JP2018029567A - 茶抽出物中のガレート型カテキン類の低減方法 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献13に記載のタンナーゼ処理では、没食子酸含量が増加して酸味が強くなるという欠点がある。特許文献14に記載の活性炭処理では、渋味成分以外にも多様な成分を吸着し、緑茶としての風味が損なわれるという欠点がある。特許文献15に記載の方法は、合成樹脂であるポリビニルピロリドン(PVPP)を使用することから、より安全に茶抽出液の渋味を低減する改善の余地があった。
本発明の茶抽出物の製造方法は、原料茶抽出物と、グルテリン及びグリアジンからなる群より選択される少なくとも1種のタンパク質を接触させる工程を含むことを特徴とする。
原料茶抽出物と上記タンパク質を接触させることにより、該タンパク質を接触させる前と比較して、茶抽出物中のガレート型カテキン類が低減される。このため、渋味が低減された茶抽出物を得ることができる。また、ガレート型カテキンが低減されることにより、茶抽出物中のガレート型カテキン類/非ガレート型カテキン類の濃度比が低減され、例えば原料茶抽出物が緑茶抽出物であれば、緑茶本来の爽快な香味を損なうことなく、渋味が低減された緑茶抽出物を得ることができる。ガレート型カテキン類が低減される理由としては、グルテリンやグリアジンにガレート型カテキン類が吸着されるためと推測される。なお、本明細書中、各成分の濃度は重量濃度を意味する。
本発明の茶抽出物の製造方法は、ガレート型カテキン類が低減された茶抽出物の製造方法ともいえる。
また、グルテリンは、コメ、ムギ又はチャノキ由来のグルテリンであることが好ましい。このようなグルテリンを使用すると、茶抽出物中のガレート型カテキン類がより低減され、茶抽出物の渋味をより低減させることができる。チャノキ由来のグルテリンは、茶殻由来のグルテリンであることが好ましい。
上記比(P)/(C)が上記範囲であると、上記タンパク質により茶抽出物中のガレート型カテキン類をより充分に低減させることができる。
本発明の製造方法は、茶抽出物からタンパク質を除去する工程を含むことが好ましい。
本発明の容器詰め緑茶飲料は、非ガレート型カテキン類濃度が300ppm以上であり、かつ、(C1)/(C2)が上記範囲であることにより、渋味が少なく飲みやすいうえに、緑茶本来の爽快な香味を呈するものである。上述した本発明の製造方法により製造される緑茶抽出物は、このような緑茶飲料を製造するために好適に使用される。
本発明の容器詰め緑茶飲料は、カフェイン濃度(CF)とガレート型カテキン類濃度(C1)との比(CF)/(C1)が1以上であることが好ましい。
本発明の方法によれば、簡便な操作で、安全に、茶の香味を損なうことなく茶抽出物中のガレート型カテキン類を低減させることができる。また、茶の香味を損なうことなく茶抽出物の渋味を低減させることができる。
非ガレート型カテキン類とは、(−)−エピガロカテキン、(−)−ガロカテキン、(−)−エピカテキン及び(+)−カテキンの4種の非ガレート型カテキンの総称である。非ガレート型カテキン類の濃度は、上記4種の合計量に基づいて定義される。
さらに、カテキン類とは、ガレート型カテキン類及び非ガレート型カテキン類の8種を併せての総称である。カテキン類の濃度は、ガレート型カテキン類及び非ガレート型カテキン類の8種の合計量に基づいて定義される。
ガレート型カテキン類及び非ガレート型カテキン類の濃度は、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)を用いて、実施例に記載の方法によって測定される。
本発明の茶抽出物の製造方法は、原料茶抽出物と、グルテリン及びグリアジンからなる群より選択される少なくとも1種のタンパク質とを接触させる工程を含むことを特徴とする。
本発明の製造方法では、原料茶抽出物と上記のタンパク質を接触させることにより、該茶抽出物中のガレート型カテキン類が低減される。また、茶抽出物と上記タンパク質を接触させると、通常、茶抽出物中の非ガレート型カテキン類も低減されるが、非ガレート型カテキン類よりもガレート型カテキン類の低減率が大きい。このため非ガレート型カテキン類による爽快な香味は損なわれにくい。本発明によれば、茶抽出物中のガレート型カテキン類/非ガレート型カテキン類の濃度比を低減することができ、茶本来の爽快な香味を損なうことなく、渋味を低減することができる。例えば原料茶抽出物が緑茶抽出物であれば、緑茶本来の爽快な香味を損なうことなく、渋味を低減することができる。また、グルテリン及びグリアジンは、通常茶抽出液等の茶抽出物に難溶性であることから、茶抽出物と接触させても該タンパク質の香味を付与することがなく、しかも茶抽出物から簡単に除去することができる。このため、本発明によれば、簡便な操作で、茶の香味を損なうことなく渋味が低減された茶抽出物を得ることができる。また上記タンパク質は人体や環境に対して安全性が高いため、飲食品の製造に好適に使用される。
本発明において、原料茶抽出物とは、グルテリン及びグリアジンからなる群より選択される少なくとも1種のタンパク質と接触させる茶抽出物をいう。
本発明で使用される原料茶抽出物としては、茶葉の抽出物が挙げられる。例えば、茶葉を水系溶媒で抽出することにより得られる茶抽出液をそのまま原料茶抽出物として使用することができる。抽出に使用される水系溶媒としては、水、アルコール水溶液(例えば、エタノール水溶液)等が挙げられ、好ましくは水である。抽出の際の温度は特に限定されず、適宜設定すればよい。また、茶抽出液を濃縮した濃縮物も原料茶抽出物として使用できる。茶抽出液の濃縮物とは、茶抽出液から溶媒の一部を除去し、カテキン類等の濃度を高めたものである。茶葉から抽出する代わりに、茶抽出液の濃縮物又は乾燥物を水に溶解又は希釈して原料茶抽出物として用いてもよい。さらに、茶葉からの抽出液と茶抽出液の濃縮物又は乾燥物とを併用してもよい。原料茶抽出物の形態としては、液体又はスラリー状が好ましく、より好ましくは液体である。
緑茶の茶葉としては、ツバキ科に属するチャノキ(学名:C. sinensis)の葉を原料として、収穫後に速やかに酵素失活させた後に乾燥させる工程によって製造される荒茶、仕上茶等の製茶された茶葉が好適に使用される。緑茶の茶葉として、より好ましくは仕上茶を使用する。本発明に用いることのできる茶葉は緑茶であればその品種、産地、栽培方法、茶期などは特に限定されない。
緑茶の茶葉は、煎茶の他、深蒸し茶、釜炒り茶、玉緑茶、手揉み茶、かぶせ茶、玉露、碾茶等のいずれでもよい。好ましくは煎茶及び碾茶である。
このようにして得られた緑茶抽出液は、そのままでも、濃縮等しても本発明における原料茶抽出物として使用できる。所望により、緑茶抽出液を冷却する工程、緑茶抽出液から細かな固形分を取り除く工程(例えば、濾過、遠心分離等)、緑茶抽出液に水や緑茶抽出物、酸化防止剤、pH調整剤等を添加する工程、緑茶抽出液を濃縮する工程、緑茶抽出液を殺菌する工程等の1又は2以上の工程を行ってもよい。ただし、これらの工程はあくまで一例であり、これに限定するものではなく、例えば、工程の順序も特に限定されない。また、さらに別工程を行ってもよい。
タンパク質としてグリアジンを使用する場合には、原料茶抽出物のアルコール濃度は50%以下が好ましい。
本発明で使用されるタンパク質は、グルテリン及び/又はグリアジンである。タンパク質は、1種用いてもよく、2種以上を用いてもよい。
グルテリンは、コメ、ムギ(例えば、コムギ、オオムギ)、チャノキ等に含まれるタンパク質であり、グリアジンは、コムギ、オオムギ等に含まれるタンパク質である。グルテリンは通常、希酸又は希アルカリには可溶性であり、水及びアルコールには難溶性である。グリアジンは、通常、80%アルコールに可溶性であり、水には難溶性である。
グルテリン及びグリアジンは特に限定されず、いずれの植物由来のものも使用することができる。
グルテリンは、コメ、ムギ又はチャノキ由来のグルテリンが好ましく、コメ又はムギ(ムギは、好ましくはコムギ)由来のグルテリンがより好ましく、コメ由来のグルテリンがさらに好ましい。チャノキ由来のグルテリンとしては、茶殻由来のグルテリンがより好ましい。
原料茶抽出物とタンパク質を接触させる方法は特に限定されず、例えば、容器中で原料茶抽出物にタンパク質を浸漬させる方法、樹脂等の担体に固定化したタンパク質をカラム等に充填して原料茶抽出物を通液させる方法等が挙げられる。中でも、容器中で原料茶抽出物にタンパク質を浸漬させる方法が好ましい。タンパク質を浸漬させた原料茶抽出物は、撹拌してもよい。原料茶抽出物とタンパク質を接触させる工程は、1回行えばよいが、2回以上行ってもよい。
上記重量の比(P)/(C)は、原料茶抽出物とタンパク質を接触させる開始時点で上記範囲であればよい。上記比(P)/(C)は、より好ましくは0.5〜50であり、さらに好ましくは1〜20であり、特に好ましくは2〜10である。
本発明により製造される緑茶抽出物における上記濃度の比(C1)/(C2)は、より好ましくは0.005〜0.35、さらに好ましくは0.01〜0.3、特に好ましくは0.01〜0.15である。
例えば、本発明により製造される緑茶抽出物は、カフェイン濃度(CF)とガレート型カテキン類濃度(C1)との比(CF)/(C1)が1以上であることが好ましい。上記比(CF)/(C1)が1以上であると、緑茶抽出物の香味が良好であり、嗜好性を確保しつつ渋味を低く抑えることができるため好ましい。また、緑茶抽出物において、クリームダウンが起こりにくいため好ましい。緑茶抽出物の上記比(CF)/(C1)は、1〜20がより好ましく、1.2〜18がさらに好ましく、1.4〜17が特に好ましい。
カフェイン濃度は、HPLCを用いて、実施例に記載の方法によって測定される。
また、本発明により製造される緑茶抽出物は、非ガレート型カテキン類濃度が300〜1000ppm(より好ましくは300〜500ppm)が好ましい。このような緑茶抽出物は、飲みやすく、そのまま緑茶飲料とすることができるため好ましい。
非ガレート型カテキン類の含量が300ppm以上であり、かつ、ガレート型カテキン類濃度(C1)と、非ガレート型カテキン類濃度(C2)との比(C1)/(C2)が0.001〜0.4である緑茶飲料も、本発明に包含される。
本発明の緑茶飲料の形態は特に限定されないが、容器詰めの緑茶飲料とすることが好ましい。非ガレート型カテキン類の含量が300ppm以上であり、かつ、上記濃度の比(C1)/(C2)が0.001〜0.4である容器詰め緑茶飲料も、本発明の1つである。
このような緑茶飲料は、非ガレート型カテキン類を300ppm以上含み、かつ上記濃度の比(C1)/(C2)が低いことから、緑茶本来の爽快な香味を有し、しかも渋味が少なく飲みやすいものである。
緑茶飲料中の上記濃度の比(C1)/(C2)は、飲みやすさの観点から、好ましくは0.005〜0.35であり、より好ましくは0.01〜0.3であり、さらに好ましくは0.01〜0.15である。
本発明の緑茶飲料は、渋味が少なく飲みやすいものである。
緑茶飲料のBrixは、0.05〜2%が好ましい。
本発明は、原料茶抽出物と、グルテリン及びグリアジンからなる群より選択される少なくとも1種のタンパク質を接触させる工程を含む、茶抽出物中のガレート型カテキン類の低減方法も包含する。本発明の方法は、緑茶抽出物中のガレート型カテキン類の低減方法として特に好適である。本発明は、原料茶抽出物と、グルテリン及びグリアジンからなる群より選択される少なくとも1種のタンパク質を接触させる工程を含む、茶抽出物の渋味低減方法も包含する。本発明の方法は、緑茶抽出物の渋味低減方法として特に好適である。
原料茶抽出物とタンパク質を接触させる工程及びその好ましい態様は、上述した渋味が低減された茶抽出物の製造方法における工程及びその好ましい態様と同じである。原料茶抽出物、グルテリン及びグリアジンについても、上述したものと同じである。本発明の茶抽出物中のガレート型カテキン類の低減方法及び茶抽出物の渋味低減方法は、原料茶抽出物を調製する工程、茶抽出物からタンパク質を除去する工程等の1又は2以上の工程を有していてもよい。ガレート型カテキン類が低減することにより、茶抽出物においてクリームダウンの発生を抑制することもできる。
緑茶抽出液に含まれるカテキン類及びカフェインの分析は、HPLC(高速液体クロマトグラフ)法により、以下の方法で行った。ガレート型カテキン類、非ガレート型カテキン類及びカフェインは、検量線法で測定した。
緑茶抽出液は、希釈することなくそのまま試料として分析した。
分析には、高速液体クロマトグラフ分析装置(システムコントローラ(CBM−20A)、PDA検出器(SPD−M20Avp)、ポンプ(LC−30AD)、デガッサー(DGU−20A5R)、カラムオーブン(CTO−20AC)、オートサンプラー(SIL−30AC)、すべて(株)島津製作所製)を使用した。
・カラム温度:40℃
・移動相:
A液:0.1%ギ酸水溶液
B液:0.1%ギ酸アセトニトリル溶液
・グラジエント条件(体積%)
0min B液5%、19min B液20%、20min B液63%、25min B液63%、26min B液5%、36min B液5%
・流量:1.0mL/min
・試料注入量:10μL
・測定波長:280nm
・標準物質:(−)−エピガロカテキンガレート、(−)−ガロカテキンガレート、(−)−エピカテキンガレート、(−)−カテキンガレート、(−)−エピガロカテキン、(−)−ガロカテキン、(−)−エピカテキン及び(+)−カテキン並びにカフェイン(いずれもナカライテスク社製)
ガレート型カテキン類の量は、(−)−エピガロカテキンガレート、(−)−ガロカテキンガレート、(−)−エピカテキンガレート及び(−)−カテキンガレートの合計とした。
非ガレート型カテキン類の量は、(−)−エピガロカテキン、(−)−ガロカテキン、(−)−エピカテキン及び(+)−カテキンの合計とした。
煎茶茶葉(日本茶販売株式会社製)10gに90℃に熱したイオン交換水1000gを加え、5分間温度を一定に保った後、500メッシュのふるいを通過させ、その抽出液を回収した。この液を室温まで冷却した後、清澄液を100mLずつ取り分け、試験用の緑茶抽出液(原料緑茶抽出液)とした。
試験用の緑茶抽出液に対し、コメ由来のグルテリン(山田錦由来、和光純薬工業株式会社製)を0.15重量%、0.3重量%又は0.6重量%加え、30分後の緑茶抽出液の上澄みを採取し、抽出液1−1〜1−3(タンパク質処理緑茶抽出液)とした。抽出液1−1〜1−3について、HPLCにて各成分(ガレート型カテキン類、非ガレート型カテキン類及びカフェイン)を定量した。
各成分の変化率(%)は、グルテリンを添加前の緑茶抽出液(試験用の緑茶抽出液)中の各成分の量(A0(ppm))に対する変化率(%)である。実施例及び比較例中、各成分の変化率(%)は、各抽出液中の各成分の量(A1(ppm))及びタンパク質(又はPVPP)を添加前の緑茶抽出液(試験用の緑茶抽出液)中の各成分の量(A0(ppm))から、下記式により求めた。
変化率(%)=100×(A1−A0)/A0
表1及び図1中のグルテリン添加量が0重量%は、グルテリンを添加する前の緑茶抽出液(試験用の緑茶抽出液)である。
試験用の緑茶抽出液に対し、コムギ由来のグリアジン(MP Biomedicals, Inc.社製)を0.15重量%、0.3重量%又は0.6重量%加え、30分後の緑茶抽出液の上澄みを採取し、抽出液2−1〜2−3とした。各抽出液について、HPLCにて各成分(ガレート型カテキン類、非ガレート型カテキン類及びカフェイン)を定量した。
表2に、各成分の変化率(%)、及び、非ガレート型カテキン類の変化率とガレート型カテキン類の変化率との比(非ガレート型カテキン類の変化率/ガレート型カテキン類の変化率)も示す。
各成分の変化率(%)は、グリアジン添加前の緑茶抽出液(試験用の緑茶抽出液)中の各成分の量(A0(ppm))に対する変化率(%)である。
試験用の緑茶抽出液に対し、ポリビニルポリピロリドン(PVPP)(商品名 ダイバガンF、BASF社製)を0.03重量%、0.05重量%、0.1重量%、0.2重量%又は0.3重量%加え、30分後の緑茶抽出液の上澄みを採取し、比較抽出液1−1〜1−5とした。比較抽出液1−1〜1−5について、HPLCにて各成分(ガレート型カテキン類、非ガレート型カテキン類及びカフェイン)を定量した。
各成分の変化率(%)は、PVPP添加前の緑茶抽出液(試験用の緑茶抽出液)中の各成分の量(A0(ppm))に対する変化率(%)である
表3及び図3中、PVPP添加量が0重量%は、PVPP添加前の緑茶抽出液(試験用の緑茶抽出液)である。
Claims (10)
- 原料茶抽出物と、グルテリン及びグリアジンからなる群より選択される少なくとも1種のタンパク質を接触させる工程を含むことを特徴とする茶抽出物の製造方法。
- タンパク質が、グルテリンである請求項1に記載の製造方法。
- グルテリンが、コメ、ムギ又はチャノキ由来のグルテリンである、請求項1又は2に記載の製造方法。
- チャノキ由来のグルテリンが、茶殻由来のグルテリンである請求項3に記載の製造方法。
- 原料茶抽出物とタンパク質を接触させる工程における、タンパク質の重量(P)と、原料茶抽出物中のカテキン類の重量(C)との比(P)/(C)が0.1〜100である、請求項1〜4のいずれか一項記載の製造方法。
- 茶抽出物からタンパク質を除去する工程を含む請求項1〜5のいずれか一項記載の製造方法。
- 非ガレート型カテキン類の濃度が300ppm以上であり、かつ、
ガレート型カテキン類濃度(C1)と、非ガレート型カテキン類濃度(C2)との比(C
1)/(C2)が0.001〜0.4であることを特徴とする容器詰め緑茶飲料。 - カフェイン濃度(CF)とガレート型カテキン類濃度(C1)との比(CF)/(C1)が1以上である請求項7に記載の容器詰め緑茶飲料。
- 原料茶抽出物と、グルテリン及びグリアジンからなる群より選択される少なくとも1種のタンパク質を接触させる工程を含むことを特徴とする茶抽出物中のガレート型カテキン類の低減方法。
- 原料茶抽出物と、グルテリン及びグリアジンからなる群より選択される少なくとも1種のタンパク質を接触させる工程を含むことを特徴とする茶抽出物の渋味低減方法。
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