JP2018000667A - クッションおよびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】吸湿性および放湿性に優れたクッションおよびその製造方法を提供する。【解決手段】本発明のクッション10は、ヘチマ繊維展開体12およびそのヘチマ繊維展開体12を覆うように配置された立体網状構造体14を備える。クッション10の製造装置50は、溶融された熱可塑性樹脂を押し出すためのダイス52、ダイス52の先端54の開口56、一対のコンベヤ58、コンベヤ58の途中までを浸す液体60を備える。クッション10はヘチマ繊維展開体12と立体網状構造体30のいずれもが複雑に繊維が絡み合ったものであり、通気性が良い。また、ヘチマ繊維展開体12は吸湿性および放湿性があり、クッション10の中が蒸れない。クッション10を長時間快適に使用できる。【選択図】図1
Description
本発明は、布団や枕などに使用できるクッションおよびその製造方法に関するものである。
従来、種々のクッションが開発され、販売されている。たとえば下記の特許文献1に開示されるクッションは、熱可塑性樹脂を溶融させて線状体になるように押し出し、線状体を絡めて冷却することで1つのクッションを製造している。線状体で構成されるため、通気性に優れたクッションになっている。
しかし、特許文献1のクッションは熱可塑性樹脂の線状体で構成されるため、吸湿性および放湿性に優れない。そのため、クッションの使用方法によっては、クッションによって蒸れる恐れがある。
本発明の目的は、吸湿性および放湿性に優れたクッションおよびその製造方法を提供することにある。
本発明のクッションは、略柱状のヘチマ繊維体が切り開かれたヘチマ繊維展開体、ヘチマ繊維展開体を覆うように配置され、熱可塑性樹脂を原料または主原料とした複数本の線状体が不規則に絡まり、該線状体同士の一部が接着された立体網状構造体を備える。
本発明のクッションの製造方法は、略柱状のヘチマ繊維体を切り開いてヘチマ繊維展開体を形成する工程、熱可塑性樹脂を原料または主原料とした材料を溶融させる工程、前記溶融させた材料を押し出し成形することによって、前記ヘチマ繊維展開体を入れるための空間を形成しながら、複数本の線状体を不規則にからめ、該線状体の一部分同士を熱接着し、冷却して立体網状構造体を形成する工程、前記立体網状構造体の空間の中にヘチマ繊維展開体を入れる工程を備える。
立体網状構造体の空間の中にヘチマ繊維展開体を入れる代わりに、2つの立体網状構造体でヘチマ繊維展開体を挟み込んでも良い。
本発明によると、ヘチマ繊維展開体と立体網状構造体のいずれもが複雑に繊維が絡み合ったものであり、通気性が良い。また、ヘチマ繊維展開体は吸湿性および放湿性があり、クッションの中が蒸れない。クッションを長時間快適に使用できる。
本発明のクッションの製造方法は、ヘチマ繊維展開体を立体網状構造体の中に入れるだけであり、複雑な工程は必要ない。また、2つの立体網状構造体でヘチマ繊維展開体を挟み込むことでもクッションを製造でき、複雑な工程は必要ない。
本発明のクッションおよびその製造方法について図面を使用して説明する。本発明のクッションはマットや枕などに使用するものである。各図面において方向を示すx軸、y軸、z軸は共通である。
[実施形態1]
図1と図2に示す本発明のクッション10は、ヘチマ繊維展開体12およびそのヘチマ繊維展開体12を覆うように配置された立体網状構造体14を備える。
図1と図2に示す本発明のクッション10は、ヘチマ繊維展開体12およびそのヘチマ繊維展開体12を覆うように配置された立体網状構造体14を備える。
図2に示すように、ヘチマ繊維展開体12は、複数本のヘチマ繊維16が不規則に蛇行して絡み合い、立体になっている。ヘチマ繊維16は吸湿性および放湿性を有しており、ヘチマ繊維展開体12が吸放湿部材の役目を果たす。ヘチマ繊維展開体12は、立体的になっており、通気性も良く、水洗いできる。
図3に示すように、略柱状のヘチマ繊維体18を長さ方向に沿って切り開いて板状にすることで、ヘチマ繊維展開体12になる。図3(a)はヘチマ繊維体18の横断面であり、一点鎖線Bで切断することで、ヘチマ繊維体18の長さ方向に切り開くことができる。
ヘチマ繊維体18はヘチマ表面の皮や種などを取り除いて得られるものであり、ヘチマ繊維16が不規則に絡み合って立体状になっている。ヘチマ繊維体18は外皮部20と内皮部22を備える。ヘチマ繊維体18を切り開いたとき、内皮部22を残しても良いが、一部または全部を除去し、ヘチマ繊維展開体12を板状にする。なお、ヘチマ繊維展開体12の縁は多少カールする場合が有る。必要に応じて切り開いたヘチマ繊維展開体12を切断し、所望形状にしても良い。ヘチマ繊維体18は天然物であり、ヘチマ繊維展開体12は環境負荷が小さい。
図2に示すように、立体網状構造体14は、複数本の線状体28が不規則に蛇行して絡まり、立体形状になっている。線状体28の断面は円形になっており、直径は約0.5〜1.5mmである。
線状体28は熱可塑性樹脂を原料または主原料としている。熱可塑性樹脂は、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル、ポリプロピレンなどのアポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、上記樹脂をベースとして共重合したコポリマーやエラストマー、上記樹脂をブレンドしたものが挙げられる。
製造途中に線状体28同士が不規則に絡まった際、線状体28同士の一部が熱接着されている。このことにより、複数本の線状体28で1つの立体網状構造体14が構成される。立体網状構造体14の外形は任意であり、クッション10をマットに使用するであれば、たとえば幅(y軸方向)950mm、長さ(x軸方向)2000mm、厚み(z軸方向)100mmの板状体である。クッション10の使用用途によって立体網状構造体14の外形を変更する。立体網状構造体14は通気性が良く、高反発で体圧分散に優れており、水洗いも可能である。
立体網状構造体14は、その内部にヘチマ繊維展開体12を収納するための空間30を備える。たとえば、図1の立体網状構造体14は板状体であり、空間30は立体網状構造体14の幅方向を貫通している。空間30の形状は、板状になったヘチマ繊維展開体12とほぼ同形状になるようにする。ヘチマ繊維展開体12が板状になっておれば、空間30はその板状の外形と同じ形状になる。
ヘチマ繊維展開体12を収納する空間30は、1つに限定されない。ヘチマ繊維展開体12を複数個所に収納する場合、その場所に応じて空間30を形成する。たとえば、図2は複数の板状のヘチマ繊維展開体12が平行になるように配置するため、複数の空間30が平行に配置されている。
立体網状構造体14の外方をカバーで覆っても良い。カバーは通気性および透湿性を有する。カバーの種類としては、麻、綿、絹、ポリエステルなどの繊維からなるカバーが挙げられる。
以上のように、ヘチマ繊維展開体12はヘチマ繊維16で構成され、立体網状構造体14は線状体28で構成されており、本発明のクッション10の通気性が良い。ヘチマ繊維展開体12は吸湿性および放湿性があり、クッション10の中が蒸れにくい。冬場はクッション10の中に空気が有るため保温でき、夏場はクッション10の中が蒸れない。一年中クッション10を快適に使用できる。立体網状構造体14は体圧分散もでき、クッション10を長時間快適に使用できる。すなわち、本発明のクッション10は、ヘチマ繊維展開体12と立体網状構造体14の両方の長所を兼ね備えている。
次に、本発明のクッション10の製造方法を説明する。図4、図5に示すクッション10の製造装置50は、溶融された熱可塑性樹脂を押し出すためのダイス52、一対のコンベヤ58、コンベヤ58の途中までを浸す液体60を備える。
図5に示すように、ダイス52の先端54は多数の開口56を備えており、開口56から熱可塑性樹脂が押し出される。開口56は、ダイス52の先端54に1〜5個/cm2の割合で配置されている。
開口56は等間隔で配置されているが、開口56が形成されていない領域62を設けておくことで、その領域62に線状体28が押し出し成型されない。そのため、立体網状構造体14に空間30を形成することができる。
コンベヤ58は、ダイス52よりも重力方向の下方側に配置されている。コンベヤ58同士の間隔は、一番外側の開口56同士の間隔dよりも狭い。押し出し成形された線状体28を中心方向に集めながらから線状体28を移動させる。コンベヤ58の速度が線状体28の落下速度より遅くすることで、線状体同士が絡まる。その時に、線状体28が冷却される前であれば、線状体28同士が熱接着される。
コンベヤ58の途中まで液体60で浸されている。液体60は水などを使用する。コンベヤ58によって移動された線状体28が液体58によって冷却される。
クッション10の製造方法は、(1)略柱状のヘチマ繊維体18を切り開いてヘチマ繊維展開体12を形成する(図3)。ヘチマ繊維体18の内皮部22の全部または一部を取り除き、略板状になったヘチマ繊維展開体12にする。
(2)図4のように、熱可塑性樹脂を溶融し、ダイス52の開口56を通して線状体28を押し出し成型する。開口56が下方を向いて開けられており、線状体28は重力方向に落下する。
(3)線状体28を重力方向に落下させながら、コンベヤ58によって線状体28を中心方向に集める。コンベヤ58の速度が線状体28の落下速度よりも遅く、線状体28同士が絡み合い、線状体28同士の一部が熱接着される。
ダイス52の先端54に開口56の無い領域62を設けてあり、線状体28が落下しない部分がある。その部分は線状体28が無いため、後に立体網状構造体14の空間30になる。
(4)線状体28を液体60で冷却し、熱接着されて一体になった線状体28を切断し、所望形状の立体網状構造体14を形成する。上記のようにダイス52の先端54に開口56の無い領域62を設けておくことで、立体網状構造体14の中に空間30が形成されている。
上記の工程(1)と(2)〜(4)は同時に行っても良いし、いずれかを先に行っても良い。
(5)立体網状構造体14の空間30にヘチマ繊維展開体12を収納する。たとえば立体網状構造体14の幅方向に空間30が貫通しており、空間30の一方から他方に向けてヘチマ繊維展開体12を収納する。
以上のように、クッション10の製造方法は、ヘチマ繊維展開体12を立体網状構造体14の中に入れるだけであり、複雑な工程は必要ない。ヘチマ繊維展開体12を袋24に入れておくことで、簡単に立体網状構造体14の中に入れることができる。
[実施形態2]
図6に示すように、ヘチマ繊維展開体12を袋24に収納しても良い。袋24は通気性および透湿性を有する布またはネットで形成される。ヘチマ繊維展開体12の表面はヘチマ繊維16によって引っかかりやすく、立体網状構造体14の内部にヘチマ繊維展開体12を収納し易くするためである。
図6に示すように、ヘチマ繊維展開体12を袋24に収納しても良い。袋24は通気性および透湿性を有する布またはネットで形成される。ヘチマ繊維展開体12の表面はヘチマ繊維16によって引っかかりやすく、立体網状構造体14の内部にヘチマ繊維展開体12を収納し易くするためである。
袋24に収納されるヘチマ繊維展開体12の数は限定されない。複数のヘチマ繊維展開体12を一列に並ぶように袋24に収納し、帯状にしても良い。図6(a)のように袋24の中に仕切り26を設け、ヘチマ繊維展開体12が仕切り26によって別々に収納されても良い。袋24および仕切り26によってヘチマ繊維展開体12の配置が乱れない。
図6のように、袋24に引っ掛け部32を設けておくことで、引っ掛け部32を紐などで引っ張りながら空間30に袋24に入れられたヘチマ繊維展開体12を収納しても良い。引っ掛け部32はリング状にした紐などである。
[実施形態3]
図7の製造装置70のように、ダイス52にシート72が通過する空間74を形成しても良い。通過するシート72は表面をテフロン(登録商標)などのフッ素系樹脂で覆ったものである。シート72は、ヘチマ繊維展開体12を空間30に入れやすくするためのものである。
図7の製造装置70のように、ダイス52にシート72が通過する空間74を形成しても良い。通過するシート72は表面をテフロン(登録商標)などのフッ素系樹脂で覆ったものである。シート72は、ヘチマ繊維展開体12を空間30に入れやすくするためのものである。
押し出し成型で線状体28を形成しながら、線状体28の流れる方向に2枚のシート72を重ねて移動させる。立体網状構造体14が形成されたとき、空間30に2枚のシート72が重なって入っている。2枚のシート72の間にヘチマ繊維展開体12を入れ、その後にシート72を立体網状構造体14から取り除く。
シート72の表面がフッ素系樹脂になっているため、ヘチマ繊維展開体12を容易にシート72の間に入れることができる。また、シート72と線状体28は接着されないため、シート72を立体網状構造体14の空間30から引き出すことができる。
[実施形態4]
立体網状構造体14を形成すると際に空間30にヘチマ繊維展開体12を入れても良い。たとえば、図8に示す製造装置80のように、ダイスの中央にヘチマ繊維展開体12が通過する空間82を形成する。線状体28を押し出し成型しながら、線状体28の流れる方向にヘチマ繊維展開体12を移動させる。線状体28がコンベヤ58によってヘチマ繊維展開体12の方向によりながら、立体網状構造体14が形成される。
立体網状構造体14を形成すると際に空間30にヘチマ繊維展開体12を入れても良い。たとえば、図8に示す製造装置80のように、ダイスの中央にヘチマ繊維展開体12が通過する空間82を形成する。線状体28を押し出し成型しながら、線状体28の流れる方向にヘチマ繊維展開体12を移動させる。線状体28がコンベヤ58によってヘチマ繊維展開体12の方向によりながら、立体網状構造体14が形成される。
立体網状構造体14を形成すると同時に、立体網状構造体14の空間30にヘチマ繊維展開体12を入れることができ、製造工程が簡略化できる。
なお、ヘチマ繊維展開体12は袋24に収納されていなくても良い。袋24を省略し、簡単に製造できる。
[実施形態5]
図9のように、2つの立体網状構造体92を準備し、2つの立体網状構造体92でヘチマ繊維展開体12を挟み込み、クッション90を形成しても良い。立体網状構造体92の外側をカバーで覆い、立体網状構造体92とヘチマ繊維展開体12が分離しないようにする。
図9のように、2つの立体網状構造体92を準備し、2つの立体網状構造体92でヘチマ繊維展開体12を挟み込み、クッション90を形成しても良い。立体網状構造体92の外側をカバーで覆い、立体網状構造体92とヘチマ繊維展開体12が分離しないようにする。
なお、2つの立体網状構造体92は図5で説明した同じ方法で製造することができる。開口54および開口54の無い領域62の位置は、立体網状構造体92になすように変更する。たとえば、図10のようにダイス52の先端54の端に開口54の無い領域62を設ける。
[実施形態6]
上記実施形態では、ヘチマ繊維展開体12は平行になるように配置していたが、ヘチマ繊維展開体12はそれぞれ任意の方向を向くようにしても良い。たとえば図11のクッション110はヘチマ繊維展開体12が2方向を向くように配置している。
上記実施形態では、ヘチマ繊維展開体12は平行になるように配置していたが、ヘチマ繊維展開体12はそれぞれ任意の方向を向くようにしても良い。たとえば図11のクッション110はヘチマ繊維展開体12が2方向を向くように配置している。
ヘチマ繊維展開体12は均等に配置されなくても良い。たとえば、図12のクッション120のように、ヘチマ繊維展開体12の密度を変化させても良い。クッション120の長さ方向(x軸方向)において、中央にいくほどヘチマ繊維展開体12の密度が高くなっている。吸湿性および放湿性を高めたい位置のヘチマ繊維展開体12の密度を高くする。
図1はクッション10の厚み方向(z軸方向)の中央にヘチマ繊維展開体12が配置されているが、クッション10の厚み方向の表か裏のいずれかに偏らせても良い。
[実施形態7]
上記実施形態ではダイス52の全ての開口54は同じ大きさであったが、開口54の大きさを異ならせても良い。たとえば、図13のダイス130のように、ダイス130の幅方向中央で大きな開口54mと小さな開口54nに分かれるようにする。クッション10を形成したときに、クッション10の厚み方向中央で太い線状体28の有る部分と細い線状体28の有る部分に分かれる。クッション10の表と裏で柔軟性が異なるようになる。
上記実施形態ではダイス52の全ての開口54は同じ大きさであったが、開口54の大きさを異ならせても良い。たとえば、図13のダイス130のように、ダイス130の幅方向中央で大きな開口54mと小さな開口54nに分かれるようにする。クッション10を形成したときに、クッション10の厚み方向中央で太い線状体28の有る部分と細い線状体28の有る部分に分かれる。クッション10の表と裏で柔軟性が異なるようになる。
図13のダイスは大きな開口54mと小さな開口54nの2つであったが、大きな開口54mから小さな開口54nに徐々に変化させるようにしても良い。
[実施形態8]
ヘチマ繊維展開体12は、厚み方向に圧縮されていても良い。圧縮の程度によってヘチマ繊維展開体12の厚みが異なり、クッション性も異なる。
ヘチマ繊維展開体12は、厚み方向に圧縮されていても良い。圧縮の程度によってヘチマ繊維展開体12の厚みが異なり、クッション性も異なる。
図14のように、ヘチマ繊維展開体140の厚み方向に貫通する貫通穴142を形成しても良い。貫通穴142によってヘチマ繊維が元に戻ろうとする力が分断される。ヘチマ繊維展開体140を圧縮して厚みを薄くした場合に、貫通穴142によって、ヘチマ繊維展開体140が圧縮された厚みを保持しやすくなる。また、貫通穴142によって、通気性を高めることもできる。
[実施形態9]
図15のクッション150のように、ヘチマ繊維展開体12を挟み込む立体網状構造体152の数を変更しても良い。ヘチマ繊維展開体12を立体網状構造体152で挟み込むことで、ヘチマ繊維展開体12を立体網状構造体152で覆う。なお、図15は各部材がわかりやすいように分かれているが、実際は重ねられている。各立体網状構造体152は厚みを5〜15mm程度の柔軟性のある板状にし、複数の立体網状構造体152を重ねることで、所望の厚みにする。クッション150の使用用途に応じて、立体網状構造体152の枚数を調整し、所望の厚みにする。
図15のクッション150のように、ヘチマ繊維展開体12を挟み込む立体網状構造体152の数を変更しても良い。ヘチマ繊維展開体12を立体網状構造体152で挟み込むことで、ヘチマ繊維展開体12を立体網状構造体152で覆う。なお、図15は各部材がわかりやすいように分かれているが、実際は重ねられている。各立体網状構造体152は厚みを5〜15mm程度の柔軟性のある板状にし、複数の立体網状構造体152を重ねることで、所望の厚みにする。クッション150の使用用途に応じて、立体網状構造体152の枚数を調整し、所望の厚みにする。
また、ヘチマ繊維展開体12を複数重ねることも可能である。図16のクッション160のように、立体網状構造体152をヘチマ繊維展開体12で挟み込んでも良い。一番外側に立体網状構造体152が配置され、中にヘチマ繊維展開体12が挟み込まれていれば、立体網状構造体152とヘチマ繊維展開体12の重ね合わせ方や枚数は限定されない。なお、図15と図16のクッション150、160において、ヘチマ繊維展開体12と立体網状構造体152を重ね合わせてカバー等に入れる。
さらに、ヘチマ繊維展開体12を袋24に入れて、所望の形状(たとえばロの字形状)にし、立体網状構造体152で挟み込んでも良い。
[実施形態10]
1つのヘチマ繊維展開体12、140を細かく切り刻んで袋24に入れても良い。
1つのヘチマ繊維展開体12、140を細かく切り刻んで袋24に入れても良い。
ヘチマ繊維展開体12、140以外の吸放湿部材を使用しても良い。たとえば吸放湿部材としてそば殻や炭などが挙げられる。そば殻や炭などは通気性および透湿性のある袋に入れる。
その他、本発明は、その主旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づき種々の改良、修正、変更を加えた態様で実施できるものである。
10、90、110、120、150、160:クッション
12、140:ヘチマ繊維展開体
14、92、152:立体網状構造体
16:ヘチマ繊維
18:ヘチマ繊維体
20:外皮部
22:内皮部
24:袋
26:仕切り
28:線状体
30:立体網状構造体の空間
32:引っ掛け部
50、70、80:製造装置
52:ダイス
54:ダイスの先端
56、54m、54n:開口
58:コンベヤ
60:液体
62:開口の無い領域
72:シート
74、82:ダイスの空間
142:貫通穴
12、140:ヘチマ繊維展開体
14、92、152:立体網状構造体
16:ヘチマ繊維
18:ヘチマ繊維体
20:外皮部
22:内皮部
24:袋
26:仕切り
28:線状体
30:立体網状構造体の空間
32:引っ掛け部
50、70、80:製造装置
52:ダイス
54:ダイスの先端
56、54m、54n:開口
58:コンベヤ
60:液体
62:開口の無い領域
72:シート
74、82:ダイスの空間
142:貫通穴
Claims (9)
- 吸湿性および放湿性を有する吸放湿部材と、
前記吸放湿部材を覆うように配置され、熱可塑性樹脂を原料または主原料とした複数本の線状体が不規則に絡まり、該線状体同士の一部が接着された立体網状構造体と、
を備えたクッション。 - 前記吸放湿部材が通気性および透湿性を有する布または網状体で覆われた請求項1のクッション。
- 前記吸放湿部材は複数本のヘチマ繊維体が絡まって立体になったヘチマ繊維展開体である請求項1または2のクッション。
- 前記ヘチマ繊維展開体が厚み方向に圧縮されており、該ヘチマ繊維展開体が厚み方向に貫通する貫通穴を備えた請求項3のクッション。
- 熱可塑性樹脂を原料または主原料とした材料を溶融させる工程と、
前記溶融させた材料を押し出し成形することによって、吸湿性および放湿性を有する吸放湿部材を入れるための空間を形成しながら、複数本の線状体を不規則にからめ、該線状体の一部分同士を熱接着し、冷却して立体網状構造体を形成する工程と、
前記立体網状構造体の空間の中に吸放湿部材を入れる工程と、
を備えたクッションの製造方法。 - 熱可塑性樹脂を原料または主原料とした材料を溶融させる工程と、
前記溶融させた材料を押し出し成形することによって、複数本の線状体を不規則にからめ、該線状体の一部分同士を熱接着し、冷却して立体網状構造体を形成する工程と、
2つの前記立体網状構造体で吸湿性および放湿性を有する吸放湿部材を挟み込む工程と、
を備えたクッションの製造方法。 - 通気性および透湿性を有する布または網状体で前記吸放湿部材を覆う工程を含む請求項5または6のクッションの製造方法。
- 略柱状のヘチマ繊維体を切り開いてヘチマ繊維展開体を形成することで、前記吸放湿部材を形成する工程を含む請求項5から7のいずれかのクッションの製造方法。
- 前記ヘチマ繊維展開体を厚み方向に圧縮し、該ヘチマ繊維展開体の厚み方向に貫通する貫通穴を形成する工程を含む請求項8のクッションの製造方法。
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- 2016-07-05 JP JP2016133267A patent/JP2018000667A/ja active Pending
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