JP2018049229A - 画像形成装置、現像剤の補給方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】シャッタの状態に起因した異常画像の発生を防止する画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置は、トナーにより感光体1aの画像を現像する現像器100aと、トナーを現像器100aに補給するトナー収容容器Taと、トナー収容容器Taから現像器100aへのトナーの補給経路に、現像器100aのトナー補給口を塞ぐように設けられる補給口シャッタ400と、トナー収容容器Taを回転駆動してトナーを補給させるとともに、補給口シャッタ400を駆動して開状態にするトナー収容容器駆動モータ604と、制御基板600とを備える。制御基板600は、トナー収容容器駆動モータ604に補給口シャッタ400を開状態にするための駆動を開始させてから一定時間経過するまで待機する。一定時間経過した後に、制御基板400は、トナー収容容器駆動モータ604にトナー収容容器Taを回転駆動させて、トナー補給を行う。【選択図】図7
Description
本発明は、複写機、レーザビームプリンタ、マルチファンクションプリンタ等の画像形成装置のトナー補給技術に関する。
トナーを用いて画像形成を行う画像形成装置は、画像を現像するための現像器内にトナーを収容する。現像器内のトナーが減少した場合、トナー収容容器等のトナー収容容器から現像器にトナーが補給される。トナーは、例えばトナー収容容器からバッファ等を介さずに、直接、現像器に補給される(特許文献1)。また、カラーの画像形成装置に設けられる複数の現像器に対してトナーを補給する場合、複数のトナー収容容器を1つのモータで選択的に駆動して、各現像器にトナーを補給する構成が提案されている(特許文献2)。
現像器やトナー収容容器は、工場からの出荷時に画像形成装置に装着されていることがある。これらのパーツが出荷時に装着されているために、画像形成装置は、使用開始時の利便性が向上する。しかし、輸送時の振動等により、トナー収容容器から現像器に意図しないトナー補給が行われる可能性がある。この場合、トナー収容容器から現像器へ直接トナーを補給する構成の画像形成装置では、現像器内のトナー濃度が高くなり、濃度異常等の異常画像が形成される。
そのために画像形成装置は、トナー収容容器のトナー排出口と、現像器のトナー補給口とを連結するトナー補給経路を遮断するシャッタ機構を備える。画像形成装置の出荷時には、シャッタ機構がトナー補給経路を塞ぐことで、輸送時の意図しないトナー補給を防止する。シャッタ機構は、画像形成装置を最初に使用する際に開状態にされる。シャッタ機構の開閉のためのモータは、トナー収容容器を駆動するトナー補給用のモータと兼用されることが一般的である。この場合、トナー補給用のモータを所定の方向に一定量回転させることでシャッタ機構が開状態になり、それ以降、モータの回転方向を切り替えることでトナー補給が行われる。しかしながら、シャッタ機構が十分に開状態になっていない場合、十分な量のトナー補給が行われない。十分な量のトナー補給が行われない場合、異常画像が発生して画像形成装置のダウンタイムが発生する。シャッタ機構の開状態を検知するセンサを設けることでこのような異常画像の発生を防止することは可能であるが、コストアップにつながる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、シャッタ機構の状態に起因した異常画像の発生を防止する画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、現像剤により所定の感光体の画像を現像する現像手段と、前記現像剤を前記現像手段に補給する収容容器と、前記収容容器から前記現像手段への前記現像剤の補給経路に、前記現像手段のトナー補給口を塞ぐように設けられるシャッタと、前記収容容器を回転駆動して前記現像剤を補給させるとともに、前記シャッタを駆動して開状態にする駆動手段と、前記駆動手段に前記シャッタを開状態にするための駆動を開始させてから一定時間経過するまで待機し、前記一定時間経過した後に、前記駆動手段に前記収容容器を回転駆動させる制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、シャッタを開状態にするための駆動を開始してから一定時間経過するまで収容容器を回転駆動しないために、シャッタが開状態になるまで現像剤が補給されることはない。そのために、十分な量の現像剤の補給が可能になり、シャッタの開状態が不十分であることに起因した異常画像の発生を防止することができる。
以下、実施の形態を図面を参照しつつ詳細に説明する。
(画像形成装置の全体構成)
図1は、本実施形態の画像形成装置200の構成図である。この画像形成装置200は、それぞれ異なる色の画像を形成するための画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdを備える。画像形成装置200は、本体に、各々異なる色の現像剤(本実施形態ではトナー)を収容するトナー収容容器Ta、Tb、Tc、Tdが着脱自在に設けられる。トナー収容容器Taは、イエローのトナーを収容し、画像形成部Paにイエローのトナーを補給する。トナー収容容器Tbは、マゼンタのトナーを収容し、画像形成部Pbにマゼンタのトナーを補給する。トナー収容容器Tcは、シアンのトナーを収容し、画像形成部Pcにシアンのトナーを補給する。トナー収容容器Tdは、ブラックのトナーを収容し、画像形成部Pdにブラックのトナーを補給する。そのために画像形成部Paは、イエローのトナー像を形成する。画像形成部Pbは、マゼンタのトナー像を形成する。画像形成部Pcは、シアンのトナー像を形成する。画像形成部Pdは、ブラックのトナー像を形成する。以下の説明において、色別に説明する場合には符号末尾にa、b、c、dを付し、色別に説明しない場合には符号末尾のa、b、c、dを付さない。
図1は、本実施形態の画像形成装置200の構成図である。この画像形成装置200は、それぞれ異なる色の画像を形成するための画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdを備える。画像形成装置200は、本体に、各々異なる色の現像剤(本実施形態ではトナー)を収容するトナー収容容器Ta、Tb、Tc、Tdが着脱自在に設けられる。トナー収容容器Taは、イエローのトナーを収容し、画像形成部Paにイエローのトナーを補給する。トナー収容容器Tbは、マゼンタのトナーを収容し、画像形成部Pbにマゼンタのトナーを補給する。トナー収容容器Tcは、シアンのトナーを収容し、画像形成部Pcにシアンのトナーを補給する。トナー収容容器Tdは、ブラックのトナーを収容し、画像形成部Pdにブラックのトナーを補給する。そのために画像形成部Paは、イエローのトナー像を形成する。画像形成部Pbは、マゼンタのトナー像を形成する。画像形成部Pcは、シアンのトナー像を形成する。画像形成部Pdは、ブラックのトナー像を形成する。以下の説明において、色別に説明する場合には符号末尾にa、b、c、dを付し、色別に説明しない場合には符号末尾のa、b、c、dを付さない。
画像形成部Pa〜Pdは同様の構成である。なお、画像形成装置200は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナー像に限定されるものではなく、他の色のトナー像を形成する画像形成部を備えていてもよい。また、画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdの並びはこの限りではない。画像形成部Pは、感光体1、帯電器2、現像器100、及びドラムクリーナ6を備える。画像形成部Pの周囲には、露光器3及び一次転写部4が設けられる。
感光体1は、ドラム形状の金属ローラの表面に感光層を備える像担持体である。感光体1は、画像形成時に矢印A方向に回転する。帯電器2は、感光体1の表面を一様に帯電させる。表面が帯電した感光体1は、対応する色の画像を表す画像データに基づいて露光器3から照射されるレーザ光により走査される。これにより感光体1の表面に対応する色の画像の静電潜像が形成される。
現像器100はトナー収容容器Tから対応する色のトナーが供給されており、静電潜像をトナーにより現像することで、感光体1にトナー像を形成する。現像器100は内部のトナー濃度を検知する不図示のトナー濃度センサを備える。トナー濃度センサがトナー濃度の低下を検知する場合、現像器100にはトナー収容容器Tからトナーが補給される。現像器100内部には非磁性トナーと磁性キャリアとを混合した二成分現像剤、或いは磁性トナーや非磁性トナーのみの一成分現像剤が収容される。本実施形態では、二成分現像剤を用いる場合について説明する。
画像形成部Pa〜Pdの上部には中間転写ベルト7が設けられる。一次転写部4a〜4dは、中間転写ベルト7を挟んで画像形成部Pa〜Pdに対向する位置に設けられる。各画像形成部Pa〜Pdの感光体1a〜1dと一次転写部4a〜4dとの間には一次転写ニップ部が形成される。中間転写ベルト7は、一次転写ニップ部を通過する際に感光体1a〜1dに形成されたトナー像が転写される。転写後に感光体1a〜1dに残るトナーは、ドラムクリーナ6a〜6dにより除去される。
中間転写ベルト7は、二次転写内ローラ8、従動ローラ17、第1テンションローラ18、及び第2テンションローラ19に掛け回される無端ベルトである。中間転写ベルト7は、二次転写内ローラ8の回転に応じて矢印B方向に回転する。そのために中間転写ベルト7上に転写されたトナー像は、矢印B方向に搬送される。中間転写ベルト7を挟んで二次転写内ローラ8に対向する位置には、二次転写ローラ9が配設される。二次転写内ローラ8と二次転写ローラ9との間には転写ニップ部である二次転写部T2が形成される。中間転写ベルト7及びシート等の記録材Sが二次転写部T2を通過する際に、中間転写ベルト7に形成されたトナー像が記録材Sに転写される。転写後に中間転写ベルト7に残るトナーは、ベルトクリーナ11により除去される。
記録材Sは、カセット部60に収納されており、中間転写ベルト7に形成されたトナー像が二次転写部T2に搬送されるタイミングに合わせて、二次転写部T2に搬送される。カセット部60に収納される記録材Sは、給紙ローラ61により給紙され、搬送パスをレジストレーションローラ対62に向けて搬送される。レジストレーションローラ対62は、記録材Sの斜行補正等を行った後に、記録材Sが二次転写部T2において中間転写ベルト7上のトナー像と接触するタイミングで、記録材Sを搬送する。
二次転写部T2でトナー像が転写された記録材Sは定着器13に搬送される。定着器13は、対向する2つのローラにより形成された定着ニップ内で、通過する記録材Sに所定の圧力と熱量を与えて、記録材S上にトナー像を溶融固着させる。そのために定着器13は、熱源となるヒータを備え、常に最適な温度が維持されるように制御される。トナー像が定着された記録材Sは排紙ローラ対64により排紙トレイ63に排出される。画像形成装置200の各部の動作制御は、内蔵する制御基板600により行われる。
(トナー収容容器)
図2は、トナー収容容器Tの要部概略図である。図2(a)は、画像形成装置200の装着部に装着されるトナー収容容器Tの外観を示す。図2(b)及び図2(c)は、装着部に装着されるトナー収容容器Tのキャップ部222内の構造を示す。
図2は、トナー収容容器Tの要部概略図である。図2(a)は、画像形成装置200の装着部に装着されるトナー収容容器Tの外観を示す。図2(b)及び図2(c)は、装着部に装着されるトナー収容容器Tのキャップ部222内の構造を示す。
トナー収容容器Tは、トナーを収容する収容部207、トナー収容容器駆動モータ604から回転駆動力が伝達される駆動伝達部206、トナーを排出する排出口211を有する排出部212を備える。さらにトナー収容容器Tは、排出部212内のトナーを排出口211から排出するためのポンプ部210、ポンプ部210を伸縮させる往復動部材213を備える。駆動伝達部206は、凸部220(所定部分)とカム溝214を有する。カム溝214は、トナー収容容器Tの駆動伝達部206が回転する回転方向において駆動伝達部206の一周に亘って形成されている。
駆動伝達部206に形成されたカム溝214及び凸部220は、駆動伝達部206と一体に回転する。トナー収容容器駆動モータ604が駆動ギアを介してトナー収容容器Tの駆動伝達部206に回転駆動力を伝達することによって、トナー収容容器Tの駆動伝達部206及び駆動伝達部206に連結された収容部207が回転する。収容部207の内部には、螺旋状に凸部205が形成されており、収容部207の回転に伴って収容部207内のトナーを排出口211に向けて搬送する。
キャップ部222は、装着部によって回転が規制されているので、駆動伝達部206が回転したとしても回転しない。排出口211、ポンプ部210、往復動部材213もキャップ部222とともに回転しないように規制される。排出口211、ポンプ部210、往復動部材213は、駆動伝達部206が回転したとしても回転しない。
キャップ部222の内側には駆動伝達部206が回転することによって往復動部材213が回転することを規制する回転規制溝が形成される。往復動部材213は回転規制溝に係合される(図3)。さらに、往復動部材213は、ポンプ部210に接続されると共に、不図示の爪部が駆動伝達部206のカム溝214に係合する。これにより、駆動伝達部206が回転することに応じて、往復動部材213が回転することを規制された状態で往復動部材213がカム溝214に沿って移動する。そのために往復動部材213は、矢印X方向(トナー収容容器Tの長手方向)に往復動する。
往復動部材213は、ポンプ部210と連結されている。往復動部材213が往復動することによってポンプ部210は伸長と圧縮を交互に繰り返す。往復動部材213が矢印X方向に移動することによりポンプ部210が伸長する。そして、ポンプ部210が伸長することによりトナー収容容器Tの内圧が低下し、排出口211から空気が吸い込まれ、排出部212内のトナーを解す。次に、往復動部材213が矢印X方向と逆方向に移動することによりポンプ部210が圧縮する。そして、ポンプ部210が圧縮することによりトナー収容容器Tの内圧が上昇し、排出口211に堆積したトナーが排出口211からトナー搬送路を通って現像器100に供給される。
キャップ部222は、トナー収容容器Tの装着方向(矢印M方向)の奥側に突起222aを有する。画像形成装置200に設けられているボトルセンサ221は、トナー収容容器Tが装着部に装着されたことを検出する。トナー収容容器Tが装着位置に装着された場合、ボトルセンサ221がキャップ部222の突起222aを検出することで、ボトルセンサ221が、トナー収容容器Tが装着されていることを示す信号を後述のASIC602(図7)に出力する。
さらに、キャップ部222は、排出口211を封止するシール部材222bを備えている。このシール部材222bにより排出口211が封止されていれば、トナー収容容器T内のトナーが排出口211から漏れ出すことを防止できる。なお、トナー収容容器Tが装着部に装着される前にユーザがシール部材222bを除去することによって、トナー収容容器Tの排出口211が開放される。
ここで、図2(b)はトナー収容容器Tのポンプ部210が最大限伸張された状態、図2(c)はトナー収容容器Tのポンプ部210が最大限圧縮された状態を示すトナー収容容器Tの要部断面図である。なお、ポンプ部210は、このポンプ部210の伸縮動作に伴ってポンプ部210の容積が可変する樹脂製の蛇腹状のポンプである。即ち、ポンプ部210は、「山折り」部と「谷折り」部とがトナー収容容器Tの長手方向に沿って交互に繰り返し並んでいる。
本実施形態では、トナー収容容器Tが1回転する間に亘って補給動作を2回行う。1回のトナー補給動作は、ポンプ部210が最大圧縮している状態から開始し、ポンプ部210を伸長させ、その後に圧縮させ、ポンプ部210が最大圧縮した状態で終了する。カム溝214には、2つのピーク領域と2つの谷領域とが、谷→ピーク→谷→ピークの順番で形成されている。往復動部材213が係合しているカム溝214の位置がピーク領域である場合、ポンプ部210が最大限伸長する。往復動部材213が係合しているカム溝214の位置が谷領域である場合、ポンプ部210が最大限圧縮する。
(回転検知センサ)
次に、画像形成装置200に設けられた回転検知センサ203について図3及び図4に基づいて説明する。回転検知センサ203は、発光部と、発光部から照射された光を受光する受光部とを有する光学センサである。フラグ204は自重によってトナー収容容器Tの駆動伝達部206に接触する。よって、フラグ204は、駆動伝達部206の凸部220に押されて回転軸204aを中心に揺動し、発光部からの光を遮光する。つまり、回転検知センサ203によって、フラグ204が凸部220に接触しているか否かを検知することができる。つまり、回転検知センサ203はトナー収容容器Tの回転位置を検知することができる。図3は、トナー収容容器Tが装着される方向において凸部220が形成されている領域と重なる位置、且つ、駆動伝達部206が回転する回転方向において凸部220と異なる領域(他の領域)にフラグ204が当接している様子を示している。この場合、フラグ204が発光部と受光部の間に位置していないので、受光部は発光部から発せられた光を受光することができる。本実施形態においては、フラグ204が発光部と受光部の間に位置していなければ、受光部の受光光量が閾値以上となる。ここで、回転検知センサ203は、受光部に受光される光の受光光量が閾値以上であればハイレベルの信号(論理‘H’)を出力し、受光部に受光される光の受光光量が閾値未満であればローレベルの信号(論理‘L’)を出力する。つまり、フラグ204が凸部220以外の領域に接触している場合、回転検知センサ203はハイレベルの信号(論理‘H’)を後述のASIC602(図7)に出力する。
次に、画像形成装置200に設けられた回転検知センサ203について図3及び図4に基づいて説明する。回転検知センサ203は、発光部と、発光部から照射された光を受光する受光部とを有する光学センサである。フラグ204は自重によってトナー収容容器Tの駆動伝達部206に接触する。よって、フラグ204は、駆動伝達部206の凸部220に押されて回転軸204aを中心に揺動し、発光部からの光を遮光する。つまり、回転検知センサ203によって、フラグ204が凸部220に接触しているか否かを検知することができる。つまり、回転検知センサ203はトナー収容容器Tの回転位置を検知することができる。図3は、トナー収容容器Tが装着される方向において凸部220が形成されている領域と重なる位置、且つ、駆動伝達部206が回転する回転方向において凸部220と異なる領域(他の領域)にフラグ204が当接している様子を示している。この場合、フラグ204が発光部と受光部の間に位置していないので、受光部は発光部から発せられた光を受光することができる。本実施形態においては、フラグ204が発光部と受光部の間に位置していなければ、受光部の受光光量が閾値以上となる。ここで、回転検知センサ203は、受光部に受光される光の受光光量が閾値以上であればハイレベルの信号(論理‘H’)を出力し、受光部に受光される光の受光光量が閾値未満であればローレベルの信号(論理‘L’)を出力する。つまり、フラグ204が凸部220以外の領域に接触している場合、回転検知センサ203はハイレベルの信号(論理‘H’)を後述のASIC602(図7)に出力する。
一方、図4は、フラグ204が凸部220に当接している様子を示している。この場合、フラグ204が発光部と受光部の間に位置しているので、受光部は発光部から発せられた光を受光することができない。つまり、受光部の受光光量は閾値未満となる。つまり、フラグ204が凸部220に接触している場合、回転検知センサ203はローレベルの信号(論理‘L’)を後述のASIC602(図7)に出力する。
ここで、本実施形態においては、ポンプ部210が圧縮し始めてからポンプ部210が最大限圧縮するまで、凸部220がフラグ204を押し上げる構成とした。回転検知センサ203は、ポンプ部210が圧縮し始めてからポンプ部210が最大限圧縮するまでの間、ローレベルの信号(論理‘L’)を出力する。そして、ポンプ部210が伸長し始めてからポンプ部210が最大限伸長するまでの間、ハイレベルの信号(論理‘H’)を出力する。
(回転速度制御処理)
本実施形態においては、トナー収容容器駆動モータ604としてDCモータ(DCブラシモータ)を用いている。トナー収容容器駆動モータ604がトナー収容容器Tを回転駆動する場合、トナー収容容器Tの回転速度がトナー収容容器Tの重量に応じて変動してしまう。つまり、トナー収容容器Tに収容されたトナーの量が少なかった場合、トナー収容容器Tは軽くなる。よって、所定のPWM設定値に基づき駆動されたトナー収容容器駆動モータ604がトナー収容容器Tを回転させた場合、トナー収容容器Tの回転速度が目標速度よりも速くなる。
本実施形態においては、トナー収容容器駆動モータ604としてDCモータ(DCブラシモータ)を用いている。トナー収容容器駆動モータ604がトナー収容容器Tを回転駆動する場合、トナー収容容器Tの回転速度がトナー収容容器Tの重量に応じて変動してしまう。つまり、トナー収容容器Tに収容されたトナーの量が少なかった場合、トナー収容容器Tは軽くなる。よって、所定のPWM設定値に基づき駆動されたトナー収容容器駆動モータ604がトナー収容容器Tを回転させた場合、トナー収容容器Tの回転速度が目標速度よりも速くなる。
トナー収容容器Tから現像器100に補給されるトナーの量(補給量)は、トナー収容容器Tの内圧が変化する速度に応じた値となることが実験によって分かっている。つまり、トナー収容容器Tの重量が減少することによってトナー収容容器Tの回転速度が目標速度よりも速くなった場合、トナー収容容器Tの補給量が目標とする補給量よりも増加してしまう。例えば、トナー収容容器Tの回転速度が120[rpm]の場合のトナー排出量は、トナー収容容器Tの回転速度が30[rpm]の場合のトナー排出量に対して40[%]増加する。トナー収容容器Tから直接現像器100にトナーを補給する構成において、トナー排出量が40[%]も変化した場合、印刷物の濃度が変化してしまう可能性がある。
本実施形態では、1回のトナー補給動作は、ポンプ部210が最大圧縮している状態から開始し、ポンプ部210を伸長させ、その後に圧縮させ、ポンプ部210が最大圧縮した状態で終了する。トナーの補給量は、ポンプ部210を圧縮する際の回転速度の影響を受ける。そこで、本実施形態では、ポンプ部210が圧縮を開始するまでにDCモータ(DCブラシモータ)が目標回転速度で安定するように、開始状態(すなわち、前回のトナー補給の終了状態)の位置が設計されている。さらに、本実施形態では、トナー収容容器Tの回転速度をフィードバック制御することにより、トナー収容容器Tの重量の変化に応じたトナー収容容器Tの回転速度の変化を低減させる。
フィードバック制御を高精度に行うためには、トナー収容容器Tの回転速度を高精度に測定することが重要である。DCモータ(DCブラシモータ)は、目標回転速度までの立ち上がり及び停止において時間がかかるという特性を有する。したがって、DCモータ(DCブラシモータ)が目標回転速度で安定しているタイミングを検出し、回転速度を測定する必要がある。
上述したように本実施形態では、ポンプ部210が圧縮を開始するまでにDCモータ(DCブラシモータ)が目標回転速度で安定するように設計されている。よって、ポンプ部210が圧縮処理しているタイミングで回転速度を測定する。
さらに、ポンプ部210が最大限圧縮された状態で補給動作後にトナー収容容器Tが停止するように、カム溝214の谷領域の幅がカム溝のピーク領域の幅に比べて広くなっている。これにより、ポンプ部210が最大限圧縮されていない状態で停止される可能性を低減させている。
以下、トナー収容容器駆動モータ604の回転速度が目標速度となるように、後述のASIC602(図7)がトナー収容容器駆動モータ604の回転駆動を制御する回転速度制御処理を説明する。なお、このASIC602は、現像器100内のトナーの量が所定量よりも低下した場合にトナー収容容器Tから現像器100にトナーを補給する補給動作を実施する。
ASIC602は、トナー収容容器駆動モータ604の回転駆動が開始された後、回転検知センサ203からローレベルの信号(論理‘L’)が出力された時間を計測する。カウント値Tnは、トナー収容容器Tが回転する回転方向において凸部220の前端がフラグ204を押し上げてから、回転方向において凸部220の後端がフラグ204の押し上げを解除するまでの時間を計測した値である。即ち、カウント値Tnは、凸部220によってフラグ204が押し上げられている時間を計測した値である。本実施形態では、ポンプ部210の圧縮処理が終了すると回転検知センサ203から出力される信号がローレベルからハイレベルに変化する。よって、ASIC602はトナー収容容器Tから現像器100にトナーを補給する補給動作が1回(1ブロック)実施されたと判定し、トナー収容容器駆動モータ604を停止させる。
カウント値Tnは、トナー収容容器Tが回転する回転方向において凸部220の前端がフラグ204を押し上げてから、回転方向において凸部220の後端がフラグ204の押し上げを解除するまでの時間を計測した値である。即ち、カウント値Tnは、凸部220によってフラグ204が押し上げられている時間を計測した値である。本実施形態では、ポンプ部210の圧縮処理が終了すると回転検知センサ203から出力される信号がローレベルからハイレベルに変化する。よって、ASIC602はトナー収容容器Tから現像器100にトナーを補給する補給動作が1回(1ブロック)実施されたと判定し、トナー収容容器駆動モータ604を停止させる。ASIC602は、トナー収容容器駆動モータ604を駆動するためのPWM設定値をカウント値Tnに基づき補正し、回転速度制御処理を終了する。
ASIC602は、回転検知センサ203からローレベルの信号が出力されていた時間を計測する。ここで、回転検知センサ203から出力された信号がローレベルとなっている期間は、トナー収容容器Tの回転に伴ってフラグ204が凸部220に当接していた期間に相当する。
ASIC602は以下のようにPWM設定値を補正する。まず、カウント値Tnから今回の補給動作の回転速度V(n)を求める。カウント値Tnはフラグ204が凸部220に当接していた時間を示す。凸部220の周長は既知であるので、カウント値Tnに基づき、今回の補給動作の回転速度V(n)を求めることができる。
次に、ASIC602は、以下の式に基づきPWM設定値の補正値D(n+1)を算出する。
D(n+1)=D(n)+Ki*(Vtgt−V(n))
ここで、D(n)は現在のPWM設定値(すなわち、後述のS102の処置(図10)において設定されたPWM設定値である)、Kiは所定の比例定数、Vtgtは目標回転速度である。PWM設定値の補正値D(n+1)は、次回の補給動作の際に使用される。
D(n+1)=D(n)+Ki*(Vtgt−V(n))
ここで、D(n)は現在のPWM設定値(すなわち、後述のS102の処置(図10)において設定されたPWM設定値である)、Kiは所定の比例定数、Vtgtは目標回転速度である。PWM設定値の補正値D(n+1)は、次回の補給動作の際に使用される。
本実施形態によれば、回転検知センサ203によりトナー収容容器Tの凸部220が検知される時間に基づいてトナー収容容器駆動モータ604の回転速度を制御するPWM設定値を補正することで、トナー収容容器Tの回転速度を目標とする回転速度に制御する。つまり、ポンプ部210が圧縮し始めてからポンプ部210が最大限圧縮するまでの供給動作を行った時間を計測し、計測結果に基づいて次にトナー収容容器Tを回転駆動させるときの回転速度を制御している。これにより、トナー収容容器Tの回転速度を目標とする回転速度に制御することができるので、トナー収容容器Tのトナー排出量を安定させることができる。
図5は、現像器100の説明図である。図5(a)は、現像器100の内部の説明図である。図5(b)は、トナー収容容器Tから現像器100へのトナーの補給経路の説明図である。
現像器100は、隔壁107により第1の収容室105及び第2の収容室106に仕切られる。第1の収容室105には、撹拌スクリュー103が設けられる。第2の収容室106には撹拌スクリュー102が設けられる。現像器100の感光体1に対向する位置には、円筒形状の現像スリーブ101が設けられる。現像器100は、トナー収容容器Tから補給されるトナーを収容するトナー散らし部104を備える。トナーは、トナー収容容器Tから、画像形成装置200の本体に設けられる補給経路であるガイド108を介して、現像器100のトナー散らし部104に補給される。トナー散らし部104に収容されるトナーは、撹拌スクリュー103により撹拌されながら第1の収容室105に搬送される。第1の収容室105に搬送されたトナーは、撹拌スクリュー102により撹拌されながら第2の収容室106に搬送される。第2の収容室106に搬送されたトナーは現像スリーブ101に供給される。現像スリーブ101は、トナーを感光体1に供給する。撹拌スクリュー102、103は、後述の現像スクリュー駆動モータから駆動力を供給される。
1回のトナー補給動作によりトナー収容容器Tからトナー散らし部104に補給されるトナー量は、高濃度画像の画像形成時でも現像器100内のトナー濃度が十分に保たれる量に設定される。トナー散らし部104から第1の収容室105に搬送されるトナー量は、撹拌スクリュー102、103の形状や回転速度に応じて決まる。撹拌スクリュー102、103の高速回転はトナー劣化を早めるために、撹拌スクリュー102、103は所定の速度以上で回転させることができない。1回のトナー補給動作によりトナー散らし部104に補給されるトナー量は、トナー散らし部104から第1の収容室105に搬送されるトナー量よりも多く設定される。そのために連続してトナー補給動作を行う場合、トナー散らし部104からのトナー溢れや、トナー散らし部104内のトナー詰まりが発生する可能性がある。
ガイド108の現像器100a、100b側には、補給口シャッタ400が設けられる。補給口シャッタ400は、画像形成装置200の輸送時の振動等で、トナー収容容器Tから現像器100へ意図しないトナー補給が行われることを防止するためのシャッタ機構である。本実施形態ではトナー収容容器Tから現像器100へ直接トナーが補給されるために、過剰な量のトナーの補給は異常画像の原因となる。補給口シャッタ400は、過剰な量のトナー補給を防止する。補給口シャッタ400は、トナー収容容器T側ではなく、画像形成装置200側に設けられており、トナー収容容器駆動モータにより現像器100a、100bのトナー補給口を開閉する構成となっている。
(補給口シャッタ機構)
図6はトナー補給口を開閉する補給口シャッタ400の説明図である。図6(a)は補給口シャッタ400が閉じている状態を示し、図6(b)は補給口シャッタ400が開いた状態を示す。補給口シャッタ400を開放する機構は、ねじ山が形成され、トナー収容容器駆動モータ604により回転される軸WGと、補給口シャッタ400に固定されており、ねじ溝が形成された筒状部材401とを備える。トナー収容容器駆動モータ604によって軸WGがR1方向へ回転すると、筒状部材401が矢印F方向へ移動して補給口シャッタ400が開く。つまり、軸WGと筒状部材401とはトナー収容容器駆動モータ604の回転力を補給口シャッタ400の移動力へ変換する変換機構として機能する。
図6はトナー補給口を開閉する補給口シャッタ400の説明図である。図6(a)は補給口シャッタ400が閉じている状態を示し、図6(b)は補給口シャッタ400が開いた状態を示す。補給口シャッタ400を開放する機構は、ねじ山が形成され、トナー収容容器駆動モータ604により回転される軸WGと、補給口シャッタ400に固定されており、ねじ溝が形成された筒状部材401とを備える。トナー収容容器駆動モータ604によって軸WGがR1方向へ回転すると、筒状部材401が矢印F方向へ移動して補給口シャッタ400が開く。つまり、軸WGと筒状部材401とはトナー収容容器駆動モータ604の回転力を補給口シャッタ400の移動力へ変換する変換機構として機能する。
また、筒状部材401には溝部402が形成されており、溝部402には振り子ギアG3、及びG4の爪部403が嵌まっている。筒状部材401が矢印F方向へ移動することで、爪部403が溝部402から外れると、振り子ギアG3、及びG4が図6(b)に示すように矢印方向へ倒れる。ここで、トナー収容容器駆動モータ604はギアG1をCW方向へ回転させる。図6(a)に示すように、爪部403が溝部402に嵌まっている状態では、ギアG1はトナー収容容器Tを回転駆動させるためのギアG2と連結されていない。ところが、振り子ギアG3、及びG4が倒れ、振り子ギアG3がギアG1と連結し、振り子ギアG4とギアG2が連結すると、トナー収容容器駆動モータ604がトナー収容容器Tを回転可能となる。
(制御基板)
図7は制御基板600の説明図である。この制御基板600は、トナー収容容器Ta、Tbからイエローの現像器100a及びマゼンタの現像器100bへのトナー補給動作を制御する構成を含み、他の画像形成装置200の動作を制御するための構成については省略してある。ここではイエローの現像器100a及びマゼンタの現像器100bへのトナー補給を行う構成について説明するが、シアンの現像器100c及びブラックの現像器100dへのトナー補給も同様の構成で行われる。
図7は制御基板600の説明図である。この制御基板600は、トナー収容容器Ta、Tbからイエローの現像器100a及びマゼンタの現像器100bへのトナー補給動作を制御する構成を含み、他の画像形成装置200の動作を制御するための構成については省略してある。ここではイエローの現像器100a及びマゼンタの現像器100bへのトナー補給を行う構成について説明するが、シアンの現像器100c及びブラックの現像器100dへのトナー補給も同様の構成で行われる。
制御基板600は、トナー収容容器Taに設けられる回転検知センサ203a及びトナー収容容器Tbに設けられる回転検知センサ203bの検知結果を取得する。制御基板600は、現像器100aに設けられるトナー濃度センサ80a及び現像器100bに設けられるトナー濃度センサ80bの検知結果を取得する。制御基板600は、トナー収容容器駆動モータ604及び現像スクリュー駆動モータ608の動作を制御する。
制御基板600は、画像形成装置200の全体動作の制御を行うCPU(Central Processing Unit)601を備える。制御基板600は、トナー補給動作に関する機能をハードウェア化したASIC(Application Specific Integrated Circuit)602を備える。トナー補給動作に関する処理をASIC602が行うことで、CPU601の処理負荷が低減される。なお、CPU601に高機能のものを用いる場合、ASIC602の機能をすべてCPU601により実現してASIC602を備えない構成とすることも可能である。制御基板600は、この他にモータ駆動部603、609及びEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の不揮発性メモリ607を備える。ASIC602は、CPU601の制御により動作する。ASIC602は、回転検知センサ203a、203bの検知結果を取得する。ASIC602は、モータ駆動部603、609の動作を制御する。
CPU601は、トナー濃度センサ80a、80bの検知結果であるアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換部610を備える。CPU601は、タイマを備えており、トナー補給動作が終了してから次のトナー補給動作を開始するまでの時間を測定する。またCPU601は、タイマにより撹拌スクリュー102、103が回転している時間をカウントアップする。カウント値は、トナーの搬送量、撹拌の度合いを判断する基準となる。
モータ駆動部603は、ASIC602によって設定されたPWM設定値に基づいてトナー収容容器駆動モータ604に供給する電流を制御する。PWM設定値は、微小時間あたりにトナー収容容器駆動モータ604に電流を供給すべき時間の割合を示す制御値であり、トナー収容容器駆動モータ604の駆動力(駆動速度)を制御するための信号である。トナー収容容器Ta、Tbは、トナー収容容器駆動モータ604によって回転駆動される。トナー収容容器Ta、Tbは、1ストロークのトナー補給動作、ここではポンプ部210の1ポンピング動作によって所定量のトナーを排出する。本実施形態では1つのトナー収容容器駆動モータ604で2つの現像器100a、100bへのトナー補給を実現する。トナー収容容器駆動モータ604は、CW(Clock Wise)方向に回転することでトナー収容容器Taを回転駆動して現像器100aへトナーを補給させる。トナー収容容器駆動モータ604は、CCW(Counter Clock Wise)方向に回転することでトナー収容容器Tbを回転駆動して現像器100bへトナーを補給させる。トナー収容容器駆動モータ604の回転方向は、モータ駆動部603を介してASIC602から入力される制御信号により制御される。なお、トナー収容容器駆動モータ604は、CW方向に回転することでトナー収容容器Tbを回転駆動し、CCW方向に回転することでトナー収容容器Taを回転駆動するように構成されてもよい。つまりトナー収容容器駆動モータ604は、一方の方向(第1方向)に回転することで一方のトナー収容容器を回転駆動し、他方の方向(第2方向)に回転することで他方のトナー収容容器を回転駆動する。回転検知センサ203a、203bは、それぞれトナー収容容器Ta、Tbが回転することで変化する検知信号をASIC602に送信する。
現像器100a、100b内の各撹拌スクリュー102、103は、現像スクリュー駆動モータ608により駆動される。現像スクリュー駆動モータ608は、モータ駆動部609を介してASIC602により制御される。なお、現像スクリュー駆動モータ608は、各現像器100に1つずつ個別に設けられてもよい。現像器100a、100bに設けられるトナー濃度センサ80a、80bは、現像器100a、100b内のトナー濃度の検知結果をCPU601のA/D変換部610に入力する。トナー濃度の検知結果は、トナー補給量の算出に用いられる。
補給口シャッタ400は、トナー収容容器駆動モータ604がCW方向に回転することで開く方向に駆動される。補給口シャッタ400が開く方向に駆動される時点で、トナー収容容器Taを回転させるための駆動力は伝達されない。トナー収容容器駆動モータ604が一定量回転して補給口シャッタ400が完全に開状態になると、トナー収容容器Taに回転のための駆動力が伝達される。補給口シャッタ400は、現像器100a及び現像器100bの両方のトナー補給口を塞ぐように設けられる。補給口シャッタ400は、トナー収容容器駆動モータ604がCW方向に回転することで、現像器100a、100bの両方のトナー補給口を開放する。
不揮発性メモリ607は、前回補給したトナーの色の情報及びCPU601のタイマでカウントされたカウント値が格納される。不揮発性メモリ607は、必ずしも制御基板600上に実装されている必要はなく、CPU601やASIC602に内蔵されていてもよい。
(トナー補給動作のタイミングチャート)
図8は、トナー補給動作のタイミングチャートである。このタイミングチャートは、補給口シャッタ400を開状態にして、イエローのトナー補給、及びマゼンタのトナー補給を行うタイミングを表す。
図8は、トナー補給動作のタイミングチャートである。このタイミングチャートは、補給口シャッタ400を開状態にして、イエローのトナー補給、及びマゼンタのトナー補給を行うタイミングを表す。
補給口シャッタ400を開状態にするために、トナー収容容器駆動モータ604がCW方向に回転する(ON)。トナー収容容器駆動モータ604が一定時間だけCW方向に回転することで、補給口シャッタ400は閉状態(CLOSE)から開状態(OPEN)になる。
補給口シャッタ400が開状態になることで、トナー収容容器駆動モータ604の駆動力がトナー収容容器Taに伝達されるようになる。これによりトナー収容容器Taが回転を開始して、回転検知センサ203aの検知結果が「ハイ(High)」から「ロー(Low)」に変化する。回転検知センサ203aの検知結果は、トナー収容容器Taの回転に応じて「ロー」から「ハイ」に変化する。回転検知センサ203aの検知結果が「ハイ」に変化することで、トナー収容容器駆動モータ604が駆動を停止する(OFF)。これにより1回のポンピング動作による現像器100aへのトナー補給が終了する。
次いでトナー収容容器駆動モータ604は、CCW方向に回転を開始する(ON)。トナー収容容器駆動モータ604が一定時間CCW方向に回転することで、トナー収容容器Tbが回転を開始して、回転検知センサ203bの検知結果が「ハイ(High)」から「ロー(Low)」に変化する。回転検知センサ203bの検知結果は、トナー収容容器Tbの回転に応じて「ロー」から「ハイ」に変化する。回転検知センサ203bの検知結果が「ハイ」に変化することで、トナー収容容器駆動モータ604が駆動を停止する(OFF)。これにより1回のポンピング動作による現像器100bへのトナー補給が終了する。
画像形成装置200は、補給口シャッタ400の開状態を直接検知することができない。そのために画像形成装置200は、補給口シャッタ400が完全に開状態にならなければトナー収容容器駆動モータ604の駆動力がトナー収容容器Tに伝達されない構成になっている。
例えば、画像形成装置200は、トナー収容容器Tが回転して回転検知センサ203の出力信号がハイレベルとローレベルとに繰り返し変化した回数が所定回数に達したことに応じて補給口シャッタ400が開状態になったと判定する構成が考えられる。しかしながら、補給口シャッタ400が完全に開状態になる前に回転検知センサ203の出力信号が何らかの要因で繰り返し変化した場合、画像形成装置200は、補給口シャッタ400の開状態を誤検知してしまう。図9は、このような補給口シャッタ400の開状態の誤検知時のタイミングチャートである。
補給口シャッタ400を開放するために、トナー収容容器駆動モータ604がCW方向に回転する(ON)。このとき、トナー収容容器Taが回転していないにもかかわらず回転検知センサ203aの検知結果が何らかの振動により変化する。この検知結果の変化により、ASIC602は、トナー収容容器Taが回転したと誤判定する。そのために補給口シャッタ400が閉状態(CLOSE)であるにもかかわらず、トナー収容容器駆動モータ604は停止する(OFF)。
次いでトナー収容容器駆動モータ604は、現像器100bへのトナー補給を行うためにCCW方向に回転を開始する。しかし補給口シャッタ400が開状態になっていないために、現像器100bへのトナー補給が行われない。その結果、現像器100b内にトナーが十分に補給されていない状態で画像形成処理が実行されるので異常画像が発生する。
回転検知センサ203の誤検知の発生要因には、例えばトナー収容容器Tの装着方法が挙げられる。トナー収容容器Tを画像形成装置200に装着した場合、通常、回転検知センサ203の検知結果は「ハイ」となるように構成されている。しかし、装着後に、ユーザがトナー収容容器Tを手で回転させた場合、回転検知センサ203の検知結果が変化してしまう。そのときフラグ204の位置が、回転検知センサ203の検知結果が変化する閾値近傍の場合、画像形成装置200が稼働したことによる小さな振動で、検知結果が変化する可能性がある。このとき画像形成装置200は、図9に示すようなタイミングで動作する可能性がある。
本実施形態のASIC602は、回転検知センサ203の検知結果の変化とは無関係に、一定時間だけトナー収容容器駆動モータ604をCW方向に回転することで、補給口シャッタ400を完全に開状態にする。つまりASIC602は、一定時間だけトナー収容容器駆動モータ604をCW方向に回転することで、補給口シャッタ400が完全に開状態になったと判定する。そのために、図9のように補給口シャッタ400が完全に開状態にならずにトナー補給が行われることを防止することができる。
(トナー補給動作)
図10は、トナー補給動作を表すフローチャートである。このトナー補給動作は、画像形成処理に伴って行われる。このフローチャートは、現像器100a、100bにトナー補給を行う場合についての処理である。
図10は、トナー補給動作を表すフローチャートである。このトナー補給動作は、画像形成処理に伴って行われる。このフローチャートは、現像器100a、100bにトナー補給を行う場合についての処理である。
制御基板600は、画像形成の開始指示を取得して、ASIC602により現像スクリュー駆動モータ608を制御し、現像器100内の撹拌スクリュー102、103を回転させる。CPU601は、前回のトナー補給時にカウントしたカウント値Tzを不揮発性メモリ607から取得して、その続きのカウントを開始する(S101)。CPU601は、画像形成を開始する(S102)。
制御基板600は、画像形成の実行中にトナー補給を行う(S103:N)。トナー補給動作を開始すると、CPU601は、トナー濃度センサ80a、80bからトナー濃度の検知結果を取得する(S104)。CPU601は、トナー濃度の検知結果に基づいて、現像器100a、100b内のトナーの量(現像剤の重量に対するトナーの重量比T/D比と称する。)を算出する(S105)。CPU601は、算出したトナーの量及び画像データから予測されるトナーの消費量に基づいて、各色の現像器100a、100bに補給する必要があるトナー補給量(必要補給量)をそれぞれ算出する(S106)。必要補給量は、例えば1回のポンピング動作で補給されるトナー量を「1ブロック」として表される。CPU601は、トナー補給量の算出結果に基づいて、現像器100a、100bの少なくとも一方にトナー補給が必要であるか否かを判断する(S107)。
現像器100a、100bの少なくとも一方にトナー補給が必要である場合(S107:Y)、CPU601は、各現像器100a、100bへの必要補給量が同じであるか否かを判断する(S108)。必要補給量が同じである場合(S108:Y)、CPU601は、不揮発性メモリ607から前回補給したトナーの色の情報を取得する。CPU601は、この情報に基づいて前回補給しなかった方の色のトナーを補給することを決定する。ASIC602は、この決定に基づいてトナー収容容器駆動モータ604により該当する色のトナー収容容器Tを駆動することで、該当する現像器100にトナーを補給する(S109)。前回補給時とは異なる色のトナーを補給することで、連続補給による現像器100のトナーの詰まりや溢れを防止して、効率よくトナーを補給することができる。
必要補給量が同じではない場合(S108:N)、CPU601は、必要補給量が多い現像器100を選択する(S110)。CPU601は、選択した色の現像器100への前回のトナー補給からの経過時間をカウンタ値Tzから取得する。CPU601は、経過時間が所定時間(ここでは0.4秒)以上経過するまで待機する(S111)。所定時間以上経過すると(S111:Y)、CPU601は、選択した色の現像器100へのトナー補給を決定する。これは、連続補給による現像器100のトナーの詰まりや溢れを防止するためである。ASIC602は、この決定に基づいてトナー収容容器駆動モータ604により該当する色のトナー収容容器Tを駆動することで、該当する現像器100にトナーを補給する(S112)。
CPU601は、トナー補給が終了すると必要補給量から実際に補給したトナー量を減算する(S113)。例えば必要補給量が2ブロックで実際に補給した量が1ブロックである場合、残りの必要補給量は1ブロックとなる。CPU601は、不揮発性メモリ607に補給したトナーの色を記憶させる(S114)。CPU601は、カウンタのカウント値Tzをリセットして、カウントを再開する(S115)。以上のようにして、画像形成中にトナー補給が行われる。
CPU601は、トナー補給の終了後、或いはS107の処理でトナー補給が不要である場合(S107:N)、画像形成が実行中であるか否かを判断し、実行中であれば再度S104以降の処理を行う。S113の処理で算出した残りの必要補給量は、次のトナー補給動作時のS106の処理において、必要補給量を算出する際に加算される。
画像形成が終了した場合(S103:Y)、CPU601は、ASIC602により現像スクリュー駆動モータ608を制御して現像器100内の撹拌スクリュー102、103の回転を停止させ、且つカウントを停止する(S116)。CPU601は、カウントを停止した時点のカウント値Tzを不揮発性メモリ607に保存して画像形成処理を終了する(S117)。
(補給口シャッタ400の開動作制御例1)
図11は、トナー補給時の補給口シャッタ400の開動作制御を表すフローチャートである。図10のS109、S112のトナー補給の際にこの処理は行われる。
図11は、トナー補給時の補給口シャッタ400の開動作制御を表すフローチャートである。図10のS109、S112のトナー補給の際にこの処理は行われる。
CPU601によりトナーの補給が決定されると、ASIC602は、トナー収容容器駆動モータ604にCW方向への回転駆動を開始させる(S201)。これにより補給口シャッタ400が開状態になるように駆動される。ASIC602は、トナー収容容器駆動モータ604の回転を開始させてから一定時間(ここではt秒)待機する(S202)。t秒は補給口シャッタ400を完全に開状態にするのに十分な時間である。一定時間経過すると(S202:Y)、ASIC602は、トナー収容容器駆動モータ604の回転駆動を停止させる(S203)。これにより補給口シャッタ400が開状態になる。ASIC602は、補給口シャッタ400が開状態になった後に、トナー収容容器駆動モータ604にトナー収容容器Tを回転駆動させてトナー補給を行う。
以上のようにASIC602は、補給口シャッタ400の開動作中の回転検知センサ203の検知結果によらず、トナー収容容器駆動モータ604をt秒間駆動して、補給口シャッタ400の開動作をt秒間だけ継続する。そして、ASIC602は、t秒経過後、且つ、回転検知センサ203の出力信号がローレベルの信号からハイレベルの信号へ変化したことに応じてトナー収容容器駆動モータ604を停止させる。
(補給口シャッタ400の開動作制御例2)
開動作制御例1では、回転検知センサ203の検知結果を一定時間取得しないこととしている。これに対して開動作制御例2では、回転検知センサ203を取得する。例えば、トナー収容容器Tの回転による回転検知センサ203の検知結果の変化よりも極端に速い検知結果の変化は、誤検知の可能性が高い。このような検知結果の変化が極端に速い場合の回転検知センサ203の検知結果を無効にしつつ、補給口シャッタ400の開動作制御を行う。
開動作制御例1では、回転検知センサ203の検知結果を一定時間取得しないこととしている。これに対して開動作制御例2では、回転検知センサ203を取得する。例えば、トナー収容容器Tの回転による回転検知センサ203の検知結果の変化よりも極端に速い検知結果の変化は、誤検知の可能性が高い。このような検知結果の変化が極端に速い場合の回転検知センサ203の検知結果を無効にしつつ、補給口シャッタ400の開動作制御を行う。
図12は、この場合のトナー補給時の補給口シャッタ400の開動作制御を表すフローチャートである。図11の処理と同様に、この処理は図10のS109、S112の処理でトナーが補給される際に行われる。
CPU601によりトナーの補給が決定されると、ASIC602は、回転検知センサ203aのフィルタ設定をファスト(fast)からスロー(slow)に変更する(S301)。フィルタ設定は、ASIC602が回転検知センサ203aの検知結果の変化を有効と判断する基準値となる。ASIC602は、フィルタ設定がファストの場合に、フィルタ設定がスローの場合よりも速い検知結果の変化を有効と判断する。例えば、ASIC602は、フィルタ設定がファストの場合、検知結果の変化の間隔が1ミリ秒以上であれば該検知結果の変化を有効と判断し、フィルタ設定がスローの場合、検知結果の変化の間隔が10ミリ秒以上であれば該検知結果の変化を有効と判断する。フィルタ設定がスローの場合、ASIC602は、10ミリ秒以下の短い間隔で変化した検知結果を無視することになる。通常のトナー補給時には、上記の通りトナー補給動作が常に吸気スタートとなるように、回転検知センサ203の検知結果の変化に対して、すぐにトナー収容容器駆動モータ604を停止させる必要がある。そのために回転検知センサ203aのフィルタ設定はファストとなっている。補給口シャッタ400の開動作時は、誤検知に対する耐性を高めるために、フィルタ設定はスローとなる。つまり、ASIC602は、補給口シャッタ400が開状態になるまでの一定時間の間、回転検知センサ203aの検知結果の変化に対する応答速度が、トナー補給時よりも遅く設定される。
ASIC602は、トナー収容容器駆動モータ604をCW方向に回転駆動させる(S302)。これにより補給口シャッタ400が開状態になるように駆動される。ASIC602は、トナー収容容器駆動モータ604の回転に応じて回転検知センサ203aの検知結果が「ロー」から「ハイ」に変化する立ち上がりエッジを検知するまで一定時間待機する(S303)。立ち上がりエッジを検知した場合(S303:Y)、ASIC602は、トナー収容容器駆動モータ604の回転駆動を停止させる(S203)。ASIC602は、回転検知センサ203aのフィルタ設定をスローからファストに変更する(S305)。これにより補給口シャッタ400が開動作になる。ASIC602は、補給口シャッタ400が開状態になった後に、トナー収容容器駆動モータ604にトナー収容容器Tを回転駆動させてトナー補給を行う。
以上のようにASIC602は、回転検知センサ203aの検知結果の変化速度に対する感度を変更することで、検知結果の変化の誤検知を防止しつつ、補給口シャッタ400の開動作制御を行うことができる。例えばASIC602は、図9の回転検知センサ203aのような検知結果であっても、立ち上がりエッジを検知しない。なお、ここではASIC602の機能を用いた処理を説明したが、これに限定されるものではない。例えばCPU601の信号読取を多数決処理することや、フィルタ回路を二種類用意して、これらを回路的に切り替えることで上述の処理を行うようにしてもよい。トナー補給時よりも補給口シャッタ400の開動作時の回転検知センサ203aの検知結果の変化時間の判断基準を遅くすることができれば、上述した手段には限定しない。
以上のような構成の画像形成装置200は、補給口シャッタ400が完全に開状態になることを、開動作を所定時間だけ継続して行うことで保証するために、補給口シャッタ400が完全に開状態になる前にトナー補給が行われることを防止することができる。そのためにトナー補給が正常に行われ、トナー補給に起因する異常画像の発生を防止することができる。
Claims (9)
- 現像剤により所定の感光体の画像を現像する現像手段と、
前記現像剤を前記現像手段に補給する収容容器と、
前記収容容器から前記現像手段への前記現像剤の補給経路に、前記現像手段のトナー補給口を塞ぐように設けられるシャッタと、
前記収容容器を回転駆動して前記現像剤を補給させるとともに、前記シャッタを駆動して開状態にする駆動手段と、
前記駆動手段に前記シャッタを開状態にするための駆動を開始させてから一定時間経過するまで待機し、前記一定時間経過した後に、前記駆動手段に前記収容容器を回転駆動させる制御手段と、を備えることを特徴とする、
画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記シャッタを完全に開状態にするのに十分な前記一定時間経過するまで待機することを特徴とする、
請求項1記載の画像形成装置。 - 前記収容容器の回転を検知する検知手段を備えており、
前記制御手段は、前記一定時間の間、前記検知手段の検知結果を無視することを特徴とする、
請求項1又は2記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記一定時間経過した後に、前記検知手段の検知結果が変化すると、前記駆動手段に前記シャッタを開状態にするための駆動を停止させることを特徴とする、
請求項3記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記一定時間の間、前記検知結果の変化に対する応答速度が、前記現像剤の補給時よりも遅く設定されることを特徴とする、
請求項3又は4記載の画像形成装置。 - 前記現像手段は、第1の現像手段及び第2の現像手段であり、
前記収容容器は、前記第1の現像手段に第1の色の第1の現像剤を補給する第1の収容容器及び前記第2の現像手段に前記第1の色とは異なる第2の色の第2の現像剤を補給する第2の収容容器であり、
前記シャッタは、前記第1の現像手段及び前記第2の現像手段の両方のトナー補給口を塞ぐように設けられ、前記駆動手段に駆動されることで開状態になって、該両方のトナー補給口を開放することを特徴とする、
請求項1〜5のいずれか1項記載の画像形成装置。 - 前記駆動手段は、一方の方向に回転することで前記第1の収容容器を回転駆動して前記第1の現像剤を前記第1の現像手段に補給させるとともに、前記シャッタを駆動して開状態にし、他方の方向に回転することで前記第2の収容容器を回転駆動して前記第2の現像剤を前記第2の現像手段に補給させることを特徴とする、
請求項6記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記駆動手段を前記一方の方向に回転させて前記シャッタを開状態にするための駆動を開始させ、前記一定時間経過した後に、前記駆動手段を前記一方の方向及び前記他方の方向のいずれかに回転させることを特徴とする、
請求項7記載の画像形成装置。 - 現像剤により所定の感光体の画像を現像する現像手段と、前記現像剤を前記現像手段に補給する収容容器と、前記収容容器から前記現像手段への前記現像剤の補給経路に、前記現像手段のトナー補給口を塞ぐように設けられるシャッタと、前記収容容器を回転駆動して前記現像剤を補給させるとともに、前記シャッタを駆動して開状態にする駆動手段と、を備える画像形成装置により実行される方法であって、
前記駆動手段に前記シャッタを開状態にするための駆動を開始させてから一定時間経過するまで待機し、前記一定時間経過した後に、前記駆動手段に前記収容容器を回転駆動させることで、前記現像手段に前記現像剤を補給することを特徴とする、
現像剤の補給方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016185963A JP2018049229A (ja) | 2016-09-23 | 2016-09-23 | 画像形成装置、現像剤の補給方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2016185963A JP2018049229A (ja) | 2016-09-23 | 2016-09-23 | 画像形成装置、現像剤の補給方法 |
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Family Applications (1)
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JP2016185963A Pending JP2018049229A (ja) | 2016-09-23 | 2016-09-23 | 画像形成装置、現像剤の補給方法 |
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-
2016
- 2016-09-23 JP JP2016185963A patent/JP2018049229A/ja active Pending
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