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JP2017163049A - ソレノイド - Google Patents

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JP2017163049A JP2016047493A JP2016047493A JP2017163049A JP 2017163049 A JP2017163049 A JP 2017163049A JP 2016047493 A JP2016047493 A JP 2016047493A JP 2016047493 A JP2016047493 A JP 2016047493A JP 2017163049 A JP2017163049 A JP 2017163049A
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filter
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JP2016047493A
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弘行 岩永
Hiroyuki Iwanaga
弘行 岩永
惟寛 川戸
Tadanobu Kawato
惟寛 川戸
笠置 好成
Yoshinari Kasagi
好成 笠置
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Eagle Industry Co Ltd
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Eagle Industry Co Ltd
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Abstract

【課題】外部との呼吸により流入されて可動部の周囲に存在する流体に対するコンタミの混入を相当程度まで低減できるソレノイドを提供する。【解決手段】コイル35、プランジャ20、センターポスト10及びシャフト25を内部に収納するケース部30を具備したソレノイド2において、ケース部30の被駆動体の配設される側と反対の側面にフィルタ41が設けられ、前記プランジャ20の収容されるプランジャ収容室22はフィルタ41を通して外部空間と連通されることを特徴としている。【選択図】図1

Description

本発明は、例えばショックアブソーバ等の各種油空圧制御機器用ソレノイドバルブ等に用いられるソレノイドに関するものである。
従来、油圧制御用のスプールタイプ3方リニアソレノイドにおいて、可動部の作動をスムーズに行うために、可動部両端部のスペースにある空気、または液体を含む気体の外部との呼吸経路を確保する必要があった。
一方、耐コンタミ性向上のためには、外部との呼吸経路にコンタミの侵入を防止するフィルタ機能を付加し、かつ、外部との流体の進入経路は最小限にする方が望ましい。
しかし、特許文献1に示す従来の技術(以下、「従来技術1」という。)においては、ソレノイド部のエンドプレートにソレノイド部を構成するケース部の内部に存在する制御流体を流動させるための呼吸孔が形成されているものの、該呼吸孔にはフィルタが設けられていない。
なお、本願において、「コンタミ」とはコンタミネーション(contaminatio)の略称であり、多細粒子状の導電性異物などの「粒子状異物」を意味する。
また、特許文献2には、図3に示すように、被駆動体50を収容するハウジング51に、該ハウジング51の内外を連通する呼吸孔52を設け、プランジャ収容室53は、シャフト54と軸受55との間の摺動クリアランス56の流路面積よりも流路面積の大きい呼吸通路57を介して呼吸孔52と連通され、呼吸通路57には、該呼吸通路57を流れる呼吸用流体に含まれる異物の通過を阻止するフィルタ58が設けられた発明(以下、「従来技術2」という。)が示されている。
上記の従来技術1においては、呼吸孔にフィルタが設けられていないため、コンタミの侵入する可能性が高まり、コンタミの噛み込みによってプランジャ及びシャフトに摺動不良が発生するという問題があった。
また、上記の従来技術2においては、ハウジング51の内面とシャフト54との間にフィルタ58が設けられているため、呼吸孔52を介して流入する流体中に含まれるコンタミがフィルタ58内面とシャフト54外面との間の摺動部において混入し、シャフト54外面の呼吸通路57を介してプランジャ収容室53にコンタミが侵入するという問題があった。
WO2012−077486号公報 特開2005−155794号公報
本発明は、上記従来技術の有する問題点を解決するためになされたものであって、ソレノイドを構成するケース部にコンタミの侵入を防止するフィルタを設けることにより、プランジャ収容室へのコンタミの侵入を低減させることができ、併せて、プランジャ、シャフト及びスプール等の可動部材と摺動する部分へのフィルタの設置を回避することにより、可動部材とフィルタとの相対摺動によるコンタミの混入を防止でき、外部との呼吸により流入されて可動部の周囲に存在する流体に対するコンタミの混入を相当程度まで低減することのできるソレノイドを提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため本発明のソレノイドは、第1に、通電によって磁力を発生するコイル、磁性材料で構成され軸方向へ移動可能に設けられたプランジャ、前記コイルの発生した磁力を前記プランジャの軸方向の対向位置へ導く磁性材料で構成されたセンターポスト、前記プランジャの軸方向の変位を被駆動体へ伝えるシャフト、前記コイル、プランジャ、センターポスト及びシャフトを内部に収納するケース部と、を具備したソレノイドにおいて、
前記ケース部の前記被駆動体の配設される側と反対の側面にフィルタが設けられ、前記プランジャの収容されるプランジャ収容室は前記フィルタを通して外部空間と連通されることを特徴としている。
この特徴によれば、プランジャ収容室へのコンタミの侵入を低減させることができ、併せて、プランジャ、シャフト及びスプール等の可動部材と摺動する部分へのフィルタの設置を回避することができるため、可動部材とフィルタとの相対摺動によるコンタミの混入を防止でき、外部との呼吸により流入されて可動部の周囲に存在する流体に対するコンタミの混入を相当程度まで低減することができる。
また、プランジャ収容室に磁性体からなるコンタミの侵入が低減されるため、磁力特性の変化を防止でき、所定の特性を奏することのできるソレノイドを提供することができる。
また、本発明のソレノイドは、第2に、前記第1の特徴において、前記フィルタの前記プランジャの収容されるプランジャ収容室側にエンドプレートが設けられ、前記エンドプレートには前記プランジャ収容室側と外部空間とを連通する呼吸孔が形成されることを特徴としている。
この特徴によれば、フィルタを通った流体が滞ることなく外部空間とプランジャ収容室の間で呼吸される。
また、本発明のソレノイドは、第3に、前記第1または第2の特徴において、前記フィルタの前記プランジャの収容されるプランジャ収容室とは反対側にカバープレートが設けられ、前記カバープレートには前記プランジャ収容室側と外部空間とを連通する連通孔が形成されることを特徴としている。
この特徴によれば、フィルタに対する外部からの汚染防止及び保護を図ることができる。
また、本発明のソレノイドは、第4に、前記第3の特徴において、前記フィルタは前記エンドプレートと前記カバープレートに挟着されるようにして保持され、前記フィルタの外周縁において前記エンドプレート及び前記カバープレートと一体的に固定されることを特徴としている。
この特徴によれば、フィルタの脱着が容易であり、フィルタとして不織布などが使用可能であり、フィルタの自由度を増大することができる。
また、本発明のソレノイドは、第5に、前記第1ないし第4のいずれかの特徴において、前記プランジャには、前記プランジャ収容室の前記プランジャの移動方向の前後の空間を連通する貫通路が形成されることを特徴としている。
この特徴によれば、プランジャの移動が阻害されることがなく、また、プランジャ収容室内で流体の循環が行われるため、呼吸孔又はフィルタ及び呼吸孔を通過してプランジャ収容室に混入するコンタミの量を一層低減することができる。
本発明は、以下のような優れた効果を奏する。
(1)ケース部の前記被駆動体の配設される側と反対の側面にフィルタが設けられ、前記プランジャの収容されるプランジャ収容室は前記フィルタを通して外部空間と連通されることにより、プランジャ収容室へのコンタミの侵入を低減させることができ、併せて、プランジャ、シャフト及びスプール等の可動部材と摺動する部分へのフィルタの設置を回避することができるため、可動部材とフィルタとの相対摺動によるコンタミの混入を防止でき、外部との呼吸により流入されて可動部の周囲に存在する流体に対するコンタミの混入を相当程度まで低減することができる。
また、プランジャ収容室に磁性体からなるコンタミの侵入が低減されるため、磁力特性の変化を防止でき、所定の特性を奏することのできるソレノイドを提供することができる。
(2)フィルタのプランジャの収容されるプランジャ収容室側にエンドプレートが設けられ、エンドプレートにはプランジャ収容室側と外部空間とを連通する呼吸孔が形成されることにより、フィルタを通った流体が滞ることなく外部空間とプランジャ収容室の間で呼吸される。
(3)フィルタのプランジャの収容されるプランジャ収容室とは反対側にカバープレートが設けられ、カバープレートにはプランジャ収容室側と外部空間とを連通する連通孔が形成されることにより、フィルタに対する外部からの汚染防止及び保護を図ることができる。
(4)フィルタはエンドプレートとカバープレートに挟着されるようにして保持され、フィルタの外周縁においてエンドプレート及びカバープレートと一体的に固定されることにより、フィルタの脱着が容易であり、フィルタとして不織布などが使用可能であり、フィルタの自由度を増大することができる。
(5)プランジャには、プランジャ収容室のプランジャの移動方向の前後の空間を連通する貫通路が形成されることにより、プランジャの移動が阻害されることがなく、また、プランジャ収容室内で流体の循環が行われるため、呼吸孔又はフィルタ及び呼吸孔を通過してプランジャ収容室に混入するコンタミの量を一層低減することができる。
本発明の実施例に係るソレノイドを備えたソレノイドバルブを示す縦断面図である。 図1のA−A矢視図である。 従来技術2のソレノイドを説明するための図である。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置などは、特に明示的な記載がない限り、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1及び図2を参照して、本発明の実施例に係るソレノイドについて説明する。
図1は、 本発明の実施例に係るソレノイドを備えたソレノイドバルブ1の断面図を示しており、ソレノイドバルブ1は、スプールタイプのソレノイドバルブであって、例えば自動車の自動変速機等の負圧の制御を行うために好適に用いられる。
図1において、ソレノイドバルブ1は、電動駆動部としてのソレノイド(リニアソレノイド)2、バルブ本体3及びリテーナ4を有し、一方の端部(図1の左端)にはソレノイド2が配設され、右側に向かって順に、バルブ本体3及びリテーナ4が装着されている。
なお、本明細書においては、図1の左側を駆動側、同じく右側を被駆動側と呼ぶことにする。
ソレノイド2は、センターポスト10、プランジャ20、シャフト25及びこれらを内部に収納する筒状のケース部30を有する。
バルブ本体3は、Z軸方向に連続する内部通路5を有する筒状のバルブスリーブ6と、内部通路5に配置されるスプール7とを有する。バルブスリーブ6の周壁には、バルブスリーブ6の内部通路5と外部とを連通させる複数のポート8が形成されている。複数のポート8は、ドレインポート、制御ポート、入力ポート及びフィードバックポート等によって構成され、制御流体(例えば作動油等)は、これらのポート8を介して内部通路5に流入し、又は内部通路5から他の部材へ流出する。
スプール7における先端側は、リテーナ4の内部に収納されているスプリング9に当接されている。スプリング9は、スプール7とリテーナ4によってZ軸方向の両側を挟まれており、スプール7をソレノイド2側に向かって押圧するスプリング力を発生させる。
センターポスト10は、バルブスリーブ6の内部通路5に連通する貫通孔11を有し、Z軸方向に伸びる筒状の形状を有している。また、貫通孔11のソレノイド側の開口周辺には、プランジャ20のリテーナ側の端面21が接触する段差面12が形成されている。
センターポスト10は、鉄等の磁性材料で構成されており、ケース部30のコイル35で発生した磁力を受けて磁化される。これにより、センターポスト10は、磁性材料によって構成されるプランジャ20をセンターポスト10に向かって引き寄せ、この力がシャフト25を介してスプール7へ伝達されることによって、スプール7をZ軸方向の被駆動側へ押圧する力(電磁力)となる。
プランジャ20は、センターポスト10の駆動側に配置される。すなわち、プランジャ20は、バルブ本体3のスプール7との間に、センターポスト10を軸Z方向に挟んで、軸方向移動自在に配置される。プランジャ20は、鉄等の磁性材料で構成されており、コイル45で発生した磁力によって磁化されたセンターポスト10に引き寄せられる。
シャフト25は、プランジャ20とスプール7の間に配置され、電磁力による押圧力を、プランジャ20からスプール7に伝達する。
ケース部30は、ソレノイドケース31、ロアプレート32、ベアリング33、ボビン34、通電によって磁力を発生するコイル35、スペーサ36、サイドリング37、エンドプレート38、ターミナル39及びモールド成型体40等を有する。
ソレノイドケース31は、ケース部30の筐体であり、ケース部30とバルブ本体3とを連結する。ロアプレート32は、センターポスト10、ボビン34及びコイル35等を設置するための部材であり、ソレノイドケース31の内部における被駆動側に配置される。サイドリング37は主としてプランジャ20を支持するための部材であり、ソレノイドケース31の内部における中央部から駆動側に配置される。ベアリング33は、サイドリング37の内周面とプランジャ20の外周面の間に配置されており、プランジャ20をケース部30に対して軸方向移動自在に支持する。なお、サイドリング37及びベアリング33と、センターポスト10の間には、スペーサ36が配置されている。
ボビン34及びコイル35は、センターポスト10の外周面に接触するように配置されており、コイル35で発生した磁力は、センターポスト10に対して、効率的に伝達される。モールド成型体40は、ソレノイド2を構成する各部材の隙間に配置されて各部材間を連結するとともに、ターミナル39に接続される外部端子のためのコネクタを形成している。ソレノイドバルブ1の使用時には、ターミナル39に外部端子が接続され、ターミナル39を介してコイル35への給電が行われる。
エンドプレート38は、ケース部30のスプール7の配設される被駆動側と反対の側面に配置され、プランジャ20等を収納するプランジャ収容室22の一端を覆う蓋の役割を果たす。プランジャ収容室22は、駆動側の空間22−1及び被駆動側の空間22−2を有し、プランジャ20のZ軸方向への移動を許容するように形成されている。
また、プランジャ収容室22は、センターポスト10の貫通孔11を介してバルブスリーブ6の内部通路5に連通している。
エンドプレート38には、プランジャ20のZ軸方向への移動の際に、プランジャ収容室22、センターポスト10の貫通孔11及びバルブスリーブ6の内部通路5の内部(以下、「可動部の内部」ということがある。)に存在する制御流体及び空気を流動させるための呼吸孔38aが形成されている。
呼吸孔38aは、プランジャ収容室22等の可動部の内部と外部空間とを連通させる機能を有するもので、例えば、エンドプレート38のプランジャ収容室22に面する位置に配設される。
エンドプレート38の外側(外部空間側)にはフィルタ41が設けられる。フィルタ41は、例えば、不織布などから構成されるが、濾過機能があればよく、特に限定されない。
フィルタ41の外側(外部空間側)にはカバープレート42が設けられる。カバープレート42には、図2に示すように、その内外を連通する連通孔42aが形成される。
連通孔42aは、エンドプレート38の呼吸孔38aの位置と整合するように形成されるのが好ましい。
図2の場合、呼吸孔38a及び連通孔42aは周方向に分割されて等配に4個配設されている。
図1に示すように、フィルタ41はエンドプレート38とカバープレート42に挟着されるようにして保持され、フィルタ41の外周縁においてエンドプレート38及びカバープレート42と一体的に固定される。図1においては、エンドプレート38の外周縁が外側に折り曲げられ、フィルタ41及びカバープレート42の外周縁を抱き込むようにして内径側にカシメられている。
一方、プランジャ20には、プランジャ収容室22のプランジャ20の移動方向の前後の空間22−1、22−2を連通するように貫通路20aが形成される。貫通路20aは空間22−1と22−2とを連通するものであればよく、位置及び大きさ等は必要に応じて設計的に決定される。
プランジャ20が軸方向に移動した場合、空間22−1及び空間22−2の容積はそれぞれ変化するが、貫通路20aが形成されているため、空間22−1及び空間22−2の内部に存在する流体はこれらの間で自由に行き来できる。
本発明においては、可動部の内部と外部空間とを連通させる呼吸孔としてはエンドプレート38に設けられる呼吸孔38aのみであり、上記した従来技術2(図3参照。)のようにハウジング51(図1のバルブスリーブ6)に呼吸孔が設けられることはない。そのため、プランジャ20、シャフト25及びスプール7の可動部の移動により、可動部を収容している空間の容積が変動した場合、或いは、可動部の移動に比べ流体の粘性が高く、流体の移動がスムーズに行われない場合、エンドプレート38の呼吸孔38aのみを介して外部空間との流体の出し入れが行われる。
そのため、エンドプレート38に設けられる呼吸孔38aにフィルタ41を設けることにより、プランジャ収容室へのコンタミの侵入を低減させることができ、併せて、プランジャ、シャフト及びスプール等の可動部材と摺動する部分へのフィルタの設置を回避することができるため、可動部材とフィルタとの相対摺動によるコンタミの混入を防止でき、外部との呼吸により流入されるコンタミの混入を相当程度まで低減することができる。
本発明の実施例に係るソレノイドは上記した構成を有し、以下のような顕著な効果を奏する。
(1)ケース部30の被駆動体の配設される側と反対の側面にフィルタ41が設けられ、プランジャ20の収容されるプランジャ収容室22はフィルタ41を通して外部空間と連通されることにより、プランジャ収容室22へのコンタミの侵入を低減させることができ、併せて、プランジャ20、シャフト25及びスプール7等の可動部材と摺動する部分へのフィルタの設置を回避することができるため、可動部材とフィルタとの相対摺動によるコンタミの混入を防止でき、外部との呼吸により流入されて可動部の周囲に存在する流体に対するコンタミの混入を相当程度まで低減することができる。
また、プランジャ収容室22に磁性体からなるコンタミの侵入が低減されるため、磁力特性の変化を防止でき、所定の特性を奏することのできるソレノイドを提供することができる。
(2)フィルタ41のプランジャ20の収容されるプランジャ収容室22側にエンドプレート38が設けられ、エンドプレート38にはプランジャ収容室22側と外部空間とを連通する呼吸孔38aが形成されることにより、フィルタ41を通った流体が滞ることなく外部空間とプランジャ収容室22の間で呼吸される。
(3)フィルタ41のプランジャ20の収容されるプランジャ収容室22とは反対側にはカバープレート42が設けられ、カバープレート42にはプランジャ収容室22側と外部空間とを連通する連通孔42aが形成されることにより、フィルタに対する外部からの汚染防止及び保護を図ることができる。
(4)フィルタ41はエンドプレート38とカバープレート42に挟着されるようにして保持され、フィルタ41の外周縁においてエンドプレート38及びカバープレート42と一体的に固定されることにより、フィルタ41の脱着が容易であり、フィルタ41として不織布などが使用可能であり、フィルタの自由度を増大することができる。
(5)プランジャ20には、プランジャ収容室22のプランジャ20の移動方向の前後の空間22−1、22−2を連通する貫通路20aが形成されることにより、プランジャ20の移動が阻害されることがなく、また、プランジャ収容室22内で流体の循環が行われるため、フィルタ41及び呼吸孔38a通過してプランジャ収容室22に混入するコンタミの量を一層低減することができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、ソレノイドの一例として、スプールタイプのソレノイドバルブに用いられるソレノイドについて説明したが、本発明はこれに限らず、バルブに代えて、他の被駆動体を駆動するリニヤアクチュエータに適用してもよい。
1 ソレノイドバルブ
2 ソレノイド(リニアソレノイド)
3 バルブ本体
4 リテーナ
5 内部通路
6 バルブスリーブ
7 スプール
8 ポート
9 スプリング
10 センターポスト
11 貫通孔
12 段差面
20 プランジャ
20a 貫通路
21 端面
22 プランジャ収容室
25 シャフト
30 ケース部
31 ソレノイドケース
32 ロアプレート
33 ベアリング
34 ボビン
35 コイル
36 スペーサ
37 サイドリング
38 エンドプレート
38a 呼吸孔
39 ターミナル
40 モールド成型体
41 フィルタ
42 カバープレート
42a 連通孔

Claims (5)

  1. 通電によって磁力を発生するコイル、磁性材料で構成され軸方向へ移動可能に設けられたプランジャ、前記コイルの発生した磁力を前記プランジャの軸方向の対向位置へ導く磁性材料で構成されたセンターポスト、前記プランジャの軸方向の変位を被駆動体へ伝えるシャフト、前記コイル、プランジャ、センターポスト及びシャフトを内部に収納するケース部と、を具備したソレノイドにおいて、
    前記ケース部の前記被駆動体の配設される側と反対の側面にフィルタが設けられ、前記プランジャの収容されるプランジャ収容室は前記フィルタを通して外部空間と連通されることを特徴とするソレノイド。
  2. 前記フィルタの前記プランジャの収容されるプランジャ収容室側にエンドプレートが設けられ、前記エンドプレートには前記プランジャ収容室側と外部空間とを連通する呼吸孔が形成されることを特徴とする請求項1に記載のソレノイド。
  3. 前記フィルタの前記プランジャの収容されるプランジャ収容室とは反対側にカバープレートが設けられ、前記カバープレートには前記プランジャ収容室側と外部空間とを連通する連通孔が形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のソレノイド。
  4. 前記フィルタは前記エンドプレートと前記カバープレートに挟着されるようにして保持され、前記フィルタの外周縁において前記エンドプレート及び前記カバープレートと一体的に固定されることを特徴する請求項3に記載のソレノイド。
  5. 前記プランジャには、前記プランジャ収容室の前記プランジャの移動方向の前後の空間を連通する貫通路が形成されることを特徴する請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のソレノイド。
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