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JP2017159525A - 小型物品ケースおよび字消し - Google Patents

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JP2017159525A JP2016045241A JP2016045241A JP2017159525A JP 2017159525 A JP2017159525 A JP 2017159525A JP 2016045241 A JP2016045241 A JP 2016045241A JP 2016045241 A JP2016045241 A JP 2016045241A JP 2017159525 A JP2017159525 A JP 2017159525A
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一裕 西畑
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Abstract

【課題】手持ちサイズの物品本体の繰出し機能を備えた構造簡素で安価な小型物品ケースを提供する。
【解決手段】手持ちサイズの字消し本体2を前方へ繰出し可能に収納保持する字消しケース3で、字消し本体2の外周面を摺動可能に保持するケース本体5と、このケース本体5の一部に設けられ、手指での押圧操作により字消し本体2を前方への押出し作用で繰り出す繰出し部4とを備えてなる。これにより、字消し本体2に直接手指を触れることなく、字消し本体2をケース本体5から露出させることができ、手指表面の汗や油分が字消し本体2に付着して、字消し本体2本来の特性を損なわせたり、汚損したりすることがない。
【選択図】図1

Description

本発明は小型物品ケースおよび字消しに関し、さらに詳細には、手持ちサイズの小型物品において、物品本体を収納保持するとともに、使用時に所定量ずつ突出させる小型物品の収納ケース構造に関する。
例えば、鉛筆等の筆記具による誤字や誤記などを消去する字消しは、ゴム製、プラスチック製または熱可塑性エラストマー製の字消し本体が、紙製またはプラスチック製のカバー部材ないしは収納ケース(以下、収納ケースと称する。)により被覆される基本構造を備えてなる。
上記収納ケースは、字消し本体の汚れを防ぐとともに、字消し本体が使用中に折れたり欠けたりするのを防止し、さらには、塩化ビニル系樹脂を主成分とするプラスチック字消しにおいては、添加物である可塑剤が字消し本体表面に移行して、他のプラスチック製品を溶かして汚損するのを防止することを主たる目的としており、その使用に際しては、上記字消し本体の先端部分を上記収納ケースから外部へ突出させる。
字消し本体の先端部分が使用により磨り減ってくると、字消し本体を上記収納ケースから手指にて引き出したり、あるいは、収納ケースの先端側部分を切り取って、字消し本体の先端部分を露出させていた。
しかしながら、このように字消し本体を上記収納ケースから手指にて引き出す方法では、手指で直接字消し本体を掴むため、手指表面の汗や油分が字消し本体に付着して、字消し本来の消字性能を低下させたり、汚損したりする不具合があり、また収納ケースを切り取る方法では、はさみ等の切除具が必要であったり、手指でちぎる場合にはきれいに切除できず、外観形状を損なうだけでなく、字消し本体が経時的に小さくなるにつれて、手指で持つことが難しくなって消字作業に支障を来たし、また紛失し易くなるなどの不具合があった。
この点に関して、口紅等の小型物品を繰り出し可能に収納する小型物品ケースが種々開発されている(例えば、特許文献1〜3参照)。
これら小型物品ケースはいずれも、具体的構造は相違するものの、収納容器本体内に収納された口紅等の収納物が、繰出し部の繰出し回転操作により、上記収納容器本体の先端開口から外部へ繰り出されるとともに、逆方向への収納回転操作により、再び収納容器本体内に収納される構成とされている。
特開平6−191568号公報 特開平7−255525号公報 特開平8−214937号公報
しかしながら、上記小型物品ケースにおける繰出し部の構造は、比較的複雑で部品点数も多くて、製造コストさらにはケース自体の製品コストが高く、字消し等の安価な小型物品用の収納ケースとしては採用が困難あるいは不可能であり、さらには、回転操作されるという構造的特徴から、ケース自体が必然的に円筒形状であることが望ましく、したがって収納する小型物品も円柱形状であることが望ましく、例えば直方体形状等の他の形状の小型物品ではケース自体の形状寸法が大きくなって嵩張ってしまうという不具合もあった。
本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、手持ちサイズの物品本体の繰出し機能を備えた構造簡素で安価な小型物品ケースを提供することにある。
また、本発明の他の目的とするところは、このような小型物品ケースを収納ケースとして備えた字消しを提供することにある。
この目的を達成するため、本発明の小型物品ケースは、手持ちサイズの物品本体を前方へ繰出し可能に収納保持するものであって、上記物品本体の外周面を摺動可能に保持するケース本体と、このケース本体の一部に設けられ、手指での押圧操作により上記物品本体を前方への押出し作用で繰り出す繰出し手段とを備えてなることを特徴とする。
好適な実施態様として、以下の構成が採用される。
(1)上記繰出し手段は、上記物品本体の外周面に対応して設けられた押出しレバーを備えてなる。
(2)上記押出しレバーは、上記ケース本体と同一材料から形成されたケース本体との一体ものであり、その基端部が上記ケース本体に一体接続されるとともに、その先端部が上記物品本体の外周面に係止可能な押出し係合部とされ、少なくとも上記押出しレバーの基端部と上記ケース本体との一体接続部分の弾性変形により、上記押出しレバーの押出し係合部が上記物品本体の外周面に係合して、物品本体を前方へ押し出す構造とされている。
(3)上記押出しレバーの基端部と上記ケース本体との一体接続部分の弾性変形に加えて、上記押出しレバー自体の弾性変形により、上記押出しレバーの押出し係合部が上記物品本体の外周面に係合して、物品本体を前方へ押し出す構造とされている。
(4)上記押出しレバーは、山形V字状に屈曲形成された板状体の形態とされ、その前後端部が上記基端部と押出し係合部をそれぞれ形成するとともに、これら前後端部の中間の山形頂部が手指にて押圧操作する押圧部とされている。
(5)上記押出しレバーの基端部、押出し係合部および押圧部が、上記物品本体の軸線方向に直線状に連続して延びる平面形状を有する。
(6)上記押出し係合部は、その下面が上記物品本体の外周面に面接触する係合面とされ、この係合面に、上記物品本体の外周面に対する係合作用を促進するための凹凸部が設けられている。
(7)上記押出し係合部の係合面の上記物品本体の外周面に対する係合作用が物品本体の弾性を利用する構造とされている。
(8)上記押出し係合部の前端縁が前方へ湾曲した円曲線からなる輪郭形状を有する。
(9)上記押出しレバーは上記ケース本体の前方開放端の近傍位置に形成されるとともに、この押出しレバーの押出し作用空間が上記ケース本体の前方開放端に臨んで開放されている。
(10)上記押出しレバーは上記ケース本体の前方開放端の近傍位置に形成されるとともに、この押出しレバーの押出し作用空間が上記ケース本体の前方開放端縁部により区画形成されている。
(11)上記ケース本体は、上記物品本体の外周面を摺動可能に囲繞保持する前後開放型の筒体形状とされている。
(12)上記ケース本体は、上記物品本体の外周面を摺動可能に囲繞保持するとともに、上記物品本体の後端面に対向する閉塞部を有する前方開放型の容器形状とされている。
(13)上記ケース本体の内周面の形状寸法は、上記物品本体を適度の抱持力をもって保持するとともに、上記繰出し手段の前方への押出し作用によって上記字消し本体が上記ケース本体から前方へ繰り出されるのを許容するように設定されている。
(14)上記ケース本体に、上記物品本体のケース本体内での後退を抑制する後退抑制手段を備えてなる。
(15)上記後退抑制手段は、上記ケース本体の内周面に前後方向へ延びて形成された滑り止め構造の形態とされ、この滑り止め構造は、上記物品本体の外周面に当接係合する係合突起が上記ケース本体の前後方向へ多数連続して配列形成されてなる。
(16)上記後退抑制手段は、上記物品本体の後端面を支持移動する移動部材と、上記ケース本体の内周面に形成されて上記移動部材の後退を防止する後退防止構造とからなり、上記移動部材は、上記ケース本体の内周面に摺動案内される輪郭形状の外周面を有するとともに、この外周面に上記後退防止構造に係止可能な係止突起を備え、上記後退防止構造は、上記移動部材の係止突起が上記ケース本体の後方へ係止可能な複数の係止部からなる。
(17)上記ケース本体と繰出し手段は、プラスチック製の射出成形品である。
(18)上記押出しレバーの基端部は、他の部位に比較して肉厚な断面形状を備えている。
(19)上記ケース本体と繰出し手段は、薄板金属製の板金成形品である。
また、本発明の字消しは、手持ちサイズの物品本体としての字消し本体が上記小型物品ケースに前方へ繰出し可能に収納保持されてなることを特徴とする。
好適な実施態様として、以下の構成が採用される。
(1)上記字消し本体が直方体形状とされるとともに、上記繰出し手段の押出しレバーが、少なくとも上記字消し本体の外周1側面に対応して設けられている。
(2)上記押出しレバーは、上記字消し本体の対向する外周2側面にそれぞれ対応して一対設けられている。
(3)上記字消し本体が円柱形状とされるとともに、上記繰出し手段の押出しレバーは、少なくとも上記字消し本体の円筒外周の一部に対応して設けられている。
(4)上記押出しレバーは、上記字消し本体の円筒外周面の対向位置にそれぞれ対応して一対設けられている。
本発明の小型物品ケースによれば、手持ちサイズの物品本体を前方へ繰出し可能に収納保持するものであって、上記物品本体の外周面を摺動可能に保持するケース本体と、このケース本体の一部に設けられ、手指での押圧操作により上記物品本体を前方への押出し作用で繰り出す繰出し手段とを備えてなるから、以下に列挙するような特有の効果が発揮されて、手持ちサイズの物品本体の繰出し機能を備えた構造簡素で安価な小型物品ケースを提供することができる。
(1)物品本体の外周面を摺動可能に保持するケース本体の一部に設けられ、手指での押圧操作により上記物品本体を前方への押出し作用で繰り出す繰出し手段を備えることにより、物品本体に直接手指を触れることなく、物品本体をケース本体から露出させることができ、手指表面の汗や油分が物品本体に付着して、物品本体本来の特性を損なわせたり、汚損したりすることがない。
(2)上記繰出し手段は、上記物品本体の外周面に対応して設けられた押出しレバーを備えてなることにより、この押出しレバーを手指で押圧操作するという単純な操作で繰出し動作させることができ、構造が小型簡素で製造コストさらには製品コストを低く抑えることができる。
(3)上記繰出し手段は、手指での押圧操作により上記物品本体を前方への押出し作用で繰り出すという単純な構造であるから、ケース本体の形状に制約を受けることなく収納する物品本体の外形に対応した任意の形状とすることができる。
換言すれば、本発明の小型物品ケースは、ケース本体の形状が適用対象となる物品本体の外形に制約を受けることがなく、例えば、円柱形状、直方体形状等のあらゆる外形を有する小型物品に適用可能であり、汎用性に富む。
また、このようにケース本体の形状が収納する物品本体の外形に忠実に沿った形状とすることができることにより、ケース本体の外形の形状寸法は、物品本体の形状寸法とほぼ同じ形状寸法を実現することが可能で、小型物品の形状寸法の増大を最小限に抑えることができ、小型物品を嵩張らせることがない。
(4)本発明の字消しは、手持ちサイズの物品本体としての字消し本体が上記小型物品ケースに前方へ繰出し可能に収納保持されてなるから、上記(1)〜(3)の効果を有効に発揮し得る。
すなわち、ゴム製、プラスチック製または熱可塑性エラストマー製の字消しは、製品コストが安価で多量生産品であり、上記のように製造コストさらには製品コストが低い本発明の小型物品ケースは。字消し用の収納ケースとして最適である。
また、上記小型物品ケースの繰出し手段は、手指での押圧操作により収納された字消し(字消し本体)を前方への押出し作用で繰り出す構造であるため、従来の字消しケース(収納ケース)のように、字消し本体を手指で直接掴むつまり直接触れる必要がなく、手指表面の汗や油分が字消し本体に付着して、字消し本来の消字性能を低下させたり、汚損したりすることがない。
本発明の実施形態1である字消しを示す斜視図である。 同字消しの収納ケースを示し、図2(a)は一部を切開して示す平面図、図2(b)は同じく一部を切開して示す側面図、図2(c)は正面図である。 同字消しにおける繰出し部の繰出し操作状態を示す斜視図である。 同じく同繰出し部による字消し本体の繰出し動作メカニズムを説明するための側面断面図である。 本発明の実施形態2である字消しを示す斜視図である。 同字消しの字消しケースを示し、図6(a)は一部を切開して示す平面図、図6(b)は同じく一部を切開して示す側面図、図6(c)は正面図である。 本発明の実施形態3である字消しの字消しケースを示し、図7(a)は一部を切開して示す平面図、図7(b)は同じく一部を切開して示す側面図、図7(c)は正面図である。 本発明の実施形態4である字消しを示す斜視図である。 本発明の実施形態5である字消しを示す斜視図である。 本発明の実施形態6である字消しを示し、図10(a)は字消しケースを断面で示す平面断面図、図10(b)は図10(a)における一点鎖線円内の後退抑制部の構造を拡大して示す平面断面図、図10(c)は同じく図10(a)における一点鎖線円内の後退抑制部の構造の改変例を拡大して示す平面断面図、図10(d)は同じく図10(a)における一点鎖線円内の後退抑制部の構造の改変例を拡大して示す平面断面図である。 本発明の実施形態7である字消しを示し、図11(a)は字消しケースと字消し本体の一部を切開して示す平面断面図、図11(b)は後退抑制部の移動部材を示す斜視図、図11(b)は図11(a)における一点鎖線円内の後退抑制部の構造を拡大して示す平面断面図である。 本発明の実施形態8である字消しを示す斜視図である。 同字消しを示し、図13(a)は字消しケースと字消し本体の一部を切開して示す平面断面図、図13(b)は後退抑制部の移動部材を示す斜視図、図13(c)は図13(a)における一点鎖線円内の後退抑制部の構造を拡大して示す平面断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、図面全体にわたって同一の符号は同一の構成部材または要素を示している。
実施形態1
本発明に係る字消しを図1および図2に示し、この字消し1は、具体的には、鉛筆やシャープペンシル等の筆記具で書かれた文章の文字や図形の線などの誤字や誤記などを消去するためのプラスチック製の字消し、いわゆるプラスチック字消しまたはプラスチック消しゴムである。
この字消し1は、字消し本体2が収納ケースとしての字消しケース(小型物品ケース)3に収納保持されてなるとともに、この字消しケース3が字消し本体2を前方へ繰り出す繰出し部(繰出し手段)4を有する特徴構成を備えてなる。
字消し本体2は、プラスチック製の直方体形状のものであって、従来周知のように、塩化ビニル等のプラスチック材料に可塑剤や顔料を加えて成形されてなる弾性物品である。
字消しケース3は、手持ちサイズの物品本体である上記字消し本体2を前方へ繰出し可能に収納保持するものであって、具体的には、ケース本体5と上記繰出し部4とが一体成形されてなるプラスチック製の射出成形品である。
ケース本体5は、上記字消し本体2の外周面を摺動可能に保持するもので、具体的には、字消し本体2の外周面を摺動可能に囲繞保持する前後開放型の筒体形状とされている。
図示の実施形態においては、上記字消し本体2が直方体形状とされており、その外周面、つまり、前面2a、後面2bおよび4側面2c、2d、2e、2fのうちの4側面2c、2d、2e、2fがケース本体5により摺動可能に囲繞保持される構成とされている。
ケース本体5の形状寸法、特に内周面の形状寸法は、字消し本体2の外周面(4側面2c、2d、2e、2f)の形状寸法との関係で設定され、具体的には、字消し本体2を適度の抱持力をもって保持するとともに、後述する繰出し部4の前方への押出し作用によって上記字消し本体2がケース本体5から前方へ繰り出されるのを許容するように設定される。
ここに、「適度の保持力」とは、常態において、字消し本体2がケース本体5内の定位置に移動することなく安定して保持される一方、上記繰出し部4の押出し作用等の押圧力によって、上記字消し本体2が上記定位置から移動する程度の保持力を意味し、いずれにしても、実際の使用現場における取扱い性を考慮して決められる。
上記ケース本体5の実際の形状寸法は、収納保持対象となる字消し本体2を、実際にケース本体5に装着収納して繰り出す実験を繰り返し行い、この実験を通じて上記条件を満たす最適値が決定される。
繰出し部(繰出し手段)4は、手指での押圧操作により上記字消し本体2を前方への押出し作用により繰り出すもので、上記ケース本体5の一部に一体的に設けられてなる。
この繰出し部4は、具体的には、上記字消し本体2の外周面(4側面2c、2d、2e、2f)に対応して設けられた押出しレバー6を備えてなる。
字消し本体2が直方体形状とされていることに対応して、上記押出しレバー6は、少なくとも上記字消し本体2の外周1側面に対応して設けられており、図示の実施形態においては、字消し本体2の対向する2側面つまり上下側面2c、2dにそれぞれ対応して、一対の押出しレバー6、6が対向状に設けられている。
上記押出しレバー6は、上述したように、上記ケース本体5と同一のプラスチック材料から形成されたケース本体5との一体ものである。
押出しレバー6の基端部6aは上記ケース本体5に一体接続されるとともに、その先端部6bが上記字消し本体2の外周面つまり上側面2cまたは下側面2dに係止可能な押出し係合部とされている。
押出しレバー6の具体的な形状構成は、山形V字状に屈曲形成された側面形状を有する板状体の形態とされ、その前後端部が上記基端部6aと押出し係合部6bをそれぞれ形成するとともに、これら前後端部6a、6bの中間の山形頂部6cが手指にて押圧操作する押圧部とされている。
上記押出しレバー6の基端部6a、押出し係合部6bおよび押圧部6cは、字消し本体2の軸線方向に直線状に連続して延びる平面形状を有する。
上記押出しレバー6の上記押出し係合部6bは、その下面7が上記字消し本体2の上側面2cまたは下側面2dに面接触する係合面とされている。この係合面7には、字消し本体2の外周面(上側面2cまたは下側面2d)に対する係合作用を促進するための凹凸部7aが設けられている。
また、上記押出し係合部6bの前端縁は、図示の実施形態においては、字消し本体2の前後方向に直交する直線状の輪郭形状を有しているが、図2の二点鎖線で示すように、前方へ湾曲した円曲線からなる輪郭形状とされても良い。
このような円曲線からなる輪郭形状構造は、図示の実施形態の字消し本体2のような弾性物品に対しては、係合初期において押出し係合部6bが滑りを生じることなく食い込み易いという利点がある。
押出しレバー6は、少なくとも上記基端部6aとケース本体5との一体接続部分8の弾性変形により、上記押出しレバー6の押出し係合部6bが字消し本体2の上側面2cに係合して、字消し本体2を前方へ押し出す構造とされている。
この目的のため、押出しレバー6の基端部6a、より具体的にはこの基端部6aから上記一体接続部分8を含む部位は、他の部位に比較して肉厚な断面形状を備えている。このような構造とすることにより、プラスチックから構成されるこの部位の十分な弾性と強度が確保される。
図示の実施形態の押出しレバー6は、上記基端部6aとケース本体5との一体接続部分8の弾性変形に加えて、押出しレバー6自体の弾性変形により、上記押出しレバー6の押出し係合部6bが字消し本体2の上側面2cまたは下側面2dに係合して、字消し本体2を前方へ押し出す構造とされている。
また、字消し本体2が弾性物品であることから、押出しレバー6の押出し係合部6bの係合面7の字消し本体2の外周面(上側面2cまたは下側面2d)に対する係合作用は、字消し本体2の弾性を利用する構造とされている。
これに関連して、上述したように、押出しレバー6の押出し係合部6bの前端縁が、前方へ湾曲した円曲線からなる輪郭形状とされても良い(図2の二点鎖線参照)。
上記押出しレバー6は、ケース本体5の前方開放端の近傍位置に形成されるとともに、この押出しレバー6の押出し作用空間つまり動作空間が上記ケース本体5の前方開放端に臨んで開放されている。
換言すれば、押出しレバー6の先端部分つまり押出し係合部6bがケース本体5の前方へ臨んで設けられて、後述する繰出し操作時にケース本体5の前方へ突出する構造とされている(図4(b)および(c)参照)。
しかして、以上のように構成された字消し1において、その使用に際しては、使用者は、図3(a)または(b)に示すように、手指にて字消しケース3を抱持状に保持しながら、親指と人差し指で繰出し部4の上下一対の押出しレバー6、6の押圧部6c、6cを上下両側から同時に挟むように押圧操作する。これにより、押出しレバー6、6の弾性変形(押出しレバー6、6の基端部6aとケース本体5との一体接続部分8の弾性変形+押出しレバー6、6自体の弾性変形)による押出し作用で、字消しケース3内に収納されている字消し本体2が前方へ繰り出されて、消字使用が可能となる。
また、上記字消し1において、字消し本体2が使用により消耗してしまった後は、消耗して小さくなった使用済みの字消し本体2に替えて、新たな字消し本体2を上記ケース本体5に後端開口側から挿入することで、字消しケース3を継続使用することが可能である。
この場合、本実施形態の字消しケース3は、上述した専用の字消し本体2に限られることなく、一般市販の同一規格の字消し用の収納ケースとしても単独で使用することが可能である。
この繰出し部4による字消し本体2の繰出し動作メカニズムについて、以下に具体的に説明する(図4参照)。
(1)繰出し部4の一対の押出しレバー6、6は、常態においては図4(a)に示す状態にあり、両押出しレバー6、6の押出し係合部6b、6bの係合面7、7は、字消し本体2の上下側面2c、2dに対して離隔した非係合状態にある。
(2)例えば、図示の実施形態においては、上記のとおり親指と人差し指で上記一対の押出しレバー6、6の押圧部6c、6cを両側(図4においては上下両側)から同時に挟むように押圧Pすると、両押出しレバー6、6は、主として基端部6aとケース本体5との一体接続部分8の弾性変形により、押出し係合部6b、6bの係合面7、7の先端部が図4(b)に示すように字消し本体2の上下側面2c、2dにそれぞれ係合する。
(3)さらに、両押出しレバー6、6の押圧部6c、6cを両側から押圧Pしていくと、両押出しレバー6、6は、上記一体接続部分8の弾性変形に加えて、押出しレバー6自体も弾性変形しながら、上記押出し係合部6b、6bの係合面7、7が字消し本体2の上下側面2c、2dにさらに強く係合して、これにより字消し本体2を所定量αだけ前方へ押し出す。
この場合、字消し本体2が弾性物品であることから、上記押出し係合部6b、6bの係合面7、7の字消し本体2の上下側面2c、2dに対する係合作用は、字消し本体2の弾性を利用して、係合面7、7の凹凸部7a、7aが上下側面2c、2dに食い込むような強い係合状態を得ることができる。この結果、押出しレバー6の押出し係合部6b、6bと字消し本体2の上下側面2c、2dとの間には相対的な滑りを生じることなく、字消し本体2を確実に所定量αだけ前方へ押し出すことができる。
(4)上記一対の押出しレバー6、6の押圧部6c、6cに対する押圧力Pを解除すると、両押出しレバー6、6は、押出しレバー6自体の弾性復帰力および上記基端部6aとケース本体5との一体接続部分8の弾性復帰力により常態に復帰して、押出し係合部6b、6bの係合面7、7は字消し本体2の上下側面2c、2dに対して離隔した非係合状態となる。
この一連の字消し本体2の繰出し動作において、ケース本体5は、前述したように、字消し本体2を適度の抱持力をもって保持するとともに、繰出し部4(6、6)の前方への押出し作用によって上記字消し本体2がケース本体5から前方へ繰り出されるのを許容する。
換言すれば、字消し本体2は、繰出し部4(6、6)による字消し本体2の繰出し動作時以外は、ケース本体5内の現状位置に安定して保持される。
また、具体的には図示しないが、上記(3)の繰出し操作により、字消し1が消字使用可能となった後、例えば、この状態ままで、つまり親指と人差し指で両押出しレバー6、6の押圧部6c、6cを挟持状に押圧Pした状態のままで、字消し1の外周面を把持して、繰出された字消し本体2の先端部分を、消字対象となる紙面上の文字等に押し当てて往復移動させることで、上記文字等を摩擦消去する。このような消字姿勢をとることで、字消し本体2はケース本体5に対して定位置を安定して確保することができ、効率的な消字使用が可能となる。
以上詳述したように、本実施形態の字消しケース3によれば、手持ちサイズの字消し本体2を前方へ繰出し可能に収納保持するものであって、上記字消し本体2の外周面2c〜2fを摺動可能に保持するケース本体5と、このケース本体5の一部に設けられ、手指での押圧操作により上記字消し本体2を前方への押出し作用で繰り出す繰出し部4とを備えてなるから、以下に列挙するような特有の効果が発揮される。
(a)字消し本体2の外周面2c〜2fを摺動可能に保持するケース本体5の一部に設けられ、手指での押圧操作により上記字消し本体2を前方への押出し作用で繰り出す繰出し部4(6、6)を備えることにより、字消し本体2に直接手指を触れることなく、字消し本体2をケース本体5から露出させることができ、手指表面の汗や油分が字消し本体2に付着して、字消し本体2本来の特性を損なわせたり、汚損したりすることがない。
(b)上記繰出し部4(6、6)は、上記字消し本体2の外周面に対応して設けられた押出しレバー6を備えてなることにより、この押出しレバー6を手指で押圧操作するという単純な操作で繰出し動作させることができ、構造が小型簡素で製造コストさらには製品コストを低く抑えることができる。
(c)上記繰出し部4(6、6)は、手指での押圧操作により上記字消し本体2を前方への押出し作用で繰り出すという単純な構造であるから、ケース本体5の形状に制約を受けることなく収納する字消し本体2の外形に対応した任意の形状とすることができる。
換言すれば、本実施形態の字消しケース3は、ケース本体5の形状が適用対象となる字消し本体2の外形に制約を受けることがなく、例えば、図示のような直方体形状の字消し本体2のほか、後述する実施形態5のように円柱形状等の他の外形を有する字消し本体(図示省略)にも適用可能であり、汎用性に富む。
また、このようにケース本体5の形状が収納する字消し本体2の外形に忠実に沿った形状とすることができることにより、ケース本体5の外形の形状寸法は、字消し本体2の形状寸法とほぼ同じ形状寸法を実現することが可能で、小型物品である字消し1の形状寸法の増大を最小限に抑えることができ、嵩張らせることがない。
(d)本実施形態の字消し1は、手持ちサイズの小型物品としての字消し本体2が上記字消しケース3に前方へ繰出し可能に収納保持されてなるから、上記(a)〜(c)の効果を有効に発揮し得る。
すなわち、字消し1は、製品コストが安価で多量生産品であり、上記のように製造コストさらには製品コストが低い本実施形態の字消しケース3は、字消し1用の収納ケースとして最適である。
また、上記字消しケース3の繰出し部4は、手指での押圧操作により収納された字消し本体2を前方への押出し作用で繰り出す構造であるため、従来の字消しケース(収納ケース)のように、字消し本体2を手指で直接掴むつまり直接触れる必要がなく、手指表面の汗や油分が字消し本体2に付着して、字消し本来の消字性能を低下させたり、汚損したりすることがない。
実施形態2
本実施形態は図5および図6に示されており、字消しケース3の具体的構造が改変されたものである。
すなわち、本実施形態の字消しケース3において、押出しレバー6がケース本体5の前方開放端の近傍位置に形成されるとともに、この押出しレバー6の押出し作用空間つまり動作空間が上記ケース本体5の前方開放端縁部10により区画形成されている。
換言すれば、実施形態1においては、押出しレバー6の押出し作用空間がケース本体5の前方開放端に臨んで開放されているのに対して、本実施形態においては、押出しレバー6の押出し作用空間が上記ケース本体5の前方開放端縁部10により閉塞されて、ケース本体5の前端部分が補強された構造とされている。
その他の構成および作用は実施形態1と同様である。
実施形態3
本実施形態は図7に示されており、字消しケース3の具体的構造が改変されたものである。
すなわち、本実施形態の字消しケース3において、ケース本体5は、字消し本体2の後端面に対向する閉塞部12を有する前方開放型の容器形状とされている。
換言すれば、実施形態1のケース本体5は、字消し本体2の外周面2c〜2fを摺動可能に囲繞保持する前後開放型の筒体形状とされているが、本実施形態においては、ケース本体5の後端部が閉塞部12により閉塞されて、ケース本体5の後端部分が被覆補強された構造とされている。
その他の構成および作用は実施形態1と同様である。
実施形態4
本実施形態は図8に示されており、繰出し部4の具体的構造が改変されたものである。
すなわち、実施形態1の繰出し部4においては、字消し本体2の対向する上下側面2c、2dにそれぞれ対応して、一対の押出しレバー6、6が対向状に設けられているが、本実施形態の繰出し部4においては、字消し本体2の上側側面2cに対応して設けられた単一の押出しレバー6を備えてなる。
しかして、以上のように構成された字消し1において、その使用に際しては、使用者は、具体的には図示しないが、手指にて字消しケース3を抱持状に保持しながら、親指と人差し指で、繰出し部4の押出しレバー6の押圧部6cとケース本体5の下側面とを上下両側から同時に挟むように把持することにより、押出しレバー6の弾性変形による押出し作用で、字消しケース3内に収納されている字消し本体2が前方へ繰り出されて、消字使用が可能となる。
その他の構成および作用は実施形態1と同様である。
実施形態5
本実施形態は図9に示されており、対象となる字消し本体2の形状寸法に対応して字消しケース3の具体的構造が改変されたものである。
すなわち、本実施形態の字消し21においては、字消し本体2が円柱形状とされるとともに、字消しケース3のケース本体5がこの円柱形状の字消し本体2の円筒外周面を摺動可能に囲繞保持する円筒体形状とされている。
また、ケース本体5の後端部分には止めクリップ22が設けられており、この止めクリップ22は、字消し21の消字作業時以外の不使用時に、適宜の固定箇所に挟み止めすることで字消し21を固定保持させたり、字消し21の携帯時に、スーツ等の胸ポケットなどに挟み止めして携帯する際に使用される。
ケース本体5の内周面の形状寸法が、字消し本体2を適度の抱持力をもって保持するとともに、後述する繰出し部4の前方への押出し作用によって上記字消し本体2がケース本体5から前方へ繰り出されるのを許容するように設定されることは実施形態1と同様である。
また、本実施形態の繰出し部4においては、押出しレバー6が字消し本体2の円筒外周面の対向位置にそれぞれ対応して一対設けられている。
その他の構成および作用は実施形態1と同様である。
実施形態6
本実施形態は図10に示されており、字消しケース3の具体的構造が改変されたものである。
すなわち、本実施形態の字消しケース3は、ケース本体5に、字消し本体2のケース本体5内での後退を抑制する後退抑制部(後退抑制手段)25を備えてなる。
この後退抑制部25は、具体的には、ケース本体5の内周面に前後方向へ延びて形成された滑り止め構造26の形態とされており、図示の実施形態においては、字消し本体2の左右側面2e、2fにそれぞれ対応する左右内周側面5e、5fに前後方向へ直線状に延びて形成されている。
このように、後退抑制部25が、繰出し部4(6、6)が作用する字消し本体2の上下側面2c、2dと干渉しない、左右側面2e、2fに採用する構造とされることにより、両者4、25の相反する繰出し作用と後退抑制作用が、互いに干渉することなく、それぞれ有効に発揮される。
この滑り止め構造26は、具体的には図10(b)に示すように、上記字消し本体2の外周面に当接係合する係合突起26a、26a、…が上記ケース本体5の前後方向へ多数連続して配列形成されてなる。
図示の実施形態の滑り止め構造26の係合突起26a、26a、…は、図示されるように、断面形状において後側辺が前側辺よりも大きな傾斜角をもって形成されたギザギザ輪郭形状を呈しており、これにより、上記係合突起26a、26a、…が、ケース本体5に収納される字消し本体2の左右側面2e、2fに対して、前進方向よりも後退方向へより強固に係合する構造とされている。
また、これに対応して、ケース本体5の内周面の形状寸法は、字消し本体2の外周面に対して実施形態1の場合よりも僅かに大きく設定されて、上記滑り止め構造26との協働作用により、字消し本体2を適度の抱持力をもって保持するとともに、繰出し部4の前方への押出し作用によって上記字消し本体2がケース本体5から前方へ繰り出されるのを許容する。
なお、上記ケース本体5の内周面の形状寸法は、目的に応じて、実施形態1と同様の条件で設定されても良く、この場合は、実施形態1の場合よりも、ケース本体5が字消し本体2を強い抱持力をもって保持することになる。
この場合、字消し本体2が弾性物品であることから、この字消し本体2の上下側面2c、2dに対する、前述した押出しレバー6、6の押出し係合部6b、6bの係合面7、7の係合作用と同様に、上記滑り止め構造26による滑り止め作用さらには後退抑制作用は、字消し本体2の弾性を利用して、滑り止め構造26が字消し本体2の左右側面2a、2bにある程度食い込むような強い係合状態を得ることができ、字消し本体2を確実に後退抑制することができる。
しかして、以上のように構成された字消しケース3においては、字消し本体2のケース本体5内での後退を抑制する後退抑制部25を備えることにより、繰出し部4の前方への押出し作用を考慮しての、ケース本体5の内周面の字消し本体2に対する形状寸法設定が容易確実であり、製品コストが安価で多量生産品である字消し1用の収納ケースとして最適な構造である。
なお、上記滑り止め構造26の係合突起26a、26a、…の具体的形状は上記構成に限定されることなく、目的に応じて、同様の機能を有する他の構成も採用可能であり、例えば、図10(c)または(d)に示すような構成が採用され得る。
つまり、図10(c)に示される滑り止め構造26係合突起26a、26a、…は、図示されるように、断面形状において前後側辺がほぼ同じ傾斜角をもって形成されたギザギザ輪郭形状を呈しており、これにより、上記係合突起26a、26a、…が、ケース本体5に収納される字消し本体2の左右側面2e、2fに対して、その前進方向と後退方向の両方向へ同等に係合する構造とされている。
また、図10(c)に示される滑り止め構造26係合突起26a、26a、…は、図示されるように、前方へ傾斜した薄板状に形成されており、これにより、上記係合突起26a、26a、…が、ケース本体5に収納される字消し本体2の左右側面2e、2fに対して、前進方向よりも後退方向へ強固に係合する構造とされている。
その他の構成および作用は実施形態1と同様である。
実施形態7
本実施形態は図11に示されており、字消しケース3の後退抑制部25の具体的構造が改変されたものである。
すなわち、本実施形態の字消しケース3は、ケース本体5に、字消し本体2のケース本体5内での後退を抑制する後退抑制部(後退抑制手段)25を備えてなるが、本実施形態においては、この後退抑制部25の具体的構造が改変されている。
本実施形態の後退抑制部25は、字消し本体2を支持移動する移動部材30と、ケース本体5に設けられる後退防止構造31とからなる。
移動部材30は、上記字消し本体2の後端面2bを支持移動するもので、具体的には、上記ケース本体5の内周面に摺動案内される輪郭形状の外周面、換言すれば字消し本体2の外周面輪郭に対応する輪郭形状の外周面を有するほぼ矩形状の厚板部材の形態とされている。
また、この移動部材30は、その外周面の一部、具体的には、支持固定する字消し本体2の左右側面2e、2fにそれぞれ対応する左右側面に上記後退防止構造31に係止可能な係止突起30a、30a、…を備えるとともに、その前面に上記字消し本体2の後端面2bに嵌合固定する嵌合突起30bを備える。
この嵌合突起30bは図11(b)に示すような円筒突起の形態とされ、この円筒突起30bに対応する円筒凹部32(図11(a))が字消し本体2の後端面2bに形成されており、この円筒凹部32に上記円筒突起30bが取外し可能に嵌合することにより、移動部材30が字消し本体3の後端面2bに一体的に支持固定される。
後退防止構造31は、上記ケース本体5の内周面に形成されて上記移動部材30の後退つまり字消し本体2の後退を防止するもので、上記移動部材30の係止突起30a、30a、…が上記ケース本体5の後方へ係止可能な複数の係止部31a、31a、…からなる(図11(c))。
この後退防止構造31は、具体的には、ケース本体5の内周面に前後方向へ延びて形成されており、図示の実施形態においては、字消し本体2の左右側面2e、2fにそれぞれ対応する左右内周側面5e、5fに前後方向へ直線状に延びて形成されている。
この後退防止構造31を構成する上記係止部31a、31a、…は、具体的には図11(c)に示すように、断面形状において後側辺が前側辺よりも大きな傾斜角をもって形成されたギザギザ輪郭形状を呈しており、これに対応して、上記移動部材30の係止突起30a、30a、…が逆の断面形状、つまり、前側辺が後側辺よりも大きな傾斜角をもって形成されたギザギザ輪郭形状を呈している。
これにより、字消し本体2を支持移動する移動部材30の係止突起30a、30a、…が、上記ケース本体5の後退防止構造31の係止部31a、31a、…に対して前進方向への弾発的な移動通過を許容しつつ、後退方向へ強固に係合する構造とされている。
しかして、以上のように構成された字消し1において、繰出し部4の前方への押出し作用によって、上記字消し本体2がケース本体5から前方へ繰り出されるとともに、後退抑制部25の後退抑制作用によって、字消し本体2は、上記繰出し部4による繰出し動作時以外は、ケース本体5内の現状位置に安定して保持される。
特に、後退抑制部(後退抑制手段)25は、字消し本体2を支持移動する移動部材30の係止突起30a、30a、…が、上記ケース本体5の後退防止構造31の係止部31a、31a、…に対して、前進方向への弾発的な移動通過を許容しつつ、後退方向へ強固に係合する構造とされていることにより、消字作業時において、字消し本体2はケース本体5に対して一体化して、定位置を安定して確保される結果、効率的で確実な消字使用が可能となる。
また、字消し本体2が使用により消耗してしまった後に、消耗して小さくなった使用済みの字消し本体2に替えて、新たな字消し本体2を上記ケース本体5に後端開口側から挿入することで、字消しケース3を継続使用することが可能である。この場合に、本実施形態の字消しケース3が、上述した専用の字消し本体2に限られることなく、一般市販の同一規格の字消し用の収納ケースとしても単独で使用することが可能である。
その他の構成および作用は実施形態6と同様である。
実施形態8
本実施形態は図12および図13に示されており、実施形態8の後退抑制部25の具体的構造が若干改変されたものである。
すなわち、本実施形態の字消しケース3の後退抑制部25は、字消し本体2を支持以降する移動部材30と、ケース本体5に設けられる後退防止構造31とからなる点については実施形態7のものと同様である。
本実施形態の移動部材30は、ケース本体5の内周面に摺動案内される輪郭形状の外周面を有するほぼ矩形状の厚板部材の形態とされ、その前面に上記字消し本体2の後端面2bに嵌合固定する円筒突起の形態とされた嵌合突起30bを備えて、これに対応する円筒凹部32が字消し本体2の後端面2bに形成されることにより、移動部材30が字消し本体3の後端面2bに一体的に支持固定される。これらの構造については、実施形態7と同様である。
移動部材30の外周面の一部、具体的には、支持固定する字消し本体2の左右側面2e、2fにそれぞれ対応する左右側面30e、30fに上記後退防止構造31に係止可能な係止突起33がそれぞれ設けられている。
後退防止構造31は、上記移動部材30の左右一対の係止突起33、33が上記ケース本体5の後方へ係止可能な複数の係止孔31b、31b、…からなる。
この後退防止構造31は、具体的には、ケース本体5の内周面に前後方向へ延びて形成されており、図示の実施形態においては、字消し本体2の左右側面2e、2fにそれぞれ対応する左右内周側面5e、5fに前後方向へ直線状に延びて形成されている。
この後退防止構造31を構成する上記係止孔31b、31b、…は、具体的には、図12に示すように、縦長矩形状の貫通孔の形態とされ、ケース本体5の左右側壁部に前後方向へ直線状に等間隔をもって配列形成されて、左右内周側面5e、5fに臨んでいる。
これに対応して、上記移動部材30の係止突起33、33は、図13(a)〜(c)に示すように、これら一対の係止突起33、33の前側面33aが前方へ向けて先細のテーパ面を形成するとともに、後側面33bがケース本体5の前後方向に対して垂直な平面からなるくさび形状の平面断面形状を有する縦長係止リブの形態とされている。
これにより、字消し本体2を支持移動する移動部材30の左右一対の係止突起33、33が、上記ケース本体5の後退防止構造31の係止孔31b、31b、…に対して前進方向への弾発的な移動通過を許容しつつ、後退方向へ強固に係合固定する構造とされている。
その他の構成および作用は実施形態7と同様である。
なお、上述した実施形態1〜8はあくまでも本発明の好適な実施態様を示すものであって、本発明はこれらに限定されることなく、その範囲内で種々の設計変更が可能である。
例えば、図示の実施形態1〜8においては、字消しケース3(ケース本体5+繰出し部4)がプラスチック製の射出成形品とされているが、同様の構造および機能を備え得る他の構成材料製とすることも可能である。一例として、字消しケース3のケース本体5と繰出し部4が一枚ものの薄板金属から形成されてなる板金成形品とすることも可能である。
また、本発明の字消しは、字消し本体2が実施形態1〜8のプラスチック字消しであるほか、ゴム製の字消し(消しゴム)あるいは熱可塑性エラストマー製の字消しである場合にも適用可能である。
さらに、本発明の字消しケース(小型物品ケース)3は、実施形態1〜8の字消し用の収納ケース(字消しケース)のほか、同様な形状構成を備える手持ちサイズの小型物品(物品本体)を収納保持する収納ケースとしても適用可能であり、特に、他の弾性を有する種々の小型物品に好適に適用可能であるほか、弾性を有さない種々の小型物品にも適用することが可能である。
一例として、(a)弾性を有する小型物品としては、棒状の食品であるソーセージ、チューインガム、かまぼこ等に適用可能であり、また(b)弾性を有さない小型物品としては、チョーク(文房具)、クレヨン(画材)、鉛筆(筆記具)、棒状砥石(研磨工具)、棒状の焼き菓子(食品)、棒状のチョコレート(食品)、棒状のキャンデー(食品)、バター(食品)、口紅(化粧品)、アイブロー(化粧品)、アイライナー(化粧品)、コンシーラー(化粧品)、アイシャドー(化粧品)、鉛筆(筆記具)等に適用可能である。
1 字消し(小型物品)
2 字消し本体(物品本体)
2b 字消し本体の後端面
2c、2d 字消し本体の上下側面(外周面)
2e、2f 字消し本体の左右側面(外周面)
3 字消しケース(小型物品ケース)
4 繰出し部(繰出し手段)
5 ケース本体
5e、5f ケース本体の左右内周側面
6 押出しレバー
6a 押出しレバーの基端部
6b 押出しレバーの押出し係合部(先端部)
6c 押出しレバーの押圧部(山形頂部)
7 押出し係合部の係合面
7a 係合面の凹凸部
8 一体接続部分
10 ケース本体の前方開放端縁部
21 字消し(小型物品)
22 止めクリップ
25 後退抑制部(後退抑制手段)
26 滑り止め構造
26a 滑り止め構造の係合突起
30 移動部材
30a 移動部材の係止突起
30b 移動部材の嵌合突起
31 後退防止構造
31a 後退防止構造の係止部
31b 後退防止構造の係止孔
33 移動部材の係止突起

Claims (25)

  1. 手持ちサイズの物品本体を前方へ繰出し可能に収納保持するものであって、
    前記物品本体の外周面を摺動可能に保持するケース本体と、
    このケース本体の一部に設けられ、手指での押圧操作により前記物品本体を前方への押出し作用で繰り出す繰出し手段とを備えてなる
    ことを特徴とする小型物品ケース。
  2. 前記繰出し手段は、前記物品本体の外周面に対応して設けられた押出しレバーを備えてなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の小型物品ケース。
  3. 前記押出しレバーは、前記ケース本体と同一材料から形成されたケース本体との一体ものであり、その基端部が前記ケース本体に一体接続されるとともに、その先端部が前記物品本体の外周面に係止可能な押出し係合部とされ、
    少なくとも前記押出しレバーの基端部と前記ケース本体との一体接続部分の弾性変形により、前記押出しレバーの押出し係合部が前記物品本体の外周面に係合して、物品本体を前方へ押し出す構造とされている
    ことを特徴とする請求項2に記載の小型物品ケース。
  4. 前記押出しレバーの基端部と前記ケース本体との一体接続部分の弾性変形に加えて、前記押出しレバー自体の弾性変形により、前記押出しレバーの押出し係合部が前記物品本体の外周面に係合して、物品本体を前方へ押し出す構造とされている
    ことを特徴とする請求項3に記載の小型物品ケース。
  5. 前記押出しレバーは、山形V字状に屈曲形成された板状体の形態とされ、その前後端部が前記基端部と押出し係合部をそれぞれ形成するとともに、これら前後端部の中間の山形頂部が手指にて押圧操作する押圧部とされている
    ことを特徴とする請求項3に記載の小型物品ケース。
  6. 前記押出しレバーの基端部、押出し係合部および押圧部が、前記物品本体の軸線方向に直線状に連続して延びる平面形状を有する
    ことを特徴とする請求項5に記載の小型物品ケース。
  7. 前記押出し係合部は、その下面が前記物品本体の外周面に面接触する係合面とされ、
    この係合面に、前記物品本体の外周面に対する係合作用を促進するための凹凸部が設けられている
    ことを特徴とする請求項3に記載の小型物品ケース。
  8. 前記押出し係合部の係合面の前記物品本体の外周面に対する係合作用が物品本体の弾性を利用する構造とされている
    ことを特徴とする請求項7に記載の小型物品ケース。
  9. 前記押出し係合部の前端縁が前方へ湾曲した円曲線からなる輪郭形状を有する
    ことを特徴とする請求項3に記載の小型物品ケース。
  10. 前記押出しレバーは前記ケース本体の前方開放端の近傍位置に形成されるとともに、この押出しレバーの押出し作用空間が前記ケース本体の前方開放端に臨んで開放されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の小型物品ケース。
  11. 前記押出しレバーは前記ケース本体の前方開放端の近傍位置に形成されるとともに、この押出しレバーの押出し作用空間が前記ケース本体の前方開放端縁部により区画形成されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の小型物品ケース。
  12. 前記ケース本体は、前記物品本体の外周面を摺動可能に囲繞保持する前後開放型の筒体形状とされている
    ことを特徴とする請求項1に記載の小型物品ケース。
  13. 前記ケース本体は、前記物品本体の外周面を摺動可能に囲繞保持するとともに、前記物品本体の後端面に対向する閉塞部を有する前方開放型の容器形状とされている
    ことを特徴とする請求項1に記載の小型物品ケース。
  14. 前記ケース本体の内周面の形状寸法は、前記物品本体を適度の抱持力をもって保持するとともに、前記繰出し手段の前方への押出し作用によって前記字消し本体が前記ケース本体から前方へ繰り出されるのを許容するように設定されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の小型物品ケース。
  15. 前記ケース本体に、前記物品本体のケース本体内での後退を抑制する後退抑制手段を備えてなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の小型物品ケース。
  16. 前記後退抑制手段は、前記ケース本体の内周面に前後方向へ延びて形成された滑り止め構造の形態とされ、
    この滑り止め構造は、前記物品本体の外周面に当接係合する係合突起が前記ケース本体の前後方向へ多数連続して配列形成されてなる
    ことを特徴とする請求項15に記載の小型物品ケース。
  17. 前記後退抑制手段は、前記物品本体の後端面を支持移動する移動部材と、前記ケース本体の内周面に形成されて前記移動部材の後退を防止する後退防止構造とからなり、
    前記移動部材は、前記ケース本体の内周面に摺動案内される輪郭形状の外周面を有するとともに、この外周面に前記後退防止構造に係止可能な係止突起を備え、
    前記後退防止構造は、前記移動部材の係止突起が前記ケース本体の後方へ係止可能な複数の係止部からなる
    ことを特徴とする請求項15に記載の小型物品ケース。
  18. 前記ケース本体と繰出し手段は、プラスチック製の射出成形品である
    ことを特徴とする請求項1から17のいずれか一つに記載の小型物品ケース。
  19. 前記押出しレバーの基端部は、他の部位に比較して肉厚な断面形状を備えている
    ことを特徴とする請求項18に記載の小型物品ケース。
  20. 前記ケース本体と繰出し手段は、薄板金属製の板金成形品である
    ことを特徴とする請求項1から17のいずれか一つに記載の小型物品ケース。
  21. 手持ちサイズの物品本体としての字消し本体が請求項1から20のいずれか一つに記載の小型物品ケースに前方へ繰出し可能に収納保持されてなる
    ことを特徴とする字消し。
  22. 前記字消し本体が直方体形状とされるとともに、前記繰出し手段の押出しレバーが、少なくとも前記字消し本体の外周1側面に対応して設けられている
    ことを特徴とする請求項21に記載の字消し。
  23. 前記押出しレバーは、前記字消し本体の対向する外周2側面にそれぞれ対応して一対設けられている
    ことを特徴とする請求項22に記載の字消し。
  24. 前記字消し本体が円柱形状とされるとともに、前記繰出し手段の押出しレバーが、少なくとも前記字消し本体の円筒外周の一部に対応して設けられている
    ことを特徴とする請求項21に記載の字消し。
  25. 前記押出しレバーは、前記字消し本体の円筒外周面の対向位置にそれぞれ対応して一対設けられている
    ことを特徴とする請求項24に記載の字消し。
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