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JP2018029883A - 寝具マット - Google Patents

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JP2018029883A
JP2018029883A JP2016165708A JP2016165708A JP2018029883A JP 2018029883 A JP2018029883 A JP 2018029883A JP 2016165708 A JP2016165708 A JP 2016165708A JP 2016165708 A JP2016165708 A JP 2016165708A JP 2018029883 A JP2018029883 A JP 2018029883A
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JP
Japan
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bedding mat
tick
mat
bedding
cushion layer
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Pending
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JP2016165708A
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English (en)
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康男 小澤
Yasuo Ozawa
康男 小澤
恒徳 小澤
Tsunenori OZAWA
恒徳 小澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Silk Wave Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Silk Wave Sangyo Co Ltd
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Abstract

【課題】ダニの浸入の可能性自体をさらに低下させた寝具マットを提供する。
【解決手段】少なくともクッション層2の上面の略全平面が、綿4が収納された袋体3によって被覆された寝具マット1であって、寝具マット1の全面に少なくとも1枚のダニ防止用布5が周設されており、寝具マット1に周設されたダニ防止用布同士の接合部が、ヘム巻き加工されたヘムテープ6にて被装されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、寝具マットに関し、詳しくは、ダニの侵入を防止する寝具マットに関する。
一般に寝具用マットは、クッション層を、綿を詰めた袋体で被覆したうえで、布地を縫製した袋体内に収容して形成されている。例えば、ベッド用スプリングマットであれば、このクッション層がスプリングを含むスプリング層となっており、和布団用マットであれば、クッション層が芯材としての繊維を含む繊維層となっている。
これらの寝具用マットにおいては、ダニの浸入防止が従来からの課題であった。寝具内にダニが存在することで、ダニに刺されて皮膚に湿疹ができることはもとより、ダニの死骸や糞がアレルギーを誘因するためである。
寝具用マットのダニ防止対策としては、従来から、日干しや、布団乾燥機の高温乾燥空気を用いてダニを殺虫する方法がとられてきた。しかし、これらの方法では、たとえ日干ししたうえで、叩くという最も効果的な方法をとった場合でも、ダニの死骸や糞といったアレルギー誘引物質の除去までは十分にできない場合が多かった。さらに、一般的に大型で、重量のかさむベッド用スプリングマットにおいては、スペース確保の観点から日干しをすることは非常に困難であるうえ、一般家庭用の布団乾燥機とベッド用スプリングマットは接続できる仕様となっていないものが多く、布団乾燥機を用いたダニ防止対策でさえ、ホテル、旅館等に設置されている業務用のものを除いて、実施をすることが非常に困難であった。
そこで、特許文献1に示されるように、ダニ誘因香料を含浸した織物シートによって誘引したダニを粘着剤によって捉えて死滅させるダニ捕獲マットが開発されている。
また、特許文献2に示されるように、ダニやほこりを通さない素材からなる2枚の側地の周縁部を縫合するとともに、この周縁部の一部にファスナを縫合して開閉可能な開閉部を形成した袋状の外装体と、外装体内に収容されたクッション材を具備しており、2枚の側地の縫合部分及びファスナが設けられた開閉部が、ダニやほこりを通さない帯状テープによって覆われたうえで、その帯状テープが接着剤や、両面テープや、ホットメルト樹脂によって外装体の外面に接着されたマットレス装置が開発されている。
特開2006−340606号公報 特開2006−255293号公報
しかし、特許文献1のダニ捕獲マットは、ダニの浸入自体を防ぐことはできず、ダニの死骸や糞といったアレルギー誘引物質の除去まではできないうえ、卵の状態のダニの除去もできず、効果は限定的といわざるを得なかった。また、特許文献2のマットレス装置では、ダニやほこりを通さない素材の側地により、ダニの浸入自体が防止できるものの、利用者の就寝、起床、寝返りの長期繰り返し使用による、帯状テープの接着剤や、両面テープや、ホットメルト樹脂の劣化に伴う、ファスナ経由のダニの浸入を防止することは困難であった。
そこで本発明の目的は、ダニの浸入の可能性自体をさらに低下させた寝具マットを提供することにある。
本発明者らは鋭意検討した結果、寝具マットを特定構造とすることにより、上記課題を解決できることを見出して、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の寝具マットは、少なくともクッション層の上面の略全平面が、綿が収納された袋体によって被覆された寝具マットであって、前記寝具マットの全面に少なくとも1枚のダニ防止用布が周設されており、前記寝具マットに周設された前記ダニ防止用布同士の接合部が、ヘム巻き加工されたヘムテープにて被装されていることを特徴とするものである。
また、クッション層の上面および下面の略全平面が、各々、綿が収納された一対の袋体によって被覆されていることが好ましく、また、クッション層がスプリング層、またはウレタン層であるか、芯材としての繊維を充填した繊維層であることが好ましく、繊維層の場合、芯材としての繊維の材質が化繊、固綿、羽毛、ウール、木綿、絹のいずれかであることが好ましい。また、寝具マットの側面に周設されているダニ防止用布が1枚のダニ防止用布であったり、寝具マットの全面に周設されているダニ防止用布が1枚のダニ防止用布であったりすることが好ましい。さらにまた、綿の素材が絹であることや、クッション層の側面に通気口が設置されていることが好ましい。
本発明の寝具マットには、ダニ防止用布が周設されているうえ、ダニ防止用布同士の接合部は、ヘムテープで少なくとも4重に被装されたうえで縫合されている。また、ダニ防止用布の表面にはファスナ等が配設されていない。このため、ダニの浸入の可能性自体をさらに低下させることができ、それにより、ダニの浸入による皮膚の湿疹や、ダニの死骸や糞によって誘引されるアレルギーを一層防止することができる。
本発明の一実施形態に係る寝具マットの模式的部分断面図である。 図1に示す寝具マットの組み立て方を示す説明図である。 6枚のダニ防止用布が周設されている寝具マットの分解斜視図である。 側面に周設されているダニ防止用布が1枚のダニ防止用布である寝具マットの分解斜視図である。 全面に周設されているダニ防止用布が1枚のダニ防止用布である寝具マットの斜視図である。 本発明に係るベッド用マットの使用状態を示す側面図である。 本発明に係る和布団用マットの使用状態を示す側面図である。
以下、本発明の具体的実施形態について詳細に説明する。
図1に、本発明の一実施形態に係る寝具マットの模式的部分断面図を、図2に、図1に示す寝具マットの組み立て方を示す説明図を、図3に6枚のダニ防止用布が周設されている寝具マットの分解斜視図を示す。図1に示す寝具マット1は、クッション層2と、クッション層2の上面および下面からクッション層2を被覆する、綿4が収納された一対の袋体3と、寝具マット1の全面に周設されたダニ防止用布5とからなり、ダニ防止用布5の接合辺は、ヘムテープ6で被装されたうえで縫合糸7によって縫合される。また、クッション層2の側面には通気口8が設置されている。図1に示す寝具マット1は、ベッド用スプリングマットであり、クッション層2は、スプリングが敷設されたスプリング層である。また、図示はしないが、寝具マット1がベッド用ウレタンマットの場合、クッション層2は、ウレタン層となる。ウレタン層2は、既知のものを使用することができ、特に制限されるべきものではない。
さらにまた、寝具マット1は、和布団用マットであってもいい。図示はしないが、この場合は、クッション層2は、芯材としての繊維を充填した繊維層であり、芯材としての繊維の材質が化繊、固綿、羽毛、ウール、木綿、絹のいずれかであることが好ましい。
ダニ防止用布5は、ダニを通さない目の細かい布地である。ダニを防止する布としては、他にも、ダニを捕獲するタイプや殺虫作用のある薬品を表面に塗ったタイプのものもあるが、これらのタイプの布では、ダニの死骸や糞といったアレルギー誘引物質が布の表面上に残り蓄積してしまうし、衛生面からも好ましくない。ダニ防止用布5の具体例としては、帝人フロンティア株式会社製のミクロガードが挙げられる。ミクロガードは、ポリエステルやナイロンの極細繊維を高密度に織り上げた混紡合成繊維であり、高密度に織り上げた物理的な構造により、ダニの浸入を遮断する。
ヘムテープとは、布の周辺部を縫合する際に使用する縁テープのことであり、ヘム巻き加工とは、ヘムテープの巾方向の両端を、主に接合される布との間に折り込まれる方向に折り返して2重にしたうえで、その2重にした部分を縫合することである。すなわち、「ダニ防止用布の一辺が、ヘム巻き加工されたヘムテープにて被装されている」とは、当該一辺が、巾方向の両端を折り返し2重になった状態のヘムテープ6の、その2重になった両端部同士によって、接合される複数のダニ防止布5の端部が挟み込まれたうえで縫合糸7によって縫合されることで、ダニ防止布5同士が接合されていることを意味する。これにより、接合部分が補強されるばかりでなく、厚みを持った合計4重の被覆により強固な縫合が可能となるため、縫い孔からダニが浸入する可能性をさらに低下させることができる。ヘムテープ6の素材はダニ防止用布5の素材と同一であることが好ましい。
ヘムテープ6は、ダニ防止用布5の接合辺ごとに1本ずつ設置されてもいい。この場合、図2に示すようにし、寝具マット1の頂点では、3つの接合辺のヘムテープにより、最大で、厚みを持った12重の被覆となり、一層強固な縫合が可能となる。
ヘムテープ6は、1本で、ダニ防止用布5の複数の接合辺にまたがるように設置されてもいい。例えば、上面のダニ防止用布5と側面のダニ防止用布5の接合部の4辺と、下面のダニ防止用布5と側面のダニ防止用布5の接合部の4辺とを各1枚のヘムテープ6でまかなってもよい。この場合、ヘムテープ6の部品点数の低下や、縫合作業の効率向上が可能となる。
なお、ダニ防止用布5やヘムテープ6の表面には、クッション層2を清掃等の目的で入れ替えるためのファスナ等は配設されていない。このため、ダニの浸入をさらに遮断することが可能となる。ダニの浸入を低下できることで、クッション層2を清掃等で入れ替える頻度自体を低下させることができるが、入れ替える場合には防ダニ効果を持続させるために、ダニ防止用布5や、ヘムテープ6をすべて新しいものに取り換えることが望ましい。
図1において、寝具マット1の袋体3に収納された綿4の素材は任意であるが、絹にすることが望ましい。綿4の素材を絹にすることで保湿性が得られる。また、寝具マット1のクッション層2の側面には通気口8が設置されていることが望ましい。通気口8の設置により通気性を確保することができる。綿4の素材が絹になることや、通気口が設置されることで、本発明の寝具マット1は、ダニ防止効果を得ると同時に、しっとり、肌になじむ肌触りや快適な睡眠環境を提供することができることとなる。寝具マット1が通気性や保湿性を得ることで、寝具マット1自体ばかりでなく、その周りの空間も清潔で快適なものとなり、睡眠者が、薄い和布団用マットカバー21を介しマット上に就寝する和布団用マット20のみならず(図7参照)、ベッド用マット10においても(図6参照)、快適な睡眠が得られる環境を提供することができることとなる。
さらに、寝具マット1の側面に周設されているダニ防止用布5は、図4に示すように1枚とすることができる。この場合、ダニ防止用布5は、上面用、下面用各1枚と合わせ合計3枚となり部品点数を低下させることができ、さらに、ダニ防止用布5同士を接合する接合辺を、全12辺のうち9辺とすることができる。部品点数や接合辺数の低下により縫合の作業効率向上が可能となるうえ、接合辺数の低下により接合辺の縫い孔からのダニの浸入の可能性をさらに低下させることができる。
またさらに、寝具マット1の全面に周設されているダニ防止用布5は、図5に示すように1枚とすることができる。この場合、ダニ防止用布5同士を接合する接合辺はさらに減り、全12辺のうち7辺とすることができる。部品点数や接合辺数のさらなる低下により縫合のさらなる作業効率向上が可能となるうえ、接合辺数のさらなる低下により接合辺の縫い孔からのダニの浸入の可能性をさらに低下させることができる。
図6に、本発明に係るベッド用マットの使用状態を示す側面図を示す。図6に示す通り、本発明に係るベット用マット10を使用する場合は、さらにその上に薄い敷き布団であるベッドパット11を敷いたうえでその上に寝る使用方法が一般的である。本発明に係るベット用マット10はダニ防止用布5で覆われているが、ベッドパット11の表面もダニ防止用布5で覆うことで、さらに一層の防ダニ効果を得ることができる。
また、図7に本発明に係る和布団用マットの使用状態を示す側面図を示す。図7に示す通り、本発明に係る和布団用マット20を使用する場合は、和布団用マット20を和布団用マットカバー21で覆ったうえでその上に寝る使用方法が一般的である。本発明に係る和布団用マット20はダニ防止用布5で覆われているが、和布団用マットカバー21にもダニ防止用布5を用いることで、さらに一層の防ダニ効果を得ることができる。
1 寝具マット
2 クッション層
3 袋体
4 綿
5 ダニ防止用布
6 ヘムテープ
7 縫合糸
8 通気口
10 ベッド用マット
11 ベッドパット
20 和布団用マット
21 和布団用マットカバー

Claims (9)

  1. 少なくともクッション層の上面の略全平面が、綿が収納された袋体によって被覆された寝具マットであって、前記寝具マットの全面に少なくとも1枚のダニ防止用布が周設されており、前記寝具マットに周設された前記ダニ防止用布同士の接合部が、ヘム巻き加工されたヘムテープにて被装されていることを特徴とする寝具マット。
  2. 前記クッション層の上面および下面の略全平面が、各々、綿が収納された一対の前記袋体によって被覆された請求項1に記載の寝具マット。
  3. 前記クッション層がスプリング層、またはウレタン層である請求項1または2に記載の寝具マット。
  4. 前記クッション層が、芯材としての繊維を充填した繊維層である請求項1または2に記載の寝具マット。
  5. 前記繊維層の前記芯材としての繊維の材質が化繊、固綿、羽毛、ウール、木綿、絹のいずれかである請求項4に記載の寝具マット。
  6. 前記寝具マットの側面に周設されている前記ダニ防止用布が1枚のダニ防止用布である請求項1ないし5のいずれか1項に記載の寝具マット。
  7. 前記寝具マットの全面に周設されている前記ダニ防止用布が1枚のダニ防止用布である請求項1ないし6のいずれか1項に記載の寝具マット。
  8. 前記綿の素材が絹である請求項1ないし7のいずれか1項に記載の寝具マット。
  9. 前記クッション層の側面に通気口が設置されている請求項1ないし8のいずれか1項に記載の寝具マット。
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