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JP2017179918A - システム天井 - Google Patents

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宗明 大原
実記 森山
Sanenori Moriyama
実記 森山
孝博 山崎
Takahiro Yamazaki
孝博 山崎
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Yasuhiro Sugimoto
康浩 杉元
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Abstract

【課題】システム天井の吊下げ構造を利用した合理的な改良により、使い勝手に制約を与えず、且つ、オフィスのレンタブル比及び天井面の意匠性を損なうことなく、分電盤を適切な設置場所に能率良く容易に設置することができ、さらに、分電盤の設置場所の自由性と配線等の作業性を向上する。
【解決手段】躯体1に吊下げ支持された多数のバー材3で構成される天井下地5に、天井面Cを形成する多数の天井材7を取付け、天井面Cの所定部位に、分電盤Dを埋め込み状態で設置し、この分電盤Dの下側面で天井面Cの一部を構成してあるシステム天井であって、分電盤Dを、天井下地5の平行なバー材3間に亘って荷重を支持させる状態で載架してある。
【選択図】図2

Description

本発明は、躯体に吊下げ支持された多数のバー材で構成される天井下地に、天井面を形成する多数の天井材を取付け、前記天井面の所定部位に、分電盤を埋め込み状態で設置し、この分電盤の下側面で前記天井面の一部を構成してあるシステム天井に関する。
システム天井の天井面に分電盤を埋め込み状態で設置するにあたって、従来では、多数のバー材を躯体に吊下げ支持させるシステム天井の吊下げ構造とは別に、躯体の分電盤配置相当箇所に、分電盤のケーシングを吊下げ支持する複数本の専用のアンカーボルトを垂設し、この垂設されたアンカーボルトに、分電盤のケーシングに設けた複数の取付け部をナット等で締め付け固定している(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−134725号公報
上述のように、システム天井の天井面に分電盤を埋め込み状態で設置するので、例えば、オフィスビルの共用部や執務室などの電気幹線用パイプスペース(EPS)や壁面に分電盤を設置する場合に比較して、家具配置等の使い勝手に制約を与えず、且つ、オフィスのレンタブル比及び天井面の意匠性を損なうことなく分電盤を配置することができる。反面、多数のバー材を躯体に吊下げ支持させるシステム天井の吊下げ構造とは別に、躯体の分電盤配置相当箇所に複数本のアンカーボルトからなる専用の吊下げ構造を構築する必要があるため、分電盤の取付け工事が大掛かりになり、コストが高騰化する不都合がある。
しかも、執務空間のレイアウト変更に伴って分電盤の設置位置を変更する必要が生じた場合でも、分電盤の設置位置変更工事が大掛かりになる不都合がある。
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、システム天井の吊下げ構造を利用した合理的な改良により、使い勝手に制約を与えず、且つ、オフィスのレンタブル比及び天井面の意匠性を損なうことなく、分電盤を適切な設置場所に能率良く容易に設置することができ、さらに、分電盤の設置場所の自由性と配線等の作業性を向上することのできるシステム天井を提供する点にある。
本発明による第1の特徴構成は、躯体に吊下げ支持された多数のバー材で構成される天井下地に、天井面を形成する多数の天井材を取付け、前記天井面の所定部位に、分電盤を埋め込み状態で設置し、この分電盤の下側面で前記天井面の一部を構成してあるシステム天井であって、
前記分電盤を、前記天井下地の平行なバー材間に亘って荷重を支持させる状態で載架してある点にある。
上記構成によれば、分電盤をシステム天井の天井面の所定部位に埋め込み状態で設置することにより、例えば、分電盤を共用部や執務室の電気幹線用パイプスペース(EPS)や壁面に設置する場合に比較して、家具配置等の使い勝手に制約を与えず、且つ、オフィスのレンタブル比及び天井面の意匠性を損なうことなく分電盤を配置することができる。
特に、本発明では、分電盤をシステム天井のバー材間に亘って荷重を支持させる状態で載架するので、システム天井のバー材間の何れの位置にも分電盤を配置することができるとともに、システム天井の吊下げ構造として構築されているバー材間に分電盤を載架状態で支持させるだけで済む。
それ故に、システム天井の天井面の所定部位に分電盤を能率良く容易に設置することができるとともに、分電盤の設置場所の自在性も高めることができる。さらに、システム天井の天井下地に照明器具等の他の天井設置電気機器が取付けられている場合には、略同じ高さレベルに配置される他の天井設置電気機器に対する配線等の作業性も同時に向上することができる。
また、配電盤の二次側での配線長さの減少によってローコスト化を図ることが可能で、特に、小規模テナントを想定した貸ビルでは高い効果が期待できる。
本発明による第2の特徴構成は、前記天井下地は、前記バー材をグリッド状に枠組みして構成され、前記分電盤の長手方向幅は前記天井下地のグリッド幅に構成され、且つ、前記分電盤の短手方向幅は前記天井下地のグリッド幅よりも小に構成されている点にある。
上記構成によれば、分電盤の長手方向幅が天井下地のグリッド幅に構成されているので、天井下地に区画形成されている何れのグリッドに対しても、そのグリッドを構成する両バー材間に分電盤を載架することができる。しかも、分電盤の短手方向幅は天井下地のグリッド幅よりも小に構成されているので、分電盤の軽量化を図ることができる。
それ故に、天井下地の何れのグリッドに対しても分電盤を能率良く容易に取付けることができとともに、分電盤の取付け作業性と設置場所の自在性をより向上することができる。
本発明による第3の特徴構成は、前記分電盤には、前記両バー材に対して上方から係脱自在な係止部が設けられている点にある。
上記構成によれば、システム天井の天井面の所定部位に分電盤を埋め込み状態で設置するとき、分電盤に設けた係止部を、天井面の所定部位に配設されている両バー材に対して上方から乗せ掛けるだけで、分電盤をバー材間に亘って荷重を支持させる状態で載架することができる。それ故に、分電盤の取付け作業性を一層向上することができる。
本発明による第4の特徴構成は、前記分電盤のケーシングの少なくとも一つの側面部が開放されている点にある。
上記構成によれば、分電盤のケーシングの少なくとも一つの側面部を開放形成することにより、ケーシング自体の重量を軽減することができるとともに、この側面部の大きな開放口を、分電盤に配置される分岐ブレーカ等に対する配線用の作業窓として使用することができる。それ故に、分電盤の軽量化による取付け作業性の向上と配線作業の容易化を図ることができる。
本発明による第5の特徴構成は、前記分電盤外に主幹ブレーカが配置され、前記分電盤には、前記主幹ブレーカに電力供給用ケーブルで電気接続される複数の分岐ブレーカが配置されている点にある。
上記構成によれば、分電盤には複数の分岐ブレーカを配置し、各分岐ブレーカと分電盤外に配置された主幹ブレーカとを電力供給用ケーブルで電気接続する形態を取るので、例えば、分電盤内において主幹ブレーカと複数の分岐ブレーカとを電力供給用銅板で電気接続する従来形態に比較して、重量のある電力供給用銅板が存在しない分だけ分電盤の軽量化を促進することができ、分電盤の取付け作業性をさらに向上することができる。
システム天井の天井裏側からの斜視図 図1におけるII−II線断面図 図1におけるIII−III線断面図 1つのグリッドに対応する分電の配置説明図 分電盤の斜視図 分電盤の配線状態の説明図
〔第1実施形態〕
図1〜図4は、建物の一例であるオフィスビルのシステム天井を示す。このシステム天井では、躯体としての床スラブ1の複数個所から垂設された吊りボルト2に、アルミ合金製やスチール製等の細長いバー材の一例である多数のTバー3が、直吊りハンガー等の各種のジョイント4を介して水平姿勢で吊下げ支持されている。
Tバー3の形態としては従来から種々の形態のものが存在し、そのいずれの形態のものも好適に用いることができる。本実施形態で用いられるTバー3は、図2、図3に示すように、上下方向に沿う板状のウェブ3Cと、このウェブ3Cの下端部から両側方に張り出す状態で一体形成される横断面形状が略コ状の下側フランジ部3Aと、ウェブ3Cの上端部から両側方に張り出す状態で一体形成される横断面形状が中空矩形状の上側フランジ部3Bとから構成されている。
Tバー3の下側フランジ部3Aの横断方向での横幅は、上側フランジ部3Bの横断方向での横幅よりも大に構成されている。
多数のTバー3は、同一水平面上において直交する縦横方向に沿って等間隔で連結され、この連結された多数のTバー3をもってグリット状に枠組みされた天井下地5が構成されている。この天井下地5に区画形成されている多数の正方形のグリッド6は、例えば、縦方向のグリッド幅L×横方向のグリッド幅Lが600mm×600mm、又は、640mm×640mmの大きさに構成されている。
天井下地5を構成する縦横のTバー3のうち、各グリッド6を区画形成する縦方向及び横方向で相対向する二組のTバー3の下側フランジ部3Aに亘って、縦方向のグリッド幅L×横方向のグリッド幅Lに対応する寸法で正方形に形成された天井材の一例である天井板7が取付けられ、多数の天井板7の下面側の天井仕上げ面とTバー3の下側フランジ部3Aの下面とでシステム天井の天井面Cの主要部が形成されている。
各天井板7の周側面部には、Tバー3の下側フランジ部3Aの高さに相当する溝深さの環状掛止溝部7aが形成されている。そのため、各天井板7の環状掛止溝部7aを、各グリッド6を区画形成するTバー3の下側フランジ部3Aに対して上方から係合状態で乗せ掛けることにより、各天井板7をTバー3に荷重を支持させる状態で載架してある。
そして、上述のシステム天井においては、天井面Cの所定部位に分電盤Dが埋め込み状態で設置され、天井面Cの他の所定部位には、図示はしないが照明器具等の他の天井配置機器が埋め込み状態で設置され、分電盤Dの下側面と他の天井配置機器の下側面が天井面Cの一部を構成することになる。
上述のように、分電盤Dをシステム天井の天井面Cの所定部位に埋め込み状態で設置することにより、例えば、分電盤Dを共用部や執務室などの電気幹線用パイプスペース(EPS)や壁面に設置する場合に比較して、家具配置等の使い勝手に制約を与えず、且つ、オフィスのレンタブル比及び天井面Cの意匠性を損なうことなく分電盤Dを配置することができる。
分電盤Dのケーシング10は、図1〜図4に示すように、各グリッド6を区画形成する縦方向及び横方向で相対向する二組のTバー3間に入り込み配置可能な略直方体形状に構成されている。詳しくは、分電盤Dのケーシング10の長手方向幅(長辺寸法)W1は、グリッド6のグリッド幅Lに構成され、ケーシング10の短手方向幅(短辺寸法)W2は、各グリッド6のグリッド幅Lよりも小に構成されている。本実施形態においては、ケーシング10の短手方向幅W2は、グリッド幅Lの略1/3又はそれに近い寸法に構成されている。
尚、他の天井配置機器のケーシングも、分電盤Dのケーシング10と同様に、長手方向幅(長辺寸法)は、グリッド6のグリッド幅Lに構成され、且つ、短手方向幅(短辺寸法)は、グリッド幅Lの略1/3又はそれに近い寸法に構成されている。
分電盤Dのケーシング10には、下方である室内側に開口するケーシング本体11と、当該ケーシング本体11の開口を開閉可能な揺動式の化粧扉12とが主要構成として備えられている。
ケーシング本体11の長手方向で相対向する短辺側の側面部11A、11Cのうち、一方の側面部11Aの短手方向中央部には、図1、図2、図4、図5に示すように、ケーシング10の長手方向で相対向する一組のTバー3の一方に対して上方から係脱自在な広幅の第1係止部13が設けられている。ケーシング本体11の他方の短辺側の側面部11Cにおける短手方向両側部には、図2、図4、図5に示すように、ケーシング10の長手方向で相対向する一組のTバー3の他方に対して上方から係脱自在な狭幅の第2係止部14が設けられている。
ケーシング本体11の第1係止部13及び第2係止部14を両Tバー3に対して上方から係合させた状態では、ケーシング10が両Tバー3に荷重を支持させる状態で安定良く三点支持される。
また、両第2係止部14の隣接間は、第1係止部13の長さよりも大なる間隔に構成されている。そのため、2台の分電盤Dを一列状態で配置する必要が生じた場合でも、一方の分電盤Dの両第2係止部14が係合されているTバー3に対して、他方の分電盤Dの第1係止部13を、一方の分電盤Dの両第2係止部14の隣接間に入り込み配置した状態で係合させることができる。
上述のように、システム天井の天井下地5に区画形成されている多数のグリッド6の何れにおいても、そのグリッド6を形成する両Tバー3に対して、分電盤Dのケーシング本体11に設けられた第1係止部13及び第2係止部14を上方から係合状態で乗せ掛けることにより、分電盤Dを両Tバー3に荷重を支持させる状態で安定良く載架支持することができる。それ故に、システム天井の天井下地5における取付け対象のグリッド6に分電盤Dを能率良く容易に設置することができるとともに、分電盤Dの設置場所の自在性も高めることができる。
第1係止部13及び第2係止部14の各々は、図1、図2、図5に示すように、ケーシング本体11の短辺側の側面部11A,11Cに固着される取付け板部13a,14aと、当該取付け板部13a,14aの下端から水平方向の外方側に折り曲げ形成され、且つ、Tバー3の上側フランジ部3Bに対して上方から乗せ掛け状態で係合する係合板部13b,14bと、当該係合板部13b,14bの先端から下方に折り曲げ形成される外止め板部13c,14cとから構成されている。
第1係止部13の係合板部13b及び第2係止部14の係合板部14bは、図1、図2に示すように、Tバー3の上側フランジ部3Bに乗せ掛けられた載置状態にあるため、第1係止部13及び第2係止部14はTバー3の上側フランジ部3Bの長手方向に沿ってスライド移動自在に構成されている。これにより、天井下地5の両Tバー3に載架された分電盤Dの取付け位置を両Tバー3に沿って自由に変更することができる。
また、図2に示すように、第1係止部13の外止め板部13c及び第2係止部14の外止め板部14cには、Tバー3のウェブ3Cに当接する固定用のネジ部材15が螺合されている。
図3、図5に示すように、ケーシング本体11の長辺側の両側面部11B,11Dのうち、一方の長辺側の側面部11Bの下端11bは、閉止姿勢にある化粧扉12の下側面(室内側外面)12aに対してTバー3の下側フランジ部3Aの高さに相当する寸法分だけ短く構成されている。
そのため、図3に示すように、ケーシング本体11の第1係止部13及び第2係止部14を両Tバー3の上側フランジ部3Bに載架し、且つ、一方の長辺側の側面部11BをTバー3の上側フランジ部3Bの一側面に当接又は近接させた状態では、一方の長辺側の側面部11Bの下端11bが、Tバー3の下側フランジ部3Aに対して上方から係合し、分電盤DをTバー3に支持させる支持構造の一部を構成している。
また、図2、図5に示すように、ケーシング本体11の短辺側の両側面部11A,11Cの下端11a,11cも、上述の一方の長辺側の側面部11Bと同様に、閉止姿勢にある化粧扉12の下側面12aに対してTバー3の下側フランジ部3Aの高さに相当する寸法分だけ短く構成されている。
そのため、図2に示すように、ケーシング本体11の第1係止部13及び第2係止部14を両Tバー3の上側フランジ部3Bに載架し、且つ、短辺側の両側面部11A,11CをTバー3の上側フランジ部3Bの一側面に当接又は近接させた状態では、短辺側の両側面部11A,11Cの下端11a,11cが、Tバー3の下側フランジ部3Aに対して上方から係合し、分電盤DをTバー3に支持させる支持構造の一部を構成している。
図3〜図5に示すように、他方の長辺側の側面部11Dの下端部には、グリッド6の分電盤設置領域を除く残余領域に配置される短寸法の天井板7の環状掛止溝部7aを載架状態で支持する天井板支持部16が形成されている。この天井板支持部16の下側面16aは、閉止姿勢にある化粧扉12の下側面12aと同じ高さ位置に構成されている。
図2、図3、図5に示すように、ケーシング本体11の天井面部11Eの内面には、複数(本実施形態では8個)の分岐ブレーカ21と、複数(本実施形態では6個)の弱電用端子22と、銅製のアースバー23が配設されている。
そして、図6に示すように、分岐ブレーカ21の一次側は、分電盤Dのケーシング10外である共用部に配置された主幹ユニット24の主幹ブレーカ25と単相3線式の電力供給用ケーブル26で電気接続され、分岐ブレーカ21の二次側は、照明器具やコンセント、照明制御機器等の電力供給先と電力供給用ケーブル27で電気接続されている。
弱電用端子22の一次側は、共用部に配置された主幹ユニット24と幹線ケーブル29で電気接続され、弱電用端子22の二次側は、電話機等の中継先と中継用ケーブル30で電気接続されている。
アースバー23には、コンセント等のアース接続機器とアース線31で電気接続されている。
また、ケーシング本体11内には、図3、図5に示すように、分岐ブレーカ21の二次側の電力供給用ケーブル27及び弱電用端子22の二次側の中継用ケーブル30に対する配線挿入孔32aを備えた配線ガイド板32が、他方の長辺側の側面部11Dに沿って配設されている。
さらに、図1〜図3、図5に示すように、ケーシング本体11の長辺側の両側面部11B,11Dの各々には、当該側面部11B,11Dを開放する長手方向で二つの大きな矩形状の配線作業用の開放口35が形成されている。
本実施形態では、ケーシング本体11の二つの長辺側の側面部11B,11Dを開放形成するので、分電盤D自体の重量を軽減することができるとともに、この長辺側の両側面部11B,11Dの大きな開放口35を、分電盤Dに配置される分岐ブレーカ21等に対する配線作業窓として使用することができる。それ故に、分電盤Dの軽量化による取付け作業性の向上と配線作業の容易化を図ることができる。
分電盤Dの化粧扉12は、ケーシング本体11の下向き開口部に水平軸芯周りで揺動開閉自在に枢着され、化粧扉12の長手方向中央の先端側部位には、室内側から施錠及び解錠操作可能な錠36が設けられている。
〔その他の実施形態〕
(1)上述の第1実施形態では、システム天井の天井下地5を、同一水平面上において直交する縦横方向に沿って多数のTバー3をグリット状に枠組みして構成したが、この構成に限定されない。例えば、縦方向又は横方向に沿う多数のTバー3の上面に、横方向又は縦方向に沿う多数のTバー3を載架してシステム天井の天井下地5を構成してもよい。
さらに、縦方向又は横方向に沿う多数のTバー3をもってシステム天井の天井下地5を構成してもよい。
(2)上述の第1実施形態では、ケーシング本体11の短辺側の両側面部11A、11Cに、両Tバー3に対して上方から係脱自在な第1係止部13及び第2係止部14を設けたが、この構成に限定されない。例えば、両Tバー3に対して上方から係脱自在に載架される支持フレームに、分電盤Dのケーシング10を取付けてもよい。
さらに、分電盤Dのケーシング10を両Tバー3に直接にボルトやビス等で固定連結してもよい。
(3)上述の第1実施形態では、分電盤Dのケーシング10内に分岐ブレーカ21等を配置したが、この構成に限定されない。例えば、分電基板に分岐ブレーカ21等を配設してもよい。
(4)上述の第1実施形態では、ケーシング本体11の長辺側の両側面部11B,11Dの各々を開放形成したが、この構成に限定されない。例えば、ケーシング本体11の長辺側の両側面部11B,11D及び短辺側の両側面部11A、11Cの各々を開放形成してもよい。
要するに、ケーシング本体11の側面部11A〜11Dのうち、少なくとも一つの側面部を開放形成すればよい。
1 躯体(床スラブ)
3 バー材(Tバー)
5 天井下地
7 天井材(天井板)
10 ケーシング
11B 側面部(長辺側の側面部)
11D 側面部(長辺側の側面部)
13 係止部(第1係止部)
14 係止部(第2係止部)
21 分岐ブレーカ
25 主幹ブレーカ
26 電力供給用ケーブル
C 天井面
D 分電盤
L グリッド幅
W1 長手方向幅
W2 短手方向幅

Claims (5)

  1. 躯体に吊下げ支持された多数のバー材で構成される天井下地に、天井面を形成する多数の天井材を取付け、前記天井面の所定部位に、分電盤を埋め込み状態で設置し、この分電盤の下側面で前記天井面の一部を構成してあるシステム天井であって、
    前記分電盤を、前記天井下地の平行なバー材間に亘って荷重を支持させる状態で載架してあるシステム天井。
  2. 前記天井下地は、前記バー材をグリッド状に枠組みして構成され、前記分電盤の長手方向幅は前記天井下地のグリッド幅に構成され、且つ、前記分電盤の短手方向幅は前記天井下地のグリッド幅よりも小に構成されている請求項1記載のシステム天井。
  3. 前記分電盤には、前記両バー材に対して上方から係脱自在な係止部が設けられている請求項1又は2記載のシステム天井。
  4. 前記分電盤のケーシングの少なくとも一つの側面部が開放されている請求項1〜3のいずれか1項に記載のシステム天井。
  5. 前記分電盤外に主幹ブレーカが配置され、前記分電盤には、前記主幹ブレーカに電力供給用ケーブルで電気接続される複数の分岐ブレーカが配置されている請求項1〜4のいずれか1項に記載のシステム天井。
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