JP2017163049A - ソレノイド - Google Patents
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Abstract
Description
一方、耐コンタミ性向上のためには、外部との呼吸経路にコンタミの侵入を防止するフィルタ機能を付加し、かつ、外部との流体の進入経路は最小限にする方が望ましい。
しかし、特許文献1に示す従来の技術(以下、「従来技術1」という。)においては、ソレノイド部のエンドプレートにソレノイド部を構成するケース部の内部に存在する制御流体を流動させるための呼吸孔が形成されているものの、該呼吸孔にはフィルタが設けられていない。
なお、本願において、「コンタミ」とはコンタミネーション(contaminatio)の略称であり、多細粒子状の導電性異物などの「粒子状異物」を意味する。
前記ケース部の前記被駆動体の配設される側と反対の側面にフィルタが設けられ、前記プランジャの収容されるプランジャ収容室は前記フィルタを通して外部空間と連通されることを特徴としている。
この特徴によれば、プランジャ収容室へのコンタミの侵入を低減させることができ、併せて、プランジャ、シャフト及びスプール等の可動部材と摺動する部分へのフィルタの設置を回避することができるため、可動部材とフィルタとの相対摺動によるコンタミの混入を防止でき、外部との呼吸により流入されて可動部の周囲に存在する流体に対するコンタミの混入を相当程度まで低減することができる。
また、プランジャ収容室に磁性体からなるコンタミの侵入が低減されるため、磁力特性の変化を防止でき、所定の特性を奏することのできるソレノイドを提供することができる。
この特徴によれば、フィルタを通った流体が滞ることなく外部空間とプランジャ収容室の間で呼吸される。
この特徴によれば、フィルタに対する外部からの汚染防止及び保護を図ることができる。
この特徴によれば、フィルタの脱着が容易であり、フィルタとして不織布などが使用可能であり、フィルタの自由度を増大することができる。
この特徴によれば、プランジャの移動が阻害されることがなく、また、プランジャ収容室内で流体の循環が行われるため、呼吸孔又はフィルタ及び呼吸孔を通過してプランジャ収容室に混入するコンタミの量を一層低減することができる。
(1)ケース部の前記被駆動体の配設される側と反対の側面にフィルタが設けられ、前記プランジャの収容されるプランジャ収容室は前記フィルタを通して外部空間と連通されることにより、プランジャ収容室へのコンタミの侵入を低減させることができ、併せて、プランジャ、シャフト及びスプール等の可動部材と摺動する部分へのフィルタの設置を回避することができるため、可動部材とフィルタとの相対摺動によるコンタミの混入を防止でき、外部との呼吸により流入されて可動部の周囲に存在する流体に対するコンタミの混入を相当程度まで低減することができる。
また、プランジャ収容室に磁性体からなるコンタミの侵入が低減されるため、磁力特性の変化を防止でき、所定の特性を奏することのできるソレノイドを提供することができる。
図1は、 本発明の実施例に係るソレノイドを備えたソレノイドバルブ1の断面図を示しており、ソレノイドバルブ1は、スプールタイプのソレノイドバルブであって、例えば自動車の自動変速機等の負圧の制御を行うために好適に用いられる。
なお、本明細書においては、図1の左側を駆動側、同じく右側を被駆動側と呼ぶことにする。
また、プランジャ収容室22は、センターポスト10の貫通孔11を介してバルブスリーブ6の内部通路5に連通している。
呼吸孔38aは、プランジャ収容室22等の可動部の内部と外部空間とを連通させる機能を有するもので、例えば、エンドプレート38のプランジャ収容室22に面する位置に配設される。
連通孔42aは、エンドプレート38の呼吸孔38aの位置と整合するように形成されるのが好ましい。
図2の場合、呼吸孔38a及び連通孔42aは周方向に分割されて等配に4個配設されている。
プランジャ20が軸方向に移動した場合、空間22−1及び空間22−2の容積はそれぞれ変化するが、貫通路20aが形成されているため、空間22−1及び空間22−2の内部に存在する流体はこれらの間で自由に行き来できる。
そのため、エンドプレート38に設けられる呼吸孔38aにフィルタ41を設けることにより、プランジャ収容室へのコンタミの侵入を低減させることができ、併せて、プランジャ、シャフト及びスプール等の可動部材と摺動する部分へのフィルタの設置を回避することができるため、可動部材とフィルタとの相対摺動によるコンタミの混入を防止でき、外部との呼吸により流入されるコンタミの混入を相当程度まで低減することができる。
(1)ケース部30の被駆動体の配設される側と反対の側面にフィルタ41が設けられ、プランジャ20の収容されるプランジャ収容室22はフィルタ41を通して外部空間と連通されることにより、プランジャ収容室22へのコンタミの侵入を低減させることができ、併せて、プランジャ20、シャフト25及びスプール7等の可動部材と摺動する部分へのフィルタの設置を回避することができるため、可動部材とフィルタとの相対摺動によるコンタミの混入を防止でき、外部との呼吸により流入されて可動部の周囲に存在する流体に対するコンタミの混入を相当程度まで低減することができる。
また、プランジャ収容室22に磁性体からなるコンタミの侵入が低減されるため、磁力特性の変化を防止でき、所定の特性を奏することのできるソレノイドを提供することができる。
(2)フィルタ41のプランジャ20の収容されるプランジャ収容室22側にエンドプレート38が設けられ、エンドプレート38にはプランジャ収容室22側と外部空間とを連通する呼吸孔38aが形成されることにより、フィルタ41を通った流体が滞ることなく外部空間とプランジャ収容室22の間で呼吸される。
(3)フィルタ41のプランジャ20の収容されるプランジャ収容室22とは反対側にはカバープレート42が設けられ、カバープレート42にはプランジャ収容室22側と外部空間とを連通する連通孔42aが形成されることにより、フィルタに対する外部からの汚染防止及び保護を図ることができる。
(4)フィルタ41はエンドプレート38とカバープレート42に挟着されるようにして保持され、フィルタ41の外周縁においてエンドプレート38及びカバープレート42と一体的に固定されることにより、フィルタ41の脱着が容易であり、フィルタ41として不織布などが使用可能であり、フィルタの自由度を増大することができる。
(5)プランジャ20には、プランジャ収容室22のプランジャ20の移動方向の前後の空間22−1、22−2を連通する貫通路20aが形成されることにより、プランジャ20の移動が阻害されることがなく、また、プランジャ収容室22内で流体の循環が行われるため、フィルタ41及び呼吸孔38a通過してプランジャ収容室22に混入するコンタミの量を一層低減することができる。
2 ソレノイド(リニアソレノイド)
3 バルブ本体
4 リテーナ
5 内部通路
6 バルブスリーブ
7 スプール
8 ポート
9 スプリング
10 センターポスト
11 貫通孔
12 段差面
20 プランジャ
20a 貫通路
21 端面
22 プランジャ収容室
25 シャフト
30 ケース部
31 ソレノイドケース
32 ロアプレート
33 ベアリング
34 ボビン
35 コイル
36 スペーサ
37 サイドリング
38 エンドプレート
38a 呼吸孔
39 ターミナル
40 モールド成型体
41 フィルタ
42 カバープレート
42a 連通孔
Claims (5)
- 通電によって磁力を発生するコイル、磁性材料で構成され軸方向へ移動可能に設けられたプランジャ、前記コイルの発生した磁力を前記プランジャの軸方向の対向位置へ導く磁性材料で構成されたセンターポスト、前記プランジャの軸方向の変位を被駆動体へ伝えるシャフト、前記コイル、プランジャ、センターポスト及びシャフトを内部に収納するケース部と、を具備したソレノイドにおいて、
前記ケース部の前記被駆動体の配設される側と反対の側面にフィルタが設けられ、前記プランジャの収容されるプランジャ収容室は前記フィルタを通して外部空間と連通されることを特徴とするソレノイド。 - 前記フィルタの前記プランジャの収容されるプランジャ収容室側にエンドプレートが設けられ、前記エンドプレートには前記プランジャ収容室側と外部空間とを連通する呼吸孔が形成されることを特徴とする請求項1に記載のソレノイド。
- 前記フィルタの前記プランジャの収容されるプランジャ収容室とは反対側にカバープレートが設けられ、前記カバープレートには前記プランジャ収容室側と外部空間とを連通する連通孔が形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のソレノイド。
- 前記フィルタは前記エンドプレートと前記カバープレートに挟着されるようにして保持され、前記フィルタの外周縁において前記エンドプレート及び前記カバープレートと一体的に固定されることを特徴する請求項3に記載のソレノイド。
- 前記プランジャには、前記プランジャ収容室の前記プランジャの移動方向の前後の空間を連通する貫通路が形成されることを特徴する請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のソレノイド。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2016047493A JP2017163049A (ja) | 2016-03-10 | 2016-03-10 | ソレノイド |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2016047493A JP2017163049A (ja) | 2016-03-10 | 2016-03-10 | ソレノイド |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020193637A (ja) * | 2019-05-24 | 2020-12-03 | イーグル工業株式会社 | ソレノイドバルブ |
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2016
- 2016-03-10 JP JP2016047493A patent/JP2017163049A/ja active Pending
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