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JP2017149707A - α,α−ジフルオロアセトアルデヒドの製造方法 - Google Patents

α,α−ジフルオロアセトアルデヒドの製造方法 Download PDF

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JP2017149707A
JP2017149707A JP2017006320A JP2017006320A JP2017149707A JP 2017149707 A JP2017149707 A JP 2017149707A JP 2017006320 A JP2017006320 A JP 2017006320A JP 2017006320 A JP2017006320 A JP 2017006320A JP 2017149707 A JP2017149707 A JP 2017149707A
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真人 木村
Masato Kimura
真人 木村
里枝 藤原
Rie Fujiwara
里枝 藤原
一樹 田中
Kazuki Tanaka
一樹 田中
大志 峯崎
Hiroshi Minezaki
大志 峯崎
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Central Glass Co Ltd
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Central Glass Co Ltd
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Abstract

【課題】特殊な設備を必要とせず、工業的に容易に実施できるα,α−ジフルオロアセトアルデヒド類の製造方法を提供する。
【解決手段】式
Figure 2017149707

[R1はアルキル基または置換アルキル基を表す。]
で表されるジフルオロ酢酸エステルを、プロトン性溶媒および塩基の存在下、ヒドリド還元剤としてテトラヒドロホウ酸塩と反応させることを特徴とする、α,α−ジフルオロアセトアルデヒドまたはそれの水和物もしくはヘミアセタールの製造方法。
【選択図】なし

Description

本発明は、α,α−ジフルオロアセトアルデヒドの水和物もしくはヘミアセタールの製造方法に関する。
α,α−ジフルオロアセトアルデヒドの製造方法としては、ジフルオロメチル基を有する原料物質に対する、触媒を用いた還元反応あるいはヒドリド還元剤を用いた還元反応によりα,α−ジフルオロアセトアルデヒドに変換する方法が知られている。触媒を用いた還元反応について、特許文献1にジフルオロ酢酸エステルをルテニウム触媒の存在下、水素ガス(H2)と反応させる方法が開示されている。
一方、ヒドリド還元剤を用いた還元反応について、非特許文献1に無水条件下、−78℃で水素化ジイソブチルアルミニウムを用いてジフルオロ酢酸エチルを還元する方法が、非特許文献2に水素化リチウムアルミニウムを量論的に用いてジフルオロ酢酸エチルを還元する方法が開示されている。
また、関連する技術として、特許文献2においてトリフルオロ酢酸エステルをプロトン性有機溶媒と水の混合溶媒中、水素化ホウ素ナトリウム等のテトラヒドロホウ酸塩と反応させてトリフルオロアセトアルデヒドの水和物又はヘミアセタールを製造する方法が開示されている。また、特許文献3においてトリフルオロ酢酸エステルを非プロトン性有機溶媒中、水の非存在下でテトラヒドロホウ酸塩と反応させてトリフルオロアセトアルデヒドの水和物又はヘミアセタールを製造する方法が開示されている。
しかし、テトラヒドロホウ酸塩を用いてα,α−ジフルオロアセトアルデヒドの水和物又はヘミアセタールを製造する方法はこれまで報告されていない。
国際公開2014−115801号公報 特開平05−170693号公報 特開2006−257027号公報
Journal of Organic Chemistry, 1997, 62(25), p.8826−8833. Journal of Organic Chemistry,1993,58,p.2302−2312.
特許文献1に記載の方法は、目的物であるα,α−ジフルオロアセトアルデヒドを製造する方法として有用な技術であるが、目的物以外に副生物であるβ−ジフルオロエタノールが生成しやすく、高い選択率で目的物を得ることが困難であった。また、非特許文献1に記載の方法は、無水条件下、非常に低い温度で反応が実施され、かつ、高価な還元剤を必要とする為、工業的な製造方法として容易に採用できる技術とは言い難い。
更に、非特許文献1や非特許文献2に記載の方法は、目的物の収率も低く(33%〜60%)、また、後処理が煩雑で廃棄物が多いこと、さらに、前述する過剰還元によるエタノール類の副生もあり、工業的規模で製造する方法として採用し難いものであった。
そこで、低温設備や高圧設備等の特殊な設備を必要とせず、工業的に実施可能な条件でα,α−ジフルオロアセトアルデヒドまたはそれの水和物もしくはヘミアセタール体の製造方法を提供する方法が求められていた(なお、詳細は後述するが、本明細書で、α,α−ジフルオロアセトアルデヒドまたはそれの水和物もしくはヘミアセタール体を単に「α,α−ジフルオロアセトアルデヒド類」と言うことがある)。
本発明者らは、このような現状に鑑み鋭意検討を行った。その結果、ジフルオロ酢酸エステルを、プロトン性溶媒および塩基の存在下、テトラヒドロホウ酸塩と反応させることで、α,α−ジフルオロアセトアルデヒド類を工業的に採用できる条件で効率的に製造できる知見を見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、以下の[発明1]〜[発明12]に記載する発明を提供する。
[発明1]
一般式[1]:
Figure 2017149707
[式中、R1はアルキル基または置換アルキル基を表す。]
で表されるジフルオロ酢酸エステルを、プロトン性溶媒および塩基の存在下、テトラヒドロホウ酸塩と反応させる工程を含む、α,α−ジフルオロアセトアルデヒドまたはそれの水和物もしくはヘミアセタールの製造方法。
[発明2]
α,α−ジフルオロアセトアルデヒドの水和物もしくはヘミアセタールが、一般式[2]:
Figure 2017149707
[式中、R2は水素原子、アルキル基または置換アルキル基を表す。]
で示される、発明1に記載の製造方法。
[発明3]
プロトン性溶媒が水、アルコール類、アンモニア、
第一級もしくは第二級アミン類、
または含窒素芳香族複素環式化合物である、発明1または2に記載の製造方法。
[発明4]
塩基が、アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属の水酸化物、アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属の炭酸塩、アルカリ金属の炭酸水素塩またはアルカリ金属のアルコキシドである、発明1乃至3の何れかに記載の製造方法。
[発明5]
テトラヒドロホウ酸塩が水素化ホウ素ナトリウム(NaBH4)、水素化ホウ素リチウム(LiBH4)または水素化ホウ素カリウム(KBH4)である、発明1乃至4の何れかに記載の製造方法。
[発明6]
テトラヒドロホウ酸塩との反応を、非プロトン性溶媒を共存させずに行う、発明1乃至5の何れかに記載の製造方法。
[発明7]
反応温度を−20℃〜50℃の範囲で行うことを特徴とする、発明1乃至6の何れかに記載の製造方法。
[発明8]
テトラヒドロホウ酸塩の使用量が、ジフルオロ酢酸エステル1モルに対し0.1〜0.4モルである、発明1乃至7の何れかに記載の製造方法。
[発明9]
反応系内に予めテトラヒドロホウ酸塩と塩基、およびプロトン性溶媒を共存させた後、続いてジフルオロ酢酸エステルを系内に添加することにより行う、発明1乃至8の何れかに記載の製造方法。
[発明10]
反応系内に予めジフルオロ酢酸エステルと塩基、およびプロトン性溶媒を共存させた後、続いてテトラヒドロホウ酸塩を系内に添加することにより行う、発明1乃至8の何れかに記載の製造方法。
[発明11]
反応終了後、反応終了液に酸を加えて該反応終了液を酸性または弱塩基性溶液とする工程を更に含む、発明1乃至10の何れかに記載の製造方法。
[発明12]
酸が、塩酸、硫酸、硝酸、酢酸、塩化水素、および臭化水素からなる群より選ばれる少なくとも1種である、発明11に記載の製造方法。
フッ素原子を持つエステル化合物に対する還元反応の例は、以前から多くの方法で知られており、本発明で用いるテトラヒドロホウ酸塩を用いた該還元反応の例に至っては、特許文献1や特許文献2に記載の方法で公知である。しかしながら、フッ素原子の持つ特異的な反応性の影響により、目的物のアルデヒド類の他、同時に副生物(過剰還元されたアルコール体等)が多く生じていたところ、本発明者が上記の条件を採用することにより、目的物の効率的な製造が可能になった。
また、反応における反応試剤の仕込み順や特定の反応条件を採用することで、高い変換率、かつ高い選択率で製造できる知見を得たことは、α,α−ジフルオロアセトアルデヒド類の工業的な製造方法として優位性が高い。
本発明によれば、特殊な設備を必要とせず、工業的に容易に採用できる条件で、α,α−ジフルオロアセトアルデヒドまたはそれの水和物もしくはヘミアセタールを効率的に製造できるという効果を奏する。
以下、本発明を詳細に説明する。本発明の範囲はこれらの説明に拘束されることはなく、以下の例示以外についても、本発明の趣旨を損なわない範囲で適宜変更し実施することができる。なお、本明細書において引用された全ての刊行物、例えば先行技術文献、及び公開公報、特許公報その他の特許文献は、参照として本明細書に組み込まれる。
本発明において、原料として使用するジフルオロ酢酸エステルは前記一般式[1]で表される化合物であり、R1はアルキル基または置換アルキル基を表す。アルキル基(本明細書で言う「アルキル基」は、「非置換のアルキル基」のことを示す)は炭素数1〜10の直鎖状または分枝状のアルキル基及び炭素数が3〜10の環式のアルキル基を示す。例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、n−オクチル基、n−デシル基、シクロプロピル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、アダマンチル基等が挙げられる。置換アルキル基は、前記アルキル基の任意の炭素原子上に、任意の数および任意の組み合わせで、置換基を有する。係る置換基は、フッ素、塩素および臭素等のハロゲン原子、メトキシ基、エトキシ基およびプロポキシ基等の低級アルコキシ基、フルオロメトキシ基、クロロメトキシ基およびブロモメトキシ基等の低級ハロアルコキシ基、シアノ基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基およびプロポキシカルボニル基等の低級アルコキシカルボニル基等である。なお、本明細書において、“低級”とは、炭素数1〜6の、直鎖状もしくは分枝状の鎖式または環式(炭素数3以上の場合)であるものを意味する。中でも、一般式[1]で示されるジフルオロ酢酸エステルのうち、ジフルオロ酢酸メチルまたはジフルオロ酢酸エチルが、大量規模での入手が容易であることから、好ましく用いられる。
本発明において、使用する溶媒としては、プロトン性溶媒を用いる。プロトン性溶媒とは、プロトン(H+)を供与する能力を有する(プロトン供与体として作用しうる)溶媒のことを言う(一方、非プロトン性溶媒とは、プロトンを供与する能力を有さない溶媒のことを言う)。
具体的には水、下記一般式[3]:
Figure 2017149707
[式中、R3は水素原子、アルキル基、置換アルキル基または芳香環を表す。]
で表されるアルコール類、
アンモニア、第一級もしくは第二級アミン類、
または含窒素芳香族複素環式化合物等が挙げられる。
一般式[3]で表されるアルコール類において、R3のアルキル基は炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖もしくは環式(炭素数3以上の場合)のアルキル基を表す。また、R3の置換アルキル基は、前記アルキル基(R3におけるアルキル基)の任意の炭素原子上に、任意の数および任意の組み合わせで置換基を有するアルキル基である。係る置換基は、ハロゲン原子、低級アルコキシ基、低級ハロアルコキシ基、シアノ基、低級アルコキシカルボニル基等である。具体的には、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、フルオロメトキシ基、クロロメトキシ基、ブロモメトキシ基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基およびプロポキシカルボニル基等が挙げられる。また、R3における芳香環としては、具体的にベンゼン環、フラン環、チオフェン環、ピリジン環等が挙げられる。
一般式[3]のアルコール類の具体的な化合物はメタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、tert−ブタノール、ベンジルアルコール等が挙げられるが、これらのうち、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノールが好ましく、メタノール、エタノールが収率、後処理の点で好ましい。
アンモニアは無水アンモニアの状態でも、またはアンモニア水の状態でも良い。
第一級及び第二級アミン類の具体的な化合物は、メチルアミン、エチルアミン、イソプロピルアミン、n−ブチルアミン、ジエチルアミン及びジプロピルアミン等である。
含窒素芳香族複素環式化合物の具体的な化合物は、ピリジン、2,4,6−トリメチルピリジン、4−ジメチルアミノピリジン、ルチジン、ピリミジン、ピリダジン、ピラジン、オキサゾール、イソオキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、イミダゾール、1,2−ジメチルイミダゾール、3−(ジメチルアミノ)プロピルイミダゾール、ピラゾール,フラザン、ピラジン、キノリン、イソキノリン等である。
本発明で用いるプロトン性溶媒のうち、水、アルコール類、アンモニアが良く、水、アルコール類がより好ましい。また、これら溶媒は単独または混合して用いてもよい。
なお、プロトン性溶媒として挙げた上述した化合物のうち、第一級及び第二級アミン、並びに含窒素芳香族複素環式化合物については、プロトン性溶媒としての機能の他、塩基(詳細は後述する)としての機能をも兼ねる為、この場合は、別途塩基を加える必要は必ずしもない。すなわち、これらの化合物を用いた実施態様(例えば実施例3参照)は、本発明における「プロトン性溶媒及び塩基の存在下」の条件を達成しているのと実質的に同じ態様として取り扱う。
なお、本発明で開示するヒドリド還元反応をは非プロトン性溶媒を用いて反応を行った場合、目的物の収率が極めて低下する(後述の比較例3参照)。非プロトン性溶媒を共存させずに、プロトン性溶媒を用いることで高変換率かつ高選択率でα,α−ジフルオロアセトアルデヒド類を製造できる。なお、本明細書において、ここで言う「非プロトン性溶媒を共存させずに」とは、実質的に非プロトン性溶媒を系内に存在させない条件のことを指し、具体的には、一般式[1]で表されるジフルオロ酢酸エステル1モルに対して、非プロトン性溶媒が0.05L以下、好ましくは0.01L以下の量であり、さらに好ましくは0.005L以下の量である。この溶媒を積極的に系内に加えないという実施態様は、「非プロトン性溶媒を共存させない」という条件を達成する上で、極めて好ましい。
なお、本発明において、プロトン性溶媒を用いて反応を行うにあたり、非プロトン性溶媒を、少なくとも溶媒全体の質量に対して10モル%以上、反応系に共存させた場合、反応系全体が非プロトン性溶媒の影響を受け、反応の変換率及び選択率が低下する(後述の比較例2、比較例4)。従って、この条件を採用する場合、本発明のジフルオロ酢酸エステルに対するヒドリド還元反応は、先に述べた「非プロトン性溶媒を用いた反応」と実質的に同じ態様として取り扱う。
その一方、プロトン性溶媒を用いて反応を行うにあたり、非プロトン性溶媒を、少なくとも溶媒全体の質量に対して10モル%未満加えたとしても、反応系全体は非プロトン性溶媒の影響は実質的に受けない為(当然、前述した「非プロトン性溶媒を共存させない」という実施態様が極めて好ましい)、この場合、本発明のジフルオロ酢酸エステルに対するヒドリド還元反応は、「プロトン性溶媒を用いた反応」として、本発明の範囲に含まれる実施態様として扱う。
従って、本発明における好ましい態様としては、プロトン性溶媒を用いる場合、前述した「非プロトン性溶媒を共存させない」条件を採用するか、または、プロトン性溶媒に対し、非プロトン性溶媒を、少なくとも溶媒全体の質量に対して10モル%未満にする条件を採用することが好ましい。
本発明におけるプロトン性溶媒の添加方法は、仕込み時に一括で加えても良く、一方、反応の進行を見計らいながら逐次加えても良く、特に制限はない。
本発明におけるプロトン性溶媒の使用量については、特に制限はない。ジフルオロ酢酸エステル1モルに対して通常、0.1L(リットル)以上を用いれば良いが、0.1〜2Lが好ましく、特に0.5〜1.5Lがより好ましい。
本発明で使用するテトラヒドロホウ酸塩としては、例えば、水素化ホウ素リチウム、水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素カリウム、水素化ホウ素カルシウム、水素化ホウ素亜鉛等が挙げられる。これらのうち、水素化ホウ素リチウム、水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素カリウムが入手の容易さ等の点で好ましく、水素化ホウ素ナトリウムが特に好ましい。
テトラヒドロホウ酸塩の使用量は、ジフルオロ酢酸エステル1モルに対して0.1〜0.4モル、より好ましくは、0.2〜0.3モルである。テトラヒドロホウ酸塩の使用量が0.1モル未満の場合は反応の転化率が十分でなく、一方、0.4モルを超えると副反応の過還元が増大し、目的物の収率が大きく低下することがある。
本発明で使用する塩基としては無機塩基または有機塩基が挙げられる。無機塩基としては、アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属の水酸化物、アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属の炭酸塩、アルカリ金属の炭酸水素塩及びアルカリ金属のアルコキシド等が挙げられる。具体的には水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、水酸化カルシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウム、炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素リチウム、リチウムメトキシド、ナトリウムメトキシド、カリウムメトキシド、リチウムエトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムエトキシド、リチウムイソプロポキシド、ナトリウムイソプロポキシド、カリウムイソプロポキシド、リチウムtert−ブトキシド、ナトリウムtert−ブトキシド及びカリウムtert−ブトキシド等が挙げられる。
一方、有機塩基としては、第一級アミン、第二級アミン、第三級アミン、含窒素芳香族複素環式化合物等が挙げられる。これらの有機塩基のうち、第一級アミン、第二級アミン、含窒素芳香族複素環式化合物の具体的な化合物は、前述したプロトン性溶媒のそれと同じものが挙げられる。第三級アミンの具体的な化合物は、トリメチルアミン、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、トリ−n−プロピルアミン、トリイソプロピルアミン、トリ−n−ブチルアミン、トリオクチルアミン、トリデシルアミン、トリフェニルアミン、トリベンジルアミン等が挙げられる。
これらの塩基のうち、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物、アルカリ金属のアルコキシドが好ましく、アルカリ金属のアルコキシドが特に好ましい。なお、後処理、精製の面を考慮すると、アルカリ金属のアルコキシドのうち、ナトリウムメトキシドまたはナトリウムエトキシドが極めて好ましい。
ここで、前記有機塩基のうち、第一級アミン、第二級アミン及び含窒素芳香族複素環式化合物については、前述したように、プロトン性溶媒としての機能も兼ねる為、これらの有機塩基も好適に用いることができる(後述の実施例3参照)。
なお、本発明で用いる塩基は、単独または混合して用いることができる。
塩基の使用量は、通常、ジフルオロ酢酸エステル1モルに対し通常0.5〜10モルであり、好ましくは1〜3モルである。塩基が0.5モル未満の場合、β−ジフルオロエタノールが過剰に生成し、一方、10モルを超えると、反応終了後の目的物の精製時に廃棄物量が過大となる問題がある。
α,α−ジフルオロアセトアルデヒドは、強力な電子求引基が直結したアルデヒドであるため、該アルデヒドの水和体またはヘミアセタール等の安定な等価体として得られる場合が多い(当然、場合によってはアルデヒドの形で得ることもできる)。例えば、本発明では、ここで言う「水和体またはヘミアセタール体」として、前記一般式[2]で示される化合物が、α,α−ジフルオロアルデヒドの等価体として得られる。本発明においては、上記等価体はもちろん、アルデヒドそれ自身の重合体やこれらの構造的特徴が組み合わさった化合物等が生成した場合も、本願請求項に係る発明に含まれるものとして扱う。なお、ヘミアセタール体(一般式[2]で示される化合物に対応)を構成するアルコールは、塩基として用いたアルカリ金属のアルコキシドや反応溶媒として用いたアルコール、および原料基質のエステル部位(一般式[1]で示されるジフルオロ酢酸エステルのR1)等に由来する。
本発明の反応温度は特に限定されず、−20〜50℃の範囲で適宜選択することができる。反応を開始する直後は、やや温度を低く設定し(10℃以下)、反応が安定した後、15℃〜40℃の範囲で反応を行うことが好ましい。反応温度が−20℃未満の場合は、反応速度が十分でなく、反応温度が50℃を超えると、副反応が増大する等の不具合を生じることがある。
また、反応方法としては特に限定されるものではないが、(1)反応系内に予めテトラヒドロホウ酸塩と塩基、およびプロトン性溶媒を共存させた後、続いてジフルオロ酢酸エステルを系内に添加する方法、(2)反応系内に予めジフルオロ酢酸エステルと塩基、およびプロトン性溶媒を共存させた後、続いてテトラヒドロホウ酸塩を系内に添加する方法、(3)反応系内に予め塩基とプロトン性溶媒を仕込んだ後、テトラヒドロホウ酸塩とジフルオロ酢酸エステルを同時に加える方法、(4)反応系内に予めテトラヒドロホウ酸塩、ジフルオロ酢酸エステルおよびプロトン性溶媒を共存させた後、塩基(適宜プロトン性溶媒との溶液として添加する)を添加する方法のいずれの方法を用いても良い。これらのうち、操作の容易さや収率の点で(1)または(2)の方法が好適である。
中でも、(1)の方法が、高い変換率並びに高い選択率でもって目的物を製造することができることからも(後述の実施例1〜実施例4)、この方法は特に好ましい態様の一つである。
本反応の反応時間は特に限定されないが、ガスクロマトグラフィー、核磁気共鳴(NMR)等の分析機器を用いて、出発原料であるジフルオロ酢酸エステルの減少が殆ど確認できなくなった時点を反応の終点とすることが好ましい。
本発明の製造方法は、例えば、窒素、アルゴン等の不活性ガスの雰囲気下で行うことができる。反応器は、塩基と溶媒、また中和に用いる酸に対する耐食性を有する材質で作られれば良く、ステンレス鋼、ポリエチレン等の、化学工業において一般的な材質を用いることが可能である。
なお、本発明における反応において、好ましい反応条件を述べる。
一般式[1]で表されるジフルオロ酢酸エステルとしてジフルオロ酢酸エチル、プロトン性溶媒としてエタノール、塩基としてナトリウムエトキシド(エタノール溶液として)、テトラヒドロホウ酸塩として水素化ホウ素ナトリウムを用い、反応系内に予め水素化ホウ素ナトリウムとナトリウムエトキシド、およびエタノールを共存させた後、続いてジフルオロ酢酸エチルを10℃以下の温度で系内に添加し、添加後、40℃以下の温度で反応させることで高い変換率で、かつ高い選択率で目的物を製造することができる(後述の実施例参照)。
反応後の溶液は、目的物であるα,α−ジフルオロアセトアルデヒド類の他、未反応のテトラヒドロホウ酸塩等の無機物を含む塩基性(概ねpH8以上)の溶液になっている。未反応のテトラヒドロホウ酸塩を処理したり、また、反応液を中和することを目的として、反応終了液に対し塩酸、硫酸、硝酸等の鉱酸、酢酸等の有機酸、塩化水素、臭化水素等の無機酸を加えて概ねpH0〜8の、酸性〜弱塩基性の範囲まで調整した後、精製操作を行うことが好ましい。なお、これらの酸は単独または混合して用いることができる。これらの酸の使用量は、塩基に対し、通常0.5〜10倍モルである。
反応終了後の反応液を単に無機物をろ別等で除去し、その後、塩基性の状態のままで蒸留操作を行うと、反応液が塩基性であることから、目的物が分解する場合があるため、反応終了液に対し酸を加える態様は特に好ましい方法の一つである。
反応終了後の反応液に対して酸を加えて酸性溶液とした後、無機物等をろ過により除去し、次いで蒸留精製を行うことにより、α,α−ジフルオロアセトアルデヒドまたはそれの水和物もしくはヘミアセタールを取り出すことができる。蒸留精製は大気圧でも減圧でも良いが、通常大気圧下で行われる。また、蒸留はpHを0〜8の、酸性〜弱塩基性条件にて行なうことが好ましい。pH10以上の強塩基性条件で蒸留を行なうとα,α−ジフルオロアセトアルデヒド類の分解を生じる場合があり好ましくない。
[実施例]
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。ここで、生成物の定量(組成比や収率)については、反応混合液を核磁気共鳴分析装置(NMR)によって測定して得られた組成の「モル%」を基に算出した。
100mlガラス製四つ口フラスコに、水素化ホウ素ナトリウム0.55g(15mmol)とナトリウムエトキシド20%エタノール溶液20.02g(59mmol)とを、エタノール21ml(356mmol)に溶解させて加え、ジフルオロ酢酸エチル7.29g(59mmol)を1.5時間にわたって滴下した。反応混合液の温度を10℃以下に維持して1時間撹拌し、その後、20℃に昇温して15時間攪拌した。次に、酢酸9.2g(153mmol)を加えてpHを6に調節し、反応液を19F−NMRで分析したところ、変換率93%、選択率91%でα,α−ジフルオロアセトアルデヒドを85mol%、β−ジフルオロエタノールを8mol%の収率で得たことを確認した。
100mlガラス製四つ口フラスコに、水素化ホウ素ナトリウム0.56g(15mol)とナトリウムエトキシド20%エタノール溶液20.02g(59mol)とを、エタノール21ml(356mol)に溶解させて加え、その後、ジフルオロ酢酸エチル7.28g(59mol)を反応混合液の温度を10℃以下の温度に維持して0.5時間にわたって滴下した。その後、20℃に昇温して1時間攪拌した。次に、35%塩酸11.8g(113mol)を加えてpHを2に調節した。反応液を19F−NMRで分析したところ、変換率88%、選択率87%でα,α−ジフルオロアセトアルデヒドを77mol%、β−ジフルオロエタノールを11mol%の収率で得た。
100mlガラス製四つ口フラスコに、水素化ホウ素ナトリウム0.56g(15mmol)をジエチルアミン12.6g(172mmol)に溶解させて加え、溶液中にジフルオロ酢酸エチル7.30g(59mmol)を15分間にわたって内温10℃以下で滴下した。その後2時間撹拌した。次に、酢酸15.3g(255mmol)を加えてpHを6に調節し、反応液を19F−NMRで分析したところ、変換率92%、選択率84%でα,α−ジフルオロアセトアルデヒドを77mol%、β−ジフルオロエタノールを13mol%の収率で得た。
100mlガラス製四つ口フラスコに、水素化ホウ素ナトリウム0.55g(15mmol)とナトリウムエトキシド20%エタノール溶液20.02g(59mmol)とをベンジルアルコール21ml(202mmol)に溶解させて加え、ジフルオロ酢酸エチル7.29g(59mmol)を1.5時間にわたって滴下した。反応混合液の温度を10℃以下の温度に維持して1時間撹拌し、その後、20℃に昇温して15時間攪拌した。次に、酢酸9.02g(150mmol)を加えてpHを6に調節した。反応液を19F−NMRで分析したところ、変換率83%、選択率63%でα,α−ジフルオロアセトアルデヒドを52mol%、β−ジフルオロエタノールを31mol%の収率で得たことを確認した。
[比較例1]
100mlガラス製四つ口フラスコに、水素化ホウ素ナトリウム0.55g(15mmol)をエタノール21ml(356mmol)に溶解させて加え、ジフルオロ酢酸エチル7.28g(59mmol)を1.5時間にわたって滴下し、その後、反応混合液の温度を10℃以下の温度に維持して3時間撹拌した。次に、酢酸9.03g(150mmol)を加えてpHを6に調節した。反応液を19F−NMRで分析したところ、変換率47%、選択率5%でα,α−ジフルオロアセトアルデヒドを2mol%、β−ジフルオロエタノールを45mol%の収率で得た。
上記の結果より、塩基を添加しないことで、α,α−ジフルオロアセトアルデヒドの選択率が大幅に低下することがわかる。
[比較例2]
100mlガラス製四つ口フラスコに、水素化ホウ素ナトリウム0.55g(15mmol)とナトリウムエトキシド20%エタノール溶液20.02g(59mmol)とをメチルt−ブチルエーテル21ml(176mmol)に溶解させて加え、ジフルオロ酢酸エチル7.28g(59mmol)を1.5時間にわたって滴下し、その後、反応混合液の温度を10℃以下の温度に維持して3時間撹拌した。次に、酢酸8.89g(148mmol)を加えてpHを6に調節した。反応液を19F−NMRで分析したところ、変換率4%、選択率78%でα,α−ジフルオロアセトアルデヒドを3mol%、β−ジフル
オロエタノールを1mol%の収率で得た。
[比較例3]
100mlガラス製四つ口フラスコに、水素化ホウ素ナトリウム0.56g(15mmol)をテトラヒドロフラン10ml(123mmol)に溶解させて加え、溶液中にジフルオロ酢酸エチル7.30g(59mmol)を15分間にわたって内温10℃以下で滴下した。反応混合液の温度を10℃以下の温度に維持しながらトリエチルアミン10.8g(108mmol)を10分間かけて滴下した。その後2時間撹拌した。次に、酢酸14.4g(240mmol)を加えてpHを5に調節し、反応液を19F−NMRで分析したところ、変換率23%、選択率71%でα,α−ジフルオロアセトアルデヒドを16mol%、β−ジフルオロエタノールを5mol%の収率で得た。
上記の結果より、非プロトン性溶媒を用いることで、α,α−ジフルオロアセトアルデヒドへの反応変換率が大幅に低下することがわかる。
[比較例4]
100mlガラス製四つ口フラスコに、水素化ホウ素ナトリウム0.56g(15mmol)をテトラヒドロフラン23ml(284mmol)に溶解させて加え、溶液中にジフルオロ酢酸エチル7.30g(59mmol)を15分間にわたって内温10℃以下で滴下した。反応混合液の温度を10℃以下の温度に維持しながら炭酸カリウム35%水溶液23.3g(59mmol)を20分間かけて滴下した。その後2時間撹拌した。次に、35%塩酸11.0g(106mmol)を加えてpHを3に調節した。反応液を19F−NMRで分析したところ、変換率66%、選択率45%でα,α−ジフルオロアセトアルデヒドを30mol%、β−ジフルオロエタノールを36mol%の収率で得た。
本発明の製造方法で得られるα,α−ジフルオロアセトアルデヒドまたはそれの水和物もしくはヘミアセタール体は、医農薬及び機能性材料などの中間体として利用できる。

Claims (12)

  1. 一般式[1]:
    Figure 2017149707
    [式中、R1はアルキル基または置換アルキル基を表す。]
    で表されるジフルオロ酢酸エステルを、プロトン性溶媒および塩基の存在下、テトラヒドロホウ酸塩と反応させる工程を含む、α,α−ジフルオロアセトアルデヒドまたはそれの水和物もしくはヘミアセタールの製造方法。
  2. α,α−ジフルオロアセトアルデヒドの水和物もしくはヘミアセタールが、一般式[2]:
    Figure 2017149707
    [式中、R2は水素原子、アルキル基または置換アルキル基を表す。]
    で示される、請求項1に記載の製造方法。
  3. プロトン性溶媒が水、アルコール類、アンモニア、
    第一級もしくは第二級アミン類、
    または含窒素芳香族複素環式化合物である、請求項1または2に記載の製造方法。
  4. 塩基が、アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属の水酸化物、アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属の炭酸塩、アルカリ金属の炭酸水素塩またはアルカリ金属のアルコキシドである、請求項1乃至3の何れかに記載の製造方法。
  5. テトラヒドロホウ酸塩が水素化ホウ素ナトリウム(NaBH4)、水素化ホウ素リチウム(LiBH4)または水素化ホウ素カリウム(KBH4)である、請求項1乃至4の何れかに記載の製造方法。
  6. テトラヒドロホウ酸塩との反応を、非プロトン性溶媒を共存させずに行う、請求項1乃至5の何れかに記載の製造方法。
  7. 反応温度を−20℃〜50℃の範囲で行うことを特徴とする、請求項1乃至6の何れかに記載の製造方法。
  8. テトラヒドロホウ酸塩の使用量が、ジフルオロ酢酸エステル1モルに対し0.1〜0.4モルである、請求項1乃至7の何れかに記載の製造方法。
  9. 反応系内に予めテトラヒドロホウ酸塩と塩基、およびプロトン性溶媒を共存させた後、続いてジフルオロ酢酸エステルを系内に添加することにより行う、請求項1乃至8の何れかに記載の製造方法。
  10. 反応系内に予めジフルオロ酢酸エステルと塩基、およびプロトン性溶媒を共存させた後、続いてテトラヒドロホウ酸塩を系内に添加することにより行う、請求項1乃至8の何れかに記載の製造方法。
  11. 反応終了後、反応終了液に酸を加えて該反応終了液を酸性または弱塩基性溶液とする工程を更に含む、請求項1乃至10の何れかに記載の製造方法。
  12. 酸が、塩酸、硫酸、硝酸、酢酸、塩化水素、および臭化水素からなる群より選ばれる少なくとも1種である、請求項11に記載の製造方法。
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