JP2017184370A - 直流電源 - Google Patents
直流電源 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017184370A JP2017184370A JP2016065832A JP2016065832A JP2017184370A JP 2017184370 A JP2017184370 A JP 2017184370A JP 2016065832 A JP2016065832 A JP 2016065832A JP 2016065832 A JP2016065832 A JP 2016065832A JP 2017184370 A JP2017184370 A JP 2017184370A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power supply
- cover member
- storage chamber
- supply unit
- claw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Stand-By Power Supply Arrangements (AREA)
- Dc-Dc Converters (AREA)
Abstract
【課題】カバー部材の固定作業の作業性を向上させることが可能な直流電源を提供する。
【解決手段】この直流電源100は、複数の第1収納室31のうち、電源ユニット10が収納されない第1収納室31の開口を覆うように配置されるカバー部材40を備え、第1収納室31は、カバー部材40に係合する凹部31fを含み、カバー部材40は、凹部31fに着脱可能に係合し、カバー部材40を第1収納室31に固定するための爪部41aを含む。
【選択図】図5
【解決手段】この直流電源100は、複数の第1収納室31のうち、電源ユニット10が収納されない第1収納室31の開口を覆うように配置されるカバー部材40を備え、第1収納室31は、カバー部材40に係合する凹部31fを含み、カバー部材40は、凹部31fに着脱可能に係合し、カバー部材40を第1収納室31に固定するための爪部41aを含む。
【選択図】図5
Description
この発明は、直流電源に関し、特に、電源ユニットを備える直流電源に関する。
従来、電源ユニットを備える直流電源が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、交流電力を直流電力に変換する電源ユニットと、電源ユニットにより変換された直流電力を蓄電するバッテリユニットとを備える直流電源が開示されている。電源ユニットおよびバッテリユニットは、それぞれ、筐体に設けられる電源ユニットを収納するための収納室(以下、第1収納室という)と、バッテリユニットを収納するための収納室(以下、第2収納室という)とに収納されている。また、電源ユニットおよびバッテリユニットは、共に、複数ずつ設けられている。また、第1収納室および第2収納室も、共に、複数ずつ設けられている。
ここで、複数の第1収納室の全てに電源ユニットを配置しなくても、所望の電圧(電力)を得ることが可能な場合がある。この場合、複数の第1収納室のうち、電源ユニットが配置されない第1収納室が存在することになる。なお、電源ユニットには、電源ユニットを冷却するためのファンが設けられており、電源ユニットの一方側から他方側に向かって冷却風を送風するように構成されている。ここで、電源ユニットが配置されない第1収納室が存在する場合、電源ユニットのファンにより発生された冷却風が、電源ユニットが配置されない第1収納室を介して逆方向に流れる(冷却風が戻ってくる)場合があるという不都合がある。
そこで、従来では、電源ユニットが配置されない第1収納室に、カバー部材を配置して、冷却風が電源ユニットが配置されない第1収納室を介して逆方向に流れるのを防止することが行われている。なお、カバー部材は、筐体(第1収納室)の外側からカバー部材に螺合されるねじにより、固定されている。
しかしながら、カバー部材を、筐体(第1収納室)の外側からねじにより固定する従来の構造では、筐体(第1収納室)の外側から治具によりねじを螺合する(ねじ止めする)必要がある。ここで、直流電源の近傍に他の装置などが配置されていた場合、他の装置がねじ止めの作業の妨げとなるため、カバー部材の固定作業の作業性が悪いという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、カバー部材の固定作業の作業性を向上させることが可能な直流電源を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の一の局面による直流電源は、交流電力を直流電力に変換する電源ユニットと、電源ユニットにより変換された直流電力を蓄電するバッテリユニットと、電源ユニットが着脱可能に収納される複数の第1収納室と、バッテリユニットが着脱可能に収納される第2収納室とを含む筐体と、複数の第1収納室のうち、電源ユニットが収納されない第1収納室の開口を覆うように配置されるカバー部材とを備え、第1収納室は、カバー部材に係合する第1係合部を含み、カバー部材は、第1係合部に着脱可能に係合し、カバー部材を第1収納室に固定するための第2係合部を含む。
この発明の一の局面による直流電源では、上記のように、第1収納室は、カバー部材に係合する第1係合部を含み、カバー部材は、第1係合部に着脱可能に係合し、カバー部材を第1収納室に固定するための、第2係合部を含む。これにより、カバー部材の第2係合部を第1収納室の第1係合部に係合させるだけで、カバー部材を第1収納室に固定することができるので、治具を用いてカバー部材を第1収納室にねじ止めする場合と異なり、カバー部材の固定作業の作業性を向上させることができる。また、カバー部材の第2係合部と第1収納室の第1係合部との係合を解除するだけで、カバー部材を第1収納室から取り外すことができるので、カバー部材の取り外し作業の作業性を向上させることができる。
上記一の局面による直流電源において、好ましくは、第1係合部は、第1収納室の内側面に設けられた凹部または凹部に着脱可能に係合する爪部の一方を含み、第2係合部は、凹部または凹部に着脱可能に係合する爪部の他方を含む。このように構成すれば、第1収納室の凹部または凹部に着脱可能に係合する爪部の一方が、第1収納室の内側面に設けられているので、直流電源の近傍に他の装置などが配置されていた場合でも、他の装置に干渉されることなく、凹部と爪部とを係合させることができる。
この場合、好ましくは、第1係合部は、凹部を含み、第2係合部は、爪部を含み、爪部は、弾性変形可能な板ばね部材に設けられており、板ばね部材は、爪部の一方側に設けられ、板ばね部材をカバー部材に締結固定するための固定部と、爪部の他方側に設けられ、固定部を中心として爪部を凹部から離間する方向に移動させて、爪部と凹部との係合状態を解除するための係合解除部と含む。このように構成すれば、板ばね部材の係合解除部を、爪部が凹部から離間する方向に移動させるだけで、容易に、爪部と凹部との係合状態を解除することができる。
上記一の局面による直流電源において、好ましくは、カバー部材は、第2係合部が設けられる側とは反対側に設けられ、カバー部材から第1収納室側に突出するとともに、第1収納室の内側面を押圧する弾性変形可能な押圧部をさらに含む。このように構成すれば、第2係合部の係合と、押圧部の押圧との両方によって、カバー部材が第1収納室に固定されるので、カバー部材の第1収納室に対する固定を強固にすることができる。
上記一の局面による直流電源において、好ましくは、複数の第1収納室を上下に仕切るための仕切板をさらに備え、カバー部材は、箱状を有しているとともに、箱状のカバー部材の上面に設けられ、仕切板に当接してカバー部材が第1収納室の奥側に移動するのを規制する当接部をさらに含む。このように構成すれば、カバー部材の移動が当接部に当接する仕切板により規制される。すなわち、カバー部材が、第1収納室において仕切板が配置されている位置よりも奥側に移動するのを、当接部により、容易に抑制することができる。
上記一の局面による直流電源において、好ましくは、カバー部材は、カバー部材の上面と前面とに跨るように設けられ、カバー部材を着脱する際の取っ手となる孔部をさらに含む。このように構成すれば、ユーザが孔部に指を掛けることにより、容易に、カバー部材を第1収納室に出し入れすることができる。
なお、本出願では、以下のような構成も考えられる。
(付記項1)
直流電源は、交流電力を直流電力に変換する電源ユニットと、電源ユニットにより変換された直流電力を蓄電するバッテリユニットと、電源ユニットおよびバッテリユニットに電気的に接続される接続導体と、接続導体に接続され、外部に電力を出力するための、端子側係合部を含む端子を有する接続線とを備え、接続導体には、接続線の端子側係合部と係合する導体側係合部が設けられている。
直流電源は、交流電力を直流電力に変換する電源ユニットと、電源ユニットにより変換された直流電力を蓄電するバッテリユニットと、電源ユニットおよびバッテリユニットに電気的に接続される接続導体と、接続導体に接続され、外部に電力を出力するための、端子側係合部を含む端子を有する接続線とを備え、接続導体には、接続線の端子側係合部と係合する導体側係合部が設けられている。
(付記項2)
上記付記項1による直流電源において、好ましくは、接続線の端子側係合部は端子側孔部を含み、接続導体の導体側係合部は、接続導体から突出する凸部を含み、端子の端子側孔部を、接続導体の凸部に挿通させることにより、接続導体に接続線の端子側孔部を係合するように構成されている。
上記付記項1による直流電源において、好ましくは、接続線の端子側係合部は端子側孔部を含み、接続導体の導体側係合部は、接続導体から突出する凸部を含み、端子の端子側孔部を、接続導体の凸部に挿通させることにより、接続導体に接続線の端子側孔部を係合するように構成されている。
(付記項3)
この場合、好ましくは、接続導体には、貫通孔からなる接続導体側孔部が設けられおり、凸部は、接続導体側孔部に固定されたねじ部材を含む。
この場合、好ましくは、接続導体には、貫通孔からなる接続導体側孔部が設けられおり、凸部は、接続導体側孔部に固定されたねじ部材を含む。
(付記項4)
上記ねじ部材を含む直流電源において、好ましくは、ねじ部材は、ねじ本体部と、ねじ頭部とを含み、ねじ本体部が、接続導体の一方表面側から接続導体側孔部に挿入された状態で、ねじ頭部が接続導体の一方表面側に圧入されている。
上記ねじ部材を含む直流電源において、好ましくは、ねじ部材は、ねじ本体部と、ねじ頭部とを含み、ねじ本体部が、接続導体の一方表面側から接続導体側孔部に挿入された状態で、ねじ頭部が接続導体の一方表面側に圧入されている。
(付記項5)
この場合、好ましくは、ねじ本体部に端子側係合部が係合した状態で、ねじ本体部にナット部材を螺合することにより、接続導体と接続線とが固定されるように構成されている。
この場合、好ましくは、ねじ本体部に端子側係合部が係合した状態で、ねじ本体部にナット部材を螺合することにより、接続導体と接続線とが固定されるように構成されている。
(付記項6)
上記端子側係合部が端子側孔部を含むとともに導体側係合部が凸部を含む直流電源において、好ましくは、接続線は、第1接続線と第2接続線とを含み、第1接続線は、第1端子と、第1端子に設けられる第1端子側孔部とを有し、第2接続線は、第2端子と、第2端子に設けられる第2端子側孔部とを有し、係合部は、第1端子側孔部に挿通する第1凸部と、第2端子側孔部に挿通する第2凸部とを含み、第1凸部に第1端子側孔部が挿通するとともに、第2凸部に第2端子側孔部が挿通した状態で、第1凸部および第2凸部に跨るように、第1凸部および第2凸部に挿通される板状部材をさらに備える。
上記端子側係合部が端子側孔部を含むとともに導体側係合部が凸部を含む直流電源において、好ましくは、接続線は、第1接続線と第2接続線とを含み、第1接続線は、第1端子と、第1端子に設けられる第1端子側孔部とを有し、第2接続線は、第2端子と、第2端子に設けられる第2端子側孔部とを有し、係合部は、第1端子側孔部に挿通する第1凸部と、第2端子側孔部に挿通する第2凸部とを含み、第1凸部に第1端子側孔部が挿通するとともに、第2凸部に第2端子側孔部が挿通した状態で、第1凸部および第2凸部に跨るように、第1凸部および第2凸部に挿通される板状部材をさらに備える。
(付記項7)
直流電源は、交流電力を直流電力に変換する電源ユニットと、電源ユニットにより変換された直流電力を蓄電するバッテリユニットと、電源ユニットおよびバッテリユニットに電気的に接続される接続導体と、接続導体に接続され、外部に電力を出力するための、接続線と、電源ユニット、バッテリユニット、接続導体、および、接続線が収納される筐体と、筐体内に配置され、筐体を補強するための補強板とを備え、接続線は、補強板を介して接続導体に接続されており、補強板は、補強板の上部に設けられ、接続線を配置するための第1切欠き部を含む。
直流電源は、交流電力を直流電力に変換する電源ユニットと、電源ユニットにより変換された直流電力を蓄電するバッテリユニットと、電源ユニットおよびバッテリユニットに電気的に接続される接続導体と、接続導体に接続され、外部に電力を出力するための、接続線と、電源ユニット、バッテリユニット、接続導体、および、接続線が収納される筐体と、筐体内に配置され、筐体を補強するための補強板とを備え、接続線は、補強板を介して接続導体に接続されており、補強板は、補強板の上部に設けられ、接続線を配置するための第1切欠き部を含む。
(付記項8)
上記付記項7による直流電源において、好ましくは、補強板は、板金からなるとともに、第1切欠き部の近傍に設けられ、板金が切り起されている第1切り起こし部をさらに含む。
上記付記項7による直流電源において、好ましくは、補強板は、板金からなるとともに、第1切欠き部の近傍に設けられ、板金が切り起されている第1切り起こし部をさらに含む。
(付記項9)
上記付記項7による直流電源において、好ましくは、補強板は、略六角形形状の複数の放熱用の孔部をさらに含む。
上記付記項7による直流電源において、好ましくは、補強板は、略六角形形状の複数の放熱用の孔部をさらに含む。
(付記項10)
上記付記項7による直流電源において、好ましくは、補強板は、板金からなるとともに、補強板の下部に設けられ、バッテリユニットが挿通される第2切欠き部と、第2切欠き部の上方に接続導体側に向かって延びるように設けられ、配線を載置するための板金が切り起こされている第2切り起こし部とをさらに含む。
上記付記項7による直流電源において、好ましくは、補強板は、板金からなるとともに、補強板の下部に設けられ、バッテリユニットが挿通される第2切欠き部と、第2切欠き部の上方に接続導体側に向かって延びるように設けられ、配線を載置するための板金が切り起こされている第2切り起こし部とをさらに含む。
(付記項11)
直流電源は、交流電力を直流電力に変換する電源ユニットと、電源ユニットにより変換された直流電力を蓄電するバッテリユニットと、電源ユニットが着脱可能に収納される第1収納室と、バッテリユニットが着脱可能に収納される第2収納室とを含む筐体と、筐体の前面側に設けられ、電源ユニットおよびバッテリユニットを覆うパネル部材とを備え、パネル部材は、パネル部材の電源ユニットおよびバッテリユニット側に突出するように設けられ、電源ユニットが第1収納室に収納される位置よりも筐体の前面側にずれて位置している場合、および、バッテリユニットが第2収納室に収納される位置よりも筐体の前面側にずれて位置している場合のうちの少なくとも一方において、筐体の前面側に位置している電源ユニットおよびバッテリユニットの少なくとも一方に当接して、筐体へのパネル部材の取り付けを妨げる当接部を含む。
直流電源は、交流電力を直流電力に変換する電源ユニットと、電源ユニットにより変換された直流電力を蓄電するバッテリユニットと、電源ユニットが着脱可能に収納される第1収納室と、バッテリユニットが着脱可能に収納される第2収納室とを含む筐体と、筐体の前面側に設けられ、電源ユニットおよびバッテリユニットを覆うパネル部材とを備え、パネル部材は、パネル部材の電源ユニットおよびバッテリユニット側に突出するように設けられ、電源ユニットが第1収納室に収納される位置よりも筐体の前面側にずれて位置している場合、および、バッテリユニットが第2収納室に収納される位置よりも筐体の前面側にずれて位置している場合のうちの少なくとも一方において、筐体の前面側に位置している電源ユニットおよびバッテリユニットの少なくとも一方に当接して、筐体へのパネル部材の取り付けを妨げる当接部を含む。
(付記項12)
上記付記項11による直流電源において、好ましくは、当接部は、パネル部材の電源ユニットに対応する位置に設けられる第1凸部と、パネル部材のバッテリユニットに対応する位置に設けられる第2凸部とを含む。
上記付記項11による直流電源において、好ましくは、当接部は、パネル部材の電源ユニットに対応する位置に設けられる第1凸部と、パネル部材のバッテリユニットに対応する位置に設けられる第2凸部とを含む。
(付記項13)
この場合、好ましくは、電源ユニットおよびバッテリユニットは、共に、複数ずつ設けられており、第1凸部および第2凸部は、共に、複数の電源ユニットおよび複数のバッテリユニットに対応するように、複数ずつ設けられている。
この場合、好ましくは、電源ユニットおよびバッテリユニットは、共に、複数ずつ設けられており、第1凸部および第2凸部は、共に、複数の電源ユニットおよび複数のバッテリユニットに対応するように、複数ずつ設けられている。
(付記項14)
上記付記項11による直流電源において、好ましくは、パネル部材は、樹脂からなり、当接部は、樹脂からなるパネル部材に一体的に設けられている。
上記付記項11による直流電源において、好ましくは、パネル部材は、樹脂からなり、当接部は、樹脂からなるパネル部材に一体的に設けられている。
(付記項15)
上記付記項11による直流電源において、好ましくは、パネル部材は、放熱用の複数の孔部を含み、当接部は、孔部の周縁部から、パネル部材の電源ユニットおよびバッテリユニット側に突出するように設けられている。
上記付記項11による直流電源において、好ましくは、パネル部材は、放熱用の複数の孔部を含み、当接部は、孔部の周縁部から、パネル部材の電源ユニットおよびバッテリユニット側に突出するように設けられている。
(付記項16)
上記付記項11による直流電源において、好ましくは、パネル部材は、筐体に係合する係合部を含み、係合部は、電源ユニットが第1収納室に収納される位置よりも筐体の前面側に位置している場合、および、バッテリユニットが第2収納室に収納される位置よりも筐体の前面側に位置している場合のうちの少なくとも一方において、当接部が筐体の前面側に位置している電源ユニットおよびバッテリユニットの少なくとも一方に当接して、パネル部材が筐体に係合できなくなるように構成されている。
上記付記項11による直流電源において、好ましくは、パネル部材は、筐体に係合する係合部を含み、係合部は、電源ユニットが第1収納室に収納される位置よりも筐体の前面側に位置している場合、および、バッテリユニットが第2収納室に収納される位置よりも筐体の前面側に位置している場合のうちの少なくとも一方において、当接部が筐体の前面側に位置している電源ユニットおよびバッテリユニットの少なくとも一方に当接して、パネル部材が筐体に係合できなくなるように構成されている。
(付記項17)
直流電源は、交流電力を直流電力に変換する電源ユニットと、電源ユニットにより変換された直流電力を蓄電するバッテリユニットと、電源ユニットが着脱可能に収納される収納室を含む筐体と、筐体の前面側に設けられ、電源ユニットおよびバッテリユニットを覆うパネル部材とを備え、パネル部材は、電源ユニットに接続される配線が通過可能な、パネル部材の外縁部に開口を有する切欠きを含む。
直流電源は、交流電力を直流電力に変換する電源ユニットと、電源ユニットにより変換された直流電力を蓄電するバッテリユニットと、電源ユニットが着脱可能に収納される収納室を含む筐体と、筐体の前面側に設けられ、電源ユニットおよびバッテリユニットを覆うパネル部材とを備え、パネル部材は、電源ユニットに接続される配線が通過可能な、パネル部材の外縁部に開口を有する切欠きを含む。
(付記項18)
上記付記項17による直流電源において、好ましくは、切欠きは、パネル部材を前面側から見て、切欠きの中央部の幅よりも、パネル部材の外縁部に設けられる切欠きの開口の幅の方が小さくなるように構成されている。
上記付記項17による直流電源において、好ましくは、切欠きは、パネル部材を前面側から見て、切欠きの中央部の幅よりも、パネル部材の外縁部に設けられる切欠きの開口の幅の方が小さくなるように構成されている。
(付記項19)
上記付記項17による直流電源において、好ましくは、パネル部材は、切欠きの外縁部に沿うように設けられ前面側から後方に延びるリブ部をさらに含む。
上記付記項17による直流電源において、好ましくは、パネル部材は、切欠きの外縁部に沿うように設けられ前面側から後方に延びるリブ部をさらに含む。
(付記項20)
上記付記項17による直流電源において、好ましくは、切欠きは、パネル部材の下方に向かって開口するように構成されている。
上記付記項17による直流電源において、好ましくは、切欠きは、パネル部材の下方に向かって開口するように構成されている。
(付記項21)
上記付記項17による直流電源において、好ましくは、切欠きの開口は、パネル部材の前面側から前面とは反対側に向かって、開口の幅が徐々に大きくなるように構成されている。
上記付記項17による直流電源において、好ましくは、切欠きの開口は、パネル部材の前面側から前面とは反対側に向かって、開口の幅が徐々に大きくなるように構成されている。
本発明によれば、上記のように、カバー部材の固定作業の作業性を向上させることができる。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
[本実施形態]
図1〜図22を参照して、本実施形態による直流電源100の構成について説明する。
図1〜図22を参照して、本実施形態による直流電源100の構成について説明する。
(直流電源の概略の構成)
まず、図1および図2を参照して、直流電源100の概略の構成について説明する。図1に示すように、直流電源100は、交流電源200から供給される交流電力を直流電力に変換して、複数のサーバ210に供給するように構成されている。また、交流電源200と直流電源100との間には、直流用配電機器201が設けられている。
まず、図1および図2を参照して、直流電源100の概略の構成について説明する。図1に示すように、直流電源100は、交流電源200から供給される交流電力を直流電力に変換して、複数のサーバ210に供給するように構成されている。また、交流電源200と直流電源100との間には、直流用配電機器201が設けられている。
直流電源100は、交流電力を直流電力に変換する電源ユニット10と、電源ユニット10により変換された直流電力を蓄電するバッテリユニット20とを備えている。電源ユニット10には、電源回路部11が設けられている。また、電源回路部11には、AC/DC変換器12と、DC/DC変換器13とが設けられている。そして、交流電源200から供給される交流電力は、AC/DC変換器12により直流電力に変換される。また、AC/DC変換器12により変換された直流電力は、DC/DC変換器13により所定の電圧を有する直流電力に変換される。そして、DC/DC変換器13により所定の電圧に変換された直流電力が、サーバ210に供給される。
また、バッテリユニット20には、バッテリ回路部21が設けられている。バッテリ回路部21には、直流電力を充電するバッテリ22と、双方向に直流電力の通流を行うDC/DC変換器23とが設けられている。バッテリ22は、双方向に直流電力を通流可能なDC/DC変換器23を介して、電源回路部11に並列に接続されている。また、バッテリ22は、DC/DC変換器23を介して、電源回路部11により直流電力が充電されるとともに、充電した直流電力をDC/DC変換器23を介して、サーバ210に供給する。すなわち、直流電源100は、通常時に電源回路部11から直流電力をサーバ210に供給するとともに、停電時などの電源回路部11から直流電力が供給されない場合に、バッテリ回路部21から直流電力をサーバ210に供給する。
また、直流電源100およびサーバ210の組(サーバシステム220)は、複数設けられている。また、複数のサーバシステム220は、互いに並列に接続されている。
また、図2に示すように、直流電源100および複数のサーバ210は、サーバラック230内に配置されている。直流電源100は、サーバラック230の下方に配置されている。複数のサーバ210は、直流電源100の上方に配置されている。また、サーバラック230内には、正極用導体231および負極用導体232を含む直流母線233が設けられている。そして、直流母線233には、直流電源100の後述する接続線80が電気的に接続されている。また、直流母線233には、複数のサーバ210が並列に接続されている。そして、直流電源100から出力される直流電力は、直流母線233を介して、複数のサーバ210に供給される。
(直流電源の詳細な構成)
次に、図3〜図22を参照して、本実施形態による直流電源100の詳細な構成について説明する。
次に、図3〜図22を参照して、本実施形態による直流電源100の詳細な構成について説明する。
〈筐体の構成〉
図3および図4に示すように、直流電源100は、電源ユニット10が着脱可能に収納される複数の第1収納室31と、バッテリユニット20が着脱可能に収納される第2収納室32とを含む筐体30を備えている。具体的には、筐体30は、4個の第1収納室31a〜31dと、2個の第2収納室32aおよび32bとを含む。第1収納室31aおよび第1収納室31cは、仕切板33により上下に仕切られている。また、第1収納室31bおよび第1収納室31dは、仕切板33により上下に仕切られている。
図3および図4に示すように、直流電源100は、電源ユニット10が着脱可能に収納される複数の第1収納室31と、バッテリユニット20が着脱可能に収納される第2収納室32とを含む筐体30を備えている。具体的には、筐体30は、4個の第1収納室31a〜31dと、2個の第2収納室32aおよび32bとを含む。第1収納室31aおよび第1収納室31cは、仕切板33により上下に仕切られている。また、第1収納室31bおよび第1収納室31dは、仕切板33により上下に仕切られている。
また、第1収納室31の内側面31e(X1方向側の内側面31e)には、X1方向に凹む凹部31fが設けられている。凹部31fは、上下方向(Z方向)に沿って、2個設けられている。また、凹部31fは、Y方向に沿って延びるように設けられている。また、凹部31fは、平面視において、略長方形形状を有する。また、凹部31fは、後述するカバー部材40の爪部41aが係合するように構成されている。なお、凹部31fは、特許請求の範囲の「第1係合部」の一例である。
また、図3に示すように、直流電源100には、複数の第1収納室31のうち、電源ユニット10が収納されない第1収納室31の開口を覆うように配置されるカバー部材40が設けられている。たとえば、第1収納室31a〜31cには、電源ユニット10が収納されている。そして、電源ユニット10が収納されない第1収納室31dには、第1収納室31dの開口を覆うように、カバー部材40が配置されている。
〈カバー部材の構成〉
図5に示すように、カバー部材40は、箱状を有している。また、カバー部材40は、板金を折り曲げることにより形成されている。また、カバー部材40のX方向の長さL1およびZ方向の長さL2は、それぞれ、電源ユニット10のX方向の長さL11およびZ方向の長さL12に略等しい。また、カバー部材40のY方向の長さL3は、電源ユニット10のY方向の長さ(図示せず)よりも小さい。また、カバー部材40は、電源ユニット10に設けられたファン10a(図3参照)により送風された冷却風が、電源ユニット10が設けられない第1収納室31を介して、冷却風の送風方向と逆方向に流れる(冷却風が戻ってくる)のを抑制する機能を有する。
図5に示すように、カバー部材40は、箱状を有している。また、カバー部材40は、板金を折り曲げることにより形成されている。また、カバー部材40のX方向の長さL1およびZ方向の長さL2は、それぞれ、電源ユニット10のX方向の長さL11およびZ方向の長さL12に略等しい。また、カバー部材40のY方向の長さL3は、電源ユニット10のY方向の長さ(図示せず)よりも小さい。また、カバー部材40は、電源ユニット10に設けられたファン10a(図3参照)により送風された冷却風が、電源ユニット10が設けられない第1収納室31を介して、冷却風の送風方向と逆方向に流れる(冷却風が戻ってくる)のを抑制する機能を有する。
ここで、本実施形態では、図5に示すように、カバー部材40は、第1収納室31の凹部31fに着脱可能に係合し、カバー部材40を第1収納室31に固定するための爪部41aを含む。具体的には、爪部41aは、弾性変形可能な板ばね部材41に設けられている。また、板ばね部材41は、爪部41aの一方側に設けられ、板ばね部材41をカバー部材40に締結固定するための固定部41bと、爪部41aの他方側に設けられ、固定部41bを中心として爪部41aを凹部31fから離間する方向に移動させて、爪部41aと凹部31fとの係合状態を解除するための係合解除部41cと含む。また、板ばね部材41は、たとえばステンレス鋼から形成されている。なお、爪部41aは、特許請求の範囲の「第2係合部」の一例である。
具体的には、図6に示すように、爪部41aは、第1収納室31の内側面31e側に突出するように2個設けられている。すなわち、爪部41aは、2個の凹部31fに対応するように、Z方向に沿って2個設けられている。また、爪部41aは、Y方向に沿って延びるように形成されている。また、爪部41aは、板ばね部材41が折り曲げられることにより形成されている。また、爪部41aは、Y1方向側(第1収納室31の前面側)の端部411からY2方向側(第1収納室31の奥側)の端部412に向かって幅が小さくなるテーパ形状を有する。これにより、カバー部材40を第1収納室31の奥側に移動させる場合には、爪部41aが凹部31fに引っかからず、スムーズにカバー部材40を第1収納室31の奥側に移動させることが可能になる。一方、カバー部材40を第1収納室31の前面側に移動させる場合には、爪部41aの端部411が凹部31fに引っかかり、カバー部材40の前面側への移動が規制される。
また、図5に示すように、爪部41aは、カバー部材40のX1方向側の側面に設けられた矩形状の開口部42を介して、第1収納室31の内側面31e側に突出するように構成されている。
また、固定部41bは、板ばね部材41のY2方向側の端部近傍に設けられている。そして、固定部41bがカバー部材40の内側面にかしめられることにより、板ばね部材41がカバー部材40に締結固定(かしめによる固定)されている。
また、係合解除部41cは、板ばね部材41のY1方向側の端部近傍に設けられている。係合解除部41cは、板ばね部材41のY1方向側の部分が、X2方向側に略90度の角度で折り曲げられた後、Y1方向側に略90度の角度で折り曲げられることにより形成されている。また、係合解除部41cは、カバー部材40の角部に設けられた開口部43を介して、カバー部材40の外部に突出するように構成されている。そして、ユーザが、係合解除部41cをX2方向側に移動させることにより、固定部41bを中心として爪部41aが凹部31fから離間する方向(X2方向)に移動して、爪部41aと凹部31fとの係合状態が解除される。
また、本実施形態では、図7に示すように、カバー部材40は、爪部41aが設けられる側(X1方向側)とは反対側(X2方向側)に設けられ、カバー部材40から第1収納室31側に突出するとともに、第1収納室31の内側面31e(X2方向側の内側面31e)を押圧する弾性変形可能な押圧部44を含む。具体的には、カバー部材40は、板金から構成されている。そして、板金から構成されているカバー部材40のX2方向側の側面の一部が切り欠かれる(切り起こされる)ことにより、押圧部44が形成されている。また、押圧部44のY2方向側の部分が複数回折り曲げられている。これにより、押圧部44は、カバー部材40から第1収納室31側に突出するように構成される。また、押圧部44は、カバー部材40のX2方向側の側面の略中央部に設けられている。
また、本実施形態では、カバー部材40は、箱状のカバー部材40の上面(Z1方向側の面)に設けられ、仕切板33に当接してカバー部材40が第1収納室31の奥側(Y2方向側)に移動するのを規制する当接部45を含む。具体的には、箱状のカバー部材40の上面(Z1方向側の面)には、切欠き部46が設けられている。切欠き部46は、Z1方向側から見て、略矩形形状を有する。そして、切欠き部46のY1方向側の縁部(当接部45)が仕切板33のY1方向側の端部に当接するように構成されている。これにより、カバー部材40の第1収納室31の奥側(Y2方向側)への移動が規制される。
また、本実施形態では、カバー部材40は、カバー部材40の上面と前面(Y1方向側の面)とに跨るように設けられ、カバー部材40を着脱する際の取っ手となる孔部47を含む。具体的には、ユーザが、孔部47に指を引っ掛けることにより、カバー部材40を移動させて、カバー部材40を着脱する。また、ユーザが、孔部47に指(たとえば、人差し指)を引っ掛けるとともに、板ばね部材41の係合解除部41cに指(たとえば、親指)を引っ掛けて、係合解除部41c(爪部41a)を凹部31fから離間する方向に移動させる。
また、図3に示すように、電源ユニット10には、取っ手10bが設けられている。そして、ユーザは、取っ手10bをつかんで、電源ユニット10をY方向に沿って移動させることにより、電源ユニット10を第1収納室31に着脱する。
また、図8に示すように、バッテリユニット20には、取っ手21が設けられている。バッテリユニット20が第2収納室32に収納される前の状態では、取っ手21は、バッテリユニット20の前面側(Y1方向側)に回動されている。そして、ユーザは、取っ手21をつかんで、バッテリユニット20をY2方向に沿って移動させた後、図9に示すように、取っ手21を、上方側(Z1方向側)に回動させる。
ここで、図8に示すように、取っ手21の側面(X1方向側およびX2方向側の側面)には、ピン(突起部)22が設けられている。また、第2収納室32の側面32cには、略L字形状の切欠き32dが設けられている。切欠き32dは、Y2方向に延びた後、Z2方向に延びるように構成されている。
そして、図10に示すように、ユーザが、取っ手21をつかんで、バッテリユニット20をY2方向に沿って移動させることにより、ピン22が、略L字形状の切欠き32dに沿ってY2方向に移動する。そして、図11に示すように、ユーザが、取っ手21を、上方側(Z1方向側)に回動させることにより、ピン22が、略L字形状の切欠き32dに沿ってZ2方向に移動する。このとき、ピン22が支点となり、取っ手21が力点となるので、てこの原理(てこのはたらき)により、比較的小さい力で、バッテリユニット20をY2方向に移動させることが可能になる。
そして、図9に示すように、取っ手21に設けられたねじ23を、バッテリユニット20の前面に設けられた孔部24(図8参照)に螺合することにより、取っ手21がバッテリユニット20に固定される。
〈パネル部材の凸部の構成〉
また、図12に示すように、直流電源100は、筐体30の前面側(Y1方向側)に設けられ、電源ユニット10およびバッテリユニット20を覆うパネル部材50を備えている。パネル部材50は、たとえば、樹脂により形成されている。パネル部材50は、筐体30に係合するパネル側係合部51を含んでいる。パネル側係合部51は、パネル部材50のX1方向側およびX2方向側に設けられている。また、筐体30のX1方向側およびX2方向側には、それぞれ、パネル側係合部51に係合する筐体側孔部34(図3参照)が設けられている。パネル側係合部51は、スナップフィットから構成されている。そして、パネル側係合部51は、パネル側係合部51の弾性を利用して、パネル側係合部51を筐体側孔部34に嵌め込むことにより、パネル部材50を筐体30に固定するように構成されている。
また、図12に示すように、直流電源100は、筐体30の前面側(Y1方向側)に設けられ、電源ユニット10およびバッテリユニット20を覆うパネル部材50を備えている。パネル部材50は、たとえば、樹脂により形成されている。パネル部材50は、筐体30に係合するパネル側係合部51を含んでいる。パネル側係合部51は、パネル部材50のX1方向側およびX2方向側に設けられている。また、筐体30のX1方向側およびX2方向側には、それぞれ、パネル側係合部51に係合する筐体側孔部34(図3参照)が設けられている。パネル側係合部51は、スナップフィットから構成されている。そして、パネル側係合部51は、パネル側係合部51の弾性を利用して、パネル側係合部51を筐体側孔部34に嵌め込むことにより、パネル部材50を筐体30に固定するように構成されている。
ここで、本実施形態では、パネル部材50の電源ユニット10およびバッテリユニット20側(裏面側、Y2方向側)には、パネル部材50の電源ユニット10およびバッテリユニット20側に突出するように設けられる凸部52が設けられている。凸部52は、電源ユニット10が第1収納室31に収納される位置よりも筐体30の前面側(Y1方向側)にずれて位置している場合、および、バッテリユニット20が第2収納室32に収納される位置よりも筐体30の前面側にずれて位置している場合のうちの少なくとも一方において、筐体30の前面側に位置している電源ユニット10およびバッテリユニット20の少なくとも一方に当接する。これにより、筐体30へのパネル部材50の取り付けが、凸部52により妨げられる。
具体的には、凸部52は、電源ユニット10が第1収納室31に収納される位置よりも筐体30の前面側(Y1方向側)にずれて位置している場合、および、バッテリユニット20が第2収納室32に収納される位置よりも筐体30の前面側にずれて位置している場合の両方において、筐体30の前面側に位置している電源ユニット10およびバッテリユニット20に当接するように構成されている。そして、凸部52は、パネル部材50の電源ユニット10に対応する位置に設けられる凸部52aと、パネル部材50のバッテリユニット20に対応する位置に設けられる凸部52bとを含む。
詳細には、凸部52aは、複数(4個)の電源ユニット10に対応するように、複数(4個、電源ユニット10の数と同一の数)設けられている。凸部52aは、パネル部材50の後述するX2方向側の切欠き54の両側(X1方向側、X2方向側)にそれぞれ、2個ずつ設けられている。また、凸部52aは、電源ユニット10が第1収納室31に収納される位置よりも筐体30の前面側(Y1方向側)にずれて位置している場合、電源ユニット10の取っ手10b(図3参照)に当接する。
また、凸部52bは、複数(2個)のバッテリユニット20に対応するように、複数(2個、バッテリユニット20の数と同一の数)設けられている。凸部52bは、パネル部材50の中央部近傍、および、X2方向側に設けられている。また、凸部52bは、バッテリユニット20が第2収納室32に収納される位置よりも筐体30の前面側(Y1方向側)にずれて位置している場合、バッテリユニット20のねじ23(図9参照)に当接する。具体的には、ねじ23が孔部24に十分に螺合されていない場合、凸部52bは、ねじ23に当接する。
また、本実施形態では、図13および図14に示すように、凸部52は、樹脂からなるパネル部材50に一体的に設けられている。また、パネル部材50は、放熱用の複数の孔部53を含む。そして、凸部52は、孔部53の周縁部から、パネル部材50の電源ユニット10およびバッテリユニット20側(Y2方向側)に突出するように設けられている。具体的には、孔部53は、略六角形形状を有する。そして、図13に示すように、凸部52aは、略六角形形状の孔部53の1つの辺に対応する部分からY2方向側に延びるように形成されている。これにより、凸部52aは、Y2方向側から見て、略直線形状を有する。また、図14に示すように、凸部52bは、略六角形形状の孔部53の3つの辺に対応する部分からY2方向側に延びるように形成されている。これにより、凸部52bは、Y2方向側から見て、階段形状を有する。
また、本実施形態では、電源ユニット10が第1収納室31に収納される位置よりも筐体30の前面側に位置している場合、および、バッテリユニット20が第2収納室32に収納される位置よりも筐体30の前面側に位置している場合のうちの少なくとも一方において(本実施形態では、両方の場合において)、凸部52が、筐体30の前面側に位置している電源ユニット10およびバッテリユニット20の少なくとも一方に当接するこよにより、パネル側係合部51を筐体側孔部34に嵌め込むことができなくなり、パネル部材50が筐体30に係合(固定)できなくなる。
また、凸部52(凸部52aおよび凸部52b)は、電源ユニット10が第1収納室31に収納される位置よりも筐体30の前面側に位置している場合、および、バッテリユニット20が第2収納室32に収納される位置よりも筐体30の前面側に位置している場合において、パネル側係合部51が筐体側孔部34に嵌め込むことができなくなる突出高さに調整されている。また、凸部52(凸部52aおよび凸部52b)は、電源ユニット10およびバッテリユニット20が適正に収納されていた場合に、パネル側係合部51が筐体側孔部34に嵌め込むことが可能な突出高さに調整されている。なお、電源ユニット10およびバッテリユニット20が適正に収納されていた場合、凸部52(凸部52aおよび凸部52b)は、電源ユニット10およびバッテリユニット20に当接しないか、または、当接したとしても、パネル側係合部51の筐体側孔部34への嵌め込みを妨げないように構成されている。
〈パネル部材の切欠きの構成〉
また、本実施形態では、図15に示すように、パネル部材50は、電源ユニット10に接続される配線60が通過可能な、パネル部材50の外縁部50aに開口54aを有する切欠き54を含む。なお、配線60は、交流電源200からの交流電力を電源ユニット10に供給するように構成されている。また、配線60は、筐体30に収納される複数(本実施形態では、3個)の電源ユニット10に対応するように、複数(本実施形態では、3本)設けられている。また、切欠き54は、複数(本実施形態では、2個)設けられている。1つの切欠き54に2本の配線60が通過可能である。また、切欠き54は、Y1方向側から見て、略矩形形状を有する。
また、本実施形態では、図15に示すように、パネル部材50は、電源ユニット10に接続される配線60が通過可能な、パネル部材50の外縁部50aに開口54aを有する切欠き54を含む。なお、配線60は、交流電源200からの交流電力を電源ユニット10に供給するように構成されている。また、配線60は、筐体30に収納される複数(本実施形態では、3個)の電源ユニット10に対応するように、複数(本実施形態では、3本)設けられている。また、切欠き54は、複数(本実施形態では、2個)設けられている。1つの切欠き54に2本の配線60が通過可能である。また、切欠き54は、Y1方向側から見て、略矩形形状を有する。
また、本実施形態では、図12に示すように、切欠き54は、パネル部材50を前面側(Y方向側)から見て、切欠き54の中央部の幅W1よりも、パネル部材50の外縁部50aに設けられる切欠き54の開口54aの幅W2の方が小さくなるように構成されている。具体的には、切欠き54の中央部は、配線60のプラグ部分61が通過可能な幅W1(プラグ部分61の幅W11よりも大きい幅、図15参照)を有する。また、切欠き54の開口54aは、配線60のプラグ部分61の幅W11よりも小さく、配線60の配線本体部62が通過可能な幅W2(配線本体部62の幅W12よりも大きい幅、図15参照)を有する。
また、本実施形態では、切欠き54は、パネル部材50の下方(Z2方向)に向かって開口するように構成されている。具体的には、切欠き54は、Y方向から見て、略矩形形状の切欠き54のZ2方向側の辺に対応する部分の一部(Z2方向側の辺に対応する部分の中央部)が切り欠かれて開口している。
また、本実施形態では、切欠き54の開口54aは、パネル部材50の前面側(Y1方向側)から前面とは反対側(Y2方向側)に向かって、開口54aの幅W2が徐々に大きくなるように構成されている。具体的には、開口54aの幅W2は、幅W2が略一定の部分54bと、Y1方向側からY2方向側に向かって、幅W2が徐々に大きくなる(テーパ形状)の部分54cとを有する。部分54cは、配線60を案内する機能を有する。
また、本実施形態では、図12に示すように、パネル部材50は、切欠き54の外縁部に沿うように設けられ前面側(Y1方向側)から後方(Y2方向側)に延びるリブ部55を含む。リブ部55は、切欠き54の外縁部の略全周に渡って形成されている。リブ部55は、壁形状のリブ部55aと、柱形状のリブ部55bとを含む。
また、パネル部材50のY2方向側には、Y2方向側に突出するように複数の導光部56が設けられている。導光部56は、筐体30側に設けられる光源(図示せず)から出射される光を、パネル部材50の前面側(Y1方向側)に導くように構成されている。
〈接続導体の構成〉
図16に示すように、直流電源100には、電源ユニット10およびバッテリユニット20に電気的に接続される接続導体70が設けられている。接続導体70は、樹脂などにより構成されたケース部60aに保持されている。また、接続導体70は、電源ユニット10およびバッテリユニット20の正極に接続される正極接続導体71と、電源ユニット10およびバッテリユニット20の負極に接続される負極接続導体72とを含む。
図16に示すように、直流電源100には、電源ユニット10およびバッテリユニット20に電気的に接続される接続導体70が設けられている。接続導体70は、樹脂などにより構成されたケース部60aに保持されている。また、接続導体70は、電源ユニット10およびバッテリユニット20の正極に接続される正極接続導体71と、電源ユニット10およびバッテリユニット20の負極に接続される負極接続導体72とを含む。
また、正極接続導体71は、筐体30のX方向の略中央部近傍に設けられる第1正極接続端子71aおよび第2正極接続端子71bとを含む。また、負極接続導体72は、筐体30のX1方向側に設けられる第1負極接続端子72aと、X2方向側に設けられる第2負極接続端子72bとを含む。
また、直流電源100の後面側(Y2方向側)には、外部出力端子62が設けられている。外部出力端子62は、正極に接続される正極側外部出力端子62aと、負極に接続される負極側外部出力端子62bとを含む。また、正極側外部出力端子62aおよび負極側外部出力端子62bは、共に、複数ずつ(本実施形態では、2個)設けられている。なお、外部出力端子62は、直流電源100の後面側のX2方向側に設けられているが、外部出力端子62を直流電源100の後面側のX1方向側(または、X1方向側およびX2方向側の両側)に設けてもよい。
また、図17に示すように、接続導体70と外部出力端子62とを接続する接続線80が設けられている。接続線80は、外部に直流電力を出力するように構成されている。また、図18に示すように、接続線80には、端子側孔部82を含む端子81が設けられている。なお、端子81は、平面視において、略矩形形状を有する。また、端子側孔部82は、平面視において、円形状を有する。
ここで、本実施形態では、図18に示すように、接続導体70には、接続線80の端子側孔部82と係合する凸部73が設けられている。そして、端子81の端子側孔部82を、接続導体70の凸部73に挿通させることにより、接続導体70に接続線80の端子側孔部82が係合される。なお、端子側孔部82の直径は、凸部73の直径よりも大きい。これにより、端子81の端子側孔部82を、接続導体70の凸部73に挿通させた状態で、接続導体70は、凸部73を中心として回動可能である。
また、本実施形態では、図19に示すように、接続導体70には、貫通孔からなる接続導体側孔部70aが設けられている。そして、凸部73は、接続導体側孔部70aに固定されたねじ部材である。具体的には、凸部73(ねじ部材)は、ねじ本体部73aと、ねじ頭部73bとを含む。そして、ねじ本体部73aが、接続導体70の一方表面側(Z2方向側)から接続導体側孔部70aに挿入された状態で、ねじ頭部73bが接続導体70の一方表面側に圧入されている。そして、ねじ本体部73aに端子側孔部82が係合(挿通)した状態で、ねじ本体部73aにナット部材74を螺合することにより、接続導体70と接続線80とが固定される。具体的には、接続導体70と接続線80との間に、平座金75(図17参照)、ばね座76(図17参照)、および、後述する板状部材77が挟持された状態で、ねじ本体部73aにナット部材74が螺合される。
また、図17に示すように、接続線80は、正極に接続される正極側接続線80aおよび80bと、負極に接続される負極側接続線80cおよび80dとを含む。正極側接続線80aおよび80b、負極側接続線80cおよび80dは、同様の構成を有する。また、図18に示すように、接続導体70の凸部73は、正極側接続線80aの端子側孔部82(負極側接続線80cの端子側孔部82)に挿通する凸部73cと、正極側接続線80bの端子側孔部82(負極側接続線80dの端子側孔部82)に挿通する凸部73dとを含む。
なお、複数(2本)の正極側接続線80aおよび80bと、複数(2本)の負極側接続線80cおよび80dとを設ける(並列に設ける)ことにより、接続線80が1本の場合と比べて、接続線80の抵抗損失を低減することが可能になる。その結果、直流電源100の効率を向上させることが可能になる。
そして、本実施形態では、図17に示すように、凸部73cに正極側接続線80aの端子側孔部82(負極側接続線80cの端子側孔部82)が挿通するとともに、凸部73dに正極側接続線80bの端子側孔部82(負極側接続線80dの端子側孔部82)が挿通した状態で、凸部73cおよび凸部73dに跨るように、凸部73cおよび凸部73dに挿通される板状部材77が設けられている。図20に示すように、板状部材77は、略矩形形状を有しており、凸部73cおよび凸部73dが挿通される孔部77aが設けられている。そして、板状部材77に凸部73cおよび凸部73dが挿通された状態で、ナット部材74を凸部73cおよび凸部73dに締結することにより、正極側接続線80aおよび80b(負極側接続線80cおよび80d)の端子81に略均等な圧力がかかった状態で、端子81が接続導体70に固定される。これにより、端子81と、接続導体70との接触部分の接触抵抗を低減することが可能になる。
また、略矩形形状の板状部材77は、板金(鉄)で構成されている。そして、略矩形形状の板状部材77の三辺(端辺)が折り曲げられて、壁部77bが構成されている。これにより、板状部材77の強度を向上させることが可能になる。
〈補強板の構成〉
図16に示すように、筐体30には、電源ユニット10、バッテリユニット20、接続導体70、および、接続線80が収納されている。そして、筐体30内には、筐体30を補強するための補強板90が配置されている。補強板90は、筐体30のX1方向側の側面とX2方向側の側面とに渡るように設けられている。また、補強板90は、接続導体70と、外部出力端子62との間に配置されている。そして、接続線80は、補強板90を介して接続導体70に接続されている。
図16に示すように、筐体30には、電源ユニット10、バッテリユニット20、接続導体70、および、接続線80が収納されている。そして、筐体30内には、筐体30を補強するための補強板90が配置されている。補強板90は、筐体30のX1方向側の側面とX2方向側の側面とに渡るように設けられている。また、補強板90は、接続導体70と、外部出力端子62との間に配置されている。そして、接続線80は、補強板90を介して接続導体70に接続されている。
ここで、本実施形態では、図21に示すように、補強板90は、補強板90の上部(Z1方向側の部分)に設けられ、接続線80を配置するための切欠き部91を含む。具体的には、切欠き部91は、補強板90の上部(Z1方向側の部分)を略U字形状に切り欠くことにより形成されている。そして、接続線80は、切欠き部91の上方を介して、接続導体70に接続されている。すなわち、切欠き部91の上方が開放されている。
また、本実施形態では、補強板90は、板金からなる。そして、補強板90は、切欠き部91の近傍に設けられ、板金が切り起されている切り起こし部92を含む。具体的には、切欠き部91の底部(Z2方向側の部分)がY1方向側にL字形状に折り曲げられる(切り起こされる)ことにより、切り起こし部92が形成されている。切り起こし部92は、切欠き部91の底部の略全長に渡って形成されている。
また、本実施形態では、補強板90は、補強板90の下部に設けられ、バッテリユニット20が挿通される切欠き部93(図22参照)と、切欠き部93の上方に接続導体70側(Y1方向側)に向かって延びるように設けられ、配線63を載置するための板金が切り起こされている切り起こし部94とをさらに含む。また、補強板90の切り起こし部94の近傍(補強板90の中央部近傍)には、開口部95が設けられている。そして、配線63(図示しない制御部に接続される信号線)が、Y1方向側から、切り起こし部94の上方を介して、開口部95からY2方向側に配線される。また、補強板90には、開口部96が設けられている。
また、本実施形態では、補強板90は、略六角形形状の複数の放熱用の孔部97を含む。複数の放熱用の孔部97は、補強板90の、切欠き部91、切欠き部93、切り起こし部92、切り起こし部94、開口部95、および、開口部96以外の部分の略全域に設けられている。
また、補強板90の端部は、略L字形状に折り曲げられている。そして、略L字形状に折り曲げられた部分には、ねじなどにより補強板90を筐体30に固定するための孔部98が設けられている。
(本実施形態の効果)
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
〈カバー部材の効果〉
本実施形態では、上記のように、第1収納室31は、カバー部材40に係合する凹部31fを含み、カバー部材40は、凹部31fに着脱可能に係合し、カバー部材40を第1収納室31に固定するための、爪部41aを含む。これにより、カバー部材40の爪部41aを第1収納室31の凹部31fに係合させるだけで、カバー部材40を第1収納室31に固定することができるので、治具を用いてカバー部材40を第1収納室31にねじ止めする場合と異なり、カバー部材40の固定作業の作業性を向上させることができる。また、カバー部材40の爪部41aと第1収納室31の凹部31fとの係合を解除するだけで、カバー部材40を第1収納室31から取り外すことができるので、カバー部材40の取り外し作業の作業性を向上させることができる。
本実施形態では、上記のように、第1収納室31は、カバー部材40に係合する凹部31fを含み、カバー部材40は、凹部31fに着脱可能に係合し、カバー部材40を第1収納室31に固定するための、爪部41aを含む。これにより、カバー部材40の爪部41aを第1収納室31の凹部31fに係合させるだけで、カバー部材40を第1収納室31に固定することができるので、治具を用いてカバー部材40を第1収納室31にねじ止めする場合と異なり、カバー部材40の固定作業の作業性を向上させることができる。また、カバー部材40の爪部41aと第1収納室31の凹部31fとの係合を解除するだけで、カバー部材40を第1収納室31から取り外すことができるので、カバー部材40の取り外し作業の作業性を向上させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、第1収納室31の内側面31eに設けられた凹部31fと、凹部31fに着脱可能に係合する爪部41aとを設ける。これにより、凹部31fが、第1収納室31の内側面31eに設けられているので、直流電源100の近傍に他の装置などが配置されていた場合でも、他の装置に干渉されることなく、凹部31fと爪部41aとを係合させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、爪部41aは、弾性変形可能な板ばね部材41に設けられている。そして、板ばね部材41は、爪部41aの一方側に設けられ、板ばね部材41をカバー部材40に締結固定するための固定部41bと、爪部41aの他方側に設けられ、固定部41bを中心として爪部41aを凹部31fから離間する方向に移動させて、爪部41aと凹部31fとの係合状態を解除するための係合解除部41cとを含む。これにより、板ばね部材41の係合解除部41cを、爪部41aが凹部31fから離間する方向に移動させるだけで、容易に、爪部41aと凹部31fとの係合状態を解除することができる。
また、本実施形態では、上記のように、カバー部材40は、爪部41aが設けられる側とは反対側に設けられ、カバー部材40から第1収納室31側に突出するとともに、第1収納室31の内側面31eを押圧する弾性変形可能な押圧部44を含む。これにより、爪部41aの係合と、押圧部44の押圧との両方によって、カバー部材40が第1収納室31に固定されるので、カバー部材40の第1収納室31に対する固定を強固にすることができる。
また、本実施形態では、上記のように、カバー部材40は、箱状を有しているとともに、箱状のカバー部材40の上面に設けられ、仕切板33に当接してカバー部材40が第1収納室31の奥側に移動するのを規制する当接部45を含む。これにより、カバー部材40の移動が当接部45に当接する仕切板33により規制される。すなわち、カバー部材40が、第1収納室31において仕切板33が配置されている位置よりも奥側に移動するのを、当接部45により、容易に抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、カバー部材40は、カバー部材40の上面と前面とに跨るように設けられ、カバー部材40を着脱する際の取っ手となる孔部47を含む。これにより、ユーザが孔部47に指を掛けることにより、容易に、カバー部材40を第1収納室31に出し入れすることができる。
〈接続導体の効果〉
本実施形態では、上記のように、接続導体70に、接続線80の端子側孔部82と係合する凸部73が設けられている。ここで、接続導体70に凸部73ではなく孔部が設けられている場合、接続導体70の孔部と接続線80の端子側孔部82とをユーザの一方の手で位置合わせした状態で、ユーザの他方の手で、接続線80を締結部材により接続導体70に固定する必要がある。すなわち、接続線80の固定に、両手が必要である。そこで、上記のように構成することによって、接続導体70に接続線80が固定(係合)されるので、接続線80の固定時に、ユーザは、片方の手のみで接続導体70と接続線80とをナット部材74により固定することができる。すなわち、接続導体70の位置合わせが不要になるとともに、ユーザの片方の手のみで接続線80を接続導体70に固定する(取り付ける)ことができるので、接続線80を固定(接続)する作業の作業性を向上させることができる。
本実施形態では、上記のように、接続導体70に、接続線80の端子側孔部82と係合する凸部73が設けられている。ここで、接続導体70に凸部73ではなく孔部が設けられている場合、接続導体70の孔部と接続線80の端子側孔部82とをユーザの一方の手で位置合わせした状態で、ユーザの他方の手で、接続線80を締結部材により接続導体70に固定する必要がある。すなわち、接続線80の固定に、両手が必要である。そこで、上記のように構成することによって、接続導体70に接続線80が固定(係合)されるので、接続線80の固定時に、ユーザは、片方の手のみで接続導体70と接続線80とをナット部材74により固定することができる。すなわち、接続導体70の位置合わせが不要になるとともに、ユーザの片方の手のみで接続線80を接続導体70に固定する(取り付ける)ことができるので、接続線80を固定(接続)する作業の作業性を向上させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、端子81の端子側孔部82を、接続導体70の凸部73に挿通させることにより、接続導体70に接続線80の端子側孔部82を係合する。これにより、端子の端子側孔部82を、接続導体70の凸部73に挿通させるだけで、容易に、接続導体70に接続線80の端子側孔部82を係合することができる。
また、本実施形態では、上記のように、接続導体70には、貫通孔からなる接続導体側孔部70aが設けられおり、凸部73は、接続導体側孔部70aに固定されたねじ部材を含む。これにより、ねじ部材にねじ山が予め設けられているので、ナット部材74をねじ部材に螺合することにより、容易に、接続導体70に接続線80を固定することができる。
また、本実施形態では、上記のように、凸部73(ねじ部材)は、ねじ本体部73aと、ねじ頭部73bとを含み、ねじ本体部73aが、接続導体70の一方表面側から接続導体側孔部70aに挿入された状態で、ねじ頭部73bが接続導体70の一方表面側に圧入されている。これにより、凸部73(ねじ部材)を溶接などすることなく、容易に、接続導体70に固定することができる。
また、本実施形態では、上記のように、ねじ本体部73aに端子側孔部82が係合した状態で、ねじ本体部73a(凸部73)にナット部材74を螺合することにより、接続導体70と接続線80とが固定されるように構成されている。これにより、接続導体70と接続線80とをナット部材74により強固に固定することができる。
また、本実施形態では、上記のように、凸部73cおよび凸部73dに、正極側接続線80aおよび80b(負極側接続線80cおよび80d)の端子側孔部82が挿通した状態で、凸部73cおよび凸部73dに跨るように、凸部73cおよび凸部73dに挿通される板状部材77が設けられている。これにより、正極側接続線80aおよび80b(負極側接続線80cおよび80d)の端子81に略均等な圧力がかかるので、端子81と、接続導体70との接触部分の接触抵抗を低減することができる。
〈補強板の効果〉
本実施形態では、上記のように、接続線80は、補強板90を介して接続導体70に接続されており、補強板90は、補強板90の上部に設けられ、接続線80を配置するための切欠き部91を含む。これにより、補強板90(切欠き部91)の上方が開放されているので、補強板90に接続線80を通すための孔部(開口部)が設けられている場合と異なり、接続線80の接続導体70への接続作業の作業性を向上させることができる。すなわち、接続線80を上方から接続導体70に接続することができるとともに、接続線80を接続導体70から上方に取り外すことができる。
本実施形態では、上記のように、接続線80は、補強板90を介して接続導体70に接続されており、補強板90は、補強板90の上部に設けられ、接続線80を配置するための切欠き部91を含む。これにより、補強板90(切欠き部91)の上方が開放されているので、補強板90に接続線80を通すための孔部(開口部)が設けられている場合と異なり、接続線80の接続導体70への接続作業の作業性を向上させることができる。すなわち、接続線80を上方から接続導体70に接続することができるとともに、接続線80を接続導体70から上方に取り外すことができる。
また、本実施形態では、上記のように、補強板90は、板金からなるとともに、切欠き部91の近傍に設けられ、板金が切り起されている切り起こし部92を含む。これにより、板金からなる補強板90の強度を、切り起こし部92により向上させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、補強板90は、略六角形形状の複数の放熱用の孔部96を含む。これにより、略六角形形状の複数の放熱用の孔部96によりハニカム構造を形成することにより、補強板90の強度を比較的高くする(強度の低下を抑制しながら補強板90を構成する材料を低減する)ことができる。
また、本実施形態では、上記のように、補強板90は、補強板90の下部に設けられ、バッテリユニット20が挿通される切欠き部93と、切欠き部93の上方に接続導体70側に向かって延びるように設けられ、配線63を載置するための板金が切り起こされている切り起こし部94と含む。これにより、バッテリユニット20と配線63とが切り起こし部94により仕切られるので、バッテリユニット20と配線63とが接触する(干渉する)のを抑制することができる、
〈パネル部材の凸部の効果〉
本実施形態では、上記のように、パネル部材50は、パネル部材50の電源ユニット10およびバッテリユニット20側に突出するように設けられ、電源ユニット10が第1収納室31に収納される位置よりも筐体30の前面側にずれて位置している場合、および、バッテリユニット20が第2収納室32に収納される位置よりも筐体30の前面側にずれて位置している場合のうちの少なくとも一方において、筐体30の前面側に位置している電源ユニット10およびバッテリユニット20の少なくとも一方に当接して、筐体30へのパネル部材50の取り付けを妨げる凸部52を含む。これにより、電源ユニット10が第1収納室31に適切に収納されていない場合、および、バッテリユニット20が第2収納室32に適切に収納されていない場合の少なくとも一方を、パネル部材50の筐体30への取り付けが凸部52により妨げられることにより、ユーザに認知させることができる。その結果、電源ユニット10およびバッテリユニット20の少なくとも一方が適切に取り付けられていない状態で、直流電源100が使用されることを抑制することができる。
本実施形態では、上記のように、パネル部材50は、パネル部材50の電源ユニット10およびバッテリユニット20側に突出するように設けられ、電源ユニット10が第1収納室31に収納される位置よりも筐体30の前面側にずれて位置している場合、および、バッテリユニット20が第2収納室32に収納される位置よりも筐体30の前面側にずれて位置している場合のうちの少なくとも一方において、筐体30の前面側に位置している電源ユニット10およびバッテリユニット20の少なくとも一方に当接して、筐体30へのパネル部材50の取り付けを妨げる凸部52を含む。これにより、電源ユニット10が第1収納室31に適切に収納されていない場合、および、バッテリユニット20が第2収納室32に適切に収納されていない場合の少なくとも一方を、パネル部材50の筐体30への取り付けが凸部52により妨げられることにより、ユーザに認知させることができる。その結果、電源ユニット10およびバッテリユニット20の少なくとも一方が適切に取り付けられていない状態で、直流電源100が使用されることを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、凸部52は、パネル部材50の電源ユニット10に対応する位置に設けられる凸部52aと、パネル部材50のバッテリユニット20に対応する位置に設けられる凸部52bとを含む。これにより、電源ユニット10が第1収納室31に適切に収納されていない場合、および、バッテリユニット20が第2収納室32に適切に収納されていない場合の両方を、ユーザに認知させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、電源ユニット10およびバッテリユニット20は、共に、複数ずつ設けられており、凸部52aおよび凸部52bは、共に、複数の電源ユニット10および複数のバッテリユニット20に対応するように、複数ずつ設けられている。これにより、複数の電源ユニット10および複数のバッテリユニット20のうちのいずれかが適切に収納されていないことを、ユーザに認知させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、パネル部材50は、樹脂からなり、凸部52は、樹脂からなるパネル部材50に一体的に設けられている。これにより、パネル部材50と凸部52とが別個に設けられている場合と異なり、直流電源100を構成する部品点数の数が増加するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、パネル部材50は、放熱用の複数の孔部53を含み、凸部52は、孔部53の周縁部から、パネル部材50の電源ユニット10およびバッテリユニット20側に突出するように設けられている。これにより、凸部52により放熱用の複数の孔部53が塞がれることが抑制されるので、放熱の効率が低下するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、パネル部材50は、筐体30に係合するパネル側係合部51を含み、パネル側係合部51は、電源ユニット10が第1収納室31に収納される位置よりも筐体30の前面側に位置している場合、および、バッテリユニット20が第2収納室32に収納される位置よりも筐体30の前面側に位置している場合のうちの少なくとも一方において、凸部52が筐体30の前面側に位置している電源ユニット10およびバッテリユニット20の少なくとも一方に当接して、パネル部材50が筐体30に係合できなくなるように構成されている。これにより、電源ユニット10が第1収納室31に適切に収納されていない場合、および、バッテリユニット20が第2収納室32に適切に収納されていない場合の少なくとも一方を、ユーザがパネル部材50を筐体30に係合する(取り付ける)際に、容易に、ユーザに認知させることができる。
〈パネル部材の切欠きの構成〉
また、本実施形態では、上記のように、パネル部材50は、電源ユニット10に接続される配線60が通過可能な、パネル部材50の外縁部に開口54aを有する切欠き54を含む。これにより、電源ユニット10に配線60を接続した状態で、切欠き54の開口54aを配線60が通過するようにパネル部材50を移動させることにより、パネル部材50を筐体30から取り外すことができる。その結果、電源ユニット10に配線60を接続したままの状態で、直流電源100の保守を行うことができる。
また、本実施形態では、上記のように、パネル部材50は、電源ユニット10に接続される配線60が通過可能な、パネル部材50の外縁部に開口54aを有する切欠き54を含む。これにより、電源ユニット10に配線60を接続した状態で、切欠き54の開口54aを配線60が通過するようにパネル部材50を移動させることにより、パネル部材50を筐体30から取り外すことができる。その結果、電源ユニット10に配線60を接続したままの状態で、直流電源100の保守を行うことができる。
また、本実施形態では、上記のように、切欠き54は、パネル部材50を前面側から見て、切欠き54の中央部の幅W1よりも、パネル部材50の外縁部に設けられる切欠き54の開口54aの幅W2の方が小さくなるように構成されている。これにより、切欠き54の開口54aの幅W2が小さくされる分、パネル部材50の強度が低下するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、パネル部材50は、切欠き54の外縁部に沿うように設けられ前面側から後方に延びるリブ部55を含む。これにより、切欠き54が設けられることにより、比較的強度の低下したパネル部材50の強度を、リブ部55により高めることができる。
また、本実施形態では、上記のように、切欠き54は、パネル部材50の下方に向かって開口するように構成されている。これにより、電源ユニット10に配線60を接続した状態で、パネル部材50を上方に移動させることにより、パネル部材50を筐体30から取り外すことができる。その結果、直流電源100が比較的下方の位置(たとえば、サーバラック230の下方)に配置されている場合でも、容易に、パネル部材50を筐体30から取り外すことができる。
また、本実施形態では、上記のように、切欠き54の開口54aは、パネル部材50の前面側から前面とは反対側に向かって、開口54aの幅W2が徐々に大きくなるように構成されている。これにより、配線60を切欠き54の開口54aの幅W2が徐々に大きくなる部分54cによって案内することができるので、パネル部材50の筐体30からの取り外し(パネル部材50の筐体30への取り付け)を容易に行うことができる。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
〈カバー部材の変形例〉
たとえば、上記実施形態では、第1収納室に凹部が設けられ、カバー部材に爪部が設けられている例について示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、第1収納室に爪部が設けられ、カバー部材に凹部が設けられていてもよい。
たとえば、上記実施形態では、第1収納室に凹部が設けられ、カバー部材に爪部が設けられている例について示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、第1収納室に爪部が設けられ、カバー部材に凹部が設けられていてもよい。
また、上記実施形態では、爪部が2個設けられている例について示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、爪部が1個、または、3個以上設けられていてもよい。
また、上記実施形態では、板ばね部材が、かしめにより固定されている例について示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、板ばね部材をねじなどにより固定してもよい。
また、上記実施形態では、カバー部材の切欠きと、第1収納室を上下に仕切るための仕切板とが当接する例について示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、カバー部材の切欠き以外の部分と仕切板とが当接するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、箱状のカバー部材が設けられる例について示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、箱状以外の形状のカバー部材が設けられていてもよい。
〈接続導体の変形例〉
上記実施形態では、接続線に端子側孔部が設けられている例について示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、接続線に接続導体の凸部に係合するフック部を設けてもよい。
上記実施形態では、接続線に端子側孔部が設けられている例について示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、接続線に接続導体の凸部に係合するフック部を設けてもよい。
また、上記実施形態では、接続導体の凸部がねじ部材から構成されている例について示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、接続導体に、柱状の凸部を溶接してもよい。
また、上記実施形態では、正極(負極)に接続される接続線が2本設けられている例について示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、正極(負極)に接続される接続線が、1本または3本以上設けられていてもよい。
〈補強板の変形例〉
上記実施形態では、補強板の切欠き部(91)が略U字形状である例について示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、補強板の切欠き部が略U字形状以外の形状(略L字形状)であってもよい。
上記実施形態では、補強板の切欠き部(91)が略U字形状である例について示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、補強板の切欠き部が略U字形状以外の形状(略L字形状)であってもよい。
また、上記実施形態では、補強板の切欠き部(91)が1つ設けられている例について示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、補強板に切欠き部(91)が複数設けられていてもよい。
また、上記実施形態では、切り起こし部(92)が切欠き部(91)の底部に設けられている例について示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、切り起こし部(92)が切欠き部(91)の底部以外の部分に設けられていてもよい。
〈パネル部材の凸部の変形例〉
上記実施形態では、パネル部材に、電源ユニットおよびバッテリユニットに当接する凸部が設けられている例について示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、電源ユニットおよびバッテリユニットに凸部以外の当接部を設けて、電源ユニットおよびバッテリユニットに当接部が当接するようにしてもよい。
上記実施形態では、パネル部材に、電源ユニットおよびバッテリユニットに当接する凸部が設けられている例について示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、電源ユニットおよびバッテリユニットに凸部以外の当接部を設けて、電源ユニットおよびバッテリユニットに当接部が当接するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、電源ユニットの取っ手、および、バッテリユニットのねじに凸部が当接する例について示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、電源ユニットの取っ手以外の部分、および、バッテリユニットのねじ以外の部分に、凸部が当接してもよい。
また、上記実施形態では、凸部がパネル部材に一体的に設けられる例について示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、凸部がパネル部材と別個に設けられていてもよい。
〈パネル部材の切欠きの変形例〉
上記実施形態では、切欠きの中央部の幅よりも、パネル部材の外縁部に設けられる切欠きの開口の幅の方が小さくなる例について示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、パネル部材の強度が確保できるならば、切欠きの中央部の幅と、切欠きの開口の幅とが略同じであってもよい。
上記実施形態では、切欠きの中央部の幅よりも、パネル部材の外縁部に設けられる切欠きの開口の幅の方が小さくなる例について示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、パネル部材の強度が確保できるならば、切欠きの中央部の幅と、切欠きの開口の幅とが略同じであってもよい。
また、上記実施形態では、リブ部が、切欠きの外縁部の略全周に渡って設けられる例について示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、リブ部が、切欠きの外縁部の一部に設けられていてもよい。
また、上記実施形態では、切欠きは、パネル部材の下方に向かって開口するように構成されている例について示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、切欠きは、パネル部材の上方に向かって開口していてもよい。
〈その他の変形例〉
上記実施形態では、直流電源がサーバに接続されている(サーバに直流電力を供給する)例について示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、直流電源がサーバ以外の機器に直流電力を供給するようにしてもよい。
上記実施形態では、直流電源がサーバに接続されている(サーバに直流電力を供給する)例について示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、直流電源がサーバ以外の機器に直流電力を供給するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、電源ユニットを収納する第1収納室が4個設けられているとともに、バッテリユニットを収納する第2収納室が2個設けられている例について示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、第1収納室が4個以外の数、第2収納室が2個以外の数設けられていてもよい。
10、10a〜10d 電源ユニット
20、20a、20b バッテリユニット
30 筐体
31、31a〜31d 第1収納室
32、32a、32b 第2収納室
31e 内側面
31f 凹部(第1係合部)
33 仕切板
40 カバー部
41 板ばね部材
41a 爪部(第2係合部)
41b 固定部
41c 係合解除部
44 押圧部
45 当接部
47 孔部
100 直流電源
20、20a、20b バッテリユニット
30 筐体
31、31a〜31d 第1収納室
32、32a、32b 第2収納室
31e 内側面
31f 凹部(第1係合部)
33 仕切板
40 カバー部
41 板ばね部材
41a 爪部(第2係合部)
41b 固定部
41c 係合解除部
44 押圧部
45 当接部
47 孔部
100 直流電源
Claims (6)
- 交流電力を直流電力に変換する電源ユニットと、
前記電源ユニットにより変換された直流電力を蓄電するバッテリユニットと、
前記電源ユニットが着脱可能に収納される複数の第1収納室と、前記バッテリユニットが着脱可能に収納される第2収納室とを含む筐体と、
前記複数の第1収納室のうち、前記電源ユニットが収納されない前記第1収納室の開口を覆うように配置されるカバー部材とを備え、
前記第1収納室は、前記カバー部材に係合する第1係合部を含み、
前記カバー部材は、前記第1係合部に着脱可能に係合し、前記カバー部材を前記第1収納室に固定するための第2係合部を含む、直流電源。 - 前記第1係合部は、前記第1収納室の内側面に設けられた凹部または前記凹部に着脱可能に係合する爪部の一方を含み、
前記第2係合部は、前記凹部または前記凹部に着脱可能に係合する前記爪部の他方を含む、請求項1に記載の直流電源。 - 前記第1係合部は、前記凹部を含み、
前記第2係合部は、前記爪部を含み、
前記爪部は、弾性変形可能な板ばね部材に設けられており、
前記板ばね部材は、前記爪部の一方側に設けられ、前記板ばね部材を前記カバー部材に締結固定するための固定部と、前記爪部の他方側に設けられ、前記固定部を中心として前記爪部を前記凹部から離間する方向に移動させて、前記爪部と前記凹部との係合状態を解除するための係合解除部と含む、請求項2に記載の直流電源。 - 前記カバー部材は、前記第2係合部が設けられる側とは反対側に設けられ、前記カバー部材から前記第1収納室側に突出するとともに、前記第1収納室の内側面を押圧する弾性変形可能な押圧部をさらに含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の直流電源。
- 前記複数の第1収納室を上下に仕切るための仕切板をさらに備え、
前記カバー部材は、箱状を有しているとともに、箱状の前記カバー部材の上面に設けられ、前記仕切板に当接して前記カバー部材が前記第1収納室の奥側に移動するのを規制する当接部をさらに含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の直流電源。 - 前記カバー部材は、前記カバー部材の上面と前面とに跨るように設けられ、前記カバー部材を着脱する際の取っ手となる孔部をさらに含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の直流電源。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016065832A JP2017184370A (ja) | 2016-03-29 | 2016-03-29 | 直流電源 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016065832A JP2017184370A (ja) | 2016-03-29 | 2016-03-29 | 直流電源 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017184370A true JP2017184370A (ja) | 2017-10-05 |
Family
ID=60008750
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016065832A Pending JP2017184370A (ja) | 2016-03-29 | 2016-03-29 | 直流電源 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017184370A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20200025216A (ko) * | 2018-08-29 | 2020-03-10 | 엘지이노텍 주식회사 | 컨버터 |
-
2016
- 2016-03-29 JP JP2016065832A patent/JP2017184370A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20200025216A (ko) * | 2018-08-29 | 2020-03-10 | 엘지이노텍 주식회사 | 컨버터 |
KR102631926B1 (ko) * | 2018-08-29 | 2024-02-01 | 엘지이노텍 주식회사 | 컨버터 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7639506B2 (en) | Mounting apparatus for power supply | |
JP2007325383A (ja) | インバータ装置 | |
CN103219554A (zh) | 蓄电装置 | |
JP2016152138A (ja) | 蓄電モジュール | |
JP6591269B2 (ja) | 照明装置 | |
JP2019149357A (ja) | 蓄電池装置 | |
JP2017184370A (ja) | 直流電源 | |
WO2018131463A1 (ja) | 配線器具 | |
JP2017195167A (ja) | 照明器具 | |
JP2018195428A (ja) | 蓄電池ユニット | |
JP5333745B2 (ja) | 電気機器 | |
JP5313571B2 (ja) | インバータ装置及びそのオプション部品 | |
JPH11111386A (ja) | コネクタの嵌脱構造 | |
WO2017061202A1 (ja) | 固定装置 | |
JP2018113239A (ja) | 配線器具 | |
JP4701819B2 (ja) | 空気調和機の室内ユニット | |
JP2016081642A (ja) | 照明器具 | |
JP6448248B2 (ja) | 照明装置 | |
WO2016175101A1 (ja) | 照明装置 | |
JP2021132215A (ja) | Usbコンセント | |
JP2017153215A (ja) | 配線器具用取付枠 | |
JP2019213453A (ja) | 配線器具 | |
JP2018067490A (ja) | 照明器具および照明装置 | |
CN115458859B (zh) | 电池模组和电子设备 | |
JP7422626B2 (ja) | 照明器具 |