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JP2017172025A - 熱交換器用アルミニウム合金クラッド材 - Google Patents

熱交換器用アルミニウム合金クラッド材 Download PDF

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JP2017172025A JP2016062244A JP2016062244A JP2017172025A JP 2017172025 A JP2017172025 A JP 2017172025A JP 2016062244 A JP2016062244 A JP 2016062244A JP 2016062244 A JP2016062244 A JP 2016062244A JP 2017172025 A JP2017172025 A JP 2017172025A
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鶴野 招弘
Akihiro Tsuruno
招弘 鶴野
申平 木村
Shinhei Kimura
申平 木村
松本 克史
Katsushi Matsumoto
克史 松本
有賀 康博
Yasuhiro Ariga
康博 有賀
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Abstract

【課題】ろう付時における側材の溶融の発生を抑制しつつ、耐エロージョン性、及び、ろう付後強度を向上させることが可能な熱交換器用アルミニウム合金クラッド材を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明に係る熱交換器用アルミニウム合金クラッド材1は、アルミニウム合金からなる心材2と、前記心材2の少なくとも一方の面に設けられる側材3と、を備え、前記側材3は、Mg:0.05〜2.50質量%、Si:0.05〜1.50質量%、Li:0.005〜1.00質量%、残部がAl及び不可避的不純物からなることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、熱交換器用アルミニウム合金クラッド材に関する。
自動車の車体軽量化のため、ラジエータのチューブといった熱交換器用部材にも、従来から使用されている銅合金材に代わって、アルミニウム合金材が適用される機会が増加しつつある。そして、これら熱交換器用部材に適用されるアルミニウム合金材としては、多層のアルミニウム合金クラッド材が用いられている。
このようなクラッド材に用いるアルミニウム合金材の心材には、耐食性と強度の観点から、JIS H 4000:2014に規定されている、Al−0.15質量%Cu−1.1質量%Mnといった組成からなる合金番号3003などのAl−Mn系(3000系)合金板が用いられている。
また、冷媒に常時触れている側材には、防食と心材へのMg拡散による高強度化を狙って、Al−1質量%Znといった組成からなる合金番号7072などのAl−Zn系、又は、Al−Zn−Mg系(7000系)合金板が用いられている。
更に、ろう付に供するろう材には、低融点であるAl−10質量%Siといった組成からなる合金番号4045などのAl−Si系(4000系)合金板が用いられている。
従来から、アルミニウム合金クラッド材の強度向上、あるいは周知のエロージョンやコロージョンなどの耐食性の改善について、心材の合金組成、平均結晶粒径、析出物(金属間化合物)などの組織を制御するという観点に基づいた技術が、種々提案されている。
例えば、特許文献1には、Mn:0.05〜2.0%(wt%、以下同様)を含有するAl合金で形成された芯材の両面あるいは片面にSi:6.0〜13.5%あるいはGe:0.4〜5.5%を含有するAl合金で形成されたろう材が積層されたAl合金ブレージングシートであって、前記芯材はMnのほかさらにCa:0.1〜5.0%、Li:0.1〜10.0%、Sr:0.05〜0.8%、Sc:0.05〜0.8%、Y:0.05〜1.0%、Ti:0.17〜1.0%、Zr:0.3〜1.0%、V:0.2〜1.0%、Nb:0.05〜1.0%、Co:0.1〜0.5%、Ni:0.05〜0.5%、Ba:0.05〜0.8%、Be:0.05〜0.8%、Ta:0.05〜1.0%の内から1種を含有するAl合金で形成された耐エロージョン特性に優れたAl合金ブレージングシートが開示されている。
特開2000−303132号公報
近年の自動車の車体軽量化に伴って、クラッド材の薄肉化(例えば、板厚が0.2mm未満)が進んでいるが、クラッド材の薄肉化によるろう付後強度の低下を抑制するのは、特許文献1のような従来技術では限界があり、この点、検討の余地が存在する。
また、ろう付後強度の低下を抑制するためには、特許文献1に係る技術のように心材の組成に着目した技術ではなく、特許文献1に係る技術とは異なる観点、例えば、側材の組成に着目したような技術の創出が望まれている。
加えて、アルミニウム合金クラッド材を熱交換器に適用することを考慮すると、ろう付時における側材の溶融の発生を抑制する必要があるとともに、耐エロージョン性も要求される。
そこで、本発明は、ろう付時における側材の溶融の発生を抑制しつつ、耐エロージョン性、及び、ろう付後強度を向上させることが可能な熱交換器用アルミニウム合金クラッド材を提供することを課題とする。
本発明に係る熱交換器用アルミニウム合金クラッド材は、アルミニウム合金からなる心材と、前記心材の少なくとも一方の面に設けられる側材と、を備え、前記側材は、Mg:0.05〜2.50質量%、Si:0.05〜1.50質量%、Li:0.005〜1.00質量%、残部がAl及び不可避的不純物からなる。
このように、本発明に係る熱交換器用アルミニウム合金クラッド材は、側材のMg、Si、Liの含有量が特定されていることにより、ろう付時における側材の溶融の発生を抑制できるとともに、耐エロージョン性、及び、ろう付後強度を向上させることができる。
また、本発明に係る熱交換器用アルミニウム合金クラッド材は、前記側材が、Mn:0.05〜2.00質量%をさらに含有していてもよい。
また、本発明に係る熱交換器用アルミニウム合金クラッド材は、前記側材が、Zn:0.50〜12.00質量%をさらに含有していてもよい。
また、本発明に係る熱交換器用アルミニウム合金クラッド材は、前記側材が、Cr:0.01〜0.30%、Zr:0.01〜0.30%、Ti:0.05〜0.30%のうちの1種以上をさらに含有していてもよい。
また、本発明に係る熱交換器用アルミニウム合金クラッド材は、前記心材の厚さと前記側材の厚さとの合計に対する前記側材の厚さの比率が、15%以上であることが好ましい。
このように、本発明に係る熱交換器用アルミニウム合金クラッド材は、側材がMn、Zn、Cr、Zr、Tiを所定量含有していても、ろう付時における側材の溶融の発生を抑制できるとともに、耐エロージョン性、及び、ろう付後強度を向上させることができる。
本発明に係る熱交換器用アルミニウム合金クラッド材は、側材の各組成の含有量が特定されていることから、ろう付時における側材の溶融の発生を抑制しつつ、耐エロージョン性、及び、ろう付後強度を向上させることができる。
したがって、本発明に係る熱交換器用アルミニウム合金クラッド材によると、薄肉化に伴うろう付後強度の低下を抑制することができる。
本発明の実施形態に係る熱交換器用アルミニウム合金クラッド材の断面図である。 本発明の実施形態に係る熱交換器用アルミニウム合金クラッド材を適用した熱交換器の断面図である。
以下、適宜図面を参照して、本発明に係る熱交換器用アルミニウム合金クラッド材(以下、適宜「クラッド材」という)を実施するための形態について説明する。
[熱交換器用アルミニウム合金クラッド材]
図1に示すように、本実施形態に係るクラッド材1は、心材2と、心材2の一方の面に設けられる側材3と、を備える。
なお、図1では、クラッド材1は、心材2の他方の面にろう材4を設けているが、このろう材4は必須ではない。また、クラッド材1は、ろう材4を設けず、側材3を心材2の片面だけでなく両面にクラッドさせてもよい。
クラッド材1の厚さは特に限定されず、適用する部材に応じて適宜設定すればよい。例えば、クラッド材1を偏平管状のチューブ(積層部材)に適用する場合、軽量化のために、クラッド材1の板厚は0.3mm未満が好ましく、0.15〜0.25mmがより好ましい。また、クラッド材1をコアプレートなどに適用する場合、クラッド材1の板厚は、チューブに適用する場合よりも厚く、厚い場合には1.5mmまでの板厚となる。
以下、本実施形態に係るクラッド材の側材の組成について数値限定した理由を詳細に説明する。
[側材]
本実施形態に係るクラッド材の側材(犠牲防食材、犠牲材、犠材、内張材、皮材ともいう)は、Mg:0.05〜2.50質量%、Si:0.05〜1.50質量%、Li:0.005〜1.00質量%、残部がAl及び不可避的不純物からなる。また、本実施形態に係るクラッド材の側材は、Mn:0.05〜2.00質量%をさらに含有していてもよく、Zn:0.50〜12.00質量%をさらに含有していてもよく、Cr:0.01〜0.30質量%、Zr:0.01〜0.30質量%、Ti:0.05〜0.30質量%のうちの1種以上をさらに含有していてもよい。
そして、本実施形態に係るクラッド材の側材は、クラッド材を薄肉化した場合であっても、ろう付後の高強度化を可能とし、成形性、ろう付性あるいは溶接性、強度、耐食性などの必要な特性も兼備する組成としている。
(側材のMg:0.05〜2.50質量%)
Mgは、側材のろう付後の強度を高める効果がある。Mgの含有量が0.05質量%未満ではその効果が小さい。しかし、Mgの含有量が2.50質量%を超えると、ろう材へのMgの拡散の影響が強くなるために、フッ化物系フラックスを用いるノコロックろう付法などにおいて、ろう付時に表面に塗布されるフッ化物系フラックスと材料中のMgとが反応し、ろう付性が著しく低下する。加えて、側材の融点を低下させ、ろう付時のエロージョンの発生をもたらし、さらに側材の溶融が生じてしまう。
したがって、側材のMgの含有量は、0.05〜2.50質量%である。
(側材のSi:0.05〜1.50質量%)
Siは、マトリックスに固溶して、側材に必要なろう付後の強度を向上させる。また、固溶したSiは前記Mgと共にMgSiの微細な析出相を形成し、ろう付後の強度を向上させる。この効果を発揮させるため、Siの含有量は0.05質量%以上とする必要があり、0.20質量%以上が好ましい。一方、Siは側材の融点を低下させるため、Siの含有量は1.50質量%以下とする必要があり、1.20質量%以下が好ましい。
したがって、側材のSiの含有量は、0.05〜1.50質量%であり、好ましくは0.20質量%以上であり、また、好ましくは1.20質量%以下である。
(側材のLi:0.005〜1.00質量%)
Liは、側材に含有させることで、δ‘(AlLi)の微細な析出物の形成や、過飽和固溶量の増大によるMgSiの微細な析出相の形成を促進し、ろう付後の強度を向上させる重要な元素である。この効果を発揮させるため、Liの含有量は0.005質量%以上とする必要があり、0.010質量%以上が好ましい。一方、通常の溶解法では鋳塊へのLiの添加は困難であるため、Liの含有量は、1.00質量%以下であり、0.50質量%以下が好ましい。
したがって、側材のLiの含有量は、0.005〜1.00質量%であり、好ましくは0.010質量%以上であり、また、好ましくは0.50質量%以下である。
(側材のMn:0.05〜2.00質量%)
Mnは、側材の強化元素である。そして、Mnは、固溶強化と共に微細分散粒子を側材中に分布させ、側材の耐食性を低下させることなく、分散強化によって強度を向上させる。この効果を発揮させるため、Mnの含有量は0.05質量%以上とする必要がある。一方、Mnの含有量が2.00質量%を超えると、塑性変形時のクラック発生の起点となる、粗大なAl−Fe−(Mn)−(Si)系晶出物の数密度が増大するため、側材を積層した積層板の成形性が低下し、部品形状への加工時に積層板が割れてしまうおそれがある。
したがって、側材にMnを含有させる場合、Mnの含有量は0.05〜2.00質量%である。
(側材のZn:0.50〜12.00質量%)
Znは、含有させることにより電位を卑化させる作用があり、Znを含有する側材を犠牲防食材として機能させることができる。これにより、例えば、側材が冷却水の存在するチューブ内面側に配置される場合、チューブ内面側の腐食性に対する防食、耐食性を確保することができる。この効果を発揮させるため、Znの含有量は0.50質量%以上とする必要があり、1.00質量%以上が好ましい。一方、Znの含有量が多すぎると、自己腐食性が増大し防食寿命が低下するという問題がある。また、Znは融点を低下させるため、Znの含有量は12.00質量%以下とする必要があり、10.00質量%以下が好ましい。
したがって、側材にZnを含有させる場合、Znの含有量は0.50〜12.00質量%であり、好ましくは1.00質量%以上であり、また、好ましくは10.00質量%以下である。
(側材のCr:0.01〜0.30質量%、Zr:0.01〜0.30質量%、Ti:0.05〜0.30質量%)
Cr、Zr、Tiは、析出物(金属間化合物)を側材組織中に分布させ、側材の強度や耐食性を向上させる元素である。したがって、必要により、選択的に、これらのうちの1種以上を含有させる。Cr、Zr、Tiが各規定下限量未満では、微細分散粒子を充分分布させることができずに、分散強化による強度向上効果が得られない。一方、Cr、Zr、Tiが各規定上限量を超えると、粗大な化合物を形成させ、積層板の成形性が低下し、部品形状への加工時に積層板が割れてしまうおそれがある。
したがって、側材にCr、Zr、Tiを含有させる場合、Cr:0.01〜0.30%、Zr:0.01〜0.30%、Ti:0.05〜0.30%の各範囲とする。
(側材の残部:Al及び不可避的不純物)
側材の残部は、Al及び不可避的不純物である。そして、側材の不可避的不純物として、Fe、Ni等が挙げられるが、これらの含有量が多すぎると、粗大な化合物を形成させ、積層板の成形性が低下し、部品形状への加工時に積層板が割れてしまうおそれがある。このため、これらの不可避的不純物は、できるだけ少ない方が好ましく、総量で0.5質量%以下(0質量%を含む)に規制することが好ましい。詳細には、Fe:0.4質量%以下、Ni:0.3質量%以下の範囲で含有されていてもよい。
そして、Fe、Niについては、前記した所定の含有量を超えなければ、不可避的不純物として含有される場合だけではなく、積極的に添加される場合であっても、本発明の効果を妨げない。
また、前記した必須成分ではないMn、Zn、Cr、Zr、Tiについては、積極的に添加してもよいが、不可避的不純物として含まれていてもよい。
[心材]
本発明は、側材に着目した発明であって、側材の組成を特定することによって各効果を発揮させる発明であることから、心材については特に限定されないものの、例えば、以下の組成の心材を適用することができる。
本実施形態に係るクラッド材の心材は、JIS 3000系のAl−Mn系合金やJIS 2000系のAl−Cu系合金を用いることができる。
なお、本明細書でのJISの合金番号は、JIS H 4000:2014の記載に基づいている。
本実施形態に係るクラッド材の心材は、詳細には、Mn:0.30〜2.00質量%、Cu:0.05〜3.00質量%のうちの1種以上を含有し、残部がAl及び不可避的不純物からなるものを用いることができる。また、本実施形態に係るクラッド材の心材は、Mg:0.05〜0.50質量%、Si:0.05〜1.50質量%のうちの1種以上をさらに含有していてもよく、Cr:0.01〜0.30質量%、Zr:0.01〜0.30質量%、Ti:0.05〜0.30質量%のうちの1種以上をさらに含有していてもよく、Li:0.005〜1.00質量%をさらに含有していてもよい。
(心材のMn:0.30〜2.00質量%)
Mnは心材の強化元素である。そして、Mnは、固溶強化と共に微細分散粒子を心材中に分布させ、心材の耐食性を低下させることなく、分散強化によって強度を向上させる。この効果を発揮させるため、Mnの含有量は0.30質量%以上とする必要がある。一方、Mnの含有量が2.00質量%を超えると、塑性変形時のクラック発生の起点となる、粗大なAl−Fe−(Mn)−(Si)系晶出物の数密度が増大するため、心材を積層した積層板の成形性が低下し、部品形状への加工時に積層板が割れてしまうおそれがある。
したがって、心材にMnを含有させる場合、Mnの含有量は0.30〜2.00質量%である。
(心材のCu:0.05〜3.00質量%)
Cuは、固溶状態にて心材中に存在し、心材の強度を向上させる元素であり、また、ろう材側の耐食性も向上させる。このため、前記積層板やろう付相当熱処理後の積層板としての必要な強度を確保するためには、Cuを0.05質量%以上含有させる。一方、Cuの含有量が3.00質量%を超えると、ろう付加熱後の冷却時に粗大なCu系化合物が結晶粒界に析出して粒界腐食が起こりやすくなり、前記積層板やろう付相当熱処理後の積層板としての耐食性が低下する。また、心材の融点を低下させるため、ろう付時に心材の溶融が生じてしまう。
したがって、心材にCuを含有させる場合、Cuの含有量は0.05〜3.00質量%である。
(心材のMg:0.05〜0.50質量%)
Mgは心材のろう付後の強度を高める効果がある。Mgの含有量が0.05質量%未満ではその効果が小さい。一方、Mgの含有量が0.50質量%を超えると、ろう材へのMgの拡散の影響が強くなるために、フッ化物系フラックスを用いるノコロックろう付法などにおいて、ろう付時に表面に塗布されるフッ化物系フラックスと材料中のMgが反応し、ろう付性が著しく低下する。
したがって、心材にMgを含有させる場合、Mgの含有量は0.05〜0.50質量%である。
(心材のSi:0.05〜1.50質量%)
Siはマトリックスに固溶して、心材(熱交換器)に必要なろう付後の強度を向上させる。また、固溶したSiは前記Mgと共にMgSiの微細な析出相を形成し、ろう付後の強度を向上させる。この効果を発揮させるため、Siの含有量は0.05質量%以上とする必要があり、0.20質量%以上が好ましい。一方、Siは心材の融点を低下させるため、Siの含有量は1.50質量%以下とする必要があり、1.20質量%以下が好ましい。
したがって、心材にSiを含有させる場合、Siの含有量は0.05〜1.50質量%であり、好ましくは0.20質量%以上であり、また、好ましくは1.20質量%以下である。
(心材のCr:0.01〜0.30質量%、Zr:0.01〜0.30質量%、Ti:0.05〜0.30質量%)
Cr、Zr、Tiは、析出物(金属間化合物)を側材組織中に分布させ、心材の強度や耐食性を向上させる元素である。したがって、必要により、選択的に、これらのうちの1種以上を含有させる。Cr、Zr、Tiが各規定下限量未満では、微細分散粒子を充分分布させることができずに、分散強化による強度向上効果が得られない。一方、Cr、Zr、Tiが各規定上限量を超えると、粗大な化合物を形成させ、積層板の成形性が低下し、部品形状への加工時に積層板が割れてしまうおそれがある。
したがって、心材にCr、Zr、Tiを含有させる場合、Cr:0.01〜0.30質量%、Zr:0.01〜0.30質量%、Ti:0.05〜0.30質量%の各範囲とする。
(心材のLi:0.005〜1.00質量%)
Liは、心材に含有させることで、δ‘(AlLi)の微細な析出物の形成や、過飽和固溶量の増大によるMgSiの微細な析出相の形成を促進し、ろう付後の強度を向上させる、重要な元素である。この効果を発揮させるため、Liの含有量は0.005質量%以上とする必要があり、0.010質量%以上が好ましい。一方、通常の溶解法では鋳塊へのLiの添加は困難であるため、Liの含有量は、1.00質量%以下であり、0.50質量%以下が好ましい。
したがって、心材のLiの含有量は、0.005〜1.00質量%であり、好ましくは0.010質量%以上であり、また、好ましくは0.50質量%以下である。
(心材の残部:Al及び不可避的不純物)
心材の残部は、Al及び不可避的不純物である。そして、心材の不可避的不純物として、JIS 2000系又はJIS 3000系合金の各元素の上限程度まで許容される。具体的には、心材の不可避的不純物としてFe、Zn等が挙げられるが、これらの含有量が多すぎると、粗大な化合物を形成させ、積層板の成形性が低下し、部品形状への加工時に積層板が割れてしまうおそれがある。このため、これらの不可避的不純物は、できるだけ少ない方が好ましく、総量で0.5質量%以下(0質量%を含む)に規制することが好ましい。詳細には、Fe:0.4質量%以下、Zn:0.3質量%以下の範囲で含有されていてもよい。
そして、Fe、Znについては、前記した所定の含有量を超えなければ、不可避的不純物として含有される場合だけではなく、積極的に添加される場合であっても、本発明の効果を妨げない。
また、前記した必須成分ではないMn、Cu、Mg、Si、Cr、Zr、Ti、Liについては、積極的に添加してもよいが、不可避的不純物として含まれていてもよい。
[心材の厚さと側材の厚さの合計に対する側材の厚さの比率が15%以上]
心材の厚さと側材の厚さの合計に対する側材の厚さの比率(=側材の厚さ/(心材の厚さ+側材の厚さ)×100)は、クラッド材のろう付後強度を向上させる観点から、特にろう付後の強度が側材≧心材の場合に、15%以上であることが好ましい。この比率が15%未満であると、ろう付後強度の向上効果が小さく実質的な強度増化量も小さくなる。
したがって、この比率は、15%以上であるのが好ましい。
なお、心材の厚さと側材の厚さの合計に対する側材の厚さの比率の上限については特に限定されないものの、例えば40%以下である。
[ろう材]
本発明は、側材に着目した発明であって、側材の組成を特定することによって各効果を発揮させる発明であるとともに、ろう材は必須の構成ではないことから、ろう材については特に限定されないものの、例えば、以下の組成のろう材を適用することができる。
本実施形態に係るクラッド材のろう材は、従来から汎用されている合金番号4043、4045、4047などのAl−Si系合金(4000系)など公知のアルミニウム合金を用いることができる。
[熱交換器用アルミニウム合金クラッド材の用途]
図1に示す本実施形態に係るクラッド材1を、図2に示すような流体通路の役割を果たす偏平管状のチューブ11とする場合には、クラッド材1を成形ロールなどにより幅方向に曲折して、管内面側に側材3が配置されるように偏平管状に形成した後、幅方向端部を電縫溶接等により接合させればよい。
このチューブ11は、コルゲート加工を施した放熱フィン12や、ヘッダ13などの他の部材と、ろう付によって一体となるように組み立てることにより、ラジエータなどの熱交換器10となる。なお、チューブ11と放熱フィン12とが一体化された部分を熱交換器10のコアともいう。
熱交換器10を組み立てる際、ろう材4の固相線温度以上である、585〜620℃、好ましくは590〜600℃の高温に加熱してろう付される。このろう付工法としては、フラックスろう付法、非腐食性のフラックスを用いたノコロックろう付法などが汎用される。
なお、熱交換器10において、チューブ11の両端はヘッダ13とタンク(図示せず)とで構成される空間に対してそれぞれ開口している。そして、一方のタンク側の空間からチューブ11内を通して、高温の冷媒を他方のタンク側の空間に送り、チューブ11及びフィン12の部分で熱交換し、低温になった冷媒を再び循環させる。
[熱交換器用アルミニウム合金クラッド材の製造方法]
本実施形態に係るクラッド材の製造方法は特に限定されず、公知のクラッド材の製造方法により製造される。以下にその一例を説明する。
まず、心材、側材、ろう材のそれぞれの成分組成のアルミニウム合金を、溶解、鋳造し、さらに必要に応じて面削(鋳塊の表面平滑化処理)、均質化処理して、それぞれの鋳塊を得る。
次に、それぞれの鋳塊を熱間圧延により、所定のクラッド率になるようにそれぞれ所定厚さの板材とする。次に、心材用の板材を、側材用の板材とろう材用の板材で挟んで重ね合わせ、この重ね合わせ材に熱処理(再加熱)を行った後、熱間圧延により圧着して一体の板材とし、さらに所定の最終板厚となるまで冷間圧延を行い、クラッド材とする(クラッド圧延)。前記冷間圧延において、必要に応じて中間焼鈍(連続焼鈍)を施した後、冷間圧延を施して、H14調質材(1/2硬質)などとしてもよい。
本実施形態に係る熱交換器用アルミニウム合金クラッド材の製造方法は、以上説明したとおりであるが、前記各工程において、明示していない条件については、従来公知の条件を用いればよく、前記各工程での処理によって得られる効果を奏する限りにおいて、その条件を適宜変更できることは言うまでもない。
次に、本発明に係る熱交換器用アルミニウム合金クラッド材について、本発明の要件を満たす実施例と本発明の要件を満たさない比較例とを比較して具体的に説明する。
[試験材作製]
表1に示す組成のアルミニウム合金を溶解、鋳造し、この鋳塊を常法にて面削、均熱処理した後、熱間圧延し所定の厚さに仕上げ、クラッド用側材とした。また、表2に示す組成のアルミニウム合金を溶解、鋳造し、この鋳塊を常法にて面削、均熱処理して、クラッド用心材とした。
なお、クラッド用ろう材は、Al−10質量%Si組成からなる合金番号4045のアルミニウム合金を溶解、鋳造し、この鋳塊を常法にて面削、均熱処理した後、熱間圧延し所定の厚さに仕上げた。
その後、心材の一方の面に側材を設置し、心材の他方の面にろう材を設置した。そして、この組合せ材を均熱処理後に、常法にて熱間圧延し、さらに、中間焼鈍を適宜施しながら常法にて冷間圧延を行い、試験材(積層板)とした。
なお、作製した試験材の厚さは、表3、表4に示すとおりである。
次に、ろう付後強度、耐溶融・耐エロージョン性の評価方法及び評価基準を示す。
(ろう付後強度)
前記の方法で作製した試験材を、ドロップ試験方式において、ろう付を模擬した条件で熱処理した。なお、熱処理の条件は、露点が−40℃、酸素濃度が200ppm以下の窒素雰囲気中で、590℃以上(最大600℃)の温度で3分間加熱するというものであった。そして、熱処理後の試験材から、引張方向が圧延方向と平行方向となるように、JIS5号試験片(25mm×50mmGL×板厚)を切り出した。なお、各試験材につき3片ずつ試験片を準備した。
この試験片を、室温(25℃)で1週間放置した後、JIS Z 2241:2011(金属材料引張試験方法)の規定に準じて、室温20℃で引張り試験を行い、引張強さ(MPa)を測定し、ろう付後強度とした。なお、クロスヘッド速度は、5mm/分で、試験片が破断するまで一定の速度で行った。
表3に示す試験材については、3つの試験片のろう付後強度の平均値が140MPa以上のものを良好(○)、140MPa未満のものを不良(×)と評価した。また、表4に示す試験材については、3つの試験片のろう付後強度の平均値が200MPa以上のものを良好(○)、200MPa未満のものを不良(×)と評価した。
なお、ろう付後強度の評価では、側材の組成に基づいたろう付後強度の向上の優劣を確認すべく、前記のとおり、心材の組成の異なる表3と表4とで異なる基準を設定した。
(耐溶融・耐エロージョン性)
前記の方法で作製した試験材に、さらに10%の加工率で冷間圧延を施したものを作製し、耐溶融性の評価については1枚の試験材を用い、耐エロージョン性の評価については、2枚の試験材を用い、一方の試験材の側材面と他方の試験材のろう材面を重ね合わせた。そして、ドロップ試験方式において、ろう付を模擬した条件で熱処理した。なお、熱処理の条件は、露点が−40℃、酸素濃度が200ppm以下の窒素雰囲気中で、590℃以上(最大600℃)の温度で3分間加熱するというものであった。そして、得られた試験材を、それぞれ2cm角に切断して樹脂に埋め込み、切断面を研磨し、ケラー氏液でエッチングした後、その研磨した切断面(2cm×前記の冷間圧延後の板厚)を100倍の光学顕微鏡で観察した。
それぞれ試験材について、側材の溶融の発生がなかったものを良好(○)、側材の溶融が発生したものを不良(×)と評価した。
さらに、側材部の全面積に対して、エロージョンが観察されない側材部の面積の割合が50%以上の場合を、耐エロージョン性が良好(○)であって、熱交換器用として合格と評価し、50%未満の場合を、耐エロージョン性が不良(×)であって、熱交換器用として不合格と評価した。
以下、表1には、側材の組成、表2には、心材の組成、表3、4には、試験材の厚さ、及び、評価結果を示す。
なお、表1の側材、表2の心材の残部は、Al及び不可避的不純物であり、表中の「−」は、含有していない(検出限界以下である)ことを示す。また、表3、4において、ろう付時に溶融が発生し評価が不可能だったものは「−」で示す。
Figure 2017172025
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[結果の検討]
表3、4に示すとおり、試験材1〜14、23〜36は、本発明の規定する要件を全て満たしていたことから、ろう付後強度に優れ、また、ろう付後の側材の溶融の発生もなく、さらに、側材の耐エロージョン性も良好であり、熱交換器用アルミニウム合金クラッド材として好適であることがわかった。
これに対して、表3、4に示すとおり、試験材15〜22、37〜44は、本発明の規定する要件を満足しないことから、いずれかの評価項目において不良との結果となった。詳細には、以下のとおりである。
試験材15は、側材のMgの含有量が少なかったことから、ろう付後強度が不良という結果となった。
試験材16は、側材のMgの含有量が多かったことから、ろう付時に側材に溶融が発生し、試験片が得られなかった。
試験材17は、側材のSiの含有量が少なかったことから、ろう付後強度が不良という結果となった。
試験材18は、側材のSiの含有量が多かったことから、ろう付時に側材に溶融が発生し、試験片が得られなかった。
試験材19は、側材のLiの含有量が少なかったことから、ろう付後強度が不良という結果となった。
試験材20は、側材のLiの含有量が多かったことから、鋳造困難で試験片が得られなかった。
試験材21は、側材のMnの含有量が多かったことから、粗大な晶出物が多数発生し、ろう付後強度が不良という結果となった。
試験材22は、側材のZnの含有量が多かったことから、ろう付時に側材に溶融が発生し、試験片が得られなかった。
試験材37は、側材のMgの含有量が少なかったことから、ろう付後強度が不良という結果となった。
試験材38は、側材のMgの含有量が多かったことから、ろう付時に側材に溶融が発生し、試験片が得られなかった。
試験材39は、側材のSiの含有量が少なかったことから、ろう付後強度が不良という結果となった。
試験材40は、側材のSiの含有量が多かったことから、ろう付時に側材に溶融が発生し、試験片が得られなかった。
試験材41は、側材のLiの含有量が少なかったことから、ろう付後強度が不良という結果となった。
試験材42は、側材のLiの含有量が多かったことから、鋳造困難で試験片が得られなかった。
試験材43は、側材のMnの含有量が多かったことから、粗大な晶出物が多数発生し、ろう付後強度が不良という結果となった。
試験材44は、側材のZnの含有量が多かったことから、ろう付時に側材に溶融が発生し、試験片が得られなかった。
以上の結果より、本発明に係る熱交換器用アルミニウム合金クラッド材は、ろう付時における側材の溶融の発生を抑制しつつ、耐エロージョン性、及び、ろう付後強度を向上させることが可能であることが確認できた。
1 熱交換器用アルミニウム合金クラッド材(クラッド材)
2 心材
3 側材
4 ろう材
10 ラジエータ(熱交換器)
11 チューブ(積層部材)
12 放熱フィン
13 ヘッダ

Claims (5)

  1. アルミニウム合金からなる心材と、前記心材の少なくとも一方の面に設けられる側材と、を備え、
    前記側材は、Mg:0.05〜2.50質量%、Si:0.05〜1.50質量%、Li:0.005〜1.00質量%、残部がAl及び不可避的不純物からなることを特徴とする熱交換器用アルミニウム合金クラッド材。
  2. 前記側材が、Mn:0.05〜2.00質量%をさらに含有することを特徴とする請求項1に記載の熱交換器用アルミニウム合金クラッド材。
  3. 前記側材が、Zn:0.50〜12.00質量%をさらに含有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の熱交換器用アルミニウム合金クラッド材。
  4. 前記側材が、Cr:0.01〜0.30質量%、Zr:0.01〜0.30質量%、Ti:0.05〜0.30質量%のうちの1種以上をさらに含有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の熱交換器用アルミニウム合金クラッド材。
  5. 前記心材の厚さと前記側材の厚さとの合計に対する前記側材の厚さの比率が、15%以上であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の熱交換器用アルミニウム合金クラッド材。
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