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JP2018030212A - 耐チッピング性と耐摩耗性にすぐれた表面被覆切削工具 - Google Patents

耐チッピング性と耐摩耗性にすぐれた表面被覆切削工具 Download PDF

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JP2018030212A
JP2018030212A JP2016165181A JP2016165181A JP2018030212A JP 2018030212 A JP2018030212 A JP 2018030212A JP 2016165181 A JP2016165181 A JP 2016165181A JP 2016165181 A JP2016165181 A JP 2016165181A JP 2018030212 A JP2018030212 A JP 2018030212A
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田中 耕一
Koichi Tanaka
耕一 田中
峻 佐藤
Shun Sato
峻 佐藤
強 大上
Tsutomu Ogami
強 大上
一宮 夏樹
Natsuki Ichinomiya
夏樹 一宮
達生 橋本
Tatsuo Hashimoto
達生 橋本
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Abstract

【課題】耐チッピング性、耐摩耗性にすぐれた表面被覆切削工具を提供する。
【解決手段】表面被覆切削工具において、硬質被覆層は、NaCl型の立方晶構造を有し、 組成式:(Al1−a−b−c−dCrSiNiZr)Nで表した場合、0.10≦a≦0.30、0.05≦b≦0.20、0.001≦c≦0.02、0.001≦d≦0.02(a、b、c、dは原子比)を満足する平均組成を有する(Al,Cr,Si,Ni,Zr)N層を含み、該層は、層厚方向に沿ってCr成分濃度が周期的に変化する組成変調構造を有し、組成変調構造におけるCr成分濃度の周期的な変化は、Cr成分の最高含有点とCr成分の最低含有点が1nm〜100nmの間隔で繰り返され、Cr成分の最高含有点におけるCr成分の濃度Crmaxは、a<Crmax≦1.3aの範囲内であり、Cr成分の最低含有点におけるCr成分の濃度Crminは、0.5a≦Crmin<aの範囲内である表面被覆切削工具。
【選択図】図2

Description

本発明は、切れ刃に断続的・衝撃的高負荷が作用する焼入鋼等の高硬度材の断続切削加工において、硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性と耐摩耗性を示し、長期の使用にわたってすぐれた切削性能を発揮する表面被覆切削工具(以下、被覆工具という)に関するものである。
一般に、被覆工具として、各種の鋼や鋳鉄などの被削材の旋削加工や平削り加工にバイトの先端部に着脱自在に取り付けて用いられるスローアウエイチップ、前記被削材の穴あけ切削加工などに用いられるドリルやミニチュアドリル、前記被削材の面削加工や溝加工、肩加工などに用いられるエンドミル、前記被削材の歯形の歯切加工などに用いられるソリッドホブ、ピニオンカッタなどが知られている。
そして、被覆工具の切削性能改善を目的として、従来から、数多くの提案がなされている。
例えば、特許文献1に示すように、炭化タングステン(以下、WCで示す)基超硬合金、炭窒化チタン(以下、TiCNで示す)基サーメット等の工具基体の表面に、Cr、Al及びSiを主成分とする金属成分と、C、N、O、Bから選択される少なくとも1種以上の元素とから構成される立方晶構造の硬質層を1層以上被覆することにより、耐欠損性、耐摩耗性を改善した被覆工具が提案されている。
また、特許文献2には、Cr1−x−y−zAl[Ni1−aZrで表される組成(但し、Mは、Ti、Nb、Si、B、W及びVから選ばれる少なくとも1種の元素、0.5≦x≦0.8、0.01≦y≦0.35、0≦z≦0.2、0.51≦x+y+z<1、0.2≦a≦0.5)を有し、相対密度が95%以上であるターゲットを用いて形成された窒化物、炭化物又は炭窒化物を含む耐摩耗性及び密着性に優れた硬質被膜を備えた被覆工具が記載されている。
さらに、特許文献3には、工具基体表面に、CrとAlの複合窒化物からなる硬質被覆層を物理蒸着してなる被覆工具において、硬質被覆層を、層厚方向にそって、Al最高含有点とAl最低含有点とが所定間隔をおいて交互に繰り返し存在し、かつ前記両点間でAl含有量が連続的に変化する成分濃度分布構造を有し、さらに、上記Al最高含有点が、組成式:(Cr1−XAl)N(ただし、原子比で、Xは0.40〜0.60を示す)を満足し、また、上記Al最低含有点が、組成式:(Cr1−YAl)N(ただし、原子比で、Yは0.05〜0.30を示す)を満足し、かつ、隣り合う上記Al最高含有点とAl最低含有点の間隔が、0.01〜0.1μmである硬質被覆層とすることにより、重切削加工条件で硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性を発揮すると記載されている。
特許第3781374号公報 特開2013−32578号公報 特開2004−50381号公報
近年の切削加工における省力化および省エネ化の要求は強く、これに伴い、被覆工具は一段と過酷な条件下で使用されるようになってきており、耐チッピング性、耐摩耗性等を高めるために、前記特許文献1〜3に示されるような手法で、被覆工具の性能向上がなされてきているが、特に、切れ刃に断続的・衝撃的な高負荷が作用する高硬度材の切削加工においては、耐チッピング性と耐摩耗性の双方の特性を相兼ね備えた被覆工具の開発は未だ十分になされているとはいえない。
例えば、特許文献1に示される従来被覆工具においては、硬質被覆層を構成する(Al,Cr,Si)N層のAl成分は高温硬さ、同Cr成分は高温靭性、高温強度を向上させると共に、AlおよびCrが共存含有した状態で高温耐酸化性を向上させ、さらに同Si成分は耐熱塑性変形性を向上させる作用があるが、高熱発生を伴い、しかも、切刃に対して衝撃的・断続的な高負荷がかかる切削条件においては、チッピング、欠損等の発生を避けることはできず、例えば、Cr含有割合を増加することにより高温靭性、高温強度の改善を図ろうとしても、相対的なAl含有割合の減少によって、耐摩耗性が低下してしまうため、(Al,Cr,Si)N層からなる硬質被覆層における耐チッピング性と耐摩耗性の両立を図るには自から限界がある。
また、特許文献2に示される従来被覆工具においては、硬質被覆層成分としてNi、Zr、Si等を含有させることによって耐摩耗性を向上させているが、耐摩耗性が向上する反面、靭性が十分でないため、チッピングの発生を抑制することができず、工具寿命は短命である。
さらに、特許文献3に示される従来被覆工具においては、硬質被覆層中に繰り返し成分濃度が変化する組成変調構造を形成し、高温硬さと耐熱性はAl最高含有点(Cr最低含有点に相当)で担保し、一方、硬質被覆層の強度は、Al最高含有点(Cr最低含有点に相当)に隣接するAl最低含有点(Cr最低含有点に相当)で確保することにより、耐チッピング性と耐摩耗性を確保しているが、通常の鋼や合金鋼、鋳鉄の切削加工ではある程度の効果は得られるものの、高硬度材(例えば、HRC60以上)の切削加工においては、切れ刃に作用する衝撃的・断続的な高負荷により、耐チッピング性、耐摩耗性が十分であるとはいえない。
そこで、本発明は、切れ刃に断続的・衝撃的な高負荷が作用する焼入鋼等の高硬度材の断続切削加工(例えば、ミーリング加工)に供した場合であっても、すぐれた耐チッピング性と耐摩耗性を発揮する被覆工具を提供することを目的とする。
本発明者らは、前述のような観点から、切れ刃に断続的・衝撃的な高負荷が作用する高硬度材の断続切削加工において、耐チッピング性と耐摩耗性を両立し得る硬質被覆層の層構造について鋭意研究を行った結果、以下の知見を得たのである。
即ち、本発明者は、AlとCrとSiとNiとZrの複合窒化物(以下、「(Al,Cr,Si,Ni,Zr)N」で示す場合がある)層を被覆形成した被覆工具において、硬質被覆層のCr成分濃度が層の層厚方向に沿って周期的に変化する組成変調構造(連続的な組成変調構造と不連続的な(ステップ状の)組成変調構造)をもった層として構成することによって、硬質被覆層は、靭性と耐摩耗性の両特性を相兼ね備えるようになることを見出した。
そして、前記硬質被覆層を備えた被覆工具は、高熱発生を伴い、しかも、切刃に対して衝撃的・断続的な高負荷が作用する切削加工条件(例えば、焼入れ鋼などの高硬度材の高速ミーリング加工条件)に供した場合であっても、すぐれた耐チッピング性とともに、長期の使用にわたって、すぐれた耐摩耗性を発揮することを見出したのである。
前記(Al,Cr,Si,Ni,Zr)N層は、工具基体表面に、PVD法により成膜することができる。
例えば、図3にその概略を示すアークイオンプレーティング(以下、「AIP」で示す)装置を用いて、前記の各層を成膜することができるが、特に、AlとCrとSiとNiとZrの複合窒化物層の成膜に際し、Cr成分濃度が層厚方向に沿って周期的に変化する組成変調構造を形成するためには、工具基体をAIP装置に装入し、回転テーブル上で自転しながら回転する工具基体とCr最高含有点形成用ターゲットとの間にアーク放電を発生させて成膜すると同時に、回転テーブル上で自転しながら回転する工具基体とCr最低含有点形成用ターゲットとの間にもアーク放電を発生させて成膜することによって、連続的な組成変調構造を有する(Al,Cr,Si,Ni、Zr)N層を形成することができる。
一方、工具基体とCr最高含有点形成用ターゲットとの間にアーク放電を発生させて成膜したのちアーク放電を停止し、次いで、工具基体とCr最低含有点形成用ターゲットとの間にアーク放電を発生させて成膜したのちアーク放電を停止するという操作を交互に行うことにより、不連続的な(ステップ状の)組成変調構造を有する(Al,Cr,Si,Ni,Zr)N層を形成することができる。
その結果、前記の硬質被覆層を被覆形成した本発明の被覆工具は、切れ刃に断続的・衝撃的な高負荷が作用する高硬度材の断続切削加工において、すぐれた耐溶着性、耐チッピング性および耐摩耗性を示し、長期の使用にわたってすぐれた切削性能を発揮するのである。
本発明は、前記知見に基づいてなされたものであって、
「(1) 炭化タングステン基超硬合金、TiCN基サーメットあるいは立方晶窒化硼素焼結体のいずれかからなる工具基体の表面に、硬質被覆層が設けられた表面被覆切削工具において、
(a)前記硬質被覆層は、平均層厚0.5〜8.0μmのNaCl型の立方晶構造のAlとCrとSiとNiとZrの複合窒化物層を少なくとも含み、
(b)前記複合窒化物層は、
組成式:(Al1−a−b−c−dCrSiNiZr)Nで表した場合、
0.10≦a≦0.30、0.05≦b≦0.20、0.001≦c≦0.02、0.001≦d≦0.02(ただし、a、b、c、dはいずれも原子比)を満足する平均組成を有し、
(c)前記複合窒化物層は、層厚方向に沿ってCr成分濃度が周期的に変化する組成変調構造を有し、
(d)前記組成変調構造におけるCr成分濃度の周期的な変化は、Cr成分の最高含有点とCr成分の最低含有点が1nm〜100nmの間隔で繰り返され、
(e)前記Cr成分の最高含有点におけるCr成分の濃度Crmaxは、
a<Crmax≦1.3aの範囲内であり、
一方、前記Cr成分の最低含有点におけるCr成分の濃度Crminは、
0.50a≦Crmin<aの範囲内である(ただし、aは、前記(b)の組成式におけるCrの平均組成aを示す)ことを特徴とする表面被覆切削工具。
(2) 前記Cr成分濃度の変化は、層厚方向に沿った連続的な変化であることを特徴とする請求項1に記載の表面被覆切削工具。」
に特徴を有するものである。
本発明について、以下に詳細を説明する。
硬質被覆層:
本発明の硬質被覆層は、(Al,Cr,Si,Ni,Zr)N層を少なくとも含み、該硬質被覆層は、一つの態様として、図1の模式図に示すように、(Al,Cr,Si,Ni,Zr)N層からなる単層構造として構成される。
また、別の態様としては、耐摩耗性や付着力を向上させる下部層と(Al,Cr,Si,Ni,Zr)N層からなる上部層との二層構造(図示せず)で構成されていてもよい。そして、前記単層構造であるか複数の層からなる積層構造であるかにかかわらず、前記(Al,Cr,Si,Ni,Zr)N層は、図2に示す層厚方向に沿ってCr成分濃度が周期的に変化する組成変調構造を有する。
(Al,Cr,Si,Ni,Zr)N層の平均組成:
前記(Al,Cr,Si,Ni,Zr)N層におけるCrの平均組成を示すa値(原子比)がAlとSiとNiとZrの合量に占める割合で0.10未満では、最低限必要とされる高温靭性、高温強度を確保することができないため、チッピング、欠損等の原因となるクラックの発生を抑制することができず、一方、同a値が0.30を超えると、相対的なAl含有割合の減少により、摩耗進行が促進することから、a値を0.10〜0.30と定めた。
また、Siの平均組成を示すb値(原子比)がAlとCrとNiとZrの合量に占める割合で0.05未満では、耐酸化性の改善による耐摩耗性向上を期待することはできず、一方、同b値が0.20を超えると、耐摩耗性向上効果に低下傾向がみられるようになることから、b値を0.05〜0.20と定めた。
また、Niの平均組成を示すc値(原子比)がAlとCrとSiとZrの合量に占める割合で0.001未満では、切削負荷応力低減効果を期待することができず、一方、同c値が0.02を超えると、アークイオンプレーティング(以下、「AIP」で示す。)装置によって(Al,Cr,Si,Ni,Zr)N層を成膜する際にパーティクルが発生しやすくなり、大きな衝撃的・機械的負荷がかかる切削加工において耐クラック性が低下することから、c値を0.001〜0.02と定めた。
さらに、Zrは、層中の成分として含有させた場合、硬度向上効果を有し、耐摩耗性を高めるが、Zrの平均組成を示すc値(原子比)がAlとCrとSiとZrの合量に占める割合で0.001未満では、切削負荷応力低減効果を期待することができず、一方、AlとCrとSiとNiの合量に占める割合で0.02を超えると耐クラック性を低下させることになるので、Zrの平均組成を示すd値(原子比)は0.001〜0.02とする。
なお、上記a、b、c、dについて、好ましい範囲は、それぞれ、0.15≦a≦0.25、0.05≦b≦0.15、0.005≦c≦0.015、0.002≦d≦0.02である。
なお、(Al,Cr,Si,Ni,Zr)N層を構成する成分の総量に対するN成分の含有割合は、化学量論比である0.50には限定されず、これと同等な効果が得られる範囲である0.45以上0.65以下の範囲であればよい。
(Al,Cr,Si,Ni,Zr)N層の平均層厚:
前記(Al,Cr,Si,Ni,Zr)N層は、その平均層厚が0.5μm未満では、長期の使用にわたってすぐれた耐摩耗性を発揮することはできず、一方、その平均層厚が8.0μmを超えると、チッピング、欠損を発生しやすくなるので、(Al,Cr,Si,Ni,Zr)N層の平均層厚は、0.5〜8.0μmと定めた
本発明の(Al,Cr,Si,Ni,Zr)N層の組成変調構造を、図2(a)〜(c)に示す。
図2(a)に示すように、本発明の(Al,Cr,Si,Ni,Zr)N層は、組成変調構造を有するが、組成変調構造の形態として、層の構成成分であるCrの成分濃度変化が、層厚方向に沿って連続的に変化する場合(図2(b)参照)と、層の構成成分であるCrの成分濃度変化が、層厚方向に沿って不連続的(ステップ状,階段状)に変化する場合(図2(c)参照)があるが、本発明はいずれの形態であっても構わない。
連続的変化であるか、不連続的(ステップ状,階段状)変化であるかにかかわらず、いずれの場合も、Cr成分の濃度は、層厚方向に沿って、Cr最高含有点−Cr最低含有点−Cr最高含有点−Cr最低含有点・・・と、所定の間隔を保って周期的な濃度変化を示す。 ここでいう最高含有点、最低含有点について説明する。例としてCrについて説明するが、他の成分についても同様である。ここでいうCrの最高含有点とは、層厚方向に沿って測定した各測定点における各組成成分の濃度が、層全体の組成式(Al1−a−b−c−dCrSiNiZr)NにおけるCr成分の濃度割合aの値を連続して超えている部分における最大値を言い、aの値を連続して超えている部分が複数ある場合は、それぞれの部分における最大値をそれぞれの部分における最高含有点と定義する。同様に、ここでいう最低含有点とは、層厚方向に沿って測定した各測定点における各組成成分の濃度が、層全体の組成式(Al1−a−b−c−dCrSiNiZr)Nにおけるaの値以下となる連続した部分における最小値を言い、連続してaの値以下となる部分が複数ある場合は、それぞれの部分における最小値をそれぞれの部分における最小含有点と定義する。この定義によれば、aの値近傍での周期的な変化において、図1(a)に示すように、最高含有点と最低含有点が交互に出現する。
なお、本発明の組成変調構造は、成分濃度変化が顕著に観察され、しかも、(Al,Cr,Si,Ni,Zr)N層の特性に与える影響が大きいCrに着目したが、Cr以外の成分元素については、組成変化があってもなくても構わない。
Cr成分の組成変調におけるCr最高含有点におけるCr濃度:
Cr成分の周期的な組成変調において、Cr最高含有点の(Al,Cr,Si,Ni,Zr)N層におけるCr成分は、層自体の強度を向上させ、耐クラック性を向上させる作用をもつが、Cr最高含有点におけるCrの含有割合を示すCrmaxが、1.30a(ただし、aの値は、(Al,Cr,Si,Ni,Zr)N層の組成式:(Al1−a−b−cCrSiNiZr)NにおけるCrの平均組成aを示す)より大きくなると、相対的に、Al、Si、Ni、Zrの含有割合が減少するため、高硬度を有するCr最低含有点が隣接して存在しても層全体としての耐熱性、耐摩耗性の低下は避けられず、一方、各Cr最高含有点における平均のCrの含有割合を示すCrmaxは、その定義により、a以下の値を取らないことから、各Cr最高含有点における平均Cr濃度を示すCrmaxの値は、aを超え1.30a以下と定めた。なお、Crmaxの値は、1.03a≦Crmax≦1.25aを満足することが望ましい。
Cr成分の組成変調におけるCr最低含有点におけるCr濃度:
前記のとおり、Cr最高含有点は相対的に高強度を有し、耐クラック性を向上させるが、その反面、相対的に硬度が小さく耐摩耗性に劣り、また耐熱性にも劣るものであるため、このCr最高含有点の耐摩耗性不足、耐熱性不足を補うため、Cr含有割合を相対的に小さくし、これによって層全体としての耐摩耗性、耐熱性を向上させるCr最低含有点を厚さ方向に交互に周期的に形成する。
したがって、Cr最低含有点におけるCrの含有割合を示すCrminが、0.50a(ただし、aの値は、(Al,Cr,Si,Ni,Zr)N層の組成式:(Al1−a−b−c−dCrSiNiZr)NにおけるCrの平均組成aを示す)より小さくなると、高強度を有するCr最高含有点が隣接して存在しても層全体としての耐クラック性の低下は避けられず、一方、Cr最低含有点におけるCrの含有割合を示すCrminは、その定義により、a以上の数値とならないことから、Cr最低含有点におけるCr濃度を示すCrminの値は、0.50a以上a未満と定めた。なお、Crminの値は、0.65a≦Crmin≦0.95aを満足することが望ましい。
Cr成分の組成変調におけるCr最高含有点とCr最低含有点の間隔:
Cr最高含有点とCr最低含有点の間隔が1nm未満では、それぞれの点を明確に区別して形成することが困難であり、その結果、層に所望の高強度、高温硬さと耐熱性を確保することができなくなり、また、その間隔が100nmを越えるとそれぞれの点がもつ欠点、すなわちCr最低含有点であれば強度不足、Cr最高含有点であれば高温硬さと耐熱性不足が層内に局部的に現れ、これが原因で切刃にクラックが発生し易くなり、また、摩耗進行が促進されるようになることから、Cr最高含有点とCr最低含有点の間隔は1nm以上100nm以下と定めた。
本発明の(Al,Cr,Si,Ni,Zr)N層の組成変調構造は、前述のとおり、連続的であっても不連続的(ステップ状、階段状)であっても構わないが、連続的な組成変調構造を有する形態の方が、耐クラック性に優れるためより好ましい。
本発明の(Al,Cr,Si,Ni,Zr)N層を、例えば、図3に示すアークイオンプレーティング(以下、「AIP」と記す)装置を用いて成膜するに当たり、工具基体をAIP装置に装入し、回転テーブル上で自転しながら回転する工具基体とCr最高含有点形成用ターゲットとの間にアーク放電を発生させて成膜すると同時に、回転テーブル上で自転しながら回転する工具基体とCr最低含有点形成用ターゲットとの間にもアーク放電を発生させて成膜することによって、連続的な組成変調構造を有する(Al,Cr,Si,Ni,Zr)N層を形成することができる。
一方、工具基体とCr最高含有点形成用ターゲットとの間にアーク放電を発生させて成膜したのちアーク放電を停止し、次いで、工具基体とCr最低含有点形成用ターゲットとの間にアーク放電を発生させて成膜したのちアーク放電を停止するという操作を交互に行うことにより、不連続的な(ステップ状の)組成変調構造を有する(Al,Cr,Si,Ni,Zr)N層を形成することができる。
本発明の被覆工具は、硬質被覆層が、少なくとも、所定の組成の(Al,Cr,Si,Ni,Zr)N層からなる層を含み、また、該(Al,Cr,Si,Ni,Zr)N層においてCr成分濃度が層厚方向に沿って周期的に変化し、Cr最高含有点とCr最低含有点が存在することによって、硬質被覆層全体としてすぐれた耐チッピング性と耐摩耗性を相兼ね備える。
したがって、本発明の被覆工具は、高熱発生を伴い、かつ、切刃に対して大きな衝撃的・機械的負荷がかかる焼入れ鋼などの高硬度材の高速ミーリング加工でも、すぐれた耐チッピング性およびすぐれた耐摩耗性を長期に亘って発揮するものである。
本発明被覆工具の硬質被覆層の層構造の概略縦断面模式図を示す。 (a)は、本発明被覆工具の(Al,Cr,Si,Ni,Zr)N層の組成変調構造の概略模式図を示し、(b)は、(Al,Cr,Si,Ni,Zr)N層の層厚方向に沿ったCr成分濃度の連続的な変化を示し、(c)は、(Al,Cr,Si,Ni,Zr)N層の層厚方向に沿ったCr成分濃度の不連続的な変化(ステップ状の変化、階段状の変化)を示す。 図1(a)に示す層構造の本発明被覆工具の(Al,Cr,Si,Ni,Zr)N層を形成するのに用いたアークイオンプレーティング(AIP)装置を示し、(a)は概略平面図、(b)は概略正面図である。
つぎに、この発明の被覆工具を実施例により具体的に説明する。
なお、以下の実施例では、炭化タングステン基超硬合金を工具基体とする被覆工具について説明するが、工具基体として、炭窒化チタン基サーメットあるいは立方晶窒化硼素焼結体を用いた場合も同様である。
実施例として、図1に示すような単層構造の硬質被覆層が設けられた被覆工具を、次のような工程で作製した。
まず、原料粉末として、平均粒径:5.5μmを有する中粗粒WC粉末、同0.8μmの微粒WC粉末、同1.3μmのTaC粉末、同1.2μmのNbC粉末、同1.2μmのZrC粉末、同2.3μmのCr粉末、同1.5μmのVC粉末、同1.0μmの(Ti,W)C[質量比で、TiC/WC=50/50]粉末、および同1.8μmのCo粉末を用意し、これら原料粉末をそれぞれ表1に示される配合組成に配合し、さらにワックスを加えてアセトン中で24時間ボールミル混合し、減圧乾燥した後、100MPaの圧力で所定形状の各種の圧粉体に押出しプレス成形し、これらの圧粉体を、6Paの真空雰囲気中、7℃/分の昇温速度で1370〜1470℃の範囲内の所定の温度に昇温し、この温度に1時間保持後、炉冷の条件で焼結して、直径が10mmの工具基体形成用丸棒焼結体を形成し、さらに前記丸棒焼結体から、研削加工にて、切刃部の直径×長さが6mm×12mmの寸法で、ねじれ角30度の2枚刃ボール形状をもったWC基超硬合金製の工具基体(エンドミル)1〜3をそれぞれ製造した。
(a)上記の工具基体1〜3のそれぞれを、アセトン中で超音波洗浄し、乾燥した状態で、図3に示すAIP装置の回転テーブル上の中心軸から半径方向に所定距離離れた位置に外周部にそって装着し、AIP装置内にボンバード洗浄用のAl−Ti−Siカソード電極(図示せず)、所定組成のCr最高含有点形成用Al−Cr−Si−Ni−Zr合金ターゲット(カソード電極)および所定組成のCr最低含有点形成用Al−Cr−Si−Ni−Zr合金ターゲット(カソード電極)を装置内に相対向して配置し、
(b)まず、装置内を排気して真空に保持しながら、ヒータで工具基体を400℃に加熱した後、前記回転テーブル上で自転しながら回転する工具基体に−1000Vの直流バイアス電圧を印加し、かつ、Tiカソード電極とアノード電極との間に100Aの電流を流してアーク放電を発生させ、もって工具基体表面をボンバード洗浄し、
(c)ついで、装置内に反応ガスとして窒素ガスを導入して表2に示す窒素圧とすると共に、前記回転テーブル上で自転しながら回転する工具基体の温度を表2に示す温度範囲内に維持するとともに表2に示す直流バイアス電圧を印加し、ついで、Cr最高含有点形成用Al−Cr−Si−Ni−Zr合金ターゲット(カソード電極)とアノード電極、また、Cr最低含有点形成用Al−Cr−Si−Ni−Zr合金ターゲット(カソード電極)とアノード電極との間に、それぞれ交互に100Aの電流を流してアーク放電を発生させることにより、表4に示される所定の組成、目標平均層厚、組成変調の周期、Crmax、Crminからなる不連続的な(ステップ状の、階段状の)Cr成分濃度の変化を有する(Al,Cr,Si,Ni,Zr)N層からなる硬質被覆層を蒸着形成することにより、表4に示す本発明被覆工具としての表面被覆エンドミル1〜5(以下、本発明1〜5という)をそれぞれ製造した。
また、前記(c)工程において、装置内に反応ガスとして窒素ガスを導入して表2に示す窒素圧とすると共に、前記回転テーブル上で自転しながら回転する工具基体の温度を表2に示す温度範囲内に維持するとともに表2に示す直流バイアス電圧を印加し、かつ前記Cr最高含有点形成用Al−Cr−Si−Ni−Zr合金ターゲット(カソード電極)とアノード電極、さらに、Cr最低含有点形成用Al−Cr−Si−Ni−Zr合金ターゲット(カソード電極)とアノード電極との間に、それぞれ100Aの電流を流してアーク放電を同時に発生させ、もって前記工具基体の表面に、表4に示される所定の組成、目標平均層厚、組成変調の周期、Crmax、Crminからなる連続的なCr成分濃度の変化を有する(Al,Cr,Si,Ni,Zr)N層からなる硬質被覆層を蒸着形成することにより、表4に示す本発明被覆工具としての表面被覆エンドミル6〜10(以下、本発明6〜10という)をそれぞれ製造した。
[比較例]
比較の目的で、上記実施例における(c)の工程を、表3に示す条件(即ち、窒素圧、工具基体の温度、直流バイアス電圧)で行い、その他は実施例と同一の条件で成膜することにより、表5に示す比較例被覆工具としての表面被覆エンドミル1〜10(以下、比較例1〜10という)をそれぞれ製造した。
すなわち、比較例1〜10の(Al,Cr,Si,Ni,Zr)N層は、いずれも、本発明で規定する要件を備えていないものである。
上記で作製した本発明1〜10および比較例1〜10の(Al,Cr,Si,Ni,Zr)N層の組成を、その層厚方向に沿って、走査型電子顕微鏡(SEM)を用いたエネルギー分散型X線分析法(EDS)により測定し、(Al,Cr,Si,Ni,Zr)N層全体の平均組成を求めた。
また、その層厚を、走査型電子顕微鏡を用いて断面測定し、5ヶ所の測定値の平均値から、平均層厚を算出した。
さらに、本発明1〜10および比較例1〜10の(Al,Cr,Si,Ni,Zr)N層について、走査型電子顕微鏡(SEM)、透過型電子顕微鏡(TEM)およびエネルギー分散型X線分析法(EDS)を用いた層厚方向に沿った測定により、Cr最高含有点におけるCr濃度Crmaxの値、Cr最低含有点におけるCr濃度Crminの値、Cr最高含有点とCr最低含有点の間隔を測定した。
なお、前記の平均組成、Crmaxの値、Crminの値、Cr最高含有点とCr最低含有点の間隔は、いずれも複数個所の測定値の平均値として求めたものである。
さらに、本発明1〜10および比較例1〜10の(Al,Cr,Si,Ni,Zr)N層について、(Al,Cr,Si,Ni、Zr)N層のX線回折を行い、立方晶構造または六方晶構造を有する結晶の存在の有無を確認した。
なお、X線回折は、測定条件:Cu管球、測定範囲(2θ):30〜80度、スキャンステップ:0.013度、1ステップ辺り測定時間:0.48sec/stepという条件で測定した。
表4、表5に、測定・算出したそれぞれの値を示す。





つぎに、上記本発明1〜10および比較例1〜10のエンドミルについて、下記の条件(切削条件Aという)での合金工具鋼の側面切削加工試験を実施した。
被削材−平面寸法:100mm×250mm、厚さ:50mmのJIS・SKD11(60HRC)の板材、
切削速度: 100 m/min、
回転速度: 5400 min.−1
切り込み:ae 0.25mm、ap 2mm、
送り速度(1刃当り): 0.05 mm/tooth、
切削長: 32 m、
さらに、下記の条件(切削条件Bという)での合金工具鋼の側面切削加工試験を実施した。
被削材−平面寸法:100mm×250mm、厚さ:50mmのJIS・SKD51(64HRC)の板材、
切削速度: 100 m/min、
回転速度: 5400 min.−1
切り込み:ae 0.25mm、ap 2mm、
送り速度(1刃当り): 0.05 mm/tooth、
切削長: 18 m、
いずれの側面切削加工試験でも切刃の逃げ面摩耗幅を測定した。
この測定結果を表6に示した。

表6に示される結果から、本発明の被覆工具は、硬質被覆層として、少なくとも所定の平均組成の(Al,Cr,Si,Ni,Zr)N層を含み、かつ、該層中には、Cr成分の組成変調構造が形成されていることによって、(Al,Cr,Si,Ni,Zr)N層は、靭性と耐摩耗性の両特性を兼ね備えるため、焼入れ鋼などの高硬度材の切削加工において、すぐれた耐チッピング性と耐摩耗性を示し、長期の使用にわたってすぐれた切削性能を発揮するものである。
これに対して、硬質被覆層を構成する(Al,Cr,Si,Ni,Zr)N層の平均組成、あるいはCr成分の組成変調構造が本発明の規定を外れる比較例の被覆工具では、チッピングの発生、あるいは、摩耗進行によって、比較的短時間で使用寿命に至ることが明らかである。
この発明の被覆工具は、焼入れ鋼などの高硬度材の高速ミーリング加工に供した場合に、すぐれた耐チッピング性とともに長期の使用に亘ってすぐれた耐摩耗性を発揮するものであるから、切削加工装置のFA化、並びに切削加工の省力化および省エネ化、さらに低コスト化に十分満足に対応できるものである。






Claims (2)

  1. 炭化タングステン基超硬合金、TiCN基サーメットあるいは立方晶窒化硼素焼結体のいずれかからなる工具基体の表面に、硬質被覆層が設けられた表面被覆切削工具において、
    (a)前記硬質被覆層は、平均層厚0.5〜8.0μmのNaCl型の立方晶構造のAlとCrとSiとNiとZrの複合窒化物層を少なくとも含み、
    (b)前記複合窒化物層は、
    組成式:(Al1−a−b−c−dCrSiNiZr)Nで表した場合、
    0.10≦a≦0.30、0.05≦b≦0.20、0.001≦c≦0.02、0.001≦d≦0.02(ただし、a、b、c、dはいずれも原子比)を満足する平均組成を有し、
    (c)前記複合窒化物層は、層厚方向に沿ってCr成分濃度が周期的に変化する組成変調構造を有し、
    (d)前記組成変調構造におけるCr成分濃度の周期的な変化は、Cr成分の最高含有点とCr成分の最低含有点が1nm〜100nmの間隔で繰り返され、
    (e)前記Cr成分の最高含有点におけるCr成分の濃度Crmaxは、
    a<Crmax≦1.3aの範囲内であり、
    一方、前記Cr成分の最低含有点におけるCr成分の濃度Crminは、
    0.50a≦Crmin<aの範囲内である(ただし、aは、前記(b)の組成式におけるCrの平均組成aを示す)ことを特徴とする表面被覆切削工具。
  2. 前記Cr成分濃度の変化は、層厚方向に沿った連続的な変化であることを特徴とする請求項1に記載の表面被覆切削工具。















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