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JP2018060699A - 積層型二次電池の製造方法 - Google Patents

積層型二次電池の製造方法 Download PDF

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JP2018060699A JP2016197711A JP2016197711A JP2018060699A JP 2018060699 A JP2018060699 A JP 2018060699A JP 2016197711 A JP2016197711 A JP 2016197711A JP 2016197711 A JP2016197711 A JP 2016197711A JP 2018060699 A JP2018060699 A JP 2018060699A
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阿部 誠
Makoto Abe
阿部  誠
西村 悦子
Etsuko Nishimura
悦子 西村
野家 明彦
Akihiko Noie
明彦 野家
新平 尼崎
Shimpei Amagasaki
新平 尼崎
和明 直江
Kazuaki Naoe
和明 直江
祐介 加賀
Yusuke Kaga
祐介 加賀
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Abstract

【課題】短絡防止及び体積エネルギー密度に優れた積層型二次電池の製造方法の提案すること。【解決手段】正極および負極が積層されて構成される積層型二次電池の製造方法であって、正極は、正極端子部および正極積層部を有し、負極は、負極端子部および負極積層部を有し、正極積層部および負極積層部の大きさが異なり、正極または負極にセパレータが形成されており、積層方向から見たときに、正極端子部および負極端子部は異なる位置に形成され、積層冶具用くぼみを有する積層冶具をセットする工程と、セパレータが形成された正極または負極の正極端子部または負極端子部の上面方向および側面方向を積層冶具用くぼみに合わせてセットする工程と、正極および負極を積層させて積層型二次電池を作製する工程と、を含む積層型二次電池の製造方法。【選択図】図3

Description

本発明は、積層型二次電池の製造方法に関する。
電池自動車等に用いられる二次電池の形状として、捲回円筒型、捲回角型、積層型等があげられる。積層型二次電池に関する技術として、例えば、特許文献1には、次のような技術が開示されている。二次電池のケース内に正極用位置決め部材40及び負極用位置決め部材50を設けた。正極用位置決め部材40及び負極用位置決め部材50は、金属シート121,131の一辺121e,131eの延びる方向において、タブ部12f,13fの両側に配置される一対の支持部41,51を有している。そして、一対の支持部41,51に、タブ部12f,13fの外縁部と接するとともに、タブ部12f,13fの外縁部の形状に沿った形状の接触部42,52を形成した。また、特許文献2には、次のような技術が開示されている。二次電池10の電極組立体14は、正極集電タブ31及び負極集電タブ32が、電極組立体14にそれぞれ積層されるとともに、積層方向の最外の正極集電タブ31及び負極集電タブ32に正極導電部材35及び負極導電部材36が溶接されている。積層された全ての正極集電タブ31及び積層された全ての負極集電タブ32には、各導電部材35,36が電気的に接続された位置よりも先端側に積層方向に貫通する貫通孔31a,32aが形成されている。
特開2013−187141号公報
特許文献1では、正極板12及び負極板13とは別に、セパレータ14の一方の縁部141を、正極用位置決め部材40の一対の第3接触部42c及び負極用位置決め部材50の一対の第3接触部42cに接触させて、セパレータ14を正極板12及び負極板13に対して予め定められた位置に位置決めしているため、電極板の位置ずれによる短絡が発生する可能性がある。
一方、特許文献2では、セパレータ23は袋状に形成されるとともに、このセパレータ23内には正極シート21が、正極集電タブ31が袋の上部から突出する状態で収容されることで、正極シート21は、セパレータ23に対して正極シート21の面に沿う方向において位置ずれが起きないようにされているが、貫通孔を用いて電極の位置を合わせているため、電極集電タブのサイズが大きくなり、体積エネルギー密度が低下する可能性がある。
本発明の目的は、積層型二次電池の短絡防止及び体積エネルギー密度を向上させることを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の特徴は、例えば以下の通りである。
正極および負極が積層されて構成される積層型二次電池の製造方法であって、正極は、正極端子部および正極積層部を有し、負極は、負極端子部および負極積層部を有し、正極積層部および負極積層部の大きさが異なり、正極または負極にセパレータが形成されており、積層方向から見たときに、正極端子部および負極端子部は異なる位置に形成され、積層冶具用くぼみを有する積層冶具をセットする工程と、セパレータが形成された正極または負極の正極端子部または負極端子部の上面方向および側面方向を積層冶具用くぼみに合わせてセットする工程と、正極および負極を積層させて積層型二次電池を作製する工程と、を含む積層型二次電池の製造方法。
本発明により、積層型二次電池の短絡防止及び体積エネルギー密度を向上できる。上記した以外の課題、構成及び効果は以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の一実施形態に係る積層型二次電池の一例を示す平面模式図である。 図1のA−A’面の断面構造図である。 本発明の一実施形態にかかる積層型二次電池の冶具を用いた積層手順を示す平面模式図である。 本発明の一実施形態にかかる端子部の切欠形状を示す平面模式図である。 本発明の一実施形態にかかる積層型二次電池の一例を示す平面模式図である。
以下、図面等を用いて、本発明の実施形態について説明する。以下の説明は本発明の内容の具体例を示すものであり、本発明がこれらの説明に限定されるものではなく、本明細書に開示される技術的思想の範囲内において当業者による様々な変更および修正が可能である。また、本発明を説明するための全図において、同一の機能を有するものは、同一の符号を付け、その繰り返しの説明は省略する場合がある。
本発明では、主にリチウムイオン二次電池の構造について実施形態を説明するが、リチウムイオン二次電池に限らず、ニッケル水素電池、ニッケルカドミウム電池、鉛電池、リチウムイオン電池、ナトリウムイオン電池等の二次電池や一次電池においても固体電解質を用いた電池であれば適用可能である。
図1は、本発明の一実施形態に係る積層型二次電池の一例を示す平面模式図である。図2は、図1のA−A’面の断面構造図であり、本発明の一実施形態に係る積層型二次電池の一例を示す断面模式図である。上面方向および側面方向を図1のように定義する。積層方向および面内方向を図2のように定義する。
図1において、積層型二次電池10は、正極101、負極201、を有する。正極101は正極積層部102、正極端子部103を有し、負極201は負極積層部202、負極端子部203を有する。正極101および負極201を電極、正極積層部102および負極積層部202を電極積層部、正極端子部103および負極端子部203を電極端子部、と称する場合がある。積層方向から見たときに、正極端子部103および負極端子部203は、積層方向から見たときに異なる位置に形成されている。電極積層部の上面方向に電極端子部が形成されている。
図1では、正極101および負極201の大きさが異なっている。具体的には、正極積層部102および負極積層部202の大きさが異なっている。積層型二次電池10の面内方向において、負極積層部202を正極積層部102に対して大きくしているが、小さくしてもよい。負極積層部202を正極積層部102に対して大きくすることにより、正極101中の正極活物質からのリチウム析出の抑制できる。また、正極101、負極201は各1枚としているが、複数毎に電極端子部を合わせて電極を積層してもよい。
図2では、正極101、負極201を空間的に離して図示しているが、実際の電池では各々の間には空間はほぼなく、面内で接触している。図2において、正極101は、正極集電箔104、正極合材層105、正極セパレータ106を有する。負極201は、負極集電箔204、負極合材層205、負極セパレータ206を有する。正極集電箔104および負極集電箔204を電極集電箔、正極合材層105および負極合材層205を電極合材層、正極セパレータ106および負極セパレータ206をセパレータ、と称する場合がある。正極101および負極201それぞれが、正極セパレータ106および負極セパレータ206を有しているが、一方のみがセパレータを有していてもよい。図2では、正極セパレータ106の大きさおよび正極合材層105の大きさ、負極セパレータ206の大きさおよび負極合材層205の大きさが同一になっているが、同一でなくてもよい。セパレータを塗布で作製する場合、両者の大きさが同一になる場合がある。図2では、積層方向において、正極101、負極201の順に2組積層されているが1組でもよいし、3組以上でもよい。
積層方向の最下部を除く正極集電箔104の両面に正極合材層105、正極セパレータ106が形成されている。積層方向の最下部を除く負極集電箔204の両面に負極合材層205、負極セパレータ206が形成されている。
積層方向の最下部の正極101は正極集電箔104の片面(負極201が配置されている方の面)にのみ正極合材層105、正極セパレータ106が形成されている。積層方向の最上部の負極201は、負極集電箔204の片面(正極101が配置されているの面)にのみ負極合材層205、負極セパレータ206が形成されている。
単位セル20は、正極集電箔104、正極合材層105、正極セパレータ106、負極セパレータ206、負極合材層205、負極集電箔204で構成されている。また、単位セル20は積層方向に対し、胸像反転を繰り返しながら配置されている。本実施例では3組の単位セルで構成されている。
補助線800が電極積層部と電極端子部の境界となっている。正極積層部102は、正極集電箔104、正極合材層105、正極セパレータ106で構成される。正極端子部103も正極集電箔104、正極合材層105、正極セパレータ106で構成されるが、正極集電箔104のみで構成されていてもよい。正極端子部103が正極集電箔104、正極合材層105、正極セパレータ106で構成される場合でも、正極端子部103では、外部接続端子との接続のために、正極集電箔104上に正極合材層105、正極セパレータ106が形成されていない箇所がある。
負極積層部202は、負極集電箔204、負極合材層205、負極セパレータ206で構成される。負極端子部203も負極集電箔204、負極合材層205、負極セパレータ206で構成されるが、負極集電箔204のみで構成されていてもよい。負極端子部203が負極集電箔204、負極合材層205、負極セパレータ206で構成される場合でも、負極端子部203では、外部接続端子との接続のために、負極集電箔204上に負極合材層205、負極セパレータ206が形成されていない箇所がある。
<正極集電箔104>
正極集電箔104には、アルミニウム箔や孔径0.1〜10mmのアルミニウム製穿孔箔、エキスパンドメタル、発泡アルミニウム板などが用いられる。材質は、アルミニウムの他に、ステンレス、チタンなども適用できる。正極集電箔104の厚さは、好ましくは10nm〜1mmである。二次電池のエネルギー密度と電極の機械強度両立の観点から1〜100μm程度が望ましい。
<正極合材層105>
正極合材層105には、少なくともLiの吸蔵・放出が可能な正極活物質が含まれている。正極活物質としては、LiCo系複合酸化物、LiNi系複合酸化物、LiMn系複合酸化物、Li−Co−Ni−Mn系複合酸化物、LiFeP系複合酸化物などが挙げられる。正極合材層105中に、正極合材層105内の電子伝導性を担う導電材や、正極合材層105内の材料間の密着性を確保するバインダ、さらには正極合材層105内のイオン伝導性を確保するための固体電解質を含めてもよい。
正極合材層105を作製する方法として、正極合材層105に含まれる材料を溶媒に溶かしてスラリー化し、それを正極集電箔104上に塗工する。塗工方法に特段の限定はなく、例えば、ドクターブレード法、ディッピング法、スプレー法などの従前の方法を利用できる。また、塗布から乾燥までを複数回行うことにより、複数の正極合材層105を正極集電箔104に積層してもよい。その後、溶媒を除去するための乾燥、正極合材層105内の電子伝導性、イオン伝導性を確保するためのプレス工程を経て、正極合材層105が形成する。
正極合材層105の厚さは全固体電池のエネルギー密度、レート特性、入出力特性に応じて設計するが、一般的には数μm〜数百μmのサイズとなる。正極合材層105に含まれる正極活物質等の材料の粒径は、正極合材層105の厚さ以下になるように規定される。正極活物質粉末中に正極合材層105の厚さ以上の粒径を有する粗粒がある場合、ふるい分級、風流分級などにより粗粒を予め除去し、正極合材層105の厚さ以下の粒子を用意する。
<負極集電箔204>
負極集電箔204には、銅箔や孔径0.1〜10mmの銅製穿孔箔、エキスパンドメタル、発泡銅板などが用いられ、材質は、銅の他に、ステンレス、チタン、ニッケルなども適用できる。負極集電箔204の厚さは、好ましくは10nm〜1mmである。全固体電池のエネルギー密度と電極の機械強度両立の観点から1〜100μm程度が望ましい。
<負極合材層205>
負極合材層205には、少なくともLiの吸蔵・放出が可能な負極活物質が含まれている。負極活物質としては、天然黒鉛、ソフトカーボン、非晶質炭素などの炭素系材料、Si金属やSi合金、チタン酸リチウム、リチウム金属などが上げられる。負極合材層205中に、負極合材層205内の電子伝導性を担う導電材や、負極合材層205内の材料間の密着性を確保するバインダ、さらには負極合材層205内のイオン伝導性を確保するための固体電解質を含めてもよい。
負極合材層205の厚さは全固体電池のエネルギー密度、レート特性、入出力特性に応じて設計するが、一般的には数μm〜数百μmのサイズとなる。負極合材層205に含まれる正極活物質等の材料の粒径は、負極合材層205の厚さ以下になるように規定される。正極活物質粉末中に負極合材層205の厚さ以上の粒径を有する粗粒がある場合、ふるい分級、風流分級などにより粗粒を予め除去し、負極合材層205の厚さ以下の粒子を用意する。
<セパレータ>
正極セパレータ106、負極セパレータ206には固体電解質が含まれる。固体電解質として、Li10GePS12、Li2S−Pなどの硫化物系、Li−La−Zr−Oなどの酸化物系、イオン液体や常温溶融塩などを有機高分子や無機粒子などに担持させたポリマー型、半固体電解質等、二次電池の動作温度範囲内で流動性を示さない材料が挙げられる。固体電解質層は、粉体の圧縮、結着材との混合、スラリー化した固体電解質層の離型材への塗布や担持体への含浸などにより形成する。固体電解質層の厚さは二次電池のエネルギー密度、電子絶縁性の確保等の観点から数nm〜数mmのサイズとなる。
図3は、本発明の一実施形態にかかる積層型二次電池の冶具を用いた積層手順を示す平面模式図である。積層冶具300は、積層型二次電池10の製造工程において、電極をずれなく積層するために用いる冶具である。
積層冶具300は、積層冶具用くぼみ310を有する。積層冶具300は、正極端子部103および負極端子部203の上面方向の辺および側面方向の辺のみを規定する形状を有しており、正極積層部102および負極積層部202とは接触しない構造を有している。換言すれば、電極端子部の上面方向の長さよりも、積層冶具用くぼみ310の上面方向の長さが短くなるように設計されている。積層冶具300は、正極積層部102および負極積層部202と接触させてもよい。積層冶具300を正極積層部102および負極積層部202と接触させない構造とすることにより、電極端子部で位置合わせをするための積層冶具300を用いた場合においても、電極積層部の上面を電極で揃えることなく、電極の位置合わせが可能となる。
また、正極と負極と大きさが異なり、電極上にセパレータが形成された電極を積層冶具300にセットしているため、電極の位置ずれによる短絡を低減できる。また、正極端子部103および負極端子部203の上面方向の辺および側面方向の辺で電極の位置決めをしているため、正極端子部103および負極端子部203のサイズを小さくして、積層型二次電池の体積エネルギー密度を向上できる。
図3(a)において、積層冶具300がセットされている。 図3(b)において、正極端子部103を積層冶具300の積層冶具用くぼみ310に合わせるように、正極101がセットされる。図3(c)において、負極端子部203を積層冶具300の積層冶具用くぼみ310に合わせるように、負極201がセットされる。図3(b)および図3(c)の工程が繰り返されて、複数の正極101および複数の負極201が積層された電極群が形成される。
図3(d)において、正極101同士、負極201同士の電極端子部が接続される。具体的には、積層冶具300に正極101および負極201を積層した後、積層冶具300に正極101および負極201が収納された状態で、正極端子部103および負極端子部203と外部接続端子400とを接合している。その場合、積層冶具300にセットした状態で電極端子部に外部接続端子400を接続することで、位置ずれをより防止できる。さらに、電極端子部に外部接続端子400を接続する際に、正極端子部103または負極端子部203と外部接続端子400との接合箇所を2か所以上とすることで、電極の位置ずれを防止できる。
電極端子部には位置合わせの精度を向上するために切欠を付けることもできる。図4は、本発明の一実施形態にかかる端子部の切欠形状を示す平面模式図である。
図4(a)では、電極端子部の上辺に半円状の切欠320を2つ設けられている。この切欠320と逆の形状を積層冶具300に形成しておくことで、この切欠320を目印に位置合わせの精度を向上できる。
図4(b)では、電極端子部の左右辺に三角形の切欠320が設けられている。図4(a)と同様に位置合わせの精度を向上できるだけでなく、切欠320の形状を鋭角とすることにより、より位置合わせ精度を向上できる。また、電極を積層するために電極を積層冶具300にセットする時の電極集電箔の切れ等を低減することを目的に、左右の切欠の位置をずらして配置した。鋭角の部分から電極集電箔の切れが発生しやすく、切欠320の位置がそろっていると鋭角の部分の幅が短くなってしまうため、切れやすくなる。電極集電箔の切れを緩和するために左右の切欠の位置をずらして配置している。
図4(c)では、左右辺に半六角形の切欠320が設けられている。極を積層するために電極を積層冶具300にセットする時の電極集電箔の切れを低減することを最優先とした形状であり、電極端子部が小幅になった際に好ましく適用できる。
積層冶具300の代わりに積層型二次電池10の位置決め外装材500を用いることで、積層冶具300を用いずに電極の位置合わせの精度を向上できる。図5は、本発明の一実施形態にかかる積層型二次電池の一例を示す平面模式図である。正極101および負極201は、位置決め外装材500および対面外装材501に収納されている。
図5では、位置決め外装材500に外装材用くぼみ510をつけて電極端子部の収納位置を規定することで、電極の位置合わせの精度を向上できる。その際、位置決め外装材500に形成した外装材用くぼみ510を電極端子部と略同等、または、外装材用くぼみ510を正極積層部102および負極積層部202とは接触しない構造、とすることで、積層冶具300を用いずに電極端子部での位置合わせが可能となる。電極の位置合わせの精度を高めるためには、位置決め外装材500に形成する外装材用くぼみ510の各々の角を直角にすることが望ましい。この場合、電極積層部を収納するための外装材用くぼみ510を設けてもよいが、電極積層部を収納する領域の外装材用くぼみ510の角は直角にする必要はない。
10…積層型二次電池
20…単位セル
101…正極
102…正極積層部
103…正極端子部
104…正極集電箔
105…正極合材層
106…正極セパレータ
201…負極
202…負極積層部
203…負極端子部
204…負極集電箔
205…負極合材層
206…負極セパレータ
300…積層冶具
310…積層冶具用くぼみ
320…切欠
400…外部接続端子
500…位置決め外装材
501…対面外装材
510…外装材用くぼみ
800…補助線

Claims (6)

  1. 正極および負極が積層されて構成される積層型二次電池の製造方法であって、
    前記正極は、正極端子部および正極積層部を有し、
    前記負極は、負極端子部および負極積層部を有し、
    前記正極積層部および前記負極積層部の大きさが異なり、
    前記正極または前記負極にセパレータが形成されており、
    積層方向から見たときに、前記正極端子部および前記負極端子部は異なる位置に形成され、
    積層冶具用くぼみを有する積層冶具をセットする工程と、
    前記セパレータが形成された前記正極または前記負極の前記正極端子部または前記負極端子部の上面方向および側面方向を前記積層冶具用くぼみに合わせてセットする工程と、
    前記正極および前記負極を積層させて積層型二次電池を作製する工程と、を含む積層型二次電池の製造方法。
  2. 請求項1の積層型二次電池の製造方法において、
    前記積層冶具用くぼみの上面方向の長さは前記セパレータが形成された前記正極または前記負極の前記正極端子部または前記負極端子部の上面方向の長さより小さい積層型二次電池の製造方法。
  3. 請求項1の積層型二次電池の製造方法において、
    積層方向から見たときに、前記セパレータと前記セパレータが形成された前記正極または前記負極の 前記正極積層部または前記負極積層部との大きさが同一である積層型二次電池の製造方法。
  4. 請求項1の積層型二次電池の製造方法において、
    前記積層冶具に前記正極および前記負極を積層した後、前記積層冶具に前記正極および前記負極が収納された状態で、前記正極端子部および前記負極端子部と外部接続端子とを接合する工程を含む積層型二次電池の製造方法。
  5. 請求項1の積層型二次電池の製造方法において、
    前記正極端子部または前記負極端子部と前記外部接続端子との接合箇所が2か所以上である積層型二次電池の製造方法。
  6. 請求項1の積層型二次電池の製造方法において、
    前記積層冶具が前記正極および前記負極を収納する位置決め外装材である積層型二次電池の製造方法。
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