4のように、ロックアーム30がロック位置にあるときに、爪31とロック孔14aとのはまり合いにより、アッパーレール20のロワーレール10に対するスライドが阻止される。
またロックアーム30がロック位置にあるときに、テーパ面51a、61aの楔作用により、スライドばね70の付勢に抗して、アッパーブレーキ50が爪31に押し上げられ、ロワーブレーキ60が爪31に押し下げられる。
その結果、アッパーブレーキ50のブレーキシュー52はロワーレール10の天板11に、ロワーブレーキ60のブレーキシュー62はロワーレール10の底板12にそれぞれ押し付けられる。
このとき、アッパーブレーキ50のブレーキシュー52に設けられた面取り部52aは、その全面がロワーレール10の天板11の規制斜面11bに当接している。
またロックアーム30がロック位置にあるときに、テーパ面51a、61aの楔作用により、スライドばね70の付勢に抗して、アッパーブレーキ50が爪31に押し上げられ、ロワーブレーキ60が爪31に押し下げられる。
その結果、アッパーブレーキ50のブレーキシュー52はロワーレール10の天板11に、ロワーブレーキ60のブレーキシュー62はロワーレール10の底板12にそれぞれ押し付けられる。
このとき、アッパーブレーキ50のブレーキシュー52に設けられた面取り部52aは、その全面がロワーレール10の天板11の規制斜面11bに当接している。
ロックアーム30の爪31とロワーレール10のロック孔14aとのはめ合いだけでは、爪31とロック孔14aとの隙間分だけのがたつきが生じるが、ブレーキ機構により、アッパーレール20とロワーレール10との間の上下方向の隙間がなくなるため、ロック時におけるアッパーレール20の上下方向に対するがたつきが防止される。
またブレーキシュー52、62とロワーレール10の天板11および底板12との摩擦作用により、ロック時におけるアッパーレール20の前後方向および左右方向に対するがたつきも抑制される。
加えて、アッパーブレーキ50の面取り部52aの全面とロワーレール10の規制斜面11bとが当接することで、ロック時におけるアッパーレールの左右方向のうち一方向(ロックアーム30の爪31の差込方向)へのがたつきも防止されている。
またブレーキシュー52、62とロワーレール10の天板11および底板12との摩擦作用により、ロック時におけるアッパーレール20の前後方向および左右方向に対するがたつきも抑制される。
加えて、アッパーブレーキ50の面取り部52aの全面とロワーレール10の規制斜面11bとが当接することで、ロック時におけるアッパーレールの左右方向のうち一方向(ロックアーム30の爪31の差込方向)へのがたつきも防止されている。
ロックアーム30の連結部32に連結された図示省略の操作レバーを握って、揺動ばね35に抗して、ロックアーム30を図3および図4のようなロック位置から図7および図8のようなアンロック位置に向けて揺動操作すると、爪31はアッパーブレーキ50とロワーブレーキ60の対向するテーパ面51a、61a間から抜け出す。
爪31は、テーパ面51a、61a間の間隔が拡がる向きに抜け出すため、アンロック位置への切り替えはスムーズに行われる。
爪31が抜け出すと、スライドばね70の付勢により、アッパーブレーキ50は下降し、ロワーブレーキ60は上昇して、ロワーレール10の天板11および底板12からそれぞれ離反する。これにより、アッパーブレーキ50とロワーレール10の天板11との押しつけと、ロワーブレーキ60とロワーレール10の底板12との押しつけが解除される。
ロックアーム30のアンロック位置において、爪31は、ロワーレール10の内側板14に設けられたロック孔14aからも抜け出す。
アッパーブレーキ50およびロワーブレーキ60によるブレーキが解除され、ロックアーム30の爪31とロワーレール10の内側板14のロック孔14aとのはまり合いが解除されることで、アッパーレール20はロワーレール10に対してアンロック状態となり、アッパーレール20はロワーレール10の長手方向に対してスライド自在となる。
爪31は、テーパ面51a、61a間の間隔が拡がる向きに抜け出すため、アンロック位置への切り替えはスムーズに行われる。
爪31が抜け出すと、スライドばね70の付勢により、アッパーブレーキ50は下降し、ロワーブレーキ60は上昇して、ロワーレール10の天板11および底板12からそれぞれ離反する。これにより、アッパーブレーキ50とロワーレール10の天板11との押しつけと、ロワーブレーキ60とロワーレール10の底板12との押しつけが解除される。
ロックアーム30のアンロック位置において、爪31は、ロワーレール10の内側板14に設けられたロック孔14aからも抜け出す。
アッパーブレーキ50およびロワーブレーキ60によるブレーキが解除され、ロックアーム30の爪31とロワーレール10の内側板14のロック孔14aとのはまり合いが解除されることで、アッパーレール20はロワーレール10に対してアンロック状態となり、アッパーレール20はロワーレール10の長手方向に対してスライド自在となる。
アッパーレール20に取り付けられたシートSを、適宜位置に移動させた後に、操作レバーを離すと、揺動ばね35の付勢によりロックアーム30は自動的にアンロック位置からロック位置に揺動して復帰する。
そして、揺動ばね35の付勢により自動的にアッパーブレーキ50およびロワーブレーキ60がロワーレール10に押し付けられ、アッパーレール20はロワーレール10に対して再びロックされる。ばねの力で自動復帰するため、操作力が小さく済む。
ロックアーム30の爪31が、アッパーブレーキ50とロワーブレーキ60の対向するテーパ面51a、61a間に差し込まれる際には、爪31が先端に向けて厚みが漸減するテーパ形になっていることに加えて、その差し込みの始端には、アッパーブレーキ50のガイド面51bが存在するため、スムーズな差込が実現されている。
そして、揺動ばね35の付勢により自動的にアッパーブレーキ50およびロワーブレーキ60がロワーレール10に押し付けられ、アッパーレール20はロワーレール10に対して再びロックされる。ばねの力で自動復帰するため、操作力が小さく済む。
ロックアーム30の爪31が、アッパーブレーキ50とロワーブレーキ60の対向するテーパ面51a、61a間に差し込まれる際には、爪31が先端に向けて厚みが漸減するテーパ形になっていることに加えて、その差し込みの始端には、アッパーブレーキ50のガイド面51bが存在するため、スムーズな差込が実現されている。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲内およびこれと均等の意味でのすべての修正と変形を含む。
実施形態では、ロックアーム30を揺動可能なものとしているが、これに限定されず、たとえば直線状に進退可能に構成し、前進時に爪31がロワーレール10のロック孔14aに差し込まれ、後退時に爪31がロワーレール10のロック孔14aから抜き取られるものであってもよい。
ロック孔14aのロワーレール10における形成位置は、内側板14に限定されず、外側板13などでもよい。その場合には、ロックアーム30は、その外側板13に対して接近および離反可能に構成し、内側板14のロック孔14aに対して爪31を抜き差し可能に構成する。
ロック孔14aのロワーレール10における形成位置は、内側板14に限定されず、外側板13などでもよい。その場合には、ロックアーム30は、その外側板13に対して接近および離反可能に構成し、内側板14のロック孔14aに対して爪31を抜き差し可能に構成する。
ブレーキ機構におけるスライドばね70は、実施形態のような、コイル状、蛇腹状のものに限定されず、たとえば図9のように、板バネでもよい。
図9においては、くの字型に屈曲する板バネ状のスライドばね70は、その一端が、それぞれアッパーブレーキ50のブレーキ本体51の天面およびロワーブレーキ60のブレーキ本体61の底面に設けられたばね溝51c、61bの溝底に固定ピン71等の適宜手段により固定されており、その他端の湾曲する当て部72が、それぞれケーシング40の天板41および底板42に当接されている。
このため、アッパーブレーキ50およびロワーブレーキ60は互いに接近する向きに付勢されている。
なお、図9は、アンロック状態を示しており、ロック状態においては、アッパーブレーキ50の上昇およびロワーブレーキ60の下降に伴なって、ばね70はばね溝51c、61bに収容される。
図9においては、くの字型に屈曲する板バネ状のスライドばね70は、その一端が、それぞれアッパーブレーキ50のブレーキ本体51の天面およびロワーブレーキ60のブレーキ本体61の底面に設けられたばね溝51c、61bの溝底に固定ピン71等の適宜手段により固定されており、その他端の湾曲する当て部72が、それぞれケーシング40の天板41および底板42に当接されている。
このため、アッパーブレーキ50およびロワーブレーキ60は互いに接近する向きに付勢されている。
なお、図9は、アンロック状態を示しており、ロック状態においては、アッパーブレーキ50の上昇およびロワーブレーキ60の下降に伴なって、ばね70はばね溝51c、61bに収容される。
実施形態では、ブレーキ機構は、アッパーブレーキ50とロワーブレーキ60の双方を有するものとしたが、いずれか一方のみを有するものとしてもよい。
たとえば、図10(a)では、ブレーキ機構は、ケーシング40と、アッパーブレーキ50と、スライドばね70と、ステータ80を有する。ケーシング40、アッパーブレーキ50、スライドばね70については、実施形態と同様の構成である。
ステータ80は、ケーシング40内においてアッパーブレーキ50の下側に収容されて、その底板42に適宜手段により移動不能に固定されている。
アッパーブレーキ50のブレーキ本体51の底面と対向するステータ80の天面には、アッパーレール20の側板23から離れる向きに間隔が窄まるテーパ面81が設けられている。
スライドばね70の一端部はアッパーブレーキ50の係止ピン54に係止され、他端部はケーシング40の底板42に対して適宜手段により固定されている。これにより、アッパーブレーキ50は、ステータ80に接近する向き、すなわち下降する向きに付勢されている。
アッパーブレーキ50とステータ80の対向するテーパ面51a、81面間にロックアーム30の爪31が差し込まれると、スライドばね70の付勢に抗してアッパーブレーキ50は上昇し、そのブレーキシュー52がロワーレール10の天板11に押し付けられる。
ロワーレール10の底板12には、アッパーレール20の自重やブレーキシュー52のロワーレール10の天板11への押しつけに伴なう反力により、押し下げられたアッパーレール20のローラ24が接触する等して、アッパーレール20とロワーレール10の間に上下方向の隙間がなくなる。
ステータ80は、ケーシング40内においてアッパーブレーキ50の下側に収容されて、その底板42に適宜手段により移動不能に固定されている。
アッパーブレーキ50のブレーキ本体51の底面と対向するステータ80の天面には、アッパーレール20の側板23から離れる向きに間隔が窄まるテーパ面81が設けられている。
スライドばね70の一端部はアッパーブレーキ50の係止ピン54に係止され、他端部はケーシング40の底板42に対して適宜手段により固定されている。これにより、アッパーブレーキ50は、ステータ80に接近する向き、すなわち下降する向きに付勢されている。
アッパーブレーキ50とステータ80の対向するテーパ面51a、81面間にロックアーム30の爪31が差し込まれると、スライドばね70の付勢に抗してアッパーブレーキ50は上昇し、そのブレーキシュー52がロワーレール10の天板11に押し付けられる。
ロワーレール10の底板12には、アッパーレール20の自重やブレーキシュー52のロワーレール10の天板11への押しつけに伴なう反力により、押し下げられたアッパーレール20のローラ24が接触する等して、アッパーレール20とロワーレール10の間に上下方向の隙間がなくなる。
また、たとえば、図10(b)では、ブレーキ機構は、ケーシング40と、ロワーブレーキ60と、スライドばね70と、ステータ80を有する。ケーシング40、ロワーブレーキ60、スライドばね70については、実施形態と同様の構成である。
ステータ80は、ケーシング40内においてロワーブレーキ60の上側に収容されて、その天板41に適宜手段により移動不能に固定されている。
ロワーブレーキ60のブレーキ本体61の天面と対向するステータ80の底面には、アッパーレール20の側板23から離れる向きに間隔が窄まるテーパ面81が設けられている。
また、テーパ面81の傾斜下端側が斜めに切り欠かれて、テーパ面81に連続するガイド面82が形成されている。ガイド面82の水平面に対する傾斜角度は、テーパ面81の水平面に対する傾斜角度よりも大きくなっている。
スライドばね70の一端部はロワーブレーキ60の係止ピン64に係止され、他端部はケーシング40の天板41に対して適宜手段により固定されている。これにより、ロワーブレーキ60は、ステータ80に接近する向き、すなわち上昇する向きに付勢されている。
ロワーブレーキ60とステータ80の対向するテーパ面61a、81面間にロックアーム30の爪31が差し込まれると、スライドばね70の付勢に抗してロワーブレーキ60は下降し、そのブレーキシュー62がロワーレール10の底板12に押し付けられる。
ロワーレール10の天板11には、ブレーキシュー62のロワーレール10の底板12への押しつけに伴なう反力により押し上げられたアッパーレール20のローラ24が接触する等して、アッパーレール20とロワーレール10の間に上下方向の隙間がなくなる。
ステータ80は、ケーシング40内においてロワーブレーキ60の上側に収容されて、その天板41に適宜手段により移動不能に固定されている。
ロワーブレーキ60のブレーキ本体61の天面と対向するステータ80の底面には、アッパーレール20の側板23から離れる向きに間隔が窄まるテーパ面81が設けられている。
また、テーパ面81の傾斜下端側が斜めに切り欠かれて、テーパ面81に連続するガイド面82が形成されている。ガイド面82の水平面に対する傾斜角度は、テーパ面81の水平面に対する傾斜角度よりも大きくなっている。
スライドばね70の一端部はロワーブレーキ60の係止ピン64に係止され、他端部はケーシング40の天板41に対して適宜手段により固定されている。これにより、ロワーブレーキ60は、ステータ80に接近する向き、すなわち上昇する向きに付勢されている。
ロワーブレーキ60とステータ80の対向するテーパ面61a、81面間にロックアーム30の爪31が差し込まれると、スライドばね70の付勢に抗してロワーブレーキ60は下降し、そのブレーキシュー62がロワーレール10の底板12に押し付けられる。
ロワーレール10の天板11には、ブレーキシュー62のロワーレール10の底板12への押しつけに伴なう反力により押し上げられたアッパーレール20のローラ24が接触する等して、アッパーレール20とロワーレール10の間に上下方向の隙間がなくなる。
実施形態では、アッパーブレーキ50とロワーブレーキ60の双方にテーパ面51a、61aを設けているが、一方のみに設けてもよい。アッパーブレーキ50とステータ80、ロワーブレーキ60とステータ80の組み合わせについても同様である。
実施形態では、ロワーレール10の天板11に規制斜面11bを設け、ブレーキ機構のアッパーブレーキ50に面取り部52aを設けているが、ロワーレール10の底板12に規制斜面を設け、ロワーブレーキ60に面取り部を設けてもよい。
実施形態では、アッパーレール20の左右の一側のみにブレーキ機構を設けているが、シートSのスライド操作やシートSへの着座の支障とならない限りにおいて、左右の両側にブレーキ機構を設けることもできる。
スライドばね70および揺動ばね35は、省略することができる。
実施形態では、ロワーレール10の天板11に規制斜面11bを設け、ブレーキ機構のアッパーブレーキ50に面取り部52aを設けているが、ロワーレール10の底板12に規制斜面を設け、ロワーブレーキ60に面取り部を設けてもよい。
実施形態では、アッパーレール20の左右の一側のみにブレーキ機構を設けているが、シートSのスライド操作やシートSへの着座の支障とならない限りにおいて、左右の両側にブレーキ機構を設けることもできる。
スライドばね70および揺動ばね35は、省略することができる。
1 スライドレール支持構造体
10 ロワーレール
11 天板
11a 開口
11b 規制斜面
12 底板
13 外側板
14 内側板
14a ロック孔
20 アッパーレール
21 基部
21a 突起
22 分岐部
23 側板
23a 窓
24 ローラ
24a 回転軸
25 切欠き部
25a フランジ
30 ロックアーム
31 爪
32 連結部
33 フランジ
34 揺動軸
35 揺動ばね
35a 脚部
36 切り起こし
40 ケーシング
41 天板
41a 挿通孔
42 底板
42a 挿通孔
43 側板
43a 窓
50 アッパーブレーキ
51 ブレーキ本体
51a テーパ面
51b ガイド面
51c ばね溝
52 ブレーキシュー
52a 面取り部
53 ストッパ
54 係止ピン
60 ロワーブレーキ
61 ブレーキ本体
61a テーパ面
61b ばね溝
62 ブレーキシュー
63 ストッパ
64 係止ピン
70 スライドばね
71 固定ピン
72 当て部
80 ステータ
81 テーパ面
82 ガイド面
S シート
F 床面
10 ロワーレール
11 天板
11a 開口
11b 規制斜面
12 底板
13 外側板
14 内側板
14a ロック孔
20 アッパーレール
21 基部
21a 突起
22 分岐部
23 側板
23a 窓
24 ローラ
24a 回転軸
25 切欠き部
25a フランジ
30 ロックアーム
31 爪
32 連結部
33 フランジ
34 揺動軸
35 揺動ばね
35a 脚部
36 切り起こし
40 ケーシング
41 天板
41a 挿通孔
42 底板
42a 挿通孔
43 側板
43a 窓
50 アッパーブレーキ
51 ブレーキ本体
51a テーパ面
51b ガイド面
51c ばね溝
52 ブレーキシュー
52a 面取り部
53 ストッパ
54 係止ピン
60 ロワーブレーキ
61 ブレーキ本体
61a テーパ面
61b ばね溝
62 ブレーキシュー
63 ストッパ
64 係止ピン
70 スライドばね
71 固定ピン
72 当て部
80 ステータ
81 テーパ面
82 ガイド面
S シート
F 床面
Claims (11)
- 車両の床側に支持され、上下に対向する天板および底板を有するロワーレールと、
車両のシート側に支持され、前記ロワーレールに対してその長手方向にスライド可能なアッパーレールと、
前記ロワーレールの天板と底板の間において前記アッパーレール上に支持されるブレーキ機構と、
前記アッパーレールに付属し、その先端部の爪が前記ブレーキ機構に接近するロック位置と、その先端部の爪が前記ブレーキ機構から離反するアンロック位置との間で切り替え可能なロックアームと、を備え、
前記ブレーキ機構は、
上下に対向し互いに接近および離反する向きにスライド可能なアッパーブレーキおよびロワーブレーキを有し、
前記ロックアームは、
前記ロック位置において、その先端部の爪が前記アッパーブレーキとロワーブレーキの対向面間に差し込まれることで、前記アッパーブレーキを前記ロワーレールの天板に、前記ロワーブレーキを前記ロワーレールの底板にそれぞれ押し付け、
前記アンロック位置において、その先端部の爪が前記アッパーブレーキとロワーブレーキの対向面から抜き取られるスライドレール支持構造体。 - 前記アッパーブレーキおよびロワーブレーキの対向面のうち少なくとも一方は、前記ロックアームの爪の差込方向に向けて間隔が窄まるテーパ面である請求項1に記載のスライドレール支持構造体。
- 前記ブレーキ機構は、
前記アッパーブレーキとロワーブレーキが接近する向きに付勢するばねをさらに有し、
前記ばねの付勢により前記アッパーブレーキを前記ロワーレールの天板から、前記ロワーブレーキを前記ロワーレールの底板から、それぞれ離反させる請求項1に記載のスライドレール支持構造体。 - 車両の床側に支持され、上下に対向する天板および底板を有するロワーレールと、
車両のシート側に支持され、前記ロワーレールに対してその長手方向にスライド可能なアッパーレールと、
前記ロワーレールの天板と底板の間において前記アッパーレール上に支持されるブレーキ機構と、
前記アッパーレールに付属し、その先端部の爪が前記ブレーキ機構に接近するロック位置と、その先端部の爪が前記ブレーキ機構から離反するアンロック位置との間で切り替え可能なロックアームと、を備え、
前記ブレーキ機構は、
前記アッパーレールに対して移動不能に固定されたステータと、
前記ステータに接近および離反する向きにスライド可能なステータよりも上側に位置するアッパーブレーキと、
を有し、
前記ロックアームは、
前記ロック位置において、その先端部の爪が前記ステータとアッパーブレーキの対向面間に差し込まれることで、前記アッパーブレーキを前記ロワーレールの天板に押し付け、
前記アンロック位置において、その先端部の爪が前記ステータとアッパーブレーキの対向面から抜き取られるスライドレール支持構造体。 - 前記ステータおよびアッパーブレーキの対向面のうち少なくとも一方は、前記ロックアームの爪の差込方向に向けて間隔が窄まるテーパ面である請求項4に記載のスライドレール支持構造体。
- 前記ブレーキ機構は、前記アッパーブレーキが前記ステータに接近する向きに付勢するばねをさらに有し、
前記ばねの付勢により、前記アッパーブレーキを前記ロワーレールの天板から離反させる請求項4に記載のスライドレール支持構造体。 - 車両の床側に支持され、上下に対向する天板および底板を有するロワーレールと、
車両のシート側に支持され、前記ロワーレールに対してその長手方向にスライド可能なアッパーレールと、
前記ロワーレールの天板と底板の間において前記アッパーレール上に支持されるブレーキ機構と、
前記アッパーレールに付属し、その先端部の爪が前記ブレーキ機構に接近するロック位置と、その先端部の爪が前記ブレーキ機構から離反するアンロック位置との間で切り替え可能なロックアームと、を備え、
前記ブレーキ機構は、
前記アッパーレールに対して移動不能に固定されたステータと、
前記ステータに接近および離反する向きにスライド可能なステータよりも下側に位置するロワーブレーキと、を有し、
前記ロックアームは、
前記ロック位置において、その先端部の爪が前記ステータとロワーブレーキの対向面間に差し込まれることで、前記ロワーブレーキを前記ロワーレールの底板に押し付け、
前記アンロック位置において、その先端部の爪が前記ステータとロワーブレーキの対向面から抜き取られるスライドレール支持構造体。 - 前記ステータおよびロワーブレーキの対向面のうち少なくとも一方は、前記ロックアームの爪の差込方向に向けて間隔が窄まるテーパ面である請求項7に記載のスライドレール支持構造体。
- 前記ブレーキ機構は、前記ロワーブレーキが前記ステータに接近する向きに付勢するばねをさらに有し、
前記ばねの付勢により前記ロワーブレーキを前記ロワーレールの底板から離反させる請求項7に記載のスライドレール支持構造体。 - 前記ロワーレールは前記天板と底板とを連結する側板を有して、この側板上に長手方向に並列するロック孔が形成されており、
前記ロックアームは、前記アッパーレールの長手方向と軸心の向きが一致する揺動軸を中心に前記側板に対して接近および離反する方向に揺動可能であり、前記ロック位置においてその先端部の爪が前記ロワーレールのロック孔に差し込まれており、前記アンロック位置においてその先端部の爪が前記ロワーレールのロック孔から抜き取られている請求項1から9のいずれかに記載のスライドレール支持構造体。 - 前記ロックアームは、その爪が先端に向けて厚みが減少するテーパ形である請求項1から10のいずれかに記載のスライドレール支持構造体。
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---|---|---|---|
JP2016243369A JP2018095152A (ja) | 2016-12-15 | 2016-12-15 | スライドレール支持構造体 |
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