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JP2018049374A - 紙葉類収納繰出装置、紙葉類処理装置、紙葉類処理方法 - Google Patents

紙葉類収納繰出装置、紙葉類処理装置、紙葉類処理方法 Download PDF

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JP2018049374A
JP2018049374A JP2016183243A JP2016183243A JP2018049374A JP 2018049374 A JP2018049374 A JP 2018049374A JP 2016183243 A JP2016183243 A JP 2016183243A JP 2016183243 A JP2016183243 A JP 2016183243A JP 2018049374 A JP2018049374 A JP 2018049374A
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tape
paper
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feeding
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雄作 橘
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Abstract

【課題】テープ破損の発生を抑制する。
【解決手段】紙葉類収納繰出部20は、テープ21とドラム22とを有し、紙葉類とともにテープ21をドラム22に巻き付けることで紙葉類を収納する収納動作と、テープ21を巻き戻すことで紙葉類を繰り出す繰出動作とを行うように構成される。制御部30は、紙葉類収納繰出部20を制御するように構成され、テープ21のうち紙葉類とともにドラム22に巻き付けられる紙葉類巻き付け区間SSを変更する。
【選択図】図8

Description

ここに開示する技術は、紙葉類収納繰出技術に関する。
従来、紙葉類の収納および繰出を行う紙葉類収納繰出装置が知られている。例えば、特許文献1には、複数の紙葉類を1枚ずつ巻き取るための帯状の巻取部材(テープ)と、その外周面に巻取部材の一端が接続された回転体(ドラム)とを備えた紙葉類収納繰出装置が開示されている。特許文献1の紙葉類収納繰出装置では、巻取部材が回転体の外周面に巻き取られることにより紙葉類が収納され、巻取部材が回転体の外周面から巻き戻されることにより紙葉類が繰り出される。
特開2016−031663号公報
特許文献1のような紙葉類収納繰出装置では、装置寿命の延長などの観点から、テープの破損を発生しにくくすることが求められる。しかしながら、従来、そのような対策は講じられていなかった。
そこで、ここに開示する技術は、テープ破損の発生を抑制することが可能な紙葉類収納繰出技術を提供することを目的とする。
本願発明者は、鋭意研究の結果、紙葉類収納繰出装置において次のような傾向があることを見出した。すなわち、紙葉類収納繰出装置では、テープの特定の領域において紙葉類の収納および繰出が比較的に頻繁に行われる傾向にある。そのため、テープのダメージが特定の箇所に集中しやすい傾向にある。
ここに開示する技術は、紙葉類収納繰出装置に関し、この紙葉類収納繰出装置は、テープとドラムとを有し、送り込まれた紙葉類とともに該テープを該ドラムに巻き付けることで該紙葉類を収納する収納動作と、該テープを巻き戻すことで該紙葉類を繰り出す繰出動作とを行うように構成された紙葉類収納繰出部と、前記紙葉類収納繰出部を制御するように構成され、前記テープのうち前記紙葉類とともに前記ドラムに巻き付けられる紙葉類巻き付け区間を変更する制御部とを備えている。
前記の構成では、紙葉類巻き付け区間を変更することにより、テープにおいて紙葉類の収納および繰出が比較的に頻繁に行われる傾向にある領域を移動させることができる。これにより、テープのダメージを特定の箇所に集中させにくくすることができるので、テープ破損の発生を抑制することができる。
前記制御部は、前記紙葉類巻き付け区間の長さが変化するように該紙葉類巻き付け区間を変更する場合に、前記紙葉類収納繰出部に対して予め定められた収納可能枚数を変更するように構成されていてもよい。
前記の構成では、紙葉類収納繰出部における紙葉類の収納可能枚数は、紙葉類巻き付け区間に収納することができる紙葉類の枚数に依存している。そして、紙葉類巻き付け区間に収納することができる紙葉類の枚数は、紙葉類巻き付け区間の長さに依存している。したがって、紙葉類巻き付け区間の長さの変化に応じて紙葉類収納繰出部の収納可能枚数を変更することにより、紙葉類収納繰出部の収納可能枚数を適切な枚数に設定することができる。
前記制御部は、前記紙葉類巻き付け区間の長さを変化させることなく該紙葉類巻き付け区間を変更するように構成されていてもよい。
前記の構成では、紙葉類巻き付け区間に収納することができる紙葉類の枚数を変更することなく、テープにおいて紙葉類の収納および繰出が比較的に頻繁に行われる傾向にある領域を移動させることができる。これにより、紙葉類収納繰出部の収納可能枚数を変更することなく、テープ破損の発生を抑制することができる。
前記制御部は、前記紙葉類巻き付け区間の開始位置および終了位置のうち少なくとも一方を変更することで該紙葉類巻き付け区間を変更するように構成されていてもよい。
前記制御部は、前記テープのダメージに関するダメージ情報に基づいて前記紙葉類巻き付け区間を変更するように構成されていてもよい。
前記の構成では、テープのダメージに基づいて紙葉類巻き付け区間を適切に変更することができる。これにより、テープのダメージを特定の箇所に集中させにくくすることができるので、テープ破損の発生を抑制することができる。
前記テープには、該テープの長手方向に並ぶ複数のテープ区間が設定されていてもよい。そして、前記制御部は、前記複数のテープ区間毎に前記ダメージ情報を取得し、該複数のテープ区間毎に取得された該ダメージ情報に基づいて前記紙葉類巻き付け区間を変更するように構成されていてもよい。
前記の構成では、テープ区間毎のダメージに基づいて紙葉類巻き付け区間を適切に変更することができる。これにより、テープのダメージを特定の箇所に集中させにくくすることができるので、テープ破損の発生を抑制することができる。
前記制御部は、前記複数のテープ区間のうち前記ダメージが予め定められたダメージ閾値を上回るテープ区間が前記紙葉類巻き付け区間から除外されるように該紙葉類巻き付け区間を変更するように構成されていてもよい。
前記の構成では、複数のテープ区間のうちダメージがダメージ閾値を上回るテープ区間(ダメージ区間)を避けて紙葉類の収納および繰出を行うことができる。これにより、テープのダメージを特定の箇所に集中させにくくすることができるので、テープ破損の発生を抑制することができる。
前記複数のテープ区間毎に取得される前記ダメージ情報は、該テープ区間における前記紙葉類の収納および繰出の回数に関する情報を含んでいてもよい。
前記の構成では、テープ区間における紙葉類の収納および繰出の回数に基づいて紙葉類巻き付け区間を変更することができる。なお、テープ区間における紙葉類の収納および繰出の回数が多くなるに連れて、そのテープ区間に蓄積されるダメージ量が増加する傾向にある。したがって、紙葉類の収納および繰出の繰り返しに起因するテープのダメージに基づいて、紙葉類巻き付け区間を適切に変更することができる。これにより、テープのダメージ(特に紙葉類の収納および繰出の繰り返しに起因するダメージ)を特定の箇所に集中させにくくすることができるので、テープ破損の発生を抑制することができる。
前記紙葉類収納繰出部は、前記ドラムに巻き付けられた前記テープの外周面に摺接することで前記繰出動作において該テープから前記紙葉類を分離させるように構成された分離ガイドを有していてもよい。そして、前記複数のテープ区間毎に取得される前記ダメージ情報は、該テープ区間が前記分離ガイドを通過した回数に関する情報を含んでいてもよい。
前記の構成では、テープ区間が分離ガイドを通過した回数に基づいて紙葉類巻き付け区間を変更することができる。なお、テープ区間が分離ガイドを通過した回数が多くなるに連れて、そのテープ区間に蓄積されるダメージ量が増加する傾向にある。したがって、分離ガイドとの摺接に起因するテープのダメージに基づいて、紙葉類巻き付け区間を適切に変更することができる。これにより、テープのダメージ(特に分離ガイドとの摺接に起因するダメージ)を特定の箇所に集中させにくくすることができるので、テープ破損の発生を抑制することができる。
前記紙葉類収納繰出部は、前記テープに接触することで前記ドラムの軸方向における該テープのずれを規制するように構成された規制ガイドを有していてもよい。そして、前記複数のテープ区間毎に取得される前記ダメージ情報は、該テープ区間が前記規制ガイドを通過した回数に関する情報を含んでいてもよい。
前記の構成では、テープ区間が規制ガイドを通過した回数に基づいて紙葉類巻き付け区間を変更することができる。なお、テープ区間が規制ガイドを通過した回数が多くなるに連れて、そのテープ区間に蓄積されるダメージ量が増加する傾向にある。したがって、規制ガイドとの接触に起因するテープのダメージに基づいて、紙葉類巻き付け区間を適切に変更することができる。これにより、テープのダメージ(特に規制ガイドとの接触に起因するダメージ)を特定の箇所に集中させにくくすることができるので、テープ破損の発生を抑制することができる。
前記紙葉類収納繰出装置は、前記テープの透光度を検知するように構成された透光度センサを備えていてもよい。そして、前記複数のテープ区間毎に取得される前記ダメージ情報は、前記透光度センサによって検知された該テープ区間の透光度に関する情報を含んでいてもよい。
前記の構成では、テープ区間の透光度に基づいて紙葉類巻き付け区間を変更することができる。なお、テープ区間に蓄積されたダメージ量が増加するに連れて、そのテープ区間の透光度が低下する傾向にある。したがって、テープ区間の透光度から推定されるダメージ量(そのテープ区間に蓄積されたダメージ量)に基づいて、紙葉類巻き付け区間を適切に変更することができる。これにより、テープのダメージを特定の箇所に集中させにくくすることができるので、テープ破損の発生を抑制することができる。
前記テープには、該テープの長手方向に所定の間隔をおいて並ぶ複数のテープ位置が設定されていてもよい。そして、前記制御部は、前記複数のテープ位置毎に前記ダメージ情報を取得し、該複数のテープ位置毎に取得された該ダメージ情報に基づいて前記紙葉類巻き付け区間を変更するように構成されていてもよい。
前記の構成では、テープ位置毎のダメージに基づいて紙葉類巻き付け区間を適切に変更することができる。これにより、テープのダメージを特定の箇所に集中させにくくすることができるので、テープ破損の発生を抑制することができる。
また、ここに開示する技術は、紙葉類処理装置に関し、この紙葉類処理装置は、前記紙葉類収納繰出装置と、紙葉類を搬送するように構成された搬送部とを備え、前記紙葉類収納繰出装置は、前記搬送部から送り込まれた紙葉類を収納し、該紙葉類を該搬送部へ繰り出すように構成されている。
前記の構成では、紙葉類収納繰出装置においてテープ破損の発生を抑制することができるので、紙葉類収納繰出装置のテープ破損に起因する紙葉類処理装置の休止を発生させにくくすることができる。
前記紙葉類収納繰出装置は、前記紙葉類を一時的に保留するように構成された一時保留部であってもよい。
前記紙葉類収納繰出装置は、予め定められた金種の紙葉類を収納するように構成された金種別収納部であってもよい。
ここに開示する技術は、テープとドラムとを有する紙葉類収納繰出装置を用いた紙葉類収納繰出方法に関し、この紙葉類収納繰出方法は、前記紙葉類収納繰出装置に送り込まれた紙葉類とともに前記テープを前記ドラムに巻き付けることで該紙葉類を収納する収納工程と、前記テープを巻き戻すことで前記紙葉類収納繰出装置から前記紙葉類を繰り出す繰出工程と、前記テープのうち前記紙葉類とともに前記ドラムに巻き付けられる紙葉類巻き付け区間を変更する区間変更工程とを備えている。
前記の方法では、紙葉類巻き付け区間を変更することにより、テープにおいて紙葉類の収納および繰出が比較的に頻繁に行われる傾向にある領域を移動させることができる。これにより、テープのダメージを特定の箇所に集中させにくくすることができるので、テープ破損の発生を抑制することができる。
以上のように、テープ破損の発生を抑制することができる。
紙葉類処理装置の外観を例示する概略斜視図である。 紙葉類処理装置の構成を例示する概略図である。 主制御部について説明するためのブロック図である。 紙葉類収納繰出装置の構成および収納動作を例示する概略側面図である。 紙葉類収納繰出装置の構成および繰出動作を例示する概略側面図である。 紙葉類収納繰出装置の一部の構成を例示する概略斜視図である。 規制ガイドの構成を例示する概略図である。 紙葉類巻き付け区間について説明するための概念図である。 紙葉類巻き付け区間の変更例1について説明するための概念図である。 紙葉類巻き付け区間の変更例2について説明するための概念図である。 紙葉類巻き付け区間の変更例3について説明するための概念図である。 一時保留部における収納枚数の変化を例示するグラフである。 金種別収納部における収納枚数の変化を例示するグラフである。 紙葉類収納繰出装置の変形例を例示する概略斜視図である。
以下、実施の形態を図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一または相当部分には同一の符号を付しその説明は繰り返さない。
(紙葉類処理装置)
図1および図2は、実施形態による紙葉類処理装置100の外観および構成を例示している。この例では、紙葉類処理装置100は、循環式の入出金機を構成しており、出金処理時に紙葉類処理装置100から払い出される紙幣(紙葉類の一例)には、入金処理時に紙葉類処理装置100に収納された紙幣が含まれている。また、この紙葉類処理装置100は、例えば、銀行のテラーカウンタに設置され、この紙葉類処理装置100を挟んだ左右二人のテラーによって共有で使用される。
この例では、紙葉類処理装置100は、処理部200と金庫部300とを備えている。処理部200は、紙葉類処理装置100の上部を構成している。また、処理部200は、処理部側筐体201と、入金部202と、出金部203と、一時保留部204と、識別部205と、処理部側搬送部206とを備えている。金庫部300は、紙葉類処理装置100の下部を構成している。また、金庫部300は、防護筐体301と、複数(この例では10個)の収納部302と、金庫部側搬送部303とを備えている。
処理部側筐体201には、入金部202と出金部203と一時保留部204と識別部205と処理部側搬送部206とが収容されている。
入金部202は、紙幣が投入されるように構成されている。具体的には、入金部202は、処理部側筐体201の上面において上向きに開口する入金口202aを有し、複数枚の紙幣を一度に受け入れ可能に構成されている。また、入金部202には、入金部202に投入された複数枚の紙幣を一枚ずつ処理部側搬送部206に繰り出す繰出機構(図示を省略)が設けられている。
出金部203は、紙幣を払い出すように構成されている。具体的には、出金部203は、入金口202aよりも装置手前側(図2では右側)の処理部側筐体201における上面から全面にかけての位置において斜め上方へ向けて開口する出金口203aを有し、複数枚の紙幣を一度に保持可能に構成されている。
一時保留部204は、紙幣を一時的に保留するように構成されている。この例では、一時保留部204は、紙幣を一枚ずつ巻き取って収納し、その収納した順番とは逆順で紙幣を一枚ずつ繰り出す(いわゆる先入れ後出しとなる)ように構成されている。すなわち、この例では、一時保留部204は、巻き取り方式の紙葉類収納繰出装置によって構成されている。
識別部205は、紙幣の種別(例えば真偽,金種,正損,搬送異常などの識別)を行うように構成されている。
処理部側搬送部206(搬送部)は、処理部200内において紙幣を搬送するように構成されている。この例では、処理部側搬送部206は、環状に形成されたループ搬送路210と、ループ搬送路210から入金部202まで延びる投入路211と、ループ搬送路210から出金部203まで延びる払出路212と、ループ搬送路210から一時保留部204まで延びる接続路213とを有している。ループ搬送路210は、紙幣を搬送するための搬送ベルトや、搬送ベルトを駆動するための駆動機構や、紙幣の搬送を案内するためのガイド機構や、紙幣の搬送方向を切り換えるための分岐機構などによって構成されている。そして、ループ搬送路210では、紙幣と紙幣との間に所定の間隔を隔てた状態で紙幣が一枚ずつ短手搬送される。
防護筐体301は、その内部を所定以上のセキュリティで保護するように構成されている。防護筐体301の前面には、開閉扉や電子錠が設けられている。そして、防護筐体301には、収納部302と金庫部側搬送部303とが収容されている。
収納部302は、紙幣を収納するように構成されている。この例では、収納部302には、収納すべき紙幣の金種が割り当てられており、その収納部302に割り当てられた金種(予め定められた金種)の紙幣を収納するように構成されている。また、この例では、収納部302(金種別収納部)は、一時保留部と同様に、巻き取り方式の紙葉類収納繰出装置によって構成されている。
金庫部側搬送部303(搬送部)は、金庫部300内において紙幣を搬送するように構成されている。この例では、金庫部側搬送部303は、処理部側搬送部206のループ搬送路210に接続された搬送路310と、搬送路310から複数の収納部302までそれぞれ延びる複数(この例では10個)の分岐路とを有している。また、搬送路310は、ループ搬送路210と同様に、搬送ベルトや駆動機構やガイド機構や分岐機構などによって構成されている。そして、ループ搬送路210と同様に、搬送路310では、紙幣と紙幣との間に所定の間隔を隔てた状態で紙幣が一枚ずつ短手搬送される。
また、紙葉類処理装置100は、主制御部400を備えている。主制御部400は、処理部側筐体201に収容されている。例えば、主制御部400は、周知のマイクロコンピュータをベースとして構成されている。具体的には、主制御部400は、CPUなどの演算処理部や、演算処理部を動作させるための各種プログラムや情報を記憶するメモリ(記憶部)などによって構成されている。
図3に示すように、主制御部400は、紙葉類処理装置100の各部(この例では、入金部202,出金部203,処理部側搬送部206,金庫部側搬送部303,識別部205,収納部302,一時保留部204)と通信可能に接続されている。なお、紙葉類処理装置100の各部には、紙幣の通貨を検出する通過センサなどの各種センサが設けられており、これらの各種センサの検出信号は、主制御部400に入力される。そして、主制御部400は、紙葉類処理装置100の各部からの信号や情報などに基づいて紙葉類処理装置100の各部を制御する。
また、主制御部400は、紙葉類処理装置100とともに用いられる外部機器(この例では、操作部501,通信部502,記憶部503,表示部504)と通信可能に接続されている。操作部501は、紙葉類処理装置100を操作するオペレータ(例えばテラー)に対するヒューマンインターフェース部分であり、オペレータの操作に応じて情報を入力するように構成されている。通信部502は、紙葉類処理装置100が通信線(例えばLANやシリアルバスなど)を通じて上位機(図示を省略)やその他の機器との間で通信を行うために設けられている。記憶部503は、各種の情報を記憶するために設けられており、例えば、ハードディスクドライブやフラッシュメモリなどの汎用のストレージデバイスによって構成されている。表示部504は、各種の情報を表示するために設けられており、例えば、フラットパネルディスプレイによって構成されている。
また、この例では、紙葉類処理装置100には、警告部401が設けられている。警告部401は、セグメント型またはドットマトリクス型の画面を有し、所定の桁数の英数字によって構成されるエラーコードを表示可能に構成されている。主制御部400は、警告部401と通信可能に構成されている。
〔紙葉類処理装置で行われる処理〕
この紙葉類処理装置100では、入金処理や出金処理や精査処理などの各種処理が行われる。
入金処理は、紙葉類処理装置100に紙幣を入金(収納)する処理のことである。入金処理では、入金口202aに投入された紙幣が処理部側搬送部206によって識別部205に搬送され、その後、識別部205による識別結果に応じて収納部302,一時保留部204,または出金部203に搬送される。
出金処理は、紙葉類処理装置100から紙幣を払い出す処理のことである。出金処理では、収納部302に収納されている紙幣が金庫部側搬送部303および処理部側搬送部206によって識別部205に搬送され、その後、出金部203または一時保留部204に搬送される。
精査処理は、紙葉類処理装置100に収納されている紙幣を精査する処理(具体的には紙幣の枚数や種類を確定させる処理)のことである。精査処理では、収納部302に収納されている紙幣が金庫部側搬送部303および処理部側搬送部206によって一時保留部204に搬送される。そして、一時保留部204に収納されている紙幣が処理部側搬送部206によって識別部205に搬送され、その後、収納部302に搬送される。
(紙葉類収納繰出装置)
図4,図5,図6は、紙葉類収納繰出装置10の構成を例示している。紙葉類収納繰出装置10は、紙葉類収納繰出部20と、制御部30とを備えている。なお、図4および図5において、白抜きの矢印は、紙葉類の搬送方向を示し、実線の矢印は、紙葉類収納繰出装置10の各部の回転方向を示している。
〔紙葉類収納繰出部〕
紙葉類収納繰出部20は、テープ21とドラム22とを有して収納動作と繰出動作とを行うように構成されている。収納動作では、紙葉類収納繰出部20は、送り込まれた紙葉類とともにテープ21をドラム22に巻き付けることで紙葉類を収納する。具体的には、テープ21には、紙葉類とともにドラム22に巻き付けられることが許可された区間(紙葉類巻き付け区間SS)が予め設定されている。そして、収納動作では、紙葉類収納繰出部20は、送り込まれた紙葉類がテープ21に紙葉類巻き付け区間SSに重なるように、その紙葉類とともにテープ21をドラム22に巻き付けることで紙葉類を収納する。繰出動作では、紙葉類収納繰出部20は、テープ21を巻き戻すことで紙葉類を繰り出す。この例では、紙葉類収納繰出部20は、テープ21とドラム22の他に、テープリール23と、搬送機構24と、ガイド機構25とを有している。
〈テープ〉
テープ21は、透光性を有している。例えば、テープ21は、ナイロン系の材料によって構成された半透明の帯状部材である。また、図6に示すように、この例では、2つのテープ21がドラム22の軸方向に間隔をおいて配置されている。
〈ドラム〉
ドラム22は、円柱状に形成され、その外周面にテープ21の一端が固定されている。また、ドラム22は、回転軸22aを有し、回転軸22aを軸として回転可能に構成されている。ドラム22が正回転方向(図4および図5では反時計回り方向)に回転することによってテープ21がドラム22に巻き付けられ、ドラム22が逆回転方向(図4および図5では時計回り方向)に回転することによってテープ21が巻き戻される。
〈テープリール〉
テープリール23は、円柱状に形成され、その外周面にテープ21の他端が固定されている。また、テープリール23は、回転軸23aを有し、回転軸23aを軸として回転可能に構成されている。テープリール23が正回転方向(図4および図5では反時計回り方向)に回転することによってテープ21がテープリール23から繰り出され、テープリール23が逆回転方向(図4および図5では時計回り方向)に回転することによってテープ21がテープリール23に巻き取られる。
〈搬送機構〉
搬送機構24は、紙葉類収納繰出装置10の紙葉類出入口10aとテープ21の張り渡された部分(ドラム22とテープリール23との間に張り渡された部分)に位置する紙葉類受け渡し位置Mとの間において紙葉類を搬送するように構成されている。この例では、搬送機構24は、紙葉類を搬送するための搬送ベルト40と、第1プーリ41と第2プーリ42と第3プーリ43とを有している。第1プーリ41は、紙葉類出入口10aと紙葉類受け渡し位置Mとの間に配置され、第2プーリ42は、紙葉類受け渡し位置Mの近傍に配置され、第3プーリ43は、紙葉類出入口10aの近傍に配置されている。搬送ベルト40は、第1プーリ41と第2プーリ42と第3プーリ43に掛け渡される。また、第1プーリ41は、回転軸44を有し、回転軸44を軸として回転可能に構成されている。
第1プーリ41が正回転方向(図4および図5では時計回り方向)に回転することにより、搬送ベルト40と後述する第2可動ガイド52との間に形成された搬送路において紙葉類出入口10aから紙葉類受け渡し位置Mへ向かう方向に紙葉類が搬送されるように搬送ベルト40が駆動される。一方、第1プーリ41が逆回転方向(図4および図5では反時計回り方向)に回転することにより、搬送ベルト40と後述の第2可動ガイド52との間に形成された搬送路において紙葉類受け渡し位置Mから紙葉類出入口10aへ向かう方向に紙葉類が搬送されるように搬送ベルト40が駆動される。
〈ガイド機構〉
ガイド機構25は、ドラム22とテープリール23との間においてテープ21を案内するとともに、紙葉類出入口10aと紙葉類受け渡し位置Mとの間において紙葉類を案内するように構成されている。この例では、ガイド機構25は、第1可動ガイド51と、第2可動ガイド52と、第1ガイドローラ61と、第2ガイドローラ62と、第3ガイドローラ63と、ベアリング70とを有している。
第1可動ガイド51は、紙葉類出入口10aから紙葉類受け渡し位置Mを通過してドラム22と隙間を隔てて対向するように延伸している。また、第1可動ガイド51は、その紙葉類出入口10a8と紙葉類受け渡し位置Mとの間の部分に搬送機構24が組み込まれており、搬送機構24の第1プーリ41の回転軸44を軸として揺動可能に構成されている。そして、第1可動ガイド51は、バネなどを有する付勢機構(図示を省略)によってドラム22に近づく方向(図4および図5では回転軸44を軸とする反時計回りの方向)に付勢されている。
第2可動ガイド52は、第1可動ガイド51と隙間を隔てて沿うように紙葉類出入口10aからドラム22の近傍まで延伸している。これにより、第1可動ガイド51と第2可動ガイド52との間に搬送路が形成されている。また、第2可動ガイド52は、第1可動ガイド51との間に隙間を隔てた状態で第1可動ガイド51に固定されており、第1可動ガイド51とともに回転軸44を軸として揺動するように構成されている。
第1ガイドローラ61と第2ガイドローラ62と第3ガイドローラ63は、ドラム22とテープリール23との間においてテープ21(ドラム22とテープリール23との間に張り渡された部分)を案内するように構成されている。第1ガイドローラ61は、第1可動ガイド51に設けられ、第2ガイドローラ62は、第2可動ガイド52に設けられ、第3ガイドローラ63は、第1可動ガイド51に設けられている。この例では、テープ21と第1ガイドローラ61との接触位置が紙葉類受け渡し位置Mに対応している。第2ガイドローラ62および第3ガイドローラ63は、互いの間にテープ21を挟持するように紙葉類受け渡し位置Mとドラム22との間の搬送路(第1可動ガイド51と第2可動ガイド52との間に形成された搬送路)に配置されている。
ベアリング70は、第1可動ガイド51のドラム22に対向する部分に設けられ、ドラム22に巻回されたテープ21をドラム22の中心へ向けて押圧するように構成されている。具体的には、第1可動ガイド51がドラム22に近づく方向(図4および第5では回転軸44を軸とする反時計回りの方向)に付勢されて、第1可動ガイド51に設けられたベアリング70がドラム22に押圧されることにより、ドラム22に巻回されたテープ21がドラム22の中心へ向けて押圧される。
〈分離ガイド〉
また、この例では、紙葉類収納繰出部20は、分離ガイド81を有している。分離ガイド81は、第2可動ガイド52の先端部(すなわちドラム22の近傍)に設けられ、ドラム22に巻き付けられたテープ21の外周面に摺接することで繰出動作においてテープ21から紙葉類を分離させるように構成されている。
〈規制ガイド〉
また、この例では、紙葉類収納繰出部20は、規制ガイド82を有している。規制ガイド82は、第1可動ガイド51に設けられ、テープ21(ドラム22とテープリール23との間に張り渡された部分)に接触することでドラム22の軸方向におけるテープ21のずれを規制するように構成されている。図7に示すように、規制ガイド82には、2つのテープ21にそれぞれ対応する2つの凹部82aが設けられている。
〈収納動作〉
次に、図4を参照して、紙葉類収納繰出部20の収納動作について説明する。
制御部30は、第1プーリ41を正回転方向(図4では時計回り方向)に回転させる。これにより、紙葉類収納繰出装置10に搬送されて紙葉類出入口10aを通過した紙葉類は、搬送ベルト40によって紙葉類出入口10aから紙葉類受け渡し位置Mへ向けて搬送される。
また、制御部30は、ドラム22およびテープリール23を正回転方向(図4では反時計回り方向)に回転させる。これにより、テープリール23から繰り出されたテープ21は、規制ガイド82と紙葉類受け渡し位置Mとを順に通過してドラム22に巻き付けられていく。また、紙葉類受け渡し位置Mに搬送された紙葉類は、紙葉類受け渡し位置Mにおいてテープ21と重なり、テープ21とともにドラム22へ向けて搬送され、テープ21とともにドラム22に巻き付けられる。このようにして、紙葉類収納繰出部20に紙葉類が収納される。
〈繰出動作〉
次に、図5を参照して、紙葉類収納繰出部20の繰出動作について説明する。
制御部30は、ドラム22およびテープリール23を逆回転方向(図5では時計回り方向)に回転させる。これにより、ドラム22から巻き戻されたテープ21は、紙葉類受け渡し位置Mと規制ガイド82とを順に通過してテープリール23に巻き取られていく。また、テープ21とともにドラム22に巻き付けられていた紙葉類は、分離ガイド81によってドラム22に巻き付けられているテープ21の外周面から引き離され、ドラム22から巻き戻されたテープ21とともに紙葉類受け渡し位置Mへ向けて搬送される。
また、制御部30は、第1プーリ41を逆回転方向(図5では反時計回り方向)に回転させる。これにより、紙葉類受け渡し位置Mに搬送されてテープ21から分離された紙葉類は、搬送ベルト40によって紙葉類受け渡し位置Mから紙葉類出入口10aへ向けて搬送される。このようにして、紙葉類収納繰出部20から紙葉類が繰り出される。
〔各種センサ〕
また、紙葉類収納繰出装置10には、通過センサ31や透光度センサ32などの各種センサが設けられている。通過センサ31は、紙葉類出入口10aの近傍に設けられ、紙葉類出入口10aにおける紙葉類の通過を検知するように構成されている。透光度センサ32は、テープ21の透光度を検知するように構成されている。この例では、透光度センサ32は、第1可動ガイド51のドラム22に対向する部分に設けられている。これらの各種センサの検知信号(検知結果を示した信号)は、制御部30に入力される。
〔制御部〕
制御部30は、紙葉類収納繰出部20を制御するように構成されている。具体的には、制御部30は、紙葉類収納繰出装置10に設けられた各種センサや紙葉類処理装置100の主制御部400などの信号や情報に基づいて、紙葉類収納繰出部20の各部(この例ではドラム22とテープリール23と搬送機構24の第1プーリ41)を制御するように構成されている。例えば、制御部30は、CPUなどの演算処理部と、演算処理部を動作させるためのプログラムや情報を記憶するメモリなどの記憶部とによって構成されている。
なお、制御部30は、送り込まれた紙葉類が紙葉類巻き付け区間SSのうちその紙葉類に対応する区間(その紙葉類を収納することが許可された区間)に重なる状態で、その紙葉類とともにテープ21がドラム22に巻き付けられるように、紙葉類収納繰出部20の動作(収納動作)を制御するように構成されている。
また、制御部30は、テープのうち紙葉類とともにドラム22に巻き付けられる紙葉類巻き付け区間SSを変更するように構成されている。なお、紙葉類巻き付け区間SSや制御部30による区間変更制御(紙葉類巻き付け区間SSを変更するための制御)については、後で詳しく説明する。
〔紙葉類巻き付け区間〕
次に、図8を参照して、紙葉類巻き付け区間SSについて説明する。紙葉類巻き付け区間SSは、紙葉類とともにドラム22に巻き付けることが許可されている区間である。
紙葉類巻き付け区間SSの長さである紙葉類巻き付け区間長さLSは、テープ21の長さ(ドラム22に固定される一端からテープリール23に固定される他端までの長さ)であるテープ長さLTよりも短くなっているか同等となっている。
この例では、紙葉類巻き付け区間長さLSは、紙葉類収納繰出部20に対して予め定められている紙葉類の収納可能枚数に対応する長さである収納可能長さLCに設定されている。例えば、収納可能長さLCは、紙葉類収納繰出部20の収納可能枚数と同数の紙葉類を収納するために必要となる紙葉類巻き付け長さLSに設定されている。なお、収納可能長さLCは、テープ長さ21よりも短くなっているか同等となっている。この例では、収納可能長さLCは、テープ長さLTよりも短くなっており、紙葉類巻き付け区間長さLSも、テープ長さLTよりも短くなっている。
また、この例では、紙葉類巻き付け区間SSの開始位置PSの初期位置には、初期開始位置確認シールQSが付されており、紙葉類巻き付け区間SSの終了位置PEの初期位置には、初期終了位置確認シールQEが付されている。また、この例では、紙葉類巻き付け区間SSのドラム22側(図8では左側)およびテープリール23側(図8では右側)の両方に余剰区間MMが設けられるように、紙葉類巻き付け区間SSは、テープ21の中央部分に配置されている。
また、この例では、テープ21には、テープ21の長手方向に連続して並ぶ複数のテープ区間(具体的には14個のテープ区間S0〜S13)が設定されている。詳しくは、テープ21には、テープ21の長手方向に所定の間隔をおいて並ぶ複数のテープ位置(具体的には15個のテープ位置P0〜P14)が設定されている。そして、15個のテープ位置P0〜P15のそれぞれの間に14個のテープ区間S0〜S13が設けられている。例えば、テープ位置P0とテープ位置P1との間にテープ区間S0が設けられている。
そして、この例では、紙葉類巻き付け区間SSは、テープ区間S1からテープ区間S10までの10個のテープ区間S1〜S10に初期設定されている。すなわち、紙葉類巻き付け区間SSの開始位置PSおよび終了位置PEは、テープ位置P1およびテープ位置P11にそれぞれ初期設定されている。したがって、初期設定では、テープ区間S0は、紙葉類巻き付け区間SSのドラム22側(図8では左側)に隣接する余剰区間MMに含まれており、テープ区間S11〜S13は、紙葉類巻き付け区間SSのテープリール23側に隣接する余剰区間MMに含まれている。
また、この例では、1つのテープ区間の長さは、10枚の紙葉類を収納することができる長さに設定されている。具体的には、1つのテープ区間の長さは、10枚の紙葉類をテープ21の長手方向に並べることができる長さに設定されている。1つのテープ区間の長さは、互いに隣接する2つのテータ位置の間隔の長さに相当する。
なお、この例では、紙葉類巻き付け区間SSは、10個のテープ区間S1〜S10に初期設定されている。したがって、初期設定では、紙葉類巻き付け区間SSに100枚の紙葉類を収納することができる。具体的には、第1番目のテープ区間S1には、第1枚目から第10枚目までの10枚の紙葉類を収納することができ、第2番目のテープ区間S2には、第11枚目から第20枚目までの10枚の紙葉類を収納することができ、第10番目のテープ区間S10には、第91枚目から第100枚目までの10枚の紙葉類を収納することができる。すなわち、初期設定では、テープ区間S1は、第1枚目から第10枚目に収納されるべき紙葉類に対応し、テープ区間S2は、第11枚目から第20枚目に収納されるべき紙葉類に対応し、テープ区間S10は、第91枚目から第100枚目に収納されるべき紙葉類に対応している。
〔区間変更制御〕
次に、図9,図10,図11を参照して、制御部30による区間変更制御(紙葉類巻き付け区間SSを変更するための制御)について説明する。制御部30は、紙葉類巻き付け区間SSの開始位置PSおよび終了位置PEのうち少なくとも一方を変更することで紙葉類巻き付け区間SSを変更するように構成されている。
〈紙葉類巻き付け区間の変更例1〉
図9に示すように、例えば、制御部30は、紙葉類巻き付け区間SSの開始位置PSをテープリール23側(図9では右側)に移動させることによって紙葉類巻き付け区間SSを変更してもよい。図9の例では、制御部30は、紙葉類巻き付け区間SSの開始位置PSをテープ位置P1からテープ位置P2に移動させている。これにより、第1枚目から第10枚目までの10枚の紙葉類がテープ区間S2に収納されるようになり、第11枚目から第20枚目までの10枚の紙葉類がテープ区間S3に収納されるようになり、第81枚目から第90枚目までの10枚の紙葉類がテープ区間S10に収納されるようになる。
また、図9に示すように、紙葉類巻き付け区間SSの長さが変化するように紙葉類巻き付け区間SSが変更された場合、紙葉類巻き付け区間SSに収納することができる紙葉類の枚数が変化することになる。図9の例では、紙葉類巻き付け区間SSに収納することができる紙葉類の枚数が「100枚」から「90枚」に減少している。
そのため、制御部30は、紙葉類巻き付け区間SSの長さが変化するように紙葉類巻き付け区間SSを変更する場合に、紙葉類収納繰出部20の収納可能枚数(紙葉類収納繰出部20に対して予め定められた紙葉類の収納可能枚数)を変更するように構成されていてもよい。具体的には、制御部30は、紙葉類巻き付け区間SSの長さが短くなるに連れて紙葉類収納繰出部20の収納可能枚数が少なくなるように、紙葉類巻き付け区間SSの長さの変化に応じて紙葉類収納繰出部20の収納可能枚数を変更するように構成されていてもよい。
また、制御部30は、紙葉類収納繰出部20の収納可能枚数を紙葉類巻き付け区間SSの長さに対応する枚数(具体的には紙葉類巻き付け区間SSに収納することができる紙葉類の枚数)に設定するように構成されていてもよい。このように制御部30が構成されている場合、図9の例では、制御部30は、紙葉類巻き付け区間SSの開始位置PSをテープ位置P1(初期開始位置)からテープ位置P2に移動させると、紙葉類収納繰出部20の収納可能枚数を「100枚」から「90枚」に変更することになる。
〈紙葉類巻き付け区間の変更例2〉
なお、図10に示すように、制御部30は、紙葉類巻き付け区間SSの長さを変化させることなく紙葉類巻き付け区間SSを変更するように構成されていてもよい。図10の例では、制御部30は、紙葉類巻き付け区間SSの開始位置PSをテープ位置P1からテープ位置P2に移動させるとともに、紙葉類巻き付け区間SSの終了位置PEをテープ位置P11からテープ位置P12に移動させている。これにより、第1枚目から第10枚目までの10枚の紙葉類がテープ区間S2に収納されるようになり、第11枚目から第20枚目までの10枚の紙葉類がテープ区間S3に収納されるようになり、第91枚目から第100枚目までの10枚の紙葉類がテープ区間S11に収納されるようになる。
〈紙葉類巻き付け区間の変更例3〉
また、図11に示すように、制御部30は、紙葉類巻き付け区間SSの開始位置PSおよび終了位置PEをドラム22側(図9では左側)に移動させることによって紙葉類巻き付け区間SSを変更してもよい。図11の例では、制御部30は、紙葉類巻き付け区間SSの開始位置PSをテープ位置P1からテープ位置P0に移動させるとともに、紙葉類巻き付け区間SSの終了位置PEをテープ位置P11からテープ位置P10に移動させている。これにより、第1枚目から第10枚目までの10枚の紙葉類がテープ区間S0に収納されるようになり、第11枚目から第20枚目までの10枚の紙葉類がテープ区間S1に収納されるようになり、第91枚目から第100枚目までの10枚の紙葉類がテープ区間S9に収納されるようになる。
なお、制御部30は、紙葉類巻き付け区間SSの終了位置PEのみをドラム22側(図9では左側)に移動させることによって紙葉類巻き付け区間SSを変更してもよい。例えば、制御部30は、紙葉類巻き付け区間SSの開始位置PSを移動させずに、紙葉類巻き付け区間SSの終了位置PEをテープ位置P11からテープ位置P10に移動させてもよい。この場合、第1枚目から第10枚目までの10枚の紙葉類がテープ区間S1に収納されるようになり、第11枚目から第20枚目までの10枚の紙葉類がテープ区間S2に収納されるようになり、第81枚目から第90枚目までの10枚の紙葉類がテープ区間S9に収納されるようになる。
〔テープのダメージ〕
ここで、テープ21に蓄積されるダメージについて説明する。本願出願人は、鋭意研究の結果、紙葉類収納繰出装置10において次のような傾向があることを見出した。すなわち、紙葉類収納繰出装置10では、テープ21の特定の領域において紙葉類の収納および繰出が比較的に頻繁に行われる傾向にある。そのため、テープ21のダメージが特定の箇所に集中しやすい傾向にある。
図12は、紙葉類処理装置100における一時保留部204の使用状況の一例を示している。図12の例では、テープ21のうち第1枚目から第10枚目までの10枚の紙葉類が収納される領域(初期設定におけるテープ区間S1)において紙葉類の収納および繰出が比較的に頻繁に行われる傾向にある。このような傾向がある場合、紙葉類収納繰出部20を初期設定で使用した後に、図9,図10,図11に示すように紙葉類巻き付け区間SSを変更することにより、テープ21のダメージを特定の箇所(テープ区間S1)に集中させないようにすることができる。
なお、図12のような傾向がある場合、紙葉類収納繰出部20を初期設定で使用した後に、図9および図10に示すように紙葉類巻き付け区間SSを変更することが好ましい。このように制御することにより、初期設定においてテープ21のダメージ量(蓄積されたダメージ量)が比較的に多くなりやすい箇所(テープ区間S1)を避けて紙葉類の収納および繰出を行うことができる。
図13は、紙葉類処理装置100における金種別収納部(収納部302)の使用状況の一例を示している。図13の例では、テープ21のうち第91枚目から第100枚目までの10枚の紙葉類が収納される領域(初期設定におけるテープ区間S10)において紙葉類の収納および繰出が比較的に頻繁に行われる傾向にある。このような傾向がある場合、紙葉類収納繰出部20を初期設定で使用した後に、図9,図10,図11に示すように紙葉類巻き付け区間SSを変更することにより、テープ21のダメージを特定の箇所(テープ区間S10)に集中させないようにすることができる。
なお、図13のような傾向がある場合、紙葉類収納繰出部20を初期設定で使用した後に、図11に示すように紙葉類巻き付け区間SSを変更することが好ましい。このように制御することにより、初期設定においてテープ21のダメージ量(蓄積されたダメージ量)が比較的に多くなりやすい箇所(テープ区間S10)を避けて紙葉類の収納および繰出を行うことができる。
〔実施形態による効果〕
以上のように、紙葉類巻き付け区間SSを変更することにより、テープ21において紙葉類の収納および繰出が比較的に頻繁に行われる傾向にある領域を移動させることができる。これにより、テープ21のダメージを特定の箇所に集中させにくくすることができるので、テープ破損の発生を抑制することができる。このように、紙葉類収納繰出装置10においてテープ破損の発生を抑制することができるので、紙葉類収納繰出装置10のテープ破損に起因する紙葉類処理装置100の休止を発生させにくくすることができる。
また、紙葉類巻き付け区間SSの長さが変化するように紙幣巻き付け区間SSを変更した場合に紙葉類収納繰出部20に対して予め定められた収納可能枚数を変更するように制御部30を構成することにより、紙葉類巻き付け区間SSの長さの変化に応じて紙葉類収納繰出部20の収納可能枚数を変更することができる。なお、紙葉類収納繰出部20における紙葉類の収納可能枚数は、紙葉類巻き付け区間SSに収納することができる紙葉類の枚数に依存している。そして、紙葉類巻き付け区間SSに収納することができる紙葉類の枚数は、紙葉類巻き付け区間SSの長さに依存している。したがって、紙葉類巻き付け区間SSの長さの変化に応じて紙葉類収納繰出部20の収納可能枚数を変更することにより、紙葉類収納繰出部20の収納可能枚数を適切な枚数に設定することができる。
具体的には、紙葉類巻き付け区間SSの長さを変化させた場合に紙葉類収納繰出部20の収納可能枚数を紙葉類巻き付け区間SSの長さに対応する枚数(例えば紙葉類巻き付け区間SSに収納することができる紙葉類の枚数)に設定するように制御部30を構成することにより、紙葉類収納繰出部20の収納可能枚数を適切な枚数(実際に収納することが
できる紙葉類の枚数)に設定することができる。
また、紙葉類巻き付け区間SSの長さを変化させることなく紙葉類巻き付け区間SSを変更するように制御部30を構成することにより、紙葉類巻き付け区間SSに収納することができる紙葉類の枚数を変更することなく、テープ21において紙葉類の収納および繰出が比較的に頻繁に行われる傾向にある領域を移動させることができる。これにより、紙葉類収納繰出部20の収納可能枚数を変更することなく、テープ破損の発生を抑制することができる。
〔制御部の変形例〕
なお、制御部30は、テープ21のダメージに関する情報(ダメージ情報)に基づいて紙葉類巻き付け区間を変更するように構成されていてもよい。このように構成することにより、テープ21のダメージに基づいて紙葉類巻き付け区間SSを適切に変更することができる。これにより、テープ21のダメージを特定の箇所に集中させにくくすることができるので、テープ破損の発生を抑制することができる。
〈ダメージ情報に基づく区間変更制御の具体例1〉
詳しくは、制御部30は、複数のテープ区間毎にダメージ情報を取得し、複数のテープ区間毎に取得されたダメージ情報に基づいて紙葉類巻き付け区間SSを変更するように構成されていてもよい。このように構成することにより、テープ区間毎のダメージに基づいて紙葉類巻き付け区間SSを適切に変更することができる。これにより、テープ21のダメージを特定の箇所に集中させにくくすることができるので、テープ破損の発生を抑制することができる。
具体的には、制御部30は、複数のテープ区間のうちダメージが予め定められたダメージ閾値を上回るテープ区間(ダメージ区間)が紙葉類巻き付け区間SSから除外されるように紙葉類巻き付け区間SSを変更するように構成されていてもよい。例えば、制御部30は、複数のテープ区間のうち少なくとも1つのテープ区間がダメージ区間に該当すると、そのダメージ区間が紙葉類巻き付け区間SSから除外されるように紙葉類巻き付け区間SSを変更する。このように構成することにより、複数のテープ区間のうちダメージがダメージ閾値を上回るテープ区間(ダメージ区間)を避けて紙葉類の収納および繰出を行うことができる。これにより、テープ21のダメージを特定の箇所に集中させにくくすることができるので、テープ破損の発生を抑制することができる。
〈ダメージ情報の具体例〉
なお、複数のテープ区間毎に取得されるダメージ情報は、次のような情報を含んでいてもよい。
《使用頻度情報》
複数のテープ区間毎に取得されるダメージ情報は、そのテープ区間における紙葉類の収納および繰出の回数に関する情報(使用頻度情報)を含んでいてもよい。このようにダメージ情報に使用頻度情報が含まれていることにより、テープ区間における紙葉類の収納および繰出の回数に基づいて紙葉類巻き付け区間SSを変更することができる。なお、テープ区間における紙葉類の収納および繰出の回数が多くなるに連れて、そのテープ区間に蓄積されるダメージ量が増加する傾向にある。したがって、紙葉類の収納および繰出の繰り返しに起因するテープ21のダメージに基づいて、紙葉類巻き付け区間SSを適切に変更することができる。これにより、テープ21のダメージ(特に紙葉類の収納および繰出の繰り返しに起因するダメージ)を特定の箇所に集中させにくくすることができるので、テープ破損の発生を抑制することができる。
なお、複数のテープ区間毎の使用頻度情報は、紙葉類巻き付け区間SSの設定(テープ21のどの区間が紙葉類巻き付け区間SSとなっているのか)と紙葉類収納繰出部20における紙葉類の収納枚数の変化とに基づいて取得されてもよい。例えば、紙葉類巻き付け区間SSの設定が初期設定(図8)である場合に、制御部30は、紙葉類収納繰出部20における紙葉類の収納枚数が「0枚」から「3枚」へ変化すると、第1枚目から第3枚目までの3枚の紙葉類に対応する3つの区間において紙葉類の収納が行われたと判定し、これらの区間を含むテープ区間(図8の例ではテープ区間P1)の使用頻度情報に示された使用回数(紙葉類の収納および繰出の回数)に「3」を加算する。また、制御部30は、紙葉類収納繰出部20における紙葉類の収納枚数が「3枚」から「0枚」へ変化すると、第1枚目から第3枚目までの3枚の紙葉類に対応する3つの区間において紙葉類の繰出が行われたと判定し、これらの区間を含むテープ区間(図8の例ではテープ区間P1)の使用頻度情報に示された使用回数に「3」を加算する。そして、制御部30は、テープ区間の使用頻度情報に示された使用回数が予め定められた使用回数閾値(ダメージ閾値の一例)を上回ると、そのテープ区間がダメージ区間に該当すると判定する。
《分離ガイド通過頻度情報》
また、複数のテープ区間毎に取得されるダメージ情報は、そのテープ区間が分離ガイド81を通過した回数に関する情報(分離ガイド通過頻度情報)を含んでいてもよい。このようにダメージ情報に分離ガイド通過頻度情報が含まれていることにより、テープ区間が分離ガイド81を通過した回数に基づいて紙葉類巻き付け区間SSを変更することができる。なお、テープ区間が分離ガイド81を通過した回数が多くなるに連れて、そのテープ区間に蓄積されるダメージ量が増加する傾向にある。したがって、分離ガイド81との摺接に起因するテープ21のダメージに基づいて、紙葉類巻き付け区間SSを適切に変更することができる。これにより、テープ21のダメージ(特に分離ガイド81との摺接に起因するダメージ)を特定の箇所に集中させにくくすることができるので、テープ破損の発生を抑制することができる。
なお、複数のテープ区間毎の分離ガイド通過頻度情報は、ドラム回転角(ドラム22の回転角)と分離ガイド81に接触するテープ区間との対応関係(どのドラム回転角のときにどのテープ区間が分離ガイド81に接触しているのか)に基づいて取得されてもよい。ドラム回転角と分離ガイド81に接触するテープ区間との対応関係は、紙葉類収納繰出装置10を構成する部品の寸法や配置などに基づいて取得することが可能である。例えば、制御部30は、ドラム回転角と分離ガイド81に接触するテープ区間との対応関係を記憶しており、ドラム回転角が第1回転角から第2回転角へ変化すると、ドラム回転角の第1回転角から第2回転角までの範囲に対応するテープ区間(1つまたは複数のテープ区間)の分離ガイド通過頻度情報に示された通過回数(分離ガイド81を通過した回数)に「1」を加算する。そして、制御部30は、テープ区間の分離ガイド通過頻度情報に示された通過回数が予め定められた通過回数閾値(ダメージ閾値の一例)を上回ると、そのテープ区間がダメージ区間に該当すると判定する。
《規制ガイド通過頻度情報》
また、複数のテープ区間毎に取得されるダメージ情報は、そのテープ区間が規制ガイド82を通過した回数に関する情報(規制ガイド通過頻度情報)を含んでいてもよい。このようにダメージ情報に規制ガイド通過頻度情報が含まれていることにより、テープ区間が規制ガイド82を通過した回数に基づいて紙葉類巻き付け区間SSを変更することができる。なお、テープ区間が規制ガイド82を通過した回数が多くなるに連れて、そのテープ区間に蓄積されるダメージ量が増加する傾向にある。したがって、規制ガイド82との接触に起因するテープ21のダメージに基づいて、紙葉類巻き付け区間SSを適切に変更することができる。これにより、テープ21のダメージ(特に規制ガイド82との接触に起因するダメージ)を特定の箇所に集中させにくくすることができるので、テープ破損の発生を抑制することができる。
なお、複数のテープ区間毎の規制ガイド通過頻度情報は、ドラム回転各(ドラム22の回転角)と規制ガイド82に接触するテープ区間との対応関係(どのドラム回転角のときにどのテープ区間が規制ガイド82に接触しているのか)に基づいて取得されてもよい。ドラム回転角と規制ガイド82に接触するテープ区間との対応関係は、紙葉類収納繰出装置10を構成する部品の寸法や配置などに基づいて取得することが可能である。例えば、制御部30は、ドラム回転角と規制ガイド82に接触するテープ区間との対応関係を記憶しており、ドラム回転角が第1回転角から第2回転角へ変化すると、ドラム回転角の第1回転角から第2回転角までの範囲に対応するテープ区間(1つまたは複数のテープ区間)の規制ガイド通過頻度情報に示された通過回数(規制ガイド82を通過した回数)に「1」を加算する。そして、制御部30は、テープ区間の規制ガイド通過頻度情報に示された通過回数が予め定められた通過回数閾値(ダメージ閾値の一例)を上回ると、そのテープ区間がダメージ区間に該当すると判定する。
《透光度情報》
また、複数のテープ区間毎に取得されるダメージ情報は、透光度センサ32によって検知されたテープ区間の透光度に関する情報(透光度情報)を含んでいてもよい。このようにダメージ情報に透光度情報が含まれていることにより、テープ区間の透光度に基づいて紙葉類巻き付け区間SSを変更することができる。なお、テープ区間に蓄積されたダメージ量が増加するに連れて、そのテープ区間の透光度が低下する傾向にある。したがって、テープ区間の透光度から推定されるダメージ量(そのテープ区間に蓄積されたダメージ量)に基づいて、紙葉類巻き付け区間SSを適切に変更することができる。これにより、テープのダメージを特定の箇所に集中させにくくすることができるので、テープ破損の発生を抑制することができる。
なお、複数のテープ区間毎の透光度情報は、ドラム回転角(ドラム22の回転角)と透光度センサ32の検知対象となるテープ区間との対応関係(どのドラム回転角のときにどのテープ区間が透光度センサ32の検知対象となるのか)に基づいて取得されてもよい。ドラム回転角と透光度センサ32の検知対象となるテープ区間との対応関係は、紙葉類収納繰出装置10を構成する部品の寸法や配置などに基づいて取得することが可能である。例えば、制御部30は、ドラム回転角が第1回転角から第2回転角へ変化すると、ドラム回転角の第1回転角から第2回転角までの範囲に対応するテープ区間(1つまたは複数のテープ区間)の透光度情報に示された透光度(テープ区間の透光度)を透光度センサ32によって検知された透光度に設定する。そして、制御部30は、テープ21の透光度の初期値からテープ区間の透光度情報に示された透光度を減算して得られる透光度の減少量が予め定められた透光度閾値(ダメージ閾値の一例)を上回ると、そのテープ区間がダメージ区間に該当すると判定する。
〈ダメージ情報に基づく区間変更制御の具体例2〉
また、制御部30は、複数のテープ位置毎にダメージ情報を取得し、複数のテープ位置毎に取得されたダメージ情報に基づいて紙葉類巻き付け区間SSを変更するように構成されていてもよい。このように構成することにより、テープ位置毎のダメージに基づいて紙葉類巻き付け区間SSを適切に変更することができる。これにより、テープ21のダメージを特定の箇所に集中させにくくすることができるので、テープ破損の発生を抑制することができる。
具体的には、制御部30は、複数のテープ位置のうちダメージが予め定められたダメージ閾値を上回るテープ位置(ダメージ位置)が紙葉類巻き付け区間SSから除外されるように紙葉類巻き付け区間SSを変更するように構成されていてもよい。例えば、制御部30は、複数のテープ位置のうち少なくとも1つのテープ位置がダメージ位置に該当すると、そのダメージ位置が紙葉類巻き付け区間SSから除外されるように紙葉類巻き付け区間SSを変更する。このように構成することにより、複数のテープ区間のうちダメージがダメージ閾値を上回るテープ位置(ダメージ位置)を避けて紙葉類の収納および繰出を行うことができる。これにより、テープ21のダメージを特定の箇所に集中させにくくすることができるので、テープ破損の発生を抑制することができる。
〈ダメージ情報の具体例〉
複数のテープ位置毎に取得されるダメージ情報は、テープ位置が紙葉類の収納および繰出の開始位置を通過した回数に関する情報(使用頻度情報)を含んでいてもよい。なお、紙葉類の収納および繰出の開始位置は、例えば、テープ21のドラム22に巻回されている巻回部とドラム22に巻回されていない非巻回部(ドラム22とテープリール23との間に張り渡された部分)との境界位置PBに相当する。
また、複数のテープ位置毎に取得されるダメージ情報は、テープ位置が分離ガイド81を通過した回数に関する情報(分離ガイド通過頻度情報)を含んでいてもよい。
複数のテープ位置毎に取得されるダメージ情報は、テープ位置が規制ガイド82を通過した回数に関する情報(規制ガイド通過頻度情報)を含んでいてもよい。
複数のテープ位置毎に取得されるダメージ情報は、透光度センサ32によって検知されたテープ位置の透光度に関する情報(透光度情報)を含んでいてもよい。
(その他の実施形態)
なお、紙葉類処理装置100は、紙葉類収納繰出装置10において紙葉類巻き付け区間SSが変更された場合に、紙葉類収納繰出装置10の交換(詳しくは紙葉類収納繰出部20のテープ21の交換)を促すための情報を出力するように構成されていてもよい。具体的には、紙葉類収納繰出装置10において、制御部30は、紙葉類巻き付け区間SSを変更すると、紙葉類巻き付け区間SSが変更されたことを通知するための通知信号を紙葉類処理装置100の主制御部400に送信するように構成されていてもよい。そして、主制御部400は、紙葉類収納繰出装置10の制御部30から送信された通知信号を受信すると、警告部401を制御して紙葉類収納繰出装置10の交換を促すための警告を警告部401に行わせるように構成されていてもよい。また、主制御部400は、紙葉類収納繰出装置10の制御部30から送信された通知信号を受信すると、表示部504を制御して紙葉類収納繰出装置10の交換を促すための表示を表示部504に行わせるように構成されていてもよい。
また、図14に示すように、紙葉類収納繰出装置10において、紙葉類収納繰出部20は、送り込まれた紙葉類を2つのテープ21の間に挟み込み、その紙葉類を間に挟み込んだ2つのテープ21をドラム22に巻き付けることで紙葉類を収納するように構成されていてもよい。図14に示された紙葉類収納繰出部20は、2つのテープ21と、1つのドラム22と、2つのテープリール23と、ガイド機構25とを有している。2つのテープ21の一端は、ドラム22の外周面に固定されている。2つのテープ21の他端は、2つのテープリール23の外周面にそれぞれ固定されている。ガイド機構25は、ドラム22と一方のテープリール23との間に張り渡された一方のテープ21を案内する第1ガイドプーリ91および第2ガイドプーリ92と、ドラム22と他方のテープリール23との間に張り渡された他方のテープ21を案内する第3ガイドプーリ93および第4ガイドプーリ94とを有している。このような構成においても、紙葉類収納繰出部20は、送り込まれた紙葉類とともにテープ21をドラム22に巻き付けることで紙葉類を収納する収納動作と、テープ21を巻き戻すことで紙葉類を繰り出す繰出動作とを行うように構成されている。
なお、以上の説明では、1つのテープ区間に10枚の紙葉類が収納される場合を例に挙げたが、1つのテープ区間に収納される紙葉類の枚数は、10枚に限らず、10枚よりも少なくてもよいし、10枚よりも多くてもよい。
また、以上の説明では、1つのテープ区間の長さが10枚の紙葉類を収納することができる長さ(すなわち紙葉類の長さを基準とする長さ)となっている場合を例に挙げたが、1つのテープ区間の長さは、紙葉類の長さを基準とする長さに限らず、別の長さ単位を基準とする長さとなっていてもよい。
また、以上の実施形態および変形例を適宜組み合わせて実施してもよい。以上の実施形態および変形例は、本質的に好ましい例示であって、この開示、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、ここに開示する技術は、紙葉類収納繰出装置として有用である。
10 紙葉類収納繰出装置
20 紙葉類収納繰出部
21 テープ
22 ドラム
23 テープリール
24 搬送機構
25 ガイド機構
30 制御部
31 通過センサ
32 透光度センサ
81 分離ガイド
82 規制ガイド
100 紙葉類処理装置
200 処理部
201 処理部側筐体
202 入金部
203 出金部
204 一時保留部
205 識別部
206 処理部側搬送部(搬送部)
300 金庫部
301 防護筐体
302 収納部
303 金庫部側搬送部(搬送部)
SS 紙葉類巻き付け区間

Claims (16)

  1. テープとドラムとを有し、送り込まれた紙葉類とともに該テープを該ドラムに巻き付けることで該紙葉類を収納する収納動作と、該テープを巻き戻すことで該紙葉類を繰り出す繰出動作とを行うように構成された紙葉類収納繰出部と、
    前記紙葉類収納繰出部を制御するように構成され、前記テープのうち前記紙葉類とともに前記ドラムに巻き付けられる紙葉類巻き付け区間を変更する制御部とを備えている
    ことを特徴とする紙葉類収納繰出装置。
  2. 請求項1において、
    前記制御部は、前記紙葉類巻き付け区間の長さが変化するように該紙葉類巻き付け区間を変更する場合に、前記紙葉類収納繰出部に対して予め定められた収納可能枚数を変更するように構成されている
    ことを特徴とする紙葉類収納繰出装置。
  3. 請求項1において、
    前記制御部は、前記紙葉類巻き付け区間の長さを変化させることなく該紙葉類巻き付け区間を変更するように構成されている
    ことを特徴とする紙葉類収納繰出装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、
    前記制御部は、前記紙葉類巻き付け区間の開始位置および終了位置のうち少なくとも一方を変更することで該紙葉類巻き付け区間を変更するように構成されている
    ことを特徴とする紙葉類収納繰出装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項において、
    前記制御部は、前記テープのダメージに関するダメージ情報に基づいて前記紙葉類巻き付け区間を変更するように構成されている
    ことを特徴とする紙葉類収納繰出装置。
  6. 請求項5において、
    前記テープには、該テープの長手方向に並ぶ複数のテープ区間が設定され、
    前記制御部は、前記複数のテープ区間毎に前記ダメージ情報を取得し、該複数のテープ区間毎に取得された該ダメージ情報に基づいて前記紙葉類巻き付け区間を変更するように構成されている
    ことを特徴とする紙葉類収納繰出装置。
  7. 請求項6において、
    前記制御部は、前記複数のテープ区間のうち前記ダメージが予め定められたダメージ閾値を上回るテープ区間が前記紙葉類巻き付け区間から除外されるように該紙葉類巻き付け区間を変更するように構成されている
    ことを特徴とする紙葉類収納繰出装置。
  8. 請求項6または7において、
    前記複数のテープ区間毎に取得される前記ダメージ情報は、該テープ区間における前記紙葉類の収納および繰出の回数に関する情報を含んでいる
    ことを特徴とする紙葉類収納繰出装置。
  9. 請求項6〜8のいずれか1項において、
    前記紙葉類収納繰出部は、前記ドラムに巻き付けられた前記テープの外周面に摺接することで前記繰出動作において該テープから前記紙葉類を分離させるように構成された分離ガイドを有し、
    前記複数のテープ区間毎に取得される前記ダメージ情報は、該テープ区間が前記分離ガイドを通過した回数に関する情報を含んでいる
    ことを特徴とする紙葉類収納繰出装置。
  10. 請求項6〜9のいずれか1項において、
    前記紙葉類収納繰出部は、前記テープに接触することで前記ドラムの軸方向における該テープのずれを規制するように構成された規制ガイドを有し、
    前記複数のテープ区間毎に取得される前記ダメージ情報は、該テープ区間が前記規制ガイドを通過した回数に関する情報を含んでいる
    ことを特徴とする紙葉類収納繰出装置。
  11. 請求項6〜10のいずれか1項において、
    前記テープの透光度を検知するように構成された透光度センサを備え、
    前記複数のテープ区間毎に取得される前記ダメージ情報は、前記透光度センサによって検知された該テープ区間の透光度に関する情報を含んでいる
    ことを特徴とする紙葉類収納繰出装置。
  12. 請求項7において、
    前記テープには、該テープの長手方向に所定の間隔をおいて並ぶ複数のテープ位置が設定され、
    前記制御部は、前記複数のテープ位置毎に前記ダメージ情報を取得し、該複数のテープ位置毎に取得された該ダメージ情報に基づいて前記紙葉類巻き付け区間を変更するように構成されている
    ことを特徴とする紙葉類収納繰出装置。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載の紙葉類収納繰出装置と、
    紙葉類を搬送するように構成された搬送部とを備え、
    前記紙葉類収納繰出装置は、前記搬送部から送り込まれた紙葉類を収納し、該紙葉類を該搬送部へ繰り出すように構成されている
    ことを特徴とする紙葉類処理装置。
  14. 請求項13において、
    前記紙葉類収納繰出装置は、前記紙葉類を一時的に保留するように構成された一時保留部である
    ことを特徴とする紙葉類処理装置。
  15. 請求項13において、
    前記紙葉類収納繰出装置は、予め定められた金種の紙葉類を収納するように構成された金種別収納部である
    ことを特徴とする紙葉類処理装置。
  16. テープとドラムとを有する紙葉類収納繰出装置を用いた紙葉類収納繰出方法であって、
    前記紙葉類収納繰出装置に送り込まれた紙葉類とともに前記テープを前記ドラムに巻き付けることで該紙葉類を収納する収納工程と、
    前記テープを巻き戻すことで前記紙葉類収納繰出装置から前記紙葉類を繰り出す繰出工程と、
    前記テープのうち前記紙葉類とともに前記ドラムに巻き付けられる紙葉類巻き付け区間を変更する区間変更工程とを備えている
    ことを特徴とする紙葉類収納繰出方法。
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