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JP2018071360A - 排気浄化装置 - Google Patents

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JP2018071360A
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申也 杉原
Shinya SUGIHARA
申也 杉原
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Abstract

【課題】排気通路を流れる排気に燃焼器から供給される高温の燃焼ガスを混入させて排気の温度を上昇させる排気浄化装置において、燃焼器における着火不良及び失火等の問題を低減しつつ、燃焼ガスと排気とを全体的且つ均一に混合させる。【解決手段】内燃機関(200)からの排気を浄化する排気浄化手段(110)と、排気浄化手段へ排気を導く導入管(120)と、排気浄化手段から排気を排出する排出管(130)と、導入管の内部に突出している突出部(142)の先端に形成された開口部(141)を通して導入管の内部に燃焼ガスを供給するように構成された燃焼器(140)とを備え、燃焼器において燃焼室から開口部へと燃焼ガスが流動する方向と上流領域(122)において排気が流動する方向とが鋭角をなす排気浄化装置において、導入管に形成された少なくとも1つの屈曲部(121)又は当該屈曲部の上流領域において突出部を導入管の内部に突出させる。【選択図】図1

Description

本発明は、排気浄化装置に関する。より具体的には、本発明は、排気通路を流れる排気に燃焼器から供給される高温の燃焼ガスを混入させて排気の温度を上昇させる排気浄化装置であって、燃焼器における着火不良及び失火等の問題を低減しつつ、燃焼ガスと排気とを全体的且つ均一に混合させることができる排気浄化装置に関する。
ディーゼル・エンジン等の内燃機関から排出される排気には、例えば煤の微粒子(PM)及び窒素酸化物(NOx)等の有害物質が含まれる。そこで、地球環境保護等の観点から、例えばPMを捕集するフィルタ(DPF)及びNOx還元触媒等の排気浄化手段を内燃機関の排気通路に設けてPM及びNOxを取り除き、排気を浄化することが広く行われている。
ところで、内燃機関の稼働に伴ってDPFにPMが堆積してゆくので、堆積したPMを所定の時期に燃焼させてDPFを再生させる必要がある。また、NOx還元触媒は、例えば内燃機関の冷間始動時等、排気の温度が低い場合、触媒の温度が低く、触媒が活性化されないので、NOxの還元による除去が困難となる。従って、排気に含まれるNOxを取り除くためには、NOx還元触媒が活性化されるのに十分な温度にまでNOx還元触媒の温度を上昇させる必要がある。
そこで、当該技術分野においては、排気通路中に配設されたバーナ(燃焼器)において燃料を燃焼させて高温の燃焼ガスを発生させることにより、DPF及びNOx還元触媒等の排気浄化手段に流入する排気の温度を上昇させることが知られている(例えば、特許文献1を参照)。これによれば、DPFに堆積したPMを燃焼させてDPFを再生させる機会を増やしたり、NOx還元触媒の温度を迅速に上昇させてNOx還元触媒を早期に活性化させたりすることができる。その結果、内燃機関から排出される排気に含まれる有害物質(PM及びNOx)を有効に取り除き、排気を浄化することができる。
しかしながら、排気通路中に燃焼器を配設すると、例えば内燃機関の出力変動等に伴う排気の圧力変動により、燃焼器における燃料の着火不良が発生したり、燃料の燃焼が止まったり(以降、「失火」と称される場合がある。)する虞がある。
一方、所定の角度にて排気通路の内部に対して交差する側方分岐部に配設された燃焼器の燃焼ガスの出口を排気通路の内部に突出させる構成も知られている(例えば、特許文献2を参照)。このような構成によれば、上記のような内燃機関の出力変動等に伴う排気の圧力変動に起因する燃焼器における着火不良及び失火等の問題を低減することができる。
しかしながら、上記のように排気通路の内部に燃焼器を突出させる構成を有する従来技術に係る排気浄化装置においては、排気通路を流れる排気に高温の燃焼ガスを均一に混入させることが困難な場合がある。具体的には、燃焼器の燃焼ガスの出口から排気通路の内部に供給された高温の燃焼ガスが、主として燃焼器の出口が突出している側の排気通路の内壁に沿って流れる層流となり、排気通路を流れる排気と全体的且つ均一に混合され難くなる場合がある。
その結果、排気浄化手段に流入する排気の温度が不均一となり、例えば、DPFに堆積したPMを燃焼させてDPFを再生させる機会を増やしたりNOx還元触媒の温度を迅速に上昇させてNOx還元触媒を早期に活性化させたりすることが困難となる場合がある。このように、従来技術に係る排気浄化装置においては、内燃機関から排出される排気に含まれる有害物質(PM及びNOx)を有効に取り除き、排気を浄化することが困難な場合がある。
特許第5494795号公報 特表2014−527592号公報
上述したように、当該技術分野においては、排気通路を流れる排気に燃焼器から供給される高温の燃焼ガスを混入させて排気の温度を上昇させる排気浄化装置において、燃焼器における着火不良及び失火等の問題を低減しつつ、燃焼ガスと排気とを全体的且つ均一に混合させることができる技術が求められている。本発明は、このような要求に応えるために為されたものである。
上記に鑑みて、本発明に係る排気浄化装置(以降、「本発明装置」と称される場合がある。)は、内燃機関からの排気に含まれる有害物質を低減する排気浄化手段と、前記排気浄化手段へと前記排気を導く導入管と、前記排気浄化手段から前記排気を排出する排出管と、前記導入管の内部に前記燃焼ガスを供給する燃焼器と、を備える。前記燃焼器は、燃料の燃焼によって燃焼ガスを生成させる燃焼室と、前記燃焼室と連通し且つ前記導入管の内部に突出し且つ先端に開口部が形成されている突出部と、を有する。そして、前記燃焼器は、前記開口部を通して前記導入管の内部に前記燃焼ガスを供給するように構成されている。更に、前記燃焼器において前記燃焼室から前記開口部へと前記燃焼ガスが流動する方向である燃焼ガス方向と、前記上流領域において前記排気が流動する方向である排気方向と、が鋭角をなしている。
前記導入管は、少なくとも1つの屈曲部を有する。加えて、前記突出部は、前記導入管の前記屈曲部において前記導入管の内部に突出しているか、又は、前記導入管の上流領域において前記導入管の内部に突出している。上流領域とは、前記屈曲部の前記内燃機関側に隣接する前記導入管の領域である。
本発明の1つの側面において、前記突出部は、前記導入管の前記屈曲部の外側の領域である外側屈曲領域において前記導入管の内部に突出しているか、又は、前記導入管の内部を流れる前記排気の流動方向に沿って前記外側屈曲領域よりも前記内燃機関に近い前記上流領域である外側上流領域において前記導入管の内部に突出している。
本発明のもう1つの側面において、前記燃焼ガス方向と前記排気方向とがなす角度は、35°以上であり且つ85°以下であってもよい。
本発明のもう1つの側面において、開口部近傍断面積は、開口部上流断面積よりも小さい。開口部近傍断面積とは、前記開口部と交差し且つ前記導入管の中心軸と直交する断面のうち少なくとも1つの断面による前記導入管の断面積である。開口部上流断面積とは、前記突出部が前記導入管の内部に突出している領域の前記内燃機関側に隣接する前記導入管の領域における前記導入管の中心軸と直交する断面による前記導入管の断面積である。
本発明のもう1つの側面において、前記排気浄化装置は、前記開口部を通して前記導入管の内部に供給される前記燃焼ガスの流れを妨げて圧力損失を生じさせる構造を有する部材である抵抗部材を更に備える。この場合、前記抵抗部材は、スリット、コンバージェント・ノズル、オリフィス、縮管、パンチング板、メッシュ板及びルーバからなる群より選ばれる少なくとも一種の部材であってもよい。更に、前記抵抗部材は、スリット、コンバージェント・ノズル、オリフィス及び縮管からなる群より選ばれる少なくとも一種の部材であってもよい。
本発明のもう1つの側面において、前記排気浄化手段は、還元剤による還元反応により前記有害物質を低減させる還元触媒を含み、且つ、前記排気浄化装置は、前記突出部よりも前記内燃機関に近い箇所において前記導入管の内部に前記還元剤を噴射する還元剤噴射手段を更に備える。この場合、前記排気浄化装置は、前記導入管の内部の前記還元剤噴射手段と前記排気浄化手段との間の領域において前記突出部と熱伝導可能に取り付けられた放熱板を更に備えていてもよい。更に、前記放熱板は、パンチング板及びメッシュ板からなる群より選ばれる少なくとも一種の部材であってもよい。
本発明のもう1つの側面において、前記突出部は、少なくとも1つの屈曲部を有する。この場合、前記突出部の前記屈曲部が前記突出部の先端に形成されており且つ前記開口部が前記突出部の前記屈曲部の前記燃焼室とは反対側の先端に形成されていてもよい。更に、前記突出部の先端に形成された前記屈曲部は、前記開口部を通して前記導入管の内部に供給される前記燃焼ガスの流動方向が前記導入管の内部の前記開口部の周囲における前記排気の流動方向と平行となるように構成され得る。
上記のように、本発明装置においては燃焼ガス方向と排気方向が鋭角をなすように燃焼器の突出部が導入管の内部に突出している。その結果、上述したような内燃機関の出力変動等に伴う排気の圧力変動に起因する燃焼器における着火不良及び失火等の問題を低減することができる。
更に、導入管の内部に突出している突出部により、導入管の内部を流れる排気において乱流が生ずる。加えて、この突出部の先端に形成された開口部を通して、燃焼器によって生成された燃焼ガスが導入管の内部を流れる排気に供給される。即ち、本発明装置においては、乱流が生じている排気に燃焼ガスが混入される。従って、排気と燃焼ガスとの混合が促進される。
上記に加えて、本発明装置が備える導入管は少なくとも1つの屈曲部を有するので、これによっても導入管の内部を流れる排気に乱流が生ずる。従って、燃焼器の突出部が導入管の屈曲部において導入管の内部に突出している場合は、導入管の屈曲及び突出部の両方に起因して導入管の内部を流れる排気において、より顕著な乱流が生ずる。その結果、排気と燃焼ガスとの混合が更に促進される。一方、燃焼器の突出部が導入管の上流領域において導入管の内部に突出している場合は、上記のように突出部に起因する排気の乱流によって排気と燃焼ガスとの混合が促進された後に、導入管の屈曲部に起因して排気と燃焼ガスとの混合物において乱流が生ずる。その結果、この場合においても、排気と燃焼ガスとの混合が更に促進される。
上記のように、本発明装置によれば、排気通路を流れる排気に燃焼器から供給される高温の燃焼ガスを混入させて排気の温度を上昇させる排気浄化装置において、燃焼器における着火不良及び失火等の問題を低減しつつ、燃焼ガスと排気とを全体的且つ均一に混合させることができる。その結果、本発明装置においては、従来技術に係る排気浄化装置と比較して、内燃機関から排出される排気に含まれる有害物質(PM及びNOx)をより有効に取り除き、より確実に排気を浄化することができる。
また、上述したように、外側屈曲領域又は外側上流領域において突出部を導入管の内部に突出させたり、燃焼ガス方向と排気方向とが所定の範囲に入る鋭角をなすようにしたりすることにより、燃焼ガスと排気との混合を更に促進することができる。
更に、上述したように開口部近傍断面積を開口部上流断面積よりも小さくすることにより、開口部の近傍における排気の流速を高めることができる。その結果、ベンチュリ効果によって開口部の近傍における圧力が低下し、開口部を介する導入管の内部への燃焼ガスの供給が促進される(吸い出し効果)。
加えて、上述したような抵抗部材を更に設けることによっても、例えば内燃機関の出力変動等に伴う排気の圧力変動の影響が燃焼室にまで及ぶ可能性を更に低減することができる。抵抗部材としてスリット、コンバージェント・ノズル、オリフィス又は縮管を採用した場合、開口部を通して導入管の内部に供給される燃焼ガスの流速が高まるので、ベンチュリ効果によって開口部の近傍における圧力が低下し、開口部を介する導入管の内部への燃焼ガスの供給が促進される(吸い出し効果)。
また、本発明装置は、上述したように、還元剤による還元反応により有害物質を低減させる還元触媒を含む排気浄化手段を備えていてもよい。この場合、上述したように燃焼機の突出部と熱伝導可能に取り付けられた放熱板を還元触媒への還元剤の供給経路の途中に設けることにより、還元剤の蒸発を促し、還元剤を早期に気化させることができる。その結果、還元触媒による有害物質の還元による除去を促進することができる。
更に、上述したように少なくとも1つの屈曲部を突出部に設けることにより、例えば内燃機関の出力変動等に伴う排気の圧力変動の影響が燃焼室にまで及んで燃焼室における燃料の着火不良及び失火等の問題に繋がる可能性を低減することができる。この場合、上述したように突出部の屈曲部を突出部の先端に形成して開口部を通して導入管の内部に供給される燃焼ガスの流れが開口部の周囲における排気の流れに沿う(平行となる)ように構成することにより、例えば内燃機関の出力変動等に伴う排気の圧力変動の影響が燃焼室にまで及ぶ可能性を更に低減することができる。
本発明の他の目的、他の特徴及び付随する利点は、以下の図面を参照しつつ記述される本発明の各実施形態についての説明から容易に理解されるであろう。
本発明の第1実施形態に係る排気浄化装置(第1装置)の構成について説明するための模式図である。 第1装置が備える燃焼器の変形例の構成について説明するための模式図である。 本発明の第2実施形態に係る排気浄化装置(第2装置)の構成について説明するための模式図である。 第2装置が備える燃焼器の配置に関する変形例について説明するための模式図である。 本発明の第3実施形態に係る排気浄化装置(第3装置)の構成について説明するための模式図である。 本発明の第4実施形態に係る排気浄化装置(第4装置)の構成について説明するための模式図である。 本発明の第5実施形態に係る排気浄化装置(第5装置)の構成について説明するための模式図である。 第5装置の変形例の構成について説明するための模式図である。 本発明の第6実施形態に係る排気浄化装置(第6装置)の構成について説明するための模式図である。 本発明の第7実施形態に係る排気浄化装置(第7装置)の構成について説明するための模式図である。
《第1実施形態》
以下、図面を参照しながら本発明の第1実施形態に係る排気浄化装置(以下、「第1装置」と称される場合がある。)について説明する。尚、以下の説明において、「上流側」は排気通路における内燃機関側を指し、「下流側」は排気通路における内燃機関とは反対側を指す。
〈構成〉
図1の(a)に示すように、第1装置101は、内燃機関200からの排気に含まれる有害物質を低減する排気浄化手段110と、排気浄化手段110へと排気を導く導入管120と、排気浄化手段110から排気を排出する排出管130と、導入管120の内部に燃焼ガスを供給する燃焼器140と、を備える。
排気浄化手段110は、排気から取り除こうとする有害物質の種類に応じた排気浄化部材111を有する。例えば、煤の微粒子(PM)が有害物質として想定される場合、ディーゼル微粒子捕集フィルタ(DPF:Diesel Particulate Filter)を排気浄化部材111として採用することができる。この場合、DPFは、その上流側にディーゼル酸化触媒(DOC:Diesel Oxidation Catalyst)を備えていてもよい。
また、窒素酸化物(NOx)が有害物質として想定される場合、例えば媒還元脱硝装置(SCR:Selective Catalytic Reduction)等のNOx還元触媒を排気浄化部材111として採用することができる。この場合、NOx還元触媒は、その上流側に還元剤(例えば、尿素等)を供給する装置(例えば、還元剤噴射装置等)を備えていてもよい。
更に、PM及びNOx以外の有害物質を排気から取り除こうとする場合は、当該有害物質に応じて、上記以外の排気浄化部材111を採用することができる。当然のことながら、排気浄化手段110は、上述した各種排気浄化部材111の2種類以上(例えば、DPF及びNOx還元触媒の両方)を組み合わせて有していてもよい。
燃焼器140は、燃料の燃焼によって燃焼ガスを生成させる燃焼室(図示せず)と、燃焼室と連通し且つ先端に開口部141が形成されている突出部142と、を有する。図1の(a)における破線の円によって囲まれている部分に示すように、突出部142は、導入管120の内部に突出している。そして、燃焼器140は、開口部141を通して導入管120の内部に燃焼ガスを供給するように構成されている。更に、燃焼器140において燃焼室から開口部141へと燃焼ガスが流動する方向である燃焼ガス方向と、上流領域122において排気が流動する方向である排気方向と、が鋭角をなしている。
具体的には、例えば、図示しない燃料供給装置及び給気装置によって燃料及び空気を燃焼室に供給し、図示しない着火装置(例えば、グロープラグ等)によって燃料を着火させて、燃焼室において燃料を燃焼させる。これにより、燃料の燃焼によって生成された高温の燃焼ガスは、例えば給気装置による空気の供給圧力及び燃焼に伴う体積膨張に起因する圧力等により、燃焼室から突出部142の内部へと導かれ、開口部141を通して導入管120の内部に供給される。
尚、第1装置101を構成する排気浄化手段110、導入管120、排出管130及び燃焼器140等の構成要素を形成する材料及びこれらの構成要素の構造等は、第1装置101の使用環境及び使用条件において想定される荷重、温度及び圧力等を考慮して適宜選択及び設計することができる。但し、これらの構成要素の材料及び構造等の詳細については当業者に周知であるので、これ以上の説明は省略する。
導入管120は、少なくとも1つの屈曲部121を有する。屈曲部121の構成(例えば、曲率半径及び形状等)は、例えば内燃機関200から排出される排気の流れに与える影響等を考慮して適宜定めることができる。具体的には、例えば、屈曲部121に起因して排気に生ずる圧力損失が内燃機関200の出力性能等を実質的に低下させず且つ排気と燃焼ガスとの混合を促進するのに十分な乱流を排気に生じさせることができるように、屈曲部121の構成を定めることが望ましい。
加えて、突出部142は、導入管120の屈曲部121又は上流領域122において導入管120の内部に突出している。本例においては導入管120の屈曲部121において突出部142が導入管120の内部に突出している(図中、破線によって囲まれた部分を参照)が、図1の(b)に示すように導入管120の上流領域122において突出部142が導入管120の内部に突出していてもよい。何れの場合においても、燃焼器140において燃焼室から開口部141へと燃焼ガスが流動する方向である燃焼ガス方向と、上流領域122において排気が流動する方向である排気方向と、は鋭角をなしている。尚、上流領域122とは、屈曲部121の上流側(内燃機関200側)に隣接する導入管120の領域である。
突出部142の構成(例えば、長さ、太さ(断面積)及び形状等)は、例えば内燃機関200から排出される排気及び突出部142の内部に流れる燃焼ガスの流れに与える影響等を考慮して適宜定めることができる。具体的には、例えば、突出部142に起因して導入管120の内部に流れる排気に生ずる圧力損失が内燃機関200の出力性能等を実質的に低下させず且つ突出部142の内部を燃焼ガスが円滑に流れることができ且つ排気と燃焼ガスとの混合を促進するのに十分な乱流を排気に生じさせることができるように、突出部142の構成を定めることが望ましい。
〈作動〉
以下、第1装置101の作動について説明する。図1において破線の矢印GAS1によって示すように、内燃機関200が稼働している期間において、内燃機関200から排出される排気は、排気管210及び導入管120(又はこれらが一体的に形成された部材)の内部を流れて排気浄化手段110へと導かれる。排気浄化手段110においては、例えば、DPFによってPMが捕集されたり、NOx還元触媒によってNOxが還元されたりして、排気に含まれる有害物質が取り除かれ、排気が浄化される。このようにして浄化された排気は、破線の矢印GAS2によって示すように、排気浄化手段110から排出され、必要に応じて消音器(マフラ)等(図示せず)を介して、大気中へと放出される。
前述したように、内燃機関200の稼働に伴って所定量以上のPMがDPFに堆積した場合、堆積したPMを燃焼させて、DPFによるPMの捕集能力を回復(再生)させる必要がある。また、例えば内燃機関200の冷間始動時等、排気の温度が所定温度よりも低い場合、NOx還元触媒の温度も低く、当該触媒が活性化されないので、NOxの還元による除去が困難となる。従って、このような場合においても、排気に含まれるNOxを取り除くためには、NOx還元触媒が活性化されるのに十分な温度にまで触媒の温度を上昇させる必要がある。
そこで、上記のような状況において、図示しない制御装置は、図示しない燃料供給装置及び給気装置によって燃料及び空気を燃焼器140の燃焼室に供給し、図示しない着火装置によって燃料を着火させて、燃焼室において燃料を燃焼させる。これにより、燃料の燃焼によって生成された高温の燃焼ガスが突出部142の内部へと導かれ、開口部141を通して導入管120の内部に供給される。これにより、DPF及び/又はNOx還元触媒等を含む排気浄化手段110に流入する排気の温度を上昇させることができる。
しかしながら、前述したように、従来技術に係る排気浄化装置においては、導入管120を流れる排気に混入させた高温の燃焼ガスが層流となり、導入管120を流れる排気と全体的且つ均一に混合され難くなる場合がある。その結果、排気浄化手段110に流入する排気の温度が不均一となり、例えば、DPFに堆積したPMを燃焼させてDPFを再生させる機会を増やしたりNOx還元触媒の温度を迅速に上昇させてNOx還元触媒を早期に活性化させたりすることが困難となる場合がある。
一方、第1装置101においては、導入管120の内部に突出している突出部142により、導入管120の内部を流れる排気において乱流が生ずる。加えて、この突出部142の先端に形成された開口部141を通して、燃焼器140の燃焼室において生成された燃焼ガスが導入管120の内部を流れる排気に供給される。即ち、第1装置101においては、乱流が生じている排気に燃焼ガスが混入される。従って、排気と燃焼ガスとの混合が促進される。
上記に加えて、第1装置101が備える導入管120は少なくとも1つの屈曲部121を有するので、これによっても導入管120の内部を流れる排気に乱流が生ずる。従って、図1の(a)に示したように突出部142が屈曲部121において導入管120の内部に突出している場合は、導入管120が屈曲していること及び突出部142が導入管120の内部に突出していることの両方に起因して、導入管120の内部を流れる排気において、より顕著な乱流が生ずる。その結果、排気と燃焼ガスとの混合が更に促進される。
一方、図1の(b)に示したように突出部142が上流領域122において導入管120の内部に突出している場合は、上記のように突出部142に起因する排気の乱流によって排気と燃焼ガスとの混合が促進された後に、屈曲部121に起因して排気と燃焼ガスとの混合物において乱流が生ずる。その結果、この場合においても、排気と燃焼ガスとの混合が更に促進される。
また、第1装置101においても、上記のように燃焼ガス方向と排気方向が鋭角をなすように突出部142が導入管120の内部に突出しているので、前述したような内燃機関200の出力変動等に伴う排気の圧力変動に起因する燃焼器140における着火不良及び失火等の問題を低減することができる。
以上説明してきたように、本発明の第1実施形態によれば、導入管120を流れる排気に燃焼器140から供給される高温の燃焼ガスを混入させて排気の温度を上昇させる排気浄化装置(第1装置)101において、燃焼器140における着火不良及び失火等の問題を低減しつつ、燃焼ガスと排気とを全体的且つ均一に混合させることができる。その結果、第1装置101においては、内燃機関200から排出される排気に含まれる有害物質(例えば、PM及びNOx等)をより有効に取り除き、より確実に排気を浄化することができる。
尚、図1の(a)に示した例においては、それぞれ別個の部材である内燃機関200の排気管210と導入管120とがフランジを介して接合されている。しかしながら、このような構成は必須ではなく、例えば、図1の(b)に示すように、内燃機関200の排気管210と導入管120とが一体的な部材として形成されていてもよい。
また、燃焼器140は、図1に示した例においては燃焼室(図示せず)及び突出部142を含む一体的な部材として形成されているが、図2に示すように、それぞれ別個の部材である燃焼室を含む部材143と突出部142を含む部材とがフランジを介して接合されていてもよい。このような構成とすることにより、例えば燃焼器140において何らかの不具合が生じた場合において、燃焼室を含む部材143を分離して、例えば燃焼室の交換及び/又は燃焼器140の補修等の作業を容易に行うことができる。
更に、図1及び図2に示した例においては、外側屈曲領域又は外側上流領域において導入管120の内部に突出部142が突出している。前述したように、外側屈曲領域とは、導入管120の屈曲部121の外側(図中に示した黒塗りの矢印を参照)の領域であり、外側上流領域とは、導入管120の内部を流れる排気の流動方向に沿って外側屈曲領域よりも内燃機関200に近い上流領域である。
しかしながら、例えば屈曲部121の内側(図中に示した白抜きの矢印を参照)の領域又はその上流側に位置する上流領域において突出部142が導入管120の内部に突出している場合においても、第1装置101について上述した種々の効果は達成され得る。即ち、突出部142が導入管120の内部に突出している位置は上記に限定されない。
但し、図1及び図2に示した例のように外側屈曲領域又は外側上流領域において突出部142が導入管120の内部に突出している場合、第1装置101について上述した種々の効果が、より有効に達成され得る。
《第2実施形態》
以下、必要に応じて図3及び図4を参照しながら、本発明の第2実施形態に係る排気浄化装置(以下、「第2装置」と称される場合がある。)について説明する。尚、図3及び図4においても、図1及び図2に示した構成要素と同じ構成要素については、図1及び図2に示した参照符号と同じ参照符号が付されている。
〈構成〉
第2装置102の構成は、基本的には、図1及び図2を参照しながら上述した第1装置101の構成と同様である。従って、燃焼器140において燃焼室から開口部141へと燃焼ガスが流動する方向である燃焼ガス方向と、上流領域122において排気が流動する方向である排気方向と、は鋭角をなしている。第2装置102においては、図3に示すように、燃焼ガス方向と排気方向とがなす角度(θ)は60°である。
但し、燃焼器140における着火不良及び失火等の問題を低減しつつ、燃焼ガスと排気とを全体的且つ均一に混合させることができる限り、当該角度θは特に限定されない。好ましくは、燃焼ガス方向と排気方向とがなす角度θは35°以上であり且つ85°以下である。当該角度θを35°以上とすることにより、燃焼ガスと排気とが層流となって互いに混合されない問題を低減することができる。また、当該角度θを85°以下とすることにより、内燃機関の出力変動等に伴う排気の圧力変動に起因する燃焼器140における着火不良及び失火等の問題を低減することができる。
尚、前述したように、燃焼ガス方向とは、燃焼器140において燃焼室(図示せず)から開口部142へと燃焼ガスが流動する方向である(図中、実線の矢印を参照)。一方、排気方向とは、導入管120の上流領域において排気が流動する方向である(図中、一点鎖線の矢印を参照)。
〈作動〉
上記のように、第2装置102においては、燃焼ガス方向と排気方向とが所定の範囲に入る特定の角度(θ)をなしている(図3においては、θ=60°)。これにより、従来技術に係る排気浄化装置のように燃焼ガスと排気とが層流となって互いに混合されない問題を低減することができる。その結果、燃焼器140における着火不良及び失火等の問題を低減しつつ、燃焼ガスと排気との混合を更に促進して、燃焼ガスと排気とを更に全体的且つ均一に混合させることができる
尚、導入管120の上流領域122の中心軸及び屈曲部121の中心軸を含む平面(以降、「導入管平面」と称される場合がある。)に対して、燃焼器140の突出部142の中心軸は、必ずしも同一平面内に存在しなくてもよい。
図4は、図3に示した第2装置102を、図面に向かって左側から、導入管平面に平行な方向(図中、白抜きの矢印Aによって示す)に沿って観察した場合における、導入管120と燃焼器140との相対的な位置関係を示す模式図である。図4に示した破線の直線Pは、導入管平面(導入管120の上流領域122の中心軸及び屈曲部121の中心軸を含む平面)を表す。
例えば、図4の(a)に示すように、燃焼器140の突出部142の中心軸は、図中、実線によって描かれた燃焼器140のように導入管平面Pに一致していてもよく、或いは、一点鎖線及び二点鎖線によって描かれた燃焼器140のように導入管平面Pに一致していなくてもよい。更に、図4の(b)に示すように、燃焼器140の突出部142の中心軸は、図中、実線によって描かれた燃焼器140のように導入管平面Pに一致していてもよく、或いは、一点鎖線及び二点鎖線によって描かれた燃焼器140のように導入管平面Pに対して傾斜していてもよい。
《第3実施形態》
以下、必要に応じて図5を参照しながら、本発明の第3実施形態に係る排気浄化装置(以下、「第3装置」と称される場合がある。)について説明する。尚、図5においても、図1乃至図4に示した構成要素と同じ構成要素については、図1乃至図4に示した参照符号と同じ参照符号が付されている。
〈構成〉
上述したように、本発明に係る排気浄化装置においては、導入管の屈曲部又は上流領域において燃焼器の突出部が導入管の内部に突出しているので、導入管の内部を流れる排気において乱流が生じ、排気と燃焼ガスとの混合が促進される。これに加えて、導入管の内部に突出部が突出している領域においては、排気が流れることができる導入管の断面積が突出部の突出により小さくなっている。その結果、当該領域を流れる排気の流速が高まり、ベンチュリ効果によって当該領域における圧力が低下し、開口部を介する導入管の内部への燃焼ガスの供給が促進される(吸い出し効果)。
そこで、第3装置においては、上記領域において排気が流れることができる導入管の断面積を更に小さくして、当該領域を流れる排気の流速を更に高めることにより、吸い出し効果を更に高めて、開口部を介する導入管の内部への燃焼ガスの供給を更に促進する。
図5の(a)に示すように、第3装置103の構成は、基本的には、図1乃至図4を参照しながら上述した第1装置101及び/又は第2装置102の構成と同様である。但し、第3装置103においては、(a)における破線の楕円によって囲まれている部分Bの拡大図である(b)に示すように、開口部141の近傍における導入管120の断面積(D)が、その直近の上流側における導入管120の断面積(C)よりも小さい。
具体的には、第3装置103においては、開口部近傍断面積が開口部上流断面積よりも小さい。前述したように、開口部近傍断面積とは、開口部141と交差し且つ導入管120の中心軸と直交する断面のうち少なくとも1つの断面による導入管120の断面積である。一方、開口部上流断面積とは、突出部142が導入管120の内部に突出している領域の内燃機関200側(上流側)に隣接する導入管120の領域における導入管120の中心軸と直交する断面による導入管120の断面積である。
図5に示した例においては、突出部142が屈曲部121において導入管120の内部に突出している。従って、上記「開口部近傍断面積」は、開口部141と交差し且つ屈曲部121の中心軸Yと直交する断面のうち少なくとも1つの断面による屈曲部121の断面積Dに相当する。一方、上記「開口部上流断面積」は、上流領域122における導入管120の中心軸Xと直交する断面による導入管120の断面積Cに相当する。このようにして定まる開口部近傍断面積(太い破線によって示す「断面積D」)は、開口部上流断面積(太い実線によって示す「断面積C」)よりも小さい。
尚、導入管120の内部に流れる排気に生ずる圧力損失を小さくする観点からは、図5に示したように、導入管120の断面積が上記「開口部上流断面積」から上記「開口部近傍断面積」へと徐々に変化するように導入管120を形成することが望ましい。
〈作動〉
上記のように、第3装置103においては、開口部近傍断面積(図5における断面積D)は、開口部上流断面積(図5における断面積C)よりも小さい。これにより、開口部141の近傍を流れる排気の流速を更に高めることにより吸い出し効果を更に高めて開口部を介する導入管の内部への燃焼ガスの供給を更に促進することができる。
尚、図5に示した例においては突出部142が屈曲部121において導入管120の内部に突出しており、開口部上流断面積は、上流領域122における導入管120の中心軸Xと直交する断面による導入管120の断面積Cに相当した。しかしながら、例えば、屈曲部121に含まれる領域であって突出部142が導入管120の内部に突出している領域よりも上流側の領域に該当する領域が屈曲部121に存在する場合は、当該領域における導入管120の断面積が開口部近傍断面積よりも大きくなっていてもよい。
また、図5に示した例においては突出部142が屈曲部121において導入管120の内部に突出しているが、前述したように、本発明に係る排気浄化装置においては、突出部142が上流領域122において導入管120の内部に突出していてもよい。この場合、上記「開口部近傍断面積」は、開口部141と交差し且つ上流領域122の中心軸と直交する断面のうち少なくとも1つの断面による上流領域122の断面積に相当する。一方、上記「開口部上流断面積」は、突出部142が上流領域122の内部に突出している領域の上流側に隣接する導入管120の領域における導入管120の中心軸と直交する断面による導入管120の断面積に相当する。
上記の場合においても、開口部近傍断面積を開口部上流断面積よりも小さくすることにより、開口部141の近傍を流れる排気の流速を更に高めることにより吸い出し効果を更に高めて開口部を介する導入管の内部への燃焼ガスの供給を更に促進することができる。
《第4実施形態》
以下、図6を参照しながら、本発明の第4実施形態に係る排気浄化装置(以下、「第4装置」と称される場合がある。)について説明する。尚、図6においても、図1乃至図5に示した構成要素と同じ構成要素については、図1乃至図5に示した参照符号と同じ参照符号が付されている。
〈構成〉
上述したように、第1装置101乃至第3装置103を始めとする本発明に係る排気浄化装置においては、導入管120の屈曲部121又は上流領域122において燃焼器140の突出部142が導入管120の内部に突出している。従って、前述したような内燃機関200の出力変動等に伴う排気の圧力変動に起因する燃焼器140における着火不良及び失火等の問題を低減することができる。
第4装置においては、内燃機関200の出力変動等に伴う排気の圧力変動の影響が燃焼室140に及ぶ可能性を低減するための部材を更に設けることにより、燃焼器140における着火不良及び失火等の問題をより確実に低減する。
図6の(a)に示すように、第4装置104の構成は、基本的には、図1乃至図5を参照しながら上述した第1装置101乃至第3装置103の構成と同様である。但し、第4装置104は、開口部141を通して導入管120の内部に供給される燃焼ガスの流れを妨げて圧力損失を生じさせる構造を有する部材である抵抗部材144を更に備える。この例において、抵抗部材144はスリットであり、図6の(a)に示した矢印の方向から開口部141を観察した場合、図6の(b)に示すように開口部141の形状がスリット状になっている。
〈作動〉
上記のように、第4装置104においては、抵抗部材144としてスリットが採用されており、開口部141の形状がスリット状になっている。これにより、開口部141を通して導入管120の内部に供給される燃焼ガスの流れが妨げられて圧力損失を生ずると共に、内燃機関200の出力変動等に伴う排気の圧力変動の影響が燃焼室140に及ぶ可能性が低減される。その結果、燃焼器140における着火不良及び失火等の問題をより確実に低減することができる。
尚、図6の(b)に示した例においては抵抗部材144としてスリットが採用されている。しかしながら、抵抗部材144は、開口部141を通して導入管120の内部に供給される燃焼ガスの流れを妨げて圧力損失を生じさせる構造を有する部材である限り、特に限定されない。例えば、抵抗部材144は、図6の(b)に示したスリット並びに図6の(c)乃至(h)に示したコンバージェント・ノズル、オリフィス、縮管、パンチング板、メッシュ板及びルーバからなる群より選ばれる少なくとも一種の部材としてもよい。図6の(c)乃至(h)はそれぞれの抵抗部材144の突出部142の中心軸を含む断面による模式的な断面図である。
特に、抵抗部材144としてスリット、コンバージェント・ノズル、オリフィス又は縮管を採用した場合においては、開口部141を通して導入管120の内部に供給される燃焼ガスの流速が高まる。従って、ベンチュリ効果によって開口部141の近傍における圧力が低下し、開口部141を介する導入管120の内部への燃焼ガスの供給が促進される(吸い出し効果)。
《第5実施形態》
以下、図7を参照しながら、本発明の第5実施形態に係る排気浄化装置(以下、「第5装置」と称される場合がある。)について説明する。尚、図7においても、図1乃至図6に示した構成要素と同じ構成要素については、図1乃至図6に示した参照符号と同じ参照符号が付されている。
〈構成〉
上述したように、排気浄化手段110は、例えば窒素酸化物(NOx)が有害物質として想定される場合、例えばSCR等のNOx還元触媒を排気浄化部材111として採用することができる。この場合、NOx還元触媒は、その上流側に還元剤(例えば、尿素等)を供給するための装置(例えば、還元剤噴射装置等)を備える必要がある。
図7の(a)及び(b)に示すように、第5装置105の構成は、基本的には、図1乃至図6を参照しながら上述した第1装置101乃至第4装置104の構成と同様である。但し、第5装置105においては、排気浄化手段110が、還元剤による還元反応により前記有害物質を低減させる還元触媒を排気浄化部材111として含む。このような還元触媒の具体例としては、例えばSCR等のNOx還元触媒を挙げることができる。また、還元剤の具体例としては、例えば尿素等を挙げることができる。
上記に加えて、第5装置105は、突出部142よりも内燃機関200に近い箇所(上流側)において導入管120の内部に還元剤を噴射する還元剤噴射手段150を更に備える。還元剤噴射手段150は、例えば、還元剤貯蔵手段から還元剤を供給され、加圧ポンプ等の加圧手段によって、噴射ノズルを介して導入管120の内部に還元剤を噴射するように構成されている。このような還元剤噴射手段150の動作もまた、上述した制御装置によって制御することができる。
〈作動〉
上記のように、第5装置105においては、排気浄化手段110が、還元剤による還元反応により有害物質を低減させる還元触媒を含み、導入管120の内部に還元剤を噴射する還元剤噴射手段150が、突出部142よりも内燃機関200に近い箇所に配設されている。従って、第5装置105によれば、例えばNOx等の有害物質を還元反応によって取り除くことにより、内燃機関200から排出される排気を浄化することができる。
また、第5装置105においても、上述したように導入管120を流れる排気に燃焼器140から供給される高温の燃焼ガスを混入させて排気の温度を上昇させることができるので、例えば内燃機関の冷間始動時等においても、NOx還元触媒の温度を迅速に上昇させてNOx還元触媒を早期に活性化させたりすることができる。その結果、内燃機関から排出される排気に含まれるNOxを有効に取り除き、排気を浄化することができる。
更に、第5装置105においても、燃焼ガスと排気とを全体的且つ均一に混合させることができる。従って、還元剤噴射手段150から導入管120の内部に噴射された還元剤もまた、燃焼ガス及び排気と全体的且つ均一に混合させることができる。その結果、還元剤の気化が促進され、NOx還元触媒に対して還元剤が均一に供給され、還元反応によりNOxをより有効に取り除き、より確実に排気を浄化することができる。
尚、図7の(a)及び(b)に示した例においては、それぞれ別個の部材である内燃機関200の排気管210と導入管120とがフランジを介して接合されており、還元剤噴射手段150はフランジの上流側(a)又は下流側(b)に配設されている。しかしながら、このような構成は必須ではなく、例えば、図8に示すように内燃機関200の排気管210と導入管120とが一体的な部材として形成されている場合は、当該一体的な部材として形成されている導入管120(排気管210)に還元剤噴射手段150を配設してもよい。
《第6実施形態》
以下、図9を参照しながら、本発明の第6実施形態に係る排気浄化装置(以下、「第6装置」と称される場合がある。)について説明する。尚、図9においても、図1乃至図8に示した構成要素と同じ構成要素については、図1乃至図8に示した参照符号と同じ参照符号が付されている。
〈構成〉
還元剤を燃焼ガス及び排気と全体的且つ均一に混合させて、還元反応によりNOxをより有効に取り除くためには、還元剤噴射手段150から導入管120の内部に噴射された還元剤の蒸発を促進し、還元剤を早期に気化させることが望ましい。
図9に示すように、第6装置106の構成は、基本的には、図7及び図8を参照しながら上述した第5装置105の構成と同様である。但し、第6装置106は、導入管120の内部の還元剤噴射手段150と排気浄化手段110との間の領域において突出部142と熱伝導可能に取り付けられた放熱板160を更に備える。
放熱板160を形成する材料及び構造等は、第6装置106の使用環境及び使用条件において想定される荷重及び温度等を考慮して適宜選択及び設計することができる。但し、導入管120の内部に流れる排気に過大な圧力損失を生じさせることは内燃機関200の出力性能を維持する観点から望ましくない。従って、放熱板160は、パンチング板及びメッシュ板からなる群より選ばれる少なくとも一種の部材であることが望ましい。図9の(b)に示すように、第6装置106が備える放熱板160はパンチング板である。
〈作動〉
上記のように、第6装置106においては、導入管120の内部の還元剤噴射手段150と排気浄化手段110との間の領域において、パンチング板からなる放熱板160が突出部142と熱伝導可能に取り付けられている。従って、燃焼器140の稼働に伴い高温の燃焼ガスによって突出部142が加熱され、突出部142からの熱伝導により放熱板160が加熱される。
上記のように構成された放熱板160からの輻射熱により導入管120の内部に流れる排気及び還元剤が加熱される。加えて、還元剤噴射手段150から導入管120の内部に噴射された還元剤のうち蒸発しないまま放熱板160に到達した還元剤の少なくとも一部は、放熱板160と接触することにより放熱板160によって直接的に加熱され、蒸発が促進される。即ち、第6装置106によれば、還元剤の早期気化が促進される。その結果、還元剤が燃焼ガス及び排気と更に全体的且つ均一に混合され、例えばNOx還元触媒における還元反応により、排気に含まれるNOxがより一層有効に取り除かれる。
《第7実施形態》
以下、図10を参照しながら、本発明の第7実施形態に係る排気浄化装置(以下、「第7装置」と称される場合がある。)について説明する。尚、図10においても、図1乃至図9に示した構成要素と同じ構成要素については、図1乃至図9に示した参照符号と同じ参照符号が付されている。
〈構成〉
前述したように、燃焼室における燃料の着火不良及び失火等の問題を低減するためには、例えば内燃機関の出力変動等に伴う排気の圧力変動の影響が燃焼室にまで及ぶことを低減する必要がある。上述した第4装置104においては、開口部141を通して導入管120の内部に供給される燃焼ガスの流れを妨げて圧力損失を生じさせる構造を有する部材である抵抗部材144を更に備えることにより、排気の圧力変動の影響が燃焼室にまで及ぶことを低減した。
一方、第7装置においては、少なくとも1つの屈曲部145を突出部142に設けることにより、排気の圧力変動の影響が燃焼器140の燃焼室にまで及ぶことを低減する。図10に示すように、第7装置107の構成は、基本的には、図1乃至図9を参照しながら上述した第1装置101乃至第6装置106の構成と同様である。但し、第7装置においては、突出部142が1つの屈曲部145を有する(図中、破線によって囲まれた部分を参照)。
突出部142に形成される屈曲部145の構成(例えば、曲率半径及び形状等)は、例えば燃焼器140の燃焼室から開口部141に向かう燃焼ガスの流れに与える影響等を考慮して適宜定めることができる。具体的には、例えば、屈曲部145に起因して燃焼ガスに生ずる圧力損失が燃焼器140による排気の加熱効果等を実質的に低下させず且つ排気の圧力変動の影響が燃焼室にまで及ぶことを低減するのに十分な抗力(抵抗)を生じさせることができるように、屈曲部145の構成を定めることが望ましい。
尚、排気の圧力変動の影響が燃焼室にまで及ぶことを低減することが可能である限り、突出部142に形成される屈曲部145の位置は特に限定されない。従って、突出部142の先端に屈曲部145を形成してもよい。この場合、開口部141は、突出部142の屈曲部145の燃焼室とは反対側の先端に形成される。
〈作動〉
上記のように、第7装置107においては、少なくとも1つの屈曲部145を突出部142に設けることにより、例えば内燃機関200の出力変動等に伴う排気の圧力変動の影響が燃焼器140の燃焼室にまで及ぶことを低減する。その結果、第7装置107によれば、燃焼室における燃料の着火不良及び失火等の問題をより有効に低減することができる。
尚、第7装置107において、突出部142の屈曲部145は、開口部141を通して導入管120の内部に供給される燃焼ガスの流動方向が導入管120の内部の開口部141の周囲における排気の流動方向と平行となるように構成され得る。この場合、開口部141が導入管120の下流側を向くこととなるので、例えば内燃機関200の出力変動等に伴う排気の圧力変動の影響が燃焼室にまで及ぶ可能性を更に低減することができる。
但し、上記の場合、開口部141を通して導入管120の内部に供給される燃焼ガスの流れが開口部141の周囲における排気の流れに沿う(平行となる)こととなる。従って、第1装置101及び第2装置102に関して上述したように、燃焼ガス方向と排気方向とが鋭角をなすことにより燃焼ガスと排気との混合を更に促進する効果はある程度は低下する。しかしながら、本発明に係る排気浄化装置によれば、燃焼器140の突出部142が導入管120の内部に突出していること及び導入管120が少なくとも1つの屈曲部121を有することにより、排気と燃焼ガスとの混合が有効に促進される。従って、全体としては、排気の圧力変動の影響が燃焼室にまで及ぶ可能性を低減して、燃焼器140における着火不良及び失火等の問題を低減しつつ、排気と燃焼ガスとの混合を促進して、燃焼ガスと排気とを全体的且つ均一に混合させることができる。
更に、開口部141を通して導入管120の内部に供給される燃焼ガスの流れが開口部141の周囲における排気の流れに沿う(平行となる)ので、ベンチュリ効果によって開口部を介する導入管の内部への燃焼ガスの供給が促進される(吸い出し効果)。
尚、図10の(b)に示すように、第7装置107もまた、開口部141を通して導入管120の内部に供給される燃焼ガスの流れを妨げて圧力損失を生じさせる構造を有する部材である抵抗部材144を更に備え得る。特に、抵抗部材144としてスリット、コンバージェント・ノズル、オリフィス又は縮管を採用した場合においては、開口部141を通して導入管120の内部に供給される燃焼ガスの流速が高まる。従って、上記のように開口部141を通して導入管120の内部に供給される燃焼ガスの流れが開口部141の周囲における排気の流れに沿う(平行となる)場合、抵抗部材144によるベンチュリ効果と相まって、開口部141を介する導入管120の内部への燃焼ガスの供給がより一層促進される。
以上、本発明を説明することを目的として、特定の構成を有する幾つかの実施形態及び変形例につき、時に添付図面を参照しながら説明してきた。しかしながら、本発明の範囲は、これらの例示的な実施形態及び変形例に限定されると解釈されるべきではなく、特許請求の範囲及び明細書に記載された事項の範囲内で、適宜修正を加えることが可能であることは言うまでも無い。
101、102、103、104、105、106及び107…排気浄化装置、111…排気浄化手段、120…導入管、121…屈曲部(導入管)、122…上流領域、130…排出管、140…燃焼器、141…開口部、142…突出部、143…燃焼室を含む部材、144…抵抗部材、145…屈曲部(突出部)、150…還元剤噴射手段、160…放熱板、200…内燃機関、並びに210…排気管。

Claims (13)

  1. 内燃機関からの排気に含まれる有害物質を低減する排気浄化手段と、前記排気浄化手段へと前記排気を導く導入管と、前記排気浄化手段から前記排気を排出する排出管と、燃料の燃焼によって燃焼ガスを生成させる燃焼室及び前記燃焼室と連通し且つ前記導入管の内部に突出し且つ先端に開口部が形成されている突出部を有し、前記開口部を通して前記導入管の内部に前記燃焼ガスを供給するように構成された燃焼器と、を備え、前記燃焼器において前記燃焼室から前記開口部へと前記燃焼ガスが流動する方向である燃焼ガス方向と、前記上流領域において前記排気が流動する方向である排気方向と、が鋭角をなしている排気浄化装置であって、
    前記導入管は、少なくとも1つの屈曲部を有し、
    前記突出部は、前記導入管の前記屈曲部において前記導入管の内部に突出しているか、又は、前記導入管の前記屈曲部の前記内燃機関側に隣接する前記導入管の領域である上流領域において前記導入管の内部に突出している、
    排気浄化装置。
  2. 請求項1に記載された排気浄化装置であって、
    前記突出部は、前記導入管の前記屈曲部の外側の領域である外側屈曲領域において前記導入管の内部に突出しているか、又は、前記導入管の内部を流れる前記排気の流動方向に沿って前記外側屈曲領域よりも前記内燃機関に近い前記上流領域である外側上流領域において前記導入管の内部に突出している、
    排気浄化装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載された排気浄化装置であって、
    前記燃焼ガス方向と前記排気方向とがなす角度は、35°以上であり且つ85°以下である、
    排気浄化装置。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載された排気浄化装置であって、
    前記開口部と交差し且つ前記導入管の中心軸と直交する断面のうち少なくとも1つの断面による前記導入管の断面積である開口部近傍断面積は、前記突出部が前記導入管の内部に突出している領域の前記内燃機関側に隣接する前記導入管の領域における前記導入管の中心軸と直交する断面による前記導入管の断面積である開口部上流断面積よりも小さい、
    排気浄化装置。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載された排気浄化装置であって、
    前記排気浄化装置は、前記開口部を通して前記導入管の内部に供給される前記燃焼ガスの流れを妨げて圧力損失を生じさせる構造を有する部材である抵抗部材を更に備える、
    排気浄化装置。
  6. 請求項5に記載された排気浄化装置であって、
    前記抵抗部材は、スリット、コンバージェント・ノズル、オリフィス、縮管、パンチング板、メッシュ板及びルーバからなる群より選ばれる少なくとも一種の部材である、
    排気浄化装置。
  7. 請求項6に記載された排気浄化装置であって、
    前記抵抗部材は、スリット、コンバージェント・ノズル、オリフィス及び縮管からなる群より選ばれる少なくとも一種の部材である、
    排気浄化装置。
  8. 請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載された排気浄化装置であって、
    前記排気浄化手段は、還元剤による還元反応により前記有害物質を低減させる還元触媒を含み、
    前記排気浄化装置は、前記突出部よりも前記内燃機関に近い箇所において前記導入管の内部に前記還元剤を噴射する還元剤噴射手段を更に備える、
    排気浄化装置。
  9. 請求項8に記載された排気浄化装置であって、
    前記排気浄化装置は、前記導入管の内部の前記還元剤噴射手段と前記排気浄化手段との間の領域において前記突出部と熱伝導可能に取り付けられた放熱板を更に備える、
    排気浄化装置。
  10. 請求項9に記載された排気浄化装置であって、
    前記放熱板は、パンチング板及びメッシュ板からなる群より選ばれる少なくとも一種の部材である、
    排気浄化装置。
  11. 請求項1乃至請求項10の何れか1項に記載された排気浄化装置であって、
    前記突出部は、少なくとも1つの屈曲部を有する、
    排気浄化装置。
  12. 請求項11に記載された排気浄化装置であって、
    前記突出部の前記屈曲部は、前記突出部の先端に形成されており、
    前記開口部は、前記突出部の前記屈曲部の前記燃焼室とは反対側の先端に形成されている、
    排気浄化装置。
  13. 請求項12に記載された排気浄化装置であって、
    前記突出部の前記屈曲部は、前記開口部を通して前記導入管の内部に供給される前記燃焼ガスの流動方向が前記導入管の内部の前記開口部の周囲における前記排気の流動方向と平行となるように構成されている、
    排気浄化装置。
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