JP2017157028A

JP2017157028A - 車両状態記録装置

Info

Publication number: JP2017157028A
Application number: JP2016040119A
Authority: JP
Inventors: 英人平原; Hideto Hirahara
Original assignee: Isuzu Motors Ltd
Current assignee: Isuzu Motors Ltd
Priority date: 2016-03-02
Filing date: 2016-03-02
Publication date: 2017-09-07
Also published as: CN108701378A; WO2017150605A1; US20190096263A1; EP3425596A1; EP3425596A4

Abstract

【課題】デバイスの操作と、車両の挙動（事故や危険走行など）との因果関係をより正確に把握可能なデータを記録できる車両状態記録装置を提供すること。【解決手段】車両状態記録装置１００は、車両に搭載されたデバイスの操作状態を示す操作情報を出力するデバイス群１２０と、車両の位置情報を取得する位置検出部１３０と、車両の挙動を示すイベント情報を出力するイベント検知手段としての事故検知部１４０、危険走行検知部１５０及びＡＢＳ作動センサ１６０と、前記操作情報と前記位置情報と前記イベント情報とを関連付けて記録するデータ記録装置１１０と、を有する。【選択図】図１

Description

本発明は、車両状態記録装置に関する。

従来、車両に搭載されたデバイスの稼働状態をデータ記録装置に記録する車両状態記録装置がある（例えば特許文献１参照）。この種の装置では、各デバイスの稼働時間や、各デバイスに流れた電流値等がデータ記録装置に記録される。これにより、データ記録装置に記録された内容を、デバイスの故障診断や、新たなデバイスの開発等に活用することができる。

特開平１０−０３０４９２号公報

ところで、上述したようにデバイスの作動状態を記録しただけでは、そのデバイスがどのような状況下で作動したかなどを知ることはできず、車両の挙動が生じた原因などを知るには不十分であると考えられる。車両の挙動（事故や危険な走行など）が、デバイスの操作が原因となったものなのか否かを、記録データから知ることができれば非常に便利であると考えられる。

本発明の目的は、デバイスの操作と、車両の挙動（事故や危険走行など）との因果関係をより正確に把握可能なデータを記録できる車両状態記録装置を提供することである。

本発明の車両状態記録装置の一つの態様は、
車両に搭載されたデバイスの操作状態を示す操作情報を出力するセンサと、
前記車両の位置情報を取得する位置検出手段と、
前記車両の挙動を検知して、前記挙動を示すイベント情報を出力するイベント検知手段と、
前記操作情報と前記位置情報と前記イベント情報とを関連付けて記録する記録手段と、
を具備する。

本発明によれば、デバイスの操作情報と車両の位置情報と車両の挙動を示すイベント情報とを関連付けて記録するようにしたので、デバイスの操作と、車両の挙動（事故や危険走行など）との因果関係をより正確に把握可能なデータを記録できる車両状態記録装置を実現できる。

本発明の実施の形態に係る車両状態記録装置の概略構成を示すブロック図データ記録装置に記録されるデータの説明に供する図

以下、図面を用いて、本発明の実施の形態を詳細に説明する。

図１は、本実施の形態に係る車両状態記録装置の構成を示す。車両状態記録装置１００は、データ記録装置１１０を有する。データ記録装置１１０は、車両に搭載された複数のデバイス（デバイス群１２０）に接続されており、これら複数のデバイスをドライバが操作した操作状態をデータ記録装置１１０に記録できるようになっている。

図１の例では、データ記録装置１１０には、ブレーキセンサ１２１からのブレーキ情報、アクセルセンサ１２２からのアクセル情報、操舵センサ１２３からの操舵情報等の操作情報が入力され、データ記録装置１１０はこれらの操作情報を記録する。

ここで、ブレーキ情報とはドライバによるブレーキの操作状態を示すものであり、アクセル情報とはドライバによるアクセルの操作状態を示すものであり、操舵情報とはドライバによる操舵状態を示すものである。

また、データ記録装置１１０は、位置検出部１３０によって検出された位置情報を記録する。位置検出部１３０は、例えば車両に搭載されたＧＰＳセンサである。

また、データ記録装置１１０は、事故検知部１４０によって自車両の事故が検知された場合にこれを事故情報として記録する。事故検知部１４０は、例えば衝突検知センサによって構成されている。

また、データ記録装置１１０は、危険走行検知部１５０によって自車両が危険走行を行っていると検知された場合にこれを危険走行情報として記録する。危険走行検知部１５０は、例えば車速情報や操舵情報、ブレーキ情報等に基づいて、速度超過や急ハンドル、急ブレーキ等が行われたと判定したときに危険走行が行われたと検知する。

また、データ記録装置１１０は、ＡＢＳ（Antilock Brake System）作動センサ１６０からのＡＢＳ作動情報を記録する。

ここで、事故検知部１４０、危険走行検知部１５０及びＡＢＳ作動センサ１６０は、車両のイベント情報として事故、危険走行及びスリップを検知するイベント検知手段として機能している。本実施の形態において、イベント情報とは、ドライバの操作の結果による「車の挙動（作動）」を意味する。

データ記録装置１１０は、同一時間軸に、換言すれば時間に関連付けて、上記操作情報、位置情報、イベント情報を記録する。図２は、その様子を示す図である。ブレーキ情報、アクセル情報、操舵情報等の操作情報が時間軸方向に連続して記録されるとともに、位置情報が時間軸方向に連続して記録される。また、危険走行検知部１５０により危険走行が検知された危険走行期間（ｔ１−ｔ２）、ＡＢＳ作動センサ１６０によりスリップが検知されたスリップ期間（ｔ２−ｔ３）、事故検知部１４０により事故が検知された事故発生時間（ｔ４）が、イベント情報として記録される。なお、図２の例では、危険走行期間とスリップ期間が連続しているが、これらの期間は勿論離れている場合も重複している場合もある。

このように、本実施の形態の車両状態記録装置１００は、操作情報と位置情報とイベント情報とを関連付けて記録したので、記録情報を見れば、イベント（事故、スリップ、危険走行など）が起こったときの各デバイスの操作状況を把握できるのに加えて、そのときの位置情報を考慮することで、そのイベントの原因が主にデバイスにあったのか、あるいは道路環境（例えば急カーブといった危険箇所）にあったのか等を把握できるようになる。

上述の実施の形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。

本発明の車両状態記録装置は、車両に搭載されたデバイスの作動状態を記録する車両状態記録装置に適用可能である。

１００車両状態記録装置
１１０データ記録装置
１２０デバイス群
１２１ブレーキセンサ
１２２アクセルセンサ
１２３操舵センサ
１３０位置検出部
１４０事故検知部
１５０危険走行検知部
１６０ＡＢＳ作動センサ

Claims

車両に搭載されたデバイスの操作状態を示す操作情報を出力するセンサと、
前記車両の位置情報を取得する位置検出手段と、
前記車両の挙動を検知して、前記挙動を示すイベント情報を出力するイベント検知手段と、
前記操作情報と前記位置情報と前記イベント情報とを関連付けて記録する記録手段と、
を具備する車両状態記録装置。
前記記録手段は、前記操作情報と前記位置情報と前記イベント情報とを時間に関連付けて記録する、
請求項１に記載の車両状態記録装置。
前記センサは、ブレーキセンサ、アクセルセンサ、操舵センサの少なくとも一つを含む、
請求項１又は請求項２に記載の車両状態記録装置。
前記イベント検知手段は、事故検知部、危険走行検知部、ＡＢＳ作動センサの少なくとも一つを含む、
請求項１から請求項３のいずれか一項に記載の車両状態記録装置。