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JP2018058618A - 包装袋 - Google Patents

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JP2018058618A
JP2018058618A JP2016198034A JP2016198034A JP2018058618A JP 2018058618 A JP2018058618 A JP 2018058618A JP 2016198034 A JP2016198034 A JP 2016198034A JP 2016198034 A JP2016198034 A JP 2016198034A JP 2018058618 A JP2018058618 A JP 2018058618A
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志歩 佐々
Shiho Sasa
志歩 佐々
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Toppan Inc
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Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

【課題】使用可能な積層体の範囲が広く、どのような積層体を用いた場合であっても確実に注出口を開口することができる包装袋を提案するものである。【解決手段】積層体からなる表面材2と裏面材3の、シール面同士を対向させ、両側辺6a、6bと天辺5と底辺7をシールしてなる矩形状の包装袋であって、一辺の側辺6a上部に切り裂き開口予定部16を有し、切り裂き開口予定部16は、側辺シール部の内側端縁に沿って未シール部を開封するものであり、表裏面材の幅方向略中央部であり、かつ天辺のシール部近傍に、棒状の突起12、13を有することを特徴とする包装袋である。【選択図】図1

Description

本発明は、包装袋に関し、特に液体の内容物を収納した場合の注出性や、粒状の内容物を収納した場合の取出し性に優れた包装袋に関する。
各種合成樹脂や紙、アルミニウム箔などを貼り合せた積層材料を、袋状に製袋した軟包装袋が、さまざまな内容物を収納するために用いられている。中でもシャンプーやリンスなど液状のトイレタリー用品を収納し、自立するように加工したいわゆるスタンディングパウチは、その代表的なものである。
シャンプーやリンスなどを収納したスタンディングパウチは、詰め替え用として用いられるものが多く、正規のボトル容器などに移し替えて使用する場合が多い。しかしこれらの液体類は、しばしば粘度が高いため、注出に時間がかかることが問題となっていた。
そこで、注出口の閉塞を防ぎ、開口を広く保つためのさまざまな技術が提案されている。特許文献1に記載された可撓性の袋は、注出路に折畳部を設け、注出時に注出路が大きく広がるようにした包装袋である。
特許文献2の袋及びその製造方法には、注出路にパイプを取り付けた包装袋及びその製造方法が記載されている。特許文献1に記載された包装袋も、特許文献2に記載された包装袋もいずれも注出性の改善という点においては、効果を発揮するものである。
しかしながら、特許文献1に記載された包装袋は、製袋工程において、包装材料を所定の形状に折り畳むための大掛かりな装置が必要であり、製造工程が煩雑であるという欠点があった。
また、特許文献2に記載された包装袋は、包装材料以外に別途パイプが必要であるため、材料費がかさむという問題がある。また、充填機において内容物を充填する段階で、包装袋をスタッカーに積み上げる際に、注出口部分の厚さのみが厚いため、多くの枚数を整然と積み上げることが出来ないという問題もあった。
そこで、これらの問題を解決するために、出願人は、包装材料以外に特殊な材料を使用せず、また大掛かりな製造装置も必要とせず、包装袋の段階では平坦でありながら、注出時には注出路が広く開口する新規な包装袋を提案すべく、種々検討を行った。
具体的には、包装袋の表裏面材において、他方の側辺と天辺とがなす隅角部から、切り裂き開口予定部の下端へ向かって斜めに下降し、幅方向略中央部に至る、包装袋外方に凸の第一山折線と、第一山折線の終点から切り裂き開口予定部の下端に至る、包装袋外方に凹の第一谷折線と、第一山折線の終点から切り裂き開口予定部の中間部に至る第二山折線とを有し、切り裂き開口予定部を切り裂いて開口した後、天辺の略中央部を下方に押圧することにより、第一山折線、および第二山折線が山折に、また第一谷折線が谷折に折れて、開口部が菱形形状または逆三角形形状に開口することを特徴とする包装袋を提案したものである。
この包装袋は、包装材料以外にパイプ等の特殊な材料を使用せず、また大掛かりな製造装置も必要とせず、包装袋の段階では平坦でありながら、注出時には注出路が広く開口するという特徴を備えている。しかし、天辺の略中央部を下方に押圧するだけで、逆三角形
状の開口を得るためには、包装袋を構成する積層材料の硬さやコシの強さにおいて、最適な範囲が狭く、微妙な調節を必要とすることが判明した。
すなわち、積層体のコシが強すぎる場合には、使用時にパウチ天面部を押圧しても完全に押圧し切れなかったり、すぐに元の形状に戻ってしまうという問題があった。また逆に、積層体の厚さが薄くてコシが弱い場合には、使用時にパウチ天面部を押圧しても、開口部を大きく開かせる位置以外も折られてしまったり、開口が歪んでしまったりする。
特開平4−215957号公報 特開平5−132069号公報
本発明は、上記の問題点を解決しようとするものであり、使用可能な積層体の範囲が広く、どのような積層体を用いた場合であっても確実に注出口を開口することができる包装袋を提案するものである。
上記の課題を解決するための手段として、請求項1に記載の発明は、積層体からなる表面材と裏面材の、シール面同士を対向させ、両側辺と天辺と底辺をシールしてなる矩形状の包装袋であって、一辺の側辺上部に切り裂き開口予定部を有し、該切り裂き開口予定部は、該側辺シール部の内側端縁に沿って未シール部を開封するものであり、表裏面材の幅方向略中央部であり、かつ前記天辺のシール部近傍から下方向に棒状の突起を有することを特徴とする包装袋である。
本発明に係る包装袋は、表裏面材上部に棒状の突起を設置したことにより、この棒状の突起が骨の役割を果たし、安定して開口部を大きく開口させることができる。
また、請求項2に記載の発明は、1枚の積層体のシール面を内側にして折り曲げた折り返し部を天辺として、表面材と裏面材を形成し、両側辺と底辺をシールしてなる矩形状の包装袋であって、一辺の側辺上部に切り裂き開口予定部を有し、該切り裂き開口予定部は、該側辺シール部の内側端縁に沿って未シール部を開封するものであり、表裏面材の幅方向略中央部であり、かつ前記折り返し部近傍から下方向に棒状の突起を有することを特徴とする包装袋である。
また、請求項3に記載の発明は、天辺のシール部の下端に沿って天辺折畳用折線を有し、天辺のシール部を折畳むことが可能であることを特徴とする請求項1に記載の包装袋である。
また、請求項4に記載の発明は、一辺の側辺上部に切り裂き開口予定部を有し、表裏面材において、他方の側辺と天辺とがなす隅角部から、前記切り裂き開口予定部の下端へ向かって斜めに下降し、前記棒状の突起の下端に至る、包装袋外方に凸の第一山折線と、前記棒状の突起の下端から前記切り裂き開口予定部の中間部に至る第二山折線とを有し、前記切り裂き開口予定部を切り裂いて開口した後、天辺の略中央部を下方に押圧することにより、前記第一山折線、および第二山折線が山折に折れて、開口部が菱形形状または逆三角形形状に開口することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の包装袋である。
また、請求項5に記載の発明は、表裏面材において、前記棒状の突起の下端から幅方向略中央部を底辺に至る第三山折線を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の包装袋である。
また、請求項6に記載の発明は、前記表面材および裏面材が、紙層を含む積層体であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の包装袋である。
また、請求項7に記載の発明は、底辺に折込片を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の包装袋である。
また、請求項8に記載の発明は、前記切り裂き開口予定部が、一部分が突出した側辺に沿って形成されており、開口後は、開口部が本体から突出した注出筒を形成することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の包装袋である。
また、請求項9に記載の発明は、前記棒状の突起が、合成樹脂製の棒であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の包装袋である。
また、請求項10に記載の発明は、前記棒状の突起が、合成樹脂を含むニスを厚盛りしたものであることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の包装袋である。
また、請求項11に記載の発明は、前記棒状の突起が、積層体に設けたエンボスであることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の包装袋である。
本発明に係る包装袋は、表裏面材の幅方向略中央部であり、かつ前記天辺のシール部近傍から下方向に棒状の突起が設けられているので、切り裂き開口予定部を切り裂き、開口部を形成した後、天面を下方に押圧することにより、棒状の突起が骨の役割を果たして、開口部の開口を広く保つことができる。このため、注出作業が安定し、また短時間で行うことができる。
棒状の突起が骨の役割を果たすため、表裏面材の材質やコシの強さなどの影響を受け難く、使用可能な面材の幅が広がった。
請求項2に記載の発明のように、1枚の積層体のシール面を内側にして折り曲げた折り返し部を天辺として、表面材と裏面材を形成した場合には、天辺にシール部が存在しないので、開口部が大きく開口しやすくなるという効果がある。
請求項3に記載の発明のように、天辺のシール部の下端に沿って天辺折畳用折線を設け、天辺のシール部を折畳むことを可能とした場合には、開口部を開く時に、天辺を下方に押さえつけて、開口部の開口を安定させる操作がし易くなる。
また、請求項4に記載の発明のように、表裏面材において、他方の側辺と天辺とがなす隅角部から、前記切り裂き開口予定部の下端へ向かって斜めに下降し、前記棒状の突起の下端に至る、包装袋外方に凸の第一山折線と、前記棒状の突起の下端から前記切り裂き開口予定部の中間部に至る第二山折線とを設けた場合には、開口部が、菱形形状または逆三角形形状に開口するとともに、開口が保持され、注出操作がさらに容易になる。
また、請求項5に記載の発明のように、表裏面材において、前記棒状の突起の下端から幅方向略中央部を底辺に至る第三山折線を設けた場合には、包装袋本体が広がり易くなり、表裏面材の付着による注出時間の延長を防止する効果がある。
請求項6に記載の発明のように、表面材および裏面材が、紙層を含む積層体である場合には、積層体の形状保持性が良好となり、注出性が高まるばかりでなく、包装袋が紙容器
としての扱いになるため、使用後の包装袋の廃棄処理が容易となる。
請求項7に記載の発明のように、底辺に折込片を設けた場合には、自立性が付与されるとともに、包装袋の容積が増す。
請求項8に記載の発明のように、切り裂き開口予定部を、一部分が突出した側辺に沿って形成し、開口後は、開口部が本体から突出した注出筒を形成するようにした場合には、注出筒をボトル容器に挿入して注出する操作がやり易くなり、詰替え容器としての利便性が高まる。
図1は、本発明に係る包装袋の最も基本的な実施態様を示した斜視説明図である。 図2は、図1に示した包装袋の未開封の状態を示した平面説明図である。 図3は、本発明に係る包装袋の他の実施態様を示した斜視説明図である。 図4は、図3に示した包装袋の未開封の状態を示した平面説明図である。 図5は、本発明に係る包装袋の他の実施態様を示した斜視説明図である。 図6は、図5に示した包装袋の未開封の状態を示した平面説明図である。 図7は、本発明に係る包装袋の他の実施態様を示した平面説明図である。 図8は、本発明に係る包装袋の他の実施態様を示した平面説明図である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る包装袋について詳細に説明する。図1は、本発明に係る包装袋の最も基本的な実施態様を示した斜視説明図であり、図2は、図1に示した包装袋の未開封の状態を示した平面説明図である。
本発明に係る包装袋1は、積層体からなる表面材2と裏面材3の、シール面同士を対向させ、両側辺6a、6bと天辺5と底辺7をシールしてなる矩形状の包装袋である。
一辺の側辺、この図では左側の側辺6aの上部に切り裂き開口予定部16を有し、切り裂き開口予定部16は、側辺シール部の内側端縁に沿って未シール部を開封するものである。本発明に係る包装袋1は、表裏面材2、3の幅方向略中央部であり、かつ天辺のシール部の近傍に、棒状の突起12、13を有することを特徴とする。
開口用ノッチ17から、切り裂き開口予定部16に沿って開封し、開口部18を形成した後、天辺の略中央部を下方に押圧することにより、図1に示したように、開口部18は広く開口する。
このように、本発明に係る包装袋においては、表裏面材に取り付けた棒状の突起12、13が骨の役割を果たすため、表裏面材2、3の材質や厚さ、コシの強さといった性状に左右されることなく、安定的に広い開口部18を得ることができる。
切り裂き開口予定部16には、表裏面材の表面に刃物やレーザーで形成した傷を設けると、この傷に沿って円滑に開封することができる。開封開始部には、開口用ノッチ17を
設けてもよい。
図3は、本発明に係る包装袋の他の実施態様を示した斜視説明図であり、図4は、図3に示した包装袋の未開封の状態を示した平面説明図である。図3、4に示した実施態様においては、1枚の積層体のシール面を内側にして折り曲げた折り返し部8を天辺5として、表面材2と裏面材3を形成し、両側辺6a、6bと底辺7をシールしてなる矩形状の包装袋であって、一辺の側辺、この場合は左側の側辺6aの上部に切り裂き開口予定部16を有し、切り裂き開口予定部16は、側辺シール部6aの内側端縁に沿って未シール部を開封するものであり、表裏面材の幅方向略中央部であり、かつ折り返し部8の近傍から下方向に棒状の突起12、13が設けられていることを特徴とする。
この実施態様においては、図1、2に示した例と異なり、天辺5にシール部が存在しないため、開口部18は、より開口し易くなる。
図3、4に示した実施態様においては、さらに底辺7に折込片4を有する。折込片4は、積層体のシール面を外側にして逆V字型に折ったものを表面材2と裏面材3の間に挿入したものであり、これにより底面が広がるため、自立性の包装袋とすることができる。また、包装袋の収納可能な容積が増す。折込片4は、底テープと称する場合もある。
なお、棒状の突起12、13としては、合成樹脂製の棒でも良いし、合成樹脂を含むニスを厚盛りしたものでも良い。また、包装袋を構成する積層体にエンボスを施したものでも良い。
棒状の突起として、合成樹脂製の棒を用いる場合、その材質、形状には特に制約はなく任意であり、その取り付け方法についても、特に制約はない。表裏面材の外面に取り付けるか、内面に取り付けるかについても、どちらでも良い。
棒状の突起12、13を表裏面材の内面に取り付ける場合には、表裏面材のシーラント層とヒートシールが可能な材質にしておくと、ヒートシールによって簡単に取り付けることができる。表裏面材の外面に取り付ける場合には、表裏面材の最外面に対して、ヒートシールしても良いし、接着剤あるいは、粘着剤を用いても良い。
棒状の突起12、13の断面形状についても特に制約はないが、取付の容易さから見れば、円形や楕円形の断面形状よりも、矩形断面か、少なくとも取付面が平面である断面形状であることが望ましい。
棒状の突起12、13として合成樹脂を含むニスを厚盛りしたものを用いる場合も、その材質、形状には特に制約はなく任意であり、表裏面材の外面に取り付けるか、内面に取り付けるかについても、どちらでも良い。
合成樹脂を含むニスとしては、骨としての役割を果たす上で、乾燥後の皮膜が、硬くて丈夫なものが良いことは、言うまでもない。また、固形分がなるべく高いものが望ましい。このような要求を満たすものとして、固形分が100%の紫外線硬化型ニスは、好適に用いられるものである。
棒状の突起12、13として、包装袋を構成する積層体にエンボスを施したものを用いる場合にも、その太さや形状については、特に制約はなく、包装袋の外側に凸の形状であっても良いし、内側に凸の形状であっても良い。また、凹凸の両方を含むような形状であっても良い。
積層体にエンボスを形成する方法としては、雄雌の金型に挟んで熱プレスする方法が一般的である。
図5は、本発明に係る包装袋の他の実施態様を示した斜視説明図であり、図6は、図5に示した包装袋の未開封の状態を示した平面説明図である。図5、6に示した実施態様においては、天辺5のシール部の下端に沿って天辺折畳用折線15を有し、天辺5のシール部を折畳むことが可能であることを特徴とする。
このようにした事により、開封時に天辺5を押圧したときに、天辺5のシール部が容易に倒れて邪魔にならず、また開口も円滑に行われる。
また、表裏面材2、3において、他方の側辺6bと天辺5とがなす隅角部から、切り裂き開口予定部16の下端へ向かって斜めに下降し、棒状の突起12、13の下端に至る、包装袋外方に凸の第一山折線9と、棒状の突起12、13の下端から切り裂き開口予定部16の中間部に至る第二山折線10とを有する。
切り裂き開口予定部16を切り裂いて開口した後、天辺5の略中央部を下方に押圧することにより、第一山折線9、および第二山折線10が山折に折れて、開口部18が菱形形状または逆三角形形状に開口することを特徴とする。
この例では、さらに表裏面材2、3において、棒状の突起12、13の下端から幅方向略中央部を底辺7に至る第三山折線11を有する。また、底辺7には、折込片4を有する。
第一山折線9、第二山折線10を設けることにより、開口部18の開口が菱形形状または逆三角形形状に維持され注出作業がやり易くなる。さらに第三山折線11を加えることにより、開口形状の保持性はさらに高まる。
表裏面材に山折線を形成する方法としては、雄雌の金型に挟んでプレスして折ぐせを付ける方法が最も一般的であるが、プレスに先立って、折線に沿った浅い傷を付けておいても良い。
図7に示した実施態様においては、切り裂き開口予定部16が、一部分が突出した側辺6cに沿って形成されており、開口後は、開口部が本体から突出した注出筒を形成することを特徴とする。またこの例では、切り裂き開口予定部16に付随して、開口用タブ19と開口用ノッチ17を備えている。このようにする事により、開封し易くなると伴に、詰め替え容器として使用した場合に、注出筒を詰め替え先の容器に挿入することができるため、詰め替え作業が安全にまた容易に行えるようになる。
図8に示した実施態様においては、1枚の積層体のシール面を内側にして折り曲げた折り返し部8を天辺として、表面材2と裏面材3を形成し、さらに底辺7には、折込片4を挿入して円弧状にシールした底面部を備えている。このような底面部の構造は、スタンディングパウチと称する自立性の包装袋として一般的なものである。
本発明に係る包装袋の表面材、裏面材、折込片に用いる積層体としては、各種合成樹脂フィルム、アルミニウム箔、紙などを組み合わせて貼り合せた、通常軟包装袋に使用される積層体を用いることができる。基材としては、1層ないしは数層からなる紙や金属箔や合成樹脂フィルムを使用する。一例を挙げれば、低密度ポリエチレン樹脂(LDPE)、高密度ポリエチレン樹脂(HDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE)、ポリプロピレン樹脂(PP)、ポリオレフィン系エラストマー等のポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)、ポリブチレンテレフタレート樹脂(PBT)、ポリエチレンナフタレート樹脂(PEN)等のポリエステル系樹脂、セロハン、三酢酸セルロース(TAC)等のセルロース系樹脂、ポリメチルメタアクリレート(PMMA)樹脂、エチレン−酢酸ビニル系共重合樹脂(EVA)、アイオノマー樹脂、ポリブテン系樹脂、ポリアクリロニトリル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリスチレン系樹脂(PS)、ポリ塩化ビニル系樹脂(PVC)、ポリ塩化ビニリデン系樹脂(PVDC)、ポリカーボネート樹脂(PC)、フッ素系樹脂、ウレタン系樹脂等の合成樹脂フィルム、紙、金属箔等が単体または、複合して使用される。基材には、必要に応じて印刷層や接着剤層が含まれる。
シール面に用いるシーラント層としては、ポリオレフィン系樹脂が一般的に使用され、具体的には、低密度ポリエチレン樹脂、中密度ポリエチレン樹脂、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・αオレフィン共重合体などのエチレン系樹脂や、ホモポリプロピレン樹脂、プロピレン・エチレンランダム共重合体、プロピレン・エチレンブロック共重合体、プロピレン・αオレフィン共重合体などのポリプロピレン系樹脂などが使用される。またこれらの樹脂を複合した多層フィルムが使用されることもある。
積層体の具体的な構成例としては、PET/印刷層/接着剤層/延伸ポリアミド樹脂フィルム(以下ONYと略す)/接着剤層/LLDPEからなる構成のフィルムや、ONY/接着剤層/LLDPE、などが挙げられる。積層体の一部に紙を用いた場合、折ぐせがつき易くなり、形状保持性が向上し、開口状態を維持し易くなる。
本発明に係る包装袋は、シャンプーやリンスなどの詰め替え容器として有用であるほか、大きな開口部が得られるという特徴を生かして、粒状のスナック菓子、あられなどの食品を収納する容器としても好ましく使用できる。
1・・・包装袋
2・・・表面材
3・・・裏面材
4・・・折込片
5・・・天辺
6a・・・左側の側辺、6b・・・右側の側辺、6c・・・突出した側辺
7・・・底辺
8・・・折り返し部
9・・・第一山折線
10・・・第二山折線
11・・・第三山折線
12・・・棒状の突起
13・・・棒状の突起
15・・・天辺折畳用折線
16・・・切り裂き開口予定部
17・・・開口用ノッチ
18・・・開口部
19・・・開口用タブ

Claims (11)

  1. 積層体からなる表面材と裏面材の、シール面同士を対向させ、両側辺と天辺と底辺をシールしてなる矩形状の包装袋であって、
    一辺の側辺上部に切り裂き開口予定部を有し、該切り裂き開口予定部は、該側辺シール部の内側端縁に沿って未シール部を開封するものであり、
    表裏面材の幅方向略中央部であり、かつ前記天辺のシール部近傍から下方向に棒状の突起を有することを特徴とする包装袋。
  2. 1枚の積層体のシール面を内側にして折り曲げた折り返し部を天辺として、表面材と裏面材を形成し、両側辺と底辺をシールしてなる矩形状の包装袋であって、
    一辺の側辺上部に切り裂き開口予定部を有し、該切り裂き開口予定部は、該側辺シール部の内側端縁に沿って未シール部を開封するものであり、
    表裏面材の幅方向略中央部であり、かつ前記折り返し部近傍から下方向に棒状の突起を有することを特徴とする包装袋。
  3. 天辺のシール部の下端に沿って天辺折畳用折線を有し、天辺のシール部を折畳むことが可能であることを特徴とする請求項1に記載の包装袋。
  4. 一辺の側辺上部に切り裂き開口予定部を有し、表裏面材において、他方の側辺と天辺とがなす隅角部から、前記切り裂き開口予定部の下端へ向かって斜めに下降し、前記棒状の突起の下端に至る、包装袋外方に凸の第一山折線と、前記棒状の突起の下端から前記切り裂き開口予定部の中間部に至る第二山折線とを有し、前記切り裂き開口予定部を切り裂いて開口した後、天辺の略中央部を下方に押圧することにより、前記第一山折線、および第二山折線が山折に折れて、開口部が菱形形状または逆三角形形状に開口することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の包装袋。
  5. 表裏面材において、前記棒状の突起の下端から幅方向略中央部を底辺に至る第三山折線を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の包装袋。
  6. 前記表面材および裏面材は、紙層を含む積層体であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の包装袋。
  7. 底辺に折込片を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の包装袋。
  8. 前記切り裂き開口予定部は、一部分が突出した側辺に沿って形成されており、開口後は、開口部が本体から突出した注出筒を形成することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の包装袋。
  9. 前記棒状の突起は、合成樹脂製の棒であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の包装袋。
  10. 前記棒状の突起は、合成樹脂を含むニスを厚盛りしたものであることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の包装袋。
  11. 前記棒状の突起は、積層体に設けたエンボスであることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の包装袋。
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