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JP2017196705A - ロボット、及びロボットシステム - Google Patents

ロボット、及びロボットシステム Download PDF

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JP2017196705A JP2016090391A JP2016090391A JP2017196705A JP 2017196705 A JP2017196705 A JP 2017196705A JP 2016090391 A JP2016090391 A JP 2016090391A JP 2016090391 A JP2016090391 A JP 2016090391A JP 2017196705 A JP2017196705 A JP 2017196705A
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Shoichi Kobayashi
正一 小林
祐大 竹内
Yudai Takeuchi
祐大 竹内
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Abstract

【課題】ロボットの部位のうちの第1対象物を挟んでいる部位と、第1対象物との相対的な位置関係の重力方向へのずれを抑制することができるロボットを提供すること。
【解決手段】アームと、前記アームに設けられ、力を検出する力検出器と、を備え、重力方向と、前記重力方向と反対方向とから第1対象物を挟み、前記第1対象物を第2対象物が備える挿入部に挿入する、ロボット。
【選択図】図6

Description

この発明は、ロボット、及びロボットシステムに関する。
2つの物体を嵌合させるロボットの研究や開発が行われている。
これに関し、第1のワークを第2のワークへ嵌合させる所定の作業である嵌合作業を、第1のワークを第2のワークへ接触させる接触動作と、第1のワークで第2のワークの形状を探る探り動作と、第1のワークを第2のワークへ挿入する挿入動作との3つの動作によって行うロボットが知られている(特許文献1参照)。
特開2014−166681号公報
しかしながら、このようなロボットでは、第1のワークを第2のワークに接触させたまま第1のワークを動かして第2のワークの形状を探るため、第1のワークと第2のワークとのうちいずれか一方又は両方を変形させてしまう場合があった。また、当該ロボットでは、ハンドにより第1のワークを重力方向と直交する方向から挟んで把持するため、第1のワークの重さ等によって第1のワークとハンドとの相対的な位置関係がずれる場合があった。その結果、当該ロボットは、前述の探り動作を行う時間が長くなることがあり、所定の作業を行う時間を短縮させることが困難な場合があった。
上記課題の少なくとも一つを解決するために本発明の一態様は、アームと、前記アームに設けられ、力を検出する力検出器と、を備え、重力方向と、前記重力方向と反対方向とから第1対象物を挟み、前記第1対象物を第2対象物が備える挿入部に挿入する、ロボットである。
この構成により、ロボットは、重力方向と、重力方向と反対方向とから第1対象物を挟み、第1対象物を第2対象物が備える挿入部に挿入する。これにより、ロボットは、ロボットの部位のうちの第1対象物を挟んでいる部位と第1対象物との相対的な位置関係の重力方向へのずれを抑制することができる。
また、本発明の他の態様は、ロボットにおいて、前記第1対象物を前記重力方向と直交する方向に規制させた状態で把持する、構成が用いられてもよい。
この構成により、ロボットは、第1対象物を重力方向と直交する方向に規制させた状態で把持する。これにより、ロボットは、ロボットの部位のうちの第1対象物を挟んでいる部位と第1対象物との相対的な位置関係の重力方向へのずれを抑制するとともに、当該位置関係の重力方向と直交する方向へのずれを抑制することができる。
また、本発明の他の態様は、ロボットにおいて、前記アームにより前記第1対象物又は前記第2対象物の少なくとも一方を前記第1対象物と前記第2対象物とが近づく方向に移動させ、前記挿入部とは異なる位置に前記第1対象物が接触したことを前記力検出器の出力に基づいて判定した場合、前記第1対象物と前記第2対象物とを離間させる、構成が用いられてもよい。
この構成により、ロボットは、アームにより第1対象物又は第2対象物の少なくとも一方を第1対象物と第2対象物とが近づく方向に移動させ、挿入部とは異なる位置に第1対象物が接触したことを力検出器の出力に基づいて判定した場合、第1対象物と第2対象物とを離間させる。これにより、ロボットは、第2対象物が備える挿入部とは異なる位置に第1対象物が接触した場合に第1対象物及び第2対象物を変形させてしまうことを抑制することができる。
また、本発明の他の態様は、ロボットにおいて、前記位置に前記第1対象物が接触したと判定した場合、前記第1対象物又は前記第2対象物の少なくとも一方を、前記第1対象物と前記第2対象物とが離れる方向のうち前記重力方向と直交する方向であって前記近づく方向と逆の方向以外の方向に移動させ、前記第1対象物と前記第2対象物とを離間させる、構成が用いられてもよい。
この構成により、ロボットは、第2対象物が備える挿入部とは異なる位置に第1対象物が接触したと判定した場合、第1対象物又は第2対象物の少なくとも一方を、第1対象物と第2対象物とが離れる方向のうち重力方向と直交する方向であって第1対象物と第2対象物とが近づく方向と逆の方向以外の方向に移動させ、第1対象物と第2対象物とを離間させる。これにより、ロボットは、第1対象物又は第2対象物の少なくとも一方を、前回の位置であって第1対象物と第2対象物とが近づく方向に移動させ始めた位置と異なる位置から当該方向に移動させ始めることができる。
また、本発明の他の態様は、ロボットにおいて、前記第1対象物と前記第2対象物とを離間させる動作を位置制御によって行う、構成が用いられてもよい。
この構成により、ロボットは、第1対象物と第2対象物とを離間させる動作を位置制御によって行う。これにより、ロボットは、第1対象物を第2対象物の挿入部に挿入する時間を短縮することができる。
また、本発明の他の態様は、ロボットにおいて、前記第1対象物は電子部品である、構成が用いられてもよい。
この構成により、ロボットは、重力方向と、重力方向と反対方向とから電子部品を挟み、電子部品を第2対象物が備える挿入部に挿入する。これにより、ロボットは、ロボットの部位のうちの電子部品を挟んでいる部位と電子部品との相対的な位置関係の重力方向へのずれを抑制することができる。
また、本発明の他の態様は、上記に記載のロボットと、前記ロボットを制御するロボット制御装置と、を備えるロボットシステムである。
この構成により、ロボットシステムは、重力方向と、重力方向と反対方向とから第1対象物を挟み、第1対象物を第2対象物が備える挿入部に挿入する。これにより、ロボットシステムは、ロボットの部位のうちの第1対象物を挟んでいる部位と、第1対象物との相対的な位置関係の重力方向へのずれを抑制することができる。
以上により、ロボット、及びロボットシステムは、重力方向と、重力方向と反対方向とから第1対象物を挟み、第1対象物を第2対象物が備える挿入部に挿入する。これにより、ロボット、及びロボットシステムは、ロボットの部位のうちの第1対象物を挟んでいる部位と、第1対象物との相対的な位置関係の重力方向へのずれを抑制することができる。
実施形態に係るロボットシステム1の構成の一例を示す図である。 エンドエフェクターEにより把持されたコネクターPL1をロボット座標系RCにおけるX軸の正方向から負方向に向かって見た場合の一例を示す側面図である。 図2に示したエンドエフェクターE及びコネクターPL1をロボット座標系RCにおけるZ軸方向の正方向から負方向に向かって見た場合の上面図である。 コネクターPL1及びコネクターPL2の規格の具体例を示す図である。 ロボット制御装置30のハードウェア構成の一例を示す図である。 ロボット制御装置30の機能構成の一例を示す図である。 ロボット制御装置30がロボット20に所定の作業を行わせる処理の流れの一例を示すフローチャートである。 制御点Tが1回目の第1挿入動作における待機位置に移動した場合のコネクターPL1とコネクターPL2との状態の一例を示す図である。 第1挿入動作が開始された直後のコネクターPL1とコネクターPL2との状態の一例を示す図である。 終了条件が満たされている場合におけるコネクターPL1とコネクターPL2との状態の一例を示す図である。 第2挿入動作が行われた後のコネクターPL1とコネクターPL2との状態の一例を示す図である。 挿入部PL21とは異なる位置にコネクターPL1が接触した場合におけるコネクターPL1とコネクターPL2との状態の一例を示す図である。 離間動作が行われた後のコネクターPL1とコネクターPL2との状態の一例を示す図である。 第1挿入動作と離間動作とを2回以上行う場合に、第1挿入動作を行うたびに変化する待機位置であって挿入部PL21のコネクターPL1を挿入される側の面上に射影される位置の一例を、当該面の中心を原点とした二次元グラフにプロットした図である。 エンドエフェクターEにより把持されたコネクターPL1をロボット座標系RCにおけるX軸の正方向から負方向に向かって見た場合の他の例を示す側面図である。 図15に示したエンドエフェクターE及びコネクターPL1をロボット座標系RCにおけるZ軸方向の正方向から負方向に向かって見た場合の一例の上面図である。 図15に示したエンドエフェクターE及びコネクターPL1をロボット座標系RCにおけるZ軸方向の正方向から負方向に向かって見た場合の他の例の上面図である。
<実施形態>
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
<ロボットシステムの構成>
まず、ロボットシステム1の構成について説明する。
図1は、実施形態に係るロボットシステム1の構成の一例を示す図である。ロボットシステム1は、ロボット20と、ロボット制御装置30を備える。
ロボット20は、アームAと、アームAを支持する支持台Bを備える単腕ロボットである。単腕ロボットは、この一例におけるアームAのような1本のアーム(腕)を備えるロボットである。なお、ロボット20は、単腕ロボットに代えて、複腕ロボットであってもよい。複腕ロボットは、2本以上のアーム(例えば、2本以上のアームA)を備えるロボットである。なお、複腕ロボットのうち、2本のアームを備えるロボットは、双腕ロボットとも称される。すなわち、ロボット20は、2本のアームを備える双腕ロボットであってもよく、3本以上のアーム(例えば、3本以上のアームA)を備える複腕ロボットであってもよい。また、ロボット20は、スカラロボットや、直角座標ロボット等の他のロボットであってもよい。直角座標ロボットは、例えば、ガントリロボットである。
アームAは、エンドエフェクターEと、マニピュレーターMと、力検出部21を備える。
エンドエフェクターEは、この一例において、物体を把持可能な指部を備えるエンドエフェクターである。当該指部は、2本以上の指を備える。以下では、一例として、当該指部が4本の指である指F1〜指F4を備える場合について説明する。エンドエフェクターEは、指F1〜指F4のそれぞれによって物体を挟むことにより、物体を把持する。なお、エンドエフェクターEは、当該指部を備えるエンドエフェクターに代えて、磁石や治具等によって物体を持ち上げることが可能な他のエンドエフェクターであってもよい。
エンドエフェクターEが備える指部は、ケーブルによってロボット制御装置30と通信可能に接続されている。これにより、当該指部は、ロボット制御装置30から取得される制御信号に基づいて指F1〜指F4のそれぞれを動作させる。なお、ケーブルを介した有線通信は、例えば、イーサネット(登録商標)やUSB(Universal Serial Bus)等の規格によって行われる。また、当該指部は、Wi−Fi(登録商標)等の通信規格により行われる無線通信によってロボット制御装置30と接続される構成であってもよい。
マニピュレーターMは、7つの関節を備える。また、当該7つの関節はそれぞれ、図示しないアクチュエーターを備える。すなわち、マニピュレーターMを備えるアームAは、7軸垂直多関節型のアームである。アームAは、支持台Bと、エンドエフェクターEと、マニピュレーターMと、マニピュレーターMが備える7つの関節それぞれのアクチュエーターとによる連携した動作によって7軸の自由度の動作を行う。なお、アームAは、6軸以下の自由度で動作する構成であってもよく、8軸以上の自由度で動作する構成であってもよい。
アームAが7軸の自由度で動作する場合、アームAは、6軸以下の自由度で動作する場合と比較して取り得る姿勢が増える。これによりアームAは、例えば、動作が滑らかになり、更にアームAの周辺に存在する物体との干渉を容易に回避することができる。また、アームAが7軸の自由度で動作する場合、アームAの制御は、アームAが8軸以上の自由度で動作する場合と比較して計算量が少なく容易である。
マニピュレーターMが備える7つの(関節に備えられた)アクチュエーターはそれぞれ、ケーブルによってロボット制御装置30と通信可能に接続されている。これにより、当該アクチュエーターは、ロボット制御装置30から取得される制御信号に基づいて、マニピュレーターMを動作させる。なお、ケーブルを介した有線通信は、例えば、イーサネット(登録商標)やUSB等の規格によって行われる。また、マニピュレーターMが備える7つのアクチュエーターのうちの一部又は全部は、Wi−Fi(登録商標)等の通信規格により行われる無線通信によってロボット制御装置30と接続される構成であってもよい。
力検出部21は、エンドエフェクターEとマニピュレーターMの間に備えられる。力検出部21は、例えば、力センサーである。力検出部21は、エンドエフェクターE、又はエンドエフェクターEにより把持された物体に作用した力やモーメント(トルク)を検出する。力検出部21は、検出した力やモーメントの大きさを示す値を出力値として含む力検出情報を通信によりロボット制御装置30へ出力する。力検出部21は、力検出器の一例である。
力検出情報は、ロボット制御装置30によるアームAの制御のうちの力検出情報に基づく制御に用いられる。力検出情報に基づく制御は、例えば、インピーダンス制御等のコンプライアントモーション制御のことである。なお、力検出部21は、トルクセンサー等のエンドエフェクターE、又はエンドエフェクターEにより把持された物体に加わる力やモーメントの大きさを示す値を検出する他のセンサーであってもよい。
力検出部21は、ケーブルによってロボット制御装置30と通信可能に接続されている。ケーブルを介した有線通信は、例えば、イーサネット(登録商標)やUSB等の規格によって行われる。なお、力検出部21とロボット制御装置30とは、Wi−Fi(登録商標)等の通信規格により行われる無線通信によって接続される構成であってもよい。
なお、ロボット20は、上記において説明した機能部に加えて、1以上の撮像部を備える構成であってもよい。以下では、一例として、ロボット20が撮像部を備えない場合について説明する。
ロボット制御装置30は、この一例において、ロボットコントローラーである。ロボット制御装置30は、予め入力された動作プログラムに基づいて制御信号を生成する。ロボット制御装置30は、生成した制御信号をロボット20に送信し、ロボット20に所定の作業を行わせる。以下では、説明の便宜上、ロボット制御装置30による当該制御信号の生成及び送信についての説明を省略し、ロボット制御装置30がロボット20に行わせる動作、及びロボット20を動作させる際にロボット制御装置30が行う処理について説明する。なお、ロボット制御装置30は、図1に示したようにロボット20の外部に設置される構成に代えて、ロボット20に内蔵される構成であってもよい。
<ロボットが行う所定の作業の概要>
以下、実施形態においてロボット20が行う所定の作業の概要について説明する。
この一例におけるロボット20は、重力方向と、重力方向と反対方向とから第1対象物を挟み、第1対象物を第2対象物が備える挿入部に挿入する作業を所定の作業として行う。
以下では、一例として、ロボット座標系RCにおけるZ軸の負方向が重力方向と一致している場合について説明する。ロボット座標系RCは、ロボット制御装置30がアームAを動かす場合の基準となる三次元局所座標系である。なお、ロボット座標系RCにおけるZ軸の負方向は、重力方向と異なる方向と一致している構成であってもよい。
また、以下では、一例として、第1対象物が、通信用の接続ケーブルにおける雄型のコネクター(プラグ又はジャック)PL1である場合について説明する。なお、第1対象物は、コネクターPL1に代えて、産業用の部品や部材、装置等であってもよく、生体等であってもよい。
また、以下では、一例として、第2対象物が、通信用の接続ケーブルにおける雌型のコネクター(レセプタクル)であって、第1対象物の一例である雄型のコネクターPL1と接続されるコネクターPL2である場合について説明する。この場合、コネクターPL2は、前述の第2対象物が備える挿入部として、挿入部PL21を備える。なお、第2対象物は、コネクターPL2に代えて、産業用の部品や部材、装置等であってもよく、生体等であってもよい。
図1に示した例では、コネクターPL2は、治具Gによって支持されている。また、当該例では、コネクターPL2は、ロボット20の接地面(例えば、床面)に設けられた治具Gによって支持されている。なお、コネクターPL2は、壁面や天井面等の他の位置に設けられた治具Gによって支持されている構成であってもよい。
ここで、図2及び図3を参照し、ロボット20のエンドエフェクターEによるコネクターPL1の把持の方法について説明する。
図2は、エンドエフェクターEにより把持されたコネクターPL1をロボット座標系RCにおけるX軸の正方向から負方向に向かって見た場合の一例を示す側面図である。当該側面図は、マニピュレーターMが備える関節のうちのエンドエフェクターEを回動させる関節の回動軸と、ロボット座標系RCにおけるY軸とが一致している場合の側面図である。また、図2では、指F1及び指F3と、コネクターPL1との相対的な位置関係を明確にするため、指F2及び指F4を省略している。
図2に示したように、エンドエフェクターEは、指F1と指F3のそれぞれを動作させ、コネクターPL1を重力方向と、重力方向と反対方向とからコネクターPL1を挟むことにより、コネクターPL1を把持する。前述したように、この一例において、重力方向は、ロボット座標系RCにおけるZ軸の負方向である。すなわち、エンドエフェクターEは、指F1を重力方向に移動させてコネクターPL1に近づけるとともに、指F3を当該反対方向に移動させてコネクターPL1に近づけることにより、指F1及び指F3によってコネクターPL1を挟み、コネクターPL1を把持する。このため、図2に示した例では、指F1は、コネクターPL1の部位のうちの当該Z軸の正方向側の部位と接触しており、指F3は、コネクターPL1の部位のうちの当該Z軸の負方向側の部位と接触している。
これにより、ロボット20は、コネクターPL1の重さや、コネクターPL1が備えるケーブルの重さによって、ロボット20の部位のうちのコネクターPL1を挟んでいる部位であるエンドエフェクターEとコネクターPL1との相対的な位置関係の重力方向へのずれを抑制することができる。当該位置関係が重力方向にずれない場合、ロボット20は、コネクターPL1を挿入部PL21に挿入する際に挿入部PL21を探る動作のうちの重力方向に沿った方向への動作を省略することができる。その結果、ロボット20は、コネクターPL1をコネクターPL2の挿入部PL21に挿入する時間を短縮することができる。
図3は、図2に示したエンドエフェクターE及びコネクターPL1をロボット座標系RCにおけるZ軸方向の正方向から負方向に向かって見た場合の上面図である。図3では、指F2及び指F4と、コネクターPL1との相対的な位置関係を明確にするため、指F1及び指F3を省略している。
図3に示したように、エンドエフェクターEは、指F2と指F4のそれぞれを動作させ、コネクターPL1を重力方向と直交する方向に規制させた状態で把持する。図3に示した例では、エンドエフェクターEは、指F2を重力方向と直交する方向のうちの当該X軸の負方向に移動させてコネクターPL1に近づけるとともに、指F4を重力方向と直交する方向のうちの当該X軸の正方向に移動させてコネクターPL1に近づけることにより、指F2及び指F4によってコネクターPL1を挟み、コネクターPL1を重力方向と直交する方向に規制させた状態を実現する。このため、図3に示した例では、指F2は、コネクターPL1の部位のうちの当該X軸の正方向側の部位と接触しており、指F4は、コネクターPL1の部位のうちの当該X軸の負方向側の部位と接触している。
これにより、ロボット20は、ロボット20の部位のうちのコネクターPL1を挟んでいる部位であるエンドエフェクターEとコネクターPL1との相対的な位置関係の重力方向へのずれを抑制するとともに、当該位置関係の重力方向と直交する方向へのずれを抑制することができる。当該位置関係が当該方向にずれない場合、ロボット20は、コネクターPL1を挿入部PL21に挿入する際に挿入部PL21を探る動作のうちの当該方向に沿った方向への動作を更に省略することができる。その結果、ロボット20は、コネクターPL1をコネクターPL2の挿入部PL21に挿入する時間を更に短縮することができる。
図1に示した例では、ロボット20は、図2及び図3に示したように、指F1〜指F4のそれぞれによって、コネクターPL1を重力方向と、重力方向と反対方向とからコネクターPL1を挟んだ状態であり、且つコネクターPL1を重力方向と直交する方向に規制させた状態である固定状態で予め把持している。なお、ロボット20は、予めコネクターPL1を把持しておらず、所定の給材領域に配置されたコネクターPL1を固定状態で把持する構成であってもよい。また、ロボット20は、所定の作業として他の作業を行う構成であってもよい。また、固定状態は、コネクターPL1を重力方向と直交する方向に規制させていない状態であってロボット20がコネクターPL1を重力方向と、重力方向と反対方向とからコネクターPL1を挟んだ状態であってもよい。
<ロボット制御装置が行う処理の概要>
以下、実施形態におけるロボット20に所定の作業を行わせるためにロボット制御装置30が行う処理の概要について説明する。
以下では、一例として、ロボット座標系RCにおけるY軸の正方向と、コネクターPL1を挿入部PL21に挿入させる方向である第1方向A1とが一致するようにコネクターPL2が治具Gによって支持されている場合について説明する。すなわち、この一例において、挿入部PL21に挿入されたコネクターPL1を挿入部PL21から引き抜く方向と逆の方向(第1方向A1)は、当該Y軸の正方向と一致している。なお、コネクターPL2は、コネクターPL1を挿入部PL21に挿入させる方向が、当該Y軸の正方向と異なる他の方向と一致するように治具Gによって支持される構成であってもよい。
また、この一例おいて、コネクターPL1の先端部の中心には、当該中心とともに動くTCP(Tool Center Point)である制御点Tが設定される。コネクターPL1の先端部は、コネクターPL1の端部のうちの挿入部PL21に挿入する側の端部のことである。コネクターPL1の先端部は、治具Gに支持されたコネクターPL2が備える挿入部PL21にコネクターPL1が挿入された状態において第1方向A1と直交する面を有する。当該面の形状は、例えば、長方形である。すなわち、この一例におけるコネクターPL1の先端部の中心は、当該長方形の図心のことである。
制御点Tには、コネクターPL1の位置及び姿勢を表す三次元局所座標系である制御点座標系CCが設定される。制御点座標系CCの原点は、制御点T、すなわちコネクターPL1の先端部の中心の位置を表す。また、制御点座標系CCにおける各座標軸の方向は、制御点T、すなわちコネクターPL1の先端部の中心の姿勢を表す。例えば、制御点Tには、コネクターPL1が挿入部PL21に挿入されている状態において、制御点座標系CCにおけるZ軸の正方向が、ロボット座標系RCにおけるY軸の正方向と一致し、制御点座標系CCにおけるX軸の正方向が、ロボット座標系RCにおけるX軸の正方向とが一致するように制御点座標系CCが設定される。
ロボット制御装置30は、予め記憶されたコネクターPL2の挿入部PL21の位置を示す情報である位置情報と、後述する待機位置情報とに基づいて、アームAによりコネクターPL1を移動させることにより、コネクターPL1の制御点Tを所定の待機位置に移動させ、制御点Tの姿勢を所定の待機姿勢に一致させる。
待機位置は、所定の作業においてロボット制御装置30がロボット20に行わせる動作のうち、コネクターPL1をコネクターPL2に近づける動作である第1挿入動作における制御点Tの始点を示す位置である。また、所定の待機姿勢は、この一例において、制御点座標系CCにおけるZ軸の正方向がロボット座標系RCにおけるY軸の正方向と一致し、制御点座標系CCにおけるX軸の正方向がロボット座標系RCにおけるX軸の正方向と一致する姿勢である。以下では、一例として、制御点Tの姿勢が、予め待機姿勢と一致している場合について説明する。この場合、ロボット制御装置30は、現在の制御点Tの位置から待機位置まで制御点Tを移動させる間において制御点Tの姿勢を保持させたまま移動させる構成であってもよく、当該間において制御点Tの姿勢を変化させながら制御点Tの位置を待機位置に移動させる構成であってもよい。
なお、固定状態が、コネクターPL1を重力方向と直交する方向に規制させていない状態であってロボット20がコネクターPL1を重力方向と、重力方向と反対方向とからコネクターPL1を挟んだ状態である場合、ロボット制御装置30は、現在の制御点Tの位置から待機位置まで制御点Tを移動させる間において制御点Tの姿勢を保持させたまま移動させる構成であることが望ましい。このようにすることにより、ロボット制御装置30は、アームAによるコネクターPL1の移動において重力によりエンドエフェクターEとコネクターPL1との相対的な位置関係が重力方向と直交する方向へずれてしまうことを抑制することができる。
また、挿入部PL21の位置は、この一例において、挿入部PL21の先端部の中心の位置によって表される。挿入部PL21の先端部は、挿入部PL21の端部のうちのコネクターPL1が挿入される側の端部のことである。挿入部PL21の先端部は、治具Gに支持された状態において第1方向A1と直交する面を有する。当該面の形状は、例えば、長方形である。すなわち、この一例における挿入部PL21の先端部の中心は、当該長方形の図心のことである。なお、挿入部PL21の位置は、これに代えて、当該図心に対応付けられた他の位置であってもよい。
なお、ロボット制御装置30に予め記憶された位置情報は、挿入部PL21の位置を示す情報に代えて、基準となる位置である基準位置から挿入部PL21の位置までの相対的な位置を示す情報であってもよい。例えば、ロボット20が架台に設置されている場合であり、ロボット20が設置されている架台とコネクターPL2を支持している治具Gが設置されている架台とが異なる架台であった場合、ロボット制御装置30に予め記憶された位置情報が示す挿入部PL21の位置と、現在の挿入部PL21の位置とは、振動等によってずれてしまうことがある。また、ロボット制御装置30に挿入部PL21の位置を記憶させる教示を行う場合、周囲に干渉してしまう他の物体が存在している等の理由により当該教示が行えないことがある。
この場合、治具Gが設置されている架台に基準位置を設け、当該基準位置から挿入部PL21までの相対的な位置を示す情報を予めロボット制御装置30に記憶させておくことにより、ロボット制御装置30は、当該基準位置のみを改めて記憶させることによって、所定の作業を行うことができる。その結果、ユーザーは、ロボット制御装置30に、挿入部PL21の位置を記憶させることなく、所定の作業を行わせることができる。
ロボット制御装置30は、アームAにより制御点Tを第1挿入動作における始点である待機位置に移動させた後、ロボット20に第1挿入動作を行わせることによりコネクターPL1をコネクターPL2に近づけさせ始める。具体的には、ロボット制御装置30は、アームAによりコネクターPL1をコネクターPL1とコネクターPL2とが近づく方向である第1方向A1に移動させ始める。第1挿入動作が行われている間、ロボット制御装置30は、挿入部PL21とは異なる位置にコネクターPL1が接触したか否かを力検出情報に基づいて判定することを繰り返す。
ロボット制御装置30は、挿入部PL21とは異なる位置にコネクターPL1が接触していないと力検出情報に基づいて判定し続けている限り、ロボット20に第1挿入動作を継続させ続ける。そして、ロボット制御装置30は、アームAによりコネクターPL1を挿入部PL21に挿入させる。
一方、ロボット制御装置30は、第1挿入動作が行われている間に、挿入部PL21とは異なる位置にコネクターPL1が接触したと力検出情報に基づいて判定した場合、アームAによりコネクターPL1とコネクターPL2とを離間させる。
これにより、ロボット制御装置30は、コネクターPL2が備える挿入部PL21とは異なる位置にコネクターPL1が接触した場合にコネクターPL1及びコネクターPL2を変形させてしまうことを抑制することができる。
また、ロボット制御装置30は、コネクターPL1とコネクターPL2とを離間させる際、過去に制御点Tが待機位置に待機したタイミングのうちの直近のタイミングにおける待機位置とは異なる位置を新たな待機位置として、当該待機位置に制御点Tを移動させる。これにより、ロボット制御装置30は、コネクターPL1とコネクターPL2とを離間させるとともに、過去の待機位置と挿入部PL21の位置との相対的な位置関係を、新たな待機位置と挿入部PL21との相対的な位置関係に変化させる。すなわち、ロボット制御装置30は、コネクターPL1とコネクターPL2とを離間させるたびに、第1挿入動作における制御点Tの始点を過去の当該始点とは異なる始点に変更させる。そして、ロボット制御装置30は、ロボット20に再び第1挿入動作を行わせることにより、コネクターPL1をコネクターPL2に近づけさせる。
このように、ロボット制御装置30は、挿入部PL21とは異なる位置にコネクターPL1が接触したと力検出情報に基づいて判定した場合であっても、アームAによりコネクターPL1をコネクターPL2に近づけることとコネクターPL1をコネクターPL2から離間させることとを繰り返すことによって、コネクターPL1とコネクターPL2とのうちいずれか一方又は両方を変形させてしまうことを抑制しつつ、コネクターPL1を挿入部PL21に挿入することができる。
以下では、挿入部PL21とは異なる位置にコネクターPL1が接触したと力検出情報に基づいて判定した場合に、ロボット制御装置30がコネクターPL1とコネクターPL2とを離間させる処理について詳しく説明する。
<コネクターの規格の具体例>
以下、図4を参照し、コネクターPL1及びコネクターPL2の規格の具体例について説明する。図4は、コネクターPL1及びコネクターPL2の規格の具体例を示す図である。図4に示したように、コネクターPL1及びコネクターPL2の規格は、例えば、USB−A型やHDMI(High-Definition Multimedia Interface、登録商標)である。
コネクターPL1及びコネクターPL2の規格がUSB−A型である場合、コネクターPL1をコネクターPL2の挿入部PL21に挿入するのに要する圧力は、例えば、10〜15ニュートンである。また、この圧力を発生させるためにエンドエフェクターEがコネクターPL1の把持に要する圧力である把持圧力は、例えば、10.3ニュートンである。
また、コネクターPL1及びコネクターPL2の規格がHDMI(登録商標)である場合、コネクターPL1をコネクターPL2の挿入部PL21に挿入するのに要する圧力は、例えば、40〜45ニュートンである。また、この圧力を発生させるためにエンドエフェクターEがコネクターPL1の把持に要する圧力である把持圧力は、例えば、14ニュートンである。
なお、コネクターPL1及びコネクターPL2の規格は、USB−A型やHDMI(登録商標)に代えて、他の規格であってもよい。
<ロボット制御装置のハードウェア構成>
以下、図5を参照し、ロボット制御装置30のハードウェア構成について説明する。図5は、ロボット制御装置30のハードウェア構成の一例を示す図である。ロボット制御装置30は、例えば、CPU(Central Processing Unit)31と、記憶部32と、入力受付部33と、通信部34と、表示部35を備える。これらの構成要素は、バスBusを介して相互に通信可能に接続されている。また、ロボット制御装置30は、通信部34を介してロボット20と通信を行う。
CPU31は、記憶部32に格納された各種プログラムを実行する。
記憶部32は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、ROM(Read−Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を含む。なお、記憶部32は、ロボット制御装置30に内蔵されるものに代えて、USB等のデジタル入出力ポート等によって接続された外付け型の記憶装置であってもよい。記憶部32は、ロボット制御装置30が処理する各種情報や画像、プログラム、位置情報、待機位置情報等を格納する。ここで、待機位置情報について説明する。
待機位置情報は、待機位置から挿入部PL21の位置までの相対的な位置を示す情報と、ロボット20による所定の作業において繰り返し行われる第1挿入動作の実行順を示す情報とが対応付けられた情報を含む。例えば、当該実行順が0である場合に当該実行順を示す情報に対応付けられる位置であって待機位置から挿入部PL21の位置までの相対的な位置を示す情報は、1回目の第1挿入動作における位置であって待機位置から挿入部PL21の位置までの相対的な位置を示す情報である。また、当該実行順が1である場合に当該実行順を示す情報に対応付けられる位置であって待機位置から挿入部PL21の位置までの相対的な位置を示す情報は、2回目の第1挿入動作における位置であって待機位置から挿入部PL21の位置までの相対的な位置を示す情報である。すなわち、ロボット制御装置30は、位置情報が示す挿入部PL21の位置と、待機位置情報とに基づいて、第1挿入動作をロボット20に行わせるたびに、第1挿入動作の実行順に応じた待機位置を特定し、制御点Tを当該待機位置へ移動させる。
入力受付部33は、例えば、キーボードやマウス、タッチパッド等を備えたティーチングペンダントや、その他の入力装置である。なお、入力受付部33は、タッチパネルとして表示部35と一体に構成されてもよい。
通信部34は、例えば、USB等のデジタル入出力ポートやイーサネット(登録商標)ポート等を含んで構成される。
表示部35は、例えば、液晶ディスプレイパネル、あるいは、有機EL(ElectroLuminescence)ディスプレイパネルである。
<ロボット制御装置の機能構成>
以下、図6を参照し、ロボット制御装置30の機能構成について説明する。図6は、ロボット制御装置30の機能構成の一例を示す図である。ロボット制御装置30は、記憶部32と、制御部36を備える。
制御部36は、ロボット制御装置30の全体を制御する。制御部36は、力検出情報取得部40と、接触判定部42と、位置情報読出部44と、待機位置情報読出部46と、ロボット制御部48を備える。制御部36が備えるこれらの機能部は、例えば、CPU31が、記憶部32に記憶された各種プログラムを実行することにより実現される。また、これらの機能部のうち一部又は全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェア機能部であってもよい。
力検出情報取得部40は、力検出部21から力検出情報を取得する。
接触判定部42は、力検出情報取得部40が取得した力検出情報に基づいて、第2対象物が備える挿入部(例えば、上述の挿入部PL21)と異なる位置に第1対象物が接触したか否かを判定する。
位置情報読出部44は、記憶部32から位置情報を読み出す。
待機位置情報読出部46は、記憶部32から待機位置情報を読み出す。
ロボット制御部48は、力検出情報取得部40が取得した力検出情報と、接触判定部42が判定した判定結果と、位置情報読出部44が記憶部32から読み出した位置情報と、待機位置情報読出部46が記憶部32から読み出した待機位置情報との一部又は全部に基づいて、ロボット20を動作させる。
<ロボット制御装置がロボットに所定の作業を行わせる処理>
以下、図7を参照し、ロボット制御装置30がロボット20に所定の作業を行わせる処理について説明する。図7は、ロボット制御装置30がロボット20に所定の作業を行わせる処理の流れの一例を示すフローチャートである。
位置情報読出部44は、記憶部32に予め記憶された位置情報を記憶部32から読み出す(ステップS110)。次に、待機位置情報読出部46は、記憶部32に予め記憶された待機位置情報を記憶部32から読み出す(ステップS120)。
次に、ロボット制御部48は、ステップS110において位置情報読出部44が記憶部32から読み出した位置情報が示す挿入部PL21の位置と、ステップS120において待機位置情報読出部46が記憶部32から読み出した待機位置情報とに基づいて、アームAを動作させ、制御点Tを初回の待機位置へ移動させるとともに、待機位置における制御点Tの姿勢を、前述の所定の待機姿勢と一致させる(ステップS130)。そして、ロボット制御部48は、第1挿入動作の実行順を示す情報が0を示すように初期化し、当該情報を記憶する。ここで、図8を参照し、ステップS130の処理について説明する。
図8は、制御点Tが1回目の第1挿入動作における待機位置に移動した場合のコネクターPL1とコネクターPL2との状態の一例を示す図である。図8に示した三次元局所座標系は、ロボット座標系RCである。図8に示したように、1回目の第1挿入動作における待機位置は、コネクターPL1の姿勢が待機姿勢である場合において、挿入部PL21の先端部が有する面からのロボット座標系RCにおけるY軸の負方向に向かって距離L1だけ離れた位置である。距離L1は、例えば、10ミリメートルである。なお、距離L1は、これに代えて、他の距離であってもよい。
次に、ロボット制御部48は、ロボット20に第1挿入動作を開始させる(ステップS140)。ここで、図9を参照し、ステップS140の処理について説明する。図9は、第1挿入動作が開始された直後のコネクターPL1とコネクターPL2との状態の一例を示す図である。図9に示した三次元局所座標系は、ロボット座標系RCである。図9に示したように、ロボット制御部48は、アームAによりコネクターPL1をコネクターPL1とコネクターPL2とが近づく方向である第1方向A1に沿って移動させ始める。第1方向A1は、前述したように、この一例において、ロボット座標系RCにおけるY軸の正方向である。また、第1挿入動作において、ロボット制御部48は、力検出情報取得部40が力検出部21から取得した力検出情報に基づく制御によって第1挿入動作を行う。
次に、接触判定部42は、力検出情報取得部40が力検出部21から取得した力検出情報に基づいて、ステップS140から開始された第1挿入動作において、挿入部PL21とは異なる位置にコネクターPL1が接触したか否かを判定する(ステップS150)。接触判定部42は、力検出部21から取得した力検出情報に基づいて、コネクターPL1に対して第1方向A1と逆の方向に加わった力が、所定の閾値以上であると判定した場合、挿入部PL21とは異なる位置にコネクターPL1が接触したと判定する。所定の閾値は、コネクターPL1を挿入部PL21に挿入する際に必要な最小の力(例えば、図4に示した必要挿入圧力)より大きな力である。例えば、コネクターPL1とコネクターPL2の規格が、図4に示したUSB−A型の場合、所定の閾値は、10ニュートンよりも大きな力である。一方、接触判定部42は、力検出部21から取得した力検出情報に基づいて、コネクターPL1に対して第1方向A1と逆の方向に加わった力が、所定の閾値未満であると判定した場合、挿入部PL21とは異なる位置にコネクターPL1が接触していないと判定する。挿入部PL21とは異なる位置にコネクターPL1が接触していないと接触判定部42が判定した場合(ステップS150−NO)、ロボット制御部48は、第1挿入動作を終了させるための条件である終了条件が満たされたか否かを判定する(ステップS160)。ここで、図10を参照し、終了条件について説明する。
図10は、終了条件が満たされている場合におけるコネクターPL1とコネクターPL2との状態の一例を示す図である。図10に示した三次元局所座標系は、ロボット座標系RCである。終了条件は、この一例において、制御点Tのロボット座標系RCにおけるY軸に沿った方向における位置が、挿入部PL21の先端部が有する面から第1方向A1側に距離L2以上離れていることである。図10に示した例では、制御点Tの位置は、当該面から当該Y軸に沿って第1方向A1側に距離L2だけ離れている。距離L2は、例えば、5ミリメートルである。なお、距離L2は、これに代えて、他の距離であってもよい。また、終了条件は、これに代えて、他の条件であってもよい。
ステップS160において、終了条件が満たされていないとロボット制御部48が判定した場合(ステップS160−NO)、接触判定部42は、ステップS150に遷移し、挿入部PL21とは異なる位置にコネクターPL1が接触したか否かを再び判定する。一方、終了条件が満たされたと判定した場合(ステップS160−YES)、ロボット制御部48は、第1方向A1に向かう制御点Tの移動を停止させ、第1挿入動作を終了させる。そして、ロボット制御部48は、コネクターPL1がコネクターPL2に完全に挿入されるまでコネクターPL1を第1方向A1に移動させる第2挿入動作をロボット20に行わせ(ステップS170)、エンドエフェクターEにコネクターPL1を離させてからアームAを所定の終了位置に移動させて処理を終了する。ここで、図11を参照し、ステップS170における第2挿入動作について説明する。
図11は、第2挿入動作が行われた後のコネクターPL1とコネクターPL2との状態の一例を示す図である。図11に示した三次元局所座標系は、ロボット座標系RCである。
図11に示したように、ロボット制御部48は、第2挿入動作において、アームAによりコネクターPL1を、コネクターPL1がコネクターPL2に完全に挿入するまで第1方向A1に移動させる。これにより、ロボット制御部48は、コネクターPL1とコネクターPL2とを完全に接続することができる。なお、第2挿入動作は、これに代えて、他の動作であってもよい。
一方、ステップS150において、挿入部PL21とは異なる位置にコネクターPL1が接触したと接触判定部42が判定した場合(ステップS150−YES)、ロボット制御部48は、所定の作業における第1挿入動作の実行順を示す情報が示す実行順を、1だけ増加させる。そして、ロボット制御部48は、ステップS110において位置情報読出部44が記憶部32から読み出した位置情報が示す挿入部PL21の位置と、ステップS120において待機位置情報読出部46が記憶部32から読み出した待機位置情報と、当該実行順を示す情報とに基づいて、第1挿入動作が行われた回数に応じた待機位置を特定する。ロボット制御部48は、特定した待機位置に基づいて、アームAによりコネクターPL1を、コネクターPL1とコネクターPL2とが離れる方向のうち重力方向と直交する方向であってコネクターPL1とコネクターPL2とが近づく方向と逆の方向(この一例において、ロボット座標系RCにおけるY軸の負方向)以外の方向に移動させることにより、コネクターPL1とコネクターPL2とを離間させるとともに、制御点Tを当該待機位置に移動させる離間動作をロボット20に行わせる(ステップS180)。ステップS180において離間動作が行われた後、ロボット制御部48は、ステップS140に遷移し、再び第1挿入動作を開始する。ここで、図12及び図13を参照し、挿入部PL21とは異なる位置にコネクターPL1が接触した場合におけるコネクターPL1とコネクターPL2との状態と、ステップS180における離間動作とについて説明する。
図12は、挿入部PL21とは異なる位置にコネクターPL1が接触した場合におけるコネクターPL1とコネクターPL2との状態の一例を示す図である。コネクターPL1の挿入部PL21は、ステップS130において制御点Tを1回目の第1挿入動作における待機位置に移動させた場合であっても、アームAの剛性による誤差や、支持台Bが設置された位置に関する誤差等の誤差によって、コネクターPL1が挿入部PL21とは異なる位置に接触してしまう場合がある。図12に示した状態は、このような誤差によってコネクターPL1が挿入部PL21とは異なる位置に接触してしまった状態の一例を示している。ステップS150において、挿入部PL21とは異なる位置にコネクターPL1が接触したと接触判定部42が判定した場合、ロボット制御部48は、図13に示すように、ステップS180において離間動作を行う。
図13は、離間動作が行われた後のコネクターPL1とコネクターPL2との状態の一例を示す図である。図13に示したように、ロボット制御部48は、制御点T(すなわち、コネクターPL1)を、コネクターPL1とコネクターPL2とが離れる方向のうち重力方向と直交する方向であってコネクターPL1とコネクターPL2とが近づく方向と逆の方向以外の方向に移動させることにより、コネクターPL1とコネクターPL2とを離間させるとともに、制御点Tを前回の待機位置と異なる待機位置に移動させる離間動作をロボット20に行わせる。当該方向は、この一例において、コネクターPL1とコネクターPL2とが離れる方向のうちのロボット座標系RCにおけるXY平面上の方向であってロボット座標系RCにおけるY軸の負方向以外の方向A2である。当該待機位置は、1回目の第1挿入動作における待機位置の場合と同様に、挿入部PL21の先端部が有する面からロボット座標系RCにおけるY軸に沿って第1方向A1と逆の方向側に距離L1だけ離れた位置である。しかし、離間動作の後において、当該面上を第1方向A1に向かって見た場合、待機位置の当該面上に射影される位置は、1回目の第1挿入動作における待機位置の当該面上に射影される位置と異なる位置である。
また、ロボット制御部48は、離間動作において、制御点Tを、制御点Tが接触していた位置であって挿入部PL21と異なる位置から移動の軌跡を直線にして方向A2に移動させ、コネクターPL1とコネクターPL2とを離間させる。これにより、ロボット制御部48は、コネクターPL1を、コネクターPL1とコネクターPL2とを離間させてから、コネクターPL1とコネクターPL2とが近づく方向に再び移動させ始める位置(すなわち、待機位置)まで移動させるのに要する時間を短縮することができる。なお、ロボット制御部48は、離間動作において、制御点Tを、制御点Tが接触していた位置であって挿入部PL21と異なる位置から移動の軌跡を直線以外の軌跡にして方向A2に移動させ、コネクターPL1とコネクターPL2とを離間させる構成であってもよい。
また、ロボット制御部48は、離間動作において、制御点Tを制御点Tが接触していた位置であって挿入部PL21と異なる位置から待機位置に移動させる際、制御点Tを位置制御によって移動させる。すなわち、この一例におけるロボット制御部48は、離間動作において、力検出情報取得部40が力検出部21から取得した力検出情報に基づく制御を行わない。位置制御では、ロボット制御部48は、制御点Tを移動させる目標となる位置である目標位置として前回の待機位置と異なる待機位置を指定し、制御点Tの姿勢を変化させる目標となる姿勢である目標姿勢として待機姿勢を指定する。そして、ロボット制御部48は、指定した目標位置及び目標姿勢と、制御点Tの位置及び姿勢を一致させる。このような位置制御により、ロボット制御装置30は、コネクターPL1をコネクターPL2の挿入部PL21に挿入する時間を短縮することができる。なお、ロボット制御部48は、離間動作において、力検出情報取得部40が力検出部21から取得した力検出情報に基づく制御を行う構成であってもよい。
また、この一例において、第1挿入動作と離間動作とを2回以上行う場合、すなわち、挿入部PL21と異なる位置へのコネクターPL1の接触、及びコネクターPL1とコネクターPL2との離間を2回以上行う場合、ロボット制御部48は、図14に示すように、待機位置情報に基づいて、待機位置を直線状の軌跡に沿って変化させる。図14は、第1挿入動作と離間動作とを2回以上行う場合に、第1挿入動作を行うたびに変化する待機位置であって挿入部PL21のコネクターPL1を挿入される側の面上に射影される位置の一例を、当該面の中心を原点とした二次元グラフにプロットした図である。
図14に示した三次元局所座標系は、ロボット座標系RCである。図14に示した例では、ロボット制御部48は、第1挿入動作を行うたびに待機位置を原点からX軸の正方向にずらしていく。また、ロボット制御部48は、第1挿入動作を行う回数が所定数に達した場合、第1挿入動作を行うたびに待機位置を原点からX軸の負方向にずらしていく。当該例では、所定数は、7回であるが、これに代えて、他の回数であってもよい。なお、ロボット制御部48は、第1挿入動作を行うたびに待機位置を原点からX軸の負方向にずらす構成であってもよい。この場合、ロボット制御部48は、第1挿入動作を行う回数が所定数に達した場合、第1挿入動作を行うたびに待機位置を原点からX軸の正方向にずらしていく。また、ロボット制御部48は、第1挿入動作を行うたびに待機位置を原点からX軸の正方向又は負方向のうちいずれか一方にのみずらしていく構成であってもよい。
図14に示したように、初回の第1挿入動作における待機位置を示す点PP0は、当該二次元グラフにおける原点に位置している。また、2回目の第1挿入動作における待機位置を示す点PP1は、当該二次元グラフにおける原点からX軸の正方向にずれた点に位置している。また、3回目の第1挿入動作における待機位置を示す点PP2は、当該二次元グラフにおける点PP1からX軸の正方向にずれた点に位置している。また、所定数である7回目の第1挿入動作における待機位置を示す点PP6は、当該二次元グラフにおける点PP0からX軸の負方向にずれた点に位置している。また、8回目の第1挿入動作における待機位置を示す点PP7は、当該二次元グラフにおける点PP6からX軸の負方向にずれた点に位置している。図14に示した二次元グラフには、このような待機位置を示す点が11点プロットされている。なお、点PP10は、11回目の第1挿入動作における待機位置を示す点である。このように、ロボット制御部48は、第1挿入動作を行うたびに、待機位置情報に基づいて、待機位置を直線状の軌跡に沿って変化させる。
以上のように、ロボット制御装置30(又はロボット制御装置30を内蔵したロボット20)は、重力方向と、重力方向と反対方向とからコネクターPL1を挟み、コネクターPL1をコネクターPL2が備える挿入部PL21に挿入する。これにより、ロボット制御装置30は、ロボット20の部位のうちのコネクターPL1を挟んでいる部位であるエンドエフェクターEと、コネクターPL1との相対的な位置関係の重力方向へのずれを抑制することができる。
また、ロボット制御装置30は、コネクターPL1とコネクターPL2の両方を変形させてしまうことを抑制しつつ、コネクターPL1を挿入部PL21に挿入することができる。このため、ロボット制御装置30は、部品や製品の組み立て工場等において不良品を作り出さない作業を行うことができ、その結果、作業効率や生産性を向上させることができる。
なお、ステップS140において、力検出部21は、第1挿入動作を行う前に、力検出部21が検出している力を0に初期化する構成であってもよい。
また、ロボット制御装置30は、離間動作が実行させる回数に上限を設定している構成であってもよい。例えば、離間動作が実行させる回数の上限が3回の場合、ロボット制御装置30は、4回目の離間動作が実行させる際に、当該離間動作を実行させずにエラーを表示部35に表示させる構成であってもよい。
また、ロボット制御装置30は、重力方向と、重力方向と反対方向とからコネクターPL2を挟み、コネクターPL2が備える挿入部PL21にコネクターPL1を挿入する構成であってもよい。この場合、エンドエフェクターEは、コネクターPL1に代えて、コネクターPL2を固定状態で把持する。また、当該場合、ロボット制御装置30は、アームAによりコネクターPL2をコネクターPL1とコネクターPL2とが近づく方向に移動させ、挿入部PL21とは異なる位置にコネクターPL1が接触したか否かを力検出情報に基づいて判定し、挿入部PL21とは異なる位置にコネクターPL1が接触したと判定した場合、コネクターPL1とコネクターPL2とを離間させる。
また、ロボット制御装置30は、ロボット20が複腕ロボットである場合、1本目のアームAが備えるエンドエフェクターEによりコネクターPL1を把持し、2本目のアームAが備えるエンドエフェクターEによりコネクターPL2を把持し、2本のアームAによりコネクターPL1とコネクターPL2とをコネクターPL1とコネクターPL2とが互いに近づく方向に移動させ、挿入部PL21とは異なる位置にコネクターPL1が接触したことを力検出情報に基づいて判定し、挿入部PL21とは異なる位置にコネクターPL1が接触したと判定した場合、コネクターPL1とコネクターPL2とを離間させる構成であってもよい。この場合、コネクターPL1は、1本目のアームAが備えるエンドエフェクターEにより固定状態で把持され、コネクターPL2は、2本目のアームAが備えるエンドエフェクターEにより固定状態で把持される。
また、ロボット制御装置30は、ロボットシステム1又はロボット20が撮像部を備えている場合、撮像部により挿入部PL21の先端部が有する面を含む撮像画像を撮像し、撮像した当該撮像画像に基づいて、挿入部PL21の位置を検出する構成であってもよい。この場合、制御部36は、位置情報読出部44を備えていなくてもよい。
また、ロボット制御装置30は、ロボットシステム1又はロボット20が撮像部を備えている場合であり、アームAによりコネクターPL2をコネクターPL1とコネクターPL2とが近づく方向に移動させる場合、撮像部によりコネクターPL1の先端部が有する面を含む撮像画像を撮像し、撮像した当該撮像画像に基づいて、制御点Tの位置を検出する構成であってもよい。
また、ロボット制御装置30は、ロボットシステム1又はロボット20が撮像部を備えている場合であり、ロボット20が複腕ロボットであって、1本目のアームAが備えるエンドエフェクターEによりコネクターPL1を固定状態で把持し、2本目のアームAが備えるエンドエフェクターEによりコネクターPL2を固定状態で把持し、2本のアームAによりコネクターPL1とコネクターPL2とをコネクターPL1とコネクターPL2とが互いに近づく方向に移動させる場合、撮像部によりコネクターPL1の先端部が有する面、及び挿入部PL21の先端部が有する面を含む撮像画像を撮像し、撮像した当該撮像画像に基づいて、制御点T又は挿入部PL21の少なくとも一方の位置を検出する構成であってもよい。
また、第1対象物と第2対象物との組み合わせは、コネクターPL1とコネクターPL2との組み合わせに代えて、互いに嵌合される2つの対象物の組み合わせであれば如何なる組み合わせであってもよい。
<ロボットのエンドエフェクターによるコネクターPL1の把持の方法の変形例>
以下、図15〜図17を参照し、ロボット20のエンドエフェクターEによるコネクターPL1の把持の方法の変形例について説明する。
図15は、エンドエフェクターEにより把持されたコネクターPL1をロボット座標系RCにおけるX軸の正方向から負方向に向かって見た場合の他の例を示す側面図である。当該側面図では、制御点座標系CCにおけるZ軸の正方向が、ロボット座標系RCにおけるY軸の正方向と一致している。また、当該側面図では、マニピュレーターMが備える関節のうちのエンドエフェクターEを回動させる関節の回動軸と、ロボット座標系RCにおけるX軸とが一致している。
図15に示した例では、エンドエフェクターEは、指F1〜指F4のそれぞれを動作させ、コネクターPL1を重力方向と、重力方向と反対方向とからコネクターPL1を挟むことにより、コネクターPL1を把持する。この一例において、重力方向は、ロボット座標系RCにおけるZ軸の負方向である。すなわち、エンドエフェクターEは、指F1及び指F2を重力方向に移動させてコネクターPL1に近づけるとともに、指F3及び指F4を当該反対方向に移動させてコネクターPL1に近づけることにより、指F1〜指F4のそれぞれによってコネクターPL1を挟み、コネクターPL1を把持する。このため、図15に示した例では、指F1及び指F2は、コネクターPL1の部位のうちの当該Z軸の正方向側の部位と接触しており、指F3及び指F4は、コネクターPL1の部位のうちの当該Z軸の負方向側の部位と接触している。
これにより、ロボット20は、コネクターPL1の重さや、コネクターPL1が備えるケーブルの重さによって、ロボット20の部位のうちのコネクターPL1を挟んでいる部位であるエンドエフェクターEと、コネクターPL1との相対的な位置関係の重力方向へのずれを抑制することができる。
図16は、図15に示したエンドエフェクターE及びコネクターPL1をロボット座標系RCにおけるZ軸方向の正方向から負方向に向かって見た場合の一例の上面図である。図16に示したように、エンドエフェクターEは、エンドエフェクターEの面のうちの指F1〜指F4のそれぞれが設けられた面である面M1を、コネクターPL1の面のうちのロボット座標系RCにおけるX軸の負方向側の面に接面させることにより、コネクターPL1を重力方向に直交する方向に規制させた状態で把持する。
これにより、ロボット20は、ロボット20の部位のうちのコネクターPL1を挟んでいる部位であるエンドエフェクターEと、コネクターPL1との相対的な位置関係の重力方向と直交する方向へのずれを抑制するとともに、当該位置関係の重力方向へのずれを抑制することができる。
なお、エンドエフェクターEは、コネクターPL1を把持する際、図17に示したように面M1を、コネクターPL1の面のうちのロボット座標系RCにおけるX軸の負方向側の面に接面させない構成であってもよい。
図17は、図15に示したエンドエフェクターE及びコネクターPL1をロボット座標系RCにおけるZ軸方向の正方向から負方向に向かって見た場合の他の例の上面図である。図17に示した例では、面M1と、コネクターPL1の面のうちのロボット座標系RCにおけるX軸の負方向側の面との間には、距離ΔXの隙間が空いている。なお、図17には、面M1と、コネクターPL1の面のうちのロボット座標系RCにおけるX軸の負方向側の面とが平行な場合が示されているが、これらの面は、平行ではなくてもよい。これらの面が平行ではなく直交している例が、図2及び図3に示した例である。これらの面が図17に示した状態(平行な状態)から図2及び図3に示した状態(直交した状態)に近づくほど、ロボット20は、コネクターPL2の挿入部PL21の入口付近に他の物体が位置し、当該入口付近がより狭くなっている場合であっても、エンドエフェクターEを当該物体に接触させずにコネクターPL1を挿入部PL21に挿入させることができる。
なお、ロボット20のエンドエフェクターEによるコネクターPL1の把持の方法は、重力方向と、重力方向と反対方向とからコネクターPL1が挟まれる方法であれば、上記において説明した方法以外の方法であってもよい。例えば、ロボット20のエンドエフェクターEによるコネクターPL1の把持の方法は、コネクターPL1の周囲を囲んで挟み込むことが可能なエンドエフェクターによって、コネクターPL1をロボット座標系RCにおけるZ軸の正方向から負方向に向かって把持する方法であってもよい。また、ロボット20のエンドエフェクターEによるコネクターPL1の把持の方法は、空気や磁力によってコネクターPL1を吸着するエンドエフェクターによってコネクターPL1を持ち上げる場合、コネクターPL1をロボット座標系RCにおけるZ軸の負方向から正方向に向かってコネクターPL1を支えることが可能な部位によってコネクターPL1の重力方向への動きを規制する方法であってもよい。当該部位は、当該エンドエフェクターが備える部位であってもよく、当該エンドエフェクターと異なる部位であってもよい。
以上説明したように、第1実施形態及び第2実施形態におけるロボット20(又はロボットシステム1)は、重力方向と、重力方向と反対方向とから第1対象物(この一例において、コネクターPL1)を挟み、第1対象物を第2対象物(この一例において、コネクターPL2)が備える挿入部(この一例において、挿入部PL21)に挿入する。これにより、ロボット20は、ロボット20の部位のうちの第1対象物を挟んでいる部位(この一例において、エンドエフェクターE)と、第1対象物との相対的な位置関係の重力方向へのずれを抑制することができる。
また、ロボット20は、第1対象物を重力方向と直交する方向に規制させた状態で把持する。これにより、ロボット20は、ロボット20の部位のうちの第1対象物を挟んでいる部位と、第1対象物との相対的な位置関係の重力方向に直交する方向へのずれを抑制するとともに、当該位置関係の重力方向へのずれを抑制することができる。
また、ロボット20は、アーム(この一例において、アームA)により第1対象物又は第2対象物の少なくとも一方を第1対象物と第2対象物とが近づく方向(第1方向A1)に移動させ、挿入部とは異なる位置に第1対象物が接触したことを力検出器(この一例において、力検出部21)の出力(この一例において、力検出情報)に基づいて判定した場合、第1対象物と第2対象物とを離間させる。これにより、ロボット20は、第2対象物が備える挿入部とは異なる位置に第1対象物が接触した場合に第1対象物及び第2対象物を変形させてしまうことを抑制することができる。
また、ロボット20は、第2対象物が備える挿入部とは異なる位置に第1対象物が接触したと判定した場合、第1対象物又は第2対象物の少なくとも一方を、第1対象物と第2対象物とが離れる方向のうち重力方向と直交する方向であって第1対象物と第2対象物とが近づく方向と逆の方向以外の方向(この一例において、方向A2)に移動させ、第1対象物と第2対象物とを離間させる。これにより、ロボット20は、第1対象物又は第2対象物の少なくとも一方を、前回の位置であって第1対象物と第2対象物とが近づく方向に移動させ始めた位置(この一例において、前回の待機位置)と異なる位置(この一例において、今回の待機位置)から当該方向に移動させ始めることができる。
また、ロボット20は、第1対象物と第2対象物とを離間させる動作を位置制御によって行う。これにより、ロボット20は、第1対象物を第2対象物の挿入部に挿入する時間を短縮することができる。
また、ロボット20は、重力方向と、重力方向と反対方向とから電子部品(この一例において、コネクターPL1)を挟み、電子部品を第2対象物が備える挿入部に挿入する。これにより、ロボット20は、電子部品を第2対象物の挿入部に挿入する時間を短縮することができる。
以上、この発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない限り、変更、置換、削除等されてもよい。
また、以上に説明した装置(例えば、ロボット制御装置30)における任意の構成部の機能を実現するためのプログラムを、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録し、そのプログラムをコンピューターシステムに読み込ませて実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピューターシステム」とは、OS(Operating System)や周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD(Compact Disk)−ROM等の可搬媒体、コンピューターシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバーやクライアントとなるコンピューターシステム内部の揮発性メモリー(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記のプログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピューターシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピューターシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記のプログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上記のプログラムは、前述した機能をコンピューターシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
1…ロボットシステム、20…ロボット、21…力検出部、30…ロボット制御装置、31…CPU、32…記憶部、33…入力受付部、34…通信部、35…表示部、36…制御部、40…力検出情報取得部、42…接触判定部、44…位置情報読出部、46…待機位置情報読出部、48…ロボット制御部

Claims (7)

  1. アームと、
    前記アームに設けられ、力を検出する力検出器と、
    を備え、
    重力方向と、前記重力方向と反対方向とから第1対象物を挟み、前記第1対象物を第2対象物が備える挿入部に挿入する、
    ロボット。
  2. 前記第1対象物を前記重力方向と直交する方向に規制させた状態で把持する、
    請求項1に記載のロボット。
  3. 前記アームにより前記第1対象物又は前記第2対象物の少なくとも一方を前記第1対象物と前記第2対象物とが近づく方向に移動させ、前記挿入部とは異なる位置に前記第1対象物が接触したことを前記力検出器の出力に基づいて判定した場合、前記第1対象物と前記第2対象物とを離間させる、
    請求項1又は2に記載のロボット。
  4. 前記位置に前記第1対象物が接触したと判定した場合、前記第1対象物又は前記第2対象物の少なくとも一方を、前記第1対象物と前記第2対象物とが離れる方向のうち前記重力方向と直交する方向であって前記近づく方向と逆の方向以外の方向に移動させ、前記第1対象物と前記第2対象物とを離間させる、
    請求項3に記載のロボット。
  5. 前記第1対象物と前記第2対象物とを離間させる動作を位置制御によって行う、
    請求項4に記載のロボット。
  6. 前記第1対象物は電子部品である、
    請求項1から5のうちいずれか一項に記載のロボット。
  7. 請求項1から6のうちいずれか一項に記載のロボットと、
    前記ロボットを制御するロボット制御装置と、
    を備えるロボットシステム。
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