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JP2017503095A - 摩擦減衰のための装置及び方法 - Google Patents

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JP2017503095A JP2016540593A JP2016540593A JP2017503095A JP 2017503095 A JP2017503095 A JP 2017503095A JP 2016540593 A JP2016540593 A JP 2016540593A JP 2016540593 A JP2016540593 A JP 2016540593A JP 2017503095 A JP2017503095 A JP 2017503095A
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Abstract

【課題】公知の装置の制限から解放され、構造物の第1の構造要素と第2の構造要素の間の異なる成分に沿った変位を減衰することが可能な減衰装置を提供すること。【解決手段】第1の構造要素と第2の構造要素の間の相対運動を減衰するための摩擦減衰装置であって、第1の構造要素と第2の構造要素の間の第1の相対的な変位成分を減衰させるための第1の減衰システム110であって、第1及び第2の摩擦面が接触及び付勢されており、第1及び第2の摩擦面が並進運動可能である、第1の減衰システムと、第1の構造要素と第2の構造要素の間の第2の相対的な変位成分を減衰させるための第2の減衰システム120であって、第3及び第4の摩擦面が接触及び付勢されており、第3及び第4の摩擦面が回転運動可能であって、第2の減衰システムとを含んでおり、第1の減衰システム110及び第2の減衰システム120が直列に配置されている。

Description

本発明は、土木工学の分野に関するものである。特に、本発明は、構造物の第1の構造要素と第2の構造要素の間の相対的な変位、特に振動を減衰することを可能とする摩擦減衰のための装置及び方法に関するものである。
これに限定されないものの、より詳細には、本発明は、潜在的に振動若しくは大きな変位にさらされる橋の支柱、屋根部、構造要素の吊り通路又は他の懸垂式の構造物のような構造物におけるケーブルの振動を減衰する装置及び方法に関するものである。
土木工学構造物において、異なる構造要素は、頻繁に相対的な変位、例えば相対的な運動又は相対的な振動にさらされる。
粘弾性手段又は摩擦によって作用する手段を用いて相対的な変位を減衰することが知られている。
したがって、例えば特許文献1には、橋の支柱の振動を減衰するための装置が提案されている。この装置は、粘弾性式に作用するとともに、全ての方向において当該中間点周りに振動することができるように固定されたサブベースにおいてその長さの中間点に取り付けられた強固なポールを実行する。ポール脚部の変位は、例えば粘弾性要素を用いて減衰される。減衰され得る運動の大きさは、ポール脚部のレベルにおいてサブベースによって制限されている。この装置は、全ての方向における大きな変位を吸収することができるものではない。
さらに、特許文献1に記載されているようなシステムの実行は、機械的な挙動を用いることを伴うものであり、耐久性及び疲労に関するその性能は制限されており、したがって、この機械的な挙動は、動的な負荷の多数のサイクルにさらされる構造において用いられることに適したものではない。
特許文献2には、摩擦による内部でのダンパ作動を形成する減衰装置の他のタイプが記載されており、ケーブルの横方向の振動運動が減衰される。しかしながら、この解決手段は、同一の減衰装置において、構造物の第1の構造物と第2の構造物の間の大きな相対運動のいくつかの成分を減衰することができない。
特許文献3には、ケーブルの振動を減衰するための弾性的又は粘弾性的なリングを含む他の装置が記載されている。
特許文献4は、支柱の振動を減衰するための装置についての改善に関するものであるとともに、支柱のセグメントに取り付けられた環状の部材を実行するものである。圧力下のペースト又はグリースの受け台がリング状の空洞を満たす。強固な構造が環状の部材を基礎へ結合する。ここでも、この装置はあらゆる方向に沿った大きな変位を減衰するために適したものではない。
構造物の様々な構造要素が異なる成分、例えば2つ若しくは3つの方向に沿った並進運動又は2つの軸線周りの回転によって、あるいは線形に独立した変位の組合せによって互いに対して移動することが起こる。例えば、橋の支柱は、支柱に対して垂直であり、支柱によって支持された構造要素、例えば橋のスパンの方向へ向いた第1の方向及びこの第1の方向及び支柱に対して垂直な他の方向に沿って移動することがある。支柱の方向におけるより小さな大きさの変位は、例えば膨張によるものである。いくつかの構造要素は、同一の構造物の他の構造要素に対する回転も受ける。
しかしながら、存在する減衰装置は、様々な成分に沿ったこのような複合変位を減衰するために不十分に適用される。
仏国特許出願公開第2664920号明細書 欧州特許出願公開第1035350号明細書 仏国特許出願公開第2751673号明細書 仏国特許出願公開第2631407号明細書
本発明の1つの目的は、公知の装置の制限から解放され、構造物の第1の構造要素と第2の構造要素の間の異なる成分に沿った変位を減衰することが可能な減衰装置を提供することにある。
本発明のもう1つの目的は、基本的な成分のそれぞれについて独立して選択され得る減衰によって、複合変位の各成分についての小さな及び/又は大きな大きさの変位に対処することを可能とすることにある。
本発明によれば、上記目的は、特に、土木構造物の第1の構造要素と第2の構造要素の間の相対運動を減衰するための摩擦減衰装置であって、
−前記第1の構造要素と前記第2の構造要素の間の第1の相対的な変位成分を減衰させるための第1の減衰システムであって、当該第1の減衰システムが第1の摩擦面及び第2の摩擦面を含んでおり、該第1及び第2の摩擦面が第1の摩擦係合を形成するために互いに対して接触及び付勢されており、前記第1の相対的な変位成分を減衰することができるように、前記第1及び第2の摩擦面が更に互いに対して並進運動可能である、前記第1の減衰システムと、
−前記第1の構造要素と前記第2の構造要素の間の第2の相対的な変位成分を減衰させるための第2の減衰システムであって、当該第2の減衰システムが第3の摩擦面及び第4の摩擦面を含んでおり、該第3及び第4の摩擦面が第2の摩擦係合を形成するために互いに対して接触及び付勢されており、前記第2の相対的な変位成分を減衰することができるように、前記第3及び第4の摩擦面が更に互いに対して回転運動可能である、前記第2の減衰システムと
を含んでおり、前記第1の減衰システム(110)及び前記第2の減衰システムが直列に配置されていることを特徴とする摩擦減衰装置によって達成される。
本願において、1つのシステムの第1の端部が他のシステムの第1の端部に対して固定された点に固定又は関節結合された接続によって接続されている場合、及び第1のシステムの第2の端部が、第2のシステムの第2の端部に対する変位が減衰されるべき点に固定又は関節結合された接続によって接続される場合には、2つの減衰システムは直列に配置されているとみなされる。
本発明は、特に装置に関するものであり、第1のシステムの第1の端部及び第2のシステムの第1の端部が固定又は旋回される接続によって互いに接続されており、第1の減衰システムの第2の端部は、固定された接続又は旋回する接続によって支柱に接続されており、第2の減衰システムの第2の端部は、固定された接続又は旋回する接続によって、構造要素、例えば基礎又は橋の床部に接続されている。
第1の構造要素は、第2の構造要素への固定点に固定された、テンションのかかったケーブルであり得る。
この解決手段は、特に、相対的な変位の各成分、したがって各タイプの対応する振動を独立して扱うことが可能な従来技術に対して利点を有している。
減衰されるべき異なる運動成分は、異なる軸線に沿った変位成分、例えば異なる軸線に沿った並進及び/又は回転であり得る。
第1の相対的な変位成分は、第1の構造要素と第2の構造要素の間で延在する第1の方向(X)に沿った第1の並進運動によって構成され得る。
第2の相対的な変位成分は、第1の方向とは異なる第3の方向(Y)に沿った第2の並進運動によって構成され得る。
第3の方向は、第1の方向(X)及び第2の方向(Z)に対して本質的に直交しているとともに、第1の構造要素(20)に対して接線状となり得る。
加えて、減衰されるべき異なる運動成分は、異なる周波数による運動成分であり得る。例えば、第1の減衰システムが低周波数の変位を減衰するのに最適化され得る一方、他の減衰システムは、より高い周波数の変位、例えば振動を減衰するのに最適化され得る。
有利には、第1の(あるいは第2の)減衰装置による第1の成分(あるいは第2の成分)による変位の減衰は、直列な第2の(あるいは第1の)減衰装置による第2の(あるいは第1の)成分による変位の減衰には影響しない。
各減衰システムは、好ましくは、このシステムの主軸線を構成する1つの軸線に沿った相対的な大きな変位、又はこの1つの軸線周りの相対的な大きな変位を許容するものである。例えば、第1の減衰システムが軸線Xに沿った大きな並進運動を許容する一方、第2の減衰システムは、軸線Z周りの大きな回転を許容する。例えば500mmを超えると、並進運動は大きいとみなされる。例えば10°、好ましくは15°を超えると、回転は大きいとみなされる。これら主軸線に沿った並進運動及び/又は回転は、摩擦面によって減衰される。
さらに、有利には、各減衰システムは、複数の部分を相対的な運動において互いに対して移動させることが可能であり、好ましくは更に主軸線とは異なる少なくとも1つの軸線に沿って又はこの軸線周りの小さな変位を許容する複数のガイド要素を含んでいる。例えば、第1の減衰システムのガイド要素は、軸線Yに沿った小さな並進運動又は軸線Z周りの小さな回転を許容することができる。10ミリメートルより小さな変位又は1°より小さな回転は、例えば小さな変位とみなされる。これら追加の自由度は、システムの構成部材への制約を制限する。
好ましい配置によれば、第1の変位成分は、前記第1の構造要素と前記第2の構造要素の間で延在する第1の方向(X)に沿った第1の並進運動である。
単独で適用されるか、又は上述の配置との組合せにおける他の好ましい配置によれば、第2の相対的な変位成分は、第2の方向(Y)に沿った第2の並進運動である。これら2つの好ましい配置が存在する場合には、第2の方向(Y)は、好ましくは第1の方向(X)に対して直交している。有利には、この第2の方向(Y)は、好ましくは一般に細長い形状を有する要素、特にケーブルによって構成された第1の構造要素の長手方向に対して直交している。
本発明による解決手段の利点のうち1つは、複合的な相対運動すなわちいくつかの成分を含む運動を第1の構造要素と第2の構造要素の間に取り付けられた1つの装置を用いて減衰させることが可能であることにある。したがって、より長いアセンブリと、構造物のいくつかの構成においては問題となるより多くの空間とを必要とするいくつかの別の装置を用いなければならないことを回避することが可能である。
一方では第1の摩擦面に対して、他方では第2の摩擦面に対して、一方では第1の減衰システム内において、他方では第2の減衰システム内において用いられる材料の選択と、2つの摩擦要素の間の押圧力の調整とによって、問題となる相対運動成分の減衰の大きさを規定することが可能である。したがって、これについては、当該第1の(第2の)減衰システムによって扱われる相対的な変位の強さ及び/又は周波数及び/又はエネルギーについての値の範囲のような第1の(第2の)減衰システムの動作特性を規定することが可能である。
例えば、第1の摩擦要素のためのポリマー又はポリマーマトリクス材料と、第2の摩擦要素のために所定の表面硬さを有する金属材料を用いることで、振動の大きさの広い範囲へ減衰システムを作用させることが可能である。
両摩擦要素に対してポリマーを用いるか、又は2つの摩擦要素に対して鋼を用いることも可能である。
本発明は、本テキストにおいて上述したような少なくとも1つの減衰装置を含み、第1の構造要素及び第2の構造要素を含む土木構造物に関するものでもある。
このような土木構造物においては、第1の構造要素が第2の構造要素に対する固定点で固定された、テンションのかかるケーブルであり得る。
したがって、例えば、このような土木構造物においては、第2の構造要素は、基礎、特に橋の床部若しくは橋の床部に統合された構造要素又は吊るされた屋根要素若しくはこの吊るされた屋根に統合された構造要素であり得る。
本発明は、土木構造物の第1の構造要素と第2の構造要素の間の相対運動を摩擦減衰するための方法であって、以下のステップ:
−前記第1の構造要素に対して固定された第1の摩擦面と、前記第1の摩擦面に対して移動可能な第2の摩擦面とを含み、前記第1の構造要素と前記第2の構造要素の間の第1の相対的な変位要素を減衰させるための第1の減衰システムを準備するステップと、
−前記第1の構造要素と前記第2の構造要素の間の第2の相対的な変位成分を減衰するための第2の減衰システムを準備するステップであって、前記第1の相対的な変位要素が前記第2の相対的な変位要素とは異なっており、前記第2の減衰システムが、第3の摩擦面及び第4の摩擦面を含んでいるステップと、
−一方では前記第1の摩擦面と前記第2の摩擦面の間の相対運動と、他方では前記第3の摩擦面と前記第4の摩擦面の間の相対運動が当該摩擦係合によって減衰されるように、2つの摩擦係合を形成するために、片方の摩擦面をもう片方の摩擦面に付勢して接触させることで、一方では前記第1の摩擦面及び前記第2の摩擦面を配置し、他方では前記第3の摩擦面及び前記第4の摩擦面を配置するステップと
を含むことを特徴とする方法に関するものでもある。
本発明の実施例が添付の図面によって図示された説明において表される。
減衰装置を表す本発明の第1の実施例を斜視図で示す図である。 減衰装置の内部を示すためにいくつかの外部部分が取り外された図1に類似の図である。 図1の方向III−IIIに沿った減衰装置の正面図である。 図3の方向IVに沿った断面図である。 図1の方向Vに沿った減衰装置の側面図である。 方向VI−VIに沿った図5の断面図である。 方向VII−VIIに沿った図6の断面図である。 方向VIII−VIIIに沿った図6の断面図である。 方向IX−IXに沿った図6の断面図である。 図1の方向Vによる減衰装置の側面図である。 方向XI−XIに沿った図10の断面図である。 方向XII−XIIに沿った図10の断面図である。 構造物内の減衰装置の運動機構を示す簡易化された描写による本発明の第1の実施例を示す図である。 構造物内の減衰装置の運動機構を示すことで、簡易化された本発明の第2の実施例を示す図である。 本発明の第3の実施例を簡略化して示す図である。
図1及び図13から見て取れるように、第1の実施例に係る減衰装置100が、この例では、ケーブル20又は(第1の構造要素を形成する)支柱と第2の構造要素30、例えば基礎、スラブ、吊り橋の床部、そうでなければこのような床部に統合して設けられた一部との間に設けられている。このケーブルは、鉄塔又は支柱(不図示)に結合され得る。
ケーブル20に関しては、減衰装置100は、例えばケーブル20を包囲し、第1の固定点A1を形成するスリーブ101によって取り付けられている。スリーブ101は、ケーブルに対して固定され得るとともに、ケーブルに沿って長手方向へ摺動可能となっている。
基礎30に関しては、減衰装置100は、例えば基礎30に溶接されているか又はリベット留めされているとともに第2の固定点A2を形成する取付フランジ102によって取り付けられている。
したがって、減衰装置100は、減衰装置100の長手方向又は主方向に対応する第1の方向Xに沿って第1の固定点A1を第2の固定点A2に結合している。この配置においては、第2の方向(Z)は、ケーブル20によって規定されており、第1の方向(X)に対して直交している。第1の方向(X)及び第2の方向(Z)に対して直交した第3の方向(Y)も規定されている。実際、第1の方向(X)及び第3の方向(Y)を含む平面(X,Y)は、点A1におけるケーブル20の接線に対して垂直な平面に対応している。典型的には、ケーブルは、この平面において第2の方向(Z)に沿うよりも大きな大きさの運動にさらされる。
図1〜図13に図示されたこの第1の実施例では、減衰装置100は、ケーブル20(図1及び図13において減衰装置100の上側部分)に隣接した減衰装置100の一部に配置された第1の減衰システム110と、基礎30(図1及び図13において減衰装置100の下側部分)に隣接して配置された減衰装置100の一部に配置された第2の減衰システムとで構成されている。以下に詳述するように、第1の減衰システム110により、ケーブル20と基礎30の間で第1の方向Xに沿って並進成分を吸収及び減衰すること、例えば軸線Xに沿った変位又は振動を減速することが可能である。
第2の減衰システム120については、残りのアセンブリ120に対して相対的に中間部材103の軸線Z周りの回転の形態で設定することで軸線Yに沿ったケーブルの変位を吸収及び減衰することが可能である。この第2の減衰システムでも、比較的緩慢な変位又は高周波の振動が減衰され得る。
この例では、当該第1及び第2の減衰システムを接続する中間部材103(図2参照)は、第1の減衰システム110と第2の減衰システム120に対して共通である。この強固な中間部材103は、第1の減衰システム110と第2の減衰システム120の間の材料接合部を形成している。したがって、第1の実施例に係る減衰システム100は、直列に配置され、それぞれ異なる相対変位成分を減衰することが可能な2つの減衰システム110及び120を備えている。
中間部材103は、第1の減衰システム110の一部である第2の摩擦要素112(図2及び図4参照)を備えた第1の端部103a(図1及び図13の上部)を備えている。この部材の第2の端部103b(図1及び図13の下部)は、第2の減衰システム120の一部である第3の摩擦要素121(図4及び図9)を備えている。
第1の実施例に係る減衰装置の第1の減衰システム110を説明する。この減衰システムは、第1の減衰システムの他の要素に対して相対的な中間部材103の軸線Xに沿った並進運動を可能とするものである。この並進運動に必要な力は、減衰を達成するために、部材103及び第1の減衰システム120の要素が接触する摩擦領域の摩擦によって規定される。
より正確にいえば、中間部材103の第1の端部103aが第1の方向(X)に沿って延び、互いにかつ第1の方向(X)に平行な2つの平面を規定するスライド部を形成する。これら平面は、第1の減衰システム110の第2の摩擦要素112を備えている。非限定的な例では、この第2の摩擦要素は、第1の方向(X)に沿って延びる第2の一連の摩擦パッドの形態で実施される。第2の一連の摩擦パッドとの摩擦によって協働するために、第1の減衰システム110は、ここではチューブ113の内側で突出し、弾性的な復帰手段、例えばスプリングブレードによって押圧される第1の一連の摩擦パッドの形態の摩擦要素111を備えた中空チューブ113を備えている。チューブ113は、第1の一連の摩擦パッド111及び第2の一連の摩擦パッド112の1つの面が互いに対して摩擦するようにスライド部の周りで係合している。その摩擦面は、用いられ得る一連のパッドとは異なる要素によって定められ得る。
したがって、制御された圧力でのこの接触により、(第1の方向Xに沿ったケーブル20の初動に従う)中空チューブ113とスライド部103の間の(図1、図2及び図13における上部及び/又は底部へ向いた)第1の方向Xに沿った相対的な並進変位中に、第1の一連の摩擦パッド111(ここではディスク状のパッド)の表面と第2の一連の摩擦パッド112(ここでは延長されたトラックの形状、例えば長方形のパッド)の表面の間の摩擦によって、軸線Xに沿った相対運動成分を減衰させることが可能である。
弾性的な復帰手段は、チューブ113の内側方向へ付勢され、摩擦パッド111のための支持部116をそれぞれ支持する2つの強固な舌部115を押圧するスプリングブレード(羽根状ばね)を有するシステムで形成されることができる。支持部116は、穿孔113aにおいてチューブ113の壁部を横断している。ここで、2つの強固な舌部115、したがって2つの摩擦パッドは、第2の一連の摩擦パッド112を支持するスライド部の上述の2つの面のそれぞれと対で動作する。しかし、これに代えて、中間部材103の第1の端部103aを形成するスライド部の一方側において、強固な舌部115のような1つの支持部によって支持された1つの摩擦パッドを用いることが可能である。スプリングブレード114によるこの復帰システムも、第2の方向Zに沿ったケーブル20のわずかな変位を吸収することが可能である。この変位は、一般的に第1の方向X又は第3の方向Yに沿った変位成分よりもかなり小さい。温度変化によるケーブル材料の膨張又は収縮による10〜20mmの変位が一般的である。
システムの異なるタイプは、強固な舌部115及びこれにつづき摩擦パッド111においてスプリングブレード114によって作用する圧力の膨張を調整するために設けられ得る。スライド部103aを収容する端部を含むその長さの大部分では、中空チューブ113が正方形断面を有している。スライド部を収容する反対側の端部において中空チューブ113が例えば溶接によってスリーブ101と一体的に固定されている。
図示のケースでは、スライド部103aは、正方形断面を有する中空円筒であるとともに、2つずつ反対の他の2つの側におけるガイドパッド104を形成し第2の一連の摩擦パッド112を支持する側と互い違いとなる摩擦パッドを支持するものである。これらガイドパッド104は、2つずつ対向するチューブ113の壁部を貫通して配置されたガイド要素117のための支持部として、及び第1の一連の摩擦パッド111を支持する側と、チューブ113とスライド部103の間の(第3の方向Yに沿った)いかなる横方向移動も制限するためのアバットメント(abutment)としての役割を担うこれらガイド要素117と互い違いとするための支持部として機能する。
この例では、中間部材103は、第1の減衰システムの中空チューブ113に挿通される雄部材である。この構成を逆にし、第1の構造要素20に結合された雄部材の周囲をスライドする雌中間部材を形成することも可能である。
ガイド要素117により、アセンブリ103及びケーブル20に対する中間部材103の相対的な変位が可能となり、ケーブルは、純粋に軸線Xに沿った並進運動、軸線Yに沿う限定された大きさの並進運動又は軸線周りの限定された角度の回転が可能であるように構成されている。
各接合部におけるこれらガイド要素のおかげで、減衰される必要のない、第2の構造要素30に対する第1の構造要素20の相対的な運動についての変位成分は、自由のままであるか、又は低い剛性(軽度の剛性)の機械的な結合によって抑制される。典型的には、減衰される必要があるもの以外にも軸線に沿った変位のために必要とされる力あるいはトルクは、減衰される方向に沿った3〜500mm又は1〜15°の変位に必要な力あるいはトルクの1〜15%のオーダーである。
このような配置により、本発明による減衰装置100は、軸線Xに沿った大きな大きさを並進運動を受容することができ、その一方、公知の外部摩擦減衰装置を平均位置の上方及び下方で50mm(ミリメートル)のオーダーの軸線Xに沿った移動量まで使用可能とする。したがって、本発明による減衰装置100により、ケーブル20の垂直方向の移動を50mmを超えて、例えば500mmまで、更には700mm又は1000mmまで、更にそれを超えて減衰することが可能である。
第1の実施例による減衰装置100の第2の減衰システム120を説明する。この減衰システムは、第2の減衰システムの他の構成要素に対して中間部材103の軸線Z周りの回転を可能とするものである。この回転に必要なトルクは、減衰を達成するために、部材103及び第2の減衰システム120の要素に接触する摩擦領域の摩擦によって規定される。
より詳細には、中間部材の第2の端部103bは、互いに平行かつ第1の方向(X)に平行で、第3の一連の摩擦パッド(ここではディスク状のパッド121、図4参照)の形態で作動壁の内側へ突出し、2つの作動壁を互いに分離する空間の方向へ弾性復帰手段(ここではスプリングブレード124)によって押圧される第3の摩擦要素121を備えた2つの平坦な作動壁を有するあぶみ金(stirrup)を形成している。これら作動壁は、それぞれ第3の一連の摩擦パッド121によって包囲された貫通孔も備えている。
この第3の一連の摩擦パッド121と摩擦によって協働するために、減衰システム100は、2つの翼部(ウイング)123bと、貫通孔(図9参照)の間及びこれら貫通孔に整列された開口部を包囲し中央ウェブ123aの側部に配置された第4の一連の摩擦パッド122(ここではパッド121よりも大きな直径のディスク状のパッド122)の形状の第4の摩擦要素122を備えた中央ウェブ123aとを含むI字状のはり123を更に含んでいる。前記はり123は2つの作動壁の間であぶみ金103bに係合することができ、その結果、ウェブ123aの端部セグメントは、はり123の翼部123bの間に収容される作動壁の端部セグメントのエッジ部を有する上記作動壁の間に配置される。減衰装置100は、前記開口部及び前記貫通孔を前記回転軸線(R)に対して同軸に貫通する材料シャフト129を更に含んでいる(図4、図6、図7、図11及び図12参照)。これに代えて(図2参照)、上述の材料シャフト129を省略し、第3の方向Yに平行な正確な側方のサポート部のような、他の側方のガイド部があぶみ金103bとはり123で用いられる。したがって、前記はり123と前記あぶみ金103bの間の前記回転軸線(R)周りの回転運動中に、第3の一連の摩擦パッド121の表面と第4の一連の摩擦パッド122の表面は、互いにこすれ、前記回転軸線(R)周りの回転運動へ変換することで軸線Yに沿った相対的な変位を減衰する。回転軸線(R)がウェブ123aの開口部及びあぶみ金103bの作動壁の貫通孔を貫通し、第3の方向(Z)に平行であるように理解される。
この実施例では、作動が可能であるように、及び特に中央ウェブ123aの上端部の各側で重なることであぶみ金103bを取り付けることができるように、I字状のはりのスパン、すなわち、各翼部123b間の間隔があぶみ金103bの作動壁の幅よりも大きい。さらに、あぶみ金103bとはり123の間の軸線R(材料シャフト29)周りの最大回転角度は、ガイド手段を構成するはりの翼部123bに当接するあぶみ金103bの作動壁の端部セグメントのエッジ部によって制限される。
このような配置により、減衰装置100は、第2の方向Yに沿ったケーブルの変位の大きな大きさを補償するのに十分な角度値による軸線Rに沿った中間部材の回転運動を受容することが可能である。1つの例では、最大回転角度は、平均位置に対して±15°のオーダーにあり、すなわち30°の角度変位である。構成要素の長さに応じて、この運動により、−500mm〜+500mmのオーダーにおける第2の方向に沿ったケーブルの並進成分について補償することが可能である。中立位置に対する方向に応じて最大の大きさを異ならせることができるので、10°の角度(20°の角変位)、25°の角度(50°の角変位)又はさらに30°の角度(60°の角変位)を考慮することができる。
ケーブル20の変位運動は、それぞれ第1の方向X、第2の方向Z、第3の方向Yに沿った3つの基本並進運動に分解されることができると理解される。ケーブルの回転運動は、一般にかなり小さく、一般に無視することが可能である。3つの並進成分及びあり得る回転成分は、それぞれ第1の減衰システム(第1の方向Xに沿った並進成分)、第2の減衰システム(第3の方向Yに沿った基本運動のために補償するための軸線R周りの回転成分)及びスプリングブレードの変位(第2の方向Zに沿った基本並進運動と同一の成分)によって許容される運動の3つの成分によって減衰される。したがって、ケーブルのX方向の並進成分が本質的に第1の減衰システムによって減衰される一方、(X方向及びケーブルに対して垂直な)Y方向の並進成分は、本質的に第2の減衰システムによって減衰される。ケーブルのZ方向の並進成分は、一般にX方向及びY方向の成分よりもかなり小さい。
図示の例では、第2の減衰システム120の弾性復帰手段は、第1の減衰システム110に類似したものである。すなわち第3の一連の摩擦パッドのパッド121のための支持部126を支持する強固な舌部125と、あぶみ金103bの内側の方向へ付勢され、強固な舌部125を動かすスプリングブレード124は上述したようなものである。
第2及び第3の摩擦面は、有利には、回転軸線に対して偏心している。一般に、減衰システムにおける回転の減衰のための摩擦面は、有利には偏心している。
取外し可能な外カバー118,128により、それぞれ第1の減衰システム110及び第2の減衰システム120が包囲され、保護されることが可能である。
したがって、上述の減衰装置は、第1の構造要素20と一体的に統合された第1の要素113と、第2の構造要素30と一体的に統合された第2の要素123と、第1の要素113に対して線形の軸線に沿って並進可能かつ第2の要素123に対して軸線周りに旋回可能な中間部材103とを含んでいる。第1の要素113に対する中間部材103のガイドのための手段は、軸線Y及び/又は軸線Z及び/又は第1の要素113に対する中間部材103の回転の制限された自由度を可能とするものである。同様に、第2の要素123に対する中間部材103のガイドのための手段は、第2の要素123に対する中間部材103の制限された並進運動及び/又は回転自由度を可能とするものである。
中間部材は、互いに組み立てられたか、又は互いに結合された異なる構成要素によって置換されることも可能である。
追加的な自由度を設定することが可能である。例えば、第1の要素113は、ケーブル20に対する回転及び/又は並進運動において自由であり得る。同様に、第2の要素は、第2の構造要素30に対する回転及び/又は並進運動において自由であり得る。追加的な減衰システムは、他の変位成分を減衰するために、第1又は第2の減衰システム110,120と直列に取り付けられることが可能である。第1又は第2の減衰システム110,120と並列な減衰システムは、大きな力又はトルクのケースにおいても考慮されることができる。
図14において概略的に図示された第2の実施例について説明する。この第2の実施例は、直列に配置され、それぞれ1つの異なる相対的な変位成分を減衰することができる3つの摩擦減衰システム110,120,130を含んでいる。この趣旨で、図1〜図13に関連する上述の第1の減衰システム110及び第2の減衰システム120に加えて、減衰装置100は、第2の構造要素に対して固定された第1の摩擦面と、第2の減衰システム120に対して固定された第2の摩擦面とを含む、第2の構造要素(ケーブル20)と第2の構造要素(基礎30)の間の相対的な第3の変位成分を減衰するための第3の減衰システム130を含んでおり、第3の減衰システムの第1の摩擦面と第2の摩擦面の間の相対運動を摩擦係合で減衰するように、第3の減衰システムの第1の摩擦面及び第2の摩擦面は、摩擦係合を形成するために互いに対して接触及び付勢されており、第1の減衰システム、第2の減衰システム及び第3の減衰システムが直列に配置されており、第3の相対変位成分が第1の相対変位成分及び第2の相対変位成分とは異なっている。
第1の実施例のように基礎30へ直接結合する代わりに、第2の減衰システム120の下端部はここでは第3の減衰システム130に結合されている。
好ましくは、第3の相対変位成分は、第2の減衰システムによって許容され、減衰される当該第2の方向周りの回転が生じる第2の方向Rとは異なり、第3の方向に対して平行な軸線R’周りの回転運動により減衰される。図14において、回転軸線R’は、第3の方向Yに対して平行であるとともに、第2の方向Zに沿ったケーブルの基本並進運動を減衰させることが可能である。この回転は、好ましくは例えば不図示の摩擦パッドを用いて減衰される。図14に図示されているように、例による非線形の形態では、第3の減衰システムは、第2の減衰システム120と基礎30の間に取り付けられている。しかしながら、この回転は、回転軸線R’とは異なる他の回転軸線周りに生じ得る。さらに、図14の実施例は、R’に対して平行、かつ、支柱20と第1の減衰システム110の間に配置された軸線R”周りの減衰されない回転を備えている。
互いに対して接触圧をもって接触する2つの摩擦面の間の摩擦によって減衰を達成する、摩擦パッド、より一般的には摩擦要素に関して、上述のように、摩擦材料及び摩擦係合を達成する対において存在する材料の選択は、対応する減衰システムの減衰特性のための決定パラメータである。1つの例では、第1の摩擦面が第1の摩擦材料で構成され、同じ減衰システムの対応する第2の摩擦面が同一又は異なる第2の摩擦材料で構成されている。前記第1の摩擦材料及び前記第2の摩擦材料のうち少なくとも1つは、低減された摩擦係数を有するポリマー又はポリマーマトリクスである。このタイプの摩擦材料は、多数の利点を有するとともに、とりわけ、摩擦係数が時間にわたって、及び変化する湿度状況及び温度状況において本質的に一定であるという事実を有する。このようなポリマー材料は、任意に潤滑剤を含んでいる。さらに、このようなポリマー材料は、好ましくはポリエチレンテレフタレートを基礎とするものである。
本発明は、固定点から取り外された形態でケーブル20と基礎30の間に取り付けられる減衰装置100を有し、固定点(第3の固定点A3)の位置において基礎30上に取り付けられた、ケーブル20を有する土木構造物に関するものでもある。このタイプの配置は、ケーブルの統合された部分であるとともに(特許文献2におけるように)実際に視認可能であるもののより一般的にはケーブル20周りに同心状の、「内部減衰装置」と呼ばれる他のタイプの減衰装置とは対照的な「外部減衰装置」と呼ばれる減衰装置に対応している。
図15には、第1の減衰システム110の第1の要素113は、結合された態様で、軸線Yに対して平行で、ケーブル20に対して軸線Y周りに要素113を旋回させることが可能なシャフト131(R”)によりスリーブ101に結合されている。さらに、第2の減衰システム120の要素123は、結合された態様で、軸線Yに対して平行な軸線R’周りの回転を許容し、第2の構造要素30に対して軸線Y周りに要素123を旋回させることが可能な旋回軸129により、第2の構造要素30に結合されている。スリーブ101は、ケーブル20に対して平行な軸線Zに沿って縦方向に任意にまだ移動することが可能である。シャフト131は、任意で、及び好ましくは減衰されない。シャフト129は、好ましくは、要素123と基礎30に統合されたあぶみ金133の間の第5及び第6の摩擦面132、例えばパッドを用いて減衰される。
さらに、第1の要素113は、上述の態様で、摩擦面111,112を通して、これら2つの構成要素上で中間部材103’に対してスライドすることが可能である。しかし、この例では、中間部材103’は、スライド条に要素113が係合する中空チューブによって構成されている。この並進運動は、要素113上及びチューブ103’上の摩擦面により減衰される。
さらに、中間部材103’は、軸線Zに対して平行な軸線R周りに旋回可能である。この回転は、要素103’及び要素123の反対側の摩擦面に結合された半円状の摩擦面121によって減衰される。
摩擦面は、任意に、シャフト131及び/又は129周りの回転を減衰するように設けられることも可能である。
好ましくは、図13に見られるように、減衰装置100は、ケーブル20及び基礎30と共に、頂点がケーブル20と基礎30の間の固定点A3に配置された、鋭角αを有する直角三角形を形成している。この場合、直角は、ケーブル20(第2の方向Z)と減衰装置100(第1の方向X)の間に形成されている。
20 ケーブル(第1の構造要素)
30 第2の構造要素
X 第1の方向
Z 第2の方向
Y 第3の方向
A1 第1の固定点
A2 第2の固定点
A3 第3の固定点
100 減衰装置(第1の実施例)
100’ 減衰装置(第2の実施例)
101 スリーブ
102 取付フランジ
103 中間部材
103a 中間部材の第1の端部(スライド部)
103b 中間部材の第2の端部(あぶみ金(stirrup))
104 ガイドパッド
110 第1の減衰システム
111 第1の摩擦面(第1の一連の摩擦パッド)
112 第2の摩擦面(第2の一連の摩擦パッド)
113 中空チューブ
113a 穿孔
114 スプリングブレード
115 強固な舌部
116 サポート部
117 ガイド要素
118 外カバー
120 第2の減衰システム
121 第3の摩擦面(第3の一連の摩擦パッド)
122 第4の摩擦面(第4の一連の摩擦パッド)
123 I字状のはり
123a 中央のブレード
124 スプリングブレード
125 強固な舌部
126 サポート部
128 外カバー
129 Z方向における回転軸線(材料シャフト)
130 第3の減衰システム
131 Y方向における回転軸線(材料シャフト)
132 第5及び第6の摩擦面
133 あぶみ金(stirrup)

Claims (18)

  1. 土木構造物の第1の構造要素(20)と第2の構造要素(30)の間の相対運動を減衰するための摩擦減衰装置(100)であって、
    −前記第1の構造要素(20)と前記第2の構造要素(30)の間の第1の相対的な変位成分を減衰させるための第1の減衰システム(110)であって、当該第1の減衰システムが第1の摩擦面(111)及び第2の摩擦面(112)を含んでおり、該第1及び第2の摩擦面が第1の摩擦係合を形成するために互いに対して接触及び付勢されており、前記第1の相対的な変位成分を減衰することができるように、前記第1及び第2の摩擦面が更に互いに対して並進運動可能である、前記第1の減衰システムと、
    −前記第1の構造要素(20)と前記第2の構造要素(30)の間の第2の相対的な変位成分を減衰させるための第2の減衰システム(120)であって、当該第2の減衰システムが第3の摩擦面(121)及び第4の摩擦面(122)を含んでおり、該第3及び第4の摩擦面が第2の摩擦係合を形成するために互いに対して接触及び付勢されており、前記第2の相対的な変位成分を減衰することができるように、前記第3及び第4の摩擦面が更に互いに対して回転運動可能である、前記第2の減衰システムと
    を含んでおり、前記第1の減衰システム(110)及び前記第2の減衰システム(120)が直列に配置されていることを特徴とする摩擦減衰装置。
  2. 前記第1の相対的な変位成分が、前記第1の構造要素(20)と前記第2の構造要素(30)の間で延在する第1の方向(X)に沿った第1の並進運動によって構成されていること、及び前記第2の相対的な変位成分が前記第1の方向とは異なる第3の方向(Y)に沿った第2の並進運動によって構成されていることを特徴とする請求項1記載の減衰装置(100)。
  3. 前記第3の方向(Y)が、前記第1の方向(X)及び第2の方向(Z)に対して本質的に直交しているとともに、前記第1の構造要素(20)に対して接線状となっていることを特徴とする請求項2記載の減衰装置(100)。
  4. 前記第2の相対的な変位成分が、前記回転、前記第2の方向(Z)に対して平行な軸線(R)周りになされる回転に基づき前記減衰装置へ投影されることを特徴とする請求項1記載の減衰装置(100)。
  5. 前記第1及び第2の相対的な変位成分が、共に並進運動によって構成されていることを特徴とする請求項1記載の減衰装置(100)。
  6. 前記第1の構造要素が前記第2の構造要素(30)への固定点において固定されたテンションのかかったケーブルであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の減衰装置(100)。
  7. 前記第1の減衰システム(110)と前記第2の減衰システム(120)の間の中間部材を更に含み、該中間部材(103)が、前記第2の摩擦面(112)を備えた第1の端部と、前記第3の摩擦面(121)を備えた第2の端部とを含んでいることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の減衰装置(100)。
  8. 前記中間部材(103)の前記第1の端部が、前記第1の方向(X)に沿って延在し、前記第1の方向(X)に沿って延在する第2の摩擦パッドの形態の前記第2の摩擦面(112)を備えた、互いに、かつ、前記第1の方向(X)に対して平行な2つの平面を規定するスライド部を形成していること、及び当該減衰装置(100)が、当該チューブ(113)の内側において突出し、前記チューブ(113)の内側の方向において弾性復帰手段によって押圧される第1の摩擦パッドの形態の前記第1の摩擦面(111)を備えたチューブを含み、第1の一連の摩擦パッドと第2の一連の摩擦パッドが互いに対してこすれるように前記チューブ(113)が前記スライド部の周りで係合していることを特徴とする請求項7記載の減衰装置(100)。
  9. 前記中間部材(103)の前記第2の端部が、2つの作動壁の内側において突出し、かつ、2つの前記作動壁を分離する空間の方向に弾性復帰手段(114)によって押圧される第3の摩擦パッドの形態の前記第3の摩擦面を備えた、互いに対して、及び第1の方向(X)に対して平行な前記2つの平坦な作動壁を有するあぶみ金を形成しており、前記作動壁がそれぞれ前記第3の摩擦パッドによって包囲された貫通孔を備えていること、当該減衰装置(100)が、2つの翼部と、中央ウェブのスライド部に配置され、前記貫通孔に整列された該貫通孔間の開口部を包囲する第4の摩擦パッドの形態の前記第4の摩擦面(122)を備えた中央ウェブとを有するI字状のはり(123)を更に含んでおり、前記ウェブの端部セグメントが前記はりの前記翼部間に収容される前記作動壁の前記端部セグメントのエッジ部を有する前記作動壁間に配置されるように、前記はりが前記あぶみ金と係合していること、及び前記はりと前記あぶみ金の間の前記回転軸線(R)周りの回転運動中に前記第3の摩擦パッド及び前記第4の摩擦パッドが互いにこすれるとともに、前記回転運動を減衰することを特徴とする請求項7又は8記載の減衰装置(100)。
  10. 当該減衰装置が、前記第2の構造要素(30)に対して固定された第5の摩擦面と、前記第2の減衰システムに対して固定された第6の摩擦面とを含む、前記第1の構造要素(20)と前記第2の構造要素(30)の間の第3の相対的な変位成分を減衰するための第3の減衰システム(130)を更に含んでおり、前記第5の摩擦面と前記第6の摩擦面の間の相対運動が第3の摩擦係合によって減衰されるように、前記第5の摩擦面及び前記第6の摩擦面が該第3の摩擦係合を形成するために互いに接触し、付勢されており、前記第1の減衰システム(110)、前記第2の減衰システム(120)及び前記第3の減衰システムが直列に配置されており、前記第3の相対的な変位成分が、前記第1の相対的な変位成分及び前記第2の相対的な変位成分とは異なっていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の減衰装置(100)。
  11. 前記第5及び第6の摩擦面は、前記第3の相対的な変位成分を減衰するために、互いに対して回転することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の減衰装置(100)。
  12. 前記第1の摩擦面が第1の摩擦材料で構成されていること、前記第2の摩擦面が第2の摩擦材料で構成されていること、並びに前記第1の摩擦材料及び前記第2の摩擦材料のうち少なくとも1つが低減された摩擦係数を有するポリマー材料であることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の減衰装置(100)。
  13. 第1の構造要素(20)及び第2の構造要素(30)を含む土木構造物において、
    当該土木構造物が、請求項1〜12のいずれか1項に記載の少なくとも1つの減衰装置(100)を含んでいることを特徴とする土木構造物。
  14. 前記第1の構造要素(20)が前記第2の構造要素(30)に対する固定点に固定された、テンションのかかったケーブルであることを特徴とする請求項13記載の土木構造物。
  15. 前記第2の構造要素(30)が、基礎、特に橋の床部であることを特徴とする請求項13又は14記載の土木構造物。
  16. 前記ケーブル(20)が前記固定点(A3)の位置において前記基礎(30)に取り付けられていること、及び前記減衰装置(100)が前記固定点(A3)から外れた形態で前記ケーブルと前記基礎の間に取り付けられていることを特徴とする請求項13〜15のいずれか1項に記載の土木構造物。
  17. 前記減衰装置(100)が、前記ケーブル及び前記基礎と共に、頂点が前記固定点(A3)に配置された、鋭角を有する直角三角形を形成していることを特徴とする請求項13〜16のいずれか1項に記載の土木構造物。
  18. 土木構造物の第1の構造要素(20)と第2の構造要素(30)の間の相対運動を摩擦減衰するための方法であって、以下のステップ:
    −前記第1の構造要素(20)に対して固定された第1の摩擦面(111)と、前記第1の摩擦面(111)に対して移動可能な第2の摩擦面(112)とを含み、前記第1の構造要素(20)と前記第2の構造要素(30)の間の第1の相対的な変位要素を減衰させるための第1の減衰システム(110)を準備するステップと、
    −前記第1の構造要素(20)と前記第2の構造要素(30)の間の第2の相対的な変位成分を減衰するための第2の減衰システム(120)を準備するステップであって、前記第1の相対的な変位要素が前記第2の相対的な変位要素とは異なっており、前記第2の減衰システム(120)が、第3の摩擦面(121)及び第4の摩擦面(122)を含んでいるステップと、
    −一方では前記第1の摩擦面と前記第2の摩擦面の間の相対運動と、他方では前記第3の摩擦面と前記第4の摩擦面の間の相対運動が当該摩擦係合によって減衰されるように、2つの摩擦係合を形成するために、片方の摩擦面をもう片方の摩擦に付勢して接触させることで、一方では前記第1の摩擦面及び前記第2の摩擦面を配置し、他方では前記第3の摩擦面及び前記第4の摩擦面を配置するステップと
    を含むことを特徴とする方法。
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