JP2018047619A - 熱転写システム - Google Patents
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Abstract
Description
以下、図1乃至図6を参照して、本発明の実施の形態について説明する。はじめに図1を参照して、熱転写システム10の全体構造について説明する。
図1に示すように、支持層(基材ともいう)11と、インク層12とを有するインクリボン13を用いて被転写体14に所定のパターンでインク12aを転写する熱転写システム10は、矢印R1で示す方向にインクリボン13を送り出す送出部16と、送出部16の下流側に配置された第1加熱装置17と、第1加熱装置17の下流側に配置され、矢印R2で示す方向にインク転写済のインクリボン13を巻き取る巻取部21と、巻取部21の近傍に設けられ、インク転写済のインクリボン13を支持層11側から加熱する第2加熱装置25と、を備えている。また巻取部21の近傍であって、第2加熱装置25の上流側に、インク転写済のインクリボン13を支持層11側から予備加熱する予備加熱装置23が設けられている。図1に示すように、インクリボン13は、複数のガイドロール15に沿って搬送される。ここで、図1に示す巻取部21と、第2加熱装置25と、予備加熱装置23により、巻取装置20が構成されている。
本発明において支持層(基材)は、熱転写時に熱が加えられるため、加熱された状態でも取り扱い上支障のない程度の機械的強度を有する材料であることが好ましい。このような支持層の材料としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、1,4−ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリフェニレンサルフィドフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリサルホンフィルム、アラミドフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、セロハン、酢酸セルロース等のセルロース誘導体、ポリエチレンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ナイロンフィルム、ポリイミドフィルム、アイオノマーフィルム等が挙げられる。また、支持層の厚さは、2μm以上、20μm以下であることが好ましく、4μm以上、10μm以下であることがより好ましい。
インク層としては、熱溶融用のインクまたは熱昇華用のインクを用いることができるが、高濃度で鮮鋭性に優れ、文字、線画などの2値画像の記録に適していることから、熱溶融用のインクを用いることが好ましい。以降は、熱溶融用のインク層を用いる場合について説明する。
インク層は各種着色剤、ワックス類および樹脂類などから形成することが好ましい。着色剤としては、カーボンブラック、オイルブラックなどの黒色顔料または染料、シアン、マゼンタ、イエロー顔料または染料が挙げられ、これらの着色剤からインクリボンの応用分野または使用目的などに応じて、適宜選択することができる。ワックス類としては、カルナバワックス、キャンデリラワックス、ライスワックス、モンタンワックス、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレンワックス、エステルワックス、酸化ワックス、およびフィッシャートロプシュワックス(サゾールワックス)が挙げられる。樹脂類としては、エチレン・酢酸ビニル共重合体、スチレンブタジエン共重合体、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ロジン誘導体、テルペン誘導体およびスチレン系樹脂などを挙げることができる。インク層の塗布量は一般に0.5g/m2以上10g/m2以下であり、好ましくは2g/m2以上6g/m2以下である。尚、インク層としては以上の様なものに限定されることは無い。
次に図4を参照して、熱転写システム10の巻取装置20について詳細に説明する。上述のとおり、巻取装置20は、インク転写済のインクリボン13を巻き取るロール状の巻取部21と、巻取部21の近傍に設けられ、インク転写済のインクリボン13を支持層11側から加熱する第2加熱装置25と、巻取部21の近傍であって第2加熱装置25の上流側に設けられ、インク転写済のインクリボン13を支持層11側から予備加熱する予備加熱装置23と、を有している。
図4に示すように、本実施の形態の巻取部21においては、インクリボン13の支持層11がインク層12よりも外側に位置するようインクリボン13が巻き取られる。なお図4に示すように、本実施の形態において、巻取部21に巻き取られているインクリボン13のうち最外周に位置するインクリボン13が外側インクリボン13Aと称され、外側インクリボン13Aよりも内側で巻取部21に巻き取られ、外側インクリボン13Aに隣接しているインクリボン13が内側インクリボン13Bと称される。
予備加熱装置23および第2加熱装置25は、各々予備加熱体23Aおよび第2加熱体25Aを含む。
このうち、予備加熱体23Aおよび第2加熱体25Aは、いずれもブロック型の形状を有する同一の構造をもち、いずれもその表面にインクリボン13の搬送方向に平行な複数の帯状凸部24、26を有する。本実施の形態において、第2加熱体25Aは必須の構成要素であるが、予備加熱体23Aは必ずしも設ける必要はない。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。ここでは、熱転写システム10の第1転写装置17により被転写体14にID情報が印刷され、その後、インク転写済の外側インクリボン13Aが、予備加熱装置23および第2加熱装置25により内側インクリボン13Bの支持層11に対して加熱押圧されて外側インクリボン13Aの支持層11が内側インクリボン13Bの支持層11に溶着される作用について説明する。
なお、上記実施の形態において、第2加熱装置25の上流側は予備加熱装置23を設置した例を示したが、これに限らず外側インクリボン13Aを第2加熱装置25のみで200℃〜240℃程度に加熱してもよい。
11 支持層
12 インク層
12a インク
12b インク抜け部分
13 インクリボン
13A 外側インクリボン
13B 内側インクリボン
14 被転写体
15 ガイドロール
16 送出部
17 第1加熱装置
18 第1加熱体
19 プラテンロール
20 巻取装置
21 巻取部
23 予備加熱装置
23A 予備加熱体
24 帯状凸部
25 第2加熱装置
25A 第2加熱体
26 帯状凸部
30 制御部
31 搬送機構
Claims (5)
- 支持層とインク層とを有するインクリボンを用いて被転写体にインクを転写する熱転写システムにおいて、
前記インクリボンを送り出す送出部と、
前記送出部の下流側に配置され、前記インクリボンの支持層側に設けられた第1加熱体を有し、前記インクリボンのインク層のインクを前記被転写体に対して所定のパターンで転写する第1加熱装置と、
前記第1加熱装置の下流側に配置され、前記第1加熱装置において使用されたインク転写済のインクリボンを巻き取る巻取部と、
前記巻取部の近傍に設けられ、前記インク転写済のインクリボンを支持層側から加熱する第2加熱体を有する第2加熱装置と、を備え、
前記第2加熱体は、前記インクリボンの搬送方向に平行な複数の帯状凸部を有し、
前記帯状凸部は、前記巻取部に巻き取られた前記インク転写済のインクリボンのうち、最外周のインク転写済のインクリボンの支持層を、前記最外周のインク転写済のインクリボンの内側に位置するインク転写済のインクリボンの支持層に溶着させることを特徴とする熱転写システム。 - 前記第2加熱装置の上流側近傍に前記最外周のインク転写済のインクリボンを支持層側から加熱して、インク層を溶融させる予備加熱体を有する予備加熱装置を備えることを特徴とする請求項1記載の熱転写システム。
- 前記予備加熱体は、前記インクリボンの幅方向に関し各々が前記第2加熱体の帯状凸部に対応する位置にあって搬送方向に平行な複数の帯状凸部を有することを特徴とする請求項2記載の熱転写システム。
- 前記予備加熱体は、インク層は溶融させるが、支持層は溶融させない温度で前記最外周のインク転写済のインクリボンを支持層側から加熱することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の熱転写システム。
- 前記第2加熱体および前記予備加熱体はブロック型の加熱体からなることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の熱転写システム。
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JP7530575B2 (ja) | 2021-01-13 | 2024-08-08 | 大日本印刷株式会社 | 熱転写システムおよびその制御方法 |
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